第2集(平成14年度:第1期ビジョン委員会の活動等)

は
じ
め
に
「神戸地域ビジョン∼21 世紀への夢提案∼」に描かれた神戸地域の将来像の実
現やそのプロセスへの取り組みのため神戸地域県民行動プログラムとして、実践
活動のヒントとなるよう「行動提案」をまとめて1年がすぎました。
このプログラムは、すぐにできるところから取り組んでいこうという願いを持
った項目から、将来の社会の成熟に従い実施していこうというものまで多彩に提
案されておりますが、
「できるところからはじめましょう。さあ、楽しもう神戸」
という神戸地域ビジョンでの提唱のとおり、できる活動から委員の具体的な実践
活動が進められてきています。
昨年7月7日七夕の日に開催した夢会議で「この指とまれ」と呼びかけのあっ
た複数委員のグループによる実践活動、委員が地域に持ち帰って展開した活動、
行政との協働による地域間交流活動、ビジョンの普及啓発に主体的に取り組んだ
ミニ夢会議など、形態も様々なら、コミュニティの活性化、生涯学習と子どもの
結びつけ、農都・神戸、六甲山の楽しみ方、留学生と地域、商店街と地域の結び
つけなど分野も様々なものとなっています。
この「神戸地域県民行動プログラム−神戸地域ビジョンの実現のための行動提
案(第2集)」は、これら多彩な取り組みの状況のとりまとめを行い、これからの
神戸地域ビジョンの実現に向けた実践活動にご活用いただきたいと願うもので
す。取り組みの現状から多くの教訓を汲み取っていただき、神戸らしい魅力をも
っと高めようとそれぞれの場で主体的に活動されている皆さんの一助となれば
と思います。
神戸地域ビジョン委員会(第1期)としては、この行動提案(第2集)をもって、
一応の区切りとなります。委員会は発足1年半ほどの間に、県民行動プログラム
の策定とその実践を行ってきたわけですが、まだまだ実践活動としては挑戦する
項目も多く、また、新たに検討していくべき行動提案も多々あろうと考えます。
第2期地域ビジョン委員会においても、力強い取り組みをますます進め、豊富な
活動の積み重ねをしていただければと願います。
2003 年3月
神戸地域ビジョン委員会
委員長
山 口 一 史
平成14年度神戸地域ビジョン委員会の取り組み
1
県民行動プログラム実践活動の開始
神戸地域ビジョン委員会で、平成 13 年9月から熱心に議論を続けてきた「県
民行動プログラム」。
“楽しいまち・神戸”の実現に向け具体的な実践活動を進
めるにあたり、活動の分野や取り組み手法などいろいろな角度から活用でき、
地域の交流と活動を高めるための手がかりを集めた提案集(第1集)として、平
成 14 年3月にまとめられたものです。
平成 14 年度は当初から、このプログラムを夢会議などで広く普及啓発する
とともに、また委員を中心とした実践が開始されるなど、活動の輪を広げるこ
との取り組みがはじまりました。
2
夢会議「七夕祭り」の開催
7月7日、井戸知事も出席し、平成 14 年度第1回の神戸地域夢会議が兵庫
県公館で開催されました。会議では 250 人が参加して、県民行動プログラムや
行政推進プログラムなどのプレゼンテーションの後、ビジョン委員をパネラー
として、パネルディスカッションが行われました。このディスカッションでは、
ビジョン委員会自ら取り組もうとする活動について具体的な提案が行われ、
「この指とまれ!!」と県民の皆さんの参加を呼びかけました。
呼びかけは、
“地域井戸端会議”、
“楽校をつくろう”、
“ストリート・ガーデニ
ングによる明るいまちづくり”、“地域円卓会議”、“公共施設の利用研究会”、
“「農」を知り、理解するプログラム”、“六甲山を活かすプログラム”、“留学
生と地域コミュニティとのコーディネート”、
“地域の拠点をめざす商店街の知
恵を集める”と幅広い分野に及んでいます。
これらの呼びかけをスタートとして、複数委員グループによる実践活動がは
じまりました。
3
委員グループによる実践活動の展開と夢会議の開催
これらグループでは、研究会や検討会の開催や、地域での具体的な実施を行
うとともに、活動を進める上での課題についてより多くの方のご意見を聞いた
り、生まれてきたアイデアを実験的に試みたりするため、夢会議を開催するな
ど活動の輪を広げながら、様々な取り組みが進められてきました。
それぞれのグループが中心となった夢会議については、平成 14 年 11 月以降、
9回開催され、
「にぎわいフォーラム」
「地域の核をめざす商店街を考える」
「留
1
学生が地域で活躍できる仕組みを考える」「楽校ネットをつくろう」とフォー
ラムや会議方式、
「農都・神戸を訪ねる(西区編)、(北区編)」
「六甲山の楽しみ
方発見(初冬編)、(早春編)」
「公共の場 利用事例見学会」と現地調査方式によ
る開催と手法も工夫して行われました。
4
委員の所属団体等でのミニ夢会議の開催
地域での委員所属団体等では、委員が主体的に取り組み、神戸地域ビジョン
や県民行動プログラム、実践活動の普及啓発を行う「ミニ夢会議」が開催されま
した。平成 14 年度の開催回数は 19 回となっていますが、神戸県民局も依頼を
受け、説明に出向くなど協働作業に取り組みました。
5
神戸地域ビジョンネットワークによる連携・交流
平成 13 年度から発行された神戸地域ビジョンネットワーク情報誌「神戸ゆ
めネット」は、14 年7月、10 月、15 年1月、3月発行し、夢会議等県民行動プロ
グラムに関する最新情報、委員等の所属団体の活動紹介、イベント情報など地
域づくりの実践活動に取り組む団体・グループ・個人の連携・交流を進めてき
ています。
さらに、15 年1月 24 日にはホームページ「WEB 版神戸ゆめネット」を開設し、
神戸地域ビジョン、県民行動プログラムなどの概要、PDFファイルによる情
報誌「神戸ゆめネット」の全容、各種イベント開催の情報などをインターネッ
ト上で提供することとしました。
7
ビジョン委員会・部会の開催
これらの取り組みを進める上で、鍵となったのがビジョン委員会、部会です。
各部会は、年度当初開催され進め方を協議するとともに、年度末には総会と
部会が開催され活動のとりまとめと交流を行いました。
(参考
地域間交流実践活動への支援)
神戸市内で地域づくり活動に取り組む団体・グループ同士が行う、相互の交
流を通じての連携強化を目指し、情報交換会や研修会等が行われました。神戸
県民局が支援するこの事業は、神戸地域ビジョンの趣旨に賛同したこれらの活
動は本年度 10 件となり、活動グループのコミュニケーション・チャンネルを
広げる取り組みの一つとなっています。
2
「地域井戸端会議」わいわいがやがや集まって、みんなで面白いことやろうじゃない!
神戸地域夢会議−七夕祭り−
☆以後毎月2回
地域で開催
[活動参加者]
[活動日]
7月7日
学園都市 寺子屋クラブ
◎山中
修(ビジョン委員)
○地域のみなさん
活動の概要
「地域井戸端会議」を月2回開催しています。
地域のことから子育て,いじめなどの社会全般の話し合いを目的に地域住民が誰でも参加
できる井戸端会議開催をめざしています。
いくら講演会で偉い先生の良い話を聞いて納得していても、家に帰ると元通り。少し知識
のある人が近くにいてみんなで日常的に話し合いが出来れば、その方が実生活に役に立つの
ではないかと講演会ではなく、「話し合い」が必
要と考えました。
ただ、集まるための定まった場所が有るわけ
ではないので、まずは地域に認知してもらうた
め、そして地域の人たちが顔見知りになるため
に寺子屋クラブメンバーに入っていただいて
イベント開催のための企画会議として、住宅集
会所(平日夜)や欧風料理屋さん(土曜午後)に
集まっています。
▲「井戸端会議」提唱の講演会
活動状況
地域に認知してもらうためのイベント開催について。
12月にクリスマス用のグラスを創るガラス工芸を手始めに実施し、翌年3月にメンバーが
企画した紙飛行機教室を開催。次に単なる芋掘りではなく畑開拓から苗植え、水やり等を経
て芋掘り、焼き芋大会を実施。他にも夏の工作教室なども定例で実施しています。また、地
域がもっと顔なじみになり、一つにまとまるためには音楽が一つの方法と考え、クリスマス
コンサートを地域の店と協力して発表会的な音楽会とお店に来られた人たちも参加して大
合唱をします。この大合唱が最も嬉しい一瞬で、やはりこれも定例になっています。今では
地域の音楽家ともつながり、いつでも声を掛ければ集まってもらえます。
すべて井戸端会議で発案された内容をみんなで分担して準備し、多くの地域の方が参加さ
れました。特に焼き芋大会では畑やたき火のまわりで自然な地域の話し合いが展開します。
昨年は、インターネットで探したロボット工作教
室を提案し、パソコンが必要になったため地域内の
企業にお願いしたところ、その後、企業側から「子
ども科学実験教室」を開催したい旨の要請があり、
昨年10月から毎月、実施しています。
企画から地域への連絡、準備、そして終了時のお
掃除。こんな大人達の活動は一緒に参加してくれる
子どもたちにも自然に伝わっていくものと思いま
す。
▲ロボット工作教室
4
活動を進めていく上での課題
2年ほど前から自由に集まれる場所を探して“たむろ”的に始めましたが数回実施したと
ころでその施設の管理者から叱責を受け、他に場所が無くて上記の場所で開催しています。
もっと自由に使える場所が有れば、地域全体に知らせて誰でも参加してもらえるのですが
現在の場所は集まれる人数に限度があります。また、事前に予約が必要で定期的に開催する
には少し難しい面があります。
次に課題は、寺子屋メンバーが他の多くの場面で活躍する機会が増えて、忙しくなりすぎ、
家族サービスの時間を努力して確保する必要があります。
活動して良かった点
多くの人たちから「手伝いますよ」と声を掛けてもらえるようになったことでしょう。また、
音楽会などは企画する分担してもらえる人がいるため、意外に気楽に出来るようになりまし
た。
今後の計画
畑を使ったサツマイモ以外の栽培。
「子ども科学実験教室」は学園都市以外の西神南、西神中央でも開催していますが、他の区で
も開催すること。
「ロボット工作教室」をロボコン段階まで実施すること。
その他報告事項
「地域井戸端会議」は寺子屋クラブのメンバー以外も参加できて、自由な話し合いが出来るよ
うにしています。しかし、逆に趣旨が漠然としていて「何のために」がありません。
最初は、毎年1回、青少協で開催している「子どもフォーラム」「地域シンポジウム」を毎月や
ろうと展開したもので、人と人とが話し合うことで多くのことが解決するというのではないか
と考えた企画です。思っていることを口に出すことがすべての解決の糸口になるのではないで
しょうか。
これを他でも真似してもらえるところがあると、一緒に交流することもでき、人の和が広が
ることになります。
▼サツマイモ苗の植え付け
▲子ども科学実験教室
5
[活動日]
6月2日
6月8日
7月7日
7月8日
3月8日
ひまわりの楽校出合分校
ひまわりの楽校三木分校
夢会議−七夕祭り−
ひまわりの楽校学園都市分校
夢会議「楽校ネットワークをつくろ
う−この指とまれ会議」
[ 活動 参加 者 ]
楽校ネットワークをつくろう
楽校グループ
◎荒井 勣、井上タイ子、柴田 重彦、
菅野 喜一、松枝 謙介、松岡 博文、
門田 則秋(以上ビジョン委員)
○市民25名
活動の概要
「楽校」(がっこう)?
週5日制の実施で子どもたちの休日の過ごし方や先生方の休日の問題などの課題が露出し
てきました。その対応型ソフトとして考えたのがこの「楽校ネットワーク」の構築です。青少
年の健全育成と生涯学習(楽習)を融合させて地域活性化をする新事業です。
楽しみを表現したり、伝えたり、共有したりするソフトシステムです。学ぶとか、学習す
る勉強するといった肩の張った教育的なものではなく、趣味や一芸を子供たちと一緒に楽しむ
ソフトで、言い変えれば「生涯学習」ではなく「生涯楽習」であり、生きがい創りを楽しく習うの
が「楽校」です。そして楽校は建物ではなく、楽芸のできる個人や団体で、出前といった形で○
○教室、△△分校と、求められる地域に出向き楽しみを共有します。
需要と供給の調整を「あんたーネット」でコーディネートします。
※あんたーネットとは、顔の見える関係を大切にしたネットワークです。
楽校ネツトワーク案
*受入側(楽校の出前の要講側)
幼稚園
小学校
中学校
高
校
子ども会
保育園
各種の地域団体
楽校ネットワーク事務局
自治会・青少協等
*派遣側(楽校の例)
鈴虫の楽校
お手玉の楽校
人形劇の楽校
ひまわりの楽校
折り紙の楽校
科学実験の楽校
電車の模型の楽校
*分校例
天文楽分校
化楽分校
電気機関車分校
6
蒸気機関車分校
活動状況
○ 「神戸ゆめネット」第6号で「楽校ネットワーク」づくりを紹介しました。
○ 平成15年3月8日に第1回の会合「楽校ネットワークをつくろう−この指とまれ会議」を
開催しました。
○ 楽校の実践例: ひまわりの楽校の出前
(平成14年度)
1. 出合分校(6月2日)
西区出合地区の青少年問題協議会の地域活
動として、子どもたちとひまわり畑をつく
りました。ここのひまわり畑は、11年続い
ています。
2. 学園都市分校(7月8日)
学園幼稚園の子どもたちと地域の花づくり
グループが協働でひまわり畑をつくり、住
民に喜ばれました。秋には、幼稚園からひ
まわりの種を風船につけ、大空へ飛ばしま
した。
3. 三木分校(6月8日)
ガールスカウト15団(三木)の子どもたち
と借りた田んぼにひまわり畑をつくりまし
た。きれいなひまわりが咲きました。
活動を進めていく上での課題
活動資金面がまだ解決できていない。
活動して良かった点
みんなの意見を聞き勉強になった。
・ 出前側の意見:楽しいことを子どもたちに伝えたい。いつでも準備OK!!
・ 受入側の意見:そんな情報が欲しかった(青少協)。ぜひ実現してください。
・ 第三者の意見:どんなものか様子を見に来たが、面白そう。できれば何かの出前をしたい。
今後の計画
楽校ネットワークは来年度から活動する予定です。
7
ストリート・ガーデニングによる明るいまちづくりの推進
☆以後随時
[活動参加者]
[活動日]
7月7日
夢会議−七夕祭り−
地域で実施
「ストリート・ガーデニング」グループ
◎藤田 宗英
○井上タイ子、吉田 徑一 (以上地域
ビジョン委員)
○神戸市青少年問題協議会玉津第一
支部のみなさん
活動の概要
私達、神戸市青少年問題協議会玉津第一支部では、青少年の健全育成を行うため、地域の
共通話題を作ることで子供達とのコミュニケーションを図り、目的を達成しようと考えた。
そのツールとして、ストリートにおける『街に花いっぱい運動』を展開して、街にうるおい
とゆとりを持たせることにより、地域の大人と子供の心を暖かくし、非行の防止に努めるこ
ととした。
まず、道路に面した個人所有の土地に花を植えることに協力して戴ける街区を探し、一年
を通して花が絶えることのないよう、植え替えをお願いした。苗の植え付けに当たっては、
育成委員と街区の住民や子供達にも参加してもらい、地域ぐるみの共同作業とした。
この共同作業により、大人と子供、地域住民同士の共通話題が提供でき、そこでコミュニ
ケーションが広がるという効果が出た。普段はなかなか共通の話題がないと、大人と子供の
会話もはずまない。花が咲いているのを見て、怒る人はいない。
苗の植え付け、水やり、花柄つみ、草引きなどの作業を通して、生き物すべての命の大切
さや、はかなさ、また華やかさなどを身をもって体験でき、また地域の活性化にも繋がる事
業であるため、今後もストリートガーデニングができるエリアを広げていき、私達の住んで
いる街が明るくなるよう、事業展開していきたい。
活動状況
・今年度は、とりあえず一つの街区での取り組みとして、2回花の苗を植え付けた。夏向き
の花としては、マリーゴールド、秋から春にかけては、パンジー、ビオラを街区にたくさ
ん植えた。花は生き物であるため、きちんと世話をしてやれば、きれいな花を咲かせてく
れて、結果を返してくれるものである。世話は大変だが、花を咲かせてくれたときの喜び
は、格別である。子供達にも、この気持ちを大切にし、命あるものへのいたわり、優しさ、
慈しみをもってほしいとの願いを込めて、話をしながら作業を進めた。
・子供達もやり方を教えてやれば、一生懸命に作業をやってくれるので、私達大人と一緒に
いろんな話が弾み、どんな悩みがあるのかとか、何に興味が向いているのか、勉強のこと
や友達のことなど、なかなか参考になる話が聞けたし、コミュニケーションが十分とれた
と感じている。
・今年度最後の活動として、桜とアメリカハナミズキの苗木100本を街区に植裁し、数年後
の開花をみんなで祈念した。
8
活動を進めていく上での課題
ストリートガーデニングの実施にあたっては、場所の選定と沿道の住民の方に全面的なご
協力をいただかなければならないが、世話が大変であるとか、場所の提供ができないなど、
断られるケースがいくつかあった。
街区単位で花を植えないと効果が期待できないので、沿道の方にご協力をお願いするしか
なく、今後、この事業を進めていく上での大きな問題点であるとの認識を新たにした。また、
支部の活動が地域住民の方の間での知名度が低いということがわかったので、私達の活動を
もっと地域でPRしていかなければならないことを痛感した。
活動して良かった点
・私達育成委員と地域のみなさん、子供達が一緒になっていろいろと話をしながら協同作業
をやったことで、共通の話題ができ、共同作業のおもしろさが共感できたのではないかと
思う。一つの目標に向かってみんなで作業をすることにより、協調性や社会性なども育っ
てくると思う。
・小さな単位でのコミュニティづくりであったが、たくさんの人に協力してもらえたことで、
これをきっかけにして、さらに大きな『人の輪』をひろげていくための自信がついた。
今後の計画
これからもストリートガーデニング実施街区を広げることにより、地域コミュニティの活
性化を図っていきたいが、できるだけ協力をしてもらえるよう、地域の人に私達の活動を広く
PRし、積極的な参画を促していきたい。
また、この企画を広げていくことにより、地域の輪、人の輪を大きくしていけるよう、頑
張って活動していく所存です。
9
地域円卓会議
10月20日
10月30日
11月24日
1月13日
3月30日
準備会合
夢会議−七夕祭り−
事例研究会
実態調査、個別協議
下打合せ
仕掛けの協議
円卓会議第1回準備会合
円卓会議第2回準備会合
円卓会議第3回準備会合
[ 活 動 参 加 者]
[活動日]
7月5日
7月7日
7月25日
「地域円卓会議」グループ
◎黒田
○折橋
田中
松枝
裕子、竹田 博通
孝志、梶 明、倉島 陽子、
道子、野崎 隆一、蓮沼 良造、
謙介(以上ビジョン委員)
○市民12名
活動の趣旨
地域社会における複雑多様化するニーズのなかで、市民が何を課題としているかを地域で
活動している多様な担い手が話し合い、それを共有することの必要性を考えました。このよ
うな場をつくることで、活動をする人々にとってこれまで以上に風通しの良い地域が生まれ
ることを期待します。
また、円卓会議から地域共同広報や活動連携などが派生することを期待したいと思います。
活動の概要
自治会、婦人会、PTA、民生委員、NPO、学校、企業、行政など、地縁型団体・テー
マ型団体を問わず、地域づくりの担い手が定期的に集まって大きなテーブルにつき、幅広い交
流・連携を行い、共通の課題を自由に話し合う仕組み「地域円卓会議」を開催する。そのための、
問題点や解決すべき課題を探り、検討・協議する。
<主な経過>
1. 他地域での事例研究としての実態調査に着手(7月25日会合)
2. 実態調査結果の発表があまりにもネガティブな面が多く、スタートから躓いてしまった。
3. 結果的に積極的な会合の積み重ねによるグループ全員での活動ができなかった。
4. したがって、活動は近隣在住の2名の委員で、地元地縁団体との協議を進めた。
5. 最初から地元に着目せず、既存組織を当てにしたのが失敗であったが、地元でのミニ
夢会議の開催、地元有志との話し合いによってようやく樫野台6丁目のみの円卓会議成
立にこぎつけることができた。
6. 今までの地元の会合は、円卓会議準備会合であって円卓会議としての活動は平成15年
3月30日に予定されている第3回会合以降となる。
7. ただし、準備会合の中でも円卓会議の必要性や担い手の連携を進めるという趣旨はよ
く理解されているように感じられた。
活動状況
1.地元のふれいあいのまちづくり協議会という団体に円卓会議との共通性がないかとい
う調査と、他地区の地縁団体の中での地域の活性化に役立つ事例紹介等を目的として、
知人12名に情報提供を依頼。8人から回答をいただくも、具体的な参考事例なし。
2.7月25日のグループ会合において調査発表するも、今後の進め方についての話し合い
にならなかった。
3.その後地元においてミニ夢会議を開催する傍ら、ビジョン委員のひとりが運営委員と
10
なっている樫野台6丁目建築協定委員会の委員長に円卓会議の趣旨説明をし、樫野台6
丁目だけの地縁団体による円卓会議の開催について相談をした。
4.10月20日ミニ夢会議終了後、下打ち合わせを行い、10月30日地元のビジョン委員3名
と協定委員会委員長とで、円卓会議の仕掛けを協議する。
5.その結果、11月24日に樫野第6丁目円卓会議準備のための第1回会合が地元地縁団体
代表有志12名の参加を得て開催された。
6.さらに、平成15年1月13日に第2回会合がほぼ同じメンバーで開催され、樫野台6丁
目円卓会議(樫6円卓会議と呼称)を成立させることに合意が得られた。
7.第3回会合は平成15年3月30日に予定されている。(2ヶ月に1回開催)
活動を進めていく上での課題
1.円卓会議は、地元地縁団体代表有志並びに地元住民の有志参加者で構成されるが、円
卓会議で討議されるが、円卓会議で討議されたり、決定されたことについての住民や行
政への対応はどうなるのか。ただの井戸端会議での言いっ放しに終わってしまうのであ
れば、長続きしないと思う。地縁団体としての円卓会議の位置付けが問題になると思う。
2.代表や会長といったものが必要か、またルールづくりをどうするか。
3.会議費や通信費等の費用はどうするか。
活動して良かった点
1.地域円卓会議が地元地縁団体の代表や地元有志の参画によるものであるならば、地元
に密着したグループでなければならないことがよく判った。当初の取り組みはあまりに
も他力依存であった。
2.既存地縁団体同士はあまりにも横のつながりがないということがよく判った。
3.また地縁団体の会長や役員が自らのグループの中での問題点を抱え込んで、困ったり、
悩んだりしている現状も認識できた。
今後の計画
1. 樫野台地区は1∼6丁目まであり、各丁ごとに自治会をはじめとする地縁団体が組織
されている。そしてそれを総括するような形で樫野台ふれあいまちづくり協議会があ
る。「樫6円卓会議」がうまくいくようであれば、各丁ごとに円卓会議を成立させること
によって、今のふれ協ではできないきめ細かなふれあいのまちづくり活動ができると思
う。
2. あるいは、西神地区にある自治会連合会の意見も聞いてみれば更に広域に亘る円卓会
議の成立が見られるかもしれない。
3. 区役所の担当窓口とも話し合ってみて、各町丁ごとにできる円卓会議をふれあいのま
ちづくり協議会なり、自治連なりの下部組織として正式に発足できないものか協議して
みたい。
11
[活動日]
7月5日
7月7日
7月25日
2月23日
準備会合
夢会議−七夕祭り−
第1回研究会
夢会議「公共の場 利用事例見学会」
[ 活動 参加 者 ]
公共施設利用研究会
公共施設利用研究会
◎野崎 隆一、折橋 孝志、倉島 陽子、
笹原 順子、蓮沼 良造
○井上タイ子、梶 明、柴田 重彦、
菅野 喜一、田中カズ子、竹田 博通
(以上地域ビジョン委員)
○市民8名
