中心市街地活性化の必要性

2011 ― 12 年度RIテーマ 「こころの中を見つめよう 博愛を広げるために」
会 員 卓 話
中心市街地活性化の必要性
菊 池 宏 会員 2年位前の卓話でも大町の区画整理事業についてお話しましたが、区画整理事業も終盤に入り、今後
は中心市街地の状況も変わっていくことを期待し、今回も同じテーマで話したいと思います。
大町二丁目地区都市再生型の区画整理事業もほぼ今年度で終了となります。しかしながら、当初みん
なで話し合った街並の予想とは程遠く、まだまだ更地が目立ち、周辺の方々から見れば『この事業って無
駄だったんじゃないの?』『中心市街地の活性化って必要なの?』という疑問をもたれるかと思います。
しかし、結論から言うと中心市街地の活性化はこれからの地方都市にとって絶対必要なことであり、また、
単に中心市街地に大手のテナントを引っぱってきたり、公共施設を建てて、それでもって活性化という
ことにはなりません。地元の人が知恵をしぼって活性化事業を展開し、持続可能な街づくりをすること
がとても重要であります。
さて、中心市街地の活性化がなぜ必要かというと、地方自治体の財源は自主財源と依存財源があり、
国が進める三位一体改革に伴い、平成19年度から所得税
(国税)
から住民税
(地方税)
へ税源委譲し地方自
治体において自主財源の確保は重要になっております。しかし、人口は減少の一途をたどる中、大きな
割合を占めるのが人口の減少に左右されない固定資産税であります。つまり、固定資産税を安定的に確
保するためには、税収の低い郊外の開発を抑制し、税収の大きい中心市街地を活性化させることが必要
であります。また、郊外の開発を抑制することはインフラにかかる費用も抑えることに繋がります。様々
な企業行動や消費者行動により、なかなか中心市街地の活性化は難しいものがありますが、将来の行政
サービスや財政問題、環境問題のことを念頭に置くという大きな考え方として、中心市街地の活性化は
必要であるということであります。
中心市街地(固定資産税が高い)
周辺地域(固定資産税が安い)
A
B
C
郊外地域(固定資産税が安い)
以前は無指定の郊外に自治体に法人税等を本店所在
地にのみに納める大型店舗が乱立した。
改正まちづくり3法後は売場面積等により規制をか
けている。
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