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4年3組 国語科学習指導案

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4年3組 国語科学習指導案
平成26年7月4日
4年3組教室 中土 雄貴
1.単元名
紹介しよう!「一番心に残った文・言葉」で!
~平和をテーマにした物語で、平和について考えよう~
中心教材:
「一つの花」
、副教材:「チロヌップのきつね」
、
「すみれ島」など
2.目標
・平和に関する本の中から紹介したい本を選び、読書に親しんでいる。
(関心・意欲・態度)
・場面の移り変わりに注意しながら、登場人物の気持ちの変化、情景などについて、叙述をもとに想像
して読むことができる。
(読むこと)
・物語を読んで感じたことや考えたことを紹介する文を書き、紹介し合うことで、友達との感じ方・考
え方の違いに気づくことができる。
(書くこと)
・様子を表す言葉について考え、表現するときに必要な語句を増やしている。
(伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項)
3.指導にあたって
(1)児童について
児童はこれまで、3年生において「海をかっとばせ」
、
「モチモチの木」などの物語文を学習しており、
登場人物の行動や気持ちに着目して読み深めていく学習を経験してきた。
「海をかっとばせ」では、主人
公と自分を比べたり、好きな言葉や場面を選んだりして物語を紹介し、登場人物の心情を叙述から読み
取っていく言語活動を経験してきた。4年生「白いぼうし」では、音読劇を単元を貫く言語活動と設定
した。場面の様子や登場人物の行動や気持ち、またその情景を表す叙述に着目しながら、それらが聞き
手に伝わるように音読の仕方を考えた。その考えたことを、
「お話1・2・3」の話型を意識して各場面
のそれぞれの叙述に対してどのように音読をすればよいか、どんな気持ちで音読すればよいか学習した。
本単元では、
「平和をテーマにした物語を取り上げてポスターで紹介し合い、平和について自分なりに
考える」ということを単元を貫く言語活動と設定した。平和をテーマにした物語を並行読書していくと
同時に、「一番心に残った文・言葉」を紹介する観点として、「一つの花」を通して学習をしていく。児
童の読書の様子を見て、平和や戦争をテーマにした物語を読んでいる児童はほとんどいない。物語の題
名は聞いたことがあるという児童はいるが、それを実際に手にとって読んだり、平和をテーマにした本
に興味・関心は持っていない。本の読書冊数からは、読書を好んでいる児童は多い。
国語科の学習の様子については4・5月を見る限り、児童は自分の考えを持ったり書いたりすること
は、個人差があるものの話型をもとにできるようになってきた。
「白いぼうし」の学習においても、叙述
に基づいて読み取る姿は多く見られていた。しかし、場面を比較しながら登場人物の気持ちの変化を自
分の考えに結びつけて表現することについてあまり意識できていなかったり、限られた叙述でしか気持
ちをとらえることができない児童が多い。考えにおいても、「~と書いてあるから、…です。」という短
絡的な表現が多く、そこからさらに想像して、
「~と書いてあるから、…が分かるので、きっと-な気持
4-3-1
ちなんだと思います。
」のようにより叙述の文・言葉一つ一つから自分が想像したことをつけ足したりす
ることができていない。
「一つの花」では、より一つ一つの叙述の言葉に注目させ、辞書的な意味として
捉えるだけでなく、その意味からさらに想像をふくらまして読ませ、考えを持たせていきたい。自分が
感じたことや思ったことを、ノートに書いて表現することはほとんどの児童ができるが、それを全体交
流で表現する意欲はまだ尐なく、友達の考えにつなげて読み深めていく話し合いができていないのが現
状である。
(2)教材について
本学習材は、戦争中と戦争後の場面で構成されており、これらの場面を比べて読むことで平和の尊さ
について考えたり、時代は変わったとしても我が子に対する親の愛情は変わらない、家族の絆やつなが
りについてより考えさせるために適した教材である。また、戦争中の生活の様子や登場人物の気持ちを
想像させる描写が丁寧に分かりやすく書かれており、それらを、叙述を手がかりにして想像しながら読
