人間とバイオサイエンス@HH@Human and Bio-science

人間とバイオサイエンス@HH@Human and Bio-science
選択2単位
1年次後期
@@溝手
宗昭
@CODE@k1190074501-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
人が生命を維持しているメカニズムと、それらを一層有効に利用しようとする過程について、その違いを考えてみる。
局所的にはほんのわずかな違いによって、スポーツ選手のように運動能力の差として現れてくる。人のもつ限界などに
ついて、細胞の機能と細胞組織の間の連携、臓器間の情報連絡などを考えてみる。
また、動物も含めて行動を決定する基は脳であるので、脳による神経制御、筋肉制御などについても学ぶ。人の行動
について上手に、効率的に仕組まれている機能を確認します。
〔学習内容〕
@BB@
人の追っている構造とその働きについて、すなわち細胞から人の行動に至るまで、連続的に説明できるように学習する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
高等学校の生物学を基礎として、医学系生理学の基礎を主に学習する。授業の開始時に毎回小テストを行う予定です。
遅刻をすると、小テストを受けられなくなります。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 よくわかる最新からだの基本としくみ
【参考書、その他教材】 生理学、人体の機能学各種
鈴木洋道監修 (株)秀和システム、
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験と授業中に行う小テスト等を併せて評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
授業開始時に、小テストを行います
(注意;遅刻をすると受験できません)
。
【第1回】細胞の活動
【第2回】神経線維のインパルス発生と伝導について
【第3回】筋収縮と運動
【第4回】反射経路と随意運動
【第5回】脳による運動制御
【第6回】感覚1
【第7回】感覚2と小テスト
【第8回】呼吸のしくみ
【第9回】血液と循環
【第10回】消化と吸収
【第11回】腎臓の機能
【第12回】内分泌
【第13回】体温の調節
【第14回】生命倫理
【第15回】まとめ、小テスト
-
1 -
人間とバイオサイエンス@HH@
選択2単位
1年次後期
@@長濱
節子
@CODE@k1190074502-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
外的および内的な条件の変化を刺激といい、これに対する生体の反応を興奮という。刺激は常に存在しているから、
生体は常にその情報を全身に伝えて、細胞や組織を興奮させたり逆に興奮を抑えたりして生体の内部環境を一定の状態
に保っている。このことをホメオスターシス(生体の恒常性)という。このホメオスターシスを維持するしくみについ
て学ぶ。
〔学習内容〕
@BB@
ホメオスターシスを維持するしくみを植物性生理学と動物性生理学に分けて学ぶ。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
高等学校の生物学を基礎として、生理学の基礎から学ぶ。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
使用テキスト:人体の構造と機能 第2版 編集 佐藤昭夫 他
その他の教材:PT・OT基礎から学ぶ生理学ノート 中島雅美
編
医歯薬出版
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績
60%
受講態度・宿題
40%とし、評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】生命とは
基礎生理学は、ホメオスタシスを学ぶことであることを説明します。
【第2回】血液
血液の成分と機能について説明します。
【第3回】血液凝固
血液凝固と血液型について説明します。
【第4回】循環
心臓の構造と機能について説明します。
【第5回】循環
血管系と循環の調節について説明します。
【第6回】呼吸
呼吸器系の構造と機能について説明します。
【第7回】呼吸
肺機能の測定と呼吸の調節について説明します。
【第8回】消化と吸収
口腔から胃までの消化と吸収について説明します。
【第9回】消化と吸収
小腸から大腸までの消化と吸収、その他の消化器系について説明します。
【第10回】体温の調節
体温の産生と放散、体温の調節機構について説明します。
【第11回】尿の生成と排尿
腎臓の構造と機能について説明します。
【第12回】尿の生成と排尿
腎機能の測定と尿生成の調節について説明します。
【第13回】内分泌
ホルモンの一般的特徴について説明します。
【第14回】内分泌
内分泌器官の構造と機能について説明します。
【第15回】まとめ
-
2 -
生命倫理@HH@Bioethics
選択2単位
1年次前期
@@江黒
忠彦
@CODE@k1190050701-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
生命倫理は、第二次世界大戦後いち早くアメリカで市民運動の一環として成立した学問 bioethics の翻訳語である。
生命倫理(バイオエシックス)は、医療・環境問題に直面して一定の合意上で生き残り策を考える、原理・規範の実践
学であった。本講義では、生命倫理の成立と原理およびその基本概念を解説し、現代が抱えている主として医療上の諸
問題を諸君とともに考えていきたい。
〔学習内容〕
@BB@
生命倫理の定義、生命倫理が成立した背景、アメリカの生命倫理とEUの生命倫理、生命倫理が立脚する規範とその
原理、生命倫理が提起した基礎概念、そして現代の先端医療技術が抱える倫理学的・社会学的・法的諸問題を順次,説
明する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
<レベル> 一般教養科目としての性格を負う。
<関連科目> 哲学、倫理学、宗教学、社会学、法律学、経済学、生物学、医学、薬学、看護学
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
教科書:『生命倫理を学ぶ人のために』加藤尚武 加茂直樹編 世界思想社
参考書:『生命倫理ー21世紀のグローバル・バイオエシックス 』坂本・青木・山田編
『生命倫理と医療倫理』伏木・樫・霜田編 金芳堂
『臨床倫理学入門』福井・浅井・大西編 医学書院
『資料集 生命倫理と法』「資料集 生命倫理と法」委員会編 太陽出版
北樹出版
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験70%、レジュメ・レポート・勉学状況30%で総合評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
授業についてのオリエンテーション
生命倫理(bioethics)とは何か
【第2回】
生命倫理の成立と原理
【第3回】
アメリカの生命倫理とEUの生命倫理
【第4回】
生命倫理の規範Ⅰ:医の倫理・・・ヒポクラテスの誓い、
ジュネーブ宣言
【第5回】
生命倫理の規範Ⅱ:患者の権利・・・ヘルシンキ宣言、
リスボン宣言
【第6回】
生命倫理の基礎概念Ⅰ:インフォームド・コンセント・・・
成立の背景とパターナリズム
【第7回】
生命倫理の基礎概念Ⅱ:パターナリズム・・・医療のパ
ターナリズムとその是非
【第8回】
生命倫理の基礎概念Ⅲ:パーソン論・・・その基盤思想
とパーソン論の限界
-
【第9回】
生命倫理の基礎概念Ⅳ:生命の神聖さと生命の質・・・
安楽死、尊厳死、
【第10回】
生命倫理の基礎概念Ⅴ:ケアの倫理・・・キュアとケア、
ターミナルケア、全人的ケア
【第11回】
生命倫理の課題Ⅰ:脳死と臓器移植・・・「死」の定義
と医療資源問題等
【第12回】
生命倫理の課題Ⅱ:生殖医療の問題・・・人工授精、代
理母の問題等
【第13回】
生命倫理の課題Ⅲ:遺伝子医療での問題・・・遺伝子改
変、遺伝子情報の問題等
【第14回】
生命倫理の課題Ⅳ:再生医療での問題・・・クローン技
術、ES細胞研究利用の問題等
【第15回】
まとめ
3 -
自己啓発@HH@self-development
選択2単位
1年次前期
@@左近允
輝一
@CODE@k1136432101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
自己啓発とは、自分をいまよりいい状態にするために行う努力のことである。この自己啓発はその人の置かれた状況
によって、内容が異なってくる。現役バリバリのビジネスマン、リタイア後の高齢者、大学生は自ずと違う。大学生お
ける大きな課題は、就職である。将来自分は何になりたいのか、何をやりたいのか、そうした目標を詰めていかねばな
らない。そのうえで、それを実現するためにはどういう準備、努力をしたらいいのかという内容が問われてくる。
本授業では、大学生における自己啓発の考え方と、具体的な内容について学ぶ。
〔学習内容〕
@BB@
大学生における自己啓発は、採用試験のための自己啓発と、採用後、ビジネスマンとして成功するための自己啓発に
分けられる。通常、この種の自己啓発は①パソコン関連の勉強②英語など語学の習得③資格取得のための勉強が中心に
なるが、社会人、ビジネスマンになるために最低この程度は理解しておいてほしいことをピックアップした。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
内容は難しくないが、学生生活、社会生活の基本になるようなことが多い。基本だから、絶対にマスターしなければ
ならない問題もある。きちっとノートを取って、よく理解してほしい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】教科書は、特にない。必要に応じて参考文献を授業で紹介する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末試験60%、授業内レポート20%、授業参加態度20%の割合で総合評価。詳細はガイダンスで説明する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
ガイダンス(授業のねらい、授業計画、成績評価法、授
業上の注意など)
【第2回】
大学生になったことの意味(高校と大学の違い)
【第3回】
初めてのキャンパスライフの過ごし方
【第4回】
大学生としてのマナー・モラル(大人の常識について)
【第5回】
メモの重要性(ビジネス社会とメモ)
【第6回】
メモ取りの練習
【第7回】
ノートの取り方(ノート取りの原則・常識)
【第8回】
手紙の書き方①(手紙、ハガキの常識)
-
【第9回】
手紙の書き方②(改まった手紙の決まりごと)
【第10回】
手紙の書き方③(手紙文の練習とテスト)
【第11回】
敬語の使い方①(敬語の常識、種類と使い分け)
【第12回】
敬語の使い方②(敬語の練習)
【第13回】
敬語の使い方(敬語のテスト)
【第14回】
今後の自己啓発のポイント。自分は何をやりたいのか、
何になりたいのか。
【第15回】
まとめ、総括感想文
4 -
命とこころ@HH@Life and Mind
選択2単位
1年次後期
@@江黒
忠彦
@CODE@k1131104501-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
命とこころは我々にとって最も身近なものであるが、それが何であるかと問われると最も不可解なものである。しか
し、命は軽視されてはならず,こころは喪失されてはならない。ならば、もう一度翻って、これらが何を意味するかを
探るのは十分意味があるであろう。命とこころという迷宮世界の中でどのような意味に出会えるのか、諸君とともに探
索してみよう。
〔学習内容〕
@BB@
命とこころはどのように考えられてきたかを、インド、西洋、中国、日本における考え方を探りながら、命とこころ
にかかわる今日的把握とそのあるべき姿を解明する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
<レベル> 一般教養に相当する科目
<関連科目> 哲学、倫理学、宗教学、心理学、生物学、医学、文学
等
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
教科書:『哲学入門以前』川原栄峰 南窓社
参考書:
『“生命”の倫理』中村元 春秋社 『心と生命-ダライ・ラマとの対話』 青土社 『生命とは何か』金子邦
彦 東大出版会 『心の科学は可能か』土屋俊 東大出版会
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験70%、レジュメ・レポート・勉学状況30%で総合評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
「命とこころ」の問題圏
【第2回】
生命(命)の概念について
【第3回】
インドの生命観(古代)
プラーナ、アス、アートマン
【第4回】
中国の生命観(古代)
気、陰陽五行説
【第5回】
西洋の生命観(古代)
プシュケー、エンテレケイア、ソーマ
【第6回】
西洋の生命観(中世、近代)
プシュケー的生命観の優位、デカルトの物心二元論、
「心
の座」問題
【第7回】
西洋の生命観(20世紀前半)
進化論、哲学的生命観、遺伝学
【第8回】
現代の生命観
主体的生命観、生命科学、生命倫理
-
【第9回】
こころの概念
心、情、意の側面
【第10回】
中国の心論
心学、新儒教
【第11回】
日本のこころ論
清明心、無心、理、神
【第12回】
現代の科学的心論・・・認知科学
人工知能、「心の科学」
【第13回】
自己と心
【第14回】
こころと命
【第15回】
まとめ
5 -
人間社会と法@HH@Law in Society
選択2単位
1年次前期
@@松岡
啓子
@CODE@k1116740101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
ねらい:社会生活を営んでいくためには、社会のきまりを定めている法の知識・理解が欠かせません。この授業では、
民法、労働法など、毎日の生活に関わりの深い法律を様々な生活の場面に即して学びながら、法に親しみ、さらに、そ
れらの法律が実現しようとしているものを知ることによって、これからどんな社会を築いて行ったらよいのかを考えら
れるようになることをねらいとします。
到達目標:この授業を履修することによって、法に関わる日々のニュースに関心を持ち、その問題点を把握できるよ
うになるのが目標です。
〔学習内容〕
@BB@
「法の解釈」「責任」など、法学の基礎的な考え方を説明した後、日常生活において生ずる様々な問題と法との関わ
りを、具体的なケースを通して学び、さらに「プライバシー権」などの今日的なトピックにも触れます。主体的に考え
てもらうために、小レポートを課します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
レベル:受講に先立って、特に学んでおくべき科目はありません。
関連科目:「日本国憲法」
準備学習の内容:テキストの該当箇所に目を通し、どんな問題を扱うのか、把握しておいて下さい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】・『法の世界へ』(第4版 補訂)池田真朗・犬伏由子・野川忍・大塚英明・長谷部由起子
【参考書、その他教材】・『ポケット六法』有斐閣、
『デイリー六法』三省堂 など、簡便な六法全書
有斐閣
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績70%、レポート 30%とし、総合して評価します。
レポートは、6月に課題を出します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション:授業の目的と内容、授業の進め方・受け方の説明。
法とは何だろうか。わが国の法体系。
【第2回】「法学フラッシュ」(1)法を学ぶ上での共通ルール。:公法と私法、法の解釈など、法の基本的な考え方を
学ぶ。
【第3回】
「日常生活と契約」
(1)契約とは何か。さまざまな契約。
:法律的な関係を発生させる「契約」について学ぶ。
【第4回】「日常生活と契約」(2)不動産取引と金銭取引。:それぞれの取引において問題となる、基本的な法的な問
題について学ぶ。例えば、一つの不動産が二重に売買された場合、どちらの買主に所有権があるのか、また、
保証人には、どんな義務が生ずるのか など。
【第5回】「日常生活とアクシデント」(1)交通事故と医療事故。:他人に損害を与えた場合、どのような義務が生ず
るのかを、交通事故を例にして学ぶ。最近、問題になることの多い医療事故にも触れる。
【第6回】「日常生活とアクシデント」(2)欠陥商品・悪徳商法による被害。:
欠陥商品による被害に対する責任は誰にあるのかを学ぶ。また、悪徳商法から消費者を守る法律にはどのよ
うなものがあるかを知り、被害に遭わないためにはどうしたらよいか、を考える。
【第7回】
「雇用社会のルール」
(1)憲法と労働法。
:憲法に定められている、働く権利、労働条件の法定、
「労働三権」
について学ぶ。
【第8回】「雇用社会のルール」(2)労働基準法と労働のあり方。
:労働のあり方を定めた基本的な法律である労働基
準法について学んだ後、派遣労働者などの今日的問題に触れる。
【第9回】「家族関係」(1)結婚と離婚。親子関係。:どのような法律の規定があり、またそこにはどのような問題が
あるのか、を学ぶ。例えば、親権、養子制度について。
【第10回】
「家族関係」
(2)扶養。相続。:扶養については、成年後見制度を中心に学ぶ。また、遺言、法定相続分な
ど、相続の基本を学ぶ。
【第11回】「企業と法」(1)株式会社の仕組み。:その特色を学ぶ。
【第12回】
「企業と法」
(2)株式会社における問題とその解決。
:株式会社の経営者の義務について、また株主を巡る
さまざまな問題について学ぶ。
【第13回】「紛争の解決」裁判の仕組み。裁判外の紛争解決。
:それぞれの解決法の特色を考える。
【第14回】
「法学フラッシュ」
(2)新たな問題。
:個人情報の保護、外国人と人権など、現代に特徴的な法律問題に触
れる。
【第15回】人間社会と法:これまでに学んだことを振り返り、問題点を整理する。
-
6 -
人間社会と法@HH@
選択2単位
1年次前期
@@萩原
俊介
@CODE@k1116740102-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
法律学というと、
「身近ではないし、なんだかつまらなそう。
」と思っている人も多い。しかし、人は日常生活におい
てさまざまな法律に接しており、また意識することなく頻繁に使っている。
この授業では、学生が日常生活を送る上で必要または有益な法律上のテーマについて、正確な理解を得ることを目的
とする。
また、テレビ・新聞などで報道される法律上の問題点についても、興味をもって考えられることを、授業の到達目標
とする。
〔学習内容〕
@BB@
まず、大学生が生活を送る上で直接関係するテーマを、1大学の授業・課外活動、2暮らしと住まい、3アルバイト・
社会生活に分けて取り上げる。
次に、一般市民として知っておくべきテーマを、1情報とインターネット、2道路交通関係に分けて取り上げる。
さらに、今や国民の義務となった裁判員制度についても、適宜、取り上げることにしたい。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
レベル;受講に先立って特に学んでおくべき科目はない。
関連科目;「日本国憲法」などの法学科目、
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】信州大学法学科編「大学生が出会う法律問題」
(創成社)
受講にあたっては、簡便な六法を所持・参照するものとする。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験と平常点(レポート、質問に対する解答など)から総合的に評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
オリエンテーション;授業の目的と内容、授業の進め方・
受け方の説明
第2回
大学における講義の意義
第3回
学校事故・スポーツ事故と損害賠償
第4回
アパート・マンションの賃借契約
第5回
家電用品の購入と消費者契約法
第6回
悪徳商法の手口と消費者保護
第7回
犯罪被害の予防と対策
第8回
学生アルバイトと労働法
-
第9回
学生生活と障害者福祉・医療
第10回
インターネット上の権利侵害
第11回
インターネットと刑事法
第12回
情報公開と個人情報保護
第13回
自動車事故と行政法
第14回
交通事故と刑事責任・損害賠償
第15回
総まとめ
7 -
生活と倫理@HH@Life and Ethics
選択2単位
1年次後期
@@江黒
忠彦
@CODE@k1136708101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
人間は否応なく死に至るまで、母子、家族、地域、社会、国家など,なんらかの人間集団で生活を営む。人間は文字
通り共存的存在であるから、人間集団にはマナー、習俗、習慣、法、道徳といった,倫理として一括される生活上の行
動規範が生まれてくる。本授業では人間生活の中でどのような普遍的な倫理が主張されてきたかを代表的な倫理思想に
たどり、現代生活における倫理的問題へのアプローチの一助としたい。
〔学習内容〕
@BB@
人間、生活、倫理といった概念を再検討し、「人間の生活」をめぐって主張された古今の主な倫理思想を検討し、普
遍的な倫理とされるものを探り、さらに現代生活の倫理的諸問題を解明する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
<レベル> 一般教養的な性格を負う。
<関連科目> 哲学、倫理学、社会学、政治学、経済学、法律学、生命倫理(バイオエシックス)
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
教科書:『哲学入門以前』川原栄峰 南窓社
参考書:『人間存在と問い』リヒァルト・ヴィッサー
『よく生きる』岩田靖夫 チクマ新書 等
加藤・中島編訳
南窓社
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験70%、レジュメ・レポート・勉学状況30%で総合評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
人間、生活、倫理、これらの概念の考察と、よく生きる
ことへの、学びと自己形成の意義
【第2回】
人間と自然・・・ソクラテス以前の哲学
【第3回】
人間生活と自己
無知の自覚と良心の覚醒・・・・ソクラテス
【第4回】
人間生活と国家
人間の理想と哲人国家・・・・プラトン
【第5回】
人間生活と社会Ⅰ
自己実現と幸福・・・アリストテレス
【第6回】
人間生活と社会Ⅱ
人間存在の根拠としての仁・・・孔子と儒学
【第7回】
自己と他者
神の愛と隣人愛・・・・イエス
【第8回】
個人と社会Ⅰ
権利としての国家社会・・・ホッブス、ロック
-
【第9回】
個人と社会Ⅱ
一般意思(民意)としての国家社会・・・ルソー
【第10回】
人格と国家
人格と目的の王国・・・カント
【第11回】
人間と世界
ニヒリズムと生活世界・・・・ニーチェ、ハイデガー
【第12回】
現代生活と倫理Ⅰ・・・バイオエシックス
生命の尊厳、自己決定権、インフォームド・コンセント
【第13回】
現代生活と倫理Ⅱ・・・ビジネス・エシックス
Plan-Do-See、ステイクホルダー、補完性、公共的意思
決定
【第14回】
現代生活と倫理Ⅲ・・・ジェンダー・エシックス
性差、男女共同参画社会
【第15回】
まとめ
8 -
科学英語ⅡA@HH@General Science ⅡA
選択1単位
2年次前期
@@各担当者
@CODE@k1157025101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
科学英語 II の授業では、英語の「読む、書く、聞く、話す」力を総合的に伸ばすことを目指しながら、英文を通し
て、海外事情、異文化、時事問題などに触れ、世界の国々の人々と共に歩む私たちの生き方を考えることを目標として
います。私たちの生活はコミュニケーションで成り立っています。基本的な英語を聞き取り、それに対応する適切な英
語を話すこと、メール用の簡単な英文メッセージを書く練習なども目標の一つです。この授業は基本的な、日常よく使
われる英語に慣れながら、英語を通して世界を考える授業です。自主的に予習復習をするなど、やる気をもって取り組
めば、必ず効果が上がり、報われる授業になることでしょう。
〔学習内容〕
@BB@
授業は少人数編成のクラスで行ないます。現在我々を取り巻くさまざまな話題の中から学生の皆さんにふさわしいテ
キストを選び、
英語基礎力の復習をしながら授業を進めます。大教室での講義の授業では得られない、
いわば、man-to-man
に近い緊密な環境の中で、担当の教員を中心に、クラスの仲間同士互いに高めあう授業にしてください。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
前期に開設される「TOEIC 基礎」と、後期の「TOEIC」の授業は共に、語彙力の増強、基礎英文法の復習、リスニ
ング訓練などに重点を置き、コミュニケーションとしての実用的英語力を身につけることを目的としています。大学入
学時から4年まで継続して受講し、各2単位ずつ取得することが可能ですから、ぜひ、あわせて、継続受講することを
おすすめします。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】各講義担当者が選定します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
中間テスト、期末テスト、レポート、発表、その他授業参加態度により総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション(授業の進め方、テキスト
について、予習復習について、コンピュータの
活用、テキスト外ワークについて、等。)
Text: Unit 1 Australia - Dealing with
Cultural Differences
Reading, Listening
【第2回】Unit 1 Australia - Speaking, Writing
【第3回】Unit 2 The United States - Overcoming
Prejudice
Reading, Listening
【第4回】Unit 2 The United States - Overcoming
Prejudice
Speaking, Writing
【第5回】Unit 3 The United States - Religion and
Identity
Reading, Listening
【第6回】Unit 3 The United States - Religion and
Identity
Speaking, Writing
-
【第7回】Presentation(研究発表)
【第8回】Unit 4 India - Coexistence in a Multicultural
Nation
Reading, Listening
【第9回】Unit 4 India - Coexistence in a Multicultural
Nation
Speaking, Writing
【第10回】Unit 5 Russia - Living as a Stranger
Reading, Listening
【第11回】Unit 5 Russia - Living as a Stranger
Speaking, Writing
【第12回】Unit 6 Malaysia - Dealing with Unfairness
Reading, Listening
【第13回】Unit 6 Malaysia - Dealing with Unfairness
Speaking, Writing
【第14回】Presentation(研究発表)
【第15回】まとめ
上記は一例です。各担当者により異なります。
9 -
科学英語ⅡB@HH@General Science ⅡB
選択1単位
2年次後期
@@各担当者
@CODE@k1157026101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
「科学英語 II」の授業では、英語の「読む、書く、聞く、話す」力を総合的に伸ばすことを目指しながら、英文を
通して、海外事情、異文化、時事問題などに触れ、世界の国々の人々と共に歩む私たちの生き方を考えることを目標と
しています。私たちの生活はコミュニケーションで成り立っています。基本的な英語を聞き取り、それに対応する適切
な英語を話すこと、メール用の簡単な英文メッセージを書く練習なども目標の一つです。この授業は基本的な、日常よ
く使われる英語に慣れながら、英語を通して世界を考える授業です。自主的に予習復習をするなど、やる気をもって取
り組めば、必ず効果が上がり、報われる授業になることでしょう。
〔学習内容〕
@BB@
授業は少人数編成のクラスで行ないます。現在我々を取り巻くさまざまな話題の中から学生の皆さんにふさわしいテ
キストを選び、
英語基礎力の復習をしながら授業を進めます。大教室での講義の授業では得られない、
いわば、man-to-man
に近い緊密な環境の中で、担当の教員を中心に、クラスの仲間同士互いに高めあう授業にしてください。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
前期に開設される「TOEIC 基礎」と、後期の「TOEIC」の授業は共に、語彙力の増強、基礎英文法の復習、リスニ
ング訓練などに重点を置き、コミュニケーションとしての実用的英語力を身につけることを目的としています。大学入
学時から4年まで継続して受講し、各2単位ずつ取得することが可能ですから、ぜひ、あわせて、継続受講することを
おすすめします。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】各講義担当者が選定します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
中間テスト、期末テスト、レポート、発表、その他授業参加態度により総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回 Billionaires
第2回 Andre Agassi
第3回 Video Jockeys
第4回 Coffee Culture
第5回 Around the World
第6回 The Puffer Fish
第7回 Getting Married
第8回 Say It with Flowers
第9回 Bollywood
第10回 The Nobel Prize
第11回 A Funny Cure
第12回 Palm Reading
第13回 Amazing Memory
第14回 Incredible Dogs
第15回 Diamonds
上記は一例です。各担当者により異なります。
-
10 -
英文法入門A@HH@Introduction to English Grammar A
選択2単位
1年次前期
@@陶山
宣明
@CODE@k1111100101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
英語を正しく話したり、英語を正しく読み取るためには、英文法の基礎をしっかりしておく必要があります。このコ
ースは文法力の強化を目的としていて、英語の文や文章を正しく解明、分析できることによって、より良い理解ができ
るようになりたい。
〔学習内容〕
@BB@
文法事項をテキストに沿って、もう一度おさらいする。それ以上の高い内容を望んで来た学生のためには、エキスト
ラの資料の配布などで適宜の対応をしたい。力を養成するために、テキスト以外の練習問題も豊富にこなしたい。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
必修英語のプラスαとして位置づけたい。英語が得意だから更に勉強したいと考えて来てもらってもいいし、逆に苦
手だから不足を補いたいという気持ちで来てもらってもいい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】藤田直也著 クラスで読む英文法
Understanding English Grammar 朝日出版
-
リメディアル学習対応
-
A New Approach to
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末テストを行う。60点満点。受講者が多い場合にはマークシート式の試験となるが、そうでなければ、記号式の
短答も含むが概ね記述式の問題となる。
最終成績は、そのテストでの点数と平常点を合わせて決める。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
オリエンテーション
挨拶 自己紹介 授業の進め方など
英語とは?
教科書の章立てに応じて、進行する。総合的な教科書が採用されていて、極基本的な学習内容から、
複雑でリピートしてもまだ手こずるような難しい内容へと徐々に移って行く。
品詞
様々な文
時制
基本5文型
文型の応用
主語と動詞の一致
前置詞
接続詞
従属節
現在完了
過去完了と未来完了
受け身形
使役形
知覚動詞
助動詞
仮定法
関係代名詞
関係副詞
分詞
分詞構文
冠詞
不定詞
形式主語
比較級と最上級
前期学習した内容のまとめ
応用問題で更に発展させる
-
11 -
英文法入門B@HH@Introduction to English Grammar B
選択2単位
1年次後期
@@陶山
宣明
@CODE@k1111100201-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
英語を正しく話したり、英語を正しく読み取るためには、英文法の基礎をしっかりしておく必要があります。このコ
ースは文法力の強化を目的としていて、英語の文や文章を正しく解明、分析できることによって、より良い理解ができ
るようになりたい。英文法Aよりもややレベルが高いが、Aを飛ばして、Bのみを受講することも可能である。
〔学習内容〕
@BB@
文法事項をテキストに沿って、もう一度おさらいする。それ以上の高い内容を望んで来た学生のためには、エキスト
ラの資料の配布などで適宜の対応をしたい。Aの学習内容を更に発展させて、学習を深める。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
必修英語のプラスαーとして位置づけたい。英語が得意だから更に勉強したいと考えて来てもらってもいいし、逆に
苦手だから不足を補いたいという気持ちで来てもらってもいい。しかし、Aよりややレベルが高いので、英語を不得手
とする者はAをまずやってからBを取るようにしましょう。このコースでは、文法の学習から更に上を目指して、日本
語との比較から英語の本質に迫る。その文化的背景の違いにも目を配る。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】杉山泰・川田伸道著 Discover English Grammar by Comparing Japanese and British Culture and
Language
日英語対照:楽しく覚える英文法 -ショート・リーディングと英作文付ー 朝日出版
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末テストを行う。60点満点。平常点と組み合わせて、最終成績を決める。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
教科書を基本にして、コースを進めて行く。
第1回
日英語の違い
「わたし」からの発想
第2回
命令文
第3回
<be 動詞>という曲者
第4回
未来を示す英語
第5回
「不定詞」構文
第6回
現在完了形
第7回
能動態と受動態
第8回
5W1Hで始まる疑問文
第9回
動名詞
第10回
比較級
第11回
There is (are)構文
第12回
仮定法
第13回
「てにをは」=後置詞と前置詞
第14回
まとめ
第15回
将来の学習に向けての展望
-
12 -
国際コミュニケーションⅠ@HH@International Communication I
選択4単位
1年次通年
@@陶山
宣明
@CODE@k1117050101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
必修英語の授業以外で英語力を高めたい希望がある学生のために、オーラルな能力のトレーニングを強調したコース
にすることを目指したい。このコースを終えた後には、全ての学生は自信を持って英語を話せるようにしたい。
〔学習内容〕
@BB@
長めの書かれた文章を理解するような勉強や文法の学習はなるだけ避けて、実用的な英語を身に付けるために、様々
な状況に応じてどうやって簡単な単語を駆使して自分の伝えたいことを表現するか、ネイティブの話す発音をどうやっ
て聞き取るか等をカバーしたい。言葉の背後には文化があり、英語圏の様々な国の社会、生活、習慣などを比較しなが
ら、言語の学習と絡めたい。加えて、英語学習に関する様々な著作を紹介しながら、どうすれば効果的な学習ができる
かなど、共に考えたい。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
基本的な英語の知識は必要であるが、自分で英語力が弱いと思っている学生もまずは来てみて欲しい。あまり理屈で
学ぶ内容ではなくて、意外に楽しいかもしれない。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】Ken Wilson, Smart Choice Second Edition, Oxford University Press(必須、が投資した分の元を
取ろう!)
【参考書、その他教材】大学の図書館に入っている週刊 ST、CNN English Express などをフルに活用したい。適宜、
コピーなどしては、利用する。
その他、The Japan Times の面白い記事も折りに読みたい。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
オーラル・プレゼンテーションが最も大切なので、配分が大きい。最後の自由報告以外に、小さな課題を複数こなし
ていくようにする。ただ授業に来るのではなく、積極的な参加を求められる。つまり、授業での能動的な活動が評価の
対象となる。(60%)
教科書の整理テストも実施したい。基礎的な書く力、読む力が問われる。
(40%)
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
15×2=30回の授業がある。テキストを進めて行く
他に、二人一組や、もう少し大きなグループで共同作業な
どを取り入れる。グループワークは5月のゴールデンウィ
ーク過ぎあたりから始めたい。
第1回
オリエンテーション
学生の英語レベル、
関心などを把握したい
英語での自己紹介など、お互いをよく知るた
めの小手調べ
第2回
自分の頭を使って、テーマ毎に、様々な表現
が組み立てられるようにしていきたい。シチ
ュエーション:ある友達を別の友達に紹介す
る折りに、英語による国際コミュニケーショ
ンに関するいろいろなフィールドで、講義を
行う。「国際語としての英語」
第3回
シチュエーション:職業を語る
講義「英語圏での就職」
第4回
ドレミの歌を学ぶ
英語の歌詞を暗唱して、いつでもどこでも歌
える特技としたい
第5回
シチュエーション:レストランでの食事
講義「銅メダル英語?」
第6回
ビートルズ「抱きしめたい」
講義「英語圏の音楽」
第7回
シチュエーション:スポーツ
講義「クリケットと野球」
第8回
チェスの指し方を学ぶ
第9回
シチュエーション:映画やテレビを見る
講義「英語圏の映画産業」
第10回
宮崎駿アニメで英語を学ぶ
第11回
有名人の英語での演説
スティーブ・ジョーンズ、バラク・オバマなど
-
第12回
第13回
第14回
第15回
第16回
第17回
第18回
第19回
第20回
第21回
第22回
第23回
第24回
第25回
第26回
第27回
第28回
第29回
第30回
13 -
シェークスピアから英語を学ぶ
講義「英米文学」
英語の語源を探る
英語のルーツは?
天気を語ろう!
気候を説明する用語を整理する
シチュエーション:日常生活
講義「英文の悪訳?」
英語の正確な発音 1
講義「オージー英語」
英語の正確な発音 2
講義「第三世界の英語~インド、ケニア~」
シチュエーション:ショッピング
イングリッシュとグロービッシュ?
リンガフランカとしての英語が持つ課題
シチュエーション:人物描写
講義「指名手配?」
シチュエーション:ツーリズム
講義「エコツーリズム」
シチュエーション:銀行で用を足す
講義「世界基軸通貨のドルとユーロ?」
シチュエーション:バカンス
講義「世界の温泉」
シチュエーション:交通手段
講義「LCC」
英語の短いパラグラフを暗唱する
ゲーム シャレード?
日本の文化の紹介
題材は自由で、一人5分程度の英語での発表
会①
発表会②
まとめ
国際コミュニケーションⅡ@HH@International Communication Ⅱ(Beginers French)
選択4単位
1年次通年
@@隠岐
由紀子
@CODE@k1117051101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
1年かけてフランス語の初歩を学習する。1年間でフランス語がマスターできるはずもないが、発音、会話常套句、
初級文法などを学びながら、フランス文化、美術、ファッション、国民性などに親しむことを目的とする。
〔学習内容〕
@BB@
「カラー版フランス語が面白いほど身につく本」
(中野久夫著 中経出版)を手がかりに授業をすすめ、適宜「星の
王子様をフランス語で読む」(加藤恭子著 ちくま学芸文庫)やシャンソンの歌詞などを挟みながら、発音になれ、ア
ルファベット、数、曜日、季節などの常用単語、そして旅行した時に使えそうな会話フレーズへとすすんでゆけたらと
思っている。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
全く初歩からの仏語学習であるから、誰でも受講可能であるが、英語の苦手な人、日本や自分の狭い生活圏に安住し
ている人には適さない。英語の文法常識を土台とする方が学びが早いので、英語をはじめ外国語、外国文化への興味が
旺盛でチャレンジ精神にあふれた学生を望む。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】カラー版フランス語が面白いほど身につく本(中野久夫著 中経出版)
【参考書、その他教材】仏語動詞活用表(白水社のものなど)
、仏語辞書(ラルースなど)、「星の王子様をフランス語
で読む」(加藤恭子著 ちくま学芸文庫)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
年度末に学習度を問うテストを行うつもりだが、授業ごとに課されるなんらかの課題(発音反復、ドリルなど)に誠
実に取り組むことが評価の大きな部分を占める。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1・2回
第3・4回
第5・6回
第7・8回
第9・10回
第11・12回
第13・14回
第15・16回
第17・18回
第19・20回
第21・22回
第23・24回
第25・26回
第27・28回
第29・30回
フランス語の発音:アルファベット
フランス語の発音:数、年号
フランス語の発音:曜日と月
フランス語の名詞と冠詞、数詞
フランス語の発音:季節、数詞
フランス語の形容詞
フランス語の前置詞
フランス語の主語:人称代名詞
フランス語の挨拶
フランス語の名詞(女性と男性、中性)
名詞に数詞や形容詞をつける
フランス語の基本動詞: être
フランス語の基本動詞: avoir
動詞の人称による変化
短い文章を言ってみる
-
14 -
国際コミュニケーションⅢ@HH@International communication Ⅲ
選択4単位
1年次通年
@@山地
良造
@CODE@k1117052102-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
この授業では、基礎的なドイツ語の学習を通して、ドイツ語に親しむことを目的としています。ドイツ語を通して異
文化にも触れることを到達目標としています。
〔学習内容〕
@BB@
ドイツ語を学ぶのは、大多数の受講生にとって初めてのことですので、アルファベットの読み方から始めます。視聴
覚教材をも使って、読む・聞く・書くの総合的な学習を目指しています。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
授業内容のレベルは、毎年の経験からしますと、高すぎず低すぎずと思います。予習すればするだけ、理解が早まり
深まります。単語調べだけでも良いですから、なるべく予習を心掛けてください。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】「ドイツ語の時間」(白水社)
【参考書、その他教材】独和辞典については、試験時に持ち込みできますので、必携です。多種多様なものが出ていま
すので、開講時に辞書の紹介をします。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の割合が8割、平常点が2割です。これを基礎点として、最終的には総合的に判断します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
第16回
第17回
第18回
第19回
第20回
第21回
第22回
第23回
第24回
第25回
第26回
第27回
第28回
第29回
第30回
授業の概要
動詞の現在人称変化(以下、教科書の進行に従って記載します)
前回の復習と練習問題
名詞の格変化
前回の復習と練習問題
不規則動詞の現在人称変化
前回の復習と練習問題
前置詞
前回の復習と練習問題
代名詞
前回の復習と練習問題
定冠詞・不定冠詞
前回の復習と練習問題
分離動詞
前期のまとめ
定冠詞類・不定冠詞類
前回の復習と練習問題
話法の助動詞
前回の復習と練習問題
過去形
前回の復習と練習問題
現在完了
前回の復習と練習問題
形容詞の格変化
前回の復習と練習問題
関係代名詞
前回の復習と練習問題
接続法
前回の復習と練習問題
後期のまとめ
-
15 -
数的処理入門A@HH@Introduction to numerical processing methods A
選択1単位
2年次前期
@@加藤
浩人
@CODE@k1117107101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
公務員試験の教養試験科目には「数的処理」能力を試す問題が出題され、数的推理、資料解釈、判断推理等が含まれ
る。数的処理入門 A では、特に数的推理と判断推理について、初歩的な知識の習得を目指す。
〔学習内容〕
@BB@
授業は問題演習とその解説が中心となり、数的推理で取り上げる内容は、民間企業の採用試験で使用される SPI で
も重なるところが少なくないので、志望先を民間企業にする場合でも役立つ。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
授業で取り上げる演習問題は概ね高卒程度レベルの公務員試験において出題されるものである。そのため、小中学校
の算数・数学に不安のある学生はそれらの内容をあらかじめ復習しておくことを推奨する。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】プリントを毎回配布する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業における確認テスト2回(15%×2)
、平常点(20%)や定期試験の結果(50%)に基づいて、総合的に評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
オリエンテーションと実力確認テスト
第2回
整数
第3回
約数・倍数
第4回
比・割合
第5回
利益算(原価・定価・売価)
第6回
濃度
第7回
方程式と不等式
第8回
速さ(速さ、距離と時間)
第9回
虫食い算
第10回
場合の数と確率
第11回
平面図形の計量
第12回
立体図形の計量
第13回
試合の問題
第14回
対応関係
第15回
まとめと総合問題
-
16 -
数的処理入門B@HH@Introduction to numerical processing methods B
選択1単位
2年次後期
@@加藤
浩人
@CODE@k1117108101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
公務員試験の教養試験科目には「数的処理」能力を試す問題が出題され、数的推理、資料解釈、判断推理等が含まれ
る。数的処理入門Bでは、資料解釈などの論理的な問題を中心に、総合的に問題をこなしていく。
〔学習内容〕
@BB@
授業は問題演習とその解説が中心となり、数的推理で取り上げる内容は、民間企業の採用試験で使用される SPI で
も重なるところが少なくないので、志望先を民間企業にする場合でも役立つ。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
授業で取り上げる演習問題は概ね高卒程度レベルの公務員試験において出題されるものである。そのため、小中学校
の算数・数学に不安のある学生はそれらの内容をあらかじめ復習しておくことを推奨する。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】プリントを毎回配布する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業における確認テスト2回(15%×2)
、平常点(20%)や定期試験の結果(50%)に基づいて、総合的に評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
オリエンテーションと実力確認テスト
第2回
一次関数と二次関数
第3回
三平方の定理
第4回
円・おうぎ形の面積
第5回
数列
第6回
集合と命題
第7回
位置関係と順序関係
第8回
うそつき証言
第9回
暗号
第10回
資料解釈(グラフ)
第11回
資料解釈(指数)
第12回
展開図と軌跡
第13回
道順
第14回
立方体の組み立てと切断面
第15回
まとめと総合問題
-
17 -
基礎解析学@HH@Fundamental Analysis
必修1単位
1年次前期
@@中村
士
@CODE@k1116103101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
専門科目や自然科学の科目の履修に必要な数学の基礎となる2次関数、複素数、初等関数を学びます。関数や複素数
などの概念に慣れ、自由に使えるようにするのが、この授業の目的です。
「基礎数学」の内容をさらに深めたい人、
「解
析学」への入門として学びたい人向けです。
〔学習内容〕
@BB@
この授業では、「解析学」の基礎的部分を主に演習問題を解きながら習熟し、自然と数学の基本が身につくようにし
ます。「基礎解析学」と「解析学」を合わせて履修するとより効果的ですが、この講義だけでも十分わかるように説明
します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
出来るだけ易しく簡潔に説明しますが、高等学校の数学 I、「基礎数学」を習得している方が理解がより容易になる
でしょう。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】硲野敏博著『理工系の基礎数学』
、学術図書出版
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
試験(レポート)の成績
70%、授業内テスト+平常点
30%とし、総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目、臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
ガイダンス(授業の進め方・受け方、基礎解析学の概要
の説明など)
【第2回】
文字式とその展開
【第3回】
多項式と割算
【第4回】
因数分解
【第5回】
分数式の計算
【第6回】
平方根を含む式の性質と計算
【第7回】
関数とグラフ
【第8回】
2次関数と2次曲線、複素数、中間テスト(またはレポ
ート)
-
【第9回】
数列と級数
【第10回】
極限の考え方
【第11回】
指数と指数関数
【第12回】
対数と対数関数
【第13回】
三角法と三角関数
【第14回】
微分係数と微分法
【第15回】
指数関数、対数関数、三角関数の微分、全体のまとめ
18 -
基礎解析学@HH@Basic Mathematics
必修1単位
1年次前期
@@島田
啓子
@CODE@k1190076502-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
専門科目や自然科学の科目の履修に必要な数学の基礎となる三角関数、指数関数、対数関数、複素数、ベクトル及び
行列と行列式を学びます。
関数や複素数などの概念に慣れ、物理現象を解析する基礎学力を身につけることが、この授業の目的です。
各種関数の計算、複素数の計算、ベクトルの合成、行列式の計算ができるようにすることを目標としています。
〔学習内容〕
@BB@
自然法則を記述するには必ず数式を用います。その意味で数学は自然科学の基本となる言語であるといえるでしょう。
この授業では演習問題を解きながら数学の基礎力が身につくようにします。
高校であまり数学を学ばなかった学生には、初歩的な説明からはじめ、実際に具体的な場面で応用できるような力が
つくようにします。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
四則演算、2次関数、指数法則、三角比、整式、分数式の計算などの基礎学力を備えていること。自分の学力が不足
していると感じる学生は基礎数学Ⅰを履修すること。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
【使用テキスト】
@DD@
理工系の基礎数学、北原直人他共著、実教出版
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業内の小テスト(毎回)の成績(10%)と中間テストの成績(30%)、期末試験の成績(60%)で総合評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目、臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンス及び学力確認テスト
講義の進め方、試験、成績のつけ方、テキスト等につい
て説明し、2次関数、指数法則、不等式などの基礎学力
確認テストを行う。
【第2回】式の計算
文字式の計算や変形などが正確に行えるようにする。
【第3回】2次関数
2次関数の復習からはじめ、2次関数のグラフ、2次方
程式、解の公式、判別式、2次不等式などを学ぶ。
【第4回】三角関数 その1
三角比の復習からはじめ、
ラジアン、関数としての sin x、
cos x、tan x 等の三角関数について学ぶ。
【第5回】三角関数 その2
三角関数の加法定理、倍角の公式などを用いて三角関数
の計算の演習を学ぶ。
【第6回】指数関数 その1
指数法則からはじめ、指数関数の性質を学ぶ。
【第7回】指数関数 その2
演習問題を解きながら、指数関数について学ぶ。
【第8回】対数関数 その1
対数法則を理解し、簡単な対数計算ができるようにする。
また、自然対数の性質を学ぶ。
-
【第9回】対数関数 その2
演習問題を解きながら、対数関数の習熟に努める。
ここまでの確認テストを行う。
【第10回】ベクトル その1
二次元ベクトルを理解し、ベクトルの合成、物理量との
関連を学ぶ。
【第11回】ベクトル その2
ベクトルの内積、外積と二直線の平行条件、直交条件な
どの関係を学ぶ。
【第12回】行列と行列式 その1
行列と行列式の基本的性質、簡単な演算法を学ぶ。
【第13回】行列と行列式 その2
余因子、転置行列、逆行列、連立1次方程式の解法など
の演習を行なう。
【第14回】複素数 その1
複素数の説明を行い、複素数の四則演算、複素平面を説
明する。
高校で学んでいない学生のために基本からはじめ、複素
数の概念を学ぶ。
【第15回】複素数 その2
演習問題を解きながら、複素数の習熟に努める。
19 -
解析学@HH@Mathematical Analysis
必修1単位
1年次集中
@@中村
士
@CODE@k1116104101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
専門科目の履修に必要な数学の基礎となる微分、積分を学びます。公式としての数式ではなく、数学の考え方を理解
し、実際に応用する力を身につけるのが、この授業の目的です。
〔学習内容〕
@BB@
解析学の中心は、微分・積分です。微分・積分は理科系専門科目で必要なばかりでなく、経済学など文科系科目でも
広く使われています。この授業では、高校で微積分を学んだ学生には復習しながら、さらに深く話しを展開していきま
す。また高校であまり微積分を学ばなかった学生には、初歩的な話から始め、実際に具体的な場面で微積分が使え応用
できるよう、基礎学力をつけさせます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
出来るだけ易しく簡潔に説明するつもりです。 授業の前半は講義形式で板書をしながら行います。後半は演習問題
を解き、ほぼ毎回指名して黒板で問題を解いてもらいます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】硲野敏博著『理工系の基礎数学』
、学術図書出版
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
試験の成績
約70%、授業内テスト+平常点
30%とし、総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目、臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
ガイダンス(授業の進め方・受け方、高等学校・数学 I
/II の復習など)
【第2回】
式の展開と多項式の割算(パスカルの三角形、剰余定理)
【第3回】
因数分解(多項式の割算と因数定理)
【第4回】
分数式(部分分数展開)
【第5回】
根号のある式(有理化)
【第6回】
関数とグラフ(1次関数と2次関数、不等式のグラフ)
【第7回】
2次関数と2次曲線(判別式、複素数)
【第8回】
数列と級数(等差数列、等比数列、2項定理)、中間テ
スト(またはレポート)
-
【第9回】
極限(無限等比級数、総和記号)
【第10回】
指数と指数関数(指数法則、指数関数のグラフ)
【第11回】
対数と対数関数(自然対数と常用対数、底の変換公式)
【第12回】
三角関数(弧度法、加法定理、三角関数の象限とグラフ)
【第13回】
微分1(導関数、曲線の接線、微分公式)
【第14回】
微分2(指数、対数、三角関数、合成関数の微分)
【第15回】
積分(不定積分と定積分、面積、回転体の体積の計算、
全体のまとめ
20 -
解析学@HH@Mathematical Analysis
必修1単位
1年次集中
@@島田
啓子
@CODE@k1126119002-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
微積分は自然現象や物理法則を記述するのになくてはならないものですが、単に理科系専門科目で必要なばかりでな
く、経済学など文科系科目でも広く使われています。
この授業では、専門科目の履修に必要な数学の基礎となる各種関数の極限、微分法、積分法を学びます。公式として
の数式ではなく、数学の考え方を理解し、実際に応用する力を身につけることが、この授業の目的です。
関数の概念を理解し、微分、積分の計算ができるようになることを目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
高校で微積分を学んだ学生には復習しながら、更に深く話を展開します。
また高校であまり微積分を学ばなかった学生には、初歩的な内容からはじめ、実際に具体的な場面で微積分が使え応用
できるよう、基礎学力をつけられるようにします。
主な内容は、微分法の基礎となる関数の極限、べき乗・三角関数・指数関数・対数関数・合成関数・関数の積などの
微分法、これら関数の不定積分、定積分について学習します。また、微分、積分の応用例を学びます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
出来るだけ易しく簡潔に説明するつもりですが、2次式、三角比、各種関数、ベクトル、複素数などに関する基礎的
な数学を履修済みとして授業を行います。
学力に不安のある学生は、予め計算力や関数に関する学力の確保をしておくこと。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】理工系の基礎数学、北原秀人他共著、実教出版
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業内の小テスト(毎回)の成績(10%)と中間テストの成績(30%)、期末試験の成績(60%)で総合評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目、臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンス
講義の進め方、成績のつけ方、テキスト等について説明。
【第2回】極限と連続性
数列の極限、関数の極限、関数の連続性を学ぶ。
【第3回】微分の定義と性質
微分の定義、微分の積の公式、商の公式、多項式や有理関数の微分を学ぶ。
【第4回】微分法 その1
合成関数の微分法、無理関数の微分を学ぶ。
【第5回】微分法 その2
三角関数の微分公式を学ぶ。
【第6回】微分法 その3
指数関数、対数関数の微分を学ぶ。
【第7回】微分法 その4
高次導関数とマクローリン展開
増減表を用いてグラフを描く、速度・加速度について学ぶ。
【第8回】微分法 その5
ここまでの確認テストを行う。
【第9回】積分法 その1(不定積分)
微分の逆演算として不定積分を定義して基本的な積分公式を学ぶ。
【第10回】積分法 その2(置換積分)
積分の計算でよく用いられる置換積分を学ぶ。
【第11回】積分法 その3(部分積分)
置換積分とともによく使われる部分積分を学ぶ。
【第12回】積分法 その4(部分積分)
置換積分の応用例として、フーリエ級数を学ぶ。
【第13回】積分法 その5(定積分)
定積分の幾何的な意味、不定積分との関係を理解する。
【第14回】積分法 その6
さまざまな積分の計算、面積、速度・加速度の関係を確認する。
【第15回】まとめ
理解しておかなければならない基本的な微分法、積分法を復習する。
-
21 -
代数学@HH@Linear Algebra
必修2単位
1年次後期
@@中村
士
@CODE@k1116105101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
線形代数は、現在いろいろな科学分野で用いられている最も基本的な数学的方法のひとつです。専門科目の履修に必
要な線形代数の基礎知識を身につけるのが、この授業の目的です。
〔学習内容〕
@BB@
高校では学んでいない行列や行列式などがでてきますが、授業ではできるだけ抽象化はさけ、連立一次方程式を解く
ということに的を絞って話を展開します。具体的な計算方法を学びながら、線形代数の考え方を自然に理解するように
します。また2次元ベクトルや3次元ベクトルの内積、外積やベクトルの応用についても学びます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
黒板に板書しながら、出来るだけ易しく簡潔に説明します。講義の後に学生諸君に練習問題を解かせて、指名して黒
板で結果を説明してもらいます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】硲野敏博・原祐子・山辺元雄著『理工系の入門線形代数』
、学術図書出版
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
試験の成績
約70%、授業内テスト+平常点
約30%とし、総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目、臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
ガイダンス(授業の進め方・受け方、代数学の概要の紹介)
【第2回】
行列の定義と演算(行列の和とスカラー倍、行列の積、転置行列、ベクトルと行列)
【第3回】
正則行列、行列のべき(逆行列、単位行列、直交行列)
【第4回】
行列式の定義(偶順列と奇順列、行列式の定義、サラスの方法)
【第5回】
行列式の計算と基本性質(行と列の交換規則と基本性質、行列の積の行列式)
【第6回】
行列式の展開(余因子、行と列に関する展開公式)
【第7回】
逆行列(正則性と逆行列、余因子を用いる逆行列の計算法)
【第8回】
連立1次方程式の解法1(クラメルの公式)、中間テスト(またはレポート)
【第9回】
連立1次方程式の解法2(基本変形と基本行列、基本変形による逆行列の計算法)
【第10回】
一般の連立1次方程式(行列のランク、同次連立1次方程式、はきだし法)
【第11回】
線形空間とベクトル(ベクトルの1次独立と1次従属、線形空間の基底と次元)
【第12回】
ベクトルと内積(内積の定義、内積の幾何学的意味、平面図形や空間図形への応用)
【第13回】
ベクトルと外積(外積の定義、外積の幾何学的な意味、空間図形への応用).
【第14回】
ベクトルの応用(空間内の直線・平面の方程式とそれらの位置関係)
【第15回】
固有値と固有ベクトル(固有方程式、2次形式)、全体のまとめ
-
22 -
応用数学@HH@Applied
選択2単位
mathematics
2年次前期
@@有賀
正浩
@CODE@k1126120001-01
〔授業のねらい及び到達目標〕 @AA@
この科目では、実際の自然現象を表す微分方程式の導き方、その微分方程式を解く方法、結果の考察などを学習する。
現実の問題を解決するためには、次のような手順で考える。
(1)現象を観察する
(2)現実を表す微分方程式を求める(モデル化する)
(3)数学的操作によって、解を求める
(4)現実の解析に役立つ結果を得るために、数学的結果を解釈する
このような問題解決能力(微分方程式を立て、その方程式の解を求める能力)を身につけることが、この授業の目的です。
そして、力学系、電気系の現象が同じ形式の微分方程式で表されること、それらの微分方程式の解法を修得することを目標とする。
〔学習内容〕 @BB@
今までに学習した多項式、三角関数、指数関数、対数関数、微分・積分法等の復習をしながら、運動方程式、電気回路の微分方程
式の立て方、微分方程式の解き方を学び、求めた解が自然現象のモデルとして、どのような意味があるのかを学習する。
主として線型の常微分方程式を扱う。また、周期現象を三角関数で表すフーリエ級数についても学習する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕 @CC@
この授業を履修するためには、基礎数学及び応用数学Ⅰを履修し、多項式、三角関数、指数関数、対数関数及びそれらの関数の微
分・積分法に習熟していることを前提としている。以上の学力が不足している学生は授業受講までに自習しておくこと。すなわち、
基礎数学と応用数学Ⅰの2科目の単位を未取得の学生には授業内藤を理解することは困難であることを自覚しておくこと。
(応用数学
の場合は基礎解析学と解析学の2科目の単位取得が対応する)
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕 @DD@
【使用テキスト】無し。
【参考書、その他教材】例えば、
今日から使える微分方程式、飽本一裕、講談社
工学系学生のための常微分方程式、小寺忠・長谷川健二共著、森北出版(株)など
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業内試験の成績(2回)
(10%×2)、定期試験の成績(80%)を総合して評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕
教科に関する科目、臨床工学技士
@FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンス、基礎学力診断テスト
授業の目的と内容、授業の進め方、テキストの説明を行う。ま
た、基礎学力診断テストを行う。テストの内容は基礎数学・応用
数学Ⅰのうち、微分・積分やベクトル・複素数の基礎的な部分と
する。
【第2回】基礎学力診断テストの解説と関数の極限
基礎学力診断テストの解説とこれからの学習に必要な用語・記
号等の確認を行う。多項式・三角関数・指数関数、対数関数の復
習を行い、関数の連続性、極限値の復習を行う。
【第3回】微分・積分法(1)
微分・積分の復習を行う。特に、三角関数の微分・積分の復習
を行なう。
【第4回】微分・積分法(2)
いろいろな関数、特に指数関数、対数関数の微分・積分につい
て学習する。
【第5回】多変数関数の微分法
偏導関数、全微分、偏微分法の応用として最小二乗法で回帰直
線を求める方法などを学習する。
【第6回】第1回テスト、微分方程式の紹介
微分・積分に関するテストを行う。また、微分方程式の紹介を
行なう。
【第7回】線形常微分方程式(1)
1階の線形常微分方程式について学習する。ニュートンの運動
の第二法則を用い、加速度と変位の関係より運動方程式の解法を
学ぶ。代表例として、自由落下運動、投げ上げ運動を学ぶ。
【第8回】線形常微分方程式(2)
コンデンサーの充放電現象、コイルと抵抗の直列接続回路の過
渡応答を表す微分方程式を用い、同次方程式の解法、定数変化法、
初期条件などを学ぶ。
-
【第9回】線形常微分方程式(3)
水槽の穴から流出する水面の変化、簡単な化学反応による濃度
変化について学ぶ。
【第10回】線形常微分方程式(4)
2階の線形常微分方程式について、単振動の微分方程式の導き
方、解法を学習する。さらに、減衰振動、強制振動についても学
ぶ。
【第11回】線形常微分方程式(5)
2階の線形常微分方程式について、電気系の RLC 回路の過渡
応答、平衡状態の解について学ぶ。
【第12回】第2回テスト
微分法の応用、
微分方程式の基礎についての確認テストを行う。
【第13回】フーリエ級数(1)
波動現象を表す周期関数と三角関数の関係を学習する。周期関
数が正弦波と余弦波の合成から作られることを学ぶ。偶関数、奇
関数に対するフーリエ級数の特性を理解する。
【第14回】フーリエ級数(2)
フーリエ級数について学習する。周期関数の代表例として、方
形波、直線波、三角波などのフーリエ級数の求め方を学ぶ。
【第15回】まとめ
これまでの授業で学んだ微分方程式に関する重点項目を復習し
て、学力を確実なものとする。
23 -
統計基礎@HH@Basics of Statistics
選択2単位
1年次後期
@@中村
士
@CODE@k1156406101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
医療、工業生産、経済変動など、様々なデータの集合を全体として理解するのに欠かせないのが確率・統計です。そ
れらの解析についての基本的な考え方や数学を習得することがこの授業の目的です。まず、統計解析の基礎としての確
率論、統計分布を、実例を用いて学びます。次に、得られた統計的結果から、母集団に関して推定と検定を行なう手法
を身につけます。
〔学習内容〕
@BB@
板書ですすめます。多くの実例を示し、初歩的な段階から説明します。毎回、教科書の練習問題を解いてもらいます。
また、問題を実際に計算するのに、関数電卓を使います。統計計算(平均、分散など)のできる関数電卓を用意して下
さい。使い方も指導します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
基礎数学、基礎解析学の初歩的知識が必要です。新聞・雑誌などに掲載される統計的な図表をふだんから関心を持っ
て見るようにすると、統計・確率の学習と理解に役立ちます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
テキスト:白砂堤津耶著、『例題で学ぶ初歩からの統計学』
、日本評論社
関数電卓:授業の初めに候補機種を指示します。
(プログラム機能、グラフ機能などを持つ高級機種は不適当)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
試験(レポート)の成績
約70%、授業内小テスト+平常点
約30%とし、総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
ガイダンス(授業の進め方・受け方、統計的方法が必要
な分野の説明など)
【第2回】
度数分布表とヒストグラム
【第3回】
データの代表値としての平均
【第4回】
データの散らばりとしての分散・標準偏差
【第5回】
順列と組合せ
【第6回】
確率とその法則
【第7回】
確率変数と確率分布(1)
【第8回】
確率変数と確率分布(2)正規分布、中間テスト(また
はレポート)
-
【第9回】
母平均の区間推定
【第10回】
母比率の区間推定
【第11回】
仮説検定の方法(1)母平均
【第12回】
仮説検定の方法(2)母比率
【第13回】
実験計画法入門
【第14回】
相関分析
【第15回】
回帰分析、全体のまとめ
24 -
基礎物理@HH@
選択1単位
1年次前期
@@清水
弘幸
@CODE@k1190076601-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
高等学校で物理を履修していなかったり、履修はしたが物理現象の原理・法則を理解できなかったりしている学生を
対象として、専門科目を理解する上で必要な物理の基礎力が身につくようにすることをめざします。
到達目標は、物理の基本的な原理・法則を理解し、問題が解けるようになることです。
〔学習内容〕
@BB@
最初に物理学における単位の重要性について解説します。次に、物理学の基本である力学を学び、物理学の考え方を
理解します。それから,私たちの生活を支えている基本的な物理現象として,電気および磁気の性質について学びます。
本講義では、基本的な原理・法則を紹介して平易に解説していきます。少数の問題をじっくり解きながら理解を深める
ようにします。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
数学Ⅰ程度(中学レベルは必須)の知識と計算力のあることが好ましい。
授業の予習、復習は必ずしてください。 なお、この分野がぜんぜんわからない人でも(必要としている学生であれ
ば)出来るだけサポートしていくので、相談してください。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
【使用テキスト】
@DD@
はじめの授業においてテキストや参考書を紹介します。必要に応じてプリントを配布します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績80%、講義内で行う小試験20%
とし、総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】・オリエンテーション、物理学の単位
【第2回】・単位の換算と接頭語
【第3回】・力のつり合い
【第4回】・速さと速度
【第5回】・加速度
【第6回】・自然落下運動
【第7回】・ニュートンの運動法則
【第8回】・ニュートンの万有引力
【第9回】・仕事と仕事率
【第10回】・力学的エネルギーの保存
【第11回】・静電気とクーロンの法則
【第12回】・コンデンサーと電荷、合成容量
【第13回】・電流と電圧、オームの法則
【第14回】・抵抗の接続と合成抵抗
【第15回】・電流の磁気作用
-
25 -
物理Ⅰ@HH@
必修2単位
1年次集中
@@清水
弘幸、 辻 順一郎
@CODE@k1190250701-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
臨床工学技士として必要な知識を習得するための基礎科目である。この教科を理解できないと、2年次以降に学ぶ専
門科目の習得に支障をきたす。このことは、臨床工学技士の国家試験に合格することが覚束なくなることを意味する。
特に、物理量の単位を理解することが肝要である。人命にかかわる医療器械を扱う上で、単位を間違えることは許さ
れないことを理解しなければならない。
また、物理量にはスカラーとベクトルがあること、さらに移動距離・速度・加速度の関係を通じて、微分・積分につ
いての理解を深め、物理と数学との関連性を学ぶ。
この科目の習得により、生体計測装置学、生体機能代行装置学などの学習に役立たせる。
物理量の単位、速度と加速度、力とモーメントのつり合い、仕事とエネルギーを理解し、問題を解決する能力を獲得
することを目標とする。
〔学習内容〕
@BB@
機械工学基礎 I では、力学系の基礎項目の物理量の単位、速度と加速度、ニュートンの運動の法則、力とモーメント
のつり合い、放物運動、等速円運動、ばね振動、仕事とエネルギー、摩擦力について学習する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
高校で数学Ⅰ、Ⅱ及び物理を習得していることが望ましい。高校で数学Ⅱ、数学Bまでを学習していない学生は基礎
数学Ⅰを、物理を履修していない学生は基礎物理を、履修することを前提としている。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
【使用テキスト】
「基礎からの力学」
@DD@
原康夫著、学術図書出版社
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業内の試験の成績と期末試験の成績で総合的に評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】物理量と単位
物理量としての単位(SI単位系)、大きな単位・小さ
な単位を表す接頭語、単位の重要性、有効数字、次元な
どを学ぶ。
【第2回】直線運動
力学の基本として、1次元の等速直線運動、等加速度直
線運動、等加速度の代表例として重力加速度を学ぶ。変
位・速度・加速度の関係より微分・積分との関連性の理
解を深める。
【第3回】ニュートンの運動の法則
慣性の法則(第1法則)、運動の法則(第2法則)、作用・
反作用の法則(第3法則)のニュートンの運動の法則を
学び、運動方程式の理解を深める。
【第4回】加速度と力
速度の時間変化としての加速度を復習し、力と加速度の
関係を復習する。
【第5回】スカラーとベクトル、力のつり合い
物理量には、大きさのみのスカラー量と方向・向きを定
めないと決まらないベクトル量があることを学ぶ。2次
元ベクトルは複素数(複素平面)の扱いと同じであるこ
とも理解する。
【第6回】モーメントのつり合い
物体が静止し続けるための力のつり合い条件、剛体と重
心、力のモーメントなどを学ぶ。
【第7回】放物線運動
自由落下、水平投射などの重力場の2次元運動を例に、
一定加速度が働く物体の運動の基礎を学ぶ。
-
【第8回】等速円運動
向心加速度・向心力、遠心力と慣性力、角速度・回転数
と周期の関係などを学び、円錐振り子による振動との関
連性、角度のラジアン表現(弧度法)を理解する。
【第9回】ばね振動、単振動
変位と力、振幅・周期・振動数と変位・速度・加速度の
関係など、ばね振動の基本を運動方程式と関連付けて学
ぶ。
【第10回】振動と波動
振動と波動は同じ周期現象であることを理解し、振動数
(周波数)、振幅、速度の関係の理解を深める。
【第11回】エネルギー
位置エネルギー、運動エネルギーなどの力学的エネルギ
ーおよびエネルギーの保存則を学ぶ。
【第12回】仕事とエネルギー
力と仕事、重力場における仕事と位置のエネルギー、仕
事率(パワー)などを学ぶ。
【第13回】摩擦力
摩擦のない生活はできない。また、大きすぎても困る。
この摩擦について、垂直抗力、静止摩擦力、動摩擦力、
空気や水の抵抗力などについて学ぶ。
【第14回】運動量と力積
運動方程式と運動量の関係、力積、運動量保存の法則、
衝突などについて学ぶ。
【第15回】まとめ
単位、速度、加速度、力のつり合い、振動、エネルギー
などの基礎事項の復習を行なう。
26 -
物理Ⅱ@HH@
選択2単位
1年次前期
@@有賀
正浩
@CODE@k1190249901-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
臨床工学技師として必要な知識を習得するための基礎科目である。この教科を理解できないと、後期以降に学ぶ専門
科目の習得に支障をきたす。これは、臨床工学技師の国家試験に合格することが覚束なくなることを意味する。
電気工学Ⅰでは、直流回路、静電気、電流と磁気、の基礎事項の理解を促すとともに、電磁気の基礎を理解すること
により、臨床工学の必修科目である医用治療機器学、生体計測装置学、生体機能代行装置学などの学習に役立たせる。
静電気、直流回路の基本事項及び電磁気の基礎を理解することを到達目標とする。
〔学習内容〕
@BB@
電気工学Ⅰでは、クーロンの法則、オームの法則、キルヒホッフの法則、合成抵抗や合成容量の求め方などを理解し、
直流回路の基礎に習熟する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
高校で数学 I、Ⅱおよび物理を習得していることが望ましい。高校で数学Ⅱ、数学Bまでを学習していない学生は基
礎数学Ⅰを、物理を履修していない学生は基礎物理を、履修することを前提としている。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
【使用テキスト】
「わかりやすい電気基礎」
@DD@
高橋寛
監修
増田英二
編集
コロナ社
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業内の試験とレポート及び期末試験の成績で総合的に評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目、臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】直流回路(1)
電流と電圧、電位、電圧、起電力
【第2回】直流回路(2)
オームの法則、抵抗と電圧降下
キルヒホッフの第1法則、キルヒホッフの第2法則
並列回路、直列回路、抵抗の合成
【第3回】直列回路(3)
応用回路、ホーイトストンブリッジ
電池の内部抵抗、分流器・倍率器
【第4回】抵抗の性質
抵抗率と導電率、導体の形状と抵抗、温度計数
【第5回】電流と仕事及び電池
電流と仕事、仕事率、ジュール熱、比熱
電力と電力量、電源の効率
電池の種類、一次電池と二次電池
【第6回】静電現象
静電気、電荷と電気力、電荷の保存則、導体と絶縁体
静電誘導、静電遮蔽、クーロンの法則
【第7回】電気力の重ね合わせの原理
クーロンの法則の再確認、静電気力がベクトルであるこ
とを学ぶ。
ベクトルの合成による解法
【第8回】電界と電位
点電荷の作る電界、電気力線と電界の関係
電界と電位、電位差の定義、電位の傾き
一様強さの電界の電位、一様強さの電界と電気力線
電気力による位置エネルギー
-
【第9回】コンデンサー(キャパシター)(1)
静電容量、電荷量、平行板コンデンサーの形状と電気容
量の関係
【第10回】コンデンサー(キャパシター)(2)
コンデンサーの直列接続や並列接続の合成容量
コンデンサーに蓄えられるエネルギー、誘電体と電気容
量
【第11回】電流と磁気(1)
磁気現象、磁石と磁界、磁界と磁力線、磁気誘導
【第12回】電流と磁気(2)
電流と磁界、アンペールの法則、ビオ・サバールの法則
直線電流の作る磁界(右ねじの法則)
アンペアの周回路の法則
円電流の作る磁界、ソレノイドを流れる電流が作る磁界
環状コイルによる磁界
【第13回】電流と磁気(3)
磁束と透磁率、磁界と磁束密度
磁気回路、磁気遮蔽、鉄の磁化、ヒステリシス曲線
【第14回】電磁力
電流に働く磁気力、フレミングの左手の法則
電流の間に働く力、荷電粒子に働く磁気力
電動機 モータの原理
【第15回】まとめ
直流回路、静電気、電流と磁気の基本事項の理解を確実
にする。
27 -
生物学@HH@Biology
選択2単位
1年次前期
@@大貫
麻美
@CODE@k1110005901-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
生物とは何か、細胞や生命の連続性などの特徴から、その定義を探ることを本講義のねらいとしている。
生物学の発展を支えてきた複数の研究を取り上げ、その成果に関する理解を深めることにより、生物学に関する基本
的な知識を理解することを到達目標としている。
〔学習内容〕
@BB@
資料等をもとに、生命の構造と機能、生物の多様性と共通性、生命の連続性、生物と環境の関わりなどについて触れ、
生物の特徴について考察する。とくに、生物の根幹を担う細胞と遺伝に関する内容を重点的に扱う。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
生物学に関する内容を包括的に取り扱うが、動物の発生や生態に関する内容は、動物発生学及び動物生態学の講義で
主に扱うこととする。
毎回の授業で、講義内容に関連し、考察を深める課題が毎回の講義内で提示される。課題は、当日の授業内容に即し
て出題されるため、授業を遅刻早退することのないよう留意すること。
関連科目:動物発生学,動物生態学
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】教科書は使用せず、必要に応じて講義資料を配布する。
【参考書、その他教材】講義内で説明する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
毎回の講義内で提出する課題の内容(30%)と最終試験の成績(70%)を総括して評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンス
講義の進め方と授業の概要を理解する。
【第2回】生物と無生物
プリオンやウイルスから鑑みる生物の特徴
【第3回】単細胞生物と多細胞生物
生命の基本単位としての細胞
単細胞生物と多細胞生物
【第4回】植物細胞と動物細胞
細胞内小器官と生物の多様性
【第5回】遺伝情報のあるところ
遺伝情報を担う部分に関する研究史
【第6回】遺伝情報の複製とタンパク質の合成
DNA が複製される過程とタンパク質が合成される過程
【第7回】遺伝情報の発現
遺伝子の発現が調整される仕組み
【第8回】遺伝子と形質
形質の発現に関する多様な発見
-
【第9回】遺伝子の連鎖と組み換え
遺伝情報が変化する仕組み
【第10回】代謝
炭酸同化と窒素同化
呼吸による異化
【第11回】免疫
免疫とそれに関わる細胞の働き
【第12回】動物の反応と行動
外界の刺激を受容し、神経系を介して反応する仕組み
【第13回】植物の環境応答
植物が環境変化に反応する仕組み
【第14回】生物に関する近年の研究
主に細胞や遺伝子に関する近年の研究成果と課題
【第15回】総括
28 -
情報システム概論Ⅰ@HH@Introduction to Information Systems I
選択2単位
1年次前期
@@辻
順一郎
@CODE@k1126201101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
現代社会においては、コンピュータは各種の作業を行う上で必須のものであり、各種の文書の作成やインターネット
を介した情報の収集等で必ずコンピュータを使用します。そのコンピュータを効率よく活用するためには、コンピュー
タそのものに関する知識を充分に保持していることが必要となります。本授業では、情報処理技術者として必要とされ
る情報システムの概要を理解することをねらいとし、今後コンピュータ関連技術を学んでいくための基礎的知識を習得
することを到達目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
情報システムの基本であるコンピュータに関して、その原理、歴史、構成要素等の概要を、体系的に説明し、情報処
理技術者として必要とされる基本的知識を習得してもらいます。各授業においては、それぞれの項目の説明を行うと共
に、関連する基本情報技術者試験の過去問題についても説明を行っていきます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
情報処理関連の初心者レベルを対象にします。4年間の情報システム関連科目すべての基礎となる授業です。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】独自資料を授業の際に配布します。
【参考書、その他教材】
「基本情報(午前)完全合格教本 2012年度版」福嶋宏訓著 新星出版社
ISBN: 978-4405047716
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
平常点50%、定期試験成績50%として、総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】 オリエンテーション
授業の進め方、範囲、テキストなどを説明します。
【第2回】 コンピュータシステムの概要と歴史
コンピュータシステムの基本的構成・機能・歴史等を学びます。
【第3回】 数の表現(2進数、8進数、16進数)
コンピュータにおける数の表現方法としての2進数と8進数、16進数について学びます。
【第4回】 論理演算と論理回路
コンピュータにおける処理の基本として、2進数に基づいた論理演算について学びます。
【第5回】 ハードウェアの基礎1(CPU 系)
コンピュータを構成する金物としてのハードウェアに関して、CPU 系を学び、コンピュータの基本的動作を理解
します。
【第6回】 ハードウェアの基礎2(記憶系)
コンピュータの構成要素としての記憶装置に関して学びます。
【第7回】 ハードウェアの基礎3(IO 系)
コンピュータの構成要素としての周辺機器に関して学びます。
【第8回】 ソフトウェアの基礎1(制御ソフトウェアとプログラミング言語)
コンピュータを構成する重要な要素であるソフトウェアに関して、制御ソフトウェアであるOSとソフトウェアを
記述するためのプログラミング言語に関して、その概要を学びます。
【第9回】 ソフトウェアの基礎2(データ構造とアルゴリズム)
ソフトウェアにおけるデータの構造の概要と、処理の手順を表すアルゴリズムに関して学びます。
【第10回】 ソフトウェアの開発
大規模なソフトウェアを開発するためのソフトウェア工学に関して、その概要を学びます。
【第11回】 ファイルとデータベース
多量のデータを扱うためのファイルとデータベースに関して、その概要を学びます。
【第12回】 インターネットと WWW
コンピュータネットワークとしてなじみのあるインターネットとWWWの概要について学びます。
【第13回】 ネットワーク技術
インターネットを構築している基本的通信ネットワークに関して学びます。
【第14回】 情報倫理とセキュリティ
インターネットを使用する際に重要となる情報倫理と、ウィルス等に対するセキュリティの概要と重要性について
学びます。
【第15回】 まとめ
これまでに学んだ各事項についてのまとめを行います。
-
29 -
情報システム概論Ⅱ@HH@Introduction to Information Systems 2
選択2単位
1年次後期
@@辻
順一郎
@CODE@k1126202101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
現代社会においては、コンピュータは各種の作業を行う上で必須のものであり、各種の文書の作成やインターネット
を介した情報の収集等で必ずコンピュータを使用します。そのコンピュータを効率よく活用するためには、コンピュー
タそのものに関する知識を充分に保持していることが必要となります。本授業では、情報処理技術者として必要とされ
る情報システムの概要を理解することをねらいとし、今後コンピュータ関連技術を学んでいくための基礎的知識を習得
することを到達目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
情報システムの基本であるコンピュータに関して、その原理、歴史、構成要素等の概要を、体系的に説明し、情報処
理技術者として必要とされる基本的知識を習得してもらいます。各授業においては、それぞれの項目の説明を行うと共
に、関連する基本情報処理技術者試験の過去問題についても説明を行っていきます。内容的には前期の「情報システム
概論Ⅰ」と似ていますが、より詳細な知識を習得します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
情報処理関連の初心者レベルを対象にしますが、前期の「情報システム概論Ⅰ」を受講していることを前提とします。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】独自資料を授業の際に配布します。
【参考書、その他教材】
「基本情報(午後)完全合格教本 2012年度版」福嶋宏訓著 新星出版社
ISBN: 978-4405047723
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
平常点50%、定期試験成績50%として、総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンス
授業の進め方、範囲、テキストなどを説明します。
【第2回】論理回路とコンピュータ
論理回路を構成要素としたコンピュータの演算装置について学びます。
【第3回】浮動小数点の扱いと誤差
整数と実数の違い、およびコンピュータ内での実数の表現形式である浮動小数点数について学ぶとともに、コンピ
ュータにおける演算誤差についても学びます。
【第4回】出力機器としてのディスプレイ
出力機器として一般的に用いられているディスプレイ装置の歴史と仕組みについて学びます。
【第5回】ネットワークの基礎(OSI の7層モデル)
ネットワークの基礎としての OSI の7層モデルに満して、その概要を学びます。
【第6回】ネットワーク・プロトコル(TCP/IP、UDP)
ネットワークにおける通信の規約としての各種プロトコルについて学びます。
【第7回】イーサネット
ネットワークの物理層としてもっとも普及しているイーサネットに関してその概要を学びます。
【第8回】電子メールの仕組み
電子メールに関して、その仕組みを学びます。
【第9回】データベース・システム
多量のデータを統合的に扱うデータベース・システムに関して、その概要を学びます。
【第10回】ソフトウェア工学
大規模なソフトウェアを開発する工程を工学的に扱うソフトウェア工学に関して、その概要を学びます。
【第11回】システムの信頼性
システムにおける障害と、システムの信頼性について学びます。
【第12回】ユーザインタフェース
コンピュータを使いやすくするためのユーザインタフェースについて、その概要を学びます。
【第13回】情報セキュリティ
コンピュータウィルスや個人情報保護等、情報セキュリティとその重要性について学びます。
【第14回】基本情報技術者試験(2)
情報処理技術者としての能力を証明する国家試験である基本情報技術者試験について紹介します。
【第15回】まとめ
これまでに学んできた各種事項について総括します。
-
30 -
プログラム言語Ⅰ@HH@Programming Languages
必修2単位
1
2年次前期
@@辻
順一郎
@CODE@k1190255701-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
プログラムを書くために作られた言語がプログラミング言語です。目的や用途に応じ多種多様なプログラミング言語
が考案され、実用化されてきました。そのなかで適用範囲や目的を限定せず、いろいろな問題に対応して使用すること
ができる言語を汎用プログラミング言語といいます。
プログラム言語では、命令の書き方などさまざまなことが明確に規定されています。これがプログラミング言語の文
法といいます。この授業では、代表的な汎用プログラミング言語である C 言語を取り上げ、その文法を学習します。
この学習を通して、各種のプログラミング言語に共通する基本事項について理解できるようにすることを授業の狙いと
し、C 言語を用いて自由にプログラミングを行えるレベルに達することを目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
この授業では、代表的な汎用プログラミング言語である C 言語を取り上げ、その文法を学習します。この学習を通
して、手続き型プログラミング言語に共通の基本事項について学びます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
この授業は、コンピュータの仕組みの基本的な事柄を一応理解している人を対象としています。このため、
「情報シ
ステム概論 I、II」、「プログラミング言語Ⅰ」、「プログラム演習Ⅰ」を履修していることを前提としています。
また、この授業は同時に開講される「プログラム演習Ⅱ」と関連しており、同時に受講することを勧めます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】「例題で学ぶはじめての C 言語」,大石 弥幸著,ムイスリ出版 ISBN978-4-89641-162-1
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験(レポート)の成績50%、平常点50%とし、総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】 導入(受講上の注意と環境設定、基本事項の確認)
【第2回】 基本制御構造の確認
プログラム演習Ⅰで学習した事項のチェックを行います。特に制御構造(条件分岐、繰り返し)についての確認を
行います。
【第3回】 配列と文字列
配列や文字列に関して、復習を行います。
【第4回】 関数 (1)
プログラムの処理単位に名前をつけたものが関数です。基本的な関数の定義方法、利用方法を学びます。
【第5回】 関数 (2)
さまざまな関数を作成し、応用的なプログラムを作成できるように学習を進めます。
【第6回】 関数 (3)
応用的事項として、再帰的関数、外部変数、静的変数などを学習します。
【第7回】 ポインタ (1)
C 言語を特徴づけているものがポインタです。ポインタはメモリ中のアドレスを扱うためのデータ構造です。ポイ
ンタを理解することにより、コンピュータ内部の構造や動きをよりよく理解できるようになります。
【第8回】 ポインタ (2)
ポインタと配列の関係を学習します。
【第9回】 ポインタ (3)
関数の引数としてポインタを用いる手法について学びます。
【第10回】 構造体 (1)
複雑な情報をひとまとめとして取り扱うためのデータ構造である構造体について学習します。
【第11回】 構造体 (2)
構造体に対する理解を深めます。
【第12回】 ファイル入出力
入出力をキーボード・画面ではなく、ファイルに対して行う方法を学習します。
【第13~15回】 総合演習
知っておくと便利な発展的機能について学習し、総合的な演習を行います。
-
31 -
プログラム言語Ⅱ@HH@Programming Languages
選択2単位
2
2年次後期
@@辻
順一郎
@CODE@k1190255801-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
プログラムを書くために作られた言語がプログラミング言語です。代表的な言語は「プログラム言語I・Ⅱ]でとり
あげたC言語ですが、このほかにも目的や用途に応じ多種多様なプログラミング言語が考案され、実用化されてきまし
た。これらの言語をすべて理解することは大変ですし、これからも新しい言語が登場してくるでしょう。しかしこれら
のプログラミング言語には共通の概念や機能があります。この共通の概念を研究する分野が「プログラミング言語論」
です。この授業は「プログラミング言語論」の基本的な概念について学びます。 ソフトウェア技術者にとって、「プ
ログラミング言語論」を学び、プログラミング言語の仕組みや考え方に対する理解を深めることを目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
この授業では、手続き型言語、関数型言語、オブジェクト指向言語をとりあげ、それらの言語の基本的な概念につい
て学びます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
C言語をある程度理解していることを前提として授業を進めます。
「プログラム言語I・Ⅱ]の内容が理解できれば
十分でしょう。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
【使用テキスト】
@DD@
初回授業にて指示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績80%、レポートの成績20%とし、総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】 オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方・受け方、テキスト
などについて説明します。
【第2回】 コンピュータとソフトウェア
現在のコンピュータの基本であるフォンノイマン型コ
ンピュータとストアドプログラム方式について説明しま
す。
【第3回】 機械語とアセンブラ
もっともハードウェアに近いプログラミング言語とし
ての機械語とアセンブラについて紹介します。
【第4回】 手続き型言語1
C 言語以外の手続き型言語について、概要と特徴を解
説します。
【第5回】 手続き型言語2
基本除法技術者試験の疑似言語やフローチャートにつ
いて解説します。
【第6回】 手続き型言語3
マイクロソフト・オフィスのマクロ記述に用いられて
いる Visual BASIC について学びます。
【第7回】 関数型言語(その1)
LISP に代表される関数型言語について、その基本的
考え方と、基本になるリスト処理について解説します。
【第8回】 関数型言語(その2)
関数型言語について、数学的な背景を説明します。
-
【第9回】 論理型言語(その1)
PROLOG に代表される論理型言語について、その基
本的考え方とベースになる述語論理について説明します。
【第10回】 論理型言語(その2)
PROLOG を用いた各種のプログラム例について紹介
します。
【第11回】 オブジェクト指向型言語(その1)
SMALLTALK に代表されるオブジェクト指向型言語
について、その基本的考え方を説明します。
【第12回】 オブジェクト指向型言語(その2)
オブジェクト指向型言語におけるクラスとオブジェク
トの関係について説明します。
【第13回】 オオブジェクト指向型言語(その3)
オブジェクト指向型言語における、
インヘリタンス
(継
承)の考え方について説明します。
【第14回】 その他の言語
これまでに説明してきた中に分類できないその他の言
語について紹介します。
【第15回】 まとめ
これまでに学んだ事項についてまとめを行います。
32 -
システムデザイン基礎@HH@Fundamentals of System Design
選択2単位
2年次後期
@@有賀
正浩
@CODE@k1126207101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
システムデザインはその前提としてシステム概念とシステム解析の理論が存在する。
システムの概念を把握した上で、
対象と成る各種システムを解析出来、その各種システムの解析プロセスを理解した上で、要求される一定条件下のシス
テムを設計する事である。従って、システムと見なせる対象は無限であり、その解析も無限である。これは、各論とし
てのシステムをデザインする方法はそれぞれ無限に存在することである。こうした各論を詳しく説明する事は本講義の
時間だけでは不可能である。本講義では、システム概念と解析の基礎を予備知識として、システムのライフサイクルの
考え方に基づいたシステムデザインの総論を学び、システム概念の把握とシステムデザイン手法の活用が、環境を含む
諸問題に適用できる事を到達目標とする。
〔学習内容〕
@BB@
先ず、システム概念の基礎を理解し、その解析法の概略を学び、それらの基礎知識を土台として要求されるシステム
をシステムデザインの総論的方法論を用いて環境問題を考慮した設計をする事を学習する。又、必要に応じて、基本情
報技術者試験の問題レベルを包含したレベルの問題演習を行う。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
システム解析に関連した内容を履修していることが望ましいが、本講義の中で基礎的内容を説明するので、全く初め
ての受講生も学習意欲があれば修得は十分可能である。又、学習レベルは、基本情報技術者試験の問題を包含したレベ
ルであり、そのレベルを著しく超えたものでは無いので、必要に応じて提示される資料を学習する事で、内容を修得す
る事が容易になる。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】特定のテキストは使用しない。学習を進める中で、必用な資料を提示する。
【参考書、その他教材】出来るだけシステム解析、情報システム概論、情報処理概論、情報システム工学等に関連した
科目の学習をして置く事は学習を容易にするが、先ず、講義の中で提示される資料を学習する事が大切である。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
原則、定期試験で評価する。但し、授業の状況に応じては、レポートで評価する場合もある。(以下、各点数。S:
100~90、A:89~80、B:79~70、C:69~60、F:59~0)
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回:システムとは
第2回:システムの定義とシステム解析の基礎知識
第3回:システムモデル1
第4回:システムモデル2
第5回:システムデザインとは
第6回:システムデザインの全体像
第7回:システム開発の手順とシステムのライフサイクル
第8回:ライフサイクルに基づくシステムデザイン1(開始→要求定義)
第9回:ライフサイクルに基づくシステムデザイン2(基本計画→外部設計)
第10回:ライフサイクルに基づくシステムデザイン3(内部設計→システム構築)
第11回:ライフサイクルに基づくシステムデザイン4(評価運用→廃棄)
第12回:オブジェクト指向とUML1
第13回:オブジェクト指向とUML2
第14回:データベース1
第15回:データベース2 と全体の纏め
-
33 -
マイコン応用基礎@HH@Introduction for Microcomputer Application
選択2単位
2年次後期
@@岩橋
努
@CODE@k1116207101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
マイクロコンピュータ(マイコン)は,パソコンをはじめ家電製品から産業機器まで,高度情報化社会のあらゆる分
野で利用され,情報処理システムのダウンサイジング化をもたらしています。
この授業では,マイコンの基本構成と動作,マイコンとプログラムとの関係などを学習した後,パソコンや携帯電話
などマイコン応用機器の中身も理解し,マイコン応用システム開発の基礎を身に付けることをねらいとします。
〔学習内容〕
@BB@
マイコンとマイコン応用システムの基本的な技術を包括的に理解することを目的として,以下の項目に従って授業を
進めます。
1)マイコンの構成と仕組み
2)マイコンの数学(2進数,論理演算)
3)マイコンのディジタル回路
4)マイコンのプログラムと実装
5)マイコン応用システムの例
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
情報数学,情報工学,プログラミングの知識があればベストですが,特別な予備知識は必要ありません。基礎的段階
から講義をします。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】授業中に配布するプリントを使用します。
【参考書、その他教材】授業中に推奨する参考書を示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業内小テストの成績30%,期末試験の成績70%を目途として,総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】道具としてのマイコン
授業の目的,マイコンとマイコン応用システムの特徴をキーワードにより包括的に説明し,後の回の理解を助けます。
【第2回】マイコンの仕組み(1)
マイコンの種類ならびにマイコンの構成要素を述べ,CPU について学びます。
【第3回】マイコンの仕組み(2)
マイコンのメモリの種類と機能,ならびにI/Oポートの役割について学びます。
【第4回】マイコンの数学基礎
2進数,16進数,BCDコード,論理演算などのマイコンに必要な数学の基礎を学びます。
【第5回】デイジタル回路の基礎
制御用マイコンを理解する上で最小限必要なデイジタル回路を学びます。ゲート回路,フリップフロップ回路,デ
コーダ回路,カウンタ回路などについて述べます。
【第6回】マイコンの回路
CPUとメモリとの接続,CPUとI/Oポートの接続について学びます。
【第7回】ソフトウェア
ソフトウェアの構成,プログラミング言語の種類と特徴,フローチャートの書き方について学びます。。
【第8回】マイコンの実行の仕組み
マイコンにおける命令がどのように実行されていくか, フェッチ,メモリリード,実行の各サイクルについて学
びます。
【第9回】機械語とアセンブリ言語
2進表現の命令である機械語と,人間の理解に近づけたアセンブリ言語の概略,CPU内部レジスタの役割につい
て学びます。
【第10回】コンパイラ言語(1)
携帯電話などの開発言語として自然語(コンパイラ言語)の代表として,C 言語について説明します。
【第11回】コンパイラ言語(2)
C 言語を用いて,課題のプログラムについて考えます。
【第12回】ソフトウェアの実装方法
開発したソフトウェアをマイコンのメモリに書き込む方法について説明します。
【第13回】マイコン応用システム(1)
パソコンなど身近な実用機器に組み込まれた制御用マイコンの役割について,その動作と構成を考察します。
【第14回】マイコン応用システム(2)
携帯電話など身近な実用機器に組み込まれた制御用マイコンの役割について,その動作と構成を考察します。
【第15回】全体復習
講義まとめ。
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34 -
電磁気学@HH@
選択2単位
2年次後期
@@伊藤
憲治
@CODE@k1190250001-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
電気工学Ⅱでは電磁気学と交流理論の基礎を学びます。これらは現代科学機器の基礎になっています。臨床工学コー
スで学ぶ医用機器も電磁気学や交流理論の知識なしには正しい扱いができません。この授業では、臨床工学技士国家試
験を受験する学生や電磁気学を学びたい学生の皆さんが、単に現象や公式等を暗記し計算問題が解けるだけでなく、理
解に裏打ちされた応用力のある確かな実力を得ることをねらいます。到達目標は上記国家試験の医用電気工学レベルの
問題を確実に解けること、機器の安全管理など臨床現場で活かせる理解を得ることです。
〔学習内容〕
@BB@
電気工学Ⅰでは初歩の電磁気学と直流回路の基礎を一通り学びましたが更に詳しく学びます。講義と小問演習を繰り
返しながらステップを追って授業を進めます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
高校で数学 I、II および物理を習得していることが望ましい。高校で数学Ⅱ、数学Bまでを学習していない学生は基
礎数学Ⅰを、物理を履修していない学生は基礎物理を、また基礎数学、電気工学Ⅰの履修が前提となります。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
テキスト:高橋寛 監修、増田英二 編集 「わかりやすい電気基礎」コロナ社
参考書:小野哲章 他 編集「臨床工学技士標準テキスト」金原出版株式会社
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業内の試験とレポート及び期末試験の成績で総合的に評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目、臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】電流と磁気(1)
電流による磁界、電磁誘導
【第2回】電流と磁気(2)
誘導起電力の大きさと向き、渦電流
自己インダクダンス
【第3回】電流と磁気(3)
相互誘導と相互インダクタンス、変圧器
【第4回】電流と磁気(4)
電磁誘導の応用 発電機、モーター、ローレンツ力
【第5回】交流回路(1)
正弦波交流、周期と周波数、瞬時値、最大値、実効値
【第6回】交流回路(2)
正弦波交流の波形とベクトル表示
【第7回】交流回路(3)
弧度法 角速度 位相 位相差
【第8回】複素数と複素による交流回路の取り扱い
複素平面での取り扱い、極形式、絶対値、位相角
四則演算の復習と、四則演算による絶対値、位相角の取
り扱い
オイラーの公式
複素インピーダンス、アドミタンス、コンダクタンス、
サセプタンス
【第9回】抵抗Rだけ、コンデンサCだけ、コイルLだけ
からなる回路
インピーダンスとリアクタンス
電圧に対する電流の振幅と位相角の関係
インピーダンスの周波数特性、電流の周波数特性
-
【第10回】C-R直列回路、L-R直列回路
電圧に対する電流の振幅と位相角の関係
インピーダンスの周波数特性、電流の周波数特性
【第11回】C-R直列回路、L-R直列回路
フィルター LPF、HPF
電圧の周波数特性、遮断周波数
遮断周波数における入出力比と位相
【第12回】C-R並列回路、L-R並列回路
電流の振幅と位相角
インピーダンスの周波数特性、電流の周波数特性
【第13回】共振回路
直列共振回路、並列共振回路、複素平面上での取り扱い
共振周波数、インピーダンスの周波数特性、電流の周波
数特性
電流の位相
【第14回】交流回路の電力
複素平面上での交流電力の取り扱い
皮相電力と力率
【第15回】過渡現象
R-C 直列回路の過渡現象
パルス波形を入力した場合の応答波形
35 -
基礎電気回路@HH@Introductory Electric Circuit
選択2単位
1年次後期
@@有賀
正浩
@CODE@k1116404501-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
電気回路の理論は、現実世界の物理現象を抽象化した物理法則の体系中特に電磁気学として体系化された理論を更に
抽象化したものである。従って、電気回路を学習する上で初めに注意しなければならない事は、電気回路の学習とは、
第一は、抽象概念の学習であり、一種の数学を学習するのだという事である。抽象概念の理解が出来れば、それを現実
の電磁気学的現象に適用する事で、必要とする諸問題を解析出来る事に成る。現実問題を解決する為に電気回路の理論
を適用する事が第二の学習点である。従って、本講義では、先ず、第一の基本的抽象概念を学び、第二の現実問題への
基礎的適用法を学習する。従って、基本的抽象概念の理解とその基礎的適用法の活用が出来る事を到達目標とする。
〔学習内容〕
@BB@
先ず、電気回路の基本概念を学習する。一般に法則として規定される諸概念(キルヒホッフの法則、オームの法則、
その他)を把握し、その理論上の性質を理解する。又、電気回路に導入される諸概念(直流、交流、定常、過渡、線形、
非線形、等価、その他)の定義及び特性を理解する。次に、これらの基本概念の電磁気学的現象への適用法を学習し、
実際問題の解決能力を修得する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
臨床工学技士国家試験問題に対応出来る範囲を包含した基本的電気回路概念を修得するレベル。関連科目は、基礎数
学、微分積分学、複素関数論、物理学、電磁気学、システム工学等を含む全ての科目であり、こうした科目の基本的事
項を学習して置く事が望ましい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】電気回路・システム入門:斎藤正男著、コロナ社
【参考書、その他教材】改訂回路理論(1):石井順也著、コロナ社
わかりやすい電気基礎:高橋寛監修、増田英二編著、コロナ社
基礎課程電気回路:本郷廣平著、実教出版株式会社
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験で評価する。
(S:100~90、A:89~80、B:79~70、C:69~60、F:59~0)
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回:電気回路とその基礎概念
第2回:電気回路の構造と基本法則
第3回:直流回路の電圧、電流、抵抗の概念と回路素子
第4回:直流回路の直観的かつ図的な取扱い
第5回:直流回路の基礎的な回路方程式
第6回:直流回路網の性質と解析法1(線形回路、重ね合わせの理、枝電流法、その他)
第7回:直流回路網の性質と解析法2(鳳-テブナンの定理、ノートンの定理、相反定理、最小原理、網目電流法、接点
電位法、閉路電流法、その他)
第8回:時間的に変化する電圧、電流の概念と諸定義
第9回:正弦波と正弦波交流回路1(正弦波定常励振回路と基本法則、インピーダンス、アドミタンス、複素数表示、
その他)
第10回:正弦波と正弦波交流回路2(正弦波定常励振回路の諸定理、複素電力、その他)
第11回:正弦波と正弦波交流回路3(共振現象と共振回路の特性)
第12回:相互インダクタと変圧器(変成器)
第13回:2端子対素子の定義とその性質
第14回:3相交流と等価変換
第15回:過渡現象と全体の纏め
-
36 -
アナログ回路@HH@Electronic Engineering
選択2単位
2年次後期
@@金子
和
@CODE@k1190250201-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
近年の医用治療機器・生命維持装置の長足の進歩は、現代に生きる我々に豊かな健康と革新的な治療手段をもたらし
ました。今後の医療は更に高度に電子機器化されることが予測されます。
電子工学では電子機器を構成する電子部品の動作原理および基礎的な電子回路について学習し、電子機器を取り扱う
専門性を養います。また、電子工学の基礎を学ぶことにより、臨床工学の必須科目である計測工学、医用治療機器学、
生体計測装置学、生体機能代行装置学などの学習に役立てます。
〔学習内容〕
@BB@
電子工学では、半導体電子部品の動作原理、ダイオード整流回路・波形整形回路、トランジスタ増幅回路、演算増幅
回路を学びます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
高等学校で数学 I、II および物理を習得していることが望ましいです。高校で数学Ⅱ、数学Bまでを修得していない
学生は基礎数学Ⅰを、物理を修得していない学生は基礎物理を履修することを前提としています。電流と電圧の関係や
電圧と時間の関係などを示すグラフを読めること、描けることは必須です。また、すべての履修者が電気工学Ⅰを履修
していること、つまり、電荷、電界、クーロン力、電流、電位差、電圧降下、分圧などの基礎知識を習得していること
を前提として講義します。
本科目で理解した内容は電気工学実験、電子情報工学実験、計測工学、医用治療機器学、生体計測装置学、生体機能
代行装置学の学習の基礎となります。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 稲岡秀検・野城真理 共著「臨床工学技士のための基礎電子工学」コロナ社
【参考書、その他教材】 木村誠聡 著「アナログ電子回路のキホンのキホン」秀和システム
小野哲章 他 編集「臨床工学技士標準テキスト」金原出版株式会社
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
毎回授業の冒頭に小テストを実施します。小テストの成績50%、および期末試験の成績50%で評価します。
小テストは期末試験と同様、厳正に行われなければなりません。遅刻、私語等の授業態度には厳しく対応します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回 基礎学力試験、電気工学Ⅰの復習、オリエンテーション(授業の進め方、テキストや参考文献の使い方の説明)
第2回 電子回路素子
第3回 半導体の構造と特性、半導体受光素子(光電導素子、CDS、CCD)、光電子増倍管
第4回 半導体pn接合ダイオードの動作原理と特性、受光素子(ホトダイオード、太陽電池)、発光素子(発光ダイ
オード、LED、レーザダイオード)
第5回 ダイオード回路、整流平滑回路
第6回 ダイオード回路、波形処理回路
第7回 トランジスタの動作原理と特性
第8回 トランジスタ増幅回路(電圧増幅、電力増幅)・発振回路
第9回 演算増幅器(Op.Amp)、IC、LSI
第10回 反転増幅回路、加算回路
第11回 非反転増幅回路、電圧フォロワ回路
第12回 差動増幅回路、減算回路、CMRR
第13回 微分回路、積分回路
第14回 フィルタ回路
第15回 電子システム要素(表示装置、電源装置、電池)
-
37 -
ディジタル回路@HH@Information Technology
選択2単位
2年次後期
@@岩橋
努
@CODE@k1190250401-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
学校・病院などあらゆる場面で,コンピュータが直接あるいは機器に組み込まれて間接的に使われ,そこで処理した
情報を直接モニタで,あるいは離れた場所に送りそこで利用されています。パソコン,医療機器やインターネットなど
を使いこなす上で,コンピュータ技術と通信技術の習得は重要です。さらに,臨床工学分野ではこれらの機器を操作し,
保守・技術開発に当たる上で,これらの機器を構成するディジタル回路やデータ変換について学ぶことは重要です。
本講座では、ディジタル回路(組み合わせ論理回路,順序回路)を学ぶことで様々な電子機器や臨床機器の基本回路
であるディジタル回路の仕組みを理解し,信号処理を学習することでアナログデータとディジタルデータの関係を理解
することを目標にします。
〔学習内容〕
@BB@
ディジタル回路,信号処理を包括的に理解することを目的にして,次の4項目に従って授業を進めます。
1)集合演算と論理代数 2)組合せ回路と順序回路 3)ディジタルデバイス 4)信号処理
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
本講座は,本講座は『情報工学 I』の講義内容を基礎知識として講義をすすめます。
準備学習として『情報工学 I』を十分に理解したうえで受講することが望まれます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 初回の講義で説明します。
【参考書、その他教材】 初回の講義で説明します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業内小テスト(30%),定期試験(70%)により総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】 ディジタルデータと基数表記
ディジタルデータとアナログデータ
2進数、8進数、10進数、16進数と相互変換(基数変換)
【第2回】 集合演算
集合演算式とベン図
【第3回】 論理代数
論理代数と論理式
【第4回】 論理演算
基本法則とド・モルガンの定理
【第5回】 論理式と組合せ回路
真理値表と論理回路素子
【第6回】 ディジタル回路の設計法
論理式の簡単化、加法標準形と乗法標準形
【第7回】 組合せ回路の応用
加算器、デコーダ、マルチプレクサ
【第8回】 順序回路の基本
フリップフロップの仕組みと記憶素子
【第9回】 フリップフロップ
RS フリップフロップ, JK フリップフロップ, T フリップフロップ, D フリップフロップの動作
【第10回】 順序回路の設計
状態遷移とタイミングチャート
【第11回】 順序回路の応用
カウンタ、レジスタ、シフトレジスタ
【第12回】 ディジタルデバイス メモリ
ディジタル IC、PAL、ROM、RAM など
【第13回】 アナログ信号とディジタル信号
DA 変換、AD 変換と変換回路、信号検出、標本化と量子化、サンプリング定理
【第14回】 ディジタル信号処理
雑音除去法(移動平均と加算平均)、スペクトル解析とフーリエ変換
【第15回】まとめ
-
38 -
数値計算法@HH@Numerical Analysis
選択2単位
2年次後期
@@中村
士
@CODE@k1190256101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
工学・理学における様々な問題や現象は、一般に複雑な方程式や微分方程式で表現されますが、それらが解析的(式
の形で数理的に)に解ける場合は多くありません。そのために、解析的な解法に代わって、数値的な手法を利用して、
近似的に解くことが広く行われています。
この講義では、数値的解法の中で良く使われる基本的な手法の考え方を分かりやすく説明し、実例を計算してみて、
将来、実際のテーマに応用できる力を身につけることを目指します。
〔学習内容〕
@BB@
毎回の講義では、それぞれの数値計算法の基本原理をまず説明し、それを元に例題、演習問題によって実際の使い方
を学びます。パソコンソフト・エクセルを使用するので、指定された週にはパソコンを持参して下さい。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
授業は出来るだけ平易に行ないますが、解析学、代数学の基礎を習得している必要があります。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
テキスト:趙華安著『Excelによる数値計算法』
、共立出版
パソコンソフト:エクセル
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
試験(またはレポート)の成績
約80%、授業内テスト+平常点
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
ガイダンス(講義の進め方・受け方、テキストの説明など)
【第2回】
数値計算の基礎事項、エクセルと関数
【第3回】
数値計算における誤差の種類と対処法
【第4回】
非線形方程式の数値解法
【第5回】
補間法(1)
:線形補間法、ラグランジュ補間法、ニュートン補間法
【第6回】
補間法(2):スプライン補間、数値微分法
【第7回】
最小二乗法
【第8回】
中間段階のまとめ(テスト、またはレポート)
【第9回】
行列と行列式
【第10回】
連立一次方程式:ガウスの消去法、ガウス・ジョルダン法
【第11回】
数値積分:数値積分法の基本、台形公式、シンプソンの公式
【第12回】
微分方程式(1):微分方程式の解析解、物理に現れる微分方程式
【第13回】
微分方程式(2):オイラー法、ルンゲ・クッタ法、多段法
【第14回】
モンテカルロ法とその応用
【第15回】
補足と全体のまとめ
-
39 -
約20%とし、総合的に評価します。
アルゴリズム@HH@Algorithm
選択2単位
2年次後期
@@島田
啓子
@CODE@k1116502101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
アルゴリズムとは「解き方」という意味です。
みなさんの中には、プログラム言語をマスターすれば、良いプログラムを作れると思っている人がいるかもしれませ
ん。しかし、良いプログラムを作るためには、プログラム言語の習得だけでなく、プログラム全体を効率的に構築する
能力が必要です。そのためには、問題解決能力は必要不可欠のものとされています。
この授業では、自分の行動やものの考え方を分析し、それを表現していくことからはじめて、一般的な各種問題解決
手法を具体的な数値をあてはめながら学習します。
より効率的でわかりやすい解法を見つけ出すことができるようになることが目標です。
〔学習内容〕
@BB@
良いプログラムは良いアルゴリズムから生まれる、といわれています。
第一に、プログラムの処理速度、数値演算誤差、データ構造等を学びます。
第二に、「問題解決」とはどのようなことか、問題解決手法にはどのようなものがあるのか、について学びます。
これらのことから、「良いプログラム」を作成する為の基礎的な能力を身につけることができるようにします。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
離散数学を履修した学生を対象とします。
毎回、レポート提出または発表を行います。パソコンを使用して授業を進めていくこともあります。
関連科目:プログラミング演習Ⅰ、プログラミング演習Ⅱ
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】授業の開始前に指示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業中の課題(30%)、平常点(20%)、定期テスト(50%)を総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンス
授業の目的と内容、授業の進め方・受講の仕方、テキス
トの紹介
ハノイの塔のアルゴリズム、その他のアルゴリズムを考
える。
【第2回】
アルゴリズムとプログラミング
【第3回】
データ構造 その1
【第4回】
データ構造 その2
【第5回】
フローチャートの基礎、フローチャートの書き方
【第6回】
簡単なフローチャートの作成
【第7回】
サブルーチンと再帰 その1
-
【第8回】
サブルーチンと再帰 その2
【第9回】
フローチャート作成
【第10回】
探索アルゴリズム その1(順次探索、2分探索)
【第11回】
探索アルゴリズム その2(ハッシュ探索)
【第12回】
整列 その1(バブルソート、選択ソート)
【第13回】
整列 その2(挿入ソート、その他の整列処理)
【第14回】
文字列照合のアルゴリズム
【第15回】
まとめ
40 -
データベース@HH@Database Systems
選択2単位
3年次前期
@@辻
順一郎
@CODE@k1116503101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
我々の周りには各種のデータが満ち溢れており、それら多量のデータを有効な情報としていかに活用するかがいろい
ろな分野で重要な課題となっている。コンピュータ・システムにおいて、多量のデータを活用する仕組みが「データベ
ース」であり、、データベースは企業等における各種のデータの保存と管理、インターネットにおける検索エンジン等、
現在のコンピュータシステムにおいて重要な役割を果たしている。
この授業では、データベースの概念について理解するとともに、データベースの代表とも言えるリレーショナルデー
タベースの操作用言語である SQL について学ぶ。
〔学習内容〕
@BB@
データベースでは、多量のデータを一元的・総括的に保存・管理し、利用者ごとの用途に適した形で提供する。その
ため、データの整合性を正確に維持する必要がある。授業では、現在の主流であるリレーショナル・データベースを扱
う。また、データベースの概念・歴史から、最近の話題までを説明する。各単元において、基本情報技術者試験の過去
問題を示し、解説していく。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
コンピュータ演習や、プログラミング演習が履修済みであることを想定する。プログラミングなどを履修していない
場合でも、コンピュータの操作に対する抵抗感がないなら支障はないが、情報システムに関する基礎知識を有している
ことが望ましい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストは初回に指示をする。
他に、インターネット上の教材、サイトの資料など、進行に応じて配布する場合がある。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験(レポート)の成績50%、平常点50%とし、総合して評価する。
平常点の評価では、ミニテストの実施や、レポート提出を求める場合がある。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】 ガイダンス
授業の目的と内容、授業の進め方・受け方、テキスト
などについて説明する。
【第2回】 データベースの基礎概念
データベースの基本的な概念、
およびその発展の歴史、
データベースの種類について学ぶ。
【第3回】 データの表現とファイル
データベースの基礎となる、コンピュータ内部でのデ
ータの表現方法や、保存方法に関するファイルについて
学ぶ。
【第4回】 データベース管理システム
データベースシステムの核として、データの管理を行
うデータベース管理システム(DBMS)に関して、その
概要を学ぶ。
【第5回】 リレーションの概念と操作
現在のデータベースの主流であるリレーショナル・デ
ータベースに関して、その基本であるリレーション(表)
という考え方、リレーションでの表現について学ぶ。
【第6回】 データベース言語・SQL(1)
リレーショナル・データベースを操作するための言語
である SQL について、その概要について学ぶ。
【第7回】 データベース言語・SQL(2)
データベース言語 SQL の文法について、データベー
スの作成、データの追加を中心に学ぶ。
【第8回】 データベース言語・SQL(3)
データベース言語 SQL の文法について、データベー
スに対する問い合わせ処理を中心に学ぶ。
-
【第9回】 データベース言語・SQL(4)
データベース言語 SQL に関して、問い合わせ処理を
中心として実際的な記述例を実際のデータベース環境を
活用して学ぶ。
【第10回】 データベースの設計と管理(1)
データベース設計の概念および、論理データモデル、
物理データモデル等について学ぶ。
【第11回】 データベースの設計と管理(2)
)
データベースを構築する際の実際的手順、および、運
用する際に注意しなければならない事項、正規化などに
ついて学ぶ。
【第12回】 データベース・テクノロジ(1)
分散データベース、Web 連携等の最新のデータベース
技術について学ぶ。
【第13回】 データベース・テクノロジ(2)
XML データベース、オブジェクト指向データベース
等の最新のデータベース技術について学ぶ。
【第14回】 データウェアハウス
データベースの活用として、企業内における経営戦略
などの意識決定支援として活用することを主目的にした
データウェアハウス、データマイニングについて学ぶ。
【第15回】 まとめ
講義全体のまとめを行うとともに、基本情報技術者試験
におけるデータベース関連の出題傾向に関して総括する。
41 -
マルチメディア演習@HH@Maltimedia Exercise
選択2単位
3年次後期
@@島田
@CODE@k1126620101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
実社会で役立つ IT スキルの習得を目標とします。
(1)Excel 実務関数
(2)Access(制作と検索)
(3)Power Point(プレゼンテーション作成)
(4)その他
〔学習内容〕
@BB@
コンピュータを使用した授業です。
実社会で役に立つスキルの習得できるようにします。
Excel で実務関数を復習し、Access でデータベースの概念を学習します。
最後にマルチメディア関連の課題を調べ、Power Point を使って発表します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
コンピュータ演習 I を履修していること。
基礎的な知識と技術とを踏まえた上で,類似の課題を数多く学ぶことでスキルの上昇を図ります。
関連科目:情報とマルチメディア
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】授業時に配布
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業内の提出物(30%)と平常点(20%)、期末試験の成績(50%)で総合評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
講義の進め方、成績のつけ方、テキスト等について説明。
マルチメディアとは何か
【第2回】
(Excel)ビジネスで役立つ関数[財務関数] その1
【第3回】
(Excel)ビジネスで役立つ関数[財務関数] その2
【第4回】
(Excel)ビジネスで役立つ関数[財務関数] その3
【第5回】
(Access)データベースの概要、構築 その1
【第6回】
(Access)データベースの作成 その2(リレーションシップ、クエリ)
【第7回】
(Access)データベースの作成 その3(フォーム、レポート)
【第8回】
(Access)データベース構築課題作成(1) その1
【第9回】
(Access)データベース構築課題作成(2)その2
【第10回】
(Word)マルチメディアに関連した題材についてレポートを作成する その1
【第11回】
(Word)マルチメディアに関連した題材についてレポートを作成する その2
【第12回】
(PowerPoint)プレゼンテーションを作成する その1
【第13回】
(PowerPoint)プレゼンテーションを作成する その2
【第14回】
全員プレゼンテーションを行う
【第15回】
まとめ
※受講生の理解度や要望に応じて授業内容を変更することがあります。
-
42 -
啓子
情報とマルチメディア@HH@Information and Multimedia
選択2単位
3年次前期
@@仲井
克己
@CODE@k1126619101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕 @AA@
Web2.0から Cloud computing へと移行しつつある IT 世界の可能性を論じる。とくにビジネスの現場で,ネットワーク化されたコ
ンピュータがどのような役割を演ずるか,さまざまなビジネスモデルを紹介したうえで考察する。理系のみならず文系学科に所属す
る学生の受講も歓迎する。
以下の問題について,実際にコンピュータを使用し体験的に学び考察する。
(1)情報と政策
①個人情報保護法
②著作権法
(2)Search Engine と SEO
(3)Open Source Software
(4)Search Economy
(5)監視社会
(6)NET 犯罪
(7)インターネット新聞
【到達目標】
情報リテラシーの獲得
(1) ICT 社会に関する基本的な認識
(2) ICT 社会におけるビジネスの展望
〔学習内容〕 @BB@
コンピュータを NET に繋いで,Google や Yahoo に代表される Search Engine の特性や,IT 時代の広告のありかたなどについて
実例を通して考察する。
Cloud computing について体験的に学び,そのうえで将来のビジネスモデルについて討議する。さらに,携帯電話の未来について
も,<広告><検索>などの論点から考察を進める。
授業はコンピュータルームで行う。HTML などに関する基本的な知識については概要を説明したうえで授業を進める。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕 @CC@
講義形式で進める。講義資料は,毎時 NET を利用し配布する。コンピュータに関する特別な知識は不要である。コンピュータの
代わりにスマートフォンなどによる受講も認める。
関連科目
コンピュータ演習
ソフトウエア演習
マルチメディア演習
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕 @DD@
【使用テキスト】テキストは,以下のサイトにて公開している。
http://www.edu-project.com/tu/jhtu.htm
参考とすべき文献やサイトは配布資料に記載。
【参考書、その他教材】情報教育学研究会『インターネット社会を生きるための情報倫理』実教出版
佐藤卓己『メディア社会』岩波新書
西垣通『ウェブ社会をどう生きるか』岩波新書
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
講義の活性化を促すため,講義時における質問・意見などを高く評価する。定期試験・レポート・小テストなどにより総合的に評
価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕
教科に関する科目
@FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】情報と政策
IT 関連法を視野に入れつつ,Web2.0や Cloud computing の特
性を論じる。Search Engine がビジネスとどのような形で結びつ
いているのか体験的に学ぶ。
【第2回】
「検索」の可能性-ビジネス・モデルのチェンジ-
Web2.0の幕を開けた Google の検索エンジンがなぜビジネスの
世界で圧倒的な成功を収めることができたのか考察する。
【第3回】NET 犯罪
成功する確率は,2/10000。なそれでも,儲かる仕組みになっ
ている!
