市民との懇談概要 開 催 場 所 農業者トレーニングセンター 開 催 日 時 平成28年7月16日(土) 午前9時30分から午前11時32分まで 参 加 者 数 69人 出 席 者 発言者数 6人 アリーナ 質問書受理人数 2人 田中市長、飛髙副市長、柿沼教育長、増田総務部長、 山村財政部長、森田市民部長、酒巻環境経済部長、 田中福祉部長、立川健康増進部長、田上建設部長、 小林菖蒲総合支所長、籠宮栗橋総合支所長、 中島鷲宮総合支所長、齋藤会計管理者、 平井上下水道部長、若山議会事務局長、関根教育部長、 折原総合調整幹、白子久喜宮代衛生組合事務局長 意見交換等(要約) ① 【意見等/栢間赤堀川の管理についてお聞きします。】 菖蒲の桶川寄りの方に赤堀川という川があります。そこの排水の草刈実施 の案内が毎年来ますが、朝5時から12時までの草刈です。不参加の場合、 6,000円いただきますとあります。4年位前にもこの川の草刈は誰が実施する ものですかと質問したのですが、あれからまだ決着がついていません。 環境経済部長 栢間赤堀の話につきましては、栢間赤堀は土地改良で造った水路で、地元 の方が中心となって実施した事業です。色々あって組合は解散したのです が、この水路を管理するということで、任意組合が栢間赤堀を管理している のが現状です。 市としましては、栢間赤堀を市の施設として管理できないか調査している ところですが、土地の権利関係が大変複雑で、なかなか市に所有権移転がで きない状況です。そのようなことから、組合の方が維持管理していただいて いる状況が続いているため、ご質問のようにいろいろな形でご迷惑をかけて いるようなことが続いています。市もこの2年くらい調査していますが、土地 の移動の関係や権限の関係の調査を進めているということでご理解をいただ きたいと思います。 ① 【意見等/栢間赤堀川の管理についてお聞きします。(再)】 今年新築で引っ越してきた方が二人います。その方にこの問題を説明した ところ、町内会を抜けますということで、抜けました。町内会30数世帯あり ますが、新しく引っ越してきた方は草刈で6,000円取られてしまいますので町 内会には入りません。 副市長 担当部長から説明したように、色々な問題が含まれており、今後とも地元 の問題としてもお考えいただければと思いますし、市の立場でもどのような 3 形で解決に向かった対応ができるか検討していきたいと思います。 ② 【意見等/下水道の整備をお願いします。】 菖蒲地区はもちろんですが、合併した鷲宮地区でも、栗橋地区でも、下水 道の整備をお願いします。 上下水道部長 現在計画的に進めているところでして、菖蒲地区につきましても、今年度2 箇所を実施する予定です。市内全体で言いますと、菖蒲地区と久喜地区が全 体の90%くらい整備されていて、鷲宮地区が80%、栗橋地区が60%というこ とですので、順次整備を進めているところです。 ③ 【意見等/菖蒲中学校武道場の補修計画等を教えてください。】 菖蒲中学校の武道場ですが、2年前にたくさんの雪が降りまして、その重み で屋根がゆがんでしまったせいか、今でも雨漏りがしています。武道場とい いますと、板目の床を使用していまして、その雨漏りのせいで床が歪み、板 目に隙間ができた状況で、今の状況ですと、生徒が安全に武道場を使うこと ができないような状況になっています。 中学校での武道が必修科目となっていますが、菖蒲中学校では剣道を教え ているようですが、安全に使うことができません。近年、部活動では剣道部 が関東大会や県大会にかなり出場するようになっており、武道場での稽古を やりたいのですが、活用できていないような状況になっています。武道場の 補修の計画等あれば教えてください。 教育部長 菖蒲中学校の武道場につきまして、学校からもそのようなお話を伺ってい ます。我々も現地の確認をしたところです。菖蒲中学校武道場の対応につき まして、武道場に吊り天井が張ってありまして、耐震改修が必要なため設計 しているところです。その時に雨漏りの件につきましても、現地を調べたと ころです。床につきまして、少し反りがありその対応策についても検討して いるところです。現状の雨漏りにつきましても検討しているところでして、 何らかの対応をしていきたいと考えていますので、ご理解をお願いします。 ④ 【意見等/砂利道の舗装をお願いします。】 一般的に砂利道は、幅が狭くて4mないから、なかなか舗装できないという 状態で、行き止まりの道とかも多いわけです。色々地域の方に聞くと、30~ 40年前から陳情しているのに全然話が進まないということです。 市の方に聞くと、努力していると。その言葉だけです。30年40年経ってい るのに全然話が進まないとはおかしい。先ほど市長の話では、新しい道を作 るというビジョンがありました。これは地域の住民からすればおかしいで す。いくらでも砂利道を舗装してほしい所は各地区あると思います。別に道 を4m広げなくても、簡易舗装で済むという方法もあります。排水のことに関 しても、舗装すれば排水の心配もしなくてはならないですが、今の技術でし たら、例えば下のほうに排水の水が浸み込むような工法も考えられると思い ます。 副市長 具体的にどの場所でしょうか。 4 ④ 【意見等/砂利道の舗装をお願いします。(再)】 立場上ちょっとそれは控えます。