活動の概要
地域における活動の活性化のためには、活動の場は不可欠である。
地域の活動の大きな問題として場所或いは拠点の不在がある。しかし、一方で時間により
空いている施設や全く使われなくなった施設が存在する。
行政が設置して運営も行うというのが一般的ではあるが、最近になり運営を地域に委託し
たり、団体に直接拠点として提供する事例が出てくるようになった。
そこで、そうした事例を調査するとともに、制度上の制約がどの程度あるのかについても
研究することにした。
地域にある公共施設を市民活動で使用する場合に何が障害になっているのか、何が要件に
なるのか、他地域で実現していることがなぜ兵庫県で可能にならないのか。これらの疑問を
研究会を通じて解明してみたい。
方法としては、施設管理者である教育委員会、総務部、県土整備部などの担当者へのヒア
リング。先進的事例や基礎となる法律・条例の研究。
新しい施設利用の手法を研究することで、既存の施設利用の活性化を図るとともに、用途
の制約を超えた施設利用の流動化についても探ってみたい。
研究会の活動を通じて、市民側の条件整備の目標を明らかにし、公的遊休施設の利用の障
害を取り除くことで市民活動の支援につなげたい。
活動状況
◎平成14年7月25日「公共施設利用研究会」(場所:神戸総合庁舎会議室)
・ 神戸市内の利用可能施設の現況(神戸生活創造センター「貸室情報」)
・ 地方自治法における「行政財産」「普通財産」の規程
・ 兵庫県公有財産規則
◎平成15年2月23日「公共の場 利用事例見学会」
(1) すまいるプラザ大黒(須磨区)
旧大黒小学校東棟1階を神戸西助け合いネットワークが運営受託。
交流室1∼4の貸室運営を行っている。5年の契約。
(2) 神戸まちづくり研究所(中央区)
旧吾妻小学校の北棟3階の一部を賃借し入居。
IT教室、コレクティブオフィスを事業化、まちづくり中間支援。
(3) サポートステーション灘つどいの家(灘区)
旧成徳老人いこいの家をボランティアグループが提供を受け運営。
現在、23の草の根ボランティアグループが活動に利用。
12
活動を進めていく上での課題
○活動の成果を政策提案としてまとめた場合、施設の大半は神戸市に属するので、県民局と
しては、つなぎの役割を担うのか、それ以上のことが可能なのか不透明である。
○施設の種別では、現行の学校施設の一部利用がもっとも効果的なのだが、教育委員会の弾
力的対応が得られない。
○研究会の開催回数が少なかった。メンバーが揃いがたい
○利用しているグループの人たちとも話し合うことが大切に思う。
活動して良かった点
○事例見学により、希望が持てたり、勇気が湧いてきた。
○メンバー相互の情報交流ができたこと
○県有財産リスト、グループ活動に使える貸し室情報リストなど資料が揃ったこと
○地域活動をしている側から、いろいろな疑問の点が少しずつ解決されていけそうな気がす
る。
今後の計画
○候補施設をいくつか描出して、賃貸・運営委託等の実現について検討し、具体的な事例を
実現したい。
○地域活動には関心の高いテーマであり、継続すべきと思う。
○地域で公共施設を地域活動グループの拠点になり、交流の場になる。情報交換を密にする。
▼サポートステーション・
灘つどいの家で
▲すまいるプラザ大黒で
13
[活動日]
7月7日
夢会議−七夕祭り−
7月30日
兵庫農業法人フェアに参加
9月13日
計画打ち合わせ
12月15日
夢会議「農都・神戸を訪ねる(北区編)」
1月27日
夢会議「農都・神戸を訪ねる(西区編)」
[ 活 動 参 加 者]
「農」を知り、理解するプログラム
「農」を知り、理解するプログラムグループ
◎末澤喜美子、高梨 敦子、横田 陽子
○井上タイ子、垣尾 稔、佐々木 利雄、
梶 明、清水 康之、田中カズ子、
村上 忠孝(以上ビジョン委員)
○市民36名
活動の概要
−神戸で採れた野菜を神戸で食べる。
−生産者と消費者がお互いの顔が見える。
−新鮮で美味しく、安全で安心な食がある。
「農都・神戸」の実現に向けて、多くの県民のみなさんに、「農」を知り、理解し、体験し、
交流してもらうための広報活動や事業企画などに取り組みます。
①
農林水産業を体験・交流し、「食」や「農」を考えるプログラムを企画・運営する。
②
神戸ではどのような野菜や農作物が作られているか、神戸の漁港に水揚げされる魚介類
にはどのようなものがあるか。直売所や朝市の情報も盛り込み、「農都・神戸マップ」をつ
くる。
循環型社会部会農都分科会の議論の中で、初めて知ったことも多くありました。まだまだ
知らないこともたくさんあります。私たち自身が「農」を知ることから始めるとともに、多くの
県民の皆さんにも知ってもらう、場、機会、手がかりをつくる取り組みを進めます。
活動状況
○ 7月7日神戸地域夢会議七夕祭り「できるところから。さあ、楽しもう神戸」で「農を知
り理解するためのプログラム」を提案。
○ 7月30日、北区の弓削牧場で開かれた「楽しもう!丸ごと兵庫農業法人フェア」に参加して、
県下の農業法人経営者との対話、「安全・安心な」商品の展示・即売などで楽しみました。
○ 「農都・神戸を訪ねる」の開催
私たち自身が「農」を知ることからはじめようと、神戸市婦人団体協議会、絆大学専科コ
ミュニティコースの皆さん等と一緒に、産地・直売所の調査を実施しました。
・ 北区編(12月15日)
淡河町
:とれとれ朝市、チューリップ生産ハウス
有野町
:JA兵庫六甲直売所「農野花」
大沢町
:神戸ビーフ牧場
山田町下谷上:弓削牧場
・ 西区編(1月27日)
岩岡町
:JAピカリショップ
神出町
:グランメール
平野町
:JA直売所、集出荷場、加工場
伊川谷町前開:軟弱野菜生産ハウス
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活動を進めていく上での課題
・ 見学だけで終わらせるのではなく、見学の経験で得た成果をどんなかたちで発表してい
くか、生産者のみなさんとも一緒に話し合いながら、検討していく必要がある。
・ 一日の見学だけで十分とはいえず、今後も引き続き調査や交流を進める必要がある。
活動して良かった点
新鮮な野菜などの買い物もでき、神戸の奥深さ、日ごろの神戸の顔と違う面を学習できた。
今後の計画
・ 「農」だけでなく、「漁」の調査も実施したい。
・ 成果の発表やプログラムの実施などどんなかたちでやるのかも含めて、4月以降の第2
期ビジョン委員会活動の中でも議論しながら、引き続きこの取り組みを進めていきたい。
その他
・ 北・西区編とも、参加者募集のやり方に問題がなかったか、今後検討する必要がある。
・ 「農」の地域の調査とはいいながら、買物ツアーになってしまってはいなかったか、実施
方法をよく検討する必要がある。
・ 産消交流を進めるためには、「農」の地域の方が、市街地のほうに出て来れないのか。
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六甲山を活かすプログラム
夢会議−七夕祭り−
グループ会合、進め方協議
六甲山自然保護センター活用委員会設立
第2回月例会合
第3回月例会合
夢会議「六甲山の楽しみ発見(初冬編)」
第4回月例会合
第5回月例会合
年間行事運営委員会第1回
第6回月例会合
第7回月例会合
夢会議「六甲山の楽しみ発見(早春編)」
[ 活 動 参 加 者]
[活動日]
7月7日
9月6日
9月26日
10月15日
11月19日
12月8日
12月9日
1月21日
2月5日
2月18日
3月12日
3月16日
循環型社会部会・六甲山部会(六甲
山自然保護センター活用委員会)
◎堂馬 英二、桑田
結、坂田 正人、
米村 邦稔(以上地域ビジョン委員)
○市民委員、オブザーバー等20名
活動の概要
1.六甲山部会の有志で平成14年9月に、「六甲山自然保護センター活用委員会」を設立。
夢会議七夕祭りを契機に、六甲山部会の幹事が発起人となり、県民行動プログラムを実
践する活動グループを設立した。活動の焦点を平成14年5月にリニューアル・オープンされ
た県立自然保護センターの活用に当てた。約6ヶ月の間、月例の会議を重ねて有志も募って
計画を練り、自然保護センターを活用する年度計画を立案するに至った。
2.地域ビジョン担当と共催で「六甲山楽しみ発見」のウォーキングを実施
地域ビジョン担当から「六甲山楽しみ発見マップ」の作成に協力を求められた。作成した
白地図に楽しみ発見のデータを盛り込むために、地域ビジョン委員や一般県民にモニターと
して参加してもらう六甲山ウォーキングを共催した。
平成14年12月に「六甲山楽しみ発見・初冬編」、続いて平成15年3月に「六甲山楽しみ発
見・早春編」を実施した。
3.六甲山自然保護センター活用の平成15年度年間行事計画を作成
自然保護センターの活用を図る基盤になる活動として、委員会主催で「六甲山魅力再発見
・市民セミナー」を開催することを決定した。
月例セミナーを軸にして年間行事計画を作成して、自然保護センターの計画的な利用・活
用を高めようとしている。
活動状況
1.「六甲山自然保護センター活用委員会」の活動が定着しつつある
活用委員会は六甲山部会の坂田、桑田、堂馬(代表)、米村の4委員が幹事になり、有志
の委員が20数名、事務局数人である。月例会合は神戸県民局内で開催し、地域ビジョン担
当や自然保護センターを主管する環境局自然保護係もオブザーバーとして出席している。
テーマへの協賛者を委員として募集し増員を図っている。月例会合は20名程度の出席で、
実施案が具体化して3月会合から委員の言動が活発になってきた。
2.地域ビジョン担当と共催で「六甲山楽しみ発見」のウォーキングを実施
活用委員会が協力して2回の六甲山上ウォーキングを実施した。初冬編は降雪、早春編
は小雨という天候であったが、それぞれ、総員50名程度が参加し大変好評であった。
平成15年度からは、楽しみ発見のガイド資料づくりを目指して、春・夏・秋のウォーキ
ングを実施し、四季の上山運動として定例行事化することも検討する。
3.六甲山自然保護センター活用の平成15年度年間行事計画を作成
毎月第3土曜日に前述の市民セミナーを自然保護センターで開催し、4月から隔月の第
16
1日曜日にはボランティア活動も実施することを予定している。その他、関係団体と共催
し、野外音楽会などの行事も計画している。
自然保護センターの主管が環境局から神戸県民局に移ることが決まり、行政とのタイア
ップで六甲山の活性化に注力することが現実化してきた。
活動を進めていく上での課題
1.活用委員会の機能充実
自然保護センターの活用に共鳴してくれる有志を集めて、言わば勝手連式の団体を作ろ
うとしている。将来的には自然保護センターの運営を受託することも視野に入れている。
地に足を着けて活動できる団体としての機能を整備し、組織の充実も図る必要がある。
2.活動資金の確保
月例の市民セミナーは参加者の手弁当で始めることにしている。いずれ、自然保護セン
ター活用の基幹プログラムとして定着し発展させたいと目論んでいる。しかし、六甲山上
に集まるには交通費もかさみ、運営の諸費用を捻出することも悩みになっている。
楽しみ発見のウォーキングについても、運営スタッフや活動経費を確保することが必須
の課題になっている。
活動して良かった点
1.自然保護センターを拠点にした六甲山の活性化
地域ビジョン委員会の六甲山部会では多くの課題を設定した。その中で、自然保護セン
ターの活用に的を絞ったことによって、実践可能なプログラムが見えるようになった。来
期からは、神戸県民局が自然保護センターを拠点にした六甲山の活性化に注力することに
なる見込みである。
今後は、自然保護センター活用のソフトやマネジメントの必要が増すと思われる。われ
われの活動がその端緒を開いていくことになる。
2.賛同者・協力者が集まってきた
地域ビジョン委員が幹事になって、関係者に働きかけて少しずつ賛同者を増やしている。
自ら買って出てくれる方を「委員」としている。県立人と自然の博物館の研究員の方々に
も参画していただき、自然保護センターの展示が充実できる見込みも立った。
まだ、成算は立たないが、着実に活動を進めれば市民が参加する大きなうねりが生じると
思われる。
今後の計画
1.自然保護センター活用の年間プログラムの浸透
平成15年度は月例の市民セミナーの実施を最重点にする。この月例セミナーは無期限で
続ける予定である。スピーカーの知見を吸収しつつ情報蓄積と発信を行う。同時に、六甲
山について課題を検討し、センターの活用や
六甲山の活性化に参画する仲間を集める。
2.自然保護センターを拠点にした活動に連携
・協賛する
多様な市民団体に自然保護センターを利
用・活用できることを広報する。六甲山で催
される様々な催しを一覧化するなど、六甲山
への集客効果を高めることにも寄与したい。
▲県立六甲山自然保護センター
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[活動日]
7月7日
8月4日
8月21日
9月24日
11月24日
夢会議−七夕祭り−
第1回会合
第2回会合
NPO設立準備会
夢会議「留学生が地域で活躍できる
しくみを考える」
2月3日 NPO法人認証
[ 活動 参加 者 ]
留学生と地域コミュニティとのコーディネート組織
「留学生と地域コミュニティとのコー
ディネート組織」グループ
◎田中カズ子、山西 一平
○出村 耕基、井上タイ子、木田 聖子
(以上地域ビジョン委員)
○留学生・市民40名
活動の概要
神戸地域には多くの高等教育機関があり、そこで学ぶ多くの留学生が暮らしています。
留学生組織による2001年度国際交流調査(回答者:262名中192名・33カ国)によりますと、
留学生達には、通訳や翻訳、語学教師といった業務を通し、また地域コミュニティや幼稚園、
小中高大学専修学校で、国際コミュニティ授業に取り組む希望が強い意向を確認しました。
一方、国際化のうねりと学校週休二日制の導入により学校の内外において、語学や外国の文
化を学ぶ希望も増えています。
そこで、両者を結び、学校側の希望と留学生の能力とをマッチングさせるコーディネータ
ーとなる組織が必要とされています。この、コーディネーターの役割は重要なものになるは
ずです。まず、学校や地域コミュニティが期待する意図や希望を十分に把握しなければなり
ません。そして留学生の能力と人柄を知らなければなりません。
具体的には次のような方法が考えられます。
登録
学校
地域コミュ
ニティ
コーディネ−ト組織
留学生
タイアップ
面接やアドバイス
個人やNPO
国際理解教育啓発事業
地域に暮らす留学生たちを学校の国際教育の授業に派遣し、それぞれの国の文化や習
慣、地理、歴史についての理解、関心を深め、多様な参加型、体験型の国際理解教育の推
進を図る。
活動内容:留学生と外国人県民との「コーディネート組織」の働き
1.学生の暮らしを支援する仕組みを考えましょう
2.国際経験のある方々の知恵や能力をいただきましょう
3.留学生と地域コミュニティとの交流から相互の言語学習を進めましょう
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活動状況
○ コーディネートのしくみの検討
コーディネートのしくみについて検討するため、7月7日夢会議後の8月4日、21日、9月24
日と会合をもち、既存組織を活用して、地域の学校での国際理解教育への講師紹介などのコ
ーディネートを進めることとなった。
<コーディネーターの役割>
① 学校や地域コミュニティが期待する意図や希望を十分に把握すること。
② 留学生の能力や人柄を、交流と通して確認すること。
③ 学校や地域コミュニティでの語学教育の充実に寄与すること。
④ 交流から集まった留学生同士や留学生と地域住民とが情報交換できる場作り。
①∼④は地域における国際化の推進、啓発普及をもって、国際平和に貢献することがで
きる。
○ 「コーディネート組織」の発足
従来からの留学生就職支援などに加え、コーディネート活動を行う組織として、既存の
「国際教育文化交流協会」をNPO法人化することとし平成15年2月3日に認証を得て、次
のような活動をはじめることとなった。
・小学校、中学校における国際理解教育への講師紹介
・日本人帰国子女へフランス語の家庭教師の紹介
・裁判所へ司法通訳者の登録届け出
・シルバーカレッジの国際文化コースの講師紹介
・進学塾の英会話への講師紹介
・英語で中学生に数学・理科を教える家庭教師の紹介
・英会話・TOEICの予備講座
・中国語会話教室
・留学生就職支援、アルバイトの紹介
活動を進めていく上での課題
留学生の皆さんの希望で活動がますます拡大し、本会会員が引率してサポートしている
が、引率者の交通費や連絡費、学校との話し合いに生ずる経費が多く必要になってきている。
活動の拡大につれて赤い字が膨れて、組織として大変困っている。大きく経費もかかる一方、
引率者などボランティアしてくださる会員の募集が重要になってきている。
活動して良かった点
研鑚を積んだ留学生が学校で母国の文化を紹介することにより、普段触れ合うことが少な
い外国人の生活や民族衣装、国々の同様や料理から子供たちの国際理解が深まり、グローバ
ルな国際感覚を学ぶことができたと思う。授業時に父母参観を実施したことで、家族の国際
交流へと広がった。
今後の計画
ワークショップの開催=「知識伝達型」から「参加対話型」への国際教育地域
コミュニティづくり
学校と地域が作る国際理解教育の実践研修の場として計画。
留学生たちが学校教員と一緒に授業作りに取り組む国際理解プログラムは、現場の教
員が地域の留学生やNPO/NGOのスタッフから生の声を聞きながら授業作りを進め
ていく協働作業であり、子供たちのPTAも参画する。
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地域の核をめざす商店街の知恵を集める
準備会合
夢会議−七夕祭り−
第1回勉強会(甲南本通)
第2回勉強会(葺合地区)
検討会
第3回勉強会(長田神社地域)
第4回勉強会(新長田南地区)
夢会議「にぎわいフォーラム」
夢会議「地域の核をめざす商店街を考える」
[ 活 動 参 加 者]
[活動日]
6月29日
7月7日
8月6日
9月11日
9月27日
10月7日
11月12日
1月22日
1月29日
地域の核をめざす商店街の知恵を集
めるグループ
◎伊東 正和、海野 昌示、垣尾 稔、
桑山 鉄男、山口 一史、田端 和彦
(以上ビジョン委員、専門委員)
○市民140名
活動の概要
現在、都心は高齢化が進む一方で、郊外からの回帰現象も指摘されています。高齢者にとっ
て、あるいは新しい住民にとって、生活や情報、そして安全・安心のための拠点が必要になっ
ています。街の中心に立地する商店街は、地域住民の拠点となり、まちづくりの要となるもの
です。そして、このことにより商店街の活性化も図れるのではないかと思います。
商店街が地域のホームページや地域の創作民話をつくったり、環境・人にやさしい商店街づくり
など、それぞれに地域の拠点としてお客様に親しまれるようにと知恵を絞っていることでしょう。
それぞれの街によってその内容は異なってくるでしょう。そんな「知恵」を持ち寄ることにより、
その中から地域に合った、商店街を創る新しい方法が見つかるのではないか。その知恵をネット
ワークする「知恵の輪」を築いていったらどうだろうか。そんな思いで活動を始めました。
本来、商売人である市場や商店街の組織は、純然たる、イベント的な事業はあまり好まず、
販売促進の事業を実施してきたと思う。しかし、震災の頃を境に、ボランティア活動という言
葉がはやり、誰かのために、自分たちの些細な行動が、些細な親切が、役に立つということが
世間の多くの人が体験をし、それを知った。
しかし、そのボランティアも、当初と今では、かなり変わりつつあると思う、当初ボランテ
ィアは無償が当たり前の筈だったが、いつの間にか、ボランティアにも無償と、有償があるよ
うになって来た。その流れに中、殆どの商売人が、自分たちの、販売促進しか実施しなかった
のが、周辺地域にターゲットを絞った、ボランティア的に、誰かのために、何かの役立つ様な
イベントに手を出すようになっていった。
このグループ活動で、市内の活動盛んな地域での勉強会で活動報告を聞くと、多くの商業者
集団が、地域の人と共に発展するという考え方は共通語の様になっていた。商売言葉でなく、
正味の考え方として捉えていることが、今年度の実践活動で明確化されたように思う。
活動状況
東灘甲南、中央葺合、長田、新長田と各地域を順次回り、その地域の活動状況の説明を受
け、自分の地域に対しての考え方の反省や、新たな、推進の参考に大いに役立った。又、外
部地区の活動を知ることは、自分の地域の活動に対して大変な刺激となり、カンフル剤にも
なったように思う。
活動を進めていく上での課題
地域での取り組み状況の勉強会を一巡し、次のステツプといえば、何かのテーマで、共通
の取り組みとなるのかも知れない。
私は、当初から、狭い神戸の中とは言え、各地域によって基本的には同じでも、違う発想
で、違った取り組みを実践することで、狭い神戸が、広く感じ、楽しい町に発展するのでは
ないかと考えている。
しかし、今や、地域の商業者だけの力では、さほどのこともできるとは望めないし、行政の支
援を受けるにしても、行政サイドが、どの位柔らかな対応が可能なのかも大きな課題だと思う。
又、世間には、支援の受け方にも千差万別、本当の地域活性化を純粋に考える組織には、
目一杯で無く、目 10 杯の支援を行ってほしいと思う。
活動して良かった点
先ず、ビジョン委員会に関係なく、色々な組織で色々な人に出会うと、実に多くの考えが
あり実に多くのこだわりがあり、それが本音の人、建前的演出の人、そんな違いを感じ、多
くの人の違う、その人の何かを感じる(生き方かなっ)。
ビション委員会でも、沢山の新しい出会いと、その人を感じたことから、新しい考えが生
まれることが良かったと思う。
20
<<地域での取り組み状況>>
○創作民話の里づくり:葺合市場商店街連絡協議会(桑山 鉄男)
活動状況
地元地域の活動としては、「都心にある、ふるさと」又「地域のランドマークづくり」と
して、「『民話の里』ふきあい」を推進して5年目になる。
この、「民話の里ふきあい」の活動としては、ふきあいにある、主立った市場と商店街の
9団体が共に、同じテーマで、ランドマークイベントの開催や、区役所や市役所が推進する、
さくらまつり、水辺まつり、メリケン海の盆などに、協力参加をし、模擬店の参加の傍ら、
民話の普及活動などを実施している。
その甲斐あって、今では、地域の多くのマンホールに民話のキャラクターが描かれ、コミ
ュニティバスにもキャラクターが描かれ、又、キャラクターの存在する組織内に、キャラク
ターの石像が建立され、いよいよシンボル的存在に発展しつつある。
この事業には、市役所や県庁の、自分たちの思いに合う支援策事業に申請をし実施してき
ている。
今後の計画
地元の活動として、現在進めている、都会のど真ん中の、ふるさとづくりである、「民話
の里ふきあい」の活動を更に進め、民話をベースに、地域全体を取り込んだ、まつりとか、
民話の内容やキャラクターを取り込んだ、商業者としての販売促進活動とかが出来る様な基
盤づくりができたら幸いと考えている。
又、できるものなら、課題の所にも記載したとおり、特に区で区切る必要はないが、その
地区で、違った事項をベースで、地域を取り込んだ活動が出来るようになると、我々の商業
者だけでなく、神戸そのものの発展にもつながるのでは無いだろうかと思う。
商業者と消費者が共に取り組む事項、取り組む方法を間違わないように見つけ出すのが肝
心である。
地域の発展のためには、商業者も元気でなければ成り立たないと思っている。
活動を進めていく上での課題
地域的な課題としては、現在活動を共にしている各単組にも、この不況の中、難しい面が
