Exciting Discovery In One Network Annual Rep or t 2 0 0 5 For Year ended March 31, 2005 経営理念―最高の笑顔をいただくために お客様第一主義 Customer Or iented お客様の生活スタイルに合わせ、最高の満足が得られる商品を提案します。 お客様の思いもしなかった新しいよろこび、豊かさを提案します。 商品販売後も、いつも最良な状態で使い続けていただくためのフォローアップをします。 地域のお客様に密着した事業展開 トップブランドであることを認識し、支持され続ける店を目指します。 お客様との長期にわたる信頼関係をつくりあげます。 どの店舗・地域においても共通した質の高いサービスを提供します。 時代を先取りし続ける創造型企業 つねに新しいことにチャレンジし、実践できる企業となります。 時代の先を読み、新しい価値を提供し続ける「創造力ある企業」を目指します。 お客様のニーズや時代の変化に対し、即座に応えられる柔軟性を高めます。 エディオングループの概要 株式会社エディオン 持株会社として グループ内企業の経営を管理 株式会社暮らしのデザイン 家電、情報通信機器 等の販売 家具・インテリア、家電の カタログ通販および インターネット通販事業 実 ●デオデオ商事 (法人向け販売) 店 舗 株式会社ミドリ電化 家電、情報通信機器 等の販売 家電、情報通信機器 および家具等の販売 ョ 株式会社エイデン グ シ ト ッ ネ カ ー タ ン イ タ ロ ショ ッピング ●ホームエキスポ(ホームセンター) ●エイデンコミュニケーションズ(携帯電話) ●ディスクステーション(ソフト) ●コムネット(修理・配送工事) ●エヌワーク(電算システム) ●エム・イー・ティー特定目的会社 (店舗資産管理) ッ ピ シ ン ョ グ ッ ピ ン グ 株式会社デオデオ ●ミドリ(家電、情報通信機器等の販売) ●ミドリサービス(修理・配送工事) 08 ミドリ電化 との統合 10 次世代 エリア戦略 14 マルチ チャネル 戦略 16 オリジナル 商品 20 CSR (企業の社会的責任) 18 サービス 戦略 株式会社エディオンは、大型家電量販店のトップブランドとなる べく、中国地方を基盤とする株式会社デオデオと、中部地方を基盤と する株式会社エイデンの共同持株会社として、2002年3月29日に 誕生いたしました。 私どもは家電販売業の理想の姿をedion(Exciting Discovery In One Network)の名前に込め、 「お客様第一主義」、 「地域の お客様に密着した事業展開」、 「時代を先取りし続ける創造型企業」 を経営理念とし、スケールメリットを最大限に活かしながら、さらなる 企業価値向上に努め、お客様とともに着実に歩み続けてまいります。 Annual Report 2005 1 財務ハイライト (単位:百万円) 第1期 (連結) 第2期 2002.3.29∼2002.9.30 2002.10.1∼2003.3.31 第3期 第4期 2003.4.1∼2004.3.31 2004.4.1∼2005.3.31 会計年度: 222,784 220,073 434,166 437,992 47,455 46,220 92,587 95,751 営業利益 2,533 3,260 5,825 5,011 経常利益 4,445 5,020 10,207 11,163 当期純利益 1,214 1,176 3,017 4,918 223,757 230,332 222,614 231,410 91,885 92,259 94,465 105,595 売上高 売上総利益 会計年度末: 総資産 株主資本 免責条項 当アニュアルレポートに記載されている将来の業績に関する予想、計画、見通しなどは、エディオンおよびエディオン グループが現時点で入手可能な情報に基づき、経営者が合理的と判断したものです。実際の業績は様々な要因の変化に より、これらの業績見通しとは異なる可能性があります。 そのような要因としましては、主要市場の経済状況および製品需要の変動、国内外の各種規制ならびに会計基準・慣行 などの変更等が含まれます。従いまして、当アニュアルレポートの情報のみに依拠して投資判断されることはご遠慮 くださるようお願いいたします。 2 Annual Report 2005 Financial Highlights 各種指標(連結) (株)デオデオ ■売上高 ■経常利益 (株)エイデン ■当期純利益 (単位:百万円) (単位:百万円) (株)エディオン 442,857 425,411 434,166 437,992 (単位:百万円) (単位:百万円) 112,882 105,595 4,918 10,207 400,000 100,000 9,465 9,000 第2期 ■株主資本 11,163 447,086 第1期 91,691 92,259 4,000 8,095 94,465 80,000 3,017 2,867 300,000 2,390 60,000 2,000 6,000 200,000 40,000 △432 3,611 3,000 0 100,000 20,000 0 △2,000 0 2001.3 2002.3 2003.3 2004.3 2005.3 ■総資産 2001.3 2002.3 2003.3 2004.3 2005.3 ■有利子負債 (単位:百万円) 0 2001.3 2002.3 2003.3 2004.3 2005.3 ■店舗数 2001.3 2002.3 2003.3 2004.3 2005.3 ■現金及び現金同等物の期末残高 (単位:百万円) (単位:店) (単位:百万円) RC FC 259,847 250,000 16,618 226,701 231,410 230,332 80,000 78,586 800 774 773 743 222,614 67,189 68,122 200,000 60,000 15,000 13,880 678 60,404 61,456 16,338 786 13,446 13,355 600 150,000 10,000 40,000 400 20,000 200 0 0 100,000 5,000 50,000 0 2001.3 2002.3 2003.3 2004.3 2005.3 2001.3 2002.3 2003.3 2004.3 2005.3 0 2001.3 2002.3 2003.3 2004.3 2005.3 2001.3 2002.3 2003.3 2004.3 2005.3 *2001年と2002年はデオデオとエイデンの単純合算、2003年は第1期(2002年3月29日∼9月30日)と第2期(2002年10月1日∼2003年3月31日)の単純合算の数値で、あくまで参考です。 Annual Report 2005 3 株主・投資家の皆様へ 梅 正幸 ■ 久保 允誉 岡嶋 昇一 友則 和寿 Masayuki Umehara Masataka Kubo Shoichi Okajima Kazutoshi Tomonori 取締役副社長 代表取締役社長 (株式会社ミドリ電化代表取締役社長) 取締役副社長 (株式会社エイデン代表取締役社長) 取締役副社長 (株式会社デオデオ代表取締役社長) エディオンは「サービス型小売業」の さらなる深化で大型家電量販店の 大競争時代を勝ち抜きます。 4 Annual Report 2005 ■ To O u r S h a r e h o l d e r s 市場環境の分析と課題 2004年度における日本の経済は、米中経済の好調に支えられ輸出が増加したこと に加え、活発な設備投資、企業収益の改善など、概ね景気は回復基調のうちに推移 しました。一方で所得環境は改善に至らず、年金問題に代表される将来への不安が 個人消費を抑制する状況は依然として続いています。 こうした中、エディオングループが属する家電小売業界では、アテネオリンピック を契機として薄型テレビやDVDレコーダーが本格的な普及期を迎えようとしてい ます。薄型テレビの普及率は11.5%と言われており、アナログ放送が終了する2011年 まではさらに需要が拡大すると予想されます。 