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「四日市市個人情報保護条例の一部を改正する条例(素案)」 に対していただいたご意見の概要と本市の考え方
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いただいたご意見の概要
本市の考え方
「本人の同意を得ることが困難であるとき」 とは、「ご本人が事故で意識不明の状態
である場合」などを想定しています。
第9条の2第2項に規定されている「本人の
ご指摘いただいた部分の表現は、マイナンバー法に同じ規定がありますが、同法との
同意を得ることが困難であるとき」との表現
整合を図る観点から、表現はそろえる方が望ましいと考えます。
は、抽象的であり、「困難である」との状況
したがって、条例の表現はこのままにさせていただきますが、いただいたご意見は
を具体的に付記すべきである。
重要なご指摘であり、その趣旨を十分に生かせるよう、条例の解釈基準を作成するな
ど、適切な運用ができるよう取り計らいたいと考えます。
「目的」とは、個人情報を取り扱う事務の目的をいい、「目的の範囲を超える」とは、
その目的以外に利用することをいいます。
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例えば、「○○手当の支給」という目的のために、申請書に口座番号を記入いただ
第9条の2第2項に規定されている「目的の
いた場合、その口座番号は、「○○手当の支給」という目的以外には利用できません。
範囲を超える」とは何を意味するのか?
したがって、その方が「△△手当」という別の制度の支給対象でもあった場合、あら
誰がその判断をするのか?
ためて「△△手当」の支給のために「口座番号」をお聞きする必要があります。
また、判断基準や判断の責任者と責任範囲は
なお、具体的に個人情報を利用する際に目的の範囲内か否かの判断は、当該事務を
どうなっているのか?
所管する実施機関が、責任をもって行います。万一、ご自身の個人情報が本来の目的
以外に利用されていると考えられるような場合には、個人情報保護条例の規定により
利用の中止を求めることができます。
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国または地方公共団体の職員の過失により個人番号を含む個人情報が漏えいをし、
本人に被害が生じた時の救済、損害賠償は無
それにより損害が生じた場合には、国または地方公共団体は、国家賠償法に基づく損
限に負うのか?
害賠償責任を負うこととなります。
マイナンバーの導入に対して不安が大きい
ため、次の条項の追加をすべきと考える。
(個人情報漏洩防止対策強化)
マイナンバー法は、地方公共団体の責務として「個人番号その他の特定個人情報の
四日市市及び関係機関は、個人情報にアク 取扱いの適正を確保するために必要な措置を講ずる」(第5条)と規定しています。
セスする職員及び情報システムから個人情 また、本市の個人情報保護条例も、市長等の実施機関に対し「個人情報の保護につい
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報漏洩が無きよう、万全の体制を整えること て必要な措置を講じる」べき旨(第3条)を定めており、これらの規定はいただいた
ご意見と同趣旨のものと考えております。
なお、具体的な措置として、「特定個人情報保護評価」を実施しています。これは、
本市が管理するシステム内にマイナンバーを含む個人情報のファイルを保有する場合
に情報漏えいその他のリスクについて検討し、リスクへの対策等を定めるもので、そ
の内容については有識者からなる第三者機関の点検を受けております。
国または地方公共団体の職員の過失により個人番号を含む個人情報が漏えいをし、
(個人情報漏洩時の責任及び賠償)
それにより損害が生じた場合には、国または地方公共団体は、国家賠償法に基づく損
四日市市は個人情報の漏洩があった場合
害賠償責任を負うこととなります。
は、被漏洩者に対し責任賠償請求の有無に拘
マイナンバー制度の導入に対して不安が大きいというご意見につきましては、真摯
らず、謝罪と相当なる経済的賠償を行うもの
に受け止め、情報漏えいなどが生じないよう万全を期したいと考えておりますので、
とする。
ご理解いただきますようお願い申し上げます。