多々出てきている、1 つのテーマで地域活動さえ何処まで進められ、何処までならふるいに
掛けたら良いかが大変難しい時期になりつつある。
○人と環境に優しいまちづくり:アスタきらめき会(伊東 正和)
活動の概要
人と環境に優しいまちづくりをめざした取り組みの中だ、新長田地区6つのエリアが互い
に情報を共有し、助け合わなければという重いから、比較的自由な発想の中から活動を始め、
昨年「神戸ながたTMO」を立ち上げた。
きらめき会が提起した、
バリアフリーのまちづくり、
ユニバーサルデザインのま
ちづくりを基本に、福祉や
環境、リサイクルに率先し
て、住民の方と商業者が一
緒に暮らし、「見る」から「参
加」するイベントづくりに
発展している。
アスタきらめき会は、商
店街、市場、一般地元企業
等の任意団体であるが、「神
戸ながたTMO」の事業実
施における実働部隊として、
NPO的役割で活動してい
ます。
<神戸ながたTMOの取り組みと事業実施における連携体制>
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活動を進めていく上での課題
フリーマーケットや屋台村構想、長田名物と地場産業の再興をめざす「社会学習のまち構
想」は定着してきたが、今後、どう発展させるか、運営体制をどうするかが課題。
活動して良かった点
電動スクーター貸し出しサービスのタウンモビリティ事業が充実した形で運営され、介護
ショップとの連携も進展。震災のまち長田から、教育旅行(体験学習)受入も、4月から6月
までで全国から5校受入します。(2年連続の中学校もあります)
今後の計画
・ 「エコポイント」を用いた地域人材の活用、助け合い
ネットワークやエコポイントシステムや決済機能を含めた多機能型ポイントカード事業
とか、地域通貨について研究中
・ ハヤシのトレトレ「いかなごのくぎ煮」
長田の名物を、「ぼっかけ」の第2弾として、伍魚福さんと共同開発で商品化へ
・ 事業系ゴミの集積と分別回収、また、資源リサイクルをゴミ収集業者とで、神戸市での
モデル地区をめざす。
その他報告すべき事項・提案
MCCと商店街の共同開発商品「神戸長田ぼっかけカレー」が全国で花咲いています。新幹
線新神戸駅、デパート、コンビニでも売られています。
新長田周辺地区57店のお好み焼き店を紹介した「新長田そばめしお好み焼きマップ」、昨年
から全国へ新長田名物として発信した「ぼっかけ食べ歩きマップ」(ぼっかけメニューを取り
扱っている26店舗を紹介)を作成し、好評で、関西ウォーカー等雑誌などに特番で掲載され
ました。
○なごみのあるまちづくり:長田神社前商店街振興組合(垣尾 稔)
活動の概要
行動プログラムに呼応した「地域の拠点をめざす商店街の知恵を集める」グループに
参加。
地域ビジョン委員への応募時は特に所属を決めていなかったが、その後縁がありまし
て長田神社前商店街(振)の事務方として就任しました。その間「地域の中での商店街
の役割」「商店街自体の活性化」等について委員会で議論し、ビジョン委員会で検討さ
れたことを所属団体に持ち帰り、報告及び理解されるようパイプ役としての勤めを果た
してきました。
活動状況
1
女子短大の学生の企画を応援し、地域婦人会と協賛で企画・支援し、折り鶴を地域
の人々に作成していただき、広島に届け、地域住民と学生のふれあいの場を作りまし
た。
2 地域の子どもや婦女子を各種被害から守るため、青少年協議会に呼びかけ、商店街
加盟店全店が「こども110番」に加入するようにした。
3 商店街が各種の情報発信の場になればと、県立美術館「芸術の館」の広報グループ
の地域ビジョン委員に提唱し、希望するお店に美術館での催し等のポスターなどを店
頭に置いてもらうようにしました。
(現、同館のミュージアムボランティアに所属)
4 既存芸術文化施設の活用やそれらを活用した産業の構築を唱え、産業と学生の接点
を見いだすようにしてきました。結果、当商店街のイベントへの参加をきっかけにア
ートスクールが開設されるようです。
活動を進めていく上での課題
商店街活動は低迷している現状を改善するというより、これ以上いかに落ち込ませな
いようにするかである。
各種の催しを行い、人を集め話題にはなるが、営業に結びついているかが重要で魅力ある。
商店街とは強力な運営スタッフ、元気な個店、店に後継者がいるかにつきるように思う。
活動して良かった点
各地の取り組みが身近に感じられ、他の委員との触れ合いの中で新しいつながりが生
まれてきたこと、また、所属商店街に県民局の意向を伝えるようにし、少しでも地域の
活性化への取り組みに努力したことです。
22
コミュニティづくり
イーブンネットこうべ(井川 芳枝)
活動の概要
これからの社会を変えていく力としてのコミュニティの組織作りは、とても重要だと思い
ます。しかし、では「どういうコミュニティをどのように作っていくか」、その課題について
の地域住民の意識は、まだそれ程高くありません。
私達、イーブンネットこうべでは、女性の視点からそれらの問題について提言をしてきま
したが、さらに男女共同参画の立場からと、男性の参加も求め、新しく「神戸・高齢社会につ
いて考える会」を設立。自分たちの問題として高齢社会をとらえ、その組織としてのコミュニ
ティのあり方を考えていく活動をすすめています。
活動状況
○「イーブンネットこうべ」の活動
男女共同参画センター10周年フォーラムに参加
「どうする どうなる 次世代高齢社会」
○「神戸・高齢社会について考える会」の活動
「中高年から考えるこれからの生き方」の3回の講演会
活動を進めていく上での課題
女性センターでの講演会に参加する人は、地域活動などに対する意識の高い人が多い様です。
地域にもそういう人たちを増やすために、従来、地域で行われているプログラムとは違う
内容の講演会を企画する必要を感じています。
活動して良かった点
ふれあい協議会も協力して下さり、地域でこれからの生き方を踏まえた上での地域社会の
あり方、コミュニティの必要性を考えることができた。
コープ委員活動
山手地域コープ委員会(宮崎 和恵)
活動の概要
コープ委員会活動は様々です。その中でこれが「実践活動」かと思える活動を報告します。
1 地域の青少年活動
2 地域活動の連携と情報発信
3 農を学び楽しむ
活動状況
1「虹っ子夏祭夜店」2002.8.29 約400名の親子が参加
コープ山手店頭にて金魚すくいヨーヨー他のゲームやジュース・アイス等の販売
「虹っ子お楽しみ会」2003.1.6 約20名の子供たちが参加
集会室で工作やゲームを実施、トライやるウィークの中学生(神戸生田中)と一緒に環境活動
2 山手地域のボランティアサークルと協力しながら地域支援
・「山手ふれあいの集い」(歌と食事の会)を年4回ほかイベント支援
・使用済み切手・カードの整理拭き取り布回収福祉施設へ寄贈
・花と緑による環境美化
3 大屋町(フードプラン産地)収穫体験研修旅行 2002.10.31
グリーンツーリズムバスを利用して実施
農業や食の安全安心に関する講演会(学習会)へ出席
活動を進めていく上での課題
若い委員が育たない。仕事・子育てに忙しく楽しい体験に参加しにくい
活動して良かった点
活動を「やらされる」「する」から「させてもらう」にやりがい感が育つ。
有機農業の大変さは産地交流してこそよく分かり、安全安心を実感できた
今後の計画
昨年と同様な活動をもっと効率的に
24
地域コミュニティの活性化
菊水町8丁目自治会(川浦 広一)
活動の概要
① 自治会と地域生活
② 地域防災組織
③ 子供たちとお年寄りとの交流
活動状況
① 自治会の向う三軒両隣のつきあい、健康講座の開催
② 高齢化を考えながら、中高年齢者を中心に若者(中学生、高校生、社会人)に参加してもらって活
動しています。
③ 子供たちとお年寄りの芋掘りや昔の遊びの文化に取り組んでいます
活動を進めていく上での課題
① 自治会長を理解してもらう。地域への愛着をもってもらう。地域で生活するなかで、近所づきあい
が大事であることを認識していただくことです。
② 高齢者は、頑固ですが、経験を持っている。若者は新しいことに挑戦する意欲があります。この事
を考えていっていけばよいと思います。
③ 現代は、核家族の家庭が多く、祖父・祖母と一緒に暮らすことがありませんから、お年寄りと子供
達が楽しく遊び事を考えたイベントをするべきです。
活動して良かった点
① 向こう三軒両隣が、助けあったり、ざっくばらんに話をし、留守を頼めるようになった。
② 中高年齢者と若者をミックスしてアンバランスにならないようにしたから、うまくいっています。
適材適所に人材を配置して組織がうまくいっています。
③ 子供たちは、人として思いやり、信頼を育て、互いに助け合っていくことを身につけました。
今後の計画
自治会では、向こう三軒両隣の精神を地域社会に浸透するように頑張っていきます。安全で安心でき
る地域社会づくりに邁進します。
互いに一致協力して助け合っていく地域社会をつくるためにも、
子供たちとお年寄りの交流を実施します。
地域コミュニティの活性化
社団法人 コミュニティネットワーク協会(西谷 吉弘)
活動の概要
「自分らしく生きる社会にしたい」「一人暮らしの人達も安心して心豊かに住めるコミュニティを再生
したい」を基本目的に活動
活動状況
1.その人がその人らしく生き、住み慣れた地域でターミナル(完成期)をむかえる社会を実現するた
め、在宅ホスピスケア「家庭でのみとりを支える」(専門)講座の開催
2.住民による住民のためのホームヘルパー養成研修、地域で活動できるホームヘルパーの研修
3.介護保険、終いの住まい方、コミュニティとは等々をテーマとして啓発講座、コミュニティ塾を開催
4.成年後見制度への取り組み
活動を進めていく上での課題
1.魅力ある講座の企画
2.人集めの課題
3.資金、労力の問題
活動して良かった点
1.経験豊かな人達、活発に活動されている自治会、NPO等との出会い。
2.各委員の具体的で説得力のあるお話を聞くことができ、今後活動する上で参考になることが多かった。
今後の計画
1.現在、所属する団体で専門的な係わりが出来ればと考えている。
2.他の団体との積極的な連携を作りあげていきたい。
25
「玉一あそび塾」を通じた地域コミュニティづくり
神戸市青少年問題協議会玉津第一支部(藤田 宗英)
活動の概要
私達、神戸市青少年問題協議会玉津第一支部では、青少年の健全育成を行っていくために、
学校とのつながりを深め、地域と一緒にコミュニティづくりを進めている。最近の子どもた
ちは、人付き合いが下手で、協調性に欠けているとよく言われる。
そこで、「あそび」を通じて地域の大人と子ども、地域と学校、子どもと子どものコミュ
ニケーションを深め、人間同士のふれあいの大切さと絆を深め、子どもたちの健全な心と身
体の育成を図ることとして、事業を実施した。
昔の子どもたちは、屋外での「あそび」を通じて、社会性、ルールなどを身につけてきた。
現代の子どもたちは、屋外で遊ぶことが少なくなり、室内でのテレビゲームによるバーチャ
ルの世界に入り込む機会が多いため、仮想と現実の区別がつかなくなり、落ち着きのない子
どもが増えている。そういう子どもたちに昔あそびの良さを知ってもらうとともに、頭と体
を使って遊ぶ楽しさを体感してもらい、簡単な道具を使ってゲーム感覚で遊ぶことの喜びを
味わえるような企画とした。
「玉一あそび塾」の活動を立ち上げて2年となり、かなり定着してきたが、活動を継続す
ることが、成果・効果につながると考えられるため、次年度もいろいろなあそびを取り入れ
て、内容が陳腐化しないよう努力していきたいと考えている。
活動状況
・ 年間を通して、9回の「玉一あそび塾」を実施した。あそびの先生は主として青少協の育
成委員と公募した地域内の2中学校の生徒である。今年度初めて中学生のボランティアと活
動したが、なかなか好評で、「人のためになる活動」をすることが、いかに気持ちのよいも
のかが、わかってもらえたようである。
・ あそびの内容は、手先の器用さ、身体のバランス感覚を養うゲームとして、あずき移し、片足立ち、
鉛筆バランス、六角鉛筆積み、割箸ダーツなど、身近にあるものを使ってできるゲームで楽しんだ。
・ また、くつ飛ばし、ピンポン球遠投など、技を磨くものも取り入れた。
・ 昔あそびにおいては、竹馬、ケンダマ、こま廻し、皿まわし、竹とんぼ、カルタ、メンコ、
おはじき、あやとり、紙風船など、私達大人が子どものときに学んだ技術を子どもたちに教
え、一緒に遊ぶことで、コミュニケーションを図った。
・ 秋の森の恵みであるどんぐりを使ったこまや、やじろべえを手づくりすることで、身近な
ものを使った「ものづくり」のヒントを与えることができた。
・ 回を重ねるごとに参加者が増えてきているのが、大変はげみになった。
活動を進めていく上での課題
・ 「玉一あそび塾」実施にあたって、学校の協力は十分にいただいている。先生方も協力的
であり、子どもたちも非常に喜んでいる。青少協だけでなく。婦人会、老人会などにもスタ
ッフとしての参画をお願いしているが、なかなか協力してもらえないのが残念である。
・ 地域全体としての取り組みができるよう、他団体との協力体制の充実を図っていくことが
今後の課題である。
活動して良かった点
・ 学校の先生、生徒に喜んでもらっているのはもちろんのこと、スタッフである青少協の育
成委員にも好評であった。また、中学生にボランティアスタッフとして参画してもらえたこ
とも非常によかった。スタッフに喜んでもらえる企画は長続きさせるポイントとなることが
よく分かった。
・ むずかしい世代の中学生に役割をきっちり与え、スタッフとしての職務を全うすることの
大切さ、責任感の醸成などに貢献できたのではないかと考えている。
今後の計画
・ 「玉一あそび塾」については、スタッフ・参加者から大変好評をいただいており、地域の
イベントとして定着しつつある。毎回内容を変えて、陳腐化しないよう、活性化をはかって
いきたいと考えている。また、地域の他団体にも参加を積極的に呼びかけて、地域の輪、人
の和を広げていきたい。
・ このイベントを長続きさせることで、少しでも子どもたちの健全育成に貢献でき、地域へ
の愛着心を高めてもらえることを期待している。
26
活動支援部会
サポートステーション灘・つどいの家(笹原 順子)
活動の概要
この2年間、サポートステーション灘・つどいの家の代表としてその運営に携わる中で、
地域ビジョン委員会の精神や活動内容を伝えてきた。
また、地域ビジョン委員会にはその都度出席した。
活動状況
同上。特に高齢者のいきがいづくりに重点が置かれていた。
なお、2月23日(日)には、「公共施設利用研究会」主催の「公共の場利用事例見学会」の
見学先の一つとなり、ホストを務めた。
活動を進めていく上での課題
活動資金の確保をどのようにして計るかについて常に心を痛めてきた。
活動して良かった点
・ 神戸市における行政と市民団体の関わり方の構造がある程度理解できた。
・ 仲間づくりのなかで、表情がぱっと明るく変わっていく人を実感した時、やり甲斐を感じた。
・ 多くの人と新しい交わりを持てた。
今後の計画
現在よりも公的責任は軽減し、自分の個性にあった仕事をほどほどに楽しみつつ、70代に
入る者として自分の生涯のしめくくりに入りたい。
現在の場からは3月末をもって退くつもりなので、今までの人生経験や職歴を活かし、神
戸という土地の特性にも合った国際理解と親善の増進等の方面は如何かと考えている
活動支援の仕組みづくり等
日本BPW神戸クラブ(田中 道子)
活動の概要
1
活動支援の仕組みづくり
BPW神戸クラブの本来の活動と合致するが、活動する人は企業や地域で働く女性を中
心に組織し、課題の提起や情報交流をしている。
2 中間支援組織の連携
男女共同参画を目指す他の団体と連携して情報交換活動の交流を行っている。
活動状況
1
活動支援の仕組みづくり
現在40名の参加者であるが、2002年度は働く女性の環境が厳しく、新規会員へのアプロ
ーチが不足した。働きながら子育てをする女性支援のための公開パネルディスカッション
を実施した。
2 中間支援組織の連携
神戸市内で、生活創造センターに登録している他団体(フォーラム・ココ)と共催で、
講演会を開催した(テーマ:高齢化社会を生きいきと生きる 講師:谷 荘吉氏)
活動を進めていく上での課題
課題ではないが、男女共同参画を目指す組織と連携していくが、神戸市男女共同参画セン
ター「あすてっぷ」で同じような目標を持って事業を推進しているので、行政で推進する内容
よりさらに、具体的で楽しい内容で学習したいと思っている。
活動して良かった点
男女共同参画社会実現のために、過去の戦争による性暴力(従軍慰安婦・レイプ)の課題や
災害解決における環境管理にジェンダー(男女平等)の視点等国際課題についても考える機
会になる。
今後の計画
関西地区の男女共同参画をめざす特別事業を11月に実施し、広く神戸市民にも呼びかける。
27
れんげ祭り、稲刈り祭り
福谷地区里づくり協議会(池本 俊六)
活動の概要
福谷地区里づくり協議会では、「農村と都市住民との産業文化の交流と青少年の健全育成」
を目的に春にはれんげ祭り(4月)、秋には稲刈り祭り(9月)を実施しています。
れんげ祭りには約2,000人・稲刈り祭りには約500人の参加者があり、地元の子供たちはも
ちろん、近隣都市の親子連れで賑わいます。
もちろん、「まかぬ種は生えぬ」で同じ場所で、田植え祭り(6月始め)、れんげの種まき
(10月20日頃)を実施しています。
なお、西神中央自治連合協議会と共同主催の形をとっております。
活動状況
稲刈り祭りは第4回、れんげ祭りは第3回を平成14年に実施し、毎年続けることを目標に
スタッフ一同張り切っております。
当日は、櫨谷川の河川敷などに何張りかのテントを張り、たこ焼き、から揚げ、焼きそば、
飲み物などの模擬店も出します。れんげ祭りには、れんげ餅の実演販売もします。お琴の演
奏をした年もありました。(いろいろ工夫しています)
年々スタッフの気持ちの中でマンネリにならないか不安である。絶えず、新鮮な気持ちの
保てる工夫が必要と考えている。
活動を進めていく上での課題
やはりスタッフのこころの中で、マンネリ、価値観、労務負担などに少しは隙間ができて
いないか、心を配っているところである。(スタッフからは何も声はあがっていないが、自
分がそうだから)
だから、産業・文化の交流ということで、自分たちで生産している「お米」を都会の参加者
に交流を通じて、買ってもらえるように、メリットの面でも、スタッフ会議で話をしています。
活動して良かった点
そんなことで、都会の人たちと交流が図れ、スタッフ達が生産したお米、お野菜などを買
っていただくお得意がそれぞれスタッフのなかで出てきています。そればかりか、醤油醸造
業のスタッフは醤油販売のお得意さんができたようです。農村と都市住民の交流(コミニケ
ーション)が図れ、産業面でもお互いにメリットがでれば、この活動の意義も深まるものと
考えています。
今後の計画
ともかく、続けることこそが、今の大きな目的です。大きなことを望まず、あくまで自然
体で流れをしっかりと見極めながら「農村と都市住民との産業・文化の交流と青少年の健全
育成」のために少しでも役に立てばと考えています。
現在、福谷自治会ホームページの立ち上げを計画しています。イベント情報、生産物の紹
介、会員との交流などのプログラムを企画しています。
その他報告すべき事項・提案
るる発表してきましたが、いかんせんスタッフ不足、能力不足(私のことです)で悩んでい
ます。特に企画・広報・事務といった一番肝心な所が人材不足なのであります。
行政・学生さんなどの応援があれば助かります。もちろん事業所ではJA兵庫六甲、日本
ミルクコミュニティ㈱、ロッテスノー㈱、郵便局など、また、学校関係では、近隣の小中学
校の協賛をいただいています。
28
都市部と農村部との交流
住吉明楽連合会(北山 幸)
活動の概要
○ 都市部と農村部の老人クラブ同士の交流会を開催しました。
参加者は、東灘区住吉明楽連合会の41名、西区太山寺老人クラブ、伊川谷寿会の30名で、
農村部のみなさんの案内で、芋掘り農園を開放いただきました。
○ 西区からは、東灘区の酒造り見学を4月頃に予定したいと思います。(40名くらい来られ
るそうです)
○ 竹の台コーラス(西区)とカトレア合唱団(東灘区)の文化交流として、ジョイントコーラス
を実現。15年5月カトレア合唱団10周年記念リサイタルには友情出演の約束をしています。
活動状況
兼ねてからの念願であった農村部と都市部の交流が実現できました。
平成14年11月23日、東灘区を10時出発、41名を乗せたバスは一路西区伊川谷町前開八幡会
館に到着。
太山寺老人クラブ、伊川谷寿会の皆様に出迎えられ、11時さつまいも畑に案内され、各自
芋のつる3ヶ所を1人当たりに分け、大きな金時芋がぞくぞくと出てきて、皆子供のように
あちらこちらから歓声が上がっておりました。
都会育ちの私たちは、見渡せば、大根、白菜、キャベツ等新鮮そのものの野菜が畑いちめ
んに作ってあるのを見て、羨ましく感じました。
芋掘りのあと、八幡会館での昼食会は、各クラブでの交流の場であり、またお互いの友愛
の場でもありました。
お弁当をかこんできょうの出来事を話し合い、交流を深めることができました。
2時間余りの交流会でしたが、とっても楽しく、老人クラブ同士の交流の促進により、仲
間づくりは勿論、生きがいと健康づくり、生活を豊かにし、地域を豊かにする社会活動に取
り組んでまいりたいと思います。
活動を進めていく上での課題
毎週金曜日あたりに役員会を開き、参加される方を呼びかけ、人員を増すようにすること
が大事
活動して良かった点
お互いのクラブの活動内容がよくわかり、また、農村部の婦人部の方々の自立の姿勢を学
ばせていただきました。
一人暮らしの見守り状況等の話が聞け、たいへん参考になりました。
今後の計画
今回だけで終わらせず、西と東の架け橋がとぎれないように、お互いの交流の場を年2回
くらい取りたいと思います。
作品展、バザー等にもお互いの企画等を作り、情報交換していきたいと思います。
文化交流では、コーラスのジョイントを実現したいと計画中です。
29
高齢者支援、子育て支援等
特定非営利活動法人
輝かすみが丘(荒木 香壽美)
活動の概要
私たちNPO法人輝かすみが丘では、①高齢者の方々の生活向上の支援、②史跡や景勝地
などの文化的施設の環境整備、③子どもの健全育成などの事業を行い、誰でもが住みよいま
ちづくりに寄与することをめざしています。
高齢者が住み慣れた地域でいきいきと過ごしていけるよう高齢者への日常生活の支援サ
ービスや情報誌の発行等を行っています。試行錯誤を重ねながら生き甲斐対応型ディサービ
スも順調に伸び、入会したいとお年寄りの希望者も多いが、場所の広さ等で残念であるがお
断りしている。
また、子育て支援と文化施設の環境整備を兼ねた行事として、地元の史跡の五色塚古墳上
の環境整備、海峡大橋を眺めながら明石海峡の音頭を踊ろうと地域の幼稚園、小学校、保育
所、中学、高校生、老人会、ふれあいのまちづくりの皆さんの協力も得て、600名の参加。こ
の事業は昨年で3度目であるが、平成12年には兵庫県より助成金を受けた(ふれあいの祭典
「県民提案事業」に採択された)。
活動状況
○
家事支援、外出介助、声かけ配食見守り
○
老健施設への童謡の出前、施設の入所の方々とともに月2回童謡を一緒に歌い、リク
エストにも応え、お誕生日の方の名前を聞き、ハッピーバースディを全員合唱。60人ほど
のお年寄りがその日がくるのを待っておられる
○
生きがい対応型ディサービスでは、ハンドベル、絵手紙、かんたん気功、輪投げ、グ
ランドゴルフ、のんびりウォーキング、パソコン、健康相談
○
子供の料理教室、小学校の家庭科室をお借りして、約40人の児童達と簡単なお菓子作
りや料理等も隔月毎に実現、小学生と交流
○
