2016年度(平成28年度) 「『学びの変革』アクションプラン」 パイロットだより

2016年度(平成28年度)
「『学びの変革』アクションプラン」 パイロットだより
2016年(平成28年)6月22日(水)
No.6
【パイロット教員】
府中市立国府小学校公開研究会での学び
1 国府小で育成する資質・能力
情報活用能力 コミュニケーション能力
実践的思考力
自己の生き方
2 授業実践での工夫
2年生 スイミー
切り口1 「スイミーのお話は,何枚の絵があればできるか」 ・時や場所に着目する。
切り口2
「スイミーが笑顔になった場面はいくつあるか」・中心人物の変容を捉える。
切り口3
「1場面と5場面では,どちらの方がより笑顔か」
4年生 「一つの花」
切り口1 「戦争中と戦後で違ったところや変わったところは何か」・登場人物,場面の背景をつかむ。
切り口2
「なぜ題名が『一つの花』なのか」
題名の種類 ○ 主役の名前 「ももたろう」「スイミー」
○ 中心人物のセリフや行動 「ニャーゴ」「ずっとずっと大好きだよ」
○ 象徴 「大きなかぶ」「モチモチの木」「一つの花」
6年生「時計の時間と心の時間」
切り口1 「『時計の時間』と『心の時間』がいくつあるか」
切り口2
「いくつの事例がありますか」・事例に小見出しを付ける。
切り口3
「一番あなたにぴったりくる事例はどれ」
切り口4
『なぜ,題には「 」がついていないのか』
・論理展開の工夫や筆者の意図を捉える。
3 筑波大学附属小学校 青木信生先生の講話・演習より
(1) すがたをかえる大豆 演習より
切り口 「大豆は,いくつ姿をかえていますか」
・全てを取り上げると10個
・段落ごとのまとまりで考えると5個
・ちがう食品にする工夫をまとめると4個
・大豆からすがたかえる食品,ダイズからすがたをかえる食品の2個
教材のもつ価値,子どもに付ける力から授業を考えよう!
指導書からの脱却を行おう!
(2)講話より
◆教師の子どもを見る目
・この子は,今何を学んでいるのだろうか・・・・。
・一人ひとりの子どもの「学びの特性」を見ようとする教師でなければ,子どもの学びを評価でき
ない。
・子どもを点でなく線で見ると,その子の成長が見えてくる。
◆子どもの意識
・きめている自分の自覚・・・メタ認知
自分は,どうするか・・・きめるのかきめないのか,きめられるのかきめられないのか。
・きめた結果どうだったか・・・自己評価
きめてよかったのか悪かったのか,どうしてきめることができたのか,できなかったのか。
・あの子は,どうしてきめたのだろう,どうやってきめたのだろう。他者理解・他者評価・相互評価
子どもを見ていくために座席表にチェックしよう!
毎時間,全員の児童を見取るのは不可能。
だから,その日の対象児童を決めて
子どもの学びの変容を見ていこう!