誰も知らなかった重賞で穴をあける騎手たち

誰も知らなかった重賞で穴をあける騎手たち
はじめに
2015年、デムーロ騎手とルメール騎手が、日本の競馬に通年で参加するようになりま
した。
特にドゥラメンテという馬を得たデムーロ騎手。
彼の成績は、本当に正直で、
皐月賞、日本ダービーに乗るために、
強引な騎乗をやめた結果4月5月の勝率は10%台。
気楽に乗れる7・8・9月は、勝率20%台。
これをどう受け止めるかは、個人の自由だと思います。
狙ったレースを獲るために、プロなのだから普通と見る人もいるでしょう。
ただ、僕はこの結果に少し疑問を持ちました。
勝てる可能性があっても、
大レースで勝てそうな乗り馬がいるときは、
はざまのG3などでは手を抜くんじゃないのか?
実際に、そう見えるレースが2015年、目立ちました。
それはそれでいい。
でも、血統やラップや、いろんな予想方法で、
穴馬をああでもない、こうでもないと予想しているファンの気持ちはどうなるんだろうと。
僕はよく人気のない馬の単複を買います。
だから余計に、力のない馬を3着に持ってくるには、
騎手の腕となんとか馬券圏内に持っていこうとする気概が必要なんだと感じています。
デムーロ騎手やルメール騎手だけではありません。
何度、リーディング上位の騎手に裏切られたことか。
この人気で、この騎手なら、オッズ的においしくない?
と感じて買っても、実際は馬券にならないことがほとんど。
なんでだろう。
ただ数字になって出てくる、単勝回収率とか、複勝回収率とか関係なく、
どんなレースであろうと、
地方のローカル重賞であろうと、
10番人気であろうと、
その馬を1つでも、着順を上げてやろうっていう心意気とその腕を持った騎手は誰なのか。
僕なりに調べてみました。
リーディングに近いジョッキーたちよりも、重賞で少しでも目立って、
いい馬に乗りたい。
そんな騎手たちのほうが、重賞で穴をあけてくれます。
そんな騎手たちをこの本では紹介します。
粗削りなところはあるかと思いますが、
一緒に楽しんでいただけたらと思います。
著者紹介
こんにちは、著者のひろあ、です。
『競馬大百科事典』
http://keibanojiten.com/
というブログを運営していて、
アクセス数は70万を超えています。(2015年10月18日時点)
自分の競馬予想だけではなくて、
競馬初心者の方に、競馬を好きになってもらえるきっかけをつくってもらおうと、
いろんなコンテンツをつくっています。
リーディング上位騎手が、重賞で穴馬を持ってこない理由
リーディング上位騎手は、メインレースが重賞ではないということがあるんです。
どういうことか?
それは、重賞に騎乗馬がいないということではありません。
重賞に乗ってはいても、ある騎手にとっては、重賞よりも、大事な下級レースもあるので
す。
こんな3つのレースです。
・クラシックや G1 で乗るために、どうしても勝たなくてはいけないレース。
・有力馬主の期待馬のレース。
・有力調教師の期待馬のレース。
どれか1つの時もありますし、
この3つが重なる時もあります。
期待馬で、今後も、自分が継続騎乗したいために、どうしても勝ちたいレース。
リーディング上位で活躍するために、好印象を持ってもらうために、どうしても勝ってお
きたい、馬主の馬や調教師の馬の場合。
たとえ、重賞に騎乗する予定があったとしても、
その重賞に乗る馬が、人気がなく、有力な馬主でも、調教師でもないなら、
本気で乗らない騎乗があっても、それは仕方のないことです。
騎手も人間ですし、12レース、すべて本気で乗ることは、無理でしょう。
そうであるなら、12レースの中で、優先順位を決めて乗るはずです。
例え、その日の重賞では活躍できなくても、将来的に、有力馬をキープできたり、
有力馬主や調教師に目をかけてもらえれば、後の G1 や重賞勝利につながっていきます。
はじめに、で書いたデムーロ騎手のように、
たとえ、勝率がグンと減っても、勝つべき馬で、勝てば、印象は良いですし、
また良い馬が集まってきます。
現に、デムーロ騎手は2015年、皐月賞と日本ダービーをドゥラメンテで勝ちました。
そして、皐月賞から日本ダービーまでのあいだ、
重賞に4度乗って、
1度も、3着の馬券圏内に馬を重賞で持ってきていません。
1人気と2人気の馬にも1回ずつ、乗ったにも関わらず、です。
おそらく、ドゥラメンテには、3冠の期待もあったのではないでしょうか。
それくらい強かったですね。
良い悪いの話ではありません。
僕たちも、デムーロ騎手の立場なら、おそらく同じことをしたでしょう。
大事なことは、リーディング上位騎手にとっては、
重賞が常に大事な、自己アピールの場ではないということです。
もちろん、全く、人気薄ではいらないということではありません。
ただ、彼らの勝負レースが先にある場合は、
ちょっと考えておかなくてはならないということです。
目立たない騎手の方が重賞で穴をあける理由
リーディング上位騎手に対して、
リーディング中位~下位騎手は、
重賞が絶好の自己アピールになります。
重賞ではないですが、
あの柴田大知騎手も、オープンレースでの穴騎乗が、飛躍のきっかけとなりました。
ダイイチミラクルという馬で挑んだ2008年の北陸ステークスというオープンレース。
彼は、8人気という低評価ながら、2着にこの馬を持ってきます。
この馬、前のレースで1600万下を走っていて、しかも、勝ってないので、
格上挑戦して、オープンレースに出たんですね。
そこで、8人気2着。
そこで、この馬の関係者が、マイネル軍団に柴田騎手を紹介し、
それが縁で、マイネルネオスで中山グランドジャンプ(G1)を勝ち、マイネルホウオウで、
中央の G1 レースを勝ちます。
5年でわずか、5勝。
0勝が3年あった騎手が、G1 ジョッキーにまでなるんです。
リーディング上位争いをしていない騎手は、
重賞というチャンスを、どうにかして活かそうとしてきます。
そうではない騎手もいますが、
出てくれば一発を狙ってくる騎手はいるんです。
僕らが大切なお金を預ける場合、
それが人気のない馬の場合、
あなたはリーディング上位騎手を盲目的に信じますか?
