第5学年3組 体育科学習指導案

第5学年3組
体育科学習指導案
平成 24 年2月 15 日 (水) 5 校時 アリーナ
男
子
18 名
指 導 者
1
単元名
2
運動の特性
教 諭
女 子
18 名
大 久 保
「ゴールを目指せ!」バスケットボール(ゴール型)
(1)一般的特性
2つのチームが入り交じってボールを奪い合い、パスやドリブルを使って相手をかわし
てボールをゴールの近くまで運び、シュートして得点を競い合う運動である。ルールの
工夫や攻め方・守り方などの戦術の工夫によって、ゲームを楽しむ運動である。
(2)児童から見た特性
○パスやドリブルでボールをつなぎ、シュートを決めることが楽しい運動である。
○みんなで協力して得点し、勝つと楽しい運動である。
○友達と教え合ったり、励まし合ったりして練習すると楽しい運動である。
●パスがもらえなかったり、シュートが入らなかったりするとつまらない運動である。
●強いパスやリバウンドボールが顔や体に当たると恐怖心から楽しめない運動である。
3
児童の実態
学級集団意識調査
(1)一般的な児童の実態
本学級の児童はよく外遊びをする
児童が、中には声かけをしないと外
遊びをしない児童もいる。そのため
全員で遊ぶ日を設けたり、体育の授
業に関する練習を特別に行うなどし
たりして、外で遊ぶことの興味を喚
起してきた。
単元前に実施した学級集団意識調
査(12月20日実施)では、
「人間関係」
「学習意欲」
「活動性」
「雰囲気」の項目を3点
満点の集計で行ったところ、クラスの雰囲気と活動性に良い結果が出た。普段の生活や学
習において、みんなで明るく過ごせるように、係や学級活動において、集団で遊んだり、
学んだりできる場面を多く設けていることが、この結果に繋がっていると考えられる。一
方で、学習意欲が低い結果となっている。本学級の児童は、学習に対して意欲的な児童と
そうでない児童の二極化が見られることから、この結果になったと考えられる。
73
真 吾
(2)体育の授業に関する児童の実態
体育に関する意識調査(診断的授業評価
診断的学習評価
12月20日実施)をしたところ、
「協力」
の項目で高い数値が見られた。これは行事
などを通して協力することの大切さを学ん
できたことに対する結果と考えられる。
しかし、技能面に関しては低い数値が見
られた。持久走大会や、徒競争など、順位
がつくものに関して、より上位でなければ
自分は劣っているという声を学級でよく耳
にすることがある。そのため順位を競って
いくのではなく、できる喜びを多く味わわ
せていく必要があることが考えられる。
ここで、本年度の新体力テストの結果と埼玉県体力標準値を比較してみる。
握力
上体起こし
長座体前屈
反復横とび
20M シャトルラン
50M 走
立ち幅跳び
ボール投げ
クラス平均(6月)
17.67
23.44
38.89
48
65.06
9.04
167.5
22.83
クラス平均(11 月)
18.11
25.56
39.67
48.39
69.06
8.81
168.5
22.85
埼玉県体力標準値
17.20
19.95
34.11
42.50
52.09
9.35
157.05
24.99
○
○
○
○
○
○
▼
男
子
比
較
○
女
子
握力
上体起こし
長座体前屈
反復横とび
20M シャトルラン
50M 走
立ち幅跳び
ボール投げ
クラス平均(6月)
16.27
20.83
36
43
51
9.15
156.11
11.33
クラス平均(11 月)
17.11
22.33
39.67
45.78
56.67
9.14
157.23
11.94
埼玉県体力標準値
16.53
18.19
37.46
40.42
42.25
9.56
150.48
15.08
○
○
○
○
○
○
○
▼
比
較
以上の結果から、男女共に投力に課題が残った。
