[授業科目名] 創造製作実習2(2012S521) Creative Manufacturing Practice 2 [ 時間割名 ] 創造製作実習2(232040) [時間割担当] 山田敏彦 [ 実 施 期 ] 前期 [ 単 位 数 ] 1.5 必修 [曜日・時限] 火・3∼4 [ 対象学生 ] 工学部総合機械(3期) □■ 科目の概要 この実習では、『フライス加工と測定』『溶融成形加工』『自動車エンジンの分解組立』『CNC加工』『接合加工』『手仕 上げ加工』『精密旋盤加工』『MC加工』の8つの実習課題があります。実習テーマにより2つのコースがあり、いずれかの コースを選択して着手します。 《 キャリアアップ Aコース 》 は、創造製作実習1で学んだ技術と技能に引き続き、機械的センスや機械技術者としての資 質を高める実習をします。接合加工では、被覆アーク溶接および、炭酸ガスアーク溶接による接合法について習得する実習を します。手仕上げ加工では、ヤスリ仕上げで平形スコヤを製作する実習をします。精密旋盤加工では、金属材料を切削工具に て所定の形状に精度よく仕上げる加工法とマイクロメータ、ノギスなど測定工具の使い方を同時に習得します。MC加工では 、CAD/CAMソフトによる3次元モデリング設計と加工シミュレーションおよび、MC機械の基本操作を学ぶ実習をしま す。 《 キャリアアップ Bコース 》 は、創造製作実習1で学んだ技術と技能に引き続き、機械的センスや機械技術者としての資 質を高める実習をします。フライス加工と測定では、機械の基本操作と金属材料を精度よく仕上げる加工法および、各種測定 工具の使い方について実習をします。溶融成形加工では、立体部品の製作を通じて、模型の製作から手作業による鋳造法と各 種装置の基本操作・原理を習得する実習をします。自動車エンジンの分解組立では、4サイクルエンジンを分解組立・性能試 験によってエンジンのしくみを学び、機械的センスを養う実習をします。CNC加工では、数値制御加工ソフト(CAD/C AM)を使った3次元立体モデルの作成とCNC加工の基本操作について実習します。 □■ 授業の内容 □■ 学習到達目標 ●キャリアアップAコース [1] 接合加工 ― アーク溶接と溶接条件の検証 ― [2] 接合加工 ― 板取加工とスミ肉溶接作業 ― [3] 接合加工 ― 被膜アーク溶接作業 ― [4] 溶接加工 ― 炭酸ガスアーク溶接による圧力容器の製 作と耐圧試験― [5] 手仕上げ加工 ― 各種工具の取り扱い(弓鋸、ヤスリ 、ハイトゲージ、ポンチ、ボール盤)― [6] 手仕上げ加工 ― 平形スコヤの製作 ― [7] 手仕上げ加工 ― M14ナットの製作 ― [8] 精密旋盤加工 ― 旋盤の操作法と切削工具の取り扱い ― [9] 精密旋盤加工 ― 旋盤による段付きシャフトの加工作 業 (1) ― [10] 精密旋盤加工 ― 旋盤による段付きシャフトの加工作 業 (2) ― [11] 精密旋盤加工 ― 旋盤によるはめ合いスリーブの製作 ― [12] MC加工 ― MC加工機の加工法と基本操作 ― [13] MC加工 ― プログラムの概要とプログラムの作成 ― [14] MC加工 ― CAD/CAMソフトによる作図と加工 プログラム作成 ― [15] MC加工 ― MC加工作業 ― [1]溶接作業に使われる機器の取扱い操作及び作業ができる 。 [2]被覆アーク溶接・炭酸ガス半自動溶接機で工作ができる 。 [3]手仕上げ工具の基本的な取り扱いができる。 [4]手仕上げによって平形スコヤ、M14ナットの製作がで きる。 [5]旋盤の基本操作と加工作業ができる。 [6]切削工具の種類とその工具の取り扱いができる。 [7]CAD/CAMソフトを使って簡単な3次元加工モデル の作成ができる。 [8]CAD/CAMソフトを使ってMC加工モデルのシミュ レーションができる。 