それとも、一発やってやろうと思っているだろう騎手を狙いますか?
僕なら、一発やってやろうと思っている騎手に預けます。
それが、ギャンブルである競馬の正しい遊び方だとも思っています。
あとは、業界で「乗れる」と思われた後も、
世間の認識はなかなか追いつきません。
穴騎手のおいしいところは、重賞で穴をあけたあと、騎乗馬の質が上がっていっても、
人気は変わらないことが多いんです。
松岡正海騎手が典型ですね。
G1 を3勝。
重賞勝利数もめちゃくちゃ多いのに、
驚く程人気になりません。
そして、大舞台で強く、
本当に心強い騎手の一人です。
もちろん、どれだけ一発を狙っていても、穴馬券をあけるには、実力のない馬をどうにか
して走らすしかなく、不発も当然多いです。
それでも、一発狙っている騎手を知っていれば、
100万馬券、1000万馬券が取れる可能性も高まります。
基本のデータとしては、2014年がベースですが、
彼らは、2015年でも穴をあけまくり、今後も、穴をあけるでしょう。
彼らが有名になってしまうその日まで、しっかり、稼がせてもらいましょう。
穴騎手の定義
掲示板内(5着以内なら、人気より3上がり、時には2上りも可)
掲示板外(人気より5上がり以上)
18人気の馬がまぐれで、15着や、16着になることはあるでしょう。
でも、5以上着順を上げるには、
そこに騎手の意志がないと不可能だと思います。
掲示板外で、人気より5以上あげるというのは、
11人気以下の馬しかありえないんです。
そんな人気の馬でも諦めずに乗ってくれる騎手を探しました。
2014年重賞穴騎手一覧(読み飛ばしてもらっても構いません)
中山金杯 G3
中山競馬場 芝 2000メートル
5人気1着 3番オーシャンブルー ベリー騎手
8人気2着 4番カルドブレッサ 藤岡佑介騎手
9人気4着 11番マックスドリーム 古川吉洋騎手
掲示板外騎手
16人気6着 1番イケドラゴン 石神深一騎手
京都金杯 G3
京都競馬場 芝 1600メートル
6人気1着 2番エキストラエンド ルメール騎手
5人気3着 10番ガルボ
岩田康誠騎手
11人気4着 13番ブレイズアトレイル 藤岡康太騎手
8人気5着 7番シャイニープリンス 和田竜二騎手
掲示板外騎手
13人気6着 1番ドリームバスケット 川須騎手
15人気7着 3番スマートギア 小牧太騎手
14人気9着 12番テイエムオオタカ 幸英明騎手
シンザン記念 G3
京都競馬場 芝 1600メートル
5人気3着 2番タガノグランパ 北村友一騎手
フェアリーステークス G3
中山競馬場 芝 1600メートル
10人気2着 15番ニシノアカツキ ブノワ騎手
掲示板外騎手
12人気6着 アンジュデュバン 横山典弘騎手
13人気8着 ルナレディ
吉田豊騎手
京成杯 G3
中山競馬場 芝 2000メートル
5人気1着 12番プレイアンドリアル 柴田大知騎手
7人気4着 14番ピオネロ 蛯名正義騎手
13人気5着 10番マイネグレヴィル 石橋脩騎手
掲示板外騎手
16人気7着 9番アグネスドリーム 柴田善臣騎手
日経新春杯 G2
京都競馬場 芝 2400メートル
7人気4着 9番コウエイオトメ 池添謙一騎手
9人気5着 5番カワキタフウジン 秋山真一郎騎手
掲示板外騎手
11人気6着 10番テイエムイナズマ 古川吉洋騎手
15人気7着 3番トップカミング 岩部純二騎手
京都牝馬ステークス G3
京都競馬場 芝 1600メートル
5人気3着 10番ノーブルジュエリー ルメール騎手
7人気4着 2番ミッドサマーフェア 四位洋文騎手
AJCC
G2
中山競馬場 芝 2200メートル
11人気2着 サクラアルディート ベリー騎手
6人気3着 1番フェイムゲーム 北村宏司騎手
10人気5着 5番フラガラッハ 高倉稜騎手
掲示板外騎手
15人気7着 6番ヴァーゲンザイル 三浦皇成騎手
13人気8着 16番マックスドリーム 古川吉洋騎手
東海ステークス
G2
中京競馬場 ダート 1800
8人気3着 3番マイネルバイカ 松山弘平騎手
9人気4着 8番ダブルスター 武豊騎手
掲示板外騎手
12人気6着 9番グラッツィア 松田大作騎手
根岸ステークス
G3
東京競馬場 ダート 1400メートル
4人気1着 6番ゴールスキー ベリー騎手
8人気2着 9番ノーザンリバー 蛯名正義騎手
5人気3着 14番シルクフォーチュン 横山典弘騎手
掲示板外騎手
14人気6着 7番ジョーメテオ 坂井英光騎手
シルクロードステークス G3
京都競馬場 芝 1200メートル
13人気3着 6番リトルゲルダ 菱田裕二騎手
10人気5着 7番ワキノブレイブ 吉田隼人騎手
きさらぎ賞 G3
京都競馬場 芝 1800メートル
6人気3着 3番エイシンエルヴィン 秋山真一郎騎手
8人気5着 8番オールステイ 国分恭介
京都記念 G2
京都競馬場 芝 2200メートル
6人気1着 11番デスペラード 横山典弘騎手
東京新聞杯 G3
東京競馬場 芝 1600メートル
8人気1着 7番ホエールキャプチャ 蛯名正義騎手
5人気3着 12番クラレント 川田将雅騎手
クイーンカップ
G3
東京競馬場 芝 1600メートル
5人気3着 14番ニシノアカツキ ブノワ騎手
11人気4着 4番プレミアステイタス 石橋脩騎手
14人気5着 16番デルマサリーチャン リスポリ騎手
ダイヤモンドステークス G3
東京競馬場 芝 3400メートル
5人気2着 4番セイクリッドバレー リスポリ騎手
フェブラリーステークス G1
東京競馬場 ダート 1600メートル
16人気1着 13番コパノリッキー 田辺裕信騎手