また、エアコンや冷蔵庫、洗濯機といった季節・生活家電商品については、毎年 堅調な販売台数を維持しています。今後も乾燥機付き洗濯機など付加価値の高い 商品を中心に、需要は堅調に推移すると予想しています。 エディオングループでは、お客様のニーズにスピーディーに対応し、付加価値の 高い商品を提供するとともに、買った後も安心してお使いいただけるよう、サービス 体制の強化に努めています。「買って安心、ずっと満足」を目指して、さらなる取り 組みを行ってまいります。 基盤地域の強化とミドリ電化との統合 家電小売業界に属する各企業は、現在、上位数社の寡占化が進み、熾烈な大競争 時代に突入しています。お客様のニーズの変化や時代の変化を先取りし、出店戦略、 品揃え、接客・サービス、価格など様々な競争において他社に打ち勝つためのアイ ディアやポジショニング、経営戦略が必要とされています。 このような環境下において、2004年度には、デオデオとエイデンの事業統合がほぼ 完了しました。情報システムの一本化、組織統合による本部のスリム化、仕入統合 によるスケールメリットの達成など多くの統合効果を創出することができました。 また、2005年4月1日には、近畿エリアでトップシェアを誇る株式会社ミドリ電化 (本社・兵庫県尼崎市)と株式交換による事業統合を行いました。これにより、新エディ オングループは、中国・四国・九州地方のデオデオ、近畿地方のミドリ電化、中部地方 のエイデンという体制が確立し、中部以西の地域シェアNo.1を誇る家電販売グループ となりました。また、売上高約7,000億円で、業界第2位の規模に躍進し、店舗数では 875店舗の業界No.1を誇ります。この統合の基本方針は、業界第2位の規模を活かした スケールメリットによる統合効果のさらなる追求と、デオデオ、エイデン、ミドリ電化 それぞれの基盤エリアでの地域密着型営業の強化にあります。今後は、デオデオと Annual Report 2005 5 株主・投資家の皆様へ ■ エイデンの統合効果創出のノウハウを活かして、ミドリ電化との統合効果を早期に 最大化するとともに、売上高1兆円の達成に向けて積極的な出店戦略を展開してま いります。 ■ 近畿エリア シェア No.1 7,000 億円 ミドリ電化 (本社:尼崎市) ■ 中部エリア シェア No.1 エイデン(本社:名古屋市) ■ 中国・四国・九州エリア シェア No.1 デオデオ(本社:広島市) 中部以西の家電販売ネットワーク▲ サービス型小売業の深化へ向けて エディオングループは、「お客様第一主義」の経営理念をベースに、「サービス型 小売業」という独自のビジネスモデルを一層深化させてまいります。商品購入後も お客様に安心してお使いいただけるよう、お買い上げ時の取扱説明サービスの徹底 や、即日修理・持ち込み修理体制の充実などに取り組んでいます。また、インター ネットやカタログによるダイレクトマーケティング事業や、小型フランチャイズ店 舗事業により販売チャネルを拡大するなど、様々なサービス課題に今後も重点的に 取り組んでまいります。 エディオングループは、競合他社が追随できないハイレベルなサービスをより 追求し、一層のサービス内容の充実に努めてまいります。 中期ビジョン エディオングループでは、継続的な成長を目指し、2007年度までの中期ビジョン を策定しました。その骨子となるのは、「成長性」と「効率性」です。 成長性については、販売チャネルに応じた出店を加速してまいります。例えば、 6 Annual Report 2005 ■ To O u r S h a r e h o l d e r s 電車やバスといった公共交通機関でご来店いただける2,000∼3,000坪超の都市型大型 店舗や、家具、住宅設備、リフォームサービスなどの新しい業態を加えた郊外型 大型店舗(1,500∼3,000坪)の開発に取り組んでまいります。また、商圏規模に応じて 500∼1,000坪店舗の出店を行うことにより、各地域における販売シェアの拡充を 図ってまいります。さらに、5∼20坪のコンビニエンスストアタイプの小型フラン チャイズ店を展開し、訪問販売など地域のお客様に密着したサービスを行ってまい ります。販売チャネルに応じた出店戦略により、3カ年で79店舗を出店し、中部以西で 5%以上のシェアアップを図ることで、基盤エリアをより強固なものにしていきます。 効率性については、物流・サービス拠点の集約を行い、調達物流・宅配物流・サー ビス業務の一元管理による納品リードタイムの短縮化、効率的な在庫コントロール の実現、配送・設置・工事業務のさらなるレベル向上に努めてまいります。 中期ビジョン▼ また商品力の強化についても、エディオン グループ独自の機能を付加したオリジナル 商品「KuaL(クオル)」の商品ラインナップ を拡充してまいります。 これらの取り組みにより、2007年度末に は、売上高9,000億円、経常利益320億円を 目標に、成長性と効率性の両立を目指して 1 売上高1兆円、 経常利益500億円 ●1人当たり生産性の 向上 ●新オリジナル商品 「KuaL」投入 ●統合効果の創出 2 3 積極的な 出店戦略 地域一番店の実現 ●基盤エリアの徹底強化 3カ年で79店舗出店 ●フランチャイズ展開の 加速 ●新業態の開発 ●サービス型小売業 (価格/接客/配送・工事/ サービス/保証制度) のさらなる進化 ●地域密着型経営 まいります。 (次世代店舗開発) 株主価値の拡大へ エディオングループでは、今後とも「お客様第一主義」を経営理念に掲げ、地域 のお客様に密着した「サービス型小売業」というビジネスモデルを徹底追求し、 商品力、サービス力、CS(顧客満足)などの総合的な深化に努めてまいります。 そして、株主の皆様、お客様、従業員、地域社会、お取引先、グループおよび関係 各社などステークホルダーの皆様の安心と信頼の上に、価値創造型企業としての 努力をさらに続け、皆様にとっての企業価値をさらに高めるべく全力を尽くして まいります。 より一層の御支援と御鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申しあげます。 2005年7月 代表取締役社長 Annual Report 2005 7 特集1 ミドリ電化との統合 地域密着型営業の強化と スケールメリットの追求 豊富な品揃えとサービスの融合 2005年4月1日、エディオンは株式会社ミドリ 8 店舗の面では、2,000坪を超える大型店舗6店 電化(本社・兵庫県尼崎市)をグループに迎えました。 を有しており、こうした展開を、今後のエディオン ミドリ電化は、近畿エリアを中心に、中部、関東を グ ル ー プの大型店舗開発に取り入れてまいります。 含めて89店舗を有し、家電製品、AV機器、パソコン、 また、サービス面では、子会社のミドリサービス株式 家具インテリア、玩具・CD/DVDソフト・テレビ 会社による即日配達・即日修理・即日工事、時間指定 ゲーム等を取り扱う西日本有数の大型小売店です。 配達、あるいは訪問したお客様宅では新品の白靴下に ミドリ電化の特徴は、業界でも稀有な家電と家具の 履き替えて作業を行うなど、きめ細かなサービスを展開 複合店(33店舗)を始め、インテリア、リフォーム、 しています。ミドリ電化のサービス展開は、エディオン ホビーなど多彩な業態開発に実績とノウハウを持つ のサービス理念と価値観を共有するものであり、中部 こと、地域に密着したレベルの高いアフターサービス 以西地域における「サービス型小売業」の基盤が確立 事業を展開しているなどの点が挙げられます。 しました。 Annual Report 2005 MIDORI DENKA 家具・インテリアコーナー 家電コーナー リフォームコーナー 西日本最大規模のネットワークによる統合効果の創出 エディオングループとミドリ電化は、すでにオリ さらに、売上高1兆円の早期達成を目指して、その ジナル商品「KuaL」の共同開発・販売を2005年 成長性を支える次世代システムの開発を行っていま 1月から開始しており、2005年度については仕入先 す。エディオングループで共通の次世代システムを構築 の共通化や、プロパー商品の一括共同調達による統合 することにより、物流、店舗オペレーションの効率化 効果を実現してまいります。 