んでいけるような視点がたくさんある。
日常の中で平和や戦争について考えることはあまりない。そんな中、本学習材に触れることで平和の
尊さや登場人物のそれぞれの平和に対する思いを考えるきっかけにしていきたい。そして並行読書した
ものを、相手に紹介することでそれぞれが同じ平和をテーマにした物語を読んでも、平和について、心
に残った言葉や文について、人それぞれ感じ方・考え方が違うということに気付かせたい。最後には、
自分なりの平和についての考えを交流し、読書の世界を広げていきたい。
単元の位置づけ
3年
4年
5年
【海をかっとばせ】
【白いぼうし】
【のどがかわいた】
登場人物の心情を会
場面の移り変わりに注意しながら
人物像と、人物どうしの関わ
話や行動から読み、
登場人物の性格や気持ち、情景な
りに気をつけて読む。
自分と比べながら紹
どについて読み、音読で表す。
【百年後のふるさとを守る】
介する。
【一つの花】
自分の生き方を関わらせて
【モチモチの木】
場面ごとに人物の行動や会話に着
読み、考えをまとめる。
登場人物の性格や心
目して読み、物語を紹介する。
【大造じいさんとガン】
情を中心に読み取
【ごんぎつね】
優れた表現により、直接書か
り、作者の本を読ん
場面の移り変わりに即して登場人
れていない人物の心情や性
で物語を紹介する。
物の行動や気持ち、関係の変化を
格について、想像しながら読
考え、友だちと交流して読み深め
む。
る。
【わらぐつの中の神様】
【三つのお願い】
構成、人物像・表現に目を向
「だれが」
「どんなことをしたか」
けて読み、作品の特色をとら
を中心に場面を押さえ、作品の特
える。
徴をとらえて感想を持つ。
【初雪のふる日】
場面ごとに心に残ったところを書
き出し、自分の読後感がどこから
4-3-2
来るのかを考える。
(3)「自ら考え
表現する力を育てる
授業づくり」について
①ねらいに即した効果的な言語活動について
単元で付けたい力
言語活動
ゴールの姿
・登場人物の気持ちの変化
・
「一つの花」を通して、叙述の
・登場人物の行動や会話
や情景などについて、叙述
文や言葉一つ一つを根拠として、
が分かる叙述に着目し、
をもとに想像しながら読む
登場人物の気持ちを考えたり想
気持ちの変化や情景を想
力。
像しながら全体交流の中で読み
像しながら読むことがで
・物語の紹介文を書き、紹
深めていき、各場面の「一番心に
きる。それを交流し合う
介し合うことで、友だちと
残った文・言葉」を理由つきで書
ことで感想や平和に対す
の感じ方・考え方の違いに
きとめていく。
る感じ方や考え方が、一
気づくことができる。
・
「一番心に残った文・言葉」と
人一人違うことに気づ
いう観点で、並行読書している平
き、さらに「もっと読み
和をテーマにした物語の紹介を
たい。
」と本を読もうとい
する。そして、平和について自分
う意欲が高まっている。
の考えを交流し合う。
②根拠や筋道を明確に表現させるための支援について
重点1
考えを持つための支援について
【既習掲示の活用】
前時で学習した登場人物の行動や気持ちを常にふり返えられるようにすることで、前時との気持ちの
変化や場面ごとのつながり、場面の様子の変化に目を向けさせるようにしたい。例えば、一場面の戦争
中の時代背景を読み取った既習掲示を二場面の読み取りの導入で活用すれば、その時代背景を踏まえた
上での登場人物の気持ちを想像したり、叙述の意味を理解したりする助けとなるのではと考えられる。
【課題の吟味】
本単元の本時では、
「お父さんはどうして一輪のコスモスの花をあげたのかな?」という課題を設定し
た。この課題では、児童が「ゆみ子を泣き止ませるため」とか「ゆみ子によろこんでもらうため」など
比較的最初の考えが持ちやすいのではと考えた。その考えをベースとしながら、叙述からお父さんの気
持ちにもっと踏み込んでいる児童の考えを全体の場で活かしていったり、教師の発問によって「一輪の
コスモスの花」の意味やそれに込めたお父さんの思いに意識を向かわせるようにしたい。まずは叙述を
読む中で児童全員が捉えやすい事実問をベースとし、そこから尐しずつねらいに近づくようにしていく
展開にすることで、終末には読みが深まり自分自身、その読みの変容が感じられるようになることを期
待したい。
重点2
考えを高めるための支援について