5万円あれば,
素人の貴君たちでも100万通のメール送信ができる!
ワンクリック詐欺について疑似サイトにより体験的に学びなが
ら,NET 社会の暗部を探る。
-
【第4回】監視社会
いつ何を見て,何を買ったのか。mail の中にはどんな単語が含
まれていたのか。すべてデータ化され,知らない間に分析され,
その結果あなたの欲求に沿った広告がメールの隅に撃ち込まれて
くる。そのような IT 社会の現実を実際に mail などを使用しなが
ら体験的に学ぶ。
【第5回】Search Engine
Google・Yahoo などがシェアの大部分を占めるが,マイナーな
Search Engine もある。また,Search Engine はそれぞれに特性
があり,表示結果が異なる。いろいろな Search Engine を実際に
使ったうえで,それぞれの特性を考察する。さらに,Google と
Yahoo とは HTML のどの部分を数値化しているのか,どのタグ
に重きを置いているのか,といったことを考えながら,旧世代の
Web1.0と比較しつつ SEO について考察する。
43 -
【第6回】Open Source Software
Linux は,人種・国境・宗教・性別などを超えて初めて人類が
共に創りあげた OS である。そこに貫かれた思想を,windows な
どと比較しつつ論じる。また,wikipedia などについても併せて
考察する。
【第7回】国という枠を超えたビジネス―掲示板は存続できるのか?―
ある掲示板はオーナーが裁判で敗訴しながら存続し続けている。
その理由は何か?
存続しているということは,社会的にどのようなことを意味し
ているのか?
あらためて,IT 社会の特質を論じる。
【第8回】ビジネスの世界における[検索]
Search Economy について,実際に NET 上の広告を参照しな
がらメリットとデメリットを考察する。また,新聞の折り込み広
告に進出しようとしている現況を確認するとともにスマートフォ
ンにおけるビジネスの展開についても併せて論じる。
【第9回】IT 時代の新聞
市民参加のNET新聞などを参考にしながら,新聞の可能性と
限界を論じる。翻訳機能を使えば,中国・韓国・US の記事は,
ほどほどに読める時代になった。また,地方紙は,NET 時代を
好機と捉え,積極的に記事を配信している。3・11東北大震災で
は,三陸地方の新聞社のサイトが重要な役割を果たした。
新しい時代の NEWS について,考察を進める。
機能の面では,動画の活用などを可能にしたことでインターネ
ット新聞は紙の新聞を凌駕している。しかし,紙の新聞は,情報
過多の時代にナビとしての役割を果たすなど,実際には以前より
も大きな役割を果たそうとしている。
-
【第10回】Cloud computing
アプリケーションをインストールすることなく文書作成・表計
算・画像処理などできる時代になった。Open Office そのものが
すでに過去のもとなろうとしている。新しい時代におけるネット
ワークの活用についてあらためて論じたい。
【第11回】ファイル共有ソフト
著作権法などと関連させながら,ファイル共有ソフトの可能性
と違法性を論じる。とくに過去の情報漏洩事件を取りあげ,対策
などについて考察する。
【第12回】ネット時代の犯罪
ブログの書き込み関する責任など,NET 時代のマナーについ
てあらためて確認する。また,ネット詐欺の技法など,あらたな
犯罪の方法とその対処法についても論じる。
【第13回】著作権・肖像権など
IT 時代になり COPY 文化が極限まで広がった結果,流出した
データの回収はほとんど不可能になった。自衛策などを検討する。
【第14回】SEO について
HTML の基本から SEO で重要となるタグなどを紹介する。SEO
がなぜネット広告で注目されるのか,ランキングという面から広
告ビジネスについて考察する。
【第15回】総括
Cloud computing・SEO・ネットビジネスなどの面から今後の
IT 社会の方向性について討議を進め,スマートフォンをベースに
した次世代のビジネスの展開について考察する。
注)受講生の所属学科に合わせて内容を変えることがある。
44 -
ソフトウェア工学@HH@Software Engineering
選択2単位
3年次前期
@@辻
順一郎
@CODE@k1126406101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
コンピュータにその動作を指示するためのソフトウェアは、ますます大規模で重要な存在となっています。大規模な
ソフトウェアを構築する際には、その要求定義から設計、開発、試験といったさまざまな工程が必要であり、また、構
築後も保守に膨大な作業が必要となります。
この講義では、そのようなソフトウェアの要求定義から運用に至るソフトウェアライフサイクルの各工程における各
種方法論について学びます。
〔学習内容〕
@BB@
大規模なソフトウェアを構築・運営する際に必要な、ソフトウェアの構造化の大切さを示すとともに、要求定義から
保守まで、ソフトウェアのライフサイクルの過程で必要な各種の概念・方法論について説明します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
C 言語等によるプログラミング開発に問題意識を持っていることが必要です。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】初回の授業で指示します。
【参考書、その他教材】各自のコンピュータを用いて各種の実験を行ってもらう場合もあります。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験(レポート)の成績50%、平常点50%とし、総合して評価します。
毎回の授業で簡単な復習課題を実施します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】 ガイダンス
授業の目的と内容、授業の進め方・受け方、テキストなどについて説明します。
【第2回】 コンピュータとソフトウェア
現在のコンピュータの基本であるフォンノイマン型コンピュータとストアドプログラム方式、ソフトウェアの歴史
について紹介します。
【第3回】 トップダウンとボトムアップ
ソフトウェアを作成する際の二つの手法、トップダウン手法とボトムアップ手法について紹介します。
【第4回】 ソフトウェアライフサイクル
ソフトウェアの要求定義・設計・実装・試験・保守という流れについて紹介します。
【第5回】 要求定義
作成するソフトウェアにどのような機能が必要かという要求定義について述べます。
【第6回】 ソフトウェア設計(その1)
要求定義に基づいてソフトウェアの設計を行う際の手法について説明します。
【第7回】 ソフトウェア設計(その2)
ソフトウェアの流れを示すフローチャートについて説明します。
【第8回】 ソフトウェア設計(その3)
ソフトウェアの使いやすさを左右するユーザインタフェースについて設計の際の注意点等を紹介します。
【第9回】 ソフトウェアの実装
ソフトウェアを実装する際に使用するプログラミング言語には C 言語以外にも各種の言語が存在します。それら
のプログラム言語の種類と概要を紹介します。
【第10回】 ソフトウェアの試験(その1)
ソフトウェアの実装が完了しても、そのまま問題なく使えることはめったにありません。実際に使えるものにする
ために必要な試験とデバッについて説明します。
【第11回】 ソフトウェアの試験(その2)
ソフトウェアの良し悪しに関する品質について説明します。
【第12回】 ソフトウェアの保守
ソフトウェアが完成して使用し始めてからも、各種の保守が必要となります。ソフトウェアの保守について説明し
ます。
【第13回】 オブジェクト指向分析・設計
ソフトウェアを構築する際の手法の一つであるオブジェクト指向分析・設計について紹介します。
【第14回】 UML
オブジェクト指向分析・設計を行うためのツールである UML について紹介します。
【第15回】 まとめ
これまでに学んだ内容に関してまとめを行います。
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45 -
コンピュータ概論@HH@Introduction to Computer
選択2単位
1年次後期
@@安藤
友久
@CODE@k1136501101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
現代の情報社会では、パソコンやインターネットに代表される情報基盤の上に成り立っています。パソコンも生活必
需品となってきました。
この授業のねらいは、大学生活や社会生活において、パソコン等情報機器を有効かつ安全に活用していく上に必要な
コンピュータやネットワークに関する基礎知識を身に付けることです。
〔学習内容〕
@BB@
コンピュータ関連科目を学んでいく上で基礎となる内容です。
次の事項について、事例を取り上げながら、解説します。
(1)情報とコンピュータの基礎
(2)コンピュータのハードウエア・ソフトウエア
(3)パーソナルコンピュータの基礎と応用
(4)コンピュータネットワークの基礎と応用
(5)情報社会の課題
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
・授業内容のレベル:コンピュータの仕組みやその活用に関する基礎的な事項について解説します。
・関連授業科目:情報関連科目と密接な関連があります。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
・テキスト:授業のはじめに指示します。
・教
材:情報科学に関連するトピックスを新聞・雑誌記事等から適宜紹介します。
・参考図書:授業の進展に応じ、適宜紹介します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績60%、平常点40%として、総合評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
下記の予定です。ただし、取り上げるテーマは変更する
場合があります。
【第1回】オリエンテーション
授業のねらいと概要、授業の進め方・受け方、テキスト、
成績の評価、受講上の注意事項などについて説明。
【第2回】社会の情報化
情報化と高度情報通信社会、身の回りの情報化(家庭の
情報化、学校の情報化、公共施設の情報化、道路交通の情
報化、気象データ処理の情報化)
、ビジネスにおける情報化
【第3回】情報伝達の変遷
通信のはじまり、文字と紙の発明、郵便型通信のはじま
り、電気型通信のはじまり、近代の情報伝達手段、現代の
情報伝達手段
【第4回】情報産業の発展
産業構造の変化、情報産業と情報化、情報化の進展、産
業構造のあり方、新しい情報産業(電子商取引、情報サー
ビス産業 など)
【第5回】高度情報通信社会とモラル
情報社会における個人の責任、知的財産権と著作権、ネ
チケット(ネットワークエチケット)、ネットワーク犯罪
(サイバー犯罪)、コンピュータウイルス、セキュリティ
管理
【第6回】ハードウエアの基礎(その1)
コンピュータのしくみ(ハードウエアとソフトウエア)、
ハードウエアの機能と構成、コンピュータの特徴、コンピ
ュータの種類
【第7回】ハードウエアの基礎(その2)
アナログとデジタル、ビットとバイト、コンピュータで
の文字の表現方法(文字コード)、音声・画像の表現方法
-
【第8回】ハードウエアの基礎(その3)
論理演算と論理回路、コンピュータの動作原理、パソコ
ンの処理装置、いろいろな入出力装置、入出力インターフ
ェース
【第9回】ハードウエアの基礎(その4)
主記憶装置(RAM と ROM)
、補助記憶装置(ハードデ
ィスク、フロッピーディスク、CD-ROM 装置、光磁気ディ
スク装置、DVD 装置 など)
、ハードウエア基礎のまとめ
【第10回】ソフトウエアの基礎(その1)
ソフトウエアの役割、ソフトウエアの分類(システムソ
フトウエアと応用ソフトウエア)、オペレーティングシス
テムの役割、ミドルウエアの役割
【第11回】ソフトウエアの基礎(その2)
プログラム言語の分類、ファイルシステム、データベー
ス、ソフトウエアの基礎のまとめ
【第12回】コンピュータの利用形態(その1)
コンピュータネットワークの基礎、データ伝送の基礎、
電気通信サービス、ブロードバンド、LAN の基礎、OSI
基本参照モデル
【第13回】コンピュータの利用形態(その2)
バッチ処理とリアルタイム処理、オンライン処理とオフ
ライン処理、集中処理と分散処理、コンピュータシステム
の信頼性
【第14回】コンピュータの利用形態(その3)
分散処理システムの長所と短所、クライアント・サーバ
ーシステム、インターネットの特徴、インターネットの活
用、コンピュータ利用形態のまとめ
【第15回】まとめ
46 -
コンピュータ演習Ⅱ@HH@Computer Practice II
選択2単位
1年次後期
@@唐沢
治、 市川 毅
@CODE@k1116302101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
【授業のねらい】
「コンピュータ演習 I」で日本語ワードプロセッサ、表計算ソフトウェア(スプレッドシート)
、プレゼンテーショ
ンツール等の基礎を学び、かつ、基本的なコンピュータリテラシー・情報リテラシーを身につけた学生諸君が、パーソ
ナルコンピュータ上で利用度の高い表計算ソフトウェアについて、より高度な知識・技術を習得することを目的として
います。
【到達目標】
「使用テキスト」の各章にある「実習」レベルの応用問題ができること。
〔学習内容〕
@BB@
パーソナルコンピュータの世界で表計算ソフトウェアの代表格となっている Microsoft Excel (以下、Excel と呼ぶ)
について、中級以上のレベルに達するよう指導していきます。表計算では様々な関数の機能を理解し使いこなせるよう
に、グラフ表示ではデータの種類・タイプに応じた適切なグラフ表現ができるように、その他、データベース、ピボッ
トテーブル、データのインポート・エクスポートなど 、Excel の持つ多様かつ有用な機能が使いこなせるように、丁
寧に演習を進めていきます。詳細については、「授業の形式・計画」を参照してください。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
授業内容のレベル:
「コンピュータ演習 I」を履修した平均的なスキルを持つ学生諸君を対象とし、じっくりと段階
を追って演習を進めていきます。
前提とする先修科目:「コンピュータ演習 I」
準備学習の内容:各回の授業内容(「授業の形式・計画」参照)に該当する教科書のページを読み、例題等をやって
おくこと。
事後学習の内容:必要に応じて出される宿題や時間内に終わらなかった課題を、次回の授業までにやっておくこと。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】「30時間でマスター Windows 7対応 Excel2010」
実教出版編修部編
実教出版株式会社
【参考書、その他教材】必要に応じ担当教員がその他の教材を配付・使用することがあります。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
課題の提出状況およびその内容60%、教室で確認できる習熟度20%、平常点20%を総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】「コンピュータ演習 II」への導入
【第2回】
「コンピュータ演習 I」で学んだ Excel の技術・
知識の確認(1・2章)
【第3回】ワークシートの活用(1) 1・2・3・4・5・6・
7・8・9・10(3章)
「行,列の削除・挿入・移動」~「オートカル
ク・セルのスタイル」
【第4回】ワークシートの活用(2) 1・2・3・4・5・6・
7・8・9(4章)
「セル番地の絶対参照」~「スパークライン」
【第5回】グラフ(1) 1・2・3・4(5章)
「棒グラフ」~「円グラフ」
【第6回】グラフ(2) 1・2・3・4・5・6(6章)
「3-D グラフ」~「絵グラフ」
【第7回】データベース 1・2(7章)
「データベース入門」「データの並べ替え」
【第8回】データベース 3・4(7章)
「データの検索と置換」「データの抽出」
【第9回】データベース 5・6(7章)
「条件の書き方」「データの集計」
-
【第10回】Excel の応用 1(8章)
「順位づけとn番目に大きい値・小さい値」
【第11回】Excel の応用 2・3・4(8章)
「列の検索」「行の検索」「行・列の検索」
【第12回】Excel の応用 5・6(8章)
「文字列の操作(1)」「文字列の操作(2)」
【第13回】Excel の応用 7・8(8章)
「データベース関数の利用」「条件付き集計」
【第14回】Excel の応用 9・10(8章)
「シート間の計算(3-D 集計)」
「Word への Excel
の埋め込み」
【第15回】Excel の応用 11(8章)
「データのリンク埋め込み」
※1 クラスの実状に応じ、進度その他に若干の変更が生
じる場合があります。担当教員の説明をよく聞いてくだ
さい。
※2 Windows7・ Vista より古い Windows や Office2010
より古い Excel がインストールされているコンピュータ
を持っている諸君は、演習開始時に担当教員に相談して
ください。
47 -
C言語入門演習@HH@Practice of Programming
必修2単位
1年次後期
@@辻
順一郎
@CODE@k1116306102-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
コンピュータにどう動作するかを指示するのがソフトウェアであり,ソフトウェアを記述するための言語がプログラ
ミング言語です。プログラミング言語では,文法として命令の書き方などさまざまなことが明確に規定されており,
目的や用途に応じ多種多様なプログラミング言語が考案され,実用化されています。
本演習では代表的なプログラミング言語である C 言語を利用し,プログラムの作成方法と多くのプログラムを作成
し,実際に動かすことを通じて C 言語を学習します。与えられた課題に対し,自身で解法(アルゴリズム)を考え,
そのプログラムを作成,評価できることを目標とします。成功,失敗の経験からプログラムの原理や楽しさを味わっ
てください。
〔学習内容〕
@BB@
各自のパーソナルコンピュータを用い,C 言語の基本部分に絞って段階的に学習・演習していきます。まず,例題の
通りにプログラムを作成し,コンパイル・実行するところから始めます。次に,練習問題や課題に取り組みます。プ
ログラムを作成し,その動きを確認していきながら理解を深めていきます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
プログラム作成の経験がないことを前提に,基本的な事項を演習するところから始めます。プログラミング言語Ⅰに
おいて、プログラミング言語や C 言語の基本的な機能・文法について講義を行いますので、同時に履修することを
勧めます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】「例題で学ぶはじめての C 言語」,大石 弥幸著,ムイスリ出版 ISBN978-4-89641-162-1
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
演習授業ですから,平常点と課題の提出を重視します。
平常点30%、課題の提出状況40%、定期試験(レポート)の成績30%とし、総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】 オリエンテーション
初回の授業から,各自のパーソナルコンピュータを用いて演習を行います。コンピュータを忘れないようにしてく
ださい。
C 言語のプログラム作成のための環境設定を行います。
基本的なツールであるテキストエディタ,コマンドプロンプト,コンパイラの操作方法を簡単なプログラムを作成
しながら学習します。
【第2回】 C 言語の基本的枠組み
C 言語の基本となる枠組み,画面にメッセージを表示する方法(printf 文)を学習します。
【第3回】 変数と型,入力
データを格納する変数と変数の型の概念(整数型,実数型,文字型),キーボードから変数を入力する方法(scanf
文),コンパイル・エラーへの対処方法を学習します。
【第4回】 計算(算術演算)
四則演算,乱数の利用などについて学習します。
【第5回】 条件分岐(1)
条件の真偽によって処理を分ける方法(if-else 文),フローチャートについて学習します。
【第6回】 条件分岐(2)
複雑な条件式(論理演算)などによって,3つ以上の処理に分岐させる方法を学習します。
【第7回】 条件分岐(3)
変数の値によって,多重(多方向)に分岐させる方法(switch 文)について学習します。
【第8回】 for による繰り返し(1)
初期値,増分,継続条件を指定して繰り返しを行う for 文について学習します。
【第9回】 while による繰り返し(1)
条件を満たしている間,繰り返しを行う while 文について学習します。
【第10回】 while による繰り返し(2)
複雑な繰り返し do-while 文,繰り返しを抜け出す方法などについて学習します。
【第11回】 for による繰り返し(2)
for 文の入れ子,繰り返しを抜け出す方法,while と for 文の使い分けなどについて学習します。
【第12回】 配列(1)
同じタイプの複数のデータをまとめて扱う配列について学習します。
【第13回】 配列(2)
配列の応用(数字の最大値・最小値,総和,統計処理,文字配列)について学習します。
【第14回】 アルゴリズムとプログラム
問題の解き方としてのアルゴリズムとプログラムの関係について学習します。
【第15回】 まとめと総合演習
これまで学習してきた事項を踏まえて,総合的な演習を行います。
-
48 -
プログラム演習Ⅰ@HH@Introductory Practices for Programming
必修2単位
2年次前期
@@有賀
正浩、 岩橋 努
@CODE@k1116306101-02
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
コンピュータにどう動作するかを指示するのがソフトウェアであり,ソフトウェアを記述するための言語がプログラ
ミング言語です。プログラミング言語では,言葉と同じで,文法として命令の書き方など様々なことが規定されていま
す。これまでに,目的や用途に応じ多種多様なプログラミング言語が考案され,実用化されています。
本演習では代表的なプログラミング言語である C 言語を利用し,開発環境の設定やプログラムの作成方法を学んだ
後,多くのプログラムを作成し,実際に動かすことを通じて C 言語を学習します。
与えられた課題に対し,自身で解法(アルゴリズム)を考え,そのプログラムを作成,評価することを通じ,学生諸君
が社会に出て種々のプログラム開発を行う場合になっても,対応できる能力を身につけることを目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
各自のパーソナルコンピュータを用い、C 言語の基本部分に絞って段階的に学習・演習していきます。
まず、例題の通りにプログラムを作成し、コンパイル・実行するところから始めます。次に、練習問題や課題に取り
組み,自分の考えたプログラムを作成し、その動きを確認していきます。
翌週には採点結果を返却し,プログラムの解答例を説明しますので,自分のプログラムと比較してください。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
1年前期に開講される「コンピュータ演習Ⅰ」を履修し、パーソナルコンピュータ(Windows)の基本操作に習熟し
ていることが必要です。特に、タッチタイピングによる入力は必須です。また、フォルダ・ファイル・拡張子・半角/
全角といった基本概念は理解しておいてください。
プログラム作成の経験がないことを前提に、基本的な事項を演習するところから始めます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】「例題で学ぶ はじめてのC言語」 大石 弥幸 著,ムイスリ出版(2,000円)
毎回,プリントも配布します。
【使用テキスト】初回授業から各自のパーソナルコンピュータを用います。Visual Studio .NET と呼ばれるソフトウ
ェアがインストールされていることが必要です。詳細は掲示等で指示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
演習授業ですから,毎回,授業で求められる演習を行い,その課題の提出を重視します。
適宜,授業内で理解度テストも行いその成績30%,平常点70%を目途として,総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
初回の授業から,各自のパーソナルコンピュータを用いて演習を行います。コンピュータを忘れないようにしてく
ださい。C 言語のプログラム作成のための環境設定を行います。基本的なツールであるテキストエディタ,コマンド
プロンプト,コンパイラの操作方法を簡単なプログラムを作成しながら学習します。
【第2回】C 言語の基本的枠組み
C 言語の基本となる枠組みである以下の事項を学習します。
・使用する文字の制限
・C 言語のプログラムを作る際の外枠
・コメント(人間のための注釈)の作成方法
・C 言語の文とは何か
・画面にメッセージを表示する方法(printf 文)
上記を踏まえて、第1回で演習したコンパイル・実行方法を復習します。
また、コンパイル・エラーへの対処方法も学習します。
【第3回】変数の利用と算術演算
プログラムでの情報の格納場所である変数とその利用方法について学習します。
・変数の宣言と型の概念(整数型・実数型・文字型)
・変数への値の代入
・変数への値の入力
・変数の値の出力
・四則演算の式
・キーボードから変数を入力する方法(scanf 文)
-
49 -
【第4回】条件分岐(1)
条件の真偽によって処理を分ける制御構造である if 文について学習します。
・フローチャートの読み方
・条件式の書き方(関係演算)
・単純な if 文
・else のある if 文
【第5回】条件分岐(2)
複雑な条件の表現方法と条件によって3つ以上の処理に分岐させる方法を学習します。
・複雑な条件式(論理演算)
・if 文の入れ子
・else if 構造
・switch 文(特殊な多重分岐)
【第6回】繰り返し(1)
条件を満たしている間,繰り返しを行う while 文,do while 文。
ここでは文法と同時に、C 言語のスタイル(文体)を学習します。特に、インデントや改行を利用してプログラム
を見やすくすることが重要であることを学習します。
【第7回】繰り返し(2)
初期値,増分,継続条件を指定して繰り返しを行う for 文。
・カウンタ変数
・while と for の関係
・繰り返しを中断する方法
・エンドレスループ
【第8回】配列(1)
同じタイプの複数のデータをまとめて扱うためのデータ構造である配列について,以下の事項を学習します。
・配列とは何か
・配列の宣言方法
・配列の要素と添字(配列の利用方法)
【第9回】配列(2)
1次元配列について復習した後、行列のタイプの複数のデータをまとめて扱う2次元配列について学習します。
・配列に初期値を与える方法 ・2次元配列の宣言
・2次元配列の要素
・2次元配列と繰り返しのネスト
【第10回】配列(3)
配列を利用した数学的な応用問題について学習します。
・総和
・数字の最大値・最小値
・統計処理
・並べ替え。
【第11回】文字と文字列
文字と文字列について,以下の事項を学習します。
・文字の入力と出力
・文列の入力と出力
・文字列に関する関数
【第12回】乱数(1)
乱数の意味,乱数を利用した問題について学習します。
【第13回】乱数(2)
乱数と配列を利用した応用問題について学習します。
【第14回】計算(算術演算)
四則演算,三角関数などの数学関数について学習します。
【第15回】まとめと総合演習
これまで学習してきた事項を踏まえた総合的な演習を行います。
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50 -
プログラム演習Ⅰ@HH@Practice of Programming
必修2単位
1
2年次前期
@@辻
順一郎
@CODE@k1116307101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
皆さんは1年次後期のプログラム演習Ⅰで、プログラム作成の基本を学習してきました。本演習は、C 言語を用いた
プログラム作成を本格的に学習します。実用的なプログラムを作成するために必須の機能を学習していきます。
プログラムを作成することにより、コンピュータやそれによって制御される各種機器の動作原理をよりよく理解でき
るようになることも目標の一つです。
プログラム言語も言語です。したがって、基本的な単語と文法事項はしっかり身につける必要があります。数多くの
演習を繰り返すことによって基本的事項を確実にマスターすることを到達目標とします。さまざまなプログラムを作成
し、実際に動かします。さまざまな成功・失敗の体験をするでしょう。そこから、プログラムの原理や楽しさを体得し
てもらいたいと願っています。
〔学習内容〕
@BB@
C 言語によるプログラム作成に必須の機能にしぼって段階的に学習します。最初は例題どおりにプログラムを作成・
実行することから始めます。次に練習問題を解いていきます。自分の力で考え、その考えをプログラムという形で実現
していきます。
各自のコンピュータを用いて実習を行います。また、プログラムの動きを確認するために手作業でトレースを行うこ
ともあります。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
1年次後期に開講されるプログラム演習Ⅰを履修し、プログラム作成の基本的な方法を理解していることが前提とな
ります。特に、テキストエディタの用い方、コマンドプロンプトの起動やコンパイル・実行の方法などが理解できてい
る必要があります。
同時に開講されるプログラミング言語Ⅱを必ず履修し、文法事項を体系的に整理し直すことにより、理解を深めるこ
とも必要です。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】初回の授業で指示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
演習授業ですから,平常点と課題の提出を重視します。
平常点30%、課題の提出状況40%、定期試験(レポート)の成績30%とし、総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】 導入(受講上の注意と環境設定、基本事項の確認)
初回の授業から、各自のパーソナルコンピュータを用いて演習を行います。コンピュータを忘れないようにしてく
ださい
【第2回】 基本制御構造の確認
プログラム演習Ⅰで学習した事項のチェックを行います。特に制御構造(条件分岐、繰り返し)についての確認を
行います。
【第3回】 配列と文字列
配列や文字列に関して、復習を行います。
【第4回】 関数 (1)
プログラムの処理単位に名前をつけたものが関数です。基本的な関数の定義方法、利用方法を学びます。
【第5回】 関数 (2)
さまざまな関数を作成し、応用的なプログラムを作成できるように学習を進めます。
【第6回】 関数 (3)
応用的事項として、再帰的関数、外部変数、静的変数などを学習します。
【第7回】 ポインタ (1)
C 言語を特徴づけているものがポインタです。ポインタはメモリ中のアドレスを扱うためのデータ構造です。ポイ
ンタを理解することにより、コンピュータ内部の構造や動きをよりよく理解できるようになります。
【第8回】 ポインタ (2)
ポインタと配列の関係を学習します。
【第9回】 ポインタ (3)
関数の引数としてポインタを用いる手法について学びます。
【第10回】 構造体 (1)
複雑な情報をひとまとめとして取り扱うためのデータ構造である構造体について学習します。
【第11回】 構造体 (2)
構造体に対する理解を深めます。
【第12回】 ファイル入出力
入出力をキーボード・画面ではなく、ファイルに対して行う方法を学習します。
【第13~15回】 総合演習
知っておくと便利な発展的機能について学習し、総合的な演習を行います。
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51 -
プログラム演習Ⅱ@HH@Practice of Programming
選択2単位
2
2年次後期
@@辻
順一郎
@CODE@k1190256301-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
これまで、プログラミング言語およびプログラム言語関連の演習では、C 言語を対象に文法を中心としてプログラム
作成の練習をしてきました。しかし、実際のソフトウェア開発においては、開発の対象となる問題に対して、要求定義・
仕様決定・設計・実装・テストという過程を経て行い、プログラミングそのものよりも問題の解決の仕方を考える部分
が重要となります。
本授業では、具体的な問題に対して、どのように考えていくかを重視したプログラム開発を体験することをねらいと
し、実用的なプログラムを各自で開発し、デモンストレーションを行うことを達成目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
これまでのプログラミング関連の授業・演習では、C 言語の文法を解説しながら関連する簡単なプログラムを作成す
る練習をしてきました。いわば、問題をどう考えてどう解くかが既知のプログラムを書いてきたといえると思います。
しかしながら、実際のプログラム開発においては、問題をどう考えて、どのような手順で解いていくかを考える部分が
重要になります。この授業では、前半は簡単なゲーム、後半は複雑な式の計算を行う電卓を対象として、プログラムの
開発を行ってもらいます。
開発したプログラムは、授業の中でデモンストレーションをし、レポートとしてまとめてもらいます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
プログラミング言語Ⅰ・Ⅱ、プログラム演習Ⅰ・Ⅱを受講して、C 言語によるプログラミングに習熟していることを
前提とします。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
【使用テキスト】
@DD@
初回の授業で指示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
平常点30%、レポート70%として、総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
前半は○×ゲームを対象とし、後半では文字列として読み込んだ数式を計算する電卓プログラムを対象として、それ
ぞれ段階的にプログラムの開発を行います。
【第1回】 ガイダンス
授業の目的と内容、授業の進め方・受け方、テキストなどについて説明します。
【第2~8回】 ○×ゲーム開発
第1段階: 人間二人が対戦するバージョン。
第2段階: コンピュータが人間の相手をするバージョン。コンピュータはランダムに手を打つ。
第3段階: コンピュータが人間の打った手に対応して戦術を持って対戦するバージョン。
【第9~15回】 電卓プログラムの開発
文字列として読み込んだ数式を、字句解析、構文解析を行ったうえで計算を行うプログラムの開発を行います。
第1段階: 二つの整数の四則演算を行うプログラム
第2段階: 二つの実数の四則演算を行うプログラム
第3段階: 逆ポーランド記法を活用して、括弧を含む複雑な式の計算を行うプログラム
-
52 -
情報システム演習Ⅰ@HH@
選択2単位
3年次前期
@@市川
文男
@CODE@k1126308101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
社会のインフラとして欠かすことのできないものとなってきた情報システムはさまざまな技術的バックグラウンドを
持っています。まず、システム設計のための技術、システム開発のための技術があります。その際には、システム分析
やシミュレーションといった考え方も必要となります。また、アプリケーションレベルでの要件を実現するためには、
データベース、マルチメディア処理、人工知能などさまざまな技術が駆使されています。
本演習では、情報システムを開発するための基礎概念と基本的な技法を身に付けることを目標とします。数値シミュ
レーションや各種のシステム開発に関する実習を行うとともに報告書を作成することを通じて、具体例に則して理解を
深めていくことを目指します。
到達目標は,各演習の課題を理解して問題解決し,完全な報告書を作成できることです.
〔学習内容〕
@BB@
情報システム開発に役立つ基礎概念や基本的な技法を学習します。具体的なシステムを取り上げ、コンピュータ上で
動作させる、あるいは、紙とペンを使って動きを追いかけるといった作業を通じて、理解していきます。担当教員によ
って題材は異なりますが、数値シミュレーションやシステム開発、性能評価実験などを実施します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
C 言語入門演習、プログラム演習 I, II で学習したプログラム作成に関する基礎的知識を復習しておくとよりスムー
ズに学習に取り組めます。また、情報システム概論 I, II、アルゴリズムなどの内容は理解(復習)しておくことが望
ましいと考えます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【参考書、その他教材】教科書、参考書は授業の中で指示します。
また、授業の進行に合わせて、参考書を推薦します。
各自のコンピュータを演習に使用しますので、必ず初回の授業から持参してください。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
それぞれの演習課題を終えた時点で,その課題で得られた結果をレポートにまとめて提出してもらいます.従って,
成績はレポートの成績100%で評価されます.ただし,演習態度が悪い時は,20%の範囲内で減点します.
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】 イントロダクション
授業の狙いと進め方を説明します。必ず各自のパーソナルコンピュータを持ってきてください。
なお、授業で実際に取り扱う題材と内容は、担当教員によって異なる場合があります。
【第2回】 システム開発基礎 (1)
簡単なプログラムを通じてシステム開発の基本的考え方や事例について学習します。
【第3回】 システム開発基礎 (2)
簡単なシステム開発事例を取り上げ、実習を通じて理解を深めます。
【第4回】 システム開発基礎 (3)
システム開発事例を取り上げます。
【第5回】 シミュレーション基礎 (1)
シミュレーション環境に既に用意されている実例を対象として、シミュレーションを行います。
【第6回】 シミュレーション基礎 (2)
第5回で取り上げた題材を様々な角度から検討し、さらに理解を深めます。
【第7回】 シミュレーション基礎 (3)
テーマを決めてシミュレーションを行います。目的に対して、どのようなシミュレーションを行うのが有効かなどを
考えていきます。
【第8回】 シミュレーション基礎 (4)
シミュレーション結果を考察、評価した上で、さらにシミュレーションを行います。
【第9回】 システム設計 (1)
シミュレーション環境上で動作するシンプルなシステムを例にならって作成します。そのための基本となる考え方や
技法を学習します。
【第10回】 システム設計 (2)
第9回で取り上げたシステムをたたき台に、いろいろな実験を通じて改良点を探し出します。
【第11回】 システム設計 (3)
改良点を整理・分析し、新たなシステムを設計します。
【第12回】 システム設計 (4)
設計したシステムの評価を行うための実験を計画・実施します。
【第13回】 システム設計 (5)
自分の作成したシステムをどのように位置づけるか、他の学生の作成したシステムと比較しながら、その特徴を確認
するために必要な実験を計画し、実施します。
【第14回】 システム設計 (6)
自分の作成したシステムの総合評価を行います。
【第15回】 まとめ
-
53 -
情報システム演習Ⅱ@HH@
選択2単位
3年次後期
@@市川
文男
@CODE@k1126309101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
社会のインフラとして欠かすことのできないものとなってきた情報システムはさまざまな技術的バックグラウンドを
持っています。まず、システム設計のための技術、システム開発のための技術があります。その際には、システム分析
やシミュレーションといった考え方も必要となります。また、アプリケーションレベルでの要件を実現するためには、
データベース、マルチメディア処理、人工知能などさまざまな技術が駆使されています。
本演習では、情報システムを開発するための基礎概念、基本的な技法とその応用を身に付けることを目標とします。
シミュレーション、オブジェクト指向プログラミング、UML などの実習を通じて具体例に即して理解を深めていきま
す。
到達目標は,各演習の課題を理解し問題解決して,完全な報告書を作成できることです.
〔学習内容〕
@BB@
情報システムを開発するための基本的な概念・技法とその応用を学習します。具体的なシステムを題材として、コン
ピュータ上で動作させる、あるいは、紙とペンを使って動きを追いかけるといった作業を通じて理解していきます。担
当教員によって題材は異なりますが、各種のシミュレーションやオブジェクト指向プログラミング、Java、UML など
を取り上げます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
C 言語入門演習、プログラム演習 I, II で学習したプログラム作成に関する基礎的知識を復習しておくとよりスムー
ズに学習に取り組めます。また、情報システム概論 I, II,アルゴリズムなどの内容は理解(復習)しておくことが望
ましいと考えます。
情報システム演習 I の内容を理解しておくとより理解が深まります。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【参考書、その他教材】教科書、参考書は授業の中で指示します。
また、授業の進行に合わせて、参考書を推薦します。
各自のコンピュータを演習に使用しますので、必ず初回の授業から持参してください。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
それぞれの演習課題を終えた時点で,その課題で得られた結果をレポートにまとめて提出してもらいます.従って,
成績はレポートの成績100%で評価されます.ただし,演習態度が悪い時は,20%の範囲内で減点します.
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】 イントロダクション
授業の狙いと進め方を説明します。必ず各自のパーソナルコンピュータを持ってきてください。
なお、授業で実際に取り扱う題材と内容は、担当教員によって異なる場合があります。
【第2回】 システム開発 (1)
簡単なプログラムを通じてシステム開発の基本的考え方や事例について学習します。
【第3回】 システム開発 (2)
簡単なオブジェクト指向に基づくシステム開発事例を取り上げ、実習を通じて理解を深めます。
【第4回】 システム開発基礎 (3)
オブジェクト指向に基づくシステム開発事例を取り上げ、そのシステムの性能などを考えます。
【第5回】 シミュレーション (1)
シミュレーション環境に用意した実例を対象として、シミュレーションを行います。
【第6回】 シミュレーション(2)
第5回で取り上げた題材を様々な角度から検討し、さらに理解を深めます。
【第7回】 シミュレーション (3)
少し複雑なシステムに対して、テーマを決めてシミュレーションを行います。
【第8回】 シミュレーション (4)
シミュレーション結果を考察、評価した上で、さらにシミュレーションを行います。
【第9回】 システム設計応用 (1)
シミュレーション環境上で動作するシンプルなオブジェクトを例にならって作成します。
【第10回】 システム設計応用 (2)
第9回で取り上げたシステムをたたき台に、いろいろな実験を通じて改良点を探し出します。
【第11回】 システム設計応用 (3)
改良点を整理・分析し、自分なりのアイデアを実現するための新たなシステムを設計します。
【第12回】 システム設計応用 (4)
設計したシステムの評価を行うための実験を計画・実施します。
【第13回】 システム設計応用 (5)
自分の作成したシステムをどのように位置づけるか、他の学生の作成したシステムと比較しながら、その特徴を確認
するために必要な実験を計画し、実施します。
【第14回】 システム設計応用 (6)
自分の作成したシステムの総合評価を行います。
【第15回】 まとめ
-
54 -
幾何とグラフィックス@HH@Geometry and Graphics
選択2単位
3年次前期
@@中村
士
@CODE@k1116602101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
コンピュータ・グラフィックスの基本的な原理、とくにコンピュータの画面上に幾何学的な図形を描くとはどういう
ことかについて説明し、同時に図形の基本的性質とその表現法について、わかりやすく解説します。コンピュータ・グ
ラフィックスによる画像作成・画像処理の実際的方法は、この授業では扱いません。
〔学習内容〕
@BB@
この授業では、幾何学的な図形とその性質について、理工系学生向きの、やや技術的・数学的な内容の講義を行いま
す。コンピュータの画面に直線や円を描く仕組み、3次元の物体を2次元の画面上に投影・表示する方法など、コンピ
ュータ・グラフィックスの基礎となる重要な事項について要領よく紹介します。エクセルの関数による計算と簡単なグ
ラフ描画を主に使いますので、指定された授業の日には自分のパソコンを持参すること。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
解析学、線形代数学とコンピュータについての多少の知識と使用経験を持っていることを前提としますが、グラフィ
ックスについての予備知識は特に必要ではありません。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】桜井恵三・小川恒一・平塚彰著『図形処理入門---CAD/CGへのアプローチ』、朝倉書店
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
試験(またはレポート)の成績
約70%、授業内テスト+平常点
約30%とし、総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
ガイダンス(講義の進め方と受け方、幾何とグラフィックスの概要の説明)
【第2回】
3次元ベクトルの復習、内積と外積
【第3回】
直交座標系と正規直交系
【第4回】
球面座標、3次元空間内の平面と法ベクトル
【第5回】
空間図形を平面上に立体的に描く原理
【第6回】
空間内の平面への射影とその座標の変換公式
【第7回】
空間内の曲面の表示、球面の表示
【第8回】
中間段階のまとめのテスト(またはレポート)
【第9回】
立体図形の描画(正4面体の場合など)
【第10回】
曲面の描画(球面の場合など)
【第11回】
内積法による隠線処理
【第12回】
隠線処理(正4面体の場合)
【第13回】
同次座標による各種座標変換
【第14回】
形状のモデリング
【第15回】
投影変換と投影図法、全体のまとめ
-
55 -
インターネット工学@HH@Internet Engineering
選択2単位
2年次後期
@@塩森
継紀
@CODE@k1116608101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
インターネットは誰でも自由に利用できる環境が整ってきました。皆さんもそのメリットを十分に享受していること
でしょう。その反面、ネットワークを通じた犯罪やコンピュータウィルスといった負の側面もあります。
インターネットを快適に安全に使うためにはどうすればよいでしょう。インターネットをブラックボックスとして電
子メールや WWW を利用できればよいという態度で満足してはいけないでしょう。一歩進んで、どのような仕組みで
そのサービスが提供されているのかに興味を持ってもらいたいと思います。そうして初めてその危険性も理解できるは
ずです。そのような探究心から生まれる疑問を想定しながら、インターネットの原理とそこで用いられている技術をハ
ードウェア、ソフトウェアの両面から理解していくのが本講義の目標です。
〔学習内容〕
@BB@
インターネットの技術的側面を理解し、応用することを目標とします。インターネットの歴史からはじめて、どのよ
うにインターネットが構築され、私たちが通常利用しているさまざまなサービスがどのような仕組みで提供されている
かを学習します。
理解を深めるために、皆さんのコンピュータで各種の操作を試す、設定を調べるといった作業を宿題とする場合があ
ります。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
ネットワークに関する技術的知識がないことを前提になるべくわかりやすく説明します。
情報システム概論 I, II の内容は理解しておいてください。情報理論基礎の内容は復習しておくことが望ましいと考
えます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】授業のはじめに指示します。
【参考書、その他教材】授業のはじめに指示します。
また、授業の進行に合わせて、参考書を推薦します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
平常点(50%)。授業中に出題する課題とレポート(2回を予定)への取り組みを評価します。
定期試験(50%)。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】 オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方、教科書、参考書に
ついて説明します。
インターネットとは何かのイメージを一緒に考えます。
【第2回】 インターネットを振り返る
インターネットの現状をより理解するために、インタ
ーネットの誕生から現在までを概観します。
【第3回】 電話とコンピュータ通信の比較
同じ通信技術である電話と対比させながら、コンピュ
ータ通信を見ていきます。インターネットを電話とコン
ピュータ通信の融合、あるいは発展形として捉えていき
ます。
【第4回】 OSI 参照モデルとプロトコル
ネットワークにおいては標準化が重要な役割を果たし
ています。現在の標準である OSI 参照モデルを学習し
ます。
【第5回】 ローカルエリアネットワーク(LAN)
インターネットの基盤技術である LAN の基本的考え
方を学習していきます。
【第6回】 IP アドレス
インターネットの基盤となる IP アドレスについて見て
いきます。インターネット上で相手を特定するための方
法と、通信経路や DHCP の制御についても説明します。
【第7回】 インターネットのサービス (1)
インターネット上の代表的なサービスである、ドメイ
ンネームシステム、電子メール、ファイル転送などにつ
いて紹介します。
【第8回】 インターネットのサービス (2)
インターネット上の代表的なサービスである遠隔ログ
イン、Web サービスなどについて紹介します。また、
最近の新しいサービスについても紹介します。
-
【第9回】 光通信とインターネットへの応用
最新の通信技術である光通信とそのインターネットへ
の応用を取り上げます。超高速通信が実現された場合の
インターネットの問題点についても触れる予定です。
【第10回】 インターネットの管理と運営
インターネットを管理・運営する体制について説明し
ます。
【第11回】 インターネットの構成
現在のインターネットの構成は、初期のものとはかな
り異なったものになっています。インターネットのバッ
クボーンとなっているプロバイダ間のネットワーク構成
やその管理などについて述べます。
【第12回】 セキュリティ
インターネットの最大の問題点がセキュリティです。
各種のセキュリティの課題とその対策の現状について説
明します。さらに、インターネットで守るべきルールや
マナーについても触れます。
【第13回】 インターネットの将来
インターネットを取り巻く状況や将来の方向について、
関連の深い国際機関の活動を紹介しながら概括します。
【第14回】 無線 LAN
最近では家庭などで無線 LAN がよく用いられます。
無線 LAN 特有の問題点やその注意点などをインターネ
ットとの関連で説明します。
【第15回】 まとめ
インターネットにおいて用いられる技術を俯瞰的に整理
し、現状の問題点や今後の発展方向についてまとめます。
56 -
システム制御@HH@system control
選択2単位
3年次前期
@@岩橋
努
@CODE@k1116601101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
制御は社会生活や技術の広い分野で,非常に重要な役割を担うとともに重要な意義を持っています。現代の社会は,
その構成要素の隅々まで小さなシステムから巨大なシステムまでが複合的に構成されており,その一つ一つが何らかの
制御をされながら,ダイナミックに活動をしています。また,医療の現場でも,高度な医療機器はもとより生体計測機
器などにも色々な制御技術が利用されています。
授業では,制御の基本的な概念と意義を理解し,それがどのように実現されるものであるかを知り,また制御の質と
は何か,そして良い制御をどのように実現するかを学びます。
〔学習内容〕
@BB@
制御の基本である古典的制御理論について学びます。制御の基本原理,基本概念について学習し,制御の方法,制御
の質とその確保の方法について学習します。
最初に,制御の対象は線形と仮定して,入出力の関係を表現する方法を学び,制御対象の特性を表現するインパルス
応答,ラプラス変換と伝達関数,周波数応答の意味や記述法を示します。制御方式,制御要素,制御対象(フィードバ
ック,フィードフォワード,PID 制御,プロセス制御)等についても学習し,最後に制御の質(安定性,即応性など)
を判定する方法を学びます。また,時間が許す範囲で非線形制御,現代制御について簡単に解説します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
物理と数学(特に微分、積分、微分方程式)の基礎と計測の知識は、制御を学ぶ上で必須要件です。計測と制御は、
車の両輪の関係にあります。
教科書を用いる講義形式で、必要に応じて細かく資料を配布します。また、実際問題を演習的に取り入れます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】畠山省四朗,野中謙一郎,釜道紀浩
授業中にプリントも配布します。
著,オーム社(2,700円)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業内小テストの成績30%,期末試験の成績70%を目途として,総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目、臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンス:授業の進め方など講義計画と評価方法の確認,自動制御とは何か,制御の歴史的発展について
学習する。
【第2回】微分方程式,複素数,三角関数,対数グラフなどについて復習し,以降の学習の基礎知識を修得する。
【第3回】線形微分方程式の解法,過渡応答について学ぶ。
【第4回】制御システムの設計にとって重要な安定性について学び,その設計法を理解する。
【第5回】制御システムの安定判別法(ラウス・フルビッツの安定判別)に関する問題を解き,理解を深める。
【第6回】ラプラス変換の原理と活用方法を学ぶ。
【第7回】ラプラス変換の応用問題を解き,理解を深める。
【第8回】伝達関数の意味と表現方法,ブロック線図とその簡単化を修得する。
【第9回】ブロック線図に関する問題を解き,理解を深める。
【第10回】ステップ応答とインパルス応答について学ぶ。
【第11回】周波数特性とは何か,周波数伝達関数の導き方を学ぶ。
【第12回】伝達関数と周波数応答特性,その表現方法(ボード線図)を学ぶ。
【第13回】伝達関数と周波数応答特性の表現方法(ベクトル軌跡)を学ぶ。
【第14回】フィードバック制御系の特長,PID 制御と最適調整について学ぶ。
【第15回】総合的に復習を行う。
-
57 -
ネットワーク工学@HH@Network Engineering
選択2単位
3年次後期
@@岩橋
努
@CODE@k1116614101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
パソコン,インターネットや携帯電話の普及により,今日の高度情報化社会では「いつでも,どこでも,誰とでも」
情報を交換したり,必要な情報を検索し瞬時に取り出したりすることができます。次世代のユビキタス・ネットワーク
においては,接続対象に「何でも」が加わります。
授業では,インターネットや携帯電話の通信サービスや接続の仕組みを中心に,高度情報化社会を支える情報通信ネ
ットワークと情報通信技術(ICT)について理解し,学生諸君が社会に出て情報通信システム利用の際の種々の場面に
対応できる能力を身につけることを目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
インターネットや携帯電話など身近に使っている通信システムをベースに,情報通信システムの基本的な技術を包括
的に理解することを目的として授業を進めます。
適宜,情報処理技術者試験問題も取り上げて解説します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
特別な予備知識は必要ありません。基礎的段階から講義をします。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】授業中に配布するプリントを使用します。
【参考書、その他教材】「情報通信ネットワーク」
,水澤純一 著,コロナ社(3,000円)
「IP 通信技術テキスト」,岩橋努 著,日本理工出版会(2,800円)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業内小テストの成績30%,期末試験の成績70%を目途として,総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンス
授業の目的,通信ネットワークと通信技術の特徴をキ
ーワードにより包括的に説明し,
後の回の理解を助ける。
【第2回】通信ネットワークとサービス
通信サービスと放送サービスの歴史,通信ネットワー
クの現状。
【第3回】交換方式
電話接続に利用する回線交換方式,インターネット接
続に利用するパケット交換方式の特徴,仕組み。
【第4回】固定網
電話網,インターネット接続を行うアクセス系の種類
と特徴,仕組み。
【第5回】移動網
携帯電話,無線LANなどモバイル系の種類と特徴,
仕組み。
【第6回】LANと通信プロトコル
LANのネットワークトポロジー,プロトコル構成。
ネットワーク装置。
【第7回】インターネットとIPアドレス
IPアドレス,ネームサーバ,DHCPなどIPアド
レスの付与方式。
-
【第8回】 インターネットのプロトコル
TCP/IP,ルーティング方式。
【第9回】 インターネットのサービス
メール,WEBアクセスの仕組み。
【第10回】 ネットワークのセキュリティ
コンピュータウイルスとワクチンソフト,ネットワー
クのセキュリティ(ファイアウォール,暗号化)。
【第11回】通信方式の基本
アナログ通信とディジタル通信。伝送方式。同期方式。
多重化方式。変復調方式。
【第12回】無線伝送とテレメータ
電波の性質。周波数と波長。医用テレメータシステム。
【第13回】通信システムの性能評価と信頼性
データ伝送速度。符号化方式。伝送誤りと誤り検出方式。
【第14回】 衛星通信,ユビキタス通信
衛星通信。GPSを利用した位置情報サービス。ユビ
キタス通信。
【第15回】全体復習
講義まとめ。
58 -
画像情報処理@HH@Image Processing
選択2単位
2年次後期
@@中村
士
@CODE@k1110001402-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
この分野は、画像情報工学と言われています。パソコンの発達により、画像情報の扱いが容易になりました。そして、
非常に多くの分野で画像処理技術が応用されています。本授業では、画像処理の基礎理論とその応用である画像情報シ
ステムについてやさしく解説し、画像処理技術の原理と方法論を修得します。
〔学習内容〕
@BB@
まず、画像を認識する基礎としての、光、色、視覚について学びます。画像は、コンピュータにより様々な方法で処
理することができます。主な画像処理には、変換、強調、復元、領域分割、分類などがありますが、これらについて簡
単に説明します。また、これら画像処理のアルゴリズムについても学びます。パソコンによる基礎的な画像処理の演習
も何度か行います。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
解析学、線形代数学の基礎を習得していることが必要です。特に三角関数の知識はフーリエ級数を理解するのに欠か
せません。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】末松良一・山田宏尚著『画像処理工学』
、コロナ社
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
試験(またはレポート)の成績
約70%、授業内テスト+平常点
約30%とし、総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
ガイダンス(授業の進め方・受け方、テキストなどの説明)
【第2回】
画像処理の概要(画像処理の歴史、応用などの概説)
【第3回】
画像の扱い1(画像のアナログ処理とディジタル処理の
比較)
【第4回】
画像の扱い2(カラー画像、画像データの種類、Fourier
変換)
【第5回】
画像処理の手法1(画像の幾何学的変換と濃度変換)
【第6回】
画像処理の手法2(その他の変換)
【第7回】
フリーソフトを用いる画像情報処理の演習
【第8回】
画像処理の手法3(画像のフィルタ処理、鮮鋭化、平滑
化)、中間テスト(またはレポート)
-
【第9回】
画像処理の手法4(画像の領域分割と2値画像処理)
【第10回】
画像圧縮(各種の画像圧縮アルゴリズム)
【第11回】
動画像処理(アニメーションなどの動画像処理と応用)
【第12回】
画像情報処理システム(画像情報処理システムの概要と
具体例)
【第13回】
画像記憶装置
【第14回】
画像入出力装置
【第15回】
画像処理の応用(産業用、民生用に使われる色々な例)、
全体のまとめ
59 -
未来環境デザイン@HH@Earth Environments
選択2単位
1年次後期
@@中村
士
@CODE@k1110007401-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
地球温暖化に象徴される地球規模の環境問題は、日を追って悪化しています。そのため、近未来の環境は、政治、経
済、産業活動ばかりでなく、人間の生活と文化にも大きな影響を及ぼします。現在、どのような環境問題があり、それ
らの原因は何か、いかなる対応策がとられているのかを、工学・理学の立場から整理して、
”持続可能な成長”という
将来のシナリオを探るのがこの授業のねらいです。
〔学習内容〕
@BB@
毎回のテーマに沿って、教科書・参考書、環境省などの資料、から抽出した配布資料や映像資料に基き、授業を進め
ます。数回、特定のテーマに関して、理解度を確認する小レポートも提出してもらう予定です。また、日々の新聞やニ
ュースに報道される環境問題にも関心を持つようにして下さい。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
環境科学、環境工学は幅広い分野の知識を必要とする学際的な科目であるため、2年次-3年次に履修することが望
ましい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
テキスト:岡本博司著『環境科学の基礎』(第2版)
、東京電機大学出版局
参考書:中塚勉・土本信孝著『環境にやさしい新エネルギーの基礎』
、森北出版
参考資料:環境省が発行する各種資料
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
試験(またはレポート)の成績
約70%、授業内テスト+平常点
約30%とし、総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
ガイダンス(授業の進め方と地球環境問題の概観)
【第2回】
天体としての地球と気候変動
【第3回】
地球大気の特性
【第4回】
生態系
【第5回】
エネルギー資源と枯渇問題
【第6回】
地球環境問題への政治・経済的取組み
【第7回】
ガイア仮説
【第8回】
中間段階のまとめ:テストまたはレポート
-
【第9回】
新エネルギーの概観
【第10回】
太陽エネルギー
【第11回】
風力エネルギー
【第12回】
バイオマスエネルギー
【第13回】
原子力エネルギーの利用と問題点
【第14回】
廃棄物エネルギー
【第15回】
総合エネルギー収支と持続可能な成長、全体のまとめ
60 -
デザイン入門@HH@Introduction to Art of Design
選択2単位
1年次前期
@@小森
精一
@CODE@k1116751101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
これから、モノをつくる立場で勉強を進めるうえでは、自分の好き嫌いだけに受け身な、消費者としてではなく、広
くモノ、コトの成り立ちについて理解をしていく必要があります。デザイン入門はその始まりの授業として、視覚によ
る伝達の基になる媒体として「色彩」と「書体」を取り上げ、これから皆さんの仕事には欠かせない基本学習を行いま
す。
〔学習内容〕
@BB@
はじめに、デザインの分野についての解説します。
「色彩」は、色彩学の基本的な知識(A・F・T 色彩検定、2~3級程度)を理解し、また PCCS の色票を用いた配
色演習で色彩感覚を深めます。
「書体」は、おもに欧文書体の発達の歴史のなかで、個々の書体の特徴を理解し、文字にはその形態とともに質の情
報があること理解します。書体の使い分け(分類)と名だたる書体についてはその解説ができることを目標とします。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
理論的な解説と簡単な演習を平行して授業を進めます。
また、これから先の演習の授業等で随時使用される「用語」について、その意味を正確に把握していくことが求められ
ます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
「使用テキスト」必要なレジメ、参考資料は配布します。
参考資料が多くなりますから、必ず「色彩」と「書体」専用の A4ファイルを用意してください。
「参考書」
「色彩」大井義雄・川崎秀昭 共著
日本色研事業株式会社
「配色入門」川崎秀昭 著
日本色研事業株式会社
「教材」
※「新配色カード 199a」日本色研事業株式会社
720円
※ 切る、貼るに使う文房具、定規、コンパス
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
演習で行う課題をクリアファイルまとめ提出します。
定期試験(レポート)の成績60%と課題ファイルを40%とし、総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
オリエンテーション(授業内容の解説・授業への取り組み、
注意点など)
。
デザインの分野について。
第2回
「色彩」色を見るしくみ
第3回
「色彩」表色系
第4回
「色彩」表色系
○ PCCS によるカラーチャートの作成
第5回
「色彩」色彩調和の基礎とパーソナルカラー
○ 肌色色表作成
第6回
「色彩」配色技法・配色演習
第7回
「色彩」色と質感
○ 色出しの演習
-
第8回
「色彩」色と質感
○ 色出しの演習
第9回
「書体」欧文書体・ローマン体
第10回
「書体」欧文書体・ローマン体
○ 書体の線式
第11回
「書体」欧文書体・サンセリフ体
第12回
「書体」欧文書体・サンセリフ体
○ ヘルベチカのトレース
第13回
「書体」欧文書体・スクリプト体、ファンシー体
第14回
「ことばとかたち」表意、表象
○ 演習課題
第15回
「ことばとかたち」表意、表象
○ 演習課題
61 -
デザイン基礎演習A@HH@Basic Training in Graphic Software Skills A
選択2単位
1年次前期
@@田畑
好子
@CODE@k1190310601-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
グラフィックソフト基礎演習は、デザインの基礎から応用に至る一連の演習の入口にあたる授業です。
様々なデザイン業界、マルチメディアの業界において必須とされているグラフィックソフト「Adobe Illustrator」と
「Adobe Photoshop」は、多機能ゆえに操作方法も複雑です。基礎演習は、これらのソフトの基本操作を習得すること
を目標とし、同時に根気よく作業に向かう集中力と、効率よく手順を積み上げていく計画性も養います。
〔学習内容〕
@BB@
演習室の使用規則、コンピュータ(Mac)の基本操作、ファイル管理についてなど、初歩的な事柄から、Illustrator
と Photoshop の基本的な操作方法を学びます。この授業ではスキルを身につけることに重点を置きます。
2コマ続きの授業ですので、1コマのみの履修は出来ません。
※必ず第一回目の授業から出席すること!
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
初めて Mac に触れる学生にも配慮し、基本から楽しく学べるように、ゆっくり解りやすく指導します。
作業データの保存のために容量2GB 以上の USB メモリと、ノート・筆記用具を用意してください。
関連科目:デザイン入門、メディア基礎演習、アート制作演習。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキスト・教科書は使用しません。
【参考書、その他教材】授業の進行に必要な資料は Web ブラウザで閲覧する html ファイルで用意します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
課題に取り組む姿勢、操作の習熟度、提出作品の完成度等を総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
※受講希望者数が定員を超えた場合、人数を調整する必要が生じます。履修を希望する学生は必ず第1回から出席して
ください。
第1回 オリエンテーション、教室環境と使用規則、講座の意図の説明
第2回 Mac の基本操作、ファイル管理、Illustrator:基本操作
第3回 Illustrator:図形の描画と編集(変形・移動・整列等)
第4回 Illustrator:色の管理、カラー設定、レイヤーの操作
第5回 Illustrator:図形を組み合わせて平面構成
第6回 Illustrator:図形を組み合わせて平面構成
第7回 Illustrator:文字の入力と編集
第8回 Illustrator:文字の配置、名刺作成
第9回 Illustrator:文字の配置、名刺作成
第10回 Photoshop:基本操作、画像の保存形式、選択範囲とペイント
第11回 Photoshop:レイヤーの操作、画像合成、レタッチ
第12回 Photoshop:レイヤーの操作、画像合成、色調補正
第13回 Photoshop:文字の入力と編集・操作、バナー作成
第14回 Photoshop:GIF アニメーション、バナー作成
第15回 前期の作品の発表・総括
-
62 -
デザイン基礎演習B@HH@Basic Training in Graphic Software Skills B
選択2単位
1年次後期
@@田畑
好子
@CODE@k1190310701-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
後期はデジタル画像の成り立ちやベクター画像とラスター画像の違い、解像度について理解し、
「Adobe Illustrator」
と「Adobe Photoshop」の操作法の習得をさらに深めます。
最後に、Web インターフェイスやアニメーション、モーショングラフィクスの作成ソフト「Adobe Flash」のキーフ
レームアニメーションにも触れます。課題に対して探求心を持って、積極的に取り組む姿勢を身につけます。
〔学習内容〕
@BB@
前期の学習内容を踏まえ、地道なトレーニングをしながら少し高度な Illustrator と Photoshop の操作法を学習しま
す。Flash の基本的なアニメーションも学びます。
2コマ続きの授業ですので、1コマのみの履修は出来ません。
※必ず第一回目の授業から出席すること!
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
原則として「グラフィックソフト基礎演習A/デザイン基礎演習A」既習者対象の授業内容です。後期からの履修は
出来ません。
作業データの保存のために容量2GB 以上の USB メモリと、ノート・筆記用具を用意してください。
関連科目:デザイン入門、メディア基礎演習、アート制作演習。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキスト・教科書は使用しません。
【参考書、その他教材】授業の進行に必要な資料は Web ブラウザで閲覧する html ファイルで用意します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
課題に取り組む姿勢、操作の習熟度、提出作品の完成度等を総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
※受講希望者数が定員を超えた場合、人数を調整する必要が生じます。履修を希望する学生は必ず第1回から出席して
ください。
第1回 デジタル画像の成り立ち、Illustrator と Photoshop の違い
第2回 Illustrator:ペンツールを使ったパスの操作、画像のトレース
第3回 Illustrator:パスの操作、グリーティングカード作成
第4回 Illustrator:パスの操作、グリーティングカード作成
第5回 Illustrator:パスの操作、グリーティングカード作成
第6回 Illustrator:パスの操作、グリーティングカード作成
第7回 Photoshop:解像度の話、画像の編集、フィルタ
第8回 Photoshop:選択範囲の編集、アルファチャンネル
第9回 Photoshop:選択範囲の編集、アルファチャンネル
第10回 Photoshop:Web タイトル画像作成
第11回 Photoshop:Web タイトル画像作成
第12回 Flash:基本操作、図形の描画と編集
第13回 Flash:画像とサウンドの読み込みと編集
第14回 Flash:アニメーションの作成
第15回 後期の作品の発表・総括
-
63 -
デザイン応用演習A@HH@Applied Design Training
選択2単位
A
2年次前期
@@小森
精一
@CODE@k1116754101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
これまでのデザイン基礎演習をはじめ、座学を含めた多くのデザイン関連の授業をベースにグラフィックデザインの
分野での専門的なトレーニングを行います。
情報や知識の量ではなく、モノ・コトの質を感性として伝えるということについて考え、ものを創りあげるクリエイ
ティブとしての姿勢と、つくることに責任をもつことを学習の目的とします。
その学習は美学、心理学、人間工学といった学問の基礎的研究、またコミュニケーション理論等の社会学の分野も含
め、専門の領域であるデザインの理論と技術を扱うものです。
メディアとその表現を中心に個人から集団へ、そして社会へと視野の拡大を意図的に求めひとりひとりのヴィジョン
をデザインの行為のなかに獲得することを目的します。
〔学習内容〕
@BB@
実践的なデザインの作業を、ディレクションワークからプレゼンテーションまでおこない。必要なアプリケーション
ソフトを専門的に使用出来るようにスキルをたかめます。
応用演習の始めですので、図・イメージ(イラストや写真ど)
・文字など個々のエレメントの作成や選択、また構成
上の色彩計画・レイアウトをグラフィックの基本として行います。制作過程でイラストを描くことや画像を処理するこ
と、色の構成や目的にあった書体の選択、そして全体のレイアウトの決定など、様々なデザイン上の問題を解決しなけ
ればなりません。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
※デザイン応用演習についてはかならず基礎A・Bの4単位を履修していること。
〈準備学習の内容〉
第1回の授業で、3つの課題の説明を、授業計画表とともに詳しく説明します。それぞれの課題の実作業は授業時間
に行いますが、各課題の資料は事前に収集し準備する必要があります。また、課題そのものをよく理解し、自分でデザ
インのイメージプランをたて、紙にメモやスケッチをしておくことも事前に求められます。くれぐれも、授業に準備を
怠り出席することのないよう、心がけるように。
〈関連科目〉
デザイン入門、デザイン理論、デザイン基礎演習A・B、美術史、近代美術史、アート制作演習、絵画
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】必要事項はプリントを配布します。
【参考書、その他教材】参考となる資料、書籍は適宜指定します。
〈教材〉
クロッキー帳などの無地のノート、鉛筆、カッターなどの文房具
データーの受け渡しと保存用に1GB 程度の USB フラッシュメモリ
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
取り組み姿勢、提出課題、プレゼンテーションで評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】 ガイダンス、(課題説明、参考作品展示)、演
習環境と作業上の規則、マナーの確認。
ラスター画像の解像度。選択範囲とアルファ
チャンネル。
【第2回】 課題 1 デジタルコラージュ (資料の収集、
テーマの決定、モチーフの選定)
【第3回】 課題 1 デジタルコラージュ (PC 作業、
編集)
【第4回】 課題 1 デジタルコラージュ (PC 作業、
編集)
【第5回】 課題 1 デジタルコラージュ (PC 作業、
編集)
【第6回】 発表と講評
講義:立方体の表現
課題 2 キュービックオブジェ 5×5×5
(テーマを決め、スケッチ。)
【第7回】 課題 2 キュービックオブジェ 5×5×5
(PC 作業)
【第8回】 課題 2 キュービックオブジェ 5×5×5
(PC 作業)
【第9回】 課題 2 キュービックオブジェ 5×5×5
(PC 作業)
【第10回】 発表と講評
課題 3 学園祭の広報ポスター制作 (ラ
フスケッチ)
【第11回】 課題 3 学園祭の広報ポスター制作 (PC
作業)
【第12回】 課題 3 学園祭の広報ポスター制作 (PC
作業)
【第13回】 課題 3 学園祭の広報ポスター制作 (PC
作業)
【第14回】 課題 3 学園祭の広報ポスター制作 (PC
作業)
【第15回】 発表と講評
〈その他〉
*2限通しての授業ですので履修申告の際、1限のみの登録は無効になりますので注意すること。
*定員の人数を調整する必要が生じることもあります。履修を希望する学生は必ず1回目のガイダンスには出席して
ください。
-
64 -
デザイン応用演習B@HH@Applied Design B
選択2単位
2年次後期
@@加瀬
倫有
@CODE@k1111102101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
これまでのデザインの演習授業をはじめ座学を含めた多くのデザイン関連の授業をベースに、グラフィックデザイン
の分野での専門的なトレーニングを行います。
グラフィックデザインの分野として、アドバタイジング(広告)は、もっとも脚光を浴びる場面です。潤沢な資金に
よる長期ロケ、その時代のトップのタレントたちなど。またそのメディアは雑誌、新聞、テレビといったところから、
チラシ、電車の中吊り、アウトオブホーム(看板)、さらにインターネットと社会の隅々にまで浸透しました。しかし、
ここ数年その隆盛に翳りが見えてきました。なぜそうなるのか?
現在の広告の世界の構造を学習し、これからの広告を模索します。
〔学習内容〕
@BB@
演劇のチラシ、ポスター、パンフレットを制作します。奇跡の人、セレブの資格、偶然の男といった実際の演劇で使
用された台本を読んで、ラフの段階から最終出力までを経験します。その制作過程でロゴタイプや文字組、印刷物のデ
ータ制作の基本を学びます。考え方のベースとして、広告代理店のターゲットセグメントの方法や視聴率のデータの活
用方法、またメディア別のおおまかな費用(媒体費や印刷代)なども知る事によって、制作計画まで考察します。
実際の作業はパソコンを用い、グラフィック関連のアプリケーション(イラストレータ、フォトショップなど)を使
用します。これらのアプリケーションの習熟度をあげることも目的のひとつです。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
※本講座履修にあたっては基礎 A・B、応用 A・B の8単位を履修していること。
関連科目:
デザイン入門、デザイン基礎演習 A・B、映像制作演習、美術史
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
テキスト:必要事項はプリントを配布します。
教材:クロッキー帳などの無地のノート、鉛筆、カッター等の文房具
データの受け渡しと保存用に1GB 程度の USB フラッシュメモリ(作品制作に多少の実費がかかります)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
取り組み姿勢、作品の完成度、プレゼンテーションで評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
オリエンテーション・グループ編成・テーマ検討
第2回
グループごとにラフ制作・コンセプト建て
第3回
ロゴタイプ①
第4回
ロゴタイプ②
第5回
マーケティングの初歩・コンセプト見直し、マーケティ
ング計画
第6回
グラフィックアイデアの制作①
第7回
グラフィックアイデアの制作②
第8回
グラフィックアイデアの制作③
-
第9回
チラシ
第10回
ポスター
第11回
パンフレット①
第12回
パンフレット②
第13回
統合①
第14回
統合②
第15回
講評、意見交換
65 -
デザイン応用演習C@HH@Applied Design C
選択2単位
3年次前期
@@加瀬
倫有
@CODE@k1116756101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
これまでのデザインの演習授業をはじめ座学を含めた多くのデザイン関連の授業をベースに、グラフィックデザイン
の分野での専門的なトレーニングを行います。
情報や知識は大切ですが、それらを取捨選択・編集することによって、ひとつの作品が出来上がります。もちろん美的
な観点から画面を構成していくことになりますが、その過程で何を拠り所に作業を進めていくべきか?
見た目の美し
さか、内容の分かりやすさか、それとも内容の質なのか? その根拠を自分なりに発見することが最終的な目標です。
〔学習内容〕
@BB@
任意の街でフィールドワークを行い、その街の特性を分析し、テキストの量を減らし図で表現する。さらに魅力的な
街にするためには何が不足しているか、どのよな改善が加わると良いかなどを導きだす。
①ダイアグラム ②チャート&テーブル ③グラフ ④マップ ⑤ピクトグラムの5つの分野に細分化し、各分野で
の理論を学びます。実際の作業はパソコンを用い、グラフィック関連のアプリケーション(イラストレータ、フォトシ
ョップなど)を使用します。これらのアプリケーションの習熟度をあげることも目的のひとつです。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
※本講座履修にあたっては基礎 A・B、応用 A・B の8単位を履修していること。
関連科目:
デザイン入門、デザイン基礎演習 A・B、映像制作演習、美術史
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】必要事項はプリントを配布します。
【参考書、その他教材】クロッキー帳などの無地のノート、鉛筆、カッター等の文房具
データの受け渡しと保存用に1GB 程度の USB フラッシュメモリ(作品制作に多少の実費がかかります)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
取り組み姿勢、作品の完成度、プレゼンテーションで評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
オリエンテーション・グループ編成・テーマ検討
第2回
テーマの発表・取材方法の検討・取材により期待される結
論を予想
第3回
ダイアグラム①
第4回
ダイアグラム②
第5回
チャート&テーブル①
第6回
チャート&テーブル②
第7回
グラフ①
第8回
グラフ②
-
第9回
マップ①
第10回
マップ②
第11回
ピクトグラム①
第12回
ピクトグラム②
第13回
統合①
第14回
統合②
第15回
講評、意見交換
66 -
デザイン応用演習D@HH@Applied Design D
選択2単位
3年次後期
@@加瀬
倫有
@CODE@k1116757101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
今から500年前、ヨハネス・グーテンベルグが印刷機を発明した時に、はじめてメディアといえるモノが出現しまし
た。印刷物は同じ考えを多くの人に伝える最初のメディアです。印刷といっても今とは比較にならないほど手間のかか
るものでしたから、印刷される内容は厳選され、また印刷されてからも厳しく批判の目に晒されました。現在のインタ
ーネットに代表されるメディアはさまざまな情報を垂れ流しています。2005年の総務省の調査によると、その時点で
1995年の410倍の情報量になったということです。現在ではさらに増加していることは皮膚感覚でも容易に推察できる
ところです。そのような状況のなかで、どうやって情報を取捨選択していくべきかを、情報を発信していく側としての
モノの見方を学習します。エディトリアルは500年の歴史を持ち、情報の構成の基礎となるもので、すべてのプレゼン
テーションに応用できるものです。
〔学習内容〕
@BB@
テーマとして将来のエネルギー環境を考えます。ネットや書籍、または自分自身のフィールドワークをもとに16ペ
ージの記事を作成します。
昨年の3月11日の大震災は我々のこれまでの価値観を変えるに十分なインパクトを持っていました。物質的に豊かな
こと、経済的な発展が、プライオリティの最上位にあることがこれまでの日本の価値観となっていましたが、そのため
には潤沢なエネルギーが不可欠です。今後の価値観の変容に従って、エネルギー事情はどのように変わっていくだろう
か。未来を予測するために、現状を詳しく調べ、自分の導きだした結論を特集ページとして構成します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
※本講座履修にあたっては基礎 A・B、応用 A・B の8単位を履修していること。
関連科目:
デザイン入門、デザイン基礎演習 A・B、映像制作演習、美術史
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
テキスト:必要事項はプリントを配布します。
教材:クロッキー帳などの無地のノート、鉛筆、カッター等の文房具
データの受け渡しと保存用に1GB 程度の USB フラッシュメモリ(作品制作に多少の実費がかかります)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
取り組み姿勢、作品の完成度、プレゼンテーションで評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
オリエンテーション・グループ編成・テーマと方針検討
第2回
テーマの発表・取材方法の検討・取材により期待される結
論を予想
第3回
台割り・フォーマット
第4回
エディトリアルの文字の基本①
第5回
エディトリアルの文字の基本②
第6回
レイアウト①ヨコ組
第7回
レイアウト②タテ組
第8回
実制作①
-
第9回
実制作②
第10回
実制作③・中間講評
第11回
実制作④
第12回
実制作⑤
第13回
実制作⑥
第14回
製本①
第15回
講評、意見交換
67 -
公衆衛生概論@HH@
選択2単位
1年次前期
@@杉山
英男
@CODE@k1117410102-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
(授業のねらい)
「公衆衛生学」は”健康の科学”であり、社会・環境と健康との関連において主として人集団を対象に、疾病予防や健康の維持・
増進を図るための要因を究明するための学問です。その目的を達するために、これまでの歴史的経験から様々な考え方や手法が編み
出され、現在もその学問は進展しています。
本授業では、これら公衆衛生・環境保健や保健衛生活動について学び、健康管理に関する概要を習得します。
(到達目標)
公衆衛生活動への取り組みを理解し、個人・公衆の健康、疾病状況を把握しその対応について理解を深めます。
〔学習内容〕
@BB@
大きく分けて、保健・医療・福祉・介護の制度、健康や疾病に関わる統計資料と測定・評価、主要疾患の現状と予防対策、環境保
健(衛生)について学びます。人の生活にかかわる健康事象や対応に関する基礎事項を把握、理解していきます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
将来の公衆衛生活動を担うための基本となる公衆衛生学・衛生学の知識を学習します。
社会活動や社会事象と関わりのある学問であるので、個人あるいは社会における健康課題や保健衛生活動などの最新ニュースや身
近なテーマにも関心を持ちながら授業を受けていただきたい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】
(1) エスカベーシック「社会・環境と健康」 河原和夫 著(同文書院)
(2) 配布プリント
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業内試験とレポート 75%、平常点 25%
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
・社会と健康
(1)オリエンテーション
(2)公衆衛生の概念(定義、予防医学、プライマリー・ヘルスケア、
ヘルスプロモーションなど)
(3)公衆衛生の歴史(外国、日本)
【第2回】
・環境と健康
(1)生態系と人間活動(人間と環境の相互作用、環境影響評価など)
(2)環境汚染と健康(環境汚染、公害、地球規模の環境など)
(3)環境問題(地球温暖化、酸性雨、放射能汚染、砂漠化、大気汚
染など)
【第3回】
・環境と健康
環境保健(衛生)
1.気候、2.大気、3.空気、3.温熱、4.局所環境、5.居住、6.衣服
など
【第4回】
・環境と健康
環境保健(衛生)
1.上水道、2.下水道、3.廃棄物など
【第5回】
・環境と健康
環境保健(衛生)
1.騒音、2.電離放射線、3.食品など
【第6回】
・健康、疾病、行動に関わる統計資料
(1)保健統計
(2)人口静態統計
(3)人口動態統計
(4)生命表
(5)傷病統計
【第7回】
・保健・医療・福祉・介護の制度
(1)地域保健(保健所、市町村保健センター、健康増進施設など)
(2)地域保健従事者
(1)母子保健(母子保健事業、乳幼児健診、新生児マススクリーニ
ング等)
(2)母子健康手帳
(3)健やか親子21、エンゼルプラン
-
【第8回】
・確認試験
・保健・医療・福祉・介護の制度
(1)産業保健(労働と健康、職業と健康障害、作業関連疾患、労働
災害、産業保健従事者、健康診断、労働安全衛生対策など)
【第9回】
・保健・医療・福祉・介護の制度
(1)学校保健(学校保健従事者、児童・生徒の健康、学校保健対策
など)
(2)国際保健(国際協力、世界保健機関(WHO)、国連食糧農業機
関(FAO)など)
【第10回】
・保健・医療・福祉・介護の制度
(1)社会保障
(2)医療制度(医療保険、医療施設、医療従事者、医療費など)
(3)福祉・介護制度(社会福祉、福祉施設、介護保険、要介護認定・
ケアプラン、介護保健施設など)
【第11回】
・主要疾患の疫学と予防対策
(1)生活習慣病、(2)主要部位のがん(悪性新生物)
、(3)脳血管疾患、
(4)心疾患、(5)代謝疾患(糖尿病、脂質異常症)
【第12回】
・主要疾患の疫学と予防対策
(1)骨・関節疾患、(2)歯科・口腔疾患、(3)感染症、(4)精神疾患、
(5)自殺、(6)その他の疾患
【第13回】
・健康状態・疾病の測定と評価
(1)疫学指標
(2)疫学の方法
1.記述疫学、2.コホート研究、3.症例対象研究、4.介入研究、5.
無作為比較対
照試験など
【第14回】
・健康状態・疾病の測定と評価
(1)バイアスと交絡
(2)スクリーニング
(3)根拠に基づいた保健対策(EBM)
(4)安全性の確保(リスクアセスメント、リスクマネジメント、リ
スクコミュニケーション)
(5)疫学研究と倫理
【第15回】
全体のまとめ
68 -
医学一般Ⅰ@HH@general medicine
選択2単位
1年次前期
@@原田
勇彦
@CODE@k1146237102-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
一般的な医学の入門講座です。将来医療に関連する職種を目指す学生、あるいは教養的知識としての修得を目指す学
生を対象として、医学の基礎知識を修得することを目標とします。部分的にはかなり専門的な内容となることもありま
すが、将来必要とする、あるいは教養として役立つ知識を得ることのできる授業です。
〔学習内容〕
@BB@
医学一般について、教科書に沿っての学習となります。教科書をまんべんなく学ぶのではなく、ある程度テーマを絞
り、それらについて基礎的な内容、およびある程度深く掘り下げた内容の授業を行います。授業内容がたとえ部分的に
は難しくとも、授業を理解しようとする努力が重要です。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
生物学の基礎知識、医学関連の専門用語の知識があると、授業の理解に役立ちます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】「医学一般」精神保健・社会福祉士養成基礎セミナー編集委員会(編)
、へるす出版
【参考書、その他教材】必要に応じて授業中に紹介します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績70%、授業中に行う小テストの成績30%として、総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
イントロダクションとオリエンテーション、人体の基本構造
各器官の構造と機能1:血液・リンパ系と免疫
各器官の構造と機能2:循環器系、呼吸器系、消化器系
各器官の構造と機能3:内分泌系、運動器系、皮膚・泌尿器系、生殖器系
各器官の構造と機能4:脳神経系、感覚器系
疾病と障害1:悪性腫瘍
疾病と障害2:生活習慣病
疾病と障害3:感染症
疾病と障害4:神経疾患、精神疾患
疾病と障害5:先天性疾患、難病
障害の概要1:視覚障害、聴覚障害、平衡障害
障害の概要2:肢体不自由、内部障害
障害の概要3:認知症、高次脳機能障害
リハビリテーション
まとめ
-
69 -
人体の構造Ⅰ@HH@Anatomy and Physiology in health and illness.
選択2単位
1年次前期
@@高橋
裕
@CODE@k1190052803-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
看護学科をはじめ医療従事者となる学生が学ぶ解剖・生理学教科書として人体について精緻に記載されている書籍で
学習を進めてゆく。ここで、いろいろな器官系が一緒に作用して健康体としての機能をはたすということを理解して、
上級学年の学習に向けての頑丈な土台を作ってほしい。講義時間内の集中学習習慣の会得です。
人体の構造と機能は第2学年の講義時間内でしっかりと覚えこんでください。忘れてしまったことを思い出すのが第
4学年時の国家試験に向けての試験勉強です。
〔学習内容〕
@BB@
教科書にそって人体の構造と機能を学んでゆきます。第1-3回では身体とその構成要素を学びます。第4-9回で
は内部伝達を学びます。第10-12回では物質の摂取と排泄を学びます。13-15回では免疫をふくめて生体防御
と生存について学びます。筋骨格系は後期に学びます。
教科書に書かれていることがらを理解する上で部位の名称や正常値は覚える必要があります。記憶度合いの確認テス
トを毎講義終了時に行います。講義に集中していないと回答ができなくなります。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
講義中に分からないことがあれば挙手して質問してください。教科書の文章を読むだけが講義ではありません。話題
が教科書の記述から広がってゆくが多いのは、これから進む専門教育を理解するために教科書の記載に解説と話題を加
えているのです。話題の展開を理解するように頭脳と体調を整えで教室に来てください。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 ロス&ウィルソン解剖生理学 改定版 島田達生訳 西村書店
【参考書、その他教材】 日常的に目にするサイエンスや医療に関するテレビ番組や新聞記事。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末試験60%、平常点40%
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
身体のあらまし(教科書:Ⅰ-1)
生命にとっての化学入門(Ⅰ-2)
細胞・組織の構成(Ⅰ-3)
内部伝達-血液(Ⅱ-4)
心臓血管系(Ⅱ-5)
リンパ系(Ⅱ-6)
神経系(Ⅱ-7)
感覚器系(Ⅱ-8)
内分泌系(Ⅱ-9)
呼吸器系(Ⅲ-10)
消化器系(Ⅲ-12)
泌尿器系(Ⅲ-13)
皮膚(Ⅳ-14)
抵抗性と免疫(Ⅳ-15)
生殖器(Ⅳ-19)
-
70 -
人体の構造Ⅱ@HH@Kinematic Anatomy
選択2単位
1年次後期
@@高橋
裕
@CODE@k1190052703-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
前期に人体の構造と機能Ⅰで触れなかった、筋の役割について構造と機能を学ぶ。
健康体を維持する上で骨格筋の活動が大切なことを学ぶ。
前期の代謝生理と後期の筋生理を統合して健常な人体の仕組みを理解する。
〔学習内容〕
@BB@
筋収縮の機序、運動時の代謝生理機能変化、運動療法と健康つくりのための運動指針を提示して画像も交えて学んで
ゆきます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
他教科の生化学的知識が必要です。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 運動生理学 第2版 岸恭一 ら編 講談社サイエンティフィク
【参考書、その他教材】 日常的に目にするサイエンスや医療関連のテレビ番組と新聞記事
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末試験60%、
平常点40%
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回 健康の定義と運動とは
第2回 筋収縮のしくみ
第3回 運動時の循環器や呼吸器の変化
第4回 運動時のエネルギー代謝
第5回 運動に使用されるエネルギー源
第6回 何を食べれば良いか
第7回 運動するとつかれるのはなぜ?
第8回 環境と運動量
第9回 適切な運動量
第10回 運動処方
第11回 健康のための運動
第12回 筋力をつけるためにする運動
第13回 運動で治せる病気
第14回 丈夫な骨の作り方
第15回 まとめ
-
71 -
人体の構造・機能(実習)@HH@Practice of Anatomy and Physiology
選択2単位
2年次前期
@@山浦
常、 佐藤 義昭
@CODE@k1172313104-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
【授業のねらい】
本実習では、講義で学んだ「人体の構造と機能」の知識に基づき、臨床工学技士および救急救命士の国家試験関連の
課題で構造学と機能学の実習を行います。
構造学実習では、人体模型や標本の観察を通して、講義で学んだ人体構造の基礎知識をより具体的に理解することを
目標とします。機能学実習では、電子機器等を利用して、各自の実験データを取得し、それぞれの波形の記録・解析方
法、結果の読み方等を学習します。
【到達目標】
臨床工学技士および救急救命士に必要な「人体の構造と機能」についての基本的知識を習得し、国家試験に合格でき
るレベルの学力を身につけます。
〔学習内容〕
@BB@
構造学実習では、骨格・筋系、循環器系、呼吸器系、消化器系、泌尿器系など、毎回異なった種類の模型や標本につ
いて観察・スケッチをすると同時に、その器官の特徴を整理してレポートにまとめます。機能学実習では、筋・循環・
血液・呼吸・神経などの生理機能について実験し、得られたデータなどについて考察を行います。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
講義「人体の構造」と「人体の機能」の実習編です。講義に比べてかなり広範囲に専門的知識を要求されます。従っ
て、図書館蔵書の医学部生向け解剖学・生理学テキスト等で予習、復習が必要です。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】①臨床工学コース
イラストでまなぶ解剖学
松村譲兒 著 医学書院
改訂 目でみる体のメカニズム 堺
章 著 医学書院
②救急救命士コース
系統看護学講座 解剖生理学 坂井建雄・岡田隆夫 著 医学書院
【参考書、その他教材】構造学実習ではスケッチブック(A4)と色鉛筆を各自で必ず用意して下さい。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験、小テストとレポート(スケッチブックを含む)の点数などで総合的に評価します。課題が毎回変わります
ので、欠席をするとテストは不利になります。構造学実習の成績と機能学実習の成績をあわせて最終評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
最終回(第15回)を除き、構造学実習と機能学実習と
を隔週ごとに交互で行い各々7課題を実施します。1回の
実習は2コマ連続で行います。
【第1-2回】
構造学実習:オリエンテーション、骨格・筋系①
実習の概要及びレポートの説明、上肢・下
肢を構成する主な骨格・筋肉
機能学実習:オリエンテーション
実習の概要及びレポートの説明
【第3-4回】
構造学実習:骨格・筋系②
上肢・下肢を構成する主な骨格・筋肉
機能学実習:筋生理
筋活動電位のシミュレーション、筋収縮の
測定
【第5-6回】
構造学実習:循環器系①
心臓の構造(心臓の外形、内腔、弁、心臓
に出入りする血管)
機能学実習:循環生理
血圧の測定、心電図の測定、心臓自動性の
観察
【第7-8回】
構造学実習:循環器系②
血管系の構造(動脈系、静脈系の主な体循
環など)
機能学実習:血液生理
血糖値の測定、食事負荷実験
-
【第9-10回】
構造学実習:呼吸器系
鼻腔・喉頭・肺の構造
機能学実習:呼吸生理
呼吸曲線の描画、呼吸気量の測定、呼気中
炭酸ガス濃度の測定、動脈血酸素飽和度の
測定
【第11-12回】
構造学実習:消化器系
肝臓・小腸・大腸の構造
機能学実習:神経生理
反応時間の測定、重量感覚の測定
【第13-14回】
構造学実習:泌尿器系
腎臓(外形、内面)、尿道・膀胱の構造
機能学実習:腎生理
尿量と尿性状(pH、比重、Na 濃度)の
測定、水利尿の実験
【第15回】
構造学・機能学合同実習:レポート返却と解説等
注:実習の進行状況などにより計画を変更する場合があ
ります。
72 -
臨床生理学@HH@Clinical Physiology
選択2単位
3年次後期
@@加藤
修一
@CODE@k1190066801-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
臨床生理学は、広く臨床現場に関わる生理学を修得することを目的にしています。すなわち、基礎生理学を振り返り、
さらに、これから実習で学ぶ臨床経験の内容をきちんと理解するために臨床場面に応用できる臨床生理学の考え方と
知識体系を習得します。心電図、脳波、などの生体電気信号、肺機能、基礎代謝、感覚などの機能検査、コンピュー
タを取り入れた画像診断検査など具体的に説明して、その意味や、記録方法、情報処理の手法、その臨床応用などを
理解します。
キーワード:呼吸機能検査 体液量等測定 循環機能検査 脳波検査 神経・筋検査 腎機能検査
〔学習内容〕
@BB@
臨床場面で役立つことを基本理念として、臨床医学及び高度医療情報学の基礎科目としての臨床生理学の知識と応用
を修得します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
生理学の考え方を臨床場面に当てはめて講義します。
講義と演習を主としますが、必要に応じて視聴覚機器により応用例を取り上げます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 学期の初めに示します。
【参考書、その他教材】 学期の初めに示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
演習結果、定期試験などで成績を評価します
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
生理学の意味を考える総論
臨床場面で働く臨床工学士のために、身体の仕組み、細
胞、組織、器官、系、個体、生命現象を理解します。
【第2回】
臨床と生理学の理解
臨床場面での生理学を理解するために医療としての生理
学的現象とその意味、記録方法の講義。総論
【第3回】
神経・筋検査(1)筋電図(2)誘発筋電図(3)神経伝導速度
【第4回】
脳波検査(1)脳波(2)脳誘発電位
【第5回】
循環機能検査(1)心電図(2)ベクトル心電図(3)ヒス束心電
図(4)負荷心電図(5)ホルター型心電図(6)脈派(7)心音図
【第6回】
体液量等測定(1)体液量(2)血流量(3)心拍出量(4)循環時
間(5)循環血流量
【第7回】
呼吸機能検査(1)肺機能量分画(2)スパイログラフィ(3)フ
ローボリュ-ム曲線(4)機能的 残気量(5)呼気ガス分析
(6)胸腔内圧(7)左右別肺機能検査(8)呼吸抵抗(9)コンプラ
イアンス(10)気道抵抗(11)肺胞換気量(12)換気・血流比
(13)クロージングボリューム(14)肺拡散能力検査(15)死
腔(16)肺内シャント検査(17)血液ガス分析
-
【第8回】
腎機能検査(1)GFR(2)腎血流量(3)血液ガス分析
【第9回】
その他
(1)画像診断検査
【第10回】
(2)医療データの扱い方統計・推定、モデル化
【第11回】
第9、10回の演習
【第12回】
医療情報
医療現場では高度画像診断技術や生命支援技術高度な
ど情報処理技術が応用されている。これらの情報が臨床
生理学とどのように結びついているのかについて具体的
に考えます。
【第13回】
この講義の全体のまとめ
【第14回】
総合問題演習
【第15回】
過去の国家試験演習
73 -
生化学@HH@Biochemistry
選択2単位
2年次後期
@@土屋
禎三
@CODE@k1110005201-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
生化学は、生命現象を知るための基礎となる学問分野です。物質の化学構造を知ると、そこからその物質の持つ化学
的性質、生理機能的性質が分かってきます。生化学は、身体の機能を知るために是非勉強しておかなければいけない授
業科目の一つでしょう。
〔学習内容〕
@BB@
生体を構成している物質には、タンパク質、炭水化物、脂質、核酸などがありますが、これらはどれも、生体を維持
している重要な物質です。本講義では、これらの物質についてその化学構造と機能的性質を学習します。また、生体エ
ネルギー代謝、分子遺伝機構などについても講義します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
高校の化学Ⅰを基礎にして、使用予定の教科書に沿って分かりやすく講義する予定です。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】コンパクト生化学、大久保岩男・賀佐伸省 編、南江堂
【参考書、その他教材】必要に応じて、プリントを配布します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験成績のほか、受講態度も考慮します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】生化学とは、生体の構成物質
【第2回】細胞の構造と機能
【第3回】生体成分の構造と機能Ⅰ
【第4回】生体成分の構造と機能Ⅱ
【第5回】酵素と代謝、エネルギー代謝
【第6回】糖質の構造と代謝1
【第7回】糖質の構造と代謝2
【第8回】脂質の構造と代謝1
【第9回】脂質の構造と代謝2
【第10回】アミノ酸とタンパク質1
【第11回】アミノ酸とタンパク質2
【第12回】核酸を構成する物質
【第13回】分子遺伝学1(転写)
【第14回】分子遺伝学2(翻訳、遺伝子組み換え技術)
【第15回】その他の生体物質
講義の進行状況により変更も考えられます。
-
74 -
微生物・免疫@HH@Microbiology and Immunology
選択2単位
2年次後期
@@山浦
常
@CODE@k1190249401-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
【授業のねらい】
地球上には多くの微生物が存在し私たちの生活に深く係わっています。この中で人に病気を起こす病原微生物の感染
に対してはこれを防がなければなりません。しかし、1970年代頃から未知の微生物による感染症が次々と発見され、
さらに、減少していた既知の微生物による感染症の再流行もみられています。
本授業では、細菌、ウイルス、真菌、原虫など病原微生物の特性について学習し、これらの病原体によって引き起こ
される感染症とその感染対策、感染防御免疫と病原微生物との関連性について理解を深めます。
【到達目標】
臨床工学技士に必要な「微生物学と免疫学」の基本的知識を習得し、国家試験に合格できるレベルの学力を身につけ
ます。
〔学習内容〕
@BB@
感染症の原因となる、細菌、ウイルス、真菌、原虫などの病原体の構造、増殖、病原性、感染機序、感染予防対策な
らびに感染防御免疫を含むヒトの免疫機構の基礎について解説します。授業は基本的にはテキストを中心に進め、不足
部分はプリントを配布したり他教材などを併用して各々の理解を深めます。また、適宜、習熟度チェツクと小試験を実
施して理解度をはかりながら授業を進めていきます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
受講生の理解度に応じてレベルを調整していきますが、各授業前に使用テキスト関連範囲を予習して来て下さい。医
療科学科は「公衆衛生概論」
、
「疾病の科学」など、健康栄養学科は「公衆衛生」、
「疾病の成り立ち」、
「学校保健」、
「看
護学」などが関連科目であるので、授業前の準備学習としてテキストをしっかりと読んでおいて下さい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 わかる!身につく! 病原体・感染・免疫 藤本秀士 編著
【参考書、その他教材】 看護の基礎固め
ひとり勝ち 6.微生物学編 田代隆良 監 メディカルレビュー社
南山堂
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績60%、授業内小試験の成績(2回)10%×2、平常点20%とし、総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
題目:オリエンテーション
内容:授業の目的と内容、授業の進め方、微生物とは、
微生物と感染症
【第2回】
題目:感染・感染症の機構と種類①
内容:微生物の種類と性状、感染症の成立と経過、感染
症発生の三大要因など
【第3回】
題目:感染・感染症の機構と種類②
内容:感染症の種類・現状(新興・再興感染症、病院内
感染など)
【第4回】
題目:免疫と生体防御機構①
内容:免疫とその種類、自然免疫と生体防御(体表面・
体組織内の自然免疫)
【第5回】
題目:免疫と生体防御機構②
内容:獲得免疫と生体防御(抗原、リンパ球など)、感
染防御免疫と腫瘍免疫
【第6回】
題目:免疫と生体防御機構③
内容:医療における免疫の利用(予防接種、免疫血清・
免疫グロブリン療法)
【第7回】
題目:免疫と生体防御機構④
内容:移植と免疫、免疫病(アレルギー、自己免疫疾患、
免疫不全)
【第8回】
題目:感染症の予防と感染制御対策
内容:感染予防対策、滅菌と消毒、予防接種、院内感染
予防対策
-
【第9回】
題目:細菌学と細菌感染症①
内容:細菌の形態・構造と分類、細菌の生活現象(栄養
と代謝、発育・増殖と環境の影響)
【第10回】
題目:細菌学と細菌感染症②
内容:細菌の遺伝と変異、細菌の病原性(細菌感染と疾
病の成り立ち)
【第11回】
題目:細菌学と細菌感染症③
内容:主な病原細菌と疾患(グラム陽性通性嫌気性球菌、
グラム陰性好気性球菌など)
【第12回】
題目:ウイルス学とウイルス感染症①
内容:ウイルスの形態・構造・分類・感染・増殖、ウイ
ルスの病原性
【第13回】
題目:ウイルス学とウイルス感染症②
内容:主な病原ウイルスと疾患(DNA ウイルス、RNA
ウイルス)
【第14回】
題目:真菌学と真菌感染症
内容:真菌の形態・構造・生活現象・病原性、主な病原
真菌と疾患
【第15回】
題目:原虫学と原虫感染症及び全体のまとめ
内容:原虫の形態・構造、寄生部位と病原性、検査と診
断等
注:授業の進行状況などによって計画を変更する場合が
あります。
75 -
薬の科学@HH@Pharmacology
選択2単位
1年次後期
@@齊田
孝市
@CODE@k1113100702-03
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
「薬の科学」は基礎医学系の「薬理学」に相当します。薬理学は薬物治療の基礎を担う科目ですが、複雑な生体と薬
物を対象にしますので、理解するのが難しい科目でもあります。
当該授業では、薬物療法の基礎知識(主作用と副作用等々)と代表的な疾患の薬物治療の現状(原則と問題点等々)
を理解することが目標です。
〔学習内容〕
@BB@
薬理学とは。
臨床工学、健康栄養学における薬物療法の基礎知識。
疾患と薬物治療の現状。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
授業内容のレベルはコメディカルの学生を対象としたものです。事前に、臓器の部位、神経と筋の生理学、疾病の病
理と病態などの復習をしておくとよいでしょう。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】未定
【参考書、その他教材】教材プリントを用意します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績を100%として評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目、臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
薬理学の基礎(薬物の作用点と作用機序)。
臨床工学、健康栄養学における薬物療法の基礎知識。
神経筋接合部の薬理学と重症筋無力症の薬物治療。
麻酔薬の作用様式と副作用。
てんかん、パーキンソン病、統合失調症とそれらの治療。
記憶障害、気分障害、睡眠障害とそれらの治療。
心不全、不整脈とそれらの治療。
虚血性心疾患、高血圧とそれらの治療。
高脂血症、糖尿病とそれらの治療。
呼吸器疾患(喘息、COPD 等々)と治療。
消化器疾患(食道炎、胃・腸・肝・膵疾患等々)と治療。
腎疾患(糸球体腎炎、ネフローゼ症候群等々)と治療。
化学療法(ウイルス、細菌、真菌感染症等々)。
化学療法(腫瘍)
。
炎症とステロイド、疼痛と麻薬。
-
76 -
情報工学概論Ⅰ@HH@Information Technology Ⅰ
選択2単位
1年次前期
@@岩橋
努、 小林 郁夫
@CODE@k1190250301-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
学校や病院などあらゆる場面で,コンピュータが直接あるいは機器に組み込まれて使われています。これらの「情報
システム」は,情報を「蓄え」「処理する」コンピュータと,
「伝える」通信システムで構成されています。
授業では,コンピュータのハードウェア・ソフトウェア構成や2進数表記などの「コンピュータ技術」,携帯電話や
インターネットの仕組みなどの「通信技術」について理解し,学生諸君が社会に出てコンピュータ利用の際の種々の場
面に対応できる能力を身につけることを目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
コンピュータ・情報処理技術と通信技術を包括的に理解することを目的にして,次の3項目に従って授業を進めます。
1)コンピュータの構成 2)2進数と論理回路 3)通信の基本とインターネット
適宜,臨床工学技士国家試験問題(情報処理工学科目)や情報処理技術者試験問題も取り上げて解説します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
特別な予備知識は必要ありません。基礎的段階から講義をします。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 授業中に配布するプリントを使用します。
【参考書、その他教材】 授業中に推奨する参考書を示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業内小テストの成績30%,期末試験の成績70%を目途として,総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
授業の目的,コンピュータと通信の特徴をキーワードにより包括的に説明し,後の回の理解を助ける。
【第2回】コンピュータの構成
コンピュータのハードウェア構成。CPU,メモリ,周辺機器,インタフェース。
【第3回】2進数と基数変換
2進数,16進数,基数変換。2進数の演算。
【第4回】情報表現
ビットとバイト。文字・音・画像の表現。符号化。データ量。データの圧縮法。
【第5回】論理回路と論理演算
論理ゲート。ブール代数。論理演算。真理値表。ベン図,カルノー図。
【第6回】ソフトウェアの構成
ソフトウェアの構成。オペレーティングシステム。ユーザインタフェース。命令の実行制御。プログラミング言語
の種類と特徴。
【第7回】フローチャート
フローチャート。アルゴリズム。
【第8回】コンピュータの性能評価と信頼性
コンピュータシステムの性能評価と信頼性。
【第9回】通信ネットワークと通信サービス
通信ネットワークと通信サービスの現状。交換方式。アクセス系の仕組み。
【第10回】LAN と WAN,固定網と移動網
LAN と WAN。携帯電話。無線 LAN。
【第11回】インターネット,セキュリティ
IP アドレス。インターネットのプロトコル(TCP/IP)。インターネットのサービス(メール,WEB アクセス)。
セキュリティ(ファイアウォール,暗号化)。
【第12回】通信方式の基本
アナログ通信とディジタル通信。伝送方式。同期方式。多重化方式。変復調方式。
【第13回】無線伝送とテレメータ
電波の性質。周波数と波長。医用テレメータシステム。
【第14回】通信システムの性能評価と信頼性,ユビキタス通信
データ伝送速度。符号化方式。伝送誤りと誤り検出方式。ユビキタス通信。
【第15回】全体復習
講義まとめ。
-
77 -
ハードウェア実験Ⅰ@HH@
選択2単位
2年次前期
@@山本
薫、 伊藤 憲治、 金子 和
清水 弘幸、西野 順也、 藤井 愼裕
@CODE@k1190250101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
教室の講義と実験は車の両輪です。講義で理論を勉強し実験で体得するのです。本実験は、2年後期の電子情報工学
実験への入門編です。計測器の使い方に慣れること、電子部品や回路に親しんでもらうことが第一の目的です。また関
連する授業や演習科目を学ぶうえでの基礎づくりも目指します。 臨床工学技士の仕事にはチームワークが欠かせませ
ん。グループで議論し協力し合って実験に取り組みましょう。
簡単な電気回路の配線ができ、その動作原理を理解し、計測によって原理を確かめる。さらにその結果を報告書とし
てまとめることができるようになることを到達目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
電子工作、オシロスコープ、発振機の使い方、電圧計・電流計などの読み方など基礎的な実験を行います。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
大学入学後最初の実験科目ですので、ごく基礎的な事項から始めます。習得に困難はないはずです。ただし、実験が
進むにつれ理解の積み重ねが要求されますので、積極的に毎回の実験に取り組むことが大切です。
実験の概要の説明と実験上の注意を聞いた後、小人数グループで実験テーマに取り組みます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 実験指導書(プリント)を用意してあります。また、実験室備え付けのマニュアル類も参考にしま
す。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
レポート点100%で評価します。実験態度により減点があります。実験をしただけでレポートを提出しない場合には、
成績は付かないので気を付けましょう。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
【第2回】
【第3回】
【第4回】
【第5回】
【第6回】
【第7回】
【第8回】
【第9回】
【第10回】
【第11回】
【第12回】
【第13回】
【第14回】
【第15回】
ガイダンス、および実験指導書の配布
電圧計・電流計による抵抗測定と測定データの統計処理
合成抵抗の測定、および乾電池の起電力と内部抵抗の測定
ホイートストンブリッジによる抵抗測定と複雑な直流回路の理解
オシロスコープと信号発生器の理解と操作方法の習得
CR回路による低域・高域フィルターの周波数特性の測定と理解
未知CR回路の周波数特性の測定、および結果からCとRの値の決定
中間指導及びテスターの使用法の説明と実習
演算増幅器による反転・非反転回路、および加算回路の作製と実験
演算増幅器による微分・積分回路の作製と実験
ダイオードによるクランプ/スライス/リッミト回路の作製と実験
コイルとコンデンサを使った回路
簡単な CR 回路と LR 回路の電圧測定
電子工作におけるハンダ付け基本作業の実習
補充実験と指導
-
78 -
ハードウェア実験Ⅱ@HH@
選択2単位
2年次後期
@@山本
薫、 伊藤 憲治、 清水 弘幸、 西野 順也、 藤井 愼裕
@CODE@k1190250501-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
「電気工学実験」では、信号波形の計測などの基本測定やアナログ回路、電子工作技術、及びメータの読み方などに
ついて実験を行いました。「電子情報工学実験」ではコンピュータのハードウェアや周辺機器の基礎となるディジタル
回路について実験します。講義で学んだ知識を、実際に体験し、その理解を深めることが目的です。また、微分方程式
による現象の解析や、波の合成や分析などを通じ、数学との関連性の理解を深め臨床工学コースで必須の基礎知識を学
習します。
より実際的な電気回路の配線ができ、その動作原理を理解し、計測やシミュレーションによって原理を確かめる。さ
らにその結果を報告書としてまとめるという、一連の作業を確実にできるようになることを到達目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
前半は、エクセルによるシミュレーション、過渡応答の観測と解析、センサーの実験など、電子回路の動作を実際的
に理解するのに必要な項目を学習します。後半は、さまざまなディジタル回路を設計し、ブレッドボード(半田付けな
しで試験回路を組み立てるボード)上に集積回路(IC)などを配置して配線を行い、その動作理解します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
「電気工学実験」と比較してより高度な知識が求められます。従って関連科目として、
「基礎数学」、「応用数学Ⅰ」、
「応用数学Ⅱ」、
「電気工学Ⅰ」、
「電気工学Ⅱ」、
「電子工学」、
「情報工学Ⅰ」、
「情報工学Ⅱ」、
「電気工学実験」の履修が
前提となります。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 実験指導書(プリント)を用意してあります。また、実験室備え付けのマニュアル類も参考にしま
す。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
実験を行い、その結果をレポートにまとめて提出することにより初めて成績が評価されます。従って、成績はレポー
トの成績を中心に評価されます。ただし、実験態度が悪い場合減点されます。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
【第2回】
【第3回】
【第4回】
【第5回】
【第6回】
【第7回】
【第8回】
【第9回】
【第10回】
【第11回】
【第12回】
【第13回】
【第14回】
【第15回】
変位センサーとしてのストレンゲージ回路を用いた力の測定
温度センサーとしてのサーミスタ回路の作製と測定、および校正
ホール素子による磁気計測回路の作製と測定、および応用
CR回路の過渡応答の測定と Excel によるシミュレーション
LCR回路の過渡応答の測定と Excel によるシミュレーション
LCR回路の周波数特性の測定と Excel によるシミュレーション
Excel による簡単な正弦波の合成
フーリエ級数による周期現象のシミュレーション
AM変調とFM変調による信号伝達のシミュレーション
ロジックチェッカー回路と入力スイッチ回路の作製と動作確認
ゲート回路の動作確認、およびNANDゲートによる基本論理回路の作製
論理回路の設計と作製、および動作確認
加算回路の作製と動作確認
7セグメントLEDによる表示回路の作製と動作確認
補充実験と指導
-
79 -
臨床医学Ⅰ@HH@Gastroenterology
選択2単位
2年次前期
@@永井
知代子
@CODE@k1110007602-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
技術発展に伴い,臨床工学技士の役割は高まりつつあります.責任を持って職務に就くには,医学的な知識が必須で
す.また,人体をひとつのシステムとして客観的に捉え,患者さんの状態を的確に伝える情報を提供する立場として,
重要なコメディカルスタッフでもあります.
臨床医学 I では消化器疾患について学びます.摂取→消化吸収→排泄という人間の基本的なシステムで生じる疾患に
ついて,確かな知識を身につけることが目標です.
〔学習内容〕
@BB@
消化器系の構造と機能,疾患について学び,次に肝臓・胆道系・膵臓の構造・機能とその障害による疾患について学
びます.
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
関連科目:人体の構造・機能,医学総論,臨床生理学,病理学総論,生体機能代行装置学
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】講義プリントを配布します.
【参考書、その他教材】小野哲章ほか(編):臨床工学技士標準テキスト(金原出版,2002)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験80%,授業の中で実施する小テスト20%とし,総合的に評価します.
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】消化管の構造と機能
【第2回】消化管検査
【第3回】食道疾患
【第4回】胃疾患
【第5回】腸疾患
【第6回】腹膜疾患
【第7回】全身疾患と消化管
【第8回】まとめ
【第9回】肝・胆・膵の症候学
【第10回】肝・胆・膵の検査
【第11回】肝臓疾患1-炎症性疾患
【第12回】肝臓疾患2-腫瘍性疾患
【第13回】胆道・膵疾患
【第14回】消化管とネットワーク
【第15回】まとめ
*授業の進み具合により,スケジュールが変わることがあります.
