Ⅹ 人間総合科目 授業科目名 担当教員 現代文明論 蒔田 実 配当年次 1 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本講は、本学の創設者 松前重義博士 の思想あるいは生き様など 1. 授業ガイダンス / 建学精神に触れる(建学訓、校歌) に触れ、そこから本学の建学精神について深く考えていく科目であ 2. 創設者 松前重義博士 と 建学の精神 り、本学では最も重要な基幹科目の一つとなっている。また、社会に 貢献し世界に通用する人材を育成するという本学の教育目標を踏ま 3. 創設者 松前重義博士の思想 と その源流 4. 現代社会に生きる(正解がない問題を考える) え、様々な視点や領域から現代社会を見る力を養うことを念頭に入 れつつ、これから本学で教育や指導を受ける姿勢や心構えを涵養 5. 現代社会に生きる( Think out of the box.) することも大きなねらいとしている。 6. 大学で学ぶ(松前博士からのメッセージ “何を使って考えるか”) 成績評価については、出席状況及び毎授業で行う授業レポートの 7. 大学で学ぶ(松前博士からのメッセージ “世界が違って見える”) 評価を中心に行う。 8. 大学で学ぶ(松前博士からのメッセージ “個人が力を持つ世界”) 9. 現代社会と武道 到達目標 10. ・建学訓の暗唱及び校歌の斉唱ができる。 11. ・建学の精神について語ることができる。 12. ・本学で学ぶ姿勢を身につけ、様々な視点から 現代社会を見ること 13. ができる。 時代の転換期に生きるⅠ(科学vs非科学 “ポケモンは進化する”) 現代社会 と 国際協力 ~今、求められる国際協力~ 時代の転換期に生きるⅡ (科学vs非科学 “非科学は誤りなのか?”) 時代の転換期に生きるⅢ (科学vs非科学 “非科学は誤りなのか?”) 14. 現代社会における柔道・スポーツの果たすべき役割 15. まとめ 及び 評価 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・まず、本学の創設者に興味を抱こう。 評価項目 ・入学案内や学生ノート等に示された建学訓及び校歌の内容につい て、じっくり考えてみよう。 試験 ・大学そして本学で学ぶことの意義や意味について考える姿勢を持 とう。 レポート 平常点 割合 評価基準等 % 100% 毎授業で実施する授業レポート評価の総合点 % 減点法:減点項目(欠席、遅刻、受講態度 等) 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じ、プリント資料を配布する。 特になし 複数の教員及び外部講師によるオムニバス形式で授業を展開する。 授業科目名 担当教員 武道概論 田中 守 配当年次 1 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 武道は、日本の伝統的運動文化だといわれる。これは、闘争の 1. 武道とは何かⅠ(武道の歴史Ⅰ) 「術」として工夫されたものが、政治・経済・教育・思想・宗教等々社 2. 武道とは何かⅡ(武道の歴史Ⅱ) 会の移り行く中で、人間教育の「道」としての存在を確立したというこ とである。しかし、競技化が進む現代武道においては、この「道」とし 3. 武道の運動特性Ⅰ(形と型) ての武道の特性が十分認識され、機能しているとは言い切れない。 4. 武道の運動特性Ⅱ(形と試合) 本講義では、武道の「運動特性」「文化特性」「教育特性」を柱に、あ 5. 武道の運動特性Ⅲ(稽古・修行) らためて現代社会における武道の果すべき役割と課題について掘り 6. 武道の文化特性Ⅰ(流派の成立) 下げるものとする。 7. 武道の文化特性Ⅱ(芸道と武道) 8. 武道の文化特性Ⅲ(禅と武道) 9. 武道の教育特性Ⅰ(術と道) 到達目標 10. 武道の教育特性Ⅱ(学校体育と武道) ・ 「武道とは何か」を理解し、さらに、武道・スポーツの実践の場でこ 11. 武道の教育特性Ⅲ(人間形成の道) れを生かすことができる。特に、中学校での武道必修化の準備が進 12. 武道とスポーツⅠ(武道の現状と問題点) められている今、基礎能力を身に付け、武道の本質を正しく説明し、 13. 武道とスポーツⅡ(競技とルール) 指導できる。 14. 武道とスポーツⅢ(マスコミと武道) 15. 武道とスポーツⅣ(武道の将来) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・武道・スポーツについて、単に勝敗や記録といった結果だけに関心 評価項目 割合 評価基準等 を寄せるのではなく、課題を認識し、将来を展望の姿勢を持つ事が 重要である。常日頃から、新聞記事等に目を通す習慣を身に付けて 試験 70% 講義内容についての記述試験 ほしい。 レポート % 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 30% 出席状況・受講態度等々を評価 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「武道 過去・現在・未来」 田中 守 日本武道館 4-583-03845-3 C2075 2,520円 その他 ─ 117 ─ 人間総合科目 その他 授業科目名 担当教員 スポーツ・体育学概論 酒井 誠 配当年次 1 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) スポーツ(遊び・競技・健康)や体育(体操・体育・健康教育)の概 1. スポーツの概念(遊びと競技と健康) 念、スポーツ・体育を支えている様々な学問(スポーツ科学・体育科 2. 体育の概念(体操から体育へ/健康教育) 学・健康科学)、学校や社会で働くスポーツ・体育指導者(コーチ・教 師)の養成の実情と指導者のモラル、少子高齢社会におけるスポー 3. スポーツ・体育学とは(スポーツ科学、体育科学、健康科学) 4. スポーツ・体育の学問体系(スポーツ・体育系の学会) ツ・体育の役割、世界の多様なスポーツ・体育の文化、スポーツ・体 育と日本の武道・武術の関わり、現在の日本のスポーツ・体育の政 5. 学校におけるスポーツ・体育と指導者(教員)養成 策(スポーツ振興法・スポーツ振興基本計画等)、現代における競技 6. 社会におけるスポーツ・体育と指導者養成 スポーツと生涯スポーツの役割等について概括的に分かりやすく講 7. 拡大するスポーツ・体育の領域 義する。 8. 世界の多様なスポーツ・体育の文化 9. スポーツ・体育領域とモラル 到達目標 10. 日本の少子化とスポーツ・体育 ・武道大学(体育学部)で、4年間にわたってどんな学問(授業)を学 11. 高齢社会とスポーツ・体育 ぶのかについて概括的な知識を習得し、分野外の人に簡潔に説明 12. 日本のスポーツ・体育と武道・武術 できるようになる。 13. 日本のスポーツ・体育政策 14. 現代社会とスポーツ・体育(特に競技スポーツ) 15. 現代社会とスポーツ・体育(特に生涯スポーツ) 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・毎授業時、ノートをしっかり取ること。そして毎時の小テスト(記述式) 評価項目 割合 評価基準等 を十分に書き上げること。 試験 50% 中間・期末試験(記述式)の合計点数 レポート 50% 毎授業時の小テスト(記述式)の合計点数 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 上記レポート点に含まれる。