子ども緊急通報装置

子ども緊急通報装置
子ども緊急通報装置とは
運用事例
子ども緊急通報装置とは,事件・事故などの緊急
・新潟県
時に通報ボタンを押すと,非常ベルが鳴り,赤色点
新潟県では,新潟市立笹口小学校区に子ども緊急
滅灯が点滅して犯人を威嚇し,周りに異常な事態を
装置が設置され,平成 15 年 4 月から運用された。
知らせると同時に,直接
低学年児童でも覚えやすいように,
「おまわりさん
管轄の警察署に対面カメ
つうほう スイッチ」と表示されている。
ラ付きインターホンを通
・東京都
じて映像と音声で通報で
警視庁は,地域住民が安心して暮らせるまちづく
り施策の一環として,
都下9地域の道路・公園に 109
きるシステムである。
また,スイッチは小学
基のスーパー防犯灯と7基の子ども緊急通報装置を
生が無理なく押せるよう
整備している。スーパー防犯灯は街頭緊急通報シス
に,地上から約 80 セン
テムのことで,機能は子ども緊急通報装置とほぼ同
チメートルに設けられて
じだが,監視カメラ(防犯カメラ)が付属しており,
いて,子どもからお年寄
警察署のモニターに現場周辺の様子が映し出される
りまで簡単に安心して使
仕組みになっている。子ども緊急通報装置は,対面
うことができる。
(大阪府警察)
カメラ(通報者撮影カメラ)を備えているが,監視カ
警察庁が,平成 14 年度の国費事業である「子ど
メラは備えていないものもある。
・大阪府
もを守る緊急支援対策事業」の一環として,通学路
や公園等で子どもが犯罪被害にあいにくい環境を作
大阪府警察では,子どもが通学路や公園で犯罪に
り出すため,各都道府県ごとに1通学区を指定して
あうことを防ぐため,学校,自治体,地域住民と連
子ども緊急通報装置を7基ずつ設置。その後,各県
携して,通学路や公園等の防犯設備の整備を推進し
警察が主体になって整備・運用が進められている。
ている。平成 15 年4月1日に国立大阪教育大学教
育学部附属池田小学校ほか 5 校の通学路に子ども緊
急通報装置を設置し運用を開始した。
〈子ども緊急通報装置の活用方法〉
事件・事故などの緊急事態が発生。
〈防犯ベル付き自動販売機〉
例えば,ひったくり・痴漢などの被害にあった,不審者が
徘徊している,事件・事故を目撃したなど。
非常ボタンを押すと警報音が鳴り響く防犯ベル付き
自動販売機が,南流山駅近くの民間駐車場前に設置さ
緊急通報ボタンを押す。
れた。防犯防止活動に取り組む「PFIジャパンカイ
ンドネスリンク」
,飲料メーカー,自動販売機オーナー
赤色灯が点灯し,ブザーが鳴り,周囲に緊急事態が
発生したことを知らせる。
の3者協力の下に設置されたもの。防犯ベル付き自動
販売機の設置は,地元住民の協力が前提になる。警察
警察署のモニターに通報者の顔が映し出される。
への通報機能がないため,警報音が鳴った際には近隣
インターホンで警察官と通話が可能。何があったの
か落ち着いて話す。
住民に窓を開けて事件が起きていないか等を確認して
もらう「地域ぐるみの防犯協力」が必要となる。千葉
県下で2台目,全国では約 200 台が設置されている。
警察官が現場へ急行するなどして,事件・事故の処
理にあたる。
(千葉県・流山市ホームページより)
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