児童館、垂水区13の児童館にお願いし、折り鶴のモザイク画を作っていただき、1館
約3千羽の折り鶴で見事なモザイク画が完成。児童館まつりで区役所のロビーに13のモザ
イク画が飾られて見事なものであった。
活動を進めていく上での課題
毎週土曜日に実現している生きがい型ディサービス、とても好評で、入会して楽しんで
いるお年寄りがお友達を誘ったり、場所も霞ヶ丘幼稚園のきれいな冷暖両用で申し分なく、
霞ヶ丘幼稚園の快いご協力には頭の下がる思い、入会を希望されても、お断りしている現
状である。
活動して良かった点
老老介護の現在、余り年齢の変わらぬ者がお世話をしているが、思わぬ若い方がお世話
係になってくださってとても喜んでいる。積極的な協力に末頼もしく思う。
ディサービスも霞ヶ丘幼稚園という恵まれた環境で大変なご協力をいただき、クリスマ
ス等も園児とともに、ミュージックベルを楽しみ、園児の器楽や可愛い色々な発表も見せ
ていただき、園児に負けじとお年寄りや世話係もともにハンドベルを楽しませていただい
ている。お年寄りの顔も輝いて見える。
今後の計画
今まで述べたように試行錯誤しながら力一杯の活動を続けている。大きな事はできなくとも、
地に足をつけ、年齢以上の活動で、これ以上を願うのは無理ではないかと思っている。
30
魅力と活力あるまちの再生
グッドラックボランティア(井上タイ子)
活動の概要
○地域を魅力と活力あるまちに再生するため、地域の背景や現況を知って、①まちづくりに環境を考え、②人が健康で安全
に住むことができるように、地域の自律と人とのつながりづくり・個を大切にする取り組みを行う。
活動状況
<孤立という社会問題に取り組む>
○仮設住宅に最後まで残ってしまった方に、ご自身でライフスタイルを決めて、ご自身で行政の方に意志を伝えることがで
きるようにする支援(神戸市、西宮市、明石市)−現在でも関わった方を支援。
<生活するまちの魅力をみんなで高めるために>
○地域での美化活動を通じて、新たなコミュニケーションを創成する。神戸では須磨の事件などいろいろなことが起きたの
で、個人の感受性を育てるために公園や道路のそばの街路樹の根元などに花を植えたり、掃除をしたりしている。このよ
うな作業の過程で、地域の方が花壇の周りに集まるようになり、世代を超えたコミュニケーションが生まれ、孤立しがち
な若いお母さんの子育て支援や青少年の話し相手となっている。
<地域の歴史や文化、環境を知り、地域の文化を共に発掘し育てる>
○緑のマップづくりに関わっていただき、地域を一緒に歩くことにより、環境を知り、遊休地を利用して花や緑を植え、ま
ちの魅力を高める工夫を図る。さらに、歴史や文化を知る。
<地域と学校の連携を図る>
○地域の中学生と高校生を受け入れ、一緒に花の植え替えや美化活動をし、「花と緑の交流会」で地域の人々と交流する。
<六甲山のクリーン作戦>
○オープンカレッジ(姫路工業大学、甲南大学)で環境づくりについて学び、修了者で作ったグループ「エコフレンズ」で
六甲山の清掃活動を行う。(8月24日)
<花と緑によるまちづくり−JR灘駅(山側)・阪急王子公園駅・阪神岩屋駅・王子南公園周辺>
○震災復興夏祭りでのステージのひまわり180本を提供。1月17日の震災記念行事には、花を植え、清掃をして、参加者を
迎えている。
<生涯学習を地域づくりにつなぐ>
○ちがう地域や世代の仲間との交流を行い、神戸の歴史や文化・経済を学び、地域づくりに生かす。(神戸まちづくり学校)
○オープンカレッジや神戸市のまちづくり学校で学んだことを生かし、さらにプランナー養成講座で尼崎市の現状を調べ、
『緑が少なく、30分もいると目が赤くなったり、喉がいがいがしたり、手がべとべとしたり、空気が大変汚れていること
や水が汚く魚の姿が見えないこと、さらに社会や経済構造の変化による遊休地の発生が、まちの活力の低下につながって
いること』を知った。そこで、『森づくりによるまちづくり』を提案し、市・県・国に策定していただく。
<地域のコミュニティの活性化に取り組む>
○地域の人々が集い、喜びと感動が共有できる「楽しいまち」をめざし、地域の目標を「ちょっと気配り参加の日(第3火
曜日)灘区民一斉クリーン作戦」と「灘区の花・菜の花」というふうに策定していただく。
<活動支援の仕組みづくり>
○パンダ広場、パンダストリート(上下)…淡路花博の時から協働。
○行政が管理している地域の花壇や木を、手伝って一緒に育てる。
活動を進めていく上での課題
○参画と協働においては公平性を保つことが大切だが、ボランティア団体だけが中心となるといずれ偏ってしまうので、行
政がいて初めて公平性が守られる。
○地域夢会議「楽校ネットワークをつくろう−この指とまれ会議」のように、司会者をおき、行政と提案者が一緒に並んで会
議を進めていくことは、三者が同時に聞く耳を持つことができ、市民とのつながりが深まる。(市民の声を聞く姿が目に
見えてよかった。また、いろいろな地域の方と会話ができ、困っていること、提案したいことを話すことができた。)
活動して良かった点
○王子動物園にパンダが来たので、地域内外からたくさんの人に来園して欲しく、さらに「神戸に来てよかった」と気持ち
よく帰っていただきたいので、地域の市民が花を植え、掃除等の活動を行うこととなるが、担い手がないので、指導者・
コーディネーターとなって活動者を盛り上げ、世話係に負担がかからないよう仲介・情報伝達を行い、4年間支援し、継
続できるようにする。
○地域内の情報を共有しあう拠点づくり
ボランティアセンターにおいて月1回行っていたが、介護保険制度導入により多忙になり、2∼3ヶ月に1回となったた
め、中間支援組織を作り、社会福祉協議会がきちんと市民が選ぶことができる介護保険制度に取り組めるよう連携できる
よう提案する。
今後の計画
<環境を考えたまちづくり>
○リサイクルの回収を図り、そこから得たお金で地域の花植えなど住民のつながりを持つ。
・駐車場代や街灯代の安全費に当てる。
・生ゴミをポスト化し、堆肥づくりをし、有機野菜づくり。それを給食や宅配、朝市や店頭で販売する仕組みを作り、IS
O14000を進め、ISO14001へと、地産地消を流通革命を図り実施。(エコビジネス)
○観光農園をつくり、農家の仕事を手伝うことができ、また土産としての楽しみを見つける。
○「まちなみ助成(緑を植える)」があることや「いえなみ賞」があることをPRし、景観づくりに協力してもらう。
31
育児支援ポータルサイトの構築
株式会社 チャイルドハート(木田
聖子)
活動の概要
育児支援事業
活動状況
核家族、少子化による「子育てに自信のないチャイルドマザーの増加等」「虐待」といった社
会背景を踏まえ、それらの育児支援のための子育てポータルサイト「のじゅーるたうん」の開
発と運用。(URL http://www.noduletown.com)
活動を進めていく上での課題
特に育児相談事業については、行政や地域の人たちと一体になって進めていくことが、こ
れからの一番重要な課題。
活動して良かった点
たくさんの方たちと知り合えた。
また、行政の方にも、現在行っている事業を少しずつ理解してもらえたこと。
今後の計画
官民一体となった育児支援活動の推進。
訪問介護、家事支援、子育て支援
特定非営利活動法人 神戸ライフケアー協会(日下
知久)
活動の概要
1
2
3
高齢者・障害者、子供のいる家庭へのボランティアによる家事等の援助サービス
介護保険事業
居宅サービス事業者(訪問介護)、指定居宅介護支援事業者(ケアプラン)
子育て支援事業
子育てNETすくすく(子育てサロン)、神戸市内(東灘、西、長田区)4ヶ所で実施中
活動状況
当協会は“ともに生きるくらしをめざして”を理念とし、広く市民の自主的・自発的運動
として活動意欲のある人たちの集まりであって、少子・高齢化社会の中でお互いに助け合い、
平和で安心して暮らせる社会・コミュニティ形成を目指しています。
平成12年4月1日より開始された介護保険も順調に推移してまいりました。
また、平成12年12月から開始したボランティア活動による「子育てNETすくすく支援事業」
については、どの地域においても地域に根付き、参加者も増加している。さらに東灘区におい
ては、地域のまちづくり協議会との協働にて新たに福池地域福祉センターにおいて月3回の子
育てサロンが開始されております。また、在宅支援活動においては、従来の「すくすくケアー」
産前・産後並びに父子家庭における在宅ケアーを更に発展させ、児童の虐待への対応・子育て
中の母親の支援活動、在宅における子供の見守り等を当協会の20周年記念事業とし「子育て支
援事業」とした。「子育て中のお父さん・お母さんにとって、何が必要か?」を視野にいれながら
中味も充実させて活動します。
更に、今年度の新規事業として「障害者支援費制度」に参入する(3月申請予定)当協会は在
宅介護のパイオニアとして今後も活動を続けていく上で、もはや避けては通れない、今後十
分技術を身につけ更に幅を広げていきたい。
32
コミュニティサロン「祇園の里」開店
平野婦人会(小島 巴)
活動の概要
平野市場の活性化を願い、空き店舗を利用しコミュニティサロンを運営して、高齢者の方
たちのおしゃべりの場所、また買物に来られてちょっと休んでいただける場所があれば,,,
少しでも住みよい平野のまちを願って開店しました。
活動状況
朝10時に開店し、午後4時には閉店します。(家庭の主婦ですので)
日曜日は市場も休業ですので休み、週6日開店します。
家庭で眠っている図書を収集、自由に持ち帰り読んでいただく、また、ギャラリー、おし
ゃべりコーナー、手づくり手芸品の販売、手芸講習、100円喫茶もなかなかの盛況です。
高齢者の配食サービスの拠点場所でもあります。
地域花いっぱい運動
人・つなぐ旧西国街道まちづくりを考える会(門田 則秋)
活動の概要
旧吾妻小学校校区を中心に、西国街道あづままちかど広場を発信基地として、緑の運動を
しています。また、まちづくり運動をしています。
活動状況
○ 西国街道あずままちかど広場の維持管理(清掃および花木の水やり)をしながら、年3回、
市民花壇として植え替えや土壌改良等を地域の諸団体(吾妻ふれあいのまちづくり協議会、
12ケ団体自治会)の協力の基でやっています。また、それぞれの団体の地域での花木運動を
共にやっています。
○ 生田川の山麓バイパス(トンネル)工事への連絡等を行い、地域のみなさまに実情報告を
しています。トンネルの上に公園ができます。公園管理等にも参加し、私たちのまちを花
で飾り、道行く人たちになごんでいただくべく運動をしています(テーマは「地域花いっぱ
い運動」を展開しております)。
○ 秋に行われる旧葺合地区の継承事業「秋華祭」の手伝いをしています。春には生田川での
さくら祭りにも参加しています。
活動を進めていく上での課題
○ 老若男女を問わず良きパートナーの増員。
○ 特に高齢者の健康管理のためのイベントの開催。
○ 他の団体等との連携プレー。
活動して良かった点
○ 地域住民のみなさまに喜んでいただいたこと。
○ お互いにあせみずした喜びを分かち合えたこと。
○ ひとりでは知りえないことを知ったこと。
今後の計画
○ 秋華祭を大きくして、中央区の一大イベントにしたい。
○ JR高架南側を花木で美しくし、バスに乗って来られる方が安らぐような地域づくりを、
特に生田川から春日野道間を重点的に進めたい。
33
生きがい型対応ディサービスほか
特定非営利活動法人 輝わだみさき(小西
宏子)
活動の概要
主な活動は、生きがい対応型ディサービス、通院介助等の福祉活動です。
また、NPO法人設立の目的のひとつに挙げた語り部の記録-わだみさきの子供たち-につ
いても、地域に住み続けている高齢者の貴重な記録として残しつつあります。
活動状況
生きがい対応型ディサービスは、活動そのものが、地域にとって必要であり、また、要請
の大きいことと実感しています。
毎週火曜日に開いていますが、活動は、昼食会のほか、地域にある保育所とおとしよりと
の交流、地下鉄海岸線和田岬駅構内にあるギャラリーでのグループの作品展示並びに輝グル
ープのお知らせなどに取り組んでいます。
活動を進めていく上での課題
地域の福祉活動の幅をさらに広げていくこと
活動して良かった点
・ ディサービスに参加する人が増えてきたこと
・ 地域にあるいろいろな組織からNPOの活動や存在の意義が認識されつつあること
今後の計画
今のペースでじっくりと活動の根をおろしていきたい。
ウィングスタジアムグランドオープンを控え、その幅は広がっていくことが考えられます。
地域の中の音楽会
本山中央婦人会(山本 孝子)
活動の概要
地域で文化活動として少し高度な音楽会との願いを込めて、今年度は5回実施した。
活動状況
地域での高齢者、障害者、子供たちに本物の音楽を聞く機会をと14年度は5回開催した。
音響効果も悪く、設備も不備な点が多いなか、音響板やマイク、スピーカー、ミキサー等
を購入し、少しでも良質な音楽をと、委員達が一生懸命に設営にも従事した。
毎回、120名以上の観客が来館し、地域での音楽会が喜ばれた事に我々も満足した。
活動を進めていく上での課題
毎回無料で茶菓子接待し、予算的にも非常に苦しい状況である。15年度は助成が無い場合
は有料とする方向も検討しなければならない。しかし、折角、福祉センターの意義と地域で
の音楽会が根づき広まりかけた現在、中止するのは非常に残念なので何とか継続して行きた
いと思う。
活動して良かった点
多くの地域住民が次回を楽しみにし、初めて音楽会らしき会に参加できたことが嬉しいと、
私たちに何度も感謝の意を表された。
今後の計画
今年度も大学のOBのグリークラブ等に働きかけ、地域での音楽会を継続して行きたいと
思う。
34
地域活動の場づくり
KWFアラカルト(久保 幸子)
活動の概要
「テーマ」 学校・家庭・地域のトライアングルネット(生涯学習活動)
そもそも「学び」は、学校・家庭・地域という社会に存在しながら、それぞれは異質性を持
ち、独特の働きとして常に相互作用を持っている。
「学び」という場づくりの必要性を考えてきたわけだが、学校の教育現場を社会の学習活動
に地域社会がネットワークした地域力を育てるような「トライアングルネット」の必要性を
あげ、「ネットワーキング」の原点としている。
活動状況
地域活動の「場づくり」の具体性
福祉施設のボランティアコーディネイトをはじめ、行事企画などが活動となっている。
活動を進めていく上での課題
学校(児童)との接点の難しさ=コンタクト
・・・トライやるウィークなどの行事や高校、専門学生などの連携をとるには
活動して良かった点
ネットワークされることは、人間のコミュニケーションが基にあり、「場」が提供され
ることで活動が広がっていく。その広がりが、地域力となっていくことがはっきりと見
えてきたこと
今後の計画
学校、地域、そして家庭をトライアングルとする、そしてコミュニケーション・チャ
ンネルをうまくコーディネイトし、コミュニケーター(仮称)の養成を行う。
その他
学校側の開放に向けても色々と事例研究をしたり、研究発表を重ねて提案につなげた
いと思う。
ボランティアコーディネート
Vo・信愛(ボランティアしんあい)(菅野 喜一)
活動の概要
○
ボランティアコーディネート
○
福祉相談
○
障害者支援
○
子育て支援
etc
活動状況
・ 高齢者、商店街、自治会、被災者等との電話相談
・ 商店街活性化、自治会催事の手伝いや「1.17雪の十勝岳山ろく野菜村からの雪プレゼン
ト」のコーディネート
等
年間146件
活動を進めていく上での課題
仕事をしているので、仕事に影響のあることはお断りして活動
活動して良かった点
必要としてくださるので活動
依頼があってはじめて動くスタイルなので良かった点など考えたことはありません
今後の計画
・ 商店街を楽しくしたい。
・ 児童館などインド紙芝居の人と回りたい(スポンサー探し)
・ “生きる“シリーズで講演会を考えている(スポンサー探し)
35
高齢者の福祉活動支援
高倉台ふれあいのまちづくり協議会(柴田 重彦)
活動の概要
高齢者の福祉活動に対する支援
団地に入居が始まって30年、40歳で入居すると70歳、50歳で入居すると80歳、と非常に
高齢化が進むが、如何に地域において高齢者が安全で安心して暮らせるようにまちづくり
を行うかを取り上げて、地域内の各種団体と一丸になって取り組んでいます。
活動状況
高倉台ふれあいのまちづくり協議会とNPOが協力して、
ⅰ)高齢者で一人暮らしの方に昼食サービス(月4∼5回)
ⅱ)デイサービス(月4∼5回)
ⅲ)高齢者に対する夕食の宅配サービス(月4∼5回)
ⅳ)高齢者のコミュニケーション作りのふれあい喫茶(月2∼3回)
以上のほか、高齢者および一人暮らしの高齢者に対する支援活動を実施している。
活動を進めていく上での課題
世話をする方が年々高齢化していきますので、後継者作りが大変になっています。
活動して良かった点
高齢者の方々が高倉台団地に住んで良かった、と言うのを聞いたとき、また近隣センタ
ー(高齢者施設)で高齢者からお礼の言葉を言われたとき。
今後の計画
後継者の育成と種々の勉強会、隣接する団地との交流を通じての情報収集等。
校区における地球温暖化防止活動
兵庫県地球温暖化防止推進委員(高倉台グループ)(柴田 重彦)
活動の概要
地球温暖化防止活動に対する種々の資料提供
地球がどんどんと温暖化に向かいつつある中で、温暖化防止推進委員と協力委員(2名、
NPO輝たかくら台)と協力しながら、広報活動を中心に防止活動を展開しています。
活動状況
温暖化防止活動にエコタウン世話人会、NPO等が年4∼5回、広報誌を発行し、防止
活動に対して地域住民に協力の呼びかけを行っている。
リサイクル活動も活発に行っている。NPO、婦人会、エコタウン世話人会、単位子ど
も会が収集する資源は年間700t以上。緑化活動も活発に行っています。
活動を進めていく上での課題
活発な活動をすればするほど資金的に苦しい面があります。
活動して良かった点
年々ごみの搬出量が少なくなっている風景を見るとき。
今後の計画
行政および各種団体が実施する講演会、講習会などに積極的に参加して、勉強、情報の
収集。
36
「楽しいまち・神戸」地域の課題解決へ
特定非営利活動法人 輝すてっぷ・筑紫が丘婦人会(田代
千賀子)
活動の概要
福祉活動の推進及び子育て支援をし、高齢者や障害者など誰もが安心して住むことができ
るコミュニティづくり、地域づくりに励んでいます。
社会福祉教育としても福祉資格取得者への人材育成にも力を注いでいます。また、自然と
の共生を考え、子供たち、若者たちも一緒に、環境を考え、公園・道路を清掃することによ
って、資源循環型社会(落ち葉コンポスト等)を目指しています。
活動状況
1
宅配サービス
高齢者一人暮らしの方の安否確認を兼ね、看病疲れの家族への支援
2
あんしんクラブ
・家事支援、介護サービス(ホームヘルパー2級取得者派遣)
・移送サービス
病院への通院、リハビリへの通院、養護学校の生徒さんの送迎等
3
子育て支援
専業主婦の子育てストレス解消の場の提供。
親子参加で、登録制でなくどなたでも参加
4
社会福祉教育
人材養成のために講座開講
5
生きがい対応型ディサービス
閉じこもりの方を無くすため、毎週1日を楽しく過ごしていただいている
(区役所の保健部との連携をとりながら)
活動を進めていく上での課題
地域での活動も様々で、色々な考え方があり、地域の大きさ、環境等の違いからくる手法
の相違もありました。それをお互いに理解し合い、それぞれの地域、又これからの活動に取
り入れて、地域実現ができるかが課題
活動して良かった点
・ 会議にはあまり参加できなかったが、情報は収集してきた。
・ 地域での新しい取り組みの一つとしての資源循環型社会を前進させ、子供たち、地域へ
提案できたこと
今後の計画
地域のビジョンとして、私たちは「夢の街・笑園」がテーマで誰もが集える憩いの場、若い
母親も参加、子供たちの往来があり、みんなが楽しめて高齢者の方の「生活支援ホーム」を創
ること。
住み慣れた街での家庭サービス、地域とふれあいもあり、地域の医師との医療サービス、
行政との情報交換を大切にし、少しずつ実現に向けています。
37
「パーク・コミュニティ・タウン」づくり
藤原台婦人会、特定非営利活動法人 輝ナビ北神(玉木 貴代子)
活動の概要
私たちの街、藤原台は、大小あわせて21もの公園に恵まれ、その公園の多くが遊歩道でつ
ながるという、緑豊かな街である。しかし、その環境も夏には樹木が成長しすぎ、草ぼうぼ
うの荒れた姿に変わってしまう。その公園を何とかすることはできないだろうかと考え、行
政にもパートナーとして、技術やノウハウを提供していただきつつ、地域の諸団体と連携し
て、パーク・コミュニティ・タウンをめざし活動を始めたところである。
パーク・コミュニティ・タウンとは、①地域の人々が、②公園を地域コミュニティにとって
の中心的施設としてとらえ、③様々な公園の使い方を通じて、④人づくりを進めながら人々
の交流を深める。⑤そして良好なコミュニティを形成しながら、⑥住民主体で美しく住みや
すいまちづくりに取り組む地域をいう。
そんな地域をめざし、準備会を発足させた。
活動状況
平成14年度10月・1月、公園清掃ボランティア募集。希望者数名のみ
並行して、地域の各団体の集まりであるふれあいのまちづくり協議会において、方法論を検討。
①
②
③
ふれまちを母体として、パーク・コミュニティ・タウン準備会の結成をめざすことにする。
地域福祉センターに「地域ボランティアセンター」の看板を掲げ拠点とする。
さしあたり15年度は、北・中・南町において、きっかけづくりとして、大きく3回の
イベントをし、基本的な考え方、方法などを広めていく。
第1回 藤原山樹公園にて、さくら祭り 4/6(日)開催予定
第2回 栗の木谷公園にて
第3回 柳谷公園にて
活動を進めていく上での課題
一番の問題は、誰がもしくはどの団体が中心となって、この活動を進めていくのかという
ところが、決まっていないことである。ふれまちはあくまでも準備会設立までのつなぎ的役
目。今後はこの部分が一番問題になってくるであろうと思われる。
活動して良かった点
まだ、活動らしい活動はできていないが、もしうまくいけば、公園を核にして地域住民の
交流の場、ふれあいの場…ができ、活力ある地域コミュニティの形成ができると思っている。
今後の計画
15年度
16年度
きっかけづくり
なかまづくり
17年度
しくみづくり
18年度
ばづくり
3回の大公園でのイベント
潜在的ボランティアの発掘、参加しやすいメニューづくり、既設
ボランティア相互の連携、交流会の実施等
パーク・コミュニティ・タウン準備会の立ち上げ
年間プログラムの作成、予算の作成
プレーパークや里山活動の実施
クリーン作戦や美緑化キャンペーンの展開による除草や清掃、安
心安全のための剪定作業や遊具・設備の整備、花壇づくりやオープ
ンガーデンの開催
その他
現時点で計画できているのは、15年度実施の3回のイベントのみである。とくに今後の計
画については、私案である。このようにすれば、5年後ぐらいには、そこここの公園で、そ
れぞれ特徴のある活動が繰り広げられ、公園が地域のお荷物ではなく、「地域の交流の場」の
拠点になれるのではないか,,,と考えてみた。今後地域においては、このように提案していこ
うと思っている。考える機会を与えてくださってありがとうございます。
38
高齢者支援、ふれあい
など
特定非営利活動法人 輝わかな(松谷
美佐子)
活動の概要
○ 平成13年7月より生きがい対応型デイサービス開始
(場所・・・中央小学校、毎週火曜日10:00∼14:30)
○ ひまわりサンデーモーニング喫茶
(場所・・・若菜地域福祉センター、毎週日曜日 8:00∼10:30)
○ エコタウンまちづくりの取り組み
活動状況
○ 引きごもりがちな高齢者を対象とするディサービスでは、小学校の授業の一環として、昔
の遊びを教えたり、昔の生活の様子を話すなど、児童と世代を超えた交流を行います。