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 複数あるので最初の授業時にリストを配布する。 人間総合科目 その他 授業科目名 担当教員 国語表現法 望月好恵 配当年次 単位数 1・2 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 社会人として一般的に求められる、日本語読解力・表現力の習得 1. 新聞記事を読む①(政治) / 要約する①(主題文を探す) を目指す。 2. 新聞記事を読む②(経済) / 要約する②(枠組みを知る) 基本的に毎回、読む作業・書く作業いずれも行う。 読解力養成のためのテキストは、新聞や雑誌の記事、小説・評論・ 3. 新聞記事を読む③(生活) / 要約する③(400字要約) 法律・契約書など、多岐にわたるジャンルから、よりすぐった文章を取 4. 雑誌の記事を読む①(政治) / 要約する④(キーワードを絞る) り出したオリジナルテキストを使用する。 5. 雑誌の記事を読む②(経済) / 要約する⑤(段落を削る) 書く作業については、原稿用紙・メール・レポートなど、多様な媒 6. 雑誌の記事を読む③(生活) / 要約する⑥(200字要約) 体・条件を想定して、それぞれの場合にふさわしい表現方法を学 7. 小説を読む①(簡潔な文) / メールの文章を書く①(お知らせ) ぶ。 随時、漢字テストを行う。 8. 小説を読む②(豊富な語彙) / メールの文章を書く②(お礼) 9. 小説を読む③(文体) / 報告書を書く①(合宿) 到達目標 10. 評論を読む①(政治) / 報告書を書く②(実習) ・授業概要で示したような多様な文章を読み、正しく理解する。また、 11. 評論を読む②(経済) / 自己紹介の文章を書く。 その文章を適切に要約できる。 12. 評論を読む③(教育) / 志望理由の文章を書く。 ・書く媒体と課された条件に適った、わかりやすい文章が書ける。 13. 論文を読む①(スポーツ関連) / 本や映画を紹介する。 14. 論文を読む②(教育関連) / 論作文を書く①(600字) 15. 論文を読む③(時事問題) / 論作文を書く②(800字) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・日頃から積極的に新聞や雑誌を読みましょう。図書館で紹介されて 評価項目 割合 評価基準等 いるベストセラー書籍なども手にとって、どんどん読もう。毎日読み続 けることが国語力アップにつながります。 試験 30% 期末テストを行い評価する。 レポート 平常点 50% 毎回、書いて提出されたものに関する評価の総合得点 20% 漢字テストなど随時行う小テストの総合得点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) オリジナルテキストを配布する。 「二時間目 国語」 小川義男監修 宝島文庫社 978-4796665636 459円 その他 上記以外の参考書: 「言語表現法講義」 加藤典洋 岩波書店 978-4000260039 2,415円 「井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室」 井上ひさし著 新潮文庫 978-4101168296 540円 ─ 118 ─ 授業科目名 国語表現法 配当年次 担当教員 髙梨千枝子 単位数 1・2 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 社会人として一般的に求められる、日本語読解力・表現力の習得 1. 新聞記事を読む①(政治) / 要約する①(主題文を探す) を目指す。 2. 新聞記事を読む②(経済) / 要約する②(枠組みを知る) 基本的に毎回、読む作業・書く作業いずれも行う。 読解力養成のためのテキストは、新聞や雑誌の記事、小説・評論・ 3. 新聞記事を読む③(生活) / 要約する③(400字要約) 法律・契約書など、多岐にわたるジャンルから、よりすぐった文章を取 4. 雑誌の記事を読む①(政治) / 要約する④(キーワードを絞る) り出したオリジナルテキストを使用する。 5. 雑誌の記事を読む②(経済) / 要約する⑤(段落を削る) 書く作業については、原稿用紙・メール・レポートなど、多様な媒 6. 雑誌の記事を読む③(生活) / 要約する⑥(200字要約) 体・条件を想定して、それぞれの場合にふさわしい表現方法を学 7. 小説を読む①(簡潔な文) / メールの文章を書く①(お知らせ) ぶ。 随時、漢字テストを行う。 8. 小説を読む②(豊富な語彙) / メールの文章を書く②(お礼) 9. 小説を読む③(文体) / 報告書を書く①(合宿) 到達目標 10. 評論を読む①(政治) / 報告書を書く②(実習) ・授業概要で示したような多様な文章を読み、正しく理解する。また、 11. 評論を読む②(経済) / 自己紹介の文章を書く。 その文章を適切に要約できる。 12. 評論を読む③(教育) / 志望理由の文章を書く。 ・書く媒体と課された条件に適った、わかりやすい文章が書ける。 13. 論文を読む①(スポーツ関連) / 本や映画を紹介する。 14. 論文を読む②(教育関連) / 論作文を書く①(600字) 15. 論文を読む③(時事問題) / 論作文を書く②(800字) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・日頃から積極的に新聞や雑誌を読みましょう。図書館で紹介されて 評価項目 割合 評価基準等 いるベストセラー書籍なども手にとって、どんどん読もう。毎日読み続 けることが国語力アップにつながります。 試験 30% 期末テストを行い評価する。 レポート 平常点 50% 毎回、書いて提出されたものに関する評価の総合得点 20% 漢字テストなど随時行う小テストの総合得点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) オリジナルテキストを配布する。 「二時間目 国語」 小川義男監修 宝島文庫社 978-4796665636 459円 上記以外の参考書: 「言語表現法講義」 加藤典洋 岩波書店 978-4000260039 2,415円 「井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室」 井上ひさし著 新潮文庫 978-4101168296 540円 授業科目名 担当教員 国語表現法 石部 訓 配当年次 単位数 1・2 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 社会人として一般的に求められる、日本語読解力・表現力の習得 1. 新聞記事を読む①(政治) / 要約する①(主題文を探す) を目指す。 2. 新聞記事を読む②(経済) / 要約する②(枠組みを知る) 基本的に毎回、読む作業・書く作業いずれも行う。 読解力養成のためのテキストは、新聞や雑誌の記事、小説・評論・ 3. 新聞記事を読む③(生活) / 要約する③(400字要約) 法律・契約書など、多岐にわたるジャンルから、よりすぐった文章を取 4. 雑誌の記事を読む①(政治) / 要約する④(キーワードを絞る) り出したオリジナルテキストを使用する。 5. 