また、本校は校舎建て替えに伴い,3年間体育的施設が使えなかったことや,地域に思い切りボ
ールを投げたり蹴ったりできる広場や公園が少ないことから,投げる・蹴るという運動に関して経
験が少ない児童が多い。反面,スポーツ少年団等の地域スポーツも盛んで野球やサッカーなどのス
ポーツを習っている児童もいる。それによって体力数値の2極化が見られた。
投力の課題を克服するために、学校で取り組んでいる「高砂フレンドパーク」でのロケットボール
を広め、遊びの一環として取り組ませたり、T ボールの授業で、投力が低い児童でもより遠くへ飛ば
せることのできるボールを開発したりして投力アップに取り組んでいるところである。
74
(3)本教材に関わる児童の実態
本教材を行うにあたり、児童の実態をつかむためにアンケートを行った。
①
バスケットボールは楽しいですか。
②
①で「はい」と答えた理由
児童は主にシュートを
決めた時が楽しいと感
じている。
①で「いいえ」と答えた理由
③
はい 31人
いいえ 5人
・シュートが決まると楽しい
21人
・ボールを使った運動が好き
3人
・単純に楽しい
3人
・パス回しが楽しい
1人
・体をたくさん動かすことができる
1人
・技能が高まったことが実感できる
1人
・ドリブルで相手をかわすと楽しい
1人
・ドリブルやシュートが上手にできない
4人
・ボールが回ってこない
1人
バスケットボールで、できるようになりたいこ ・シュート
とは何ですか。
・ドリブル
8人
・ボール操作
3人
・パス
2人
・守備
1人
・パスがもらえるようになりたい
1人
チームが勝つために、より多く点を取るにはど ・チームが協力し、一丸となる。
20人
児童は主にシュートを
決められるようになり
たいと願っている。
④
22人
うしたらよいだろうか。
チームみんなで協力し、
パスを回すことが勝利に
近付けるとわかっている。
・パスを多く回す
11人
・連携を良くする
1人
・ポジションを決める
1人
・作戦を決める
1人
・守備をよくする
1人
・まず自分が努力する
1人
アンケート結果から、本学級の児童はバスケットボールの運動を好んでいる児童が多いことがわか
る。その理由として、
「シュートが入ると楽しい」
「シュートが入るようになりたい」と答えている児
童が最も多く、シュートが入る快感を覚えている児童が多い。よって、シュートにつながるための動
きや作戦の指導を重点的に行っていくことで、シュートの機会を増やし、よりシュートが入るように
していく。
バスケットボールを好んでいない児童に関しては、主にボールに慣れていないため、自分の思うよ
うなプレイができないと感じているということが考えられる。これらの児童には、より多くボールに
触られるようアウトナンバーの動きを指導したり、技能面に関して多く声かけをしたりして支援して
いく。
さらに、チームで協力することが不可欠であると感じている児童が多く、チームで声をかけ合い、
教え合いながら学習を深めていくことでチームワークを高めていく。そこから作戦を立てたり、役
割を決めたりするといったことを指導していく。
75
4
教師の指導観
学校教育目標
あかるく かしこく たくましく
本校の研究主題
勢いと潤いのある児童の育成」
-確かな技能の習得と健康の増進・体力の向上を目指して-
めざす児童像
『勢い』のある児童・・・意欲的に運動する児童
『潤い』のある児童・・・仲間と学び合う児童
(1)
『勢い』のある児童
高学年のめざす児童像は「自ら課題に向かって運動する児童」である。本校は新校舎建設のため、
本学年が1・2・3年生時に十分な運動ができず、運動経験の積み上げが少ない。そこで本単元では、
身につけさせる学習内容を重点化し、動きのポイント等を明確に示すことで個々の課題を明らかにし
ていく。