【深めの発問】
各場面における登場人物の気持ちが重要になってくるところ、読み取らせたい心情、考えさせたい情
景の場面を児童に考えさせるために、教師の深める発問を用意する。それを投げかけることで児童の考
4-3-3
えをより深め、それぞれの時間のねらいを達成できるようにしたい。深める発問を投げかけた際には、
考えを持たせるための思考の時間を持たせたり、ペア活動によって考えを共有し合い、それぞれの児童
の考えを高めさせるようにする。叙述にある言葉一つ一つの意味を考えさせる発問、また登場人物の心
情を想像させるための発問を精選して問うようにしたい。展開の所では、どこでその発問をするかのタ
イミングも重要になってくると思うので、どこまでの考えを出させて、どのタイミングで発問するかを
あらかじめ予測・準備しておく。
【ふり返りの観点の設定】
「一番心に残った文・言葉」の観点で並行読書した物語を紹介するために、各場面の読み取りを行な
った後の児童のふり返りでは、
「今日学習した場面で一番心に残った文・言葉を選ぶ」⇒「どうしてその
文・言葉を選んだかを登場人物の気持ちを考えながらくわしく理由を書く」という形で毎時間書きため
ていく。このパターンを第二次で毎時間行なっていくことで、
「一番心に残った文・言葉」で紹介する意
識を単元を通して継続させていくようにする。また、授業の初めと終わりで、自分の考えや読みが深ま
ったことに気付くことも期待したい。
4.単元計画(総時数11時限)
★根拠や筋道を明確に表現させるための教師の支援について
次
○学習活動 ・児童の意識の流れ
指導と評価
第
≪平和をテーマにした物語を紹介し合い、平和について自分なりに
・学習への関心を持たせるた
一
考える≫
めに、①平和がテーマだとい
次
・3年生の「海をかっとばせ」で、自分と主人公を比べながら「ワ
うこと、②「一番心に残った
②
タル・パンフレット」で物語を紹介したよ。
文・言葉」の観点で紹介する
・4年生では、どんな物語を紹介するんだろう。
ということは授業の終末で
<平和をテーマにした物語を読んで、平和について考えてみよう>
分かるようにする。
○「ちいちゃんのかげおくり」
、
「チロヌップのきつね」で、物語紹
・単元の学習の見通しを持た
介し、今自分が思う平和について考えさせる。
せるために、紹介するための
・
「ちいちゃんのかげおくり」は悲しいお話だった。戦争がなくなる
紹介ポスターを用いながら、
ことが平和なんじゃないかな。
児童に紹介する。
・動物でも戦争に巻き込まれたりして、かわいそうだな。
・よく分からないけれど、平和ってみんなが笑顔になっていること
なのかな。
これから平和をテーマにした物語を読んで、平和について自分で
考えてみよう。並行読書で読んだ物語は、
「一番心に残った文・言
関平和をテーマにした物語
に興味を持ち、並行読書しよ
うと意欲を持っている。
葉」で紹介したいな。
(観察・ノート)
<『一つの花』で、一人学習をしよう>
・ゴールの確認をするととも
○ゴールの確認、誰に紹介するか、なぜ紹介するか
に、登場人物の心情や情景を
○場面分け、意味調べ、題名読みなど
中心に読み取っていくこと
○教師の範読
を助言する。
(+感想語彙)
・
『一つの花』は、どんな物語なんだろう。
・難しい語句は意味調べをし
4-3-4
・
『一つの花』って、何でこういう題名なんだろう。
ておくことで、当時の様子を
・どんな場面に分けられるかな。
読み取やすくする。
・
『一つの花』で、一番心に残った文や言葉はどこだっただろう。
・くわしく読むための視点に
『一つの花』をみんなでくわしく読んで、平和について考えたり、
ついて、どんな視点があるの
「一番心に残った文・言葉」を選んで紹介したいな。みんなは、
か助言する。
どの文や言葉を選ぶのだろう。文の中の証拠になるところから登
関『一つの花』を、叙述をも
場人物の気持ちを考えながら、紹介したいところを見つけよう。
とに詳しく読もうと意欲を
持ち、紹介するまでの見通し
を持っている。
(観察・ノート)
第
<「一番心に残った文・言葉」を話し合って、くわしく読むところ
・挿し絵を板書に位置付けな
二
を考えよう>
がら、大まかなあらすじを確
次
○『一つの花』を読んで、
「一番心に残った文・言葉」を理由つきで
認する。
⑦
書く。
★お話1・2・3を意識した
+