表千家のお茶を体験、バス旅行。ミュージックベルでは全員で年1回の発表会に出演しま
す。軽い体操、ゲーム、歌、手芸講習、時事問題(1週間の出来事)を話し合うなど、終
わりのティータイムまで、和気あいあいと楽しいひと時を過ごし、みなさん次回を楽しみ
に解散します。
○ ひまわりサンデーモーニングは、ふれあいの場づくりとして、毎週日曜日にトースト、ゆ
で卵、サラダにコーヒー(または紅茶)をお出しし、話が弾みます。
○ エコタウンまちづくりの取り組みは、廃品や空き缶の回収、広報チラシの配布、エコチェ
ックなど地球温暖化防止に一役買っています。
○ 平成14年9月30日まで上大安亭商店街の空き店舗にコミュニティサロンひまわりを開店。
リサイクル商品や駄菓子の販売で、子育て支援をするなど、市場商店街の活性化に一役買
い、頑張りました。
活動を進めていく上での課題
○ 拠点となる場所、ミーティングが手軽にできる場所がほしい。
○ 提出書類の簡素化
活動して良かった点
○ 高齢者と児童が世代を超えて交流することができた。
○ 引きこもりがちな高齢者が児童との交流に参加することによって生きがいを感じてくだ
さるようになった。
○ 環境問題に対しての意識が浸透しつつある。
○ ひまわりサンデーモーニング喫茶でお友達が増えた、と喜んでくれた。
今後の計画
この5月より、災害復興公営住宅高齢者元気アップ活動支援事業に取り組もうとしていま
す。
また、商店街の空き店舗に出店を再度予定しています。
39
ふれあい
神の谷婦人会(田中 ひとみ)
活動の概要
毎月第2木曜の午後に「さくら喫茶」として、地域の皆さんにコーヒー・紅茶と手作りケ
ーキで語らいの場を続けてきています。月1回を皆さん楽しみに待っていてくださり、地域
のいこいの場として根づきつつあります。
また、地域の方を対象に活動している「家事サポート」も3年になります。年齢を問わず、
地域の方ならどなたでもご利用できるよう老人会さんと一緒に活動しています。
仕事内容は、あらゴミ、生ゴミの運搬、団地の掃除代行、庭の水まき、草取りなど家事の
お手伝いです。
活動状況
神の谷地域も高齢化になりつつありますので、「家事サポート」はこれから益々利用者が増
えそうです。しかし、問題点もあります。お手伝いに行く者の登録者が、現在は会員に限っ
ているため、時間的に無理な人が多く、サポートに行く方の人数が少ないことです。
今後は、ふれあいのまちづくり協議会とも連携を取りながら、地域の方にもお手伝いいた
だくような活動に広げていきたいと思っています。
コミュニティ
クローバーの会
友が丘作業所を支える会(割鞘 昭子)
活動の概要
障害者も健常者も共に支えあって生きる社会をめざして、知的障害者の自立訓練の場であ
る友が丘作業所で、それぞれの得意分野と時間に合わせて支援活動を行う。
・ 「さをり織り」の縫製、新聞ワーク、昼食作り、展示会、バザーの手伝い、作業所周辺の緑化
・ 絵、音楽、お茶の作法などの指導
・ ハンドベル演奏での地域の交流の場、高齢者とのふれあいの場、青少年との交流の場をつくる。
活動状況
毎月、会員に作業日程が記載された「おたより」が作業所から届きます。個々決めた作業内
容により、自主的に作業所に行き、作業の手伝いをする。
・「さをり織り」縫製 :ポーチ、袋物、マフラーなど 月3回
・新聞ワーク
:委託された作業、袋づめなど 月1回
・昼食作り
:担当者と通所者と2人で食事づくり 毎日
・展示会、バザー
:「さをり織り」製品、パウンドケーキの販売 年間10回
・絵、音楽、お茶の作法:会員の指導者が行う 毎月1回
活動を進めていく上での課題
会員も高齢化してきました。そのため活動する人数が少なくなり、同じ人に負担が掛かり
ます。若い方や他のグループの方に呼びかけ、参加型支援活動を考えている。
活動して良かった点
作業所に行くたびに、彼女たちの素直さ、明るさ、人に対する心づかいや思いやりを教え
られ、そして、「さをり織り」を織る姿を見て、こつこつ努力する根気強さ、エネルギーをも
らって帰って来ます。展示会、バザーに参加、手伝いすることにより、保護者の方との交流
が増え、彼女たちの家庭の様子も聞くことができました。
今後の計画
昨年7月から生活して行くための基本ルールを学び、生活して行くなかで、自分の役割を
知ることなど、宿泊訓練がスタートしましたが、親なき後の自立を考える時、1日も早く地
域にグループホームができることです。地域の理解と作業所と私たちの努力が必要であると
考えています。
40
ボランティア活動、自治会活動
ナルク神戸、庄山1・2丁目自治会(松枝 謙介)
活動の概要
震災後少子高齢化社会に対応するため、ニッポンアクティブライフ(通称ナルク)の
神戸支部として設立。現在NPOになり、ナルク神戸として、神戸市内及び明石の会員
で主に50歳以上の夫婦単位で加入し、約250人の会員で活動しています。基本的には自立
のための研修、会員相互の助け合い、及びボランティアで様々な活動をしています。
自治会では、特に高齢化が著しく活動する人が減っていますが、今年は敬老会、親睦
旅行(特に始めての試みとして、車椅子の人の参加も実行し、感謝され、今後このこと
の拡大を図りたいと思います。)
民生委員などや有志と協力し、住みやすい地域社会にと、防犯(年末警戒)や子供た
ちの七夕祭りなどを実行しています。
活動状況
ナルク神戸
自立のため
研修会・講演会などを毎月行っています。加うるに忘年会・新年会など料理教室を
行い、その料理でパーティを行っています。その時役員における運営委員会を行いま
す。
助け合い
会員相互に必要要望があれば、助け合い1時間1点として記録しております。
奉仕
楽楽大学や無償ボランティア活動
加うるにいろんなアンケート、ゴルフ(有志)
会員の楽しみなどの活動や、今後子育て支援などニーズのあることに対し、検討し、
各々会員に生きがいを求めるよう活動しています。
活動を進めていく上での課題
○
財政的基盤の確立
せめて交通費などの実費がでれば運営がスムースになると思う。
○
参加者が高齢で、動きが十分でなくなりつつある。
○
若い人の参加が少ない。
活動して良かった点
○
会社人時代になかった人とのふれあいができた。
今後の計画
○
リーダーや責任者ではなく、後方支援というか陰で活動を支えるようにし、新しい
リーダーができるようなシステムを考えたい。
41
健康体操教室
特定非営利活動法人 輝むろうち(横田
陽子)
活動の概要
私達の住む地域は、阪神・淡路大震災により大きな被害を受け、その後復興は進んだもの
の、震災後新しく住まわれた人たちと震災以前より住まわれている人たちとの交流がうまく
図れていなかった。また地域にある災害復興公営住宅の高齢看の引きこもりも問題となっていた。
そこで、引きこもりがちな災害復興公営住宅に居住する高齢者の健康維持を図るため健康
体操教室を開催し、そこへ地域の人たちにも参加を呼びかけ、震災以前より住んでいる人た
ちと、震災後新しく住まわれた人たちとの交流が図れるような場所にもなればいいと思った。
平成 14 年度の災害復興公営住宅高齢者元気アツプ支援事業に応寡し採用された。
活動状況
「健康体操教室」
実施日
毎週月曜目(月 4 回)
実施場所
市営住宅 8 号棟集会所
時間
午前 10 時 50 分∼12 時
参加者
20 名/回
準備体操の後、音楽にあわせてリズム体操をして全身の筋肉を使う。
また、最近流行りの演歌にあわせての「演歌ビクス」などは、高齢者の人たちにもなじみ
やすく大変楽しそうに踊っています。
整理運動として、マットの上に寝て、ゆっくりとした音楽を聴きながらストレッチ体操で
身体の隅々まで伸ばし心身ともにリラックスします。
実施してから丁度1年が経過しますが、参加者も定着しつつあり毎週月曜日を楽しみにし
ている人も増えてきました。
活動を進めていく上での課題
・毎週1回の活動で参加者には定着してきており、健康維持にも役立っているが、スタッフ
の負担が少し重いように思われる。担当のスタッフの人数を増やし負担を軽減したいとこ
ろだが、なかなか新しい人材が見付からない。
・今年度は支援金で事業費を賄えたが、今のところ支援金のメドもなく、講師料と会場費を
参加費の徴収で賄うようになると思うが、参加者の減少が心配。
・復興住宅の集会所はエアコン付きで、住民の集会に使う分には充分な広さだと思うが、色
々な活動に使うには、少し狭いように思われる。今後住宅の集会所を作るときは、もう少
し広い面積の集会所にしてもらえば、いろいろな活動に利用しやすく地域の人たちと住宅
の人たちとの交流も進むと思う。
活動して良かった点
・復興住宅の高齢者と、地域の人たちとの交流に役立った。
・高齢者の生活にハリができて、生きがいづくりに役立った。
・体操を続けたことにより、痛かった膝の関節が良くなったとか、体力がついてきて目常生
活が過ごしやすくなった、という参加者の声が聞かれたこと。
・今まで閉鎖されていた復興住宅の集会所を使ったことにより、復興住宅に活気が出た。
今後の計画
せっかく定着しつつある事業なので、今後も続けて活動したい。
実施内容も 14 年度と同じようにする。
チラシや掲示板など、又参加者やスタッフの口コミなどを通じて参加者の募集をする。
42
スポーツクラブの設立
等
(蓮沼
良造)
活動の概要
① ユニバースポーツクラブの設立
神戸市総合運動場の補助競技場(第3種公認)の夜間活用のため、住民・スポーツ団体
関係者と協力して、スポーツクラブを設立(2002年10月)。毎週火曜・金曜の午後5時から
午後9時まで、市民を対象にした陸上(ランニング、ジョギング、ウォーキング)の練習
場として運用しています。
② クリニックでのウォーキングクラブの設立
三宮にある内科クリニックに通院する患者を対象としたウォーキングを月1回実施し
ています(2002年10月から)。健康のためのウォーキングであることの趣旨を徹底し、継
続して参加することを目標とした、誰でも参加できる易しいコースを設定しています。
活動状況
① スポーツクラブとは、スポーツの好きな者がそれぞれの生活の中で気軽にスポーツを楽
しむための組織です。民間のスポーツクラブのようなスポーツ教室中心ではなく、好きな
時間に競技場にきて走り、歩き、帰宅する、このような形が励行されています。
② 医者は患者に「健康のために歩け」と奨励するが、多くの患者はどこをどのような準備で、
どのように歩いたらよいのかわからず、歩きたいという願望を持ってはいるものの、実践
に移せないでいる。このグループのミッションは、常にはじめてウォーキングに参加した
人々のためのグループを維持し、歩くことで仲間作りを果たすことである。
活動を進めていく上での課題
スポーツ愛好者へのPRの方法
活動して良かった点
見知らぬ人同士の交流の輪が広がっている。
今後の計画
① 陸上のほかの種目の設立を目指している。
② 患者のファミリーを誘い込む。
43
魚を通して消費者と顔の見える関係づくりへ
神戸市漁業協同組合婦人部(井上 二三枝)
活動の概要
「自分達の生活と生産の場を美しく」をモットー、海浜清掃や、環境美化推進活動を行う
と同時に、消費者に前浜で獲れる魚の美味しさを知ってほしい、味わってほしいと様々な形
で魚食普及活動を展開しています。
活動状況
1.環境保全活動
毎年5月∼11月の毎日曜日海浜清掃を行うほか、釣り団体やサーフ協会等の水域環境保
全協議会の協力を得て、年に二∼三回は一緒に清掃を行っています。
2.魚食普及活動
平成元年からイカナゴの時期には、市民の方を対象にくぎ煮の講習会を開いています。
本年3月、神戸市立水産会館での講習会にも約170名の参加がありました。他にも「神戸の
お魚を食べよう市民とのふれあいデー」と銘打って市民との交流会を開催する等、魚の料理
講習会を色々開催しています。
活動を進めていく上での課題
魚離れが進む傾向にあります。魚の美味しさ・料理法を知ってもらうことにより、神戸の
お魚ファンを増やすことが私たちの目標です。
活動して良かった点
イカナゴのくぎ煮は、神戸はもとより全国に知られるようになりました。講習会の参加者
の、美味しいという言葉や笑顔を見るとうれしくなります。紹介した調理法やお魚の情報が
それぞれの家庭で生かされることが何よりの喜びです。
今後の計画
漁業者として、魚を通して消費者と顔の見える関係を築いていきたいと考えています。美
味しい魚を食べ、漁業への理解を深め、資源豊かな美しい海を次世代につなぐべく、市民の
方とともに取り組む活動を考えていきたいと思います。
農都・神戸づくり
新多聞婦人会(梅田 一枝)
活動の概要
○ よりよいくらしを求めての学習
○ 農産物を通して心がかよう交流
○ 食文化の発信(いかなご)
活動状況
○ 西区の休耕田を利用して、今年もさつまいもを植え収穫。そのあと初めて大根を植えて
帰り、この3月までに2回大根掘りに行く。
○ こうべ旬菜の学習として、今年はきゅうりのハウス栽培の現地見学。
○ いかなご祭りに参加。
いかなごを使った料理の紹介、くぎ煮コンテスト
など
活動を進めていく上での課題
グループのメンバーが高年齢化してきているので、若い力の加入に期待している。
活動して良かった点
グループとして継続しているので、地域の人から困ったことがあったときに声がかかり、
少しは助けになるときもある。
今後の計画
地域の若いお母さんや子供たちと環境面での活動にも力を入れたい。
44
神戸の農林水産業を支える仲間づくり
神戸地区生活研究グループ連絡協議会(西馬きむ子)
活動の概要
神戸の農水産業を支える人の連携活動により、農山漁村において望ましい働き方や生活の
研究、技術・知識等の情報交換を行い、男女がともに参画する豊かで、活力のある地域社会
の実現と農林漁業の振興に資することを目的に日々活動を続けています。
活動状況
1.男女に輝く農山漁村地域づくり
神戸市農漁村女性組織連絡会を立ち上げ、女性の社会参画推進や我が家の農漁業経営に
自信と誇りをもって参画すべく知識と技術向上のための研修会等を開催しています。
2.生活者の視点を生かした新たなグループ活動
グループ員の多くが、農産物の直売や農産加工品の製造販売に取り組んでいます。県下
各地のイベントでは、伝承料理の紹介や特産品の販売を通じて、農漁村の情報を提供して
います。
活動を進めていく上での課題
農漁業経営の多くは、生産と生活の場が同じ所にあり、繁忙期や農閑期が存在します。生
産・生活・グループ活動の両立が難しい場合もあります。また、個々のグループによって課
題や目標が違うことも連絡組織として活動の難しいところです。
活動して良かった点
グループ員各々が、集落から市域、県域、全国へと農漁業者はもちろん、消費者に至るま
で、広いネットワークを作っています。一人では不可能なことも仲間と一緒なら可能になるこ
とが多くあります。仲間と共に日々新しい一歩を踏み出すこと、情報発信の場をもてたことを
喜んでいます
今後の計画
地元神戸の消費者に、神戸の農漁業を支え、頑張る女性達の存在を知ってほしい、生産者
の思いを伝えたいと願っています。食品への信頼が揺らいでいる今こそ、消費者との交流の
場を多くもちたいと考えています。
「農都・神戸」づくり
(弓削
忠生)
活動の概要
○食の安全・安心を生産者の立場から発信する事
○生産現場を充分見ていただき、生産者の見える農産物の供給基地
○出来る限り地産地消を消費者にアピールして行く
○農業レストランでのマナー向上を消費者も心得てもらいたい
○農家の庭先をレストランとして提供している事を消費者が知り、緑を守り続けている農家
の思いを知って欲しい。むやみに庭に植えている植物を取らないようなマナーが必要である。
活動状況
○個人的には庭先を使った結婚式、ライブ・カルチャー等をしてきました。
○平成14年7月30日に、県農業法人協会と共に「兵庫まるごと農業法人フェアー」を牧場内
で初めて行い、500名の入場がありました。15年度も同じく、10月25日(土)にもう一度行い、
消費者や地域の人達に兵庫県の農業者の顔を見ていただき、互いがひざを交えて話し合う
フェアーを行いたいと思います。ご協力をお願いします。
活動して良かった点
イベント会社にたよらず、農家だけでPRも少ない中で、農家の思いを伝える事ができた。
平成14年の農業法人フェアーは充実したものであったと思います。
今後の計画
平成15年10月25日に兵庫まるごと農業法人フェアーを行います。
45
毎朝(日)登山
神戸ヒヨコ登山会(梶 明)
活動の概要
私たち「神戸ヒヨコ登山会」では、山を愛することを出発点に、次のような活動を行ってい
ます。
① 毎朝(日)登山を主として、山径清掃、植樹、河川清掃などを行っています。
② 山行例会は、年間50回ほど行っています。
③ 行政と協働して、創立(大正11年)以来、六甲山緑化に奉仕活動を行ってきています。
④ 定例役員会を毎月17日(火∼金)に開催。
⑤ 会報を1・4・7・10月の年4回発行しています。また、10年ごとに記念誌を発行しています。
活動して良かった点
私たちは、健康の維持などを直接の目的としているのではなく、純粋に山を愛して登山す
ることを基本にしています。そのため、登山道にゴミが捨ててあれば、自分の庭にゴミが捨
てられたのと同じ気持ちになり、ゴミを拾って帰ります。
山を愛する気持ちが、結果的に登山道の美化整備や各個人の健康へとつながっていると思
います。
自然と人間との温かいふれあいのあるまちの創造
伊川を愛する会(藤澤 隆夫)
活動の概要
ふるさとの川「伊川」の美しい自然環境を守り、自然と人間との温かいふれあいのあるま
ちを創造する活動を通じて、地域住民の一層の交流を図ることを目的に結成された
活動状況
(1) クリーン作戦
各種団体の協力を得て、クリーン作戦を行っています。
(2) 「淡路島の川」研修と見学
3月2日「淡路島の川、中小いろいろあります」と題し、淡路島をバスで一周しぐるっ
と丸ごと見学しました。
(3) ホタルを見る会
6月4日太山寺小学校の協力を得て実施しました。
(4) 伊川リバーフェスタ‘02
8月10日伊川ふるさと区民広場で、1,800人の参加を得て開催。
水辺教室、竹細工、輪投げ、ホールインワンゲームなどのゲームetcなど多くのイベント
が行われました。
(5) リバーウォーク
11月16日「伊川流域ウォークと秋の太山寺」と題し、谷田橋から長坂、学園都市、前開
地帯を通り、太山寺まで半日のハイキングを行いました。
活動を進めていく上での課題
新しい活動のアイディア、意見が必要。
クリーン作戦のボランティアグループも募集いたします。限定的な範囲でも定期的に清掃
活動を実施するグループを求めています。
46
都賀川に清流を取り戻し、美しい川を次代に引き継ぐ
都賀川を守ろう会(清水 康之)
活動の概要
「都賀川を守ろう会」は、神戸市灘区内を流れる都賀川及びその支流(杣谷川、六甲川)
において、昭和51年9月より「自分たちの手で都賀川に清流を取り戻し、子供たちが水遊び
のできる美しい川を次代に引き継いでいこう」と、流域の自治会・婦人会・子供会などが中
心となって活動している。年5回の河川清掃をはじめとする環境美化・保全活動を行うとと
もに、水に親しむことを通して、川を大切にする心・環境保全に対する関心・まちを美しく
する心を持ってもらおうと子供たちをはじめ広く市民対象の催しを実施している。また、年
1回、都賀川・六甲川に鮎の稚魚や蛍の幼虫を地元小学生と共同で放流することにより、自
然の回復と生物が棲む環境づくりも目指している。
活動状況
1
河川美化活動
・ 河川清掃・・・年5回(2,4,7,10,12月)、都賀川(杣谷川、六甲川を含め約
3km)のクリーン作戦を行う
・ 「川を守る日」の啓発活動・・・毎月20日を「川を守る日」と定め、当日は川沿いに
美化を呼びかけるのぼりの掲出や広報活動を行う
・ 飼い犬マナーパトロール(4,10月)
2
環境保全活動
・ ホタルの幼虫の放流(4月中旬)
・ アユの稚魚の放流(5月中旬)
・ 川開き式、水遊び場の開放(7月中旬から8月上旬)
・ うなぎ・金魚・こいのつかみ取り大会(8月上旬)
・ 水と水鉄砲教室(8月中旬)
活動を進めていく上での課題
活動メンバーの固定化と高齢化が課題となっている。発足以来27年間、川沿いの住民を中
心に活動しているが、都賀川は灘区の顔として広く知られていることもあり、今後は会員を
灘区全域から募ることも考えたい
活動して良かった点
会の発足当時には、魚も棲まない汚れた都賀川が、今では、鮎の産卵やホタルの自然発生
が見られるまでに美しい姿を取り戻したことがまず挙げられる。
また、最近では、地元の小・中学校の総合学習の時間に都賀川を守ろう会について紹介す
る機会をも増えており、従来から行っている各種催しとあわせて、子供たちの心に自然に対
するやさしい心、人に対する思いやりの心を育んできたことも、当会の誇りとしている
今後の計画
数年後には、改修工事が完成し、川上から川下まで安全に歩けるようになるとのことで、
都賀川を訪れる人の数はさらに増えると思う。今後も、都賀川がより多くの人に親しまれる
ように努力していくとともに、美しい川を守るための活動を絶やすことなく続けていきたい。
47
河川などの水辺の環境づくり
天井川を美しくする会(住本 禮隆)
活動の概要
天井川の美観の維持向上に努め地域の連帯を広げ、不法投棄の防止などより良い環境に
し、天井川の清流と自然を守り、川に住む生きものを根付かせ、愛される川づくりを進める
と共に、活動を通じて都市のオアシス空間の場で、毎月第4日曜日を川上、川の沿岸と川下
を一斉に清掃して、川の大切さについて、地域住民との目的意識を持ち、目的を達成するよ
う実践活動に取り組んでいる。
活動状況
毎月第4日曜日、朝8時に須磨区役所前から上流に向かって清掃を開始するとともに、上
流の高尾台地区・水野町地区の住民が下流に向かって清掃を始め、川の中流で合流していま
す。
去年は、三方石を組み、川床に穴をあけて鉄筋を入れ、砂利と砂袋で川の水をせき止めて
堤を作り、ビオトープを2箇所完成した。その堤にトンボの幼虫・カニ等の水性昆虫などが住
むとともに、川のゴミを海に流さないようにした。海が汚れるのは雨が降ると増水してゴミ
を一気に海に流しているからであり、この堤でゴミが流れるのを防ぐことに重点を置いた。
活動を進めていく上での課題
清掃してもゴミは減らない。川の東岸には日に3万台の自動車が走り、また停滞すると窓
からジュース缶やゴミを川に投げている。
この人々に川の大切さ、自然の大切さを啓蒙していくことの必要性を活動の中でどう進め
ていくか。
活動して良かった点
天井川の清流をどう守るかをみんなで考えて、横7m、縦1mの横幕を注文した。その文
言を地域の人々とともに考えて、神戸市立北須磨小学校生とともに「天井川の自然環境を子
どもたちに残そう」と黄色の地に緑の文字で大きく張った。
秋には須磨ライオンズクラブのメンバーと共同で「ゴミのない天井川にご協力ください」
の横幕と2枚張ったのが良かった。
今後の計画
東岸の道路からの車から投げ捨てゴミを少なくするか、川を美しくする事によって水性昆
虫を根付かせ、上流にホタルが飛ぶようにしてゴミを海に流さないようにする。そして私た
ちが子どもの頃のように天井川の自然を取り戻すようにする。
その他
ホタルの餌である「カワニナ」がドンドン増えているので、これまでのようにホタルを
飼育団体に送りたいものである。
去年11月に大雨が降って川底の砂も草の根もものすごい勢いで川下に流されているの
を見て、「カワニナ」も一匹残らず流されて海の塩分に侵されて死んだことだろうと呆然
としていたところ、しかし、驚いたことに石組みの川底の両岸に黒い線ができているの
で、急いでおりてみると「カワニナ」が水辺にはい上がって急流から流されないようにと
陸にあがっていた群れであった。普段だったら「カワニナ」を取るのに苦労したが、この
時ばかりは両手でなんぼでもとれるくらいで大発見した!