また、集合・整列・準備等の体育時のきまりを徹底することで学習規律を確立し、学習への従事時
間・運動量を十分に確保するとともに、一人ひとりがボールに関わる機会を増やしてボールに慣れる
ことで、運動が苦手な児童も力いっぱい運動に取り組めるようにし、勢いのある児童を育成する。そ
の結果として体力の向上を図っていく。
(2)『潤い』のある児童
高学年のめざす児童像は「教え合い、互いに高め合う児童」である。学び合いを行わせるために、
異質グループで学習を行い、兄弟チームを作り、教え合い、助け合いができるようにしていく。
また、動きのポイントを理解させ、自分ができなくても友達にアドバイスできるようにし、互いに
教え合って高め合う力を育成していく。
(3)研究の仮説と手立て
<仮説1>
身につけさせる学習内容を明確にし、個々の課題にあった学習を展開すれば、意欲的に運動すること
ができるだろう。
<『勢い』に対する具体的な手立て>
①学習内容の重点化
すべての児童に身につけさせる動きとして、
「シュートにつながるように、ボールを受けるこ
とのできる場所に動く」ことに学習内容を重点化し、どの子も同じ目標に向かって練習できる
ようにしていく。
②教材・ルールの工夫
学習内容を習得するために、児童の実態に応じたルールや、より簡易化されたゲームを行う
ことで、どの児童も「わかる→できる」につなげていけるようにしていく。また、1チーム原
則として4~5人で構成し、攻撃の時は3人、守備の時は2人がコート内にいるようにするこ
76
とで、状況判断を易しくしていく。守備については、攻撃側を優位にするため、ボールを持っ
ている人に対しての守り方を制限する。さらに、毎時間必ずボールに触る機会を保証すること
で、みんなで技能を高めていくことができるようにする。
③学習資料の工夫
掲示物ではパス、ドリブル、シュートなど基本的な動きのポイントが分かるようにする。ま
た学習資料として作戦の例を示したものを用意することで、シュートにいくまでの基本的な動
きを知り、作戦の一助とする。
学習カードでは、次時のめあての選択肢を設けることで、チームや個人のめあてを立てやす
くする。
<『潤い』具体的な手立て>
①かかわり合いを高めるグループ学習
兄弟チームをつくり、互いに見合うことでかかわり合いを深め、教え合いや認め合いができ
るようにする。また、動きのポイントを掲示し、理解することで、自分ができなくても友達に
アドバイスができるようにする。
②個・グループに応じためあての設定
一人ひとりの実態に合っためあてをもたせるため、学習過程や活動内容、動きの明確なポイ
ント等を掲示物や学習カードで示すことで、毎時間何をしたらよいかを明確にし、個人・グル
ープのめあてを立てやすくする。
(4)
「教育に関する3つの達成目標」との関わり
(健康体力向上)たかさご体操で継続的に体の身のこなしを培い、結果として体力向上を図る。
(規律ある生活)授業を通して約束やきまりを守り、礼儀正しく人に接することができるように
する。
(基礎学力)
グループ学習を通して教え合い、課題解決ができるようにする。
77
5
単元の目標
(1)ルールを守りチームで協力して運動したり、場や用具の安全に気をつけて準備や片づけをした
りすることができるようにする。
(関心・意欲・態度)
(2)ボールをもらうための動きを知り、パスをもらいやすいように動きを工夫しながら、チームの
特徴に応じて攻め方の作戦を立てることができるようにする。(思考・判断)
(3)ボール操作やボールを受けるための動きをできるようにする。(技能)
6
単元の評価規準
関心・意欲・態度
思考・判断
運動の技能
①場や用具の安全に気をつけ、友 ①シュートにいくために、自分達 ①パスやシュートなど、基本的な
達と協力して運動しようとす
に合った作戦を立てることが
ボール操作ができる。
る。
できる。