-
80 -
臨床医学Ⅱ@HH@clinical medicine
選択2単位
2年次前期
@@伊藤
正明
@CODE@k1110007701-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
ここでは学問として外科学を学ぶ。外科といっても非常に広い範囲があります。今回は筋・骨格系を中心に外傷学・
麻酔学を含めた内容を学んでいく。
〔学習内容〕
@BB@
授業はスライドを使った講義形式で行う。臨床医学を理解するには二次元的にはなかなか理解しがたい事も有る。そ
のことより必要に応じてビデオなども授業に取り入れる。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
授業内容のレベルは、解剖学の基礎的な講義を受講してきたことを前提に行う。適宜基礎医学の説明は行うが、最低
限運動解剖学の基礎的な知識は習得してから受講することを望む。そして単なる“暗記”ではなく、考えて理解する講
義を目指す。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】スライドを基本とした本講義オリジナルのサブノート型式のテキストを作成する。(1000-1500円程
度)希望者にのみ販売する。
講義中はこの教科書を使用し授業を進める。なお試験では、このオリジナルテキストは持込可とする。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
試験はオリジナルテキスト、直筆ノートのみ持込を可とする。いかなる理由があろうともそれ以外のもの(コピーは
一切不可)は一切持ち込み不可とする。
試験は60点以上を合格としする。
追試験はテキスト持込不可とする。再試験は1回に限り行いテキスト持込は不可とする。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】構造と解剖
【第2回】診断・検査
【第3回】総論・外傷学
【第4回】総論・手術・麻酔
【第5回】関節疾患
【第6回】関節疾患
【第7回】骨代謝
【第8回】骨腫瘍
【第9回】脊椎
【第10回】脊椎
【第11回】捻挫
【第12回】脱臼
【第13回】骨折
【第14回】脳外
【第15回】外科
上記講義内容は、進行状況に応じて適宜変更する。
-
81 -
臨床医学Ⅲ@HH@Cardiology
選択2単位
2年次前期
@@永井
知代子
@CODE@k1110007802-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
技術発展に伴い,臨床工学技士の役割は高まりつつあります.責任を持って職務に就くには,医学的な知識が必須で
す.また,人体をひとつのシステムとして客観的に捉え,患者さんの状態を的確に伝える情報を提供する立場として,
重要なコメディカルスタッフでもあります.
臨床医学 III では,心臓血管系すなわち循環器系の基本的な知識を身につけることを目標とします.
〔学習内容〕
@BB@
循環器の解剖と機能を学んだ後,循環器疾患の各論として虚血性疾患,不整脈など臨床工学技士に必要な知識をじっ
くり学習します.
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
関連科目:人体の構造・機能,医学総論,臨床生理学,病理総論,生体機能代行装置学
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】講義プリントを配布します.
【参考書、その他教材】小野哲章ほか(編):臨床工学技士標準テキスト(金原出版,2002)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験80%,授業の中で実施する小テスト20%とし,総合的に評価します.
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】循環器系の構造・機能
【第2回】心電図の基本
【第3回】先天性心疾患・後天性心疾患
【第4回】血圧異常
【第5回】ショックと心不全
【第6回】まとめ
【第7回】虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)1
【第8回】虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)2
【第9回】心筋疾患と心臓腫瘍
【第10回】不整脈の発症機序
【第11回】不整脈各論1
【第12回】不整脈各論2
【第13回】動脈・静脈・リンパ管疾患
【第14回】全身疾患と循環器異常
【第15回】まとめ
*授業の進み具合により,スケジュールが変わることがあります.
-
82 -
臨床医学Ⅳ@HH@Clinical Medicine Ⅳ (Surgery)
選択2単位
2年次後期
@@小林
國男
@CODE@k1110007901-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
臨床医学Ⅳの内容は「外科学総論」です。外科学総論とは、外科学の学問的な基盤となる外科学の一分野です。外科
は手術によって患者を治療するため、どのような外科専門領域であっても安全に手術が行われ、手術をした創がきれい
に治癒することが求められます。輸液、輸血はもちろん創傷の治癒課程や感染予防に対する正しい知識が必要な所以で
す。外科学総論とは、いろいろな外科系疾患にどのような手術を行うかではなく、外科手術を安全に行うための基盤と
なるもので、外科学の土台となる重要な領域です。外科学総論を学ぶことによって外科学を少しでも理解してもらうこ
とを目的としています。
〔学習内容〕
@BB@
スライド、プリント、板書などを併用して講義を進めます。理解度を把握するため授業内試験やレポート提出を求め
ることがあります。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
医学の基礎、特に解剖学や生理学の基礎知識を備えていることを前提とします。
ショックや心肺蘇生法は救急医学概論と重なります。他の臨床医学とも関係する部分があります。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】なし
【参考書、その他教材】「コメディカルのための外科学総論」長田博昭;医学出版社
「好きになる救急医学 第2版」小林國男;講談社サイエンティッフィク
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績
80%、授業内試験(2回予定)20%で評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回 オリエンテーション、外科の歴史
医療の歴史、外科学の歴史、医療における外科の役割など。
第2回 創傷
創傷の治癒過程を理解し、正しい創傷処置を学ぶ。
第3回 炎症
炎症の原因、病態、所見、治療など。
第4回 腫瘍
腫瘍とは、良性腫瘍と悪性腫瘍、悪性腫瘍の特徴、転移など。
第5回 ショック
ショックの本態、原因、症候、治療法など。
第6回 輸液
体液の構成、酸塩基平衡、脱水、輸液の種類、栄養輸液など。
第7回 輸血
出血、止血の仕組み、輸血の実際、輸血の副作用など。
第8回 消毒と滅菌
消毒と滅菌の違い、滅菌の種類など。
-
第9回 麻酔
麻酔の役割、麻酔法の種類と特徴、麻酔中のモニターなど。
第10回 手術と止血法
手術の具体的な方法、手術における止血の重要性など。
第11回 感染対策
術前術後の感染対策、手術創と汚染創の処置など。
第12回 臓器移植
免疫の仕組み、脳死とその判定、臓器移植の方法など。
第13回 外傷と救急外科
外傷の受傷機転、各種外傷の特徴と処置、外傷以外の救急
外科など。
第14回 心肺蘇生法
心肺蘇生法の理論と実際。
第15回 外科と医の倫理
外科と医の倫理を通して医療従事者の倫理を考える。
83 -
臨床医学Ⅴ@HH@Nephrology
選択2単位
2年次後期
@@永井
知代子
@CODE@k1110008002-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
技術発展に伴い,臨床工学技士の役割は高まりつつあります.責任を持って職務に就くには,医学的な知識が必須で
す.また,人体をひとつのシステムとして客観的に捉え,患者さんの状態を的確に伝える情報を提供する立場として,
重要なコメディカルスタッフでもあります.
臨床医学 V では,腎・泌尿器系の機能と疾患についての知識を習得することを目標とします.
〔学習内容〕
@BB@
腎・泌尿器系の解剖と機能を学習したのち,腎疾患,尿路系疾患の順で学びます.
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
関連項目:人体の構造・機能,医学総論,臨床生理学,病理学総論,生体機能代行装置学
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】講義プリントを配布します.
【参考書、その他教材】小野哲章ほか(編):臨床工学技士標準テキスト(金原出版,2002)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験80%,授業の中で実施する小テスト20%とし,総合的に評価します.
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】腎・尿路系の構造と機能1
【第2回】腎・尿路系の構造と機能2
【第3回】腎疾患の症候と検査値異常
【第4回】腎不全1
【第5回】腎不全2
【第6回】糸球体腎炎1
【第7回】糸球体腎炎2
【第8回】ネフローゼ症候群
【第9回】まとめ
【第10回】循環障害と腎
【第11回】尿細管機能異常と尿細管間質性腎炎
【第12回】全身疾患と腎障害
【第13回】尿路系疾患1
【第14回】尿路系疾患2
【第15回】まとめ
*授業の進行状況によっては,スケジュールが変わることがあります.
-
84 -
臨床医学Ⅵ@HH@
選択2単位
2年次後期
@@今村
哲夫
@CODE@k1110008101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
臨床工学技士には、医学と工学の両面で知識と技能が要求されます。
「臨床医学」の授業は、医学面、特に臨床医学
面でのこの要求に応えようとするものです。つまり、医療の基本的な考え方を身につけるとともに、臨床工学技士に必
要な将来医学的知識・技能の習得をねらいとしています。ただ暗記するだけではなく、病気が発生するメカニズムを理
解して、将来、医療職に就いたときの問題解決能力、判断力を養うことに重点を置きます。
〔学習内容〕
@BB@
呼吸器・循環器に関する臨床事項を学習します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
臨床医学に必要な基礎的事項からはじめて、国家試験レベルまでの内容を学習します。
医学関連の諸科目(医学一般、人体の構造、病理学総論)や、臨床医学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴについての理解が必要で
す。本学期の主な関連科目としては、臨床医学、生化学、生体機能代行装置学があります。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】未定
【参考書、その他教材】未定
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末試験(100点満点)60点以上を合格とします。
小テストを実施した際は、その結果も評価に加えます。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
※この授業計画は、昨年度の内容に沿ったものとなっております。内容に変更が生じた場合は、初回の授業時にお伝え
します。
【第1回】呼吸器の構造、症候、検査法
【第2回】血液ガス、酸塩基平衡
【第3回】呼吸機能検査
【第4回】呼吸器感染症
【第5回】結核
【第6回】閉塞性肺疾患(気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD))
【第7回】拘束性肺疾患(間質性肺炎、塵肺)
【第8回】肺腫瘍
【第9回】肺循環障害
【第10回】循環器の構造、症候、検査法
【第11回】心電図、伝導系異常、不整脈
【第12回】高血圧、心不全、虚血性心疾患
【第13回】弁膜疾患、先天性心疾患
【第14回】心筋症、循環虚脱
【第15回】まとめ
-
85 -
臨床医学Ⅶ@HH@Endocrinology/Metabolomics/Immunology
選択2単位
2年次後期
@@永井
知代子
@CODE@k1110008201-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
技術発展に伴い,臨床工学技士の役割は高まりつつあります.責任を持って職務に就くには,医学的な知識が必須で
す.また,人体をひとつのシステムとして客観的に捉え,患者さんの状態を的確に伝える情報を提供する立場として,
重要なコメディカルスタッフでもあります.
臨床医学 VII では,内分泌・代謝・免疫疾患について学び,確かな知識を身につけることを目標とします.
〔学習内容〕
@BB@
内分泌・代謝の構造・機能について学んだあと,各論を学習します.また,免疫システム全般について学び,その後
に免疫不全や自己免疫疾患について学習します.
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
関連科目:人体の構造・機能,医学総論,臨床生理学,病理学総論,生体機能代行装置学
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】講義プリントを配布します.
【参考書、その他教材】小野哲章ほか(編):臨床工学技士標準テキスト(金原出版,2002)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験80%,授業の中で実施する小テスト20%とし,総合的に評価します.
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】内分泌・代謝系の構造と機能1
【第2回】内分泌・代謝系の構造と機能2
【第3回】甲状腺の疾患
【第4回】脳下垂体・副腎皮質・髄質系の疾患
【第5回】糖代謝異常症
【第6回】脂質代謝異常症
【第7回】プリン・骨・ビタミン代謝異常症
【第8回】まとめ
【第9回】免疫システムの構造・機能
【第10回】免疫不全症
【第11回】アレルギー性疾患
【第12回】リウマチ・膠原病1
【第13回】リウマチ・膠原病2
【第14回】内分泌・神経・免疫ネットワーク
【第15回】まとめ
*講義の進行具合により,スケジュールを変更することがあります.
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86 -
臨床医学Ⅷ@HH@Hematology/Neurology
選択2単位
2年次後期
@@永井
知代子
@CODE@k1110008301-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
技術発展に伴い,臨床工学技士の役割は高まりつつあります.責任を持って職務に就くには,医学的な知識が必須で
す.また,人体をひとつのシステムとして客観的に捉え,患者さんの状態を的確に伝える情報を提供する立場として,
重要なコメディカルスタッフでもあります.
臨床医学 VIII では,血液学と神経学の基本を学び,知識を身につけることを目標とします.
〔学習内容〕
@BB@
前半で血液学,後半は神経学を学習します.いずれも,はじめに正常構造・機能について学習したあと,疾患の特徴
について学びます.
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
定期試験80%,授業の中で実施する小テスト20%とし,総合的に評価します.
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】講義プリントを配布します.
【参考書、その他教材】小野哲章ほか(編):臨床工学技士標準テキスト(金原出版,2002)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末試験の成績が60点以上(100点満点)を合格とします.
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】血液系の構造・分化と機能
【第2回】赤血球系の疾患1
【第3回】赤血球系の疾患2
【第4回】白血球系の疾患1
【第5回】白血球系の疾患2
【第6回】血小板系・血液凝固系の疾患
【第7回】血液系まとめ
【第8回】神経系の構造と機能1
【第9回】神経系の構造と機能2
【第10回】神経系の疾患1-脳血管障害
【第11回】神経系の疾患2-炎症性疾患・自己免疫性疾患
【第12回】神経系の疾患3-腫瘍関連・外傷
【第13回】神経系の疾患4-末梢神経疾患・筋疾患
【第14回】神経系の疾患5-変性疾患
【第15回】神経系まとめ
*授業の進行状況により,スケジュールを変更する場合があります.
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87 -
臨床実習@HH@Actual Practice of Clinical Engineering in hospital
選択4単位
4年次集中
@@臼井
宏、 深澤 伸慈
@CODE@k1190118201-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
法律に定められた、病院での実習項目を、実際の病院にて履修し、かつ医療倫理を体得す。
それまでに履修してきたことが十分か、大学に居る間にもっと学ぶべきことは何かを知ることが大切である。さらに
大事なことは、病院での仕事がどのようなことかを体験し、その仕事に生涯をささげることができるか、自分の特性に
合っているかを判断することである。
国家試験合格は大学の学業としてのゴールであるが、社会生活では、それが、入門の第一歩である。自分の能力と受
け入れる就業環境とをよく見つめて、将来の計画を立てさせるようにする。
実習目標
(1) 臨床工学技士の業務の理解
(2) 臨床工学の業務の実際的知識の習得
(3) 医療従業者の倫理の体得
(4) 業務現場の雰囲気の体得
(5) 業務現場に必要な知識習得の心構え形成
(6) 実社会の厳しさの体得
〔学習内容〕
@BB@
実際の病院で、実働180時間(約6週間)の実習を行う。
単に病院で時間を過ごすだけでなく、その内容を適切に報告し、報告の完了までを一連の実習として位置づける。
病院での種々の仕事の内容をどこまでできるかが大切である。
また、この授業内にアドバンスセミナーⅡA、ⅡBと同様の内容も行う。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
履修した講義の集大成としての実習である。授業内容は現実の医療行為そのものの見聞であるので、高レベルである。
受講資格は、3年次前期までの必修単位をすべて合格していること。3年終了時に臨床関係4演習(生体機能代行装置
学演習Ⅰ、Ⅱ医療治療機器学演習、生体計測装置学演習)のいずれかが不合格になった場合は、実習予定であっても取
り消すこととする。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】実習指導書
その他、3年次までの全ての臨床工学技士国家試験必須科目の授業教材を活用する。
【参考書、その他教材】実習施設より指定のある場合ある
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
病院での3段階評価に、指導教官の病院からのヒアリングを加味して評価する。ここでの不合格は、臨床工学技士と
して不適格であることを示すことになる。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
大学と病院間で締結された契約に従い、実習する。
主な実習内容
(1) 人工心肺業務
(2) 血液透析業務
(3) 集中治療室及び手術室業務
(4) その他(救急センター業務、安全管理業務など)
実習日程および概要の例を挙げるが、実際は各病院により異なる。
日程
実習部署
実習概要
第1日 (月) ガイダンス・透析室 血液浄化業務の見学
第2日 (火) 手術室 手術 CABG の見学
第3日 (水) ICU ICU の見学
第4日 (木) 透析室 見学 プライミング
第5日 (金) 透析室 見学 回路の後片付け
第6日 (月) 透析室 穿刺の介助 後片付け
第7日 (火) 透析室 穿刺の介助 返血方法の見学
第8日 (水) 透析室 浸透圧測定 返血方法の見学
第9日 (木) 手術室 手術室の見学
第10日(金) ICU・透析室 PCPS の見学 回路の後片付け
第11日(月) 透析室 穿刺見学・介助 返血見学
第12日(火) 透析室 穿刺見学・介助 返血
第13日(水) アンギオ室 CAG ・PTCA 見学
第14日(木) 手術室 弓部大動脈置換術の見学
第15日(金) 手術室 業務手伝い・勉強
第16日(月) 手術室 AVR の見学
-
第17日(火) アンギオ室 CAG の見学第18日(水) ME 機
器室 IABP の勉強
第19日(木) 手術室 心肺回路組立て
第20日(金) 手術室 業務手伝い
第21日(月) 手術室 麻酔器について
第22日(火) アンギオ室 業務手伝い、勉強
第23日(水) ICU 見学
第24日(木) ICU CHF 回路組立て
第25日(金) ICU HD CHF プライミング
第26日(月) ICU 業務手伝い、勉強
第27日(火) ICU 業務手伝い、勉強
第28日(水) アンギオ室 CAG の見学
第29日(木) ME 機器室 除細動器の点検の見学
第30日(金) ME 機器室 人工呼吸器の点検の見学
第31日(月) ME 機器室・病棟 呼吸器点検・除細動器の
点検
第32日(火) 透析室 まとめ
88 -
放射線工学概論@HH@Introduction to Radiation Technology
選択2単位
3年次後期
@@佐藤
幸三
@CODE@k1190063001-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
臨床工学技士国家試験の受験資格には放射線工学概論が必修とされています。医療の現場では、実際に放射線機器を
操作する診療放射線技師の他に、臨床工学技士にも放射線に関する相応の知識が必要だということです。臨床工学技士
が縦割りに細分化・固定化した分業意識を超えて病院内の機器の全てを取り扱おうという気概を持って業務に当たる場
合には、放射線工学は当然必要な知識になります。当授業では、放射線に関する基礎的知識を、物理的性質、医学的応
用、放射線障害と防護、事故例、放射線に関する法律、等の広い角度から学びます。到達目標としては、臨床工学技士
に求められる水準の知識を習得し、第二種 ME レベルを目指します。
〔学習内容〕
@BB@
放射線工学を包括的に理解することを目的にして、大括りとして次の3項目に沿って授業を進めます。
(1)放射線
の基礎(物理、工学、生物)、(2)放射線障害と防護、安全管理と関連法規 (3)放射線の応用(医学診断&治療)
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
特別な予備知識を必要としません。放射線についての広い知識を、初歩レベルから学んで行きます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 放射線安全取り扱いの基礎 第三版:西澤邦秀ほか編,名古屋大学出版会
【参考書、その他教材】 初回授業において参考書・その他教材を提示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験で評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
授業の目的と内容・範囲・テキストなど。
【第2回】放射線の基礎―物理1(原子と原子核)
放射線工学を理解するための基礎となる「原子と原子核
の物理」についての概要。
【第3回】放射線の基礎―物理2(放射線と放射能)
放射線の定義と種類(電磁放射線、粒子線)、放射線と
物質の相互作用などについて。
【第4回】放射線の基礎―工学1(放射線の発生)
放射線の発生(X線管)と制御について。
【第5回】放射線の基礎―工学2(放射線の検出)
放射線の検出(検出器と計測機器)について。
【第6回】放射線の基礎―生物(生体作用)
放射線の細胞に対する作用機構、ならびに生体作用など
について。
【第7回】放射線の防護と安全管理
放射線被曝と障害、 安全取扱い(防護、遮蔽、廃棄物
処理)、放射線管理の実際と関係法規の概要について。
【第8回】前半の纏めと理解度確認
これまでに学んだことを復習し、理解度の確認を実施し
ます。
-
【第9回】医学的応用1 画像診断装置1(X 線 CT など)
X線診断装置とX線CTに関して、測定の原理、装置、
画像の意味などについて。
【第10回】医学的応用2 画像診断装置2(MRI)
MRIの原理、装置、再構成法などについて
【第11回】医学的応用3 画像診断装置3(核医学診断装
置/SPECT&PET)
RI やシンチグラフ、PET、SPECT の原理、装置、再構
成法などについて。
【第12回】医学的応用4 治療装置(放射線がん治療装置)
放射線の生物学的効果と放射線治療(リニアック、ガン
マナイフ、粒子線)について。
【第13回】産業分野への応用
非破壊検査、放射線計測、超精密加工、など医療以外の
諸分野への応用について。
【第14回】原子炉と原子力発電
原子炉の構成、PWR型とBWR型、原子力発電所の事
故、などについて。
【第15回】全体の纏めと復習
講義全体の纏めと、理解度確認を実施します。
89 -
物性工学Ⅰ@HH@Materials Science and Technology Ⅰ
選択2単位
3年次前期
@@西野
順也
@CODE@k1190250601-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
人体を中心とする生体の構造及びそれを構成する物質の物性に関し,いくつかの医用工学的あるいは臨床工学的側面
から基礎的に理解することを目的として,生体物性工学について解説する。
〔学習内容〕
@BB@
生体を構成する物質等について,その性質や臨床工学上,あるいは医用治療機器や医用計測機器の基本を理解するた
めに知っておく必要のある事柄について学ぶ。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
物理学,電気工学,電子工学,機械工学,計測工学,の基礎的知識を必要とする。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 (1) 臨床工学技士標準テキスト。編集:小野,他。金原出版株式会社
(2) 資料として適宜プリントを配布する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
成績評価は、定期試験の成績50%、授業内試験の成績(2回)22%×2、受講態度など6%とし、総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回 オリエンテーション
・授業の目的知内容、授業の進め方・受け方、テキスト、
成績評価、等の説明
第2回 生体物性の概要
・生体の構造と特性
・生体における輸送現象
第3回 生体の電気的特性(1)
・受動的電気特性
第4回 生体の電気的特性(2)
・能動的電気特性
・電流の生体作用
第5回 生体と電磁場
・直流電磁場
・低周波電磁場
・高周波および超高周波電磁場
第6回 生体と放射線
・放射線のエネルギーと線量
・生体組織の放射線吸収・透過特性
・放射線の生体反応と医療応用
第7回
・中間試験Ⅰ
第8回
・中間試験Ⅰの解説。臨床工学問題演習
-
第9回 生体の力学的特性(1)
・力学的静特性
・力学的動特性(1)
第10回 生体の力学的特性(2)
・力学的動特性(2)
・生体の音波・超音波特性(1)
第11回 生体の流体力学的特性
・血液,血球および毛細管血流
・心蔵および脈管
・脈波伝搬と動脈硬化
第12回 生体の熱的特性
・高温,低温への生体反応
・生体組織の温度上昇と熱伝導
・生体内での熱の発生・伝搬・放散
第13回 生体の光学的特性
・生体組織の光学的特性
・太陽光の生体影響
・レーザ光と医療応用
第14回
・中間試験Ⅱ
第15回
・中間試験Ⅱの解説。
・全体のまとめ。
90 -
物性工学Ⅱ@HH@Materials Science and Technology
選択1単位
Ⅱ
3年次後期
@@西野
順也
@CODE@k1190063901-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
人体を中心とする生体の構造及びそれを構成する物質の物性に関し,いくつかの医用工学的あるいは臨床工学的側面
から基礎的に理解することを目的として,生体物性工学について解説する。なお,前期の物性工学Iと併せ一まとまり
となる。
〔学習内容〕
@BB@
生体を構成する物質等について,その性質や臨床工学上知っておく必要のある事柄について学ぶ。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
物理学,電気工学,電子工学,機械工学,計測工学,の基礎的知識を必要とする。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】(1) 臨床工学技士標準テキスト。編集:小野,他。金原出版株式会社
(2) 資料として適宜プリントを配布する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
成績評価は、定期試験の成績50%、授業内試験の成績(2回)22%×2、受講態度など6%とし、総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回 オリエンテーション
・授業内容及び方針の説明
第2回 生体の力学的特性(1)
・力学的静特性
1)生体組織の力学モデル 2)生体組織の一般的特性
第3回 生体の力学的特性(2)
・力学的動特性(1)
1)筋の構造と特性 2)骨のバイオメカニクス
第4回 生体の力学的特性(3)
・力学的動特性(2)
3)関節と筋骨格系
・生体の音波・超音波特性(1)
1)生体組織内での減衰特性
第5回 生体の力学的特性(4)
・生体の音波・超音波特性(2)
2)臓器・組織表面での反射と音響インピーダンス
3)超音波の伝搬速度とその周波数依存性
4)超音波の生体作用と安全性
第6回 生体の流体力学的特性(1)
・血液,血球および毛細管血流
・心蔵および脈管(1)
1)心臓と大動静脈の血流
2)血管内の流れとレイノルズ数
第7回 生体の流体力学的特性(2)
・心蔵および脈管(2)
3)血管壁のずり応力
・脈波伝搬と動脈硬化
-
第8回
・中間試験I
第9回
・中間試験Ⅰの解説。
・国家試験問題演習。
第10回 生体の熱的特性(1)
・高温,低温への生体反応
・生体組織の温度上昇と熱伝導
第11回 生体の熱的特性(2)
・生体内での熱の発生・伝搬・放散
第12回 生体の光学的特性(1)
・生体組織の光学的特性
1)眼球 2)皮膚・臓器 3)血液
第13回 生体の光学的特性(2)
・太陽光の生体影響
・レーザ光と医療応用
第14回
・中間試験Ⅱ
第15回
・中間試験Ⅱの解説。
・全体のまとめ。
91 -
機械工学Ⅰ@HH@
選択2単位
3年次前期
@@金
大永
@CODE@k1190250801-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
医療機器の保守、点検、操作には、機械の動作原理や騒音の起きるメカニズムについて知っておく必要がある。この
講義においては、機械工学、すなわち、材料力学、機械力学、流体力学及び熱力学の4大力学を主とした工学体系の分
野で確立されてきた、基本的な原理、法則あるいは解析手法のうち、医療機器の保守、点検、操作に応用されているも
のに重点を置き、臨床工学技士としての業務にとって必要となる基礎知識を習得し、能力の向上を図る。
特に力、振動、応力とひずみ、流体の圧力と流れについて、確実に理解することを目標とする。
〔学習内容〕
@BB@
力学の基礎として「力のつり合い、力と運動、機械的振動」を、材料力学として「材料の機械的特性」を、流体力学
として「流体の運動、粘性流体、ベルヌーイの定理」を学ぶ。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
機械工学基礎Ⅰ、応用数学を基礎とする。微分積分を中心に数学の基礎的な知識と解析力を所有していることが求め
られる。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 書籍名:臨床工学講座 医用機械工学
著 者:嶋津 秀昭、馬渕 清資
出版社:医歯薬出版株式会社
【参考書、その他教材】 その他必要教材、参考書等は授業内で配布また教示する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
小テスト 20 + 定期試験 100 を総合換算100点とし、60点以上を合格とする。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンス
機械工学基礎Ⅱの授業の進め方、授業の概要の説明を行
う。また、機械工学を学ぶ上で必要な数学的基礎を復習
する。
【第2回】医用機械工学とは(機械工学、臨床工学との関
係について学ぶ)
機械の発達段階と機械工学の基本、医用機械工学の立
場、単位と次元を理解する。
【第3回】機械力学(力とつり合い、物体の運動について学
ぶ)
重力、ばね力、摩擦力などの力、力の合成、力のモーメ
ント、ニュートンの運動の法則について復習する。
【第4回】機械力学(エネルギーと仕事について学ぶ)
エネルギー保存則、仕事と仕事率について復習する。
【第5回】同上問題演習
国家試験問題を中心に演習を行い、機械力学の知識を深
める。
【第6回】機械振動学(機械的な振動について学ぶ)
単振動、減衰振動、強制振動の本質を理解し、併せて微
分方程式の解法、動的問題の取り扱いを修得する。
【第7回】同上問題演習
国家試験問題を中心に演習を行い、機械振動の知識を深
める。
【第8回】材料力学(応力とひずみ、粘弾性、ヤング率に
ついて学ぶ)
機械や構造物に加わる力の影響、何故、物は壊れるか、
設計時に何を考慮すべきか、を学習する。
-
【第9回】材料力学(降伏点、塑性変形、応力集中と疲労
について学ぶ)
応力-ひずみ線図を用い機械材料の特性はどのように理
解すべきか、を学習する。
【第10回】同上問題演習
国家試験問題を中心に演習を行い、材料力学の知識を深
める
【第11回】小テスト(教科書等資料の持込不可)を実施。
【第12回】圧力、流体及び流体力学(圧力の単位、ニュー
トン流体、気体・液体の挙動、ベルヌーイの定理につい
て学ぶ)
圧力単位の換算、気体の圧力、分圧とは、液体の圧力、
表面張力の仕組み、血圧の意味について学習する。
【第13回】流体力学(流体運動、ポンプについて学ぶ)
粘性、連続の式、乱流と層流、管の中の流れ、レイノル
ズ数、血流の特徴、ポンプの原理について理解する。
【第14回】同上問題演習
国家試験問題を中心に演習を行い、流体力学の知識を深
める。
【第15回】総合復習
演習問題を通じて特に重要な知識の復習とまとめを行
う。
92 -
機械工学Ⅱ@HH@
選択1単位
3年次後期
@@金
大永
@CODE@k1190057901-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
医療機器の保守、点検、操作には、機械の動作原理や騒音の起きるメカニズムについて知っておく必要がある。この
講義においては、機械工学、すなわち、材料力学、機械力学、流体力学および熱力学の4大力学を主とした工学体系の
分野で確立されてきた、基本的な原理、法則あるいは解析手法のうち、医療機器の保守、点検、操作に応用されている
ものに重点を置き、機械工学Ⅰ、Ⅱに分けて学び、臨床工学技士としての業務に必要となる基礎知識を習得し、能力の
向上を図る。
特に、波動と音波・超音波、熱現象と熱力学、機械要素のうちの基本的事項を理解することを目標とする。
〔学習内容〕
@BB@
機械工学Ⅱでは、生体の流体現象として「非ニュートン性、拍動流」を、波動と音波・超音波として「音波の特性、
超音波」を、熱と気体として「気体の性質、熱力学」を、さらに機械要素を学習する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
物理Ⅰ、Ⅱ、応用数学及び機械工学Ⅰを先修科目として求める。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】臨床工学講座「医用機械工学」
著者:嶋津 秀昭、馬渕 清資
出版社:医歯薬出版株式会社
【参考書、その他教材】その他必要教材、参考資料等は授業内で適宜配布または教示する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
小テスト20 + 定期試験
100を総合換算100点とし、60点以上を合格とする。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】流体力学復習
流体力学は臨床工学にとって重要な要素技術であること
から、改めて前期(機械工学Ⅰ)に学習した流体力学を
全般にわたり復習する。
【第2回】生体の流体現象(非ニュートン性、拍動流、血
液ポンプ、人工呼吸器等について学ぶ)
人体内の流れ、血液について、人工心臓と人工呼吸器の
原理について理解する。
【第3回】同上問題演習
計算問題を通じて流体力学の基本的な知識と解析力を獲
得する
【第4回】同上問題演習
国家試験問題を中心に演習を行い生体流体力学の知識を
深める。
【第5回】波動と音波・超音波(波動、音波について学ぶ)
波動とは何か、波動と振動の違い、音波の性質、縦波と
横波、減衰、ドプラー効果について学習する。
【第6回】波動と音波・超音波(超音波と関連機器につい
て学ぶ)
超音波とその特徴を理解し、診断機器にどのように応用
されているかを理解する。
【第7回】同上問題演習
国家試験問題を中心に演習を行い波動・音波学の知識を
深める。
【第8回】小テスト
(教科書等資料の持込不可)
-
【第9回】熱と気体(温度、熱エネルギーと仕事について
学ぶ)
熱と温度、相変化と熱膨張、熱の移動、熱と仕事、熱力
学第一・第二法則、理想気体などの気体の状態方程式に
ついて学び、熱の物理的意味を詳しく理解する。
【第10回】熱力学(気体の仕事、エネルギーの変換につい
て学ぶ)
可逆・不可逆変化、冷却サイクル、カルノーサイクル、
エントロピーについて基本的な知識を修得し、熱効率、
エネルギー変換の方法論を概論的に学ぶ。
【第11回】同上問題演習
問題演習を通じ熱に関する計算力を高める。
【第12回】同上問題演習
国家試験問題を中心に演習を行い熱現象・熱力学の知識
を深める。
【第13回】機械要素(機械構成要素の仕組み及び機械製作
法を学ぶ)
ネジ、リンク機構、歯車、カム等の機械構成要素の仕組
みや機能を代表するパラメータを理解する。さらに鋳造、
切削、プレス等機械を製作する方法の基礎知識を学習す
る。
【第14回】同上問題演習
国家試験問題を中心に演習を行い機械要素の知識を深め
る。
【第15回】総合復習
演習を通じ、総合的な理解とまとめを行う。
93 -
材料工学Ⅰ@HH@Material Engineering Ⅰ
選択2単位
3年次後期
@@西野
順也
@CODE@k1190054301-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
医療分野で使われる材料は生体(医用)材料とも言われている。この科目では生体材料の必要条件,生理作用,機能,
加工性について学ぶ。材料工学Ⅰと材料工学Ⅱで生体材料の全体を講義するように計画した。材料工学Ⅰは基礎知識に
重点を置いた。特に,生体材料の生理作用を理解する上で化学的性質は不可欠の知識であるので,始めに化学の基礎的
知識を整理して材料工学への導入をし易く工夫して講義する。生体材料の必要条件の理解を目的にする。
〔学習内容〕
@BB@
材料の安全性に関する試験方法,生体への適合性,各種医用材料の解説などを講義する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
臨床工学の専門科目を基にして,比較的専門的な内容の講義を行う。また新しい用語などの定義を理解し記憶するこ
とが要求される。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 臨床工学技士標準テキスト(金原出版)を主として使用する。
【参考書、その他教材】 補足的にプリントを配布する。必要な副読本は適宜指示する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験60%,演習と提出物40%とし、総合して評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
材料の基礎
原子の構造と分子の構造
種々の化学結合
有機化合物と基礎反応
種々の高分子反応
材料工学と生体:化学と材料
材料工学総論:生体の一部を別の物質に置き換えることとは
医用材料の必要な用件:5つの必要条件
材料の安全性試験:法規・法律
材料の安全性試験:物性試験と化学試験
材料の安全性試験:溶出試験と生物学的試験
材料の使われ方
医療用具の分類
無菌試験
まとめ
-
94 -
材料工学Ⅱ@HH@Material Engineering
選択1単位
Ⅱ
3年次前期
@@西野
順也
@CODE@k1190250901-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
医療分野で使われる材料は生体(医用)材料とも言われている。この科目では生体材料の必要条件,生理作用,機能,
医療機器に使用されている生体材料の選択理由,使用方法,起こりうる変化などについて学ぶ。これらのことを理解し
ておくことは,医療上の安全確保ばかりだけでなく高度医療の要求に対応するために必要な知識でもある。この講義で
は生体材料の生体適合性を中心にして講義する。材料の生体適合性を考えるとき,生体材料表面で起こる反応がしばし
ば重要な要素になっている。生体中で起こる各種界面反応についても説明する。生体材料の主要な特性と主要な生体反
応に関する知識を習得することを目的にする。
〔学習内容〕
@BB@
材料の生体への適合性(血液凝固や免疫反応など)
,具体的な各種医用材料などについて講義する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
臨床工学の専門科目を基にして,比較的専門的な内容の講義を行う。また新しい用語などの定義を理解し記憶するこ
とが要求される。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 臨床工学技士標準テキスト(金原出版)を主として使用する。
【参考書、その他教材】 補足的にプリントを配布する。必要な副読本は適宜指示する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験60%,演習と提出物40%とし、総合して評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回 生体(医用)材料とは
医用材料によって「生体機能の一部を支援または代替す
る」こと、すなわち医用材料とは何か,どのような種類が
あるか説明する。更に医用材料の役割と生体に備わる恒常
性や自己防御(異物排除)との関わりついて学ぶ。
第2回 医用材料の必要条件と法規
医用機器・材料が備えていなければならない条件,それ
らを使用販売する法律と法規制について説明する。
第3回 材料の安全性試験1:化学的試験(溶出試験)
医用材料から溶出する各種物質の化学分析法を説明し,
有害物の許容値を学ぶ。
第4回 材料の安全性試験2:生物学的試験
化学的試験を通過した材料の細胞や生体組織への相互作
用を調べる方法を知り,有害材料を判定する基準について
学ぶ。
第5回 滅菌法と無菌試験
滅菌による生菌数の対数減少理論について学ぶ。更に各
種滅菌法(高圧蒸気滅菌,乾熱滅菌,EO ガス滅菌,放射
線滅菌,その他)の特長と滅菌条件や滅菌可能な医用材料
を説明する。
第6回 医用材料と生体組織との相互作用と生体適合性
医用材料による毒性反応(発熱,炎症,溶血,腫瘍化,壊
死)と異物反応(補体活性化,血液凝固,貪食,カプセル化,
石灰化)について説明し,生体適合性について考える。
第7回 金属材料
金属の溶出による毒性と腐食について学ぶ。不働態形成
する金属との合金を使用すると,毒性低減と耐腐食性の向
上が見られることから合金を使用する必要性を学ぶ。イオ
ン化傾向と化学電池から腐食の機構を考える。
第8回 セラミックス材料と炭素材料
各種セラミックス材料(金属酸化物,窒化物,ハロゲン
化物などの焼結物)の機械的,化学的性質を学び,医療へ
の応用について説明する。また気相から炭素を凝縮させ,
緻密なグラファイト層を形成させたパイロライトカーボン
や炭素材料について学ぶ。
-
第9回 生体不活性材料と生体活性材料
生体不活性材料(セラミックス材料)と生体活性材料の
違いを学ぶ。次にハイドロオキシアパタイト,バイオアク
ティブガラス,カルシウム三リン酸などの活性材料につい
て詳しく説明する。
第10回 天然高分子材料
コラーゲン,ゼラチン,ヒアルロン酸,キチン,キトサ
ンなどの動物由来高分子とセルロース,アミロース,デキ
ストリン,アルギン酸などの植物由来高分子の化学的性質
と医用材料としての利用を学ぶ。
第11回 合成高分子の基礎知識
基本重合反応(付加重合,ラジカル重合,イオン重合,
縮合重合)と共重合体、ブロック共重合体、デンドリマ-
などの構造による性質と医用材料としての応用を学ぶ。
第12回 種々の合成高分子材料の特徴と医療への利用
代表的な合成高分子材料(ポリエチレン,ポリプロピレ
ン,ポリ塩化ビニール,ポリテトラフルオロエチレン,ポ
リウレタン,ポリメタクリル酸メチル,ナイロンなど)の
医療への利用を説明する。
第13回 生分解性高分子材料と無機性高分子材料
ポリグリコール酸,ポリ乳酸などの生分解性高分子材料
の化学的性質と医療への応用を学ぶ。更に無機性高分子材
料のシリコーンゴム(オイル,ゲル),ポリホスファジン
の医用材料としての特徴を学ぶ。
第14回 膜透過現象と高分子分離膜
物質の膜透過と透過機構を知り,透過率と分離機能を学
ぶ。気体分離膜のゼオライト膜,ポリジメチルシロキサン
と液体分離膜のポリスルフォン,ポリアミド,ポリアクリ
ロニトリル,酢酸セルロースの特徴を説明し,医療への応
用について学ぶ。
第15回 高分子材料の親水-疎水性と抗血栓性
親水性と疎水性高分子材料の界面の性質を学ぶ。更に抗
血栓性材料の評価に必要な固体表面エネルギーの推定法に
ついて説明する。
95 -
計測工学Ⅰ@HH@Measurement Science and Technology I
選択2単位
3年次前期
@@小林
郁夫
@CODE@k1190055701-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
本講義では、計測の考え方と実際の技術を扱う。身近なところに各種の計測技術が用いられていることを具体的
に紹介することを通して、計測(対象に関する情報や知識を得る方法を考究する科学)の基本的考え方、基礎的手
法、計測系の設計方法論などを伝える。計測とは、基本的には、我々が対象に働きかけて対象に関する情報や知識
を得るための方法を設計し、実施して目的を達する技術である。科学、工学などの広範な分野において普遍的に要
求される技術である。
臨床工学技士として必要になる計測工学の知識の習得を目標とする。
〔学習内容〕
@BB@
最初に計測の基本的考え方や基礎的な方法を学ぶ。
次に、基本的な量の計測に用いられる技術を具体的に紹介しながら、計測系設計の方法論の一部に触れ、新しい情報
や知識を得るためのアプローチの方法について考えながら技術を学ぶ。
臨床工学技士の国家試験に出題された問題のうち、授業内容に関係する問題も扱う。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
大学1,2年で習う数学、物理学の知識があれば容易に理解できるレベル。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 南茂夫、木村一郎、荒木勉:はじめての計測工学、講談社サイエンティフィク(1999)
【参考書、その他教材】 小野哲章他:臨床工学技士標準テキスト、金原出版(2002)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末試験の成績を50%とし、通常の授業時に実施するミニテストやレポート提出の得点を50%とする。合計点が満点
の60%以上で合格とする。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンス・計測工学とは
計測工学の守備範囲と対象情報(物体情報、状態量情報、
物質情報、情報キャリア)、直接測定と間接測定などにつ
いて、学習する。
【第2回】方式、性能、誤差
偏位法と零位法、感度、分解能、測定範囲、スパン、ダ
イナミックレンジ、直線性、確度、応答時間、分散、標準
偏差、標準誤差、有効数字について学習する。
【第3回】単位と次元
物理量と単位、基本単位、補助単位、組立単位、SI 単
位系、接頭語、次元、基準物、原器について学習する。
【第4回】外乱と誤差、負荷効果
外乱、誤差(系統誤差、理論誤差、個人誤差、偶然誤差)、
外乱の軽減、負荷効果、入力インピーダンスについて学習
する。
【第5回】計測システムとセンサ
計測システムの構成、センサとトランスデューサ、電気
計測への誘導、増幅回路、アナログフィルタ、ネガティブ
フィードバック、ブロック図などについて学習する。
【第6回】電気量の計測
電流計、電圧計、抵抗の測定、オシロスコープ、キャパ
シタンス変換、インダクタンス変換について学習する。
【第7回】距離を測る
長さの単位、光による測距、三角測量、時間差・位相差
による測距、光波干渉法、目視の場合、遠距離測定、中距
離測定、近距離測定、微小変位測定について学習する。
【第8回】長さを測る
直接法と間接法、アッペの原理、バーニア目盛、ノギス、
マイクロメータ、電気的計測方法、モアレ模様、リニアエ
ンコーダ、ロータリエンコーダ、測長機、空気マイクロメ
ータ、光学的測長法、形状測定、操作型トンネル顕微鏡に
ついて学習する。
-
【第9回】動きや振動、力・トルクを測る
ポテンショメータ、左同変圧器、静電容量型センサ、ロ
ータリエンコーダ、空間フィルタ、相関法による速度セン
サ、ドップラ速度計、加速度センサ、ひずみゲージ、ロー
ドセル、圧電素子、馬力の測定について学習する。
【第10回】強さや硬さを測る
引っ張り、圧縮試験、弾性係数、ヤング率、ポアソン比、
衝撃試験、衝撃荷重式、正荷重式、フリネル硬さ試験、ヴ
ィッカース硬さ試験、ロックウェル硬さ試験などについて
学習する。
【第11回】流体の測定
ビトー管、熱線流量計、レーザ―ドップラ流量計、差圧
式流量計、面積式流量計、電磁流量計、超音波流量計、流
れの可視化、粒子画像流速計測法などについて学習する。
【第12回】圧力を測る
分銅式圧力計、弾性変形式圧力計、ピエゾ電気圧力計、
電気抵抗式圧力計、液柱式圧力計、真空の測定、熱伝導式
真空計、電離式真空計などについて学習する。
【第13回】分子・原子の状態と計測(1)
スペクトロメトリー、原子・分子のスペクトル、蛍光、
モノクロメータ、分光分析機器、ランバート・ベールの法
則、クロマトグラフィ、質量分析などについて学習する。
【第14回】分子・原子の状態と計測(2)
導電率測定、ポーラログラフィ、イオン測定、鉄鋼材料
の分析、河川水の分析、農作物中の有害金属、半導体の不
純物測定、ガス分析、ガス漏れ警報器、酸素センサ、大気
リモートセンシング、食品添加物の分析、環境汚染物質の
計測、医用生化学検査などについて学習する。
【第15回】まとめ
前期に学習した範囲をまとめる。
96 -
計測工学Ⅱ@HH@Measurement Science and Technology II
選択2単位
3年次後期
@@小林
郁夫
@CODE@k1190055001-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
本講義では、「計測工学 I」に引き続き、計測工学の基本となる計測の考え方を、生体や工業、産業で要求される量
の計測を取り上げて扱う。後半では、計測して得たデータ(信号)から有用な情報を取り出す信号処理や統計学的な手
法についても学ぶ。
臨床工学技士として必要になる計測工学の知識の習得を目標とする。
〔学習内容〕
@BB@
計測と信号処理の基本的考え方や基礎的な方法、さらには計測・処理系設計の方法論の一部に触れ、新しい情報や知
識を得るためのアプローチの方法について考える。
特に計測工学 II では、コンピュータで計測データを処理・加工する「計測システム」の構成、処理技術について学
習する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
大学1、2年で学ぶ数学・物理学の知識があれば容易に理解できるレベル。
「計測工学 I」を習得していることを前提とする。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 南茂夫、木村一郎、荒木勉:はじめての計測工学、講談社サイエンティフィク(1999)
【参考書、その他教材】 小野哲章他:臨床工学技士標準テキスト、金原出版(2002)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末試験の成績を50%とし、通常の授業時に実施するミニテストやレポート提出の得点を50%とする。合計点が満点
の60%以上で合格とする。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】計測システムの構成
計測システムはコンピュータを利用することにより自動
化され、高精度化され、さらに、通信システムと接続さ
れて実時間で状況を把握できるように進化している。
様々
な計測システムを学び、計測技術をシステムとして構成
するために、どんな技術がつかわれているか、後期の課
題の全体像をながめる。
【第2回】温度の計測(1)
高温の計測、非接触式測定、接触式測定、熱電効果(ゼ
ーベック効果)、補償導線、熱放射、プランクの黒体放
射などについて学ぶ。
【第3回】温度の計測(2)
接触式測温による様々な中温の測定、非接触式測温によ
る中温の測定、常温の測定、サーミスタ、ブルドン管、
低温の測定、温度の基準について学ぶ。
【第4回】光・画像測定
量子型光センサ、固体型、光起電センサ、熱型光センサ、
イメージセンサ、固体での電子のエネルギー準位などに
ついて学ぶ。
【第5回】音響計測と超音波
導電変換方式、静電変換方式、抵抗変化変換方式、圧電
変換方式、超音波の測定について学ぶ。
【第6回】アナログ信号の処理
ブリッジ回路、増幅回路、負帰還回路、演算増幅器の回
路、差動増幅、同相弁別比、受動フィルタ、能動フィル
タ、ロックイン増幅器などについて学習する。
【第7回】電気信号の計測
電流計、フレミングの左手の法則、フレミングの右手の
法則、電磁力と誘導起電力、アナログ記録システム、オ
シロスコープ、ファンクションジェネレータなどについ
て学習する。
【第8回】A/D 変換の方法
逐次変換型 AD 変換器、二重積分型 AD 変換器、並列比
較型 AD 変換器、サンプリングの定理、エリアシング、
サンプリング周波数、周波数カウンタ、ディジタルマル
チメータなどについて学ぶ。
-
【第9回】ディジタル信号処理
同期加算、移動平均、相互相関関数、画像処理、微分処
理、エッジ抽出、アナログ画像の放送方式などについて
学習する。
【第10回】周波数の計測
離散コサイン変換、離散フーリエ変換、FFT、ウィーナ・
ヒンチンの定理、FFT の計算、自己相関と FFT、最大
エントロピー法(MEM)などについて学習する。
【第11回】回帰式の計算
測定データの扱い、最小二乗法の計算方法を学び、実際
のデータに適用して回帰直線をグラフ化する。
【第12回】システムとステップ応答
ステップ入力、デルタ関数、正弦波、システム応答、過
渡応答などについて学ぶ。
【第13回】計測システムの実際
実際の計測機器(特に医療機器)のブロック図から構成
を学び、どんな計測技術を用いて、どんな信号処理を行
い、最終的にどんな計測結果を得ているか、実際の機器
について学ぶ。
【第14回】論文に見る計測データの処理
学術論文における「計測データ」の処理方法を読む。計
測データは適切な処理を行わないと結論を導くことが困
難であるため、どんなデータから何が言えるか、危険率
や統計検定、回帰直線や、相関係数を実際に求めている
論文を読んで、それらの指標の重要性を学ぶ。
【第15回】まとめ
計測システム、特に生体計測システムにおいて用いられ
ている技術や方式を、整理する。
97 -
臨床工学入門Ⅱ@HH@Introduction to Clinical EngineeringⅡ
選択2単位
1年次前期
@@深澤
伸慈
@CODE@k1190251001-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
この講義は医用機器学概論 I に相当に相当すると同時に、臨床工学技士に要求される資質、医療機器の種類と関連す
る基礎的知識を修得し、また医療機器の安全に関する基本的考え方などを学びます。入門編的位置づけにあることから
今後学年があがるにつれ、医療機器や生体機能代行装置などを理解するための初歩的な学習を行います。また、工学的
な知識のみならず生体に関しての関連性を理解することにより上級学年へのワンステップです。また、医療事故や接遇
なども学習のテーマに持ち医療人としての責任なども授業を通して考えていきます。
到達目標:
上級学年で行う専門科目の履修を行なうための十分な基礎学力を身につける。
〔学習内容〕
@BB@
電気と人体との関係(感電、雑音)、医療機器の基本的動作や構造、人体の生理機能と医療機器の関係(生体機能代
行装置)、治療機器(除細動器、ペースメーカー)などを浅くではあるが広範囲に取り上げます。また、医療機器全般
に対して機器の安全性・信憑性とは何か。実際の使用に際しての使用環境・使用条件はどのようなものかなどに関して
も機器の構成と原理を十分理解する内容である。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
前期で履修している解析学、確率統計、 物理 I、医学一般、情報工学概論 I などの知識が役に立ちます。
後期の関連科目では、物理 II、化学、情報工学概論 II、コンピュータ概論 I、センサー工学などがあります。これら
の工学知識は臨床工学にとっても、大切な知識です。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 臨床工学技士標準テキスト 金原出版株式会社
ME ワンポイントアドバイス 小野哲章著 秀潤社
【参考書、その他教材】 必要に応じ指定する
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
欠席率は30%以内で、期末試験(100点満点)で60点以上を合格とします。
授業中に出題したテーマに対してのレポート内容も評価対象になります。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
ガイダンスおよび「臨床工学技士」を考える。
第2回
医療における電気安全:感電、漏れ電流、アース
第3回
患者監視装置:医療現場における雑音、電極、医療用テ
レメーター
第4回
患者監視装置:体温、深部体温、心拍出量、酸素飽和度、
二酸化炭素
第5回
血圧計:血圧測定の原理、電子血圧計等
第6回
除細動器:心室細動、除細動の仕組み、AED 等
第7回
臨床工学技士の業務について考える。今後の学習計画
第8回
ペースメーカ:心臓の刺激伝導系、人工ペースメーカの
仕組みおよび働き
-
第9回
人工呼吸器:自然呼吸と人工呼吸、人工呼吸器の仕組み
等
第10回
医療関連機器・設備:保育器、医療用ガス、病院配管設
備、麻酔器
第11回
輸液ポンプ:輸液ポンプの仕組み、取り扱い、トラブル
等
第12回
IABP:IABP の原理および働き、トラブル対応等
第13回
電気メス:電気メスの原理および働き、トラブル対応等
第14回
医療事故について:医療事故とその原因
第15回
総括:1回から14回までの内容を復習し医療人につい
て考える。(小テスト)
98 -
医用機器学概論Ⅱ@HH@Introduction to Medical Equipment Ⅱ
選択2単位
2年次前期
@@市川
久志
@CODE@k1110001001-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
医用工学とは何かということを、臨床工学入門 I で学びました。そして、医用機器の人体への適用に当っての初歩的
知識や諸問題については、臨床工学入門 II で理解してきています。ここでは、1歩進んで、もう少し詳細に医用機器の
人体への適用について学んでいきます。特に、生体計測、人体のいろいろな機能をどのような原理で測り、それらがど
のような形で表示されるか、そしてどのように情報として、記憶され、かつ伝送されるかなどを学びます。並行して他
の学科で学んでいる情報工学の知識を生かしていくことになります。人体の機能としては、心臓や血管、血流で代表さ
れる循環器系、肺が中心となる呼吸器系、人体を運動させる神経系や筋肉系が対象となります。
〔学習内容〕
@BB@
人工呼吸器や人工心肺装置がどのような機能を代行するのか、どのような原理に基づき、どのような構成をしている
かを中心に医用機器について概略が分かるようにしていきます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
先修科目としては、1年次で修得した、解析学、確率統計、物理 I、物理 II、化学、情報工学概論、コンピュータ概
論 I、センサー工学医学一般、臨床工学入門などがあります。これらが活用されます。
本学期の関連科目としては電磁気学、人体の構造、疾病の科学 I、生化学、生体機能代行装置学 I、医用治療機器学
I、生体計測学 I、臨床医学 I、II などです。これらの知識は本科目の理解に役立ちます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストは「臨床工学技士標準テキスト」です。このテキストを十分理解できるようになれば、学習
効果が上がっていることになります。
【参考書、その他教材】教材としては、適宜授業内容に応じたプリントが配布されます。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
毎回のように小テストを実施する。授業中の小テストを20%、単位認定試験を80%とし、合計点を100点満点で評価
する。60点以上の取得で単位認定とする。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
臨床工学入門 II の復習(後期試験解説)
第2回
医の倫理(P.4)、治療と診断と 呼吸(肺とガス交換)
第3回
治療と診断と 呼吸(肺とガス交換)(P.33-39)
第4回
人工呼吸器(P.310-315)基礎
第5回
人工呼吸器(P.310-315)
第6回
血液(血流、血圧)(P.28-33)
第7回
消化と吸収(P.49-53)
第8回
心臓と脈管系(P.39-49)
-
第9回
人工心肺:体外循環装置(P.283-289)
第10回
尿の生成と排出(P.53-56)内分泌(P.56-58)
第11回
血液浄化装置(P.346-373)
第12回
筋肉と筋電位(P.24-27、206、207、436、437)
第13回
神経系(P.58-65)
第14回
脳波計(P.454-456)
第15回
まとめ
99 -
医用機器学概論Ⅲ@HH@Introduction to Medical Equipment Ⅲ
選択2単位
2年次前期
@@市川
久志
@CODE@k1110001101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
医用工学とは何かということを、臨床工学入門 I で学びました。そして、医用機器の人体への適用に当っての初歩的
知識や諸問題については、臨床工学入門 II で理解してきています。医用機器概論 II では詳細に医用機器の人体への適
用について学びました。人体の機能としては、心臓や血管、血流で代表される循環器系、肺が中心となる呼吸器系、人
体を運動させる神経系や筋肉系が対象でした。概論 III では各種治療用機器を中心に授業をします。これらの機器を使
用される原理別に、つまり、電磁的、熱的、光学的、機械的治療用機器に分けてそれらの構成と原理を学びます。これ
らの理解には、工学(主として物理現象と電気回路)の知識が不可欠です。
到達目標:
各種治療用機器はどのように作られ、効果を得ているかを理解すること。
〔学習内容〕
@BB@
各種治療用機器を中心に、これらの機器で使用される原理別に、電磁的、熱的、光学的、機械的治療用機器に分けて
それらの構成と原理を講義します。これらの理解には、工学(主として物理現象と電気回路)の知識が不可欠です。た
とえばメスでも、単なる刃物のメスのみではなく、工学技術を駆使して、電気やレーザ利用したものが作られています。
これについても触れていきます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
授業内容のレベルは中学で学んだ数学、理科(物理、化学、生物)が理解できていれば難しくはありません。
関連科目としては、前期で修得した、電磁気学、人体の構造、疾病の科学 I、生化学、生体機能代行装置学 I、医用
治療機器学 I、生体計測学 I、臨床医学 I、II などがあります。これらが活用されます。
本学期の関連科目としては人体の構造・機能(実習)
、疾病の科学 II、生命情報、機能代行装置学 II、生体計測学 II、
臨床医学 III,IV などです。これらの知識は本科目の理解に非常に役立ちます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】小野・峰島・堀川・渡辺編:臨床工学技士標準テキスト、金原出版(2002)、 日本 ME 学会監修:ME
の基礎知識と安全管理(2002)
(追加もしくは変更される事もあります。その場合は前期もしくは夏期休暇中に告知します。)
【参考書、その他教材】適宜授業内容に応じたプリントが配布されます。 医療事故や新規医療機器に関する文献、記
事なども参照します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
学期末の定期試験で60点以上を合格とします。学期中に行なわれる小テストの得点、レポート課題への評価は定期
試験の20点相当を最大とし、定期試験合格者にのみ加点して、成績評価をつけます。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
講義形式が主体ですが、受講者同士の議論にもなるべく
時間をとります。
【第1回】
授業内容の説明と他の科目との関連の説明を行う。
【第2回】
臨床工学技士の仕事について、その重要性や、技士とし
てどのような素養、知識が要求されているかを、再度理解
する。
【第3回】
仕事と仕事の原理を復習する。医療機器には目的である
治療と診断の相違を議論する。
【第4回】
治療機器の基礎:電磁気的治療器、熱治療器、機械的治
療器などによる治療効果とはどのようなことか、その基本
を取り上げる。
【第5回】
電磁気治療器(除細動器):除細動の意味、心房細動、
心室細動とは何か、除細動器の働きやその基本について議
論する。
【第6回】
臨床工学技士の病院における立場など、技士になること
の心構え関する授業を行う。
【第7回】
電磁気治療器:ペースメーカの役割について、除脈、不
整脈の発生とそれの補完の仕組みについての授業を行う。
-
【第8回】
機械的治療器(輸液ポンプ、シリンジポンプ)の原理や
役割と、輸液ポンプとシリンジポンプの違いについて論じ
る。
【第9回】
機械的治療器(吸引器)の使用目的、吸引の対象、吸引
の方法についての授業を行う。
【第10回】
熱治療器(ハイパーサーミア)について、がん治療法の
種類の中での位置付けを示し、どのように行うか、その効
用について議論する。
【第11回】
光凝固装置、低出力レーザ光凝固装置の使用目的、適用
対象についての講義と、低出力レーザについて授業を行う。
【第12回】
内視鏡用手術装置の概要と使用方法などを取り上げる。
【第13回】
内視鏡の種類や原理、構造について議論する。
【第14回】
電気メス、レーザメスと関連手術装置による生体の切開、
凝固の原理と効果について議論する。
【第15回】
超音波吸引装の使用目的(破砕と吸引)の原理と装置の
構造について、および超音波振動子について議論する。
100 -
医用機器学概論Ⅳ@HH@Introduction to Medical Equipment Ⅳ
選択2単位
3年次前期
@@臼井
宏
@CODE@k1190061101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
医用工学とは何かということを、臨床工学入門で学びました。そして、医用機器の人体への適用に当っての初歩的知
識や諸問題については、臨床工学入門 II(医用機器学概論 I)で理解してきています。医用機器学概論 II で人体機能
代行装置(人工心肺、人工透析、人工呼吸器など)、医用機器学概論 III では、各種医用治療機器について学びました。
医用機器学概論 IV では、生体機能代行補助装置について学んでいきます。補助するということは、全部を代行するこ
とに比べれば、責任は多少軽くても、逆に人体の機能をきちんと計測して的確に補助しないといけません。どのような
原理で測り、それらがどのような形で表示されるか、それらの結果として、どのように人体機能を補助していくかにつ
いて、を学びます
到達目標:医療機器の補助的なものについて理解することと、人工透析装置を扱うときに必要な計算について習熟す
ること。
〔学習内容〕
@BB@
教科書と補助的に作成されたプリントを中心に行います。人体のどのような機能に対して、どう補助するか、例えば、
心臓ペースメーカでは、完全にペースメーキング機能を代行する場合と、補助的にパルスを出すこととがあります。ま
たその補助する期間が短期か長期でも機能に対する要求は異なります。これらが理解できるよう講義します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
これまで受講した臨床工学入門Ⅰ、Ⅱと医用機器概論を理解していることが必要ですが、使用するプリントをよく読
み、予習、復習をすれば、難しくありません。
先修科目としては、前期の電磁気学、人体の構造、疾病の科学Ⅰ、生化学、生体機能代行装置学Ⅰ、医用治療機器学
Ⅰ、生体計測学Ⅰ、臨床医学Ⅰ、Ⅱなど、本学期の関連科目としては人体の構造・機能(実習)、疾病の科学 II、生命
情報、機能代行装置学 II、生体計測学 II、臨床医学 III,IV などです。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 臨床工学技士標準テキスト 金原出版株式会社
ME の基礎知識と安全管理 改訂第5版(南江堂)
【参考書、その他教材】 必要に応じ指定する
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
原則として、期末試験(100点満点)の60点以上を合格とします。
ただし、講義中に要求されたレポートがある場合はそれを加点し、100点に平準化して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
医用機器学概論 III の期末試験解説を中心に、医用機器
学概論 III の全体の復習を行う。
また、再度臨床工学技士会作成の DVD を映写し、技士
の心構えを再認識させる。
【第2回】
生体機能代行補助装置一般:生体機能代行補助装置では
どのようなものを対象とするか解説する。臨床工学関係
では補助循環装置があるが、福祉工学では車椅子、歩行
器などである。
【第3回】
生体機能代行補助装置のうち、循環器系の総論として心
臓の機能を代行、補助する装置について講義する。
【第4回】
循環器系(2)
(教科書 P.306-309、562、563)
:心臓
の機能を代行、補助する装置(IABP)
バイパスする装置(VA バイパス)や経皮的心肺補助法
PCPS、拍動流補助人工心臓などについて説明する。
【第5回】
循環器系(3)ペースメーカについて、不整脈、徐脈の
成因と、その性能についてを講義し、性能表記(ICHD)
について説明する。
【第6回】
生体機能代行補助装置:呼吸器系(教科書 P.325)人
工呼吸器のモニター方法、人工呼吸からの離脱(ウィー
ニング)について、モニター用計器であるパルスオキシ
メータの原理と効用について講義する。
【第7回】
人工心臓について、国産の体内植え込み型補助人工心臓
を参考にして、どのようなものがあるか説明する。
【第8回】
血液浄化のまとめ:代謝系とは個体が必要物を摂取し不
用物を排出して自身を保存する営みという一般的な説明
と、血液浄化法の種類(HD,HF,PD など)とその適用
について講義する。
-
【第9回】
血液浄化のまとめ(2)代謝系としての血液浄化につい
て、人工透析がどのように機能しているかを講義する。
【第10回】
人工透析操作に関する化学知識を復習する。化学計算問
題でモルの理解とモル当量の計算、浸透圧の理解、化学
式とモル当量の関係など講義する。
【第11回】
化学的な計算問題の復習で、特に浸透圧について講義す
る。浸透圧は圧力であるが、Osm/l という濃度で表すこ
とはどうしてか。ファントホッフの式の意味、圧力の単
位について講義する。
【第12回】
人工透析操作に関する医学知識について、血液体外循環
の方法、血管のシャントの形成と関連する障害について、
説明する。
【第13回】
人工透析器補助装置として、透析液製造装置および水処
理装置について説明する。透析液の形態は A 液(電解
質液)と B 液(重炭酸)の混合によるが、扱いの楽さ
から粉末状のものからも作製される。また清浄水の使用
が必須であるので、水処理装置についても説明する。
【第14回】
人工臓器の作り方には、人の臓器を移植する、人の細胞か
ら増殖させる、他の物質(高分子化合物)から合成する、
などがある一般論と、人工血管、人工筋肉を説明する。
【第15回】
人工臓器(2)
:人工肺、人工腎臓、人工皮膚、などについ
てと、福祉関係の器具などについて説明する。まとめ
101 -
生体機能代行装置学Ⅰ@HH@Artificial OrganicsⅠ
選択2単位
2年次前期
@@市川
久志
@CODE@k1110005301-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
人の呼吸や、循環動態に関する生理・病理について学習する。次に、呼吸療法装置、体外循環装置の原理について学
習する。関連する生物系の予備知識について整理する。本講義を通じて、人工呼吸器や人工心肺装置がどのような機能
を代行するのか、どのような原理に基づき、どのような構成をしているか、概念的に導入する。生体機能代行装置の維
持管理は、臨床工学技士の仕事として非常に重要であり、患者の生命を預かる極めて責任の重い仕事である。そのため
の必要な知識を習得することが、この講義のねらいである。
生体機能代行装置学 II では、機器を中心に講義を行うが、I では主に理論・医学的背景知識の基礎固めを行うことを
目的とする。
到達目標:生体機能代行装置学 II で行う機器に対する講義に対応できる基礎学力をつける。
〔学習内容〕
@BB@
人の呼吸と循環についての知識を整理する。
呼吸や循環に関係する指標を講義し、人工呼吸器、人工心肺装置とはどんな装置かを講義する。次に気体の性質や呼
吸の仕事量、流体の性質について基礎知識をまとめる。また、機器使用時のバイタルサインについて説明を行う。次に、
人工呼吸器が使用される際の疾患や、人工心肺装置が用いられる手術の疾患について講義を行う。ガス交換の原理、血
液ポンプの構造などについて講義を行い、最後にまとめを行う
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
高校で生物学や化学、物理を履修していない学生も、化学 I・生物 I・物理 I 程度の内容について自習して理解して
おくことを求める。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】臨床工学技士標準テキスト、小野・峰島・堀川・渡辺編集、金原出版株式会社
改訂新版 手にとるようにわかる 若手 CE と学生のための臨床工学ハンドブック〈上〉〈下〉、
東邦大学医学部附属大橋病院臨床工学部 (編集), 海老根 東雄、ベクトルコア
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
毎回小テスト(6~10点)を実施する。レポートの提出と授業中の小テストを100~120点、テストを80~100点とし、
合計点を200点前後とする。6割以上の取得で合格とする。4回以上の欠席は、欠席当日分講義に関するレポート提出
がない限り不合格とする。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】生物と呼吸
高校の生物の復習である。
生物にとっての呼吸とは何か、
その意味、役割、ボーア効果などを学ぶ。
【第2回】呼吸と循環Ⅰ(心臓と血液循環)
循環器系、心臓の機能、肺と呼吸、内呼吸と外呼吸、血
中ガス濃度、血液の循環について、導入的な授業を行う。
【第3回】呼吸と循環Ⅱ(肺とガス交換)
自発呼吸と呼吸障害、機能的残気量、肺活量、圧力の単
位、人工呼吸の目的、呼吸制御、人工呼吸の基本原理、肺
と心臓について授業を行う。
【第4回】人工呼吸器について
人工呼吸器の役割、麻酔科・ICU での呼吸管理、胸腔内
圧、陰圧と陽圧、気胸、呼吸不全、呼吸筋疲労、医療ガス
について授業を行う。
【第5回】気体の性質(物性と力学)
絶対圧、ゲージ圧、大気圧、パスカルの原理、ボイル・
シャルルの法則、ヘンリーの法則、ガス分圧、結合型酸素
量、溶解型酸素量、ベルヌーイの定理について授業を行う。
【第6回】人工心肺装置について
人工心肺装置の役割、体外循環補助(準備と切替)、人
工心肺装置の構成、モニターされるパラメータについて授
業を行う。
【第7回】液体の性質(流体の物性と力学)
乱流・層流、定常流・非定常流、流体力学、レイノルズ
数、非ニュートン流体、粘性流体、心臓の拍動と拍動流、
血流と血管について授業を行う。
【第8回】バイタルサイン
呼吸、鼓動、体温、発熱の原因、血圧、心拍出量、酸素
需要、血圧波形と心臓の動き、圧受容体反射、心電図、尿
量等について、授業を行う。
-
【第9回】呼吸器の生理と病態
呼吸器の解剖学的な理解、呼吸器の感染症、気道閉塞性
疾患、拘束性換気障害、フローボリューム曲線、コンプラ
イアンス、呼吸不全等について授業を行う。
【第10回】循環器の生理と病態
心臓の解剖学的な理解、先天性心疾患、虚血性心疾患、
弁膜症、不整脈、その他の心疾患、血圧の異常、血管の異
常などについて授業を行う。
【第11回】ガス交換
赤血球、酸素解離曲線、ボーア効果、血液ガスの測定、
人工肺とガス交換、膜と拡散、拡散と浸透、酸素中毒につ
いて授業を行う。
【第12回】血液ポンプ・補助心臓
ポンプの種類、渦巻きポンプ、軸流ポンプ、遠心ポンプ、
ローラーポンプ、バルーンポンピング、生体内の流体特性、
シグマ効果、ヘマトクリット、負荷特性、人工心臓などに
ついて授業を行う。
【第13回】高気圧治療
潜水病、再圧治療、高気圧治療、スキューバダイビング
とスキンダイビングにおけるガス圧の違い、圧力損傷、酸
素中毒、高気圧治療装置の安全管理について授業を行う。
【第14回】国家試験の問題演習
国家試験に過去出題された問題を題材に、前期のまとめ
の授業を行う。
【第15回】呼吸と循環についてのまとめ
前期の授業全体についての要点をまとめる。
102 -
生体機能代行装置学Ⅱ@HH@Artificial Organic Ⅱ
選択2単位
2年次前期
@@立原
敬一
@CODE@k1110005401-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
生体機能代行装置学Ⅱで対象とする機器は、体外循環装置(人工心肺装置)である。
本講義では、生体の機能よりも、装置・機器の原理や構成に重点をおく。生体機能代行装置の維持管理は、臨床工学
技士の業務として非常に重要であり、患者様の生命を預かる極めて責任の重い仕事である。そのために必要な知識を習
得することが、この講義のねらいである。
〔学習内容〕
@BB@
授業では人工心肺装置を扱う。
機器の構成やそれぞれの部品について、また、生体の状態の変化をモニターするための機器を解説する。生体の状態
を様々な指標を用いてどのように計測するか、原理と機器について説明し、病態について学ぶ。
また、一連の操作方法に学び、機器についての理解を深める。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
人体の構造と機能など、解剖学および生理学の知識・人体についての基礎知識の再確認が必要です。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】●臨床工学技士標準テキスト、小野・峰島・堀川・渡辺編集、金原出版株式会社
【参考書、その他教材】●適宜プリント配布
●ナース・ME のための臨床工学ハンドブック〈上〉
〈下〉、東邦大学医学部附属大橋病院臨床工学部 (編集), 海老根 東
雄、ベクトルコア
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
毎回小テストを実施する。
授業中の小テストを20%、単位認定試験を80%とし、合計点を100点満点で評価する。60点以上の取得で単位認定と
する。
講義を3割以上欠席した場合は、単位認定とはならない。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
講座開講オリエンテーション
体外循環の歴史と概要について
【第2回】
体外循環装置の理解に必要な基礎知識の確認
解剖学および生理学の復習
【第3回】
人工心肺システムの概要
【第4回】
体外循環の特性(基礎)
体外循環における非生理的変化
体外循環の合併症
【第5回】
血液ポンプについて
歴史と種類
求められる特性
【第6回】
ローラーポンプについて
送血特性
オクリュージョン
【第7回】
遠心ポンプについて
原理と送血特性
【第8回】
人工肺について
歴史と種類
ガス交換特性
【第9回】
膜型人工肺について
歴史と特性
人工肺構造上の特徴
膜構造による特性
【第10回】
人工心肺システムの実際①
静脈貯血方式と静脈貯血方式
開放回路と閉鎖回路
送血回路・貯血槽・心内貯血槽
【第11回】
人工心肺システムの実際②
送血フィルター・カニューレ・
吸引回路・ベント回路・
血液濃縮回路・酸素供給装置
冷温水層・データ処理装置・自己血回収装置
【第12回】
体外循環の脱血法について
脱血回路
脱血回路の圧閉器
VAVR
【第13回】
体外循環に用いられる心筋保護法について
心筋保護法の多様性
保護特性(保護概念)
【第14回】
体外循環の安全性とトラブルについて
体外循環装置が具備すべき安全装置
【第15回】
人工心肺装置のまとめ
授業を通してのまとめを行う。
-
103 -
生体機能代行装置学Ⅲ@HH@Arificial Organics Ⅲ
選択2単位
2年次後期
@@市川
久志、 臼井 宏
@CODE@k1110005501-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
生体機能代行装置の維持管理は、臨床工学技士の仕事として非常に重要であり、患者の生命を預かる極めて責任の重
い仕事である。その仕事を行うことができるように、必要な基礎知識を習得することが、この講義のねらいである。到
達目標は本講義を通じて、血液浄化がどのような機能を代行するのか、また、そのための浄化装置および周辺装置の原
理と構成を、概念的に理解することである。
〔学習内容〕
@BB@
人の血液浄化のしくみ、血液が担っている役割をまず理解する。また、人の血液中の物質濃度がどのように維持され
ているか学ぶ。そこでは、代謝という概念の復習と、腎臓の担っている役割の理解も含まれる。
続いて、血液浄化装置の原理について学習する。
また、血液透析器(ダイアライザ)と透析膜に関する学習と、透析液の組成並びに、透析液と血液が透析器に供給さ
れるまでの機構の講義を行う。
最後に、血液透析以外の浄化法として血液濾過、血液透析濾過などが取り上げられる。
以上の項目に関連する生物学、化学系の知識についても整理する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
溶液の性質、浸透圧など高校の生物学、化学の基礎知識を必要とする。上に基づき、人工透析の原理について授業を
行う。濃度などの指標値に付いては、計算方法や標準的な数値について講義する。
準備学習内容:化学系の知識と、生物学系の知識が求められる。高校までで化学や生物学を履修していない学生も、
化学 I や生物 I などの知識を自習して、用語がわからないことがないようにして欲しい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】臨床工学技士標準テキスト:小野・峰島・堀川・渡辺編集、金原出版株式会社
その他、必要な教材等は印刷資料として配布する。
【参考書、その他教材】必要に応じ指定する
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験結果で60点以上を合格とする。学期中に行なわれる小テストの得点またはレポートの成績は最大で定期試
験の20点相当にまで換算され、定期試験を合格した受講者の試験得点にのみ加算して成績評価を行なう。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
血液浄化の分類と臨床工学技士のかかわり、わが国の慢
性透析の現況。
【第2回】
血液と腎臓の働き:血液と尿。腎臓の機能。体液、尿の
組成と、分子量または大きさ。
【第3回】
腎不全:急性腎不全と慢性腎不全。関連する指標。
【第4回】
透析の原理 拡散、濾過および浸透圧、コロイド浸透圧
について。
【第5回】
ダイアライザーの種類:植物膜と合成高分子膜
【第6回】
ダイアライザーの特徴:物質の拡散、吸着
【第7回】
透析液に使用する水とその処理
【第8回】
透析液の各成分とその意義:透析液の組成。透析液供給
装置。
-
【第9回】
血液浄化に必要な濃度の単位と計算:モル濃度、当量濃
度、浸透圧など。透析液A原液B原液、処理水希釈に関す
る計算。
【第10回】
溶質除去の指標 ①: クリアランス、ダイアリザンス。
【第11回】
除去率、ふるい係数、除去量など
【第12回】
透水性の指標:濾過係数、限外濾過率など。
【第13回】
バスキュラーアクセス
【第14回】
抗凝固薬 血液浄化治療に用いられる抗凝固剤 用いら
れない抗凝固剤について。
【第15回】
血液濾過、血液透析濾過、ECUM について。まとめ
104 -
生体機能代行装置学Ⅳ@HH@Artificial Organics Ⅳ
選択2単位
2年次後期
@@深澤
伸慈
@CODE@k1110005601-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
本講義では、装置・機器の原理や構成と同時に透析患者の食事、薬物療法、透析中や長期の合併症など病態に重点を
おく。到達目標は生体機能代行装置学Ⅲと合わせて血液浄化を体系的に理解できるようになることとする。
〔学習内容〕
@BB@
血液浄化装置を全体構成から個々の構成要素に掘り下げながら、解説していく。透析液の組成は、血中濃度の正常値
などと関連付けて、講義する。また、具体的な機器の操作の流れに沿って手順や確認事項を講義することにより、より
実践的な機器についての理解が進むように講義を行う。さらに事故事例などを扱うことにより、潜在的な危険性につい
ての理解を求める。
次に、血液浄化について様々な方法の原理・適応を講義し、関係する疾患についての授業も行う。続いて、腹膜透析
およびアフェレシスなどについての授業を行う。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
この科目に先立って、生体機能代行装置学Ⅲの内容を十分に理解しておくことは必須である。人体の構造と機能など、
解剖学的および生理学的な知識の再確認を求める。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 臨床工学技士標準テキスト、小野・峰島・堀川・渡辺編集、金原出版株式会社
その他、臨床工学ハンドブックなどの必要な教材は印刷資料として配布する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験結果80%及び第8回目(第1回~7回授業の内容)10%と第15回目の授業中に行う演習問題(第8回
~14回授業の内容)10%の評価点を加え、100点満点に換算して評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
人工透析装置の構成と患者側回路、ベッドサイドモニタ
ーなどについて。
【第2回】
健常人の検査データの基準値と透析液の成分について。
【第3回】
透析の具体的業務について ①:準備から終了までと、
透析療法に必要な器具、薬剤について。
血液透析の標準的条件:血液流量、透析液流量、ダイア
ライザーの面積、透析時間など。
【第4回】
透析の具体的業務について ②:前回の続き。
【第5回】
透析中のトラブルとその対処:濃度、温度異常、空気誤
入など。
【第6回】
透析中の偶発症と対応について:血圧低下、ショック、
不均衡症候群、不整脈など。
【第7回】
長期透析患者の合併症について ①:心血管系合併症、
骨代謝異常など。
-
【第8回】
長期透析患者の合併症について ②:感染症、透析アミ
ロイドーシス、貧血など。
【第9回】
食事管理および生活上の注意
【第10回】
持続血液浄化法について:CAVH、CHD、CHF、CHDF
など
【第11回】
腹膜透析
【第12回】
適正透析について:KT/V TMP 逆濾過など。
【第13回】
アフェレシス ①(血液吸着、血漿交換、二重濾過血漿
交換)
【第14回】
アフェレシス ②(血漿吸着、白血球除去)
【第15回】
血液浄化と人工透析装置について、まとめの授業を行う。
105 -
生体機能代行装置学Ⅴ@HH@Arificial Organics Ⅴ
選択2単位
3年次後期
@@臼井
宏
@CODE@k1110005602-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
生体機能代行装置学Ⅰ~Ⅲで学んだ呼吸と人工呼吸器の基礎を実践的に発展させ、
人工呼吸器に関する理解をより深いものにする。
高気圧療法に関する知識を再度確認し、疾患ごとの適応を学習する(各論学習)
血液浄化療法の基礎的領域(血液透析)をもう一度学習することにより、知識を確実なものとし、より実践的な理解
を深める。
到達目標は人工呼吸器の構成、呼吸と人工呼吸の相違、調節呼吸と補助呼吸の相違、各種モード、血液浄化法の基礎
から応用までを学習することにより4年生時の臨床実習に備えることとする。
〔学習内容〕
@BB@
生体機能代行装置学Ⅳにおいては、呼吸療法装置(人工呼吸療法、高気圧治療)、および血液浄化法の基礎から応用ま
でを臨床症例などと照らし合わせながら学習する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
基本的には先修科目である、生体機能代行装置学 I・Ⅲにて、既習している内容に関し総復習としての位置付けとな
る。復習としてもう一度教科書や生体機能代行装置学 I・Ⅲの授業内容に目を通しておくこと。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】『臨床工学技士標準テキスト』(小野哲章・峰島三千夫・堀川宗之・渡辺敏編、金原出版・2003)
『臨床工学ハンドブック上・下』海老根東雄 監修 ベクトル・コア
【参考書、その他教材】必要に応じ指定する
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験結果及び授業中に行う演習問題の評価点を加え、100点満点に換算して評価する。5回以上の欠席(30%
以上の欠席率)は、定期試験受験資格なしとする。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
ガイダンスおよび小テスト。呼吸と人工呼吸器のかかわり
【第2回】
呼吸器系の構造と機能。呼吸不全。人工呼吸療法装置
【第3回】
自然呼吸と人工呼吸による呼吸の違い。人工呼吸器の構
造と周辺知識
【第4回】
人工呼吸器と換気モード。病態に応じた人工呼吸器の選択
【第5回】
人工呼吸器の使用方法と経過。人工呼吸器による合併症
【第6回】
非侵襲的陽圧換気(NPPV)
【第7回】
人工呼吸器の管理運用とトラブル対応
-
【第8回】
高気圧酸素療法
【第9回】
麻酔器と周辺機器(モニター等)
【第10回】
人工呼吸器のまとめおよび小テスト
【第11回】
腎臓の構造と役割(復習)、血液透析の歴史
【第12回】
血液透析の原理と構造
【第13回】
腹膜透析
【第14回】
腎移植
【第15回】
血液浄化のまとめおよび小テスト
106 -
生体機能代行装置学Ⅵ@HH@Artificial Organic Ⅵ
選択2単位
3年次後期
@@立原
敬一
@CODE@k1190051701-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
生体機能代行装置学Ⅱに引き続き体外循環業務および体外循環関連業務の講義を行う。
人工心肺装置や関連機器の基礎知識を深めつつ応用分野での考察力を高め、4年次の臨床実習において対応できる能
力を身に着けることを目標とする。
〔学習内容〕
@BB@
体外循環法の種類と特徴について
体外循環と生体反応(体外循環中の病態生理)について
体外循環の合併症とトラブルについて
体外循環の安全対策について
体外循環における生体適合性について
体外循環の具体的操作法について
心臓カテーテル検査について
心血管インターベンション(PCI)について
補助循環装置(IABP・PCPS・LVAD)について
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
先修科目である生体機能代行装置Ⅱにて講義している内容の総復習と発展的講義となるので、既習したノート、配布
資料などに目を通しておくこと。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】●改訂新版 手にとるようにわかる 若手 CE と学生のための臨床工学ハンドブック〈上〉
〈下〉
、東邦
大学医学部附属大橋病院臨床工学部 (編集), 海老根 東雄、ベクトルコア
【参考書、その他教材】●適宜プリント配布
●臨床工学技士標準テキスト、小野・峰島・堀川・渡辺編集、金原出版株式会社
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
毎回小テストを実施する。
授業中の小テストを20%、単位認定試験を80%とし、合計点を100点満点で評価する。
60点以上の取得で単位認定とする。講義を3割以上欠席した場合は、単位認定とはならない。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
講座開講オリエンテーション
体外循環法の種類と特徴
特殊な体外循環(運転法)
【第2回】
体外循環と生体反応(体外循環中の病態生理)
体外循環の特異性と非生理的変化
体外循環の合併症
【第3回】
体外循環のトラブルと安全対策
日本体外循環技術医学会の指針
【第4回】
体外循環における生体適合性
コーティーング技術(ヘパリン)
【第5回】
体外循環の具体的操作①
完全体外循環と部分体外循環
温度管理(体温管理と灌流温管理)
水分管理
浸透圧管理
【第6回】
体外循環の具体的操作②
術式による管理法(CABG・弁膜症・大血管・小児)
【第7回】
心臓カテーテル検査①
心臓カテーテル検査に必要なパラメータ
検査の目的と種類
-
【第8回】
心臓カテーテル検査②
特殊な検査
【第9回】
心血管インターベンション①
PCI の概要
【第10回】
心血管インターベンション②
特殊な PCI(アテレクトミー)
【第11回】
補助循環装置(IABP①)
IABP の動作原理
【第12回】
補助循環装置(IABP②)
IABP の補助特性
【第13回】
補助循環装置(PCPS)
【第14回】
補助循環装置(LVAD(LVAS))
補助人工心臓
【第15回】
講義まとめ
107 -
生体機能代行装置学演習Ⅰ@HH@Operational Practice of Artificial OrganicsⅠ
選択2単位
3年次通年
@@深澤
伸慈、 立原 敬一
@CODE@k1190051501-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
人工心肺装置と人工呼吸器を実際に扱い、動作原理や取り扱いの方法の理解を深めることを目的とする。
生体機能代行装置は、生命維持装置である。その管理と操作は、臨床工学技士の仕事として非常に重要であり、かつ、
患者の生命を預かる極めて責任の重い仕事である。その職務の遂行が可能となるように、実習を通じて実践的な知識や
技術を習得することが、この演習のねらいである。
到達目標:実習中に行った機器の操作や基本原理の理解ができている。
〔学習内容〕
@BB@
最初に、実習の手順、操作方法や実習の操作手順、実習課題、報告課題についての説明を行う。次に、グループごと
に分かれて機器を操作し、実習課題の全てを学生自身で行う。
前期(第1回~第15回)は人工呼吸器の授業を行い、後期(第16回~第30回)は人工心肺装置の授業を行う。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
生体機能代行装置学の I~II を、先修科目として求める。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 改訂新版 手にとるようにわかる 若手 CE と学生のための臨床工学ハンドブック〈上〉〈下〉
、
東邦大学医学部附属大橋病院臨床工学部 (編集), 海老根 東雄、ベクトルコア
臨床工学技士標準テキスト、小野・峰島・堀川・渡辺編集、金原出版株式会社
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
実習への参加とレポート評価がベースとなり、患者の生命を預かる臨床工学技士になるに相応しい受講態度かどうか
などを総合的に判断する。実技試験と筆記試験を行い、最終的な成績評価とするが、
「生命維持装置」であることの意
味を正確に理解しているかどうかも、判断に加味する。筆記試験には「地雷問題」
(重要な問題で、それが答えられな
ければ即不合格)を含める場合がある。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】前期ガイダンス
前期、人工呼吸器についてのガイダンスを行う。
【第2~4回】演習1:呼吸モード
人工呼吸器の呼吸回路の分解・組み立て、及び、基本操
作を習得する。基本的なモードに設定し、実際に呼吸し
たりテスト肺を用いて、換気モードの目的、機能、意味、
適用を理解する。指定された条件で、人工呼吸器を設定
する。
【第5~7回】演習2:分解・組み立て、内部動作
人工呼吸器の、機器内部の呼気回路、吸気回路をそれぞ
れ「分解洗浄」する場合の分解・組み立てを経験し、内
部構造を理解する。また、呼気弁、吸気弁のそれぞれの
動きや、ベローズの動きを観察する。
【第8~10回】演習3:圧力と流量
人工呼吸器から出力される圧力と換気量の信号を、パソ
コンで読み込んでPV曲線を描く。呼吸モードや、テス
ト肺の状態を変えた時の曲線の特徴を調べ、疾患ごとの
モード設定の違いを定量的に理解する。
【第11~13回】演習4:麻酔器
麻酔器の構成と動作について理解する。麻酔器を実際に
動かし、半閉鎖回路の構造について理解する。人工呼吸
器と麻酔器の相違点を整理する。
【第14~15回】人工呼吸器試験
人工呼吸器の分解と組み立ての実技試験、口頭試問、筆
記試験など総合的な評価を行う。
-
【第16回】後期ガイダンス
後期:人工心肺についてのガイダンスを行う。
【第17~19回】演習1:組み立て
運転中の人工心肺装置について、
各部の動作を理解する。
スケッチを作成し、次にそのスケッチに基づいて患者回
路を実際に組み立てる。また、オクルージョン調整を行
う。
【第20~22回】演習2:脱血量・送血量の計算
落差を変えて、脱血量の変化を測定し、落差脱血の原理
を定量的に理解する。さらに、ホースの内径と回転数、
流量の関係を理解する。
【第23~25回】演習3:心臓外科手術の実際
人工心肺装置が実際に使用される際の手術の流れ、機器
設定の注意点、チーム医療、その他現場での注意点など
を学ぶ。
【第26~28回】演習4:心電図の計測
標準12誘導の心電図を計測し、心臓の電気現象、不整脈
の種類・原因と波形など、心臓の電気的な現象について
理解する。
【第29~30回】体外循環(人工心肺)の試験
各班に分かれての人工心肺の運転についての実技試験、
口頭試問、筆記試験などの総合的な評価を行う。
108 -
生体機能代行装置学演習Ⅱ@HH@Artificial Organics Practice Ⅱ
選択1単位
3年次後期
@@市川
久志
@CODE@k1190251301-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
生体機能代行装置の維持管理は、臨床工学技士として非常に重要であり、患者の生命を預かるという極めて責任の重
い仕事です。この実習を通じて実践的な知識や技術を習得し、その責任を果たすための心構えを持たすことが狙いとな
っています。
まず白衣(実習着)を着用し、病院で実際に行う心構えを作り、そして人工透析装置を扱うことにより、その動作原
理や取扱い方法の理解を深め、かつ、その理解のためにはそれまでの講義を復習し、理解を深めることを目的とします。
また、病院実習に先立って行う演習であるので、態度、言葉遣いなどに対する厳しい管理、演習のレポートの提出期限
厳守と内容の理解を求めます。
到達目標は血液透析回路の組み立て、プライミング、透析開始時の条件設定を定められた時間内に正確にできること
とします。
〔学習内容〕
@BB@
血液回路の組み立て、プライミングを中心として、実習します。
また、装置を動かして透析液を実際に循環して、装置の流れや標準的な血液透析の血液
定を行い、血液透析の全体を実感できるようにします。
実習の合間には、国家試験問題を解く時間があります。その解答の解説も行います。
流量や除水、抗凝固薬の設
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
医学一般と生化学、生体機能代行装置学を先修科目として求めます。
特に、腎臓の機能と血液透析の違い、透析膜の働き、血液の働きをしっかりと復習しておいてください。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 そのつど、必要なテキストは配布します。
【参考書、その他教材】 参考書は演習の進行に合わせて、紹介します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
レポートの受理。レポート評価点、後期末試験、その習得度を確認する実技試験を総合して、100点に換算し、その
点数60点以上を合格とします。レポート作成を自分で行ったか、実技試験の内容を理解したかが確認できなければ、
不合格になる可能性は高くなります。実習態度、服装、清潔さなども評価対象とします。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
3班に分けて、3限連続して、実習を行います。
実際の日程と下記の回数の実施日は、班毎で異なります。
生体機能代行装置学演習、医用治療機械学演習、生体計測装置学演習を平行して行うので、実習は、治療機器学演習、
生体計測学演習と交互に行うことになります。
実習の内容は基本的には以下の通りですが、必要に応じて内容を変更することがあります。
【第1回】
実習の心構え、日程、実習内容の説明
【第2回】から【第3回】人工透析装置の説明、血液回路の理解、血液回路の組み立て その1 セッティング
【第4回】から【第6回】血液回路の組み立て その2プライミング
【第7回】から【第9回】実技テスト
【第10回】から【第12回】ガスパージサイクルの理解のため、透析実液を使い、ダイアライザー回路を組立てます。
(HD
モード)
【第13回】【第14回】【第15回】実技テストその2 プライミング、ガスパージ、透析開始後の設定
【第15回】
まとめテスト:実習内容の理解、関連国家試験の理解度を確認します。
練習のために実習室は適宜開放します(但し、機器の電源投入は不可です)
-
109 -
医用治療機器学Ⅰ@HH@Medical Treatment EquipmentⅠ
選択2単位
2年次前期
@@小林
郁夫
@CODE@k1110001201-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
医用治療機器学Ⅰでは、電気現象を利用する治療機器と、機械的な治療機器について学ぶ。これらの治療機器の動作
原理を理解するため、関連する物理の知識を整理する。後期のⅡでは、光や超音波を利用する治療機器を扱い、前後期
を合わせて医用治療機器の全体をカバーする。
医用治療機器は、直接生体に影響を与える。これらの機器の整備不良は、患者の生命を脅かし、それぞれの治療機器
の「性質」を熟知していないと、操作する医師や看護師にも危険が及ぶ場合がある。そのため、原理をしっかりと理解
できるように、動作原理を中心に学ぶ。
〔学習内容〕
@BB@
電気現象を利用する治療機器の理解には、電気回路の理解が必須である。機械的な機器については、力学などの理解
も必要であり、さらに、電磁波や超音波の性質、様々な素子の動作原理など幅広い物理学の知識が必要となる。まず、
基礎となる物理学・電気素子の動作原理を講義する。次に、それぞれの機器の原理、特徴、適用、使用上の注意事項な
どを講義する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容
物理Ⅰ・物理Ⅱを履修していることを求める。また、電気回路についての理解があることを求める。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 臨床工学講座 医用治療機器学、篠原一彦編集、医歯薬出版株式会社
臨床工学技士標準テキスト、小野・峰島・堀川・渡辺編集、金原出版株式会社
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末試験50%、中間試験20%x2回、受講態度など10%とし、総合的に判断して評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】生体とエネルギー
生体にエネルギーを与えた場合の反応、治療とエネルギ
ーについて、生体における電気現象について、導入的な授
業を行う。また、様々な物理エネルギーの種類について確
認する。
【第2回】直流電気回路
電気回路、電流と電圧の関係、抵抗値の計算、分圧(電
圧降下)、キルヒホッフの法則、などについて理解を確認
する。
【第3回】交流電気回路
交流電圧とはどんなものか、コイルやコンデンサの交流
特性、生体の交流に対する特性などについて学ぶ。
【第4回】電気メスの原理
電気メスの原理について説明し、電気メスの構造を導入
する。高圧発生回路、生体の高周波特性、電気メスの危険
性について学ぶ。
【第5回】電気メス(切開と凝固)
電気メスの切開機能と凝固機能がどのように実現される
か学ぶ。生体の負荷特性、インピーダンス、高周波と生体
について、及び、機器の取り扱い方法について習得する。
【第6回】心臓の電気現象
心臓におけるインパルスの発生、電気生理学的な理解、
筋肉の収縮、脱分極、心臓の不応期、体液のバランス、神
経による心臓の制御、自律神経系について、学ぶ。
【第7回】ペースメーカ
心電図の不整脈波形について、重篤な不整脈、心臓のペ
ーシングについて、ペースメーカの種類、使用時の注意、
などについて学ぶ。
【第8回】除細動器
除細動が必要な心臓の状態、除細動器とは何か、カルデ
ィオバージョンについて、除細動器の回路構成、回路の浮
遊容量、保守点検、除細動器による事故について学ぶ。
-
【第9回】極超短波(マイクロ波)手術装置
マイクロ波・電磁波の性質、生体の誘電現象、マイクロ
波手術装置の原理と構造、適用と取り扱い方法などについ
て学ぶ。
【第10回】輸液ポンプ・シリンジポンプ・吸引器
輸液ポンプとは何か、シリンジポンプとは何か、動作原
理、事故事例について学ぶ。また、吸引器、療用ガスとア
ウトレットについて学ぶ。
【第11回】超音波とは・超音波吸引装置
超音波とは何か。医超音波吸引器とは何か。圧電効果・
電気歪効果とは何か、また電気歪素子について学ぶ。
【第12回】熱治療器(ハイパーサーミア)
体温と組織について、体温中枢について、熱治療器とは何
か、温熱療法の加温方式、使用上の注意などについて学ぶ。
【第13回】心・血管系インターベンション装置
心臓・血管系のインターベンション装置とは何か、治療
の概要と機器、適用される疾患の種類、取り扱いと安全管
理などについて学ぶ。
【第14回】治療に用いるエネルギー
治療機器で利用するエネルギーの種類、エネルギーに対
する生体の性質、効果と副作用、医用治療機器の危険性と、
保守点検の方法について学ぶ。
【第15回】まとめと要点整理
前期学んだ内容についての総復習を行い、
要点をまとめる。
110 -
医用治療機器学Ⅱ@HH@Medical Treatment EquipmentⅡ
選択2単位
2年次後期
@@金
大永、 小林 郁夫
@CODE@k1110001301-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
この講義では、医用治療機器についての基礎的な知識を学ぶ。
医用治療機器学Ⅱでは、光や超音波、レーザーなど、波動としての性質を持っている物理現象を使う治療機器を中心に
学ぶ。これらの治療機器の動作原理を理解するため、関連する物理の知識を整理する。医用治療機器学Ⅰでは電気現象
を用いる機器を扱った。前後期通じてⅠとⅡとで、医用治療機器の全範囲を学ぶ。
治療機器は、直接生体に影響を与える。これらの機器の整備不良は、患者の生命を脅かし、それぞれの治療機器の「性
質」を熟知していないと、操作する医師や看護師にも危険が及ぶ場合がある。そのため、原理をしっかりと理解できる
ように、動作原理を中心に学ぶ。
〔学習内容〕
@BB@
波動を利用する治療機器の理解には、物理学の基本的な理解が必須である。光や超音波などの性質や、光ファイバー
などの特徴、レーザ光の発光原理など、を講義する。次に、それぞれの機器の原理、特徴、適用、使用上の注意事項な
どを講義する。また、前後期ⅠとⅡを通しての医用治療機器全体のまとめを行う。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
医学一般Ⅰと、物理学ⅠとⅡを先修科目として求める。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 臨床工学講座 医用治療機器学、篠原一彦編集、医歯薬出版株式会社
臨床工学技士標準テキスト、小野・峰島・堀川・渡辺編集、金原出版株式会社
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末試験50%、中間試験20%x2回、受講態度など10%とし、総合的に判断して評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】波動の性質・レーザ
波動という物理現象に着目し、Maxwell の方程式や、波
動方程式について簡単に触れ、縦波・横波について解説
する。波動の持つ性質について説明する。また、レーザ
発光原理の説明を行う。
【第2回】光を用いた医療機器
光を扱う単位、医療におけるレーザの使われ方、プロー
ブについて、光ファイバの構造を説明し、内視鏡やファ
イバースコープについての導入を行う。
【第3回】レーザ手術装置
レーザの種類について説明し、それぞれのレーザがどの
ように使われているか説明する。レーザの安全性につい
て解説し、レーザを使用する際の注意について学ぶ。
【第4回】内視鏡・内視鏡手術装置
内視鏡の種類、内視鏡手術の方法、腹腔鏡、気腹装置、
トラカールなどの手術器具について学ぶ。
【第5回】光線治療器・光凝固装置
光線治療器、光凝固装置の原理・構造、適応、取り扱い
と安全管理について学ぶ。
【第6回】音波と超音波
超音波とは何か、縦波、超音波の発生装置、生体での超
音波の伝播、超音波のエネルギー、キャビテーションな
どについて学ぶ。
【第7回】超音波切開凝固装置
超音波切開凝固装置の原理・構造、適応、取り扱いと安
全管理について学ぶ。
-
【第8回】結石破砕装置
結石破砕装置の原理・構造、適応、取り扱いと安全管理
について学ぶ。
【第9回】冷凍手術器
低体温と代謝の関係、冷凍手術器の種類、原理と構造、
取り扱いと安全管理について学ぶ。
【第10回】生体の物理現象とエネルギー
生体に与えられる機械的・電気的・工学的・熱力学的な、
様々なエネルギーの物理学での表現と、生体との関係を
整理する。
【第11回】電気的治療機器のまとめ
電気メス、除細動器、心臓ペースメーカ、マイクロ波手
術装置のまとめを行う。
【第12回】機械的治療機器・熱治療機器のまとめ
吸引器、輸液ポンプ、シリンジポンプ、結石破砕装置、
インターベンション装置、冷凍治療器、ハイパーサーミ
アのまとめを行う。
【第13回】光学的治療機器のまとめ
レーザ、光ファイバー、内視鏡、内視鏡手術装置、レー
ザ手術装置、光凝固装置、光線治療器のまとめを行う。
【第14回】超音波治療機器のまとめ
CUSA(超音波吸引装置)、超音波切開凝固装置のま
とめを行う。
【第15回】医用治療機器の要点整理
国家試験の過去問題などを題材に、医用治療機器ごとの
要点を整理する。
111 -
医用治療機器学演習@HH@Medical Treatment Equipment practice
選択1.5単位
3年次通年
@@金
大永
@CODE@k1190251401-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
この演習では、各種の医用治療機器を実際に扱い、動作原理や取り扱い方法の理解を深めることを目的とします。医
用治療機器の維持管理・保守は、臨床工学技士の仕事として非常に重要であり、患者の生命を預かる極めて責任の重い
仕事です。その職務を遂行することができるように、実習を通じて実践的な知識や技術を習得することが、この演習の
目的です。
〔学習内容〕
@BB@
最初に、扱う医用治療機器の実習の範囲、操作方法や実習の実施手順、実習課題、報告課題についての説明を行う。
次に、グループごとに分かれて実際の機器を操作し、実習課題の全てについて学生自身が実践的に学習を進める。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
医学一般Ⅰと物理学、医用治療機器学ⅠとⅡを先修科目として求めます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 ①『臨床工学技士標準テキスト』
、小野・峰島・堀川・渡辺編集、金原出版株式 会社
②『ナース・ME のための臨床工学ハンドブック〈上〉〈下〉』東邦大学医学部附 属大橋病院臨床工学部 (編集),海
老根 東雄、ベクトルコア
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
毎回の演習と提出レポートの評価をベースとし、患者の生命を預かる臨床工学技士になるに相応しい受講態度かどう
か、さらに実技テストと筆頭試験を行い、最終的な成績評価を総合的に評価する。補講や再試験は原則として実施しま
せん。また、合理的理由なく欠席があった場合は不合格とします。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
ガイダンス
【第2~4回】
輸液ポンプの構造と操作の理解、メンテナンス及び精度管理の方法の習得
【第5~7回】
除細動器の構造と操作の理解、内部構造の分解確認
エネルギーチェッカーによる出力精度管理の方法の習得
【第8~10回】
シリンジポンプの精度調整、操作方法の習得、メンテナンス方法の習得
【第11~13回】
電気メスの構造と操作、回路構成についての分解確認とメンテナンス方法の習得
【第14~16回】
内視鏡の構造と、操作方法についての理解、メンテナンス方法の習得
【第17~19回】
その他の治療機器または関連機器の構造・操作とメンテナンス方法の習得
【第20・21・22回】
実技テスト
【第23回】
まとめ
【備考】
状況に応じ,演習の順番は変更する可能性がある。
-
112 -
生体計測装置学Ⅰ@HH@Bio-Medical Measurement Instrumentation Ⅰ
選択2単位
2年次前期
@@佐藤
幸三
@CODE@k1110005701-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
臨床工学技士国家試験の受験資格には「生体計測装置学」が必修とされています。臨床工学技士は病院などで使用され
る医用電子機器の原理や実際を完全に理解し、誤りなく操作できることが求められます。医用電子機器には生体情報の計
測を目的とするものが多数あります。このような装置を扱うとき、操作ミスなどによって誤った計測データが取得される
と人命に関わることもありますので、ミスは絶対に許されません。そのため限られた時間内に多くの事柄を学ばねばなり
ません。到達目標としては、臨床工学技士に求められる水準の知識を獲得し、第二種 ME レベルを目指します。
〔学習内容〕
@BB@
一般の計測から始めて、特に医用機器による計測について、機器の基本構成、測定原理、測定の実際、患者の安全へ
の配慮、計測データの処理方法などについて学びます。
「生体計測装置学Ⅰ」では、数多くある医用機器の中で画像診
断装置を中心に講義を行います。その他の装置については、本科目に続いて行われる「生体計測装置学Ⅱ」で学ぶこと
になりますので、併せて履修する必要があります。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
必要となる知識は大学1年次で学ぶ数学、物理学、基礎電気回路、人体の構造、臨床工学入門。関連科目は医用機器
学概論、生体機能代行装置学など。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】石原謙編集:生体計測装置学、医歯薬出版(株)(2010)
【参考書、その他教材】小野哲章:臨床工学技士標準テキスト、金原出版(2005)
日本生体医工学会監修:ME の基礎知識と安全管理、南江堂(2008)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験で評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーションと生体計測入門
最初に、授業の目的と内容・範囲・テキストなどを説明
します。続いて、生体計測装置の概要を説明します。計
測するとは、どんなことか? 生体のどのような情報を
計測する必要があるか? また、計測するためには物理
量とは何かを知り、単位を意識する必要があります。信
号の種類、
「単位と標準」などについて講義します。
【第2回】医用センサとトランスデューサ
生体現象には様々な種類がありますが、異なる物理量、
異なる性質の信号を電気信号に切り換えるための素子、
センサやトランスデューサについて講義します。
【第3回】信号と雑音
計測された信号には、誤差や雑音が含まれます。これら
の数学的な性質を理解するため、どのような誤差や雑音
があるかを講義します。
【第4回】アナログ信号とデジタル信号
生体信号はアナログ信号ですが、コンピュータで処理す
る場合にはデジタル化を行います。これらの信号の性質
の違いや、相互の変換の方法を講義します。
【第5回】周波数分析
時間的に変化する信号は「時系列データ」として扱えま
すが、これらには周期変動成分が含まれています。デー
タを周波数の視点で分析するための数学的な基礎や、応
用について講義します。
-
【第6回】雑音対策、フィルタ
生体信号には様々な種類の雑音が混入しますが、これの
雑音をどう処理するか、雑音の種類や性質に応じた対処
方法を講義します。
【第7回】前半の纏めと理解度確認
これまでに学んだことを復習し、
理解度の確認を行います。
【第8回】X 線診断装置
原理、装置、画像の意味について。
【第9回】X 線 CT 診断装置
原理、装置、再構成法について。
【第10回】核医学診断装置(RI やシンチグラフ、PET、
SPECT など)
原理、装置、再構成法について。
【第11回】MRI 診断装置
原理、装置、再構成法について。
【第12回】超音波診断装置
原理、装置、再構成法について。
【第13回】内視鏡診断装置
原理、装置について。
【第14回】検体検査装置
化学検査、血液検査、自動化学分析装置の仕組みについて。
【第15回】全体の纏め
講義全体の纏めと、理解度確認を実施します。
113 -
生体計測装置学Ⅱ@HH@Bio-Medical Measurement Instrumentation Ⅱ
選択2単位
2年次後期
@@伊藤
憲治、 佐藤 幸三
@CODE@k1110005801-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
臨床工学技士国家試験の受験資格には「生体計測装置学」が必修とされています。臨床工学技士は病院などで使用され
る医用電子機器の原理や実際を完全に理解し、誤りなく操作できることが求められます。医用電子機器には生体情報の計
測を目的とするものが多数あります。このような装置を扱うとき、操作ミスなどによって誤った計測データが取得される
と人命に関わることもありますので、ミスは絶対に許されません。そのため限られた時間内に多くの事柄を学ばねばなり
ません。到達目標としては、臨床工学技士に求められる水準の知識を獲得し、第二種 ME レベルを目指します。
〔学習内容〕
@BB@
前期の「生体計測装置学 I」では生体計測の基礎的事項と画像診断装置、検体検査装置について学習しました。引き
続き、「生体計測装置学Ⅱ」では、脳波・心電などの生体電気をはじめ、血圧、血流、呼吸など様々な生体計測装置に
ついて原理と装置構成などについて学びます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
必要となる知識は大学1年次で学ぶ数学、物理学、基礎電気回路、人体の構造、臨床工学入門。関連科目は医用機器
学概論、生体機能代行装置学など。特に、「生体計測装置学 I」の前半で学んだ基礎的事項に関しては十分な理解が求
められます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】石原謙編集:生体計測装置学、医歯薬出版(株)(2010)
【参考書、その他教材】小野哲章:臨床工学技士標準テキスト、金原出版(2005)
日本生体医工学会監修:ME の基礎知識と安全管理、南江堂(2008)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験で評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回 オリエンテーション
授業の概要と生体電気計測の概要について説明します。
第2回 心電図(ECG)-1(医学的基礎と誘導法)
細胞の興奮、心電図波形の成り立ち、アイントーベンの三
角形、心電図波形、各種誘導法などについて学びます。
第3回 心電図(ECG)-2(心電図の工学的基礎と各種
心電計)
電極、周波数特性、時定数、雑音対策などの基本的事項。
ホルタ心電計、モニタ心電図、テレメータ心電計などの各
種心電計などについて学びます。
第4回 心磁図(MCG)
生体磁気としての心磁図の原理、SQUID 心磁図、測定方
法などについて学びます。
第5回 脳波計(EEG)-1(原理と装置)
脳波の原理と分類、各種誘導法、装置構成などについて学
びます。
第6回 脳波計(EEG)-2(脳波の臨床応用と大脳誘発
電位)
脳波の臨床応用の具体例と、聴性/体性感覚/視覚誘発反応
電位などについて学びます。
第7回 脳磁図(MEG)
脳磁図の原理、SQUID 脳磁図の原理と臨床適応などにつ
いて学びます。
-
第8回 筋電図(EMG)の計測
筋電図の原理と筋電計などについて学びます。
第9回 血圧・血流の計測-1(観血式血圧計)
観血式血圧計の原理、構造、問題点などについて学びます。
第10回 血圧・血流の計測-2(非観血式血圧計)
観血式血圧計の原理、装置の構成と各種計測法などについ
て学びます。
第11回 心拍出量計
Fick 法、色素希釈法、熱希釈法など各種心拍出量計の原
理と装置構成について学びます。
第12回 呼吸計測計
スパイロメータ、パルスオキシメータ、カプノメータなど
の原理、装置の構成について学びます。
第13回 血液ガス分析計
電位差測定法、電流測定法などの原理、装置の構成につい
て学びます。
第14回 体温測定法
電子体温計、深部体温計、サームグラフなどについて原理
と装置構成などについて学びます。
第15回 全体の纏め
講義全体の纏めと、理解度確認テストを実施します。
114 -
生体計測装置学演習@HH@Medical Measurement Equipment Practice
選択1.5単位
3年次集中
@@伊藤
憲治、 藤井 愼裕
@CODE@k1190251501-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
「生体計測装置学 I、II」や電子回路、計測工学関連の座学授業で学んだ知識を、実際の装置を操作したり電子回路
を組み立てたりする演習授業によって、更に深めることを狙いとする。
到達目標は、実際の装置を扱う技能を身につけること、および演習内容を先生や他人に解りやすいレポートに纏める
能力を身につけることである。
〔学習内容〕
@BB@
超音波画像装置、医用赤外線撮像装置、心電計などを実際に操作して、計測装置の動作原理や取り扱い方法を実習を
通して学びます。また各種計測回路を実際に作成し特性を測定して、回路と電気信号の実際を学びます。EXCEL 機能
によるデータの加工と表示について実習します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
「生体計測装置学 I、II」を先修科目として求めます。電気回路、電子回路の知識も必要です。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 必要な教材は実習授業時に配布します。
【参考書、その他教材】 実習授業時内に紹介します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
毎回の実習内容をレポートに纏めて提出してもらいます。1回でもレポートの無提出があれば単位を認めません。レ
ポート内容と実習態度、および期末筆記試験を総合して成績の評価を行います。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション・演算増幅器(1)
授業の進め方,1年間の予定,レポートの書き方などを中心に説明します。
微弱電気信号を増幅するための演算増幅器(オペアンプ)についての座学。演算増幅器を用いた反転増幅器をブレッ
ドボードに作成する。
【第2回】演算増幅器(2)
加算器,非反転増幅器をブレッドボードに作成する。回路特性を測定する。
【第3回】演算増幅器(3)
積分回路,微分回路を作成する。回路特性を測定する。
Excel 機能を用いて特性をグラフ表示する。
【第4回】CR を用いたフィルタ回路
生体計測においては雑音(ノイズ)を除去するためのフィルタ回路をコンデンサ、抵抗を使ってブレッドボード上に
作成し、その周波数特性を測定することで確認する。
【第5回】演算増幅器を用いた低域通過フィルタ
ここでは高周波数雑音(ノイズ)を除去するための低域通過フィルタ(ローパスフィルタ)回路を演算増幅器を使っ
てブレッドボード上に作成し、その周波数特性を測定することで確認する。
【第6回】演算増幅器を用いた高域通過フィルタ
ここでは低周波数雑音(ノイズ)を除去するための高域通過フィルタ(ハイパスフィルタ)回路を演算増幅器を使っ
てブレッドボード上に作成し、その周波数特性を測定することで確認する。 Excel 機能を用いて特性をグラフ表示
する。
【第7回】A/D 変換とディジタル信号(1)
A/D 変換の座学。学生自身のパソコンに A/D 変換器を装着し,ノイズ等の信号をデジタルデータとして取り込む。
【第8回】A/D 変換とディジタル信号(2)
心電計を使って四肢誘導による心電波計測をおこなう。
【第9回】A/D 変換とディジタル信号(3)
A/D 変換したデジタルデータをグラフにして表示させる。心電計からの電気信号をデジタルデータとして取り込む。
異なる計測条件による計測し、結果を Excel 機能を用いてグラフ表示させ、違いを考察する。
【第10回】心電波計測のための自作回路作成(1)
心電・筋電波形の測定の自作回路の設計を行う。
利用する計測アンプの動作原理を検討する。
-
115 -
【第11回】心電波計測のための自作回路作成(2)
心電・筋電波形の測定の自作回路の設計を行う。
通過周波数帯域を考慮したバンドパスフィルタの設計を行う。
【第12回】心電波計測のための自作回路作成(3)
心電・筋電波形の測定の自作回路の設計を行う。
ブレッドボード上に計測アンプ回路を組み立て、心電波発生器(シミュレータ)を用いて自作回路の動作確認を行う。
【第13回】自作回路による心電・筋電波形の測定(1)
自作回路で心電・筋電信号を検出し増幅する。
A/D 変換して各自のパソコンにデジタルデータを取り込む。
【第14回】自作回路による心電・筋電波形の測定(2)
異なる計測条件のもと自作回路で心電・筋電信号を計測する。
計測結果を Excel 機能を用いてグラフ表現する。
【第15回】自作回路による心電・筋電波形の測定(3)
Excel 機能を用いて測定結果をグラフ表示をさせる。
グラフをもとに結果の違いを考察する。【第16回】温度分布の画像計測(1)
物体の赤外線放射,温度計測の原理,温度分布の画像計測を可能とする赤外線カメラのしくみを理解する。赤外線カ
メラの操作法を学び,身近な布,木,ガラスや金属など種々の材料を観察する。
【第17回】温度分布の画像計測(2)
赤外線カメラにより,閉眼安静時の顔面や四肢など露出体表面の温度分布を計測する。強いかみしめ運動による顔温
度分布の変化を計測し,個人差を調べる。
【第18回】超音波画像の観察(1)
超音波による非破壊画像計測の原理を理解する。超音波画像装置を操作し,探触子による違いと表示モードによる違
いを確認する。
【第19回】超音波画像の観察(2)
水中の物体(ビー玉,鉗子,消しゴムなど種々の材料)の B モード画像の観察を行う。顎下に探触子をあて,飲み
込みや発声時の舌の動き計測を行う。
【第20回】心電図記録(1)
心電図の各種誘導法と健常・異常心電図の特徴を理解する。心電計を用いて四肢誘導の心電図記録を行い,誘導法に
よる波形の相違を確認する。
【第21回】心電図記録(2)