以上 キャリアアップAコース ●キャリアアップBコース [1] フライス加工と測定 ― フライス盤の構造と切削理論 ― [2] フライス加工と測定 ― フライス盤の操作法と切削工 具の取り扱い ― [3] フライス加工と測定 ― フライス盤によるスライドケ ースの加工作業 ― [4] フライス加工と測定 ― 各種測定工具の測定方法と取 り扱い ― [5] 溶融成形加工 ― 砂型鋳造法による手込造型と鋳込、 仕上げ作業 ― [6] 溶融成形加工 ― 消失模型の製作と造型、鋳込、仕上 [1]フライス盤の基本操作とフライス加工作業ができる。 [2]各種測定工具の基本操作と測定作業ができる。 [3]砂型鋳造法の作業工程を説明できる [4]消失模型について説明ができ、製品の製作ができる。 [5]自動車エンジンの構造について説明ができる。 [6]エンジンの分解・組立作業ができる。 [7]CAD/CAMによる作図とNCプログラムの作成ができ る。 [8]数値制御によるCNC加工作業ができる。 以上 キャリアアップBコース" げ作業 ― [6] 溶融成形加工 ― 消失模型の製作と溶融金属の鋳造性 試験 ― [7] 溶融成形加工 ― 特殊なプロセスとその鋳型造型 ― [8] 自動車エンジンの分解組立 ― 自動車エンジンの役割 と構造 ― [9] 自動車エンジンの分解組立 ― 自動車エンジンの分解 と組立 ― [10] 自動車エンジンの分解組立 ― 自動車エンジンの組立 ・点検と運転試験 ― [11] 自動車エンジンの分解組立 ― エンジン部品の機能と 点検<課題研究> ― [12] CNC加工 ― CAD/CAMソフトによる作図と加 工データの作成 ― [13] CNC加工 ― 数値制御によるNC加工作業 ― [14] CNC加工 ― 高度な加工モデルのNC加工プログラ ミング ― [15] CNC加工 ― 高度な数値制御によるNC加工作業 ― □■ 成績評価の方法 全実習の出席とレポートを必須とし、機器操作の習得度、加工作品の完成度、実習態度で総合評価 □■ 教科書 創造製作実習テキスト □■ 参考書 □■ 履修要件 実習を15回すべて出席することにより単位を取得できる □■ 履修上の注意事項 1.実習服、帽子、作業靴に着替えて来る 2.実習テキスト、名札、筆記具を忘れずに持参する □■ 履修者の遵守事項 1.遅刻厳禁 2.携帯電話の無断使用 3.無断退場 総合機械工学科の「受講の心得について」に従うこと. □■ その他 (科目) □■ その他 (授業) □■ 備考 □■ 学位授与の方針に対する貢献度 学位授与の方針 貢献度 ──────────────────────────────────────────────────────── 該当なし ──────────────────────────────────────────────────────── ※ 授業時間外学習について 1単位は、45時間の学修を必要とする内容をもって構成することとなっています。本学では、授業の方法に応じ、授業時間内の 学修と授業時間外の学修を次のとおり定めています。 (1)講義及び演習(1単位科目) 授業時間内の学修30時間(毎週2時間)、授業時間外の学修15時間(毎週1時間) (2)講義及び演習(2単位科目) 授業時間内の学修30時間(毎週2時間)、授業時間外の学修60時間(毎週4時間) (3)設計(3単位科目) 授業時間内の学修60時間(毎週4時間)、授業時間外の学修75時間(毎週5時間) (4)実験、実習及び製図(1.5単位科目) 授業時間内の学修60時間(毎週4時間)、授業時間外の学修7.5時間(毎週0.5時間) (5)実験、実習及び製図(2単位科目) 授業時間内の学修60時間(毎週4時間)、授業時間外の学修30時間(毎週2時間)
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