雑誌の記事を読む②(経済) / 要約する⑤(段落を削る) 書く作業については、原稿用紙・メール・レポートなど、多様な媒 6. 雑誌の記事を読む③(生活) / 要約する⑥(200字要約) 体・条件を想定して、それぞれの場合にふさわしい表現方法を学 7. 小説を読む①(簡潔な文) / メールの文章を書く①(お知らせ) ぶ。 随時、漢字テストを行う。 8. 小説を読む②(豊富な語彙) / メールの文章を書く②(お礼) 9. 小説を読む③(文体) / 報告書を書く①(合宿) 到達目標 10. 評論を読む①(政治) / 報告書を書く②(実習) ・授業概要で示したような多様な文章を読み、正しく理解する。また、 11. 評論を読む②(経済) / 自己紹介の文章を書く。 その文章を適切に要約できる。 12. 評論を読む③(教育) / 志望理由の文章を書く。 ・書く媒体と課された条件に適った、わかりやすい文章が書ける。 13. 論文を読む①(スポーツ関連) / 本や映画を紹介する。 14. 論文を読む②(教育関連) / 論作文を書く①(600字) 15. 論文を読む③(時事問題) / 論作文を書く②(800字) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・日頃から積極的に新聞や雑誌を読みましょう。図書館で紹介されて 評価項目 割合 評価基準等 いるベストセラー書籍なども手にとって、どんどん読もう。毎日読み続 けることが国語力アップにつながります。 試験 30% 期末テストを行い評価する。 レポート 平常点 50% 毎回、書いて提出されたものに関する評価の総合得点 20% 漢字テストなど随時行う小テストの総合得点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) オリジナルテキストを配布する。 「二時間目 国語」 小川義男監修 宝島文庫社 978-4796665636 459円 その他 上記以外の参考書: 「言語表現法講義」 加藤典洋 岩波書店 978-4000260039 2,415円 「井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室」 井上ひさし著 新潮文庫 978-4101168296 540円 ─ 119 ─ 人間総合科目 その他 授業科目名 哲学 配当年次 担当教員 単位数 1・2 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 数ある学問のうちただ一つ、みずからが用いる概念や、みずからが 1. ガイダンス(授業内容の説明と履修上の注意) 依拠し出立する前提を洗い直し、我々が生きる現実世界の基底構 2. 哲学とは何か?(文学、宗教、科学との対比) 造を洗い出す哲学、頭脳によるのみの学問に留まリ得ず、全人的な 3. 「哲学」という名の由来(西周と洋学) 営為たらざるを得ない哲学とは何かを紹介する。具体的には、開闢 以来千二百年の歴史を有するギリシア哲学のうちソクラテスとプラトン 4. 古代ギリシアにおける「ピロソピアー」 の哲学活動に焦点をあわせ、プラトン対話篇に即しつつ話を進め 5. ソクラテスとプラトンの不思議な関係(「対話篇」の独一性) る。終始倫理的なプラトン哲学の核心には、「哲学の徒は真理を我 6. ソクラテスとプラトンの生涯と時代背景 が身(み)に担い取り、我が実(み)とすべし」と告げるソクラテスの死 7. 紀元前399年のできごと(ソクラテスの裁判と死) がある。 8. 『ソクラテスの弁明』(『弁明』)一 序 9. 『弁明』二 デルポイの神託と無知の自覚 到達目標 ・古今東西を通じてただ一つしかない「哲学」という営為の感触を 得、ソクラテス・プラトンが主張する、「知恵と正義の双方がなければ 哲学はあり得ない」消息を了解し、説明できる。 10. 『弁明』三 利害得失原則と善悪美醜原則 11. 『弁明』四 神霊の声と死の超克 12. ソクラテスの対話問答活動 13. プラトンの思索 14. プラトンとアリストテレス 15. 授業全体の回顧と総括 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・プラトン対話篇の特殊性に鑑み、古代ギリシアの地理や歴史、アテ 評価項目 ナイの政治制度などあれやこれやに言及するが、これらは楽しんで 聞いてもらえばよい。「到達目標」を徹底したならば、あとはリラックス 試験 する。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 一種の小論文試験によって「到達目標」の達成度を判 100% 定(配布資料とノートは持込可) % 学則が定める出席のみならず、良好な受講態度も当然 % 自明の前提である。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 『国家』 プラトン (岩波文庫)、『方法序説』デカルト (岩波文 庫)、 『初期プラトン哲学』 加藤信朗 (東京大学出版会) 資料を随時配布する。 人間総合科目 その他 授業科目名 倫理学 配当年次 担当教員 単位数 1・2 2 対応資格 授業概要 哲学の一部門である倫理学の根本の問いは「我々は如何に生きる べきか」である。本授業は、倫理学の古典中の古典であり、哲学一般 への入門としても用いられるアリストテレスの『ニコマコス倫理学』を下 敷きとして、諸君のひとりひとりがうえの問いを問い、人生の究極目 的について考える手がかりを提供する。万学の祖アリストテレスの学 問における位置は諸君の予想をはるかに越えて大きいので、アリスト テレスそのひと、アリストテレス哲学一般、アリストテレス・ワールドへ の案内も随時行う。 授業計画(テーマ) 1. ガイダンス(授業内容の説明と履修上の注意) 2. 「倫理学」の由来(学問名の話) 3. 「万学の祖」アリストテレスの生涯 4. 「万学の祖」アリストテレスの著作 5. アリストテレスの、善と幸福の倫理学 6. 「倫理学」の特質と受講資格 7. 幸福の探究(ベース・キャンプとしての機能論) 8. 有徳者は、転変してやまない運命を主宰する 9. カントの、「道徳法則」畏敬と遵守の倫理学 到達目標 10. 人柄に関わる徳は「中庸」にある ・人間にとって真の幸福は何か、我々は如何に生きるべきか、という 11. 勇気、節制など 問いを真剣に問い、得心の行く解答が得られたならば躬行実践し、 12. 思考に関わる徳(思慮と知恵)の位置 真に幸福な人生に向かう歩みを開始できる。 13. 徳の完成としての友愛 14. 快と真理観照(究極の幸福) 15. 授業全体の回顧と総括 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・うえの「到達目標」を徹底する。古典ギリシア語、南北戦争、科学史 評価項目 割合 評価基準等 論など様々なことも話すが、これらは楽しんで聞いてもらえばよい。 一種の小論文試験によって「到達目標」の達成度を判 「どうすれば単位が取れるか」と妙に目をつり上げず、リラックスされた 試験 100% 定(配布資料とノートは持込可) い。 レポート % 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 資料を随時配布する。 その他 ─ 120 ─ 学則が定める出席のみならず、良好な受講態度も当然 % 自明の前提である。