プリセプティーフォロー研修

プリセプティーフォロー研修
担当:教育委員会 新人教育 G
2004 年に行われた新人看護職員の早期離職等実態調査報告書によると、「仕事
が面白い」と思ったことは入職時よりぐんと増し、12 月の時点で約 30%の者が「仕事
が面白い」と答えている。これは、日勤・夜勤ともに一通りの看護業務を単独でこな
すことができるようになり、自分の行いたい看護が実践できる時期に入ってきたから
と推測できる。しかしその反面、同じく 30%程の者はいまだ「仕事を辞めたい」と思っ
ている結果が出ている。その原因の 1 番には「自分は看護師にむいていないのでは
ないか」という看護に対する適性を問う思いが強く、9 ヶ月間看護師として働いてみ
研修企画の背景
て、看護師としての適性を深く考え込む時期であることが示唆された。
一人で一通りの看護業務ができるようになるに従い、一つの仕事を単独で任され
るようになり、自己にかかる責任の重さ、医療事故への不安、自信の喪失を感じるこ
とも増えてくる。また、業務がこなしきれず常態的に時間外勤務が発生することも新
人への負担となっていく。
当院ではこうした自己肯定感の喪失の第 2 のピークにあたるこの時期に再び話し
合いを持つことで精神的なフォローとリフレッシュできる機会を設け、同じ立場で働く
同僚と励ましあいながらこの危機を乗り越えられるよう、この研修を企画した。
研修のねらい
研修目的
同じ立場にある仲間とのふれあいの中で自己の看護を振り返り、自らの気付きの中
から今後の課題を明確でき、新たな目標を見出すことのできる看護師を育成する。
自己の課題に対しての悩みや不安について共有し、解決の方向性を自ら考えること
ができる。
1.入職後 8 ヶ月を経た自分を認めることができる
研修目標
2.自己の成長を明確にすることができる
3.今後の看護実践に対する目標を見出せる
予定実施月日
対象者
平成 20 年 12 月 18 日(木) PM
平成 20 年度 新卒看護師
グループワーク
研修内容
☆ 「出来るようになったことは」
☆ 「自己の看護観について語る」
OJTとの連動
この研修で表出された不安や不満等の意見は個人が限定されない形で情報を
管理し、今後の新人教育に役立てる。
以下のテーマにそった助言を行う
その他
「出来ないことに悩むことも成長の一つ」
「看護師一人一人が組織にとってかけがえのないもの」
津島市民病院 看護局
平成 20 年度教育プログラム