・一番心に残った言葉は、
「一つだけ」です。わけは、題名にも一つ ワークシートを使って、根拠
並
と書いてあるし、ゆみ子の口ぐせでたくさん話にでてきたからです。 を明確にさせ、自分の考えを
行
・一番心に残った文は、
「そんなとき、お父さんは、きまってゆみ子 整理させる。
読
めちゃくちゃに高い高いするのでした。
」です。わけは、とてもゆみ
★誰が、どの場面の、どの文
書
子がうれしそうだったからです。
や言葉を書き抜いたかが分
・一番心に残った文は、
「ゆみ。さあ、一つだけあげよう。一つだけ かるように、ネームプレート
のお花、大事にするんだよう―。
」です。わけは、ゆみ子に対してお
を用いながら叙述とともに
父さんの気持ちがすごく伝わる文だからです。
板書に位置付ける。
みんな一人一人、心に残ったところや心に残った場面が違ったよ。
くわしくみんなで読んでいくところが決まったよ。これから登場
読自分の一番心に残った
人物の気持ちを考えたり想像しながら、みんなでくわしく読んで
文・言葉を書き抜き、理由を
いって、読み終わった最後に自分が本当に一番心に残った文・言
つけて全体交流の場で話し
葉を選んで『一つの花』で紹介したいな。
ている。
(発言・ノート)
4-3-5
<どうしてゆみ子の最初に覚えた言葉が「一つだけちょうだい」な
★既習掲示を用いて、前時の
のかな>
復習をする。
○お母さん、ゆみ子の心情を考えながら、お話1・2・3で自分の
★お話1・2・3を意識した
考えをまとめ、全体交流する。
ワークシートで自分の考え
・お母さんの口ぐせだったから、覚えたんだよ。
を整理させる。その際、
「~
・戦争中だから、ゆみ子はいつもおなかをすかせていて、
「一つだけ」 と書いてあるということは
しかお母さんにもらえなかったからだよ。
…だと思うから-」や「~の
お母さんがいつも食べ物を欲しがるゆみ子に、
「一つだけ」だと言
言葉から…ということが分
っていたからゆみ子が覚えたんだよ。戦争中で、とてもまずしく
かるので-だと思う。」とい
て、お母さんも本当はあげたいけど、あげられなくてとても悲し
うように、叙述の言葉一つ一
い気持ちでいるよ。
つが根拠となるようにする。
読一場面の叙述について、当
○ふり返りとして、一場面で「一番心に残った文・言葉」を選び、
時の戦争中の様子や生活を
理由つきでまとめる。
読み取り、ゆみ子やお母さん
の言動や心情と関係づけて
読んでいる。
(発言・ノート)
<ゆみ子をめちゃくちゃに高い高いするお父さんは、どんな気持ち
★既習掲示を用いて、一場面
かな>
で読んだことを復習する。
○お父さん、お母さん、ゆみ子の心情を考えながら、お話1・2・
★お話1・2・3を意識した
3で自分の考えをまとめ、全体交流する。
ワークシートで自分の考え
・ゆみ子に、いつも笑ってほしいなあ。
を整理させる。その際、
「~
・どんな大人になるのかとても不安でたまらないから、せめてめち
と書いてあるということは
ゃくちゃに高い高いしよう。
…だと思うから-」や「~の
・どんな子に育つのだろう。でも、ゆみ子のことを大切に思ってい
言葉から…ということが分
るよ。
かるので-だと思う。」とい
食べ物もよろこびも一つだってもらえないかもしれないゆみ子
うように、叙述の言葉一つ一
が、大きくなったらどんな子になるのか心配だよ。ゆみ子の将来
つが根拠となるようにする。
が不安だけど、今はゆみ子のためにめちゃくちゃに高い高いして、
読二場面のお父さんとお母
ゆみ子をよろこばせてあげることしかできないんだ。
さんの気持ちを、行動や会話
○ふり返りとして、二場面で「一番心に残った文・言葉」を選び、
の叙述をもとにして想像し
理由つきでまとめる。
ながら読んでいる。
(発言・ノート)
本時(第二次中 第4時)
4-3-6
<「一輪のコスモスの花」に込めたお父さんの願いは、十年後かな
★既習掲示を用いて、三場面
っていたのかな>
でのお父さんの気持ち・願い
○ゆみ子の心情を考えながら、お話1・2・3で自分の考えをまと
がどんなものだったか復習
め、全体交流する。
する。
・願いはかなったと思うよ。コスモスの花でいっぱいだったという
★お話1・2・3を意識した
ことは、それだけゆみ子がその花を大切にしていてたくさんにして
ワークシートで自分の考え
くれたからだよ。
を整理させる。その際、
「~
・願いはかなったよ。
