嶋田病院 入院案内 2014/03/20 当院では、入院される患者さんが安心して安全な医療が受けられるよう日々努めて おります。安全管理に対する院内規定(医療安全管理指針)を設け病院全体で取組みを 行っております。患者さん・ご家族さんと医療スタッフ、相互での事故防止に、ご理解 のうえ、ご協力をお願いいたします。 なお、医療安全管理指針は閲覧可能となっております。 患者さんの確認(誤認防止) 1)リストバンドを付けていただきます。 注射などの処置を行う時や、病棟以外での検査・手術など、 患者さんを確認する時に使います。同姓同名もありますので、 患者番号や生年月日をリストバンドで確認いたします。 2)名字だけでなくフルネームで確認させていただきます。 患者さんを間違えないために、名字と名前で確認します。 患者さんご自身もお名前をフルネームでお答えください。 ○患者さん、ご家族の方も一緒に安全にご協力をお願いします。・・・こんな時は必ず お尋ねください。 1.お薬をもらったけど、この薬はちょっと違うのじゃないかなぁ・・? 2.注射の方法や時間がいつもとやり方と違うけどなぁ・・? 3.点滴に貼られているラベルの氏名が間違っているけど…? 4.レントゲンを撮ったけど、部位が違うのだけどなぁ・・・? 5.治療を勧められたけれど、他に方法がないのかなぁ…? ? ? ? 20 嶋田病院 入院案内 2014/03/20 転倒・転落予防 入院生活は、それまでの住み慣れたご自宅とは生活環境の変化が大きく変わります。 病気による体力・運動機能低下が加わり、ちょっとそこまでと思っていても思いもか けない転倒・転落事故が起こることが少なくありません。転倒・転落事故の 8 割が 病室内(ベッドのすぐそば)で起きています。 1)病院の環境・・・病院の床は、畳やフローリング比べ硬く、転んだ時に骨折され る方もあります。柵をとったり、ベットに立たれると危険です。 トイレに行こうとし 肺炎が落ち着いて、もう たら、ベットより滑り すぐ退院だったのに、 落ちてしまった。 体を動かしたらフラ 頭を打って、手術を受 ついて転んで骨折、退院 け る こ と に な り が 1 ヶ月以上延び ました。 ました。 身体の活動(下肢筋力)の低下ばかりでなく、認知機能の低下が加わると、上記の ような転倒・転落は、特別のことではなく皆さんに起こる可能性があります。 2 階、3 階、4 階の病室、廊下等共有部では転倒時の骨折発生を防ぐ目的で 衝撃緩衝材を使用した床になっています。 2)はきものについて・・・普段、はき慣れてる(音のしない)靴で大丈夫です。 スリッパは手を使わずに履けるので便利ですが、当院では、転倒・転落防止のため スリッパではなく靴を履いていただくことをお願いしています。 スリッパは足を床にすって歩く為、つまずきやすく、転びやすい歩き方になります。 21 嶋田病院 入院案内 2014/03/20 お勧めの靴 病気の時は、日常生活動作や歩行が 困難になりやすいため、軽くて靴の 着脱 が容易なものをお勧めしています。 当院の売店でも写真(下)のような リハビリに最適な靴を用意しています。 (一例) 3)ナースコール・・・いつも、手が届くところにおきましょう! ナースコールを押して くださいと言われたけど、 ひ と り で も 大 丈 夫 なのになぁ ご遠慮での判断が 転倒のもとです。 ※看護師への連絡や必要時にナースコールは遠慮なく押してください。 4)ベッドのまわり・・・ベッドが動いたりする時、オーバーテーブル等の ストッパーには、患者さん・ご家族も確認するようにしてください。 キャスター(車輪)付き点滴台を支えに歩行される時も容易に動きますので、ご注意 ください。 ご協力ください。 患者さん・ご家族ご一緒に事故防止に取り組みましょう。 ※患者さんの状況により、生命の危機を回避するためには、身体拘束(抑制)を 必要とする場合があります。説明して同意をいただき行いますが、緊急の場合は この限りではありませんのでご了承ください。 自宅や施設で転倒されたことがある患者さんは入院の時に申し出てください。 22
© Copyright 2024 Paperzz