市民懇談会、市民との懇談概要

市民懇談会、市民との懇談概要
開 催 場 所 久喜総合文化会館
開 催 日 時
平成23年7月3日(日)
午後2時00分から午後4時12分まで
参 加 者 数 42人
発言者数
9人
質問書受理件数
7件
田中市長、牧副市長、吉田教育長、
早野総務部長、井澤財政部長、河野市民税務部長、中山環境経済部長、
出
席
者
保坂福祉部長、遠藤健康増進部長、森田建設部長、大橋菖蒲総合支所長、
榎本栗橋総合支所長、鈴木鷲宮総合支所長、岡会計管理者、
橋本上下水道部長、神田議会事務局長、立川教育部長、
小倉久喜宮代衛生組合事務局長
意見交換等(要約)
【意見等/抜本的な道路冠水対策と冠水時の衛生対応】
久喜東3丁目の現状ですが、3日前の集中豪雨で道路が30分くらいで冠水しまし
た。下水が噴出して道路に出ているような所もありました。道路を上げても、敷地内あ
るいは床下浸水もあったように聞いていますので、抜本的な解決にはならないと思いま
す。いろいろと手を打っているとは思いますが、抜本的に、排水をどうするかという検
討をお願いします。
関連する内容なので続けます。今年は6月21日と7月1日の2回、1時間におそら
く40ミリから50ミリの豪雨だったと思いますが、江面では南中通りと市道218号
線の交差点で30センチくらい冠水しました。これは道路だけの問題ではなく、排水に
も問題があると思います。地域の排水をきちんとしないと一時的な洪水だけではなく、
地域全体が溢れてしまうことになると思いますので、その辺を含めて解決をお願いしま
す。
建設部長
7月1日の豪雨については、職員が手分けをして対応に当たり、21か所で道路冠水
を確認しています。通行止めは東北縦貫道のアンダーの所も含めて6か所でした。流末
のない水路を排水路としている場合、短時間に雨が集中的に降りますと対応できない状
況もありますので、部分的に改良できるものについては、できるだけ改良するように考
えています。
しかし、抜本的に改善をしなければならない、例えば流末の一級河川を広げなければ
ならないようなことになると、解決に時間のかかるものもあると思います。市内では久
喜地区と鷲宮地区が水に弱い傾向がありますので、一級河川の整備等を含めて杉戸県土
整備事務所に改修の要望をしたいと考えています。
また、今回のような雨が降りますと、水がはけきらずに溜まってしまう傾向もみられ
ますので、横断箇所等のゴミの詰まりを点検するとか、一昨日の雨でもパトロールに出
て記録していますので、その辺を対応していきたいと考えています。
排水の関係については、これから梅雨明けまで心配されるところですので、たびたび
水が溜まるような所は、通行止めにするとか、バリケードを置いて水が溜まっている所
を知らせるなどの対応を迅速にしていきたいと考えています。
上下水道部長
駅周辺地域は下水道と雨水の合流式で処理しています。雨水が下水道の排水管に一緒
に流れて流末で処理をしていますので、その部分からの排水で飲み込めないという状況
もあるかと思います。
抜本的な対策となりますと、そうした場所の方式を変えていくことも長い目でみれば
解決策につながるものと思います。下水が噴出してしまう所もありましたが、雨水が一
時的に相当流れ込みますと、ポンプ場の所で水を飲み込めなくなりますので、流れが悪
くなって噴出するという現象が起こります。
場所を確認しながら建設部と調整して、そのような場所の改修に努めたいと考えま
す。
環境経済部長
排水が道路に流れ出る関係については、建設部と一緒に現場を見ながら消毒する形で
進めたいと考えています。また、個人の敷地内に流れ込むこともあるかと思いますので、
そのような場合については連絡をいただくことで消毒できるように進めたいと考えて
います。
【意見等/道路の舗装】
2丁目に住んで14年経ちますが、家のそばの線路沿いの道路が、ここのところ5、
6年、ずっと穴だらけです。4メートル道路にしてもらったのですが、近くの駐車場を
往来する車で道路が穴だらけになってしまいました。1週間くらい前に砂利を穴に入れ
てもらいましたので、一昨日の夕立では、わりと早く水が引きました。舗装してもらえ
れば、本当に高齢者にやさしい道路になるのではないかと思います。
【補足説明/「道路の舗装」意見等に関する状況の説明】
今、ご意見のあった道路は、宇都宮線のすぐ脇の道です。梅雨になると道が凸凹にな
ってしまうので、ここ5、6年ではきかないくらい砂利を窪みに入れてもらっています。
舗装も考えて市役所に相談に行きましたが、私道が入り組んでいるので、舗装はできな
いということでした。今は雨が降ったときに砂利を入れて窪みを直してもらっている状