が達成できると考えています。 また、家具やインテリア、リフォームといった様々 な業態を展開しているミドリ電化のノウハウを共有 して新業態の開発を行うことにより、郊外型でも 100億円の売上高を達成できる強い店舗を作って まいります。 Annual Report 2005 9 特集2 次世代エリア戦略 加速する 次世代エリア戦略 エディオングループでは、設立以来、経営効率改善のため店舗のスクラップ やリロケーションを進めてきました。2004年度で店舗の統廃合はほぼ終了し、 2005年度以降は「成長性の追求」に軸足をおいた出店戦略へ転換し出店ペース を加速します。エディオングループ全体で、今後3カ年で合計79店舗の新規 出店による売上成長と、小型フランチャイズ店の展開による各地域No.1シェア の確立を目指します。 また、公共交通機関のターミナルに立地する都市型店舗や、郊外で10,000㎡ を超える大型店舗の出店を積極的に進め、地域一番店の実現によるドミナント の完成を目指します。 10 Annual Report 2005 A r e a S t ra t e g y チャネル別出店戦略 1 直営店舗展開 エディオングループでは、都市型店舗と郊外型店舗 次に、郊外には1,500∼3,000坪の大型店舗を出店 を商圏規模に応じて出店することにより各地域におけ し、家電商品のみでなく家具、住宅設備、リフォーム る圧倒的なシェアの確立と、店舗ブランドの浸透を 商品を展開することで、様々なお客様の生活シーンに 図り、地域に密着した事業展開を行ってまいります。 応じた商品をご提供できる店作りに取り組んでまいり まず、都市部には、2,000∼3,000坪超の都市型 ます。 大型店舗を出店し、既存商品に加えCD/DVDソフト、 2005年度には、基盤となる西日本各地に計26 ゲーム、ホビー、ステーショナリー等店舗特性に合わ 店舗の出店(売場面積約26,000坪純増)を計画して せた商品を販売します。特に電車やバスでのご来店を います。 想定し、持ち帰り商品や消耗品の品揃えを充実させ ます。2005年5月には2,700坪のミドリ天満橋店が オープンし、今後も中部・中国・九州地方の各主要都市 において展開していく見込みです。 チャネル別出店戦略 都市型 超大型店舗 ターミナル立地 2,000∼3,000坪超 既存品揃え商品+ソフト、ゲーム、ホビー、ステーショナリー等を追加 郊外型 超大型店舗 ミドリ天満橋店 5/27オープン ●売場面積:2,700坪 ●大阪市内中心部 京阪・地下鉄谷町線「天満橋駅」前 郊外立地 1,500∼3,000坪 既存品揃え商品+家具、住設、 リフォーム等を追加 郊外型 大型店舗 郊外立地 500∼1,000坪 商圏規模に応じた出店による 地域ドミナント形成 小型フランチャイズ店舗 衛星型店舗 5∼20坪 DFS(デオデオ・ファミリー・ショップ)に加え EFS(エイデン・ファミリー・ショップ)を新規展開 マルチチャネル 無店舗販売 暮らしのデザインによるダイレクトマーケティング カタログ通販、インターネット通販、TV通販 様々なチャネルの新規出店加速により、売上成長を図る Annual Report 2005 11 特集2 次世代エリア戦略 チャネル別出店戦略 2 小型フランチャイズ店舗展開 DFS(デオデオ・ファミリー・ショップ) 中国・四国・九州エリアで約500店舗の実績 ∼小型フランチャイズ店舗を中部エリアに本格展開∼ EFS エイデン・ファミリー・ショップ エディオングループでは、地域市場のドミナントを 高め、お客様へのよりきめ細かな地域密着型サービス を展開するため、商圏内のコアとなる直営店舗の周り に、5∼20坪の売場面積をもつ小型フランチャイズ 店舗の展開を行っています。 〈小型EFS事業のイメージ〉 直営店舗とEFS店舗のドミナント形成 フランチャイズ店舗の営業コンセプトは「訪問コン ビニ」で、電池、電球、蛍光管やプリンターインク等 EFS店舗 の消耗品を豊富に取り揃え、専用の手配りチラシを 用いて地域に密着した訪問販売を行い、高齢者世帯に EFS店舗 EFS店舗 向けた管球の取り替えなどの出張サービスを行ってい ます。これにより、商圏内のお客様が最寄りのショップ をご利用できるという利便性を提供できるとともに、 EFS店舗 直営店舗 EFS店舗 地域のお客様ひとりひとりのお顔がみえる心のこもっ たサービスを提供することが可能となっています。 今後は、中国・四国・九州エリアを中心に538店舗 EFS店舗 EFS店舗 直営店舗・商圏内 を展開しているDFS(デオデオ・ファミリー・ショップ) のノウハウを活かし、2005年度は新たに中部エリア 中心にEFS(エイデン・ファミリー・ショップ)を本格 展開し、2007年度までの3カ年で140店舗の出店を 計画しています。 2005年6月10日 EFS第1号店オープン 「エイデン明智店」 (岐阜県恵那市) EFS標準店舗モデル ■売場面積 5∼20坪 ■営業スタイル 訪問コンビニ ●電池・電球・蛍光管やプリ ンターインク等の消耗品 を充実させた家電のコン ビニ ●専用の手配りチラシを用 いた地域密着の訪問販売 ●管球の取り替え等の高齢者 世帯向けサービスの実施 など 12 Annual Report 2005 ■3カ年 EFS出店計画 (単位:店) 140 毎年 約50店舗 90 40 2005年度 2006年度 2007年度 A r e a S t ra t e g y 物流戦略 岡山エリアSC(サービスセンター)デポ構想 エディオングループでは、出店エリアごとに効率的 2005年6月には、株式会社ニノミヤからの営業 な物流システムを追求しています。まず、2002年に 譲渡を受け、岡山エリアで4店舗が同時にリニューアル 「一括調達物流システム」を構築し、広島県、香川県、 オープンし、岡山エリアのドミナントが完成しました。 福岡県、愛知県の4ケ所に設置されたロジスティック 広島エリア・中部エリアにおける集中型物流システム センターによる各家電メーカーからの調達商品の一括 構築のノウハウを活かしつつ、既存店を含む岡山エリア 管理を開始しました。これにより、従来メーカーから 全体の物流・サービス業務をサービスセンターによっ 直接各店舗に配送されていた商品の煩雑な荷受作業が て集中化する構想を進めています。 簡略化され、各店舗が販売・サービス業務に集中でき メーカーからの商品調達と、お客様宅までの商品配達 る体制が整いました。また、ロジスティックセンター および修理などのアフターサービスを一貫して行う による在庫の一括管理と仕入の統合によって在庫ロス 体制の構築により、納品対応の時間短縮や即日・翌日 を削減し、調達コストの低減が可能となりました。 配達・時間指定配達地域の拡大、在庫管理の効率化な さらに、広島エリア・中部エリアでは、エリア内の ど、サービス業務レベル向上および改善が図れるため、 商品配達や修理等のサ−ビス業務を集中して行うサー エディオングループの次世代エリア戦略にとって不可欠 ビスセンターを構築し、物流とサービスのさらなる な取り組みとなっています。 効率化・高度化を進めています。 メーカー SCM商談 エディオン 本部 中部物流センター 魚崎物流 センター 千葉物流センター 多度物流センター 中国物流センター 四国物流センター 岡山エリアSCデポ構想 九州物流センター 東川原店 一宮店 総社店 岡南店 西大寺店 下中野店 SCデポ構想の推進 岡山SCデポ 中庄店 新倉敷店 ●商品補充・配達工事・出張修理の集約 倉敷南店 倉敷店 ●持込修理品の集中修理センター化 玉野店 児島店 Annual Report 2005 13 特集3 マルチチャネル戦略 多様なショッピングニーズに応えるために ∼エディオンのマルチチャネル戦略∼ エディオングループは、「サービス型小売業」を を超える規模になっており、ここ10年で約40%伸び キーコンセプトとする他社の追随を許さない品揃えと ています。その中で、パソコンを中心とする家電商品 サービスによって新たなスタイルの小売店舗網の拡充 のオンラインでの購入が増加してきています。 に努めています。