心電図波形から PQ,QRS,ST,QT の経過時間と R-R 間隔を計測する。呼吸の深浅,体位の違いによる心電図波形と
R-R 間隔の変化を調べる。
【第22回】呼吸機能と血流測定(1)
スパイロメータを用いて呼吸曲線を観察し,呼気量から肺機能の検査指標を算出する。同時にパルスオキシメータで
動脈血の酸素飽和度を測定し,呼吸との関係を調べる。
【第23回】呼吸機能と血流測定(2)
呼気炭酸ガス(C02)モニターで,呼気終端ガスに含まれる二酸化炭素濃度を測定する。同時に超音波血流計で動脈血
流速度を測定し,両者の関係を調べる。
【第24回】運動器官の測定(1)
生体電気現象記録実習装置を用い,握力計を握る速度と握力を変化させたときの長掌筋表面筋電図を記録し,脳から
の指令と筋の反射性活動と持続性活動の関係を確認する。
【第25回】運動器官の測定(2)
左右眼の両端および上下に電極を装着し,視線を水平または素直に一定周期で移動させたとき,さらに読書時の角膜
網膜電位を記録する。眼球運動成分を観測して,眼振計の原理を理解する。
【第26回】神経の伝導速度測定(1)
手首または肘部位で正中神経を刺激し,短拇指屈筋の表面誘発筋電図を記録する。
【第27回】神経の伝導速度測定(2)
各々の部位における神経線維への電気刺激から筋活動電位が出現するまでの時間(潜時)を抽出する。両潜時差から
神経束の伝導速度を求める。
【第28回】脳波と誘発反応の測定(1)
脳波記録の国際標準による頭皮部位を調べる。前頭における左右および正中部位に電極を装着し,閉眼安静時および
暗算など高次脳活動時の脳波を記録し,成分を比較する。
【第29回】脳波と誘発反応の測定(2)
電気刺激装置を用いて皮膚への繰り返し電気刺激時の刺激パルスと脳波を同時記録し,信号処理により誘発反応を抽
出する。
【第30回】レポート返却と総合解説
-
116 -
医用機器安全管理学Ⅰ@HH@Hazard and Safety in Medical DevicesⅠ
選択2単位
3年次前期
@@佐藤
幸三
@CODE@k1190061601-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
医療機器の臨床応用を高い安全性と信頼性をもって行えるように、医療機器およびそれが使用される病院設備の安全
管理に関する基本的知識と技術について学ぶ。到達目標は医用機器安全管理に関する基礎的理解と実践的スキルの習得
とする。
〔学習内容〕
@BB@
臨床工学技士と安全管理、各種エネルギーの人体への危険性、安全基準、電気的安全性の測定、医療ガス安全、シス
テム安全手法について学ぶ。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
物理Ⅰ~Ⅱ、臨床工学Ⅰ~Ⅱ、生体機能代行装置学Ⅰ~Ⅳを先修科目として求める。
各週に、指定されるテキストの個所を読んでおくこと。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 『医用機器安全管理学』(篠原一彦他、医歯薬出版・2009)
【参考書、その他教材】 『臨床工学技士標準テキスト』(小野哲章・峰島三千夫・堀川宗之・渡辺敏編、金原出版・
2003)
その他、必要な教材等は印刷資料として配布する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末試験75%、授業中の演習問題(全7回)25% をベースに評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
ガイダンス
1-1・臨床工学技士と安全管理
【第2回】
2-1・各種エネルギーの人体への危険性
【第3回】
2-2・各種エネルギーの人体への危険性 問題演習と解説
【第4回】
3-1・医用電気設備の安全基準
【第5回】
3-2・医用電気設備の安全基準 問題演習と解説
【第6回】
4-1・病院電気設備の安全基準
【第7回】
4-2・病院電気設備の安全基準 問題演習と解説
【第8回】
5-1・電気的安全性の測定
【第9回】
5-2・電気的安全性の測定 問題演習と解説
【第10回】
6-1・ME安全管理技術
【第11回】
6-2・ME安全管理技術 問題演習と解説
【第12回】
7-1・医療ガス(その1)
7-1-1・医療ガスとは、医療ガスは医療現場でいかにして供給されるか
【第13回】
7-1・医療ガス(その2)
7-1-2.医療ガスに関する法律・規格
7-1-3.医療ガスはいかにして管理するか
【第14回】
7-2・医療ガス 問題演習と解説
【第15回】
まとめ、問題演習と解説
-
117 -
医用機器安全管理学Ⅱ@HH@Hazard and Safety in Medical Devices Ⅱ
選択2単位
3年次後期
@@佐藤
幸三
@CODE@k1190062601-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
医療機器の臨床応用を高い安全性と信頼性をもって行えるように、医療機器およびそれが使用される病院設備の安全
管理に関する基本的知識と技術について学ぶ。 到達目標は医用機器安全管理に関する実践的理解と信頼性のある臨床
工学技士としての強固な基礎の修得である。
〔学習内容〕
@BB@
医用機器安全管理学Ⅰでは医用機器の安全管理に関する基礎的事柄と技術を一通り学んだが、医用機器安全管理学Ⅱ
ではそれらに対する理解を更に深め、より実践的な理解に重点を置き、問題演習によって理解を確かなものにする。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
物理Ⅰ~Ⅱ、臨床工学Ⅰ~Ⅱ、生体機能代行装置学Ⅰ~Ⅳを先修科目として求める。
各週に、指定されるテキストの個所を読んでおくこと。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 『医用機器安全管理学』(篠原一彦他、医歯薬出版・2009)
【参考書、その他教材】 『臨床工学技士標準テキスト』(小野哲章・峰島三千夫・堀川宗之・渡辺敏編、金原出版・
2003)
その他、必要な教材等は印刷資料として配布する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末試験75%、授業中の演習問題(全7回)25% をベースに評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
後期ガイダンス
安全管理: 安全管理に必要な基準・規格、 標準化と規格、標準化と医療現場、安全管理と規格
【第2回】
安全管理: 問題演習と解説1
【第3回】
電気的安全性測定の実際: 機器の測定、漏れ電流測定、測定用機器、漏れ電流チェッカ
【第4回】
電気的安全性測定の実際: 問題演習と解説2
【第5回】
医用機器・設備の安全管理体制、保守点検指針
【第6回】
医用機器・設備の安全管理体制、保守点検指針: 問題演習と解説3
【第7回】
各種機器の安全管理と保守点検
【第8回】
各種機器の安全管理と保守点検: 問題演習と解説4
【第9回】
ヒヤリハット・事故例とトラブル時の対応
【第10回】
ヒヤリハット・事故例とトラブル時の対応: 問題演習と解説5
【第11回】
システム安全①
【第12回】
システム安全①: 問題演習6
【第13回】
システム安全②
【第14回】
システム安全②: 問題演習と解説7
【第15回】
まとめ
-
118 -
医用機器安全管理学演習@HH@
Laboratory Practice and Seminar in Hazard and Safety in Medical Devices
選択1.5単位
3年次通年
@@臼井
宏
@CODE@k1190251601-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
医用治療機器についての安全対策面の模擬的な実習(対象機器:電気メスやシリンジポンプなど)
漏れ電流測定による安全管理技術の実践的経験(対象機器:シリンジポンプ・輸液ポンプ・除細動器・心電計・透析
装置・IABP 装置)
点検表の作成と点検操作の実習(対象機種:シリンジポンプ・除細動器・人工呼吸器)
電気メスに使用される高周波電流に関わる分流回路なども模擬しその実態を検証する
これらの実習を通して医用機器の安全管理・保守点検操作を体験・訓練し、講義科目で学んだ内容を身に付いたもの
とし、臨床工学技士としてのセンスと基本的技術を修得する。
到達目標は医用機器における安全の考え方、又そのために必要な機器管理の手法などを理解し臨床現場における医療
安全全体を見渡せる資質を持つ
〔学習内容〕
@BB@
各テーマにつき、実習を行いテーマ終了時には実技試験なども取り入れ手技および知識を確実なものにする
テーマごとにレポート課題なども行い内容の復習および理解の発展性を養う
また、グループ編成を行いグループ内における役割分担などを決めチーム医療における個人の役割や責任なども考え
る
内容によっては小テストも行い技術的能力のみならず完全教育に関わる技士として十分な働きのできる知識を身につ
ける
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
医用機器安全管理学Ⅰ・Ⅱ、医用治療機器学、生体計測装置学、生体機能代行装置学の授業内容と関連する。授業開
始時に配布する年間計画表に示される各週の実習について下調べをしておくこと。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 臨床工学講座
医用機器安全管理学(日本臨床工学技士教育施設協議会監修 医歯薬出版)
ME の基礎知識と安全管理(日本生体医工学会 ME 技術教育委員会監修 南江堂)
【参考書、その他教材】 必要に応じ指定する
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
成績評価は実習50%、 試験 25 %、レポート 25 % として評価する
実習科目のため、参加状況に関しては厳格に評価する
欠席に関しては、明確な理由があるものに関しては考慮する
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第16回】
電気安全(漏れ電流その1)
【第17回】
電気安全(漏れ電流その2)
【第18回】
電気安全(漏れ電流その3)
【第19回】
電気安全(漏れ電流その4)
【第20回】
電気安全まとめ(実技テストまたは記述テスト)
【第21回】
医療現場における安全管理の予知および計画立案
【第22回】
医療現場における安全管理の実践
【第23回】
医療ガスに対する安全管理
【第24回】
医療ガスに対するトラブル対応
【第25回】
人的ミス(ヒューマンエラー)の実証
【第26回】
人的ミス(ヒューマンエラー)の対策
【第27回】
危険予知トレーニング(KYT)その1
【第28回】
危険予知トレーニング(KYT)その2
【第29回】
実技テストまたは記述テスト
【第30回】
総括
【第1回】
ガイダンス
医用現場における安全管理
【第2回】
電気メス実習(高周波電流における安全管理)
【第3回】
電気メス実習(高周波分流における安全管理)
【第4回】
シリンジポンプ(流量誤差、アラーム)
【第5回】
シリンジポンプ(サイホニング、流路異常)
【第6回】
輸液ポンプ(流量誤差、アラーム)
【第7回】
輸液ポンプ(フリーフロー、流路異常)
【第8回】
除細動器(安全管理手法、事故対策)
【第9回】
心電計(安全管理手法、事故対策)
【第10回】
まとめ(実技テストまたは記述テスト)
【第11回】
人工呼吸器(安全管理手法、点検手順その1)
【第12回】
人工呼吸器(トラブル対応、点検手順その2)
【第13回】
IABP(安全管理手法、点検手順)
【第14回】
IABP(トラブル対応)
【第15回】
まとめ(実技テストまたは記述テスト)
-
119 -
臨床工学研究Ⅰ@HH@Pre-Study on Clinical Engineering Ⅰ
選択2単位
4年次前期
@@臼井
宏、 岩橋 努、 金子 和、 西野 順也、 深澤 伸慈
@CODE@k1190068101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
本講座の目的は、臨床工学に関する研究をしつつ、臨床工学技士国家試験に合格できる実力をつけさせることに置い
ている。
4年次前期では、臨床実習と時期的に重なっているために、できるだけ個人別の課題を与えて、個別に空き時間を見
つけ研究を進めるように配慮している。また勉強の成果を確認するために、毎月1回は国家試験の模擬試験を行うよう
にしている。
特に、この授業では基礎学力をつけることのできるテーマを考えている。
〔学習内容〕
@BB@
基礎学力に結びつくものとして、力学、電気回路、数学などの理科系のテーマと、情報、制御、機械、材料などの工
学系のものとそれらが応用された臨床工学の中心的な装置類に関することを扱う。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
4年次までに履修した講義が活用できるように、レベルを設定する。準備学習は個別にテーマに合わせて自主的に行
わすようにする。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 1年次から使っている臨床工学技士標準テキストと、各講義で用いた副読本、プリントを使用する。
臨床工学技士国家試験の各年次の過去問題集、臨床工学技士教育施設協議会の統一模擬試験の過去問題集も用いる。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
基本的には模擬試験成績を評価する。それに研究過程で提出されるレポートや受講態度を総合的に評価する。
なお、模擬試験成績で、学科の内規で定めた成績に到達しない場合は、不合格となる。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
〔第1回〕
実力と不得意分野のチェックのため模擬試験を実施す
る。研究Ⅰでは国家試験の午前問題を行う。
〔第2回〕
各クラスに分かれて講義を受ける。国家試験受験までの
心構えや準備項目などを説明する。
〔第3回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。
〔第4回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。
〔第5回〕
第2回模試、研究Ⅰでは午前問題を行う。
〔第6回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。
〔第7回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。
〔第8回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。
-
〔第9回〕
第3回模試、研究Ⅰでは午前問題を行う。
〔第10回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。
〔第11回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。
〔第12回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。
〔第13回〕
第4回模試、研究Ⅰでは午前問題を行う。
〔第14回〕
発表された研究課題を総括して、研究の不足している点
などを確認し、それらを補う講義を行う。
〔第15回〕
後期の研究Ⅲ、Ⅳに役立つような研究課題の中で発展性
のある課題の解説などを行う。
120 -
臨床工学研究Ⅱ@HH@Pre-Study on Clinical Engineering
選択2単位
4年次前期
@@臼井
Ⅱ
宏、 市川 久志、 金 大永、 佐藤 幸三、 深澤 伸慈
@CODE@k1190068201-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
本講座の目的は、臨床工学に関する研究をしつつ、臨床工学技士国家試験に合格できる実力をつけさせることに置い
ている。
4年次前期では、臨床実習と時期的に重なっているために、できるだけ個人別の課題を与えて、個別に空き時間を見
つけ研究を進めるように配慮している。また勉強の成果を確認するために、毎月1回は国家試験の模擬試験を行うよう
にしている。
特に、この授業では基礎学力をつけることのできるテーマを考えている。
〔学習内容〕
@BB@
基礎学力に結びつくものとして、力学、電気回路、数学などの理科系のテーマと、情報、制御、機械、材料などの工
学系のものとそれらが応用された臨床工学の中心的な装置類に関することを扱う。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
4年次までに履修した講義が活用できるように、レベルを設定する。準備学習は個別にテーマに合わせて自主的に行
わすようにする。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 1年次から使っている臨床工学技士標準テキストと、各講義で用いた副読本、プリントを使用する。
臨床工学技士国家試験の各年次の過去問題集、臨床工学技士教育施設協議会の統一模擬試験の過去問題集も用いる。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
基本的には模擬試験成績を評価する。それに研究過程で提出されるレポートや受講態度を総合的に評価する。
なお、模擬試験成績で、学科の内規で定めた成績に到達しない場合は、不合格となる。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
〔第1回〕
実力と不得意分野のチェックのため模擬試験を実施す
る。研究Ⅱでは国家試験の午後問題を行う。その結果で、
担任の教員を決定する。
〔第2回〕
昨年度実施の国家試験問題をテーマとする研究課題の割
り振りを行う。残りの時間は各教員がテストや講義など
に使う。
〔第3回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。
〔第4回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。
〔第5回〕
第2回模試、研究Ⅱでは午後問題を行う。
〔第6回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。理解不十分な項目について解説や講義を
する。
〔第7回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。理解不十分な項目について解説や講義を
する。
-
〔第8回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。理解不十分な項目について解説や講義を
する。
〔第9回〕
第3回模試、研究Ⅱでは午後問題を行う。
〔第10回〕
研究発表は研究Ⅰで行い、研究や理解が不十分な項目に
ついて解説や講義をする。
〔第11回〕
研究発表は研究Ⅰで行い、研究や理解が不十分な項目に
ついて解説や講義をする。
〔第12回〕
研究発表は研究Ⅰで行い、研究や理解が不十分な項目に
ついて解説や講義をする。
〔第13回〕
第4回模試、研究Ⅱでは午後問題を行う。
〔第14回〕
発表された研究課題を総括して、研究の不足している点
などを確認し、それらを補う講義を行う。
〔第15回〕
後期の研究Ⅲ、Ⅳに役立つような研究課題の中で発展性
のある課題の解説などを行う。
121 -
臨床工学研究Ⅲ@HH@Pre-Study on Clinical Engineering Ⅲ
選択2単位
4年次後期
@@臼井
宏、 岩橋 努、 金子 和
金 大永、 佐藤 幸三、 深澤 伸慈
@CODE@k1190068301-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
臨床工学についての基礎知識を全般的に整理し、弱点となっている分野を集中的に補う輪講形式と、臨床工学技士国
家試験の過去の問題を扱った受験学習、及び、学生ごとにテーマを定めて調査・研究し、また発表の機会を持つテーマ
学習とを組み合わせることにより、学生の臨床工学全体についての理解を拡充する。
臨床工学技士国家試験の合格はひとつの目標であるが、工学系の学士を名乗るにふさわしい知識と理解力、判断力を
養成するために、輪講形式の授業と、課題研究とを組み合わせて学習を進める。
〔学習内容〕
@BB@
学生が自発的に課題を進めて、報告を行う研究の部分と、教室での座学、もしくは発表形式で行う輪講とを組み合わ
せて、授業を進める。
「研究テーマ」を探せない学生は、国家試験の過去問題の一分野(一つの「科目」に相当)を「テーマ」として担当
する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
臨床工学技士の国家試験の合格レベル。
3年次までの臨床工学の必修科目、臨床工学技士の国家試験出題基準に記載された内容を全て履修済みであることを
前提とする。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 各テーマごとにテキスト、教材を設定する。参考書籍を探すのも学習の一部であり、学生自身が3
年次までの教科書などから参考部分を紹介する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
全体的な知識のレベル、発表の内容から判断される理解力・思考能力、研究における積極性などを総合的に判定する。
なお、試験成績で、学科の内規で定めた成績に到達しない場合は、不合格となる。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
〔第1回〕
第5回模擬試験の午前の問題:クラス編成
〔第2回〕
学生(3~5名)自らが設定した研究テーマについて、
課題の内容の発表と質疑応答を行う。
〔第3回〕
学生(3~5名)自らが設定した研究テーマについて、
課題の内容の発表と質疑応答を行う。
〔第4回〕
学生(3~5名)自らが設定した研究テーマについて、
課題の内容の発表と質疑応答を行う。
〔第5回〕
第6回模試、研究Ⅲでは午前問題を行う。
〔第6回〕
学生(3~5名)自らが設定した研究テーマについて、
これまでに調査・分析した内容の発表と質疑応答を行う。
〔第7回〕
学生(3~5名)自らが設定した研究テーマについて、
これまでに調査・分析した内容の発表と質疑応答を行う。
〔第8回〕
学生(3~5名)自らが設定した研究テーマについて、
これまでに調査・分析した内容の発表と質疑応答を行う。
-
〔第9回〕
第7回模試、研究Ⅲでは午前問題を行う。
〔第10回〕
学生(3~5名)自らが設定した研究テーマについて、
結果の発表と質疑応答を行う。
〔第11回〕
学生(3~5名)自らが設定した研究テーマについて、
結果の発表と質疑応答を行う。
〔第12回〕
学生(3~5名)自らが設定した研究テーマについて、
結果の発表と質疑応答を行う。
〔第13回〕
臨床工学技士第1回全国統一模擬試験、研究Ⅲでは午前
問題を行う。
〔第14回〕
「発表」する方法(プレゼンテーション)の技術、まと
め方、話し方を学ぶ。
〔第15回〕
卒業研究の発表会を行う。
122 -
臨床工学研究Ⅳ@HH@Pre-Study on Clinical Engineering Ⅳ
選択2単位
4年次後期
@@臼井
宏、 市川 久志、 金 大永、 西野 順也、 深澤 伸慈
@CODE@k1190068401-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
研究 III の目的が研究の進め方の学習であるのに対し、研究 IV の最終目的は、実学の精神に基づき、国家試験とい
う形の客観的な評価に対する実力の裏打ちを行う。
前期で主として行った基礎学力補習を受けて、後期では模擬試験を中心に国家試験に向けての学習とする。学生は常
時国家試験に対応した学習を継続するものとするが、臨床工学研究 IV は、教室で担当教員による指導を受ける場とし
て位置づける。
臨床工学研究 III と IV とは、いずれも学生が教室に集まる機会という位置づけであるが、それ以外の時間も学生は
日常的に必要な課題学習を継続することが求められる。
〔学習内容〕
@BB@
模擬試験の結果から、学生の苦手分野についての指導を行う。但し、工学系の学士を名乗るにふさわしい知識と理解力、
判断力を養成するために、学生自身による発表という形式の授業と、教員による指導とを組み合わせて学習を進める。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
国家試験合格レベルとする。関連科目は3年次までに学んだ全ての科目である。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 各テーマごとにテキスト、教材を設定する。参考書籍を探すのも学習の一部であり、学生自身が3
年次までの教科書などから参考部分を紹介する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
国家試験レベルの試験結果から成績を評価する。
なお、試験成績で、学科の内規で定めた成績に到達しない場合は、不合格となる。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
〔第1回〕
第5回模擬試験の午後の問題:クラス編成
〔第2回〕
臨床工学の国家試験問題について、学生の苦手分野を他
の学生が解説し、教員はそれを補足・指導する。
〔第3回〕
臨床工学の国家試験問題について、学生の苦手分野を他
の学生が解説し、教員はそれを補足・指導する。
〔第4回〕
臨床工学の国家試験問題について、学生の苦手分野を他
の学生が解説し、教員はそれを補足・指導する。
〔第5回〕
第6回模試、研究Ⅳでは午後問題を行う。
〔第6回〕
臨床工学の国家試験問題について、学生の苦手分野を他
の学生が解説し、教員はそれを補足・指導する。
〔第7回〕
臨床工学の国家試験問題について、学生の苦手分野を他
の学生が解説し、教員はそれを補足・指導する。
〔第8回〕
臨床工学の国家試験問題について、学生の苦手分野を他
の学生が解説し、教員はそれを補足・指導する。
-
〔第9回〕
第7回模試、研究Ⅳでは午後問題を行う。
〔第10回〕
臨床工学の国家試験問題について、学生の苦手分野を他
の学生が解説し、教員はそれを補足・指導する。
〔第11回〕
臨床工学の国家試験問題について、学生の苦手分野を他
の学生が解説し、教員はそれを補足・指導する。
〔第12回〕
臨床工学の国家試験問題について、学生の苦手分野を他
の学生が解説し、教員はそれを補足・指導する。
〔第13回〕
模擬試験、研究Ⅳでは午後問題を行う。
〔第14回〕
研究Ⅲの続きである。「発表」する方法(プレゼンテー
ション)の技術、まとめ方、話し方を学ぶ。
〔第15回〕
研究Ⅲの続きである。卒業研究の発表会を行う。
123 -
情報科学論@HH@Computer and Information Science
選択2単位
1年次前期
@@安藤
友久
@CODE@k1190069001-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
現代の情報社会では、パソコンやインターネットに代表される情報基盤の上に成り立っています。パソコンも生活必
需品となってきました。
この授業のねらいは、大学生活や社会生活において、パソコン等情報機器を有効かつ安全に活用していく上に必要な
コンピュータやネットワークに関する基礎知識を身に付けることです。
〔学習内容〕
@BB@
コンピュータ関連科目を学んでいく上で基礎となる内容です。
次の事項について、事例を取り上げながら、解説します。
(1)情報とコンピュータの基礎
(2)コンピュータのハードウエア・ソフトウエア
(3)パーソナルコンピュータの基礎と応用
(4)コンピュータネットワークの基礎と応用
(5)情報社会の課題
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
・授業内容のレベル:コンピュータの仕組みやその活用に関する基礎的な事項について解説します。
・関連授業科目:情報関連科目と密接な関連があります。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
・テキスト:授業のはじめに指示します。
・教
材:情報科学に関連するトピックスを新聞・雑誌記事等から適宜紹介します。
・参考図書:授業の進展に応じ、適宜紹介します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績60%、平常点40%として、総合評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
下記の予定です。ただし、取り上げるテーマは変更する
場合があります。
【第1回】オリエンテーション
授業のねらいと概要、授業の進め方・受け方、テキスト、
成績の評価、受講上の注意事項などについて説明。
【第2回】社会の情報化
情報化と高度情報通信社会、身の回りの情報化(家庭の
情報化、学校の情報化、公共施設の情報化、道路交通の情
報化、気象データ処理の情報化)
、ビジネスにおける情報化
【第3回】情報伝達の変遷
通信のはじまり、文字と紙の発明、郵便型通信のはじま
り、電気型通信のはじまり、近代の情報伝達手段、現代の
情報伝達手段
【第4回】情報産業の発展
産業構造の変化、情報産業と情報化、情報化の進展、産
業構造のあり方、新しい情報産業(電子商取引、情報サー
ビス産業 など)
【第5回】高度情報通信社会とモラル
情報社会における個人の責任、知的財産権と著作権、ネ
チケット(ネットワークエチケット)、ネットワーク犯罪
(サイバー犯罪)、コンピュータウイルス、セキュリティ
管理
【第6回】ハードウエアの基礎(その1)
コンピュータのしくみ(ハードウエアとソフトウエア)、
ハードウエアの機能と構成、コンピュータの特徴、コンピ
ュータの種類
【第7回】ハードウエアの基礎(その2)
アナログとデジタル、ビットトバイト、コンピュータで
の文字の表現方法(文字コード)、音声・画像の表現方法
-
【第8回】ハードウエアの基礎(その3)
論理演算と論理回路、コンピュータの動作原理、パソコ
ンの処理装置、いろいろな入出力装置、入出力インターフ
ェース
【第9回】ハードウエアの基礎(その4)
主記憶装置(RAM と ROM)
、補助記憶装置(ハードデ
ィスク、フロッピーディスク、CD-ROM 装置、光磁気ディ
スク装置、DVD 装置 など)
、ハードウエア基礎のまとめ
【第10回】ソフトウエアの基礎(その1)
ソフトウエアの役割、ソフトウエアの分類(システムソ
フトウエアと応用ソフトウエア)、オペレーティングシス
テムの役割、ミドルウエアの役割
【第11回】ソフトウエアの基礎(その2)
プログラム言語の分類、ファイルシステム、データベー
ス、ソフトウエアの基礎のまとめ
【第12回】コンピュータの利用形態(その1)
コンピュータネットワークの基礎、データ伝送の基礎、
電気通信サービス、ブロードバンド、LAN の基礎、OSI
基本参照モデル
【第13回】コンピュータの利用形態(その2)
バッチ処理とリアルタイム処理、オンライン処理とオフ
ライン処理、集中処理と分散処理、コンピュータシステム
の信頼性
【第14回】コンピュータの利用形態(その3)
分散処理システムの長所と短所、クライアント・サーバ
ーシステム、インターネットの特徴、インターネットの活
用、コンピュータ利用形態のまとめ
【第15回】まとめ
124 -
情報と近代@HH@Information and Modern Times
選択2単位
2年次前期
@@近藤
重克
@CODE@k1136705101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
近代はヨーロッパにおいて出発しました。情報手段の発達に応じて近代は世界に拡大して行きました。本授業では、
近代のヨーロッパがいかに形成されたから出発し、第2次世界大戦末期から明らかになった米ソ冷戦の勃発、大戦後の
東西対立、グローバル化の世界に至る時代の変遷について説明し、情報の視点から学生諸君が近代世界について理解を
深めます。
〔学習内容〕
@BB@
近代世界の進展について、情報の観点から、理解を深めることに努めることにあります。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
特別な予備知識は不要です。受講者の興味と関心に配慮しながら、わかりやすく授業を進めます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】授業の進行に応じて、プリントを配布します。参考図書を別途指示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績と平常点を総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方、受け方などに
ついて説明します。
アメリカ独立革命(1)
近代社会の先駆となったアメリカ独立革命の前史
について説明します。
アメリカ独立革命(2)
独立戦争勝利と新国家の誕生について説明しま
す。
フランス革命(1)
旧制度(アンシャン・レジーム)から革命へ至る
経緯を説明します。
フランス革命(2)
フランス革命が王政の打倒、ナポレオン戦争につ
ながった状況について
説明します。
産業革命
イギリスにおいて生じた産業革命がヨーロッパ社
会の近代化を押し進め
たことについて説明します。
自由主義とナショナリズム
ヨーロッパ社会の近代化が自由主義とナショナリ
ズムを生み出したこと
を説明します。
第1次世界大戦
ヨーロッパで第1次世界大戦が生じた要因と結果
について分析します。
-
第9回
ロシア革命
第1次世界大戦中にロシア革命が起きたこと、そ
の影響について説明
します。
第10回 ヴェルサイユ体制
第1次世界大戦の結果誕生したヴェルサイユ体制
について説明します。
第11回 アジアの情勢
先に近代化を果たした欧米諸国によるアジアの
植民地化について説明
します。
第12回 ファシズムの台頭
第1次世界大戦の敗戦国において過酷な戦争賠
償への反発から台頭した
ファシズムについて説明します。
第13回 第2次世界大戦
第2次世界大戦の勃発の要因と米中ソの協力関
係について説明します。
第14回 戦後世界と東西対立
第2次世界大戦末期から始まった米ソ対立、そ
の後の東西対立について
説明します。
第15回 まとめ
授業全体の復習をします。
125 -
情報社会@HH@information society
選択2単位
2年次前期
@@渡辺
良行
@CODE@k1136702101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
現代は情報が散乱している。新聞、雑誌、テレビのほかインターネット、携帯電話などの流通手段が増え、膨大な量
の情報を取得できるようになった。しかし一方で情報の質については疑問符が付くものも少なくない。今や良質な情報
かどうかを正確に判断する目が最も必要になっている。
この授業では情報社会を構成している各種メディアを解説。メディアの歴史や電子時代の情報流通などについて
考える。
〔学習内容〕
@BB@
各種マスコミの実態について学び、情報を流している企業はどのようになっているか、どんな問題を抱えているかな
どを分析する。また折々のニュースを教材とし、皆でその意味を考える。これにより、ニュースを見分ける力を養う。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
情報社会に興味、関心を持つ方を期待する。難しい理論ではなく、私の新聞記者としての実体験を踏まえ、具体的に
わかりやすく講義する。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】特にテキストはありません。教材はその都度用意します。
【参考書、その他教材】「昭和史」(半藤一利著、平凡社ライブラリー)
「新聞社」(河内孝著、新潮新書)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
レポートが中心、平常点も加味する
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
[第一回]オリエンテーション。情報社会とは何か
[第二回、第三回]各論①新聞概論――新聞社の歴史、全国紙・地方紙・地域紙の違い、新聞社の経営、記者クラブ制
度など
[第四回]各論②テレビ・ラジオ概論
[第五回]各論③出版概論
[第六回]時事解説――折々のニュースを解説
[第七回]電子メディア論①歴史
[第八回]電子メディア論②現状
[第九回]電子メディア論③将来 通信と放送など
[第十回]時事解説――折々のニュースを解説
[第十一回]メディアと権力――ウィキリークス問題など 戦時中のメディア
[第十二回]ジャーナリストに求められること――倫理観、ビデオジャーナリストなど
[第十三回]時事解説――折々のニュースを解説
[第十四回]グループディスカッション
[第十五回]まとめ
*第六,十,十三回以外でも折に触れてタイムリーなニュース解説を行う
-
126 -
情報と施策@HH@Information Policy
選択2単位
2年次前期
@@近藤
重克
@CODE@k1136706101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
情報通信技術の進歩によるグローバル化が進む世界における日本の情報通信施策及び主要国の情報通信施策について
考えます。
〔学習内容〕
@BB@
グローバル化の進む世界における情報通信の重要性について理解を深めます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
特別な予備知識は不要です。受講者の興味と関心に配慮しながら、わかりやすく授業を進めます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】授業の進行に応じて、プリントを配布します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績と平常点を総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
オリエンテーション
情報通信革命とは
情報化社会の進展
わが国の情報化施策
企業における情報通信の活用
情報化投資の動向
情報通信と経済発展
PPBS による資源の有効活用
情報化社会の影(デジタル・ディバイド等)
情報通信の現況(インターネット等)
行政情報化の推進
海外の情報通信施策の動向
情報通信における国際競争力の強化
情報化社会におけるセキュリティ対策の推進
まとめ(ユビキタス社会の実現)
-
127 -
映像メディア@HH@Study of Visual Media
選択2単位
1年次前期
@@井上
卓也
@CODE@k1116750401-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
人間の真摯の生き方を描いたドラマや大自然の恐るべき真実を捉えたドキュメンタリー映像(映画)などを鑑賞する
事を通して学生たちに広い人間性を養ってもらいたい。映像芸術文化に関心を持ってもらい、将来の人生設計に役立て
てもらう。
〔学習内容〕
@BB@
今年の私の授業では映像メディアを映画というメディアに絞って、学生達があまり見る機会のないドキュメンタリー
映像や強い作家性を備えた最先端の監督の作品を鑑賞してもらい、その解説を通して学生たちに異文化を知ってもらう。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
レベルは特に設定しないし、特に準備学習などは必要としないが、学生達に普段から、積極的に読書してほしい。
関連科目 福原進先生の「映像史」「映像基礎」など。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】なし
【参考書、その他教材】なし
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
講義の性質上、いわゆるペーパー試験はいたしません。ただし、最終講義時に講義で学んだ事をレポートに書いて提
出してもらい、その内容を点検して、成績に反映します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
オリエンテーション
映像の種類。 映像とコミュニケーション。
講師の自己紹介も兼ねて、講師自身の映像作品紹介
第2回
映像の中の映画の意味・位置・テレビ映像との違い
映画の種類。
『鑑賞』ドキュメンタリー映像Aの前半(例)アース(大
自然記録映像)
第3回
前回授業の大自然ドキュメンタリー映像(前半)の解説及
びドキュメンタリー映像とは何かの分析。
『鑑賞』ドキュメンタリー映像Aの後半
第4回
ドキュメンタリー映像の続き
ドキュメンタリー映像 B(民族の祭典)の解説
映像作家 レニ・リーフェンシュタールという人の紹介①
『鑑賞』ドキュメンタリー映像B(例)民族の祭典の前半
第5回
レニ・リーフェンシュタールの光と影の紹介②
『鑑賞』ドキュメンタリー映像 Bの後半
第6回
生活ドキュメンタリーの解説
① 障害者の生活を捉えたドキュメンタリー
映像と解説
『鑑賞』ドキュメンタリー映像Cの前半 (例)奈緒ちゃ
ん
第7回
障害者の生活ドキュメンタリー映像の解説②
『鑑賞』ドキュメンタリー映像Cの後半
第8回
海外異文化紹介ドキュメンタリー映像D (例)スンヒョ
ンの夏休み
普段は見ることができない閉ざされた隣国の生活紹介ドキ
ュメンタリーを解説。学生にこんな種類のドキュメンタリ
ーの存在を知ってもらう。
『鑑賞』ドキュメンタリー映像Dの前半
第9回
『鑑賞』ドキュメンタリー映像Dの後半
ドキュメンタリー映像Dの解説の続き
政治色の無い珍しい“異文化”紹介ドキュメンタリーの意
味の解説
-
第10回
ドキュメンタリー映画紹介を終了し、この回からはドラマ
映像を取り上げるが、今の学生が見る機会がなかった 4
~50年前の作家性の強い監督の 庶民の生活に根差した
テーマの映画を紹介する。ドキュメンタリータッチの生活
映画を見ることを通して、外国の真の暮らしに触れる。
『鑑賞』ドラマ映像Aの前半 (例)ケン・ローチ監督の
“ケス”
第11回
『鑑賞』ドラマ映像Aの後半
ケン・ローチという監督の作品紹介。英国の知られざる庶
民生活を知ることを通して、ヨーロッパをより深く知り、
人間を見る眼を養ってもらう。
第12回
『鑑賞』ドラマ映像Bの前半 (童年往事)
10回と11回はイギリスの生活ドラマ。12回、13回はアジ
アの生活ドラマ。台湾の候孝顕監督の「童年往事」を取り
上げる。台湾における少年の リアルな暮らしを描いた作
品の鑑賞を通して、アジアの実像を知る。(政治的でなく
文化的な)
台湾映画の解説、候孝顕監督の他作品の紹介。
第13回
『鑑賞』ドラマ映像Bの後半
台湾という国を愛する力で映画を作り続ける候孝顕監督の
解説(続き)。学生達が知らなかったアジアの一面を知る
ことは同じアジアの日本の学生として意味あり。
第14回
『鑑賞』ドラマ映像Cの鑑賞 (例)韓国映画 風の丘を
越えて
今、韓国から続々流れ込んでくるドラマ、映画とはひと味
違う韓国の巨匠イム・グォンテク監督の作品を鑑賞を通じ
て隣国の異文化を知り、隣国を今までとは違った別の眼で
見れるようになってもらう。講師が一番得意としている韓
国映画作品の解説。
第15回
講義のまとめ。映像、映画を再認識させる。ただ、メジャ
ーな娯楽映画に眼を向けるだけでなく、人間を根底から感
動させる力を持った映像を見て、人生の力としてほしい。
レポート―この授業を受けて何を思ったか?
映像の力というものをどう考えるか?
というテーマに従ってレポートを書いてもらう。
128 -
撮影演習と映像法制@HH@Fundamentals of Imaging
選択2単位
2年次前期
@@飯田
敏晴
@CODE@k1190308701-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
私達の周りには日常生活のスナップから、写メ、写真館での記念撮影、報道写真、コマーシャルフォト、建築写真、
藝術写真に至るまで、広範な写真文化が存在します。
デザイン制作の基礎を学ぶ上で、写真文化の歴史、銀塩カメラ・デジタルカメラの技術背景、国際標準そして関連法
制の知識は欠かせません。これらに関する基本事項を学び、写真のあり方について理解を深めると共に、メディア文化
の担い手として必要とされる静止画像の基礎技術と関連法制を習得することを到達目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
ダゲレオタイプからデジタルカメラに至るまでのカメラの歴史、銀塩カメラやデジタルカメラの撮像の原理、デジタ
ルカメラの応用例、
デジタルカメラの画像フォーマットに関する国際標準および我が国に於ける国際標準化活動の歴史、
画像に関連した著作権や肖像権に代表される法制など画像に関する基礎知識を習得します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
テキストは使用しませんが、参考書に挙げた書籍により当該分野の知識を幅広く学んで頂きたい。進捗に合わせ、関
連資料等を適宜配布或いは提示します。
関連科目としては
「デジタルカメラ撮影演習」「映像メディア」「テレビ・ビデオ演習」
「映像制作基礎演習」などがあります。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】なし。
【参考書、その他教材】参考書として、
「著作権法入門(2011-2012)」文化庁編著 社団法人 著作権情報センター
「知的財産法入門」小泉直樹著 岩波新書
「勝手に撮るな!肖像権がある! 増補版」村上孝止著 青弓社
「スナップ写真のルールとマナー」日本写真家協会編 朝日新書
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末レポートの成績50%、平常点50%とし、総合して評価します。平常点は、授業中に適宜提出する小レポート
等を加味して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方・受け方、資料の説明。
第2回
写真とカメラシステムの歴史
ダゲールによって発明された「ダゲレオタイプ」から、
今日のデジタルカメラに至るまで、その技術の概要と変
遷を学びます。
第3回
写真フィルムの製品化
ロール状の銀塩写真フィルムの製品化により写真が大い
に普及しましたが、その経緯について学びます。
第4回
日本の写真産業
我が国に於ける写真産業について解説します。
第5回
電子カメラの歴史
静止画像を写真フィルムを使わず2in フロッピーディス
クに記録するアナログ電子カメラから半導体メモリーカ
ードに記録するデジタルカメラに至る歴史を学びます。
第6回
銀塩カメラの原理
銀塩カメラの撮像・潜像の原理を学びます。
第7回
デジタルカメラとデジタルカメラの撮像の原理
デジタルカメラの構造と構成部品そして撮像・記録の原
理について学びます。
-
第8回
デジタルカメラに関する国際標準
我が国が提案し国際標準になった画像フォーマットにつ
いて学びます。
第9回
知的財産権について
知的財産権とは何かを学びます。
第10回 著作権について(その1)
我が国に於ける著作権の歴史を学びます。
第11回 著作権について(その2)
更に詳細な内容を文化庁資料に基づき学びます。
第12回 肖像権について(その1)
肖像権・プライバシー権が確立されるに至った裁判所の
判決内容を理解します。
第13回 肖像権について(その2)
撮影時に注意すべきことは何かについて全員で考えます。
第14回 デジタルカメラの機能について
デジタルカメラの機能・動作を、作例により解説します。
第15回 全体の纏め
デジタルカメラで撮影を始める為に必要な基礎知識につ
いて、これまでの授業内容を総括します。
129 -
デジカメ演習@HH@Picture Training Basic Workshop
選択2単位
2年次前期
@@加瀬
倫有
@CODE@k1116750601-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
フィルムを使用するカメラは現像するまで写っているかどうかはわからない。プロカメラマンが使う4X5サイズとい
う35ミリフィルムより大判のフィルムは本番の前に、ポラロイドで露出を確認する必要があった。しかし、現在では
そのポラロイドフィルムの製造をメーカーが終了してしまった。このことはすでに仕事にフィルムを使うことは現実的
に不可能となったということである。もちろん、その代わりはデジタルカメラである。ただデジタルカメラといっても、
機種によってその性能は自転車とスーパーカーを較べた時ほどの差がある。本講座は基本的なデジタルカメラの知識の
習得。カメラマンとしての視点作りの初歩的訓練を行う。
〔学習内容〕
@BB@
基本的にはデジタルカメラおよびデジタル写真の基礎知識の講義となるが、並行して、記録ではなく表現として写真
を撮ることを目指す。ひとつのシンプルなルールを決め、毎日最低1枚を撮影し、フェイスブックにアップしていく。
最終的には厳選した10枚で組み写真を構成し、ミニフォトブックを制作する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
授業のレベルはまったくカメラの知識のない者も含む
関連科目:
映像メディア、撮影演習と映像法、テレビ・ビデオ演習、メディア制作演習
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】適宜プリントを配布
【参考書、その他教材】コンパクトデジタルカメラ(スマートフォンでも可)、テキストは随時配布。USB フラッシュ
メモリ、この授業のための専用ノート(大学ノート等なんでも可)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業態度。作品とレポートで総合的に評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
オリエンテーション
第2回
デジタルカメラの構造
第3回
デジタル写真のフォーマット
第4回
デジタル写真の特性
第5回
撮影テーマ:寄ってみる・退いてみる
第6回
撮影テーマ:友達と共同で撮る
第7回
撮影テーマ:見る人を笑わせる
第8回
撮影テーマ:見る人を悲しくさせる
第9回
撮影テーマ:見る人をうらやましがらせる
第10回
テーマ:写真にキャプションをつけてみよう
第11回
撮影テーマ:見る人を驚かせる
第12回
撮影テーマ:なんとなく撮る
第13回
テーマ:アルバム・写真集を作る。
第14回
提出方法指導
第15回
講評、意見交換
-
130 -
美術史@HH@
選択2単位
1年次前期
@@松浦
圭子
@CODE@k1116714101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
この授業では、絵画や彫刻、建築、工芸などの歴史的な流れについて大筋の知識を身につけることにより、作家や作
品を美術史上に位置づけて捉えられることをねらいとしています。
また更に、この学習を通し美術に対する認識を新たに持つことで、美術へ興味の幅が広がる、鑑賞の楽しみが増す、
美的な体験が豊かになるよう望みます。
具体的な到達目標は、有名な作品や作家について時代や様式にそって変遷と発達の中で捉えることが出来るようにな
ることですが、その上で自らの感性によって美術に関する本質的な価値が見出せるようになることを目指します。
〔学習内容〕
@BB@
古代から20世紀末までの西洋美術史を学習します。授業では、各回で取り上げる作品や作家について、図版や文章
などで参照し、その時代や地域の社会的な背景から捉えられる美術の流れを簡潔にまとめ、それぞれの美術における特
質を明らかにするとともに、その普遍的な内容を読み解いていきます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
レベル
関連科目
準備学習の内容
@CC@
:必要とする先修科目などはありません。
:美術理論
:テキストの講義内容にあたる部分を読んで予習してください。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
テキスト
参考書
その他教材
@DD@
:西洋美術史 高階秀爾 美術出版社
:西洋絵画の主題物語Ⅰ聖書編 諸川春樹
西洋絵画の主題物語Ⅱ神話編 諸川春樹
大系世界の美術20巻 学研
:作品解説の為のスライド等
美術出版社
美術出版社
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績50%、ミニレポートの提出30%、平常点20%とし、総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
オリエンテーション
(授業の目的と内容、
学習の進め方について説明)
原始美術
(旧石器時代後期の洞窟壁画、岩陰彫刻、動産
美術)
古代オリエント美術
(メソポタミア美術、エジプト美術)
ギリシャ美術とローマ美術
(クレタ美術、ミュケナイ美術、ギリシア美術、
エトルリア美術、ローマ美術)
中世の美術Ⅰ
(初期キリスト教美術、ビザンティン美術、初
期中世美術)
中世の美術Ⅱ
(ロマネスク美術、ゴシック美術)
イタリア初期ルネサンス美術
(イタリア初期ルネサンス美術、15世紀の北方
美術)
イタリア盛期ルネサンス美術
(イタリア盛期ルネサンス美術、マニエリスム、
北方ルネサンス美術)
-
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
131 -
バロック美術・ロココ美術
(17世紀の美術、バロックからロココへ)
近代の美術Ⅰ
(新古典主義、ロマン主義、写実主義)
近代の美術Ⅱ
(印象主義、象徴主義、後期印象主義)
現代の美術Ⅰ
(世紀末から20世紀へ、変貌する彫刻と建築、
20世紀の新しい絵画運動)
現代の美術Ⅱ
(ポストモダン建築、戦中戦後の美術、抽象表
現主義、ネオ・ダダとポップアート、空間と
運動、表現世界の拡大)
現代の美術Ⅲ
(コンセプチュアルアート、シュポール、アル
テ・ポーヴェラ、アース・ワーク、新表現主
義、メディアの多様化、シミュレーショニズ
ムとメッセージ・アート、美術のマルチ・カ
ルチュラリズム)
まとめ
美術史@HH@History of Art (Japanese Art)
選択2単位
1年次前期
@@隠岐
由紀子
@CODE@k1116714102-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
本講座では、日本美術史の概略を代表作例を通してたどる。
過去に創り出された作品は、その時代や作者について無言のしかし雄弁なメッセージを発している。それを出来る限
り読み取り、現代知性の参考とするだけでなく、作品鑑賞の感性を養う、それが美術史という学問である。
島国の日本は中国大陸、朝鮮半島そして南蛮と呼んだ西洋など、諸外国の文化を消化吸収することで自国の文化を培
ってきた。こうした環境において、日本美術史を一つの流れとしてとらえることは非常に難しい。一方で19世紀には
西洋人たちがジャポニスムという日本かぶれ現象を起こすほど、日本には独自の美術が豊かに花開いてもいた。
各時代の作例を通して、日本の歴史をヴィジュアルにたどりながら、日本の美術とはなにかを考察するのが本講座の
ねらいである。。
〔学習内容〕
@BB@
貴重な偶然で今我々の眼前に残された日本美術の代表作例を画像で検証しながら、縄文・弥生の古代から近代までを
たどる。具体的には、作例を編年的にたどりつつ、それらを作り出した時代背景や作者について考察する。
作品の色や形、表現などを旺盛な好奇心と感性で味わい、そうした美術が誕生した歴史的背景に思いをめぐらすと、
普段何気なく目にしている事物が深い歴史を背負った意義ある美しいものとして見え始める。知識として美術事例を知
るだけでなく、自分の感受性を磨く機会と捉えてほしい。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
日本史について一般常識レベルの知識があることが望ましい。
関連科目:地理、日本史、世界史、文化論、文化史、日本考古学、宗教学、思想史、博物館学、西洋美術史など。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】日本史総合図録(編著者:笹山晴生など
山川出版社)
【参考書、その他教材】日本美術館(編著者:小林忠など 小学館)
、日本美術史(監修:辻惟雄 美術出版社)、日本
美術の歴史(辻惟雄 東京大学出版会 2005)、最新日本史図表(第一学習社)、小学館世界美術大全集(東洋編)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
学期末に自筆ノート持込可で筆記試験を行う予定なので、講義ノートをしっかりとるよう心がけてほしい。授業途上
で作品評などのレポートを課すこともありうる。
(特別な理由なく授業に6回以上欠席した者は筆記試験を受ける権利を失う)
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】縄文文化と弥生文化:土器が見せる美学感性の
違い
【第2回】古墳時代:卑弥呼→天皇制の成立
【第3回】奈良時代:大陸から伝来する文化が国家体制を
整備、仏教美術の登場
【第4回】平安時代:遣唐使の廃止と大和文化の成立:王
朝絵巻の美学
【第5回】貴族を警護する者(侍)の文化の成立:写実的
彫刻、戦記絵巻の登場
【第6回】鎌倉から室町へ:禅宗の美術→墨絵(雪舟)、
枯山水庭園
【第7回】戦国時代から安土、桃山:鉄砲伝来、外国文化
との接触、珍品豪華の対極に茶道の侘び寂び
-
【第8回】江戸幕府の成立:絢爛たる寺院美術(日光)と
奥絵師「狩野派」
【第9回】琳派、富裕な商人による町人文化の発展:俵屋
宗達、尾形光琳、坂井抱一
【第10回】江戸吉原を中心に爛熟する町人文化:浮世絵の
隆盛
【第11回】南蛮への憧れ:平賀源内の活躍
【第12回】明治維新:文明開化の技術としての西洋画技
【第13回】万国博覧会参加により高まる日本美術の国際
化:ジャポニスムの成立
【第14回】官立美術学校の成立:洋画と日本画
【第15回】西洋に学びつつ前衛を志向する画家たち
132 -
近代美術史@HH@History of Modern Art (Occidental Art)
選択2単位
1年次後期
@@隠岐
由紀子
@CODE@k1116715101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
この講義は、古典古代から20世紀にいたる西洋美術の流れを知性と感性の双方でとらえることを目標とする。
過去に創り出され現在に残る作品を調査し、作品が成立した時代や作者について出来る限り学び研究して、その作品が
我々に語りかけるメッセージをより深く味わい理解しようとする学問、それが美術史である。だから、時代の推移を知
るのみでなく、作品を鑑賞する各自の感性も重要である。
具体的には、西洋美術の代表作例を通して、美術と歴史、社会、文化などの関わりについて考え、知識だけでなく、
より豊かな感受性を養うことこそ本講座のねらいとなる。
〔学習内容〕
@BB@
クラシック(古典)と呼ばれる古代ギリシャ文明は古代ローマに受け継がれ、ローマ帝国末期に国教となったキリス
ト教と共に西洋美術を支えるニ本の柱となった。ルネサンスはこのギリシャ・ローマの古典芸術を再評価し、キリスト
教美術と融合させることで、豊かな芸術達成を見た。17世紀後半にヴェルサイユ宮殿を中心に華麗な宮廷文化を現出
させたフランスは、1789年のフランス革命以後、動乱にもまれつつ市民社会を発展させ、首都パリは美術文化の中心
となってゆく。19世紀には西欧で数々の万国博覧会が開催され、植民地主義の拡大によって、西洋美術に異国文化が
旺盛にとりこまれた。なかでも我が日本の美術は「ジャポニスム」と呼ばれるなど、実は西洋美術に大きな影響を及ぼ
した。
毎回30点ほどの作例を画像やヴィデオで示し、作品成立の時代背景や作者の意図などを解説する。受講生は、歴史
の流れと美術誕生の関係を各自の感性を動員して味わいつつ、考えてほしい。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
西洋史について一般常識レベルの知識があってくれることが望ましい。
関連科目:西洋史、文化論、文化史、考古学、宗教学、西洋思想史、西洋社会史、社会学、思想史、社会心理学、日
本美術史など。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】世界史総合図録 (編著者:成瀬治など 山川出版社)
【参考書、その他教材】西洋美術館(編著者:青柳正規など 小学館)
、カラー版西洋美術史(高階秀爾監修、美術出
版社)、西洋美術史ハンドブック(高階秀爾、三浦篤編、新書館)
、新西洋美術史(千足伸行監修、西村書店)、最新世
界史図表(第一学習社)、世界美術大全集 全36巻(小学館)など
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
学期末に自筆ノート持込可で筆記試験を行うので、講義ノートをしっかりとるよう心がけてほしい。授業途上で作品
評などのレポートを課すこともありうる。
(特別な理由なく授業に6回以上欠席した者は筆記試験を受ける権利を失う)
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】古典古代とは:アルカイック、クラシック、ヘ
レニズム
【第2回】キリスト教美術の成立と発展:ビザンチン帝国
で花開くモザイク
【第3回】西側教会、大聖堂の成立:ロマネスクからゴシ
ックへ
【第4回】イタリア、初期ルネサンス:ジオット、マサッ
チオ、ボッティチェリ
【第5回】イタリア、盛期ルネサンス:ダヴィンチ、ミケ
ランジェロ、ラファエロ
【第6回】北方ルネサンス:ファン・エイク、デューラー、
ホルバイン(子)
【第7回】マニエリスム(巨匠作風の様式化)からカラヴァ
ジオの迫真的写実へ
【第8回】バロック:ルーベンスらのフランドル、ヴェラ
スケスらのスペイン
-
【第9回】ヴェルサイユに花開く宮廷文化:ロココ美術の
成立
【第10回】啓蒙主義:市民意識の発達とフランス革命(シ
ャルダン、ダヴィッド)
【第11回】新古典主義とロマン主義:アングル、ゴヤ、ド
ラクロワ
【第12回】風景画と写実主義:コロー、ミレー、ドーミエ、
クールベ
【第13回】都市生活者の美学:パリの浮世絵師としての印
象派
【第14回】印象派の後世代:ゴッホ、ゴーギャンそしてナ
ビ派
【第15回】世紀末象徴主義、アールヌーヴォーそして20
世紀へ
133 -
食の文化史Ⅱ(アジア)@HH@The
選択2単位
history of dietary food cultureⅡ(Asia)
1年次前期
@@石上
七鞘
@CODE@k1116730101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
授業のねらい:
1.食の文化史の理解と探究
2.ノート作成のマスター
3.プレゼンテーション能力の育成
4.小論文(レポート)の作成
日本の食文化は、民族の嗜好ではなく、日本の長い歴史のなかでアジアの食文化の影響を受けながら形成されてきた。
本講義では古代からの食物の獲得と生産、採集・狩猟から栽培・飼育への過程、食事作法、料理文化、風土に基づく地
域差など食文化の変遷を学ぶ。
また人間生活の基本としての衣・食・住や行事などの生活様式,慣わし仕来りを学んで日本人力を鍛える。
課題について、PC によるプレゼンエーションが出来るようにする。
到達目標:
日本人の食生活の変遷や仕来りを学び、日本の伝統的生活文化について理解する。日本人の衣・食・住や行事や仕来
りを修得する。
〔学習内容〕
@BB@
古代からの食物の獲得と生産、採集・狩猟から栽培・飼育への過程、食事作法、料理文化、風土に M とづく地域さ
な食文化の変遷を学ぶ。
また人間生活の基本としての衣・食・住や行事などの生活様式,慣わし仕来りを学んで日本人力を鍛える。
また人間生活の基本としての衣・食・住や行事などの生活様式,慣わし仕来りを学んで日本人としての素養を学ぶ。
履修者の人数にもよるが、学生からの意見をとりいれて、テーマ別のグループを編成し、検討研究を重ね、その成果
を発表する予定である。
※従って、授業は欠席することなく参加し、グループによる調査・検討・プレゼンテーションを行う。発表に際して
は、パワーポイントによる発表を基本として行うようにすること。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
授業内容のレベル:
国際人として外国人との交流の場において日本の伝統文化が語れる人材の育成を目指している。
関連科目:
日本史概論、日本史 B、歴史文化概論
準備学習の内容:
豊かな日本の料理や衣・食・住、行事・仕来りについて絶えず関心をもっていること。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
テキスト:『日本の原点』石上七鞘著マイナビ新書
参考書:
『古代伝承文芸序説』石上七鞘著、桜楓社。
『古代伝承文芸論』石上七鞘著、おうふう。
『水の伝承』石上七鞘著、おうふう。
『日本の民俗伝承』石上七鞘著、おうふう。
『化粧の民俗』石上七鞘著、おうふう。
『十二支の民俗伝承』石上七鞘著、おうふう。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験(レポート)40%、授業内の提出物30%、平常点・プレゼンテーション30%を総合的に評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
1回目:オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方、授業の参加の仕方に
ついて、世界とアジアの食文化の歴史について
2回目:生への執着、食欲
人の本能とは
3回目:風俗と風俗史、衣・食・住
4回目:衣の歴史
5回目:住の歴史と民俗
6回目:食生活史と箸文化
7回目:縄文文化までの食文化
8回目:弥生文化と稲作文化
-
9回目:稲作と鉄器文化
10回目:古墳時代と埴輪
11回目:餅文化
正月の雑煮と餅
12回目:豆と麹の文化、年中行事と行事食
味噌、醤油、酒、照葉樹林文化
13回目:茶と酒
茶の種類と製法、醸造酒と蒸留酒
14回目:現代食文化の課題
15回目:まとめ
食の未来
134 -
発達心理学@HH@Developmental psychology
選択2単位
1年次後期
@@長谷川
栄子
@CODE@k1137303101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
哺乳類の中で、人ほど自立までに時間を要する種はありません。それだけにこの自ら歩き、食べられるようになるま
での期間が、後の発達に大きな影響をあたえることがわかっています。しかし、今なお、子どもの発達に、
「遺伝か環
境」のいずれが決定要因であるかという論争に決着はついていません。また、子どもは未完成で劣っており、成人は完
成していて優れているという考えも修正を迫られています。
本授業は、こうした人間の生涯を「発達」という観点から理解し、とりわけ乳幼児を中心に、子どもの発達を援助す
るために必要な知識・概念を、生理的な側面、知的な側面、情動的な側面から学習します。
〔学習内容〕
@BB@
「遺伝と環境」「新生児の能力」「認知の発達」
「言語の発達」
「対人関係の発達」「社会性の発達」「発達課題」「正常
な発達」
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
発達心理学の基礎を学びます。他の専門基礎科目、専門科目、その他科目の理解を深める基礎知識を提供します。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】武藤隆・岡本祐子・大坪治彦 編「よくわかる発達心理学」ミネルヴァ書房 を使用します。その他必
要に応じて、配布資料を準備します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末試験と授業態度で評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
【第2回】遺伝と環境
発達の先天的要素と後天的要素を取り上げます
【第3回】新生児の能力
赤ちゃんは想像以上の能力を持っています
【第4回】認知の発達
ピアジェの理論を紹介します
【第5回】ピアジェ以外の理論(1)
心の理論など
【第6回】ピアジェ以外の理論(2)
ヴィゴツキーなど
【第7回】言語の発達
言葉はどのように獲得されるのでしょう
【第8回】対人関係の発達
アタッチメント(愛着)理論を中心とします
【第9回】性同一性の発達
男女の性差はどのように育つのでしょう
【第10回】社会性の発達
人への思いやり、正義感などはどのように育つのでしょう
【第11回】青年期の発達課題
自己のアイデンティティーの形成が中心となります
【第12回】成人期の発達課題
伴侶を得ること、仕事をすることなどが課題になります
【第13回】正常な発達
正常な発達は、病的な発達と比較することで明らかになります
【第14回】生涯発達
【第15回】まとめ
これまでの講義のまとめと不足分を補い、発達の全体像を確認します
-
135 -
発達心理学@HH@Developmental Psychology
選択2単位
1年次後期
@@奥井
智一朗
@CODE@k1137303105-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
誕生から青年期までの発達及び学習の過程について学ぶ。教員を志望する受講者にとっては学校教育に、また自らが
「育てる立場」になったときに、それぞれ実践に役立てることのできる知識を習得することが本授業のねらいであり到
達目標である。
〔学習内容〕
@BB@
○基本的に講義形式で授業を行う。
○第5・8・13回の授業時間内で小テストを実施する(成績には直接関係しないが、同様の問題が定期試験にも出
題される)。
○なお以下の2点を履修上の約束事項とする。①指定された時間以外に私語を発さない、2度注意を受けた場合は退
席する(その場合は欠席となる)。②授業開始10分以降入室をしない(事情がある場合の対応方法についてはオリエン
テーション時に説明する)。約束違反の場合、単位を認定しない。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
授業内容のレベル:初学者でも理解できるレベル。しかし、受講する学生は「ただ授業を聞くだけではなく」
、授業
内容を自分自身の現在・過去・未来に「つなげる」努力が必要となる。
関連科目:心理学
準備学習の内容:毎回授業内で指示をする。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
テキスト:『よくわかる発達心理学』,無藤隆・岡本祐子・大坪治彦(編),ミネルヴァ書房.
参考書:授業内で随時紹介する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
①リアクションペーパー45%(授業時間内に毎回提出)
②定期試験55%。
ともに「出せばよい」
、
「受ければよい」ではない、リアクションペーパーは授業内容を自分自身にどれだけ「つなげ
る」ことができているのかについて評価し、定期試験は合格基準点に達しない場合は不合格とする(第1回の授業時に
詳細を説明する)。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
履修上の約束事項についての確認、授業の進め方につい
ての説明。
【第2回】発達心理を学ぶ前に
発達心理を学ぶに際し、
『
「あたりまえ」を疑う』ことにつ
いて、遺伝と環境の影響、生涯発達の視点について学ぶ。
【第3回】赤ちゃん①
胎児期・新生児期の発達について学ぶ。
【第4回】赤ちゃん②
愛着理論、乳児のもつ能力について学ぶ。
【第5回】幼児期①
ピアジェの発達理論、言葉の発達について学ぶ。
小テスト実施
【第6回】幼児期②
フロイトの発達理論、遊びの発達的意味について学ぶ。
【第7回】幼児期③
エリクソンの発達理論、第一反抗期の発達的意味につい
て学ぶ。
【第8回】学習
記憶の働き、
条件づけと観察による学習過程について学ぶ。
小テスト実施
-
【第9回】児童虐待
児童虐待について具体的事例を通して、発達心理学の視
点から考える。
【第10回】発達障害をめぐって①
特別支援教育、自閉症について学ぶ。
【第11回】発達障害をめぐって②
ADHD、学習障害について学ぶ。
【第12回】児童期①
児童期における友達関係について学ぶ。
【第13回】児童期②
コールバーグの道徳性の発達理論、先生との関係につい
て学ぶ。
小テスト実施
【第14回】青年期①
思春期、第二反抗期の発達的意味について学ぶ。
【第15回】青年期②およびまとめ
青年期の発達課題について学ぶ。授業のまとめ
注:本シラバスは予定であり、履修者の興味・関心など
により計画を変更することがある。
136 -
ボランティア論@HH@Theory of Volunteer
選択2単位
1年次後期
@@松浦
哲哉
@CODE@k1146236101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
最近、ボランティアの活動について報道されることが多くなり、関心を持つ人も増えているといわれています。なぜ
なのでしょうか。その背景と意味について学習します。また、ボランティアにはどのような種類があるのでしょうか、
その活動内容、その課題は何か、これらの点についても皆さんと考えてみたいと思います。ボランティアを行うにあた
って必要な知識の習得を目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
テキストに沿いながら、ボランティア活動の多種多様な形態について、講義形式で紹介します。授業中に簡単なレポ
ート作成を2回ほど予定しています。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
ボランティア活動全般に関する入門レベルです。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
【使用テキスト】「ボランティア論」(川村
@DD@
匡由 編著
ミネルヴァ書房
発行)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期時試験の成績
60%
小レポート2回
20%
平常点
20%とし、総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
:授業の目的と内容、授業の進め方・受け方、テキスト説明を実施します。
【第2回】ボランティアの位置づけと活動の沿革
:ボランティアの概念・目的、海外のボランティア活動、わが国のボランティア活動などについて学習します。
【第3回】ボランティア活動の内容
:ボランティアの体系、行財政、課題などについて学習します。
【第4回】社会福祉協議会などのボランティア
:社会福祉協議会によるボランティア活動の意義、沿革、課題などについて学習します。
【第5回】企業・労働組合とボランティア
:企業・労働組合などのボランティア活動の意義、沿革、課題などについて学習します。
【第6回】NPOのボランティア
:NPOという組織とその仕組みその他について学習します。
【第7回】NGOによるボランティア
:NGO活動の意義、沿革、課題などについて学習します。
【第8回】機関ボランティア
:具体例と残された課題について学習します。
【第9回】病院ボランティア
:具体例と活動内容、課題について学習します。
【第10回】地域ボランティア
:具体例と活動内容、課題について学習します。
【第11回】環境ボランティア
:具体例と活動内容、課題について学習します。
【第12回】学校ボランティア
:具体例と活動内容、課題について学習します。
【第13回】災害ボランティア
:具体例と活動内容、課題について学習します。
【第14回】国際ボランティア
:具体例と活動内容、課題について学習します。
【第15回】全体のまとめ
:最近話題となっているボランティアも含めて全体を振り返ります。
-
137 -
レクリエーション論@HH@Theory of Recreation
選択2単位
1年次前期
@@浮田
千枝子
@CODE@k1271100601-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
この授業のねらいは、レクリエーションの基礎理論を学ぶことです。レクリエーションは誰もが持っている「遊びた
い」「楽しみたい」という気持ちに基づくものです。そうした個人にとっての価値と同時に、高齢化や少子化、あるい
は環境問題などの社会的課題に対して、「楽しさ」をテコとしながらその解決を目指す、社会にとっての価値もまた持
っています。この授業では、レクリエーションのこの2つの価値について考えます。
地域社会や福祉の現場、あるいは観光産業などの「楽しみ」を提供する現場において、どのような考え方に基づいて
レクリエーションを展開すればよいのか、レクリエーションの目指す目的は何かについてのしっかりとした考えと理解
をもつことを到達目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
レクリエーションの歴史や理念を踏まえながら、現代社会のさまざまな課題とレクリエーションの関係についてみて
いきます。その際、自分自身の余暇生活や過去の経験、身近なところで見聞きしているレクリエーション活動を手がか
りに考えます。また、レクリエーション・インストラクターをめざす際に必要な、レクリエーション活動や事業の提供
者としての知識、企画力を身につけることもめざします。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
(財)日本レクリエーション協会公認レクリエーション・インストラクター資格取得のための必修科目です。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストは特に使用しない。随時プリントを配布。
【参考書、その他教材】『レクリエーション支援の基礎』
(日本レクリエーション協会)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業時に課すレポート(1回)20%、授業内試験(2回)60%、平常点20%とし、総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
レクリエーション・インストラクター、臨床工学技士、教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回:オリエンテーション
この授業のねらい、すすめ方、資格の説明、レクリエー
ションのイメージの点検など。
第2回:「楽しい」を考えてみよう
どんな時に「楽しい」と感じるのか、楽しさはどこから
生まれるのかを考えます。
第3回:レクリエーションって何?
レクリエーションの基本的理解、語源などについて説明
します。
第4回:レクリエーション運動の歴史
これまでに展開されてきたレクリエーション運動の歴史
を説明します。
第5回:社会の課題とレクリエーション
社会的課題と結びついたレクリエーションの発展過程と
現代社会の課題について説明します。
レポート課題を示します。
第6回:授業内試験
1~5回までの理解度を試します
第7回:試験の返却と解説
前回の試験を返却し、解説します。
第8回:現代社会の課題とレクリエーション
高齢社会、少子化を中心にレクリエーションの役割につ
いて考えます。
レポート提出
-
第9回:レポート課題の発表と評価
レポートの発表を行い、相互に理解を深めます
第10回:レクリエーションの支援・レクリエーション事業
の考え方
レクリエーションによる支援の基本とレクリエーション
事業について説明します
第11回:レクリエーション事業の計画①
対象の理解、事業のつくり方、組み立て方のポイント、
安全対策について説明します。
第12回:レクリエ-ション事業の計画②
事業の計画と運営管理に不可欠な安全対策について学び
ます。
第13回:レクリエーション運動を支える組織とその役割
地域のレクリエーション協会の役割、レク・インストラ
クターの役割を考えます。
第14回:授業内試験
授業全体の理解度を試す授業内試験を行います。
第15回:まとめ
138 -
レクリエーション論@HH@The theory of Recreation
選択2単位
1年次前期
@@久米
秀作
@CODE@k1171100604-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
この講義のねらいは、レクリエーションの基礎理論を学ぶことです。これによって、地域社会や医療・福祉の現場に
おいて、どのような考え方に基づいてレクリエーションを展開すべきか、レクリエーションの目指す目的は何か等につ
いてのしっかりした信念と理解を持つことができます。そして、レクリエーションを必要としている人々に対して、適
切で正しいレクリエーション指導ができるようになるのです。
レクリエーションは、近年では精神的な“癒し”効果としてのセラピー療法の一種としても注目を集めています。また、
リハビリテーションの分野にもレクリエーション要素を取り入れて、リハビリをより安全に楽しく行えるようにとの配慮
もなされるようになりました。このように、人間の根本的欲求である“遊ぶ”という概念を基礎に持つレクリエーション
の理論を学ぶことは、人間行動を対象とした分野の基礎知識として大変有効です。是非、受講してみてください。
〔学習内容〕
@BB@
これまでのレクリエーションは「余暇」とか「単なる遊び」と理解されてきました。しかし、近年のレクリエーショ
ンに対する認識は、人の心を癒したり、明日への活力を生み出す原動力となる方法、というように変化してきています。
そこで、この講義では個人や地域社会にもたらすレクリエーションの影響や医療とレクリエーションとの接点等につい
てお話します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
日本レクリエーション協会公認レクリエーションインストラクター資格取得のための必修科目です。
また、教職課程基礎科目として必修科目になっています。
本講義を受講する学生は、事前にレクリエーション現場でのボランティア活動に従事した経験を持つことが望ましい
ですが、その経験のない学生は事前にどのようなボランティア活動があるのかをインターネット等で調べておくことを
お勧めする。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】「ニューレクリエーションワールド」久米秀作 著 (株)ハイングラフ
【参考書、その他教材】参考書、その他必要教材は、適宜紹介する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
講義期間中及び講義終了後レポートを提出してもらい、これらの成績を総合的に評価し、成績評価とします。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
レクリエーション・インストラクター、臨床工学技士、教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】レクリエーションは遊びですか?
レクリエーションの歴史や本質についてお話します。
【第2回】レクリエーション・フロー
”楽しさ”とは何か、どのようなときに人間は楽しいと
感じるのかについてお話します。
【第3回】レクリエーション・ボランティア
レクリエーション支援活動とボランティアの関連をお話
します。
【第4回】グループ・レクリエーションの魅力
グループ活動の魅力とレクリエーションの活用について
お話します。
【第5回】コミュニケーションから始めよう I
グループ・ワークにおけるコミュニケーションの基礎に
ついてお話します。
【第6回】現場で生かすコミュニケーション・スキル
アイスブレイキングと傾聴スキルについてお話します。
【第7回】レクリエーション活動時の安全対策
レクリエーション活動時の安全対策についてお話します。
【第8回】エクササイズによるヘルスケアの原則
レクリエーション支援活動を通じたヘルスケアの原則に
ついてお話します。
-
【第9回】高齢者に対するヘルスケア支援のポイント
高齢者に対するレクリエーション支援活動の基礎理論に
ついてお話します。
【第10回】イベント企画のの基礎
レクリエーションイベントを企画する際のチェックポイ
ントについてお話します。
【第11回】キッズ・イベントを企画しよう
子供を中心としたイベント企画のポイントについてお話
します。
【第12回】シニア・プログラム
中高年者に対するレクリエーションイベント企画のポイ
ントについてお話します。
【第13回】クラブ組織を立ち上げる
レクリエーション・クラブの運営とマネジメントについ
てお話します。
【第14回】リーダーシップを磨け
レクリエーション・クラブにおけるリーダーの役割につ
いてお話します。
【第15回】授業のまとめ。レポート提出方法の説明。
139 -
レクリエーション実技Ⅰ@HH@recreative sports
選択1単位
1年次前期
@@伊藤
博一
@CODE@k1116722101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
スポーツを通じて体力・運動能力の向上を図る。その中で、昔の外遊びや、レクリエーションに最適なニュースポー
ツにも挑戦する。
〔学習内容〕
@BB@
実技が中心の授業であり、球技スポーツを中心に試合形式で学習する。隔週で、授業開始時にミニ講義を15分程度
実施する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
小学校~高校までに学んできた球技スポーツ、昔の外遊び、ニュースポーツなどの実践により、身体の構造や機能を
正しく理解し、「上手な身体の使い方」を身につける。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】不要。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業点80%(授業への参加態度などから総合的に評価)
達成度20%(体力・運動能力の向上度合いを個別に評価)
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
レクリエーション・インストラクター、臨床工学技士、教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
オリエンテーション
【第2回】
ミニ講義①~上肢のアライメントとは~、球技スポーツの実践(バレーボール)
【第3回】
球技スポーツの実践(バレーボール)
【第4回】
ミニ講義②~下肢のアライメントとは~、球技スポーツの実践(バレーボール)
【第5回】
球技スポーツの実践(バレーボール)
【第6回】
ミニ講義③~現代の子供たちの外遊びについて~、球技スポーツの実践(バドミントン)
【第7回】
球技スポーツの実践(バドミントン)
【第8回】
ミニ講義④~現代の子供たちの体力・運動能力について~、球技スポーツの実践(バドミントン)
【第9回】
球技スポーツの実践(バドミントン)
【第10回】
ミニ講義⑤~メンコの有効性について~、球技スポーツの実践(バスケットボール)
【第11回】
球技スポーツの実践(バスケットボール)
【第12回】
ミニ講義⑥~真下投げの有効性について~、球技スポーツの実践(バスケットボール)
【第13回】
球技スポーツの実践(バスケットボール)
【第14回】
ミニ講義⑦~心臓震盪とは~、球技スポーツの実践(選択)
【第15回】
講義、事後指導
-
140 -
レクリエーション実技Ⅱ@HH@recreative sports
選択1単位
1年次後期
@@伊藤
博一
@CODE@k1116722101-02
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
スポーツを通じて体力・運動能力の向上を図る。その中で、昔の外遊びや、レクリエーションに最適なニュースポー
ツにも挑戦する。
〔学習内容〕
@BB@
実技が中心の授業であり、球技スポーツを中心に試合形式で学習する。隔週で、授業開始時にミニ講義を15分程度
実施する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
小学校~高校までに学んできた球技スポーツ、昔の外遊び、ニュースポーツなどの実践により、身体の構造や機能を
正しく理解し、「上手な身体の使い方」を身につける。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】不要。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業点80%(授業への参加態度などから総合的に評価)
達成度20%(体力・運動能力の向上度合いを個別に評価)
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
レクリエーション・インストラクター、臨床工学技士、教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
オリエンテーション
【第2回】
ミニ講義①~上肢のアライメントとは~、球技スポーツの実践(バレーボール)
【第3回】
球技スポーツの実践(バレーボール)
【第4回】
ミニ講義②~下肢のアライメントとは~、球技スポーツの実践(バレーボール)
【第5回】
球技スポーツの実践(バレーボール)
【第6回】
ミニ講義③~現代の子供たちの外遊びについて~、球技スポーツの実践(バドミントン)
【第7回】
球技スポーツの実践(バドミントン)
【第8回】
ミニ講義④~現代の子供たちの体力・運動能力について~、球技スポーツの実践(バドミントン)
【第9回】
球技スポーツの実践(バドミントン)
【第10回】
ミニ講義⑤~メンコの有効性について~、球技スポーツの実践(バスケットボール)
【第11回】
球技スポーツの実践(バスケットボール)
【第12回】
ミニ講義⑥~真下投げの有効性について~、球技スポーツの実践(バスケットボール)
【第13回】
球技スポーツの実践(バスケットボール)
【第14回】
ミニ講義⑦~心臓震盪とは~、球技スポーツの実践(選択)
【第15回】
講義、事後指導
-
141 -
メディアと教育@HH@Instructional Media and Education
選択2単位
1年次後期
@@赫多
久美子
@CODE@k1116745102-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
多様な教授メディアの特性を知り、授業において適切な教授メディアを選択し、効果的に活用することができるよう
になることを目指します。
また情報技術の発展によって生じた様々な社会問題に関心をもち、セキュリティーや著作権、情報モラルに関連した
適切な指導ができるようになることを目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
我が国では戦後、「視聴覚教育」の普及とともに、教授メディアが積極的に活用されるようになりました。近年本格
的に学校教育に導入された情報機器やネットワークを中心に、多様な教授メディアに関する基礎的な知識やその操作・
活用方法について講義します。
また、コンピュータ、携帯電話などの情報機器が子どもたちの学びと生活にどのような影響を与えているか、社会に
どのような問題をもたらしているかについてディスカッションし理解を深めます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
学校教育や情報化社会に関連するニュース等に興味関心があれば十分理解できる内容です。
毎回、15分程度で終わる簡単な課題を出題します。次の講義で、各自が調べたたり考えてきた内容を発表し、話し
合う時間を設定します。各自が問題意識を持って積極的な発言をすることを期待します。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】毎回の授業において、必要に応じて資料を配布します。
【参考書、その他教材】必要に応じて紹介します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
毎回の授業内提出物及び学習への参加態度40%、定期試験60%
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目、司書教諭、学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】 オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方について説明します。
共に学ぶ仲間との face to face のコミュニケーションに
ついて考えます。
【第2回】 メディアとは
「メディア」とは何か、どのようなものが「メディア」
なのかを確認します。
人に何かを伝えるためには、大切にしなければならない
ことについて考えます。
【第3回】 「文字」の機能について
文字の歴史と機能について講義します。
筆記による伝達の演習を通し、文字によるコミュニケー
ションについて考えます。
【第4回】 記録メディアについて
人類はどのようなメディアに情報を記録してきたのか、
その歴史について講義します。
最近のメディアに関する話題から問題提起し、グループ
ディスカッションを行います。
【第5回】 プライバシーの権利について
ネットワーク時代のプライバシーの権利について講義し
ます。
最近のメディアに関する話題から問題提起し、グループ
ディスカッションを行います。
【第6回】 新聞の教育的活用について
教育の現場で新聞がどのように活用されているかについ
て講義します。
情報入手手段としてのインターネットなど電子メディア
と新聞や雑誌等の紙媒体を比較し、その使い分けについて
考えます。
【第7回】 肖像権について
ネット社会における肖像権について講義します。
どのような場合に肖像権の侵害となるのか、具体例を挙
げながら考えます。
-
【第8回】 ID について
ネット社会における ID、個人認証について講義します。
「なりすまし」の被害に合わないための ID やパスワー
ドの管理について考えます。
【第9回】 子どもとテレビについて
子どもとテレビやビデオに関連する問題について講義し
ます。
テレビとの付き合い方について考えます。
【第10回】 子どもとコンピュータについて
戦後、教育の中にどのようなメディアが取り入れられて
きたのか、その変遷について講義します。
現在の学校にはどのような情報機器・ネットワークが導
入され活用されているか概要を説明します。
【第11回】 インターネットと教育について
インターネットの歴史及び、学校教育へのインターネッ
ト導入が子どもの「学び」にどのような影響を及ぼしてき
たかについて講義します。
【第12回】 ネットワーク社会がもたらした諸問題と学校
における対策(1)
携帯電話や携帯ゲーム機等、ネットワークに接続できる
環境で、子どもがさらされている危険について講義します。
ネチケットや子どもたちをトラブルから守る方法につい
て考えます。
【第13回】 ネットワーク社会がもたらした諸問題と学校
における対策(2)
著作権とは何かについて講義します。
【第14回】 ネットワーク社会がもたらした諸問題と学校
における対策(3)
ネット上のいじめ、携帯電話・ネット依存について講義
します。
最近の著作権に関連した話題から問題提起し、グループ
ディスカッションを行います。
【第15回】 まとめ
授業のまとめと補足をします。
142 -
生涯学習論@HH@Outline of Lifelong-integrated Learning
選択2単位
1年次前期
@@渡部
蓊
@CODE@k1171101502-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
生涯学習の提唱の意義、生涯学習の観点から、学校教育や学校教育制度、社会教育の変化、それらの動向などについ
ての理解を深めることがねらいです。生涯学習は、現在の教育の最も基本的な理念です。かつ、この科目は、社会教育
主事、図書館司書などの資格を得る際の必須科目です。教員免許状の取得、教員採用試験の合格のレベルの知識の習得、
理解および社会教育主事、図書館司書の資格の取得レベルが到達目標となります。したがって、かなり高度になります。
〔学習内容〕
@BB@
生涯学習の意義、国内外における生涯学習の提唱、学習者の特性と学習の継続発展、生涯学習と家庭教育、生涯学習
と学校、学校教育の発展と学校観、生涯学習社会における初等中等教育・高等教育、生涯学習と社会教育、生涯学習社
会における各教育機能相互の連携と体系化、生涯学習社会の学習システム、生涯学習関連施策の動向、社会教育の意義、
社会教育と社会教育行政、社会教育の内容、社会教育の方法・形態、社会教育指導者、社会教育施設の概要、学習情報
提供と学習相談の意義、学歴・資格、雇用環境の変化、変化する社会と自己啓発の必要性などを内容とます。なお、
「社
会教育主事講習等規程(昭和26年文部省令12号)」を参照してください。
「生涯学習」は、柔軟性・流動性へのパスポートといわれます(ケルン憲章)。その生涯学習についての概論的な説
明が中心です。が、適宜、質問をします。また、課題についての説明を求めることがあります。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
生涯学習は、学校教育、社会教育、自己啓発と関わりますので、それらに関する基礎知識が必要です。また、学習者
の主体性が基盤です。自己のキャリアプランと関わりを持たせてください。生涯学習は、教育政策の基本的な理念です
(教育基本法3条参照)。学校教育の分野では、この理念を具体化するかたちで展開されている部分がありますから、
学校制度、教育制度についての基本的な知識を有していることが必要です。資格取得の科目ですから、授業内容は、か
なり高度です。
生涯学習の理念は、学校教育、社会教育、家庭教育を通じてですから、教員免許状の取得に関わる科目と関連があり
ます。かつ、この科目は、社会教育主事、図書館司書などの資格を得る際の必須科目ですから、その資格を得るに必要
な学習との関わりに留意してください。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】渡部 蓊 『概説 教育法規・教育行政』
(協同出版 2011.4)
【参考書、その他教材】参考書、関係の法令・資料などは、適宜、授業のなかで紹介します。自己のキャリアプランと
の関わりで、適切な資料・文献を自ら選ぶことも重要です。政策の方向性を知るためには、中央教育審議会の答申、ま
とめなどに関心を払ってください。生涯学習、社会教育に関する法令、資料を収録したものとしては、生涯学習・社会
教育行政研究会編集『生涯学習・社会教育行政必携(平成24 年版)』(第一法規 2011.7)があります。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験で評価します。が、授業中の質問・課題への応答、教職課程履修カルテの記載内容を加味することがありま
す(単位の不認定もあります)。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科又は教職に関する科目、司書、学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
次の計画は、一応の目安です。履修の学生の人数・状況
によって変えることがあります。
[第1回]授業開設の趣旨と授業の進め方
[第2回]生涯学習とは何か
[第3回]ユネスコにおける生涯学習の提唱
[第4回]OECD における生涯学習の提唱
[第5回]我が国における生涯学習の提唱(1)
[第6回]我が国における生涯学習の提唱(2)
[第7回]学校教育の発展と学校観・学校教育の限界論
-
[第8回]学歴社会・資格社会、雇用環境の変化(1)
[第9回]学歴社会・資格社会、雇用環境の変化(2)
[第10回]生涯学習社会と初等中等教育
[第11回]生涯学習と高等教育(1)
[第12回]生涯学習と高等教育(2)
[第13回]生涯学習と社会教育(1)
[第14回]生涯学習と社会教育(2)
[第15回]まとめと補足
143 -
地域生涯学習論@HH@Life Long
選択2単位
Learning in Community
1年次後期
@@横田
雅史
@CODE@k1171101402-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
地域を中心とする生涯学習の理論と実際、その歴史と政策、その条件整備(制度、施設、設備の設置と運営等)、そ
の企画や運営と活動等について紹介し、それに主体的に参加するためにはいかにすべきかを考察する。その際、学校教
育との関連、環境教育、町おこし、都市計画、ジェンダーの視点をも取り入れていく。
〔学習内容〕
@BB@
地域生涯学習の理論と実際、その歴史、地域生涯学習のための施設(公民館、図書館、博物館、美術館、スポーツ文
化施設、子ども施設、及び地域の諸学校)それらの連携、地域における諸活動、リカレント教育とそれらへの主体的参
加について学びます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
専門科目のレベルであり、「生涯学習論」と関連しています。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
【使用テキスト】生涯学習社会
@DD@
讃岐幸治・住岡英毅編著
ミネルヴァ書房
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績
80%、授業内容の成績(20%)とし、総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科又は教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
地域生涯学習の意義
【第2回】
リカレント教育
【第3回】
生涯学習社会における学校教育の対応
【第4回】
生涯学習社会のなかの社会教育
【第5回】
生涯学習社会における生涯現役
小レポートを行います。
授業終了時にレポート課題を提示し、次回講義開始時
に提出すること
【第6回】
公民館、図書館、博物館、美術館の活用
小レポートを行います。
授業終了時にレポート課題を提示し、次回講義開始時
に提出すること
【第7回】
生涯学習社会と社会的課題 「世界の現状」
-
【第8回】
生涯学習社会と社会的課題 「我が国の現状」
【第9回】
生涯学習社会と社会的課題 グローバルな社会の生き方
小レポートを行います。
授業終了時にレポート課題を提示し、次回講義開始時
に提出すること
【第10回】
生涯学習社会と人権教育
【第11回】
生涯学習社会の支援体制 ネットワーク行政の推進
【第12回】
生涯学習社会とボランティア ボランティアの意義
【第13回】
生涯学習社会とボランティア ボランティアの種類
【第14回】
生涯学習社会の理論的背景 教育の考え方
【第15回】
生涯学習社会の理論的背景 今後の課題
144 -
プレゼンテーション技法@HH@Presentation Skills
選択2単位
1年次前期
@@惠
晋一
@CODE@k1190057301-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
何かの企画を訴求したいとき、どんな姿で、どのような声の大きさで、どのような表情で話せば相手が納得してくれ
るのでしょうか? 就活で企業の面接を受ける時、あなたは質問の内容を考え、回答を準備するでしょう。でも、どこ
を見て話せばいいのでしょうか? どんな姿勢で話せばいいのでしょうか? 大勢の人前で話すとき、ステージの中央
までどのように歩いていけば人々の関心と信頼を得られるのでしょうか?
日本では長い間プレゼンテーションに関わる実践的な教育が行き届いていませんでした。この授業では現代人の一般
教養として複数の人を対象としたコミュニケーションスキルを学びます。
到達目標は、人前で堂々と話せるようになり、きちんとアイコンタクトを取れるようになることです。
〔学習内容〕
@BB@
一般にプレゼンテーションの勉強では「内容の組み立て方、まとめ方」から始めることが多いのですが、この授業で
はプレゼンターとしての初歩的なスタイル(目線、歩き方、声の出し方、姿勢など)を身につけます。
1. アイコンタクトで聴衆とコミュニケーションする。
2. 話し方、服装、態度をどのように工夫するのか。
プレゼンテーションは知識だけではうまくいかないものです。大勢の前でプレゼンテーションするという経験、場数
が大切になりますのでワークショップ形式で行います。
自分自身のプレゼンテーションを客観的に見るためにビデオ撮影を行います。
コンピュータを利用したプレゼンテーションツール(パワーポイントなど)の使い方を学ぶわけではありません。た
だし、それらの機器を使用する際の初歩的な注意点は講義します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
コミュニケーションスキルを学ぶことがねらいですから、話す内容については身近なテーマや理解しやすいテーマを
設定します。
人前で話をするのには多少の勇気が必要です。人前で話したいけれど苦手だという人は少しだけ勇気を持って履修し
てください。
きっと先々の就職活動やそれ以後の仕事に役立ちます
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
【使用テキスト】
@DD@
特にありません
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
プレゼンテーション、コミュニケーションへの熱意と、実際のプレゼンテーションで評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
・授業に関してのオリエンテーション
・一般的なプレゼンテーション概要解説
【第2回】ワークショップ
・1対1のアイコンタクトについて
プレゼンテーション、ディスカッション
【第3回】ワークショップ
・1対多のアイコンタクトについて
プレゼンテーション、ディスカッション
【第4回】ワークショップ
・人前に立つときの姿勢・立ち位置について
プレゼンテーション、ディスカッション
【第5回】ワークショップ
・人前に立つまでの歩き方について
プレゼンテーション、ディスカッション
【第6回】ワークショップ
・表情について
プレゼンテーション、ディスカッション
【第7回】ワークショップ
・ボディランゲージについて
プレゼンテーション、ディスカッション
【第8回】ワークショップ
・声の大きさ、抑揚について
プレゼンテーション、ディスカッション
【第9回】ワークショップ
・短い話の組立方について
プレゼンテーション、ディスカッション
【第10回】ワークショップ
・長い話の組み立て方について
プレゼンテーション、ディスカッション
【第11回】ワークショップ
・聴衆の特徴について
プレゼンテーション、ディスカッション
【第12回】ワークショップ
・人数による会場の環境設定について
プレゼンテーション、ディスカッション
【第13回】ワークショップ
・PC を使用する場合の環境設定について
プレゼンテーション、ディスカッション
【第14回】ワークショップ
・PC でのプレゼンテーション設計について
プレゼンテーション、ディスカッションン
【第15回】ワークショップ
・まとめのプレゼンテーション
-
145 -
教育相談@HH@Educational Counseling
選択2単位
2年次後期
@@小保方
稔子
@CODE@k1190239602-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
社会の急激な変化の影響を最も敏感に受けているのは子どもたちであるといえるでしょう。子どもたちの心と身体は
急速に変化しています。不登校やいじめの問題、いわゆる「キレる」子どもの問題、非行や暴力の問題等、子どもをめ
ぐる様々な問題が起きています。
子どもの健全な発達にとって、まず、子どもを理解し、子どもの自主性をはぐくみ、援助することが重要です。今、
教育相談にそれが一層求められています。
今日の教師にとって、教育相談に関する高い専門性と優れた実践力を持つことが必須です。教育相談は、今日の教育
にとって重要な鍵を握っています。これらを踏まえ、本講義では、教育相談の治療的側面だけでなく、予防的、開発的
側面をも重視し、学んでいくことが目的です。
〔学習内容〕
@BB@
教育相談を理解するために、まず、学校の現状、子どもたち(児童・生徒)の現状、教育相談の現状とあり方を学び
ます。できる限り事例などを紹介しながら、教育相談の実際をイメージできるようにし、教育相談に必須であるカウン
セリングや心理学の知識も同時に学んでいきます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
心理学、教育、保育に関する科目と関連します。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 テキストは、特に指定しません。
【参考書、その他教材】 必要なプリントや資料は適宜配布します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験70%、平常点(レポート等)30%として総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】 授業の目的と内容、授業のすすめ方についてのガイダンス
【第2回】 教育相談とは
教育相談の開発的、予防的、治療的側面について
【第3回】 生徒指導と教育相談
生徒指導と教育相談との関係について
【第4回】 スクールカウンセラーの役割
スクールカウンセラーの教育相談における役割について
【第5回】 カウンセリングと教育相談
教育相談におけるカウンセリングの方法について
【第6回】 子ども理解の方法
その1
発達に関する心理学的基礎知識
【第7回】 子ども理解の方法
その2
自己理解に関する心理学的基礎知識
【第8回】 子ども理解の方法
その3
さまざまな問題行動の意味について
【第9回】 不登校の理解と対応 その1
【第10回】 不登校の理解と対応 その2
【第11回】 いじめの理解と対応
【第12回】 非行の理解と対応 その1
【第13回】 非行の理解と対応 その2
【第14回】 発達障害の理解と対応
【第15回】 まとめ
-
146 -
心理学@HH@General Psychology
選択2単位
1年次前期
@@長谷川
栄子
@CODE@k1136115102-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
心理学は自然科学を手本として実証主義的にその理論を作ってきました。しかし多くの専門分野に分かれ、統合され
た全体としての人そのものへの理解がしづらくなったようにも思えます。本授業では心理学のおもだった分野の代表的
な理論を取り上げ、その理論が構成された実験や観察、調査結果や事例、それらに基づく考察を振り返りながら進めま
す。このことにおいて人とは何かを理解し、ひいては自分自身の理解、他者の理解に役立と考えます。
〔学習内容〕
@BB@
心理学の膨大な研究を全てカバーすることはできませんので、
「生物としての人」
「表象;知覚・記憶」
「行為の理由」
「私とは誰のことか」「愛・対人関係」「人の成長」「心の病」という分野を設け、理論を紹介します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
心理学の基礎を学びます。心理学を専門としない学生にも理解できる入門レベルです。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】長谷川寿一・東條正城・大島尚・丹野義彦・廣中直行 著「はじめて出会う
閣アルマ を使用します。その他必要に応じて、配布資料を準備します。
心理学
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末試験1回と授業態度で評価する予定ですが、場合によっては小テストも検討しています。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
授業の目的、内容、授業の進め方、成績評価の方法について説明します。
【第2回】生物としての人
【第3回】知覚
【第4回】記憶
【第5回】学習
【第6回】無意識
【第7回】価値
【第8回】権威への服従
【第9回】意思決定
【第10回】パーソナリティ
【第11回】対人関係
【第12回】人の成長
【第13回】心の病①
【第14回】心の病②
【第15回】まとめ
これまでの講義のまとめと不足分を補います。
-
147 -
改訂版」有斐
人間関係論@HH@
選択2単位
1年次後期
@@吉田
武
@CODE@k1116719101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
[授業のねらい]
人は毎日多くの人々とのかかわり持ちながら生活し、
コミュニケーションをし、
またいろいろな影響を受けながら日々
の生活を通して人間形成を図っている。しかし、社会の変化に伴って人と人との心のふれあいは稀薄になり、さまざま
な問題を引き起こしている。現代は改めて人間関係とは何かが問われているが、学校教育の立場からこの問題を探り今
後の教育活動の在り方を模索する。
[到達目標]
①学校教育における人間関係づくりの問題点を探る
②よりよい人間関係づくりのための方策について理解する
③学校現場で起きている人間関係の問題と対策について理解する
〔学習内容〕
@BB@
今、学校現場で起きている様々な問題の多くは、人間関係に起因していることが多いが、これからの社会を豊かに生
きていくためには、よりよい人間関係づくりができる子どもを育てていくことが重要であることを具体的な資料や実践
例を通して探る講義を行う。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
準備学習:毎日の新聞に掲載されている教育問題に興味や関心を持ち、記事等の理解と資料の収集に努める。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】・毎時間資料を配布する
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験(70%)
受講レポート(3回30%)振り返りレポート1回.問題事例毎の受講レポート2回で総合的に評価する
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
「第1回」オリエンテーション 授業計画と学習内容、授業の進め方、受講レポートと評価
「第2回」学校教育と人間関係の問題を探る①社会の変化と子ども
「第3回」学校教育と人間関係の問題を探る②発達的な問題と子ども
「第4回」生活者の求める学力問題 ~実社会で必要な人間関係~
「第5回」よりよい人間関係づくりができる子どもを育てる
「第6回」人間関係力を育てるプログラム
「第7回」人間関係力を育てる学級の取り組み
「第8回」無縁社会の現実と問題
「第9回」振り返りレポートの作成
「第10回」学校教育に見られる人間関係の問題①「モンスターペアレントの実像」
「第11回」なぜモンスターペアレントは誕生するのか
「第12回」学校教育に見られる人間関係の問題②「いじめと不登校問題」
「第13回」学級崩壊と暴力行為問題への対応
「第14回」学校教育に見られる人間関係の問題③「IT化の進展と人間関係について」
「第15回」まとめ
-
148 -
介護概論@HH@
選択2単位
1年次後期
@@伊集院
朋子
@CODE@k1116720101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
【授業のねらい】
わが国は世界有数の長寿国であり、65才以上の高齢者が総人口の20%を占め、75才以上の後期高齢者が150
万人を超える超高齢社会です。要介護高齢者の増加による介護問題を明確にし、福祉専門職が求められている介護福祉
の知識・技術を理解する。
【到達目標】
介護の概念・理念や介護技術、介護予防の考え方などの理解を目標にしている。
〔学習内容〕
1
2
3
4
5
6
7
@BB@
要介護高齢者の介護ニーズを知る
介護の概念を知る
介護援助の過程を知る
介護援助方法を知る
終末期ケアを知る
認知症ケアを知る
介護予防について知る
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
高齢者の生活と生活を支える福祉制度について学ぶ「高齢者に対する支援制度と介護保険制度」と、高齢者の生活と
密接に関係している健康について学ぶ「人体のしくみと機能」
、医療や介護が提供される社会的システムについて学ぶ
「保健医療サービス」などの科目と関連がある。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】第1回の講義において、テキスト等について説明する。参考文献はその都度説明をする。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績を基本とし、随時実施する小テスト・レポートの結果、受講態度等総合的に評価する。具体的な評価
基準については、講義の中で説明する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第
第
1回
2回
第
3回
第
4回
第
5回
第
6回
第
7回
オリエンテーション
授業の目的と内容、授業のすすめかたと受
け方、テキストなどについて説明
少子高齢社会・後期高齢者の増加の実態や
要介護高齢者の現状など
介護の歴史
介護の概念
理念や原則、専門性、職業倫理など
要介護者の理解
高齢者の心身の特性、老化など
要介護者の理解
疾患、障害について
介護援助の過程
介護援助の流れ、ケアマネジメント
介護援助方法①
基本となる技術
介護援助方法②
生活環境を整える技術
-
第
8回
第
9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
149 -
介護援助方法③
身辺介護技術
介護援助方法④
身辺介護技術
介護援助方法⑤
社会生活維持に必要な技術
介護援助方法⑥
医療との連携等
終末期ケア
死生観、ホスピス・ケア、高齢者施設での
終末期ケア
認知症ケア
認知症の理解、認知症ケア
介護予防
リハビリテーション、介護予防
まとめ
図書館情報Ⅰ@HH@Introduction to Librarianship
選択2単位
1年次前期
@@笹川
統
@CODE@k1190312201-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
図書館の基本理念・歴史、図書館を取り巻く法制度、図書館の現状と課題、図書館をとりまく状況、これからの図書
館のあり方など全般を解説し、基礎的知識を習得してもらいます。これにより図書館情報サービスの全体像をつかみ、
それをもとに図書館情報サービスの社会的役割と存在意義についても考えてもらい、図書館情報学全般についての基礎
を理解してもらいます。
本講受講により図書館情報学とは何か、ライブラリアンシップとは何かを理解し、図書館情報学の基礎の基礎を身に
付けてもらうことを到達目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
図書館の機能や社会における意義、役割について理解してもらいます。その上で、図書館の歴史と現状を学修すると
ともに、館種別の図書館,図書館職員の役割と資格、類縁機関との関係,今後の課題と展望等を学びます。
講義中心に行いますが、図書館情報学は実学であるという観点から大学附属図書館、地域の公共図書館などの現場に
足を踏み入れ、見学、調査、レポートの作成、そのレポートに基づいた討議なども計画します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
司書資格取得希望者は、司書としての基礎の基礎を本科目で習得してもらいますので、まず最初に本科目を履修して
ください。
司書資格取得希望者でない場合でも大学そして生涯学習を進める上での有効な知識が得られますので出来る限り1・
2年次に履修することを薦めます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
現代図書館情報学シリーズ 1
【使用テキスト】高山正也ほか著
『図書館概論』 樹村房
【参考書、その他教材】(1) 日本図書館情報学会用語辞典編集委員会
『図書館情報学用語辞典』 第3版 丸善
(2) 今 まど子著 『図書館学基礎資料 第十版』 樹村房
(3) その他、授業の中で都度、指示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
平常点・レポート2回(50%)、定期試験(50%)で総合評価します。
なお、授業の中で理解度確認の為、小レポートの作成や試験を実施し、平常点に加えます。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科又は教職に関する科目、司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
下記の項目を中心に進めて行きますが、受講者の数、興味により順番の前後、新しい項目の追加など内容の変更もし
ます。
【第 1回】ガイダンス、図書館の意義と役割
【第 2回】図書館の構成要素と機能
【第 3回】図書館職員の役割と資格
【第 4回】図書館の現状と動向
【第 5回】公共図書館と利用者のニーズ
【第 6回】学校図書館と利用者のニーズ
【第 7回】大学図書館と利用者のニーズ
【第 8回】国立図書館と利用者のニーズ
【第 9回】図書館の社会的意義(ユネスコ公共図書館宣言、地域社会と図書館等)
【第10回】知的自由と図書館(図書館の自由に関する宣言等)
【第11回】世界の図書館の歴史
【第12回】日本における公立図書館の成立と展開
【第13回】図書館と類縁機関・関係団体
【第14回】図書館を支える諸学問
【第15回】図書館の将来、総まとめ
-
150 -
図書館情報Ⅱ@HH@Library Management
選択2単位
1年次後期
@@笹川
統
@CODE@k1190312301-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
図書館の活動は、一般にサービスの側面が注目されますが、それを支えているのは制度、経営であり、その運用はサ
ービスの質に直結します。そのために本講義では、制度、経営にかかわる基本的事項を理解することを目標とします。
公共図書館および他の館種に影響を与える各種法律や、世界・国・地方公共団体レベルの図書館政策、公共施設とし
ての図書館のあり方、図書館の人的資源・物的資源、財政と予算、サービス計画と経営戦略、経営評価、PFI・指定管
理者等の外部委託による運営方法など、図書館の経営に必要な知識について講義形式で解説を行います。図書館に関す
る法律、関連する領域の法律、図書館政策、図書館経営の考え方、職員や施設等の経営資源、サービス計画、予算の確
保、調査と評価、管理形態等について理解することを目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
法律、基準、政策等、主に中央政府レベルの制度を学習した後に、図書館の人的資源、組織、計画、予算等、主に個々
の図書館の経営について学びます。さらに、制度と経営の両方に関係する分野として、自治体における図書館の組織的
位置づけ、各種計画、予算編成等についても理解を深めてもらいます。講義中心に行いますが、図書館の現場を理解し
てもらう為、図書館見学、調査を実施し、レポートの作成もしてもらいます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
本科目は、司書資格取得のための必修科目ですが、必修科目中の最上層科目の位置付けとなりますので、「図書館概
論(図書館情報1)」、「図書館情報資源概論(図書館資料論)」、「図書館サービス論」、「情報サービス論」(概説)と並行履修
または、先修した後に受講してもらうと理解しやすくなります。
司書資格取得に興味ない学生でも「経営手法」に興味ある学生は履修すると有効な実践的知識を習得することが出来
ます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】薬袋秀樹ほか著 現代図書館情報学シリーズ2
『図書館制度・経営論』 樹村房
【参考書、その他教材】(1) 日本図書館情報学会用語辞典編集委員会
『図書館情報学用語辞典』第3版 丸善
(2) 今 まど子著 『図書館学基礎資料 第十版』 樹村房
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
平常点・レポート2回(50%)、定期試験(50%)で総合評価します。
なお、授業の中で理解度確認の為、小レポートの作成や試験を実施し、平常点に加えます。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科又は教職に関する科目、司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
下記の項目を中心に進めて行きますが、受講者の数、興味により順番の前後、新しい項目の追加など内容を変更する
こともあります。
【第 1回】ガイダンス、図書館制度の概観
【第 2回】図書館法
【第 3回】他館種の図書館に関する法律等
【第 4回】図書館サービス関連法規
【第 5回】世界・国レベルの図書館政策
【第 6回】地方公共団体レベルの図書館政策
【第 7回】図書館の公共性
【第 8回】公共施設としての図書館のあり方
【第 9回】図書館の人的資源と組織
【第10回】図書館の物的資源
【第11回】図書館の財政と予算
【第12回】図書館のサービス計画と経営戦略
【第13回】図書館の経営評価
【第14回】図書館の管理形態の多様化(PFI)、
ベストプラクティス発表
【第15回】図書館の管理形態の多様化(指定管理者制度)、総まとめ
*留意事項
本講義は、図書館情報関係科目をある程度、先修してからでないと理解が難しい面もありますので注意してください。
-
151 -
博物館情報Ⅰ(概論)@HH@Introduction to Museum Studies
選択2単位
1年次前期
@@小森
精一
@CODE@k1190311501-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
博物館は情報化社会における創造と発信の場としてダイナミックに変貌を遂げようとしています。そしてまた、生涯
学習における中心的拠点としても、博物館の持つ役割はますますその重要度を増しています。
この講義では「博物館とはどのようなところか」という基礎的知識を習得の第一のねらいとし、博物館の機能や役割,
博物館で働く学芸員(博物館の専門職)の仕事について学習します。
基本的な点から解説をはじめ、博物館(博物館・美術館・動物園・など)の活動について具体的な学習をします。そ
して現在の博物館の機能と目的を地域社会との関わりや生涯学習の視点から学びます。
また世界と日本の博物館の歴史をたどり、博物館の意義と役割を考え、これからの博物館の機関としての姿を描きま
す。
(学芸員資格を取得しない学生でも、やる気のある者は受講を歓迎する)
〔学習内容〕
@BB@
この講義では博物館学をもとに、博物館がどのような施設をもち、どのような活動をする機関なのか、どのような社
会的使命を担っているのか、その存在理由は何か、そこに勤務する者の業務内容は、といった諸問題の解明を課題とし、
博物館という施設そのものを研究対象としてその本質を究明します。
講義は参考資料を配布し、これを中心に講義をすすめます。また随時、ビデオなどを使用して理解を深めます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
関連科目:生涯学習論 ・博物館資料論(博物館情報 II(資料))・ 博物館情報 III (経営・情報) ・博物館実習
準備学習:自主的な博物館・美術館への訪問。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【参考書、その他教材】◇ プリントを配布する。
◇ テキスト:学芸員資格の履修を希望する学生は「博物館学」の教科書として
「新編 博物館学」倉田公裕、矢島國雄著 東京堂出版
【参考書、その他教材】◇ 「博物館概論」 大堀 哲 (編集)
出版社: 学文社
◇ 「博物館を楽しむ」 川那部浩哉 岩波書店
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験成績はレポート(博物館見学・調査研究レポート)
、また講義中の小レポートにより評価。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科又は教職に関する科目、学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
博物館学とはなにか(理念、目的)
【第2回】
博物館学と周辺科学
【第3回】
博物館の内容
【第4回】
博物館の目的、機能
【第5回】
博物館の分類
【第6回】
博物館関連法規
【第7回】
生涯学習と博物館
【第8回】
博物館の歴史(ヨーロッパ)/ルーヴル美術館・大英博
物館
-
【第9回】
博物館の歴史(アメリカ)/ボストン美術館・メトロポ
リタン美術館
【第10回】
博物館の歴史(日本)/正倉院について
【第11回】
博物館の歴史(日本)/正倉院の絵画、工芸品
【第12回】
博物館の歴史(日本)/正倉院の伎楽面
【第13回】
博物館の歴史(日本)/室町時代~江戸時代
【第14回】
博物館の歴史(日本)/東京国立博物館
【第15回】
博物館の見学・調査
152 -
博物館情報Ⅱ(資料)@HH@Museology Ⅱ(Museum materials)
選択2単位
1年次後期
@@佐藤
剛
@CODE@k1190311701-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
ねらい:博物館における資料の種類・収集方法・保存管理・研究管理に関する知識と技術を習得する.
到達目標:学芸員資格を取得するのに必要な博物館資料に関する基礎的能力の修得.
〔学習内容〕
@BB@
博物館で扱う資料にはどんなものがあるのか,資料をどのように収集,分類,保存し,そして展示していくのか学習
していく.また,自然・人文系博物館における資料をもととした調査研究について理解するとともに,複製手法の実践・
講義外に行う博物館見学をもとにした学生による課題研究発表を通し,学芸員資格を取得するにふさわしい基礎能力を
身につけていく.
・休日を利用した博物館見学をおこなう予定である.
・受講生には博物館学に関する課題に対し,授業中にプレゼンテーションをしてもらう.
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
レベル:原則として,博物館情報Ⅰの単位を修得しておくこと.また,学芸員資格取得を目的としているので,授業に
対する高いやる気を求める.
関連科目:博物館情報Ⅰ(概論)(博物館概論),博物館情報Ⅱ(資料)
(博物館資料論),博物館実習
準備学習:博物館情報Ⅰの復習をするとともに,自主的に博物館・美術館を訪問してほしい.
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】プリントを配布する.
【参考書、その他教材】「概説博物館学」全国大学博物館学講座協議会西日本部会編,芙蓉書房
「博物館資料論」加藤有次ほか編,雄山閣出版
※上記参考書はメディアライブラリーセンターで所蔵している.
※この他は授業で適宜紹介する.
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績
70%,授業内の試問・試験
30%とし,総合して評価する.
