現場から 映像技術・映像環境への要望

現場から
・
映像技術・映像環境への要望
・・子供たちに「生命」を感性で伝えたい
・ 情報視聴覚委員会・コンテンツ委員会資料
甲府工業高校(定)理科
1) 要望
1,コンテンツの作成スピードと簡便さ
忙しい仕事の合間にできること
2,画像の美しさ・大きさ
ハイビジョン・最低限SVHSを美しく
内容以前、感性に訴えられるもの
3,従来型の授業の流れに組み込めること・「 黒板は宇宙」
5分∼10分のクリップの映写
できれば毎時間
4,授業開始・後始末が速やかなこと、黒板が一瞬にスクリーン
教室環境・・暗幕他
機器の設置
2)
1,演示
授業(理科
物理)でMPEG2クリップを映写
(ペーパー資料なし)
2,例
理科(生物)
授業計画
「生命の畏敬、尊厳」を考えさせるためには?
3,問題提起
「バーチャル」の是非・他
4,技術資料
興味のある方に
渡辺
大作
(高校生に生物学を教えるための映像効果の必要性)
資料
甲府第一高校
清水
康久
生徒に考えて欲しい生物学のポイント
「生命の畏敬、尊厳」を考えさせるためには?
Ⅰ、
生命のとらえ方/生命観を培うためには?
*生物は分析的に(還元的に)とらえる部分と総合的に感じる部分とあるのでは?
1、細胞としての生命
2、個体としての生命
3、生命系(生命誌)としての生命
→
①宇宙創設以来120億年の時間の後、たど
りついたヒト(生物 )、人(文明)
①120億年の結果、自然界に見られる生物
の共通性と多様性
(生命観は生命系で扱うと感動的)
(生命系は共通性と多様性を中心にとらえるとわかりやすい)
1、共通性
→①
宇宙創生(ビッグバン)∼物質誕生∼地球誕生∼DNA∼タンパク合
成までの流れを動画で見せられるか?
②
DNAの部分
年を否定 →
2、多様性
→
(黒板ではいかんともしがたい)
→たとえば枯葉剤での奇形児
→
一瞬にして120億
映像でしか表現できない
生物分野では 、「生物の集団」のところ。いかに生徒が「植物の種名、
実物」などを知らないか。寄生、共生、熱帯林、海洋などの数多くの生物の映像(静
止画でよい )・・・
小中学校でも多様な生物の紹介や自然観察などは未学
習、未経験
3、現代ー宗教亡き倫理の模索時代
→
→
生徒は生物音痴
水俣問題、熱帯林問題、クローン問題、核問題
→映像の強烈さで問題提起
現代の生命観の欠落
4、生物ー環境と共に存在
→
→
こ れ か ら問 わ れ る各 個 人 の 生命 観
渾然一体となった自然(表情)
→
闇と光、風の音、水の音、小鳥の声、→
しの世界
→
感じるもの
→
千と千尋の神隠
映像と音
メッセージをもった生物の授業を試みようとした場合映像の力が
必要
*教科書に登場してくる生物をなるべく実物で見れれば良いが、実物はほとんど見せられ
ない。→
映像で疑似体験させる必要性
Ⅱ
そこで実際には(問題点も含む)
1、場面
もちろん受験等あり教科書の進度もあるので、たまに「トピックス」で扱うか、授業の始
めの数分間で提示するくらいでしかできないと思う。
→
それでもやるべきである。生
物の他にも、家庭科、保健体育、地歴など利用科目は多いと思われる。
→
実際他教科
の先生方はどうお考えなのか?
2、映像を集める方法
①TV番組の録画(アナログテープ:在庫50∼100本近くあり)
→
デジタルに変
換し5分∼10分に編集したい?
/
著作権の問題
→
簡単にできる方法や機材は?
は?
②デジタルカメラで直接自分で撮影
手間暇かかる。
③お互い持っている映像を交換し合うなどの協力体制が必要。
3、映写場所は?
→
・教室ではやりにくい(プロジェクターやパソコンの運搬が大変、
暗幕がない、スクリーンがない)
・視聴覚室はパソコンなどが入っていてできない。
・生物実験室などの特別教室しかない 。(5 10分の利用で使うのも
どうかと思う 。)
→
どうすればよいのだろう?
4、映像で疑似体験させる必要性は?
→
バーチャルで良いのか?
バーチャルの適正な使い方は?
<参考資料>
興味のある方に
インターネット
から
数字は公的なものではありません (資料
渡辺)
1) 圧縮形式について
AVI
・・・・・全てのフレームが一枚の画像
編集はフレーム単位可
・・は複雑多数
速い
1時間10GB前後(1/10圧縮)
MPEG
・・・複数のフレームをまとめて圧縮(時間軸で圧縮) ・・は複雑多数
編集に不向き
約5∼15枚単位
遅い・・VAIOはMPEG2 AVIも可?