その一方で、急速なデジタルネット こうした状況に対応すべく、エディオングループでは、 ワーク化の進展により拡大の一途をたどる「インター お客様のあらゆる購買方法に合わせた多次元販売チャ ネットショッピング」へのお客様ニーズが飛躍的に ネルを構築し、ショッピングに場所と時間を選ばない 高まっています。 利便性を提供することで商圏にとらわれない広域かつ インターネット・テレビショッピング、カタログ、 携帯などの通販業界は、2003年度で2兆5,000億円 多様なお客様の購買機会を創出することがエディオン グループの成長に不可欠な販売戦略となっています。 ●「エディオンダイレクト」の始まり エディオングループでは、2004年に「暮らしの 構築に向けたリニューアルとともに、グループの デザイン」を子会社化し、カタログ媒体ベースの通販 スケールメリットを活かした「商品力」、グループの 事業運営に着手しました。 コア理念である「サービス」、物流体制の改革に日々 インターネット通販事業においても、同年11月に、 デオデオとエイデンが個別に運営していたインター サービス面では、ネットショッピングでありながら ネットショッピングサイトを「エディオンダイレクト」 リアル店舗と同等のサービスをご提供します。ご購入 として統一し、さらには、2005年5月に、ミドリ 1万円以上で全国一律の送料無料サービスや、会員様 電化および暮らしのデザインが個別に運営していた 特別料金システム「ログイン特価」、ポイントサー ショッピングサイトもエディオンダイレクトとして完全 ビス、ご購入履歴が確認できる自分だけの専用ページ 統合しました。エディオンダイレクトの運営基盤は が持てる「マイページ」機能など、各種の豊富な会員 暮らしのデザインに一元化し、効率化とスケール 様特典を設け、お客様のご満足を追求しています。 メリットの向上を図りました。 暮らしのデザインでは、今後、従来からのカタログ 「エディオンダイレクト」は、会員数30万人、家電、 通販事業にエディオンダイレクトを加え、さらには、 パソコン、家具・インテリア、CD・DVDソフト、 テレビ通販事業への進出を視野に入れ、エディオン ホビー、ギフトなど取り扱いアイテム数約22万点と グループのダイレクトマーケティング戦略部門とし いう業界最多規模を誇る、日本でも有数のショッピング て、無店舗販売事業売上の2005年度目標である サイトとなりました。 100億円を、中期的には500億円規模にまで拡大 エディオングループでは、より魅力的なサイトの 14 取り組んでいます。 Annual Report 2005 すべく取り組んでまいります。 M u l t i c h a n n e l S t ra t e g y お客様の購買方法の多様化に対応し、 実店舗販売・通信販売の多彩な販売 チャネルを構築しています。 実店舗 ショッピング インターネット ショッピング カタログ ショッピング マ ル チ チ ャ ネ ル 戦 略 で 総 合 的 価 値 の 提 供 へ 三本線は三つのチャネル 「電波媒体」 「カタログ媒体」 「WEB媒体」 をまとめたイメージ。 耳の形は 「お客様の声を聞きます」 という意味。 ユーザー視点で 良いサービスを提供しますという “OK”の手の形も表現しています。 Annual Report 2005 15 特集4 オリジナル商品 オリジナル商品の取り組み強化 ∼新オリジナル商品「KuaL」∼ エディオングループは、2005年1月より、新オリ 一方で、ライフサイクルの短い映像商品においては、 ジナル商品シリーズ“KuaL(クオル)”の販売を開 ミドリ電化との事業統合によるスケールメリットを 始しました。2005年3月現在で342アイテム、売上 活かし、共同一括調達による統合効果を創出してまい 構成比30%以上に達しています。 ります。 KuaLはお客様のニーズをもとに、国内家電メーカー これにより、エディオングループ店舗ならではの と共同で開発されたエディオングループのオリジナル 付加価値の高いサービスの提供と収益性追求の両立を 商品です。お客様のライフスタイルやニーズに対応 目指しています。 した付加機能によりプロパー商品との差異化を図るほ 2005年度計画では、オリジナル商品の売上高 か、一部のエアコン・冷蔵庫には「10年間長期保証」 構成比35%と、共同取組商品の同比15%と合わせ、 を適用し、お客様から非常に高い支持をいただいてい 総売上高の50%を目標に集中拡販し、粗利率のさら ます。 なる向上に努めていきます。 新オリジナル商品「KuaL」 お 客 様 の 声 を カ タ チ に エアコン オリジナル構成比 ■商品例「エアコン」 85.8 汚れやホコリが付きにくい お手入れ簡単な室内機 % Check! Check! Check! オフシーズンも快適キープ 自動クリーン運転機能 Check! 【その他】 カビを寄せ付けない 抗菌処理フィルター ●塩害やサビに強い、 長持ち室外機 ●お部屋の臭いを素早く除去する、 脱臭フィルター ●冷え過ぎを防ぐ、 双方向感じるリモコン など お客様のニーズにあった商品の開発・販売を行っています。 16 Annual Report 2005 O r i g i n a l P ro d u c t s [ KuaL ] お客様の声をカタチにした新オリジナル商品 例 ・オリジナルコース すぐに干せない時に「脱水まっててコース」 少し湿り気を残した状態で乾燥。アイロン がけがしやすい「ワイシャツコース」 使い勝手よく自分でアレンジ「とっておき コース」ボタン ふんわり仕上げ「柔軟仕上げコース」 がんこな汚れに「つけおきコース」 「少量洗濯(2kg)コース」 ・風呂水ポンプとホースを すっきり収納できる 専用BOX付き など 冷蔵庫 オリジナル構成比 50.9 % 例 ・直接水を入れ水抜き栓か ら簡単に水抜き「水洗い 野菜室」 ・業界(世界)初の静音運転 ・急冷却機能 「はやわざ冷却」 ・庫内壁面3倍抗菌樹脂採用 ・お部屋に合わせて選べる 「オリジナルカラー」 ・最上段ユーティリティー ケース など 洗濯機 オリジナル構成比 45.0 % 高機能プロパー商品に エディオンだけの オリジナル機能を付加 電子レンジ オリジナル構成比 71.1 % 例 ・オリジナル自動メニュー「煮物コース」 「ヨーグルトコース」 ・よく使う機能と時間をワンタッチで操作できる「メモリー機能」 ・おかず作り∼ケーキ作りまでこれ一冊「150日レシピ集」 ・スプーン1∼2杯の油でフライができる「ヘルシーフライ機能」 ・ガス、オーブン、レンジで加熱できる「煮物煮込み鍋」付き [ jazzberry ] [ MY & OUR ] 3つのアクセントカラーで自分の好みを選べるシングル商品 電池・管球などの消耗品に特化したデバイス商品 Annual Report 2005 17 特集5 サービス戦略 「真のサービス」の追求 2005年度中に会員300万人を目指すeeカード エディオングループは、2003年4月に、デオデオ、 eeカードは、2005年3月末時点で272万人の エイデンが個別に発行していた会員カードを「ee 会員数となりました。eeカードがお客様の固定化に カード」として統合しました。 貢献することは、全体の売上高の約63.5%がカード eeカードの最大の魅力は、年会費1,029円(税込) 会員様で構成されていることからも実証されており、 だけで何品でも5年間の長期修理保証が受けられるこ 購入動向などの把握やその詳細な分析に基づくサー とにあります。2005年1月には、エアコン、冷蔵庫 ビス改善の有効性も踏まえ、2005年度中にエディ の一部指定商品に10年間の長期修理保証制度を導入 オン全店で319万人まで会員数を伸長するべく普及 し、サービス強化を図りました。また、エディオン のペースをあげています。 グループ内でのショッピングはもちろん、国内外の加盟 店や、エディオングループ優待加盟店でのショッピング、 さらには、携帯電話料金や衛星放送受信料などの当 カードによるお支払いにもポイントを付与するサービス を行っています。今後も新機能の追加や特典サービス エディオングループでは、カードをご使用 いただくお客様を増やすことで、固定客の 増加につなげると同時に、効果的な販売 促進を行っています。 