48
六甲山の環境問題、遊休施設の活性化
循環型社会部会(村上 忠孝)
活動の概要
「六甲山の現状報告」を、六甲山に詳しい地域ビジョン委員からしてもらいました。
「六甲山の植生」「六甲山の環境問題、ゴミ、トイレ」「ドライブウエイと人との共生の問題」
「遊休中の別荘、会社の保養施設の問題」がフォーカスされました。
真冬の六甲山での自然観察は迫力があり、専門家からの詳しい自然の活動の情報を得るこ
とができました。
活動状況
比較的に、会議での「専門家の議論」に時間が割かれて、地域ビジョン委員の発展的な問題
提起と議論がなかったように思えます。
専門的または六甲山に精通されている方のための「地域ビジョン委員会」ではないので、そ
の点の議事進行の調整が必要でしたね。
活動を進めていく上での課題
実践活動を進めるには、地域ビジョン委員の発案・提案していくプロセスが大切。
活動して良かった点
六甲山の自然、植生や、現状のゴミ、トイレ等の環境問題がよく分かりました。
真冬の六甲山での自然観察は迫力があり、専門家からの詳しい自然の情報を得ることがで
きました。
今後の計画
「六甲山の植生」「六甲山の環境問題、ゴミ、トイレ」「ドライブウエイと人との共生の問題」
「遊休中の別荘、会社の保養施設の問題」点を掘り下げて調査、分析と具体的な提案と活用実
績を示す。
地域ビジョンの広報・PR、住民に活力を!
ユーカリの会(旧神戸二中・県四高女・県立兵庫高校OBの有志)(前田 雄三)
活動の概要
「元気出そうぜ! 市民のみなさん」フォーラムから、街なか・野外に出て分野にこだわらず
フリーハンドで日常活動を恒常的に推し進めている。
“ハンド イン ハンド”を信条としてグループ間の夢の懸け橋となるように努めている。
県下の現況をビデオ・カメラで撮影し、映像記録として後世に残す作業を続けている。
活動状況
邦人・外国人を問わず、個人・グループに働きかけ、「問題意識を持って積極的に発言し、
活発に行動しましょう」と勧めている。
街頭・ターミナル・イベント会場などで撮影した写真を郵送し、コミュニケーションを図っている。
活動を進めていく上での課題
NPOを隠れミノにするケースが増えている。(ユーカリの会は誤解を避けるため、NPO
を脱退した)
地域ビジョン委員に若い世代が少ない。
肩書きの羅列する主、有識者には世相の実態から遊離した考えの人が多い。
21世紀のこの国を担う若者が夢と希望を持ち、能動的に夢ビジョンに参画するには・・・
県・国のビジョンを実現するには教育が第一の要諦。
活動して良かった点
働きかけた人達の嬉しげな笑顔が励みとなっている。
今後の計画(一例)
同窓の盟友王柏林・柏群兄弟の事業をサポートする。
(孫文が日本に亡命した時、自宅にかくまい、阿片戦争ではマッチを売って中国を支援した
王敬祥の孫。柏林氏は移情閣(孫文記念館)副館長で、この4月、中央区海岸通にオープン
する本邦初の「日本華僑博物館」の館長)
49
様々な市民活動
・ビジネスライブの会
・いきいきネットワーク
・コープこうべシニアライフ
・グループ泉
・シニア竹炭クラブ など(松岡
博文)
活動の概要
手近なところから様々な市民活動に参加している。
私の持ち味は現役時代からの「化学」と「バイオ」である。
どの活動も中心的存在にない。72歳の年齢では壮年時の活力が出ないからである。脇役と
して役に立ちたいと願っている。
自分はかねがね市民活動の目標はNPO的事業主体になることだと思っている。
環境ビジネス、福祉ビジネスを目指したい(活動経費を生み出したい。)
グループ活動の概要は次のとおり
○ ビジネスライブの会(http://www3.ocn.ne.jp/ bsnslive/)
企業OBの集団コンサル。ISO普及に注力
○ いきいきネットワーク
地域老人ホームを対象に福祉活動(ミニ夢会議を行う)
○ シニアライフ(コープこうべ関連)
健康づくり、地域福祉の勉強会、情報交換
○ シニア竹炭クラブ(兵庫県シルバー人材センター関連)
兵庫県日高町で竹炭技術開発中、近場に企業化希望
○ 神戸エコ市民アドバイザー(高校、中学生対象の環境教育)
活動状況
ミニ夢会議開催
○いきいきネットワーク4班
11/16 活動促進
○コープこうべシニアクラブ
2/6 活動促進
(西平野自治会)
2/26 活動促進
夢会議 (1) 農都(北区):竹炭グループと接触。交流したい
(2) 農都(西区):ハウス園芸(バイオ化は如何)
(3) 留学生支援(留学生会館):KOBE観光への参加は如何
(4) 楽校:おもいやり21世紀グループ同志を誘う
(5) 六甲山の楽しみ方発見:竹炭化、観光に興味
グループ活動として、最近特に
(1) グループ泉:神戸生活創造センターを拠点に市民活動
(2) おもいやり21世紀グループ:楽校夢会議に同志とともに参加
活動を進めていく上での課題
(1) リーダーシップ
市民活動はリーダーが全てである。
そのリーダーシップに構成員がついていく
(2) 情報収集力:特に、行政、企業との関係づくり
(3) 交渉力:情報を基に如何にして仕組みづくりをするか
(4) 活動資金:だからNPO的組織となる。これは事業である。
活動して良かった点
(1) 健康によろしい:家にじっとしているのはよろしくない
(2) 社会に役立っているのなら嬉しい:せめて悪いことはしないように
(3) 友達ができた:ウマの合う人の輪を広げていける
今後の計画
●ISO14000の普及活動
ビジネスライブの会の同志とともにやりたい
環境省普及版:EA21
神戸市環境局で K・EMS策定中
●環境教育:神戸エコ市民アドバイザーとして
●竹炭の企業化:六甲山系の近場にできないか。竹林整備、レクリエーションを兼ねて
●観光振興:神戸観光ボランティアガイドである。国際文化都市へ人を呼び込む。
50
委員会活動を振り返って
・ 委員同士の親睦・交流がもっと計られねばならない。
・ ひとりひとりが自分のカラの中に入っているままでは、活気や魅力は生まれない。
・ 会議では、必ず名札をつけるようにし、くつろいだ会話を交わせるような場を設定する。
人と人が結びついてこそ、パワーも生まれるのである。
・ ビジョン委員が活動するにおいて、コーディネート役が必要と感じます。
・ 活動を立ち上げるためには、ビジョン委員応援団がいると感じました。委員各人は主役
になりたいが、サポートしてくださる方々が不在。そのため、立ち上げられないのでは
ないかと今考えています
・ 高齢者に第2の人生開花促進運動をしてほしい。地域には眠っている方が多い。
・ 地域を巻き込んだ活動をしようと思えば、単独無役では難しい。したがって、活動項目
が地域ぐるみに関することである場合、提案者なり、活動者は、何でもよいから地域の
ことに関係しており、そしてやろうとすることが、先ず自分の地元でやれることかどう
かの判断と実行を優先しなければならないと思う。
・ 循環型社会部会としての宿題にも取り組んでいただきたい。多重型の地域循環の仕組み
づくり、循環社会型のライフスタイルづくり、循環の仕掛けなどが未検討である。かなり
包括的なテーマなので、1つの部会で採り上げてほしい。
・ 「六甲山の森のなかまたち」が発足した。3月15日に、県立人と自然の博物館と神戸県
民局が共催して、六甲山に関わる自然環境系の市民団体の交流会を開催した。グリーン
ベルト構想など、六甲山の森づくりや親しみ方を考える場ができた。自然保護センター
活用委員会の活動ともリンクしたい。
・ クリスタルビル7階に「県民活動支援者」がいるので、そこにいろいろ活動できる人材
バンクをつくり、「活動したい人、できる人」と「活動者を探している人」につなげる
システムを作る。さらにマッチングできるようPRしたり、市や県の行事にボランティ
ア団体やNPOなどの活動者に活動の機会を与える必要があると考える。
・ まちづくり担当に市民とのコーディネーターとして関われる人材を配置することが大切
である。プランナー等に業者等にお金を出してやってもらっていることが残念である。
市民でひまわりを植えましょう!と呼びかけても、業者や中間マージンをとっている人
がいて、ひまわり2本に3,700円かかる計算になっていると聞き、仕事として参加し、ボ
ランティアとしてもやりたいと思っている人も「市民を信用していないな」と誤解し、
参加することをやめていくことにつながる。
・ 六甲山に新しい道を地肌を出して作っているが、安全面(地滑り等)でよくないと思う
ので、研修する必要がある。また、険しい道やハイキングに適した道など全体が分かる
ような案内が欲しい。
・ 行政と市民活動との接点がまだよく見出せないでいる。
・ 元気な高齢者が沢山いる。仕事の場を作るべきである。仕事をし、収入を得、消費する。
これがGDP貢献である。不況時に、年金で老人を養っておくだけが能でない。
51
・ 各部会の細分化を提案します。今のままでは、範囲が広く、方向性や具体的な提案が引
き出せない。
・ 地域の中で、委員の立場を一般の人たちにもっと知ってもらう必要がある。
・ 実践活動が、地域ビジョン委員の発案、提案からのプロセスが省略されたのか。すべて
事務局がやるのであれば「地域ビジョン委員」はいらないと思いますが。地域ビジョン委
員の自らの発案と企画と実践でなければ、「地域ビジョン委員」が形骸化されます。活動
の詳細な「情報公開」が原則です。
・ 地域ビジョン委員がすべて、平等に情報が入手されて、はじめて県民活動が活性化され
ることを努々忘れることなかれ。
・ 委員同士がご意見を聞くだけの会議に終わらず、気楽に話し合える機会を持ち、そこか
ら生まれてくる「何か」を大切にして活動していく。
・ 県の職員も輪に入り、協働していいものをつくりあげていく。
・ 2年間は落ち着いた取り組みとして、担当職員の異動(前回、半数以上が異動)は抑え、
官民協力してプロジェクトに取り組む。
・ 規制の多い行政は世論が高まるまでは動きが鈍い
・ 県民局対抗のスポーツ・カルチャーイベントを毎年、春と秋に催し、各局を巡回して地
元の地域ビジョン委員が主体となって運営・炊き出し・民泊に当たる。
・ 路上の違法駐車に警告ステッカーを貼るボランティアを・・・
・ 四季を通じ、各戸の玄関に鉢花を・・・
・ ま出会った人同士が会釈・挨拶を交わすように・・・
・ 実践活動グループの活動については、各自それぞれが独自にやることはあまりないと思
うが、有志グループができた以上、ある程度会合を重ねたグループ活動の成果としたい。
・ そのためには、ボランティア委員任せにせずに、県民局の若手職員の方々も1グループ
に1名は参画してグループの進捗状況や経過報告などができるよう、会合の設定や世話
人として活躍してほしい。今回の活動で判ったのは有能な委員と思われる人ほど超多忙
だったということであった。
52
神戸地域夢会議−七夕祭り−
と き
平成 14 年 7 月 7 日(日) 14:00∼
ところ
兵庫県公館大会議室
参加人数 250人
◇開催趣旨
平成 14 年 3 月に策定した「神戸地域ビジョン推進プログラム」を紹介してその普及につと
めるとともに、その実践に向けた取り組み方策について、地域ビジョン委員会の各部会からの
発表と意見交換を行い、県民の主体的な取り組みの輪の拡大を図る。
「できるところから。さあ、楽しもう神戸」
◇テーマ
◇プログラム
○プレゼンテーション
・「全県ビジョン推進方策」
兵庫県部長(政策担当)
・「神戸地域県民行動プログラム」
渡邊
・「神戸地域行政推進プログラム」
兵庫県神戸県民局長
攝子(神戸地域ビジョン委員)
○七夕祭り
・さわやかステージ
「移情閣友の会」による胡弓演奏と中国歌唱
・笹飾り
○パネルディスカッション
・パネラー:
山中
修、荒井
勣、
藤田
宗英、野崎
隆一、
高梨
敦子、堂馬
英二、
田中 カズ子、海野
昌示
(以上神戸地域ビジョン委員)
・コーディネーター:
山口
一史
(神戸地域ビジョン委員会委員長)
○知事総括
◇パネルディスカッションの要旨
県民行動プログラムの行動提案の中から、地域ビジョン委員自らが中心になって取り組も
うとする具体的な活動提案を行い、
「この指とまれ!!」と活動への参加を呼びかけました。
○山中委員:地域井戸端会議
「子供たちを地域で育てていくために、誰でも参加でき、集まった人が考えたことや何か
したいなと思うことをどんどんやっていく。そんな場としての「地域井戸端会議」を提案
したい。
」
○荒井委員:「楽校」をつくろう
「楽校は組織や建物ではなく、ソフトです。ひまわり、田んぼ、ワラジ、落語など各種の
楽芸(がっこう)のできる仲間を集め、依頼に応じ出前をします。気軽に参加できる楽校
ネットワークで新しい交流が生まれるかもしれない。
」
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○藤田委員:ストリート・ガーデニングによる明るいまちづくり
「地域で人と人とのつながりを深める方法の一つとしてストリートガーデニングを提案し
たい。種をまき花を育てる共同作業を通じ共通の話題で会話が生まれ、コミュニティが活
性化するのでは。」
○野崎委員:地域円卓会議、公共施設利用研究会
「自治会や婦人会等の地縁団体とボランティア団体やNPOが定期的に集まって大きなテ
ーブルにつき、共通の課題を話し合う仕組みを考えてみたい。また、活動を行う場や拠点
として、空いている県立施設などを利用できないか、研究してみよう。」
○高梨委員:「農」を知り、理解するプログラム
「神戸でとれた農水産物を神戸で食す「地産地消」。経済的な問題だけでなく、食の安全・
安心、美味しいものをいただける、生産者と消費者の顔の見える関係。
「農都・神戸」の
理解を深める体験や交流のプログラムを提案します。
」
○堂馬委員:六甲山を活かすプログラム
「植樹百年を迎えた六甲山で自然の保護、環境の保全などを考え、みんなで六甲山へ上が
り交流して、自然との共生の指針としての憲章など、六甲山を活かすプログラムづくり
を提案します。
」
○田中委員:留学生と地域コミュニティとのコーディネート組織
「学校や地域コミュニティの留学生に対する期待と、留学生が持つ能力をつなぎ合わせる
仕組みをつくり、相互に文化や語学の学習を進めましょう。」
○海野委員:地域の拠点をめざす商店街の知恵を集める
「地域のためのホームページづくりや創作民話づくり、環境・リサイクルなど、地域の拠
点をめざして取り組む商店街の様々な知恵を集めます。」
○井戸知事:総括コメント
「今日は、パネラーのみなさんの熱意ある発言を聞き、ビジョンという夢を語る段階から、
具体的なプログラムを実践する段階に入っていただいている、もうすでに実践していただ
いているのではないかと、心強く思いました。市民のみなさんが手を携えて、一つひとつ進
めていこうとされていることに敬意を表し、神戸を愛する行動力に期待しています。」
◇参加者の意見(笹飾りの短冊から)
○神戸が花いっぱいの笑顔あふれる町に、そして元気あふれる町になりますように
○地球温暖化が防止できますよう、環境にやさしい町を目指しつつエコタウンまちづくりを
すすめたい
○シニアの方々と若い人々が協力した国際交流の活動が盛んとなりますように
○神戸のすみずみまでバリアフリーを。楽しく、夢が実現できる町を期待しています。
55
神戸地域夢会議「にぎわいフォーラム」
と き
ところ
参加人数
平成 14 年 11 月 22 日(金)19:00∼
甲南本通商店街会館
60人
※この夢会議は、甲南本通商店街振興組合との共催により実施しました。
◇開催趣旨
地域の商業者、地域住民、学識経験者、大学生、NPO 関係者等が一堂に会して、これからの
商店街のあり方を考える。
地域商店街は地域に対して何ができるのか
◇テーマ
◇プログラム
○プレゼンテーション
:「地域商店街と地域」田中 道雄(大阪学院大学流通科学部教授)
○地域への働きかけ事例発表:東
朋治(神戸ながたTMO)
、垣尾
城戸 秀則(大日六商店街)
、
○地域の声
:森田 朝子(魚崎婦人会)、
天川
稔(神戸地域ビジョン委員)、
哲(甲南本通商店街)
石畠 幸治(魚崎中学校PTA)
○意見交換
○所
感:山口 一史(神戸地域ビジョン委員会委員長)
○総
評:田中 道雄
◇プレゼンテーション、事例発表の要旨
○商業者と地域住民がスクラムを組んで地域を良くしていくために、商店街の貢献度を「町づ
くり会計」として評価していくべきである。(田中教授)
○フリーマーケット、町めぐりツアーなど様々なイベントを実施して PR につとめている。大
切なのは個店が購買を通じてどう地域に貢献できるか。(東)
○「消費者学級懇談会」、花の寄せ植え、
「タメ点カード長田」の端数の寄付などを行ってきた。
現在は小学生の体験学習などを企画中。(垣尾)
○ 「にぎわい広場」でのたくさんのイベントを中心に、地域の人たちが「あそこの市場だけ
は残してやろう」という市場を目指そうと思う。(城戸)
○ 地元のPTA、自治会、婦人会、民生委員たちからなる「にぎわいネット運営委員会」を
たちあげ、地域主導でのホームページ運営をめざしている。(天川)
◇参加者の意見(主なもの)
○「おすすめ逸品」運動など、各店
のメッセージを商品で明確にすべ
き。それを地域に適切に伝える努力
が必要。
○コミュニティビジネスの提案があ
ったが、彼らのエネルギーが商店街
に安心と活力をもたらすと思う。
○商店街の地域貢献は 100%ボラン
ティアでなくていいと思う。商売の
中に顔の見える、人柄の見えるヤリ
トリになったらいい。
56
神戸地域夢会議「留学生が地域で活躍できるしくみを考える」
と き
ところ
参加人数
平成 14 年 11 月 24 日(日)10:00∼
兵庫留学生会館
30人
◇開催趣旨
留学生の経験談や意見交換を通じて、留学生と地域コミュニティとを結び、留学生が活躍で
きるしくみづくりについて考える。
留学生の経験談、地域で活動したこと、貢献できること
◇テーマ
など
◇プログラム
第一部 留学生によるプレゼンテーション
◇パネラー :
狄 剛(中国、神戸商科大学)、
李 娟(中国、神戸大学)、
ハメド トルジャニ(イラン、神戸大学)
◇コーディネーター:
田端和彦
(神戸地域ビジョン委員会経済・国際部会長)
第二部
グループディスカッション
全体会
◇パネラーの意見(主なもの)
○留学生は来日1∼2年間が最も困る時期なので、例えば住居やアルバイトの斡旋など留学
初期にポイントを絞った支援をしてはどうか。
(狄)
○私たち留学生は異文化の携帯者。普段忙しい日々を生き抜きながら、様々な交流を通して
自国の文化を紹介し、また私たちも日本文化への理解を深めることができる。(李)
○国民健康保険の通知等行政からの通知文は難しい言葉で書かれており、どこが重要か分か
らない。そういうところを改善できれば。(トルジャニ)
◇参加者の意見(主なもの)
○日本企業にあった留学生を採用したり、文化摩擦を避けるため留学生を敬遠するなど、日
本人学生と別ルートで採用を進めるのは日本企業の問題点。
○留学生は来日まもなくが最も心細く、どこへ行けばいいか分からないもの。学校や地域の
婦人会などが歓迎パーティなどを催し、留学生を地域へ連れ出す機会を設けてはどうか。
○小学生との異文化交流−総合学習の時間に留学生が小学校を訪問しているが、小学生が留
学生を訪れる場があってもよいのではないか。
○日本人が気づかなかったこと。グローバルな国際化を
目指している現状に対して恥ずかしい面を感じた。
○留学生が何を希望しているのか、自分で出来る事も何
かしたいと思っておられる事がわかってうれしかっ
た。
○留学生と日本人の交流の機会は、ほとんど学校や留学
生会館から情報をもらっている。留学生に対しての地
域からの関心や交流は物足りないものだと思う。
57
神戸地域夢会議「六甲山の楽しみ発見(初冬編)
」
と き
ところ
参加人数
平成 14 年 12 月 8 日(日)10:00∼
六甲山上、RCNホール(灘区六甲山町)
50人
◇開催趣旨
行動提案のひとつ「自然との共生のシンボル−六甲山を活かしましょう」の具体的な取り組
みとして、六甲山に関わる人々それぞれの「六甲山の楽しみ方」情報を集め、広く県民に伝え
ていく。このため、初冬の六甲山上での探遊ウォークと六甲山との関わり方、楽しみ方などに
ついての意見交換を行い、六甲山を活かす取り組みの輪の拡大を図る。
六甲山の楽しみ発見
◇テーマ
◇プログラム
○ガイダンス
○探遊ウォーク
山上地区散策路(行程約4km)
(記念碑台→シュラインロード→ノースロード→
ダイヤモンドポイント→三国池)
講師:垣井
清澄さん(六甲山と市民のネットワーク)
豊田
實
さん(神戸歴史クラブ)
