言語系で卒論を書きたい人への 担当教員の専門分野ガイド (2011 年 3

言語系で卒論を書きたい人への
担当教員の専門分野ガイド
(2011 年 3 月現在)
4年次進級を控えた皆さん!
卒論の執筆・登録を検討中のあなたに送る、言語系卒論担当教員の専門分野ガイドです。言
語系の卒論は、トピック・テーマが漠然とあっても、研究手法やアプローチの違いによって、
担当教員が変わってきます。以下の情報を参考に、ぜひ春休みから担当教員とアポをとって、
話を聞きに行ってください!もちろん、複数の先生と相談することを薦めます。ただし!4
月に入って担当教員が決まった場合、話を聞きに行った先生には「○○先生にお願いするこ
とにしました。」と報告&相談のお礼メールを送ること!(当然のマナーです。)
吉田兼次(英語の歴史)
一言で言うと、古英語から現代英語にいたるまでの英語の変遷の歴史、たとえば、古英語後
期におけるシンタックスの変化、中英語期におけるフランス語の流入、近代英語期におけ
る発音の変化、現代英語期における標準英語の発展など、過去約 1500 年間に起きた、英語
の統語、語彙、発音上の変化を、歴史的観点から分析します。
石原昌英(言語政策・社会言語学)
指導可能なトピック(分野)は下記の通りです。
(1)言語政策(米国における二言語教育、日本における英語教育、ハワイや沖縄における
マイノリティ言語の復興、等々)(2)言語と文化・アイデンティティ(米国における移
民と言語の問題、日本における南米移民の子孫と言語アイデンティティ、等々)(3)英語
教科書の社会言語学的な分析 (4)言語とジェンダー (5)言語的人権
上地安貞(コミュニケーション・社会言語学)
指導可能なトピック:(1)タブーと文化(言語・行為) (2)言語と文化 (3)言語
接触と文化の関係(カタカナ語の影響力など)(4)発想形式・表現形式・行動様式の相
関関係(5)言語とジェンダー (6)教科書分析
(7)日英両語比較研究
(8)挨拶
の日英比較研究 (9)「沈黙・笑い・泣く等」の日英比較研究 (10)日本人(うちなー
んちゅ)のアイデンティティー意識と言語の相関
兼本 円(異文化コミュニケーション、非言語コミュニケーション)
コミュニケーション、異文化コミュニケーション、異文化理解、非言語コミュニケーショ
ンに関するトピックを扱います。
小那覇洋子(応用言語学・英語教育)
ワーキングメモリの実験的研究や EFL おける英語習得に関わる研究等。具体的には
(1)ワーキングメモリと読解力の関係 (2)読解と読解速度の関係 (3)日本語における
論理的思考と英語力の関係等です。 宮平勝行(談話研究・社会言語学)
話しことばと書きことばの分析を通してコミュニケーションと人,社会,民族,文化の
関係を探る研究指導を行います。これまでに発表した論文から代表的な研究テーマを紹
介すると,(1)「チムグクルで繋がる」〜世界のウチナーンチュ大会におけるオキナワ
ン・アイデンティティの言語指標,(2)平和メタファー〜戦後沖縄における占領のレ
トリック,(3)ティーム・ティーチング会話に見られる終助詞のメタ語用論的分析,
(4)スピーチ・コード理論とアメリカ社会の多様性などが挙げられます。
金城克哉(談話研究・語用論)
自身の専門は日本語教育・言語学(談話研究・語用論)。セクシュアリティと言葉の
関わりについても関心があります。最近の論文タイトル:「『*なんとなく病気になりまし
た』の非文性について(H19)、
「『なんちゃって』の用法の分析試論」(H19)、
「形容詞述語文
についての一考察:『楽しい』の補文制限について」(H20)
過去の卒論テーマについては以下のタイトルを参照のこと:
「Sperber & Wilson のエコー説から見るアイロニーの性質の基礎的研究」(H12)
「日英コードスイッチングに関する調査研究:英語に対する意識調査を踏まえて」(H15)
「米国映画で使用される夫婦間の呼称について」(H16)
島袋盛世(音韻論・歴史比較言語学)
言語の音声構造、音韻論、言語の変化に関するテーマであれば指導可能。「英語の音声構
造」または「英語学演習Ⅰ」「英語学演習Ⅱ」を履修していること。
東矢光代(英語教育・応用言語学)
リスニング、リーディング、教授法、カリキュラムデザインおよび教材作成、学習者要因
(ストラテジーや成功者の研究)など。特に教育現場や自身の外国語学習で役に立つテ
ーマを歓迎します。私自身の研究は「高周波音声と英語リスニングの関係」
「多読」
「くり返
しによる自動化プロセス」をキーワードに進めています。
柴田美紀(応用言語学・言語習得論・社会言語学)
第二言語習得について研究しています。以下のようなトピックに興味があります。 「大人になるとなかなか語学力が上達しない原因は何なのか。」
「大人が語学力を向上させるために効率の良い方法があるのか。」
「どのように説明すると大人の学習者が文法をよく理解できるようになるのか。」
「どのような「やる気」が英語力の向上につながるのか。」
「日本人英語学習者は、なぜ自分の英語(「日本人英語」)に自信が持てないのか。」
「英語母語話者ってだれのこと?英語を勉強している人は英語がどれぐらい上手になる
と「学習者」でなくなるのか。どんなに上手でも一生「学習者」と呼ぶべきか。」
などなど、第二言語学習・習得のプロセスに関することならおもしろいテーマはたくさ
んあります!一緒に研究を進められる楽しいテーマを見つけましょう!さあ、まずはご
相談を!
宮良信詳(英語学・言語学・琉球語学)
言語のしくみに関するテーマであれば何でもよいのですが、特にうちなーぐちに関する
テーマは大歓迎です。希望学生は、英語学又は言語学における音韻論、形態論、統語論に関
する基礎科目のいくつかを履修していることが望ましい。
吉本 靖(英語学・言語学・統語論)
指導可能なテーマは、言語学・英語学・特に統語論関係です。
「英語の文構造」で学んだよ
うな言語分析の方法に興味のある学生を歓迎します。統語論に限らず,言葉のしくみの
様々な側面に興味を持つ学生の相談にも応じます。
山内 進(英語教育学)
英語教育全般に関するテーマで、以下にこれまでに指導した卒論のテーマを一部紹介す
る。
「カナダ言語政策から見るバイリンガル教育」
「リーディングにおける音読と黙読の役割」
「英語教育における異文化理解」
「小・中学校における日本語教育の課題」
「英語文法形態
素の習得順序について」
大城 賢(英語教育学)
英語教育に関するテーマで,特に小学校外国語活動,中・高の指導法の研究,イマージ
ョン教育,アジアにおける英語教育,ヨーロッパの外国語教育,外国語教育政策などの
テーマに興味のある学生を歓迎します。
與儀峰奈子(英語教育学)
英語教育関連のテーマ。これまでの卒論では主に小学校英語教育に関するテーマを取り
扱った。