などの強化を行い、さらなるグレードアップを図って まいります。 5年間長期修理保証制度 さらなる サービスの強化 広い保証対象で 他社と差異化 ●対象商品● ●対象金額● 5,250円(税込)以上 ●対象会員● 210 約29万件 18 Annual Report 2005 197 185 10年間 長期修理保証 導入 本人はもちろん家族会員にも適用 昨年度、長期修理保証ご利用実績 デオデオ エイデン (単位:万人) 2005年1月 全ての家電・パソコン商品 ■eeカード会員数 推移 110 75 43 エアコン、冷蔵庫 の一部指定商品 2004.3 2005.3 2006.3(計画) S e r v i c e S t ra t e g y エディオングループの事業コンセプトである「サー 高品質なサービスの提供に努めています。特に、デジ ビス型小売業」は、「お客様第一主義」という企業 タル家電の設置時における取り扱い・使用説明サービス 理念に集約されています。地域のお客様に密着したきめ の向上や、きめ細やかな商品配達体制、およびお客様 細かい営業活動により、広域型集客を目指すディス による店頭への持込修理への受付対応のレベルアップ カウント系家電量販店やその他の競合他店との明確な を、競合他店との重要な差異化ファクターとして取り 差異化を図り、質の高いアフターサービスや、お客様 組んでまいります。 の細かいニーズを捉えた品揃えによって、お客様に エディオングループ 「買って安心、ずっと満足」と感じていただくことが は、こうした取り組み 最重要と考えています。こうした理念に基づき、エディ によって、競合他店 オングループでは「お客様に約束したことを確実に遂行 が追随できない する」という目標を掲げ、自社グループ(デオデオ・ 圧倒的なサービス テクノネット事業部、エイデン子会社・コムネット、 の実現を目指し ミドリ電化子会社・ミドリサービス)による体制で ています。 配 達 / 工 事 出 張 修 理 持 込 修 理 自社修理 センター 配達用トラック 無線 サービスカー 総配達 出張修理 持込修理 220万件 129万件 108万件 即日配達 即日訪問 平均完了日数 22万件 45万件 6.9日 テクノリユース センター 出張修理 コールセンター 白靴下に 履き替えて設置 自社グループによる体制で 高品質なサービスを提供 デオデオ テクノネット事業部 エイデン コムネット(子会社) ミドリ電化 ミドリサービス(子会社) Annual Report 2005 19 特集6 CSR(企業の社会的責任) 「もっと優しく」 公正な取引 サービス、個人情報など お客様 お取引先 環 境 株主様 ISOなど ガバナンス 社 員 ES*など 地域社会 地域貢献 *ES:Employee Satisfaction(従業員満足) エディオングループが経営理念に掲げる「サービス ご信頼をいただくための前提として、役員・社員の 型小売業」は、株主様、お客様、地域社会、お取引先 コンプライアンス(法令遵守)徹底に向けた組織的 などステークホルダーの皆様からいただく安心と信頼 対応も欠かすことはできません。 の上に成り立っています。 20 エディオングループでは、企業の社会的責任 競争と変化の激しい経営環境の中で発展を続けると (Corporate Social Responsibility)のあり方と ともに、地域社会に受け入れられ、広くご支持をいた 具体的施策について検討するCSR委員会、倫理綱領 だくためには、ステークホルダーの皆様との良好な関係 の徹底遵守とコンプライアンスに関する危機管理 づくりや、経営の意思決定における透明性・客観性を 本部としての「コンプライアンス委員会」を設置し、 確保するためのコーポレート・ガバナンスも重要な経営 コーポレート・ガバナンスの課題と企業の社会的責任 課題であると認識しております。一方で、お客様に を踏まえた事業活動に努めてまいります。 Annual Report 2005 C o r p o ra t e S o c i a l R e s p o n s i b i l i t y 具体的施策としては、コーポレート・ガバナンスの さらに、2005年4月施行の個人情報保護法に対処 一環として、2004年12月に「エディオングループ すべく、個人情報保護方針、個人情報保護管理基本 倫理綱領」を制定するとともに、2005年度より、 規程を制定するとともに、個人情報保護管理体制を 「倫理・コンプライアンスマニュアル」、社員携帯用 構築しています。 「倫理綱領カード」を配布し、新入社員研修をはじめ とする研修・啓蒙体制を整備いたしました。 ● 環境への取り組み 2005年4月、デオデオでは環境保全活動の一環と また、エイデングループ4社では、2000年3月に しての省エネルギー対策として、照明、空調などを ISO14001を取得しており、社内に環境管理組織を 一元管理できるエネルギー管理システム(EMS)を 配置し、「販売」「修理」「リサイクル」「回収」の4つ 導入することを決定しました。 の観点から事業化を進めています。 決定に先立って、2店舗にて試験導入を行った結果、 その他、エディオングループ全体で、空調、冷蔵庫、 削減可能な消費電力量より試算した二酸化炭素の削減 ブラウン管テレビ、ガス調理器具、ガス温水器、蛍光灯、 量は、2店舗合計で年間約30t以上となり、全店舗へ 照明器具、電気便座、パソコンについて省エネ達成度 導入することにより大きな効果が期待できます。同年 を表記する省エネラベリング制度に基づく省エネ商品 4月下旬に新規オープンしたデオデオ祇園店にはすで の推奨に取り組むなど、環境保全活動を積極的に推進 に導入済みであり、今後も新規店舗には標準装備とし、 しています。 既存店舗へも逐次導入を進めていく予定です。また、 将来的にはエディオングループ全体への導入も検討し ております。 ● 個人情報保護法 2005年4月より施行された個人情報保護法に対応 個人情報保護ハンドブックを制作し、全従業員に配付 す べ く 、 エ デ ィ オ ン グ ル ー プ で は 、「 従 業 員 向 け しています。情報セキュリティ対策としては、社内 教育・研修の実施」「情報セキュリティ対策の実施」 PC内データの持ち出し制限や暗号化、お客様データ という2点から対策を進めています。教育・研修では、 へのアクセス制限およびログ管理、マシンルーム入室 全従業員対象に研修を実施し啓蒙を図りつつ、全従業員 への生体認証システムの導入、外部からの不正アクセス に秘密保持誓約書の提出を義務づけています。また、 防止システムの導入などを実施しています。 Annual Report 2005 21 事業会社の紹介 株式会社デオデオは広島を本拠地とし、大規模直営店舗 「パワーストア」と小型フランチャイズ店舗「DFS」を 展開するエリア戦略により、地域密着型のきめ細かな サービスを提供しています。 2005年3月末現在、店舗数は648店舗(直営110 ■資本金 ■代表取締役社長 ■従業員数 ■設立年月日 19,294百万円 友則 和寿 2,952名 1947年5月7日 店舗、フランチャイズ538店舗)を数え、中国・四国・ 九州地方においてマーケットシェアをますます拡大して います。 株式会社エイデンは名古屋を本拠地とし、総合家電 事業「エイデン」、情報通信事業「コンプマート」、ホーム センター事業「ホームエキスポ」の3事業を中心として、 お客様のニーズに対応する展開をし、積極的に顧客満足 度の向上に努めています。 ■資本金 ■代表取締役社長 ■従業員数 ■設立年月日 12,694百万円 岡嶋 昇一 1,414名 1955年4月7日 2005年3月末現在、店舗数は138店舗(直営85店舗、 連結子会社52店舗、フランチャイズ1店舗)を数え、中部 地区において高いマーケットシェアを獲得しています。 株式会社ミドリ電化は尼崎市に本社を構え、家電・ AV機器・家具インテリアをはじめ、玩具・CD/DVDソ フト・テレビゲーム等を幅広く取扱い、地域密着型のサ ービス型小売業として着実に収益を伸ばしています。 