②ゴールの近くでパスをもらい
②進んで練習やゲームに取り組
シュートをすることができる。
み、勝敗に対して公正な態度を
とろうとする。
7
単元の計画
(1)ボール運動の取り上げ方
ゴール
型
運動\学年
第3学年
第4学年
第5学年
第6学年
ネット型
10
8
―
7
手を使ったゴール型ゲーム
―
10
9
7
足を使ったゴール型ゲーム
―
10
―
9
陣地を取りあうゴール型ゲーム
10
―
7
―
8
―
7
―
ベースボール型
(2)学習過程(9時間扱い)
時間
1
2
3
4
5
6
7
⑧
9
集合・整列・あいさつ・健康観察・たかさご体操・用具の準備
慣れの運動
慣れの
運動
10
タスクゲーム①(サークルゲーム)
を回してゲームを楽しもう。
オリエンテ
ーション①
30
タスク
ゲーム①
タスクゲーム②(ラインゲーム)
ーション②
シュートを決めるためにパス
20
オリエンテ
試合(ハーフコート3対2)
パスがもらえる
場所に動こう
フリーの味方を見
つけてパスをしよ
う。
作戦を実行し、勝利を目指して
ゲームを楽しもう。
タスク
ゲーム②
ど の よ
う な 役
割 が あ
る か を
知ろう。
試合(ハーフコート3対2)
役割を
決 め て
ゲ ー ム
を 行 お
う。
40
片付け・学習のまとめ・整理運動・あいさつ
78
自分達に合った
作戦を選んで実
行しよう。
(3)評価計画
時
重点観点
学習活動における具体の評価規準
評価の場面
1
関・意・態① ・学習の見通しをもち、場や用具の安全に気をつけ、 ・オリエンテー
運動しようとしている。
2
技①
ション
・パスやシュートなど、基本的なボール操作ができ
る。
3
関・意・態②
・進んで練習やゲームに取り組み、勝敗に対して公
技①
・パスやシュートなど、基本的なボール操作ができ
技②
観察
・タスクゲーム
学習カード
・試合
観察
・ゴールの近くでパスをもらいシュートをすること
・タスクゲーム
観察
・試合
学習カード
・試合
観察
ができる。
6
関・意・態①
学習カード
・場や用具の安全に気をつけ、運動しようとしてい
・タスクゲーム
る。
7
思・判①
観察
学習カード
・チームとしての役割を決め、試合に生かすことが
できる。
関・意・態②
学習カード
学習カード
る。
5
観察
・慣れの運動
正な態度をとろうとする。
4
評価方法
・タスクゲーム
観察
・試合
学習カード
・試合
観察
・進んで練習やゲームに取り組み、勝敗に対して公
正な態度をとろうとする。
8
思・判①
・シュートにいくために、自分達に合った作戦を立
てることができる。
9
技②
学習カード
・ゴールの近くでパスをもらいシュートをすること
・試合
ができる。
観察
学習カード
(4)学習と指導・評価
段階
学習のねらい・活動
指導・評価(指導○評価規準◆)
1 学習のねらいを理解し,学習の進め
○学習のねらい(教師の願い)と単元の流
方について見通しを持つ。
れ,1単位時間の進め方,学習規律につ
・学習のねらい
いて資料等を用いて理解させる。
は
・授業の流れ
じ
・学習規律の確認
め
・学習カードの記録と活用方法
45
○学習カードの記録の仕方や掲示物への
記入の仕方について指導する。
・資料の活用方法
分
・ゲームの流れ、チームカルテ作成
×
1
2
慣れの運動やタスクゲームの方法、 ○効果的な慣れの運動とそのねらいを理
試合の行い方を知る。
解させ、基礎感覚を十分に養えるように
する。
79
評価方法
3
試しのタスクゲームやハーフコー
◆学習の見通しをもち、場や用具の安
トの試合を行う。
全に気をつけ、運動しようとしてい
観察
カード
る。【関・意・態】
シュートを決めるためにパスを回してゲームを楽しもう
○素早く集合させ,挨拶や返事の大きい児
1 集合・整列・挨拶・健康観察・準備
童,学習規律がきちんとしている児童を
