フォーム C-2 脳しんとうの疑いを識別するためのツール 本ツールは簡易マニュアルです。脳しんとうの疑いを識別するのを助け、本情報を親/保護者に連絡するために記 入されます。 脳しんとうの疑いの識別−3段プロセス 頭、顔又は首に衝撃を受ける、又は頭に振動が伝わるような衝撃を身体に受けたあと、以下のチャートに説明 される兆候や症状のうちどれか1つ又はそれ以上が存在する又は「迅速な記憶機能アセスメント」に正しく回 答できないものがどれか1つ又はそれ以上存在する場合、脳しんとうを疑う必要があります。 1. 該当欄にチェック印を付けてください __________________________ (生徒/競技者の氏名)が関与する事故が、________________ (日にち)に発生しました。 脳しんとうの兆候及び症状のために、彼/彼女は観察を受けました。 生徒/競技者のアセスメント時に、以下に記載されている兆候又は症状は何も認められませんでした。 注釈:脳しんとうの兆候及び症状は、何時間又は何日間もあとに現れる可能性がありますので、生徒/競技者を継 続して観察することが重要です。裏面の(#3bを参照してください)。 以下の兆候が観察された又は症状が報告されました。 脳しんとうが疑われる兆候及び症状 *観察された兆候又は症状が悪化した場合は911に電話してください。 観察された危険な兆候 報告された危険な症状 兆候とは、他人(例えば親/保護者、教師、コーチ、スーパーバイザ ー、クラスメート)が観察するものです。 症状とは、生徒/競技者が感じる/報告するもので す。 身体的 認知的 身体的 意識喪失 * 反応性の欠如(緊急治療室のアクションプランに従う)* 嘔吐 ろれつが回らない* 反応時間の低下 協調又はバランスの低下* ぼんやりと凝視/据わった目つき/呆然又はうつろな視線 運動能力の減退 地面で身動きせず横たわっている*又は起き上がるのが遅い 記憶喪失* てんかん又は痙攣* 頭を掴む又は抱える 集中力低下 注意散漫 一般的な混乱 怪我前後に起こったことの記憶がない(迅速な記憶機能評価 頭痛 頭部の圧迫感 頸痛 気分が優れない/しっくりしない 耳鳴り 物が二重又はぼやけて見える/失明 星や点滅灯が見える 身体の損傷部位の痛み 吐き気/腹痛/痛み 平衡障害又は目眩 倦怠感又は疲労感 光又は音への過敏症 認知的 集中力又は記憶力の低下 効率が悪い、倦怠感又は低エネルギー 放心状態又は途方に暮れる を参照してください) 彼/彼女が参加している活動の時間、日にち、場所、クラス、 種類が分からない 反応時間の低下(例えば質問に答える、指示に従う) 感情的/行動的 奇妙な又は不適切な感情(例えばすぐに笑う、泣く、怒る) その他 _______________________________________ 感情的/行動的 怒りっぽい、悲しい、普段よりも感情的 神経質、不安、憂うつ その他 ______________________________________ 裏面に続く OPHEA Physical Safety Guidelines より抜粋 Form C-2 (Japanese) フォーム C-2 脳しんとうの疑いを識別するためのツール 2. 迅速な記憶機能アセスメントを行う 生徒/競技者に以下の質問を行い、回答を以下に記録してください。当該質問のうちいずれか1つでも正しく回 答できない場合は脳しんとうを示唆している可能性があります。 今あなたは何の部屋にいますか?回答: _______________________________________________ 今あなたは何の活動/スポーツ/ゲームをしていますか?回答:___________________________ 今日あなたはどのフィールドで競技していますか?回答:________________________________ 今は一日のいつですか?回答: _____________________________________________________ あなたの先生/コーチの名前は何ですか?回答: _______________________________________ あなたはどの学校に通っていますか?回答:____________________________________________ 3. とるべき処置 a) 兆候が観察された又は症状が報告された場合: 観察された兆候又は報告された症状が何かある場合、又は生徒/競技者が上記の質問のうちいずれか1つでも正 しく回答できない場合: 脳しんとうが疑われるべきです。 生徒/競技者を直ちに競技から外し、生徒/競技者が彼/彼女が良くなっていると述べてもその日は競 技に戻ることは許可してはいけません。 生徒/競技者は、親/保護者(又は緊急連絡先)の監視なく施設を去ってはいけません。 脳しんとうが疑われるいずれの場合も、生徒/競技者は診断のために医師又はナース・プラクティショナーの診 察を受け、委員会の脳しんとうのプロトコルに従わなければなりません。 b) 兆候が観察されず症状も報告されない場合: 兆候及び症状が負傷後すぐに現れることもあれば、表面化するのに数時間あるいは数日掛かる可能性も あるため、生徒/競技者は事故後24時間のあいだ観察を受ける必要があります。生徒/競技者の観察は、家で は両親が、学校では学校職員が行います。 兆候及び症状の観察のためには、両親/保護者は本情報フォームの表に載っているチャートを使用することがで きます。 兆候又は症状が何か現れる場合生徒/競技者は、その日に一刻も早く医師又はナース・プラクティショ ナーの診察を受ける必要があります。 学校担当者: ___________________________________________ 日にち: _______________________ 生徒/競技者氏名:___________________________________ 本「脳しんとうの疑いを識別するためのツール」(フォームC-2)の使用後、本ツールが完了し、親/ 保護者が、必要な「観察/診察フォームに関する文書」(フォームC-3)を受領した旨を示唆するOSBIE 事故報告フォームの記入が必要です。 OPHEA Physical Safety Guidelines より抜粋 Form C-2 (Japanese)
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