11人気4着 6番ノーザンリバー 戸崎圭太騎手
掲示板外騎手
15人気7着 14番ダノンカモン 三浦皇成騎手
小倉大賞典 G3
小倉競馬場 芝 1800メートル
8人気2着 1番カフナ 藤岡康太騎手
9人気4着 9番ゼロス 国分恭介騎手
掲示板外騎手
13人気8着 13番タムロスカイ 丸山元気騎手
15人気9着 15番サトノシュレン 松田大作騎手
共同通信杯 G3
東京競馬場 芝 1800メートル
7人気4着 12番マイネルフロスト 三浦皇成騎手
アーリントンカップ G3
阪神競馬場 芝 1600メートル
6人気3着 3番フェルメッツァ 武豊騎手
8人気5着 2番マキャヴェティ 幸英明騎手
中山記念 G2
中山競馬場 芝 1800メートル
11人気4着 15番マイネルラクリマ 柴田大知騎手
掲示板外騎手
15人気7着 13番サダムパテック 田中勝春騎手
14人気9着 10番ユールシンギング 北村宏司騎手
阪急杯 G3
阪神競馬場 芝 芝1400メートル
8人気2着 6番サンカルロ 吉田豊騎手
9人気5着 11番エピセアローム 松山弘平騎手
掲示板外騎手
13人気7着 15番プリムラブルガリス 四位洋文騎手
オーシャンステークス G3
中山競馬場 芝 1200メートル
11人気2着 15番スノードラゴン 大野拓弥騎手
9人気3着 16番レッドスパーダ 北村宏司騎手
10人気4着 3番インプレスウイナー 丸田恭介騎手
チューリップ賞
G3
阪神競馬場 芝 1600メートル
6人気3着 12番リラヴァティ 松山弘平騎手
弥生賞 G2
中山競馬場 芝 2000メートル
4人気2着 11番ワンアンドオンリー 横山典弘騎手
中日新聞杯 G3
中京競馬場 芝 2000メートル
10人気1着 17番マーティンボロ バルジュー騎手
8人気4着 3番ユールシンギング 丸山元気騎手
12人気5着 1番トウカイパラダイス 柴山雄一騎手
中山牝馬ステークス G3
中山競馬場 芝 1800メートル
10人気2着 13番ケイアイエレガント 吉田豊騎手
フィリーズレビュー G2
阪神競馬場 芝 1400メートル
14人気2着 12番ニホンピロアンバー 秋山真一郎騎手
6人気3着 14番エスメラルディーナ ペドロサ騎手
7人気4着 16番アドマイヤビジン 四位洋文騎手
フラワーカップ
G3
中山競馬場 芝 1800メートル
4人気2着 9番マイネグレヴィル 柴田大知騎手
6人気3着 13番パシフィックギャル シュタルケ騎手
10人気4着 12番マローブルー 石橋脩騎手
掲示板外騎手
11人気6着 15番マイネオーラム 丹内祐次
ファルコンステークス G3
中京競馬場 芝 1400メートル
11人気3着 4番アルマエルナト 藤岡佑介騎手
7人気4着 17番ベルルミエール 川島信二騎手
スプリングステークス G2
中山競馬場 芝 1800メートル
12人気5着 9番リーゼントロック 松岡正海騎手
掲示板外騎手
13人気7着 15番ナスノアオバ 大野拓弥騎手
阪神大賞典 G2
阪神競馬場 芝 3000メートル
5人気2着 8番アドマイヤラクティ 四位洋文騎手
日経賞 G2
中山競馬場 芝 2500メートル
10人気2着 11番ホッコーブレーヴ 田辺裕信騎手
13人気4着 5番サトノアポロ 三浦皇成騎手
掲示板外騎手
11人気6着 15番ダービーフィズ 田中勝春騎手
15人気7着 4番サイレントメロディ 柴田善臣騎手
毎日杯 G3
阪神競馬場 芝 1800メートル
5人気1着 1番マイネルフロスト 柴田大知騎手
マーチステークス G3
中山競馬場 ダート 1800メートル
9人気5着 12番クリノスターオー 松岡正海騎手
掲示板外騎手
12人気6着 8番リアライズキボンヌ 横山和生騎手
14人気7着 14番クリールパッション 木幡初広騎手
高松宮記念 G1
中京競馬場 芝 1200メートル
8人気2着 17番スノードラゴン 大野拓弥騎手
15人気4着 16番エーシントップ 武幸四郎騎手
掲示板外騎手
16人気6着 13番アースソニック 三浦皇成騎手
ダービー卿チャレンジトロフィー
G3
中山競馬場 芝 1600メートル
4人気1着 2番カレンブラックヒル 秋山真一郎騎手
9人気2着 16番カオスモス 内田博幸騎手
8人気3着 9番インプロヴァイズ 津村明秀騎手
12人気4着 15番エールブリーズ 戸崎圭太騎手
掲示板外騎手
13人気6着 8番インパルスヒーロー 田中勝春騎手
14人気8着 12番レオアクティブ 勝浦正樹騎手
大阪杯 G2
阪神競馬場 芝 2000メートル
6人気2着 3番トウカイパラダイス 柴山雄一騎手
ニュージーランドトロフィー
G2
中山競馬場 芝 1600メートル
4人気2着 9番ショウナンワダチ 北村宏司騎手
8人気3着 15番ベルルミエール 川島信二騎手
阪神牝馬ステークス G2
阪神競馬場 芝 1400メートル
9人気3着 10番ローブティサージュ シュタルケ騎手
8人気5着 13番アミカブルナンバー 四位洋文騎手
掲示板外騎手
12人気6着 9番サマールナ 古川吉洋騎手
桜花賞 G1
阪神競馬場 芝 1600メートル
5人気3着 10番ヌーヴォレコルト 岩田康誠騎手
アンタレスステークス G3
阪神競馬場 ダート 1800メートル
5人気2着 1番トウショウフリーク 武豊騎手
12人気4着 2番グレイスフルリープ 太宰啓介騎手
掲示板外騎手
15人気8着 5番クリールパッション 藤岡佑介騎手
16人気9着 4番ナリタシルクロード 高倉稜騎手
皐月賞 G1
中山競馬場 芝 2000メートル
8人気3着 18番ウインフルブルーム 柴田大知騎手
掲示板外騎手
