学年閉鎖中の現代文の課題

学年閉鎖中の現代文の課題
※以下の問いについてノートにまとめておきましょう。
○「靴の話」
1、p82、10 行目「わざとらしい感情」とはどのような心の働きか。
2、p82、10 行目「事実」という抽象語の比喩内容はどんなものか。
3、p83、14 行目「固定観念」とはどのような思いか。
4、p86、13 行目「夢のように」とは、「私」のどのような心情を表わすか。
5、p87、7行目「一種邪悪な喜び」とは、「私」のどのような心情を表わすか。
6、p87、12 行目「無意味な感覚」の「無意味」とはどのような意味か。また、この時の「私」の
心情はどのようなものであるか。
7、p89、5 行目・6行目の「事実」という抽象語の比喩内容はどんなものか。
8、p89、12 行目「通俗な感傷」とは、「私」のどのような心情を表わすか。
9、p90、4 行目「彼らの間の貴族」とは、「他の俘虜が持っていない貴重品を独占し、羨望を集め
る存在」という意味である。なぜそのような分析ができるのか説明しなさい。
10、p92、3 行目・4 行目の「事実」という抽象語の比喩内容はどんなものか。
11、以上のような問いを君たちに課するのはなぜか、自分なりに考えておきましょう(なお、この 11
の問いは、シニカルに問うているのではない)。
12、以下は、1971 年にアメリカのスタンフォード大学で実施された「スタンフォード監獄実験」の
概要である。この実験と「靴の話」の共通点と相違点を見出し、あなたの意見を述べなさい。
アメリカ・スタンフォード大学心理学部で、心理学者フィリップ・ジンバルドー (Philip
Zimbardo) の指導の下に、刑務所を舞台にして、普通の人が特殊な肩書きや地位を与えられると、
その役割に合わせて行動してしまう事を証明しようとした実験が行われた。模型の刑務所(実験監
獄)はスタンフォード大学地下実験室を改造したもので、実験期間は 2 週間の予定だった。
新聞広告などで集めた普通の大学生などの 70 人から選ばれた被験者 21 人の内、11 人を看守役
に、10 人を受刑者役にグループ分けし、それぞれの役割を実際の刑務所に近い設備を作って演じさ
せた。次第に、看守役は誰かに指示されるわけでもなく、自ら囚人役に罰則を与え始める。反抗し
た囚人の主犯格は、独房へ見立てた倉庫へ監禁し、その囚人役のグループにはバケツへ排便するよ
うに強制され、耐えかねた囚人役の一人は実験の中止を求めるが、ジンバルドーはリアリティを追
求し「仮釈放の審査」を囚人役に受けさせ、そのまま実験は継続された。看守役は、囚人役にさら
に屈辱感を与えるため、素手でトイレ掃除(実際にはトイレットペーパの切れ端だけ)や靴磨きを
させ、ついには禁止されていた暴力が開始された。
その結果、時間が経つに連れ、看守役の被験者はより看守らしく、受刑者役の被験者はより受刑
者らしい行動をとるようになるという事が証明された。