2005年3月末現在、店舗数は89店舗(直営85店舗、 ■資本金 ■代表取締役社長 ■従業員数 ■設立年月日 1,560百万円 梅 正幸 1,952名 1961年8月18日 フランチャイズ4店舗)を数え、近畿地区No.1シェアを 獲得しています。 ■資本金 ■代表取締役社長 ■従業員数 ■設立年月日 22 Annual Report 2005 300百万円 澤山 健一 25名 2002年3月1日 O u t l i n e o f E d i o n G ro u p ■デオデオ店舗数推移 598 600 (単位:店) 624 648 563 493 400 200 0 2001.3 2002.3 2003.3 2004.3 2005.3 ■エイデン店舗数推移 185 180 (単位:店) 176 149 150 138 100 50 0 2001.3 2002.3 2003.3 2004.3 2005.3 ■ミドリ電化店舗数推移 90 85 89 (単位:店) 91 89 72 60 30 0 2001.2 2002.2 2003.2 2004.2 2005.2 株式会社暮らしのデザインは東京都品川区に本社を置き、家具インテリアのカタログ情報誌「暮らしのデザ イン」をベースとしたダイレクトマーケティング事業を展開しています。 2005年5月にはエディオングループ各社のインターネット通販サイトを統合した「エディオンダイレクト」 を稼働するなど、エディオングループのダイレクトマーケティング事業戦略の中核を担います。 Annual Report 2005 23 ネットワーク ■ グループの拡大に向けて 営業店舗につきましては、家電直営店15店舗を新設し、 1店舗を移転、5店舗を増床しましたが、20店舗を閉鎖しました。 また、その他の直営店につきましては2店舗を新設し、 3店舗を閉鎖いたしました。この結果、期末店舗数は 247店舗となり、期末の売場面積は413,940㎡と なりました。フランチャイズ店につきましては 120 30店舗を新設しましたが、11店舗を閉鎖しましたので 期末店舗数は539店舗となり、直営店をあわせた 総店舗数は786店舗となりました。 42 34 また、2005年4月1日付の事業統合により、 50 8 5 株式会社ミドリ電化の89店舗が加わり、 30 25 グループ全体の店舗数は875店舗、 売場面積は784,152㎡となりました。 7 鳥取 15 7 59 19 15 43 京都 2 島根 23 岡山 36 兵庫 2 広島 大阪 38 山口 8 1 10 香川 5 20 高知 佐賀 20 3 長崎 愛媛 大分 2 熊本 16 7 2 宮崎 8 2 鹿児島 24 Annual Report 2005 徳島 3 福岡 1 2 2 9 沖縄 和歌山 奈良 N e t wo r k デオデオ直営店舗 デオデオFC店舗 エイデン直営店舗 エイデンFC店舗 ミドリ電化直営店舗 ミドリ電化FC店舗 2 7 88 群馬 1 1 21 2 長野 茨城 埼玉 4 1 2 1 3 東京 岐阜 1 6 9 7 千葉 神奈川 滋賀 愛知 12 静岡 5 1 三重 ■ 子会社の状況(2005年4月1日現在) 会社名 所在地 主な業務内容 (株)デオデオ 広島市中区 家庭電化商品等の販売 (株)エイデン 名古屋市中村区 家庭電化商品等の販売 (株)ミドリ電化 兵庫県尼崎市 家庭電化商品等の販売 (株)暮らしのデザイン 東京都品川区 家具・インテリアのカタログ通販事業 (株)デオデオ商事 広島市南区 家庭電化商品等の販売 (株)エイデンコミュニケーションズ 名古屋市千種区 携帯電話等の販売 (株)コムネット 愛知県春日井市 家庭電化商品等の修理および配送設置・工事 (株)ディスクステーション 名古屋市名東区 ビデオソフトレンタルおよびCD・DVDソフト等の販売 (株)ホームエキスポ 名古屋市千種区 ホームセンター商品等の販売 (株)エヌワーク 名古屋市千種区 電算システムの運営および開発 兵庫県尼崎市 家庭電化商品等の修理および配送設置・工事 千葉県東 飾郡 家庭用電化商品等の販売 東京都千代田区 資産流動化計画に基づく特定資産の管理 ミドリサービス(株) (株)ミドリ エム・イー・ティー特定目的会社 (注)デオデオは、2005年3月31日をもって、デオデオテクノネットを吸収合併しております。 Annual Report 2005 25 財務報告 経営陣による財務状態の分析および営業成績の評価(連結ベース) 小さかったものの、オリジナル商品の取り扱いや事業 経営環境 統合により売上総利益95,751百万円(前期比 当連結会計年度は、好調な米中経済に支えられ輸出 103.4%)、売上総利益率21.9%(前期21.3%)と が増加したことに加え、設備投資が堅調に推移し企業 向上しました。 収益も回復するなど、景気回復基調で推移しました。 販売費及び一般管理費はポイント販促費の増加など エディオングループにおける商品別の業績ですが、 により90,740百万円(前期比104.6%)、販管費の 薄型テレビ(前期比179.8%)、DVDレコーダー 対売上高比率は20.8%(前期20.0%)となりました。 (同153.8%)、デジタルオーディオ(同30倍)など この結果営業利益は5,011百万円(前期比86.0%) の「デジタル家電」が好調で、さらに記録的な猛暑に を計上し、売上高営業利益率は1.1%(前期1.3%) よりエアコン(同115.7%)や冷蔵庫(同104.0%) となりました。 が好調に推移したものの、暖冬により暖房関連は前年 営業外収益では、支払条件の見直しにより仕入割引 割れとなりました。またパソコン(同84.9%)など が5,382百万円(前期比126.4%)となり、合計で 情報関連商品も低位で推移しました。 は7,282百万円(前期比118.5%)となりました。 こうした中でエディオングループは昨年に引き続き 営業外費用では支払利息が540百万円(前期比 オリジナル商品の開発を進め、修理・メンテナンス等 80.4%)となり、合計では1,129百万円(前期比 の強化に取り組むなど「サービス型小売業」を追求 64.1%)となりました。この結果、経常利益は してまいりました。また粗利率の改善と経費削減を 11,163百万円(前期比109.4%)を計上し、売上高 テーマとして、集中販売の強化と各種インセンティブ 経常利益率は2.5%(前期2.3%)、総資本経常利益率 収入の獲得に努めてまいりました。 (ROA)は4.9%(前期4.5%)となりました。 特別損益では、特別利益に633百万円(前期比 58.8%)を計上しました。投資有価証券売却益237 営業成績 百万円、確定拠出年金移行益192百万円が主なもの 連結売上高は437,992百万円(前期比100.9%)、 であります。また、特別損失に2,900百万円(前期比 売上原価は342,241百万円(前期比100.2%)で 40.6%)を計上しました。スクラップアンドビルド した。直営店舗数の純減などにより売上高の伸びは の推進による固定資産除却損1,407百万円、賃貸借 ■ 企業集団の商品別連結売上高 期 別 区 分 前連結会計年度 当連結会計年度 2003.4.1∼2004.3.31 売上高 2004.4.1∼2005.3.31 構成比 百万円 % 前期比増減率 構成比 百万円 売上高 % % 映 像 商 品 78,333 18.1 91,601 20.9 16.9 音 響 商 品 18,811 4.3 16,564 3.8 △ 11.9 冷 暖 房 商 品 30,525 7.0 34,085 7.8 11.7 家庭電化商品 80,774 18.6 77,289 17.6 △ 4.3 情報通信商品 142,419 32.8 118,688 27.1 △ 16.7 83,301 19.2 99,762 22.8 19.8 434,166 100.0 437,992 100.0 0.9 そ の 他 計 (注)記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。 26 売上高 Annual Report 2005 M a n a g e m e n t ’s D i s c u s s i o n a n d A n a l y s i s 契約解約損286百万円が主なものであります。 