13人気7着 10番ベルキャニオン 福永祐一騎手
福島牝馬ステークス G3
福島競馬場 芝 1800メートル
5人気1着 6番ケイアイエレガント 吉田豊騎手
16人気3着 14番フィロパトール 津村明秀騎手
10人気4着 1番ウインプリメーラ 和田竜二騎手
掲示板外騎手
11人気6着 8番トーセンベニザクラ 江田照男騎手
14人気8着 5番セキショウ 勝浦正樹騎手
フローラステークス G2
東京競馬場 芝 2000メートル
4人気1着 2番サングレアル 岩田康誠騎手
6人気2着 5番ブランネージュ 秋山真一郎騎手
13人気3着 17番マイネオーラム 松岡正海騎手
9人気4着 15番マローブルー 戸崎圭太騎手
11人気5着 13番ニシノアカツキ 勝浦正樹騎手
マイラーズカップ G2
京都競馬場 芝 1600メートル
3人気1着 4番ワールドエース シュタルケ騎手
青葉賞 G3
東京競馬場 芝 2400メートル
10人気1着 11番ショウナンラグーン 吉田豊騎手
7人気4着 10番ゴールドアクター 石橋脩騎手
掲示板外騎手
13人気8着 9番ウインマーレライ 松岡正海騎手
16人気9着 15番マテンロウボス 松田大作騎手
天皇賞(春) G1
京都競馬場 芝 3200メートル
4人気1着 7番フェノーメノ 蛯名正義騎手
12人気3着 6番ホッコーブレーヴ 田辺裕信騎手
13人気5着 9番タニノエポレット 和田竜二騎手
掲示板外騎手
11人気6着 10番フェイムゲーム 北村宏司騎手
18人気10着 4番サイレントメロディ 池添謙一騎手
京都新聞杯 G2
京都競馬場 芝 2200メートル
8人気2着 11番サウンズオブアース 浜中俊騎手
5人気3着 5番ガリバルディ 福永祐一騎手
新潟大賞典 G3
新潟競馬場 芝 2000メートル
7人気4着 4番カルドブレッサ 藤岡佑介騎手
13人気5着 7番ダノンヨーヨー 池添謙一騎手
NHKマイルカップ G1
東京競馬場 芝 1600メートル
17人気2着 2番タガノブルグ 三浦皇成騎手
12人気3着 1番キングズオブザサン 蛯名正義騎手
8人気5着 7番ホウライアキコ 和田竜二騎手
京王杯スプリングカップ G2
東京競馬場 芝 1400メートル
10人気1着 9番レッドスパーダ 北村宏司騎手
7人気3着 5番エールブリーズ 三浦皇成騎手
8人気4着 15番メイケイペガスター 横山典弘騎手
ヴィクトリアマイル G1
東京競馬場 芝 1600メートル
11人気1着 14番ヴィルシーナ 内田博幸騎手
6人気3着 1番ストレイトガール 岩田康誠騎手
13人気5着 10番キャトルフィーユ ウィリアムズ騎手
掲示板外騎手
14人気6着 13番ケイアイエレガント 吉田豊騎手
平安ステークス
G3
京都競馬場 ダート 1900
12人気1着 10番クリノスターオー 幸英明騎手
7人気2着 6番ソロル 松山弘平騎手
掲示板外騎手
11人気6着 11番ナイスミーチュー 太宰啓介騎手
16人気11着 1番クリールパッション 藤岡佑介騎手
オークス G1
東京競馬場 芝 2400メートル
17人気4着 13番ニシノアカツキ 勝浦正樹騎手
掲示板外騎手
16人気9着 12番マイネグレヴィル 柴田大知騎手
おまけ(特徴的な騎手が来ていたので)
7人気4着 14番ブランネージュ 秋山真一郎騎手
10人気6着 11番マーブルカテドラル 田辺裕信騎手
日本ダービー G1
東京競馬場 芝 2400メートル
12人気3着 3番マイネルフロスト 松岡正海騎手
16人気4着 14番タガノグランパ 菱田裕二騎手
掲示板外騎手
15人気9着 8番スズカデヴィアス 酒井学騎手
鳴尾記念 G3
阪神競馬場 芝 2000メートル
9人気2着 10番アドマイヤタイシ 岩田康誠騎手
10人気3着 2番フラガラッハ 高倉稜騎手
11人気5着 8番シゲルササグリ 川田将雅騎手
安田記念 G1
東京競馬場 芝 1600メートル
16人気2着 12番グランプリボス 三浦皇成騎手
10人気3着 11番ショウナンマイティ 北村宏司騎手
9人気4着 9番ダノンシャーク 内田博幸騎手
掲示板外騎手
13人気6着 6番グロリアスデイズ モレイラ騎手
17人気7着 15番サダムパテック 田中勝春騎手
エプソムカップ
G3
東京競馬場 芝 1800メートル
8人気3着 4番ダークシャドウ 戸崎圭太騎手
9人気5着 3番ダノンヨーヨー 田辺裕信騎手
掲示板外騎手
14人気7着 2番タムロスカイ 江田照男騎手
17人気8着 12番カネトシディオス 柴田善臣騎手
15人気9着 9番トーセンジャガー 武士沢友治騎手
マーメイドステークス G3
阪神競馬場 芝 2000メートル
13人気2着 14番コスモバルバラ 岩崎翼騎手
9人気5着 6番サンシャイン 幸英明騎手
函館スプリントステークス
G3
函館競馬場 芝 1200メートル
8人気1着 3番ガルボ 津村明秀騎手
6人気2着 10番ローブティサージュ 三浦皇成騎手
掲示板外騎手
14人気7着 7番メモリアルイヤー 古川吉洋騎手
ユニコーンステークス G3
東京競馬場 ダート 1600メートル
7人気3着 4番バンズーム 田辺裕信騎手
11人気5着 3番ニシケンモノノフ 柴田大知騎手
掲示板外騎手
15人気7着 13番ケルヴィンサイド 大野拓弥騎手
13人気8着 14番タガノエッヴィーバ 伴啓太騎手
宝塚記念 G1
阪神競馬場 芝 2200メートル
9人気2着 5番カレンミロティック 池添謙一騎手
8人気3着 3番ヴィルシーナ 福永祐一騎手
12人気4着 4番ヒットザターゲット 武豊騎手
僕が勝手に認定する穴騎手たちとは?