「母さん、お肉とお魚とどっちがいいの。」と
と書いてあるということは
書いてあるから、食べ物も戦争中のときよりもよくなったし、お母
…だと思うから-」や「~の
さんと二人で仲良く暮らして幸せそうだからだよ。
言葉から…ということが分
・願いはかなったよ。小さなお母さんということは、それだけお母
かるので-だと思う。」とい
さんのためにお手伝いをしたりして、たくましく成長したからだよ。 うように、叙述の言葉一つ一
お父さんとの別れの後の十年間も、お母さんとゆみ子はたくまし
つが根拠となるようにする。
く幸せそうに生きていたから、きっとお父さんの願いはかなった
読十年後のゆみ子の様子を
よ。お父さんからもらった「一輪のコスモスの花」がたくさんに
四場面の叙述から読み取り、
増えて、お父さんの願いはきっと届いているよ。
戦争中だった前場面との違
いを考えながら、お父さんの
○ふり返りとして、四場面で「一番心に残った文・言葉」を選び、
願いがかなったということ
理由つきでまとめる。
を想像して読んでいる。
(発言・ノート)
<「一番心に残った文・言葉」で、
『一つの花』を紹介しよう>
○これまでに学習してきたことを活かし、改めて自分で「心に残っ
★既習掲示を用いて、二次の
た言葉・文」を選び、紹介ポスターにまとめる。
最初に聞いた児童それぞれ
・一番心に残った言葉は、最初は「一つだけ」だったけれど、くわ
の「一番心に残った文・言葉」
しく読んでいったら「めちゃくちゃに高い高いするのでした。」に変
をふり返ることで、学習の中
わったよ。
で自分自身の感じ方・考え方
・お父さんの気持ちをずっと考えていったから、
「一輪のコスモスの
の変容に気付かせる。
花」が一番心に残った言葉だよ。ゆみ子にたくましく育ってほしい、
幸せになってほしいと強く願っているお父さんの気持ちが忘れられ
ないからだよ。
書紹介するための「一番心に
最初に『一つの花』を読んだときと、自分の一番心に残った文が
残った文・言葉」を理由つき
違っっていたよ。作った紹介ポスターで、自分の「一番心に残っ
で書き、相手に伝わるように
た文・言葉」をみんなに紹介して、交流してみたいな。友達は、
分かりやすく紹介ポスター
どの文を、どの言葉を選んだんだろう。どうして選んだんだろう。
に表現しようとしている。
(紹介ポスター)
4-3-7
<『一つの花』を紹介し合って、平和について考えよう>
○紹介ポスターを用いて、グループで紹介し合い、自分のポスター
・
「一番心に残った文・言葉」
と友達の考えたポスターを読み比べながら、感じ方・考え方の違い
がみんなそれぞれ違うとい
に気付いたり、
『一つの花』から平和について自分なりに考えたこと うこと、同じ文・言葉を選ん
をまとめたり交流する。
でいたとしても何をどのよ
・自分と同じ文を友達は書き抜いていたけれど、心に残った理由が
うにとらえているか、感じ
違っていたよ。
方・考え方が違うということ
・お父さんの気持ちがとても心に残ったと書いている友達がたくさ
に気付かせる。
んいたよ。
・平和について考えてみると、やっぱり家族って大事だし、家族と
仲良く幸せに暮らしていることが平和なんだと思うよ。
・戦争が無くて、食べ物がたくさんあって、自分のできることがた
くさんある自由な生活が平和だと思うよ。
「一番心に残った文・言葉」で『一つの花』を紹介し合って、み
書平和について自分なりの
んなそれぞれ同じ物語を読んでいるのに、選んでいるところや場
考えを持つとともに交流し、
面、理由が違っていたよ。平和について考えてみて、友達と考え
友達との感じ方・考え方の違
が同じところもあったし、なるほどと思った考えもあったよ。平
いに気付こうとしている。
和をテーマにした物語でも、紹介し合って考えてみよう。
(観察・ノート)
第
<「一番心に残った言葉・文」を考えて、平和をテーマにした物語
三
を紹介しよう>
次
○並行読書している平和をテーマにした物語で、紹介ポスターを書
★既習掲示や、
『一つの花』
②
く。
で書いた紹介ポスターを用
・
「すみれ島」で、みんなに「この物語を読んでみたい」と思っても いながらふり返り、ゴールま
らえるように紹介ポスターを書くよ。
での学習活動を確認する。
・
「ひろしまのピカ」で、戦争はとても恐ろしいと思ったからそこが
よく伝わる一文を選んで、友達に分かりやすいように紹介ポスター
