有機畜産・加工経営(チーズ)コース

∼
これまでの参加者の感想
∼
マミロール乳学校は第1に求める者にとって最高の環境
です。学校の設備や施設の充実している事もさることな
がら、フランスの最先端を行く技術と知識がここには存
在します。第2にこの学校での生産物(乳製品)では生
産性もきちんとあり、その売り上げは工場の維持費や製
造者(指導者)にもきちんと割り当てられます。
工房2日目の今日は、昨日もカードを試食させてもら
ったのですが味がよくわからないので今日もまた試食
させてもらいました。
口の中で時間がたつごとに、味、舌触りの変化を感じ
ることが出来、とても感激しました。
熟成庫にて説明をうける
(背後のチーズはモルビエ)
チーズ職人がバットの清掃を終えたころを見はから
い、私達にも清掃を手伝わせてほしいとお願いしま
した。職人は音もたてず簡単に清掃をしていたのに、
私達ときたら大きな音ばかり立ててとても恥ずかし
かったです。この感覚で、職人が型枠に入れる時間
を決めているのだと感じました。また、もみの木の
枝でチーズを巻く作業もさせてもらいました。
チーズ工房は近代設備が整っており、まったく作業に
無駄がありません。またそれを生かすレベルの高いチ
ーズ職人の技が、チーズのおいしさを決定づけていま
した。古典的=最高のチーズという固定観念が、近代
的=最高のチーズにすりかわった一週間でした。
学校内チーズ加工実習室にて
チーズの知識もなければ、経験もない私でしたが、作
業中は時間も動きも無駄にできないのに、私たちに説
明しながら、チーズ作りの機敏な動きには、感動的で
した。
新たにチーズ屋になるために必要な心構えを教えてい
ただきました。消費者が何を望んでいるのかが一番大切
だとわかりました。また、工房内の工夫された部屋割り
は、今後の小規模チーズ工房を作る上で、とても参考な
ると思いました。
参加者の皆さんは、ヨーロッパで多くのことを学んでこら
れました。
その中には、帰国後、従来製造していた種類のチーズに加
えて新しい種類のチーズ加工を始めた方や、チーズ工房を
立ち上げる準備を始めた方もいらっしゃいます。
乳酸菌等を加え攪拌作業中
熟成中のコンテチーズ