米村
邦稔さん(六甲山のアジサイを育てる会)
○意見交換、まとめ(RCNホール)
◇参加者の意見(主なもの)
○マップの作成にあたっては、扱いやすいものに工夫するこ
とが必要で、例えば、A3の紙でも真中に切込みを入れて
上手く折りたためばポケット型の手帳大とすることができ
る。
○六甲全山をパノラマ遊歩道として、ボランティアや新聞社
の協力を得て、東西と南北に十文字に道を整備してはどう
か。
○清水谷をせき止め、湖とし、山と揃った素晴らしい景観
をつくるという考えもある。
○六甲山は、アジサイ、紅葉、桜の頃などに主に花
見を兼ねて登るものと思っていたが、初冬は落ち葉
を踏みしめ、雪の降る中感動的だった。
○赤黒松、ツチグリの実、カラタチの木など植物や、
氷づくりなどの歴史の説明を受け、知らなかったこ
とがよく分かった。
○自然の厳しさが実感され、服装や足元など参加者
が事故にならないための十分な準備が必要である。
58
神戸地域夢会議「農都・神戸を訪ねる(北区編)
」
と き
ところ
参加人数
平成 14 年 12 月 15 日(日)10:00∼
神戸市北区
30人
◇開催趣旨
行動提案「『農』と結びあえるまち−「『農都・神戸』を築きましょう」に呼応して、「地産地
消」の取り組みが始まっている。神戸ではどのような野菜や農作物が作られているか、神戸の
漁港に水揚げされる魚介類にはどのようなものがあるか、県民行動プログラムに呼応した実践
活動グループ「『農』を知り、理解するプログラム」グループの取り組みの一環として、産地
や直売所・朝市の情報を足で調べ、成果は「農都・神戸マップ」(仮称)にし広く県民に伝えていく。
産地・直売所の現地調査、生産者等との意見交換
◇テーマ
◇プログラム
○産地等現地調査
1 淡河本町(とれとれ朝市見学、
チューリップ栽培場見学)
<吉田 直文さん、相良安宏さん>
2
有野(JA本所・直売所「農野花」見学)
3
大沢(農事組合法人神戸ビーフ牧場見学)
<仲東 正樹さん>
4
弓削牧場
<弓削 忠生さん>
○意見交換会
◇出た意見(主なもの)
○農都と消費をどのように結ぶかが課題である。
○流通の中で良質で安心な食物供給のチェックシステムについて学びたい。
○市街地に近い農業のあり方を知って良かった。
○生産者の苦労があってこそ安心・安全でおいしい農産物が手に入ることが分かった。
○都市と農村の人間の交流を少しずつでもうまく作って行ければよいと思う。
○地産地消のためには市場経済との結びつきを考えるのがよい。単純に良い物、安い物、新
しい物なら売れると考えるのはどうか。
◇参加者の意見(主なもの)
○身近にこのような素晴らしい場所がある
ことを再発見した。新鮮に感じられる場
所を実地に見ることができた。
○普及員の系統だった説明や、牧場主のス
ローフード提案の話が良かった。
○旧市内で、北区・西区の農産物の朝市を
やってみてはどうか。
59
神戸地域夢会議「農都・神戸を訪ねる(西区編)
」
と き
ところ
参加人数
平成 15 年 1 月 27 日(月)10:00∼
神戸市西区
40人
◇開催趣旨
行動提案「『農』と結びあえるまち−「『農都・神戸』を築きましょう」に呼応して、
「地産地消」
の取り組みが始まっている。神戸ではどのような野菜や農作物が作られているか、神戸の漁港
に水揚げされる魚介類にはどのようなものがあるか、県民行動プログラムに呼応した実践活動
グループ「『農』を知り、理解するプログラム」グループの取り組みの一環として、産地や直売
所・朝市の情報を足で調べ、成果は「農都・神戸マップ」(仮称)にし広く県民に伝えていく。
◇テーマ
産地・直売所の現地調査、生産者等との意見交換
◇プログラム
現地調査
1 岩岡ピカリショップ(直売所見学、グループ役
員との意見交換)
2
グランメール(有機野菜農場見学、直売(宅配)
のしくみの説明)<西馬
3
正さん>
JA西支援センター(JA直売所、加工場、集
出荷場等の見学)<恵木営農相談員さん>
4
前開(軟弱野菜のハウス見学)<楠本博章さん>
◇出た意見(主なもの)
○西区の野菜農業のあり方、JAの取り組みなどの実
態が詳しく学べた。
○農都・神戸と言っているほど、市民に受け入れられ
ていない。言葉で「何」と思い、文字で「どこが?」
と思う市民が多い。
○北区と西区との違いを知ることができた。
○マップについて
・
有機肥料を使っているか、農薬を減少しているかを図上に落としては。
・
持ち歩きができ、産地紹介・特徴等写真入りで簡潔な説明入りのもの
・
買い物のしやすい直売所と農業を理解する施設の場所のわかりやすい記載を。
・
神戸に住んでいてもよく分からない人のために、絵入りで。
◇参加者の意見(主なもの)
○子どもたち・父兄のグリーンツーリズム体
験教室を開催するための情報がほしい。
○女性たちが主となって活動されている姿
が理解できた。
○農家や生産者の方の説明が良かった。
○同じハウスで、多くの野菜が何回も収穫さ
れることも、輪作の害のことも学べた。
○モノづくりの中にサービスを組み入れて、
都市部の人を農村に呼び込んではどうか。
60
神戸地域夢会議「地域の核をめざす商店街を考える」
と き
平成 15 年 1 月 29 日(水) 19:00∼
ところ
神戸東急イン3階「摩耶」
参加人数 60人
◇開催趣旨
地域の活性化、地域商業の活性化に取り組む商店街の先進事例を学ぶとともに、今後の取り
組み方向などについて参加者とともに考える。
地域の核をめざす商店街を考える
◇テーマ
◇プログラム
○基調講演:「商店街を考える」
中村智彦(日本福祉大学経済学部助教授)
○公開取材(中村助教授へのインタビュー)
聞き手:山口一史(神戸地域ビジョン委員会委員長)
伊東 正和、海野 昌示、
垣尾
稔、桑山 鉄男
(神戸地域ビジョン委員)
○意見交換
◇基調講演、公開取材の要旨
○製造業の衰退、人口の減少傾向、デフレ等により店舗数は減少している。
○商店街はスーパーとの近隣市場争奪戦や商店主の高齢化で厳しい状況。
○商店街に考えられる戦略として、
「観光的要素の付加」、
「地域ブランドを利用した高付加価
値商品」、「近隣市場の争奪、棲み分け」等がある。
○鉄道会社が乗降客を駅構内に囲い込む動きが最近顕著である。
○富山では、商店街の商店主と若者起業家が情報交換しあってうまくいった例もある。
○これからは若年者マーケットより高齢者マーケットが増えてくる。
○商店主に経営感覚、戦略性がますます必要である。
○地域の人材を使い、何かをみんなでつくっていくイベントが良いのではないか。
○学校の総合学習や、大学のインターシップを利用するのもよい。希望者はたくさんいる。
ただしっかりした事前研修が大事。
◇参加者の意見(主なもの)
○商店街の課題と戦略的方向性を明示してく
れた。また事例も参考になった。
○話の運び方とリアルな分析、スクリーンを活用
しての説明、「戦略の選択」は、特によかった。
○補助金に重点を置いた話題が多かったが、各
商店主の問題意識及びやる気を出す方策が
大事と思います。
○大量生産ではない、オリジナルな商品、手づ
くりのもので作り手の心がみえるものが客
をひきつけると思います。
61
神戸地域夢会議「公共の場 利用事例見学会」
と き
平成 15 年 2 月 23 日(土) 13:00∼
ところ
神戸市(須磨区、灘区他)
参加人数 20人
◇開催趣旨
市民活動支援の方法として、公共施設を活動拠点として提供することが重要ではないかとの視
点で調査・議論してきたが、市内でもいくつかの事例が生まれつつあるので、そのような施設を
見学して運営団体の話を聞き、「場の提供」について考える。
◇テーマ
公共施設を活動拠点として活用している事例の研究
◇プログラム
○施設見学
①すまいるプラザ大黒(須磨区・旧大黒小学校)
②コミスタこうべ内市民活動総合支援拠点
(中央区・旧吾妻小学校)
③サポートステーション・灘つどいの家
(灘区・旧成徳老人いこいの家)
○意見交換会
◇出た意見(主なもの)
○施設によって、運営委託、維持費負担の貸借、家賃の支払いの有無など様々な形の方法が
あることが分かった。
○利用する立場と、施設を管理していく立場には大きな一線がある。
○施設を管理する立場となった場合、組織としての形を整えるとともに、地域との円滑な関
係を築くことが大切である。
○「専属事務所」といわずとも、いつでも連絡が取れる拠点として「共同運営事務所」があ
ってもよい。
○拠点として使うのと、時間貸しで使うのは全然性格が異なることとなり、拠点は欲しいし、
維持費はかかるという狭間で悩んでいる。
◇参加者の意見(主なもの)
○地域の団体でも、行事を多くするところと、あ
まりしないところがあるのに、行政から同じ扱
いにされるのはどうか。
○地域でいろいろな箱モノがあるが、普段鍵がか
かっているところが多い。ちょっと休憩でもと
いう感じで使えれば、地域に生きてくる。
○距離は離れていても、同じように活動の場で悩
んでいる人があることがわかり、共感すること
が多かった。
62
神戸地域夢会議「楽校ネットワークをつくろう」
と き
ところ
参加人数
平成 15 年3月8日土) 14:00∼
兵庫県学校厚生会館
40人
◇開催趣旨
「楽校(がっこう)」をつくろう、またそのネットワークをつくろうと、そのしくみづくりに
ついて考えます。
楽校とは、趣味や一芸を子供たちと一緒に楽しむ活動のできる個人や団体です。「お手玉の楽校」
や「鈴虫の楽校」、「ひまわりの楽校」等のお楽しみ活動を、生涯楽習の絆で結び、請われる地域へ出
前するための人材ネットワークです。従来の一小学校区内的な地域枠を外して、神戸県民局管内を
網羅する位の活動に構築したい。
楽校ネットワークづくりを考える
◇テーマ
◇プログラム
○この指とまれ会議
1
呼びかけ人趣旨説明
2
参加者紹介(出前できること)
3
楽校の仕組みについて
4
仲間づくりについて
(顔の見える関係:あんたーネット)
5
運営について
◇出た意見(主なもの)
○開校できる楽校の内容
そば打ち体験教室、子供に読書の楽しみを、子供と大人が遊ぶことを通じてコミュニティ
づくり「あそび塾」、ひまわりの楽校、バイオマスと化学物質、楽しい写真づくり、紙芝
居・ミニ運動会、パソコンの指導、高齢者の食事をつくる、花を植えて街を明るく、洋菓
子・パンづくり、広告チラシを利用したグッズづくり・サランラップで鈴太鼓づくり、老
人性難聴者への理解、お手玉、電車模型、百人一首、邦楽、科学実験教室・科学のおもち
ゃづくり、楽農生活
○ボランティア登録制度が多々あるので、それとの整理がいる。
○活動にも交通費程度の実費が必要で、そのような経費の考え方をはっきりしなければ。
○事務局をどうするのか議論も必要
◇参加者の意見(主なもの)
○自主的な活動をされている方が多いのに驚いた。真剣な思いが伝わってきた。
○あまり難しく考えずに、一歩ずつ始めては。
○このネットワークができたら受けて、活動したい。
○長続きをする方法を考えたい。
63
神戸地域夢会議「六甲山の楽しみ発見(早春編)
」
と き
平成 15 年 3 月 16 日(日) 10:00∼
ところ
六甲山上(穂高湖周辺散策路)
参加人数 50人
※企画・運営協力:六甲山自然保護センターを活用する会
◇開催趣旨
行動提案のひとつ「自然との共生のシンボル−六甲山を活かしましょう」の具体的な取り組
みとして、六甲山に関わる人々それぞれの「六甲山の楽しみ方」情報を集め、広く県民に伝え
ていく。このため、早春の六甲山上での探遊ウォークと六甲山との関わり方・楽しみ方などに
ついての意見交換を通じて、六甲山を活かす取り組みの輪の拡大を図る。
◇テーマ
六甲山の楽しみ発見
◇プログラム
○ガイダンス
○探遊ウォーク
山上西地区穂高湖周辺散策路(行程約 4.5km)
(穂高湖→徳川道→桜谷出合→シェール道→穂高湖)
講師:松井 光利さん(ブナを植える会)
豊田
實さん(神戸歴史クラブ)
根岸 真理さん(YMCA六甲山研修センター)
○意見交換、まとめ(摩耶山市立自然の家)
◇参加者の意見(主なもの)
○六甲山は四季それぞれの姿があり、それ
に応じた楽しみ方がある。
○意外と高低が厳しく、川には丸木橋が掛
けてあるなどスリルも味わえた。
○小雨が降ったが、それがかえって空気を
洗ったようなこととなり、味があった。
○春を待つ、沢山の木の芽を見ることができ、
ブナの木と知り合いになれるなど木と親し
くなれた。
○ゆっくり時間をかけて、説明を聞きながら、
周りを楽しみながら歩くことができた。こう
した機会を自分で積極的に作っていきたい。
○穂高湖が人工池とは驚きで、六甲山の近くに
住んでいながら知らないことばかりだった。
○少し枝道に入ると沢があり、流れる水のきれ
いなことと水音に感動した。
○小径の落ち葉が重なるフワフワ感が足に心地
よく、雑木林の魅力を発見した。
○炭焼き窯の跡は、里山だったことにつながる
ということで昔の生活のにおいが感じ取れた。
64
ミニ夢会議の開催
地域ビジョン委員等が所属する団体・グループで集まり、神戸地域ビジョンや県民行
動プログラム実践活動の普及啓発を行いました。
開催日
14.4.8
対 象 団 体 名
場
神戸市シルバーカレッジ社会還元センター
グループ“わ” 兵庫パンジーの会
所
参加
者数
荒田地区福祉センター
25
6.1 六甲山のアジサイを育てる会
六甲山自然保護センター
30
6.22 神戸市青少年問題協議会玉津第一支部
玉津第一小学校
50
6.26 兵庫余暇会
神戸生活創造センター
30
7.27 兵庫県自然観察指導員連絡会六甲山自然観察会 六甲山自然保護センター
40
8.4 国際教育文化交流協会
神戸生活創造センター
23
8.6 岡本商店街・甲南本通商店街等商店街グループ
甲南本通商店街
18
9.11 葺合市場商店街等商店街グループ
大安亭商店街
15
9.24 国際教育文化交流協会
ひょうご国際プラザ
50
西神第2団地集会所
10
10.5 学園シニアクラブ
学園東町地域福祉センター
40
10.7 長田神社前商店街等商店街グループ
長田神社前商店街
25
10.20 樫野台6丁目建築協定委員会
樫野台地域福祉センター
10
10.26 西神中央自治連合協議会幹事会
狩場台地域福祉センター
40
11.12 新長田商店街等商店街グループ
本町筋商店街
25
11.16 いきいきネットワーク第四班
東灘区民センター
20
11.20 茶コン倶楽部
神戸総合庁舎
10
コープこうべ生活文化センター
25
西平野自治会館
20
10.2
神戸市シルバーカレッジ社会還元センター
グループ“わ” 西地区委員会
15.2.6 コープこうべ「シニア・ライフ」
2.26 西平野自治会
65
ミニ夢会議で出された主な意見
・すでにある自治会、婦人会などのコミュニティーは、神戸市行政も共につくってきた。新たな
コミュニティーづくりで、県がどの程度手綱をとるのかはっきりさせてほしい。
・震災後盛り上がったボランティアだが、燃え上がった時期は過ぎた。若い人たちに浸透するよ
う、地に足をつけて新しく動かなければならない。
・ネットワークの運営費や必要経費を行政が丸抱えにしてしまうと、活動が縛られてしまうので
はないか。自分たちで費用を負担し、手作りで運営しなければ。
・コンピューターネットワークを利用した提言をどんどんしていきたいので、ここに打てばここ
に行くんだなという伝導性がほしい。
・熊本県では細川知事の時に立派なビジョンを作っていたが、次の知事になると下火になってし
まった。トップの人が変わるとビジョンも変わってしまうのか。
・自治体からお墨付きをもらわないでも、みんながいろいろな活動ができるという状況をつくる
ことによって、自治会の活性化につながる。
・NPO、自治会などがテーマをもって地域で活動するとき、それらをきっちりと連携してやってい
くことがこれからの地域社会をつくっていく際にキーポイントになる。
・老人介護のコミュニティービジネスをしているが、独居老人の状況など民生委員にたずねても
なかなか教えてもらえない。もっと情報のやりとりができれば。
・ビジョンという言葉の意味がもうひとつわかりにくい。
・
「いきいき仕事塾」など、県が主催している研修などの事業や今回のように出前して輪を広げよ
うとするのはありがたいことだと思う。
・(プログラムについて)もう少しやわらかい表現で、カタカナ言葉をもっと説明してほしい。
・ビジョン、夢ということなので、ふわっとした枠をつくって、中身を詰めていく、豊富にして
いくと考えたらいいのではないか。
・「農都・神戸」というのは具体的だ。私も地域で朝市などができたらいいと思う。50 円均一で
新鮮なものが手にはいるようなものを是非やりたい。
・自治会、婦人会、ボランティアグループなど、さまざまな地域の情報を集約するのが難しい。
円卓会議を実現させたいがまだそこまで至っていない。
・神戸に住む者が神戸市の紹介
をしようと思っても、点として
いい所はあるがそれを線でつ
なぐのが難しい。よそのNPO
の意見など取り入れてモデル
コースのような形でつなげる
ことができないか。
66
第9回櫨谷川まつり
と き:平成14年9月7日(土)
ところ:櫨谷川河川敷(西区櫨谷町)
交流団体:
櫨谷川愛護協議会、西神中央自治連合協議会、西神ニュータウン自治連合協議会、井吹台東町自治
会連合会、西神ニュータウン婦人会等
合計2,000人
目 的:
櫨谷川まつりを通じて、川の浄化と、ニュータ
ウン住民と近郊農村地域との親睦と交流を図る。
行事内容:
①堤防、川床の草刈、ゴミ拾い
②住民同士の交流
・いも掘り
・コスモスの花摘み、そうめん流し
・魚の放流とつかみ取り
・竹細工教室
参加者の感想:
野外での活動が心地よい季節に、そうめん流しや魚のつかみ取り、コスモスの草摘み、いも掘り
などのプログラムで、行事の内容が良かった。
日頃交流の少ない近郊農村住民とニュータウン住民とが共に楽しむ経験ができて良かった。
団体・グループ同士のつながりのひろがり:
川まつりの実施を通じて、櫨谷町住民相互の世代間交流や地域の認識が深まった。
また、ニュータウン住民と櫨谷町住民が、川の浄化がなぜ必要か?、身近な自然としての里山を
守り育てることなど環境保全の取組みの理解が進んだ。
課 題:
今後は住民だけでなく流域の企業や若い世代の参加が求められる。
川を抱えている流域住民(上流も下流も)
、企業、行政が、川のもたらす恩恵と、川の浄化に関し
て相互理解を深め、この自然の恩恵を後世へ伝えるようより一層の努力をすべきである。
市民の皆さまへ:
櫨谷川まつりは、河川浄化の取組みと住民相互交流を目的としています。まつりについて地域外
住民の参加をお待ちしています。
連絡先:櫨谷川愛護協議会
神戸市西区櫨谷町長谷71−1
TEL/078−991−1001
68
おおや町 農業を考える会
と き:平成14年10月21日(月)
ところ:大屋町高原野菜団地(大屋町)
交流団体:生活協同組合コープこうべ「おおや町 農業を考える会」、第6地区組合員
合計43人
目 的:
生協職員と組合員が、安全で安心な農業に取り組む大屋町や再生産地を訪問し、共に体験する交
流の場を設ける。
行事内容:
①生産地での協働体験を通してのメンバー相互の交流
小グループに分散して生産者のお話を聞くなどした後、共に作業を体験。メンバーの家族に
ついてや価値観にまで触れる話もあり、仲間づくり、共感感動の場を持つことができた。
②バス車中での交流
バスの中では、今回参加したメンバー相互の意見を交換。特に体験報告の場面では気づきと
感動の交流の場となった。
参加者の感想:
今回、共に学んだことは、参加したメンバーだけでなく、グループのよりたくさんの方々に広め
なければと思った。
団体・グループ同士のつながりのひろがり:
私たち消費者及び生協職員や今回お世話になった生産者の皆さんといった、お互いの枠を超えた
交流が進んだ。
同じ作業をして汗をかき、共感することで、心のつながりがさらに進んだ。生産している現場へ
出かけて交流することの意味がここにある。つまり相手の表情や互いのぬくもりを感じながらの交
流は、小さな枠組みなど飛び越えていけるものだと思う。
課 題:
今回参加できなかった人たちにも私たちの経験を広め、伝えていくことで、今回の活動のひろが
りや今後の活動のあり方が見えてくると思う。こうした地域間での共感を伴う交流を継続的に実施
することで交流の輪がさらにひろがると思う。
今後の交流活動計画:
また同じように産地見学に行きたいと考えている。
市民の皆さまへ:
ヒザとヒザをつき合わせ、共に汗をかいて初めて伝わるものも多いものです。共に豊かな兵庫、
神戸をつくる活動を進めましょう!