書紹介するための「一番心に
を書こう。
残った文・言葉」を理由つき
『一つの花』と同じように、並行読書している平和をテーマにし
で書き、相手に伝わるように
た物語でも紹介ポスターを書くことができたよ。みんなに紹介し
分かりやすく紹介ポスター
たり、友達の紹介を聞いたりして、平和について考えよう。
に表現しようとしている。
(紹介ポスター)
<平和をテーマにした物語を紹介し合って、平和について自分なり
に考えよう>
○紹介ポスターをもとに並行読書した物語を紹介し合ったり、読み
・同じ物語でもそれぞれ選ん
あったりしながら、自分なりに平和について考えをまとめる。
でいる文や言葉が違ったり、
・同じ物語を選んでいるのに、
「一番心に残った文・言葉」が違うよ。 違う物語でも平和について
紹介したいところも違っているよ。
の考え方が尐し似ているな
4-3-8
・
「世界で一番強い国」の物語の紹介を聞いて、実際に読んでみたら ど、友達との感じ方・考え方
とても考えさせられるお話だったよ。友達の心に残った文と自分が
の違いや共通点に気付かせ
心に残った文が一緒だったよ。
るよう助言する。
・いろんな平和の物語を読んだけれど、どれも戦争があっては平和
じゃないんだなと思った。
・日本だけじゃなくて、世界の国々の戦争についても聞いたから、
将来これから世界中が平和であったらいいなと思うよ。
・平和について、どんな様子が平和なのか、平和って何なのかがみ
んな意見や考えが違っていたよ。読んでいる物語の中でも、世界で
あったり、動物であったりと違っていたよ。
今日の勉強で、友達の意見を聞きながら自分なりに平和について
考えることができたよ。紹介ポスターで友達と物語を紹介し合っ
てみて、
『一つの花』の時みたいに人それぞれ平和に対して考え
方が違っていたよ。同じテーマの本なのに、みんなそれぞれいろ
んな考えを持っていて面白いな。平和の本もそうだし、これから
もっといろんな本を読みたくなったよ。
4-3-9
書自分なりに平和について
考えを持つとともに、友達と
の関わりの中で人それぞれ
平和に対しての感じ方・考え
方が違っているということ
に気付こうとしている。
(観察・ノート)
5.本時の学習(第二次中
第4時)
(1)ねらい 三場面の叙述をもとに、
「一輪のコスモスの花」に込められたお父さんのゆみ子に対する
願いや思いについて、想像しながら読むことができる。
(2)学習過程
(読むこと)
★根拠や筋道を明確に表現させるための教師の支援について
学習活動と児童の意識の流れ
1.前時の学習をふり返る
時
指導と評価
3
★既習掲示を用いながら前時の学習
・お父さんがめちゃくちゃに高い高いしたのは、ゆみ子の
を想起させ、お父さんの心情やセリ
将来が不安だけど、今は何もしてあげられないからだった
フ、とった行動を確かめられるように
よ。
する。
・食べ物も満足にあげられないし、ゆみ子がとても心配で
★お父さんが花を渡すところが、いつ
かわいそうだとお父さんは思っていたよ。
で、どこなのかを叙述から確認させ
て、課題に入るようにする。
2
2.本時の課題をつかむ
・お父さんが「一輪のコスモスの花」
<どうしてお父さんは、ゆみ子に「一輪のコスモスの花」
をあげた理由については、「泣き止ま
をあげたのかな>
せるため」、
「よろこばせるため」とい
・プラットホームのはしの方。
う考えがある程度羅列した時点で簡
・お父さんが戦争に行くための、電車に乗る前。
潔にまとめ、お父さんの願いや思いが
28
3.自分の考えを書き、考えを交流する
込められている「一輪のコスモスの
・最後はゆみ子に喜んだ笑顔で見送ってほしい、笑顔の顔
花」の意味について児童に深く考えさ
が見たいとお父さんが思ったからだと思うよ。
せる。
・ゆみ子を泣き止ませるための食べ物も持ってないし、せ
★お話1・2・3を意識したワークシ
めて何かをあげようとしたからだと思うよ。
ートで自分の考えを整理させる。その
・
「大事にするんだよう」と言っているから、戦争でもう会
際、
「~と書いてあるということは…」
えないかもしれないゆみ子に、お父さんのかわりとして一
や「~の言葉から…ということが分か
輪だけのコスモスの花をあげたんだと思うよ。
るので」というように、叙述の言葉一
◎お父さんは、
「一輪のコスモスの花」にどんな思いや願い
つ一つに着目して自分の考えに加え
を込めたのだろう?