武豊騎手
この人を穴騎手認定するのも気が引けますが、
過剰人気しないときに、勝ちきってくれます。
毎日王冠
8人気1着 2番エアソミュール 武豊騎手
武蔵野 S
7人気1着 11番ワイドバッハ 武豊騎手
チャレンジカップ
5人気1着 6番トーセンスターダム 武豊騎手
ご存知、天才・武豊騎手の、特徴的な成績です。
穴馬を2着・3着に持ってくるというよりは、
常に勝つために乗る感じです。
これ以外でも、15人気のディルガが9着に持ってきた秋華賞など、
どんな人気の馬でも手を抜かない姿勢も流石。
低迷しながらも腐らず、
勝ちに行く姿勢が、2015年の好調につながっていると思います。
武豊騎手人気、そして、サンデーサイレンスの子供たちの瞬発力で、
差す競馬が多かったですが、逃げ差し自在の武豊騎手が、過剰人気せず、
その実力を発揮できるようになってきています。
2015年は再び、人気が再燃している気配がありますが、
5~8人気あたりの武豊騎手の単勝はおいしいところです。
勝つためにどうするか、という騎手なので、
やはり、単勝がいいでしょう。
今後、G1 では、ルメール騎手、デムーロ騎手、戸崎騎手、岩田騎手あたりが人気を吸って
くれるので、G1 で単勝を狙えるレースが増えそうです。
田辺裕信騎手
2014年代表レース
フェブラリーステークス 16人気1着 コパノリッキー
日経賞 10人気2着 ホッコーブレーヴ
天皇賞(春) 12人気3着 ホッコーブレーヴ
毎日王冠 11人気2着 サンレイレーザー
2014年の後半は、人気になることが多く、
それ以上に、着順を下げてしまうシーンが見られました。
ちょっと、環境が変わってもたもたしたようにも見えましたが、
おそらく、天才というのは、彼のような騎手をいうのではないでしょうか?
2014年はコパノリッキーに始まり、大活躍、2015年もそのままの勢いという感じ
です。以前、競馬雑誌の取材で、基本的に、依頼を受ければなんでも乗る、ということを
言っていました。
馬のリズムを重視しながら、乗るという感じで、
展開がハマると頭まで突き抜けます。
馬に対する先入観なく乗るので、
急に田辺騎手になって確変する馬もいるように思います。
特に、中山での破壊力は抜群。
田辺騎手が乗っていて、人気はないけれど、買える要素がある馬は、
買っておくのが良いですね。
おそらく、今後も、個性のたったキャラクターになっていくと思うので、
人気はしないはずですので、お世話になる騎手になるでしょう。
藤岡康太騎手
2014年は重賞4勝なのに、
2015年は人気にならず。
まだまだ美味しい騎手です。
関東に田辺騎手がいるなら、関西の天才は、藤岡康太騎手です。
この騎手も人気薄で勝ち切ります。
また、上手いのが明らかなのに、人気になりません。
藤岡康太騎手も、先入観を持たずに、馬の能力を引き出すことに長けています。
すでに、ジョーカプチーノで G1 ジョッキーになっています。
その時も全く人気はありませんでした。
とくに、坂のあるコースで狙いたい騎手です。
今後も、重賞になると、狙いたい騎手ですね。
藤岡佑介騎手
藤岡康太騎手の兄で、
本当はもっともっとやれる騎手。
2014年は、
中山金杯 8人気2着 カルドブレッサ
ファルコンステークス 11人気3着 アルマエナルト
小倉記念 6人気2着 マーティンボロ
神戸新聞杯 8人気2着 サウンズオブアース
もともとうまかったんですが、
フランス遠征の影響で、いい馬が集まっておらず、
「活躍していない」ような印象を持たれているため、
ほぼ人気になりません。
よく追い込んで、勝ちきれないレースを見ますが、
それは、追い込みしかできない騎手だからではなく、
流れについていけない馬が集まってしまっているという状態だと考えられます。
それでも、腕っ節で、
重賞の2・3着に食い込んできます。
このままで終わる騎手ではないので、
重賞で見かけたら、マークが必要な騎手です。
三浦皇成騎手
2014年は、NHK マイルカップ、安田記念で、17人気16人気を2着させ、万馬券を
演出しました。
NHK マイルカップ 17人気2着 タガノブルグ
安田記念 16人気2着 グランプリボス
京王杯スプリングカップ 7人気3着 エールブリーズ
函館スプリント S 6人気2着 ローブディサージュ
函館記念 7人気3着 ステラウインド
クイーン S 6人気2着 アロマティコ
京王杯2歳 S 4人気2着
サフィロス
まだ、G1 タイトルを取っていない、新人騎手勝利数の記録保持者。
僕自身は、彼は上手くないと思っていましたが、
この本を書いていて、実際にレースを調べてみて、
彼がいかに人気のない馬を1つでも上の着順に持ってこようとしているかを感じました。
ただ、トリッキーなコースよりも、
東京コースのように、直線で腕っ節で追い込めるコースや、
