CABINET DU PREFET Service de la Communication 2014 年 6 月 5 日 パリ パリ警視庁 プレスリリース パリを訪れる観光客の安全について 2014 年警視庁計画説明 2014 年 6 月 5 日(木曜日) 毎年 3000 万人以上の観光客が訪れるパリは、世界で最も多くの人が訪れる観光都市 である。警視庁は、2013 年春、観光客の安全強化のために、26 の対策を実施した。 本計画は 4 本柱から構成されている。 - 首都パリにある 7 つの主要観光区域1、パリ市及びパリ首都圏の公共交通機 関やホテル近辺において、警察の存在を強化 旅行業界や公共交通機関と連携した広報キャンペーン パリを訪れる観光客の出身国である大使館とのパートナーシップ強化 被害を受けた外国人の対応の改善 本行動計画が、開始以来、意欲的に取り組まれていることを示すいくつかのデータ がある。 - 主要観光エリアのパトロール要員として毎月 3,100 名の警官及び憲兵が動 員された。巡回要員の応援によって、現場要員は日常的に支援を受けた。 1 年でパリ市内及びパリ都市圏にある主要ホテル近辺のパトロールが 4,300 回実施された。 本計画の開始後、観光客向けの手引書「パリ安全ガイド(Paris en toute sécurité)」が 151,000 部配布された。 トロカデロに初めて設置された移動式インフォメーションセンターでは去 年夏、2,045 人に情報提供を行った。 2014 年 3 月 19 日に開かれたパリ市との総括会議で、警視庁のパートナー機関全体が、 観光区域安全化計画の成果に満足していると述べた。とりわけ、ルーブル美術館、 1 モンマルトルの丘、シャンゼリゼ、シャン・ド・マルス、トロカデロ、ルーブル美術館~パレ・ロ ワイヤル、ノートルダム寺院、オペラ座 凱旋門、ノートルダム、エッフェル塔近辺での成果及びこれらの施設の保安部との 協力関係が、業界関係者に評価された。 本計画を評価する上で主要指標となるスリの発生件数は、パリの観光エリアで 2013 年下半期の間に 10%以上の減少となった。もっとも顕著な減少が見られたのは、ル ーブル美術館(-44%) とシャンゼリゼ (-19%)であった。外国人観光客数が 8%の増加、 アジア人観光客だけを見ると 38%増加した 2013 年に、それだけ減少したことは特筆 すべき点である。 * ** 警視庁は、観光業界と連携し 2014 年 4 月 14 日月曜日以降も観光区域安全化計画を 延長することを決定した。 前シーズンの情報を考慮し、4 つのアクションを中心に同計画は拡充された。 1- 2014 年、パリ首都圏近郊保安課(DSPAP)の主導により、警察の能力を増強 させる。 決定された事項 : - - - 動員する人員の 20%増加という目標を掲げ、警視庁の関連部局全体、とり わけ、専門部局をより一層関与させ、主要観光地における警察の存在を強 化する。 プチット・クロンヌ域内(パリ市に隣接するオ・ド・セーヌ、セーヌ・サ ン・ドニ、ヴァル・ド・マルヌの 3 県)の県知事による調査結果に基き、 安全対策を実施するホテル数を増やす 。 北駅及びその近辺の警備強化。25 名から組織される現場特殊班の新設によ り、北駅周辺区域の警官が増員。 シャンゼリゼ対応の現場特殊班(BST)の新設。周囲の夜間営業施設に安全 強化の取り組みに参加させる。 犯罪発生マップのフォローアップ。常に状況に合わせた対策を取る。 2- 新たに対象となる保安区域 下記が観光客安全化計画の対象となった : - サンジェルマン大通り、カルティエ・ラタン、シャトレー広場区域 観光客がセーヌ川クルージングで利用する主な乗船場、下船場。2014 年計 画で河川警備班が参加する。 シャルル・ド・ゴール空港のあるロワッシーとパリ中心部の連絡路。鉄道 警察地域局警官やフランス国鉄職員(SUGE と行政斡旋官) 、ロワッシー駅 受入担当職員との行動連携を強化する。 3- 一般の受け入れや情報提供に関する状況の改善 観光客安全化計画 2 版に含む主要事項: - - 今夏、一般観光客のために 2 つめとなる移動式インフォメーションセンタ ーを設置する。 観光客向けの手引書「パリ安全ガイド(Paris en toute sécurité)」は、新た にアラビア語版、ロシア語版の2か国語を追加。2013 年に制作した韓国語 版、中国語版、日本語版を含めると、本ガイドは 8 か国語で提供されるこ とになる。 警視庁のインターネットサイトは、英語と中国語でも閲覧できるようにな る。 4- 新たな国際パートナーの模索 ルーマニア人警官が今夏パリ警察業務を補強することに加え、警視庁は、今後ブル ガリアとボスニアのリエゾン・オフィサーの支援を受けることとなる。 * ** 警視庁のパートナー機関と連携し、対策の実施と成果は、観光シーズン中、定期的 に評価される。
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