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科又は教職に関する科目、学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション・博物館資料論とはなにか
【第2回】博物館における資料の意義
【第3回】資料の種類(直接資料・間接資料)
【第4回】資料の収集方法
【第5回】資料の分類と整理方法
【第6回】資料の登録方法と目録作成
【第7回】資料の収蔵方法
【第8回】資料の保存処理
【第9回】資料の展示方法
【第11回】資料の活用方法
【第12回】科学系博物館における資料の調査研究
【第13回】歴史系博物館における資料の調査研究
【第14回】資料(アンモナイト)複製
【第15回】学生による課題研究発表と指導
【第16回】学生による課題研究発表と指導
-
153 -
博物館情報Ⅲ(経営・情報)@HH@Museum Information III (Management and information)
選択2単位
2年次後期
@@小森
次郎
@CODE@k1116768101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
博物館を管理・運営するには,適切な組織や財源が必要である.授業では博物館経営の各種現状と課題,使命につい
て理解し,さらに実際の運営イメージを抱けるようになることを前半の目的とする.また,博物館が保有する資・試料
はそれらを情報として管理,公開する必要がある.博物館の情報管理・公開についての基本的な知識を身に着けること
を後半の目標とする.
到達目標:学芸員資格を取得するのに必要な知識と博物館経営,および情報管理・活用の実践的イメージの修得.
〔学習内容〕
@BB@
前半から中盤では博物館経営とそれが負う使命について,後半では博物館情報について学習する.前半,後半でそれ
ぞれ各自のレポートの作成,グループでの議論による課題抽出(ブレーンストーミング)を行い,博物館における経営
と情報に関する知識と課題を柔軟に身に着け咀嚼する.
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
原則として,博物館情報Ⅰの単位を修得しておくこと.
学芸員資格取得を目的としているので,積極的・能動的な受講の姿勢を必要とする.
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】指定の教科書は無い(詳細は講義内でアナウンスする)
.
【参考書、その他教材】講義が進むごとに,参考とすべき図書,資料をアナウンスする.
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
毎回の講義終了時には講義に関する設問への解答,または講義に関するコメントを提出してもらう.評価はレポート:
30%,授業内の試験(小テスト)
:50%,毎回の設問への解答とコメント状況:20%とする.レポートの評価では本人
のオリジナル性とインターネット以外からの情報を高評価する.情報の引用元を明確にすること.
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科又は教職に関する科目、学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
ガイダンス.博物館のマネージメント,および情報管理・
活用の重要性
第2回
博物館経営とはなにか(1)
組織体制.経営理念と戦略,行財政,博物館の社会的立場
第3回
博物館経営とはなにか(2)
財源と予算,外部予算,館独自の販売運営
第4回
博物館経営とはなにか(3)
危機管理,地域協力,経営評価.レポート作成ガイダンス
第5回
博物館経営の使命(1)
教育研究の普及活動,ボランティア活動,友の会,博物館
に関連した各種ツーリズム
第6回
博物館経営の使命(2)
他機関との連携.人材・資試料の交流,開発途上国に対す
る技術貢献
第7回
博物館経営の使命(3) 地域の活性化,観光産業として
の博物館経営
第8回
博物館の経営シミュレーション(受講者によるブレーンス
トーミング)
.レポート提出
-
第9回
小テスト.
博物館情報とはなにか(1) 資料の収集
第10回
博物館情報とはなにか(2) 資料の保存と情報管理
第11回
情報技術による博物館展示 マルチメディアの活用,イン
タラクティブ展示.レポート作成ガイダンス
第12回
情報技術による博物館経営(1) 広報・教育普及活動.
学芸員による情報発信
第13回
情報技術による博物館経営(2) デジタルアーカイブ,
仮想博物館,屋内外での情報遠隔交信
第14回
情報技術を活かした博物館活動のシミュレーション(受講
生によるブレーンストーミング).
第15回
小テスト.
レポートの発表と提出.第8回目のレポートの改訂・再報
告.
154 -
博物館実習@HH@Internship in Museology
選択3単位
4年次集中
@@佐藤
剛
@CODE@k1136754101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
博物館にかかわる活動(展示・教育・資料の取り扱い等)を学ぶために,博物館および学内で実習を行い,学芸員に
必要な専門的能力を身につける.
到達目標:学芸員資格を取得するのに必要な知識と技術の修得.
〔学習内容〕
@BB@
博物館での館内実習と学内における事前事後指導を行う.事前指導(学内実務実習・見学実習)では,資料の取り扱
い方,資料の記録・整理方法,博物館における教育方法の立案等を行う.館内実習では,担当学芸員の指導のもと実践
的な知識と経験を積む.事後指導では,実習報告会を実施する.
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
レベル:学芸員資格の取得を目指す学生のみ履修できる.ただし,学芸員資格に必要な必修科目(博物館実習を除く)
および選択必修科目の単位を3年次までに取得していなければ,原則として履修することはできない.
関連科目:博物館情報Ⅰ,博物館情報Ⅱ,博物館実習Ⅲ
準備学習の内容:受講前に上記3科目の復習をしておくこと.
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストは授業で適宜紹介する.
※館内実習前に実習日誌を配布する.
【参考書、その他教材】参考書:「博物館実習マニュアル」
,全国大学博物館学講座協議会西日本部会編
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
実習への取り組みや課題提出などにより総合的に評価する.
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【事前指導】学内実務実習(前期)
①オリエンテーション
②実習計画案作成
③資料の取り扱い(美術・工芸資料)
④資料の取り扱い(古文書・民俗資料)
⑤資料の取り扱い(考古資料)
⑥資料の取り扱い(自然史資料)
⑦見学実習
⑧見学実習
⑨見学実習
⑩見学実習
⑪資料の修復
⑫レプリカ作成
⑬展示計画
⑭展示技術
⑮館内実習準備
【館内実習】指定の博物館で10日間の館内実習(夏季休
暇中)
-
【事後指導】実習報告会・学内実務実習(後期)
①実習報告(実務)
②実習報告(企画)
③実習報告(考古資料の扱い)
④保存科学(X 線撮影)
⑤分析科学(放射性炭素年代測定)
⑥分析科学(テフロクロノロジー)
⑦実習作業(拓本作成)
⑧実習作業(測量)
⑨実習作業(標本作成)
⑩実習作業(ポスター作成)
⑪見学実習
⑫見学実習
⑬見学実習
⑭見学実習
⑮実習のまとめ
155 -
企業と倫理@HH@Business and Ethics
選択2単位
1年次後期
@@飯田
敏晴
@CODE@k1116741101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
企業は利益追求の組織でありますが、社会の倫理に反して活動することは決して許されません。最近多くの企業で消
費者や社会を欺いて利益をあげようとした行為が明るみに出、それらは厳しくその倫理観を問われています。企業活動
は、法の定めに従わなければなりませんし、法で定められていなくても倫理観に基づいた行動規範たるものに従って活
動する必要があります。特に近年はコンプライアンス(法令順守)のみならず、もっと広い概念の CSR(企業の社会
的責任)が問われる時代になってきています。ちょっとした一社員の不祥事が大きな会社を潰してしまうことにもなり
かねないのです。企業の一員としてどのような心構えで行動すべきか、過去に起きた問題の具体事例を研究しつつ、企
業倫理とは何かを理解し、自らの倫理観を確立することを目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
企業内にはさまざまな役割を持った組織があります。これらの役割の理解から、社内規則、契約、コンプライアンス、
コーポレートガバナンス、CSR などの理解を深めます。又、社内メールやインターネット接続の使用範囲など基本的
な企業人としての常識も習得し、どのように振舞っていくべきか自らの倫理観を養い、社会に貢献するための行動規範
を学んでいきます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
特に事前に学ぶものはありません。日常起こる当該事件の記事などを見て、自分なりに何が問題であったかを考え、
理解しておいてください。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】なし。
【参考書、その他教材】参考書として、
「企業不祥事はアリの穴から」樋口晴彦著 PHP 研究所1200円(税別)
「不正」は急に止まれない!」中島茂著 日経プレミアシリーズ850円(税別)
「コンプライアンスの考え方」浜辺陽一郎著 中公新書740円(税別)
又、必要に応じて新聞記事や関連資料を配布或は提示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末レポートの成績50%、平常点50%とし、総合して評価します。
平常点は、授業中に適宜提出する小レポート等を加味して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方・受け方、資料の説明。
第2回
企業の役割
企業とは何かを理解します。
第3回
企業の組織
代表的な企業内組織と機能を理解します。
第4回
企業内規則
代表的な規則・規定・誓約書・マニュアル等を学びます。
第5回
秘密保持契約
社内或いは社外との関連において、様々なシーンで登場
する秘密保持契約について、その重要性を学びます。
第6回
各種契約書について
ビジネス社会で欠かせない様々な契約書について学びま
す。
第7回
コンプライアンス
コンプライアンスについて学びます。
-
第8回
コーポレートガバナンス
コーポレートガバナンスについて学びます。
第9回
CSR(企業の社会的責任)
CSRについて学びます。
第10回 公正取引委員会資料の研究
具体的相談事例等について学びます。
第11回 具体的事例の研究1
原子力発電所向け燃料工場での事故を分析します。
第12回 具体的事例の研究2
放送局の番組捏造事件を分析します。
第13回 具体的事例の研究3
老舗菓子メーカーの不適正表示事件を分析します。
第14回 リスクマネージメント
リスクマネージメント(危機管理)について学びます。
第15回 総括
全員での討論とこれまでの授業の総括を行います。
156 -
地球環境情報@HH@Information on Earth environment
選択2単位
1年次前期
@@小森
次郎
@CODE@k1116724101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
地球の環境は大気組成や気温といった生物活動に適した条件を備えている.これは宇宙の中の地球の絶妙な位置と,
複雑で長い地球の歴史のもとに形成され維持された「奇跡の産物」であり,過去の地球史イベントや現在の様々な物質
のバランスが,我々生命の存在の鍵を握っている.しかし現在この「奇跡の産物」の組成は,長い地球史の中でも飛び
抜けて早い速度で変化をしている.そして地球環境に関する問題は,地球のどの場所で生活するにしても,誰もが身近
に接すべき課題となっている.そこで本講義は,地球の外観,生命とそれを取り囲む大気・水・地盤の構成,およびそ
れらを形成した地球の歴史について学び,21世紀の地球人としてよりふさわしい形で生き,後世に「奇跡の産物」を
引き継いでいくための知識と考え方の一端を獲得することを目的とする.
〔学習内容〕
@BB@
講義では前半は地球の構成を「空間と物質の視点」で宇宙スケールから人間大スケールに沿って,後半は「時間変化
の視点」から地球史や気候変動について扱う.講義では板書とパワーポイントによるスライド表示を併用する.全体の
うち数回は講義の後半にごく簡単な実験の実演を行う.毎回の講義終了時には講義に関する設問への解答,または講義
に関するコメントを出席票に記入してもらう.授業中および終了時の質問は歓迎する.
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
必要とするレベル,準備学習は不要.講義では化学,物理,生物,地学の内容に触れることが多いが,できるだけ平
易な言葉で話を進める.
特に必要とする関連科目は無い.理解を深めるために自然環境情報と併せて履修することを推奨する.
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】指定の教科書は無い(詳細は講義内でアナウンスする)
【参考書、その他教材】講義が進むごとに,参考とすべき図書,資料をアナウンスする.
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
毎回の講義終了時には講義に関する設問への解答,または講義に関するコメントを提出してもらう.評価は二回の小
テスト:60%,机上作業の結果が20%,毎回の設問への解答状況が20%とする.
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目、学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
受講のオリエンテーション.地球環境とは何か.
第2回
客観的に見る惑星「地球」
.地球の大きさと位置.
第3回
地球表面の構成物(1)-大気-
第4回
地球表面の構成物(2)-海洋-
第5回
地球表面の構成物(3)-雪氷-
第6回
地球表面の構成物(4)-岩石-
第7回
地球表面の構成物(5)-生命-
第8回
地球表面の構成物(まとめ).各圏と物質・エネルギー循
環.前半8回分の小テスト
-
第9回
地球の歴史(1)地球の誕生から酸化的大気の形成まで
第10回
地球の歴史(2)大型生物の出現から恐竜絶滅まで
第11回
地球の歴史(3)哺乳類の台頭から現在まで
第12回
地球の歴史(まとめ)
第13回
気候変動(1)数千年以上の年代スケールの変動
第14回
気候変動(2)近年の気候変動
第15回
まとめ: これからの地球人として地球環境変化を考える.
後半7回分の小テスト
157 -
地球環境情報@HH@Information on Earth environment
選択2単位
1年次前期
@@伊藤
谷生
@CODE@k1116724104-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
NHK 特集『地球大紀行』(全12集)を参考にして、地球の歴史と現在の地球環境成立過程を理解する。このことに
よって生命を育む惑星としての地球への認識を深め、地球環境問題に取り組む基本的力量を養う。
〔学習内容〕
@BB@
全12集に及ぶ『地球大紀行』
(1987年制作)を1つの講義に1集ずつ上映し、地球の誕生から現在までを順を追って、
地球がどのような進化を遂げてきたかを学習する。この学習を踏まえて、地球環境問題と密接に関係する資源ならびに
エネルギー問題について別途講義する。理解を進めるために各講義ごとに要点をまとめたプリントを用意するが、その
中には1987年以降の研究成果も補充する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
高等学校における理科を学習していれば十分理解可能である。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】特になし。
【参考書、その他教材】特になし。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
最後に提示された課題についてのレポート内容を評価の基本とする。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目、学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回:本科目開始にあたっての全体解説
第2回:第1集 水の惑星・奇跡の旅立ち
第3回:第2集 引き裂かれる大地
第4回:第3集 残されていた原始の海
第5回:第4集 奇岩にひそむ大気の謎
第6回:第5集 巨大山脈の誕生
第7回:第6集 巨木の森・大地を覆う
第8回:第7集 恐竜の谷の大異変
第9回:第8集 氷河期襲来
第10回:第9集 移動する大砂漠
第11回:第10集 資源を産んだマグマ噴出
第12回:第11集 多重バリアーが守る生命の星
第13回:第12集 太陽系第三惑星・46億年目の危機
第14回:地球環境と資源・エネルギー問題
第15回:まとめと課題提示
-
158 -
自然環境情報@HH@Information on natural environment
選択2単位
1年次前期
@@小森
次郎
@CODE@k1116725101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
我々の身の回りにある多様な自然環境について,現在の状態とそこでの問題を正しく理解することは決して容易では
ない.それは,自然環境がそもそも複雑であり,また近年急激に変化をしているからである.そして,関連する情報が
非常に多いためでもある.それでも現在を生きる我々としては,自然環境の現状や問題について興味と理解を示すこと
は重要である.そこで本講義では,その興味と理解を得るための発端となるような内容について学ぶ.最終的には,自
然環境という概念が漠然としているテーマについて,それが何であるのかを明確にできるようになり,さらに,日頃の
会話やニュースに頻出する自然環境とその問題について,十分な議論を行いオリジナリティのある考えを示せるように
なることを到達目標とする.
〔学習内容〕
@BB@
自然環境を構成する基本的なシステムの一例(食物網),ある地域の事例(アジアから都心),近年の問題とその対策,
および接し方の例ついて講義を行う.講義では板書とパワーポイントによるスライド表示を併用する.講義の数回に一
度は授業の後半に簡単な工作,実験を行う.授業中および終了時の質問を歓迎する.
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
必要とするレベル,準備学習は不要.講義では化学,物理,生物,地学の内容に触れることが多いが,できるだけ平
易な言葉で話を進める.
特に必要とする関連科目は無い.理解を深めるために地球環境情報と併せて履修することを推奨する.
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】指定の教科書は無い(詳細は講義内でアナウンスする)
【参考書、その他教材】講義が進むごとに,参考とすべき図書,資料をアナウンスする.
工作の材料は講師側で準備します.簡単な工作道具を必要とする回があるので各自で準備すること.
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
毎回の講義終了時には講義に関する設問への解答,または講義に関するコメントを提出してもらう.評価はレポート:
30%,授業内の試験(小テスト2回実施)
:50%,毎回の設問への解答とコメント状況:20%とする.レポートの評価で
は本人のオリジナル性とインターネット以外からの情報を高評価する.情報の引用元を明確にすること.
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目、学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
ガイダンス.自然とは,環境とは何か.
第2回
自然環境の各要素.大気,水,地盤,および生物
第3回
食物連鎖・食物網(1)
生産者と消費者.光合成の実験
第4回
食物連鎖・食物網(2)
分解者 土壌生物の観察
第5回
地域の自然環境(1)
アジアの自然環境.主な海洋,大気循環,大地形の影響
第6回
地域の自然環境(2)
比較で見る日本の各地方の自然環境
第7回
地域の自然環境(3)
都市の自然環境:池袋キャンパス周辺の自然
第8回
地球規模の環境問題と対策(1)
人口,エネルギー,地球温暖化,水資源問題,生物多様性
小テスト
-
第9回
地球規模の環境問題と対策(2)
国際環境協力,排出量取引制度,環境教育
第10回
エネルギー問題と技術(1)
太陽エネルギー:ソーラ,水力,風力.タービンの発電実
験
第11回
エネルギー問題と技術(2)
固体地球エネルギー:地熱,温泉.開発段階の新手法
第12回
身近な自然環境問題の報告(課題研究の各自レポートの報
告.(1)
第13回
身近な自然環境問題の報告(課題研究の各自レポートの報
告.(2)
第14回
自然環境との新たな接し方.家庭からフィールドまで.エ
コツーリズム,ジオパーク.
第15回
まとめ.小テスト
159 -
自然環境情報@HH@Information on natural environment
選択2単位
1年次前期
@@伊藤
谷生
@CODE@k1116725102-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
私たちの地球とそれをとりまく太陽系、さらには宇宙について最新の研究成果をわかりやすく教授する。このことに
よって、自然環境を正しく理解するための基本的情報を身に着けることが第1の到達目標である。一方、地球や宇宙に
関する研究は日進月歩であるので、基本的情報を単に知識として学ぶのではなく、地球や宇宙に関する研究方法の一端
についても理解を深める。これが第2に到達目標である。
〔学習内容〕
@BB@
学習内容は3つの柱からなる。
第1の柱は、地球の内部から表層、それを覆う水圏・大気圏に関することがらである。
第2の柱は、地球を取り巻く太陽系や宇宙に関することがらである。
第3の柱は、環境問題と直結する資源やエネルギー関することがらである。
学習を効果的に行い、問題意識を高めるために3回のレポートならびに受講者による討論を行う。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
高等学校在学中に学んだ理科ならびに社会科のなかの地理の基礎があれば十分である。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】講義の際に適時配布する。
【参考書、その他教材】高等学校で用いた世界地図帳を各自持参すること
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
6回目、11回目、15回目に提出を求めるレポートの内容によって講義内容への理解度を評価するとともに、レポート
に基づく討論によって問題把握力量を判断する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目、学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
講義:地球とは
講義:生きている地球
講義:大陸、海洋、島弧はどうしてできるか
講義:地球の歴史
講義:進化する生命
第1回レポートと討論
講義:大気圏と水圏
講義:運動する大気
講義:海洋が気候に果たす役割
講義:地球から授けられる資源とエネルギー
第2回レポートと討論
講義:太陽系とは
講義:進化する恒星
講義:銀河系
第3回レポートと総合討論
-
160 -
動物生態学@HH@Animal Ecology
選択2単位
1年次前期
@@大貫
麻美
@CODE@k1190224601-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
地球上の高山から深海、南北両極から熱帯まで、また、緑濃い森林から砂漠に至るまで、地球上のあらゆる環境に生
物が生息している。こうした環境に呼応した生物の多様性について、主に動物の生態に関する理解を育むことを本講義
のねらいとしている。
動物の生態系について、それらの構造や変化の仕組みを理解するとともに、生態系のバランスや生物多様性の重要性、
生物の進化などに関して理解することを到達目標としている。
〔学習内容〕
@BB@
資料等をもとに講義する。さまざまな環境に適応して生きる多様な動物について知り、動物の生態系の構造や生物群
集の成り立ち等について理解するとともに、生態系のバランスや生物多様性の重要性、生物の進化などに関して理解する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
授業内容は、動物生態学に関する基礎基本的な知識の修得をめざすレベルのものであるが、講義内容に関連し、考察
を深める課題が毎回の講義内で提示される。課題は、当日の授業内容に即して出題されるため、授業を遅刻早退するこ
とのないよう留意すること。
関連科目:生物学,動物発生学
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 教科書は使用せず、必要に応じて講義資料を配布する。
【参考書、その他教材】 講義内で説明する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
毎回の講義内で提出する課題の内容(30%)と最終試験の成績(70%)を総括して評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンス(講義の進め方と授業の概要)
【第2回】生物間の関わり(生態系における物質循環とエネルギーの移動)
【第3回】生物の個体群とその変動
【第4回】生物群集の成り立ち
【第5回】生態系における生物多様性
【第6回】生物多様性に影響を与える要因① 生態系の撹乱
【第7回】生物多様性に影響を与える要因② 生息地の分断化
【第8回】生物多様性に影響を与える要因③ 外来生物の移入
【第9回】生命の起源と生物の変遷
【第10回】生物進化の仕組み① 突然変異 等
【第11回】生物進化の仕組み② 適応放散 等
【第12回】生物進化の仕組み③ 遺伝学からみた生物進化
【第13回】生物の進化と系統
【第14回】生態系のバランスと保全
【第15回】まとめ
※授業計画は学生の実態に応じて変更する可能性がある。
-
161 -
動物発生学@HH@Animal
選択2単位
Embryology
1年次後期
@@大貫
麻美
@CODE@k1190224701-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
動物の生殖と発生に関する理解が本講義の狙いである。現在、地球上には200万種の動物が生息するが、それぞれに
繁殖戦略がある。繁殖の方法は有性生殖だけでなく、原始的な動物には分裂や出芽などの無性生殖もある。植物の発生
との比較等を含め、生殖の多様性について理解するとともに、動物の発生過程について知り、そこに関わるメカニズム
を理解することを到達目標としている。
〔学習内容〕
@BB@
資料等をもとになされる講義を受講するとともに、
毎回の講義内で示される課題に取り組むことが主な学習内容である。
主な講義内容は、脊椎動物(カエル、人間)
、無脊椎動物(ウニなど)を例とする動物の発生過程とその特徴である。
また、遺伝学的な観点から、生物の生殖方法に関しても触れ、生物の多様性の観点から有性生殖が有利である理由等を
考察する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
動物の発生に関する基礎的な内容を含んでいるが、講義内容に関連し、考察を深める課題が毎回の講義内で提示され
る。課題は、当日の授業内容に即して出題されるため、授業を遅刻早退することのないよう留意すること。
関連科目:生物学,動物生態学
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 教科書は指定しない。必要に応じて資料を配布する。
【参考書、その他教材】 講義内において説明する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
毎回提出する課題の内容(30%)と最終試験(70%)の総合により評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンス
講義の進め方と授業の概要を理解する
【第2回】生殖の多様性
無性生殖と有性生殖の特徴と利点
【第3回】無性生殖
分裂や出芽などで増える生物とその特徴
【第4回】有性生殖と配偶子の形成
無性生殖と比較した有性生殖の特徴とその利点
減数分裂と配偶子の形成過程
【第5回】受精の仕組み
受精の多様性と、卵の種類
【第6回】卵の種類と初期の発生過程
卵の種類による、卵割の違い
【第7回】前口動物と後口動物
肛門が先か口が先か
【第8回】無脊椎動物の発生
ウニを事例とした発生過程
【第9回】脊椎動物の発生
カエルを事例とした脊椎動物の発生過程
【第10回】胎生の生物の発生過程
ヒトを事例とした受精と胎児の成長過程
【第11回】発生運命
ウニやカエルを事例とした発生運命に関する研究
【第12回】発生と遺伝子
遺伝子と発現に関するメカニズム
【第13回】発生過程におけるメカニズム
オーガナイザーとは
【第14回】動物発生に関する研究
クローン技術等に関する近年の研究成果
【第15回】総括
※受講者の状況に即して、一部変更をする場合がある。
-
162 -
エネルギー論@HH@Energy Introduction
選択2単位
1年次前期
@@須藤
繁
@CODE@k1116737101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
エネルギーは、我々の経済活動や日常生活に欠かせない重要な基礎物資である。また、人類はエネルギー消費の拡大
を続けて高度経済社会と高い生活水準を実現してきた。しかしながら、今日、我々は多くのエネルギー関連問題に直面
している。本講義では、多くのエネルギー分野を系統的にカバーしながら、一次エネルギーの動向、新エネルギーの開
発状況、資源問題、環境問題に関する主要な論点等を見ていくことにより、受講者の社会経済的な素養を向上させ、課
題の設定と解決能力の強化を目指す。
〔学習内容〕
@BB@
エネルギーに関する基本的な問題を網羅的にカバーし、エネルギーに関する基本的な知識と考え方の修得を目指す。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
エネルギー関連問題に関する国際ニュース、時事問題に関心を持ち、講義との接点を自ら見出すように努めて欲しい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】講義の際にオリジナル・プリントを配付。
【参考書、その他教材】「エネルギー白書(2011年版)」(経済産業省、2011年10月)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績
50%、平常点(授業内小レポート等)50%とし、総合して評価。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
オリエンテーション、エネルギーとは何か
内外の一次エネルギー供給
石油の成因、確認埋蔵量
原油の地域別生産量、日本の石油輸入国
原油価格の推移と石油市場の特徴
石炭の成因、確認埋蔵量、地域分布、主要生産地
石炭の貿易、日本の輸入国、環境対策、利用技術
天然ガスの確認埋蔵量、地域分布、主要生産地
天然ガスの貿易、日本の輸入国、パイプライン
原子力、発電方式
東日本大震災のエネルギー政策への影響
代替エネルギーと再生可能エネルギー政策
地球温暖化対策とエネルギー問題
日本のエネルギー政策(3E、スマートグリッド)
将来のエネルギーと講義全体のまとめ
-
163 -
日本国憲法@HH@the Constitution of Japan
選択2単位
1年次後期
@@松浦
哲哉
@CODE@k1116703103-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
実際に、世の中に必要とされるすべてのルールが法律として規定されているわけではありません。世の中の変化に応
じて、
国会において新たな法律を定立するあるいは契約その他の方式で私人間を拘束するルールが日々作られています。
この場合何を基準にルールを作ればよいのでしょうか。その基準となるのが憲法なのです。今後、ルールの中のルール
としての憲法を学習しておくことはこれからますます大事になると思います。また、行政書士試験などの国家試験の法
令科目合格を目標としていきたいと思います。
〔学習内容〕
@BB@
毎回問題となるケースを取り上げ、それをテキストに沿って説明します。テーマの基礎知識を確認するための簡単な
小テストを3回実施します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
法律についての入門レベルです。行政書士試験受験のためには、前期では[仕事と法律」
「民法・商法」、
「法学概論」
後期では「行政法」科目をとることをお薦めします。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
【使用テキスト】「いちばんやさしい
@DD@
憲法入門」
(初宿
正典その他著
有斐閣発行)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績
65%
授業内試験(3回)
5%×3
平常点
20%とし、総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション 憲法とは何か
:授業の目的と内容、授業の進め方・受け方、使
用するテキストについて説明します。
:憲法という法律の特色、他の法律との違いにつ
いて説明します。
【第2回】子どもの人権、外国人の人権について
:人権の意味、歴史的背景、人権の主体などにつ
いて学習します。
【第3回】ブライバシー権、自己決定権について
:憲法に具体的に書かれていない人権などについ
て学習します。
【第4回】法の下の平等
:再婚禁止期間、尊属殺などを題材として法の下
の平等を学習します。
→第1回から4回までの範囲での小テストを実施
します。
【第5回】信教の自由、表現の自由
:信教の自由とはどんなものか、ポルノの権利は
あるのかなどについて学習します。
【第6回】表現の自由
:殺人の仕方教えますなどの出版は認められるか
などについて学習します。
【第7回】教育権
:教科書検定などについて学習します。→第5回
から7回までの範囲での小テストを実施します。
-
【第8回】生存権 営業の自由
:生活保護、銭湯の距離制限などについて学習し
ます。
【第9回】死刑制度 平和主義
:死刑制度と戦争放棄について考えます。
【第10回】天皇 裁判制度
:象徴天皇制、裁判員制度などについて学習します。
【第11回】司法審査
:最高裁判所の法令審査権などについて学習し
ます。
【第12回】国会その1
:二院制などについて学習します。
【第13回】国会その2
:法律案の議決、衆議院の優越などについて学習
します。
【第14回】内閣 地方自治
:議院内閣制、首相公選制、住民投票などについ
て学習します。
→第8回から14回までの範囲での小テストを実施
します。
【第15回】全体のまとめ
:日本国憲法の特色について学習します。
164 -
日本国憲法@HH@Japanese Constitution
選択2単位
1年次後期
@@松岡
啓子
@CODE@k1116703104-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
ねらい:わが国の基本的なあり方を定めている憲法を学ぶことにより、わが国がどのような社会の実現を目指してき
たかを考え、その基本理念を理解することを目的とします。国家の仕組みや国民の権利・義務を条文に即して学ぶだけ
でなく、それらの規定が目指すものを具体的にどのように実現して行くべきかを、一緒に考えて行きたいと思います。
到達目標:憲法に違反しているとして法律が改正されることがあり、また、憲法そのものの改正も議論されています。
この授業を履修することによって、そのような問題についても、自分なりの意見が持てるようになることが目標です。
〔学習内容〕
@BB@
「『パーマ禁止』などの高校の校則は、生徒の人権を侵害するものではないのか」など、テキストに取り上げられた
問題を、憲法の条文を参照しながら考えることによって、日本国憲法が目指しているものと現実とが、どのように関わ
っているのかを学んで行きます。テキストで触れられていない条文も随時解説し、憲法の全体像をつかめるようにしま
す。主体的に考えてもらうために、小レポートを課します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
レベル:授業に主体的に参加する意欲があれば十分です。
関連課目:「人間社会と法」
準備学習:テキストの該当箇所に目を通し、何が問題なのかを把握しておいて下さい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】・『いちばんやさしい憲法入門』[第4版] 初宿正典・高橋正俊・米沢広一・棟居快行
【参考書、その他教材】参考書は、授業中に随時、紹介します。
有斐閣
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績70%、レポート30%とし、総合して評価します。
レポートは、11月に課題を出します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】 オリエンテーション:授業の目的と内容、授
業の進め方・受け方の説明。
日本国憲法の成り立ち:憲法の制定過程とその
特質。憲法の基本原理と構成。
【第2回】 (1)人としての基本的な権利
①子どもの人権、外国人の人権:どこまで認
められるのだろうか。その根拠はなんだろ
うか。
【第3回】 ②プライバシー権、自己決定権:
憲法の条文に定められていない「新しい権
利」には、どのようなものがあるのだろう
か。また、それらはどうして認められるよ
うになったのだろうか。
【第4回】 ③法の下の平等:平等はどんなところで問題
になるのだろうか。平等を実現するにはど
うしたらよいだろうか。
【第5回】 ④信教の自由:どこまで許されるのだろうか。
それは何故だろうか。
【第6回】 ⑤表現の自由:特に大切とされるのはどうし
てだろうか。どこまで認められるのだろう
か。
【第7回】 ⑥営業の自由:どこまで認められるのだろう
か。それは何故だろうか。
生存権:いつから、どうして認められるよ
うになったのだろうか。生存権を保障する
にはどうしたらよいだろうか。
【第8回】 ⑦教育権:教育する権利は誰のものだろうか。
どんな教育が望ましいのだろうか。
死刑制度:死刑は許されるのだろうか。そ
の理由はなんだろうか。
-
(2)民主政治のしくみ
①天皇:「象徴」であることの意味はなんだ
ろうか。天皇の国事行為には、どのような
ものがあるのだろうか。
平和主義:憲法9条の精神を考えてみよう。
【第10回】 ②国会:衆議院と参議院がある目的はなんだ
ろうか。その目的は現在十分に果たされて
いるだろうか。そもそも、国会の役割はど
こにあるのだろうか。民主主義について考
えてみよう。
【第11回】 ③内閣:国会と内閣の関係を考えてみよう。
首相公選制は何故唱えられたのだろう。
【第12回】 ④裁判所:裁判の持つ意味を考えてみよう。
司法改革は、何を変えようとしてきたのだ
ろうか。裁判員制度はどのようなものだろ
うか。
【第13回】 ⑤司法審査制:司法審査制とはどのようなも
のだろうか。日本の司法審査制の特徴はな
んだろうか。
地方自治:地方自治の特徴はなんだろうか。
直接民主主義的な制度には、どんなものが
あるだろうか。住民投票についても考えて
みよう。
【第14回】 ⑥改憲の可能性:憲法改正の内容には限界が
あるのだろうか。改正手続はどうなってい
るのだろう。国民投票法にはどのようなこ
とが定められているのだろう。
【第15回】 世界の中で日本国憲法を考える:日本国憲法
を他の国々の憲法と比べてみよう。
前文を読み直して、改めて日本国憲法を考え
る:憲法が実現しようとしているのは、どんな
社会なのだろう。
【第9回】
165 -
法学概論@HH@Theory of Law
選択2単位
1年次前期
@@松浦
哲哉
@CODE@k1116704101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
大学生が今後の日常生活で経験するであろうケースをとりあげて、契約やアクシデント、就職、結婚、会社の仕組み、
訴訟などについてわかりやすく説明します。また、民法、労働法、商法、民事訴訟法、消費者保護法、憲法などの法律
科目の入門編となるように、講義していきます。なお、公務員試験、行政書士試験などの国家試験の法令科目をこれか
ら学習する人にも役に立つような情報も提供します。
〔学習内容〕
@BB@
テキストの項目に沿いながら、授業用のプリント使って講義を進めていきます。また、講義の進行に併せて、3回ほ
ど皆さんの理解を確認する簡単な小テストを実施します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
法律についての入門レベルです。行政書士試験受験のためには、前期では「仕事と法律」
「民法・商法」、後期では「日
本国憲法」「行政法」科目をとることをお薦めします。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】「法の世界へ」池田真朗その他著 有斐閣発行をテキストとして使用します。その他に授業用のプリ
ントを教材として使用します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績
65%
授業内小テスト(3回)
5%×3
平常点
20%とし、総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーションと基礎法学
:オリエンテーションとして授業の目的と内容、
授業の進め方・受け方について説明します。基
礎法学1として、法律とは何かについて大まか
な理解をもっていただく説明をします。
【第2回】日常生活と契約その1
:契約とは何か、意思表示、契約主体について学
習します。
【第3回】日常生活と契約その2
:売買契約、賃貸借契約、消費貸借契約などにつ
いて学習します。
【第4回】日常生活とアクシデントその1
:不法行為などについて学習します。
【第5回】日常生活とアクシデントその2
:消費者被害について学習します。
→第1回から第4回までの範囲で小テストを実施
します。
【第6回】雇用社会のルール
:労働法について学習します。
【第7回】家族関係
:結婚、親子、相続などについて学習します。
-
【第8回】企業と法律その1
:会社の仕組みについて学習します。
【第9回】企業と法律その2
:会社の組織について学習します。
【第10回】企業と法律その3
:株式取引について学習します。
→第4回から第9回までの範囲で小テストを実施
します。
【第11回】紛争の解決
:裁判の仕組みなどについて学習します。
【第12回】法学フラッシュその1
:判例、公法と私法、民事責任と刑事責任などに
ついて学習します。
【第13回】法学フラッシュその2
:基本的人権について学習します。
【第14回】最近の法律問題
:話題となっている法律問題について取り上げ学
習します。
【第15回】全体のまとめ
→第11回から第14回の範囲で小テストを実施します。
166 -
法学概論@HH@Jurisprudence
選択2単位
1年次前期
@@松岡
啓子
@CODE@k1116704102-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
ねらい:近年、社会の変化に伴い、様々な法律の見直しが行われています。この授業では、代表的な法律である刑法・
民法と、すべての法律の基礎にある憲法について、その基本原理原則と基本的な内容を学び、法的思考に親しむととも
に、法の目指すものについて理解を深めることをねらいとします。
到達目標:この授業を履修することによって、法に関わる問題について、その問題点を把握し、自分なりの意見を持
てるようになることを目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
一つの事例を通して、基本的な法の考え方、個々の法律の主な内容を学び、最後に、最近、問題となっている医療と
倫理についても触れます。主体的に考えてもらうために、小レポートを課します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
レベル:法に親しもうという意欲があれば十分です。
関連科目:「日本国憲法」などの法律科目
準備学習の内容:テキストの該当箇所に目を通し、扱われている問題を把握しておいて下さい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】・『はじめての法律学 H と J の物語』[第3版] 松井茂記・松宮 孝明・曽野裕夫 有斐閣
【参考書、その他教材】・『ポケット六法』有斐閣、『デイリー六法』三省堂 など、簡便な六法全書
・必要な時には、プリントを配布します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績70%、レポート30%とし、総合的に評価します。
レポートは、6月に課題を出します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション:授業の目的と内容、授業の進め方・受け方の説明。
(1)法とは何か
(2)法の解釈について
【第2回】刑法(1)犯罪と刑罰の意味について
【第3回】
(2)罪刑法定主義(犯罪と刑罰は法律で決めなければならないということ)/ 犯罪が成立する要件に
ついて
【第4回】
(3)刑事裁判の進め方(その1)
【第5回】
(4)刑事裁判の進め方(その2)
【第6回】
(5)裁判員制度、少年法
【第7回】
(6)裁判員制度(DVD)
【第8回】民法(1)私人間の紛争解決:不法行為と損害賠償
【第9回】
(2)契約について(その1)契約の自由とその制限
【第10回】
(3)契約について(その2)契約が守られなかった場合
【第11回】
(4)家族法①親子
【第12回】
②結婚、離婚
【第13回】
③相続
【第14回】憲法(1)憲法とは(2)統治機構(3)基本的人権
【第15回】医療の法律学:医療と倫理:脳死、臓器移植、代理母など
-
167 -
社会学@HH@Sociology
選択2単位
1年次後期
@@泉田
渡
@CODE@k136116101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
社会が変動しているという予感は、人類の長い歴史において、幾度か繰り返し表明されてきました。このような変動
への予感の背後にあるものは、
その社会を支えてきた既存の制度や価値の枯渇ないし崩壊の露呈に他ならないでしょう。
そうした状況においてこそ、人間と社会とに関する深刻な問題提起がなされるのであり、社会学を学ぶ意義は、まず第
一に、この点を理解することにあるといっても過言ではありません。この授業のねらいは、以上の視点に立って、現代
社会の構造と機能ならびに変容のメカニズムを解明するところにあります。
〔学習内容〕
@BB@
現代社会は、国内的にも国際的にも、新たな過渡期の様相を呈しているとしばしば指摘されています。この授業では、
日本社会に焦点を当てながら、真に変貌を自らのものとして経験している現代社会を的確に把握するために必要な基礎
的知識を養成していきます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
授業に際しては、具体的な資料を用いながら、出来るだけ易しく説明していきます。
関連科目としては、「人間文化概論」(1・2年前期)がありますので、予め履修することが望ましい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
テキスト:特に使用しない。授業時にコピーを配布します。
参考書 :授業時に指示します。
授業時に指示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験90%、小テスト・レポート10%の割合で評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第9回】
現代社会の情報
【第10回】
現代社会の教育
【第11回】
現代社会の宗教
【第12回】
現代社会の医療
【第13回】
現代社会の意識
【第14回】
現代社会の文化
【第15回】
まとめ
【第1回】
オリエンテーション
【第2回】
現代社会の諸相
【第3回】
現代社会の人口
【第4回】
現代社会の家族
【第5回】
現代社会の地域
【第6回】
現代社会の政治
【第7回】
現代社会の経済
【第8回】
現代社会の産業と労働
-
168 -
キャリア入門Ⅰ@HH@Guide to Career Ⅰ
選択2単位
1年次前期
@@飯田
敏晴
@CODE@k1190002202-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
我が国はリーマンショック以降、大変な経済危機に陥りました。産業界は、その後大胆な経営改革やリストラを重ね、
必死で対策を講じてきたもののその危機から脱することが出来ません。追い打ちをかけるように2011年3月の東日本の
大震災、急激な円高、タイの洪水等に見舞われ我が国経済は一層の打撃を被りました。この様な大混乱の中、私達は今
後どう対応していくべきか、国民として何をなさねばならないかを具体事例を挙げて学んでいきます。自らの信念、目
標そして夢と希望を持って未来の社会に立ち向かう為の心構えを習得します。また、政治、経済、社会面で日々マスコ
ミに報じられる課題を中心に、将来の日本はどうなっていくのかを考える力をつけ、各自が将来進むべき方向を見出し
自らキャリアプランが策定できるようになることを目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
大学生として必要な知識、将来企業人として備えておくべき基本的な能力、物の見方などを身につけることを目標と
します。特に準備すべきものはありませんが、新聞等で日々報じられる事実を注視し、自分なりにその課題に対する方
策を考え出す訓練を繰り返すことにより、実践力を身につけて頂きます。又、必要に応じ全員で議論しながら互いに研
鑽を重ねます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
基本的な知識と行動規範を学ぶ人が対象です。分かりやすく解説していきます。日々の新聞などで、政治、経済、社
会の動きを捉えて、授業に臨んでください。又、必要に応じ課題に関する討論を行います。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 なし。
【参考書、その他教材】 課題に関連した新聞記事や参考資料を適宜配布或は提示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末レポートの成績50%、平常点50%とし、総合して評価します。
平常点は、授業中に適宜提出する小レポート等を加味して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方・受け方、資料の説明。
第2回
キャリアについて
キャリアについての理解を深めます。
第3回
自分史について
自分の歩んできた過去を整理し、その上に自らの将来像
を重ねることの重要性を学びます。
第4回
最近の時事問題からの課題の抽出
最近の新聞記事から話題となっている課題を抽出します。
第5回
課題に関するグループディスカッション
抽出課題について解説を加え、その後全員或いはグルー
プでこれを討論します。
第6回
世界の経済状況について1
100年に一度と言われている世界恐慌について解説し
ます。
第7回
日本の経済状況について1
世界恐慌の中での日本の経済状況について解説します。
第8回
環境問題について
地球環境問題への世界の取り組みについて解説します。
-
第9回
少子化問題について
日本の少子化問題について解説します。
第10回 産業界の話題
この時点での産業界の状況について考えます。
第11回 世界の経済状況について2
第6回以降の状況を捉え、改めて課題を抽出します。
第12回 日本の経済状況について2
第7回以降の状況を捉え、改めて課題を抽出します。
第13回 社会情勢とキャリア
社会の状況を踏まえてどのようなキャリアを目指すべき
か共に学びます。
第14回 社会的役割と生き甲斐について
社会での役割や仕事と生き甲斐について考えます。
第15回 総括
これまでの総括を行いキャリアプラン策定について学び
ます。
169 -
キャリア入門Ⅰ@HH@career 1
選択2単位
1年次前期
@@渡辺
良行
@CODE@k1190002203-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
激動の時代。企業などに入社した後、本学卒業生は企業人としてどのような社会生活を送るべきか。キャリア形成に
必要なことは何か。企業側の意向を分析し、これに応じた「求められる企業人像」を考える。
最も求められることは、常識を持った社会人であり、社内外のさまざまな問題に関心を持ち、自分の意見をきちんと
表明することである。はっきりものを表現できない人物、会社の業務内容、社会で起きている事象に無関心な人物はい
ずれは排除される。
多くの企業が合理化、リストラを実行している中で、その対象にならないようにするにはどうしたらよいか。この講
座は、こうした意識の向上に役立つような内容になっている。
〔学習内容〕
@BB@
キャリア入門1では、まず社会人としての自覚を説き、企業の求める人間像を描き出す。そして会社とは何かという
基本を学ぶ。そのうえで、社会人、企業人として持つべき常識、自分と社会とのかかわりをさまざまな側面から勉強す
る。職場、対外折衝などの席で戸惑わないような一般教養を身につけるのが狙い。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
自分が社内の上司、同僚、社外の取引相手先などから、今国内外で話題になっていることについて、質問を受けた時
にどうこたえるか。その想定問答を準備してもらう。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 テキストはありません。必要な教材はその都度準備します。
【参考書、その他教材】 参考図書 「若者のための仕事論」
(丹羽宇一郎著 朝日新書)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
レポート中心
平常点も加味
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第一回 オリエンテーション
授業の目的・意義と内容、授業の進め方などを説明
第二回 キャリア育成の重要性
会社とは何かなど基礎的な知識・用語を解説
第三回 会社は何を求めているか
会社の求める人材とは 期待される企業人になるためのノウハウ
第四回 一般教養の重要性①政治(内政)
第五回 一般教養の重要性②政治(外交)
第六回 一般教養の重要性③経済(マクロ)
第七回 一般教養の重要性④経済(ミクロ)
第八回 一般教養の重要性⑤社会
第九回 一般教養の重要性⑥国際社会
第十回 一般教養の重要性⑦科学
第十一回 一般教養の重要性⑧文化
第十二回 一般教養の重要性⑨環境問題
第十三回 一般教養の重要性⑩教育・福祉
第十四回 グループディスカッション(これまでの講義を踏まえて)
第十五回 まとめ・総括
*折に触れタイムリーなニュース解説をする
-
170 -
キャリア入門Ⅱ@HH@Guide to Career Ⅱ
選択2単位
1年次後期
@@飯田
敏晴
@CODE@k1190002301-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
我が国はリーマンショック以降、大変な経済危機に陥りました。産業界は、その後大胆な経営改革やリストラを重ね、
必死で対策を講じてきたもののその危機から脱することが出来ません。追い打ちをかけるように2011年3月の東日本の
大震災、その後の急激な円高、タイの洪水等に見舞われ、我が国経済は一層の打撃を被りました。この様な大混乱の中、
私達は今後どう対応していくべきか、国民として何をなさねばならないのかを具体事例を挙げて学んでいきます。自ら
の信念、目標そして夢と希望を持って、未来の社会に立ち向かう為の心構えを習得します。また、政治、経済、社会面
で日々マスコミに報じられる課題を中心に、先行指標を見出すことにより、的確に経済の動きを捉える力を養い、同時
に自らの特性を客観的に把握する力をつけることを目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
キャリア入門Ⅰに引き続き、大学生として必要な知識、将来企業人として備えておくべき基本的な能力、物の見方な
どを身につけることを目標とします。特に準備すべきものはありませんが、新聞等で日々報じられる事実を注視し、自
分なりにその課題に対する方策を考え出す訓練を繰り返すことにより、実践力を身につけて頂きます。又、必要に応じ
全員で議論しながら互いに研鑽を重ねます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
キャリア入門Ⅰを履修していることを前提にして授業を進めますが、新規に選択した方にも理解できるように授業を
進めます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 なし。
【参考書、その他教材】 日々の新聞記事や省庁資料、業界団体資料等を配布或は提示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末レポートの成績50%、平常点50%とし、総合して評価します。
平常点は、授業中に適宜提出する小レポート等を加味して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方・受け方、資料の説明。
第2回
参考図書と時事問題の解説
最近話題となっている課題に関し、参考となる図書があ
ればこの時点で紹介します。
また時事問題も解説します。
第3回
時事問題に関するグループディスカッション
全員で課題を討議し、
その後グループでこれを討論します。
第4回
経済指標の理解
先行指標といわれるものを具体的事例で学びます。
第5回
報・連・相について
社会の基本的なコミュニケーションである報・連・相に
ついて解説します。
第6回
政府の広報資料について
官邸や総理府から発行される各種資料について解説します。
第7回
厚生労働省資料を理解する
就職支援や人口問題等について厚生労働省の資料を基に
学びます。
第8回
内閣官房資料を理解する
最近の閣議決定資料を基に政策を理解します。
-
第9回
経済産業省資料を理解する
経済産業省の最新資料から日本の製造業の実態を理解し
ます。
第10回 産業界の話題
産業界の状況について最新報道に基づき理解を深めます。
第11回 世界の経済状況について
世界の経済状況について最新報道から改めて課題を抽出
します。
第12回 日本の経済状況について
日本経済の状況について最新報道や政府の資料などから
課題を抽出し日本の置かれている経済環境を学びます。
第13回 資料の活用方法纏め
官邸・省庁関連以外の民間工業団体などの組織が報道す
る有益な資料の検索方法や活用法を学びます。
第14回 経済環境とキャリア
この時点での社会・経済環境が各自の目指すキャリアに
及ぼす影響ついて共に考えます。
第15回 総括
これまでキャリアについて学んだことやキャリアアップ
についてグループで討議し、総括します。
171 -
キャリア入門Ⅱ@HH@career 2
選択2単位
1年次後期
@@渡辺
良行
@CODE@k1190002302-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
日本の企業環境はますます厳しさを増している。不況の長期化、技術のガラパゴス化、少子・高齢化など取り巻く問
題は多い。その中で本学卒業生は企業の中で激しい競争に見舞われる。これに打ち克つにはどうしたらよいか。
まずは企業の本質を知ること、そして日本企業の歴史を紐解きながら今の時代に企業の置かれた状況をしっかり頭に
入れることが大事である。そして日々の国内外の経済活動を知識として学習しなければならない。講義ではこうしたテ
ーマに沿って、学生一人一人の一個の人間としての育成を目指す。
〔学習内容〕
@BB@
キャリア入門1に引き続き、企業人予備軍としての自覚を養う。時にはテーマによってグループディスカッションを
行う。これも論旨明快に、自らの主張をしっかり説明する訓練になる。キャリア入門1を履修していることが望ましい
が、新規に選択した方も理解できるような内容にする。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
社会人としての常識を身につけることが最重要事であり、特に専門的な知識を要求しない。ただ日々の新聞、テレビ
などでニュースを見聞、テーマについて自分の考えをしっかり持つことが求められる。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 テキストは特に使わない。必要な教材はその都度準備する。
【参考書、その他教材】 参考図書「若者のための仕事論」
(丹羽宇一郎著 朝日新書)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
主としてレポート
平常点も加味
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
企業との関わり方をメインテーマに
①講義の進め方、基礎問題
②会社はだれのものか――ステークスホルダー論
③健全な会社、危ない会社とは――何を目安とするか
④会社生活で何が重要か――目標管理、出世競争など
⑤労使関係――取締役とは、労働分配率、リストラ問題など
⑥企業の社会貢献――CSR など
⑦日本企業の特性――年功序列、終身雇用制など。米国との違い
⑧キャリアを磨くためには何をしたらよいのか――留学など
⑨コミュニケーション力をつけるために――人脈形成、交渉術、営業力など
⑩内向き志向からの脱却――海外志向の復活、国際感覚を養う
⑪産業史スケッチ――日本の戦後の産業の推移を駆け足で
⑫企業研究――いくつかの代表的な日本企業を例に挙げ分析
⑬企業広報
⑭企業ニュースの時事解説――直前一週間の記事を中心に
⑮素晴らしき企業人――私の出会った何人かの経営者たち
*全期間を通じ講義の中で、折に触れタイムリーな経済ニュースを解説する。
-
172 -
コミュニケーションⅠ@HH@Communication Ⅰ
選択2単位
1年次前期
@@京野
良孝
@CODE@k1116701101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
コミュニケーションは社会生活の基本です。日常生活・企業内生活・社会活動などどのような社会環境に置かれよう
と、コミュニケーションなしには過ごすことができません。他方、文明の進化がその利便性故に、本来人間の持つコミ
ュニケーション能力や本能を退化させてしまったことも否めません。
本教科においては、
「聞く」
「読む」
「話す」
「書く」などのコミュニケーションの基本を学ぶとともに、ミクロ・マク
ロすべての領域のコミュニケーションについて考察します。豊かで住みやすい社会を形成する一員として活動できるよ
う自己啓発を促し、やがて社会に出た時に企業人・組織人として求められる「報」
「連」
「相」の能力を養うことを目標
とします。
〔学習内容〕
@BB@
コミュニケーションを、形態や分類に従って、実例等を踏まえながらその内容を詳しく学び、コミュニケーションと
はいかなるものかを幅広く理解し、且つ社会生活と結びつけることによって、個々のコミュニケーション能力の開発・
向上を目指していきます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
コミュニケーションの”How to~"というよりは、多少アカデミックなアプローチになりますが、より具体的な題材
や実例を用意し、演習では身近なテーマを取り上げていきます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストは特に指定せず、都度プリント等資料を用意します。
【参考書、その他教材】1.コミュニケーション・入門(改訂版) 心の中からインターネットまで
船津 衛著、有斐閣アルマ
2.コミュニケーション力
齋藤 孝著、岩波新書
3.伝える力
池上 彰著、PHP ビジネス新書
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績50%、平常点50%の総合評価とします。
期中に1,2回レポートの提出を求める予定です。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回:オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方等
第2回:コミュニケーションの重要性
日常生活、社会生活でのコミュニケーションの重要性を認識
第3回:人と人とのコミュニケーション
自己表現について
第4回:電話コミュニケーション
生活に欠かせない電話によるコミュニケーションについて
第5回:集団・組織のコミュニケーション(1)
家族・企業組織・ネットワークのコミュニケーションにつ
いて
第6回:集団・組織のコミュニケーション(2)
特に企業組織のコミュニケーションについて詳しく
第7回:コミュニティ・コミュニケーション
コミュニティに住む人々の日常的・非日常的コミュニケー
ションについて
-
第8回:集合行動・社会運動のコミュニケーション(1)
群衆や社会運動のコミュニケーションについて
第9回:集合行動・社会運動のコミュニケーション(2)
うわさのコミュニケーションについて
第10回:マス・コミュニケーション
マスコミの現状について
第11回:日本人のコミュニケーション
日本人のコミュニケーションの特性について
第12回:異文化コミュニケーション
文化の違いによるコミュニケーションについて
第13回:国際コミュニケーション
日本の国際化の課題について
第14回:高度情報社会のコミュニケーション
電子コミュニケーションやインターネット・コミュニケー
ションについて
第15回:まとめ
173 -
コミュニケーションⅠ@HH@communicationⅠ
選択2単位
1年次前期
@@左近允
輝一
@CODE@k1116701102-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
コミュニケーションとは、情報の伝達のことである。大学の授業の場合、3通りの内容があり、第1にコミュニケー
ション概論、第2にマスコミュニケーション論、第3にコミュニケーションスキルの問題である。
本授業では、マスコミュニケーション論としてとらえ、さらにスポーツ報道に限定して、スポーツジャーナリズム論
あるいはメディアスポーツ論といった内容に絞り込む。したがって、本授業はメインタイトルが「コミュニケーション」、
サブタイトルが「メディアとスポーツ」と理解してほしい。
授業では、メディアとスポーツの関連を、歴史、現状、問題点にわけて総合的に理解する。
〔学習内容〕
@BB@
ひとことにメディアといっても、新聞、テレビ、ラジオ、出版、インターネットなどさまざまだ。歴史的にはまず新
聞がスポーツと出会い、次いでラジオがスポーツを取り上げた。戦後の1953年にテレビ登場すると、スポーツが一
段と普及発展し、プロスポーツの台頭、商業主義の蔓延につながった。いまやテレビとスポーツは切っても切れない関
係にあり、オリンピックはテレビンピックといわれるほどだ。一方で、さまざまな問題も内包している。
これら、メディアとスポーツのかかわりを丁寧に追いかける。前期は草創期の新聞、ラジオ、それから戦後間もない
テレビとスポーツの関係をフォローする。
極力、映像を活用し、楽しい授業にしたい。スポーツに関心のある学生には、興味深い内容となるだろう。
きちっとノートを取って、よく理解してほしい。また、毎回授業の感想文を書いてもらう。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
通年の授業計画を立てているので、コミュニケーションⅠ、コミュニケーションⅡの両方を履修することが望ましい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 特に指定しない。必要に応じて参考文献を授業で紹介する
【参考書、その他教材】 橋本一夫「日本スポーツ放送史」大修館書店
杉山茂「テレビスポーツ50年」角川インタラクティブメディア
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末試験60%、授業内レポート20%、授業参加態度20%の割合で総合評価。詳細はガイダンスで説明する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
ガイダンス(授業のねらい、授業計画、成績評価法、授
業上の注意など)
【第2回】
マスコミュニケーションとは何か(基本概念、範囲、要
素など)
【第3回】
スポーツとは何か(スポーツの歴史、近代スポーツ誕生、
定義、分類など)
【第4回】
新聞の始まり(黎明期の新聞、歴史的経緯)
【第5回】
スポーツと新聞の出会い(大学野球、高校野球報道の始
まり)
【第6回】
スポーツとラジオ(早慶戦、高校野球、五輪放送の裏側)
【第7回】
テレビとスポーツ(テレビの始まりとスポーツ中継)
-
【第8回】
テレビとプロレス(爆発的ブームの分析)
【第9回】
東京五輪①(政治、経済、社会的意味)
【第10回】
東京五輪②(スポーツ的意味)
【第11回】
東京五輪③(メディア的意味、世界同時生中継の始まり)
【第12回】
札幌五輪(カラー放送の始まり、テレビスポーツの普及)
【第13回】
テレビ技術の発達(ドラマ志向の始まり)
【第14回】
まとめ
【第15回】
総括感想文
174 -
コミュニケーションⅠ@HH@Communication
選択2単位
Ⅰ
1年次前期
@@岡田
孝子
@CODE@k1116701103-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
「コミュニケーション」という言葉をよく耳にする。
「コミュニケーション不足」とか「コミュニケーションが下手」
など、さまざまなシーンで使われる。では、この「コミュニケーション」とはいったいどのようなものなのか。私たち
の生活の中で、どのようなかかわりをもっているのだろう。さらに、コミュニケーション力をつけるのは、どうしたら
よいのだろうか。そうしたことを「話す」「聞く」
「書く」ことを通して考えていく。
到達目標:自分をとりまく社会のさまざまな問題に目を向けるようになり、自分とひととのかかわりを見つめられるよ
うになること。そして、自分の考えをもち、それを発表できるようになること。
〔学習内容〕
@BB@
社会的なニュース、時事問題など授業では取り上げることが多いため、新聞、テレビなどのニュースはよく読んだり
見ておくこと。
随時、コメントを求めることはもとより、討論、発表をしていくことを予定している。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
新聞を日常生活の中で読むことができ、さらに読書に興味をもっていることが望ましい。
関連科目:コミュニケーションⅡ
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
【使用テキスト】なし。
適宜、資料を配付。
【参考書、その他教材】齋藤
@DD@
孝著『コミュニケーション力』岩波新書
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末のレポート40%、授業内でのレポートや発表40%、平常点20%。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンス
授業についての説明、進め方、テキストなどの説明)
【第2回】コミュニケーションとは何か
コミュニケーションという言葉の意味や概念を考える。なぜ、私たちにとってコミュニケーションが必要不可欠な
のだろうか。ともに考えていく。
【第3回】自分にとってのコミュニケーション
私たちの身近な視点からコミュニケーションを考える。自分はコミュニケーションがうまいのか、それとも苦手な
のか。苦手ならなぜなのか、を考えていく。
【第4回】言語コミュニケーションと非言語コミュニケーション
その両方について考える。
【第5回】非言語コミュニケーション(1)
非言語コミュニケーションを具体的に取り上げる。
【第6回】非言語コミュニケーション(2)
非言語コミュニケーションを具体的に取り上げる。
【第7回】言語によるコミュニケーション(1)
「話すこと」と「聞くこと」を中心にコミュニケーションを考える。
【第8回】言語によるコミュニケーション(2)
「話すこと」と「聞くこと」を中心にコミュニケーションを考える。
【第10回】言語によるコミュニケーション(3)
「書くこと:を中心にコミュニケーションを考える。
【第11回】組織の中でのコミュニケーション(1)
私たちは常にコミュニティーなどの組織に関わりあいながら生活をしている。そうした場でのコミュニケーション
を考える。
【第12回】組織の中でのコミュニケーション(2)
私たちは常にコミュニティーなどの組織に関わりあいながら生活をしている。そうした場でのコミュニケーション
を考える。
【第13回】教育の場においてのコミュニケーション
家庭や学校においてのコミュニケーション教育を考える。
【第14回】言語とコミュニケーション
私たちは言語を学んできているが、それは現代のコミュニケーションにかかわる問題と、どのように関連している
のだろうか。
【第15回】まとめ
-
175 -
コミュニケーションⅡ@HH@Communication Ⅱ
選択2単位
1年次後期
@@京野
良孝
@CODE@k1116702101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
コミュニケーションは社会生活の基本です。日常生活・企業内生活・社会活動などどのような社会環境に置かれよう
と、コミュニケーションなしには過ごすことができません。他方、文明の進化がその利便性故に、本来人間の持つコミ
ュニケーション能力や本能を退化させてしまったことも否めません。
本教科においては、
「聞く」
「読む」
「話す」
「書く」などのコミュニケーションの基本を学ぶとともに、レベルアップ
できるように要点や技術的要素を学びます。豊かで住みやすい社会を形成する一員として活動できるよう自己啓発を促
すとともに、やがて社会に出た時に企業人・組織人として求められる「報」
「連」
「相」の能力を養い、更に実践的で高
度なコミュニケーション能力開発を目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
コミュニケーションⅠに続き、より実践的な内容を取り入れ、社会生活において求められるコミュニケーション能力
や知識について幅広く習得します。このことは、社会人になった際に、個人の能力・資質評価に繋がっていきます。基
本的なマナーや実務的なスキルも学びます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
実践的な場面や日常生活において経験する具体例をベースに進めますので、特別な準備は必要ありません。
先修科目としてコミュニケーションⅠがあります。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストは特に使用せず、都度プリント等資料を用意します。
【参考書、その他教材】1.「できる人」の話し方&コミュニケーション術
箱田 忠昭著、フォレスト出版
2.コミュニケーション力
齋藤 孝著、岩波新書
3.伝える力
池上 彰著、PHP ビジネス新書
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績50%、平常点50%とし、総合評価します。
期中に1,2回レポート提出を求める予定です。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回:オリエンテーション
授業の目的・内容等の説明や評価方法について
第2回:コミュニケーションの基本
コミュニケーションの能力を高めるための基本について
第3回:上手な話し方
円滑なコミュニケーションに必要なことについて
第4回:上手な書き方
特にビジネス文書の書き方について
第5回:文章力とコミュニケーション
文章力を高めることによるコミュニケーション力強化につ
いて
第6回:伝え方(1)
わかりやすく、伝わりやすい表現・話し方について
第7回:伝え方(2)
話の言い換えやまとめ方、話題の選び方について
-
第8回:集団のコミュニケーション(1)
プレゼンテーションやブレーン・ストーミングについて
第9回:集団のコミュニケーション(2)
会議について
第10回:非言語コミュニケーション
言葉以外のコミュニケーションについて
第11回:人間関係とコミュニケーション
良好な人間関係の構築の重要性について
第12回:説得力
相手を説得する時に重要なことについて
第13回:交渉力
交渉する場合に大切なことについて
第14回:スピーチ
スピーチの時の要点について
第15回:まとめ
176 -
コミュニケーションⅡ@HH@communicationⅡ
選択2単位
1年次後期
@@左近允
輝一
@CODE@k1116702102-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
授業のねらいは前期と同じである。
〔学習内容〕
@BB@
後期は、コミュニケーションⅠで学んだことを踏まえ、戦後のテレビとスポーツの関係、とくにロサンゼルス五輪に
ついて詳しく検討する。また、新聞では戦評主義から読み物主義へ変化するきっかけになったスポーツノンフィクショ
ン「江夏の21球」について掘り下げる。また、スポーツとメディアの問題点についても検証する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
通年の授業計画を立てているので、コミュニケーションⅠを履修した学生が、コミュニケーションⅡを履修してほしい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】特に指定しない。必要に応じて参考文献を授業で紹介する。
【参考書、その他教材】橋本一夫「日本スポーツ放送史」大修館書店
杉山茂「テレビスポーツ50年」角川インタラクティブメディア
山際淳司「江夏の21球」(スローカーブをもう一球)角川文庫
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末試験60%、授業内レポート20%、授業参加態度20%の割合で総合評価。詳細はガイダンスで説明する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
ガイダンス(授業の概要、授業計画、成績評価法、授
業上の注意など)
【第2回】
モスクワ五輪とテレビ騒動(五輪放送権争奪戦、五輪
ボイコット)
【第3回】
ロス五輪①(テレビマネーの登場、放送権料の暴騰)
【第4回】
ロス五輪②(五輪の商業主義スタート、アマチュアリ
ズムの終焉)
【第5回】
江夏の21球(スポーツメディアの新しい試み)
【第6回】
江夏の21球②(新聞ジャーナリズムと雑誌ジャーナ
リズムの違い)
【第7回】
江夏の21球(スポーツノンフィクションの可能性)
-
【第8回】
江夏の21球(戦評主義から読み物主義への大転換)
【第9回】
スポーツ記者の世界(スポーツ報道最前線レポート)
【第10回】
デスク論(デスクの仕事、役割、重要性)
【第11回】
デスク論(新聞は記者が書き、デスクが作る。ニュー
スバリュー決定)
【第12回】
テレビのスポーツ介入①
(テレビ向きのルールに改正)
【第13回】
テレビのスポーツ介入②(期間、種目、時間など大会
運営に介入)
【第14回】
まとめ
【第15回】
総括感想文
177 -
コミュニケーションⅡ@HH@Communication Ⅱ
選択2単位
1年次後期
@@岡田
孝子
@CODE@k1116702103-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
「コミュニケーション」という言葉をよく耳にする。
「コミュニケーション不足」とか「コミュニケーションが下手」
など、さまざまなシーンで使われる。では、この「コミュニケーション」とはいったいどのようなものなのか。私たち
の生活の中で、どのようなかかわりをもっているのだろう。さらに、コミュニケーション力をつけるのは、どうしたら
よいのだろうか。そうしたことを「話す」「聞く」
「書く」ことを通して考えていく。
コミュニケーションⅠをさらに発展させた内容になるが、文章によるコミュニケーション、テーマについての討論、
およびインタビューなど、実践的な授業が中心になるだろう。
到達目標:自分をとりまく社会のさまざまな問題に目を向けるようになり、自分と他者とのかかわりを見つめられるよ
うになること。そして、自分の考えをもち、それを発表できるようになること。
〔学習内容〕
@BB@
社会的なニュース、時事問題などを中心にしていくため、新聞、テレビなどのニュースをよく読んだり見ておくこと
は必須。随時、コメントを求めることはもとより、テーマを設定し討論、発表形式をとっていく。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
授業内容のレベル、関連科目
新聞を日常生活の中で読むことができること。さらに読書に興味をもっているこ。
積極的に授業参加をすること。
関連科目:コミュニケーションⅠ
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】教科書 なし。
適宜、資料を配付。
【参考書、その他教材】参考書などは授業のときに紹介。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末のレポート40%、授業内でのレポートや発表40%、平常点20%
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンス
授業についての説明、進め方、テキストなどの説明。
【第2回】コミュニケーションと「書くこと」
話すこと、聞くことはコミュニケーションをとるうえ
で、基本的なことだが、文章も伝達手段としては有効で
ある。その「書くこと」を考える・
【第3回】うまく伝わる文章(1)
どのような文章を書けば、相手にうまく伝わるのだろ
う。例を挙げながらみていく。
【第4回】うまく伝わる文章(2)
どのような文章を書けば、相手にうまく伝わるのだろ
う。例を挙げながらみていく。
【第5回】うまく伝わる文章(3)
与えられたテーマについて、文章を書き、発表。それ
についての討議。
【第6回】うまく伝わる文章(3)
与えられたテーマについて、文章を書き、発表。それ
についての討議。
【第7回】わかりやすい伝え方(1)
相手に伝わりやすい話し方を考える。
【第8回】わかりやすい伝え方(2)
相手に伝わりやすい話し方を考える。
-
【第9回】時事問題を考える(1)
時事的なテーマを取り上げて、それについて発表。他
人の意見をいかにうまく聞き、理解し、自分の意見を伝
える。
【第10回】時事問題を考える(2)
時事的なテーマを取り上げて、それについて発表。他
人の意見をいかにうまく聞き、理解し、自分の意見を伝
える。
【第11回】時事問題を考える(3)
時事的なテーマを取り上げて、それについて発表。他
人の意見をいかにうまく聞き、理解し、自分の意見を伝
える。
【第12回】インタビューをする(1)
すぐれたインタビューとはどのようなものか。
【第13回】インタビューをする(2)
実際にインタビューをし、そこからコミュニケーショ
ンの大切さを学ぶ。
【第14回】インタビューをする(3)
実際にインタビューをし、そこからコミュニケーショ
ンの大切さを学ぶ。
【第15回】まとめ
178 -
ビジネスコミュニケーションⅠ@HH@Business communicationⅠ
選択2単位
1年次前期
@@水野
勝弘
@CODE@k1117101101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
商売は相手があって成立するもの。売るにしろ、買うにしろ、相手の思い。思い(心理)が商売のカギとなる。マー
ケットは需要と供給のバランスで決まる。物不足時代のマーケットは、わかりやすかった。足りないモノが明らかで、
その空白へモノを埋めていくだけでよかったのだ。市場にモノが溢れている昨今。モノがモノとしての価値だけで、売
れる時代はおわった。楽しい・嬉しい・ステキ・素晴らしいに繋がる「期待値」が、商売となる時代。まさに「心理マ
ーケット」の時代となったといえる。お客の心理をつかみ、分析、それを戦略化するために、どうアプローチしていく
か?が、ビジネス上のコミュニケーション。心理学的マーケティングである。
〔学習内容〕
@BB@
私自らがマーケティング&マーチャンダイズを指導する三井農林㈱(日東紅茶)
、ナカチカ㈱、丹波ワイン㈱…など
の企業とタイアップ。各企業のビジネス展開(新商品開発、販売企画等)に即したリアルタイムの授業を行う。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
「ビジネスコミュニケーションⅡ」
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】「商売繁盛!お客さま学~おもしろ心理マーチャンダイジング~」
水野勝弘著(㈱モデラート・定価1800円+税)
【参考書、その他教材】新聞切り抜き等を紹介。講義、レポートが主。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業内、レポート、テストによる
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
オリエンテーション
授業の目的と考え方の説明。ヒト対ヒトのコミュニケーションは、人間が生きていく上で最も重要なことであ
る。それを具体例で、説明、理解を求め、社会で実践できるように、トレーニングすることについての説明。
第2回~第4回
テキストに記載されている具体的な実例を説明するとともに、リアルタイムなビジネスシーンを鑑みた授業を
全3回に分けて行う。
第5回~第10回
企業人向けのビジネスコミュニケーション講座を学生向けにアレンジし、実践的な授業を全6回に分けて行う。
第11回~第13回
自分自身が、一般社会で社会人として活躍するために必要な考え方を身につける為の授業を全3回に分けて行う。
第14回 前期総括
第15回 まとめ
-
179 -
ビジネスコミュニケーションⅠ@HH@Business CommunicationⅠ
選択2単位
1年次前期
@@泉
孝明
@CODE@k1117101104-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
企業の仕事は自分一人で完結するものではありません。他人とのコミュニケーションなしには仕事は始りもしません
し、終わりもしないのです。会社という組織の一員として働いている以上、連携を取り合う人々(上司、同僚、他)が
必ず登場します。その人々と報告、連絡、相談(報連相=ホウレンソウ)という対話をしつつ業務を進めて行くことが
大切です。いいコミュニケーションがあってはじめていい仕事が出来るのです。
「ビジネスコミュニケーションⅠ」では、基本的なマナーや作法に加えて、働くための心構えにについても学んでい
きます。
〔学習内容〕
@BB@
ビジネスパーソンとして働くための心構えやマナー・作法、コミュニケーション能力が身につくよう、具体例を示し
ながら進めて行きます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
誰にでも理解できるようなやさしい内容です。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
使用テキスト:「仕事の常識入門」 (日本能率協会マネジメントセンター)
その他必要に応じて資料を配布します。
参考図書:「伝える力」 池上彰著 (PHPビジネス新書)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験70%、平常点30%とし、総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
オリエンテーション
(授業の目的と内容、授業の進め方、テキスト、評価方
法等)
第2回
「会社」と働くことの意味(組織人としての自覚、他)
第3回
社会人がもつべき7つの意識とは?(顧客、納期、協
調、他)
第4回
仕事への取り組み方(目的、手順、効率、納期、報告、
他)
第5回
職場の人間関係(よいコミュニケーションの基本、他)
第6回
指示と報告、連絡、相談(ホウレンソウの基本、他)
第7回
セルフマネジメント(仕事の段取り、目標管理、時間
管理、他)
-
第8回
職場のマナー(就業中の基本、他)
第9回
来客と訪問(名刺交換、接待、他)
第10回
電話とメール(電話応対の基本、他)
第11回
ビジネス文書(ビジネス文書の作成ポイント、他)
第12回
話し方、聞き方(プレゼンテーションの基本、他)
第13回
会議(会議参加の基本、他)
第14回
コミュニケーションのワザ(誠意を感じさせる言葉づ
かい、他)
第15回
まとめ
180 -
ビジネスコミュニケーションⅡ@HH@Business communicationⅡ
選択2単位
1年次後期
@@水野
勝弘
@CODE@k1117102101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
商売は相手があって成立するもの。売るにしろ、買うにしろ、相手の思い。思い(心理)が商売のカギとなる。マー
ケットは需要と供給のバランスで決まる。物不足時代のマーケットは、わかりやすかった。足りないモノが明らかで、
その空白へモノを埋めていくだけでよかったのだ。市場にモノが溢れている昨今。モノがモノとしての価値だけで、売
れる時代はおわった。楽しい・嬉しい・ステキ・素晴らしいに繋がる「期待値」が、商売となる時代。まさに「心理マ
ーケット」の時代となったといえる。お客の心理をつかみ、分析、それを戦略化するために、どうアプローチしていく
か?が、ビジネス上のコミュニケーション。心理学的マーケティングである。
〔学習内容〕
@BB@
私自らがマーケティング&マーチャンダイズを指導する三井農林㈱(日東紅茶)
、ナカチカ㈱、丹波ワイン㈱…など
の企業とタイアップ。各企業のビジネス展開(新商品開発、販売企画等)に即したリアルタイムの授業を行う。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
「ビジネスコミュニケーションⅠ」からの発展的内容
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】「商売繁盛!お客さま学~おもしろ心理マーチャンダイジング~」
水野勝弘著(㈱モデラート・定価1800円+税)
【参考書、その他教材】新聞切り抜き等を紹介。講義、レポートが主。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
講義内のレポート、テストによる
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
オリエンテーション
授業の目的と考え方の説明。ヒト対ヒトのコミュニケーションは、人間が生きていく上で最も重要なことであ
る。それを具体例で、説明、理解を求め、社会で実践できるように、トレーニングすることについての説明。
(リアルタイムな問題をテーマにするため、前期とは実例がまったく異なる)
第2回~第4回
テキストに記載されている具体的な実例を説明するとともに、リアルタイムなビジネスシーンを鑑みた授業を
全3回に分けて行う。
(リアルタイムな問題をテーマにするため、前期とは実例がまったく異なる)
第5回~第10回
企業人向けのビジネスコミュニケーション講座を学生向けにアレンジし、実践的な授業を全6回に分けて行う。
(リアルタイムな問題をテーマにするため、前期とは実例がまったく異なる)
第11回~第13回
自分自身が、一般社会で社会人として活躍するために必要な考え方を身につける為の授業を全3回に分けて行う。
第14回 後期総括
第15回 まとめ
-
181 -
ビジネスコミュニケーションⅡ@HH@Business CommunicationⅡ
選択2単位
1年次後期
@@泉
孝明
@CODE@k1117102104-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
会社は学校とは異なります。就職戦線をやっと乗り越えて社会人となった人たちにも実社会の厳しい嵐が吹き荒れま
す。仕事は様々な人間関係のなかで展開されています。学生時代には内向的だった人も自己中心的に済ませてきた人も
会社では積極的な行動を求められ、職務を協調し合って確実に遂行していくことが必要とされます。そのためにもまず
仕事を覚え、失敗を恐れないポジティブな姿勢で様々なハードルを乗り越えて行かなければなりません。
「ビジネスコミュニケーションⅡ」ではややランクを上げて会社の仕組みや、仕事をうまく進めて行くために知って
おかなければならない基本的な知識を具体例をあげながら学んでいきます。
〔学習内容〕
@BB@
職場の人間関係を円滑に運ぶコツや、仕事の上での失敗を未然に防ぐための実例、積極的な社会人として成長してい
くためのノウハウ等についても理解を深めます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
誰にでも理解できるようなやさしい内容です。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
使用テキスト:「新入社員の基本」 日本経済新聞社編 (日本経済新聞出版社)
必要に応じて資料を配布します。
参考図書:「ビジネスコミュニケーションの基本とコツ」 高城幸司著 (学研)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験70%、平常点30%とし、総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回 オリエンテーション
(授業の目的と内容、授業の進め方、テキスト、評価方法
等)
第2回
職場のルールと人間関係Ⅰ
(会社の仕組みとは? 他)
第3回
職場のルールと人間関係Ⅱ(自己紹介の仕方、他)
第4回
身につけたい社会人の常識Ⅰ
(感じのよい話し方とは?
他)
第5回
身につけたい社会人の常識Ⅱ(職場のマナーとは?
他)
第6回
学びたいビジネスの基本Ⅰ(名刺の出し方・受け取り
方、他)
第7回
学びたいビジネスの基本Ⅱ(報告の仕方、他)
第8回
知っておくべき仕事の進め方Ⅰ(仕事の進め方とは?
他)
-
第9回
知っておくべき仕事の進め方Ⅱ(問題解決の技法、他)
第10回
失敗を逆手に取るテクニックⅠ(ジョークのつもりが
退職に? 他)
第11回
失敗を逆手に取るテクニックⅡ(アルバイトが知られ
てしまった? 他)
第12回
失敗を逆手に取るテクニックⅢ(失敗した時こそ冷静
に対処する、他)
第13回
積極的な社員とは?Ⅰ(コミュニケーション能力を磨
くには? 他)
第14回
積極的な社員とは?Ⅱ(良い人間関係を築くには?
他)
第15回 まとめ
182 -
オフィスコミュニケーションⅠ@HH@Office Communication Ⅰ
選択2単位
1年次前期
@@飯田
敏晴
@CODE@k1117103101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
ビジネス社会においては、コミュニケーションは欠くことのできない極めて重要なものです。同僚間、上司、部下或
いは顧客、コンペティター等、どのような企業活動シーンを想定してもコミュニケーションなしでは過ごせません。そ
れどころか、このオフィスコミュニケーションが、企業内における自己の評価やビジネスの成否に大きく関わってきま
す。本教科では、優れた社会人になることを目指し、オフィスコミュニケーションのノウハウを身につけます。更に、
明日の日本を形成する有望な一員として、アクティブな企業活動ができるよう自己の訓練を行うと共に、社会で十分に
実力が発揮できる人となる為の能力を養うことを目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
ビジネス社会での、より実践的なコミュニケーションテクニックを学び、グローバル化・複雑化した日本企業での、
迅速な判断能力、上司を説得する力、部下を動かす力、そして組織を動かす力の源泉となる能力を学んでいきます。ま
た、参考図書に記されたノウハウを自分のものとして消化し、自らの行動規範と即戦力となる実務的なスキルを身につ
けていきます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
テキストは特にありませんが、参考書として挙げたこの分野の達人のノウハウを学びながら、授業を進めていきたい
と思います。下記の参考書を事前に学習することで理解が深まります。
更に自己啓発を推し進めて行くための関連科目として、オフィスコミュニケーションⅡ、ビジネスコミュニケーショ
ンなどがあります。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】なし。
【参考書、その他教材】参考書として、
「人を動かす」D.カーネギー著 山口博訳 創元社1500円(税別)
「人を育てるための上司の教科書」江口克彦著 PHP 文庫438円(税別)
「プレゼンテーションのノウハウ・ドゥハウ」HRインスティテュート著/野口吉昭編
PHP 文庫571円(税別)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末レポートの成績50%、平常点50%とし、総合して評価します。
平常点は、授業中に適宜提出する小レポート等を加味して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方・受け方、資料の説明。
第2回
オフィスコミュニケーションの基本
同僚、上司、部下とのコミュニケーション手法を学びます。
第3回
「報」「連」「相」の重要性の理解
企業での具体的事例により理解を深めます。
第4回
上手な「報告」の理解
現場で求められている簡潔かつポイントを押さえた報告
の仕方を学びます。
第5回
上手な「連絡」の理解
電子メールや連絡書、朝礼などでの重要事項の伝達方法
のポイントを学びます。
第6回
上司から指示された事項に対する応え方
5W1Hを明確に理解して指示に応える方法を学びます。
第7回
叱られ方の心構え、叱り方の心構え
上司から叱られた時の対応、部下を叱るときの対応を学
びます。
第8回
重要事項のまとめ方
報告書、企画書、PRなど伝えたいことを3つにまとめ、
相手の印象に残る技術を学びます。
-
第9回
説得力の学び方
立派な経営者に見る効果的な説得術を学びます。
第10回 オフィスマナーの理解
基本的なオフィスマナーについて学びます。
第11回 効果的なプレゼンテーションの方法
パワーポイントによる効果的なプレゼンテーション手法
を学びます。
第12回 交渉術の理解
社内ネゴシエーション、対外渉外活動、協業交渉など、
実践的な交渉術を学びます。
第13回 電話、FAXでの連絡と対応
基本的な電話やFAXの使い方を学びます。
第14回 1分間スピーチ
与えられた課題について、
1分間で伝える演習を行います。
第15回 総括
これまでの授業の総括と演習の総括を行い、今後の自己
啓発に備えます。
183 -
オフィスコミュニケーションⅡ@HH@Office Communication Ⅱ
選択2単位
1年次後期
@@飯田
敏晴
@CODE@k1117104101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
ビジネス社会においては、コミュニケーションは欠くことのできない極めて重要なものです。同僚間、上司、部下或
いは顧客、コンペティター等、どのような企業活動シーンを想定してもコミュニケーションなしでは過ごせません。そ
れどころか、このオフィスコミュニケーションが、企業内における自己の評価やビジネスの成否に大きく関わってきま
す。本教科では、優れた社会人になることを目指し、オフィスコミュニケーションのノウハウを身につけます。更に、
明日の日本を形成する有望な一員として、アクティブな企業活動ができるよう自己の訓練を行うと共に、社会で十分に
実力が発揮できる人となる為に、より高度なコミュニケーションテクニックとプレゼンテーション能力を養うことを目
標とします。
〔学習内容〕
@BB@
ビジネス社会での、より実践的なコミュニケーションテクニックを学び、グローバル化・複雑化した日本企業での、
迅速な判断能力、上司を説得する力、部下を動かす力、そして組織を動かす力の源泉となる能力を身につけるため、よ
り高度なコミュニケーションスキルを習得します。また、参考図書に記されたノウハウを自分のものとして消化し、自
らの行動規範と即戦力となる実務的なスキルを身につけていきます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
テキストは特にありませんが、参考書として挙げたこの分野の達人のノウハウを学び、公開されている各種企業の広
報資料、報告書などを研究しながら授業を進めていきたいと思います。先修科目として、オフィスコミュニケーション
Ⅰ、関連科目として、ビジネスコミュニケーションなどがあります。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】なし。
【参考書、その他教材】参考書として、
「人を動かす」D.カーネギー著 山口博訳 創元社1500円(税別)
「人を育てるための上司の教科書」江口克彦著 PHP 文庫438円(税別)
「プレゼンテーションのノウハウ・ドゥハウ」HRインスティテュート著/野口吉昭編 PHP
文庫571円(税別)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末レポートの成績50%、平常点50%とし、総合して評価します。
平常点は、授業中に適宜提出する小レポート等を加味して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方・受け方、資料の説明。
第2回
オフィスコミュニケーションの基本
企業内コミュニケーションを更に上手に行う方法を学び
ます。同僚、上司、部下とのコミュニケーションによって、
如何に自己の考えを的確に伝えるかを学びます。
第3回
コミュニケーションの基本は人間関係
誠実に、感謝を込めて人に接することの重要性を理解し
ます。顧客への接し方、社内の関連部署との連絡など基本
的なことを学びます。
第4回
企業人は信用が第一
相手から信用されなければ、仕事はできません。どのよ
うにして社内で信用を得るか、現場で求められているもの
は何かを学びます。
第5回
電子メールの利点と欠点
電子メールは、同報、即時性、低コストなど優れた面だ
けが捉えられがちですが、うっかりミスで責任の取りよう
の無い大惨事になる危険性も孕んでいます。 これらの事
例と正しいメールの扱い方を学びます。
第6回
企業人としての心構え
企業は人なりと言われますが、どんな大企業でも結局は
個人の集まりです。入社した瞬間から企業の看板を背負っ
て行動するという自覚を喚起し、責任と権限についての理
解を深めます。
第7回
叱り方の心構え
怒るのではなく失敗を糧と転ずるよう部下の成長を促す
叱り方を学びます。
-
第8回
重要事項のまとめ方
企画書の書き方の演習をします。
第9回
説得力の演習
与えられた課題により、実際に相手を説得することの演
習を行います。
第10回 効果的なプレゼンテーション資料の作成
パワーポイントによる効果的なプレゼンテーション資料
の作成方法を学びます。
第11回 交渉術の理解
企業連合、合併など実例に基づいた対外渉外活動、協業
交渉など交渉術を学びます。
第12回 仕事はフォローが重要
伝え放し、言い放しでは仕事は進みません。フォローし
てこそコミュニケーションが円滑に進みます。気配りのフ
ォローの仕方を学びます。
第13回 1分間スピーチ
与えられた課題について、
1分間で伝える演習を行います。
第14回 偉大な経営者に学ぶ
過去の偉大な経営者からオフィスコミュニケーションの
秘訣を学びます。
第15回 総括
これまでの授業の総括と演習の総括を行い、今後の自己
啓発に備えます。
184 -
キャリアプラン@HH@Career Plan
選択2単位
3年次通年
@@杉田
秀一
@CODE@k1190053603-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
この授業は、就職活動(いわゆる就活)のための実践的授業です。3年生に就職活動に必要な心構え・知識・教養・
マナーを修得してもらうことがこの授業のねらいです。進路がまだ決まっていない人やどのように就職活動をしたらよ
いか、わからない人はぜひ受講してください。またすでに進路を決めて準備をしている人にとっても役に立つような内
容を予定しています。受講生が就職活動の場で学んだことを実践し、自ら進んで効果的な就職活動を行うことができる
ようになることが到達目標です。
〔学習内容〕
@BB@
授業は、隔週で行われ、通年で2単位が与えられます。就職活動に対する心構え、自分に適した職業の選び方など就
職活動の基本に関する事項をはじめ、就職試験対策、履歴書・エントリーシートの書き方、採用面接マナー、就職が決
まった先輩の体験発表などを予定しています。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
この授業は、就職活動を念頭に、社会人として必要な知識・教養・マナーを身につけるための授業です。とくに必要
な先修科目はありませんが、学んだことは復習し、すぐに実践するよう心がけてください。授業とは別に、各種の模擬
試験、企業説明会など就職活動の参考になるガイダンスが開かれます。積極的に参加してください。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 『就職ガイドブック(CAREER GUIDE BOOK)
』を配布します。授業のテキストとして使用しま
すが、実際の就職活動の際のマニュアルともなります。そのほか個別の授業ごとに資料を配布します。
【参考書、その他教材】 適宜、紹介します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業時に行う小テスト、レポート、受講態度などを総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
前期
【第1回】 新3年生のための『就職』について(授業の目的、内容、就職活動への心構えなど)
【第2回】 就職に関するガイドブック(CAREER GUIDE BOOK)の配布及び要点説明
【第3回】 キャリアナビの説明と登録
【第4回】 就職情報サイトへのエントリー登録
【第5回】 一般常識・SPI 試験の位置づけと対策
【第6回】 自己分析のガイダンス
【第7回】 就職活動の身だしなみ・マナーについて
【第8回】 成功するための夏休みの過し方
後期
【第9回】 就職活動本番への心構え
【第10回】 合同企業説明会の回り方
【第11回】 時事問題と新聞の読み方
【第12回】 履歴書・エントリーシートの書き方
【第13回】 コミュニケーション能力を高め、面接にのぞむ指導
【第14回】 学内合同企業説明会
【第15回】 現4年生による就職体験の報告
【第16回】 春休みこそ就職活動の「天王山」
(授業の総まとめ)
※状況に応じて、実施時期、内容など変更される場合があります。
-
185 -
TOEIC基礎Ⅰ@HH@TOEIC Basic I
選択2単位
1年次前期
@@鈴木
敦子
@CODE@k1111100504-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
ねらい
TOEIC の実践的トレーニングで英語の総合的な力を養う。
目標
TOEIC において、各々の目指す点数を取得すること。積極的な TOEIC 受験が望まれます。社会人とし
て役立つスコアの達成を目標にします。
〔学習内容〕
@BB@
TOEIC で出題されるリスニング、リーディングの具体例を学習することにより英語の総合的な力と TOEIC スコア
アップを目指します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
レベルは簡単なものから入って授業が進むに従い難易度の高い内容に入ります。積極的に授業に取り組むことが必要
です。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】「Power Charge for the TOEIC Test」 金星堂
【参考書、その他教材】不要
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
講師の質問に挙手して答えるなど授業への積極的な参加15%,定期試験成績45%、授業内試験20%×2回とし、総合
して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回 オリエンテーション 授業の目的と内容、テキストの説明、各自目標の設定、TOEIC テストの説明など
第2回
Unit 1 Eating Out
第3回
Unit 2 Amusement
第4回
Unit 3 Daily Life
第5回
Unit 4 Directions
第6回
Unit 5 Travel【授業内小テスト】
第7回
Unit 6 Advertising
第8回
Unit 7 Personnel
第9回
Unit 8 Purchases
第10回
Unit 9 Office Work
第11回
Unit 10 Employment
第12回
Unit 11 Business 【授業内小テスト】
第13回
Unit 12 Finance & Banking
第14回
Unit 13 Health & Welfare
第15回
まとめと補足
-
186 -
TOEIC基礎Ⅱ@HH@TOEIC
選択2単位
basisⅡ
2年次前期
@@左近允
輝一
@CODE@k1111100601-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
近年、TOEICテストに対する関心がますます高まっている。就職の採用時にTOEICスコアの提示を求める企
業や、昇進条件の一つとしてスコアの基準を設けている企業もある。英語の社内公用語化を始めた企業も出てきた。厳
しい就職戦線が続くなか、大学における語学力向上は急務である。
本授業ではTOEIC400点、英検の準2級レベルを目標にしている。実践的トレーニングを通じて、英語の総合
的な力を養いたい。
〔学習内容〕
@BB@
TOEICは特殊な検定試験だ。慣れるまで時間がかかるので、その初級コースともいえるTOEIC Bridg
eに取り組んでみる。リスニングが中心である。Part1の「写真描写問題」とPart2の「応答問題」を集中的
に勉強する。リーディング対策として、毎回ボキャブラリーテストを実施し、必要と思われる語彙をできる限り多数習
得したい。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
中学英語のレベルから復習する。英語が苦手な人、英語を最初からやり直したい人はチャレンジしてほしい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】「TOEIC Bridge公式ワークブック」国際ビジネスコミュニケーション協会
「新TOEICテスト書き込みドリル リスニング編」桐原書店
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末試験は行わない。授業内テストと授業参加態度で総合評価する。詳細はガイダンスで説明する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
ガイダンス(授業のねらい、授業計画、成績評価法、授
業上の注意など)
レベルチェックテスト
【第2回】
レベルチェックテストの結果と解説、勉強のアプローチ
方法など
【第3回】
Part1 写真描写問題、ボキャブラリーテスト①
【第4回】
Part1 写真描写問題 ボキャブラリーテスト②
【第5回】
Part1 写真描写問題 ボキャブラリーテスト③
【第6回】
Part1 写真描写問題 ボキャブラリーテスト④
【第7回】
復習テスト
-
【第8回】
Part2 応答問題
【第9回】
Part2 応答問題
【第10回】
Part2 応答問題
【第11回】
Part2 応答問題
【第12回】
Part2 応答問題
【第13回】
復習テスト
【第14回】
レベルチェックテスト
【第15回】
総括感想文
187 -
ボキャブラリーテスト①
ボキャブラリーテスト②
ボキャブラリーテスト③
ボキャブラリーテスト④
ボキャブラリーテスト⑤
TOEIC基礎Ⅲ@HH@TOEIC
選択2単位
basisⅢ
3年次前期
@@左近允
輝一
@CODE@k1117037102-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
近年、TOEICテストに対する関心はますます高まっている。就職の採用時にTOEICスコアの提示を求める企
業や、昇進条件の一つとしてスコアの基準を設けている企業もある。英語の社内公用語化を始めた企業も出てきた。厳
しい就職戦線が続くなか、大学における語学力向上は急務である。
本授業ではTOEIC520点、英検の2級レベルを目標にしている。実践的トレーニングを通じて、英語の総合的
な力を養いたい。
〔学習内容〕
@BB@
基本的にはリスニングの問題が中心で、前期はPart1の「写真描写問題」とPart2の「応答問題」を集中的
に取り組む。リーディング対策としては、毎回ボキャブラリーテストを実施して、語彙力を増やす。
また、模擬試験問題の1回分(200題)をつぶし、本番の傾向と対策を考えたい。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
TOEIC520点、英検2級レベルとは、センター試験のレベルである。また、この授業は前期、後期つながって
いるので、両者ともを履修することが望ましい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】「はじめての新TOEICテスト本番模試」旺文社
「TOEICテスト書き込みドリル スコア650 リスニング編」桐原書店
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末試験は行わない。授業内テストと授業参加態度で総合評価。詳細はガイダンスで説明する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
ガイダンス(授業の概要、授業計画、成績評価法、授業
上の注意など)
レベルチェックテスト
【第2回】
レベルチェックテストの結果と解説、勉強のアプローチ
方法など
【第3回】
Part1 写真描写問題 ボキャブラリーテスト①
【第4回】
Part1 写真描写問題 ボキャブラリーテスト②
【第5回】
復習テスト
【第6回】
Part2 応答問題 ボキャブラリーテスト①
【第7回】
Part2 応答問題 ボキャブラリーテスト②
-
【第8回】
Part2 応答問題
【第9回】
Part2 応答問題
【第10回】
Part2 応答問題
【第11回】
復習テスト
【第12回】
Part3 会話問題
【第13回】
Part3 会話問題
【第14回】
レベルチェックテスト
【第15回】
総括感想文
188 -
ボキャブラリーテスト③
ボキャブラリーテスト④
ボキャブラリーテスト⑤
ボキャブラリーテスト①
ボキャブラリーテスト②
TOEICⅠ@HH@TOEIC I
選択2単位
1年次後期
@@鈴木
敦子
@CODE@k1117035104-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
ねらい
目標
@AA@
前期の TOEIC 基礎Iに加えて実践的トレーニングで英語の総合的な力を養う。
TOEIC において、各々の目指す点数を取得すること。
〔学習内容〕
@BB@
前期の TOEIC 基礎Iに加えて TOEIC で出題されるリスニング、リーディングの具体例を学習することにより英語
の総合的な力と TOEIC スコアアップを目指します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
「TOEIC基礎Ⅰ」既習のレベルが望まれますが「TOEIC基礎Ⅰ」を履修していなくても受講できます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】「Kick Off for the TOEIC Test」 金星堂
【参考書、その他教材】不要
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
講師の質問に答えるなど授業への積極的な参加15%,定期試験成績45%、授業内試験20%x2回とし、総合して評価
します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回 オリエンテーション 授業の目的と内容、テキストの説明、各自目標の設定、TOEIC テストの説明など
第2回
Chapter 1 At an Airport
第3回
Chapter 2 At a Hotel
第4回
Chapter 3 On the Street
第5回
Chapter 4 At a Restaurant
第6回
Chapter 5 Shopping 【授業内小テスト】
第7回
Chapter 6 At a Bank
第8回
Chapter 7 Taking a Trip
第9回
Chapter 8 Seeing the Doctor
第10回 Chapter 9 Renting an Apartment
第11回 Chapter 10 Sports
第12回 Chapter 11 Job Hunting 【授業内小テスト】
第13回 Chapter 12 Talking on the Phone
第14回 Chapter 13 Appointments
第15回 まとめと補足
-
189 -
TOEICⅡ@HH@TOEICⅡ
選択2単位
2年次後期
@@左近允
輝一
@CODE@k1117036101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
授業のねらいは、TOEICⅡ基礎と同じである。
〔学習内容〕
@BB@
引き続きTOEIC Bridgeに取り組む。後期もリスニングが中心だが、Partの「会話問題」
、Part
4の「説明文問題」にチャレンジする。また、リーディング部門で頻出する語彙をおさえるため、毎回ボキャブラリー
テストを実施し、単語力をつける。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
中学英語のレベルから復習する。英語が苦手な人、英語を最初からやり直したい人はチャレンジしてほしい。
TOEICⅡ基礎の関連科目なので、両者を履修することが望ましい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】「TOEIC Bridge公式ワークブック」国際ビジネスコミュニケーション協会
「新TOEIC書き込みドリル リスニング編」桐原書店
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末試験は行わない。授業内テストと授業参加態度で総合評価する。詳細はガイダンスで説明する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
ガイダンス(授業のねらい、授業計画、成績評価法、授業上の注意など)
レベルチェックテスト
【第2回】
レベルチェックテストの結果と解説、勉強のアプローチ方法など
【第3回】
Part3 会話問題 ボキャブラリーテスト①
【第4回】
Part3 会話問題 ボキャブラリーテスト②
【第5回】
Part3 会話問題 ボキャブラリーテスト③
【第6回】
Part3 会話問題 ボキャブラリーテスト④
【第7回】
PART3 会話問題 ボキャブラリーテスト⑤
【第8回】
復習テスト
【第9回】
Part4 説明文問題 ボキャブラリーテスト①
【第10回】
Part4 説明文問題 ボキャブラリーテスト②
【第11回】
Part4 説明文問題 ボキャブラリーテスト③
【第12回】
Part4 説明文問題 ボキャブラリーテスト④
【第13回】
復習テスト 説明文問題 ボキャブラリーテスト
【第14回】
レベルチェックテスト
【第15回】
総括感想文
-
190 -
TOEICⅢ@HH@TOEICⅢ
選択2単位
3年次後期
@@左近允
輝一
@CODE@k1117037101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
授業のねらいはTOEICⅢ基礎と同じである。
〔学習内容〕
@BB@
後期もリスニングが中心だが、Part3の「会話問題」
、Part4の「説明文問題」にチャレンジする。一段と
問題は難しくなる。また、リーディング対策として毎回ボキャブラリーテストを実施し、語彙力をつける。後期も模擬
試験1回分(200問)をつぶし、本番の傾向と対策を考える。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
この授業は前期のTOEICⅢ基礎とつながっているので、両者を履修することが望ましい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】「はじめての新TOEICテスト本番模試」旺文社
「TOEICテスト書き込みドリル スコア650 リスニング編」桐原書店
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末試験は行わない。授業内テスト、授業参加態度で総合評価。詳細はガイダンスで説明する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
ガイダンス(授業の概要、授業計画、成績評価法、授業上の注意など)
レベルチェックテスト
【第2回】
レベルチェックテストの結果と解説、勉強のアプローチ方法など
【第3回】
Part3 会話問題 ボキャブラリーテスト①
【第4回】
Part3 会話問題 ボキャブラリーテスト②
【第5回】
Part3 会話問題 ボキャブラリーテスト③
【第6回】
Part3 会話問題 ボキャブラリーテスト④
【第7回】
復習テスト
【第8回】
Part4 説明文問題 ボキャブラリーテスト①
【第9回】
Part4 説明文問題 ボキャブラリーテスト②
【第10回】
Part4 説明文問題 ボキャブラリーテスト③
【第11回】
Part4 説明文問題 ボキャブラリーテスト④
【第12回】
Part4 説明文問題 ボキャブラリーテスト⑤
【第13回】
復習テスト
【第14回】
レベルチェックテスト
【第15回】
総括感想文
-
191 -
公務員試験基礎Ⅰ@HH@Civil Service Examination Practice I
選択2単位
1年次後期
@@杉田
秀一
@CODE@k1117108501-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
この授業は、1年生の公務員志望者を対象に、公務員試験受験のために必要な基礎事項を習得し、それを通じてより
上のレベルへ進むための勉強の仕方を身に付けてもらうことをねらいとします。ここでいう公務員試験は、役所でいわ
ゆる事務的な仕事する行政職の試験のほか、警察官試験・消防官試験・保育士採用試験などをふくみます。これら公務
員試験の内容は、職種・試験区分により多様ですが、専門の知識とともにはばひろい教養がテストされることは、ほと
んどの公務員試験に共通しています。受験のためにはできるだけ早い時期から長期的な計画にたって能率的に勉強する
ことが必要です。3年生になってから本格的な勉強をスタートするのでは遅いのです。警察官試験や市役所職員の教養
試験合格レベルが到達目標です。
〔学習内容〕
@BB@
授業の主要な対象は、各公務員試験に共通の教養試験科目のうち一般知能、とくに数的推理とします。民間企業の採
用試験で使用されるSPI能力検査、教員採用試験の数学(算数)等と内容的に重なるところが少なくありませんので、
志望先をこれらにする場合も役立つでしょう。憲法、政治等についても基本事項を押さえるよう努めます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
数学が苦手な受講者は基本事項(小中学校での算数・数学のそれ)をひととおり復習しておくことが必要です。また
公務員志望者はとくに日本国憲法と経済学を得意科目としておくことをお勧めします。当然のことですが大学での授業
と教員を大いに利用すべきです。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】『公務員合格ゼミ 数的推理』桐原書店。
【参考書、その他教材】
『一般知識パーフェクトチェック』実務教育出版。 『公務員試験受験ジャーナル』各号。※そ
のほか適宜、授業で指示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験および授業時に行う臨時試験の成績を基本とします。正答率6割以上をとることが単位取得の必要条件です。
毎授業時に行う小テストの成績等を考慮します(全評価の30%程度)。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方、受け方、テキスト・
参考書などの説明を行います。そのほか、(1)公務員とは(2)
公務員試験とは(2)公務員試験の具体例など。
【第2回】A.虫食い算、魔方陣B.日本国憲法の三原理
毎回同様ですが、テキストの該当箇所を事前に自宅で予
習しておく必要があります。
【第3回】A.倍数と約数、整数問題、数の性質 B.三
権分立
授業では毎回試験を行います。以前に学んだ箇所は試験
範囲にふくまれます。また時事問題を適宜出題するので、
新聞などのニュースの重要なものは普段から注意してみて
おかなければなりません。採点後、重要事項について解説
を加え、質疑応答を行います。以下、毎回同様。
-
【第4回】A.方程式・不等式、集合、割合・百分率 B.
自由権
【第5回】A.食塩水の濃度、対比 B.社会権
【第6回】A.利益、速さ B.新しい人権
【第7回】A.場合の数、確率 B.内閣
【第8回】A.三平方の定理、円・おうぎ形 B.内閣
【第9回】A.立体の体積と表面積、角度 B.国会
【第10回】A.円の性質、図形の相似 B.裁判所
【第11回】A.最短距離、資料解釈・指数 B.地方自治
【第12回】A.増加率、割合 B.財政
【第13回】A.実数、二次関数 B.その他
【第14回】A.図形と方程式、三角比 B.その他
【第15回】総まとめ
最終確認として総まとめを行います。
192 -
公務員試験基礎Ⅱ@HH@Civil Service Examination Practice Ⅱ
選択2単位
2年次前期
@@杉田
秀一
@CODE@k1117122701-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
公務員試験は、警察官試験・消防官試験・保育士採用試験等をふくめ、はばひろい教養がテストされる点で共通して
います。受験のためには、長期的な計画にたった能率的な勉強が必要です。この授業は、本格的に公務員試験の勉強に
取り組む2年生を対象に、学習上の疑問に答え、その勉強を手助けすることをねらいとします。民間企業の採用試験で
使用されるSPI能力検査、教員採用試験の数学(算数)等と内容的に重なるところが少なくありませんので、志望先
をこれらにする場合も役立つでしょう。警察官試験や市役所職員の教養試験合格レベルを到達目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
各公務員試験に共通の教養試験、とくに一般知能のうちの判断推理を主要な対象とします。公務員試験基礎 I とあわ
せて一般知能の主要部分全体(数的処理)を学ぶことになります。国語、政治経済、時事問題の基礎事項も扱います。
なお教員採用試験では判断推理の分野は直接には出題されないので注意してください。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
市役所職員、消防官、警察官、保育士採用試験等の教養試験レベルを標準とします。
「公務員試験基礎 I」を受講し
ていることを期待しますが、受講の条件ではありません。公務員志望者には「日本国憲法」などの法学関連の科目、
「経
済学」などの経済学関連の科目を受講し、これらの科目について得意になっておくことを強くお勧めします。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】『公務員合格ゼミ 判断推理』桐原書店。
【参考書、その他教材】
『一般知識パーフェクトチェック』実務教育出版。※そのほかについては授業時に指示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績を基本とします。正答率6割以上をとることが単位取得の必要条件です。
さらに毎授業時に行う小テストの成績等を考慮します(全評価の30%程度)。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方、受け方、テキスト・参考書などの説明を行います。そのほか、(1)公務員とは(2)
公務員試験とは(2)公務員試験の具体例など
【第2回】A.命題論理 B.漢字の読み
テキストの該当箇所を事前に自宅で予習しておく必要があります。授業では毎回試験を行います。以前に学んだ箇所
は試験範囲にふくまれます。また時事問題を適宜出題するので、新聞などのニュースを普段から注意してみておく必要
があります。採点後、重要事項について解説を加え、質疑応答を行います。以下、毎回同様。
【第3回】A.暗号 、試合と勝敗に関する問題 B.熟語、同義語・反対語
【第4回】A.うそと本当の問題、対応関係 B.敬語
【第5回】A.順位・順序(1)、家族関係 B.慣用句・ことわざ
【第6回】A.順位・順序(2)、比較 B.市場機構
【第7回】A.手順、曜日に関する問題 B.経済学説
【第8回】A.位置、方位 B.不完全競争市場
【第9回】A.道順、平面図形の分割と厚生 B.国民所得
【第10回】A.平面図形の個数、立体図形の分割と構成 B.わが国の金融1
【第11回】A.立体の個数、立方体の展開図 B.わが国の金融2
【第12回】A.立方体以外の展開図、折り紙 B.わが国の財政1
【第13回】A.投影図・見取図、サイコロ B.わが国の財政2
【第14回】A.軌跡、断面図・回転体 B.戦後の日本経済
【第15回】A.記数法(補足)、総まとめ
最終確認として総まとめを行います。
-
193 -
公務員試験対策Ⅰ@HH@Civil Service Examination I
選択2単位
3年次前期
@@杉田
秀一
@CODE@k1117109101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
公務員試験を目前にひかえている3年生を対象に、実戦的な問題演習を行います。各公務員試験に共通の教養試験を
主要な対象としますが、最近、実施されることの多い集団討論、論文等の演習をまじえる予定です。公務員にふさわし
い総合的な問題解決能力をつけてもらうことが授業のねらいです。非公務員志望者でもSPI能力検査のために勉強を
しているなど、実力と意欲がある者なら歓迎です。地方上級の教養試験の合格圏に達することが到達目標です。
〔学習内容〕
@BB@
公務員試験教養試験で実際に出された問題およびそれと同レベルの問題を解くことが内容となります。一般知能のう
ち数的推理の分野が主要な対象です。公務員試験対策Ⅱとあわせて一般知能の全体をカバーすることになります。国語、
経済、時事問題等の要点も押さえるようにします。内容は参加者の志望・学習進度により変更することがあります。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
警察官・消防官等の教養試験程度の基礎がためを終え、さらに市役所職員や国家公務員 II 種試験等を射程に入れレ
ベルアップをはかる段階を想定しています。受講者としては、「公務員試験基礎Ⅰ・Ⅱ」の成績が良以上だった者、ま
たはそれに等しい実力・意欲を持っている者を期待しています。4年時の受講も可能です。日本国憲法と経済学の履修
が望まれます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】
『大卒程度 警察官・消防官スーパー過去問ゼミ 数的推理』
、
『大卒程度 警察官・消防官スーパー過去問
ゼミ 社会科学
【参考書、その他教材】『公務員試験速攻の時事 平成24年度試験完全対応 (2012) (公務員試験)』いずれも資格試験研
究会編、実務教育出版。
※その他は授業時に説明する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験で正答率6割以上をとることが単位取得の必要条件です。毎授業時に行う試験の成績等を考慮します(全評
価の30%程度
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方、受け方、テキスト・参考書などの説明を行います。
【第2回】四則応用、方程式、不等式、 B.市場機構
毎回同様ですが、テキストの該当箇所を事前に自宅で予習しておく必要があります。
【第3回】A.二次方程式、平均算・年齢算 B.経済学説
授業では毎回試験を行います。以前に学んだ箇所は試験範囲にふくまれます。また時事問題を適宜出題するので、新
聞などのニュースで重要なものは普段から注意してみておかなければなりません。採点後、重要事項について解説を加
え、質疑応答を行います。以下、毎回同様。
【第4回】A.比、混合算、売買算 B.不完全競争市場
【第5回】A.増減、仕事算、ニュートン算 B.国民所得
【第6回】A.最大・最小、速さ、旅人算 B.わが国の金融1
【第7回】A.通過算、流水算、時計算 B.わが国の金融2
【第8回】A.場合の数、順列、組み合わせ B.わが国の財政1
【第9回】A.確率 B.わが国の財政2
【第10回】A.多角形、平面計量(円)、空間計量 B.戦後の日本経済
【第11回】A.整数・約数・倍数・剰余、約束記号、記数法 B.国際社会の特質
【第12回】A.計算パズル、数列、規則性の発見 B.国際経済
【第13回】A.総合問題演習 B.社会学・環境・福祉
【第14回】同上、補足
【第15回】総まとめ
最終確認として総まとめを行います。
-
194 -
公務員試験対策Ⅱ@HH@Civil Service Examination Ⅱ
選択2単位
3年次後期
@@杉田
秀一
@CODE@k1117110101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
公務員試験を目前にひかえている3年生を対象に、実戦的な問題演習を行い、総まとめをします。各公務員試験に共
通の教養試験を主要な対象としますが、最近、実施されることの多い集団討論、論文等の演習をまじえる予定です。公
務員にふさわしい総合的な問題解決能力をつけてもらうことが目標です。非公務員志望者でもSPI能力検査のために
勉強をしているなど、実力と意欲がある者なら歓迎です。地方上級の教養試験の合格圏に達することが到達目標です。
〔学習内容〕
@BB@
公務員試験教養試験で実際に出された問題およびそれと同レベルの問題を解くことが主な内容となります。一般知能
のうち判断推理の分野をとくに対象とします。対策Ⅰとあわせて受講すると、一般知能の全般をカバーすることになり
ます。国語、政治、時事問題等の要点も押さえるようにします。内容は受講者の志望・学習進度により変更することが
あります。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
警察官・消防官等の教養試験程度の基礎がためを終え、さらに市役所職員や地方上級等を射程に入れレベルアップを
はかる段階を想定しています。受講者としては、
「公務員試験基礎Ⅰ・Ⅱ」の成績が良以上だった者、またはそれに匹
敵する意欲を持っている者を期待しています。4年時の受講も可能です。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】
『大卒程度 警察官・消防官スーパー過去問ゼミ 判断推理』
、
『大卒程度 警察官・消防官スーパー過去問
ゼミ 社会科学』
【参考書、その他教材】
『公務員試験速攻の時事 平成24年度試験完全対応 (2012) (公務員試験)』いずれも資格試験研
究会編、実務教育出版。
※そのほかは授業時に説明します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績を基本とします。正答率6割以上をとることが単位取得の必要条件です。毎授業時に行う試験の成績
等を考慮します(全評価の30%程度)
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方、受け方、テキスト・参考書などの説明を行います。
【第2回】A.順序関係、対応関係 B.漢字
毎回同様ですが、テキストの該当箇所を事前に自宅で予習しておく必要があります。
【第3回】A.集合、論理 B.敬語・慣用句など
授業では毎回試験を行います。以前に学んだ箇所は試験範囲にふくまれます。また時事問題を適宜出題するので、新
聞などのニュースの重要なものは普段から注意してみておかなければなりません。採点後、重要事項について解説を加
え、質疑応答を行います。以下、毎回同様。
【第4回】A.位置関係、試合 B.政治思想・デモクラシーの発展
【第5回】A.証言、暗号 B.各国の政治制度
【第6回】A.数量、日暦 B.憲法の基礎
【第7回】A.手順、道順 B.基本的人権
【第8回】A.平面図形、折紙 B.内閣
【第9回】A.軌跡、立体構成 B.内閣
【第10回】A.展開図、投影 B.国会
【第11回】A.切断、回転体・移動 B.裁判所
【第12回】A.経路 B.地方自治
【第13回】A.資料解釈 B.国際社会
【第14回】A.総合問題演習 B.まとめ
【第15回】総まとめ
最終確認として総まとめを行います。
-
195 -
基本情報技術者試験対策A@HH@Fundamental Information Technology Engineer Examination A
選択2単位
2年次前期
@@山内
孝夫
@CODE@k1190256601-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
基本情報技術者試験は経済産業省が実施している国家試験の中のひとつで、情報処理技術者の基礎となる資格です。
試験は午前と午後に分けて実施されます。午前の試験ではテクノロジ系(基礎理論、コンピュータシステム、技術要素、
開発技術)、マネージメント系(プロジェクト、サービス)
、およびストラテジ系(システム、経営、企業と法務)の各
分野から基礎的な問題が出題されます。
この授業では、「午前」の試験対策として基礎的な内容を実践的に学習します。情報処理技術者が必要とする知識や
技能の範囲について理解を深め、基本情報技術者試験「午前」に合格可能な学力の習得をめざします。
〔学習内容〕
@BB@
午前の試験は情報技術全般の幅広い分野から出題されます。各分野から出題される頻度が高い部分を重点的に学習し
ていきます。授業時間の前半に過去問題の解説等を中心に基本事項について講義を行い、後半は類似問題を実際に解く
などの演習的なものになります。演習課題や小テストなどを頻繁に行い、各自が実力をきちんと把握できるようにしま
す。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
試験は小問形式で、基礎的な問題が多数出題されるので、短時間で確実に解くことが必要になります。計算問題を中
心に試験によく出題されている部分にポイントを絞って行います。なお、この授業は1年生対象の「情報システム概論
Ⅰ、Ⅱ」の応用としての位置付けとなります。「午後」の対策は「基本情報処理技術者試験対策B」で行います。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
【使用テキスト】
@DD@
『平成24年度【春期】【秋期】基本情報技術者 合格教本』、定平誠,須藤智 著 技術評論社
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験60%、平常点(演習課題、小テスト)40%の割合で総合評価します。なお、小テストは3~4週に1度、4
回程度実施する予定です。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
授業内容や順序については学習の進捗状況によって変更することがあります。
【第1回】ガイダンス
情報処理技術者試験について
【第2回】情報基礎
補助単位、基数変換、補数
【第3回】データの表現
固定小数点、浮動小数点精度と誤差、文字データ
【第4回】論理演算と回路
真理値表、論理演算、論理回路
【第5回】情報理論
オートマトンと状態遷移、確率と統計基礎
【第6回】プロセッサ
加算器、フリップフロップ、プロセッサの性能
【第7回】入出力装置
磁気ディスク、インタフェース
【第8回】オペレーティングシステム(1)
ジョブ管理とタスク管理、マルチプログラミング
-
【第9回】オペレーティングシステム(2)
仮想記憶、言語プロセッサ
【第10回】データ構造
配列、ツリー、スタック、2分木
【第11回】アルゴリズム
ソートとサーチ
【第12回】ファイルとデータベース
ファイル構成と編成、DBMS、SQL
【第13回】通信とネットワーク
通信の仕組み、LAN の構成、インターネット
【第14回】コンピュータシステム
システムの構成、性能、稼働率
【第15回】マネージメントとストラテジ
日程管理、OR
196 -
基本情報技術者試験対策B@HH@Fundamental Information Technology Engineer Examination B
選択2単位
2年次後期
@@山内
孝夫
@CODE@k1190256701-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
基本情報技術者試験はプログラマやSE(システムエンジニア)を目指す人にとっては入門となる資格です。午前の
試験と午後の試験では出題形式が異なっていて、両方が基準点を満たさないと合格できません。この授業では、基本情
報技術者試験の「午後」の対策を行います。午後の試験の受験に対応できる力を身に付けるのが目的です。
午後の試験では、情報処理技術の知識や技能の応用力も試されるだけでなく、プログラム言語の問題も出題されます。
C、COBLE、Java、アセンブラ言語および表計算の問題が1問ずつ出題され、その中から1つを選択して解答します。
授業は、プログラム言語の C の問題を選択対象として行うことにします。
〔学習内容〕
@BB@
午後の試験は、基礎的な知識を基にした応用問題とプログラミングの問題が出題されます。問題数は少ないですが、
時間をかけて解く内容になっています。また、擬似言語による特有な問題も出題されます。
「午後」の出題範囲から、
特に自学自習では取り組み難いアルゴリズムやプログラムの部分に絞り学習していきます。各時間でテーマを設定し、
講義、過去問題の解説等を行います。さらに演習問題などで理解を深め実力を付けていきます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
内容としては、情報システムや C 言語等の基本知識が必要になります。したがって、
「情報システム概論Ⅰ、Ⅱ」、
「プ
ログラム演習Ⅰ、Ⅱ」の修得が前提ですが、難解な部分は基礎から解説します。確実に理解できるように課題や小テス
トなどの結果で理解度を把握しながら進めます。なお、「午前」の対策は「基本情報技術者試験対策A」で行います。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
【使用テキスト】
@DD@
『基本情報午後完全合格教本〈2012年度版〉』、福嶋宏訓 著、新星出版社
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験60%、平常点(演習課題、小テスト)40%の割合で総合評価します。なお、小テストは3~4週に1度、4
回程度実施する予定です。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
授業内容や順序については学習の進捗状況によって変更することがあります。
【第1回】ガイダンス
情報技術者試験について
【第2回】ハードウェア
データ表現、プロセッサ
【第3回】ソフトウェア
仮想記憶、マルチタスク
【第4回】擬似言語
擬似言語とフローチャート
【第5回】整数アルゴリズム
素数、公倍数と公約数など
【第6回】データの探索(1)
線形探索、2分探索
【第7回】データの整列(1)
選択法、バプル法、挿入法
【第8回】ファイル処理
ソートとマージ
【第9回】数値計算(1)
方程式の解、数値積分
【第10回】数値計算(2)
行列計算、連立方程式の解
【第11回】データの整列(2)
クイックソート、ヒープソート
【第12回】プログラム(1)
配列操作
【第13回】プログラム(2)
文字列処理
【第14回】プログラム(3)
ファイル操作
【第15回】プログラム(4)
リスト構造
-
197 -
海外事情@HH@International Studies
選択2単位
1年次集中
@@アラン・デイビット
@CODE@k1216711104-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
1.英会話の向上。
2.学生をイギリスの文化に紹介すること。
〔学習内容〕
@BB@
授業は3月、3週間に渡ってイギリスで行います。学生は英会話を勉強しながらイギリスの名所を訪れます。
。11
月には希望者のために説明会があります。
*この科目の履修の手続きは11月の説明会以降に行います。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
やる気ある学生が誰でも参加できます。英語のレベルは全然関係ありません!ほんど英語できない学生が安心で留学
できます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】現地に着いてから教材を配ります。
。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業参加など。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
Day 1.