連絡先:生活協同組合コープこうべ
神戸市東灘区住吉東町2−3−28
TEL/078−856−1155
69
有機農法研究会
と き:平成14年10月28日(月)
ところ:大屋町高原野菜団地(大屋町集出荷場)
交流団体:生活協同組合コープこうべ「有機農法研究会」、第4地区組合委員
合計50人
目 的:
生協職員と組合員がより安全で確かな農作物について一緒に学習し、交流する。
行事内容:
①野菜産地での協働体験と交流
農作物の収穫や後かたづけ等の作業を一緒にすることで、互いに交流。
②バス車中での交流
相互の作業体験を発表、報告しあう時間をとり、体験からの学びと気づきの交流。
参加者の感想:
取れたての生のほうれん草や菊菜を初めて食べた。今日初めて会った者同士でも、互いに顔を見
合わせて「おいしい!」と言っているうちに、いろいろと話をすることができた。
団体・グループ同士のつながりのひろがり:
共に作業を体験することを通して共感できるものが増えた。
例えば土の上にしゃがみ込んでの作業がこれほど足や腰にこたえるということも、メンバーが共
に体験することで分かり合えるし、共感できるようになった。現場で一緒に体験することの大きな
効果だと思う。
こうした協同体験と交流の機会を継続して設けていくことで、参加者相互の交流が深まり、さら
に仲間が増えていくと思う。メールや文章でのやりとりと違い、気づきや気持ちの交わり合いが進
む。
課 題:
産地が大屋町であるといっても、バスでの移動時間が長く、現場での体験の時間がどうしても制
限される。共にする体験を通じた交流の部分を多く設け、どう深めていくか、話し合っていく。
今後の交流活動計画:
今後もこうした企画を継続していきます。
市民の皆さまへ:
「一緒に何かをする」
「一緒に何かをつくる」といった協働体験は、気づきや感動を通して交流が
一気に進みます。
連絡先:生活協同組合コープこうべ
神戸市東灘区住吉東町2−3−28
TEL/078−856−1155
70
納税貯蓄組合連合会の活動交流会
と き:平成14年10月3日(木)
ところ:米子コンベンションセンター
(米子市末広町)
交流団体:
神 戸 納 税 貯 蓄 組 合 連 合 会 、芦 屋・東 灘 納 税 貯 蓄 組 合 連 合 会 、灘 納 税 貯 蓄 組 合 連 合 会 、
兵 庫 納 税 貯 蓄 組 合 連 合 会 、長 田 納 税 貯 蓄 組 合 連 合 会 、須 磨 納 税 貯 蓄 組 合 連 合 会 、明
石納税貯蓄組合連合会
及び全国納税貯蓄組合連合会
合計69人
目的及び行事内容:
こ れ ま で 経 験 し た こ と の な い 厳 し い 経 済 環 境 下 に あ た り 、直 面 す る 諸 問 題 に つ い
て 意 見 交 換 を 行 い 、納 税 貯 蓄 組 合 の 活 動 を い か に 広 く P R し て 、存 在 意 義 や 存 在 感
を 広 く 世 間 に お 知 ら せ す る か に つ い て 話 し 合 う た め 、神 戸 市 内 の 納 税 貯 蓄 組 合 連 合
会の方々とともに、全国納税貯蓄組合連合会中国大会に参加した。
参加者の感想:
各地域の連合会の活動がよく理解できた。
私 た ち も 事 業 活 動 の 見 直 し や 活 性 化 を 図 り な が ら 、納 税 者 の 皆 さ ん に 対 し て 積 極
的にPRをして納税に対する理解を求めなければならないと感じた。
団体・グループ同士のつながりのひろがり:
全国納税貯蓄組合連合会は全国組織であるので、市内各地域をはじめ、いろいろ
な 府 県 、市 町 の 団 体 や グ ル ー プ と 意 見 交 換 を す る こ と に よ り 、そ れ ぞ れ の 持 つ 課 題
が共通していたり、問題解決の糸口を見つけるなど交流が深まった。
今後の交流活動計画:
次 年 度 の 全 国 大 会 は 神 戸 で 開 催 を 予 定 し て お り 、開 催 地 と し て 、市 内 の 各 組 合 と
連 携 し つ つ 、さ ら に 有 意 義 な 情 報 交 換 ・ 交 流 を 行 う と と も に 、地 域 の 方 々 の 納 税 に
対する理解を深めていただく機会として取り組みたい。
また、今後は、今回の大会での成果を踏まえ、納税貯蓄率を向上させるために、
税 に 対 す る P R を 積 極 的 に 実 施 し た り 、納 税 者 や 行 政 と 共 に パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ
ン を 実 施 す る な ど 、様 々 な 地 域 づ く り 活 動 に 取 り 組 む 方 々 と も 交 流・連 携 し な が ら
活動を進めていきたい。
連絡先:神戸納税貯蓄組合連合会
神戸市中央区中山手通3−12−6
TEL/078−231−5811
71
再開発型ショッピングセンター運営勉強会
と き:平成14年10月2日(土)
ところ:アクタ西宮(西宮市北口町)
交流団体:久仁塚商業協同組合、新長田駅前商業協同組合
合計29人
目 的:
共に震災を経験し、再開発事業完成後の商業活動のあり方について課題を抱える商店街同士が、
震災復興先進地である西宮北口の商店街を合同で視察し、今後の組織体制や商業活動のあり方につ
いて検討する。
行事内容:
再開発型ショッピングセンター先進事例として「アクタ西宮」
、個性的な商業施設として千里セル
シー「中華街」及び天保山「食いしんぼ横丁」を合同視察。
参加者の感想:
「西宮アクタ」の再開発ショッピングセンターの、販促活動にかかる財源確保のための収益事業
への取組みといった商業活動に関する説明は非常に参考になった。
天保山の商業施設の見学については、個性的で統制のとれた店舗展開など、商業施設のコンセプ
トに基づく展開の必要性を考えさせられた。
団体・グループ同士のつながりのひろがり:
一般組合員も参加しての合同視察により、これまでの役員中心の情報交換ではできなかった、交
流の輪の拡大が図られた。
課 題:
2つの商店街が立地する再開発事業の進み具合に差がある。例えば一方の課題が「商業施設のあ
り方」であるのに対し、他方は「再開発完成後の組織活動のあり方」であるなど、視察においての
問題の捉え方がやや異なっており、意見交換で十分な議論ができなかった。こういった交流をする
には、互いのグループの情報交流の目的を予め明らかにしておく方が効果が上がると思う。
また、商店街やショッピングセンターといった商業集積地域は市内にもたくさんあるが、集積地
としての魅力を地域あげてアピールしていく必要がある。そのためにも、地域内で日頃からお客様
と、また商店同士で情報交換や交流を深め、商店街同士が連携していく努力が必要だと思う。
今後の交流活動計画:
私たちの商店街の方が再開発事業の進み具合が2∼3年早いので、新長田駅前商店街に助言でき
ることがあれば、先輩としてアドバイスするなど、一層の交流を進めていきたい。
連絡先:久仁塚商業協同組合
神戸市長田区久保町5−5−1
TEL/078−611−4383
72
バスで行く体験学習−木工クラフト手作り体験−
と き:平成14年10月20日(日)
ところ:県立丹波年輪の里(柏原町田路)
交流団体:
泉台地区民生委員児童委員協議会、神戸市立泉台小学
校PTA、神戸市立大原中学校PTA、泉台自治連合
協議会、泉台小児童
計59人
目 的:
自然の中で各活動団体が子どもたちと一緒に1日を
過ごすことで、今後のよりよい青少年の健全育成のあ
り方を探る。
行事内容:
丹波の自然の中で、森の恵みである「木」を使って「キツネのキーラック」をつくった。一生懸
命につくる子どもたちを見て、また仕上げた作品を自慢げに見せる子どもたちを見て、付き添いで
手伝った大人も大変嬉しく、疲れたけれどとてもよい体験だった。
参加者の感想:
今の子どもがあれほど嬉しそうにもの作りをする
とは思わなかった。
児童の参加が予想以上に多く、大変だったがやりが
いがあった。
団体・グループ同士のつながりのひろがり:
いつもはあまり交流のないPTAのお母さんも参
加され、子どもの活動を通して地域の大人のあり方も
勉強できた。
課 題:
今回の交流はバスを使ったため、人数に限りある活動であったが、それでも毎年継続し、子ども
たちが中学、高校と進学していっても、道で逢えばあいさつしたり、地域の行事には大きくなった
子どもたちも協力できる体制を整えていきたい。
青少年の育成には、地域の大人同士の「仲良し度」が大切である。あらゆる機会を通して大人同士
の理解を深めていきたい。
今後の交流活動計画:
11月には地域をきれいにし(クリーンハイク)
、その後で焼き芋をしたり、12月には餅つき、
1月にはカルタ会などを行い、バス旅行に参加した児童もたくさん参加するなど、地域での交流は
続いている。今後は2月に交通安全教室、5月にハイキング(往復8キロ)を予定。年間を通して、
あいさつを中心にした声かけをしていきます。
市民の皆さまへ:
大人同士ではいろいろな利害関係があってまとまりにくい時もあるが、子どもを通していろいろ
な交流をすると、案外気持ちがひとつになるような気がする。大変でも、やり終えたときの充実感
を共有できるからなのではないか。
連絡先:泉台地区民生委員児童委員協議会
神戸市北区泉台7−12−6
TEL/078−593−5608
73
東灘区・伊川谷地区老人クラブ活動交流会
と き:平成14年11月23日(土)
ところ:西区前開八幡会館(西区伊川谷町前開)
交流団体:住吉明楽連合会、太山寺第4クラブ、伊川谷老人クラブ
合計77人
目 的:
神戸市の西と東の仲間づくりを通して、生きがいと健康づくり、生活を豊かにする楽しい活動を
行うことと共に、地域を豊かにする社会活動に取り組む。
行事内容:
都市部(東灘区)と農村部(西区)老人クラブ同士の活動交流会。
第1回目として、いもほり会をし、その後ふれあいと交流を深めました。
また、東灘からは酒粕を持っていくと西区からは大根やキクナをいただき、おみやげのような形
で交換しあいました。
参加者の感想:
素晴らしい好天に恵まれ、お互いが和やかな雰囲気に包まれ、初対面と思われないほどうち解け
た同士の和やかさでした。
都市部と農村部では生活環境が違うにもかかわらず、いもほりを通して同一化することができま
した。素晴らしい農村の空気を満喫して、参加者一同喜びました。同じ老人クラブ同士、三本柱の
「友愛」
、
「健康」
、
「奉仕」の精神にのっとり、各自の果たすべき使命を全うすることを誓いました。
団体・グループ同士のつながりのひろがり:
西区にも竹の台童謡クラブが誕生しており、私たちカトレアコーラスと意気投合して、文化コン
サートの時はお互いにご招待する運びになりました。
課 題:
西区には女性部が設置されておられたので、できれば私たちの老人会にもつくりたいと思いまし
た。ちなみに東灘区では福祉部があり、各クラブ49クラブから副会長(女性)がこの任に当たっ
ています。
今後の交流活動計画:
今回だけで終わらせず、西と東の架け橋がとぎれないように、来年は西区の方々を東灘区にご招
待し、そのときは東灘の酒蔵やその由来などを説明したり、住吉祭礼を見ていただくなど、文化水
準の高いところを見ていただきたいです。
市民の皆さまへ:
私たちのようにお互いの老人会にとどまらず、自治会、婦人会などで地域同士での交流を積極的
に活動してほしいです。
連絡先:住吉明楽連合会
神戸市東灘区住吉宮町2−13−18
TEL/078−811−1166
74
バス研修旅行
と き:平成14年10月16日(水)
ところ:植垣製菓、神戸ワイン城、キリン
ビール神戸工場(北区赤松台ほか)
交流団体:鈴蘭台東コープ委員会、鈴蘭台、小部、西町婦人会
合計43人
目 的:
地域の諸団体との交流と親睦を深める。
行事内容:
植垣製菓、ワイン城、キリンビール神戸工場を見学
参加者の感想:
一人では行きにくい工場見学等、そして説明を聞き、
いろいろ知識を得られてよかった。
団体・グループ同士のつながりのひろがり:
婦人会との交流は10年くらい前からしているが、はじめは1つの婦人会、そして2つの婦人会、
そして根気強く呼びかけて、今では3つの婦人会と一緒に交流することになりました。
課 題:
「地域で活動すること」とは、活動する団体が何であろうと、本質的には同じ目的だと思うので
すが、なかなか一緒に活動するにはまだまだ時間がかかるように思います。今後は他の地域のいろ
いろな団体の方とも一緒に活動できるようにしていきたいです。
今後の交流活動計画:
料理会、学習会などを開催し、参加を呼びかけてお互いに交流していきます。
市民の皆さまへ:
初めて参加することに勇気がいるように思いますが、是非時間があれば、活動に参加してください。
連絡先:鈴蘭台東コープ委員会
神戸市北区鈴蘭台北町1−2−17
TEL/078−591−3748
75
生命の貯蓄体操体験交流会
と き:平成14年9月22日(日)
、10月 ところ:垂水勤労市民センター、
14日(日)
、11月24日(日)
、
北区民センター、西区民センター、
12月22日(日)
、1月19日(日)
新長田勤労市民センター別館ピフレホール、
兵庫勤労市民センター
交流団体:
東舞子婦人会等、桂木自治会等、小倉台自治会等、高津橋自治会等、東尻池1丁目、及び2丁目自治
会等、明親婦人会等
合計81人
目 的:
健康体操を媒介とし、各地域の住民と交流を図り、地域の皆さんの健康づくりに役立てていく。
行事内容:
垂水区、北区、西区、兵庫区、長田区の地域の皆さんと一緒に「生命の貯蓄体操」を行いながら
交流を深めていく。生命の貯蓄体操の理論、術技のやり方などを説明し、他の体操との違いや特徴
などもアピールしながら、そうしていくうちに身体のこりだけでなく、心のこりもほぐれ、話も弾
んでいった。また、コンピューターでその日のその人の体の気の状態を測定し、そのデータをもと
にさらに体操の良さを知ってもらったりした。
参加者の感想:
初対面、初体験で表情が硬い人も、一緒に体を動かしていくうちに心もほぐれ、リラックスし、
体操の効果によって血液の循環もよくなり、朗らかな表情に変わっていった。
団体・グループ同士のつながりのひろがり:
北区小倉台の自治会・老人会の方からは、
「是非私たちの会の行事の中で、会員の皆さんと体操を
したいので、計画をたてましょう」という声があがった。このような機会を是非実現していきたい。
課 題:
地域間のより一層の交流を行うには、お互いの会についてよく理解し、協力していく必要がある
と感じた。
まず最初のスタートは、交流の相手となる会の行事にあわせ、その中でPRし、継続的に行い、
私たちの会や体操の良さを理解してもらい、地域に根付かせていく必要があるので、今後も精力的
に推進活動を進めていきたい。
今後の交流活動計画:
各地域に住む会員を核に、地域のお年寄りから子どもまで、いろいろな世代の人が「生命の貯蓄
体操」を通じて一緒に体を動かし、地域ぐるみで健康づくりを進め、地域全体が活気づくような、
団結力が生まれるような、そんな活動を進めていきたい。
市民の皆さまへ:
私たちは「生命の貯蓄体操」を通じて
地域間交流の活動を行っているが、一緒
にすることは何でもいいと思う。限られ
た人だけではなく、地域のみんなが楽し
く取り組めるようなことから始められて
はいかがでしょうか?
連絡先:生命の貯蓄体操兵庫県連合総支部
神戸市北区山田町下谷上字猪ころび4−37
TEL/078−581−3932
76
共同保育サークル仲良しバス旅行
と き:平成14年11月1日(金)
ところ:エコファーム(有)みずほ協同農園
(三木市細川町瑞穂)
交流団体:
共同保育サークル「でんでんむし」
「プチ・アンファント」
「きしゃぽっぽ」
「おもちゃばこ」
「ひま
わり」
合計79人(36組の親子)
目 的:
共同保育サークル間の交流と情報提供。親子で環境学習をすると共に、収穫体験を通じて子ども
を土にふれさせる。
行事内容:
エコファームにてビデオ鑑賞、施設見学などの環境学習を行いました。収穫体験(いもほり)は
雨天のため中止。フルーツフラワーパークでサークルの交流会を実施しました。
参加者の感想:
共同保育サークルをする者同士、日頃より情報交換や交流を行いたいのだが、小さな子ども連れ
では団体で出かけるのは難しい。今回はバスを利用しての旅行ができ、たくさんの情報交換とほっ
とできる場の体験ができました。
団体・グループ同士のつながりのひろがり:
ひとつのサークルだけでは、できないことも、いくつかのサークルが集まれば可能なんだという
手応えを感じました。
課 題:
ネットワークを結ぶ何かが必要。プログラムとか場の提供、キーステーションがあれば、広くネ
ットワークをつなぐことができると思います。
今後の交流活動計画:
年何回かのリーダー会、ネットワーク誌の発行、イベントの開催等
市民の皆様へ:
1人での子育ては息がつまります。つながる事でほっとする場ができ、又、サークルが交流する事
で楽しい催しもできるようになる。一人ぼっちで子育てしているお母さん、仲間に入りませんか。
連絡先:住吉共同保育サークル「でんでんむし」
神戸市東灘区田中町5−3−18
TEL/078−412−7850
77
神戸地域ビジョン委員名簿(平成 13 年9月 21 日∼平成 15 年3月 31 日)
氏
名
住所
部会
浅木
隆子
中央区
経済・国際
木田
聖子
西
区
経済・国際
荒井
勣
須磨区
コミュニティ
北畑
順子
長田区
活動支援
荒木
香壽美
垂水区
活動支援、広報
北山
幸
東灘区
コミュニティ
有光
るみ
兵庫区
コミュニティ
日下
知久
北
コミュニティ
安藤
眞佐子
西
区
活動支援
久保
幸子
須磨区
活動支援
北
区
活動支援
倉島
陽子
須磨区
活動支援
家
武子
氏
名
住所
区
部会
井川
芳枝
東灘区
コミュニティ
黒田
裕子
西
区
活動支援
池見
昭一
北
区
コミュニティ
桑田
結
灘
区
循環型社会
池本
俊六
西
区
コミュニティ
桑山
鉄男
中央区
経済・国際
石井
健児
西
区
循環型社会
小島
巴
兵庫区
コミュニティ
出村
耕基
垂水区
コミュニティ
粉谷
勝巳
東灘区
コミュニティ
市場
愛子
灘
コミュニティ
小西
宏子
兵庫区
活動支援
伊東
正和
長田区
経済・国際、広報
近藤
昇
中央区
経済・国際
井上
タイ子
灘
区
コミュニティ
坂田
正人
明石市
循環型社会
井上
二三枝
垂水区
循環型社会
阪本
正彦
灘
区
コミュニティ
岩崎
兵詞
西
区
循環型社会
佐々木
須磨区
コミュニティ
内垣
幸弘
北
区
循環型社会
笹原
順子
灘
宇津
寛
北
区
コミュニティ
実井
勇
兵庫区
コミュニティ
海野
昌示
東灘区
経済・国際
柴田
重彦
須磨区
コミュニティ、広報
梅田
一枝
垂水区
循環型社会
島田
恵美子
垂水区
活動支援
遠藤
浩
須磨区
コミュニティ
清水
康之
灘
区
循環型社会
大伴
洋子
灘
経済・国際
正賀
伸
長田区
コミュニティ
大原
哲誠
兵庫区
経済・国際、広報
末澤
喜美子
灘
小野
愛子
垂水区
経済・国際
菅野
喜一
長田区
活動支援
折田
浩美
中央区
循環型社会
住本
禮隆
須磨区
循環型社会
折橋
孝志
垂水区
活動支援
高梨
敦子
北
区
循環型社会
垣尾
稔
長田区
経済・国際
高西
太郎
長田区
経済・国際
中央区
循環型社会
竹田
博通
西
区
活動支援
梶
明
区
区
利雄
区
区
活動支援
循環型社会、広報
桂木
文子
垂水区
経済・国際
田代
千賀子
北
区
コミュニティ
加藤
寛
灘
区
コミュニティ
田中
カズ子
灘
区
経済・国際
金沢
廸代
須磨区
循環型社会
田中
ひとみ
須磨区
コミュニティ
川浦
広一
兵庫区
コミュニティ
田中
福美
西
コミュニティ
78
区
氏
名
住所
部会
住所
部会
田中
道子
西宮市
活動支援
森田
卓
垂水区
循環型社会
玉木
貴代子
北
区
活動支援
門田
則秋
中央区
コミュニティ
玉田
はる代
灘
区
活動支援
柳瀬
博彰
西
区
循環型社会
玉森
たりほ
須磨区
活動支援
山口
晃
長田区
経済・国際
千葉
茂樹
垂水区
循環型社会
山崎
主知子
東灘区
コミュニティ
堂馬
英二
灘
区
循環型社会
山中
修
西
区
コミュニティ
中野
鈴子
東灘区
経済・国際
山西
一平
中央区
経済・国際
中村
順子
東灘区
活動支援
山邑
尚道
東灘区
経済・国際
西馬
きむ子
西
循環型社会
山本
孝子
東灘区
循環型社会
西谷
吉弘
兵庫区
活動支援
弓削
忠生
北
区
循環型社会
野崎
隆一
中央区
活動支援
横田
陽子
長田区
循環型社会
蓮沼
良造
須磨区
活動支援
横山
昭
須磨区
コミュニティ
廣瀬
佳子
中央区
活動支援、広報
吉田
徑一
西
区
コミュニティ
福永
年久
長田区
活動支援
吉田
直文
北
区
循環型社会
藤澤
隆夫
西
区
循環型社会
米村
邦稔
灘
区
循環型社会
藤田
宗英
西
区
コミュニティ
脇坂
ゆきえ
長田区
経済・国際
藤原
崇晴
東灘区
経済・国際
和田
美恵子
北
活動支援
藤本
昇
北
区
循環型社会
渡邊
攝子
兵庫区
活動支援、広報
分玉
進
西
区
循環型社会
割鞘
昭子
須磨区
コミュニティ
前田
雄三
東灘区
広報
松枝
謙介
長田区
コミュニティ
松岡
博文
東灘区
経済・国際
松谷
美佐子
中央区
活動支援
<専門委員>
松村
英洋
長田区
経済・国際
山下
淳
コミュニティ部会
松本
享子
北
区
コミュニティ、広報
今田
忠
活動支援部会
三谷
義一
北
区
循環型社会
澤木
昌典
循環型社会部会
宮崎
明美
東灘区
経済・国際
田端
和彦
経済・国際部会
宮崎
和恵
中央区
循環型社会
陳
宮本
恵子
東灘区
活動支援
村上
忠孝
西
森
森川
早苗
正信
区
区
氏
須磨区
コミュニティ
長田区
コミュニティ
來幸
山口
循環型社会、広報
79
名
一史
区
経済・国際部会
広報部会
あとがきにかえて
神戸地域県民行動プログラム第2集をお届けします。第1集は、
「このような
ことをしては、こんなことがやりたいなあ」といった、神戸地域ビジョンの実
現のためのヒントとなるような意味合いが強いものとしてまとまっております
が、第2集は、このヒントに基づいて実践されてきた行動成果の報告に力点が
移ってきたものとなっております。
活発なビジョン委員活動が第1集作成以降、具体的なものとしては平成 14 年
7月7日の七夕の日の地域夢会議での「この指とまれ」の呼びかけから半年の
間に行われたことを考えると、この短い期間にこのような活発な活動を積極的
に実践された委員の皆様の熱意と行動力に敬意を表します。
実践活動が積み重ねを加え、お互いがその情報を交換・交流し、共有しあう
なかで、ますます活動が活発となり、新たな活動が呼び起こされていくことを
期待しております。
この神戸地域県民行動プログラム第2集の発刊をもって、平成 13 年度から活
動していた第1期ビジョン委員の区切りとなります。第1期ビジョン委員の皆
様には平成 13 年9月の就任以来、平成 14 年3月までの限られた期間に、熱心な
討論を重ねていただき、多様な分野での多彩な内容の神戸地域ビジョンの実現に
向けた実践活動を提案した県民行動プログラム第1集をまとめていただきまし
た。さらにこの第1集に基づき、活発な実践活動を繰り広げていただきました。
このように、ビジョン委員会のレールを敷いていただいた委員の皆様に改め
て厚くお礼を申し上げます。
第1期委員の活動は、第2期にも継続されることとなります。これまで構築
されてきた行動提案と活動成果を大きな財産として、第2期委員会活動がます
ます力強く展開されていくことを期待するとともに、第1期委員の皆様にはそ
れぞれの立場で引き続いての実践活動の展開をお願いいたします。
兵庫県神戸県民局長
古
西
保
信