(まち)創造委員会

2015年度委員会事業報告書
ま
ち
副理事長兼愛溢れる海部津島創造委員会委員長
真野剛士
1. 委員会開催日 (12回)
1/13
2/13
8/26
9/25 10/28 11/18 12/1
2. 事
3/13
4/ 8
5/8
6/29
7/16
業 報 告
①例会の担当
4月11日
②JCデー(8月例会)の担当
8月29日
③オリエンテーションの参画
10月29日
④新入会員の拡大
通年
⑤新入会員の育成
通年
3. 委員会メンバー
真野剛士 奥田晃史 佐藤壱久 小山高史 山守正作 平澤健太朗 大森貴宏
4. 反省点及び申し送り事項
当委員会では担当副理事長と担当委員長が年初、予定者段階には組織から離れて、全く活動に参
加しておりませんでした。2人が理事を辞任し、6月の総会で新たな理事の選任を承認していただ
き、辛うじて一年を終えることができたという状況です。引き継ぎもなく、副理事長所信や委員会
基本方針の意図することは伝わらず、それが胡散霧消し、目標を見失い、一年の継続活動を行うこ
とが出来ませんでした。辛うじて例会だけは開催されましたが、通年で活動していないことに大き
な問題があります。この報告はあくまで2015年度の一年間を総括する報告ですので、ここでは
この委員会の活動に評価すべき点は少なかったと報告せざるをえませんし、次年度以降に申し送る
価値のあることもあまり無いというのが本当のところです。
さて、委員会の基本方針の意図がうまく引き継がれなかったとはいえ、理事長所信からこの委員
会の担いが、海部津島7行政区を一つにしていくような郷土愛を広げることや、活動を通して郷土
愛を実践する人材の育成であったことは明白でありました。そんな中で、2回あった例会の着地点
がぶれてしまった最大の理由は、郷土愛とは何かという言葉に対する思索が不十分であったことだ
と思います。そもそも、郷土愛とは郷土の名所旧跡、物産などを勉強することによって生まれるも
のではなく、子どもたちが自らを育ててくれた親、家庭、地域に対する感謝の念から湧く愛情から
生まれるものです。そして、成長過程で原体験として触れた郷土の風景がその子どもの守るべき文
化となります。子どもたちにとって郷土愛とは醸成していくものであります。大人たちにとっての
郷土愛とは未来の子どもたちのために我が郷土を守り発展させて行くために活動することでありま
す。大人たちは家庭を持ち、子どもを生み、地域の伝統や文化と共に子供たちを教育し、子どもた
ちにこのまちの未来を託さなくてはなりません。大人たちにとっての郷土愛とは発露するものであ
ります。それができて、初めて大人と呼ばれるのだと思います。老若男女関係なく、郷土に住まう
人々の愛情と共属意識、過去から未来への責任感を育て、人間関係を繋げていくことこそが、我わ
れの言う郷土愛の根本であります。本年の失敗は出発点において、海部津島地域の文化や物産を知
ることで郷土愛が生まれるという大きな錯誤があったからだと思います。郷土を良く知り、郷土愛
ま
を郷土の誇りへと昇華することは、郷土愛の良き発露の仕方であるとは思いますが、愛溢れる海部
ち
津島創造のためには、まずは住まう人々の愛と連帯意識を育てる必要があったのかと思います。7
行政区に住む人々は現在このまちを一体と捉えておりませんし、他の行政区に対し自分の行政区と
同様の郷土愛を持っていないからです。
本年の委員会の唯一と言ってもよい成果は、地域のために尽力したいというメンバーを僅かなが
らでも育てることが出来たことです。JCメンバーは知識の獲得や成長の機会を求めており、活動
に誘われるのを待っています。同じ目標に向かい共に活動することで、メンバーが目に見えるほど
の成長を遂げることができました。特に委員会メンバーは6月以降の活動で別人のような成長を遂
げました。
「男子三日会わざれば刮目して見よ」の言葉通りです。本年活躍してくれたメンバーは次
年度以降の海部津島青年会議所の中心メンバーとなってくれると確信しております。
郷土愛をテーマにする委員会の守備範囲は、郷土の文化を知るだけでなく、青少年育成や大人の
意識啓発、人々を繋げる地道で温かな活動と多岐にわたります。知識のみでなく、地域の諸団体を
まわり人々を一つにする腰をすえた活動を一年通して行うことが、目標達成に向けて肝要だと思い
ます。するべきことが多い委員会だけに、予定者段階で一年間のイメージを十分に練っていただき
たいと思います。
最後に、メイン事業を担当する委員会は、メンバーの成長の最高の舞台となる例会を用意する委
員会であると考えますので、LOMの皆を活動に誘い、皆の成長に責任を持っていただきたいと思
います。また、青年会議所の最大の魅力発信の場であることを意識した、会員拡大活動に貢献する