北海道開催のように、先行押切というように、
わかりやすいコースが得意なようです。
東京の重賞や北海道では、人気に関わらず狙ってみたいですね。
何かきっかけがあれば、こんなところで終わる騎手ではないでしょう。
津村明秀騎手・勝浦正樹騎手
僕が本当にただただ上手い騎手と思っている2人です。
勝浦騎手は、初の重賞勝利が10人気での勝利と、もう、最初から、真性穴騎手。
津村騎手
ダービー卿 CT 8人気3着 インプロヴァイズ
福島牝馬 S 16人気3着
フィロパトール
函館 SS 8人気1着 ガルボ
函館2歳 S 11人気2着
タケデンタイガー
京成杯オータムハンデ 8人気2着 ブレイズアトレイル
京都大賞典 6人気2着 タマモベストプレイ
カペラ S 8人気3着 メイショウノーベル
勝浦騎手
朝日杯 FS 14人気2着 アルマワイオリ
オークス 17人気4着 ニシノアカツキ
いちょう S 10人気4着
オープンザウェイ
津村騎手も、10人気の馬にたくさん乗って、
たくさん着順を上げています。
このふたりが、馬券に絡む時は、本当に8人気以下の場合が多いんです。
何、この馬っていう馬も、
G3
G1
関係なく持ってくることがあります。
特に、全く人気がない時ほど、覚えておきたい2人です。
もちろん、全然、人気のない馬に乗っていますから、
馬券圏外も当然多いです。
だから、美味しいんです。
誰も、彼らをうまいと思っていない。
本当は、うまいのに。
もう、どうしようもない高齢馬とか、どうやっても無理というケースもありますが、
何か走りそうな要因があるなら、狙ってみましょう。
秋山真一郎騎手
2014年では、
きさらぎ賞 6人気3着 エイシンエルヴィン
フィリーズレビュー 13人気2着 エイシンブルズアイ
ダービー卿 CT 4人気1着 カレンブラックヒル
フローラ S 6人気2着 ブランネージュ
マイル CS 9人気3着 グランデッツァ
京阪杯 11人気2着 サドンストーム
1レースでも、彼が勝つレースを見れば、
うまいってことがわかるのに、
そして、女性ファンも多いのに、
なぜか馬券では人気にならない騎手。
もう、わざとかというほど、人気がないときに、
本当に美しい勝ち方をしてくれます。
京都や小倉など、ちょっとトリッキーなコースでは必ず注目したい騎手です。
京都や小倉が特に得意で、京都は人気薄を、小倉は勝ち切るイメージです。
大野拓弥騎手
2014年では、スノードラゴンとのコンビで穴を連発。
うまいのに、知名度がないので、強いのに、人気を下げてくれる心強い騎手(笑)
オーシャン S 11人気2着 スノードラゴン
高松宮記念 8人気2着 スノードラゴン
スプリンターズステークス
13人気1着スノードラゴン
エルム S 10人気3着 インカンテーション
馬の名前を見ると、こんな人気なの?と不思議になります。
競馬最強の法則でずっと連載されているほど、確かな腕を持っている騎手。
騎乗数の関係で、穴なら基本的に関東を狙いましょう。
関西の厩舎に引っ張りだこで関西遠征を頻繁にする騎手ではないので、
乗り慣れている関東の競馬場がいいでしょう。
特に、新潟競馬場、福島競馬場は大得意。
新潟競馬場では、スノードラゴンを13人気ながら、勝利に導きました。
東京や中山が下手なのではなく、重賞に乗れる馬がいなかっただけなので、
騎乗馬の質の上昇と、本人の腕というか、大野騎手自体が認知されるまで、まだ時間がか
かるでしょう。
その間に、中央の重賞の穴で狙いたい騎手です。
蛯名正義騎手・北村宏司騎手
2014年は蛯名騎手は重賞11勝の活躍。
なのに、
東京新聞杯 8人気1着 ホエールキャプチャ
天皇賞・春 4人気1着 フェノーメノ
目黒記念 8人気1着 マイネルメダリスト
阪神 JF 5人気1着 ショウナンアデラ
そして、3人気で1着が2回と、なぜか勝ちきれる馬に乗っているのに、
人気になりません。
北村騎手も、
AJCC 6人気3着 フェイムゲーム
京王杯 SC 10人気レッドスパーダ
安田記念 10人気3着 ショウナンマイティ
関屋記念 6人気3着 サトノギャラント
毎日王冠 5人気3着スピルバーグ
天皇賞・秋 5人気1着スピルバーグ
武蔵野 S 11人気3着 グレープブランデー
ジャパンカップ 6人気3着 スピルバーグ
穴騎手とは少し違いますが、
どちらかといえば、有力馬に乗っているのに、
いつも不当な人気の騎手、という感じです。
4~6人気の馬で勝ちきるイメージです。
リーディングの上位騎手の中で、いつまでもおいしいオッズのままの二人ですので、
穴騎手でもないですが、狙える騎手として書きました。
それにしても、北村騎手とスピルバーグの人気のなさぶりは、ちょっと笑えます。
G1 馬、リーディング上位騎手とみんな知っているのに、どうして人気にならないんでしょ
うか?
