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気配りする未来の情報ネットワーク

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関心ワード
工学部
電子情報通信工学科
講義タイトル
3D、
LED、眼
脳にやさしい3D映像装置を一緒に作ろう
インターネット、インフラ、スマートフォン
工学部
情報工学科
講義タイトル
特殊メガネが必要な3D映画の欠点とは
コンピュータ同士も対話し、気配りする未来の情報ネットワーク
若手棋士の成長が異常に速くなっている
3Dを売り物にした映画がヒットしています。映画館
物心ついたころから、携帯電話を使うのが当たり前
で渡される特殊メガネをかけて大画面を見ていると、
の若者が増えています。そういう若者にはインター
登場人物が目の前に飛び出してくるようで、確かにす
ネットは、普通の情報ネットワークであり、水や空気の
ごい迫力です。
しかし映画を一本見終わった後は、頭
ように、特に意識しないで使いこなせる生活インフラ
に妙な疲労感が残るのではないでしょうか。
(生活基盤を形成するもの)
になっています。
これは特殊なメガネを使って無理矢理映像に立体
こうしたインフラが整っていると、
さまざまな場面で
感を認識させることが、脳に膨大な作業をさせるから
その威力が発揮されます。例えば、囲碁や将棋の世界
です。
また、
このメガネをかけて見る3D画像は、奥の
では若手の棋力アップが、以前に比べて飛躍的に速く
方も手前も実は焦点距離が同じです。通常とはまった
なっています。
それは、彼らがコンピュータ上に蓄えら
く異なる目の使い方を要求されるので、
目も非常に疲
れた膨大な過去の対局データベースを利用したり、
イ
れやすくなります。
ンターネットを通じた対局や情報交換を行ったり、深
く広く学んでいるからです。
そもそもなぜ、
人は立体的にモノが見えるのか
人間には、モノを立体的に見るための機能が備
わっています。
その一つは目が二つあることです。
たと
え同じ対象物を見ていても、左右で微妙に見え方は
異なっています。
なぜなら右目と左目の間には必ず視
差ができるからです。
その視差を、脳内で合成処理す
ることによって頭の中で立体像として認識します。
つ
まり左右の視差が立体感の源なのです。3D映画で
は、専用の画像と特殊メガネを使うことで、人工的に
視差を作り出します。そのためメガネを外して3D画
像を見ると、
ノイズだらけでとても見られたものでは
ないのです。
では、立体視には視差が必須なのでしょうか。実は
ほかにも立体視を実現する方法はあります。
それは、
工学部 電子情報通信工学科 教授
坂本 康正 先生
先生からのメッセージ
実際の空間に立体画像を表示させる方法です。
視差を使わずに実空間上に3D画像を作り出そう
例えばLEDを使って、画像を立体的に表示するた
めにはどうすればいいでしょうか。数十個のLEDを縦
に並べたものを複数枚用意します。
それらを少しずつ
奥にずらして並べたものを、横に高速で移動させ
(実
際は回転させる)、同時に絵柄にあわせてLEDの光り
方を電子回路でコントロールすると、3D画像がそこ
に浮かび上がって見えます。
この方法なら、脳に不自
然なストレスをかけず、長時間見ていても疲れること
のない3D画像を作ることができるのです。
興味が湧いてきたら
電子情報通信工学が
向いているかも!
ディスプレイ装置の研究では、研究のプロセスから成果までが、常に目に見える形で示されます。最終的に一つの
ディスプレイ装置が完成したときの感動は言葉で表せません。
しかも、
この研究は、チームで作り上げるので、
コラボ
レーションの大切さを学び、
自分の意見をプレゼンテーションする技術も身につけることができます。
さらに電子回路
の設計ができるようになり、C言語やVHDLも使いこなせるようになるでしょう。常にリアルな感覚の中で楽しく学ぶ
ことができるディスプレイ装置は、非常に興味深い研究テーマなのです。
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関心ワード
スマートフォンの進化の先に予想される世界
ます。
こうした機器間の接続を自動的に行うための研
インターネットに、
いつでも、
どこからでもつながる
究が進められています。
社会が急速に実現しつつあります。iPhoneなどス
マートフォンが進化し、3G(次世代の携帯通信回線)
やWi-Fiと呼ばれる無線通信網の整備が進んでいる
からです。おかげで外出先でも、知りたい情報をすぐ
に入手できるようになりました。
自分の居場所はGPS
機能でわかるので、その場所に関わる情報が必要な
ら、単にキーワードを入力するだけで得られます。
では、例えばスマートフォンを持ってどこかのオフィ
スに行き、
そこにあるプリンターを使いたい場合はど
うでしょうか。現時点ではプリンターを使うためには、
人が機器に応じていろいろな設定をする必要があり
工学部 情報工学科 教授
松尾 和洋 先生
先生からのメッセージ
コンピュータ同士が自動的につながる未来
コンピュータや機器同士が勝手に対話し、接続を
準備してくれる、新しいシステムは「セマンティック
Web」
と呼ばれます。例えばスマートフォンを持って、
テレビやプリンターのある部屋に行けば、
自動的に機
器とつながり、人手を煩わせずに使えるようになりま
す。そのためには機器同士が対話できる共通言語や
意味の体系が必要です。
このような開発が進めば、情
報ネットワークははるかに使いやすいものになるで
しょう。
興味が湧いてきたら
情報工学が
向いているかも!
知的好奇心が、学問の原点です。例えば「宇宙に存在すると言われる見えないダークマターとは一体何なのか」
「フェイスブックを使えば、なぜ革命が起こるのか」。情報工学とは、世の中のありとあらゆる事象を解読するための学
問と言ってもいいでしょう。遺伝子の解読も、政治や経済の動きを読むことも情報工学の対象なのです。解読すると
きのポイントは、対象を静止したものとしてではなく、動いているものとしてとらえることです。高校生のうちからでき
る限り視野を広げ、物事の
「動き」
とその背景を考えるよう意識してください。
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