江面新田です。どこにでもあると思いま す。30年40年経っても舗装していない所はたくさんあります。広い道を造る なというわけではありません。例えば、砂利道は車椅子では入っていけませ ん。実際のところ、高齢化社会でこれから大変だという時に、そういう砂利 道を放って置いていいのかと私は個人的に思います。 副市長 一般論でのお答えになるかと思います。 建設部長 道路全般の要望につきましては、市内各地区からいただいています。現時 点での整備に対する考え方につきましては、安全性や危険性を一つの基準と して整備の方を進めています。 一方、道路の幅員ですが、基本的には4m以上の道路を整備するという考え 方で整備をしています。例えばご質問いただいた箇所については、4mに達す るために地権者の皆様にご協力をいただいたり、通り抜け道路というのも原 則で考えていますので、ご意見いただいた箇所については厳しい部分がある と考えています。そうした中、40年ほど前からという話もありましたので、 改めて場所等についてお聞かせいただければ、その間のデータ、過去の計画 については確認をしたうえで、またご相談させていただければと考えていま すので、ご理解いただければと思います。 副市長 この懇談会が終わった後でも結構ですし、また後ほどでも結構ですので、ぜひ個 別の案件との事でご相談いただければと思います。 ⑤ 【意見等/東京理科大跡地についてお聞きします。】 東京理科大跡地ですが、今年の8月頃新しい計画が出るということです。お 聞きしたいのは、敷地を4割程度もらったとの事ですが、10割全部もらえない のか。どういう経緯で4割だけになったのかをお聞きします。 総合調整幹 東京理科大跡地につきましては、当初全面撤退したいということが発端で して、市では白紙撤回を求めたわけですけども、最終的に全面撤退をする判 断になったわけです。市も30億円の補助金を出していますので、交渉の中 で、理科大のほうから提案がございまして、敷地の4割部分とその上にのって いる校舎部分については、市に無償で譲渡し使っていただきたいとのこと で、まとまったわけです。その間、相当な交渉があったわけですが、最終的 には理科大の提案ということで、施設の一部の無償譲渡と1億円を久喜市の 教育のために寄付させていただきたいということになりました。 副市長 東京理科大の関係については、長い期間交渉した結果があります。そもそ も最初に理科大から全面撤退という話があって、その時に跡地をどうするか という話があり、全てを売却したいという話だったのです。その売却した中 から数億円久喜市に寄付しましょうというのが一番最初の話でした。 あの地域で農業している方が土地を提供して大学が立地したという経緯を 5 考えれば、全部を大学がどこかの事業者に売却してしまうのはとんでもない という立場で久喜市は理科大に対して向き合ってきました。 色々な経緯があるのですが、最終的に、6割部分は売却させてもらいたい、 4割部分は久喜市に無償で寄付し、プラス1億円の寄付をさせてもらいたい と。長い交渉の中でそういうところで落ち着きました。一番最初は全部売り たいというのが理科大からの話だったという部分から、ご理解いただけたら ありがたいと思います。 ⑥ 【意見等/水道の予算について教えてください。】 今年の6月に水道だよりが発行されて、その中に平成28年度予算が決定しま したということで、裏面に数字が載っています。私はこれを読んで理解でき ないので、二つ教えてください。一つは、単純に減価償却と書いてあるので すが、定率ですか、定額ですか、もう一つは、資本的収支の中で、収入と支 出の差、不足が28億9,700万円と書いてあり、それを積立金や減価償却費で補 填しますと書いてありますが、補足する積立金とか減価償却費とはこんなに あるのか教えてください。 上下水道部長 すぐにお答えできませんので、改めてお答えさせていただきます。 ① 【意見等/栢間赤堀川の管理についてお聞きします。(再)】 栢間赤堀川のことですが、久喜市の森下浄水場から水が流れています。だ から久喜市も利用していると思います。完全な農業用水ではないと思いま す。 環境経済部長 現在の栢間赤堀については任意組合という独自に組合を作って維持管理し ていただいています。その任意組合が必要な方から負担金等をお願いしなが ら組合を運営している状況です。 現在、任意組合が持っている栢間赤堀には未登記の土地がたくさんありま す。未登記の土地がある程度整理されれば、市と交渉しながら所有権移転の 処理が進められるのですが、未登記の土地が200筆ほど残っています。その整 理ができないことから、なかなか管理ができないという状況が続いていま す。まずは市と任意組合である栢間赤堀用悪水路普通水利組合と協議を進め ていこうと考えていますので、よろしくお願いいたします。 副市長 この問題については、大変難しい問題が含まれていまして、そう簡単に整 理できる話ではないと思います。なかなかお約束できないのですが、現実と して地元で抱えている問題・課題もあるものですから、その辺がどのように 整理できるか、今後市としても考えていきたいと思っていますので、ご協力 をお願いしたいと思います。 6
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