体操をする。
褒め,本時への意欲づけをする。
○確実に技能が身につくようにポイント
2 慣れの運動をする。
を理解させ、チーム内で声をかけ合うよ
う助言する。
第2時 パスがもらえる場所に動こう
な
か
①
45
分
3 タスクゲーム①をする。
①4つのゾーンのどれかに攻撃側の選手(○)が入って、そこでパスがもらえれば得点とな
る。また、得点はゴールに近いゾーンでもらえれば3点、それ以外の場所であれば1点と
する。
×
②四角形の中には3秒以上いられない。
1
③チームの内でローテーションをして行う。(3アウトでローテーションを行う。)
④1分×4のゲーム
⑤守備側は保持しているボールをとることができない(1m以内に近づかない)
○兄弟チームで取り組ませる。
○サークルの中に直接入ってもらうだけ
3
でなく、中継プレーを強調して、つなぎ カード
3
の意識を持たせる。
◆パスやシュートなど、基本的なボー
ル操作ができる。【技能】
1
1
1 集合・整列・挨拶・健康観察・準備
体操・慣れの運動をする。
○確実に技能が身につくようにポイント
を理解させ、チーム内で声をかけ合うよ
う助言する。
第3時
パスがもらえる場所に動こう
観察
第4・5時
フリーの味方を見つけてパスをしよう
80
な
2 タスクゲーム①をする。
か
○本時の課題を意識して行うよう助言す
る。
②
○前時に学習したことを想起しながら行
45
わせる。
分
作戦を実行し勝利を目指してゲームを楽しもう
×
3
3 試合をする。
試合時間:(4分×2+作戦タイム5分)×2 コート数:4コート(ハーフコート)
人数:3対2
ルール
①攻守は入れ替えないで、攻め2分、守り2分で行う。
②守りの一人は、台形の中から出てはいけない。
③守備は攻撃がボールを持っている間、そのボールを取ってはいけない。ただし、
シュートブロックや、パスカットはあり。
④1回目のシュートが入れば10点。2本目からは、シュートが入れば5点。リン
グ・またはボードの四角に当たったら1点。
⑤点数が入らず、リバウンドをとったら、パスをしてからシュートに行ける。
⑥点数が入ったら、始めの位置から再びスタートする。
⑦シュートゾーンでボールをもらったら守備はシュートの邪魔ができない。
◆第3時 進んで練習やゲームに取り組み、勝敗に対して公正な態度をとろう
とする 。
【関・意・態】
◆第4時 パスやシュートなど、基本的なボール操作ができる。
【技】
◆第5時 ゴールの近くでパスをもらいシュートをすることができる。 【技】
1 集合・整列・挨拶・健康観察・準備
体操をする。
2
な
か
③
45
分
×
のある雰囲気を作るよう指導する。
前時までの振り返りを行い、タスク
ゲーム②を知る。
①攻め3人、守備2人。センターサ
ークルから、スタート。守備はエ
ンドラインからスタートする。
②台形のエンドライン奥(図の得点エ
リア)でボールをもらえることがで
きれば、得点とする。
③攻めの決まりごとや、守備の決ま
りごとなどはタスクゲーム①と変
えない。
1
○学習の約束などを今一度振り返り、勢い
○コートの左から右へと、様々なポジショ
ンに動くことを指導する。
得点エリア
第6時 どのような役割があるかを知ろう
3 ゲームを行う上での、役割や作戦に
○チームカルテや作戦盤を活用させる。
ついて知る。
81
観察
カード
4 作戦タイムで役割を分担し、試合を
◆場や用具の安全に気をつけ、運動し
ようとしている。【関・意・態】
想定して、兄弟チームで練習する。
1
集合・整列・挨拶・健康観察・準備
体操・慣れの運動をする。
○確実に技能が身につくようにポイント
を理解させ、チーム内で声をかけ合うよ
う助言する。
な
か
④
45
2
タスクゲーム②をする。
第7時
第8・9時
役割を決めてゲームを行おう
自分達に合った作戦を選んで実行しよう