1時間2∼4GB(MPEG2 DVD) …4.7GBのDVD-Rディスク
リアルハイビジョン(1920×1080)は約
全く圧縮しないAVIデータ
1フレームが1枚のBMP画像
1∼2時間
6倍
秒30MB、時間あたり100GB超
<計算>
Videoデータレート(bps) ・・・1秒当たり
= 1ピクセル当りのデータ量(bit/pixel)
× 1フレーム当りのピクセル数(bit/f)
× 1秒当りのフレーム数(fps)
= 24×[740×480]×30
DVやDVD 740×480
リアルハイビジョン1920×1080
= 255.744M(bps)
( =31.968M(Byte/sec)
)
1時間、3600秒で
31968×3600=約115Gbyte
ハイビジョンは
5.84倍
186.624M(Byte/sec)
Audioデータレート(bps) = サンプリング品質(bps)
× サンプリングサイズ(bit)
× ステレオ用
= 44,100×16×2
= 1,411.2k(bps)
( = 176.4k(Byte/sec) )
可逆圧縮 (正確には99.9%)
合)
1時間で30Gくらい
(ソフト
huffyuvの場
AVI形式
1フレーム内のみで画像の圧縮
業務用
239Mbps
計算では、1時間で
239×3600÷8
MB
=107550MB
=107.55G
B
AVI形式
1フレーム内の画像情報はYUV4:1:1で記録
通常は圧縮AVI
Max 28Mbps
Y輝度情報4画素分に対して、UV色差情報を1含む。
約1/3∼1/27(YUV)で圧縮。
1時間30GB∼4GB
1/10までの圧縮(11GB/時間)であれば、無圧縮の画像と比べてもほと
んど違いは分からず、
「S-VHSビデオ」の画質
DV-AVI(DVカメラ)
フレームサイズ:720×480ドット
ビデオフォーマット:YCrCb=4:1:1(YUV4:1:1)
圧縮AVI
オーディオ:48KHz,16ビット、32KHz,12ビット
市販のDVD
最小2Mbps、最大8MbpsのVBR、平均は6∼7Mbps辺り
(MPEG2形式)
ハイビジョンでは25Mbsあたり
MPEG4
低速な回線からハイビジョン並の画質まで
3次元空間中の構成物をオブジェクト(1つの画像)として符号化するの
で、例えば通話中の人物の背景が不要だったら消してしまうことや、視
聴中のシーンにユーザが割り込んで操作できる、そうです。
ネット上で公開されているMPEG4の作成方などの内容はMS-MPEG4を使用し
たものでISMAや本来のMPEG4ではない
DivX MPEG4
その半数はMicrosoft MPEG4 codecの海賊版
codec(Ver3.1以前)
現行のopen DivXはMicrsoft社のパッチ当て版ではなく、オリジナルのも
の
2時間映像が700MBCDに入る 画質は落ちる
2)
(一応見れる?)
アナログーー>デジタル&編集 ボード
DVStorm-RT light
内部処理YUV 4:2:2で行う
118000円
180分連続キャプチャ可能
ハードウェアコーデックによるリアルタイム編集
DVRex-RT Professional
定価498000円
YUV4:2:2で内部処理
CPUとハードウェアの分業
ハードウェアコーデックによるリアルタイム編集
ベータカムデッキ対応
DV端子に加え、9ピンリモートコントロールに対応。
DVRaptor RT
ソフトウェアエンコード、アナログキャプチャに対応
84,800円
3)
発表事例で使用した機器・データ
MTV2000
MPEG1/2キャプチャ
、ハードウェアコーデック
ビットレート=Max
15Mbs
実売4万弱の
フィルムの切断のみ(付属ソフト)を行う
PCIボード
HDからHDへのコピー時間で完了 速い
簡単 複雑な編集なし
別の市販ソフトで再生(複数フィルムを連続再生、音付き倍速など機能
多数)
データは8Mbpsでキャプチャ、1時間で4GB
<参考>
コスト
について・・・・動画は現状ではコストが問題(Divxの画質が上がるのを
待つか?)
メディア
D-VHS
1本の金額
約550円
HS
240分テープ
画質設定
120分
STD
LS3
金額/時間
250円
240分
720分
ビットレート
28.8
137円
46円
14.1
4.7・・・SVHSより
良(ビクター) DVD-R 約500円
FINE
120分
500円
10.08
4.7GB
標準
120分
250円
5.04
S-VHS
約210円
120分テープ
LP
240分
125円
標準
120分
105円
2.52
アナログ方式