42.4%)となり、目標である自己資本比率40%以上 以上の結果、税金等調整前当期純利益は8,896 を前期に引き続きクリアしています。今後も、自己資本 百万円(前期比214.6%) 、当期純利益は4,918百万円 比率40%以上、有利子負債比率30%以内の維持に (前期比163.0%)となりました。1株当たり当期純 努めてまいります。 利益は60.58円(前期37.78円)となりました。また、 株主資本当期純利益率(ROE)は4.9%(前期3.2%) 流動性および資金の源泉 となり、ROE10%超に向けて取り組みを強化してま いります。 (キャッシュ・フローの状況) 現金及び現金同等物(以下、「資金」)は期首残高に 財政状態 比べ91百万円減少し、期末残高は13,355百万円と なりました。 2005年3月期末の流動資産は87,081百万円 (前期比102.1%)となりました。固定資産は (営業活動によるキャッシュ・フロー) 144,095百万円(前期比105.1%)となりました。 営業活動の結果得られた資金は6,125百万円 うち有形固定資産は94,268百万円(前期比97.0%)、 (前期に比べ7,157百万円の減少)となりました。こ 無形固定資産は4,523百万円(前期比117.5%)と れは、過年度の積極投資に係る減価償却額が5,443 なりました。また、投資その他の資産はミドリ電化 百万円と高水準であったこと、また支払手形による の株式取得などにより45,303百万円(前期比 支払を現金払いに変更したことにより、仕入債務の 125.9%)となり総資産は231,410百万円(前期 減少による減少が6,256百万円、たな卸資産の増加 比104.0%)となりました。 による減少が1,839百万円であったこと等によるも 一方、流動負債は79,921百万円(前期比86.5%) のです。 となりました。流動負債のうち支払手形及び買掛金は 27,829百万円(前期比81.6%)、短期借入金は 27,000百万円(前期比82.4%)となりました。ま (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は17,612百万円 た、将来の利用に備えてポイント引当金3,307百万 (前期に比べ11,441百万円の増加)となりました。 円(前期比106.7%)を計上しました。固定負債は これは当連結会計年度中の新規出店と翌期以降の出店 44,868百万円(前期比129.4%)となりました。 に係る有形固定資産の取得による支出が7,365百万 固定負債のうち長期借入金は27,226百万円(前期比 円、ミドリ電化株式など投資有価証券の取得による 167.5%) 、退職給付引当金は7,721百万円(前期比 支出が12,819百万円であったこと等によるものです。 105.0%)となりました。デオデオとエイデンの 財務統合により、有利子負債比率は26.6%(前期 27.1%)に改善しました。 資本合計は105,595百万円(前期比111.8%) (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は11,396百万円 (前期に比べ21,399百万円の増加)となりました。 となりました。資本金は2005年3月の増資により これは長期借入金の約定弁済が5,178百万円、社債 10,174百万円(前期比254.4%)、資本剰余金は、 の償還による支出が3,000百万円、配当金の支払額 66,909百万円(前期比110.2%)、利益剰余金は 1,565百万円、長期借入金による収入が15,000 45,102百万円(前期比97.8%)、土地再評価差額金 百万円、株式の発行による収入が12,257百万円で は、△16,992百万円(前期比102.2%)となりま あったこと等によるものです。 した。この結果、自己資本比率は45.6%(前期 Annual Report 2005 27 財務諸表 連結貸借対照表 (単位:百万円) 第3期 第4期 2004.3.31現在 2005.3.31現在 現金及び預金 14,599 13,495 受取手形及び売掛金 14,331 14,189 科 目 (資産の部) 流動資産 56 50 45,272 47,111 繰延税金資産 3,713 3,402 その他 7,415 8,947 △ 107 △ 114 85,281 87,081 39,432 39,982 有価証券 たな卸資産 貸倒引当金 流動資産合計 固定資産 有形固定資産 建物及び構築物 4,084 3,859 51,538 49,672 2,154 739 7 15 97,217 94,268 連結調整勘定 1,241 1,122 その他 2,608 3,401 3,849 4,523 投資有価証券 6,052 16,770 繰延税金資産 5,244 3,459 20,580 20,526 4,868 5,121 器具及び備品 土地 建設仮勘定 その他 有形固定資産合計 無形固定資産 無形固定資産合計 投資その他の資産 差入保証金 その他 貸倒引当金 投資その他の資産合計 固定資産合計 △ 762 △ 574 35,983 45,303 137,051 144,095 繰延資産 創立費 37 18 開業費 244 155 ― 59 281 233 222,614 231,410 新株発行費 繰延資産合計 資産合計 28 Annual Report 2005 Financial Statements (単位:百万円) 第3期 第4期 2004.3.31現在 2005.3.31現在 支払手形及び買掛金 34,085 27,829 短期借入金 32,770 27,000 一年内返済予定の長期借入金 4,878 3,730 一年内償還予定の社債 3,000 3,000 未払法人税等 1,224 3,025 未払消費税等 591 479 賞与引当金 3,320 3,263 ポイント引当金 3,099 3,307 その他 9,467 8,286 92,438 79,921 3,500 500 16,256 27,226 46 55 再評価に係る繰延税金負債 2,702 2,680 退職給付引当金 7,351 7,721 536 621 4,293 6,062 34,686 44,868 127,124 124,790 1,024 1,024 4,000 10,174 60,736 66,909 科 目 (負債の部) 流動負債 流動負債合計 固定負債 社債 長期借入金 繰延税金負債 役員退職慰労引当金 その他 固定負債合計 負債合計 (少数株主持分) 少数株主持分 (資本の部) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 46,110 45,102 △ 16,959 △ 16,992 769 429 △ 173 ― 自己株式 △ 18 △ 27 資本合計 94,465 105,595 222,614 231,410 土地再評価差額金 その他有価証券評価差額金 為替換算調整勘定 負債、少数株主持分及び資本合計 Annual Report 2005 29 財務諸表 連結損益計算書 科 目 売上高 売上原価 売上総利益 販売費及び一般管理費 営業利益 営業外収益 受取利息及び配当金 仕入割引 連結調整勘定償却額 投資有価証券売却益 その他 営業外収益合計 営業外費用 支払利息 持分法による投資損失 貸倒引当金繰入額 その他 営業外費用合計 経常利益 特別利益 固定資産売却益 貸倒引当金戻入益 投資有価証券売却益 厚生年金基金代行返上益 火災保険金収入 確定拠出年金移行益 その他 特別利益合計 特別損失 固定資産売却損 固定資産除却損 投資有価証券評価損 投資有価証券売却損 特別退職金 債権償却損 商品評価損 賃貸借契約解約損 修理保証契約移行負担額 火災損失 その他 特別損失合計 税金等調整前当期純利益 法人税、住民税及び事業税 法人税等調整額 少数株主利益 当期純利益 30 Annual Report 2005 (単位:百万円) 第3期 第4期 2003.4.1∼2004.3.31 2004.4.1∼2005.3.31 434,166 