授業科目名 歴史学入門 科目コード G450115 科目区分 教養教育科目 開講時期 前期 学部・学科等 共通教育 曜日 火曜日 必修・選択区分 選択 時限 5~6 標準対象年次 1,2,3,4 授業形態 講義 単位数 2 教室名 1121(峰) 電話番号 (代表者名) 028-649-5192 e-mailアドレス (代表者) [email protected] 担当教員名 オフィスアワー 内山 雅生 火曜日午後6時から7時まで、国際学部内山研究室 【授業の目標】 この授業科目は、大学に入学して歴史を学ぶ学生に、歴史とはいかなる学問であるの かを、ドキュメンタリーを中心とするビデオ教材を多用しながら講義します。これが歴 史学かと驚くかもしれない「歴史における意外性」にも注目していただきます。 【前提とする知識・経験】 中学時代の歴史の知識が断片的にでもあれば充分です。 【授業の具体的な進め方】 基本的に毎回ビデオ教材を資料としてみた後、視角を変えたら歴史的事実がどのよう に認識できるか、考えていただきます。 【授業計画】 主な講義課題としては以下のようなことを考えています。 1、内戦はどうして起きるのか?――冷戦構造の終結と地域紛争 2、パパブッシュと湾岸戦争、そしてブッシュ現アメリカ大統領とイラク戦争 3、最初の「世界一周者」は誰か――マゼランと奴隷エンリケ 4、エジプトのピラミッドは、ファラオの墓か――ナイル川の氾濫と公共事業 5、家族の歴史から見た中国革命――中国映画『活きる』を題材として 6、脱亜と興亜のハザマ――福沢諭吉と中江兆民、それぞれが目指した近代社会 7、歴史の中の光と影――ハンセン氏病患者と「世間」の無知 8、果たして我々は「記録がない」人物の歴史を描くことができるのか!! 【教科書・参考書・教材】 特に必要としません。参考書等は講義の中で紹介します。 【成績評価法】 期末試験(80%)及び簡単なレポート(10%)、出席状況(10%)などから総合評価 します。 【教員からのメッセージ】 日本史、世界史等受験科目としての歴史学は身近な勉強かもしれませんが、本来の歴 史学は、私達がどこから来たのか、そしてどこへ行くのか、考えるためにヒントを与え てくれる学問です。そこでは受験科目としての日本史や世界史は歴史的知識の一つにす ぎません。従って本授業は、歴史嫌いの方も受講できます。上記の主な講義課題を見て もお分かりのように、扱う時代は古代から現代まで、地域も日本からアジア、ヨーロッ パと広く人間社会を舞台に検討していきます。あなたも先人たちの声なき声を聴いてみ ませんか!
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