成田発―ロンドン到着 歓迎会
Day 2.
説明会 Free Time
Day 3.
ロンドン市内観光 英会話
Day 4.
英会話 Windsor 市内観光
Day 5.
英会話 イギリス人の家庭訪問
Day 6.
ロンドン 大英博物館等
Day 7.
オクスフォーッド到着 英会話
Day 8.
オクスフォーッド市内観光
Day 9.
英会話 自由時間
Day 10. Stratford upon Avon の日帰り観光
Day 11. 英会話 Free Time
Day 12. Free Time 英会話
Day 13. Bath の日帰り観光
Day 14. 英会話 Sports: 水泳 ゴルフ 乗馬
Day 15. ロンドン市内観光
Day 16. 英会話 English Tea Time
Day 17. Tower of London ミュージカル
Day 18. ロンドンでの Free Time 英会話
Day 19. 英会話 帰国の準備 別れ会
Day 20. Heathrow 空港免税店での買い物
Day 21. 成田到着
*詳しいことは11月の説明会の時に知らせます。
-
198 -
卒業研究・輪講@HH@Research,Experiments for Undergraduate
選択8単位
4年次集中
@CODE@k1117151101-01
@@岩橋
努、 大石 和男、 金子 和、 佐藤 幸三、 高野 文之
辻 順一郎、 中村 士、 深澤 伸慈、 藤井 愼裕、 山本 薫
辻
郎 中村
澤 伸慈 藤
愼裕 山本 薫
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
実社会では大学で習得した学識がそのまま役立つわけではなく全てが応用問題といえます。卒業研究では、各自が関
心の深い研究室に所属し、研究課題を自らから設定し、課題を解決すべき方法を考え、実行しその結果を卒業研究論文
としてまとめることにより知識の応用力、問題に対処する能力、表現力を身につけます。
また配属された研究室で、卒業研究の指導教員の下に、卒業研究に関連した図書、文献、論文などの講読を行い、専
門知識を理解する能力を高めます
〔学習内容〕
@BB@
卒業研究テーマを、「7.授業の形式・計画」に基づいて選び、指導教員の下に研究テーマに関連した図書、文献、
論文などの講読を行うとともに、研究計画書を作成して各自の研究を進めます。研究の実施後に卒業論文を作成します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
研究課題を自ら設定し、その結果を卒業研究論文としてまとめるため、知識の応用力、問題に対する対処する能力、
表現力が要求されます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】卒業研究のテーマ、輪講の内容によって、担当の教員によって指示されます。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
卒業研究論文の内容、卒業研究発表会の結果を総合して、評価します
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
下記に示すような卒研テーマを参考に、各指導教員と相談して各自の卒研テーマを決定し、その内容に関連する論文
輪講を実施したうえで、指導教員の指導のもと研究を行います。
、
・ 超音波診断装置の各種画像化パラメータの理論および実験的研究
・ ネットワークコンピューティングとクラウドコンピューティング
・ 遠隔操作可能な計測装置の研究
・ 物理現象のシミュレーションに関する研究
・ 電動ドライバの開発
・ 大規模データの統計的解析に関する研究
・ 各種言語を用いた実用的プログラミングの開発に関する研究
・ ホログラム3次元動画に関する研究
・ 光計測に関する研究
・ メディアの変遷と広帯域音響信号のアーカイビングに関するデジタル信号処理
・ 医療系ユビキタス通信システムの研究
・ 宇宙と医学に関する研究
・ ホルター心電計に関する研究
・ Dementia 状態を考慮した Fuzzy 情報量の拡張研究
・ ABR特性と偏微分方程式の要素に関する研究
・ Compartment System の回路網表示とその拡張形の導出研究
・ 障害者のコミュニケーションに関する状態解析の研究
・ 障害者のコミュニケーションツールに関する研究
-
199 -
教育原理@HH@
選択2単位
1年次後期
@@土方
苑子
@CODE@k1190200004-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
現在日本で行われている教育を原理的な基礎に立ち戻って理解できるようになることを目的とする。
今日しばしば教育改革の議論が繰り返されているが、その背後には類似の問題について長期間論争が繰り返されてい
ることも多い。このようないわば教育のなりたち、根本的な性格にかかわるような諸点についての基礎的な知識をもっ
たうえで、眼前の教育についても考察することが望ましいといえる。授業では、現在行われている教育の基礎をなす問
題のうち、基本的な問題に限定して理解することを目的とする。
〔学習内容〕
@BB@
学校を中心とする教育について、世界を視野にいれ、高等教育、中等教育、初等教育の分野に分けてそれらがそれぞ
れどのような原理に基づいて生まれ、現在もまた存在しているのかについて学ぶ。現在の教育および今後の教育を考え
るうえで基本的な問題に絞って取り上げたい。さらに近代教育を支え、現在も教育思想の基本を形成している主要な教
育思想について講義する。論を世界に広げるにあたっても日本の教育との関わりを重視していきたい。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
教育への関心と日本の近代史についてのある程度の知識があることが望ましい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】全体を通じて使用する教科書はないが、授業中に適宜参考図書を指示する。
【参考書、その他教材】授業中に適宜参考書を指示し、教材はプリントとして配布をおこなう。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
主として定期試験による。また毎時間、主要な点について問題回答形式により簡単なまとめを提出してもらう。大き
な区切りごとに小テストをおこない、理解の状態を把握する。これらを総合的に判断して評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目、学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
以下の内容で講義をおこなう。
【第1回】
オリエンテーション 「教育」についての二つの考え方
授業の進め方
【第2回】
世界の教育 原始、古代の教育。ヨーロッパ大学の起源。
【第3回】
世界の教育(高等教育) ヨーロッパにおける大学の発
展。
【第4回】
世界の教育(高等教育) アメリカの大学。大学をめぐ
る基本的な問題。
【第5回】
世界の教育(中等教育) ヨーロッパにおける中等教育
の起源。
【第6回】
世界の教育(中等教育) 欧米の中等教育。中等教育に
おける問題。
【第7回】
世界の教育(初等教育) ヨーロッパにおける近代的初
等教育の成立1
-
【第8回】
世界の教育(初等教育) ヨーロッパにおける近代的初
等教育の成立2
【第9回】
日本における近代教育の概観
上記の講義では日本の教育の特質にもふれるが、この
回で日本に絞って整理しておきたい。
【第10回】
近代の教育思想 コメニウス、ルソーの教育思想
【第11回】
近代の教育思想 コンドルセ、ペスタロッチの教育思想
【第12回】
近代の教育思想 ペスタロッチ(続)、フレーベルの教
育思想
【第13回】
近代の教育思想 ヘルバルトの教育思想
【第14回】
近代の教育思想 デューイの教育思想
【第15回】これまでのまとめ
200 -
教育原理@HH@
選択2単位
1年次後期
@@吉田
武
@CODE@k1190200005-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
[授業のねらい]
主として教員を目指す学生を対象として、
「教師とは何か」
「教職とは何か」について深く考えるきっかけを与え、学
校教育の本質、目的、役割や教師の仕事等について理解する。
[到達目標]
①学校教育の諸問題について理解する
②教育の目的、内容、方法、制度等について理解する
③教師の自己形成等について理解する
〔学習内容〕
@BB@
学校教育の中で起きている様々な諸問題について知り、現代の学校教育の制度や学校・学級の役割、教師の在り方等
について講義する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
レベル:教職基礎
関連科目:教職概論、教育概論
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】教員養成のためのテキストシリーズ「1.教師をめざす」西村克彦
【参考書、その他教材】実務・事例を重視した「教職入門」宮田進、片山世紀雄編著
「現代の教育を考える」中谷彪他編著 北樹出版
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験(80%)
受講レポート(20%)で総合的に評価する
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目、学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
「第1回」オリエンテーション、授業計画と学習内容について
「第2回」教師を目指す ~目指す教師像と資質~
「第3回」社会の変化と子どもの姿
「第4回」学校教育の目的・目標と歴史
「第5回」日本と世界の教育思想
「第6回」現代日本の教育と学校制度
「第7回」学校組織と校務分掌
「第8回」学級制度と担任の役割
「第9回」学級集団と学校像
「第10回」教師の一日
「第11回」教師の指導と体罰
「第12回」組織の一員としての教師
「第13回」教師の成長と自己形成
「第14回」教師になるために
「第15回」まとめ
-
201 -
他著 新曜社
教育出版
教育原理@HH@Principle of Education
選択2単位
1年次後期
@@霜鳥
秋則
@CODE@k1190200006-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
主に教職を目標とする学生を対象に、教育とは何かを原理的なところまで立ち戻って理解することを目ざします。
そのため主な教育制度やその基盤となっている思想を学ぶとともに、現代の教育課題を理解し、良き教師となる資質
を身につけることを目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
日本や世界の教育の原点になっている思想・考え方ついて学びます。また、現代の日本の教育をめぐる様々な課題に
ついて、その原理や意義についてとりあげます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
日頃から教育への関心とともに、歴史に興味があることが望ましい。
関連する科目としては、教職概論があります。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】教科書は、特に使用しません。
【参考書、その他教材】参考書は必要があれば授業で紹介します。その他、授業でプリントなどを配布します。
田嶋一・中野新之祐・福田須美子・狩野浩二「やさしい教育原理」
(新版)有斐閣アルマ(有斐閣)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
主として定期試験で成績を評価します。また、第2回以降、毎回、新聞記事等から小論文を書いてを提出してもらい
ますのでその提出状況も勘案します。
定期試験80%
平常点20%
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目、学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回:オリエンテーション・・・授業の進め方、成績評価の仕方,
第2回:教育と子ども・・・教育とは何か、子ども感の展開、発達と教育
第3回:教育思想(1)・・・西洋教育思想の源流・時代とともに教育思想はどう変わってきたのか
第4回:教育思想(2)・・・近代の教育思想
第5回:教育と社会・・・学校とは何か、国民国家と教育、社会変動と教育
第6回:教育思想(3)・・・日本の教育思想
第7回:教育思想(4)・・・現代の教育思想
第8回:家庭教育、地域の教育力・・・教育は学校だけではない
第9回:教育の基本・・・学び、評価、カリキュラム、学習の過程、教科書と教材
第10回:教育の実施・・・生活指導、教育相談
第11回:教育する者・・・教育者、教職の専門性
第12回:教育制度・・・法治主義、教育行政
第13回:教育の接続等・・・学校接続、進路指導・キャリア教育、社会教育・生涯教育
第14回:就学前教育と特別支援教育の原理・・・教育の原点でもある
第15回:まとめと補足
-
202 -
教職概論@HH@
選択2単位
1年次前期
@@土方
苑子
@CODE@k1190055504-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
教職に関わる様々な問題についての概観を得ることを目的とする。学校の教員の職は近代になって生まれたが、これ
まで教員は日本の近代化において重要な役割を担ってきたし、また現在も教職は将来を背負う子どもを育てる重要な仕
事として位置づけられる。このような日本の教員のあり方について理解を深め、現在の教員の法的位置づけ、教員の仕
事の内容などについて基本的な知識を得ることを目指す。さらに、教員の仕事を具体的に検討することを通じて、教員
の仕事に親近感がもてることも目指していきたい。
〔学習内容〕
@BB@
主として講義形式で行う。第一に、日本における教職の歴史、教員養成史、関係する教育制度についての講義を通し
て、日本の近・現代の教職がどのように形成されたかを明らかにする。第二に、戦前戦後の教員の変化、現在の教員に
対する基本的な位置づけ、すなわち法制上の規定、教員に関わる行政制度、教師の仕事内容やとりまく問題について概
観する。第三に具体的事例として戦後の著名な教育実践について分析的に検討して教師の仕事への理解を深める。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
教育への関心と日本の近代史についてのある程度の知識があることが望ましい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 授業全体を通じて使用する教科書はない。必要に応じて随時指示。
【参考書、その他教材】 必要に応じて紹介し、また教材として配布する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験による。ほかに各分野終了時の小テスト、レポート提出によって理解状況を確認し、評価判断にくわえる。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
以下の内容での講義をおこなう。
【第1回】はじめに 教師の仕事とは 授業の進め方
【第2回】教職の歴史 1 日本の伝統的教師観 近代学校の教員の誕生
【第3回】教職の歴史 2 教員に関わる制度の成立。日本近代学校の教員に期待されたもの。
【第4回】教職の歴史 3 教員養成制度の成立。教員に関わる制度の変遷。小学校教員は国家の教育の末端を担う存
在と位置づけられる。
【第5回】教職の歴史 4 戦後教育改革と教員および教員養成の変化
【第6回】小テスト 戦後の教員に関わる制度の変遷を概観
【第7回】教育行政における教員 1 現代の教育行政における教員の位置。憲法、教育基本法、教員公務員特例法な
どによる教員の規定。
【第9回】教育行政における教員 2 教員免許状と教員の採用、教員の研修について。
【第10回】教員の仕事 1 生徒指導・進路指導
【第11回】教員の仕事 2 教育課程・授業
【第12回】教員の仕事 3 父母・同僚・学校組織
【第13回】教育実践の検討 1
【第14回】教育実践の検討 2
【第15回】まとめ
-
203 -
教職概論@HH@Teaching Profession
選択2単位
1年次前期
@@霜鳥
秋則
@CODE@k1190055505-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
「教職」とは何かについて、歴史、制度などの知識と理解を得ることをめざします。将来の教員として必要な知識や
その仕事内容についても理解を深めます。
教職についての現行制度に関し知識と理解を得るとともに、教員としての心構えをもつことを目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
教職について、基本的な仕組みや考え方を考察し、具体的なイメージをつかんでいくことを学びます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
今までの教わる立場から、教える立場への考え方の転換を図りながら、学校や教員のイメージ、実態をみていきます。
関連科目は教育制度、教育原理です。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 教科書は、特に使用しません。
【参考書、その他教材】 参考書は必要があれば授業で紹介します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
主として定期試験で成績を評価します。また、第2回以降、毎回、新聞記事などをもとに小論文を書いて提出しても
らいますので提出状況も勘案します。
定期試験80%
平常点20%
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回:オリエンテーション・・・授業の進め方、成績評価の仕方
第2回:「教職」とは何か・・・教職の意義
第3回:教職観と教師像・・・イメージと歴史的変遷
第4回:教員養成の歴史・・・近代教育制度の始まりと教員養成の概観
第5回:教員免許制度・・・師範学校と開放制
第6回:教員の採用、任用、服務・・・制度の概要
第7回:勤務条件・・・勤務時間、懲戒、分限
第8回:教員の仕事・・・校務分掌、学級経営
第9回:管理職・・・役割とリーダーシップ
第10回:人事異動・登用試験・・・教員の評価
第11回:資質向上・・・研修制度
第12回:生徒指導・・・いじめ、不登校問題、キャリア教育
第13回:教育実習と介護体験・・・制度と在り方
第14回:教員採用試験・・・制度と実際
第15回:まとめと補足
-
204 -
教育制度論@HH@
選択2単位
2年次前期
@@土方
苑子
@CODE@k1190053103-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
日本の教育制度の歴史的な変遷を理解するとともに、それらを踏まえて現在日本の教育制度がどのような構造、特徴
を持つのかを把握する。また現在の主要な教育制度をめぐる問題についても理解する。
〔学習内容〕
@BB@
日本の近代教育制度が就学前から生涯教育までどのような範囲にわたっているか、分類されて制度化されているかを
明らかにした上で、初等教育、中等教育、高等教育の各教育領域、それらを管轄する教育行政制度にわけて、歴史をふ
まえながら現在どのような制度になっているか、その構造、問題について講義する。またその特質、議論されている問
題について外国との比較によって確認する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
教育への関心と日本の近代史についてのある程度の理解があることが望ましい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 授業全体を通じて使用する教科書はない。必要に応じて随時指示する。
【参考書、その他教材】 必要に応じて紹介し、また教材として配布する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験による。ほかに2回程度、理解の状態を確認するために時間中に質問用紙を使用するほか、小テストをおこ
ない、評価の際に考慮する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
以下の内容で講義形式でおこなう。
【第1回】
オリエンテーション;教育制度とは何か どのような領
域があるのか 授業の進め方
【第2回】
日本の教育改革と教育制度の変容の概観。近代以降主要
な教育改革にはどのようなものがあり、その結果日本の
近代学校教育制度はどのように変化したのかを概観する。
【第3回】
国民教育としての初等教育制度 1 初等教育制度はど
のように始まり、戦前日本の初等教育制度はどのような
特徴をもったのか。
【第4回】
国民教育としての初等教育制度 2 戦後の教育改革で
日本の初等教育制度はどう変わったのか。また現在に至
るまでどのような改革がおこなわれたか。
【第5回】
学歴社会の成立と高等教育制度 1 日本の高等教育
はどのようにして始まったか。学歴社会はどのようにし
て生まれたか。
【第6回】
学歴社会の成立と高等教育制度 2 社会の変化のなか
で、高等教育制度、学歴社会がどう変わったか。
【第7回】
学歴社会の成立と高等教育制度 3 戦後の高等教育
の発展と現在に至る学歴社会の問題点。
-
【第8回】
進路の多様化と中等教育制度 1 中等教育制度の始
まりと主要な改革。
【第9回】
進路の多様化と中等教育制度 2 進路の変化と中等教
育制度の多様化。
【第10回】
進路の多様化と中等教育制度 3 現代の中等教育制
度の問題点。
【第11回】
現代日本の教育行政制度 1 戦後教育改革と教育行
政制度改革。
【第12回】
現代日本の教育行政制度 2 教科書行政制度を含む
教育行政制度の変容。現在問題となっていること。
【第13回】
外国の教育制度との比較による日本の特色 1
【第14回】
外国の教育制度との比較による日本の特色 2
【第15回】
これまでのまとめ
205 -
教育制度論@HH@Principles of the Educational System
選択2単位
2年次前期
@@霜鳥
秋則
@CODE@k1190053104-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
我が国の教育制度について概観し、必要な知識を深め、法的な考え方にも配慮、理解を深めることとします。
教育制度をめぐるいろいろな問題やその考え方について、知識と理解を基礎に、どう対処すべきか考えをまとめる力
をつけることを目標とします。特に、毎回、具体的な問題を取り上げ、実践的な力を身につけるようにします。
〔学習内容〕
@BB@
教育制度とその関係する問題についてその仕組みや考え方を考察し、現代の課題にどう対処していくべきかを学
びます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
制度の概要を講義します。また、新聞のニュースや解説をもとに自分の意見を小論文にまとめる訓練をします。なお、
学生諸君による意見交換や議論を通して理解を深めることも行う場合もあります。したがって、普段から広く教育に関
心をもつとともに、授業で配布される教材や資料について、自分の意見をまとめ、授業で発表し意見交換、議論をする
準備が必要です。
関連する科目としては、教育制度、教職概論があります。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 教科書は次のものを使用します。
霜鳥秋則「テキスト 教育制度・教育法規」ジアース教育新社
【参考書、その他教材】 参考書は必要があれば授業で紹介します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験を実施します。
定期試験80%
平常点20%
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回:オリエンテーション・・・授業の進め方、成績評価の仕方、教育法規の理論と体系
第2回:公教育制度・・・教育制度・学校制度の概説、私学教育の意味
第3回:学校の歴史・・・近代以前、近代、第二次世界大戦後の改革、現代の制度
第4回:学校教育の機能・・・教育と学校の意味
第5回:社会と学校・・・国家・経済・国際化・情報化と教育
第6回:義務教育制度・・・制度の意義、「6・3・3制」の是非、中高一貫教育
第7回:教育課程と学習指導要領・・・教育的意味と法的論争
第8回:教科書制度・・・教科書検定制度、無償制度の是非
第9回:学校の組織・・・管理職、職員会議の意味
第10回:校務分掌・・・教員の組織、仕事内容
第11回:教員養成・・・教員の資質、問題教員等
第12回:生徒指導・・・校則の在り方、いじめ、不登校等
第13回:就学前教育と特別支援教育・・・幼稚園と保育園の統合、特別支援教育の意味
第14回:教育をめぐる課題・・・規制緩和、地方分権、学校改革等
第15回:まとめと補足
-
206 -
教育課程論@HH@
選択2単位
2年次後期
@@土方
苑子
@CODE@k1190087401-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
現在教員がおこなっている教育活動の背景には、様々な教育課程に対する考えが存在する。これらの教育課程論は各
国で生み出された授業や教育活動を土台に明確になってきたものである。多様な教育課程論における基本的な相違点・
論点は、現在もなお検討すべき課題なのである。これらについての理解を深めることは、自分がおこなう授業や教育活
動を客観的に見て、改良を重ねていくうえで重要である。
この授業では、このような多様な教育課程の展開のなかから主要だと考えられる教育理論、教育実践について学び、
現在の教育においてもこれらの理論や実践、その論争点が含まれていることを理解することを目指したい。
〔学習内容〕
@BB@
近代以降学校で行われてきた主要なカリキュラムとその理論を紹介し、問題とされた考え方を整理するとともに、教
育課程を考える場合に考慮すべき主要な問題について講義する。また理解を深めるためにできるだけ実際の授業案など
を検討する。これら著書などから理論的問題について知るとともに、DVDや実践記録などを使って具体的な授業・教
育活動の問題として理解することを目指す。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
教育への関心と日本の近代史についてのある程度の知識があることが望ましい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】授業全体を通じて使用する教科書はない。必要に応じて随時指示。
【参考書、その他教材】必要に応じて紹介し、また教材として配布する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験による。ほかに2回程度、理解の状態を確認するためにテストをおこない、評価の際に考慮する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
以下の内容で講義を進める。
【第1回】オリエンテーション;教育課程・カリキュラムとは何か
【第2回】カリキュラム問題史1(経験主義カリキュラムの誕生)
【第3回】カリキュラム問題史2(経験主義カリキュラムの実際・事例の検討)
【第4回】カリキュラム問題史3(現代化運動の理論、ラセン型カリキュラム)
【第5回】カリキュラム問題史4(現代化批判と人間中心カリキュラム)
【第6回】カリキュラム問題史5(オルタナティヴ教育の展開 多様なカリキュラム)
【第7回】カリキュラム問題史6(アメリカの統一カリキュラム問題)
【第8回】カリキュラム問題史7(戦前日本のカリキュラム改革1)
【第9回】カリキュラム問題史8(戦後日本のカリキュラム改革2)
【第10回】『学習指導要領』の性格
【第11回】『学習指導要領』の変遷、カリキュラムとしての展開
【第12回】『学習指導要領』の変遷、現在の諸問題
【第13回】カリキュラムをめぐる問題(科学と教育、生活と教育、労働と教育等)
【第14回】カリキュラムの類型
【第15回】まとめ
-
207 -
教育方法・技術論@HH@Study on Advance of Teaching Practice
選択2単位
2年次前期
@@赫多
久美子
@CODE@k1190087504-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
学校教育が抱える諸問題をふまえて、実践場面を想定し、適切な教育方法・技術を選択できることを目指します。
〔学習内容〕
@BB@
授業を構成する要素を1つずつ取り上げて、教育方法・技術の実際について解説します。
後半は指導案の作成に取り組みます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
学校教育や教育関連のニュース等に興味関心があれば十分理解できる内容です。
毎回、15分程度で終わる簡単な課題を出題します。各自が問題意識をもって積極的に取り組むことを期待します。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】毎回の授業において、必要に応じて資料を配布します。
【参考書、その他教材】毎回の授業において、必要に応じて資料を配布・紹介します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
毎回の授業内提出物及び学習への参加態度40%、定期試験60%
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目、司書教諭
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回 オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方について説明します。
第2回 教育方法・技術の歴史と変遷
社会の変化に伴い、教育方法・技術がどのように変化してきたか、概要を説明します。
第3回 現代の教育方法・技術
現代に求められている教育方法・技術について講義します。
第4回 学習指導の原理
学習が成立するための指導原理について講義します。
第5回 教育方法・技術の実際(1)
授業の構成要素と授業パターンについて講義します。
第6回 教育方法・技術の実際(2)
単元観と幼児・児童観について講義します。
第7回 教育方法・技術の実際(3)
学習環境と学習形態について講義します。
第8回 教育方法・技術の実際(4)
教材と提示方法について講義します。
第9回 教育方法・技術の実際(5)
評価の方法について講義します。
第10回 指導案の作成・検討(1)
「ねらい」の設定について考えます。
第11回 指導案の作成・検討(2)
「活動の様子」について考えます。
第12回 指導案の作成・検討(3)
「教師の指導・留意点」について考えます。
第13回 指導案の発表(1)
提出さえた指導案のうち、優れたものを紹介をします。
第14回 指導案の発表(2)
提出さえた指導案のうち、優れたものを紹介をします。
第15回 まとめ
授業の補足とまとめをします。
-
208 -
総合演習@HH@Comprehenshive Seminar
選択2単位
3年次後期
@@渡部
蓊
@CODE@k1190082204-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
将来(卒業後)、教職を志望する学生に対し、教職に就くことの意味を自覚させるとともに、学生が教育や教職に関
わる課題(児童福祉、子育て問題を含む)のほか、特に現代社会が直面する問題(グロ―バルな問題を含む)について
考察し、その解決の方策を探り、それらに関する知識の修得、課題解決の意欲と実際的な解決能力の向上をめざします。
平成18年7月の中央教育審議会答申「今後の教員養成・免許制度の在り方について」の趣旨の実現をめざします。
〔学習内容〕
@BB@
教員、社会人として必要な知識の修得、課題解決の探求力、他者に対する説明力、討議力の向上を図るため、受講の
学生は、輪番で、自分が選んだ課題について自らの解決策を報告し(発表者は、受講者分の資料を用意してください)、
それについて全員で討議します。必要な場合には、その後に、担当教員が説明を加えます。なお、適宜、受講の学生に
対しテーマを示し、それに対する見解を求めることがあります。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
3年次後期の開設授業ですので、相応のレベルで行います。他の学生が担当する課題についても自分の見解を発表し
討議できるよう、一般的な知識、教養が必要です。受講者は、普段から教育に関することがらだけでなく、広く社会一
般の問題に関心と基本的な知識を持つようにしてください。
学習指導要領の「総合的な学習の時間」の目指すものを、かなりの程度で意識してください。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 全体で使用するテキストは、特にありません。課題(例)およびこの授業についての留意点につい
ては、第一回の授業において説明します。
【参考書、その他教材】 特別にありません。大学生の教養として基本的な知識を得ることが必要です。教養教育、社
会事象に関する図書、新聞・テレビ・雑誌などに関心を払ってください。なお、適宜、資料を配布することがあります。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
発表、討議への参加度で評価します(単位の不認定もあります、不認定の場合には、教員免許状が取得できないこと
になります)。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
[第1回] 授業開設の趣旨と授業の進め方
[第2回] いま、教員に求められるもの(1)-中央教育審議会(教育職員養成審議会を含む)の答申、中央教育審議
会への諮問・審議状況から
[第3回] いま、教員に求められるもの(2)-公立学校教員採用試験の実施方法から
[第4回] 我が国の人口構造・公財政の状況(説明)
[第5回] 課題についての学生の発表・討議(1)
[第6回] 課題についての学生の発表・討議(2)
[第7回] 課題についての学生の発表・討議(3)
[第8回] 課題についての学生の発表・討議(4)
[第9回] 課題についての学生の発表・討議(5)
[第10回]課題についての学生の発表・討議(6)
[第11回]課題についての学生の発表・討議(7)
[第12回]課題についての学生の発表・討議(8)
[第13回]課題についての学生の発表・討議(9)
[第14回]課題についての学生の発表・討議(10)
[第15回]発展学習について
なお、テーマを示し、それに対する見解を求めることがあります。
-
209 -
道徳教育の指導法@HH@Moral
選択2単位
Education
1年次前期
@@工藤
榮一
@CODE@k1190083502-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
ねらい:現代社会における道徳教育の意義を踏まえつつ、学校における道徳教育の目標・内容について基礎的な理解
を得るとともに、道徳教育の実践的指導力を身に付ける。
到達目標:教育現場において必要な基礎知識と考え方の習得を目指す。(中学校教員免許を取得し、教職に就くこと
を目標としているので、やる気のある学生が対象である)
〔学習内容〕
@BB@
道徳教育に関する基礎的知識を習得し、学校教育における道徳教育の目標について理解する。また、教材をもとに道
徳の時間の展開について構想することができ、道徳学習指導案が作成でき、初等中等教育の全体を見通し、道徳教育の
意義が説明できるように、資料等を使い分かりやすい授業を行う。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
関連科目:特別活動、進路指導、総合的な学習の時間
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】中学校学習指導要領解説道徳編(文部科学省)
※毎時間、専用のクリアーファイルを持参し、カルテと配布されるプリント・資料を授業ごとにファイルしておく。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業内レポートの成績80%、授業中の学習活動・態度等平常点20%ととし、総合して評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方・受け方、テキスト説明
【第2回】道徳教育の意義
現代社会における道徳教育の意義と課題を知る。
【第3回】道徳教育の歩み
明治から平成への道徳教育の変遷をたどる。
【第4回】道徳性の発達
道徳性の発達を規定する要因とその発達段階を理解する。
【第5回】道徳教育の目標と内容
道徳教育の目標の中で重要とされる事項と4つの視点による内容構成を理解する。
【第6回】学校における道徳教育1
学校における道徳教育の二重構造と道徳の時間の性格と役割を理解する。
【第7回】学校における道徳教育2
教科・領域等の指導と道徳教育の関連について理解する。
【第8回】道徳の時間の指導1
ビデオ視聴をもとにした討論
【第9回】道徳の時間の指導2
ビデオ視聴をもとにした討論
【第10回】道徳教育の計画
道徳教育の指導計画の立て方を理解する。
【第11回】道徳の時間の学習指導案1
学習指導案とその作成を習得する。
【第12回】道徳の時間の学習指導案2
学習指導案の作成(演習)
【第13回】道徳の時間の学習指導案3
学習指導案の作成(演習)
【第14回】家庭・学校・地域社会
家庭・学校・地域社会が連携したこれからの道徳教育の展開を考える。
【第15回】まとめ
-
210 -
道徳教育の指導法@HH@Study on Moral Education
選択2単位
1年次後期
@@鐵本
和弘
@CODE@k1190083503-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
青少年の道徳・倫理に関わる意識・行動の現状や課題を踏まえ、中学校段階を中心に、学校における道徳教育の在り
方や指導方法を学ぶことを目的とする。
道徳教育の重要性を認識するとともに、「道徳の時間」の学習指導案を作成し模擬授業が展開できるようになること
を目標とする。
〔学習内容〕
@BB@
道徳教育の前提となる子どもの現状と発達の課題、社会的諸価値等を検討し、道徳教育の内容や歴史などについて学
習する。また、「道徳の時間」の授業実践例などを参考にして、道徳教育の「学習指導案」を作成し模擬授業を展開し
指導方法を実践的に学ぶ。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
指導内容・指導計画・指導方法等、道徳指導を行うための基本的な事項を内容とする。
常に具体的な事例を通して学習できるようにするために、道徳教育に関連すると思われる社会的な事件・事故等の情
報を新聞等で収集し、課題意識をもち自らの道徳性を高めながら学習する。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
【使用テキスト】「中学校学習指導要領解説
@DD@
道徳編」平成20年9月(文部科学省)
日本文教出版139円
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績、提出物(学習指導案等)・模擬授業等の取り組み状況等により総合的に評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
・授業計画の説明、授業の進め方と受け方
・道徳教育とは何か
【第2回】道徳教育をめぐる子ども・青年の現状と発達課題
【第3回】道徳教育の前提となる社会的価値等の検討
【第4回】道徳教育の歴史
【第5回】諸外国の道徳教育
【第6回】学習指導要領(1)
・道徳教育の目標、内容の基本的性格・視点・項目。
【第7回】学習指導要領(2)
・道徳教育の指導計画、各教科・特別活動・総合的な学習の時間との関連。
【第8回】学習指導要領(3)
・生徒指導と道徳教育、家庭・地域との連携
【第9回】「道徳の時間」学習指導案の作成の仕方、模擬授業を想定した人間関係づくり。
【第10回】「道徳の時間」学習指導案の検討1(モデル案の読み取りと加除修正)
【第11回】「道徳の時間」学習指導案の検討2
(モデル案を基にしたオリジナル展開案の作成)
【第12回】模擬授業1
【第13回】模擬授業2
【第14回】模擬授業3
【第15回】まとめ(模擬授業展開後の反省と指導案の修正)
-
211 -
特別活動の指導法@HH@Methodology on
選択2単位
Special Activities
1年次前期
@@工藤
榮一
@CODE@k1190083602-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
ねらい:特別活動が教育課程の領域として位置づけられたのは、教育という目的達成を目指しているからである。ま
た、特別活動は学校のあまり変化のない生活を楽しくさせる活動である。このように、教育機能と学校を楽しくする機
能とは、特別活動の主要な二大機能であるといえる。教職を目指す者が持つべき考え方と知識を身に付ける。
到達目標:教育現場において必要な基礎知識と考え方の習得を目指す。(教員免許を取得し、教職に就くことを目標
としているので、やる気のある学生が対象である)
〔学習内容〕
@BB@
特別活動の目標は、「望ましい集団活動を通して、心身の調和の取れた発達と個性の伸長を図るとともに、集団の一
員としての自覚を深め、協力してよりよい生活を築こうとする自主的、実践的な態度を育てる」ことにある。特別活動
の現状、内容、理論的背景、総合的な学習の時間との関連について等、体験的に学ぶことで理解する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
関連科目:総合的な学習の時間、進路指導
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】中学校学習指導要領解説特別活動編(文部科学省)
※毎時間、専用のクリアーファイルを持参し、カルテと配布されるプリント・資料を授業ごとにファイルしておく。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業内レポートの成績80%、授業中の学習活動・態度等平常点20%ととし、総合して評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方・受け方、テキスト説明
【第2回】特別活動の目標
特別活動が学校教育の中でどのように位置づけられているのか理解する。
【第3回】学級活動1
学級活動の実践と指導上の留意点を理解する。
【第4回】学級活動2
ビデオ視聴とそれをもとに討論
【第5回】学級活動3
ビデオ視聴とそれをもとに討論
【第6回】児童会・生徒会活動1
児童会・生徒会活動の意義と実践を学ぶ。
【第7回】児童会・生徒会活動2
ビデオ視聴とそれをもとに討論
【第8回】学校行事
学校行事の意義と実践を学ぶ。
【第9回】クラブ活動と部活動
クラブ活動・部活動をめぐる諸問題と実践を学ぶ。
【第10回】特別活動の今日的課題
特別活動の特質と教育問題を理解する。
【第11回】総合的な学習の時間と特別活動
総合的な学習の時間と特別活動の関連を理解する。
【第12回】教科指導と特別活動の関連
特別活動の目的達成を学級指導の面から、反対に各教科の学習過程を特別活動の側面から分析する。
【第13回】学級・学校集団の理論
組織論・人間関係論・リーダーシップ論・準拠集団論等を学ぶ。
【第14回】特別活動の歴史
特別活動の歴史を振り返り、特別活動の特質と、その時々に期待されてきた特別活動の役割を明らかにする。
【第15回】まとめ
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212 -
生徒・進路指導法@HH@Student
選択2単位
Guidance and Career Education
1年次後期
@@工藤
榮一
@CODE@k1190083702-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
ねらい:学校教育をめぐる危機的な諸現象、例えば、少年非行、いじめ、不登校、高校、中退、新卒無業、早期離職
風潮等々の対応に資するため、教育機能の再活性化をねらいとする。
到達目標:教育現場において必要な基礎知識と考え方の習得を目指す。(教員免許を取得し、教職に就くことを目標
としているので、やる気のある学生が対象である)
〔学習内容〕
@BB@
生徒に対する教師の関わりは、学校における全ての生活を通して、それぞれの生徒が豊かな個性を発揮し、自立して
いくプロセスを援助していくことが必要であろう。
こうした観点から生徒の心と行動に直接働きかける教師の関わりが、
生徒指導及び進路指導である。生徒指導及び進路指導における基本的な考え方とその実際を取り上げる。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
関連科目:特別活動、道徳、総合的な学習の時間
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】授業でその都度配布・紹介する。
※毎時間、専用のクリアーファイルを持参し、カルテと配布されるプリント・資料を授業ごとにファイルしておく。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業内レポートの成績80%、授業中の学習活動・態度等平常点20%ととし、総合して評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方・受け方、テキスト説明
【第2回】生徒指導の歴史と理念
生徒指導という教育活動がこれまでどう推移・発展してきたかについて、戦前と戦後の2つの時期に区分して概観し、
生徒指導の定義を知る。
【第3回】生徒指導の領域と具体的方法
6つの領域・内容を概観し、生徒指導の指導方法・技術を理解する。
【第4回】生徒指導の実践的展開
プログラムモデルにもとづく本来の生徒指導の実践をどのように展開したらよいかを検討する。
【第5回】生徒指導の教育課題と解決1
現代の児童生徒の不適応問題とその対応を考える。
【第6回】生徒指導の教育課題と解決2
現代の児童生徒の不適応問題とその対応を考える。
【第7回】教育相談の実践的展開
校内体制・計画と運営・形態と展開について理解する。
【第8回】教育相談の基礎理論と方法
生徒指導の中核である教育相談に関する基礎的な知識の能力、基本的技能をビデオの視聴により修得する。
【第9回】生徒指導と進路指導
5つの関係を知り、学校現場での採用を検討する。
【第10回】進路指導(キャリア教育)の定義と歴史
進路指導の歴史を振り返り、進路指導の定義を理解する。
【第11回】進路指導とキャリア教育
進路指導の課題に応える教育改革を推進するための柱の一つであるキャリア教育を知る。
【第12回】進路指導(キャリア教育)の実践1
ビデオの視聴とそれにもとづいた討論
【第13回】進路指導(キャリア教育)の実践2
ビデオの視聴とそれにもとづいた討論
【第14回】進路指導(キャリア教育)の実践3
ビデオの視聴とそれにもとづいた討論
【第15回】まとめ
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213 -
生徒・進路指導法@HH@
選択2単位
1年次後期
@@土方
苑子
@CODE@k1190083703-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
近年、文部省による新しいキャリア教育観の採用により、キャリア教育は学校教育の中核に位置づけられようとして
いる。つまりこれまでも学校と就職の関係は大きな問題であったが、授業を含む全教育がキャリア教育の視点で捉え直
されようとしている。このような動向を念頭に入れつつ、これまで学校でおこなわれてきた生徒指導、進路指導の歴史、
その内容をたどり、現在起きている進路をめぐる諸問題を原理的に考えられることを目指したい。
〔学習内容〕
@BB@
講義形式で授業を進めるが、学生自身が経験してきたこと、または経験しつつあることも多いので、できるだけ学生
間の意見を集めて交流をはかるとともに授業内容の理解をはかる。内容は初等、中等、高等教育で行われてきた生徒指
導・進路指導について、その発生と展開および現在の問題についての講義・議論と、現在進行しつつある学校と就職の
問題について講義、議論する。またDVDなどの映像教材も用いる。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
教育への関心と日本の近代史についてのある程度の知識があることが望ましい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】授業全体を通じて使用する教科書はない。必要に応じて随時指示。
【参考書、その他教材】必要に応じて紹介し、また教材として配布する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験による。ほかに、各分野終了時に小テストによって理解状況を確認し、評価判断にくわえる。授業時間内に
書く意見も成績に加える。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
次のような内容で講義をおこなう。
【第1回】オリエンテーション;生徒・進路指導とは。授業の進め方。
【第2回】アメリカにおけるキャリア教育の誕生。
【第3回】日本の学校における生徒指導・進路指導のはじまりと展開。
【第4回】生徒指導の事例の検討。
【第5回】日本における生徒・進路指導からキャリア教育への転換。
【第6回】生徒・進路指導に関わる法令、制度。
【第7回】日本における学校と就職の関係概観。
【第8回】企業社会と日本型雇用、就職。
【第9回】学校と職業の接続および新規学卒一斉採用の変容。
【第10回】就職氷河期とニート、フリーター、派遣社員。
【第11回】進路問題とその背景 学校と職業の変化の背景にはなにがあるか。
【第12回】進路問題について、現在学校でおこなわれている取り組み。
【第13回】外国における進路問題 1 外国では現在職業指導はどうおこなわれているか。
【第14回】外国における進路問題 2 外国での進路指導から学ぶもの。
【第15回】これまでのまとめ
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214 -
教育実習Ⅰ@HH@
選択1単位
4年次前期
@@増田
憲一、 工藤 榮一、 藤城 仁音、 藤牧 利昭
@CODE@k1117333102-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
「教育実習Ⅰ」は、教員免許状取得の必修科目である。またこの科目は、各中学校、高等学校で行う本実習「教育実
習Ⅱ」「教育実習Ⅲ」での成果を高めるための「事前事後指導」の科目である。
〔学習内容〕
@BB@
教育実習の事前授業では、本実習の心構え、学校教育の課題、教師の在り方、指導案の作成とともに、先輩からの声
として、本校先輩からの教育実習体験談やアドバイスの時間を設ける。
また、教育実習受け入れ校の校長先生および直接指導に当たられる保健体育教師の先生をお招きして、教師を目指す
皆さんへのアドバイスと励ましの言葉をいただく。
実習後は、教育実習報告を行い、レポートの提出とともに、報告会を行う。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
「教育実習Ⅱ」「教育実習Ⅲ」とセットであり、その基礎学習である。
教職にかかわる単位をすべて取得していなければ受講できない
この講座を受講するには、教職課程の必修科目及び卒業見込み単位数が取得できていることが必要である。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】教育実習のしおり、実習日誌等その他プリントを配布する。
【参考書、その他教材】参考書は授業の中で紹介する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
各時間ごとの課題レポート・教育実習の報告課題・レポート・報告発表等
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目、レクリエーション・インストラクター
〔授業の形式・計画〕 @GG@
集中講座、実技研修、直前指導と前期教育実習後及び後期教育実習後の報告会を行う。
なお、第3回~第6回の実技研修については、教員免許取得希望の科目種類(「国語」「保健体育」「社会」等)によ
って異なる。詳細については授業内で説明する。
第 1回:オリエンテーション(教育実習のしおり配布)
教育実習の意義・目的
第 2回:教師の職務と教育活動
教育実習の内容・心構え
第 3回:実技研修①
第 4回:実技研修②
第 5回:実技研修③
第 6回:実技研修④
※実技研修①~④については科目種類によって内容は異なる。
「保健体育」希望者は(千葉校舎)
本年度学習指導要領で必修となる武道・ダンスと体つくり運動について行う。
選択であるが、保健体育で教育実習を行う学生は参加すること。
(千葉校時 2時限:体つくり運動 3・4時限:柔道・ダンス)
第 7回:授業研究・教材研究(グループ研究協議含む)
第 8回:学校の課題(グループ討論含む)
第 9回:先輩からの声(本校先輩からの教育実習体験談・アドバイス)
第10回:現場の校長先生からのアドバイス
第11回:教育実習直前指導
第12回:教育実習報告と情報交換・報告会
第13回:教育実習報告会
第14回:教育実習報告会
第15回:教育実習報告会・まとめ
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215 -
教育実習Ⅱ@HH@
選択2単位
4年次集中
@@増田
憲一、 工藤 榮一、 藤城 仁音、 藤牧 利昭
@CODE@k1117334102-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
「教育実習Ⅱ」は、高校教員免許状取得に必須の「教育実習」2週間以上の本実習(実習校での実習である。
〔学習内容〕
@BB@
実習校で将来の教師として、校長をはじめとして、副校長(教頭)各主任、指導教員の指導のもとで行われる・
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
「教育実習Ⅰ」とセットであり「教育実習Ⅱ」だけの履修はできない。
教職課程の必修科目の単位をすべて取得していなければ参加できない。
実際の学校で、生徒を相手に指導を行うものです。準備と責任と自覚ある取り組みが必要である。
この実習に参加するにはは、教職課程の必修科目及び卒業見込み単位数が取得できていることが必要である。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】各実習校での指導に従う。教育実習のしおり、学習指導要領等
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
各実習校で評価された教育実習評価表と教育実習報告等に基づき評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目、レクリエーション・インストラクター
〔授業の形式・計画〕 @GG@
各実習校の教育実習生指導計画による
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216 -
教育実習Ⅲ@HH@
選択2単位
4年次集中
@@増田
憲一、 工藤 榮一、 藤城 仁音、 藤牧 利昭
@CODE@k1117335101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
「教育実習Ⅲ」は、中学教員免許状取得に必須の「教育実習」3から4週間の本実習(実習校での実習である。
〔学習内容〕
@BB@
実習校将来の教師として、校長をはじめとして、副校長(教頭)各主任、指導教員の指導のもとで行われる・
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
「教育実習Ⅰ」とセットであり「教育実習Ⅲ 」だけの履修はできない。
教職課程の必修科目の単位をすべて取得していなければ参加できない。
実際の学校で、生徒を相手に指導を行うものです。準備と責任と自覚ある取り組みが必要である.
この講座を受講するには、教職課程の必修科目及び卒業見込み単位数が取得できていることが必要である。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】各実習校での指導に従う。教育実習のしおり、学習指導要領等
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
各実習校で評価された教育実習評価表と教育実習報告等に基づき評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
各実習校の教育実習生指導計画による
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217 -
介護体験実習Ⅰ@HH@
選択1単位
Experience of Care Practice Ⅰ
3年次集中
@@藤平
洋子
@CODE@k1190083801-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
小中学校教員免許状取得の必修科目。教員の資質として、個人の尊厳と社会連帯の理念を深めることを目的として、
障害者、高齢者等に対して行われる介護、介助、交流等の体験活動である。
この講義は、これらの資質を障害者、高齢者や介護を必要とする人達を対象として、介護活動や介助活動や、その人
達との交流活動を行うことによって高めていくことを目的としている。
「介護体験実習Ⅰ」では、特別支援学校での2日間の体験実習を行い、
「介護体験 II」では、社会福祉施設等で5日
間の実習体験を行う。いずれも必修であり、両方の実習を終了することで、介護体験実習ⅠⅡの単位を履修したことに
なる。実習に行くためには、事前の申請、事前のガイダンスや授業を受けることが必要である。
〔学習内容〕
@BB@
大学で行うガイダンスや事前指導の授業を受け、特別支援学校で2日間、特別支援学校の指導のもとに実習を行う。
「介護体験実習Ⅰ日誌」に体験実習の内容や考察、感想を記録し、提出する。提出先は別途指示する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
教職関連科目で、小中学校教員免許状取得の必修科目である。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】特別支援学校における介護等体験ガイドブック「フィリア」
[新学習指導要領版]
(全国特殊学校長会
編、株式会社ジアース教育新社)、
授業で配布する資料、体験活動を行う学校で配布される資料。
【参考書、その他教材】「教師をめざす人の介護等体験ハンドブック 3訂版 」(現代教師養成研究会編、大修館書店)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業で作成するレポートや感想文。実習を行う学校や施設の発行する証明書、体験報告書「介護体験実習Ⅰ日誌」等
に基づき成績評価を行う。
「実習」のため、原則として遅刻、欠席は認めない。欠席した場合は欠席届を提出すること。なお、第1回から第5
回の授業に欠席した分は予備日の授業を受講すること。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科又は教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
1.体験実習の事前の指導(前期授業開始の週から5回)。 2.体験実習の実施
1)特別支援学校、社会福祉施設での、実習先、実習日
第1回
は各学生
・オリエンテーション:テキスト『特別支援学校におけ
によって異なる。
る介護等
2)実習日の1~2週間前に「実習直前ガイダンス」を
体験ガイドブック「フィリア」
』
受講する
・特別支援学校での介護体験
こと。
・介護体験等の意義
3)授業日の6回目以降は毎週、同時限、同教室で「実
・障害について
習直前ガ
・特支援教育について
イダンス」等の実習対策の授業を行う。
・障害のある人を理解するために
また、介護体験実習Ⅱの第1回から第13回まで、
第2回
「実習直
・特別支援学校(盲学校、聾学校、養護学校)の教育
前ガイダンス」等の実習対策の授業を行う。
・特別支援教育の特色
4)第1回~第5回の授業に欠席した者は、6回目以降
・特別支援教育活動充実のための工夫
の授業で
・障害のある子どもの就学、進路と生活
欠席分を受講すること。
第3回
3.体験実習終了後の報告書提出
・障害のある子どもとのかかわり方と介護等体験
特別支援学校での2日間体験活動の終了後、1週間以
・介護等体験を行うときに留意すること
内に体験
第4回
報告書「介護体験実習Ⅰ日誌」を提出。提出先は別途指
・社会福祉施設体験
示する。
・社会福祉の意義
4.体験実習の事後の指導
・社会福祉の制度と実施体制
後期介護等体験実習Ⅱの14回目、15回目に、介護
第5回
体験実習
・社会福祉としての児童福祉
Ⅱとあわせて、事後指導を実施する。
・障害者福祉、高齢者福祉、ボランティア活動
・実習終了後の報告
・被介護者の気持ちをくんだ「言葉かけ」
-
218 -
介護体験実習Ⅱ@HH@
選択1単位
Experience of Care Practice Ⅱ
3年次集中
@@藤平
洋子
@CODE@k1190083901-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
小中学校教員免許状取得の必修科目。教員の資質として、個人の尊厳と社会連帯の理念を深めることを目的として、
障害者、高齢者等に対して行われる介護、介助、交流等の体験活動である。
この講義は、これらの資質を障害者、高齢者や介護を必要とする人達を対象として、介護活動や介助活動や、その人
達との交流活動を行うことによって高めていくことを目的としている。
「介護体験実習Ⅰ」では、特別支援学校での2日間の体験実習を行い、
「介護体験 II」では、社会福祉施設等で5日
間の実習体験を行う。いずれも必修であり、両方の実習を終了することで、介護体験実習ⅠⅡの単位を履修したことに
なる。実習に行くためには、事前の申請、事前のガイダンスや授業を受けることが必要である。
〔学習内容〕
@BB@
大学で行うガイダンスや事前指導の授業を受け、社会福祉施設で5日間、社会福祉施設の指導のもとに実習を行う。
「介護体験実習Ⅱ日誌」に体験実習の内容や考察、感想を記録し、提出する。提出先は別途指示する。
なお、介護体験実習Ⅰの「第1回から第5回の授業を受講していること。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
教職関連科目で、小中学校教員免許状取得の必修科目である。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】特別支援学校における介護等体験ガイドブック「フィリア」
[新学習指導要領版]
(全国特殊学校長会
編、株式会社ジアース教育新社)、授業で配布する資料、体験活動を行う施設で配布される資料。
【参考書、その他教材】「教師をめざす人の介護等体験ハンドブック 3訂版 」(現代教師養成研究会編、大修館書店)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業で作成するレポートや感想文。実習を行う学校や施設の発行する証明書、体験報告書「介護体験実習Ⅱ日誌」等
に基づき成績評価を行う。
「実習」のため、原則として遅刻、欠席は認めない。欠席した場合は欠席届を提出すること。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科又は教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
1.体験実習の実施
1)特別支援学校、社会福祉施設での、実習先、実習日は各学生
によって異なる。
2)特別支援学校、社会福祉施設での実習日の1~2週間前に
「実習直前ガイダンス」を受講すること。
3)第1回から第13回まで、「実習直前ガイダンス」等の実習
対策の授業を行う。
2.体験実習終了後の報告書提出
社会福祉施設での5日間体験活動の終了後、1週間以内に体験
報告書「介護体験実習Ⅱ日誌」を提出。提出先は別途指示する。
4.体験実習の事後の指導
後期介護等体験実習Ⅱの14回目、15回目に、介護体験実習
Ⅰと合わせて、事後指導を実施する。
・実習終了後の報告
-
219 -
図書館サービス論@HH@Library Services
選択2単位
1年次後期
@@笹川
統
@CODE@k1190208001-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
図書館サービスの考え方と構造の理解を図り、資料提供、情報提供、連携・協力、課題解決支援、障害者・高齢者・
多文化サービス等の各種のサービス、著作権、接遇・コミュニケーション等の基本を理解してもらいます。
授業を通して学生生活並びに卒業後の生活に役立つ知識を吸収し、併せて生涯学習の場としての図書館サービスを理解
してもらいます。
本講受講により閲覧、貸出サービスを主体とする図書館サービスそして最新の情報技術、デジタル技術を利用した図
書館サービスなどの種類、特徴とその本質を理解することを到達目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
図書館で行われる資料提供サービス・情報提供サービスなどの図書館サービスについて、意義や理念、種類、歴史、
方法、利用者とのコミュニケーション、利用対象が絞られるサービス、著作権との関係、他の組織との連携・協力体制
などの基本について講義形式で概観します。
また、本学図書館、公共図書館などの現場を観察、調査、理解し、レポートを作成してもらうことも実施します。更
に、そのレポートを踏まえての討議も含めて、理論だけでなく、実践できる知識を習得してもらいます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
図書館司書などの情報管理専門家になろうとする人を主たる対象としますが、情報を上手に利活用しようとしている
人も対象とします。
「図書館概論(図書館情報Ⅰ)」、「図書館情報資源概論(図書館資料論)」」などを並行受講、または先修していると理解が
より進みます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 宮部賴子編 現代図書館情報学シリーズ 4
『図書館サービス概論』 樹村房
【参考書、その他教材】 (1) 日本図書館情報学会用語辞典編集委員会
『図書館情報学用語辞典』第3版 丸善
(2) 今 まど子著 『図書館学基礎資料 第十版』 樹村房
(3) その他、授業の中で都度、指示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
平常点・レポート2回(50%)、定期試験(50%)で総合評価します。
なお、授業の中で理解度確認の為、小レポートの作成や試験を実施し、平常点に加えます。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
下記の項目を中心に進めて行きますが、受講者の数、興味により順番の前後、新しい項目の追加など内容の変更もし
ます。
【第 1回】ガイダンス、図書館サービスの意義と理念
【第 2回】図書館サービスの歴史と変遷
【第 3回】図書館サービスの種類と方法
【第 4回】資料提供サービス
【第 5回】情報提供サービス
【第 6回】利用者に対する接遇
【第 7回】図書館サービスと接遇・コミュニケーション
【第 8回】利用対象者別サービス(障害者・高齢者サービスなど)
【第 9回】利用対象者別サービス(課題解決型サービスなど)
【第10回】利用対象者別サービス(多文化サービス)
【第11回】図書館サービスと著作権①
【第12回】図書館サービスと著作権②
【第13回】図書館サービスの連携・協力①
【第14回】図書館サービスの連携・協力②
【第15回】図書館サービスの課題と展望・新しい図書館サービス
-
220 -
情報サービス概論@HH@Introduction to Information Services
選択2単位
1年次前期
@@笹川
統
@CODE@k1190208101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
図書館における情報サービスの意義を明らかにし、レファレンスサービス、情報検索サービス等のサービス方法、参
考図書・データベース等の情報源、図書館利用教育、発信型情報サービス等の新しいサービスについて理解する事を目
標とします。
〔学習内容〕
@BB@
図書館における情報サービスの意義、種類、その中でも中心となるレファレンスサービスの理論と実際、情報検索の
理論と方法、情報サービスに利用する情報源の特徴、図書館利用教育など、図書館で行われている情報サービスに関す
る知識を講義形式で解説します。その上で、情報サービスにおいて利用する資料やその組織化の方法を学びます。高度
な情報サービスを提供していくためには、情報サービスに関する専門的知識が不可欠となるので、これらについても習
得してもらいます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
「図書館概論(図書館情報Ⅰ)」、「図書館サービス論」と並行して受講、またはこれらの科目を先修していると理解が容
易となります。
また、「レファレンスサービス演習」を履修するには、本科目の単位修得が必須となります。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 山崎久道 編 現代図書館・情報学シリーズ5
『情報サービス論』 樹村房
【参考書、その他教材】 (1) 日本図書館情報学会用語辞典編集委員会
『図書館情報学用語辞典』 第3版 丸善
(2) 今 まど子著 『図書館学基礎資料 第十版』 樹村房
(3) その他、授業の中で都度、指示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
平常点・レポート2回(50%)、定期試験(50%)で総合評価します。
なお、授業の中で理解度確認の為、小レポートの作成や試験を実施し、平常点に加えます。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
下記の項目を中心に進めて行きますが、受講者の人数により順番の前後、新しい項目の追加など計画を変更すること
があります。
【第 1回】ガイダンス、情報サービスの必要性
【第 2回】情報サービスの意義と種類(1)
【第 3回】情報サービスの意義と種類(2)
【第 4回】レファレンスサービスの理論①(利用者の情報行動など)
【第 5回】レファレンスサービスの理論②(事例の活用、評価等)
【第 6回】レファレンスサービスの実際(体制づくり、問題点等)
【第 7回】レファレンスサービスの評価方法
【第 8回】情報検索サービスの理論と方法① 演算子の使用方法
【第 9回】情報検索サービスの理論と方法② 検索式の評価
【第10回】各種情報源の特質と利用法(一次資料と二次資料)
【第11回】各種情報源の解説と評価(参考図書、情報資源等)
【第12回】各種情報源の組織化(索引の作成方法)
【第13回】発信型情報サービスの意義と方法
【第14回】図書館利用教育と情報リテラシー教育の基礎
【第15回】総まとめ
*留意事項
各回の終了時に次回の講義内容を確認し、次回までの課題があれば、提示しますので出席していないと理解出来ない
可能性がありますので注意してください。
-
221 -
レファレンスサービス演習@HH@Seminar on Reference Services
選択2単位
1年次後期
@@笹川
統
@CODE@k1190208201-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
何らかの情報要求を持っている図書館利用者に、その必要とする情報や情報源を入手出来るように図書館員が援助す
るのがレファレンスサービスです。本講座では、これを実施するために必要な各種情報源(レファレンスツール)の種類
と使い方を解説します。そして、例題質問の回答処理の演習を通じて実践的な能力を身に付けてもらうことを目的とし
ます。そのため、受講者自身に授業時間以外に図書館の資料を利用して様々な演習問題に取り組んでもらい、その回答
をレポートとしてまとめ、発表してもらうことも行います。
冊子態のレファレンスツール(参考図書)の他、インターネット情報源を利用しての演習も実施します。
本講では、図書館利用者の各種質問に回答する為の基礎知識と手法を具体的質問例を通じて理解し、習得し、回答で
きるようになることを到達目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
授業形態:演習結果について、受講者に順次発表、回答してもらったり、グループ形式で学習成果を発表してもらう
ことも実施します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
本科目は、情報検索の実践、演習となりますので、情報検索の基礎と理論を理解していることが前提となりまそので、
情報検索の基礎と理論を学ぶ「情報サービス概論」を必ず先修してから受講してください。
また、「図書館情報Ⅰ」、「図書館資料論」、「専門資料論」なども履修済みで受講してもらうと、より理解がし易く、
演習を円滑に進めることができます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 (1) 長澤雅男ほか 『新版 情報源としてのレファレンス・ブックス』
日本図書館協会
(2) 木本幸子ほか 『改訂 レファレンスサービス演習』 樹村房
【参考書、その他教材】 (1) 日本図書館情報学会用語辞典編集委員会
『図書館情報学用語辞典』 第3版 丸善、
(2) 今 まど子著 『図書館学基礎資料 第十版』 樹村房
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業内での評価が100%ですが、内訳は、平常点(30%)、演習結果(70%)で評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
下記の項目を中心に進めて行きますが、順番の前後、新しい項目の追加など計画の変更もあります。
【第 1回】ガイダンス:授業の目的と内容、進め方など説明
【第 2回】情報源とレファレンスコレクション
【第 3回】レファレンス質問とプロセス
【第 4回】レファレンスブックの探索
【第 5回】言語・文字の探索
【第 6回】質問の受付と内容の確認
【第 7回】事物・事象の探索
【第 8回】歴史・日時の探索
【第 9回】探索戦略と質問の分析
【第10回】地理・地名の探索
【第11回】人物・団体の探索
【第12回】探索の手順と情報(源)の入手
【第13回】団体・叢書の探索
【第14回】新聞・雑誌の探索、回答の提供と事後処理
【第15回】総合演習
*留意事項
演習を授業内で実施しますので、欠席すると理解出来ないことがありますので、やむを得ず欠席する時は、事前に届
け出てください。
-
222 -
図書館資料論@HH@
選択2単位
1年次前期
@@柴田
大輔
@CODE@k1290208301-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
図書館では図書や雑誌がそろえられていますが、それ以外にも様々な資料が存在します。本科目では図書館でそろえ
る様々な資料の種類や特質、利用方法やコレクションとしての評価方法、および出版流通形態を理解することを目指し
ます。
〔学習内容〕
@BB@
図書館で揃える様々な資料の種類や特質、利用方法やコレクションとしての資料の評価方法、その出版流通形態につ
いて説明します。
授業は Microsoft PowerPoint で作成したスライドを見せながら講義形式で進めます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
専門資料論を履修する前に本科目を受講するのが理想的です。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストについては初回授業時に説明を行います。
【参考書、その他教材】『図書館学基礎資料 第十版』今まど子, 樹村房(2011)
『図書館情報学用語辞典 第3版』日本図書館情報学会・用語辞典編集委員会編著,丸善(2007)
『図書館ハンドブック 第6版補訂版』日本図書館協会図書館ハンドブック編集委員会編集,日本図書館協会(2010)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
小テスト30%(3%×10回)
、定期試験70%とする総合評価により最終的な成績を決めます。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンスと情報メディアの歴史
授業の方針と目的、内容、試験、成績の評価方法につい
て説明した後、図書館で資料として収集や提供される情
報メディア(≒資料)の歴史的変遷について説明します。
【第2回】情報資源の種別と特性①
図書館の収集対象である図書・雑誌・新聞などについて
説明します。
【第3回】情報資源の種別と特性②
図書館の収集対象である視聴覚資料・電子資料・ネット
ワーク情報資源等について説明します。
【第4回】情報資源の種別と特性③
図書館の収集対象である電子資料・地域資料・行政資
料・灰色文献等について説明します。
【第5回】分野別専門情報資源①
大学図書館や専門図書館で収集される専門的な資料のう
ち、人文・社会分野の資料について説明します。
【第6回】分野別専門情報資源②
大学図書館や専門図書館で収集される専門的な資料のう
ち、科学・技術・医学分野の資料について説明します。
【第7回】図書館におけるコレクション形成の理論
図書館資料をコレクション(資料の集合体)としてまと
める方法のうち、資料の選択・収集・評価の理論につい
て説明します。
【第8回】コレクション形成の実際
図書館資料をコレクション化する際に必要な選択ツール
の利用方法、選定・評価方法について説明します。
-
【第9回】資料の管理プロセス①
資料受入から廃棄までの流れについて、資料選定基準・
廃棄基準とコレクション構築に役立つツールも合わせて
説明します。
【第10回】資料の管理プロセス②
資料の維持管理(補修)の方法について説明します。
【第11回】模擬的なコレクション構築
実際に小規模なコレクションを作るレポート課題を出し
ます。
【第12回】出版の基礎
出版用語や出版関係者の役割、印刷方法等について簡単
に説明します。
【第13回】出版と市場流通
出版物がどのようなルートを通り図書館へ来るのか、ま
た消費者へ届くのかを説明します。
【第14回】電子書籍の発展と技術的な基盤
近年出版流通に起きている変化、その中でも電子媒体で
の流通について説明します。
【第15回】まとめと展望
1回目から14回目までを振り返って図書館資源に関する
現状や課題をまとめて補足説明を行った後、今後の展望
について考えてもらいます。
223 -
専門資料論@HH@Information Sources in Science and Technology
選択2単位
1年次後期
@@笹川
統
@CODE@k1190225101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
人文科学、社会科学、自然科学分野などでの(学術)情報は、会議資料、学術雑誌、学術図書、学位論文、テクニカル・
レポート、レビュー誌、レター誌、特許資料、抄録誌、索引誌などを通じて流通している場合が多いのが特色です。ま
た、こうした情報メディアの種類や特性などは、分野や領域毎に異なっています。専門的情報を探索する場合、そうし
た分野や領域の情報流通の経路や特性、情報源の種類や特性を知らないと有用な情報を得ることが出来ません。本講で
は、それぞれの学問分野の特性を知ると共に情報源としての位置づけ、研究と資料のかかわり合い、代表的な二次情報
の特性を理解することを目的とします。
本講受講により各専門主題領域の特性、代表的資料の種類と特徴を理解することを到達目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
図書館資料論(図書館情報資源概論)では、十分に学習できなかった各学問分野ごとの資料の特色、種類などを各学問
分野ごとに解説します。授業形態としては、講義中心に行いますが、図書館情報学は実学であるという観点から大学附
属図書館や地域の公共図書館、専門図書館などの現場に足を踏み入れ、各種資料に触れてもらい、調査し、レポートの
作成などもしてもらいます。また、授業の中で適宜、理解度確認の為、小レポート作成なども実施してもらいます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
本講は、
「図書館資料論(図書館情報資源概論)」ではカバー出来ない、より専門的な資料について解説しますので、
「図
書館資料論(図書館情報資源概論)」を受講した後に受講してください。
なお、
「図書館情報Ⅰ(図書館概論)」、
「情報サービス(概)論」など図書館情報学関係の基礎科目を先修の後に受講する
と理解がより進みます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 戸田光昭ほか編著 新・図書館学シリーズ8
『改訂 専門資料論』 樹村房
【参考書、その他教材】 (1) 日本図書館情報学会用語辞典編集委員会
『図書館情報学用語辞典』第3版 丸善
(2) 今 まど子著 『図書館学基礎資料 第十版』 樹村房
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
平常点・レポート(2回)(50%)、定期試験(50%)で総合評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
下記の項目を中心に進めて行きますが、受講者の数、興味により内容の変更、順番の前後、新しい項目の追加など計
画の変更もします。
【第 1回】ガイダンス:授業の目的と内容、進め方など説明
【第 2回】専門分野の特性:人文科学
【第 3回】専門分野の特性:社会科学
【第 4回】専門分野の特性:自然科学
【第 5回】専門分野の特性:工学・工業技術
【第 6回】専門資料の種類
【第 7回】前半部のまとめと確認
【第 8回】人文科学情報と人文科学分野の専門資料
【第 9回】社会科学情報と社会科学分野の専門資料
【第10回】社会科学の代表的領域の専門資料
【第11回】自然科学技術情報と自然科学技術分野の専門資料
【第12回】自然科学の代表的領域の専門資料
【第13回】工学・工業技術分野の専門資料
【第14回】特徴的な専門分野の二次資料とメディアの多様化
【第15回】総まとめ
*留意事項
各回の終了時に次回の講義内容を確認し、次回までの課題があれば、提示しますので出席していないと理解出来ない
可能性がありますので注意してください。
-
224 -
資料組織概説@HH@Organizing Information
選択2単位
1年次前期
@@笹川
統
@CODE@k1190208401-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
資料の量が多くなると、資料を迅速に利用しやすいような状態にするため資料の組織化が必要になります。特に、大
規模な資料を蓄積する図書館では利用者の多様な情報ニーズに応えるためにも適切な組織化が必要となります。本講義
では、図書館の情報、資料(図書・逐次刊行物・各種資料・諸メディア)をどのように組織化していくべきかを理解し、
これからの図書館における情報、資料の組織化はいかにあるべきかを考える基本を学びます。図書館にある本は、シス
テムに基づいて分類・配置され、本を探す手段が講じられています。これを学ぶことで図書館がもっと身近になります。
本講受講により図書館における資料組織の方法の原理・原則を理解し、司書としての基礎知識を身に付けることを到
達目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
組織化について、特に、目録法、分類法、件名法を中心に学修します。併せて近年の動向を踏まえ、MARC やメタ
データについても解説します。また、書誌コントロールについて学ぶことで、情報資源組織化の意義や機能の理解を深
めてもらいます。授業は講義中心に行いますが、図書館情報学は実学であるという観点から大学附属図書館、公共図書
館などの現場に足を踏み入れ、見学、調査、レポートの作成もしてもらいます。また、授業の中で適宜、理解度確認の
為、小レポート作成などを実施してもらいます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
本科目は司書資格取得の為の必修課目です。「図書館概論(図書館情報Ⅰ)」、「図書館情報資源概論(図書館資料論)」な
どの単位を取得後に受講すると理解が深まります。
司書資格取得しない学生にとっても資料整理、各種データベースの理解の基礎を習得することに繋がります。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 田窪直規編 現代図書館情報学シリーズ 9
『情報資源組織論』 樹村房
【参考書、その他教材】 (1) 日本図書館情報学会用語辞典編集委員会
『図書館情報学用語辞典』 第3版 丸善
(2) 今 まど子著 『図書館学基礎資料 第十版』 樹村房
(3) その他、授業の中で都度、指示します
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
平常点・レポート2回(50%)、定期試験(50%)で総合評価します。
なお、授業の中で理解度確認の為、小レポートの作成や試験を実施し、平常点に加えます。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
下記の項目を中心に進めて行きますが、受講者の数、興味により順番の前後、新しい項目の追加など内容の変更もし
ます。
【第 1回】ガイダンス:授業の目的と内容、進め方など説明
【第 2回】資料組織の意義、概要
【第 3回】目録法の基礎
【第 4回】目録規則
【第 5回】標目、その標準化
【第 6回】日本目録規則
【第 7回】コンピュータ技術と目録法、書誌ユーティリティ
【第 8回】コンピュータによる目録作成の実際、メタデータ
【第 9回】主題組織法
【第10回】分類法
【第11回】日本十進分類法
【第12回】主題検索
【第13回】記述目録作成
【第14回】書誌コントロール
【第15回】総まとめ
-
225 -
資料組織演習@HH@Seminar on Organizing Information
選択2単位
1年次後期
@@笹川
統
@CODE@k1190208501-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
「資料組織概説」で学んだ理論と知識を踏まえ、資料整理と書誌データ作成の実践的な技術の習得をしてもらいます。
具体的には、資料をテーマから検索する手段である主題目録を作成するための、分類法と件名法などを理解し,各種演
習を行ないます。このことで図書館員としての実践的な技能を身に付けてもらうことを目的とします。
本講受講により図書館資料の目録作成が出来る技能を備えることを到達目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
現在では、既製目録の利用が普及しており、分類法や件名目録法は、単に分類記号、件名標目を付与する作業になっ
てしまっていますが、書誌コントロールの世界でそれらがどのような意味をもっているのかの本質を演習を通じて理解
してもらいます。
授業形態は、講義の他、演習問題の実施または課題の提出を求めます。演習問題の検証を講義の中で行なうことによ
り理解を深めてもらいます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
「図書館情報Ⅰ(図書館概論)」、「資料組織概説」などを必ず先修した後に受講してください。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 (1) 岡田 靖ほか編著 新・図書館学シリーズ 10
『資料組織演習』樹村房
(2) 田窪直規ほか編著 新・図書館学シリーズ 9
『三訂 資料組織概説』樹村房 (「資料組織概説」で使用済)
(3) そのほか、授業の中で都度、必要な資料を示します。
【参考書、その他教材】 (1) 日本図書館情報学会用語辞典編集委員会
『図書館情報学用語辞典』 第3版
丸善
(2) 今 まど子著 『図書館学基礎資料 第十版』 樹村房
(3) 日本十進分類法 新訂9版 日本図書館協会
(4) 基本件名標目表 第4版 日本図書館協会
(5) その他、授業の中で都度、指示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業内での評価を100%ですが、内訳は、平常点(30%)、レポート・演習結果(70%)となります。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
下記の項目を中心に進めて行きますが、受講者の数、興味により内容の変更、順番の前後、新しい項目の追加もします。
【第 1回】ガイダンス(授業の目的と内容、進め方など説明)と資料組織概略(資料組織の意義・目的・構成)
【第 2回】和書目録作成の実際 1
【第 3回】和書目録作成の実際 2
【第 4回】洋書目録作成の実際 1
【第 5回】洋書目録作成の実際 2
【第 6回】書籍以外の資料目録作成の実際
【第 7回】前半部のまとめ
【第 8回】主題分析
【第 9回】件名作業の実際
【第10回】分類作業の実際
【第11回】分類記号付与の実際
【第12回】分野別分類記号付与の実際 1
【第13回】分野別分類記号付与の実際 2
【第14回】コンピュータ目録、外部データベースの利用
【第15回】総合演習
*留意事項
特に、資料組織の基礎を解説する「資料組織概説」を受講し、その内容を理解していないと本講義の演習を実施出来
ないので注意してください。
-
226 -
青少年ライフサポート@HH@Library Services for Children and Young Adults
選択2単位
3年次後期
@@笹川
統
@CODE@k1146235101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
児童サービスの基本目的は、図書館に所蔵されている児童資料を介して、子どもたちに本を読む楽しさを知ってもら
い、自ら読書することで思考力や創造性を発達させ、人間性豊かな大人へと成長することを側面から援助することにあ
ります。そのためには子どもたちの読書能力・読書興味の発達段階に応じた読書指導と、これに沿った資料の選択・提
供とが極めて重要な要素となります。本講義では、読書指導と児童資料の選択とを中心に、児童を対象とする各種のサ
ービス、児童図書館の運営等について総合的に解説し、児童サービスに対する理解を深めることを目的とします。児童
サービスの理念、理論、実際など児童サービスの基本について理解を深め、ヤングアダルトサービスの必要性について
も理解します。ちなみに、「青少年ライフサポート」は、図書館用語では、
「児童サービス論」となっています。
本講受講により本に親しむことが出来、児童サービスについての基礎知識とサービスの実際知識を身に付けることを
到達目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
読書の意義やメカニズム、さらに,近年政策的に推進されている読書活動を解説します。つぎに、児童向けの資料に
ついて代表的類型を学びます。そうした学習を基礎として、児童・青少年に読書を促すための方法を実践を交えながら
理解します。授業形態は、講義形式で行いますが、児童図書館などの現場を観察、理解し、レポートを提出してもらい
ます。また、レポートの発表、児童書の読後感レポート作成、討議も含めて、理論だけでなく、実践できる知識を習得
して貰います。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
図書館司書などの情報管理専門家になろうとする人を主たる対象としますが、情報を上手に利活用しようとしている
人、より良い教養を持ちたい人の受講を歓迎します。
「図書館概論(図書館情報Ⅰ)」、
「図書館サービス(概)論」
「図書館情報資源(図書館資料)論」を先修していると理解がよ
り進みます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】中多泰子ほか著 新・図書館学シリーズ11
『改訂 児童サービス論』樹村房
【参考書、その他教材】(1) 日本図書館情報学会用語辞典編集委員会
『図書館情報学用語辞典』 第3版 丸善
(2) 今 まど子著 『図書館学基礎資料 第十版』 樹村房
(3) その他、授業の中で都度、指示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
平常点・レポート(3回)(50%)、定期試験(50%)で総合評価します。
なお、授業で積極的に発表するなどの参加は、大いに加点評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科又は教職に関する科目、司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
下記の項目を中心に進めて行きますが、受講者の数、興
味により内容の変更、順番の前後・重複・新しい項目の追
加もします。
【第1回】ガイダンス:授業の目的と内容、進め方など説明
【第2回】児童サービスの概要、位置づけ、子どもの読書
【第3回】児童図書館の歴史的概観
【第4回】児童資料の特性と種類(絵本、昔話、創作文学
など)
【第5回】児童資料の選択と蔵書の構築、評価、整理
【第6回】児童室の企画、立案、運営、年間計画、施設、
設備
【第7回】児童サービスの意義および児童図書館員の専門性
-
【第8回】児童図書館サービス(フロアワーク)
【第9回】児童図書館サービス(読み聞かせ、ストーリー
テリング、ブックトーク)
【第10回】児童図書館サービス(お話し会、広報活動)
【第11回】ヤングアダルト・サービス
【第12回】子ども文庫/外国の児童書関連施設
【第13回】児童書に係る国立施設、対児童資料研究者サー
ビス
【第14回】類縁機関(学校・保育園・幼稚園など)との連携・
協力
【第15回】総まとめ
*留意事項
各種の児童図書館を利用すること、児童図書を多く読
了してもらいます。
227 -
図書館史@HH@History of books and libraries
選択2単位
1年次後期
@@小川
邦弘
@CODE@k1190208601-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
「図書館学は実学である」といわれています。情報科学の進歩により、図書館司書の業務は大きく変化してきていま
す。現代の図書館に至る道には何があったのでしょうか。さまざまの問題を抱える人類において、ひとつの美しい文化
として図書館があります。それ以前に、知識を守り、知識を伝えようとした人々の熱い心に触れることも重要でしょう。
「図書館史」では、一般教養的な文化史としての図書館史でなく、図書館の歴史を自ら調査する能力を養いながら、将
来、司書として図書館の利用者からの質問に答える心構えについても学びます。図書館史を理解し、また調査する能力
を身に付けることを到達目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
図書及び図書館史は、ともすれば観念的な内容になり、過去の歴史は抽象的な事柄として日常から切り離されがちで
す。世界史の中の図書館、日本史の中の図書館を学びながら、視聴覚資料も利用して、理解できる「図書館史」を目指
します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
レベル:図書・図書館に関心があること。
関連科目:司書資格科目
準備学習:世界史・日本史の流れを確認しておくこと。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
テキスト:
◇寺田光孝編集『図書及び図書館史』(樹村房、1999年)
参考書:
※授業の中で、その都度紹介します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績60%、授業内のレポート30%とし、平常点10%を総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
下記の項目を中心に進めて行きますが、授業の進行により、内容及び順序を変更することがあります。
【第1回】オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方・受け方について
【第2回】西洋史の中の図書館
古代:文字の発明と古代の図書館
【第3回】西洋史の中の図書館
中世:修道院図書館の役割・大学と図書館
【第4回】西洋史の中の図書館
近世:ルネッサンスの時代・啓蒙の時代
【第5回】西洋史の中の図書館
近代:近代社会と図書館
【第6回】中国の図書館史
古代:紙の発明以前の図書館
【第7回】中国の図書館史
中世:紙に書写した時代の図書館
【第8回】中国の図書館史
近世:印刷時代の図書館
-
【第9回】中国の図書館史
近代:機械印刷時代の図書館
【第10回】日本の図書館史
古代:奈良・平安時代
【第11回】日本の図書館史
中世:鎌倉・室町時代
【第12回】日本の図書館史
近世:江戸時代
【第13回】日本の図書館史
近代:明治・大正期
【第14回】現代の図書館
20世紀の図書館
【第15回】図書館史のまとめ
これからの図書館
228 -
重要文書・情報管理@HH@Special Library Resources and Service
選択2単位
1年次前期
@@笹川
統
@CODE@k1190313201-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
前半では、図書館が所蔵する情報資源の内容・形態を学習し、その理解を深めることで、図書館員特に主題ライブラ
リアンの養成を図ります。併せて学術情報の流通や研究者の情報利用行動などを学ぶことで、図書館資料をどのように
組織化するのが望ましいかなどの理解を深めます。
後半では、オフィスにおける紙・電子形態を問わず文書整理に必要とされる知識、技能の習得を目指します。オフィ
スにおける文書管理には、情報資源組織にかかわる各科目で習得した原理的知識を活用することが可能であり、その知
識の定着と一般化を図るために、オフィス文書管理を取り上げその管理法を学びます。
本講受講により重要情報とはどんな情報なのか、その種類と管理の特性を理解することを到達目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
前半では図書館情報資源に関する科目で十分深められなかった形態の資料、特に各公共図書館でしか収集、提供出来
ない地域(郷土)資料についての重要性を理解してもらい、その実態を学習します。更に、学術情報に焦点を当て、図書
を含めさまざまな情報資源がどのように発生し、流通しているのか、それをどのように構造化するのが望ましいかの理
解を深めます。
後半では、オフィス文書の基本的知識、歴史を学習し、文書の発生から廃棄までの管理方法(レコードマネージメン
ト)の原理を考察します。紙文書だけでなく、ますます増加する電子文書の管理、セキュリティ管理の問題点やこれら
を取り巻く関連の法規も学び、オフィス文書固有の整理に関する問題の理解を図ります。授業形態は、講義を中心とし
ますが、プリント配布、適宜、課したレポートの発表、質疑応答、討論などの方式も取り入れます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
本講は、「図書館概論(図書館情報Ⅰ)」、「図書館情報資源概論(図書館資料論)」を先修、または並行して受講してもら
うと理解が深まります。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】特に指定せず、適宜、必要があればテキストを配布します。
【参考書、その他教材】(1) 日本図書館情報学会用語辞典編集委員会
『図書館情報学用語辞典』 第3版 丸善、
(2) 今 まど子著 『図書館学基礎資料 第十版』 樹村房
(3) 木野主計ほか編著 現代図書館学講座14 『資料特論』東京書籍
(4) その他、授業の中で都度、指示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
平常点・レポート2回(50%)、定期試験(50%)で総合評価します。
なお、授業の中で理解度確認の為、小レポートの作成や試験を実施し、平常点に加えます。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
下記の項目を中心に進めて行きますが、順番の前後、新しい項目の追加など受講者の人数・関心により実施計画内容
について変更することがあります。
【第 1回】地域(郷土)資料関する解説
【第 2回】地域(郷土)資料の種類と特性
【第 3回】行政資料に関する解説
【第 4回】行政資料の種類と特性
【第 5回】地域(郷土)資料、行政資料の実態
【第 6回】電子資料に関する解説
【第 7回】学術情報の流通システム
【第 8回】学術情報の流れと情報管理
【第 9回】文書管理の歴史
【第10回】文書管理を取り巻く環境
【第11回】文書とは
【第12回】レコードマネージメントの構築(紙文書管理)
【第13回】レコードマネージメントの構築 (電子文書管理)
【第14回】セキュリティ管理
【第15回】文書管理要員(レコードマネージャー)と総まとめ
*留意事項
各回の終了時に次回の講義内容を確認し、次回までの課題があれば、提示しますので出席していないと理解出来ない
可能性がありますので注意してください。
-
229 -
情報メディアの活用@HH@Utilization of information Science and Technology
選択2単位
1年次前期
@@笹川
統
@CODE@k1190225301-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
今日では、好むと好まざるとに関わらず、膨大な情報洪水の中に身を置いています。この洪水の中で溺れてしまうの
ではなく、真に必要な情報を的確に入手、検索、利用することで、大学生活の充実度は大きく異なってきます。幸いに
も我々の置かれている環境では、図書館があり、通信技術、情報技術の発展によりインターネットなどが安価に、また、
平易に利用出来るようになっています。本講では、大学生が専攻学問やその他の勉学に取り組む上で、必要な情報の収
集、整理、蓄積、利用の方法、図書館の活用法、情報生産の基礎を半期で効率よく入手、習得できるようになることを
目的とします。一方、図書館側からみると如何に図書館を活用してもらうかは、大きな課題であり、本講は、この問題
を考えることでもあります。本講受講により大学生として最低限必要な情報関係知識を理解し図書館を有効に利活用出
来るようになることを到達目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
本講義では図書館の利用について学習してもらった後、①論文・レポート執筆のための情報収集、②テーマの設定、
③論文構築、④抄録の書き方、⑤キーワードの設定、⑥参考文献の書き方などを学習します。
講義を主としますが、見学、調査、レポート作成、演習などを取り入れ、出来る限り、役立つ授業を目指します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
特に予備知識は必要としません。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 授業の中で都度、必要な資料を示します。
【参考書、その他教材】 (1) 日本図書館情報学会用語辞典編集委員会
『図書館情報学用語辞典』 第3版 丸善
(2) 今 まど子著 『図書館学基礎資料 第十版』 樹村房
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
平常点・レポート2回(50%)、定期試験(50%)で総合評価します。
なお、授業の中で理解度確認の為、小レポートの作成や試験を実施し、平常点に加えます。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
下記の項目を中心に進めて行きますが、受講者の数、興味により内容の変更、順番の前後、新しい項目の追加など計
画の変更もあります。
【第 1回】ガイダンス:授業の目的と内容、進め方、成績評価方式など説明
【第 2回】大学図書館と分類
【第 3回】研究、論文の書き方
【第 4回】調査、研究と図書館
【第 5回】図書資料の探し方
【第 6回】データベースの種類と機能
【第 7回】データベースの活用
【第 8回】学術雑誌の構造
【第 9回】データベース利用法
【第10回】参考文献の書き方
【第11回】論文の構築
【第12回】論文の発表会
【第13回】データベースの索引と利用
【第14回】代表的データベースの検索
【第15回】総まとめ
-
230 -
学校経営と学校図書館@HH@
選択2単位
1年次前期
@@岡田
孝子
@CODE@k1190207601-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
授業のねらい:
学校図書館の意義や経営を理解するため、学校図書館の理念と教育的意義を理解する。
学校図書館の発展と課題について学ぶ。
学校図書館と教育行政との関わりについて学ぶ。
学校図書館の経営のあり方を習得する。司書教諭の任務と役割を身につける。
組織内外の協力体制について学ぶ。
学校図書館の授業における利用、サービス内容の向上をめざした運営能力を身につける。また、学校図書館や司
書教諭の実態を把握し、学校図書館の発達、役割、経営を理解する。
到達目標:
学校経営に関わる学校図書館の教育的意義を理解するとともに、運営能力を身につける。
〔学習内容〕
@BB@
学校図書館の意義や経営を理解するため、
1、学校図書館の理念と教育的意義
2、学校図書館の発展と課題
3、学校図書館と教育行政との関わり
4、学校図書館の経営のあり方
5、司書教諭の任務と役割
6、組織内外の協力体制
等を理解し、図書館運営能力を身につける。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
授業内容のレベル:
読書に対して関心が深いこと、読書指導や図書館の運営について工夫と根気のある者であること我何よりの学習
意欲となる。
関連科目:
読書と豊かな人間、学習指導と学校図書館
準備学習の内容:
近隣の公共図書館などを訪問して、図書館の設備や機能について見て、メモをしておくことを期待する。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
使用テキスト:
『学校図書館入門』渡辺暢恵著、ミネルヴァ書房
参考書:
『新学校図書館入門』黒澤浩編著、草土文化
『学校教育と学校図書館』塩見昇偏、教育資料出版会
『学校経営と学校図書館』古河節子著、樹村房
『学校経営と学校図書館、その展望改訂版』志村尚夫監修、青弓社
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験(レポート)40%、授業時提出物30%、平常点30%
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書教諭
〔授業の形式・計画〕 @GG@
1回目:オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方、授業の参加の仕方に
ついて
2回目:学校経営と学校図書館について
マネージメントサイクルと図書館活用の増進
3回目:学校図書館の歴史概観
学校図書館の重要性の再認識
4回目:学校図書館の法律と経営
ユネスコ宣言と学校図書館憲章を含む
5回目:教育行政と学校図書館
6回目:司書教諭の発令と学校司書の配置
7回目:学校図書館の課題と対策
学校図書館の発展と課題
-
8回目:学校図書館の環境づくり
図書館のスペースとサービス
9回目:学校図書館の年間計画
業務の全体認識、図書館予算の確保
10回目:学校図書館の評価と改善
11回目:校内協力体制と研修
12回目:図書委員会の役割と指導
13回目:図書ボランティアの理解と協力
14回目:特別支援学校の図書館、地域図書館との連携
他の学校図書館、公共図書館等との連携
15回目:現役司書教諭に学ぶ、まとめ
司書教諭への期待、
231 -
学習指導と学校図書館@HH@Educational guidance and a school library
選択2単位
2年次前期
@@岡田
孝子
@CODE@k1190207801-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
学校教育において読書はあらゆる学習の土台となる活動である。そうした読書の役割の認識が近年の学校図書館の存
在意義を高める大きな要素となっている。司書教諭の配置はますます進められることが期待されるが、授業では司書教
諭の役割を認識し、学校図書館の果たす役割をみていく。
また、実際にどのような学校図書館を作り上げていくのかを実例を挙げながら考えていく。それによって司書教諭、
学校司書の仕事、果たす役割が認識できるはずである。
〔学習内容〕
@BB@
ユニークな取り組みをしている学校図書館の実例を通して、学校図書館の役割、司書・司書教諭の仕事を具体的にみ
ていく。ビデオも随時使用、読み聞かせ、ブックトークなども取り入れていくが、授業は「自分で考える」
「自分で作
り出す」ことが基本であり、したがって学生は積極的に授業に参加することが求められる。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
授業内容のレベル:
学校教育、読書教育に関心があり、読書、および調べることに興味をもっていることが必要である。新聞などを読み、
社会の動きに対しても日ごろから情報収集をすること。
関連科目:学校経営と学校図書館、学校図書館メディアの構成
読書と豊かな人間、情報メディアの活用
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】
『学習指導・調べ学習と学校図書館』大串夏身編著
青弓社
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
(レポート)40%、授業内の課題の提出40%、平常点20%。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書教諭
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンス
授業についての説明、進め方、テキストなどの紹介。
【第2回】学校図書館の意義と目的
学校教育において学校図書館の重要性は年々高まってき
ている。それはなぜか。教育と読書、図書館の役割を考
える。
【第3回】学校図書館の歴史
学校図書館の発祥。そして日本の戦前・戦後の学校図書
館の成立をたどりながら、教育とのかかわりを考える。
【第4回】学校図書館の授業への活用
学校図書館を学習にどう生かすか,図書館が学校教育に
果たす役割、関連性を実際にみていく。
【第5回】学習指導要領にみる学校図書館の意義と目的
学習指導要領では、どのような意義、目的を学校図書館
に求めているのだろうか。考えていく。
【第6回】教科と学校図書館との関わり
具体的に各教科を取り上げながら、図書館の活用の仕方
を見ていく。
【第7回】司書教諭・学校司書の仕事(1)
それぞれの仕事を具体的にみていく。
-
【第8回】司書教諭・学校司書の仕事(2)
第7回に続き、それらの仕事を具体的にみていく。
【第9回】学校図書館を魅力的な場所に変える
児童生徒が集う図書館とはどのような図書館か、を具体
的に考える。
【第10回】調べ学習と学校図書館―メディアを活用する
学校図書館の大きな役割の一つが「調べる」ことへの支
援である。そのために必要なことは何かを考える。また、
受講者の人数にもよるが、グループごとに調べ学習を実
践。授業研究・指導案を作成する。
【第11回】調べ学習の実践、発表(1)
グループごとに発表。
【第12回】調べ学習の実践、発表(2)
グループごとに発表。
【第13回】調べ学習の実践、発表(3)
グループごとに発表。
【第14回】地域社会と学校図書館
地域のなかでの学校図書館の役割を考え、これからの時
代においての学校図書館の姿を考える。
【第15回】まとめ
232 -
読書と豊かな人間@HH@Reading and well human
選択2単位
1年次前期
@@石上
七鞘
@CODE@k1190207901-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
授業のねらい:
1.読書と豊かな人間の理解と探究
2.ノート作成のマスター
3.プレゼンテーション能力の育成
4.小論文(レポート)の作成
私たちはなぜ読書をするのだろうか。また、なぜ成長期に読書は重視されるのだろうか。読書が豊かな人間性を
培うとは良くいわれるが、どのような関わりがあるのだろうか。読書離れがますます進んでいる現在、読書の意味
を改めて問い直しながら、読書と私たち、読書と学校教育について考えていく。授業を通して学校教育においての
読書活動の重要性、および学校図書館の役割、司書・司書教諭の存在意義を理解する。
課題発表・プレゼンテーションの調査・報告の能力を培う。
到達目標:
読書の意義と読解指導の方法と内容について理解する。
〔学習内容〕
@BB@
子供の成長と読書との関わりを、具体的な例を挙げながら考えて行く。
最初に、読書好きになる方法を検討する。
幼少時期における童話、学校現場でよく取り上げられる作品などを例として、文学ジャンルの読みを実践する。さら
に読書活動における学校図書館の関わり方や司書・司書教諭の役割を学ぶ。
具体的に作品をとりあげるが、受講生の意見を取り入れながら作品の読み、ならびに読書指導について授業案の作成
とミニ体験授業を実施する予定である。
※従って、授業は休むことなく常時参加し、グループ別の課題学習には必ず参加し、発表することが受講の前提である。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
授業内容のレベル:
学校教育・学校図書館・読書活動に興味があることが前提である。
関連科目:
日本語の歴史、学習指導と学校図書館、学校経営と学校図書館
準備学習の内容:
日頃から読書にひ親しむこと、読書ノートを作成して、本のタイトル、作者、内容、出版会社名、出版年月など
をメモする習慣づけをしよう。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 『読書と豊かな人間性』山本順一他監修、学文社
【参考書、その他教材】 『学校図書館入門』渡辺暢恵著、ミネルヴァ書房
『読書と豊かな人間性の育成』志村尚夫、天道佐津子監修、青弓社
『読み力は生きる力』脇 明子著、岩波出版
『古代伝承文芸序説』石上七鞘著、桜楓社。
『古代伝承文芸論』石上七鞘著、おうふう。
『水の伝承』石上七鞘著、おうふう。
『日本の民俗伝承』石上七鞘著、おうふう。
『化粧の民俗』石上七鞘著、おうふう。
『十二支の民俗伝承』石上七鞘著、おうふう。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験(レポート)40%、授業中の課題の提出30%、平常点・プレゼンテーション30%とし、総合的に評価
する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書教諭
〔授業の形式・計画〕 @GG@
1回目:オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方、授業の参加の仕方に
ついて
2回目:読書の意義と目的
読書好きになる方法は。
3回目:法令から見る読書1
教育基本法、小学校学習指導要領
4回目:法令から見る読書2
子ども読書活動の推進に関する法律、文字・活字文化振
興法。
5回目:現代社会と読書
6回目:生活における読書の意味
7回目:子どもの環境と読書活動
-
8回目:児童生徒の発達段階と読書1
幼少時の読書教育、読み聞かせ
9回目:児童生徒の発達段階と読書2
小学生時代の読書教育
10回目:児童生徒の発達段階と読書3
中学生・青年期にかけての読書教育
11回目、12回目、13回目:読書の指導方法
閣成長段階における読書指導のグループ討議・研究、ミ
ニ体験模擬授業、
14回目:家庭・地域・公共図書館との読書指導
15回目:まとめ
学校教育における今後の読書指導とその展望、多様なメ
ディア時代の読書指導
233 -
日本文学史(古典)@HH@Japanese literary history(classics)
選択2単位
2年次後期
@@石上
七鞘
@CODE@k1190110001-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
授業の狙い:
1.日本文学史(古典)の理解と探究
2.ノート作成のマスター
3.プレゼンテーション能力の育成
4.小論文(レポート)の作成
日本の古典文学の歴史を知る。また文学の歴史奈良時代に第~江戸時代までの主な作品の理解を深め、古典の魅力を
紹介し、作品の背景と世相をも理解する。
作品の鑑賞のみばかりでなく、民俗学を取り入れた研究方法を理解し、演習方式を採用する。
民俗学的研究方法は、人々の間で伝承されている言語・伝説・習俗など生活に根付いている慣わし、仕来り、信仰な
どから文学作品をより深く理解しようとする研究方法である。
到達目標
日本文学の流れを理解すると共に日本人の心を学ぶ。
〔学習内容〕
@BB@
最初に文学の定義を示し、どのようなものが文学といえるのかを考える。
○学習するる作品は、「日本語の歴史」取り上げる作品とは異なる。
○授業の中で、分類(ジャンル)別の文学史を講義する。
履修者の人数にもよるが、発表・プレゼンテーションを行う予定でいる。一グループ数名とし、共同で調べ、プレゼ
ンテーションは、パワーポイントを使用して、分かりやすく説明する。
指定した課題作品の中から担当部分を図書館などで下調べし、全員に理解しやすいよう工夫すること。
※従って、履修者は、欠席、私語、飲食などすることなく授業に参加勉学して、学期末試験に備え、きちんとノート
をとること。真摯に勉学する覚悟の無い学生は、履修しないこと。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
授業のレベル:
日本史や古典文学を学んでいなくても理解できるように説明する。
古典文法が完璧でなくても理解できるよう、作品のプリントには、現代語訳をつけるか、現代語訳をする予定である。
関連科目:
日本文学概論、日本文学作品研究、中国文学史、日本史概論、日本語の歴史、読書と豊かな人間、日本史 B,歴史文
化概論、異文化コミニケーションなど
準備学習の内容:
日頃から図書館、美術館、博物館にかよって古代からの作品、、芸術、生活ぶりに触れておくこと。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】『日本の原点』石上七鞘著、マイナビ新書
【参考書、その他教材】
『古代伝承文芸序説』石上七鞘著、桜楓社。
『古代伝承文芸論』石上七鞘著、おうふう。
『水の伝承』石上七鞘著、おうふう。
『日本の民俗伝承』石上七鞘著、おうふう。
『化粧の民俗』石上七鞘著、おうふう。
『十二支の民俗伝承』石上七鞘著、おうふう。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
学年末試験40%、授業内の提出物30%、平常点・プレゼンテーション30%を総合的に評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
1回目:オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方、授業の参加の
仕方について
2回目:漢字の習得、四六駢儷体、漢詩文、『風土記』
※説話文学史
3回目:奈良時代の日本語、散文『古事記』『日本書紀』
※歌謡史
語部、稗田阿礼、文学書・歴史書
4回目:奈良時代の日本語、韻文『万葉集』※和歌史
最古の歌集の誕生,短詩型から、長詩型から
5回目:平安時代の日本語、散文『竹取物語』※物語史
6回目:平安時代の日本語、散文『伊勢物語』
7回目:平安時代の日本語、散文『源氏物語』
日本最大の写実小説
-
8回目:平安時代の日本語、散文『竹取物語』
9回目:平安時代の日本語、散文『枕草子』※随筆史
平安時代の日本語、韻文『古今和歌集』
10回目:鎌倉時代の日本語、散文『平家物語』
11回目:江戸時代の日本語、散文・韻文『奥の細道』
※紀行文の歴史
俳枕と旅の鎮魂
12回目:江戸時代の日本語、
『去来抄』
『三冊子』※評論史・
歌論史
13回目:江戸時代の日本語、『古事記伝』※研究史
日本の思想、国学・日本学
14回目:日本の思潮史、精神史
15回目:まとめ
日本文化の継承
234 -
日本文学史(近現代)@HH@japanese literary history(modern times)
選択2単位
2年次前期
@@安藤
久美子
@CODE@k1190109901-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
日本近・現代文学の主要な作品を読み解きながら、近代の文学・潮流を概観します。
日本の近代文学は西欧文学の流入を受けて萌芽し、私小説という独自の結実を見ました。その後、時代の風潮に影響
を受け、与えながら、個性を花開かせます。これは日本的自我の形成と解体の歴史といえます。文学史についての基礎
的な知識を得るとともに、文学を読み解く方法・概念を学びます。明治期から昭和十年代までを予定しています。
〔学習内容〕
@BB@
講義形式です。作品の一部をプリントして渡します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
授業で扱うのは作品の一部です。各自作品を自分で用意し読んできて下さい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】『作品で綴る近代文学史』(双文社出版)
その他作品は文庫本など。(特に指定しません)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
学期末テスト(80%)、小テスト、平常点(20%)を目安とする総合評価。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
ガイダンス 文学史とは 近代とは
【第2回】
啓蒙期の文学と戯作
【第3回】
坪内逍遥「小説真髄」
、二葉亭四迷「浮雲」
【第4回】
森鴎外「舞姫」
【第5回】
『文学界』の人々 透谷の評論・詩
【第6回】
樋口一葉「たけくらべ」
【第7回】
泉鏡花と国木田独歩
【第8回】
自然主義文学 藤村と花袋
【第9回】
夏目漱石
【第10回】
耽美派の誕生と大正文学
【第11回】
白樺派の作家たち
【第12回】
『新思潮』
【第13回】
私小説とプロレタリア文学
【第14回】
新感覚派 モダニズム文学 近代と現代
【第15回】
まとめ
-
235 -
人文地理学概論@HH@Human geography
選択2単位
1年次後期
@@佐藤
剛
@CODE@k1190206701-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
ねらい:私たち人間は多様な環境に適応し生活している.たとえば,斜面が急傾斜な山間部において耕作地を得るこ
とは困難である.そのため,人々は地すべりによって形成された,緩傾斜な地形場に棚田や畑を造り生活してきた.ま
た都市で生活する人々は,自然の地形そのものを改変し生活の場を築きあげてきた.授業では,地図をベースに上記し
たようなさまざまな現象を地理学的に関連づけて考える力を養う.
到達目標:資格取得に必要な基礎知識と考え方の修得を目指す.
(教職を取得しない学生でも、やる気のある者は受講を歓迎する)
〔学習内容〕
@BB@
主に1)地理学の歴史,2)地理学の分析手法,3)都市や農村・漁村における人文地理学的現象,4)海外におけ
る人文地理学的現象について理解を深める.また,休日を利用した屋外調査実習をおこなう予定である.
※授業には3~4色の色鉛筆,高等学校で使用する程度の地図帳を持参すること.
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
レベル:受講前に高校の「地理」の基礎学力を身につけておいて欲しい.
関連科目:自然地理学概論,地誌学概論
準備学習:高校の「地理」の教科書を通覧しておくこと.
※授業中にプレゼンテーションをしてもらうことが多いので,積極的な取り組みが求められる.
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】 プリントを配布する.
【参考書、その他教材】
「地図を学ぶ」菊地俊夫・岩田修二編,二宮書店
「ヒマラヤで考えたこと」小野有五,岩波ジュニア新書
※上記参考書は,メディアライブラリーセンターで所蔵している.
※この他は授業で適宜紹介する.
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験・授業内試験の成績80%,授業内での試問20%とし,総合して評価する.
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
授業の目的と内容,授業の進め方・受け方について
【第2回】人文地理学とはなにか?
地理学の歴史,地誌学と自然地理学との関係
【第3回】地理学の分析手法(1)
地図を読みこなす -地形図の読図-
【第4回】地理学の分析手法(2)
地図を読みこなす -主題図の読図-
【第5回】地理学の分析手法(3)
地理情報システム(GIS)とは
【第6回】都市部の事例 -結節点とは?-
【第7回】山間部の事例 -棚田の景観-
【第8回】沿岸部の事例 -漁村の景観-
【第9回】東京の事例 -東京湾の埋立史-
【第10回】ネパールヒマラヤの事例 -高山での生活-
【第12回】ブータンヒマラヤの事例 -伝統文化の変容-
【第11回】タイ沿岸部の事例 -マングローブとエビ畑-
【第13回】学生による課題研究の発表(1)
【第14回】学生による課題研究の発表(2)
【第15回】授業のまとめ
-
236 -
自然地理学概論@HH@Physical geography
選択2単位
1年次前期
@@佐藤
剛
@CODE@k1190206601-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
ねらい:昨年,東北地方太平洋沖地震が発生し,東日本は深刻な災害を被った.こうした大地震はどのようなプロセ
スで発生するのだろうか?縄文時代は現在よりも温暖で,東京は広い範囲で海の底となった.最近,地球の温暖化が叫
ばれているが,気候の温暖化と寒冷化はどうしておこるのだろうか? 授業では地形形成や気候変動のメカニズム,そ
れに関連して発生する災害について学習していく.
到達目標:資格取得に必要な基礎知識と考え方の修得を目指す.
(教員免許を取得しない学生でも、やる気のある者
は受講を歓迎する)
〔学習内容〕
@BB@
1)気候変動,2)変動地形,3)山地地形,4)海岸地形,5)河川地形などについて理解を深める.また,休日
を利用した屋外調査実習をおこなう予定である.
※授業には3~4色の色鉛筆,高等学校で使用する程度の地図帳を持参して欲しい.
※授業中にプレゼンテーションをしてもらうことが多いので,積極的な取り組みが求められる.
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
レベル:受講前に高校の「地理」および「地学」の基礎学力を身につけておいて欲しい.
関連科目:地球環境情報,地誌学概論,人文地理学概論
準備学習:高校の「地理」および「地学」の教科書を通覧しておくこと.
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】
◇プリントを配布する.