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 『レ・ミゼラブル』 ユーゴー、『ミミズと土』 ダーウィン (平凡社ライブラリー)、 『ウィトゲンシュタイン―天才哲学者の 思い出―』 ノーマン・マルコム (平凡社ライブラリー) 授業科目名 身心論 配当年次 担当教員 1・2 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) まず競技スポーツにおける身心の関わり方を各自の専門種目に即 1. Ⅰ.競技スポーツにおける身心論 して問題にする。一流選手の練習法も考える。次いで武道における 2. 1.からだを見る眼 身心論を、宮本武蔵著『五輪書』を通じて考える。武蔵は、日常生活 から身心を鍛練し、剣術の技を徹底して「道」に達している。さらに体 3. 2.技の分析 育を「からだそだて」として捉え、生活の中で個々人のからだのよりよ 4. 3.一流選手の上達法 い働かせ方の追求として考える。力を抜いてからだの内なる感覚に 5. 4.メンタル・トレーニング 注意する実習も行う。東洋的養生法や瞑想法も見ながら、身心の関 6. Ⅱ.武道における身心論-古典を読む わりからみた新たな人間存在論を展望してみたい。 7. 1.武道の古典としての『五輪書』 8. 2.『五輪書』 地の巻、水の巻 9. 3.『五輪書』 水の巻後半、火の巻 到達目標 10. 4.『五輪書』 風の巻、空の巻 ・ 自分の専門種目に即して、身心の両面から技を分析できるように 11. 5.『五輪書』にみる身心論、「道」の思想 する。 12. Ⅲ.体育における身心論 ・ 武道についての伝統的な考え方を説明できる。 ・ 自分のからだの感覚を自分で探り、よりよいあり方を追求できる。 13. 1.「からだそだて」としての体育 14. 2.東洋的養生法と瞑想法-「道」の思想の古典との関係 15. Ⅳ.身心論から新たな人間存在論へ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・ 練習ノートを作り、自分で気づき、考えたことを書くようにする。 評価項目 割合 評価基準等 ・ 自分の専門種目について、専門書やビデオなどで研究する。 ・ 教科書の解説を読む。 試験 70% 授業内容の理解度/習得状況を判断するための試験 ・ 実習の時間に、実際に力が抜けた時の感覚を掴む。 レポート % 平常点 30% 出席とその時間の内容についての感想・まとめ 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 『ビギナーズ日本の思想 宮本武蔵五輪書』 宮本武蔵著・魚住孝至編 角川学芸出版 『身体感覚を取り戻す』 斉藤孝 NHKブックス 上記以外の参考書:『宮本武蔵ー「兵法の道」を生きる』 魚住孝至 岩波新書 978-4004311676 777円 授業科目名 担当教員 宗教と日本文化 配当年次 羽賀久人 1・2 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 宗教の中で、特に仏教と日本文化とを考えてみたい。日本人の精 1. 宗教と日本文化とは 神文化史上、仏教は巨大な位置を占め、それぞれの時代に深く浸 2. 仏教とは何か―①仏教は元来外来宗教 透し、大きな影響を与えてきた。仏教は、元来インドで興り中国を経 3. 仏教とは何か―②仏教成立への思想状況 由して日本に伝来した外来宗教である。その仏教がどのように日本 文化の中へ摂取されたのか。インド・中国とも異なる日本仏教として、 4. 仏教とは何か―③大乗と小乗 どのように再創造され、独自の日本的な展開の姿を現したのか。幅 5. 仏教とは何か―④釈尊の教え 広い日本文化の中から日本人固有の宗教観や庶民信仰、文芸や一 6. 仏教の伝来と奈良仏教の形成―①仏教伝来と日本の神々 般思想などとの関連を捉えつつ、まず仏教とは何かを考える。 7. 仏教の伝来と奈良仏教の形成―②聖徳太子と鑑真 8. 仏教の伝来と奈良仏教の形成―③奈良仏教の教え 9. 古代の人々と仏教との関わり 到達目標 10. 平安時代の宗教―①最澄と空海 ・仏教の歴史的な発達段階、基本的な教えについて説明できる。 11. 平安時代の宗教―②末法と浄土 ・日本文化の中で仏教の占める位置について説明できる。 12. 鎌倉時代の社会と宗教―①武家政権の成立と鎌倉仏教の教え ・日本仏教の特性について説明できる。 13. 鎌倉時代の社会と宗教―②鎌倉仏教の特色、神道思想 ・カルトに対し遠慮ができる。 14. 近世の宗教 15. 近現代の宗教 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・高校では、日本史・世界史・倫社などの科目の中で、学習する内容 評価項目 割合 評価基準等 に相当するが、履修していなくても問題ない。 試験 レポート 平常点 70% 授業内容の理解度を判断する。 % 30% 出席状況と出席カードへの記載内容で判断する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者名、ISBNコード、備考) 必要に応じてプリントを配布する。 『日本宗教史』 末木文美士 岩波新書 4-00-431003-2 C0214 819円 その他 ─ 121 ─ 人間総合科目 その他 授業科目名 国際政治学 配当年次 担当教員 海老澤智士 単位数 1・2 2 対応資格 授業概要 世界経済の破綻は、それまでの国際秩序に大きな衝撃を与えた。 また、民族的な争い、戦争、テロリズム、民主化運動などの政治的な 問題は、日々世界各地で発生している。私たちを取り巻く国際情勢 は、まさに激動のただなかにあるといえる。国際政治学とは、広くこれ らの問題について考える、政治学の一分野である。 本講義では、まず国際社会の歩んできた歴史を振り返る。そしてそ こから、国際政治学の概念がいかに形成されてきたのかをみる。そ れらによって、これからの私たちが、どのように国際政治と向き合って いけばよいのかを考察する。 授業計画(テーマ) 1. はじめに─政治学の対象としての国際政治 2. 近代の黎明―中世から近代へ 3. 近代国家の成立―宗教戦争から三十年戦争、ウェストファリア体制 4. 国際政治の担い手―理論的考察 5. 18世紀以降の国際社会―ウィーン体制~ビスマルク外交 6. 総力戦の時代―第一次世界大戦 7. 平和の希求―国際連盟の成立 8. 荒れ狂うファシズム―1930年代の国際社会 9. ふたたび戦う世界―第二次世界大戦 到達目標 10. 戦争の惨禍をこえて―国際連合の成立 ・国際政治の大まかな流れを説明することができる。 11. 第二次世界大戦後の国際社会―冷戦~民族の対立 ・国際政治の動きを客観的にとらえる視野を持てるようになる。 12. 冷戦の終結 ・わたしたちが「国際人」としていかに生きるべきかについて、関心を 13. 冷戦後の国際社会 払えるようになる。 14. 補論―国際政治の課題 ・初歩的な専門書を読みこなせるようになる。 15. まとめ─国際政治とわたしたち 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・日ごろより新聞・テレビなどを通じ、他国の文化・慣習を学ぶことや、 評価項目 割合 評価基準等 外国人との積極的な交流を通じ、国際理解を深めることがより授業の 理解を助けることになる。社会の出来事に広く関心を持ってほしい。 試験 80% 授業内容の理解度と学んだ知識の応用力を問う。 ・「現代文明論」は本講義の理解を大いに助けるので、積極的に受 講すること。 % レポート 平常点 20% 授業中の質疑応答における態度などを評価する。 人間総合科目 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 『もういちど読む 山川政治経済』山崎広明編、山川出版社、 978-4-634-59067-0、1,500円+税。 『国際政治学をつかむ』村田晃嗣ら編、有斐閣、978-4-641-17712-3、 2,200円+税。 『国際秩序』細谷雄一著、中公新書、978-4-12-102190-8、880円+税 その他 授業中、受講者の意見、感想をたずねることがある。積極的に発言してほしい。 授業は理論を重視しながらも、現実の話題をもりこみ、受講者に親しみやすいものを目指したい。 授業科目名 担当教員 法学 配当年次 富澤輝男 単位数 1・2 2 対応資格 授業概要 法学は、社会規範の一つである法を研究対象とする学問である。 単に、法律を理解するだけでなく、社会における人間の法的評価に 値する行動にも着目することが重要と考えている。現在の法律の規 定が正しいかどうかを考える上でも、法解釈学のような実用法学のみ ならず、法哲学、法社会学および法史学などの基礎法学の理解も必 要であり、それらの研究成果も紹介する。なるべく、身近な具体例を 取り上げながら、わかりやすく解説するつもりである。 授業計画(テーマ) 1. 法と社会 2. 法の規範構造 3. 法の目的 4. 権利の本質 5. 権利の種類 6. 法源の意義 7. 自然法と実定法 8. 公法・私法および社会法 9. 一般法と特別法 到達目標 10. 強行法と任意法 ・法学の基本的専門用語が理解できるようになる。また、法的なもの 11. 実体法と手続法 の考え方、つまり法的思考力が身に付く。 12. 法の効力 13. 法の適用 14. 法の解釈 15. 法学のまとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・毎日の新聞記事の中から興味のもてる法律関係の記事を保存し、 評価項目 割合 評価基準等 読んでみることで、法的思考力の向上がはかれる。 試験 70% 法学の講義内容の理解度を問う筆記試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 30% 講義の際の小テストなどで、理解度を試し、評価する 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「法学検定試験問題集」 法学検定試験委員会編 商事法務研究会 2,400円 その他 ─ 122 ─ 授業科目名 担当教員 日本国憲法 配当年次 富澤輝男 単位数 1・2 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 憲法は、国家の基本法であり、最高法規である。憲法以外の法律 1. 憲法の意義および種類 を理解する上でも、憲法の学習は欠かせない。憲法の理解には、単 2. 大日本帝国憲法の基本原理 に、「日本国憲法」の規定を学習するだけでなく、憲法現象たる社会 生活における憲法に関する事件・紛争の考察も必要となる。 最近、 3. 日本国憲法の基本原理 4. 戦争の放棄 憲法改正も論議されるようになり、憲法のどの部分をどのように改正 するのか、また、改正する必要はないのかが論点となっている。この 5. 基本的人権保障の歴史 ような問題意識をもって憲法の理解ができるような講義にする。 6. 基本的人権の分類 7. 基本的人権に関する基本的諸問題 8. 平等権 9. 自由権 到達目標 10. 社会権その他の人権 ・憲法の規定の読み方、解釈の方法、基本的な専門用語が理解でき 11. 国民の義務 る。 12. 国民と天皇 13. 権力分立主義と議院内閣制 14. 財政 15. 地方自治 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・事前に,法学の講義を聞いておくことが望ましい。また、新聞記事の 評価項目 割合 評価基準等 法律関係の事例を保存し、読んでおくことが、法的思考力の向上に 役立つ。 試験 70% 講義内容や憲法の基本用語の理解を問う筆記試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 30% 講義の際の小テストなどで、理解度を試し、評価する 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「憲法入門」 伊藤正巳著 有斐閣 4-641-09551-5 1,600円 授業科目名 担当教員 生命科学 配当年次 刈谷文彦 単位数 1・2 2 対応資格 授業概要 地球上に生息している生物は、生物圏を構成し、そして、生態系が 形づくられている。この生態系の中で生きている人類は既存の生態 系を自分たちのために改変しようとする。このことにより多種多様な生 物集団が危機にさらされている。一方、生命科学の進歩はめざまし く、ヒト遺伝子の塩基配列がすべて明らかになり、遺伝子のすべてが 解き明かされようとしている。このような時代にあっては「生命への畏 敬」がより大切となり、現代社会で「いのち」に関してどのような問題が 生じているかを知ることが重要である。 授業計画(テーマ) 1. 生命の営み:生命現象、人が生きていること 2. 遺伝子と生命の連続性 : 1個の受精卵から複雑な個体へ 3. 遺伝子と生命の連続性 : 遺伝情報を次世代へ伝える仕組み 4. 生命を育む水、生命を包む脂質:細胞は水の中でいきている 5. 生命を支えるタンパク質 : 体内での化学反応にはたらく酵素 6. 生命を養う糖 : 細胞のエネルギー源ATPはどのようにつくられるか? 7. 個体維持に必要な情報網 (1)神経と脳の働き 8. 個体維持に必要な情報網 (2)ホルモンの働き 9. 個体維持に必要な情報網 (3)免疫の仕組み 到達目標 10. 社会における生命科学の課題 (1)細胞増殖とがん ・生命の営みがどのような仕組みで行われているかを学び、高度に 11. 社会における生命科学の課題 (2)遺伝子組換え 組織化された人体の構造と機能をとおし身体のはたらきを知り、自然 12. 社会における生命科学の課題 (3)環境ホルモン 界における人類の位置を理解することができる。 13. 社会における生命科学の課題 (4)再生医療 14. 社会における生命科学の課題 (5)老化と寿命 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・各授業では資料を配付し、それを用い授業を進める。開講期間中 評価項目 割合 評価基準等 に数回の課題を課す。評価は期末試験と課題との総合点で決定す る。 試験 80% 期末試験の結果で評価する。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 20% 開講期間中の課題により評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「ヒューマンバイオロジー(人体と生命)」 シルビア メイダー (監訳:坂井、岡田 医学書院 4-260-00156-6 5,460円 その他 ─ 123 ─ 人間総合科目 その他 授業科目名 担当教員 地球環境論 配当年次 森本清武 単位数 1・2 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) いま、世界的に地球温暖化を始めとするいろいろな環境問題が注 1. 