分
×
3
3
試合をする。
○作戦タイムで考えたことをできるだけ
意識して戦うよう助言する。
◆第7時 ・チームとしての役割を決め、試合に生かすことができる。【思・判】
◆第8時 ・シュートにいくために、自分達に合った作戦を立てることができる。
【思・判】
・ゴールの近くでパスをもらいシュートをすることができる。 【技】
◆第9時 ・シュートにいくために、自分達に合った作戦を立てることができる。
【思・判】
82
観察
カード
8
本時の学習と指導(8/9時)
(1)ねらい
・シュートにいくために自分達に合った作戦を立てることができる。
(思考・判断)
(2)準備
学習カード・筆記用具・提示資料・CD・バスケットボール・ビブス・得点板
(3)展開
指導上の留意点
段
学習内容・活動
階
(○指導 ◆評価 △努力を要する児童への手立て
★3つの達成目標に関わる内容)
1
集合・整列・挨拶・健康観察を
する。
○素早く集合させ,挨拶や返事の大きい児童,学習規律
がきちんとしている児童を褒め,本時への意欲づけを
する。
○顔色や様子を観察し,安全のための服装を整えさせ
る。
2
導
たかさご体操を行い,心身の準備と
体力の向上を図る。
○準備運動における正しい動きを一つひとつ正確に行
なわせる。
入
★たかさご体操で心身の準備とともに、体力の向上を図
10
る(健康・体力)
分
3
用具の準備をする。
○安全に素早く準備できるように、チームで協力してや
らせる。
4
ドリブル鬼、三角パス、パス&シュ
ート練習をする。
○うまくできている児童を称賛し、ボール運動への意欲
を高める。
○確実に技能が身につくようにポイントを理解させ、チ
ーム内で声をかけ合うよう助言する。
5
本時の課題を確認する。
○チームごとに本時の課題を意識させるようにする。
自分達に合った作戦を選んで実行しよう。
展
開
30
分
6
ラインゲームをする。
○本時の課題を意識した上で、既習である作戦を意識し
ながら兄弟チームで取り組ませる。
○①コート上での役割 ②パスの出し方や、パスの工夫
③教師が提示したゴールに迫るための動き方
以上の3つを「作戦」とする。
83
7
○タスクゲームを行った上で、チームの特徴に応じた作
作戦会議をする。
戦を立てさせ、それを意識して試合に臨ませる。
8
試合①(3分×2)を行う。
○タスクゲームで学習したことをしっかり生かせるよ
うにゲームで意識させる。
○試合に出ていない児童が、外から励ましの声やアドバ
9
A コート
C コート
B コート
D コート
ゲーム①の振り返り会議をする。
イスをするよう指導する。
○ゲーム①での動きを振り返り、作戦がうまくいったか
どうかを話し合わせ、反省をした上で作戦を練り直
す。
○練り直した作戦を実行するために、兄弟チームと練習
をする。
◆シュートにいくために自分達に合った作
戦を立てることができる。 【思考・判断】
△作戦がうまくいくためのポイントを学習カードで振
り返り、何を直せばいか気づかせる。
★グループ学習により、課題解決ができる。
(基礎学力)
○作戦が実行できるように、コート外にいる人が声かけ
10 ゲーム②(3分×2)を行う。
11
用具の片づけをし、学習カードを記
入する。
12 本時のまとめを行う。
をするよう指導する。
○本時の達成度を学習カードに記入し、本時を振り返
る。
★本時の学習から、できるようになったことと理由を合
わせて書くことができる。
整
(基礎学力)
○本時のねらいの動きをできていたチームや声をかけ合
理
って練習やゲームをしていたチームを称賛し、全体に
5
広める。
分
13 整理運動
○ゆっくりと大きな動作で整理運動に取り組ませる。
14 次時の予告
○次時のめあてを予告し、次時への意欲を高める。
15 挨拶
★気持ちの良い挨拶で締めくくる。
(規律ある生活)
84