【参考書、その他教材】
◇「写真と図で見る地形学」貝塚爽平ほか編,東京大学出版会
◇「地図を読む」五百沢智也,岩波書店
◇「活断層」松田時彦,岩波新書
◇「日本の山はなぜ美しい」小泉武栄,古今書院
◇「日本の地形1総説」米倉伸之ほか編,東京大学出版会
◇「第四紀学」町田洋ほか編,朝倉書店
※これらの参考書はメディアライブラリーセンターで所蔵している.
※この他は授業で適宜紹介する.
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験・授業内試験の成績
80%,授業内の試問
20%とし,総合して評価する.
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
授業の目的と内容,授業の進め方・受け方について
【第2回】気候変動(1)
最近200万年間の氷期-間氷期サイクル
【第3回】気候変動(2)
最近1万年間の気候変動と現在の温暖化
【第4回】変動地形(1)
地震発生の仕組み
【第5回】変動地形(2)
活断層地形判読
【第6回】山地地形(1)
地すべり地形判読,土砂災害
【第7回】山地地形(2)
氷河地形判読,氷河湖決壊
-
【第8回】山地地形(3)
火山地形判読,火山災害
【第9回】海岸地形(1)海成段丘,沈水海岸と離水海岸
【第10回】海岸地形(2)
津波による被害
【第11回】海岸地形(3)
マングローブと地形
【第12回】河川地形
扇状地,デルタ,河成段丘,洪水災害
【第13回】学生による課題研究発表(1)
【第14回】学生による課題研究発表(2)
【第15回】授業のまとめ
237 -
自己啓発@HH@Seif Development
選択2単位
1年次後期
@@桂川
保彦
@CODE@c1236432101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
自己啓発は社会人、学生などの区分を問わず、すべての人間の日々取り組む自己向上のための行為です。また自己啓
発とは経営体(組織・企業等)が用意する業務研修に対して、自分自身の意思で参加する研修や読書を含む、個人の意
思による自己能力開発を言う。言い換えれば「明日は今日の自分より向上している」という考え方です。平易な言葉で
すが、実は大変なことです。
しかし人間は今まで出来なかったことが出来るようになる、知識が増える、意思が強くなる、忍耐力が増したなどに
対し、生きる喜びを強く感じるものです。自分の将来に資する、モチベーションが向上する、好奇心を持ち続けるなど
が継続して行えるようになります。
本講義では自己を高めるために啓発を継続するための方策を全員で議論し、共有します。
自身の自己啓発をまとめ発表できることを目標にします。
〔学習内容〕
@BB@
「7つの習慣」(スティーブ・R・コービー著)の各段階を辿りながら履修を進める。ほかに自己啓発に関する膨大
な文献があり、特に先人のナレッジ(知識)を学ぶことが可能です。図書館蔵書など多数読むことを実行すること、そ
のうえで自己啓発の仕組み・方法等について事例を取り上げ議論する。毎回授業出席確認を兼ねてコメント記入を課し、
理解度の確認を行う。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
資料配布するとともに、事例を紹介する。また各人の自己啓発実践例とこれからの目標等を発表して、ナレッジを共
有する。関連科目として「企業と OJT」
「人材マネジメント」
「インターンシップ」
「キャリアプラン」の履修を勧める。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】毎回、資料を配布するので保存すること。
【参考書、その他教材】参考書として「7つの習慣」クイックマスターシリーズ(スティーブ・R・コービー著、キン
グベアー出版)、毎授業において視聴覚教材を使用します。「生き方・人間として一番大切なこと」(稲盛和夫著、サン
マーク出版))。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
受講状況を特に重要視し30%、毎授業におけるリアクションペーパー提出20%、期末試験50%とし、総合判定
する。欠席理由の提出がなく、回数が規定をに満たない場合は受験しても評点とならない。授業中の携帯電話使用等に
ついては退室を命じることがあるので留意すること。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
授業の進め方、参考文献紹介、使い方など
【第2回】自己啓発とは
自身が歩んできた過程
【第3回】パラダイム
インサイド・アウト(内から外へ)
パラダイムと原則について、人生の扉を開く7つの習慣
【第4回】第1の習慣
主体性を発揮する、自己責任の原則
【第5回】第2の習慣
目的を持って始める、自己リーダーシップの原則
【第6回】第3の習慣
重要事項を優先する、自己管理の原則
【第7回】第4の習慣
winwin を考える、人間関係におけるリーダーシップの
原則
【第8回】第5の習慣
理解してから理解される、感情移入のコミュニケーショ
ンの原則
-
【第9回】第6の習慣
相乗効果を発揮する、創造的な協力の原則
【第10回】第7の習慣
刀を研ぐ、バランスのとれた自己新再生の原則
【第11回】インサイド・アウト
流れを変える人になる
【第12回】生き方(1)
思いを実現させる、原理原則から考える
【第13回】生き方(2)
心を磨き、高める、利他の心で生きる、宇宙の流れと調
和する
【第14回】自身の生き方、自己啓発について語る
(論述形式)
【第15回】まとめ
1 -
命とこころ@HH@Life and Mind
選択2単位
1年次前期
@@江川
由布子
@CODE@c1231104506-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
私たちの「生」は、否応なく「死」を前提としています。
「死は生を照らす」と言われるように、死について考える
ことによって、生きるということをより深く問うことができるのではないでしょうか。人間の生死やいのちというもの
は単に生物学的にとらえられるものではなく、そこには人間の思考や価値観、心理や感情、そしてそれぞれの時代の社
会や文化が大きくかかわっています。この授業では、こうした観点から生と死の問題を考えることを通して、人間や社
会・文化についての理解を深め、現代の様々な問題を主体的に読み解く力を養いたいと思います。
〔学習内容〕
@BB@
授業では、人類の諸文化が育んできた死生観・生命観とその変遷を学び、次に、私たちが今新たに直面している「死」
をめぐるいくつかの具体的な問題を、現代における死生観・生命観の変化や人と人とのつながり、社会のあり方から考
察していきたいと思います。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
【レベル】履修についての特別な条件はありません。
【関連科目・分野】哲学、倫理学、宗教学、社会学、心理学など
【準備学習】授業の予習が必要な場合は、授業時に指示します。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】特定の教科書は使いません。必要な資料は授業時に配布します。
【参考書、その他教材】参考図書は授業時に紹介します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績を基本とし、それに授業内小レポート等を加味して総合的に評価します。ただし、正当な理由を届け
出ることなく欠席が学則規定の時間数を超えた場合は、定期試験を受験しても評価対象としません。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
授業は講義形式で行います。授業計画は以下のように予定していますが、皆さんの理解度や関心を見ながら進めてい
きますので、それに応じて変更されることがあります。
【第1回】オリエンテーション
授業の目的・内容・進め方、成績評価方法、参考図書等についての説明
【第2回】生と死、いのちの様々な定義
【第3回】人は生と死、いのちについてどのように考えてきたか
【第4回】現代における生と死、いのちのとらえ方
【第5回】脳死は人の死か①:死の定義における脳死の位置づけ
【第6回】脳死は人の死か②:脳死をめぐる諸問題
【第7回】生と死のはざまで①:病と向き合うなかで見出される「いのち」の意味
【第8回】生と死のはざまで②:終末期医療のあり方をめぐって
【第9回】安楽死と尊厳死①:「生命の質」と「生命の尊厳」
【第10回】安楽死と尊厳死②:死に対する自己決定権の問題
【第11回】現代社会と自殺①:現代における自殺とその社会的背景
【第12回】現代社会と自殺②:自殺における「自己」と「他者」の問題
【第13回】孤独死を考える①:孤独死の現状について
【第14回】孤独死を考える②:死と看取りの問題
【第15回】授業のまとめ:かかわりのなかにある「いのち」
-
2 -
生活と倫理@HH@Life and Ethics
選択2単位
1年次後期
@@江川
由布子
@CODE@c1236708110-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
私たちは日常生活のいろいろな場面で、「よい」
・「悪い」、「正しい」・「間違っている」といった道徳的・倫理的判断
に基づいて行動し、あるいは他者の行動を評価しています。一方で、道徳や倫理に無関心な人や反発する人も少なくあ
りません。しかし、人間はそもそも、どうして道徳や倫理というものを行動の重要な基準としているのでしょうか。あ
るいは、そういったものに対してなぜ無関心であったり、反発したりするのでしょうか。道徳や倫理は外から与えられ
た単なるルールではなく、そこには、私たち人間の存在や生き方をめぐる根本的な問題が大きく関わっています。本授
業では、倫理に関する基本的なテーマや視点を学びながら、人間についての理解を深め、現代における人と社会の諸問
題を主体的に考える力を身につけていきたいと思います。
〔学習内容〕
@BB@
授業では、「善悪」、「自己と他者」、「自由」、「幸福」など、倫理を考える上で基本となるテーマを扱いますが、その
際、それぞれのテーマに関連する古今東西の倫理思想を取り上げると同時に、私たちの身近にある現代生活の様々な現
象を具体的に検討しながら、問題への関心と理解を深め、考察を進めていきたいと思います。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
【レベル】特別な予備知識は必要ありません。
【関連科目・分野】哲学、倫理学、社会学、法学など
【準備学習】予習(資料を読んでおくなど)が必要な場合は、授業時に指示します。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】特定の教科書は使いません。
【参考書等】参考図書は、授業時に紹介します。
【その他教材】必要な資料は、授業時に配布します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績を基本とし、それに授業内小レポート等を加味して総合的に評価します。
ただし、正当な理由を届け出ることなく欠席が学則規定の時間数を超えた場合は、定期試験を受験しても評価対象と
しません。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
授業は講義形式で行います。授業計画は以下のように予定していますが、皆さんの理解度や関心を見ながら進めてい
きますので、それに応じて変更されることがあります。
【第1回】オリエンテーション:授業の目的・内容・進め方、成績評価方法、参考文献等についての説明
【第2回】倫理とは何か-現代社会において倫理を問うことの意味:「倫理」という言葉の意味、社会規範としての倫
理、人間のあり方の問題としての倫理
【第3回】倫理の基準としての善と悪:価値と価値評価の問題について、善悪の判断は客観的・普遍的か
【第4回】自己と他者:自己の幸福と他者の幸福(利己主義、利他主義、功利主義)
【第5回】個人・社会・公共性①:公共性とは何か
【第6回】個人・社会・公共性②:公共空間におけるマナーの問題にみる「公」と「私」
【第7回】個人の自由とは何か①:自由主義的倫理観と個人の行動の自由の尊重
【第8回】個人の自由とは何か②:自由主義的倫理観から生じる問題-個人の行動の自由はどこまで許されるのか
【第9回】現代と倫理①-医学の進歩が直面する倫理的諸問題(生命の誕生をめぐって)(1):生殖補助医療をめぐる
問題(人工授精・体外受精・代理母)
【第10回】現代と倫理①-医学の進歩が直面する倫理的諸問題(生命の誕生をめぐって)(2):出生前診断について
【第11回】現代と倫理②-環境と人間(1):環境とは何か
【第12回】現代と倫理②-環境と人間(2):環境保護をめぐる諸問題
【第13回】現代と倫理③-情報と倫理(1):現代における情報社会の発展
【第14回】現代と倫理③-情報と倫理(2):情報の自由化から生じる倫理的問題
【第15回】授業のまとめ
-
3 -
国際コミュニケーションⅠ@HH@English Communication
選択4単位
1年次通年
@@アラン・デイビット
@CODE@c1217050101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
日本の英語教育は、大学入試を一つの基準に形成されていると言われています。つまり、高等学校で会話や実用的な
英語を学ぶ機会はほとんどありません。そのために、基本的なことでさえ、英語でコミュニケーションできる学生や社
会人はきわめて少ないのが現状です。現代は、国際化の時代と言われていますが、国際的なコミュニケーションができ
る日本人はほんのわずかに過ぎません。しかし、外資系の企業とこれから、日本の企業には、英語で仕事出来る人間が
必要です。
このような、国際社会に通じる人間を育てることがこの授業の目的です。
〔学習内容〕
@BB@
Listening の練習や英語での簡単な演技を同じ教材を使って行います。listening の練習終了後、その教材は演技の脚
本として使用します。教材の例は下にあります。学習者はまず教材のテープを聞いて(
)に言葉を入れていきます。
Customs Check
Customs Officer:Could I see your passports and( customs declaration)please sir?
Passenger:Sure
Customs Officer:Are you(carrying)any fruit or foodstuffs?
Passenger:No, I don't think so.
Customs Officer:(Could you open)that bag please?
Passenger:Yes,(help yourself)
Customs Officer:Thank you. Everything(seems to be okay.)
Passenger:Thank you.
Passenger's Wife: I hate(customs officers.)What did he think we were, drug smugglers or something?
学習者はこれらの教材を用いて実際に演じることから著しく成長し新しい言葉を獲得するでしょう。この練習によっ
て一年間で、次の実用的な対話をマスタ-できます。これは国際人の第1歩です。
航空券の予約
Reserving an air ticket
航空券の値段の交渉
Negotiating for airline tickets
航空券の予約をとる
Taking reservations for airline tickets
飛行機の登場手続き
Boarding an aircraft
入国の手続き「入国と税関の審査」 Immigration procedures
海外での買い物
Shopping abroad
ホテルの部屋の予約
Reserving a hotel room
ホテルの部屋の予約をとる
Taking reservations for hotel rooms
海外の病院で検査を受ける
Getting a diagnosis
就職面接
A job interview
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
英語ほとんどできない学生には付いていくのが難しいです。基本的な文法の知識、例えば過去形と現在形の区別の能
力が望ましい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】David Allan "The Gateway to Living English Conversation" 朝日出版
【参考書、その他教材】英和/和英辞書
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業参加の程度,対話の暗記のテストなどで成績を決めます。積極的な参加を期待しています!
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
前期
Class One:オリエンテーション
授業のやり方、教科書などについて
Class Two:挨拶、自己紹介など。
Class Three:自己紹介の手紙の書き方。
Class Four:英語の日記の書き方。
Class Five:英語の日記、航空券の予約の対話。
Class Six:対話の応用。
Class Seven:空港のアナウンス (Listening)
Class Eight:英語の日記、飛行機の登場手続きの対話。
Class Nine:英語の日記、免税店の買い物の対話。
Class Ten:対話の応用。
Class Eleven:英語の日記、入国の手続きの対話。
Class Twelve:ホテルの部屋の予約の対話。
Class Thirteen:対話の応用。
Class Fourteen:英語の日記、Review。
Class Fifteen:日記全体の評価、個人面接。
*
後期
Class One:Review 夏休みについての作文。
Class Two:ホテルの Check In の対話(Listening)。
Class Three:対話の応用。
Class Four:買い物の対話(Listening)。
Class Five:対話の応用。
Class Six:医者と患者の対話(Listening)。
Class Seven:対話の応用。
Class Eight:道の案内の対話(Listening)。
Class Nine:対話の応用。
Class Ten:Review 英語の日記。
Class Eleven:就職面接の対話(Listening)。
Class Twelve:対話の応用。
Class Thirteen:アパート探しの対話(Listening)。
Class Fourteen:対話の応用。
Class Fifteen:Overall Review、レポート提出。
学生の人数によって進むスピードとやり方などに変更が考えられます。
-
4 -
コンピュータ概論@HH@
選択2単位
1年次後期
@@市川
文男
@CODE@c1236501102-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
現代の情報社会では、パソコンやインターネットに代表される情報基盤の上に成り立っています。パソコンも生活必
需品となってきました。
この授業のねらいは、大学生活や社会生活において、パソコン等情報機器を有効かつ安全に活用していく上に必要な
コンピュータやネットワークに関する基礎知識を身に付けることです。
〔学習内容〕
@BB@
コンピュータ関連科目を学んでいく上で基礎となる内容です。
次の事項について、事例を取り上げながら、解説します。
(1)情報とコンピュータの基礎
(2)コンピュータのハードウエア・ソフトウエア
(3)パーソナルコンピュータの基礎と応用
(4)コンピュータネットワークの基礎と応用
(5)情報社会の課題
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
・授業内容のレベル:コンピュータの仕組みやその活用に関する基礎的な事項について解説します。
・関連授業科目:情報関連科目と密接な関連があります。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
・テキスト:授業のはじめに指示します。
・教
材:情報科学に関連するトピックスを新聞・雑誌記事等から適宜紹介します。
・参考図書:授業の進展に応じ、適宜紹介します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績60%、平常点40%として、総合評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
下記の予定です。ただし、取り上げるテーマは変更する場合があります。
第1回 オリエンテーション
授業のねらいと概要、授業の進め方・受け方、テキスト、
成績の評価、受講上の注意事項などについて説明。
第2回 社会の情報化
情報化と高度情報通信社会、身の回りの情報化(家庭の
情報化、学校の情報化、公共施設の情報化、道路交通の情
報化、気象データ処理の情報化)
、ビジネスにおける情報化
第3回 情報伝達の変遷
通信のはじまり、文字と紙の発明、郵便型通信のはじま
り、電気型通信のはじまり、近代の情報伝達手段、現代の
情報伝達手段
第4回 情報産業の発展
産業構造の変化、情報産業と情報化、情報化の進展、産
業構造のあり方、新しい情報産業(電子商取引、情報サー
ビス産業 など)
第5回 高度情報通信社会とモラル
情報社会における個人の責任、知的財産権と著作権、ネ
チケット(ネットワークエチケット)、ネットワーク犯罪
(サイバー犯罪)、コンピュータウイルス、セキュリティ
管理
第6回 ハードウエアの基礎(その1)
コンピュータのしくみ(ハードウエアとソフトウエア)、
ハードウエアの機能と構成、コンピュータの特徴、コンピ
ュータの種類
第7回 ハードウエアの基礎(その2)
アナログとデジタル、ビットとバイト、コンピュータで
の文字の表現方法(文字コード)、音声・画像の表現方法
-
第8回 ハードウエアの基礎(その3)
論理演算と論理回路、コンピュータの動作原理、パソコ
ンの処理装置、いろいろな入出力装置、入出力インターフ
ェース
第9回 ハードウエアの基礎(その4)
主記憶装置(RAM と ROM)
、補助記憶装置(ハードデ
ィスク、フロッピーディスク、CD-ROM 装置、光磁気ディ
スク装置、DVD 装置 など)
、ハードウエア基礎のまとめ
第10回 ソフトウエアの基礎(その1)
ソフトウエアの役割、ソフトウエアの分類(システムソ
フトウエアと応用ソフトウエア)、オペレーティングシス
テムの役割、ミドルウエアの役割
第11回 ソフトウエアの基礎(その2)
プログラム言語の分類、ファイルシステム、データベー
ス、ソフトウエアの基礎のまとめ
第12回 コンピュータの利用形態(その1)
コンピュータネットワークの基礎、データ伝送の基礎、
電気通信サービス、ブロードバンド、LAN の基礎、OSI
基本参照モデル
第13回 コンピュータの利用形態(その2)
バッチ処理とリアルタイム処理、オンライン処理とオフ
ライン処理、集中処理と分散処理、コンピュータシステム
の信頼性
第14回 コンピュータの利用形態(その3)
分散処理システムの長所と短所、クライアント・サーバ
ーシステム、インターネットの特徴、インターネットの活
用、コンピュータ利用形態のまとめ
第15回 まとめ
5 -
臨床実習@HH@Actual Practice of Clinical Engineering in a hospital
選択4単位
4年次集中
@@小林
郁夫、 清水 弘幸、 市川 久志
@CODE@c1290118202-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
法律に定められた、病院での実習項目を、実際の病院にて履修し、かつ医療倫理を体得する。それまでに履修してき
たことが十分か、大学に居る間にもっと学ぶべきことは何かを知ることが大切である。さらに大事なことは、病院での
仕事がどのようなことかを体験し、その仕事に生涯をささげることができるか、自分の特性に合っているかを判断する
ことである。
国家試験合格は大学での学業達成の成果の一つであるが、社会生活では、それが入門の第一歩である。自分の能力と
受け入れる就業環境とをよく見つめて、将来の計画を立てさせるようにする。
実習目標は、(1)業務の理解、(2)業務の実際的知識の習得、(3)医療従業者の倫理の体得、(4)業務現場の雰囲気の体得、
(5)業務現場に必要な知識習得の心構え形成、(6)実社会の厳しさの体得である。
〔学習内容〕
@BB@
実際の病院で、実働180時間(約6週間)の実習を行う。
単に病院で時間を過ごすだけではなく、その内容を適切に報告し、報告の完了までを一連の実習として位置付ける。
病院での種々の仕事の内容をどこまで理解できるかが大切である。また、この授業内にアドバンスセミナーⅡA、Ⅱ
B と同様の内容も行う。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
履修した講義の集大成としての実習である。授業内容は現実の医療行為そのものの見聞であるので、高レベルである。
受講資格は、3年次前期までの必修単位をすべて合格していること。3年次終了時に臨床関係5演習(生体機能代行装
置学演習Ⅰ,Ⅱ、医療治療機器学演習、生体計測装置学演習、医用機器安全管理学演習)のいずれかが不合格になった
場合は、実習予定であっても取消すこととする。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】実習指導書
その他、3年次までの全ての臨床工学技士国家試験必須科目の授業教材を活用する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
病院での3段階評価に、指導教員の病院からのヒアリングを加味して評価する。ここでの不合格は、臨床工学技士と
して不適格であることを示すことになる。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
臨床工学技士
〔授業の形式・計画〕 @GG@
大学と病院間で締結された契約に従い、実習する。
主な実習内容
(1) 人工心肺業務
(2) 血液透析業務
(3) 集中治療室及び手術室業務
(4) その他(救急センター業務、安全管理業務など)
実習日程および概要の例を挙げるが、実際は各病院に
より異なる。
日程
実習部署
実習概要
第1日(月)
ガイダンス・透析室 血液浄化業務の見学
第2日(火)
手術室
手術 CABG の見学第1日
第3日(水)
ICU
ICU の見学
第4日(木)
透析室
見学 プライミング
第5日(金)
透析室
見学 回路の後片付け
第6日(月)
透析室
穿刺の介助 後片付け
第7日(火)
透析室
穿刺の介助 返血方法の見学
第8日(水)
透析室
浸透圧測定 返血方法の見学
第9日(木)
手術室
手術室の見学
第10日(金) ICU・透析室
PCPS の見学 回路の後片付け
第11日(月) 透析室
穿刺見学・介助 返血見学
第12日(火) 透析室
穿刺見学・介助 返血
第13日(水)
第14日(木)
第15日(金)
第16日(月)
第17日(火)
第18日(水)
第19日(木)
第20日(金)
第21日(月)
第22日(火)
第23日(水)
第24日(木)
第25日(金)
第26日(月)
第27日(火)
第28日(水)
第29日(木)
第30日(金)
第31日(月)
第32日(火)
-
6 -
アンギオ室
CAG ・PTCA 見学
手術室
弓部大動脈置換術の見学
手術室
業務手伝い・勉強
手術室
AVR の見学
アンギオ室
CAG の見学
ME 機器室
IABP の勉強
手術室
心肺回路組立て
手術室
業務手伝い
手術室
麻酔器について
アンギオ室
業務手伝い、勉強
ICU
見学
ICU
CHF 回路組立て
ICU
HD CHF プライミング
ICU
業務手伝い、勉強
ICU
業務手伝い、勉強
アンギオ室
CAG の見学
ME 機器室
除細動器の点検の見学
ME 機器室
人工呼吸器の点検の見学
ME 機器室・病棟 呼吸器点検・除細動器の
点検
透析室
まとめ
臨床工学研究Ⅰ@HH@Pre-study on Clinical Engineering I
選択2単位
4年次前期
@@清水
弘幸、 小林 郁夫、 市川 久志
@CODE@c1290068101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
本講座の目的は、臨床工学に関する研究をしつつ、臨床工学技士国家試験に合格できる実力をつけさせることに置い
ている。
4年次前期では、臨床実習と時期的に重なっているために、できるだけ個人別の課題を与えて、個別に空き時間を見
つけ研究を進めるように配慮している。また勉強の成果を確認するために、毎月1回は国家試験の模擬試験を行うよう
にしている。
特に、この授業では基礎学力をつけることのできるテーマを考えている。
〔学習内容〕
@BB@
基礎学力に結びつくものとして、力学、電気回路、数学などの理科系のテーマと、情報、制御、機械、材料などの工
学系のものとそれらが応用された臨床工学の中心的な装置類に関することを扱う。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
4年次までに履修した講義が活用できるように、レベルを設定する。凖備学習は個別にテーマに合わせて自主的に行
わすようにする。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】1年次から使っている臨床工学技士標準テキストと、各講義で用いた副読本、プリントを使用する。
臨床工学技士国家試験の各年次の過去問題集、臨床工学技士教育施設協議会の統一模擬試験の過去問題集も用いる。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
基本的には試験成績を評価する。それに研究過程で提出されるレポートや受講態度を総合的に評価する。
なお、試験成績で、学科の内規で定めた成績に到達しない場合は、不合格となる。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
〔第1回〕
実力と不得意分野チェックのため模擬試験を実施する。
研究 I では国家試験の午前問題を行う。
〔第2回〕
各クラスに分かれて講義を受ける。国家試験受験までの
心構えや準備項目などを説明する。
〔第3回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。
〔第4回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。
〔第5回〕
第2回模試、研究 I では午前問題を行う。
〔第6回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。
〔第7回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。
〔第8回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。
-
〔第9回〕
第3回模試、研究 I では午前問題を行う。
〔第10回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。
〔第11回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。
〔第12回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。
〔第13回〕
第4回模試、研究 I では午前問題を行う。
〔第14回〕
発表された研究課題を総括して、研究の不足している点
などを確認し、それらを補う講義を行う。
〔第15回〕
後期の研究 III、IV に役立つよう研究課題の中で発展性
のある課題の解説など行う。
7 -
臨床工学研究Ⅱ@HH@Pre-study on Clinical Engineering II
選択2単位
4年次前期
@@清水
弘幸、 小林 郁夫、 市川 久志
@CODE@c1290068201-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
本講座の目的は、臨床工学に関する研究をしつつ、臨床工学技士国家試験に合格できる実力をつけさせることに置い
ている。
4年次前期では、臨床実習と時期的に重なっているために、できるだけ個人別の課題を与えて、個別に空き時間を見
つけ研究を進めるように配慮している。また勉強の成果を確認するために、毎月1回は国家試験の模擬試験を行うよう
にしている。
特に、この授業では基礎学力をつけることのできるテーマを考えている。
〔学習内容〕
@BB@
基礎学力に結びつくものとして、力学、電気回路、数学などの理科系のテーマと、情報、制御、機械、材料などの工
学系のものとそれらが応用された臨床工学の中心的な装置類に関することを扱う。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
4年次までに履修した講義が活用できるように、レベルを設定する。凖備学習は個別にテーマに合わせて自主的に行
わすようにする。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】1年次から使っている臨床工学技士標準テキストと、各講義で用いた副読本、プリントを使用する。
臨床工学技士国家試験の各年次の過去問題集、臨床工学技士教育施設協議会の統一模擬試験の過去問題集も用いる。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
基本的には試験成績を評価する。それに研究過程で提出されるレポートや受講態度を総合的に評価する。
なお、試験成績で、学科の内規で定めた成績に到達しない場合は、不合格となる。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
〔第1回〕
実力と不得意分野チェックのため模擬試験を実施する。
研究 II では国家試験の午後問題を行う。その結果で、担
任の教員を決定する。
〔第2回〕
昨年度実施の国家試験問題をテーマとする研究課題の割
り振りを行う。残りの時間は各教員がテストや講義などに
使う。
〔第3回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。
〔第4回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員
に説明を行う。
〔第5回〕
第2回模試、研究 II では午後問題を行う。
〔第6回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員に
説明を行う。理解不十分な項目について解説や講義をする。
〔第7回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員に
説明を行う。理解不十分な項目について解説や講義をする。
-
〔第8回〕
担当した問題の研究が終了した学生が、各クラスの全員に
説明を行う。理解不十分な項目について解説や講義をする。
〔第9回〕
第3回模試、研究 II では午後問題を行う。
〔第10回〕
研究発表は研究 I で行い、研究や理解が不十分な項目に
ついて解説や講義をする。
〔第11回〕
研究発表は研究 I で行い、研究や理解が不十分な項目に
ついて解説や講義をする。
〔第12回〕
研究発表は研究 I で行い、研究や理解が不十分な項目に
ついて解説や講義をする。
〔第13回〕
第4回模試、研究 II では午後問題を行う。
〔第14回〕
発表された研究課題を総括して、研究の不足している点
などを確認し、それらを補う講義を行う。
〔第15回〕
後期の研究 III、IV に役立つよう研究課題の中で発展性
のある課題の解説など行う。
8 -
臨床工学研究Ⅲ@HH@Study on Clinical Engineering III
選択2単位
4年次後期
@@小林
郁夫、 清水 弘幸、 市川 久志
@CODE@c1290068301-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
臨床工学についての基礎知識を全般的に整理し、弱点となっている分野を集中的に補う輪講形式と、臨床工学技士国
家試験の過去の問題を扱った受験学習、及び、学生ごとにテーマを定めて調査・研究し、また発表の機会を持つテーマ
学習とを組み合わせることにより、学生の臨床工学全体についての理解を拡充する。
臨床工学技士国家試験の合格は一つの目標であるが、工学系の学士を名乗るにふさわしい知識と理解力、判断力を養
成するために、輪講形式の授業と、課題研究とを組み合わせて学習を進める。
〔学習内容〕
@BB@
学生が自発的に課題を進めて、報告を行う研究の部分と、教室での座学、もしくは発表形式で行う輪講とを組み合わ
せて、授業を進める。
「研究テーマ」を探せない学生は、国家試験の過去問題の一分野(一つの「科目」に相当)を「テーマ」として担当
する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
臨床工学技士の国家試験の合格レベル。
3年次までの臨床工学の必修科目、臨床工学技士の国家試験出題基準に記載された内容を全て履修済みであることを
前提とする。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】各テーマごとにテキスト、教材を設定する。参考書籍を探すのも学習の一部であり、学生自身が3年
次までの教科書などから参考部分を紹介する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
全体的な知識のレベル、発表の内容から判断される理解力・思考能力、研究における積極性などを総合的に判定する。
なお、試験成績で、学科の内規で定めた成績に到達しない場合は、不合格となる。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
〔第1回〕
第5回模擬試験の午前の問題:クラス編成
〔第2回〕
学生(3~5名)自らが設定した研究テーマについて、
課題の内容の発表と質疑応答を行う。
〔第3回〕
学生(3~5名)自らが設定した研究テーマについて、
課題の内容の発表と質疑応答を行う。
〔第4回〕
学生(3~5名)自らが設定した研究テーマについて、
課題の内容の発表と質疑応答を行う。
〔第5回〕
第6回模試、研究 III では午前問題を行う。
〔第6回〕
学生(3~5名)自らが設定した研究テーマについて、
これまでに調査・分析した内容の発表と質疑応答を行う。
〔第7回〕
学生(3~5名)自らが設定した研究テーマについて、
これまでに調査・分析した内容の発表と質疑応答を行う。
〔第8回〕
学生(3~5名)自らが設定した研究テーマについて、
これまでに調査・分析した内容の発表と質疑応答を行う。
-
〔第9回〕
第7回模試、研究 III では午前問題を行う。
〔第10回〕
学生(3~5名)自らが設定した研究テーマについて、
結果の発表と質疑応答を行う。
〔第11回〕
学生(3~5名)自らが設定した研究テーマについて、
結果の発表と質疑応答を行う。
〔第12回〕
学生(3~5名)自らが設定した研究テーマについて、
結果の発表と質疑応答を行う。
〔第13回〕
模擬試験、研究 III では午前問題を行う。
〔第14回〕
「発表」する方法(プレゼンテーション)の技術、まと
め方、話し方を学ぶ
〔第15回〕
卒業研究の発表会を行う。
9 -
臨床工学研究Ⅳ@HH@Study on Clinical Engineering IV
選択2単位
4年次後期
@@小林
郁夫、 清水 弘幸、 市川 久志
@CODE@c1290068401-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
研究 III の目的が研究の進め方の学習であるのに対し、研究 IV の最終目的は、実学の精神に基づき、国家試験とい
う形の客観的な評価に対する実力の裏打ちを行う。
前期で主として行った基礎学力補習を受けて、後期では模擬試験を中心に国家試験に向けての学習とする。学生は常
時国家試験の学習を継続するものとするが、臨床工学研究 IV は、教室で担当教員による指導を受ける場として位置づ
ける。
臨床工学研究 III と IV とは、いずれも学生が教室に集まる機会という位置づけであるが、それ以外の時間も学生は
日常的に必要な課題学習を継続することが求められる。
〔学習内容〕
@BB@
模擬試験の結果から、学生の苦手分野についての指導を行う。但し、工学系の学士を名乗るにふさわしい知識と
理解力、判断力を養成するために、学生自身による発表という形式の授業と、教員による指導とを組み合わせて学
習を進める。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
国家試験合格レベルとする。関連科目は3年次までに学んだ全ての科目である。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】各テーマごとにテキスト、教材を設定する。参考書籍を探すのも学習の一部であり、学生自身が3年
次までの教科書などから参考部分を紹介する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
国家試験レベルの試験の結果から成績を評価する。
なお、試験成績で、学科の内規で定めた成績に到達しない場合は、不合格となる。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
〔第1回〕
第5回模擬試験の午後の問題:クラス編成
〔第2回〕
臨床工学の国家試験問題について、学生の苦手分野を他
の学生が解説し、教員はそれを補足・指導する。
〔第3回〕
臨床工学の国家試験問題について、学生の苦手分野を他
の学生が解説し、教員はそれを補足・指導する。
〔第4回〕
臨床工学の国家試験問題について、学生の苦手分野を他
の学生が解説し、教員はそれを補足・指導する。
〔第5回〕
第6回模試、研究 IV では午後問題を行う。
〔第6回〕
臨床工学の国家試験問題について、学生の苦手分野を他
の学生が解説し、教員はそれを補足・指導する。
〔第7回〕
臨床工学の国家試験問題について、学生の苦手分野を他
の学生が解説し、教員はそれを補足・指導する。
〔第8回〕
臨床工学の国家試験問題について、学生の苦手分野を他
の学生が解説し、教員はそれを補足・指導する。
-
〔第9回〕
第7回模試、研究 IV では午後問題を行う。
〔第10回〕
臨床工学の国家試験問題について、学生の苦手分野を他
の学生が解説し、教員はそれを補足・指導する。
〔第11回〕
臨床工学の国家試験問題について、学生の苦手分野を他
の学生が解説し、教員はそれを補足・指導する。
〔第12回〕
臨床工学の国家試験問題について、学生の苦手分野を他
の学生が解説し、教員はそれを補足・指導する。
〔第13回〕
模擬試験、研究 IV では午後問題を行う。
〔第14回〕
研究 III の続きである。「発表」する方法(プレゼンテ
ーション)の技術、まとめ方、話し方を学ぶ
〔第15回〕
研究 III の続きである。卒業研究の発表会を行う。
10 -
美術史@HH@
選択2単位
1年次前期
@@木村
孝男
@CODE@c1216714101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
長い人類の歴史の中で、絵画や彫刻などの美術作品は有史以前から残されています。古く、記録のない時代でも、逆
にこうした作品から当時の生活や環境、社会などを読み解くことができるわけですが、そうした社会環境を読み解きな
がら、そこから改めて作品を生み出した人々の意図を探りたいと思います。
〔学習内容〕
@BB@
美術史と言っても時代と地域は非常に広範に亘っており、前半は世界美術史ぐらいの範囲でカバーします。次いで東
洋、日本と地域を限って授業を進める予定です。後期に近代美術史の授業が開設されますので、デモクラシー以前とデ
モクラシー以後とを近代の分岐点とし、それ以前を取り扱います。
美術史ではもちろん実物を目にすることが重要ですが、授業の制約から、スライドなどの視覚教材を使ってこれに代
用します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
高校では選択必修の芸術で美術を選択していなかった学生にも配慮し、中学卒業レベルから授業を開始します。教科
教育法の美術、あるいは図画工作の中の鑑賞に相当する美術史の内容はこの授業で置き換えます。近代美術史は後期の
授業に委ねますので、網羅的に学ぶには、後期の近代美術史も受講されるように希望します。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】必要事項はプリントを準備します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
レポート提出によって評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
1週、授業概要についてのオリエンテーション
2週、先史、原始時代
3週、エジプト
4週、オリエント(シュメール、アッカド、バビロニア)
5週、インダス
6週、エーゲ、クレタ、エトルリア
7週、ヘレニズムとシルクロード
8週、スキタイ、アルタイ、シベリア、その他総合
9週、キリスト教美術
10週、イタリアルネッサンス
11週、東洋
12週、日本(原始時代~国風文化)
13週、日本(中世~近世)
14週、文化の変遷(欧州)
15週、文化の変遷(アジア)
-
11 -
近代美術史@HH@
選択2単位
1年次後期
@@木村
孝男
@CODE@c1216715101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
いわば前期「美術史」の続編ですが、近代にあってはデモクラシーに伴って作家の個性が作品に大きく影響します。
個々の作家が「美」をどのように捉え、考え、表現してきたかが近代以降の主要テーマになります。
〔学習内容〕
@BB@
デモクラシー以降が主要テーマですが、人間性への回帰という側面から最初は盛期ルネッサンスから入ります。次い
で前期に触れることができなかったロココ、バロックを経て、市民が社会の実権を握る時代から現代に繋ぎます。
美術史ではもちろん実物を目にすることが重要ですが、授業の制約から、スライドなどの視覚教材を使ってこれに代
用します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
高校では選択必修の芸術で美術を選択していなかった学生にも配慮し、中学卒業レベルから授業を開始します。教科
教育法の美術、あるいは図画工作の中の鑑賞に相当する美術史の内容はこの授業で置き換えます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】必要事項はプリントを準備します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
レポート提出によります。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
1週、授業概要についてのオリエンテーション
2週、プロトルネッサンス
3週、盛期ルネッサンス
4週、ロココ、バロック
5週、フランドル派
6週、古典主義、ロマン派
7週、自然主義、写実主義
8週、印象派前期 ~モネ
9週、印象派後期 セザンヌ~
10週、キュヴィズム、フォヴィズム
11週、ダダイズム以後
12週、明治以降の日本
13週、近現代の日本
14週、美術様式の変遷
15週、まとめ
-
12 -
発達心理学@HH@Developmental Psychology
選択2単位
1年次後期
@@須賀
路郎
@CODE@c1237303102-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
人は一生を通じて、成長あるいは老化という過程の中で、発達していく。そして、各年代において、それぞれの発達
課題があり、それにむかって行く中で、獲得されるものもあれば、消えていくものもある。それは、心の発達もあれば、
身体的な発達もある。それらは、また、人が外界の刺激をどうとらえ、どう関わっていこうとしてるかを見ていくこと
でもある。授業では、各年代の心理的な特徴を学ぶことによって、人の心の全体像がつかめられればと思っている。
〔学習内容〕
@BB@
乳児期、幼児期、児童期、青年期、成人期、老年期などの各年代の、心理的課題、特徴や身体的特徴を学ぶ。それと
ともに、発達心理学における著名な心理的が概念や心理学者の理論について学ぶ。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
心理学
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
【使用テキスト】発達心理学
藤村宣之
編著
@DD@
ミネルヴァ書房
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験70%、
小レポート(締切り期限6月末)
20%、平常店10%
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
オリエンテーション
授業の進め方、半期の流れ
レポートについて
評価について
何をどう学ぶか、発達心理学とは何か
胎児期、周産期の発達
乳児期の発達(1) 知覚、認知、言語の発達
身体の発達
乳児期の発達(2) 人との関係の始まり
幼児期(1) 知能・認知の発達
幼児期(2) 自己の発達とコミュニケーション
児童期(1) 思考の深まり
児童期(2) 社会性の発達
青年期(1) 自分らしさへの気づき
青年期(2) 他者を通して自分を見る
成人期
関係の中での戸惑いと成熟
老年期
人生の振り返り
文化と発達
文化による発達の違い
教育と発達
教育は発達の過程を促進するか
さまざまな発達理論
-
13 -
ボランティア論@HH@Volunteer theory
選択2単位
1年次後期
@@中嶌
洋
@CODE@c1246236102-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
ボランティア活動とは、個人の思いや善意の発露に、社会的に意義ある貢献や改革・改善を目ざす活動のことである。
大震災を経験した今なお、自助・自立が尊重される自立型社会が志向される現代日本社会においてこそ、「ボランティ
ア」への深い認識と実践が要となっている。本講義をとおして、そうした社会において、身近な人々とともに活躍でき
る人材を育成することをねらいとする。
そして、ボランティア論の学習により、学生個々人が改めて自分自身の日常生活やこれまでの道のりを振り返り、次
の新たな行動・実践につながるように、促すことを目標とする。
〔学習内容〕
@BB@
東日本大震災における被害状況は我々にとって未曾有のものとなっている。いまなお苦しんでいる被災者に対して、
我々ができることは何だろうか。
こうした最近の事例を中心としながらも、ボランティアの意味、歴史、現状、種類、課題などを幅広く学習する。そ
して、常に、自分自身の問題に置き換えて考えるように配慮し、そうした考察から、実践・行動へとつなげていくため
に必要な事柄について考えていく。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
総じて平易な内容とする。学生が理解しやすいように工夫し、一人でも多くの学生がボランティア活動を経験・継続
できるように促す。
保育・福祉・介護など幅広い学問領域が関連している。
準備学習としては、日頃からニュース・新聞記事などに目を通し、ボランティアに関する事柄について、何故という
姿勢で考える習慣を養うことである。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】池田幸也著『現代ボランティア論』久美株式会社、2006年。
【参考書、その他教材】適宜、授業時に配布する。
(参考図書)日本ニュース時事能力検定協会監修『2011年度版 ニュース検定公式テキスト&問題集「時事力」基礎
編』毎日新聞社、2011年。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
毎回のリアクションペーパー(20%)
、期末レポート(80%)
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
人間の脳、支え合う社会
現代社会とボランティア
近代国家観とボランティア
ボランティアの構成要素、有償ボランティア
人権思想とボランティア
家族・世帯・障害
障害者自立支援法、法定雇用率
ホームレスと自立支援、貧困の罠
NPO、NGO とボランティアのちがい
途上国支援、国境とは
アムネスティ・インターナショナル
人生80年、生涯現役社会
好きなことを活かすボランティア
長寿社会における生涯学習
死生学について
-
14 -
レクリエーション論@HH@The theory of Recreation
選択2単位
1年次後期
@@久米
秀作
@CODE@c1171100604-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
この講義のねらいは、レクリエーションの基礎理論を学ぶことです。これによって、地域社会や医療・福祉の現場に
おいて、どのような考え方に基づいてレクリエーションを展開すべきか、レクリエーションの目指す目的は何か等につ
いてのしっかりした信念と理解を持つことができます。そして、レクリエーションを必要としている人々に対して、適
切で正しいレクリエーション指導ができるようになるのです。
レクリエーションは、近年では精神的な“癒し”効果としてのセラピー療法の一種としても注目を集めています。ま
た、リハビリテーションの分野にもレクリエーション要素を取り入れて、リハビリをより安全に楽しく行えるようにと
の配慮もなされるようになりました。このように、人間の根本的欲求である“遊ぶ”という概念を基礎に持つレクリエ
ーションの理論を学ぶことは、人間行動を対象とした分野の基礎知識として大変有効です。是非、受講してみてくださ
い。
〔学習内容〕
@BB@
これまでのレクリエーションは「余暇」とか「単なる遊び」と理解されてきました。しかし、近年のレクリエーショ
ンに対する認識は、人の心を癒したり、明日への活力を生み出す原動力となる方法、というように変化してきています。
そこで、この講義では個人や地域社会にもたらすレクリエーションの影響や医療とレクリエーションとの接点等につい
てお話します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
日本レクリエーション協会公認レクリエーションインストラクター資格取得のための必修科目です。
また、教職課程基礎科目として必修科目になっています。
本講義を受講する学生は、事前にレクリエーション現場でのボランティア活動に従事した経験を持つことが望ましい
ですが、その経験のない学生は事前にどのようなボランティア活動があるのかをインターネット等で調べておくことを
お勧めする。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】「ニューレクリエーションワールド」久米秀作 著 (株)ハイングラフ
【参考書、その他教材】参考書、その他必要教材は、適宜紹介する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
講義期間中及び講義終了後レポートを提出してもらい、これらの成績を総合的に評価し、成績評価とします。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
レクリエーション・インストラクター、教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】レクリエーションは遊びですか?
レクリエーションの歴史や本質についてお話します。
【第2回】レクリエーション・フロー
”楽しさ”とは何か、どのようなときに人間は楽しいと
感じるのかについてお話します。
【第3回】レクリエーション・ボランティア
レクリエーション支援活動とボランティアの関連をお話
します。
【第4回】グループ・レクリエーションの魅力
グループ活動の魅力とレクリエーションの活用について
お話します。
【第5回】コミュニケーションから始めよう I
グループ・ワークにおけるコミュニケーションの基礎に
ついてお話します。
【第6回】現場で生かすコミュニケーション・スキル
アイスブレイキングと傾聴スキルについてお話します。
【第7回】レクリエーション活動時の安全対策
レクリエーション活動時の安全対策についてお話します。
【第8回】エクササイズによるヘルスケアの原則
レクリエーション支援活動を通じたヘルスケアの原則に
ついてお話します。
-
【第9回】高齢者に対するヘルスケア支援のポイント
高齢者に対するレクリエーション支援活動の基礎理論に
ついてお話します。
【第10回】イベント企画のの基礎
レクリエーションイベントを企画する際のチェックポイ
ントについてお話します。
【第11回】キッズ・イベントを企画しよう
子供を中心としたイベント企画のポイントについてお話
します。
【第12回】シニア・プログラム
中高年者に対するレクリエーションイベント企画のポイ
ントについてお話します。
【第13回】クラブ組織を立ち上げる
レクリエーション・クラブの運営とマネジメントについ
てお話します。
【第14回】リーダーシップを磨け
レクリエーション・クラブにおけるリーダーの役割につ
いてお話します。
【第15回】授業のまとめ。レポート提出方法の説明。
15 -
レクリエーション実技Ⅰ@HH@
選択1単位
1年次前期
@@小安
雄久
@CODE@c1216722104-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
球技スポーツを中心に身体及び運動能力の向上をはかり、瞬発力や持久力といった基礎的体力を身につける。また、
球技スポーツを通じてチームプレーの大切さや喜びを味わう。
到達目標は、生涯スポーツの一環となり、運動することの楽しさや、目標をみつけることである。
〔学習内容〕
@BB@
実技授業であり、球技スポーツを中心に試合形式で学習し、運動に対する興味と知識を身に付けていく。種目として
はバレーボール、バスケットボール、バドミントン、卓球、フットサルなど。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
小・中・高までに学んできた球技スポーツの確認及び基本的動作の習得と試合の運営方法。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】不要
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業点80%
実技点20%
授業への参加の積極性などから総合的に評価
個人技能と試合の中での技術などから総合的に評価
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
レクリエーション・インストラクター
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
オリエンテーション
【第2回】
事前指導、ストレッチ、準備運動、実技
【第3回】
バレーボール① トス、レシーブ、スパイク、サーブの練習 チーム編成
【第4回】
バレーボール② リーグ戦、チーム練習
【第5回】
バレーボール③ リーグ戦、チーム練習
【第6回】
バレーボール④ リーグ戦、チーム練習
【第7回】
バスケットボール① ボールハンドリング、シュート、3対3 チーム編成
【第8回】
バスケットボール② リーグ戦、チーム練習
【第9回】
バスケットボール③ リーグ戦、チーム練習
【第10回】
バスケットボール④ リーグ戦、チーム練習
【第11回】
バドミントン① 用具の説明、スマッシュ、ハイクリア、ドライブなどの打ち方練習
【第12回】
バドミントン② シングルスのゲーム
【第13回】
バドミントン③ ダブルスのゲーム
【第14回】
卓球、バドミントン、フットサル
【第15回】
まとめ 選択して各種目を行う
※履修人数により変更の場合があります
-
16 -
レクリエーション実技Ⅱ@HH@
選択1単位
1年次後期
@@小安
雄久
@CODE@c1216723104-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
球技スポーツを中心に身体及び運動能力の向上をはかり、瞬発力や持久力といった基礎的体力を身につける。また、
球技スポーツを通じてチームプレーの大切さや喜びを味わう。
到達目標は、生涯スポーツの一環となり、運動することの楽しさや、目標をみつけることである。
〔学習内容〕
@BB@
実技授業であり、球技スポーツを中心に試合形式で学習し、運動に対する興味と知識を身に付けていく。種目として
はバレーボール、バスケットボール、バドミントン、卓球、フットサルなど。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
小・中・高までに学んできた球技スポーツの確認及び基本的動作の習得と試合の運営方法。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】不要
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業点80%
実技点20%
授業への参加の積極性などから総合的に評価
個人技能と試合の中での技術などから総合的に評価
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
レクリエーション・インストラクター
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
オリエンテーション
【第2回】
事前指導、ストレッチ、準備運動、実技
【第3回】
バレーボール① トス、レシーブ、スパイク、サーブの練習 チーム編成
【第4回】
バレーボール② リーグ戦、チーム練習
【第5回】
バレーボール③ リーグ戦、チーム練習
【第6回】
バレーボール④ リーグ戦、チーム練習
【第7回】
バスケットボール① ボールハンドリング、シュート、3対3 チーム編成
【第8回】
バスケットボール② リーグ戦、チーム練習
【第9回】
バスケットボール③ リーグ戦、チーム練習
【第10回】
バスケットボール④ リーグ戦、チーム練習
【第11回】
バドミントン① 用具の説明、スマッシュ、ハイクリア、ドライブなどの打ち方練習
【第12回】
バドミントン② シングルスのゲーム
【第13回】
バドミントン③ ダブルスのゲーム
【第14回】
卓球、バドミントン、フットサル
【第15回】
まとめ 選択して各種目を行う
※履修人数により変更の場合があります
-
17 -
メディアと教育@HH@Educational Technology(Media Education)
選択2単位
1年次後期
@@仲井
克己
@CODE@c1216745101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕 @AA@
iPad など新しいデバイスの普及に伴いデジタルテキストの開発が進んでいる。本講義では,デジタルテキストの可能性と限界につ
いて検討したうえで,実際にコンピュータを用いて教材の開発・情報の管理・情報の発信などを行う。
また,個人情報保護法や著作権法など,デジタル教材を制作・導入するうえで必要になる基本的な法令について確認する。
到達目標
1) コンピュータを用いた教材開発
2) コンピュータを用いた情報管理
3) e-mail などを利用した情報発信
4) インターネットを介した情報発信
5) 個人情報保護法の運用に関する基本知識の習得
6) 学校における著作権法に関する基本知識の習得
〔学習内容〕 @BB@
講義は,コンピュータを用いて進める。
1) Word・Power Point を活用した教材の開発
2) Excel を活用した成績管理
3) Excel を活用した教材開発
4) Publisher を利用した配布用文書の制作
5) e-mail を活用した情報交換
6) 静止画の編集
7) ホームページの制作
8) 個人情報保護法の確認
9) 著作権法の確認
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕 @CC@
コンピュータを活用した授業である。受講者は,コンピュータを準備すること。
基本知識を持っていないことを前提に授業を進める。類似した課題を多く処理することで知識・技術の習得を目指す。
関連科目
・コンピュータ演習Ⅰ
・情報とマルチメディア
・マルチメディア演習
準備学習
・コンピュータのメンテナンス
・コンピュータ演習Ⅰで学んだ知識技術の確認
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕 @DD@
【使用テキスト】授業中に配布する。また,インターネットを介して配布する。
【参考書、その他教材】
・文部科学省ホームページ
・情報教育学研究会『インターネット時代を生きるための情報倫理』実教出版
佐藤卓己『メディア社会』岩波新書1022(岩波書店)
佐々木俊尚『電子書籍の衝撃』
(Discover)
矢野耕平『iPad で教育が変わる』
(マイコミ)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
レポート,定期テスト,授業への参加(プレゼンテーションなど)などに基づき総合的に評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目、司書教諭、学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
コンピュータを使用して授業を進める。
【第1回】コンピュータの基本知識
・インストールされているソフトの確認
・コンピュータのメンテナンス方法の確認
【第2回】デジタルテキストの可能性と限界
IT は,<遠くにいる多くの人に,いつでもどこでも>という特
性を持つが,可能性と限界との両面がある。スマートフォンなど
も視野に入れて,教育の現場でどのような使用方法があるか考察
する。
【第3回】デジタルテキストの制作―Word の活用―
試験問題の制作
教育実習「授業計画書」の作成
【第4回】デジタル教材の制作―Power Point の活用1―
・ユニバーサルデザインの確認
・画面の構成[理解を促すデザイン]
【第5回】デジタル教材の制作―Power Point の活用2―
・カメラを用いた画像の取得および編集
・音を利用した教材の開発
【第6回】デジタル教材の制作―Excel の活用1―
・Excel の基本技能(集計と if 関数)
【第7回】デジタル教材の制作―Excel の活用2―
・Excel による教材の開発(「常用漢字の確認シート」の制作)
【第8回】Excel による情報管理1
・データベースの制作と管理(lookup 関数)
【第9回】Excel による情報管理2
・データベースを活用した成績管理
・Excel・Publisher・Word 連携資料の作成
【第10回】e-mail を活用した情報交換
・e-mail の文体
・e-mail の書式
・e-mail のトラブル
【第11回】ホームページの基本
・html を利用したホームページの制作
・Publisher を活用したホームページの制作
【第12回】個人情報保護法
・個人情報保護法の基本と運用
【第13回】著作権法
・教材と著作権法に関する基本知識の確認
【第14回】デジタルテキストの未来―討議―
・標準化とオリジナリティについて
電子テキスト・電子辞書などを導入した授業の在り方について
討議する。
【第15回】総括―IT 時代における教育の可能性について―
実際にデジタルテキストを制作した経験に基づき,IT 社会にお
ける授業の未来について討議する。
デジタルテキストの制作,および情報管理のための知識・技術の習得を重視する。授業の内容は,受講生の学習進度によって変わ
ることがある。
-
18 -
生涯学習論@HH@Life-long Learning
選択2単位
1年次前期
@@鐵本
和弘
@CODE@c1271101501-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
生涯学習は、人々が生活の質的向上を図り人間らしく生きていくために、また地球規模の全人類的な今日的諸課題を
解決していくためにも必要不可欠なものであり、誰でもが、必要とする学習を「いつでも、どこでも」行うことができ、
その能力を伸ばし続けられる環境が整えられることが必要になってきている。このような意義をもつ生涯学習の理論と
現状について理解することを目的とする。
生涯学習及び生涯学習社会構築の必要性を、具体的な事例を通して理解できることを目標とする。
〔学習内容〕
@BB@
生涯学習と社会教育の歴史、生涯学習の方法と内容、生涯学習と社会教育施設、生涯各期の教育課題などについて講
義・演習により学習する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
生涯学習に関わる基本的な内容とし、関連科目は「地域生涯学習論」
。
各授業ごとに、教科書等により予習し課題意識を持って受講する。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】佐藤晴雄著「生涯学習概論」学陽書房
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績、提出物・取り組み状況などにより総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科又は教職に関する科目、司書、学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
・授業計画の説明、授業の進め方・受け方等。
【第2回】生涯学習とは、社会教育とは。
【第3回】生涯学習と社会教育の歴史
【第4回】生涯教育論と生涯学習の今後の課題
【第5回】生涯学習と学校教育との関係
【第6回】生涯学習の方法と内容
【第7回】生涯学習と社会教育の計画
【第8回】学習プログラムの編成
【第9回】学習プログラム作成(演習:
「生涯学習事業」のチラシづくり)
【第10回】生涯学習と行政
【第11回】生涯学習と社会教育職員
【第12回】生涯学習と社会教育施設
【第13回】生涯各期と教育課題
【第14回】生涯学習と社会教育をめぐる課題
【第15回】まとめ
-
19 -
地域生涯学習論@HH@Introduction to Life-long Learning in Community
選択2単位
1年次後期
@@神山
正弘
@CODE@c1271101401-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
「人はどういう学習や文化と出会い、どういう人のつながりの中で、ものごとを見つめる力を確かにし、豊かな感性
を育て、人間的資質を高めることができるのだろうか。
」このことをたずねて、広く学校教育以外での学習文化活動の
意義や歴史、実情を探り、そこに見られる「学び合い」
「育ち合い」
、人間の成長と発達を考察して、生涯学習・社会教
育に関する基礎的理解を深める。
〔学習内容〕
@BB@
以下の事実や思想及び概念を身につけることを目標とする。
生涯学習、社会教育、社会教育の法・制度・施設・社会教育専門職員
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
教育学、教育心理学を前もって受講していることが望ましい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】長澤成次編 『社会教育』教師教育テキストシリーズ6 学文社(必携)
【参考書、その他教材】『教育六法』三省堂
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験およびレポートを総合して評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科又は教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション;生涯教育・社会教育の用語解説
【第2回】現代社会教育の意義と課題
【第3回】学校外のこどもの遊びと社会教育
【第4回】親・保護者の学びと学校づくり
【第5回】地域づくりと学校づくり
【第6回】地域をつくるNPOやボランティア
【第7回】公民館で学ぶ
【第8回】博物館で学ぶ
【第9回】近代日本における社会教育・生涯教育の法と制度
【第10回】現代日本における社会教育・生涯学習の法と制度
【第11回】社会教育職員論
【第12回】エイジングの発達的視点からの検討
【第13回】成人・高齢者の死への準備教育
【第14回】成人・生涯教育における学習課題の設定
【第15回】 まとめ
-
20 -
カウンセリング@HH@Counseling
選択2単位
2年次前期
@@須賀
路郎
@CODE@c1210010101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
授業のねらい
カウンセリングとは、広い意味に使われる。それこそ、化粧品の CM にも使われるし、カツラの CM にも使われる。
しかし、心理の専門家、あるいは対人援助の専門家として使う場合には、やはり専門的配慮が必要なものである。まず、
一般的に思われているカウンセリングのイメージを改める意味で、カウンセリングがどういったものかを理解してもら
いたい。
そして、実際にどういった形でカウンセリングが行われ、どういったことに注意が必要かについて述べたい。
到達目標
カウンセリングについて、基本的な流れとそこに何が起きているかを学ぶ
「人が人によって、変わる」ことの理解を目指す
〔学習内容〕
@BB@
1)カウンセリングとは何かを理解すること
2)カウンセリングの中で、何が起きているかを理解すること
3)カウンセリングの効用と危険性を理解すること
4)カウンセリングについての訓練について学ぶこと
5)カウンセリングの仕事について学ぶこと
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
心理学、臨床心理学
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】カウンセリングの実際問題 河合隼雄著
【参考書、その他教材】随時授業の中で紹介する
誠信書房
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
小レポート
定期試験
平常点
20%(6月末締切)
70%
10%
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
オリエンテーション
第8回 カウンセリングの終結
第9回 カウンセラーの訓練
第10回 カウンセラーとクライエントの関係
転移、逆転移、治療の枠
第11回 カウンセラーの仕事
第12回 スーパーヴィジョン
第13回 ロールプレイとミニカウンセリング
第14回 さまざまなカウンセリング(1)
プレイセラピー
「遊ぶこと」
第15回 さまざまなカウンセリング(2)
表現すること(芸術療法)
夢を聴く
授業の流れ
評価について
小レポートについて
カウンセリングとは
援助の方法
来談者中心療法の実際
カウンセリングの過程
最初の面接
主訴を聴く
心の構造
カウンセラーの態度と理論
一つの事例
事例から学ぶ
-
21 -
教育相談@HH@Educational counseling
選択2単位
2年次前期
@@松村
俊紹
@CODE@c1290239601-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
深い信頼関係に根ざした教育相談とはいかにあるべきかを学び、スクールカウンセラーの仕事等を通じて、いじめ、
不登校、ひきこもりなどについても、現代の児童生徒の様子を知る。展望をもった教育相談、ガイダンス機能の充実、
スピード感ある誠実な対応の教育相談についても学ぶ。
〔学習内容〕
@BB@
学校内、外における児童生徒の様子、問題行動の背景、教育相談の現状とあり方、教育相談への理解と方策について
学ぶ。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
カウンセリングのこころを理解し、自ら考える能動的な姿勢が強く求められる。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
【使用テキスト】
@DD@
とくになし、参考書は授業内で随時紹介する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
講義の中でレポートを提出してもらい、この結果と講義参加態度を合わせて評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
「第1回」ガイダンス、授業のねらい、概要のすすめ方
「第2回」教育相談の基本(相談者に対する回答や助言のあり方)
「第3回」学校における教育相談システム(スクールカウンセラーの役割)
「第4回」教育相談におけるアセスメント
「第5回」関係機関との連携
「第6回」教育相談のおける面接技法と保護者と面接する上でのポイント
「第7回」学級経営と生徒指導と教育相談の関係
「第8回」学校不適応の理解
「第9回」非社会的問題と背社会的問題
「第10回」反社会的問題への理解と対応
「第11回」いじめを考える
「第12回」心の発達への援助(カウンセリングで対人間関係を学ぶ)
「第13回」保護者への対応
「第14回」保育士、教師のメンタルヘルス
「第15回」まとめ
-
22 -
心理学@HH@GeneralPsychology
選択2単位
1年次前期
@@齋藤
重司
@CODE@c1236115102-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
心理学に初めて触れる人のために、目に見えない「こころ」の不思議とその働きの理解を目指します。
自分はどうしたいのか・・いちばん永い付き合いである自分のことを、よく知っているようで実は知らない。仕事や
生活上での人間関係でみな違った考えを持っており、悩んだり戸惑ったりしたことが少なからずあることと思います。
心の働きについて理解を深め「新たな自分」を発見し、人とのかかわりや生活の在り方を見つめなおすことができる
かもしれません。
〔学習内容〕
@BB@
人の感覚・知覚・学習・思考・発達・行動など意識のレベルだけでなく、無意識の次元まで掘り下げて共通するとこ
ろを見つけ、新たな視点と全体的な視野で自己や他者及びその関係を眺めてゆきます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
心理学に関する前提知識を必要としません。心理学の基礎と全体を概観しますので、教養としてまた心理学入門とし
て活用してください。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
教科書:エッセンシャル心理学―30章で学ぶ 心の世界
参考書:図解「心理学のすべて」:日本実業出版社
:
ミネルヴァ書房
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業中の態度、レポート、期末試験の成績等で総合的に判断します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
オリエンテーション
・授業計画の説明、授業の進め方、授業の受け方、成
績評価等について
・心理学とは何か?
・人の心の不思議と働きを探り、行動の仕組みを解明
し、人間理解に役立てるもの
・意識される心と意識されない心
【第2回】
脳と知能のメカニズム
・心とは何か? 脳と心の関係
・外界の知覚・情報の認知
・五感の特徴と知覚の不思議
【第3回】
学習とは?
・知能と学習
・学習の動機付け
・学習の法則
【第4回】
ことばの力
・ことばの3つのはたらき
記憶
・よみがえる過去
【第5回】
感情と欲求
・喜怒哀楽のしくみ
【第6回】
性格
・キャラクターとパーソナリティ
・性格は、どのようにつくられるか
【第7回】
子供と家庭
・親と子の関係
-
【第8回】
心の発達と人の一生
【第9回】
男性と女性
・役割
【第10回】
人間関係
・コミュニケーション:どのように人を知り、理解す
るか
・パーソナルスペース:他者をどう受け入れ、縄張り
をどう守るか
【第11回】
個と社会との関係
・集団との関わり
・会社と仕事、上司の論理と部下の論理
・対人関係のストレス
【第12回】
心の病
・他人の心の闇
・依存症
・精神障害
【第13回】
心の健康を取り戻すには?
【第14回】
心理学を生かす道
・どのような領域とどのような取り組みがあるのか?
【第15回】
まとめ
23 -
人間関係論@HH@human relations (social psychology)
選択2単位
1年次前期
@@元橋
豊秀
@CODE@c1216719101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕 @AA@
われわれ人間が、一人きりではなく他者との関わり合いの中で生きているのは、自明のことです。そうした関係性を研究する学問には様々
なものがありますが、ここではその一つである「社会心理学」の立場から、自己と他者との関係、他者との関係における自己の行動、という
問題を考えます。身近な例を素材に、人間の心理や行動に関する事柄を多く取り上げ、考察を進めたいと思います。そうしたことを通じて現
代社会に対する見識を深めてもらうことが、授業の狙いでもあり目標でもあります。
〔学習内容〕 @BB@
授業は基本的に以下の流れで進行します。
① 社会心理学の専門用語の中から講師が適切なものを選択し、内容を説明。
② 前項に関連する具体例(現象など)を解説。
③ 以上の説明や解説を聞いて感じたこと・考えたことを、小レポートに作成。
④ ③の中から優れたものを講師がプリントにして用意。
⑤ ④を基に、学生が質問や意見を自由に論じ合う(フリートーク)。
⑥ フリートークを受けて、再度小レポートを作成。
このうち①~③までを1コマ、④~⑥までをもう1コマとし、2コマ(2週)で1つの題材を扱うというのが、基本パターンです。
「議論百
出でもう1コマをフリートークに充てる」というようなことがあるかもしれません。
以上の進行パターンは、受講者数が最大50名程度の場合のもので、それより多くなった時には、小レポートの作成が「毎回」から「前期
中数回」という具合に減る可能性があります。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕 @CC@
(レベル)
高度な予備知識は必要ありません。物事を深く考え自分の言葉で書いたり話したりすることが好きな人であれば、大歓迎です。そうでない
人はついてゆくのが難しいでしょう(水準未満と思われる小レポートには、「ダメ出し」も有り得ます)。
(関連科目)
「社会学」 内容は異なりますが、授業形態は同じです。
(準備学習)
人の話をよく聞く、自分の意見をまとめる、といった基本的なことを普段から繰り返し練習すると、良いでしょう。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕 @DD@
【使用テキスト】特にありません。必要なプリントは講師が用意します。
【参考書、その他教材】適宜紹介します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
受講生の多寡に応じて、以下のように分かれます。
[少ない(=最大50名程度の)場合]
毎回提出される小レポートの点数(A、B、C、F評価)の累積。
[多い(=それ以上の)場合]
数回提出されるレポートの点数(A、B、C、F評価)の累積。
以上いずれの場合も、最後の授業中に「最終レポート」を書いてもらう可能性があります。なお、定期試験期間中の試験並びにレポートは
ありません。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕
@FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回 オリエンテーション(授業の内容・進め方・成績評価など)
第2回 題材①の解説、それを受けての小レポート作成(30分以上)
。
第3回 プリントの配付とフリートーク、終了後、小レポート作成(同上)。
第4回 題材②の解説、それを受けての小レポート作成。
第5回 プリントの配付とフリートーク、終了後、小レポート作成。
第6回 題材③の解説、それを受けての小レポート作成。
第7回 プリントの配付とフリートーク、終了後、小レポート作成。
第8回 題材④の解説、それを受けての小レポート作成。
第9回 プリントの配付とフリートーク、終了後、小レポート作成。
第10回 題材⑤の解説、それを受けての小レポート作成。
第11回 プリントの配付とフリートーク、終了後、小レポート作成。
第12回 題材⑥の解説、それを受けての小レポート作成。
第13回 プリントの配付とフリートーク、終了後、小レポート作成。
第14回 題材⑦の解説、それを受けての小レポート作成。
第15回 プリントの配付とフリートーク、終了後、小レポート作成。
ちなみに、この授業で実施される「フリートーク」は、昨今話題となったアメリカの某大学「白熱教室」の受け売りではありません。あれ
がNHKで放送されるよりもはるか以前に、筆者は、あれほど白熱してはいませんでしたがささやかな形で、自分の授業の中に「意見を出し
合う」時間をつくりました。これは、筆者がかつて出席した日本社会心理学会の年次大会の中で、あるシンポジウムの主催者が行なった議論
のやり方「フリートーク」を、真似たものです。普通のシンポジウムのように、何人かのパネリストが壇上にいて話はするものの、聴衆が途
中で質問や意見をどんどんぶつけて議論になってもかまわない、むしろそれを歓迎する、という異色のものでした。
その光景を覚えていた筆者は、教職に就いてから様々な講義をする中で、学生たちに、受け身ではなくなるべく主体的に授業に参加しても
らうため、このフリートークを取り入れてきました。もっとも、いきなり自由に議論しろと言っても難しいので、まず授業の中で「考えるヒ
ント」を与え、それを基に一度小レポートを書いてもらい、それからプリントをつくってはそれを叩き台にして自由に意見を発表し合う、と
いう形にしたわけです。
以前、ある大学で担当した授業では、30人程度という良好な環境の中で、毎回小レポートを書いては翌週にフリートークをし、それを受
けてまた小レポートを書くという、理想的な形で授業が進行し、受講者からも好評を博しました。アメリカの「白熱教室」ほどではありませ
んでしたが、学生が自ら考え・意見をまとめ・皆の前でそれを出し合うというやり方は、やはり意味のあることだったんだな、とあの放送を
見て筆者は再認識しました。
そして今回、久しぶりに講義形式の授業を担当するに際して、このやり方を再び導入することにしたわけです。単位だけが目的ではない積
極的な学生にこの科目を選択してもらい、講師である私も同時に啓発されるような授業にしたいと思っています。受講の決定については、よ
く検討してください。熱心な学生の参加を期待しています。
-
24 -
図書館情報Ⅰ@HH@
選択2単位
1年次前期
@@柴田
大輔
@CODE@c1216769101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
多くの人に「本を借りる場所」として認識されている“図書館”という施設について、その存在意義、種類、機能、
課題、動向、政策、関係する法律、関係する団体などについて学び、図書館の知られざる工夫やサービス、図書館がお
かれている環境について理解することを目指します。
〔学習内容〕
@BB@
授業は Microsoft PowerPoint で作成したスライドを見せながら講義形式で進めます。
図書館の専門用語が出現することも多いですが、適宜解説をしますので心配は要りません。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
図書館情報Ⅱ、図書館サービス論、資料組織概説、資料組織演習、情報サービス概論、レファレンスサービス演習、
図書館資料論、専門資料論、青少年ライフサポート、生涯学習論、情報メディアの活用、図書館史などの図書館司書資
格に関係する科目を履修する前に、または同時に本科目を履修することが理想的です。
しかしそれ以上に図書館を利用すること、図書館に興味を持っていることが必要です。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストは初回授業時に説明を行います。
【参考書、その他教材】『図書館学基礎資料 第十版』今まど子, 樹村房(2011)
『図書館情報学用語辞典 第3版』日本図書館情報学会・用語辞典編集委員会編著,丸善(2007)
『図書館ハンドブック 第6版補訂版』日本図書館協会図書館ハンドブック編集委員会編集,日
本図書館協会(2010)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
小テスト30%(3%×10回)、定期試験70%とする総合評価により最終的な成績を決めます。定期試験は、虫食い穴
埋め形式、選択形式、記述形式など様々な形式で出題します。資料等の持ち込みは不可です。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科又は教職に関する科目、司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンス・図書館の種類
授業の方針と目的、試験、成績の評価方法等についてガ
イダンスを行います。その後、図書館の種類について簡単
に説明します。
【第2回】図書館で行われるサービス
一般的にどの図書館でも行われている各種サービスにつ
いて説明します。
【第3回】図書館の構成要素と機能
「図書館」を構成する要素、および「図書館」と呼ばれ
る施設・組織に求められる機能について説明します。
【第4回】公共図書館と利用者のニーズ
公共図書館の定義・組織・数および想定される利用者に
ついて説明した上で、利用者が持つニーズについて解説し
ます。
【第5回】学校図書館と利用者のニーズ
学校図書館の定義・組織・数および想定される利用者に
ついて説明した上で、利用者が持つニーズについて解説し
ます。
【第6回】大学図書館と利用者のニーズ
大学図書館の定義・組織・数および想定される利用者に
ついて説明した上で、利用者が持つニーズについて解説し
ます。
【第7回】国立図書館と利用者のニーズ
国立図書館の定義・組織・数および想定される利用者に
ついて説明した上で、利用者が持つニーズについて解説し
ます。
-
【第8回】各種図書館の現状と動向・新しいサービス
4回~7回で説明した各種図書館の現状と動向について説
明します。
【第9回】図書館の歴史概観
世界における古代から近代までの図書館、文字、書写媒体
の変遷について説明します。
【第10回】日本における公立図書館の成立と展開
図書館の歴史の中でも、日本の公立図書館がどのような
変遷をたどって現在に至っているのかをクローズアップし
て説明します。
【第11回】図書館の社会的な意義と役割
ユネスコ公共図書館宣言、
図書館の自由に関する宣言等、
知的な生活を求めるための根拠について説明し、特に公立
図書館はなぜ必要なのか、公立図書館が存在する意義とは
何か説明します。
【第12回】図書館職員の役割と資格・図書館関連団体
図書館で働く職員に求められる資格と役割、図書館と関
係する団体や組織について説明します。
【第13回】図書館協力とネットワーク・ILL
図書館同士の協力や結びつき(ネットワーク)
、そこから
可能になる ILL(図書館間相互貸借)について説明します。
【第14回】図書館の将来
近年の図書館における変化について説明しながら、今後
の図書館が発展する方向について考えてもらいます。
【第15回】まとめと展望
1回目から14回目までを振り返って図書館に関する現状
や課題をまとめて補足説明を行います。
25 -
図書館情報Ⅱ@HH@
選択2単位
1年次後期
@@柴田
大輔
@CODE@c1216770101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
一般的に地方自治体が運営することの多い公共図書館の効率的な運営および図書館の評価方法について学ぶことで、
公共組織のあり方について考え、理解することを目指します。
〔学習内容〕
@BB@
図書館の業務における実際と効率的な運営方針および図書館の評価方法について説明します。授業は Microsoft
PowerPoint で作成したスライドを見せながら講義形式で進めます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
本科目を履修する前に図書館情報Ⅰを受講することが理想的です。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストについては初回授業時に説明を行います。
【参考書、その他教材】『図書館学基礎資料 第十版』今まど子, 樹村房(2011)
『図書館情報学用語辞典 第3版』日本図書館情報学会・用語辞典編集委員会編著,丸善(2007)
『図書館ハンドブック 第6版補訂版』日本図書館協会図書館ハンドブック編集委員会編集,日
本図書館協会(2010)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
小テスト30%(3%×10回)、定期試験70%とする総合評価により最終的な成績を決めます。定期試験は、虫食い穴
埋め形式、選択形式、記述形式など様々な形式で出題します。資料等の持ち込みは不可です。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科又は教職に関する科目、司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンスと図書館を取り巻く制度
授業の方針と目的、内容、試験、成績の評価方法につい
て説明した後、図書館に影響を及ぼす制度等について解説
します。
【第2回】図書館の構成要素① 図書館の物的資源(施設・
設備)
図書館の構成要素に関する基礎と、施設・設備面に関す
る工夫・注意点などについて説明します。
【第3回】図書館の構成要素② 図書館の物的資源(図書
館資料)
図書館の構成要素の一つである図書館資料、特に図書以
外の資料について説明します。
【第4回】図書館の構成要素③ 人的資源と組織
図書館の構成要素の一つである「図書館職員」を巡る問
題や、図書館内部の組織構成について説明します。
【第5回】図書館の予算と税金
図書館を運営するための予算的な根拠を説明しますが、
前提知識として必要な税金の環境についても理解してもら
います。
【第6回】国と自治体の図書館政策
国や自治体(地方公共団体)が行う図書館支援・協力な
どの政策について説明します。
【第7回】図書館の形態の多様化①
図書館を運営する際に導入されている PFI 方式の概略
と事例について説明します。
【第8回】図書館の形態の多様化②
図書館を運営する際に導入されている指定管理者制度の
概略と事例について説明します。
-
【第9回】図書館経営の評価
図書館の運営や図書館で行われているサービスを評価す
るための指標について学んでもらいます。
【第10回】公共図書館のマーケティング・サービス計画と
経営戦略
公共図書館を運営する際の効率的・効果的な運営とは何
かを考え、実行するためにマーケティングの基礎およびサ
ービスの計画を説明します。
【第11回】図書館とリスクマネジメント
図書館で起こりうるトラブルと、事前に行える対策につ
いて事例について簡単に説明します。
【第12回】図書館関連法規① 図書館法逐条解説
公共図書館を運営する際に理解しておく必要のある法律
として「図書館法」について学んでもらいます。
【第13回】図書館関連法規② 他館種の法規
各種図書館(公共図書館以外)との連携をする際に理解
しておく必要のある法規として「国立国会図書館法、大学
設置基準、学校図書館法、障害者福祉法、地方自治法」な
どについて学んでもらいます。
【第14回】図書館関連法規③ サービス関連法規
図書館でサービスを行う際に気をつけなければならない
法律として「著作権法、文字・活字文化振興法、刑法、民
法」などについて学んでもらいます。
【第15回】まとめと展望
1回目から14回目までを振り返って図書館の経営に関す
る現状や課題をまとめて補足説明を行った後、今後の展望
について考えてもらいます。
26 -
博物館情報Ⅰ(概論)@HH@Introduction to Museum Studies
選択2単位
1年次前期
@@小森
精一
@CODE@c1216766101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
博物館は情報化社会における創造と発信の場としてダイナミックに変貌を遂げようとしています。そしてまた、生涯
学習における中心的拠点としても、博物館の持つ役割はますますその重要度を増しています。
博物館情報 I(概論)では、
「博物館とはどのようなところか」という基礎的知識を習得の第一のねらいとし、博物館
の機能や役割,博物館で働く学芸員(博物館の専門職)の仕事について学習します。
基本的な点から解説をはじめ、博物館(博物館・美術館・動物園・など)の活動について具体的な学習をします。そ
して現在の博物館の機能と目的を地域社会との関わりや生涯学習の視点から学びます。
また世界と日本の博物館の歴史をたどり、博物館の意義と役割を考え、これからの博物館の機関としての姿を描
きます。
(学芸員資格を取得しない学生でも、やる気のある者は受講を歓迎します。
)
〔学習内容〕
@BB@
この講義では博物館学をもとに、博物館がどのような施設をもち、どのような活動をする機関なのか、どのような社
会的使命を担っているのか、その存在理由は何か、そこに勤務する者の業務内容は、といった諸問題の解明を課題とし、
博物館という施設そのものを研究対象としてその本質を究明します。
講義はレジメ、参考資料を配布し、これを中心に講義をすすめます。また随時、ビデオなどを使用して理解を深
めます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
関連科目:生涯学習論 ・ 博物館情報 II(資料)・ 博物館情報 III(経営・情報)・ 博物館実習
準備学習:自主的な博物館・美術館へ訪問。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】◇ プリントを配布する。
◇ テキスト:学芸員資格の履修を希望する学生は「博物館学」の教科書として
「新編 博物館学」倉田公裕、矢島國雄著 東京堂出版
【参考書、その他教材】◇ 「博物館概論」 大堀 哲 (編集)
出版社: 学文社
◇ 「博物館を楽しむ」 川那部浩哉 岩波書店
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験は行いません。成績はレポート(博物館見学・調査研究レポート)
、また講義中の小レポートにより評価。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科又は教職に関する科目、学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
博物館学とはなにか(理念、目的)
【第2回】
博物館学と周辺科学
【第3回】
博物館の内容
【第4回】
博物館の目的、機能
【第5回】
博物館の分類
【第6回】
博物館関連法規
【第7回】
生涯学習と博物館
【第8回】
博物館の歴史(ヨーロッパ)/ルーヴル美術館・大英博
物館
-
【第9回】
博物館の歴史(アメリカ)/ボストン美術館・メトロポ
リタン美術館
【第10回】
博物館の歴史(日本)/正倉院について
【第11回】
博物館の歴史(日本)/正倉院の絵画、工芸品
【第12回】
博物館の歴史(日本)/正倉院の伎楽面
【第13回】
博物館の歴史(日本)/室町時代~江戸時代
【第14回】
博物館の歴史(日本)/東京国立博物館
【第15回】
博物館の見学・調査
27 -
博物館情報Ⅲ(経営・情報)@HH@
選択2単位
2年次前期
@@大原
隆
@CODE@c1216768101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
自然史博物館を運営するために必要な組織と施設について講述します。
博物館活動の諸問題とその将来構想についても言及します。
学芸員資格取得の必修科目です。
〔学習内容〕
@BB@
自然史博物館の基本的構想、運営・管理、教育活動、外部評価など、生涯学習施設としての必要性や重要性を解説し
ます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
とくに専門的知識は必要ありませんが、自然科学や博物館法の事項を解説します。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストは特に指定しません。
【参考書、その他教材】参考書 『博物館を楽しむ』
川那部浩哉
岩波書店 780円。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験成績により評価します。
欠席届(学則に定める正当な理由)の提出がなく、定期試験を受験しても評価対象とはしません。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科又は教職に関する科目、学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】博物館情報 III について
【第2回】博物館の歴史と機構
【第3回】外国の自然史博物館
【第4回】我が国の自然史博物館
【第5回】経営と理念
【第6回】運営と管理
【第7回】職員と業務
【第8回】財政
【第9回】マ-ケティング
【第10回】学芸員制度
【第11回】教育研究と調査活動
【第12回】連携と協力
【第13回】文化財とユネスコ条約
【第14回】博物館情報の諸問題と将来構築
【第15回】まとめ
-
28 -
博物館実習@HH@Museum Practicum
選択3単位
4年次前期
@@小森
精一
@CODE@c1236754101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
この科目は博物館法施行規則にもとづく「博物館実習」に相当するもので学芸員課程の必修科目です。同施行規則に
より博物館実習は、博物館で実地に行う実習2単位と学内でおこなう事前・事後指導をあわせたものが必修となり、こ
の授業は博物館実習、事前指導、事後指導で構成されています。
学芸員課程における最終授業科目として、実際に活動している博物館での実習を行います。
これまでに学芸員課程の博物館関連の必修科目(博物館概論・等)を履修し、博物館学の理論を学習してきました。
この実習は実際に実習先の博物館で、資料の収集、保管、展示、調査研究、など、博物館学芸員の諸業務を体験するこ
とで、博物館活動について、さらに理解を深めるものす。
特に博物館資料と直接向き合うことで、資料を取り扱う際の「姿勢」や「心構え」を身につけることがねらいです。
博物館実習の具体的な実習内容は、受け入れ先となる博物館の性格により異なります。基本的には資料の取り扱い、
資料調査、資料解説、展示企画、編集、アンケート調査、催事企画(ワークショップ)などでの作業をおこないます。
〔学習内容〕
@BB@
《事前指導》
博物館における基本実務の学習および博物館実習に臨む心構えの確認が指導の主な内容となります。
前期は博物館実習が始まるまで、原則として毎週行います。
《博物館実習》
実習受け入れの許諾を受けた博物館実習施設でその館の実習カリキュラムに沿った実習を受けます。(受け入れ施設
により期間は異なります。おおむね夏期、1週間から10日)
《事後指導》
各自実習の体験発表と交流などをおこないます。
後期は集中講義の形式で随時行います。
期間は前期の設定となっていますが、博物館実習の時期が後期になることもあるので、前期は毎週、後期は随時、授
業が行われます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
関連科目:博物館情報 I 博物館情報 II 博物館情報 III
卒業年次に全ての学芸員課程の科目が取得されることが必要です。
ですから、おおむね3年次までには学芸員資格に必要な所定の科目が履修され、学習されていることが必要です。
また、実習に必要な基礎学力、社会人に求められる礼儀作法などを体得しておくことが必要です。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】必要な資料等はプリントで配布します。
【参考書、その他教材】○「新編 博物館学」倉田公裕、矢島國雄著 (東京堂出版)
○「博物館実習マニュアル」全国大学博物館学講座協議会西日本部会編(芙蓉書房出版)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
事前・事後授業の活動評価、実習博物館からの成績評価書、実習出勤簿、実習日誌、課題レポートなどを総合して評
価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
《博物館実習》
博物館法第四条第3項で、博物館には学芸員を置くことが定められており、この資格取得のための必修単位科目に博
物館実習があり実際に博物館での実務実習が行なわれます。
実習内容は、博物館活動の基本である資料のとり扱い、分類整理、展示、保存、調査研究、教育普及活動の分野に分
けて組まれますが、具体的には実習受入れ先の博物館の性格やその専門性によりその内容が異なります。
《博物館実習事前指導》
【第1回】 ガイダンス
【第2回】 美術工芸品の取り扱い 刀剣類
【第3回】 美術工芸品の取り扱い 仏像彫刻
【第4回】 美術工芸品の取り扱い 漆器、陶器、磁器類
【第5回】 美術工芸品の取り扱い 掛け軸、卷子、など
【第6回】 美術工芸品の取り扱い 油絵
【第7回】 絵画組成(顔料)
【第8回】 絵画組成(支持体、メディウム)
【第9回】 拓本
【第10回】 裏打ち
【第11回】 石膏を使った標本レプリカの制作 / 準備
【第12回】 石膏を使った標本レプリカの制作 / 型取り
【第13回】 石膏を使った標本レプリカの制作 / 着色
【第14回】 展示のプロセス
【第15回】 実習の凖備
《博物館実習事後指導》
【集中】
実習の反省とレポート作成、報告会における実習報告
-
29 -
企業と倫理@HH@Business and Ethice
選択2単位
1年次前期
@@桂川
保彦
@CODE@c1216741101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
企業は利益追求を目的とする経営体であるが、社会の倫理に反して活動することは決して許されない。近年多くの官
庁・地方自治体や企業等で、消費者や社会を欺いて利益をあげようとした行為が明るみなり、それらは厳しくその倫理
観を問われている。企業活動は、法の定めにより行動し、法で定められていなくても企業の独自な倫理観に基づいた行
動規範に従って活動しなければならない。特に近年はコンプライアンス(法令順守)のみならず、もっと広い概念の
CSR(企業の社会的責任)が問われる時代になっている。一社員の不注意による不祥事が会社を潰してしまうことに
もなりかねない。企業の一員としてどのような心構えで行動すべきか、過去に起きた問題の具体事例を研究しつつ、企
業倫理とは何かを理解し、自らの倫理観を確立することを目標とする。
〔学習内容〕
@BB@
企業にはさまざまな役割を持った組織があります。これら役割の理解から、社内規則、契約、コンプライアンス、コ
ーポレートガバナンス、CSR などの理解を深めます。又、社内メールやインターネット接続の使用範囲など基本的な
企業人としての常識も習得し、どのように振舞っていくべきか自らの倫理観を養い、社会に貢献するための行動規範を
学ぶ。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
特に事前に学習するものはない。日常発生する当該事件の記事などを読み、自分なりに何が問題であったかを考え、
理解しておくこと。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】
「コンプライアンスの知識(第2版)」(日経文庫新書)1,050円。必要に応じて新聞記事や関連資料
を配布する。
【参考書、その他教材】
「コンプライアンスの考え方」浜辺陽一郎著 中公新書740円(税別)
「コンプライアンスの実践知識」(PHPビジネス新書)861円など。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末レポートの成績50%、平常点50%とし、総合して評価する。
平常点は、受講態度、授業中に適宜提出する小レポート等を加味して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】 オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方・受け方、資料の説明
【第2回】 企業の役割
企業とは何かを理解する。
【第3回】 企業の組織
代表的な企業内組織と機能を理解する。
【第4回】 企業内規則
代表的な規則・規定・誓約書・マニュアル等を学ぶ。
【第5回】 秘密保持契約
社内或いは社外との関連において、様々なシーンで登場
する秘密保持契約について、その重要性を学ぶ。
【第6回】 各種契約書について
ビジネス社会で欠かせない様々な契約書について学ぶ。
【第7回】 コンプライアンス
コンプライアンスについて学ぶ。
-
【第8回】 コーポレートガバナンス
コーポレートガバナンスについて学ぶ。
【第9回】 CSR
CSRについて学びます。
【第10回】公正取引委員会資料の研究
具体的相談事例等について学ぶ。
【第11回】具体事例の研究1
原子力発電所での事故を分析する。
【第12回】具体的事例の研究2
放送局の番組捏造事件を分析する。
【第13回】具体的事例の研究3
老舗菓子メーカーの不適正表示事件を分析する。
【第14回】リスクマネージメント
リスクマネージメント(危機管理)について学ぶ。
【第15回】総括
全員での討論とこれまでの授業の総括を行う。
30 -
地球環境情報@HH@Global environmental conservation
選択2単位
1年次後期
@@橋本
善太郎
@CODE@c1216724101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
世界的な人口と一人当たりの資源エネルギー消費量の幾何級数的な伸びは、地球温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨、
熱帯林の破壊、野生生物の減少、有害廃棄物の越境移動、砂漠化等の地球環境問題を惹起しているが、その実態と国際
的取り組みを明らかにしていく。地球環境問題は昨今マスコミでも大きく取り上げられるなど社会問題化しているが、
問題がきわめて広範な知見を必要とするため、マスコミの報道も正確性を欠くことが多い。授業では地球環境に関する
諸問題を可能な限り正確に伝えていきたい。
〔学習内容〕
@BB@
地球的規模で発生している個々の環境問題に即しその現象、解決策等をできるだけ平易に解説する。また、今後の対
応策、特に地球温暖化への対応について概観する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
環境問題は自然科学的現象を背景としている。したがって、一定の自然科学的素養が授業の理解を増す。関連科目は
「環境情報」「自然環境情報」「自然保護論」。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】特に指定しない。
【参考書、その他教材】適宜紹介する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験50%、平常点50%
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科に関する科目、学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】シラバス、地球、人口
【第2回】進化、ダーウィン
【第3回】温暖化の現象
【第4回】温暖化の対策、気候変動枠組み条約
【第5回】COP,地球温暖化対策法、基本方針
【第6回】オゾン層の破壊
【第7回】酸性雨
【第8回】海洋汚染
【第9回】有害廃棄物の越境移動
【第10回】生物多様性
【第11回】森林
【第12回】砂漠化
【第13回】開発途上国の公害問題
【第14回】WCED、アジェンダ21、CDS
【第15回】取り纏めと質疑応答
-
31 -
日本国憲法@HH@The Constitution of Japan
選択2単位
1年次後期
@@杉田
秀一
@CODE@c1216703101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕 @AA@
憲法とは一般に国家の基本法のことです。政治・経済・教育・医療・福祉等々さまざまな社会制度は、それぞれの分野の法律によ
りなりたっていますが、その法律の根拠となっているのが、憲法です。
「法の法」であり、社会を成り立たせている根幹が憲法である
といえましょう。たとえば福祉や医療などの制度を理解するためにもまずその基礎にある憲法を理解している必要があります。
この授業は、社会人の教養として必要な日本国憲法の基礎知識を習得し、法的な考え方を養うことをねらいとします。将来、保育
士採用試験、教員採用試験その他の公務員試験を受けようとする者が日本国憲法の本格的な勉強を開始するための導入にもなるでし
ょう。
〔学習内容〕 @BB@
私たちの日常生活や現実の社会問題のなかにどのように憲法が関わっているかに注意し、日々のニュースなどにも触れながら授業
します。基本的には講義形式で行いますが、適宜、ビデオの視聴、質疑応答・討論を交える予定です。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕 @CC@
はじめて法学を学ぶ人を受講者として想定します。「法学概論」「人間社会と法」などの法学関係の科目を履修しておくとより理解
しやすいでしょう。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕 @DD@
【使用テキスト】授業開始時に指定・説明します。
【参考書、その他教材】事前に予習したい学生の参考書として、高橋泰衡『入門の法律 図解でわかる憲法』日本実業出版社、初宿
正典・高橋正俊・米沢広一・棟居快行『いちばんやさしい憲法入門』[第3版](有斐閣アルマ)を挙げておきます。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績を60%程度、授業時の発言・小テストの結果等を40%程度の割合として総合的に考慮します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション 憲法とは・憲法の学び方・立憲主義
そもそも憲法とは何のためにあるのでしょうか。法をはじめとする社会制度は、大局的には、人類の試行錯誤の歴史のなかから、
生まれ受け継がれてきたものですが、憲法もそうです。日本国憲法の源流となった諸国の憲法の歴史をふりかえりながら、憲法を貫
く基本思想・精神を学びます。
【第2回】明治憲法から日本国憲法へ 日本国憲法の基本原理
日本国憲法の背後にある歴史を大きくとらえ、それを通じて、日本国憲法の基本原理に迫ります。
【第3回】最高法規と憲法改正
いよいよ日本国憲法の条文を手がかりにして考えることを始めてみましょう。日本国憲法は自らどういう性格の法であるかを規定
しています。最高法規と憲法改正の規定がそれです。なぜこのような規定を設けているのでしょうか。
【第4回】統治機構総論 三権分立 国民主権と国会
一般に憲法は、人権宣言の部分と、統治機構の部分に分けることができます。統治機構は、人権を守るための国の仕組みを規定し
た部分です。比較的、具体的で理解しやすい統治機構の部分からはいっていきましょう
【第5回】司法・違憲立法審査権
法が法であるのは、法が裁判所で適用されるからです。とくに日本国憲法は、裁判所に違憲立法審査権を与え、憲法の番人として
地位を認めています。憲法の裁判所に関わる規定を学びます。
【第6回】内閣
現代国家における行政の役割の大きさはいうまでもありません。行政権を行使する内閣についての規定を学びます。
【第7回】財政・地方自治
明治政府は近代化のために中央集権化を強力に進め、明治憲法もその路線の上に制定されました。しかしこれには弊害が伴い、そ
の反省から、日本国憲法は、地方自治を明示的に規定しました。国の経済的側面である財政に関する規定ついても学びます。
【第8回】基本的人権総論
人権のリストを掲げた人権宣言の部分は、憲法のなかでも、最高位に位置付けられる、もっとも中核をなす部分です。人権の分類
を紹介し、全体を展望します。平等権、新しい人権などにも触れたいと思います。
【第9回】身体の自由と刑事手続き
日本国憲法は、諸外国に比し、異例なほど刑事手続きに関連する基本的人権を列挙しています。その背景には戦前の日本の刑事司
法への反省があります。刑事手続きの概要とともに、これらの基本的人権について、学びます。
【第10回】信教の自由と表現の自由
国は邪悪な教えや真実でない内容の表現を禁止すべきではないでしょうか?自由主義の根底をなす問いです。あなたはどう答えま
すか?それ自体の価値だけでなく、国民主権を実質化するためにも重要な意味をもつこれらの自由について考えます。
【第11回】経済的自由
「規制緩和」「構造改革」あるいは「市場原理主義」(批判)といった言葉を聞いたことがあるでしょう。これらは、憲法の分野の
言葉に翻訳すれば、経済的自由の問題になります。われわれの生活に大きく関わる経済的自由の問題を検討します。
【第12回】生存権
福祉国家の理念を規定する最も基本的な社会権、憲法25条の生存権について理解を深めます。
【第13回】労働基本権と教育を受ける権利
日本国憲法が明示的に規定する社会権、労動基本権と教育を受ける権利について、学びます。
【第14回】天皇制と平和主義】
日本国憲法の、重要であるとともに難しい部分です。できるだけ偏ることなく異なる立場からの見解を検討し、問題を考えていき
ましょう。
【第15回】総まとめ
授業理解の最終確認を実施します。
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32 -
社会学@HH@sociology
選択2単位
1年次前期
@@元橋
豊秀
@CODE@c1236116102-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
われわれ人間が、一人きりではなく他者との関わり合いの中で生きているのは、自明のことです。そうした関係性を研究する学問
には様々なものがありますが、ここではその一つである「社会学」の立場から、自己と他者との関係、他者との関係における自己の
行動、という問題を考えます。身近な例を素材に、人間の心理や行動に関する事柄を多く取り上げ、考察を進めたいと思います。そ
うしたことを通じて現代社会に対する見識を深めてもらうことが、授業の狙いでもあり目標でもあります。
〔学習内容〕
@BB@
授業は基本的に以下の流れで進行します。
① 社会学の専門用語の中から講師が適切なものを選択し、内容を説明。
② 前項に関連する具体例(現象など)を解説。
③ 以上の説明や解説を聞いて感じたこと・考えたことを、小レポートに作成。
④ ③の中から優れたものを講師がプリントにして用意。
⑤ ④を基に、学生が質問や意見を自由に論じ合う(フリートーク)
。
⑥ フリートークを受けて、再度小レポートを作成。
このうち①~③までを1コマ、④~⑥までをもう1コマとし、2コマ(2週)で1つの題材を扱うというのが、基本パターンです。
「議論百出でもう1コマをフリートークに充てる」というようなことがあるかもしれません。
以上の進行パターンは、受講者数が最大50名程度の場合のもので、それより多くなった時には、小レポートの作成が「毎回」か
ら「前期中数回」という具合に減る可能性があります。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
(レベル)
高度な予備知識は必要ありません。物事を深く考え自分の言葉で書いたり話したりすることが好きな人であれば、大歓迎です。そ
うでない人はついてゆくのが難しいでしょう(水準未満と思われる小レポートには、「ダメ出し」も有り得ます)
。
(関連科目)
「人間関係論」 内容は異なりますが、授業形態は同じです。
(準備学習)
人の話をよく聞く、自分の意見をまとめる、といった基本的なことを普段から繰り返し練習すると、良いでしょう。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】特にありません。必要なプリントは講師が用意します。
【参考書、その他教材】適宜紹介します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
受講生の多寡に応じて、以下のように分かれます。
[少ない(=最大50名程度の)場合]
毎回提出される小レポートの点数(A、B、C、F評価)の累積。
[多い(=それ以上の)場合]
数回提出されるレポートの点数(A、B、C、F評価)の累積。
以上いずれの場合も、最後の授業中に「最終レポート」を書いてもらう可能性があります。なお、定期試験期間中の試験並びにレ
ポートはありません。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回 オリエンテーション(授業の内容・進め方・成績評価など)
第2回 題材①の解説、それを受けての小レポート作成(30分以上)。
第3回 プリントの配付とフリートーク、終了後、小レポート作成(同上)
。
第4回 題材②の解説、それを受けての小レポート作成。
第5回 プリントの配付とフリートーク、終了後、小レポート作成。
第6回 題材③の解説、それを受けての小レポート作成。
第7回 プリントの配付とフリートーク、終了後、小レポート作成。
第8回 題材④の解説、それを受けての小レポート作成。
第9回 プリントの配付とフリートーク、終了後、小レポート作成。
第10回 題材⑤の解説、それを受けての小レポート作成。
第11回 プリントの配付とフリートーク、終了後、小レポート作成。
第12回 題材⑥の解説、それを受けての小レポート作成。
第13回 プリントの配付とフリートーク、終了後、小レポート作成。
第14回 題材⑦の解説、それを受けての小レポート作成。
第15回 プリントの配付とフリートーク、終了後、小レポート作成。
ちなみに、この授業で実施される「フリートーク」は、昨今話題となったアメリカの某大学「白熱教室」の受け売りではありませ
ん。あれがNHKで放送されるよりもはるか以前に、筆者は、あれほど白熱してはいませんでしたがささやかな形で、自分の授業の
中に「意見を出し合う」時間をつくりました。これは、筆者がかつて出席した日本社会心理学会の年次大会の中で、あるシンポジウ
ムの主催者が行なった議論のやり方「フリートーク」を、真似たものです。普通のシンポジウムのように、何人かのパネリストが壇
上にいて話はするものの、聴衆が途中で質問や意見をどんどんぶつけて議論になってもかまわない、むしろそれを歓迎する、という
異色のものでした。
その光景を覚えていた筆者は、教職に就いてから様々な講義をする中で、学生たちに、受け身ではなくなるべく主体的に授業に参
加してもらうため、このフリートークを取り入れてきました。もっとも、いきなり自由に議論しろと言っても難しいので、まず授業
の中で「考えるヒント」を与え、それを基に一度小レポートを書いてもらい、それからプリントをつくってはそれを叩き台にして自
由に意見を発表し合う、という形にしたわけです。
以前、ある大学で担当した授業では、30人程度という良好な環境の中で、毎回小レポートを書いては翌週にフリートークをし、
それを受けてまた小レポートを書くという、理想的な形で授業が進行し、受講者からも好評を博しました。アメリカの「白熱教室」
ほどではありませんでしたが、学生が自ら考え・意見をまとめ・皆の前でそれを出し合うというやり方は、やはり意味のあることだ
ったんだな、とあの放送を見て筆者は再認識しました。
そして今回、久しぶりに講義形式の授業を担当するに際して、このやり方を再び導入することにしたわけです。単位だけが目的で
はない積極的な学生にこの科目を選択してもらい、講師である私も同時に啓発されるような授業にしたいと思っています。受講の決
定については、よく検討してください。熱心な学生の参加を期待しています。
-
33 -
キャリア入門Ⅰ@HH@An Introduction to Career Development Planning
選択2単位
1年次後期
@@太田
和男
@CODE@c1290002206-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
キャリア開発の重要な契機となるキャリアデザイン実習(インターンシップ)を受けるための事前学習を実施します。
キャリア開発の目標は、自己のイメージや適性にあう仕事を通して喜びを感じ、勤務先である企業などの組織、取引先
や社会に貢献する人材となることにあります。選択した職場における活躍可能性は、企業など組織が必要とする社会人
としての基礎力、専門能力を有する度合にも影響されます。こうした点を踏まえて、インターンシップの意義や社会人
の基礎力について学びます。
到達目標としては、社会人として必要とされる基礎力を高め、受け入れ機関にプラスになるインタ―ン実習生として
評価される水準を目指します。
〔学習内容〕
@BB@
進路選択に際し必要となる業界知識やビジネス・エチケットを学びます。次いで、インターンシップの事前と事後に
測定した社会人としての基礎力などの改善度を示す資料から、自己の強みと弱みに「気づく」ことを促します。インタ
ーンシップの事前学習を通して、社会人としての基礎力、すなわちビジネス行動の基盤となる能力を、実習時に身につ
けられる素地をつくります。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
レベル:ビジネス・エチケット、国語力など社会人の一般常識として必要とされることを初歩から学びます。したが
って、本科目を履修することに条件は有りません。
関連科目:フレッシュセミナーⅠ、キャリアデザイン実習
準備学習:テキストを通読しておいてください。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
テキスト:魅力行動学ビジネス講座、古閑博美編著、学文社
参考書 :大学生のためのキャリアガイドブック、長尾博暢他著、北大路書房
その他教材:随時、指示します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末レポートまたはテスト50%、
授業内小レポートとキャリアカ育成アセスメント受験などによる平常点50%を、
総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方・受け方、テ
キスト・教材、キャリア教育など
【第2回】インターンシップの実態と効果
インターンシップの歴史、国際インターンシッ
プと国内インターンシップの特質など
【第3回】インターンシップとエンプロイアビリティー
企業など組織が従業員に求める人間力・社会人
基礎力など
【第4回】学生とインターンシップの関係
インターンシップ実習の目的と効果、実習の課
題、企業に期待される社会人としての基礎力育
成とインターンシップの関連など
【第5回】インターンシップのケーススタディー(1)
インターンシップ実習者報告、インターンシッ
プのケーススタディー,
日米大学におけるプロジェクト(PBL)型イン
ターンシップの現状と効果など
【第6回】インターンシップのケーススタディー(2)
インターンシップ実習者報告、大学におけるイ
ンターンシップの実態とそのキャリア開発に関
する効果など
【第7回】インターンシップのケーススタディー(3)
インターンシップ実習者報告、インターンシッ
プ実習生受け入れと産業界の実態
-
【第8回】インターンシップの受け入れ機関
インターンシップ実習者報告、インターンシッ
プと企業、公的機関とインターンシップなど
【第9回】社会人基礎力育成アセスメント
社会人基礎力育成アセスメント、インターンシ
ップの歴史
【第10回】コミュニケーションの役割とビジネス
ビジネスの基本となるあいさつ、話し方、スピ
ーチなど
【第11回】尊敬語、謙譲語
尊敬語・謙譲語の慣用語と表現など
【第12回】非言語コミュニケーション
お辞儀、身だしなみ、態度、紹介のマナー、ア
イコンタクト、対人距離など
【第13回】ビジネスにおける心構えと行動
パーティーの心構え、組織人としてのビジネス
電話のかけ方・受け方・取次ぎ方など
【第14回】ビジネス通信
ビジネス通信としての電子メール、英文 E メ
ール、手紙など
【第15回】まとめ
インターンシップ希望先アンケートなど
34 -
コミュニケーションⅠ@HH@Communication studies I
選択2単位
1年次前期
@@西
和久
@CODE@c1216701101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
ねらい:コミュニケーションとは、何らかの手段で他者に情報や感情や意思などを伝えることです。コミュニケーシ
ョンなしでは、生活は成り立ちません。なかでも、われわれにとって重要な位置を占めるのが言語によるコミュニケー
ションです。将来、社会人として仕事をしていくうえで、必要なコミュニケーションとは、
「書く」
「話す」
「(読んだり、
聞いたりして)理解する」という3つの要素になるのではないでしょうか。これら社会人としてのコミュニケーション
には、友達と話をしたり、家族に手紙を書いたりするのとは違った技術が必要です。実践のなかから、社会人として求
められる書く技術、話す技術、そして理解する技術を養っていくのが、この授業の目的です。
到達目標:政治、経済、社会のさまざまな事象や構造について、興味を抱き、理解し、さらに自らの意見をもち、そ
れを発表できること。
〔学習内容〕
@BB@
毎回、新聞やテレビで取り上げられるような時事的なトピックを選び、それをテーマに文章を書いたり、発表したり
してしてもらいます。
そのテーマについて、解説を加え、討論もすることによって、社会で起きている問題についての理解が深まり、厚み
のあるコミュニケーションにつながるようにしたいと考えます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
レベル:新聞を読むことができれば十分です。
関連科目:コミュニケーション II(同じ形式で授業を行いますが、取り上げるテーマが違います。
準備学習:ふだんから、新聞やテレビ、ネットのニュースをよく読んだり見たりしておくこと。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストは使いません。適宜、資料を配布する予定です。
【参考書、その他教材】なし
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末のレポート60%、授業内での小レポートや発表の評価40%を基準に、総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
授業の目的や内容、進め方などについて説明します。
※以下のように、社会的なコミュニケーションの基本となる時事的なテーマについていっしょに考えます。3~4回
ごとに小レポートを書いたり、発表したりしてもらいます。
※時に応じて、ホットな話題にテーマを変更することがあります。
【第2回】大きな政府か小さな政府か
【第3回】「国の借金一千兆円」をどうするか
【第4回】消費税増税をどう考えるか
【第5回】小レポートまたは発表
【第6回】地球温暖化を考える
【第7回】バイオ燃料とエコカー
【第8回】排出量取引、是か非か
【第9回】サミットの意義について
【第10回】小レポートまたは発表
【第11回】ビデオ「冷戦崩壊」を見る
【第12回】冷戦時代とは何か
【第13回】原発とエネルギー問題
【第14回】小レポートまたは発表
【第15回】補足とまとめ
-
35 -
コミュニケーションⅡ@HH@Communication studies II
選択2単位
1年次後期
@@西
和久
@CODE@c1216702101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
ねらい:コミュニケーションとは、何らかの手段で他者に情報や感情や意思などを伝えることです。コミュニケーシ
ョンなしでは、生活は成り立ちません。なかでも、われわれにとって重要な位置を占めるのが言語によるコミュニケー
ションです。将来、社会人として仕事をしていくうえで、必要なコミュニケーションとは、
「書く」
「話す」
「(読んだり、
聞いたりして)理解する」という3つの要素になるのではないでしょうか。これら社会人としてのコミュニケーション
には、友達と話をしたり、家族に手紙を書いたりするのとは違った技術が必要です。実践のなかから、社会人として求
められる書く技術、話す技術、そして理解する技術を養っていくのが、この授業の目的です。
到達目標:政治、経済、社会のさまざまな事象や構造について、興味を抱き、理解し、さらに自らの意見をもち、そ
れを発表できること。
〔学習内容〕
@BB@
毎回、新聞やテレビで取り上げられるような時事的なトピックを選び、それをテーマに文章を書いたり、発表したり
してしてもらいます。
そのテーマについて、解説を加え、討論もすることによって、社会で起きている問題についての理解が深まり、厚み
のあるコミュニケーションにつながるようにしたいと考えます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
レベル:新聞を読むことができれば十分です。
関連科目:コミュニケーション II(同じ形式で授業を行いますが、取り上げるテーマが違います。
準備学習:ふだんから、新聞やテレビ、ネットのニュースをよく読んだり見たりしておくこと。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストは使いません。適宜、資料を配布する予定です。
【参考書、その他教材】なし
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末のレポート60%、授業内での小レポートや発表の評価40%を基準に、総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
授業の目的や内容、進め方などについて説明します。
※以下のように、社会的なコミュニケーションの基本となる時事的なテーマについていっしょに考えます。3~4回
ごとに小レポートを書いたり、発表したりしてもらいます。
※時に応じて、ホットな話題にテーマを変更することがあります。
【第2回】世界を動かす資源問題
【第3回】都市鉱山と海底資源
【第4回】貧困と資源(ビデオ)
【第5回】小レポートまたは発表
【第6回】デフレをどう考えればいいか
【第7回】金融危機とは何か
【第8回】世界経済と日本経済
【第9回】石油、食料価格の高騰
【第10回】小レポートまたは発表
【第11回】ダムはムダか
【第12回】バラマキ、是か非か
【第13回】国の来年度予算を考える
【第14回】小レポートまたは発表
【第15回】補足とまとめ
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36 -
ビジネスコミュニケーションⅠ@HH@Business Communication Ⅰ
選択2単位
1年次前期
@@鈴木
泰夫
@CODE@c1217101106-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
社会人として、ビジネスパーソンとして、自立した生活を送るのに必要不可欠なコミュニケーション能力と心構え、
行動指針のヒントをつかむことを目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
企業が新入社員の入社前研修に使用する教材を参照しながら、ビジネスに役立つコミュニケーション能力を身につけ
るために必要な、社会人としての心構え、行動指針を具体的な事例を交えて考えます。教科書を「声を出して」読むこ
とや、実際の場面を想定した「ロールプレイ」により、知識を体得することに力を入れます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
誰でも理解できる内容ですが、学んだことを将来に向けて、今日から実践することが重要です。
引き続き「ビジネスコミュニケーションⅡ」を受講されることをお勧めします。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストは「新人GO!GO!ナビ(新社会人になるための50章)」(JTB能力開発
心に使用します。必要に応じて適宜プリント等で補足します。
発行)を中
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験(小論文)の成績50%、平常点50%とします。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
1回】オリエンテーション
2回】人に目を向けよう(1)(先輩・上司との良好な関係を築く、メンターを見つける)
3回】人に目を向けよう(2)(伝わりやすい言い方、相手の良いところを見つける、人に感謝する気持ちを持つ)
4回】人に目を向けよう(3)(I am OK, You are OK、叱られ上手になる、“きく”からスタート、好感を持っても
らう)
【第 5回】人に目を向けよう(4)(アイコンタクトを意識しよう)
社会に目を向けよう(1) (新聞を読む)
【第 6回】社会に目を向けよう(2)(ニュースを見る、アンテナを高くする、いろいろな人に会う、世界の動きとキー
ワード)
【第 7回】社会に目を向けよう(3)(日本の動きとキーワード、ビジネス環境の変化に敏感になる、発想を豊かにする)
【第 8回】社会に目を向けよう(4)(会社以外の世界を持つ、コンプライアンスの意味、会社の責任と個人の責任)
仕事に目を向けよう(1)(仕事の目的を考える)
【第 9回】仕事に目を向けよう(2)(優先順位をつける、目標を立てる、義務と責任を果たす、ケジメをつける)
【第10回】仕事に目を向けよう(3)(メモをとる、仕事の能率を上げる、ミスを防ぐ、お客さまの視点を持つ)
【第11回】仕事に目を向けよう(4)(利益の仕組み、報・連・相、効率的にファイリング、問題意識を持つ、自ら考え、
行動する)
【第12回】仕事に目を向けよう(5)(失敗を恐れず挑戦する、名刺は“人”そのもの、仕事はチームワーク)
【第13回】自分に目を向けよう(1)(プラス言葉を使う、モチベーションの素を増やす、めげない・へこたれない・あ
きらめない)
【第14回】自分に目を向けよう(2)(充実した休日を過ごす、趣味を持つ、ベストコンディションを保つ)
【第15回】自分に目を向けよう(3)(時間を有効に活用する、自分の強み弱みを知る、なりたい自分を描く、自分に“う
そ”はつけない)
なお進捗状況により、内容の変更(入れ替え、追加、省略等)を行うことがあります。
【第
【第
【第
【第
-
37 -
ビジネスコミュニケーションⅡ@HH@Business Communication Ⅱ
選択2単位
1年次後期
@@鈴木
泰夫
@CODE@c1217102106-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
ビジネスコミュニケーションⅠで学んだ考え方、実践のヒントを基に、教科書の「音読」で社会人としての文章読解
力の常識レベルを知り、具体的場面を想定した「ロールプレイ」で具体的なコミュニケーション手法を体験し、身につ
けることを目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
企業が新入社員研修に使用する教材を参照しながら、旅行業を事例としたビジネスマナーを、ロールプレイを通じて
体験し、ビジネスコミュニケーションの基本を会得します。事例は旅行業ですが、社会人・ビジネスパーソンとしては
共通で、だれにでも役に立つ内容です。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
誰でも理解できる内容ですが、学んだことを将来に向けて、今日から実践することが重要です。
「ビジネスコミュニケーションⅠ」を受講しておくことが必須ではありませんが、受講されておくと、この講義の理
解が早いと思われます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストは「ハートフル・ビジネスマナー」
(JTB能力開発
応じて適宜プリント等で補足します。
発行)を中心に使用します。必要に
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験(小論文)の成績50%、平常点50%とします。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
1回】オリエンテーション、お客様応対とホスピタリティ
2回】ビジネスマナーの基本(身だしなみ、笑顔、あいさつとお辞儀、基本動作)
3回】言葉づかい(基本応対用語、呼称、敬語、好ましくない言葉づかい)
4回】応対マナー(1)(カウンター応対マナー)
5回】応対マナー(2)(訪問のマナー)
6回】応対マナー(3)(名刺の取り扱い)
電話のマナー(1)(ビジネス電話の基本)
【第 7回】電話のマナー(2)(電話の受け方)
【第 8回】電話のマナー(3)(電話のかけ方)
会話のマナー(1)(お客さんのお話を伺う際のポイント)
【第 9回】会話のマナー(2)(お客様にお話しする際のポイント)
席順(1)(基本的な考え方)
【第10回】席順(2)(席順の具体例)
のし紙のルール、賀寿
【第11回】添乗のマナー(心得、宴会のマナー、テーブルマナー)
【第12回】ビジネス文書(1)(通信手段の種類と使い分け、文書の書き方)
【第13回】ビジネス文書(2)(封書とはがき、E メール)
【第14回】ユニバーサルサービス
【第15回】お客様からの「シグナル」への対応
なお進捗状況により、内容の変更(入れ替え、追加、省略等)を行うことがあります。
【第
【第
【第
【第
【第
【第
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38 -
オフィスコミュニケーションⅠ@HH@Communication Ability in Social Life
選択2単位
1年次前期
@@丸山
洋典
@CODE@c1217103106-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
私たちの生活する社会は、相互にコミュニケーションをとりながら理解しあうことにより成り立っています。家族間、
友人間、先輩・後輩、ビジネスでは、同僚間、上司、部下・・・そしてお客さま・患者さまなど、どのような場面でも
コミュニケーションなしには過ごせません。
より良い人間関係を築き、楽しい社会生活を送るための重要なコミュニケーション能力は、もともと生まれながらに
持った能力ではなく、学習することにより強化・成長して行くものです。自ら努力をすることにより大きく向上します。
この講座では、コミュニケーションの基本的役割と重要性について整理・認識します。そして、社会人としての基本
的な心がまえ、具体的作法などビジネス社会に対応しうる能力を身につけ、向上することを目指します。
到達目標:自分自身をもう一度見直して、よりよい人間関係を周辺の人々と築いてゆくことができる基本的な考え方
や行動のあり方を体得します。
〔学習内容〕
@BB@
身の周りの人々とよりよい人間関係を築きながら、気持ちの良い日常生活を送るために気をつけることを実践・体得
します。円滑なコミュニケーションとは何か、第一印象の大切さ、敬語、相手の気持ちを察すること(心配り)、マナ
ーなど日常生活で気をつけておくべきことを学びます。
そして、実社会で必要な心構え、そして将来のビジネス現場で必要なコミュニケーションのあり方を学び、卒業後の
社会的活躍の場に今から準備しておくべき知識を体得します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
レ ベ ル: 平易な授業ですが、コミュニケーション能力の向上意識をもっていることが必要です
準備学習:各自がまず自分のコミュニケーションにどんな問題があるのかを再認識してください。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】なし(適宜プリントを配布します)
【参考書、その他教材】特にありません。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
ほぼ毎回の授業ごとに、テーマについての「小レポートの作成」や各自の考え方の発表(プレゼンテーション)を実
施します。授業内レポート 14x5% 平常点 30%にて総合的に評価します。定期試験・定期レポートはありま
せん。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
テーマごとに適宜プリントを配布します。パワーポイントやビデオなどにより説明を進めます。
【第1回】オリエンテーション
授業の概要、授業の進め方・受け方、成績評価などについて
コミュニケーションの意味と役割 重要性
【第2回】第一印象の大切さ(1)
決定的瞬間 メラビアンの法則 清潔、おしゃれと身だしなみなどの再認識
【第3回】第一印象の大切さ(2)
笑顔 あいさつ 心配り 時間を守る 言葉づかい(敬語)など
【第4回】対人コミュニケーション能力の向上(1)人間関係について
(家族間の関係 友達づくり 恋愛関係 先輩・後輩との関係 アルバイト先での関係など)
【第5回】対人コミュニケーション能力の向上(2)人間の欲求
欲求5段階説 シュッツの欲求理論
対人魅力(物理的距離 身体的魅力 類似性 補完性 他社の評価 など)
【第6回】対人コミュニケーションの向上(3)
人間関係の発展と後退のコミュニケーション
自己開示と自己理解(自分の心を開く ジョハリの4つの窓)
反射の原則・共感の法則 コミュニケーションの空間など
【第7回】対人コミュニケーションの向上(4)
「人に好かれる」について
【第8回】対人コミュニケーションの向上(5)
苦手な人とのお付き合い
【第9回】思いやり(気配り)について(1) ホスピタリティとは何か
ホスピタリティの送り手と受け手 さまざまなホスピタリティの形
心をこめるとは
【第11回】思いやり(気配り)について(3)
実践現場(ホテル)でのコミュニケーション
ニーズの先読み
【第12回】マナーについて 礼儀(マナー)はなぜ大切か
接客のマナー 世界のマナーの考え方の違い
【第13回】人を動かすとは・・・交渉力・説得力について
【第14回】話の聞き方・質問力について
【第15回】より良い人間関係を築くこととは(まとめ)
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39 -
キャリアプラン@HH@Career Plan
選択2単位
3年次通年
@CODE@c1290053601-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@@桂川
保彦、 太田 和男
@AA@
・授業のねらい:3年生,薬学・5年生が就職活動を円滑にすすめることを支援する実践講座です。就職活動を進めていく上で必要な履歴書・エントリ
ーシートの書き方などについての知識や会社訪問や面接時に必要なマナーなどの心得を解説あるいは実演します。受講生の皆さんは、この授業で学
んだ内容を就職活動の場で実践できるよう、自分のものにしていくことが求められます。
・到達目標:各テーマについて、就職活動の場で実践できるようにする。
〔学習内容〕
@BB@
授業は、毎週木曜日・3時限に開講します。通年で30回を予定しています。就職活動の進め方からはじまり、履歴書・エントリーシートの書き方、筆
記試験の傾向と対策、就活に必要なマナー、面接のポイントなど就活に必要な事項で構成してあります。公務員志望の方のためのガイダンスもあります。
現4年生、薬学6年生の就活体験報告や合同企業説明会など実践的な授業を準備しています。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
・授業内容のレベル:就職活動のために必要な知識・教養・マナーを身につける授業です。学んだことを実践できるようになることが求められます。
論と実践です。
・関連科目:先修科目はとくにありません。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
・使用テキスト:授業ごとに必要な教材や資料は配布します。また、本学で用意した『CAREER GUIDE BOOK』を前期の早い段階で3年生全員(6
年制の場合は5年生)に配布します。テキストとして使用するだけではなく、就職活動中は、常に持ち歩き、疑問点は確認する習慣をつけるとよい
でしょう。
・参考書:適宜紹介します。
・その他教材:新聞や雑誌などの関連記事を適宜配布します。
〔成績評価方法・基準〕
@EE@
授業時におけるミニテスト・アンケート、ミニレポートや期末レポートなどによる総合評価です。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕
〔授業の形式・計画〕
@FF@
@GG@
下記の予定です。ただし、取り上げるテーマ、実施時期などは変更する場合があります。
キャリアプランニングセンターや学科の掲示板で適宜確認してください。
【第1回】オリエンテーション
授業のねらいと概要、授業の進め方・受け方、テキスト、成績の評価、
帝京平成大学キャリアナビの解説と登録。履修希望者は履修カードを登録
します。
【第2回】『キャリアガイドブック2012』の解説
本授業のメインとなる教材である『キャリアガイドブック2012』を活用
する上での留意事項を解説します。
【第3回】自分の魅力を見つけよう(第1章)
テキスト(第1章)前半を対象に解説します。自己分析について、過去
の自分を振り返る、現在の自分の長所・短所、スキルを考える
【第4回】就職試験における一般常識と SPI の対応
就職試験の最初の関門である筆記試験の傾向と対策を解説します。この
授業を受けて、秋までにいかに自学自習するかが、就職活動成功の鍵です。
【第5回】自分の魅力を見つけよう(2)
テキスト(第1章)後半を対象に解説します。将来の夢、理想の自分を
考える、自己 PR とは
【第6回】「自己分析」のガイダンス
履歴書やエントリーシートを書く上で、またこれらに基づく面接のとき
に、多くの学生が戸惑うのが自己分析です。第1章の総復習を兼ねた解説
をします。
【第7回】マナーを身につけよう(第2章)
テキスト(第2章)を解説します。E メールの扱い、手紙・ハガキ・封筒
の書き方、電話のかけ方、敬吾の使い方、身だしなみについては後期に実
践授業があります。
【第8回】就職適性検査(一般常識 模擬試験)
自分はどのような仕事に向いているのか? 就職試験に必要な一般常識
はどうか?