横山典弘騎手
特徴的なレースは、
京都記念 6人気1着 デスペラード
オーシャン S 3人気1着
スマートオリオン
日本ダービー 3人気1着
ワンアンドオンリー
いちょう S 4人気1着 クラリティスカイ
アルテミス S 9人気1着
ココロノアイ
すごい時はすごいけれど、何もしないときは本当に何もしない騎手です。
ただ、
人気馬に乗ろうが、
人気薄だろうが、
特に分けていないのは流石だと思います。
人気馬でもダメなときはダメだし、
人気がないと手を抜くかというとそうではない。
おそらく、彼の中で、行けるというイメージでレースが、できるかどうか、
最初で決まるのでしょう。
ワンアンドオンリーの日本ダービーのように彼のやる気がありそうなレースを狙うことが
ポイント。
言葉にしづらいですが、自分しかできない状況、自分しか勝てない状況を楽しんでいる節
があり、横山騎手が燃えていそうなレースかどうかを見抜けるかが鍵。
松岡正海騎手
2014年の特徴的なレースは、
フローラ S 13人気3着
マイネオーラム
日本ダービー 12人気3着 マイネルフロスト
ラジオ NIKKEI 賞 5人気1着 ウインマーレライ
持っている技術のわりに、人気にならなくて、1番おいしい騎手。
特に大レースが狙い目。
ダービー3着は流石の一言。
松岡騎手ほどの腕があって、
なぜ人気にならないのか不思議。
これは、マイネル軍団もそうなので、
そのせいなのでしょうね。
関東はもちろん、関西のレースでも度々穴をあける。
キャバクラ好き発言など、そのキャラクターのせいで誤解されやすい騎手ですが、
競馬に対しては真面目に取り組んでくれます。
天皇賞も勝っていますし、G1 も、3勝している騎手が、
この扱いなのがおかしいくらいです。
その分、美味しい馬券をもらえるのでいいんですが。
吉田隼人騎手
2014年は15回重賞に騎乗し、実に10レースで、人気以上の着順に持ってきていま
す。
札幌2歳 S 7人気3着 レッツゴードンキ
菊花賞 7人気3着 ゴールドアクター
アルテミス S 11人気3着 トーセンラーク
ザ・2着、3着ジョッキー。
フォゲッタブルを、セントライトで7人気3着、菊花賞で7人気2着させたのが、
吉田隼人騎手のイメージそのままです。
本当に丁寧に乗って、その馬の力を最大限引き出してくれます。
一方で、丁寧すぎる騎乗から、勝ちきれないこともあるようには思います。
騎乗馬の質を思えば、仕方ない面もあります。
ただ、僕からすると、もっと重賞をポンポン勝っていい力は持っているので、
あとはきっかけ1つだと思っています。
うまいというよりも、
本当に丁寧という感じです。
無駄がなく、ソツがないので、
地味な印象ですが、腕は確かです。
大舞台での活躍を期待しています。
菱田裕二騎手
2014年は、
シルクロード S 13人気3着 リトルゲルダ
日本ダービー 16人気4着 タガノグランパ
セントライト記念 10人気3着 タガノグランパ
今後、有望な若手。
可愛い顔ながら、物怖じせずに乗る姿勢は流石です。
そのうち、重賞や G1 を勝つでしょう。
ただ、そうなってくれば、人気になりそうな騎手。
穴騎手のままではなく、将来的に人気騎手になるのかなと思っています。
岩田康誠騎手
穴騎手なんていうのは彼には失礼だとはわかっています。
日本一の騎手といってもいいので、人気しやすいんですが、
なぜか、ふと、彼の存在が忘れ去られるレースが発生します。
そこに、意外に美味しい馬券があったりするんです。
2014年は、
ヴィクトリアマイル 6人気3着 ストレイトガール
デイリー杯2歳 S 5人気1着 タガノエスプレッソ
マイル CS 8人気1着 ダノンシャーク
G1 専門で。
あとは、2・3人気で1着が多い。
8人気1着のダノンシャークのように、
大レースほど、信頼できます。
ほとんど人気馬ですが、
もし、人気がなければ狙って見たい騎手です。
世界でも通用する騎手なのに、
なぜか、人気していない時があります。
ただ、岩田騎手がたまたま空いていて、
乗せたかったみたいな人気薄の時は、だいたい人気の通りに終わります。
短距離以外は、
1人気だと取りこぼすこともあるので、
G1 で、1人気以外で期待したいですね。
柴田大知騎手
2014年もすごい数の2桁人気の馬にのっていますが、
京成杯 5人気1着 プレイアンドリアル
毎日杯 5人気1着 マイネルフロスト
皐月賞 8人気3着 ウインフルブルーム
札幌2歳 S 11人気2着
マイネルシュバリエ
富士 S 12人気2着 シャイニープリンス
もう、とにかく諦めない。
先行して、粘り込むというわかりやすいレースの仕方をしてくれます。
馬を預ける方としても、馬の能力を出し切る騎乗で、
脚を余らすことのない騎乗は、調教師からの受けも良いのでしょう。
とにかく諦めないことが特徴。
それから、抜け出すタイミングを一歩遅らせたり、
微妙にレースによって、スタイルを調整しているので、重賞でも信頼できます。
重賞でも信頼できますが、なかなか出られない時もあります。
松田大作騎手
2014年は重賞の19レース中12レースで、馬の着順をあげていました。
ほとんど人気のない馬で。
2014年は馬券に絡みませんでしたが、
もともと、上手い騎手なので、
2015年、
ファルコン S 14人気1着 タガノアザガル
クイーン S 7人気1着 メイショウスザンナ
もう、穴騎手全開になってきました。
これから、期待したい騎手。
騎乗技術を高めるために海外に遠征したり、
地味ながらも、かなりうまい騎手です。
それなりの馬が集まってくれば、これからに期待できる騎手です。
いい馬が集まりだしているので、今後、彼の実力がバレるまでは注目です。
柴山雄一騎手
中央競馬に移籍した初年度は80勝をあげるも、
新興勢力や、斜行事件から、勝ち星は減少しました。
それが、徐々に成績をあげ、2015年は10月の中旬で、53勝。
80勝は、いくら馬に恵まれても、