況です。
建設部長
後ほど場所を具体的に教えていただければ、明日にでも現地を訪ねて、対応を検討し
たいと思います。
【意見等/市の道路冠水改善計画】
市はどのような計画を立てて道路冠水の改善をするのでしょうか。例えば5か年計画
で、一時的な雨量を賄える用水路の排水事業を行うとか、排水を溜め込む池を造るとか
考えているのでしょうか。大きな事業になると思いますが、今後、子どもたちが安心し
て住めるような計画を立ててください。
建設部長
部分的に排水整備工事をすれば問題が解決できる箇所もあると思いますが、調整池や
遊水池を設けないと改善できない所もあると思います。一級河川の改修計画などと併せ
ながら、抜本的に改善しなければならない地区もあると思います。
市では今、都市計画マスタープランや農政プランなど、いろいろなプランを作ってい
るところですが、ある程度抜本的に遊水池等を設けなければいけない所もあると思いま
すので、建設、下水道、農政等の関係部署で現地をよく調査をしながら、そのようなプ
ランを充実させることも必要だと考えます。
地元の地権者の方や区長の皆様と調整をさせていただく機会もあるかと思いますの
で、そのような機会に考え方などをキャッチボールしながら作成に向けて努力したいと
考えています。
【意見等/防災行政無線の改善】
防災行政無線が聞こえづらいという方が結構います。災害があったときに聞こえない
のでは困るので、改善をお願いします。
市民税務部長
防災行政無線については、久喜地区に限らず全市的に聞き取りにくい、何を言ってい
るのか分からないという問い合わせや苦情があります。そのようなことから今6月議会
に補正予算を取りまして、特に聞き取りづらい所、苦情や問合せがありました地区、ポ
イント、市内全域約40か所で音達調査をする予定です。調査によっては子局の追加設
置や、子局に三つ付いているスピーカーを他方面にもう一つ追加するなどの対応を考え
ています。調査時点で聞こえないとか聞き取りづらいとかありましたらお問い合わせい
ただければと思います。
【意見等/防災行政無線の音達調査の実施方法】
防災行政無線が聞き取りづらいという話は前々からでています。音達調査は、調査に
より改善を図ろうとしているのでしょうか、それとも、ただ1本、2本子局を増やすと
いう発想なのでしょうか。調査は行政の職員が行うのも一つだと思いますが、各地区の
住民に十分聞こえているか確認しながら把握することも大事だと思います。
市民税務部長
調査は業者に委託し、区長の皆様をはじめ、地域の方にも防災行政無線の内容が確か
に聞こえるか、状況確認をしたいと考えています。
【意見等/南公民館(農村センター)の建て替え】
江面の農村センターは南公民館としてさらに活用が期待されていますが、建物がボロ
ボロです。旧久喜市内でも有権者数が第2位の投票所ですが、木製のスロープを設置し
て、投票者が上り降りしている状況です。できるだけ早く建て替えをお願いします。
市長
農村センターについては、だいぶ老朽化していて、いろいろな形で議会からもご質問
をいただいています。新たな広域センターの設置については、私自身も、江面地区の重
要課題という認識を持っていますが、江面地区も広いので、どの辺に造ったらよいかと
いう地域の皆さんの合意がまずは必要かと思っています。
また、かつて、補助制度の関係でこの話題等々も出まして、過去の経過もあって課題
がいくつかある訳ですが、江面地区あげての重要課題でありますので、今後ともこの課
題の解決に向けて地域の方々と取り組んでいきたいと考えています。
【意見等/医療費抑制のための健康づくり方策】
治療費よりも予防費に予算をかけて欲しいと思います。医師は薬よりも、まず歩きな
さいと言います。中高年の人が多くなっています。歩くことを奨励するような方策は考
えているのでしょうか。また、考えている場合、その方策は年間を通してどのように行
うのでしょうか。治療費を減らすためにどのような方策を考えているのでしょうか。
健康増進部長
先ほど説明しました「けんこう大学」では、1コース6日間で健康講座などを実施し
ています。市としては、介護も国保も同じように医療費が毎年増えていまして、医療費
を抑制するためにも、自分の健康は自分で守るという意識の下に健康になっていただき
たいと考えています。
市では保健センターを中心に、いろいろな健康づくり事業を実施しています。健康づ
くり教室などの健康づくり事業については、3月に久喜市の保健事業の日程表を配布し
ました。この中に、健康教室や健康講座の事業を組んでいますので、それに参加してい
ただくことで、健康づくりの実践をお願いしています。また、広報紙やホームページに