適性検査と一般常識の模擬試験を実施します。
【第9回】コミュニケーション能力を高めるために
コミュニケーション能力は、企業が学生に求める基本能力のひとつです。
これをいかに高めるか実践的に指導します。
【第10回】就職適性検査(フォローアップ)
第8回で実施した模擬試験の解説です。
【第11回】企業・職業のことを勉強しよう(第3章)
テキスト(第3章)を解説します。企業って、何に? 業界を研究しよう、
企業を研究しよう
【第12回】企業・職業のことを勉強しよう(2)
テキスト(第3章)を解説します。企業分析ノートをつくろう、職種につ
いて、公務員の仕事、教員の仕事
【第13回】企業・職業のことを勉強しよう(3)
テキスト(第3章)を解説します。インターンシップ(就業体験)、医療・
福祉の仕事
【第14回】就職情報サイトへのエントリー登録(4社登録)
就活に不可欠な就職情報サイトの説明と具体的な登録(ID やパスワード
の設定など)の手続きを行います。
【第15回】成功するための夏休みの過ごし方
いままでの授業で学習したことを夏休み中に具体化し、秋の陣に備えま
す。その勘所を解説します。企業のインターンシップへ参加する方のため
の留意事項も説明します。
【第16回】就職活動本番への心構え
後期に入って最初の授業です。経済状況や求人状況などを解説するととも
に、就職活動をすすめる上での留意事項をあらためて説明します。
【第17回】アプローチを開始しよう(1)
(第4章)
テキスト(第4章)を解説します。就職活動のスタートともいうべき「エ
ントリー」を中心に解説します。
【第18回】アプローチを開始しよう(2)
テキスト(第4章)を解説します。エントリーシートの書き方、エント
リーシートの提出、履歴書の書き方、OB/OG 訪問
【第19回】履歴書・エントリーシートの書き方
履歴書やエントリーシートの書き方について、具体例を挙げながら解説
します。この授業は大人数であり、個別の添削指導はアドバンスセミナー
などで受けます。
【第20回】試験を受けよう(第5章)
テキスト(第5章)を解説します。試験の心構え、筆記試験・適性検査、
面接試験の形式と心得、面接試験の流れ、面接での受け応え
【第21回】就職活動の身だしなみ:マナーについて
就職活動に臨む際に必要なマナーについて学びます。リクルート・スー
ツを中心に男性のシャツやネクタイ、女性の化粧など具体的なポイントを
解説します。
【第22回】インターンシップ報告会
夏休みを中心に実施したインターンシップの体験報告会です。
【第23回】面接にのぞむ具体的指導
面接の実践講座ともいえる内容です。企業を訪問するとき、面接に臨む
とき、あわてることのないよう基本的なことを心得であり、実践できるよ
う心がけることが大切です。
【第24回】合同企業説明会の回り方
各所で開かれる合同企業説明会を有効に活用するための留意事項を説明
します。ただ参加する だけではなく、就職活動の次のステップにつなげ
ることが大切です。
【第25回】SPI 模擬試験
言語系や非言語系など実践的な問題に取り組みます。限られた時間内に
いかに多種多様な問題に取り組むか。良い機会です。
【第26回】学内「合同企業説明会」
学内外における合同企業説明会へ参加し、アンケートやレポートを提出
します。
具体的な場所や日時などについては、追って通知します。
【第27回】SPI 模擬試験(フォローアップ)
第25回に実施した SPI 模擬試験の解説です。自分の弱点を知る良い機会
です。
【第28回】現4年生による就職体験の報告
1年上の先輩による、エントリーからはじまり内定をいただくまでの体
験談の報告です。いろいろな困難をどう克服して栄冠を勝ち得たか。生の
声を聞くよい機会です。
【第29回】内定まであと一歩(第6章)
テキスト(第6章)を解説します。内定確認・内定辞退、内定がでないと
き、は?
頑張れ就職活動中の皆さん、報告とお礼
【第30回】春休みこそ就職活動の「天王山」
就職活動を進める上での留意事項をあらためて解説します。
以上
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40 -
TOEIC基礎Ⅰ@HH@TOEIC Basic I
選択2単位
1年次前期
@@小浪
博英
@CODE@c1211100505-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
グローバル化する世界で生きていくためのコミュニケーション能力を高め、ひいては就職等に有利となる TOEIC テ
ストに挑戦することを目標とする。
〔学習内容〕
@BB@
教科書に従って、テープを聴きながら学習する。短文穴埋め問題である。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
初級・中級程度。完全にマスターして500~600点程度か。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
【使用テキスト】Christofer Bullsmith 他著
【参考書、その他教材】なし。
@DD@
"Introduction to the TOEIC Test" 南雲堂
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
毎時間、単語力等の小テストを実施する。その合計と、学期末の小テストの合計で評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
Travel
Money
Sports
The Weather
On the Phone
Credit Card
The Internet
On a Date
At Immigration
Cars and Driving
Medical Care
Vending Machines
Fast Food
In the Park
At a Coffer Shop
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41 -
TOEIC基礎Ⅳ@HH@TOEIC BASIC IV
選択2単位
4年次前期
@@土井
信太郎
@CODE@c1211100801-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
TOEIC(=Test of English for International Communication)は世界180カ国以上で実施されている英語によるコミュ
ニケーション能力を評価する世界共通の英語能力認定試験です。日本でも入社試験や昇進試験に TOEIC の得点(スコ
ア)を重視する企業が多くなりました。
この授業は TOEIC の出題形式に沿って、語彙力増強、文法の復習、また、日常的に接する機会の少ないリスニング
問題などを扱いながら、英語の基礎固めを目標としています。
後期に開設される TOEIC 関連の科目共々、英語の実力定着を目指す人は入学時から卒業まで連続して受講するこ
とも可能です。「継続は力なり」を実感し、自信を持って本番の TOEIC Test で高得点を取れる人材が育つことも大き
な目標です。
〔学習内容〕
@BB@
この授業は英語の苦手な人も得意な人も、初心に返って英語の基礎から復習します。特に、日頃接することの少ない
リスニングにも力を入れます。学生一人一人が積極的に学習する予習復習を前提とし、授業は分かりやすい丁寧な解説
に多くの時間を取って、講義スタイルで行いますが、学生自身のやる気が大きくものをいう授業です。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
TOEIC TEST は基本的な単語や、基礎文法などの問題も多いので、授業では初歩レベルの英語の解説や復習に力を
入れます。内容は日常生活やビジネスのコミュニケーションの英語ですから、英会話にも役立つことでしょう。
前期のこの授業は初級レベル、後期の TOEIC 関連の科目は中級レベルともいえますので、ぜひ、連続して受講する
ことをお勧めします。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】未定。最初の授業で指示する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業内小テスト
期末試験 50%
50%、
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション (授業の目的と内容、TOEIC(IP)TEST について、テキストについて、授業の進め
方、予習復習について、出席について心構え、テストと評価、後期 TOEIC 関連科目について、etc.)
テキスト:例題 I ~IV
【第2回】Unit 1 Computer and Society 主語と動詞の一致
【第3回】Unit 2 Business Transaction 語形変化
【第4回】Unit 3 At the Office
語順
【第5回】Unit 4 Cars and Society
時制
【第6回】Unit 5 Eating and Drinking 自動詞と他動詞
【第7回】Unit 6 Shopping
名詞の可算、不可算
【第8回】Unit 7 Entertainment
副詞の位置
【第9回】Unit 8 Accidents and Crimes 動名詞
【第10回】Unit 9 Teaching and Learning 分詞
【第11回】Unit 10 Medicine and Hospitals 不定詞
【第12回】Unit 11 Finance and Banks
関係代名詞
【第13回】Unit 12 Economy and Industry 接続詞
【第14回】Unit 13 Geography and Travel 仮定法
【第15回】まとめ
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42 -
TOEICⅠ@HH@TOEIC I
選択2単位
1年次後期
@@小浪
博英
@CODE@c1217035105-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
英語力を高め、今後の国際化に対応できる人材を育成することを目的とする。到達目標は各人の能力によるが、授業
としては600点から700点を目指すことを目標とする。
〔学習内容〕
@BB@
TOEIC 試験に準拠して、写真描写、短文穴埋め、長文穴埋め問題などを解いてゆく。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
初級、中級レベル。毎回の予習、復習がないと実力にならない。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】松野守峰、根岸進共著「初めて受ける新 TOEIC テストパーフェクト攻略」桐原書店
【参考書、その他教材】無し
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
毎週、覚えた単語・文章をメモで提出させ、その合計点と、中間・期末の小テストの合計で評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
写真描写問題1
写真描写問題2
写真描写問題3
短文穴埋め1
短文穴埋め2
短文穴埋め3
短文穴埋め4
短文穴埋め5
長文穴埋め1
長文穴埋め2
長文穴埋め3
長文穴埋め4
長文穴埋め5
長文解読のポイント
語句の言い換えとまとめ
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43 -
TOEICⅣ@HH@TOEIC IV
選択2単位
4年次後期
@@土井
信太郎
@CODE@c1217038101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
TOEIC(=Test of English for International Communication)は世界180カ国以上で実施されている英語によるコミュ
ニケーション能力を評価する世界共通の英語能力認定試験です。日本でも入社試験や昇進試験に TOEIC の得点(スコ
ア)を重視する企業が多くなりました。
この授業は TOEIC の出題形式に沿って、語彙力増強、文法の復習、また、日常的に接する機会の少ないリスニング
問題などを扱いながら、英語の基礎固めを目標としています。
英語の実力定着を目指す人は入学時から卒業まで連続して受講することも可能です。
「継続は力なり」を実感し、自
信を持って本番の TOEIC Test で高得点を取れる人材が育つことも大きな目標です。
〔学習内容〕
@BB@
この授業は英語の苦手な人も得意な人も、初心に返って英語の基礎から復習します。特に、日頃接することの少ない
リスニングにも力を入れます。学生一人一人が積極的に学習する予習復習を前提とし、授業は分かりやすい丁寧な解説
に多くの時間を取って、講義スタイルで行いますが、学生自身のやる気が大きくものをいう授業です。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
TOEIC TEST は基本的な単語や、基礎文法などの問題も多いので、授業では初歩レベルの英語の解説や復習に力を
入れます。内容は日常生活やビジネスのコミュニケーションの英語ですから、英会話にも役立つことでしょう。
後期のこの授業は、前期に比べて、やや難易度が高くなり、中級レベルですが、ぜひ、連続して受講することをお勧
めします。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】未定
【参考書、その他教材】最初の授業で指示する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業内小テスト
期末試験 50%
50%、
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション (授業の目的と内容、TOEIC(IP)TEST について、テキストについて、授業の進め
方、予習復習について、出席について心構え、テストと評価)
テキスト:例題 I ~IV
【第2回】Unit 1 Eating Out 文法:動詞
【第3回】Unit 2 Travel
文法:動詞の時制(時制の一致)
【第4回】Unit 3 Amusement 文法:動詞の時制(時・条件の副詞節)
【第5回】Unit 4 Meeting
文法:代名詞
【第6回】Unit 5 Personnel
文法:不定詞
【第7回】Unit 6 Shopping
文法:動名詞
【第8回】Unit 7 Advertisement 文法:冠詞
【第9回】Unit 8 Daily Life
文法:名詞
【第10回】Unit 9 Office Work 文法:仮定法
【第11回】Unit 10 Business
文法:分詞
【第12回】Unit 11 Traffic
文法:関係詞
【第13回】Unit 12 Finance
文法:接続詞
文法:前置詞
【第14回】Unit 13 Media
【第15回】まとめ
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44 -
海外事情@HH@International Studies
選択2単位
1年次集中
@@アラン・デイビット
@CODE@c1216711104-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
1.英会話の向上。
2.学生をイギリスの文化に紹介すること。
〔学習内容〕
@BB@
授業は3月、3週間に渡ってイギリスで行います。学生は英会話を勉強しながらイギリスの名所を訪れます。11月
には希望者のために説明会があります。
*この科目の履修の手続きは11月の説明会以降に行います。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
やる気ある学生が誰でも参加できます。英語のレベルは全然関係ありません!ほんど英語できない学生が安心で留学
できます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】現地に着いてから教材を配ります。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業参加など。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
Day 1.
成田発―ロンドン到着 歓迎会
Day 2.
説明会 Free Time
Day 3.
ロンドン市内観光 英会話
Day 4.
英会話 Windsor 市内観光
Day 5.
英会話 イギリス人の家庭訪問
Day 6.
ロンドン 大英博物館等
Day 7.
オクスフォーッド到着 英会話
Day 8.
オクスフォーッド市内観光
Day 9.
英会話 自由時間
Day 10. Stratford upon Avon の日帰り観光
Day 11. 英会話 Free Time
Day 12. Free Time 英会話
Day 13. Bath の日帰り観光
Day 14. 英会話
Sports: 水泳 ゴルフ 乗馬
Day 15. ロンドン市内観光
Day 16. 英会話 English Tea Time
Day 17. Tower of London ミュージカル
Day 18. ロンドンでの Free Time 英会話
Day 19. 英会話 帰国の準備 別れ会
Day 20. Heathrow 空港免税店での買い物
Day 21. 成田到着
*詳しいことは11月の説明会の時に知らせます。
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45 -
卒業研究・輪講@HH@Undergraduate Research
選択8単位
& Colloquium
4年次集中
@@清水
弘幸、 市川 文男、 小林 郁夫
@CODE@c1217151101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
実社会では大学で習得した学識がそのまま役立つわけではなく全てが応用問題といえます。卒業研究では、各自が関
心の深い研究室に所属し、研究課題を自らから設定し、課題を解決すべき方法を考え、実行しその結果を卒業研究論文
としてまとめることにより知識の応用力、問題に対処する能力、表現力を身につけます。
また配属された研究室で、卒業研究の指導教員の下に、卒業研究に関連した図書、文献、論文などの講読を行い、専
門知識を理解する能力を高めます
〔学習内容〕
@BB@
卒業研究テーマを、「7.授業の形式・計画」に基づいて選び、指導教員の下に研究テーマに関連した図書、文献、
論文などの講読を行うとともに、研究計画書を作成して各自の研究を進めます。研究の実施後に卒業論文を作成します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
研究課題を自ら設定し、その結果を卒業研究論文としてまとめるため、知識の応用力、問題に対する対処する能力、
表現力が要求されます。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】卒業研究のテーマ、輪講の内容によって、担当の教員によって指示されます。
【参考書、その他教材】卒業研究のテーマ、輪講の内容によって、担当の教員によって指示されます。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
卒業研究論文の内容、卒業研究発表会の結果を総合して、評価します
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
卒業研究テーマ(下記の卒研テーマと輪講について各領域の教員が指導します)
(1)卒研テーマ:1.グラフ理論の応用、初等整数論
2.マイクロコンピュータによる制御の研究
輪講:卒業研究のテーマ別にグラフ理論、マイクロコンピュータのテキストと文献を輪読します。
(2)卒研テーマ:1.WEB+DBシステムの開発
2.ゲーム感覚の学習システムの開発
3.コンピュータセキュリテイの研究
輪講:卒業研究のテーマに関連する文献を輪読します。
(3)卒研テーマ:1.アルゴリズムとプログラムの作成に関する研究
2.3Dモデリングとシミュレーションに関する研究
3.レコード大賞受賞曲の明暗イメージに関する研究
輪講:C 言語・Javaでのプログラム作成演習を行うと同時に,卒業研究に関する文献を輪読します.
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46 -
教育原理@HH@Principle of Education
選択2単位
1年次前期
@@鐵本
和弘
@CODE@c1290200001-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
教員免許の取得に必要な科目です。
教職を志望する学生の入門的・基礎的知識の修得を目指します。高年次において履修する専門科目の基礎・基盤とな
る科目です。
〔学習内容〕
@BB@
教育の機能、教育の本質、教育の目的、学校の存在意義、学力とは?、学習することの意味、授業原理、現代の教育
問題など教育全般について基礎的・原理的な説明をします。講義が中心ですが、適宜、課題についてレポートの提出等
を求めます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
教員免許状の取得、かつ、教員採用試験の合格をめざしてのレベルで行います。
教育原理は、教職に関する科目の入門・基礎をなすものです。教員免許状取得に必要な科目すべてと関わります。
受講者は、自分自身のこれまでの学校教育での体験を想起し関連づけながら、また、自分を教師の立場において、実
践的観点に留意して学習するようにしてください。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】田嶋 一 他3名共著 『やさしい教育原理』
(新版補訂版)有斐閣 2011.11
【参考書、その他教材】寺下 明 著「教育原理」ミネルヴァ書房2003. 5
柴田 義松 編『新・教育原理』有斐閣 2009.12
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験、提出物、取り組み態度・意欲等を総合して評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目、学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
[第1回]オリエンテーション
・授業の意義、授業の進め方
[第2回]教育とは
[第3回]学校とは(1)
[第4回]学校とは(2)
[第5回]学力とは
[第6回]学習の意義
[第7回]教育評価とは
[第8回]授業の可能性(授業の原理)
・学校の可能性
[第9回]教職論
[第10回]青年期と教育
[第11回]社会教育と生涯学習
[第12回]子どもの権利と学習権
[第13回]現代の教育問題・学校の直面する課題
[第14回]生活指導の在り方
[第15回]まとめ
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47 -
教職概論@HH@Introduction of The Teaching Profession
選択2単位
1年次前期
@@鐵本
和弘
@CODE@c1290055501-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
教職の意義、教師の使命や職務内容、教師に求められる資質・能力等、教職に関する基本的な認識を深めるとともに、
教職を目指す意志をより確かなものにすることをねらいとする。
そのために教職に関する基本的な事項を理解し、学校現場での教師の仕事内容等を具体的にイメージすることができ
ることを目標とする。
〔学習内容〕
@BB@
教師の実際の仕事内容及び教師が置かれている現状や課題を理解しながら、教師に求められる資質・能力とは何か、
その役割や専門性とは、どのようなものかを考察する。また、教育実習や教員採用選考との関連も重視する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
基礎的・基本的な内容とし、関連科目は「教育原理」
・「教育制度論」。
教科書等により予習し課題意識を持って受講する。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】佐藤晴雄著「教職概論」第3次改訂版
学陽書房
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績、提出物・小テスト・取り組み状況などにより総合的に評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
・授業計画の説明、授業の進め方と受け方等。
【第2回】教職とは何か、教職の意義、教職の可能性。
【第3回】教職観と理想の教師像
【第4回】教師と教員養成の歴史
【第5回】教員の任用と服務
【第6回】教師の役割と仕事の実際(その特殊性、複雑さと忙しさ)
【第7回】管理職・各主任等の役割
【第8回】学校の組織と職場環境
【第9回】現代の教育問題
【第10回】教師の資質・能力の向上と研修
【第11回】これからの教師に期待されるもの
【第12回】教育実習の意義と心得
【第13回】教職への進路選択と教員採用選考
【第14回】面接・模擬授業にどう臨むか
【第15回】まとめ
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48 -
教育制度論@HH@Educational Organization and Administration
選択2単位
2年次後期
@@鐵本
和弘
@CODE@c1290053101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
教育に関する社会的、制度的及び経営的事項について,具体的な今日的課題等を取り上げながら理解するとともに、
特に学校教育制度のあり方について考察し学習する。
特に学校教育に関わる法体系及び基本的な用語など、教職に必須と考えられる知識を確実に習得することを目標
とする。
〔学習内容〕
@BB@
生涯学習体系、近年の教育改革の動向、諸外国の教育制度、人権と教育制度などの講義を基にして、我が国の教育制
度の現状と課題について理解するとともに、特に学校教育制度のあり方を考察する。教育関係法規に関する基礎知識を
理解できるよう配慮する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
概要の基礎的理解。教職概論や教育原理などの科目と関連させながら学習する。
次時に学習する内容について教科書で予習すると共に学習内容に関連する具体的な事項(事象)を新聞等で収集して
おく。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】北野秋男編著「わかりやすく学ぶ教育制度」啓明出版
2100円
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績、提出物・小テスト・取り組み態度などを総合して評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
・授業の進め方・受け方、テキストの説明等。
【第2回】学校の制度と組織
【第3回】教室内の制度と組織
【第4回】学校歴偏重から生涯学習への移行
【第5回】私立学校の制度と組織
【第6回】日本の公教育政策と教育制度
【第7回】日本の中央・地方の教育制度
【第8回】諸外国の教育制度1(アメリカ合衆国)
【第9回】諸外国の教育制度2(アジア)
【第10回】人権と教育制度1(在日外国人の教育と人権)
【第11回】人権と教育制度2(ジェンダー問題と女子教育)
【第12回】人権と教育制度3(不登校問題等)
【第13回】教育情報と情報公開制度
【第14回】教育制度改革の動向
【第15回】まとめ
-
49 -
教育課程論@HH@Curriculum Construction
選択2単位
2年次前期
@@神山
正弘
@CODE@c1290087401-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
教育課程とは学校で学ぶ児童・生徒・学生の学習内容をいうが、そこで学習が実現して初めて生きた教育課程となる。
したがって、学問文化芸術等の人類の達成を教育学的に再構成した教科および生徒の実態や学習能力の発達を踏まえた
教育方法が必要となる。これらは当然に社会(国家及び地域社会)の要請を踏まえたものでなければならない。このよう
なカリキュラム編成の原理と方法を身に付けることが本講義の目的である。
〔学習内容〕
1
2
3
4
5
6
@BB@
教育の目的の変遷と現状
教育課程の歴史と現状
教育課程の編成原理
諸外国の教育課程
近代日本の教育課程
現代日本の教育課程
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
教育学、教育心理学に関する基礎的知識が必要である。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】ガイダンス段階で指示する。
【参考書、その他教材】田中耕治他著『新しい時代の教育課程』第3版
山崎準二編『教育課程』教師教育テキストシリーズ9 学文社
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
期末試験において所定の成績を示すこと。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
教育課程とは
教育課程の編成とは
現代日本における教育課程の現状
20世紀における教育課程編成原理の変遷
近代日本における教育課程の編成原理
現代日本における教育課程の編成原理
教育課程編成における社会の要請の考察
教育課程編成における子どもの実態の探求
こどもにおける科学の論理と生活の論理
教科の構成原理とその変遷
学校における教育課程の編成
学習指導要領と地方自治体の教育課程編成
教師の教育実践と教育課程
教育課程と教育評価
まとめ
-
50 -
有斐閣アルマ
教育方法・技術論@HH@
選択2単位
2年次前期
@@中村
清二
@CODE@c1290087501-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
人間の教育・学習は、慣習・文化・制度に依存しています。慣習や文化は「見えない教育」ともいわれ、一方、学校
等の教育機関は「見える教育」といわれます。さらに重要なことは、人間の「発達段階」によって慣習や文化や制度の
働きかけ(機能)は変化します。
現代において教育の中心は学校ですが、それは社会の文化や慣習に依拠して初めて機能します。そうした社会に依存
する教育の仕組みを理解し、そこで働く教師にとって重要な知識や技法を学習します。
〔学習内容〕
@BB@
子どもたちの「学びの世界」をより豊かなものにしていくために、教育方法学の最新の知について概説的な講義を行
います。また、実践像をリアルにイメージできるよう、具体的な事例に触れます。 なお、受講者数にもよりますが、
グループ学習を取り入れます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
適宜資料を配布するので、資料とシラバスを参照して、予習、復習をすること。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストはとくに指定しません。講義中に適宜紹介します。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
毎回提出を求める「リアクションペーパー」(講義であつかった教育問題への受講者の回答とその根拠など)とレポ
ート(50%)と期末試験(50%)により評価します。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目、司書教諭
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】
【第2回】
【第3回】
【第4回】
【第5回】
【第6回】
【第7回】
【第8回】
【第9回】
【第10回】
【第11回】
【第12回】
【第13回】
【第14回】
【第15回】
オリエンテーション,
学校/教室をとりまく現代社会,
教育方法の課題,
授業のデザイン,
教育実践、実践記録からみえる教育方法の実際(1),
教育実践、実践記録からみえる教育方法の実際(2),
教育実践、実践記録からみえる教育方法の実際(3),
教育方法の探求,
教育方法の歴史(1),
教育方法の歴史(2),
教育方法の歴史(3),
授業研究の意義,
教職の専門性と協働の課題,
教職の今日的課題と教育実践の可能性,
本講義のまとめ
-
51 -
総合演習@HH@
選択2単位
3年次後期
@@松村
俊紹
@CODE@c1290082201-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
卒業後に教師を志望する学生のために教師になるということは、どのような問題があるかを理解させ、それに向けて
どのような準備をすればよいかを学生に考えさせ又履修カルテの活用方法についても学び、
目的達成にために準備する。
〔学習内容〕
@BB@
現在の教師に最低限必要な知識・常識・教養について、学習し習得する。
習得のため授業の中で小テストを実施する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
知識の習得がかなりの割合を占めるので、予習・復習が必要である。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】全体で使用するテキストは特にない。全体で使用する教材は授業の中で配布する。
【参考書、その他教材】中学校学習指導要領解説 特別活動編 総則編
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業の中で小テストを行う。その他受講態度などを総合的に勘案して決定する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
「第1回」授業の目的(教師とは)
「第2回」各自教師になるためにどのような知識・教養が欠けているかを理解させる。
「第3回」教師の一日の仕事について理解させる。
「第4回」各都道府県が要求している教師の知識能力を理解する。
「第5回」各都道府県が掲げている望ましい教師像について理解する。
「第6回」社会人として必要な基礎能力(学力)の習得
「第7回」社会人として必要なマナー、常識、応用力について理解させる。
「第8回」同上、小テスト
「第9回」教師に必要な基礎学力の習得
「第10回」教師に必要な学校の組織、分掌について理解させる。
「第11回」同上、小テスト
「第12回」教師に必要な技能の習得
「第13回」同上、小テスト
「第14回」教師に必要な保護者との対応について
「第15回」授業のまとめ
-
52 -
道徳教育の指導法@HH@Moral Education
選択2単位
1年次後期
@@神山
正弘
@CODE@c1290083501-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
子ども・青年の道徳・倫理に関わる意識・行動の現状や課題を踏まえ、中学校の段階を中心に学校における道徳教育
の在り方や指導方法を学ぶことを目的とします。
社会規範としての道徳は、慣習や法と関連しながら、人間の行動・行為を決定します。この中で道徳は、良心をくぐ
った価値判断に基づく行動・行為であり、人間社会の存立にとって不可欠なものです。道徳性の発達の理論、道徳教育
の基本原理を踏まえ、現代における道徳教育の課題を追求します。
〔学習内容〕
@BB@
道徳教育の前提となる子どもの現状と発達の課題、社会的諸価値等を検討し、道徳教育の内容や歴史などについて講
義を行います。また、道徳の時間の実践例などを参考にして、道徳教育の在り方、指導計画や展開の仕方を考えていき
ます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
教育学、社会学の基礎知識が必要となる。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】「中学校学習指導要領解説 道徳編」
(文部科学省)
【参考書、その他教材】井ノ口淳三編 『道徳教育』教師教育テキストシリーズ11
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験およびレポートを総合して評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション:社会規範としての道徳
【第2回】教育とは何か―教育の機能と実際
【第3回】道徳性の発達構造
【第4回】道徳の教育―徳は教えられるか―
【第5回】道徳教育の方法
【第6回】道徳教育の内容1 貨幣と人間
【第7回】道徳教育の内容2 生産と人間
【第8回】道徳教育の内容3 余暇と人間
【第9回】道徳教育の内容4 性と人間
【第10回】道徳教育の内容5 国家と人間
【第11回】学制と道徳教育、教育勅語下の道徳教育
【第12回】戦後改革と民主的国民教育
【第13回】現代日本の教育課程と道徳教育
【第14回】学習指導要領における道徳教育
【第15回】道徳の時間の指導案の検討とまとめ
-
53 -
学文社
道徳教育の指導法@HH@Study on Moral Education
選択2単位
1年次後期
@@鐵本
和弘
@CODE@c1290083502-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
青少年の道徳・倫理に関わる意識・行動の現状や課題を踏まえ、中学校段階を中心に、学校における道徳教育の在り
方や指導方法を学ぶことを目的とする。
道徳教育の重要性を認識するとともに、「道徳の時間」の学習指導案を作成し模擬授業が展開できるようになること
を目標とする。
〔学習内容〕
@BB@
道徳教育の前提となる子どもの現状と発達の課題、社会的諸価値等を検討し、道徳教育の内容や歴史などについて学
習する。また、「道徳の時間」の授業実践例などを参考にして、道徳教育の「学習指導案」を作成し模擬授業を展開し
指導方法を実践的に学ぶ。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
指導内容・指導計画・指導方法等、道徳指導を行うための基本的な事項を内容とする。
常に具体的な事例を通して学習できるようにするために、道徳教育に関連すると思われる社会的な事件・事故等の情
報を新聞等で収集し、課題意識をもち自らの道徳性を高めながら学習する。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
【使用テキスト】「中学校学習指導要領解説
@DD@
道徳編」平成20年9月(文部科学省)
日本文教出版139円
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験の成績、提出物(学習指導案等)・模擬授業等の取り組み状況等により総合的に評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】オリエンテーション
・授業計画の説明、授業の進め方と受け方
・道徳教育とは何か
【第2回】道徳教育をめぐる子ども・青年の現状と発達課題
【第3回】道徳教育の前提となる社会的価値等の検討
【第4回】道徳教育の歴史
【第5回】諸外国の道徳教育
【第6回】学習指導要領(1)
・道徳教育の目標、内容の基本的性格・視点・項目。
【第7回】学習指導要領(2)
・道徳教育の指導計画、各教科・特別活動・総合的な学習の時間との関連。
【第8回】学習指導要領(3)
・生徒指導と道徳教育、家庭・地域との連携
【第9回】「道徳の時間」学習指導案の作成の仕方、模擬授業を想定した人間関係づくり。
【第10回】「道徳の時間」学習指導案の検討1(モデル案の読み取りと加除修正)
【第11回】「道徳の時間」学習指導案の検討2
(モデル案を基にしたオリジナル展開案の作成)
【第12回】模擬授業1
【第13回】模擬授業2
【第14回】模擬授業3
【第15回】まとめ(模擬授業展開後の反省と指導案の修正)
-
54 -
特別活動の指導法@HH@
選択2単位
1年次後期
@@松村
俊紹
@CODE@c1290083601-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
社会や学校の変化により学校教育の推進、とりわけ週五日制の下での教育活動の展開という観点から教科外学習のひ
とつである「特別活動」の内容構成について今見直されている。
「生きる力」がよりいっそう求められる社会現状の中
にあって、さらにそれらについて理解を深め、目標を達成するための指導法と実践力を身につける。
〔学習内容〕
@BB@
生徒会活動、学級活動、学校行事など様々な内容を理解し特別活動の役割、集団形成に必要な技術を学ぶ。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
生徒・進路指導法
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
【使用テキスト】中学校学習指導要領解説
@DD@
特別活動編(文部科学省)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
授業の中での課題プリント及び受講態度などを総合的に勘案して決定する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
[第1回]
・オリエンテーション(授業の進め方)
・特別活動の現状と意義
・中学校学習指導要領・総説について
[第2回]
・中学校学習指導要領(目標・特別活動の基本的性格)
[第3回]
・中学校学習指導要領(学級活動)
[第4回]
・中学校学習指導要領(生徒会活動)
[第5回]
・中学校学習指導要領(学校行事の特質)
[第6回]
・中学校学習指導要領(生徒指導と教育相談)
[第7回]
・中学校学習指導要領(指導計画作成の配慮事項)
[第8回]
・中学校学習指導要領(総合的学習の時間の取扱い)
[第9回]
・中学校学習指導要領(ガイダンスの機能の充実)
[第10回]
・中学校学習指導要領(地域社会の人々との交流)
[第11回]
・中学校学習指導要領(自然体験、社会体験、社会福祉活動)
[第12回]
・中学校学習指導要領(特別活動と学校づくり)
[第13回]
・中学校、高等学校の教育課題と特別活動への期待その1
[第14回]
・中学校、高等学校の教育課題と特別活動への期待その2
[第15回]
・まとめ
-
55 -
生徒・進路指導法@HH@Educational and career guidance
選択2単位
1年次前期
@@松村
俊紹
@CODE@c1290083701-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
ひとりひとりの生徒の個性の伸長を図りながら、同時に社会的な資質や能力・態度を育成し、さらに将来において社
会的に自己実現できるような資質・態度を形成していくための指導援助を行うものである。このねらいを達成するため
に、生徒の生活上の様々な問題を分析し、ケースバイケースで問題を未然に防ぐ生徒指導や、それぞれの悩みに応じた
進路指導のあり方解決の方法を学習する。
〔学習内容〕
@BB@
中学校・高等学校における不登校、いじめ、非行、怠学の現状など、教育的ニーズの問題について事例をもとに理解
し、教育相談、家庭相談などの視点から指導法を学ぶ。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
特別活動の指導法
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
【使用テキスト】中学校学習指導要領解説
@DD@
特別活動編(文部科学省)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
課題プリント提出及び受講態度などを総合的に勘案して決定する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
[第1回]
・オリエンテーション(授業のうけ方、テキスト説明など)
・現在の学校教育と生徒をとり巻く環境
[第2回]
・中学校 ・高等学校における不登校の背景・対応
[第3回]
・中学校 ・高等学校におけるいじめの要因と対応1
[第4回]
・中学校 ・高等学校におけるいじめの要因と対応2
[第5回]
・中学校 ・高等学校における問題行動とは何か、非行・怠学の把握
[第6回]
・中学校 ・高等学校における学級崩壊
[第7回]
・中学校 ・高等学校における性教育
[第8回]
・中学校 ・高等学校における学校文化と進路指導
[第9回]
・中学校 ・高等学校における特別支援教育
・中学校 ・高等学校における障害のある生徒の教育と課題
[第10回]
・キャリア教育の推進と生徒・進路指導(望ましい勤労観、職業観を身につけさせるには)
[第11回]
・キャリア教育の推進と生徒・進路指導(生きること、働くことへの意欲・関心を高めるには)
[第12回]
・学校の危機管理
[第13回]
・中学校 ・高等学校における教育相談と生徒・進路指導
[第14回]
・中学校 ・高等学校が目指す地域との連携1(ボランティア活動その他)
[第15回]
・中学校 ・高等学校が目指す地域との連携2(キャリア教育その他)
-
56 -
教育実習Ⅰ@HH@Practice of Teaching I
選択1単位
4年次集中
@@望月
明人、 鐵本 和弘、 眞瀬垣 啓
@CODE@c1217333101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
教員免許状を取得するために必須の科目である。教職についての理解を深め、事前指導では、これまで学んできたこ
とを確認し、教育実習が円滑に行われるよう、学校において必要とされる実践的な指導力を身につけさせるとともに、
学校という教育組織のなかで適切な行動がとれるようにする。
事後指導では、実習校で学んだ貴重な体験をさらに深め、教師になることの意義と教師に求められる能力の向上を目
指すことの必要性を自覚させる。
〔学習内容〕
@BB@
事前指導では、教育の意義、教師の役割などを再度学び、確認する。その上で、教育実習の意義、教科の指導案・指
導方法・教材研究・特別活動の指導など教育実習に必要な知識・技術が身についているかどうかを確認する。
事後指導では、教育実習の体験を踏まえ、
「良い教師とは何か?」
「良い授業とは何か?」という観点から、あらため
て教師になるための能力・資質・心構えなどについて考える。
教育実習の事後指導では,実習校で学んだ貴重な体験をさらに深め,教師としての能力・資質を磨くよう努力しなけ
ればならない。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
受講者は、原則として、教科・教職に関する科目など教育実習を適切に行うのに必要な単位を修得していること。教
職課程に関する科目のほか、幅広い教養が求められるので、現実の教育問題について関心を持ち、指導力を高めたり、
自分なりにその解決策を考えたりすること。
「教育実習Ⅰ」は、「教育実習Ⅱ」「教育実習Ⅲ」と一体であることに留意する。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】文部科学省『中学校学習指導要領』
・『高等学校学習指導要領』
【参考書、その他教材】帝京平成大学教職課程編『教育実習記録』
、教育法令集のほか、授業において紹介する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
教育実習校における実習、授業における応答・態度、提出物・試験などにより総合的に評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目、レクリエーション・インストラクター
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【受講するうえでのマナー】
教育実習と同じようにスーツ(男性はネクタイ)着用のうえ受講すること。頭髪なども教師としてふさわしいものに
変える。教師としての資質に欠ける行動(遅刻・欠席・私語・居眠り・携帯電話の使用など)があれば,即刻受講の停
止を命ずる。理由が曖昧な遅刻・欠席などは認めない。
【第1回】教師とは?
【第7回】学習指導案2
①教職の意義,教育の原点を確認する。
①学習指導案の作成
②教育実習の心得
②ディスカッション
③教師の職務,教師として求められる能力などについ 【第8回】
て受講者の見解を求める。
①教育実習におけるトラブル事例
【第2回】教育実習概論
②教育法規の確認
①教育実習の目的
教育実習事後指導
②教育実習の意義
【第9回】教育実習の反省会
③教育実習の歴史
①実習校からのコメント
【第3回】教壇に立つための準備
②研究授業の反省
①教育実習の基本的な態度
【第10回】教育実習を終えて
②教育実習の課題
①教育実習を経験したうえでの教師観の変化について
③教科指導以外の仕事(道徳・総合的な学習の時間の (ディスカッション)
指導・その他)
【第11回】教育実習を終えて
④教科指導以外の仕事(学級経営・学級事務その他)
①教育実習を経験したうえでの教育観の変化について
⑤教科指導以外の仕事(特別活動の指導など)
(ディスカッション)
【第4回】中学生・高校生とは?
【第12回】理想の教師とは?
①中学生・高校生の発達の特徴と実態
事例を踏まえたディスカッション
②教育実習生の立場
教師に求められている能力・資質の確認
③中学生・高校生が教育実習生に求めるもの
【第13回】理想の授業とは?
【第5回】教育実習の基本
事例を踏まえたディスカッション
①学習指導要領の確認
授業(成功例と失敗例)の改善について
②教育実習生の心構え
【第14回】なぜ,教師を目指すのか?
【第6回】学習指導案1
レポート作成
①学習指導案の作成
【第15回】課題・発展学習
②ディスカッション
教師に求められている能力・資質
※講座は数名の教員が輪講する形式で行う。
※専門教科に分かれて授業を行うことがある。
-
57 -
教育実習Ⅱ@HH@Practice of Teaching II
選択2単位
4年次集中
@@望月
明人、 鐵本 和弘、 眞瀬垣 啓
@CODE@c1217334101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
(1)教育関係の法令、学習指導要領などに基づき,教師としての自覚および使命感を認識する。
(2)教室で学ぶすべての生徒を授業に参加させるための能力を実践の場で養う。
(3)教育現場において求められる生活指導など多岐にわたる教師の役割・義務などを自覚する。
(4)教師としてふさわしい生徒とのコミュニケーション能力を身につける。
(5)クラブ活動や教室の掃除等に積極的に参加し,全人的な教育に関する能力・資質を磨く。
〔学習内容〕
@BB@
教育実習校の教育実習カリキュラム等による。
教育実習に関わる期間は,数年間に及ぶ教育に関する講義・演習の総決算とも言い得る。能力・技術・資質などのす
べてが備わっていなければならない。
研究授業では,板書・配付するプリント・目の配り方・発声法など教師として必要な能力・技術について問われる。
その後の反省会では,不足している点や今後努力して身につける点などが指摘される。実習生は,それらについてどの
ように改善するか検討し,教員としての技術・能力の向上に努めなければならない。
教育実習を通して,
「教育とは何か?」
「教師に求められている能力とは何か?」といった問題についても,生徒との
関わりの中で真摯に向き合い,理想の教育に近づくよう自分なりの努力を必要とする。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
教育実習生は,教師として教壇に立つ。そのため,専門教科に関する能力や言語能力だけではなく,生徒指導をする
ことができるだけの教育観と実践的能力を持っていなければならない。また,深夜に及ぶ教材研究などに耐える体力も
必要である。教育実習Ⅰとセットである。
関連科目
・教育実習Ⅰ
・該当する教科教育法Ⅰ・Ⅱ、その他教職関連科目
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】文部科学省『中学校学習指導要領』
『高等学校学習指導要領』
【参考書、その他教材】帝京平成大学教職課程編『教育実習記録』
、教育法令集のほか、授業において紹介する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
教育実習記録、実習校評価、研究授業などに基づき、総合的に評価をする。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目、レクリエーション・インストラクター
〔授業の形式・計画〕 @GG@
実習校の実習カリキュラムにより行なわれる。教育実習校の指示に従うこと。
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58 -
教育実習Ⅲ@HH@Practice of Teaching III
選択2単位
4年次集中
@@望月
明人、 鐵本 和弘、 眞瀬垣 啓
@CODE@c1217335101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
「教育実習Ⅲ」は、中学校・高等学校教員免許状を取得するうえで必要な実習である。学校活動の実習の体験を踏ま
え、教師としての役割を確認し、能力を伸ばすことを目的とする。
実習生は、生徒とのコミュニケーションを充分に図り、教育の現場においてふさわしい信頼関係を築くよう求められ
る。
〔学習内容〕
@BB@
教育実習校の教育実習カリキュラム等による。
教育実習に関わる期間は,数年間に及ぶ教育に関する講義・演習の総決算とも言い得る。能力・技術・資質などのす
べてが備わっていなければならない。
研究授業では,板書・配付するプリント・目の配り方・発声法など教師として必要な能力・技術について問われる。
その後の反省会では,不足している点や今後努力して身につける点などが指摘される。実習生は,それらについてどの
ように改善するか検討し,教員としての技術・能力の向上に努めなければならない。
教育実習を通して,
「教育とは何か?」
「教師に求められている能力とは何か?」といった問題についても,生徒との
関わりの中で真摯に向き合い,理想の教育に近づくよう自分なりの努力を必要とする。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
「教育実習Ⅰ」とセットである。
教育実習生は,教師として教壇に立つ。そのため,専門教科に関する能力や言語能力だけではなく,生徒指導をする
ことができるだけの教育観と実践的能力を持っていなければならない。また,深夜に及ぶ教材研究などに耐える体力も
必要である。 関連科目
・教育実習Ⅰ
・該当する教科教育法Ⅰ・Ⅱ、その他教職関連科目
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】各実習校で配布・貸与されるものを使用する。
【参考書、その他教材】文部科学省『高等学校学習指導要領』
、帝京平成大学教職課程編『教育実習記録』、教育法令集
のほか、授業において紹介する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
各学校から提出される成績報告に、出勤状況、実習記録の記載内容などを加味して、大学側で最終的な評価を行う。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
実習校の実習カリキュラムにより行なわれる。
-
59 -
介護体験実習Ⅰ@HH@Experiment on Nursing and etc.Ⅰ
選択1単位
3年次集中
@@中川
治朗
@CODE@c1290083801-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
今、世界はノーマライゼーション社会の構築に向けてつき進んでいます。そのためには国民全ての人が社会的ハンデ
ィーのある人達への深い理解が必要です。教員を目指す人には教員の使命・資質として、個人の尊厳と社会連帯の理念
を深めることを目的として、障害者、高齢者等に対して行われる介護、介助、交流等の体験活動が求められています。
将来、教員あるいは社会人となったとき、ここで学んだ知識、技能を障害者や高齢者等に対する理解・啓発につなげ
ていくことを期待する。
〔学習内容〕
@BB@
介護等体験を行うために大学で事前指導を受け、特別支援学校、社会福祉施設等について概要を学ぶ
特別支援学校について
・障害の種別と児童生徒の実態
・障害種別(個人)に応じた教育
社会福祉施設について
・社会福祉とは 施設の種類
・実習の様子(DVD)
事前指導では特別支援学校・社会福祉施設の様子、介護等に必要な基礎知識を学ぶ。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
特別支援学校・社会福祉施設の基礎知識(障害について
教員免許状(義務教育)取得のために必要な科目
@CC@
関連法規)
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】介護等体験ガイドブック「フィリア」
(全国特別支援学校長会)ジアース教育新社
体験報告書「介護体験実習Ⅰ・Ⅱ日誌」(授業の中で配布)
【参考書、その他教材】特別支援学校学習指導要領解説 文部科学省
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
事前指導での小テスト
課題レポート
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科又は教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回 オリエンテーション
介護等体験実習の意義
介護等体験実習の心構えについて
第2回 特別支援学校の事前学習①
障害の種別と児童生徒の実態
特別支援学校(盲、聾、肢体不自由)
第3回 特別支援学校の事前指導②
特別支援学校(知的障害について)
第4回 特別支援学校の事前指導③
千葉県立槇の実特別支援学校について(実習予定校)
第5回 社会福祉施設等の事前指導①
社会福祉施設とは
第6回 社会福祉施設等の事前指導②
児童養護施設について
第7回 社会福祉施設等の事前指導③
体験実習について
第8回 まとめ
課題レポートの作成
-
60 -
介護体験実習Ⅱ@HH@Experiment on Nursing and etc.Ⅱ
選択1単位
3年次集中
@@中川
治朗
@CODE@c1290083901-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
教員の資質として、個人の尊厳と社会連帯の理念を深めることを目的として障害者、高齢者等に対して行われる介護、
介助、交流等の体験活動。
将来教員あるいは社会人になったとき、ここで学んだ知識・技能を障害者や高齢者に対する理解啓発活動につなげい
くことに期待する。
〔学習内容〕
@BB@
介護等体験Ⅰで学んだことを受け、特別支援学校で2日以上、社会福祉施設で5日以上実習を行う。
学校や施設で学んだり生活している児童生徒、利用者さんの様子をよく知りどのような支援が必要なのかを体験を通
して学ぶ。
特に遊びや生活支援を通して交流を深めることが期待される。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
教員免許状(義務教育学校)取得のために必要な科目
特別支援学校、社会福祉施設の基礎知識(障害について
@CC@
関連法規等)
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】介護体験ガイドブック「フィリア」全国特別支援学校長編会(ジアース社)
体験報告書「介護体験実習(特別支援学校用)介護体験実習(社会福祉施設用)
」大学から配布
【参考書、その他教材】介護等体験Ⅰの授業で配布
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
課題レポート
実習記録および実習先からの報告
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科又は教職に関する科目
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回~第3回
特別支援学校での実習3日(学校での事前指導含む)
第4回~第8回
社会福祉施設での実習5日間
-
61 -
図書館サービス論@HH@
選択2単位
1年次後期
@@柴田
大輔
@CODE@c1290208001-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
図書館は本の貸出をするところだと思われがちですが、それは数ある図書館サービスの一つでしかありません。本科
目では図書館でどのようなサービスが行われているか理解し、利用者として図書館を有効に活用する手段を知ることを
目指します。
〔学習内容〕
@BB@
図書館で行なわれている様々なサービス(閲覧、貸出、レファレンス、児童サービスなど)について説明します。授
業は Microsoft PowerPoint で作成したスライドを見せながら講義形式で進めます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
図書館情報Ⅰと並び図書館関係の授業の基礎として位置づけられています。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストについては初回授業時に説明を行います。
【参考書、その他教材】『図書館学基礎資料 第十版』今まど子, 樹村房(2011)
『図書館情報学用語辞典 第3版』日本図書館情報学会・用語辞典編集委員会編著,丸善(2007)
『図書館ハンドブック 第6版補訂版』日本図書館協会図書館ハンドブック編集委員会編集,日本図書館協会(2010)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
小テスト30%(3%×10回)、定期試験70%とする総合評価により最終的な成績を決めます。定期試験は、虫食い穴
埋め形式、選択形式、記述形式など様々な形式で出題します。資料等の持ち込みは不可です。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンスと図書館サービスの意義
授業の方針と目的、内容、試験、成績の評価方法につい
て説明した後、図書館で行われるサービスの基礎について
解説します。
【第2回】図書館サービスの種類概観
図書館で行われているサービスの種類を簡単に紹介しつ
つ、
図書館員の利用者に対する姿勢についても説明します。
【第3回】図書館サービスの歴史とその変遷(図書館法制
定以降)
主に日本における図書館サービスの発展史について説明
します。
【第4回】資料提供サービス(貸出・予約サービスの流れ
と相互の関係)
図書館サービスのうち資料を提供するサービスの概要や
課題、注意点について説明します。
【第5回】情報提供サービス(レファレンスサービス、利
用案内、情報発信、講座・セミナー)
図書館サービスのうち情報を提供するサービスの概要や
課題、注意点について説明します。
【第6回】障害者サービス・高齢者サービス
図書館サービスのうち、障害者サービス・高齢者サービ
スについて説明します。
【第7回】児童サービス
図書館サービスのうち、児童向けに行われているサービ
スの種類と意義について説明します。
-
【第8回】課題解決型サービス・ビジネス支援
図書館サービスのうち、課題解決型とよばれるサービスお
よびビジネスパーソン向けのサービスについて説明します。
【第9回】そのほか特殊なニーズのサービス・多文化サー
ビス
図書館サービスのうち、多文化サービスや、矯正施設の
サービスについて説明します。
【第10回】図書館サービスの連携協力(図書館ネットワー
クの意義と形態)
図書館で行うサービスの質を高めるために行われる図書
館同士、または類縁機関との協力について説明します。
【第11回】図書館サービスと著作権
図書館サービスを行う上で特に注意が必要な「著作権」
の基礎について説明します。
【第12回】図書館サービスと接遇・コミュニケーション
利用者に対する接遇方法について説明し、練習もしても
らいます。
【第13回】図書館の評価 サービス関係指標
図書館のサービスを評価する指標について説明します。
【第14回】最新の図書館サービス
近年導入されつつある図書館の新しいサービスについて
説明します。
【第15回】まとめと展望
1回目から14回目までを振り返って図書館のサービスに
関する現状や課題をまとめて補足説明を行った後、今後の
展望について考えてもらいます。
62 -
情報サービス概論@HH@
選択2単位
1年次前期
@@柴田
大輔
@CODE@c1290208101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
図書館では資料を貸出すだけではなく「情報」を探す人を対象に様々な情報提供(情報サービス)を行なっています。
本科目ではそれら情報サービスの種類や意義、および情報の入手方法(情報検索のテクニックや役に立つ資料)につい
て理解をする事を目指します。
〔学習内容〕
@BB@
授業は Microsoft PowerPoint で作成したスライドを見せながら講義形式で進めます。図書館で行なわれる様々な情
報サービス(レファレンスサービスや情報検索など)について説明します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
レファレンスサービス演習より先に本科目を履修してください。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストについては初回授業時に説明します。
【参考書、その他教材】『図書館学基礎資料 第十版』今まど子, 樹村房(2011)
『図書館情報学用語辞典 第3版』日本図書館情報学会・用語辞典編集委員会編著,丸善(2007)
『図書館ハンドブック 第6版補訂版』日本図書館協会図書館ハンドブック編集委員会編集,日本図書館協会(2010)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
小テスト30%(3%×10回)、定期試験70%とする総合評価により最終的な成績を決めます。定期試験は、虫食い穴
埋め形式、選択形式、記述形式など様々な形式で出題します。資料等の持ち込みは不可です。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンス・図書館と情報サービス
授業の方針と目的、内容、試験および成績の評価方法に
ついて説明した後、本科目で学ぶ情報サービスの概要につ
いて解説します。
【第2回】情報社会と図書館における情報サービスの必
要性
先進諸国が置かれている「情報社会」について説明し、
情報社会においてなぜ情報サービスが必要となるのか、な
ぜ図書館が情報サービスを行う必要があるのか解説します。
【第3回】情報サービスの歴史と現状
情報サービスが発展してきた背景にはどのような事情が
あったのか、現在の情報サービスが図書館内外でどのよう
な位置づけられているのか説明します。
【第4回】情報サービスの種類(直接的サービス)
レファレンスサービス、レフェラルサービス、カレント
アウェアネスサービスなど、図書館利用者に直接情報提供
を行うサービスについて説明します。
【第5回】情報サービスの種類(間接的サービス)
情報サービスを行うための支援(設備や図書館員を整備
すること)ついて説明します。
【第6回】レファレンスサービスの理論①(情報探索行動
とレファレンスプロセス)
利用者が資料や情報を探す際の行動、図書館員が利用者
の依頼を受けて資料や情報を探す際の探索方法について説
明します。
【第7回】レファレンスサービスの理論②(事例の活用、
組織と担当者、サービスの評価等)
実際にレファレンスサービスを行う場合の方法や注意点
や、レファレンスサービスそのものの評価方法について説
明します。
-
【第8回】情報検索と情報検索技術の基礎
情報を探索する「検索」という行為の特徴や注意点につ
いて説明した後、コンピュータを使用した情報検索を行う
際のコツや、検索式の作成方法、検索結果の評価方法につ
いて説明します。
【第9回】情報検索技術の演習
論理演算子(AND、OR、NOT)を組み合わせて検索を実
行することに慣れてもらい、検索式の評価を体験してもら
います。
【第10回】索引語とシソーラス
情報検索を行う際に利用できる語である「索引語」と、
情報検索時に利用できる語などを集めた表である「シソー
ラス」について説明します。
【第11回】各種情報源の組織化
検索を可能にする「索引語」の作成方法について説明し、
情報検索の裏側を理解してもらいます。
【第12回】各種情報源の利用法と特性
情報サービスを行う際に役立つ資料の数々と、その特性
(特に一次資料と二次資料)について説明します。
【第13回】情報源となる資料の評価
情報サービスを行う際に役立つ資料(特に参考図書、ネ
ットワーク情報資源等)を複数選び、比較しながら評価し、
有用な情報源について考えてもらいます。
【第14回】発信型情報サービスの方法
近年発展している図書館からの情報発信について説明します。
【第15回】まとめと展望
1回目から14回目までを振り返って図書館で行われる情
報サービスに関する現状や課題をまとめて近年盛んになっ
ている情報サービスの形態について補足説明を行った後、
今後の展望について考えてもらいます。
63 -
レファレンスサービス演習@HH@
選択2単位
1年次後期
@@柴田
大輔
@CODE@c1290208201-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
図書館には利用者からの様々な質問が寄せられます。寄せられた質問に対し、回答を行うことをレファレンスサービ
ス(質問回答サービス)と呼びます。このサービスは質問を受け付ける側(図書館側)に高度なコミュニケーション能
力や調査能力が必要となります。そこで本科目ではレファレンスサービスを模擬的に行うことでコミュニケーション能
力と調査能力を身につけることを目指します。
〔学習内容〕
@BB@
レファレンスサービスを実践するための検索に関する基礎的な知識、役に立つ資料やウェブサイト、利用者への接遇
の練習、パスファインダーの作成などを実践的に行います。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
「情報サービス概論」を履修済みの学生を対象にした科目です。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストは使用しません
【参考書、その他教材】『レファレンスサービス演習』吉田右子, 勉誠出版
『インターネットで文献探索』伊藤民雄, 日本図書館協会
『図書館学基礎資料 第十版』今まど子, 樹村房(2011)
『図書館情報学用語辞典 第3版』日本図書館情報学会・用語辞典編集委員会編著,丸善(2007)
『図書館ハンドブック 第6版補訂版』日本図書館協会図書館ハンドブック編集委員会編集,日本図書館協会(2010)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
第7回から第11回、第13回、第14回に出題される課題の提出状況(10% × 7回)、および平常点(30%)を総合して評
価を行ないます。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンス、情報サービスの設計・構造
授業の方針と目的、内容、試験、成績の評価方法につ
いて説明します。
レファレンスサービスとは何か、気をつけなければなら
ないことは何かなども説明します。
【第2回】質問に対する検索と回答(質問の分析)
・レファ
レンスインタビューの技法
レファレンスサービスの構成要素や、レファレンスプ
ロセスについて説明します。
【第3回】レファレンス質問に対する回答と記録の方法
図書館に寄せられた質問に対する回答方法と記録方法
について説明します。
【第4回】レファレンスサービスにおける接遇
レファレンスサービスにおける利用者対応の演習を行
います。
【第5回】情報検索の技法と実際①
AND、OR、NOT 等の論理演算子の使い方と OPAC
や総合目録データベースの検索に関する演習を行います。
【第6回】情報検索の技法と実際②
論理演算子以外の演算子の使い方と文献検索システム
の検索に関する演習を行います。
【第7回】レファレンスサービスの実践①
○レファレンスツールの探索
○図書の探索(書誌・所蔵検索)
【第8回】レファレンスサービスの実践②
○事柄・事象に関する情報の探索
○言葉・文字に関する情報の探索
○日時・歴史に関する情報の探索
○場所・地理に関する情報の探索
-
【第9回】レファレンスサービスの実践③
○人物に関する情報の探索
○組織に関する情報の探索
○統計・政府・行政に関する情報の探索
【第10回】レファレンスサービスの実践④
○児童資料の探索
○新聞・雑誌の探索
○視聴覚資料・視覚障害者用資料の探索
○灰色文献の探索
【第11回】受講者同士の質問
2人組を作り、質問をする側と受ける側に分かれ、交
互に役割を交代しながら利用者対応の演習を行います。
受けた質問は第15回までに回答をしてもらいます。
(この回までに相手方に依頼する質問を考えておくこと)
【第12回】レフェラルサービス用資料の構築
レフェラルサービスで役立つ依頼先リストの実例を見
せ、構築方法について解説します。
【第13回】情報発信型サービス演習
パスファインダーの作成方法について説明した後、各
自で設定したトピックについてのパスファインダーを作
成してもらいます。
【第14回】レファレンス POP の作成
レファレンス用資料につけるPOP を作成してもらいま
す。
【第15回】反省・考察
これまでに行った調査の記録から各自反省や考察を行
い、レポートとして提出してもらいます。
※二人組みを作ったときに先に質問を行なう者をA、後
から質問を行なう者をBとします。
64 -
図書館資料論@HH@
選択2単位
1年次前期
@@柴田
大輔
@CODE@c1290208301-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
図書館では図書や雑誌がそろえられていますが、それ以外にも様々な資料が存在します。本科目では図書館でそろえ
る様々な資料の種類や特質、利用方法やコレクションとしての評価方法、および出版流通形態を理解することを目指し
ます。
〔学習内容〕
@BB@
図書館で揃える様々な資料の種類や特質、利用方法やコレクションとしての資料の評価方法、その出版流通形態につ
いて説明します。
授業は Microsoft PowerPoint で作成したスライドを見せながら講義形式で進めます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
専門資料論を履修する前に本科目を受講するのが理想的です。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストについては初回授業時に説明を行います。
【参考書、その他教材】『図書館学基礎資料 第十版』今まど子, 樹村房(2011)
『図書館情報学用語辞典 第3版』日本図書館情報学会・用語辞典編集委員会編著,丸善(2007)
『図書館ハンドブック 第6版補訂版』日本図書館協会図書館ハンドブック編集委員会編集,日本図書館協会(2010)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
小テスト30%(3%×10回)
、定期試験70%とする総合評価により最終的な成績を決めます。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンスと情報メディアの歴史
授業の方針と目的、内容、試験、成績の評価方法につい
て説明した後、図書館で資料として収集や提供される情報
メディア(≒資料)の歴史的変遷について説明します。
【第2回】情報資源の種別と特性①
図書館の収集対象である図書・雑誌・新聞などについて
説明します。
【第3回】情報資源の種別と特性②
図書館の収集対象である視聴覚資料・電子資料・ネットワ
ーク情報資源等について説明します。
【第4回】情報資源の種別と特性③
図書館の収集対象である電子資料・地域資料・行政資
料・灰色文献等について説明します。
【第5回】分野別専門情報資源①
大学図書館や専門図書館で収集される専門的な資料のう
ち、人文・社会分野の資料について説明します。
【第6回】分野別専門情報資源②
大学図書館や専門図書館で収集される専門的な資料のう
ち、科学・技術・医学分野の資料について説明します。
【第7回】図書館におけるコレクション形成の理論
図書館資料をコレクション(資料の集合体)としてまと
める方法のうち、資料の選択・収集・評価の理論について
説明します。
-
【第8回】コレクション形成の実際
図書館資料をコレクション化する際に必要な選択ツール
の利用方法、選定・評価方法について説明します。
【第9回】資料の管理プロセス①
資料受入から廃棄までの流れについて、資料選定基準・
廃棄基準とコレクション構築に役立つツールも合わせて説
明します。
【第10回】資料の管理プロセス②
資料の維持管理(補修)の方法について説明します。
【第11回】模擬的なコレクション構築
実際に小規模なコレクションを作るレポート課題を出し
ます。
【第12回】出版の基礎
出版用語や出版関係者の役割、印刷方法等について簡単
に説明します。
【第13回】出版と市場流通
出版物がどのようなルートを通り図書館へ来るのか、ま
た消費者へ届くのかを説明します。
【第14回】電子書籍の発展と技術的な基盤
近年出版流通に起きている変化、その中でも電子媒体で
の流通について説明します。
【第15回】まとめと展望
1回目から14回目までを振り返って図書館資源に関する
現状や課題をまとめて補足説明を行った後、今後の展望に
ついて考えてもらいます。
65 -
専門資料論@HH@
選択2単位
1年次後期
@@柴田
大輔
@CODE@c1290225101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
図書館には様々な資料を揃えますが、本科目では「様々な」と表現した資料のうち、専門的とされる資料について説
明します。専門的な資料というのは主に学術書などを指すため、学問分野や学問に携わる人間について知らなければな
りません。そこで本科目では学問・学術の世界とそのために必要な資料について理解することを目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
授業は Microsoft PowerPoint で作成したスライドを見せながら講義形式で進めます。前半は人文科学、社会科学、
自然科学のそれぞれについての領域の定義や研究者の行動パターンなどについて説明します。後半は知的財産権につい
ての基礎的な知識を身につけてもらいます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
本科目を受講する前に「図書館資料論」を履修済みであることが理想です。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストについては初回授業時に説明を行います。
【参考書、その他教材】『図書館学基礎資料 第十版』今まど子, 樹村房(2011)
『図書館情報学用語辞典 第3版』日本図書館情報学会・用語辞典編集委員会編著,丸善(2007)
『図書館ハンドブック 第6版補訂版』日本図書館協会図書館ハンドブック編集委員会編集,日本図書館協会(2010)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
小テスト30%(3%×10回)、定期試験70%とする総合評価により最終的な成績を決めます。定期試験は、虫食い穴
埋め形式、選択形式、記述形式など様々な形式で出題します。資料等の持ち込みは不可です。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンス・図書館資料の基礎
授業の方針と目的、内容、試験、成績の評価方法につい
て説明した後、図書館で扱われる資料の基礎的な知識につ
いて解説します。
【第2回】学問の分類体系、人文・社会・自然
専門資料として取り扱われる学術的な資料の説明に入る
前に、どのような学問が存在するのか説明します。
【第3回】専門資料の種類
専門資料の資料について説明します。
【第4回】一次資料と二次資料
資料の特性からみる一次資料・二次資料という違いにつ
いて説明します。
【第5回】専門資料の特性、流通
専門資料の出版・流通上の特徴を説明します。
【第6回】探してみよう専門資料
大学の附属図書館内に存在する専門資料を探してもらい
ます。
【第7回】研究者の日常・評価と電子ジャーナル
専門資料を必要とすることの多い、研究者の世界につい
て簡単に説明します。人文・社会・自然科学の違いについ
ても説明します
【第8回】学術雑誌のタイトル・内部構成・論文の構成・
コアジャーナルとIF
学術雑誌の構成や、図書館における雑誌選定法について
説明します。
-
【第9回】インターネット上で得られる専門資料
機関リポジトリなどのインターネット上で得られる専門
資料を実際に使ってみます。
【第10回】知的財産権とは
専門的な情報として扱われやすい知的財産の権利につい
て簡単に説明します。
【第11回】特許・実用新案について
知的財産の特許・実用新案権について簡単に説明します。
【第12回】商標について
知的財産のうち商標について説明し、特許庁が作成した
ビデオを見ます。
【第13回】意匠について
知的財産のうち意匠について説明し、特許庁が作成した
ビデオを見ます。
【第14回】著作権について
知的財産権の一種である著作権について説明します。
【第15回】まとめと展望
1回目から14回目までを振り返って図書館における専門
資料に関する現状や課題をまとめて補足説明を行った後、
今後の展望について考えてもらいます。
66 -
資料組織概説@HH@
選択2単位
1年次前期
@@柴田
大輔
@CODE@c1290208401-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
図書館には膨大な数の資料があり、
それらを雑然と並べてしまうとどこに何があるのかわからなくなってしまいます。
そのため図書館では資料を管理しやすく、かつ利用者が探しやすくするために数々の工夫を凝らしています。本科目で
は膨大な数にのぼる資料やデータに対し「管理・利用する為にどのような整理方法をとることができるのか」について、
図書館学の視点から学んでもらいます。
〔学習内容〕
@BB@
日本目録規則、日本十進分類法、基本件名標目表、シソーラスなどの資料を管理するためのルールや歴史を講義形式
で説明します。授業は Microsoft PowerPoint で作成したスライドを見せながら講義形式で進めます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
「資料組織演習」を履修する前に本科目を受講することが理想です。
図書館の専門用語が多く、難しく感じることもあるかもしれませんが勉強すればわかると思います。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストについては初回授業時に説明を行います。
【参考書、その他教材】『図書館学基礎資料 第十版』今まど子, 樹村房(2011)
『図書館情報学用語辞典 第3版』日本図書館情報学会・用語辞典編集委員会編著,丸善(2007)
『図書館ハンドブック 第6版補訂版』日本図書館協会図書館ハンドブック編集委員会編集,日本図書館協会(2010)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
小テスト30%(3%×10回)、定期試験70%とする総合評価により最終的な成績を決めます。定期試験は、虫食い穴
埋め形式、選択形式、記述形式など様々な形式で出題します。資料等の持ち込みは不可です。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンス/資料組織の目的・意義
授業の方針と目的、内容、試験および成績の評価方法につ
いて説明した後、本科目で学ぶ資料の整理方法とはどのよう
なものか、それを知ることがなぜ必要なのか解説します。
【第2回】資料組織化作業の概要
資料を組織化するために必要となる作業の概要について
説明します。
【第3回】主題分析の意義と考え方
図書館資料における主題の読みとり方について説明します。
【第4回】主題分類法
資料の主題をもとに分類(ジャンル分け)を行なう方法
やメリット、および資料分類法の種類について説明します。
【第5回】図書館分類:NDC・DDC・UDC
図書館で使われる資料分類法を概観し、その中でも日本
でメジャーな NDC(日本十進分類法)や DDC(デューイ
十進分類法)、UDC(国際十進分類法)の構成や使い方に
ついて説明します。
【第6回】図書館分類:CC とファセット
資料分類法のうち、複数の観点(ファセット)から分類
を行いそれを合成して表現する CC(コロン分類法)につ
いて説明します。
【第7回】索引法:BSH
資料の主題から索引語を作成する方法について、BSH(基
本件名件名標目表)を例にしながら説明します。
【第8回】シソーラス・統制語彙
後々検索を行う際の手がかりになる語の選び方と、類義
語辞典(シソーラス)の使い方について説明します。
-
【第9回】目録法、書誌とは何か
資料を管理、検索・識別するために作られる目録(カタ
ログ)のルールや、記載すべき項目について説明します。
【第10回】書誌情報の提供:目録(OPAC)の管理と運用
オンラインで目録の検索が可能なシステム(OPAC)の
構成と、上手な検索の仕方について説明します。
【第11回】書誌情報の作成と流通
書誌情報を作成・共有するための MARC(機械可読化
目録)や、大学図書館などで利用されることの多い
NACSIS-CAT(国立情報学研究所が管理する目録データ
共有システム)と書誌コントロールとデータの標準化につ
いても説明します。
【第12回】書誌記述法と目録規則
目録を作る際のルール(目録規則)がどのように変化し
たか、および現在広く使われているコンピュータの目録に
発展するまでの歴史を概観し、現在日本でよく採用されて
いる NCR(日本目録規則)についても説明します。
【第13回】ネットワーク情報資源の組織化とメタデータ
ネットワーク情報資源について記述すべき項目の規格で
ある Dublin Core を中心に、図書館における「メタデータ」
の考え方を解説します。
【第14回】抄録・解題とは何か
資料の組織化を行う際に、対象に付与されることもある
「抄録」や「解題」といった「資料のまとめ・要約」につ
いて説明します。
【第15回】まとめ
第1回から第14回までのまとめを行い、授業を振り返っ
てもらいます。
67 -
資料組織演習@HH@
選択2単位
1年次後期
@@柴田
大輔
@CODE@c1290208501-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
図書館では膨大な量の資料を所有していますが、管理を怠ると膨大な資料群のどこに何があるのかわからなくなって
しまいます。そのため図書館では目録や分類番号を用いた管理を行っていますが、記号や番号の付与を行うには知識と
経験が必要となるため簡単ではありません。本科目では日本の図書館で利用されることの多い日本十進分類、日本目録
規則、日本著者記号表、件名標目表などのルールをある程度理解していることを前提に、資料の主題(テーマ)を読み
取り、分類を行い、目録の作成などができるようになるための演習を行います。
〔学習内容〕
@BB@
日本十進分類、日本目録規則、日本著者記号表、基本件名表目標などの参考図書を用い、与えられた資料に対して記
号などを付与(キーワードなどの手掛かりをつけること)
、記述(データをとって記載すること)する作業を行なって
もらいます。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
基本的に「資料組織概説」を履修済みの学生を対象にした科目です。本科目の途中でも「資料組織概説」で行った講
義の一部を復習しますが、未履修の場合は各自で別途勉強をしていただく必要があります。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストは使用しません。
【参考書、その他教材】『図書館学基礎資料 第十版』今まど子, 樹村房(2011)
『図書館情報学用語辞典 第3版』日本図書館情報学会・用語辞典編集委員会編著,丸善(2007)
『図書館ハンドブック 第6版補訂版』日本図書館協会図書館ハンドブック編集委員会編集,日本図書館協会(2010)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
第4回から第8回 第11回から第15回に出題される課題の提出状況(10% × 10回)によって評価を行ないます。
試験の際は授業中配布した資料のみ持ち込みを許可します(配布資料を持っていないと単位取得はほぼ不可能です)
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンスと目録作業の内容(目録法、分類法・
排架法、件名法)
授業の方針と目的、内容、試験、成績の評価方法等につ
いて説明した後、本科目で行う演習内容とその意義につい
て解説します。
【第2回】目録の活用
冊子体・カード・コンピュータの各目録の利用方法を説
明し、実際に活用してもらい、利用可能な目録を作るため
の条件について考えてもらいます。
【第3回】主題分析と主題の翻訳・統制
資料の主題を読み取り、
それを記号にする練習を行います。
【第4回】分類作業の実際①
日本十進分類法(NDC)の基本的な構成とルールをお
さえ、分類記号を付与してもらいます。
(補助表を活用しない場合)
【第5回】分類作業の実際②
NDC を活用して分類記号を作成してもらいます。
(細目表、補助表および分類規程を考慮する場合)
【第6回】件名作業の実際①
BSH(基本件名標目表)を利用して、図書について件名を
付与する演習を行います。
【第7回】件名作業の実際②
文章中から用語を抜き出しディスクリプタを付与する演
習を行います。
【第8回】分類・件名の実際
第4回から第7回で付与した NDC と BSH を比較し、か
つデータベースや OPAC に登録されている記号との比較
もしてもらいます。
-
【第9回】図書記号法
各図書館で付与する図書記号の使い方をおさえ、実際に
付与する演習を行います。
【第10回】目録用語の確認と目録規則の利用方法
書誌階層構造、FRBR・記述のレベル等の用語について
説明した後、NCR(日本目録規則)の第0章の読み合わせ
を行い、目録規則の利用方法を確かめます。
【第11回】書誌記述の作成①
単行書誌単位の図書について書誌記述を作成してもらい
ます。
以降第12回から第14回までの基礎となるので、目録規
則の使い方も細かく指示しながら1冊の資料について記述
作成方法を説明します。
【第12回】書誌記述の作成②
単行書誌単位の図書について書誌記述を作成してもらい
ます。
版が異なる場合、タイトルがない場合など、5パターン
の書誌記述を作成してもらいます。
【第13回】書誌記述の作成③
単行書誌単位の図書5点程度について第3水準(詳細なレ
ベル)で、書誌記述を作成してもらいます。
【第14回】書誌記述の作成④
集合書誌単位の図書について書誌記述を作成してもらい
ます。
【第15回】著者名典拠の作成
ここまで付与・記述を行ってきた資料の著者について、
標目形・参照形を定めた典拠を作成してもらいます。
68 -
青少年ライフサポート@HH@
選択2単位
3年次後期
@@柴田
大輔
@CODE@c1246235101-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
図書館で行われている各種サービスの中でも、未成年向け(乳幼児・児童・ヤングアダルト向け)のサービスは発達
との関係が深く、成人向けのサービスとは少し異なった知識が必要であるとされています。そこで本科目では、読書の
効果とその意義、発達段階における読書の傾向、および図書館で実際に行なわれている未成年向けサービスとその実際
を理解することを目指します。
〔学習内容〕
@BB@
基本的には未成年に対して図書館が行なうサービスの種類や事例、意義、効果等、未成年向けの資料の種類や特徴に
ついて講義を行いますが、第10回目には講師を招いて読み聞かせの演習を行う予定です。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
図書館サービス論、読書と豊かな人間性と関連がありますが特別な予備知識は必要ありません。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストについては初回授業時に説明を行います。
【参考書、その他教材】『図書館学基礎資料 第十版』今まど子, 樹村房(2011)
『図書館情報学用語辞典 第3版』日本図書館情報学会・用語辞典編集委員会編著,丸善(2007)
『図書館ハンドブック 第6版補訂版』日本図書館協会図書館ハンドブック編集委員会編集,日本図書館協会(2010)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
小テスト30%(3%×10回)、定期試験70%とする総合評価により最終的な成績を決めます。定期試験は、虫食い穴
埋め形式、選択形式、記述形式など様々な形式で出題します。資料等の持ち込みは不可です。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
教科又は教職に関する科目、司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンスと児童図書館の概要
授業の方針と目的、内容、試験、成績の評価方法について
説明をした後、未成年向けの図書館サービス、およびその
施設と役割について説明します。
【第2回】発達と学習における読書の意義・役割①
人間の発達段階と読書に対する興味や能力、成長のモデル
について説明します。
【第3回】発達と学習における読書の意義・役割②
読書の意義・役割・効果等、および関連する法律について
説明します。
【第4回】児童サービスの歴史
図書館における児童サービスの変遷について説明します。
【第5回】児童サービスの種類
図書館で行われる児童サービスの種類について説明します。
【第6回】児童サービスの管理・運営
図書館における児童サービスの運営体制について説明し
ます。
【第7回】児童資料の種類(絵本、物語等)
図書館で取り扱う児童資料の種類と評価のポイント、選
書方法について説明し、各自に簡単な書評を書いてもら
います。
-
【第8回】乳幼児サービスとブックスタート
図書館で行われるサービスのうち、乳幼児向けに行われる
サービス(特にブックスタートについて)説明します。
【第9回】ヤングアダルトサービスと資料
図書館で行われるサービスのうち、ヤングアダルト(主に
中高生を指す)向けのサービスと資料について説明します。
【第10回】読み聞かせ演習
読み聞かせの演習を行います。
【第11回】ブックトーク
ブックトークについて説明し、
ビデオを視聴する予定です。
【第12回】学校・学校図書館の活動と児童図書館
公共図書館における児童サービスと、学校図書館における
サービスについての類似点・相違点について説明します。
【第13回】学習支援としての児童サービス
児童向けの図書館の利用指導について説明します。
【第14回】地域・家庭と児童サービス
地域社会や家庭教育と図書館における児童サービスの関係
について説明します。
【第15回】まとめと展望
1回目から14回目までを振り返って児童サービスに関する
現状や課題をまとめて補足説明を行った後、今後の展望に
ついて考えてもらいます。
69 -
図書館史@HH@
選択2単位
1年次前期
@@柴田
大輔
@CODE@c1290208601-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
本科目では教育機関・保存機関として古くから存在する図書館の役割とその変化、その収集対象である記録資料の進
化と歴史について学んでもらいます。
〔学習内容〕
@BB@
古代から現代まで続く世界各地の図書館や記録媒体(粘土、紙、電子媒体)
、管理技術(分類法、目録)の変遷につ
いて講義形式で説明します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
図書館情報Ⅰをはじめとする図書館関係の科目と関連があります。事前に他の授業を履修する必要はありませんが、
世界史に関する知識がある方が楽しめると思います。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストについては初回授業時に説明を行います。
【参考書、その他教材】『図書館学基礎資料 第十版』今まど子, 樹村房(2011)
『図書館情報学用語辞典 第3版』日本図書館情報学会・用語辞典編集委員会編著,丸善(2007)
『図書館ハンドブック 第6版補訂版』日本図書館協会図書館ハンドブック編集委員会編集,日本図書館協会(2010)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
小テスト30%(3%×10回)、定期試験70%とする総合評価により最終的な成績を決めます。定期試験は、虫食い穴
埋め形式、選択形式、記述形式など様々な形式で出題します。資料等の持ち込みは不可です。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンスと現代の図書館
授業の方針と目的、内容、試験、成績の評価方法につい
て説明します。
現代の図書館で行われている業務についても説明します。
【第2回】西洋古代の図書館①
文字の発生、書物の発生や材料について説明します。
【第3回】西洋古代の図書館②
世界最古の図書館・文書館について説明します。
【第4回】西洋中世の図書館
修道院と図書館の関係について説明します。
【第5回】西洋近世の図書館
15~18世紀前後の西洋の図書館について説明します。
【第6回】西洋近代の図書館
19世紀の西洋の図書館について説明します。
【第7回】西洋現代の図書館
20世紀の西洋の図書館について説明します。
【第8回】中国古代・中世の図書館
秦~唐代の図書館について説明します。
-
【第9回】中国近世・近現代の図書館
宋~現代までの図書館について説明します。
【第10回】日本古代の図書館
奈良~平安時代の図書館について説明します。
【第11回】日本中世の図書館
鎌倉~安土桃山時代の図書館について説明します。
【第12回】日本近世の図書館
江戸時代の図書館について説明します。
【第13回】日本近代の図書館
明治~大正期の図書館について説明します。
【第14回】日本現代の図書館
昭和~平成の図書館について説明します。
【第15回】まとめと展望
1回目から14回目までを振り返って図書館の歴史に関す
る現状や課題をまとめて補足説明を行った後、今後の図書
館の発展について考えてもらいます。
70 -
学校経営と学校図書館@HH@Scholastic
選択2単位
management and scholastic library
1年次前期
@@石上
七鞘
@CODE@c1290207601-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
授業のねらい:
1.学校経営と学校図書館の理解と探究
2.ノート作成のマスター
3.プレゼンテーション能力の育成
4.小論文(レポート)の作成
学校図書館の意義や経営を理解するため、学校図書館の理念と教育的意義を理解する。
学校図書館の発展と課題について学ぶ。
学校図書館と教育行政との関わりについて学ぶ。
学校図書館の経営のあり方を習得する。司書教諭の任務と役割を身につける。
組織内外の協力体制について学ぶ。
学校図書館の授業における利用、サービス内容の向上をめざした運営能力を身につける。また、学校図書館や司書教諭の実態を把
握し、学校図書館の発達、役割、経営を理解する。
課題について調査研究する方法を学び、プレゼンテーションするための PC のパワーポイントの技術を身につける。
到達目標:
学校経営に関わる学校図書館の教育的意義を理解しすると共に、運営能力を身につける。
〔学習内容〕
@BB@
学校図書館の意義や経営を理解するため、
1、学校図書館の理念と教育的意義
2、学校図書館の発展と課題
3、学校図書館と教育行政との関わり
4、学校図書館の経営のあり方
5、司書教諭の任務と役割
6、組織内外の協力体制
等を理解し、図書館運営能力を身につける。
履修の学生数にもよるが、学生の提案を含めてグループ学習の形態で討議を進め、授業内にプレゼンテーションを実施してもらう
予定である。
※従って、授業には欠席することなく参加し、積極的に授業にかかわり、教育現場において活躍できる知識と能力を身につける覚
悟で臨んで欲しい。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
授業内容のレベル:
読書に対して関心が深いこと、読書指導や図書館の運営について工夫と根気のある者であること我何よりの学習意欲となる。
関連科目:
読書と豊かな人間、日本語の歴史、学習指導と学校図書館
準備学習の内容:
近隣の公共図書館などを訪問して、図書館の設備や機能について見て、メモをして置く事を期待する。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
使用テキスト:
『学校図書館入門』渡辺暢恵著、ミネルヴァ書房
参考書:
『新学校図書館入門』黒澤浩編著、草土文化
『学校教育と学校図書館』塩見昇偏、教育資料出版会
『学校経営と学校図書館』古河節子著、樹村房
『学校経営と学校図書館、その展望改訂版』志村尚夫監修、青弓社
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験(レポート)40%、授業時提出物30%、平常点・プレゼンテーション30%
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書教諭
〔授業の形式・計画〕 @GG@
1回目:オリエンテーション
授業の目的と内容、授業の進め方、授業の参加の仕方について
2回目:学校経営と学校図書館について
マネージメントサイクルと図書館活用の増進
3回目:学校図書館の歴史概観
学校図書館の重要性の再認識
4回目:学校図書館の法律と経営
ユネスコ宣言と学校図書館憲章を含む
5回目:教育行政と学校図書館
6回目:司書教諭の発令と学校司書の配置
7回目:学校図書館の課題と対策
学校図書館の発展と課題
-
8回目:学校図書館の環境づくり
図書館のスペースとサービス
9回目:学校図書館の年間計画
業務の全体認識、図書館予算の確保
10回目:学校図書館の評価と改善
11回目:校内協力体制と研修
12回目:図書委員会の役割と指導
13回目:図書ボランティアの理解と協力
14回目:特別支援学校の図書館、地域図書館との連携
他の学校図書館、公共図書館等との連携
15回目:現役司書教諭に学ぶ、まとめ
司書教諭への期待、
71 -
学校図書館メディアの構成@HH@
選択2単位
1年次後期
@@柴田
大輔
@CODE@c1290207701-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
学校図書館に揃えるべきコレクションの種類は多様化しており、コレクションの管理技術や、資料の組織法には特別
な知識が必要となっています。そこで本科目ではコレクションをどのように形成するべきか、形成したコレクションを
使いやすくするためにはどのように組織化するべきかを理解することを目標とします。
〔学習内容〕
@BB@
授業は Microsoft PowerPoint で作成したスライドを見せながら講義形式で進めます。学校図書館の基礎的な役割、
コレクションの形成、形成したコレクションの組織化法について説明します。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
学習指導と学校図書館、学校経営と学校図書館、読書と豊かな人間性、メディアと教育など司書教諭免許取得に必要
な科目と関連があります。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】テキストについては初回授業時に説明を行います。
【参考書、その他教材】『図書館学基礎資料 第十版』今まど子, 樹村房(2011)
『図書館情報学用語辞典 第3版』日本図書館情報学会・用語辞典編集委員会編著,丸善(2007)
『図書館ハンドブック 第6版補訂版』日本図書館協会図書館ハンドブック編集委員会編集,日本図書館協会(2010)
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
小テスト30%(3%×10回)、定期試験70%とする総合評価により最終的な成績を決めます。定期試験は、虫食い穴
埋め形式、選択形式、記述形式など様々な形式で出題します。資料等の持ち込みは不可です。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書教諭
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】ガイダンスと学校図書館業務
授業の方針と目的、内容、試験、成績の評価方法について
説明した後、学校図書館で行われる業務の概要について解
説します。
【第2回】学校図書館メディア(資料)の意義・資料構成
の理解・司書教諭に求められる知識と技術
学校図書館に資料を揃える必要性や、そのために管理者が
持つべき知識について説明します。
【第3回】学校図書館に揃えるメディア(資料)の種類①
学校図書館に揃えるメディアのうち、図書・雑誌等につい
て簡単に説明します。
【第4回】学校図書館に揃えるメディア(資料)の種類②
学校図書館に揃えるメディアのうち、録音図書・点字資料
等について簡単に説明します。
【第5回】コレクションの作成法と着眼点
資料をばらばらに入手するのではなく、一定の方向性を持
ったまとまりのある資料群を作成(コレクション化)する
方法と、その際の着眼点について説明します。
【第6回】資料を揃えるために役立つ情報源
学校図書館のメディア(資料)をコレクション化する際に
役立つ資料を紹介します。
【第7回】模擬的なコレクション作り
実際に小規模なコレクションを作ってもらいます(レポー
トになります)
-
【第8回】資料へのアクセス支援①
利用者が資料へ到達することを可能にする方法のうち、実
体をもたない案内(パスファインダー、目録など)につい
て説明します。
【第9回】資料へのアクセス支援②
利用者が資料へ到達することを可能にする方法のうち、実
体のある案内(サイン、配架など)について説明します。
【第10回】分類法①
資料の分類法と、学校でよく利用される日本十進分類法に
ついて説明します。
【第11回】分類法②
日本十進分類法に基づいて分類記号を作成してもらいま
す。
【第12回】目録法①
目録(カタログ)を作成・管理する際の基礎的な考え方と、
日本でよく利用される日本目録規則の使い方について説明
します。
【第13回】目録法②
日本目録規則に基づいて目録を作成してもらいます。
【第14回】件名法
資料を検索できるようにするための件名に関するルールを
説明し、実際に件名付与を行います。
【第15回】まとめ
1回目から14回目までを振り返って学校図書館のメディア
に関する現状や課題をまとめて補足説明を行います。
72 -
学習指導と学校図書館@HH@Schlastic
選択2単位
leading and scholstic library
2年次前期
@@石上
七鞘
@CODE@c1290207801-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
授業のねらい:
1.学習指導と学校図書館の理解と探究
2.ノート作成のマスター
3.プレゼンテーション能力の育成
4.小論文(レポート)の作成
近年の読書嫌い、活字離れの進むなか、学校教育において読書はあらゆる学習の基本となる活動であることを認識す
る。そうした読書の役割の認識が、近年の学校図書館の存在意義を高める大きな要素となっている。司書教諭の配置は、
ますます進められてていくことが期待されるが、授業では、この司書香油役割を認識し、学校図書館の果たす役割を深
く理解する。
また、実際にどのような学校図書館を作り上げていくのかを実例を挙げながら考えていく。それにより、学校教育に
おいて司書教諭・学校司書のそれぞれの仕事と果たすべき役割を深く認識する。
到達目標:
読書を活用しつつ学習指導を向上させる様々な工夫と指導案作成を習得する。出来るだけ多くの履修者がミニ授業を
体験する。
〔学習内容〕
@BB@
ユニークな取り組みをしている学校図書館の実例を通して、学校図書館の役割、司書・司書教諭の仕事を観察・検討
する。ビデオも随時使用する。読み聞かせ、ブックトークなども取り入れる。
授業は「自分で考える」「自分で作り出す」ことが基本である。授業案の作成、ミニ模擬授業を行う。
※従って学生は授業に欠席せずに常時参加することが要求される。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
授業内容のレベル:
学校教育、読書教育に関心があり、読書および調査に関心をもっていることが必要である。新聞などを読み、社会の
動きに対して日頃から情報収集をすること。
教育者として教科書レベル以上の知識と教養を身につける意欲と学力を備えていることが肝要である。
関連科目及び準備学習の内容:
絶えず、基礎的教養・学力をみにつけるよう努力精進すること。大学でのたゆまぬ努力が将来の教員生活への教員力
に繋がる。
準備学習:
出来るだけ数多くの図書館を訪問しそれぞれの図書館の状況、機能や設備、どのような教科ごとの図書があるかを調
査し、メモをしておく。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
使用テキスト:『学習指導・調べ学習と学校図書館』改訂版(学校図書館図解・演習シリーズ3)大串夏身編著
弓社
参考書: 『学校図書館入門』渡辺暢恵著、ミネルヴァ書房
『授業が生きるブックノート』小1~6年生鈴木喜代春監修 一声社
青
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験(レポート6000字以上)40%、授業内の課題の提出30%、平常点30%とし、総合的に評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書教諭
〔授業の形式・計画〕 @GG@
授業の形式:
講義・グループ別討議、授業案作成、とミニ授業体験
学生の発表は、出来れば授業案はパワーポイントで掲示
する。
授業計画:
第1回目:ガイダンス
授業についての説明、進め方、テキストなどの紹介。
第2回目学校図書館の意義と目的
学校教育における学校図書館の意義と重要性を法令から
学ぶ。
第3回目:学校図書館の歴史
学校教育の歴史と学校図書館の歴史を学ぶ。
第4回目:学校図書館の授業への活用
学校図書館をいかに生かすか、図書館の役割と関連性を
学ぶ。
-
第5回目:学習指導要領にみる学校図書館の意義と目的
学習指導要領から、学校図書館の意義・目的を学ぶ。
第6回目:教科と学校図書館との関わり
各教科と具体的内容を取り上げ、図書を活用して,効果
的なテーマ読書を考え、授業研究を行う。
第7回目、第8回目:授業案の作成
教科別、テーマ別にグループを構成し、調べ学習の実践
を通じて授業研究・指導案を作成する。
第9回目・10回目:グループ別ミニ授業体験
第11回目・第12回目:司書教諭・学校司書の仕事
司書教諭・学校司書の司書教諭・学校司書の仕事につい
て具体的に学ぶ。
第13回目:魅力的な学校図書館の創造
第14回目:地域社会と学校図書館
第15回目:まとめ
まとめと今後の課題と展望、レポートの提出。
73 -
読書と豊かな人間@HH@Reading and Human nature
選択2単位
1年次前期
@@平塚
博
@CODE@c1290207901-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
【ねらい】
@AA@
情報メデイアの発達による高度情報社会にあって、読書はどのような意味を持つのかについて明らかに
し、いくつかの文学作品を読み、読書の楽しさを味わう。また、学校教育における読書指導の今日的
課題を知り、これからの読書指導の内容と方法を考究する。
〔学習内容〕
@BB@
講義においては、できるだけ多く、DVD視聴を取り入れ、活字からだけでなく映像からも作品の内容を深められる
ようにしていく。また、読書のアニマシオン(読書に親しむためのゲーム等)を行い、読書指導の実際を体得できるよ
うにする。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
【関連科目】 学校図書館メデイアの構成、学習指導と学校図書館、メデイアと教育など、司書教諭免許取得に必要な科
目である。
【準備学習】 講義で取り扱う文学作品を事前に読んでおくことが望ましい。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
【使用テキスト】
@DD@
使用しない。授業ごとに資料を配布する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
総合点100%とし、平常点(授業内試験及び受講態度)60%、定期試験40%で総合的に評価する。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
司書教諭
〔授業の形式・計画〕 @GG@
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
〔オリエンテーション〕
・講義の内容、進め方を説明する。
〔読書の意義と目的〕
・人間としての生き方と読書との関連を学ぶ。
〔読書の必要性〕
・言語力をめぐる問題点と課題を知り、読書の必要性を学ぶ。
〔読書と脳のはたらき〕
・大脳生理学から見た読書の有効性を学ぶ。
〔宮沢賢治の作品を読む(1)〕
・「銀河鉄道の夜」を読む(1)
〔宮沢賢治の作品を読む(2)〕
・「銀河鉄道の夜」を読む(2)
〔宮沢賢治の作品を読む(3)〕
・「銀河鉄道の夜」を読む(3)
〔宮沢賢治の作品を読む(4)〕
・「セロ弾きのゴーシュ」を読む
〔夏目漱石の作品を読む(1)〕
・「吾輩は猫である」を読む(1)
〔夏目漱石の作品を読む(2)〕
・「吾輩は猫である」を読む(2)
〔韻文を読む〕
・「万葉集」のいくつかの歌を読み、内容を知り、韻律を味わう。
〔古典を読む〕
・「徒然草」を読み、吉田兼好の考え方を知るとともに、現代にお
ける人生観や職業観と結びつけてみる。
〔読書指導の実際〕
・読書の諸活動と指導法を学ぶ。
〔読書指導の今日的課題(1)〕
・学校図書館や読書に関する法令等を知るとともに、学校教育にお
ける読書指導の現状を理解する。
〔読書指導の今日的課題(2)
〕
・学校教育における司書教諭の役割について学ぶ。
-
74 -
日本文学史(古典)@HH@History of Japanese Literature
選択2単位
2年次後期
@@仲井
克己
@CODE@c1290110001-01
〔授業のねらい及び到達目標〕 @AA@
日本古典文学を鳥瞰する。時代を代表する作品を読みつつ,各作品の文化的な位相を考察する。
(1)時代の中で育まれた文学
日本史と関連付けながら文学の足跡を辿り古典文学の流れを確認する。
(2)文学作品の核になっている思想・宗教
(3)仏教や神道,さらに無常観などについて概観する。
(3)編集の意味するもの
説話集の編纂行為は,祖に時代に生きている人々の記憶の在り方を問うことに他ならない。日本霊異記から今昔物語集に至る一連
の説話集を概観し,その特性を論じる。
(4)語られた文学/読まれた文学
平家物語や太平記について,享受の在り方から作品の本質を考察する。
(5)短歌・俳句などを実際に創作し,日本のことばの背後に広がっている美について考察する。
〔学習内容〕 @BB@
古典を通信とした文学史について,以下の内容で理解を図る。授業は power Point や DVD など視聴覚教材を活用して進める。
(1)作品の読解:毎時,古典を読む。ただし,現代語訳をテキストに使用し,古典に関する知識のない学生が受講できるよう配慮する。
(2)作品の背景にある思想について確認する。
(3)絵巻物:王朝の世界や合戦の状況を視覚的に把握する。
(4)語りの鑑賞:琵琶法師の語る平家物語などを鑑賞する。
(5)舞台鑑賞:能や狂言を映像で鑑賞する。
留学生を歓迎する。受講生は,授業中及び試験時において電子辞書などの使用を認める。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕 @CC@
留学生や医療看護福祉系学部の学生を歓迎する。
日本史や古典文学について基礎的な知識がないことを前提に授業を進める。古典を学んでいなくても,授業は十分に理解できるよ
う配慮する。
関連科目
・日本文学史(近代)
・日本史概論
・文学
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕 @DD@
【使用テキスト】毎時,プリントを配布する。
【参考書、その他教材】参考文献などについては,毎時配布するプリントに記載する。
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
レポート・試験などにより総合的に評価する。授業の活性化を促すため,質問・意見などに関しても評価の対象とする。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕
学芸員
@FF@
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】<文学の創生期Ⅰ ブックロード>
(1)6~7世紀の歴史(情報革命の時代)
(2)古事記・日本書紀-神々が活躍する物語-
神話の笑い<太陽神の復活>
仏教の笑い<十一面観音など>
【第2回】<文学の創生期Ⅱ 神々の物語>
(1)古事記・日本書紀の国産み神話
(2)死-穢れ-再生の物語
【第3回】<都の文学Ⅰ>
(1)東大寺創建-ことば/技術/度量衡-
(2)奈良の都における環境破壊
(3)貨幣経済の展開-市にたむろする乞食(霊異記)-
→ <都の文学>の発生
【第4回】<都の文学Ⅱ>
『今昔物語集』本朝仏法部冒頭3話の世界
(1)聖徳太子説話-仏法・王法の始原に位置する王-
(2)行基説話-里の菩薩-
(3)役行者説話-山の菩薩-
【第5回】<都の文学Ⅲ>
(1)日本霊異記の世界-地獄と極楽/人間観-
(2)日本霊異記の世界-描かれた都市生活-
絵巻物の世界『餓鬼草紙』
『地獄草紙』
【第6回】<王朝の美学Ⅰ>
(1)古今和歌集-配列されて現出する王朝の美-
(2)王朝の秀歌
【第7回】<王朝の美学Ⅱ>
(1)表現の深化-土佐日記・蜻蛉日記・源氏物語-
(2)無常観
【第8回】<仏教文学>
(1)日本往生極楽記・法華験記
(2)往生要集-この世を穢土と考え極楽を希求する思想-
→ 法相教理の人間観/天台哲理人間観(良源と仲算-
(3)三宝絵の世界-今を寿ぐ編集-
-
【第9回】<院政期の文学Ⅰ>
(1)今昔物語集の世界-本朝仏法部[仏教から逸脱する説話群]-
(2)今昔物語集の世界-本朝世俗部[謎を秘めた説話群]-
(3)話末詞書の問題-「知」から「思」へ-
(4)権門化する寺社勢力(仏法/王法)
【第10回】<シルクロードによって伝えられた物語>
(1)今昔物語集の世界-天竺部「月の兎」-
→ 中国典籍と良寛和歌との比較から
(2)今昔物語集の世界-天竺部「虎の子」-
(3)今昔物語集の世界-天竺部「獅子と狐」-
【第11回】<無常の文学Ⅰ>
琵琶法師の語り
(1)平家物語-祇園精舎の鐘-
→ 平曲鑑賞
(2)平家物語-扇の的-
(3)平家物語-壇ノ浦の戦い-
【第12回】<無常の文学Ⅱ>
(1)徒然草-第11段「人間の欲望」-
(2)徒然草-第137段「中世の美」-
人間の実存を見据え,結論と疑問とが永遠に連鎖する徒然草
の世界を考察する。
【第13回】<中世の美学>
(1)西行-生涯と思想-
(2)西行-漂泊の詩聖-
【第14回】<中世の美学と笑い>
(1)三夕の歌-新古今集の美-
(2)梁塵秘抄の世界-遊びをせんとや-
【第15回】<近世の芸術>
(1)芭蕉『奥の細道』
(2)一茶『おらが春』
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人文地理学概論@HH@Introduction to Human Geography
選択2単位
1年次前期
@@芦沢
哲蔵
@CODE@c1290206701-01
〔授業のねらい及び到達目標〕
@AA@
私達の生活には、地域的な要因として、地域経済、人口・土地利用、交通条件等が深く関係している。また、これら
に関する計画や政策の在り方が、生活の豊かさや幸せに影響を及ぼしており、また経済の地球規模化(グローバリゼイ
ション)によって、外国との関係も強く影響してきている。
本講義では、これらについての理解を深め、今後のより良い生活のためには地域がどのようになっていくべきかを考
える。
到達目標:人口、都市・農村、産業・経済といった地域的な事象の変化とその要因について理解し、各地の地域的な
課題について自ら考えを深めていけることを目標とする。
〔学習内容〕
@BB@
初めに都市の歴史的な変化と要因を述べ、戦後の経済発展に伴う全国的な人口流動、過密・過疎、その対策としての
国土計画によって造られた新幹線や高速道路の評価等を述べ、工業、商業、農業が、技術革新、交通の発達、経済の地
球規模化(グローバリゼイション)等の荒波の中で大きく変化してきた状況を述べ、最後に千葉県の状況について総合
的に考察する。
〔授業内容のレベル、関連科目及び準備学習の内容〕
@CC@
各地域の写真、ビデオ、図面や統計資料を投影し、分かりやすい講義にしている。関連科目は、地誌学概論、都市環
境情報、夢とまちづくり。学習の準備としては、中学・高校での地理の復習と、日頃から地域的な課題の動向について
新聞等で関心を高めていくことが望まれる。
〔使用テキスト、参考書、その他教材〕
@DD@
【使用テキスト】教科書は使わない。資料を配布する。
【参考書、その他教材】福原正弘「身近な地理学」古今書院
高橋伸夫 他「新しい都市地理学」東洋書林
橋本寿朗「戦後の日本経済」岩波新書
竹内淳彦 井出策夫「日本経済地理読本」東洋経済新報社
〔成績評価方法・基準〕 @EE@
定期試験で評価。詳細な記憶よりも理解度や自分の意見が問われる。
〔資格認定・一部試験免除との関連〕 @FF@
学芸員
〔授業の形式・計画〕 @GG@
【第1回】地理学の面白さと活用
地理学の目的は、地域の構成原理を知り、将来を洞察する
ことにある。
【第2回】都市の誕生
都市の本質・意義。都市が生まれた条件。
【第3回】近世の都市
江戸等の都市づくりの驚くべき知恵。
【第4回】鉄道網の進展と都市
鉄道は商業や住宅の分布を大きく変えた。鉄道を嫌った所
は発展が遅れた。
【第5回】市街地の無秩序な拡散
車の普及等により、住宅や店舗は郊外に分散し、新たな問
題を起している。
【第6回】都市の多様性
各都市は、歴史的経緯、産業構造、人口規模等によって様々
な個性がある。
【第7回】都市と農村の魅力と課題
都市と農村のそれぞれに魅力と問題点がある。
-
【第8回】戦後経済と人口流動
高度経済成長に伴い大都市に人口が集中。バブル経済の影
響。
【第9回】高速道路、新幹線の影響
高速道路、新幹線、大型架橋の役割、及び地域への影響。
今後の課題。
【第10回】巨大都市東京の課題
通勤、地価、住宅、災害危険。匿名性。国際化。
【第11回】過疎問題
過疎問題の深刻さと振興策。
【第12回】産業構造の変化と工業立地
先端技術産業。産業の空洞化。伝統産業の生き残り策。
【第13回】農業と食料問題
農業の衰退、自給率の低下の背景。強い農業を育てるため
には。
【第14回】商業、観光
商業・観光の盛衰と要因、振興策。
【第15回】千葉県を総合的に考察する
千葉県の歴史的変遷、現状と課題、地域計画、将来展望。
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