下手では達成できない数字。
世間では地味な騎手の印象のままなので、
重賞で積極的に狙いたい騎手です。
2014年は
大阪杯 6人気2着 トウカイパラダイス
福島記念 13人気2着 フラアンジェリコ
今後に期待の穴騎手です。
国分兄弟
優作騎手
2014年は15回重賞に騎乗し、
プロキオン S 10人気3着 ガンジス
小倉2歳 S 15人気1着
オーミアリス
京阪杯 15人気3着 サカジロロイヤル
3回も10人気以下で馬券になり、
4着も2回あります。
恭介騎手
2014年・2015年も馬券に絡んでいませんが、
2013年は10人気以下で2回馬券になっています。
穴騎手としては、そのためにまだまだ魅力たっぷりです。
さて、このふたりの騎手。
本当は、難しい方の国らしいです。
15人気のオーミアリスなど、
馬の人気を実力以上に下げてくれる素晴らしい兄弟(笑)
確実に力をつけているので、
今が狙い頃。
ただ、双子の兄弟ということで、なにかきっかけがあれば、
メディア経由で人気になりそうなので、まだ、地味な今の時期が、
重賞の狙いどころです。
松山弘平騎手
2014年の特徴的なレースは、
東海 S 8人気3着 マイネルバイカ
平安 S 7人気2着 ソロル
ローズ S 9人気3着 リラヴァティ
阪神 JF 12人気4着 ムーンエクスプレス
大穴はないですが、5~9人気くらいを、
2着3着に食い込ませる騎手。
これくらいの人気なら、狙っていい騎手だといえます。
個人的にはあとひと皮むけて欲しい騎手です。
ただ、そこそこ重賞に乗っているのに、
重賞勝ちが増えていないのが気になります。
穴騎手としては少し様子見です。
小牧太騎手
2014年は、
ローズ S 15人気2着 タガノエトワール
ファンタジーS 14人気1着 クールホタルビ
チャンピオンズ C 8人気2着 ナムラビクター
その分、人気でこけます・・・・
移籍したころから、レジネッタなど、やらかしている騎手。
2014年も15人気タガノエトワールなど、
流石という騎乗。
タガノエトワールは、秋華賞でも好走したので、
力があったのに、まだ世間からは評価されていなかったという面がありますが、
これも、小牧騎手だったから、人気が下がったもの。
G1 ジョッキーでありながら、
馬の人気を下げてくれるので、まだまだ重賞では見切れません。
川須栄彦騎手
2014年は、重賞で馬券圏内に入っていないのに、
2015年では、10月までに2勝。
栄彦と書いて、はるひこと読むそうです。
今後、大舞台で活躍しそうな雰囲気があるので、載せました。
まだまだ伸びる余地のある騎手なので、覚えておいてください。
外国人騎手
ブノワ騎手
ベリー騎手
リスポリ騎手
ビュイック騎手
バルジュー騎手
ローウィラー騎手
などのいわゆる地味な外国人騎手のほうが穴にはいいでしょう。
ルメール・デムーロ・スミヨン・ムーア・ウィリアムズ騎手は、
馬の実力以上に人気してしまうことがあります。
2~5人気くらいなら、1着狙いで、
そのほかの場合は、過信しすぎないようにしましょう。
とりあえず、社台系の馬で、人気上位の馬は信頼。
そこに全力を出してきます。
外国人騎手は、何のために日本に来るのでしょうか?
それは、高い日本の賞金で、ひと稼ぎするためです。
常に、人気馬が用意される、世界のトップと世間で思われている騎手よりも、
誰?くらいの外国人騎手の方が、穴をあけます。
スポット参戦の場合、有力馬主の馬で、重賞勝とうが、
個人馬主で勝とうが、同じお金ですからね。
もちろん、有力な馬主の馬で勝ちたいでしょうが、
どんな馬でもチャンスがあれば、持ってこようとします。
穴騎手になりきれない騎手。
下手な騎手というわけではなく、変に人気になったり、
また、うまいんだけれど、馬の質が低すぎるということです。
池添謙一騎手
競馬作家の本島氏も認める腕の持ち主。
穴人気しやすく、狙いづらい。
ただし、本当に上手い。
四位洋文騎手
あの辛口で知られる樋野さんも認める・日本一技術のある騎手。
こちらも、人気がそれほど下がらずに狙いにくい。
すでに、池添騎手同様、ダービージョッキーで、うまいことは知られているため、
重賞であっても、割と人気するので、狙いにくい騎手です。
ただし、池添騎手が関東に行った時は、ふっと人気が下がる時があるので、
そういう時には狙ってみたい時があります。
和田竜二騎手
乗っている馬の質が重賞ではちょっと足りなさすぎです。
ただし、マイネル・ウイン系の時に、注意が必要です。
特に、イン・先行・追えるだけ追うという、
わかりやすい騎乗なので、
中山コースの内枠などでは狙いたいですね。
古川吉洋騎手
こちらも、流石に乗っている馬が悪すぎですね。
ただ、2歳戦など、まだ勝負付けが済んでいないレースや、
ローカル重賞では活躍の場があるでしょう。
いい馬が回ってくればまだチャンスがある騎手だと思います。
柴田善臣騎手
穴馬を2着3着に持ってくるには、
もうひとつパンチが足りないところです。
特別な工夫は騎乗にはないようですが、
人気がないからといって騎乗に手を抜くこともありません。
その姿勢が、時に、穴を呼び込みます。
2013年に7人気1着したレインボーダリアとか、
あのサイレンススズカの時の天皇賞秋のオフサイドトラップとか。
あのナカヤマフェスタでブエナビスタを差し切った宝塚記念とか。
忘れた頃の G1 制覇が、あと1回か2回あるように思います。
丸田恭介騎手
穴騎手になりそうで、なっていない騎手という感じ。
腕はいいそうなので、今後の動向に注目です。
4着の馬を、2着、3着にまではできていない感じです。
幸英明騎手
穴騎手と言えなくもないですし、
かと言って、ほかの騎手のように1つでも上に着順をあげるというわけでもありません。
ただ、柴田善臣騎手と一緒で、どんなレースでも、
幸騎手のスタイルで乗るので、時にそれが、穴になる時もあります。
おわりに
以上を参考にしてみてくださいね。
では。
ひろあ