地球環境の現状 目を浴びている。環境問題は資源やエネルギーを大量消費し、豊か 2. 自然と人間活動との係り さを求める人類の活動そのものに起因している事は明らかである。こ のままでは、地球上に住むすべての生物に重大な危機を生じさせる 3. 文明を支える資源とその開発 懸念がある。 しかし、解決への道には先進国と途上国の利害対立を 4. 資源の消費とリサイクル 含めて多くの困難な課題が横たわっている。本講義は右記のテーマ 5. エネルギーの使用と各論 どおり行うが、講師が企業在職中に体験した環境問題なども交えて、 6. 地球の誕生とエネルギー 受講者に興味が持てるように進めたい。 7. 地球環境を変える要因 8. 地球を支配する太陽 9. 近未来の地球環境を支配する人類 到達目標 10. オゾン層の破壊とフロン問題 ・地球環境の困難な現状を人に説明できる。 11. 進行中の環境問題1 大気・海洋・土壌汚染 ・地球環境を改善するために解決すべき問題点を挙げられる。 12. 進行中の環境問題2 地球温暖化・砂漠化現象 ・自分で実施可能な環境改善策を考え、実行できる。 13. 異常気象と食料生産 14. 環境に対する国際的な取り組み 15. 地球環境危機の克服 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・常に環境問題に関心を持ち、マスコミで報道されている関連番組 評価項目 割合 評価基準等 や記事に目を通すことが、授業内容の理解を深める。 ・本学の図書館には環境に関する書籍が多数置いてあるので読ん 試験 % でおくこと。 レポート 60% 15回終了後にレポートを課す。 平常点 40% 出欠席及び受講態度を減点方式で評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「沈黙の春」 レイチェル・カーソン著 新潮社 978-4102074015 660円 人間総合科目 その他 授業科目名 科学史 配当年次 担当教員 森本清武 単位数 1・2 2 対応資格 授業概要 科学史で対象とする科学は自然科学であり、自然現象に関する知 識を得る学問である。科学史の重要なテーマの一つは科学知識が、 占いや迷信、宗教などからどのように分離して現代に至ったかを知る ことである。科学は知識であるが故に道徳や倫理とは無関係である。 従って、核兵器やクローン人間などに見られるような不安や恐怖を人 類に与えてもいる。 このように科学には恩恵と同時に負の側面があ ることを知ることは重要である。本講義は講師の企業在職中の体験 談等も含めて受講者に興味が持てるように進めたい。 授業計画(テーマ) 1. 占星術とその背景 2. 錬金術 3. 計測と単位、暦と時の歴史 4. 物質観の変遷 5. 運動とエネルギー観の変遷 6. 天動説と地動説 7. 進化思想と遺伝 8. 万有引力の発見 9. 数学の発達 到達目標 10. アラビアの科学 ・科学技術が我々にもたらす恩恵と負の側面について理解し、人に 11. 光の歴史 説明できる。 12. 人体の構造と血液の循環 ・近代科学が中国や日本などの東洋ではなく西洋で誕生した背景を 13. 高分子と生命体 理解し、人に説明できる。 14. 革新の十二世紀 ・科学と宗教との関係について説明できる。 15. 日本の科学と技術の歴史 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・科学が環境に与える影響を理解するため「地球環境論」を別途、受 評価項目 割合 評価基準等 講することが望ましい。 ・科学史に関する本を読むことにより、理解が深まる。 試験 % ・本学の図書館にも科学や科学史に関する本があるので利用すると 良い。 レポート 60% 15回終了後にレポートを課す。 平常点 40% 出欠席及び受講態度を減点方式で評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「自然観の変遷」 橋本敬造他著 学術図書出版社 978-4873613307 1,890円 その他 上記以外の参考書 : 「近代科学の成立とその背景」 渡辺正雄著 日新出版 978-4817300232 1,680円 ─ 124 ─ コンピュータ入門 授業科目名 対応資格 配当年次 木村寿一 笠原政志 廣瀬恒平 神事 努 担当教員 1・2 単位数 2 AT 授業概要 授業計画(テーマ) 本講義では、コンピュータをあまり利用した事のない初心者を対象 1. ガイダンス(コンピュータ入門を始めるにあたって) に、コンピュータの活用法や様々なアプリケーションソフトの紹介をお 2. Windowsの基本動作と基礎知識 こなう。また、インターネットを利用した情報の収集や発信、ソーシャ 3. 文字の入力と文字の加工(Microsoft Wordを利用して) ルネットワークを利用した新しいコミュニケーションの方法も体験す る。さらに、画像加工や映像編集ソフトを用いた簡単なビデオの作成 4. Microsoft Wordの図形描画を利用した文字入力 や、プレゼンテーション用ソフトを使って様々な報告会や発表会等で 5. 罫線やクリップアートを利用した地図の作成(図形描画を利用して) 活用できるスライド作りをおこなう。 6. デジタルカメラを使った写真撮影と写真の加工 7. 招待状や広告チラシ等の作成 8. インターネットの利用法 9. ポータルサイトの活用について 到達目標 ・コンピュータの仕組みが説明できる。 ・コンピュータを利用してレポートを作成できる。 ・画像の加工・編集を利用してアルバムやビデオを作成できる。 ・コンピュータを利用したプレゼンテーションができる。 10. レポート作成の方法(ホームページの情報を利用して) 11. Microsoft Excelの基本的な操作 12. Microsoft Excelを使った表計算とグラフの作成 13. ムービーメーカーを利用した映像・画像編集 14. Microsoft Power Pointを使ったプレゼンテーション 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス ・世の中に溢れているコンピュータを利用した作品に触れ、コン ピュータの利用価値やその可能性を考える。 ・授業以外にも積極的にコンピュータに触れる時間を増やす。 評価方法 評価項目 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 50% 授業内容の技術習得度を判断する試験 % 50% 出席回数と課題提出状況 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業科目名 日本史概論 配当年次 担当教員 1・2 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) グローバル時代になった今、改めて自分自身が育った日本の歴史 1. はじめに 日本の風土と歴史の特徴 と文化のことを知ることが重要になる。海外に行っても日本のことが 2. 時代区分(原始・古代・中世・近世・近代・現代) 問われる。そこで日本の歴史の流れを大枠で捉えるとともに、日本文 化の内容の一端に触れてほしいと思う。教科書は歴史の流れを整理 3. 原始-縄文~弥生~古墳時代-原始神道とシャーマニズム、ムラ・クニ・朝廷 4. 