341,578 92,587 86,762 5,825 437,992 342,241 95,751 90,740 5,011 229 4,259 145 763 747 6,144 287 5,382 ― 688 923 7,282 672 391 49 648 1,761 10,207 540 137 2 449 1,129 11,163 0 37 258 639 ― ― 141 1,077 0 56 237 ― 118 192 27 633 360 1,778 115 ― 180 207 250 688 3,375 ― 183 7,139 4,145 2,248 △ 1,219 100 189 1,407 201 334 ― ― ― 286 ― 180 299 2,900 8,896 3,793 84 100 3,017 4,918 連結剰余金計算書 科 目 (単位:百万円) 第3期 第4期 2003.4.1∼2004.3.31 2004.4.1∼2005.3.31 (資本剰余金の部) 資本剰余金期首残高 資本剰余金増加高 新株予約権の行使による新株の発行 増資による新株の発行 資本剰余金期末残高 60,736 ― ― ― 60,736 60,736 6,173 147 6,025 66,909 (利益剰余金の部) 利益剰余金期首残高 利益剰余金増加高 当期純利益 持分法適用除外による増加高 持分法適用による増加高 土地再評価差額金取崩額 利益剰余金減少高 配当金 役員賞与 土地再評価差額金取崩額 子会社の合併による減少高 45,990 3,017 3,017 ― ― ― 2,897 1,565 51 1,281 ― 46,110 5,003 4,918 26 25 32 6,012 1,567 61 ― 4,383 46,110 45,102 利益剰余金期末残高 Financial Statements 連結キャッシュ・フロー計算書 (単位:百万円) 第3期 第4期 2003.4.1∼2004.3.31 2004.4.1∼2005.3.31 4,145 5,522 △ 145 81 316 △ 124 0 475 △ 229 672 △ 1,021 115 391 1,778 2,159 3,853 △ 4,181 2,902 16,711 8,896 5,443 118 △ 180 △ 57 428 85 207 △ 287 540 △ 591 201 137 1,407 142 △ 1,839 △ 6,256 21 8,418 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュ・フロー 58 △ 666 △ 2,820 13,283 57 △ 568 △ 1,782 6,125 投資活動によるキャッシュ・フロー 定期預金の預入れによる支出 定期預金の払戻しによる収入 有形固定資産の取得による支出 有形固定資産の売却による収入 無形固定資産の取得による支出 投資有価証券の取得による支出 投資有価証券の売却による収入 連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出 保証金差入による支出 保証金回収による収入 保証金預りによる収入 保証金返済による支出 その他 投資活動によるキャッシュ・フロー △ 1,670 980 △ 5,788 364 △ 145 △ 691 2,075 △ 1,308 △ 726 458 438 △ 180 21 △ 6,171 △ 660 1,620 △ 7,365 561 △ 801 △ 12,819 2,146 ― △ 1,260 152 1,729 △ 113 △ 801 △ 17,612 150 △ 1,000 6,500 △ 13,368 ― ― △ 1,562 △ 722 △ 10,003 △ 2,892 16,338 △ 5,770 ― 15,000 △ 5,178 △ 3,000 12,257 △ 1,565 △ 347 11,396 △ 91 13,446 13,446 13,355 科 目 営業活動によるキャッシュ・フロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 連結調整勘定償却額 貸倒引当金の増減額 賞与引当金の増減額 退職給付引当金の増減額 役員退職慰労引当金の増減額 ポイント引当金の増減額 受取利息及び配当金 支払利息 投資有価証券売却損益 投資有価証券評価損 持分法による投資損失 固定資産除却損 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 仕入債務の増減額 その他 小計 財務活動によるキャッシュ・フロー 短期借入金の純増減額 コマーシャルペーパーの純増減額 長期借入れによる収入 長期借入金の返済による支出 社債の償還による支出 株式の発行による収入 配当金の支払額 その他 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 現金及び現金同等物の期末残高 Annual Report 2005 31 役員一覧 B o a r d o f D i r e c t o r s a n d C o r p o ra t e Au d i t o r s (2005年6月29日現在) 取締役 代表取締役社長 久 保 允 誉 (株式会社デオデオ取締役会長) 取 締 役 副 社 長 岡 嶋 昇 一 (株式会社エイデン代表取締役社長) (管理統括本部長 兼 業態開発部長) 取 締 役 副 社 長 梅 正 幸 (株式会社ミドリ電化代表取締役社長) 取 締 役 副 社 長 友 則 和 寿 (株式会社デオデオ代表取締役社長) (営業統括本部長) 取 締 役 柳 田 勉 (株式会社デオデオ常務取締役) (商品統括本部長) 取 締 役 藤 川 誠 (株式会社エイデン常務取締役) (総務人事部長) 取 締 役 村 田 博 雄 (株式会社ミドリ電化代表取締役専務) 取 締 役 外 山 晋 吾 (経営企画室長) 監査役 32 Annual Report 2005 常 勤 監 査 役 佐々木 正 弘 (株式会社エイデン監査役) 監 査 役 石 田 勝 治 (株式会社デオデオ監査役) 監 査 役 細 田 浩 司 (株式会社デオデオ監査役) 監 査 役 異 相 武 憲 (株式会社エイデン監査役) 監 査 役 沖 中 隆 志 (株式会社ミドリ電化監査役) 会社概要 C o r p o ra t e I n fo r ma t i o n (2005年3月31日現在) 商号 本店所在地 株式会社エディオン 〒140-0031 東京都品川区西五反田八丁目9番5号 設立 2002年3月29日 資本金 101億7,463万円 決算期日 毎年3月31日 ※なお最初の2期につきましては、 第1期を2002年3月29日から2002年9月30日とし、 第2期を2002年10月1日から2003年3月31日まで とする変則決算となっております。 店舗数 786店(直営247店、FC539店) ※ミドリ電化店舗数89店(直営85店、FC4店)を合わせると、 エディオングループ合計店舗数875店となります。 従業員数 単 体 グループ連結 226名 5,364名 ※ミドリ電化従業員数 2,392名 発行済株式総数 88,988,839株 ※株式会社ミドリ電化との事業統合により、 2005年4月1日現在の発行済株式総数は105,665,636株となっております。 株主数 上場取引所 名義書換代理人 18,122人 東京、名古屋証券取引所 市場第一部 UFJ信託銀行株式会社 〒137-8082 東京都江東区東砂7丁目10番11号 1単元の株式数 100株 証券コード 2730 Annual Report 2005 33 〒141-0031 東京都品川区西五反田八丁目9番5号 (本社事務所) 〒464-0841 愛知県名古屋市千種区覚王山通八丁目70番地の1 TEL:052-759-2711(代表) FAX:052-759-2719 URL http://www.edion.co.jp
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