もそれぞれの事業を具体的に掲載しています。
健康づくりについては医療費の抑制も大切ですが、これから高齢社会になりますの
で、長生きをして元気に暮せることが本当に大切だと考えます。今後も、保健センター
や関係各課と連携しながら、各種事業を実施していきたいと考えています。
【意見等/下水道の敷設計画】
昨年、市役所前の道路まで下水道が敷設されたと思いますが、道路を越えて一つ向こ
うまで、あと何十年かかるのだろうかという思いです。敷設されて何十年も経っている
ところと地域差があります。北青柳地域はまだ敷設されていません。下水道の敷設計画
は、どのようになっているのでしょうか。特例で、方針か計画を立てるようなことはで
きないのでしょうか。
上下水道部長
下水道については、まず、市街化区域が認可区域になりますので、事業認可が通った
ところが計画区域になります。調整区域は、原則、下水道の処理区域ではありません。
下水道は、久喜管内では市街化区域内をまず認可区域としています。その中から処理区
域ということで、まだ全部は処理区域になっていませんが、逐次、予算の範囲内で整備
を進めています。その他については、今のところ下水道を敷設する計画はない状況です。
処理の区域を拡大するかどうかについては、今後の検討になりますので場所を詳しく教
えていただいて、ご相談させていただければと考えます。
市長
下水道の関係ですが、議員からも議会において要望が出ています。下水道については、
市街化区域を優先して進めていきますが、これは久喜市だけのルールではなく国が定め
たルールになっています。
調整区域についてはご承知のとおり農業集落排水事業ですが、久喜市では昭和62年
頃から取り入れて、全国でもいち早く農村地帯の下水道事業を進めてきました。11 地
区全て終わっています。また、菖蒲地区においても全て終了しています。鷲宮地区、栗
橋地区については、集落排水事業は合併以前には取り組んでいませんでした。ただ、現
状を見ますと、今後、この農業集落排水事業については、全国的にそうですけれども、
国の補助金が非常に尐なくなっている傾向から、なかなか新規に立ち上げるのは難しい
と思っています。
市街化区域への公共下水道の敷設については、私たちの先代の市長さん、あるいは役
場の古い方々が非常に熱心に取り組んできたおかげで、全国的にも大変広く利用されて
いますが、逆に残った所をどうするのかということが今日の大きな問題になっていま
す。これは、そっくり私ども自治体としての課題でもあるわけです。
全国的にもこの農業集落排水事業と公共下水道の狭間にできた問題が非常に大きな
課題となってきていますので、今後、私ども久喜市だけでは課題解決にはなりませんの
で、広く県の、あるいは場合によっては他の首長との協議も必要になってくると認識し
ています。大きな課題であるということについては承知していますので、ご理解をお願
い申し上げます。
【意見等/公共施設の予約】
健康づくりは、長く続けることが大事だと思います。保健センター主催の健康づくり
講座に参加し、今も続けています。ただ、場所取りに困っています。総合第一体育館を
利用していますが、多目的室・武道場の使用料については、健康づくりの利用者への配
慮をして欲しいと思っています。前向きに頑張ろうとしても、活動場所が安定しなけれ
ば長く続けられません。
8月の広報紙に公共施設予約システムの内容が変わることが掲載されると聞きまし
た。抽選方法が理解できませんし、予約方法などは利用者の立場になって利用者の声を
聞きながら対応していただきたいと思います。
財政部長
公共施設の予約システムについては、旧久喜市と旧鷲宮町で導入していました。旧栗
橋町と旧菖蒲町では、紙の台帳で受け付けていましたが、合併により、これらのバラン
スをとった取り扱いが必要となりましたので、予約システムを統一することにしまし
た。
市内4地区の各公共施設で50施設を対象に予定していますが、旧久喜市で実施して
いたように、利用者端末、インターネット、携帯電話、固定電話で予約できるように統
一するということで、8月1日号の広報紙でお知らせします。実際には、9月1日から
予約が始まり、12月1日からその予約に基づいて利用できます。11月末までの利用
については従来の予約システムで予約をしていただくという内容です。
そのような中で、先ほどお話がありました抽選の関係ですが、4か月前の2日から1
0日の間で抽選の申し込みを受け、それから3か月前は抽選ではなくて、随時予約とい
うことで、これは全ての施設をこのように統一するということではありませんが、方向
性ではそのような形で予約システムの構築をしている状況です。