広報活動も行わなくてはなりません。事業計画の段階から全メンバーを巻き込み、それぞれの役割
を用意してください。今、社会から必要とされているものは何かをよく考え、公に役立つ活動を計
画立案してください。それが皆の心を一つにする最善の方法です。次年度以降のメイン事業の更な
る発展をご期待申し上げます。
以上、反省点および申し送りとさせていただきます。
5. 委
員 長 所 見
反省点及び申し送り事項では記述しませんでしたが、当青年会議所では理事が職責を放棄する事
態が2年連続で起こっています。特にこの2年間は病気や死亡などとは無縁の単なる職責放棄です。
何かが根本的におかしいのではないかと思います。そして、昨年の反省が本年に活かされていない
のではないかと思います。昨年から一体何が申し送られていたのでしょうか。本年の危機は担当者
が二人とも組織から離れるという、組織存続にも関わる致命的な事態でした。状況でいえば、昨年
よりもさらに酷いと言えます。次年度以降、理事の退任など決して起こってはいけない事態ですし、
その組織運営が、十分な注意と対策をとられることが望ましいと考えます。本年の惨状を研究して
いただき、悪い見本として少しでも役立てば幸いです。
今、メンバーに足りないものは当事者意識ではないでしょうか。組織で起こることは委員会が違
っても当事者として振舞おうなどという様なレベルの高いものではありません。本当に自分の立場、
役職に対する当然の当事者意識の欠如です。自らの役職や立場の意義はそれを受ける前から、そし
て予定者の段階で十分に自覚されるべきです。放棄するなどそもそも論外です。
この事態が起こった時に誰もが口を揃えて自分のせいではない、私に責任はないと言っていまし
たが果たしてそうでしょうか。JCの一番楽しいところは、仲間が皆信じあい、助け合って活動す
ることです。危機的状況で他人事のように傍観し、批判だけをしていたメンバーには猛省を求めま
す。困っている仲間がいれば、手をあげて自ら手伝いを買って出てください。その時、友情が育つ
のです。皆さんにお伝えしておきます。
本年度、組織や委員会は不易流行のスローガンを掲げて一年活動を行いました。不易流行は保守
主義的な考えであり、過去を学び、文化や伝統を踏まえつつ、新たな挑戦をしていこうという考え
です。この考えと違った考えとしてあるのが、革新主義や伝統主義です。革新主義は新たなことを
起こすためには過去を全て否定し、壊しても構わないという考えで過激な思想であり、成功してお
りません。また伝統主義は、昨日決めたことは今日も必ず正しいという考えです。世界は良き不易
流行で日々進歩し続けております。伝統主義は我われ青年会議所にとって陥りやすい考えですが、
いつもそれを取り払って活動してください。不易流行を実現することは大変な労力を必要とします。
過去何千年にも渡る人類の歴史を学び、地域の文化や伝統や住まう人々を大事にし、そのうえで全
く新しい発想を生み出していかなければならないからです。ただし、青年会議所とはそういった団
体でありますし、そういう団体に所属しているのだという自負をメンバーには持っていただきたい
と思います。
最後に、本年度の活動を支えていただいた皆様、ともに活動したメンバーの皆様に深く感謝いた
します。特に委員会メンバーには大変恵まれました。素晴らしき仲間に出会えたことが何よりも大
事な財産となりました。ありがとうございました。ただ残念ながら、私の不徳により、副理事長と
委員長が退任したことを海部津島青年会議所メンバーの全ての皆様にお詫びいたします。できれば、
2人には最後まで青年会議所を楽しんでいただきたかったと、非常に悔やんでおります。委員会メ
ンバー一同も、もっと2人を支えることもできたのではないかと慙愧の念に堪えません。本当に申
し訳ございませんでした。私は本年で卒業いたしますが、次年度以降の海部津島青年会議所の更な
る発展を心から祈念しております。当青年会議所より、見たことも無いような新しい活動が誕生す
ることを期待しております。そして、私を育てていただいた海部津島青年会議所に心よりお礼申し
上げ、委員長の所見といたします。ありがとうございました。
6. 収
支
決
算
収入の部
予
算
支出の部
決
事業費
0
事業費
計
0
合
算
予
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計
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算
決
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合
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