古代(飛鳥・奈良時代)律令制・国家の形成-神話と歴史時代、都城・仏教 して示すとともに、文字通りビジュアルにさまざまな資料や文化財な どの写真が載せられている。最初に日本の風土について論じた後、 5. 古代(平安時代)日本的仏教・国風文化の展開・かな・和歌・物語 古代・中世・近世・近代・現代の各時代につき、それぞれに社会の特 6. 中世(平安後期~鎌倉)武士の登場、武士の政権、鎌倉幕府、鎌倉新仏教 色とそこで展開した文化について紹介する。 7. 中世(南北朝・室町時代)幕府、室町文化の展開、禅文化、生活文化 8. 近世へ(戦国時代から統一期)惣村・戦国大名・領国開発・桃山文化 到達目標 ・ 日本歴史の流れの大枠を理解する ・ 日本文化の代表的な作品などを知る。 9. 近世(江戸前半)近世社会の性格、幕藩体制、経済成長、家、元禄文化 10. 近世(江戸中期)幕政・藩政改革、儒学、藩校、武術、化政文化 11. 近代へ(幕末・維新)黒船来航、尊王攘夷から倒幕運動へ、維新政府 12. 近代(明治)近代化、政治・経済・社会の変化、対外政策、明治文化 13. 近代(大正~昭和初期)市民層の成長、日中戦争、アジア太平洋戦争 14. 現代(昭和中期・後期)ー戦後改革と高度経済成長、社会の変容 15. 現代(平成)グローバルな時代、直面する課題、将来への展望 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・教科書を必ず持参すること。教科書に書き込み、ノートしながら授 評価項目 業を聞く。試験には教科書・ノートのみ持ち込み可とする。授業の後 に感想を書かせることがある。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 50% 授業内容の理解度と答案への表現力を問う。 % 50% 授業への集中力と努力度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 『ビジュアル 図説日本史』(東京書籍)960円(内容豊富、必ず購入すること) その他 ─ 125 ─ 人間総合科目 その他 授業科目名 担当教員 東洋文化論 配当年次 林 伯原 単位数 1・2 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 「東洋文化圏」に属するアジア諸国は悠久の歴史と輝かしい文化を 1. 東洋文化の世界 ―東洋文化の内容とその特色― 有している。諸国はそれぞれ中国文化を主体的に受容しつつ、おの 2. アジアにおける漢語文化 ―漢字の出現と漢語文化の多様性― おの固有の文化も継承し、双方の文化を相互に交流させながら、現 在に至っている。このように発展してきた東洋文化には共通性と多元 3. 孔子と儒教の成立 ―儒教の思想体系とその倫理観― 4. 三国志の世界 ―三国時代の歴史・ 『三国志』と『三国志演義』― 性という一貫した特徴が見られる。本講義では、東洋文化を理解す るために、中国史の流れと文化の展開に沿いながら、アジア各国の 5. 宋の新文化 ―宋代における社会変化と庶民文化の発達― 文化を比較して、その共通点及び相違点について解説する。 6. 中国武術の世界 ―現代中国の武術の伝統性・多様性・複雑性― 7. 剣と刀 ―古代中国における剣術文化と刀術文化の変遷― 8. 武士道と騎士道 ―二つの文化の共通点と相違点― 9. 日中両国の武術文化の比較① ―「尚文卑武の社会」と「武家社会」― 到達目標 10. 日中両国の武術文化の比較② ―日中の武術の性格とその特色― ・東洋文化の歴史的流れとその受容・変容の過程を説明でき 11. 東洋医学の実際 ―伝統医学の理論体系・診察とその治療法― る。 12. 東洋の養生術 ―古代中国における養生術の発生・展開とその特色― ・東洋文化の共通性と多元性を説明できる。 13. 日中近代社会と文化の比較① ―列強の侵入による両国の開国への道― ・東洋各国文化を比較して考察する方法を紹介できる。 14. 日中近代社会と文化の比較② ―日中両国の近代化への道― 15. 東洋文化の課題とその展望 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・日ごろから、東洋文化関連の事象を扱った文献資料や新聞の国際 評価項目 割合 評価基準等 社会・経済面にも目を向けてください。また、東洋の文化や芸術を紹 介するテレビ番組や雑誌も非常に役立ちます。 試験 % レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% 資料の収集,検討・考察内容によって評価する。 受講態度及び講義の内容や要点を記入したノートに 50% よって評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 人間総合科目 その他 東洋文化について各人が興味を持っている事象を検討・考察できるようになってもらいたい。 授業科目名 西洋文化論 担当教員 配当年次 単位数 1・2 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) ヨーロッパの国々の文化は、ギリシアやローマのような共通の文化と 1. 西洋文化のなかのスペインについて 各地域固有の文化という二つの要素をもつ。この授業では、主にス 2. 現在のスペイン、国土と経済 ペインを取り上げ、スペイン固有のもの、他の地域と共通するものを 見ていく。スペインは、キリスト教国であるが、8世紀から500年間、イ 3. ローマ期以前のスペイン、フェニキア人、ギリシア人の活動 スラムの支配を受けた。また、16世紀以降、新大陸を発見征服し、ポ 4. ローマ期のスペイン、都市の建設 ルトガルとともに新しい世界システムをつくる活力があった。そうした 5. ローマ時代の経済 スペインの歴史力、地域力を考えてみたい。ひるがえって、日本人の 6. キリスト教の誕生 力を考えてほしいと思う。 7. ゲルマン人のスペイン、西ゴート時代の文化 8. イスラム・スペイン 9. イスラムの社会と経済 到達目標 10. キリスト教国の発展 ・基本的な歴史的事項を理解し、それらをわかりやすく説明できる。 11. カスティーヤとアラゴンの発展、バルセロナ市の繁栄 ・より深い理解のために、資料を利用して、調べることができる。 12. スペイン帝国 ・物事を見る視点を広げ、古典や原典を部分的にでも読むことがで 13. スペインの海外進出、コロンブスの事業、メキシコの征服 きる。 14. 近代スペイン 15. ラテンアメリカの独立 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・ノートしながら講義の流れを理解できるよう、話を聞くことが必要で 評価項目 割合 評価基準等 ある。 ・知らない地名も多いので、授業のプリントだけでなく、自分で地図 試験 80% 授業内容の理解度を筆記試験により評価する。 や年表をまとめ、イメージを広げる。 ・授業内容を自分なりに要約する。 % レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 20% 出席と、授業へのコメントを評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「ローマ帝国」 青柳正規著 岩波ジュニア新書 978-400-5004881 819円 その他 他の参考書として「聖書」や、岩波文庫、講談社学術文庫、ちくま学芸文庫などに収められている古典を部分的にでよいから、読んでもらいた い。