「森の妖精 ぐりん森夢」の絵本を作ってみよう!!

ホテル奥道後のかわいいオリジナルマスコットキャラクター
「森の妖精 ぐりん森夢」の絵本を作ってみよう!!
下の図をお手本に作ってみてね!!
1.①②③をそれぞれ
ハサミで切ってみよう
4.最後に表紙をくるりと巻きつけ、表表紙と
①の一番左側のぺーじをセロハンテープで
くっつける。 2.下の図のように並べて裏面にセロハンテープを貼ります。
きりとり
②
→
3.①の左端から“たにおり”→“やまおり”を繰り返して表紙の所まで折りましょう。
5.これでかわいい絵本の完成。
∼翁と森の妖精の温泉郷∼
表表紙
③
裏表紙
たにおり
←ここまで
やまおり
②
たにおり
やまおり
たにおり
やまおり
①
たにおり
やまおり
③
セロハンテープ
たにおり
きりとり
表表紙
③
裏表紙
②
これが①
の一番左側
①
①
真夏の森の夜空、きらめく満天の星が今
やがて、森の生きものたちが静かに見守
にも降ってきそうな、静かな静かな夜で
る中、真夏の森の奥深くに、青く輝く、
した。天の川のもっとむこうの、遥かな
小さな小さな森の妖精が生まれました。
冬、しんしんと底冷えのする、森の妖精
銀河のかなたから、銀色のきらきらと光
誰も知らない、真夏の夜の出来事でした
の光も凍えそうなある日、森のすそ野の
る小さな光たちを引きつれた一筋の星が
切り株に、大きな大きな男が、かたわら
流れてきて、この静かな森の奥深くにそ
に大きなステッキを携えどっしりと腰を
っと消えてゆきました。
おろし、じっと森の中の消えそうな小さ
ぐりん森夢物語
な光をながめていました。誰も知らない
真夏の夜の出来事を、この大きな男は知
っているようでした。
「オキナ」と呼ばれたこの男は、夏の頃
からずっとこの森を訪れ、森から生まれ
岩清水と森に囲まれた自然の中で、森の
た小さな妖精を見守り続けていました。
生きものたちと小さな森の妖精の楽しい
木の葉の翼も凍りつき、冬の寒さに凍え
そうな森の妖精、仲良しだった森の生き
ものもみんな冬の眠りにつき、今は独り
ぼっち。その光は今にも消えそうにはか
なげに輝くだけでした。
月日が流れました。
我を忘れ、妖精の命を救おうと、「オキ
やがて妖精は、腰掛けていた小枝の端か
「この森の地中深くに、温かな湧水が必
ら、最後に残った一枚の枯れ葉が散るよ
ずあります。私の命の光が消えない間に
うに、ゆっくりと落ちていきました。
、この魔法の湯に私をつけてください。
そのとき私には永遠の命が宿ります。ど
うか私に永遠の命を与えてください。永
遠の命と森の力で、あなたの願いをきっ
「オキナ」は命の光の消えかけた森の妖
精を、その大きな暖かい手のひらにそっ
と包み、優しい声で「大丈夫かい、寒い
とかなえてあげます。」寒さに震える妖
精は「オキナ」の手のひらの中で懇願し
ました。
ナ」はもてる力のすべてを集め、三日三
晩、森を地中深く掘り進みました。冬の
眠りについていた森の生きものたちも目
を覚まし、かいがいしく「オキナ」を助
け、やがて凍りついた森は、温かな湯け
むりに包まれ、温かな泉が湧きだしまし
た。
今にも命の光の消えそうな森の妖精を、
「オキナ」は、傷つき、汚れた大きな手
のひらにそっと包み、湯けむりの中に優
のかい」と、優しくいたわりました。今
しくよこたえました。妖精の体にもう一
にも命の消えそうな妖精は、「オキナ」
度命の光が宿り、枯れ葉色だった翼は、
に願いを託しました。
明るい鮮やかな緑へとその色を変えまし
た。
「よかった、よかった。」安心した「オ
キナ」は、森の妖精にいいました。「こ
の地を人々が集う心安らぐ命の泉、花が
咲き誇る自然の楽園にしたいと思います
。どうぞ永遠に、その魔法の力をかして
ください。」真夏の夜に、ただひとり、
遥かかなたの銀河の星に出会い、大きな
夢を授かった「オキナ」は、森の妖精と
共に、その夢を追い続け、やがて壮大な
理想郷を築くこととなりました。
流れゆく月日の涯、「オキナ」の命の火
∼翁と森の妖精の温泉郷∼
が消えようとしていたそのとき、その側
ぐりん森夢物語
には、誰にもみえない妖精の姿がありま
した。ささやくような優しい声で、「あ
りがとう、永遠の命を『オキナ』にさず
けます。」妖精の翼の先から、七色の虹
があの懐かしい森に向かってかかります
。その虹の掛け橋を、森の妖精と一緒に
ステッキをつきながら、ゆっくりと渡っ
ていく「オキナ」の姿がありました。
心優しいあなたもも森のどこかで妖精に
あえるかも知れません。
森の妖精と、夢を追った、大きな大きな
「オキナ」の物語でした。
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