るよう助言する。また、叙述をもとに
・コスモスのようにたくましく、強く育ってほしい。
想像したことについては、
「~なんじ
・幸せになってほしい、頑張って生きていてほしい。
ゃないかなと思います。
」や「たぶん」
・お父さんはゆみ子のそばで、見守っているよ。
や「きっと」という言葉をつけて表現
してもいいと助言する。
3
4.本時のまとめをする
・より深く広めたい考えについては、
「これから将来、コスモスのように強く生きていってほ
「どの文・言葉から分かった?」と叙
しい」
、
「幸せになってほしい」という願いや、
「お父さん
述に戻すようにする。
がそばで見守っているよ」という思いを「一輪のコスモ
読「一輪のコスモスの花」に込められ
スの花」に込めて伝えたかったからだよ。
たお父さんの心情(ゆみ子に対する思
5.三場面の叙述から「一番心に残った文・言葉」を自分
で選び、選んだ理由を加えてふり返りとしてまとめる
4-3-10
9
い・願い)を、叙述をもとに想像しな
がら読んでいる。 (発言・ノート)
6.板書計画(前場面の既習掲示は、ホワイトボードに貼っておく)
ふ
○
※
「
一
番
心
に
の
こ
っ
た
文
・
言
葉
」
と
そ
の
理
由
を
ま
と
め
る
ま
○
※
児
童
の
言
葉
を
使
っ
て
、
ま
と
め
る
。
何
も
言
わ
ず
に
…
一
つ
の
花
を
見
つ
め
な
が
ら
…
お
母
さ
ん
と
元
気
に
暮
ら
し
て
ほ
し
い
お父さんの
ゆみ子の
「一つ」
一輪の
「一つ」
コスモスの花
お父さん
挿し絵
挿し絵
挿し絵
情
強
く
た
く
ま
し
く
生
き
て
ほ
し
い
幸
せ
に
な
っ
て
ほ
し
い
命
を
大
切
に
る
ん
だ
よ
う
―
。
」
「
ゆ
み
。
さ
あ
、
一
つ
だ
け
あ
げ
よ
う
。
一
つ
だ
け
の
お
花
、
大
事
に
す
わ
す
れ
ら
れ
た
よ
う
に
て
ほ
し
い
ご
み
す
て
場
の
よ
う
な
所
コ
ス
モ
ス
の
花
の
よ
う
に
ゆ
み
子
に
生
き
お
父
さ
ん
の
代
わ
り
と
し
て
忘
れ
な
い
で
4-3-11
ゆ
み
子
は
、
と
う
と
う
泣
き
だ
し
て
し
ま
い
ま
し
た
。
プ
ラ
ッ
ト
ホ
ー
ム
の
は
し
っ
ぽ
強
く
、
倒
れ
ず
に
コ
ス
モ
ス
だ
か
ら
い
ゆみ子
笑
顔
が
見
た
い
…
最
後
だ
か
ら
…
泣
き
や
ん
で
ほ
し
い
…
げ
た
の
か
な
〄
〃
ど
う
し
て
お
父
さ
ん
は
ゆ
み
子
に
、
「
一
輪
の
コ
ス
モ
ス
の
花
」
を
あ
プ
ラ
ッ
ト
ホ
ー
ム
の
は
し
い
よ
い
よ
汽
車
が
入
っ
て
く
る
と
い
う
と
き
ゴ
○
に
考
え
る
。
「
一
番
心
に
の
こ
っ
た
文
・
言
葉
」
で
!
平
和
を
テ
ー
マ
に
し
た
物
語
を
紹
介
し
合
い
、
平
和
に
つ
い
て
自
分
な
り
一
つ
の
花
今
西
祐
行
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