高校時代の年表や歴史地図も役に立つ。図書館の岩波ジュニア新書も活用してほしい。 ─ 126 ─ 授業科目名 担当教員 日本事情Ⅰ 林 伯原 配当年次 1 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 日本の現代社会の成り立ちは、大きく言って現代社会の成立とそ 1. オリエンテーション の再出発としての戦後社会の形成に多くを負っている。外国人留学 2. 新政府の成立① 生にはこの特殊日本的な経緯は理解しにくいことと思われる。そこで この時期に焦点をあわせていきたい。まず、日本の特殊な近世封建 3. 新政府の成立② 社会の構造とその崩壊過程が、近代社会の特質を規定して行ったこ 4. 立憲体制と政党① と、その後、幕末から明治・大正・昭和初期の近代化が進められて 5. 立憲体制と政党② 行った国内的要因と世界史的環境を見て行くこととする。また,合わ 6. 工業の近代化① せて日本の文化・風俗・習慣などに関する知識も学習する。 7. 工業の近代化② 8. 開国から世界大戦へ① 9. 開国から世界大戦へ② 到達目標 10. 開国から世界大戦へ③ ・日本の近現代史の特徴を総体的に述べることができる。 11. 開国から世界大戦へ④ ・日本の文化・芸術・風俗・習慣などを紹介できる。 12. 近代文化① 13. 近代文化② 14. 庶民文化① 15. 庶民文化② 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・教科書を十分に読み、理解できるように予習・復習を求めます。 評価項目 割合 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 評価基準等 50% 授業内容の理解度を問う。 % 50% テキストの読解力及び小テストの得点を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「留学生のための日本史」 東京外国語大学留学生教育教材 開発センター編 山川出版社 9784634070103 1,940円 教科書は必要に応じ担当者が用意します。 授業科目名 担当教員 日本事情Ⅱ 林 伯原 配当年次 1 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 第二次世界大戦後の日本社会の動向については、世界的に様々 1. 復興① な意味で注目され、留学生にとっても興味あるところであろうと思わ 2. 復興② れる。そこで大戦での敗戦からどのような環境下でわが国の国内諸 3. 経済成長① 改革が行われ復興したか、またその後の驚異的な経済成長がどの 様にして行われたのかについて見て行きたい。その後、情報化社会 4. 経済成長② と言われるような様相を持つに至ったことについても触れ、現在と言 5. 大戦後の世界① う時代が持つ正負の諸側面についても触れることとしたい。 6. 大戦後の世界② 7. 大衆文化① 8. 大衆文化② 9. 伝統文化の様相① 到達目標 10. 伝統文化の様相② ・戦後の復興・高度成長・その後の状況についての基礎的な事項つ 11. 世界と日本の経済・文化① いて簡明に説明できる。 12. 世界と日本の経済・文化② ・すでに「戦後」でなくなった現状について総体的に述べることができ 13. 世界と日本の経済・文化③ る。 14. 世界と日本の経済・文化④ 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・教科書を十分に読み、理解できるように予習・復習を求めます。 評価項目 割合 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 評価基準等 50% 授業内容の理解度を問う。 % 50% テキストの読解力及び小テストの得点を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「留学生のための日本史」 東京外国語大学留学生教育教材 開発センター編 山川出版社 9784634070103 1,940円 その他 教科書は必要に応じ担当者が用意します。 ─ 127 ─ 人間総合科目 その他 授業科目名 日本語Ⅰ 配当年次 1 担当教員 望月好恵 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 学部の授業を理解できるよう、「日本語を聞く・読む」能力を集中的 1. 漢字・語彙・文法 (授受表現他) に伸ばすことを目標とする。 2. 漢字・語彙・文法 (使役表現他) 授業時間の最初に、前回の学習内容を確認する小テストを行う。 各自、レベルに合わせて、日本語能力試験1級または2級の語彙・ 3. 漢字・語彙・文法 (受身表現他) 4. 漢字・語彙・文法 (敬語表現他) 文法・読解問題をテスト形式で解く。授業時間後半部分で、解答を 確認し、必要な箇所については解説を加える。また、読む教材とし 5. 漢字・語彙・文法 (文のスタイル) て、新聞記事や評論の文章を積極的に取り上げていく。 6. 読解問題 (課題理解) 毎週、授業で解答した問題と同程度の問題を宿題とする。 7. 読解問題 (ポイント理解) 8. 読解問題 (概要理解) 9. 読解問題 (情報検索) 到達目標 10. 新聞記事を読む (ポイント理解) ・日本語能力検定試験1級または2級程度の日本語聴解・読解能力 11. 新聞記事を読む (概要理解) を身につける。日本語で行われる学部の講義の内容がほぼ理解で 12. 評論を読む (政治) きる。 13. 評論を読む (経済) 14. 論文を読む (教育) 15. 論文を読む (国際) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・自分の受けている講義で、授業で理解できなかった部分は、テキス 評価項目 割合 評価基準等 トやノートに印をつけておいて、授業中でも授業外でも積極的に質 問しましょう。 試験 30% 期末試験を行い評価する。 レポート 平常点 20% 毎回の宿題の評価を総合して評価する。 50% 毎回の小テストの総合点で評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) オリジナルテキストを配布する。 「完全マスター 1級日本語能力試験文法問題対策」 植木香 他著 スリーエーネットワーク 978-4883193561 1,200円 人間総合科目 その他 授業科目名 日本語Ⅱ 配当年次 1 担当教員 望月好恵 単位数 2 対応資格 授業概要 学部授業の試験やレポートに対応できる「日本語を書く」能力を集 中的に伸ばすことを目標とする。 授業時間の前半部分では、一週間分のノートを見直し、一部を抜 粋して作成し直したり、論述形式のテストの答案を作成して全員で添 削したりするなど、レポート作成に最低限必要な日本語を書く練習を 重ねる。授業時間の後半部分では、新聞・雑誌等の記事をテキストと する。音読した上で、書き写し、さらにそれを要約する。高校受験レ ベルの国語の問題集から問題を抜粋し、宿題とする。 授業計画(テーマ) 1. 授業ノートの見直し (語彙) 2. 授業ノートの見直し (文法) 3. 授業ノートの見直し (簡潔な表記) 4. 授業ノートの見直し (要点を抜き出す) 5. 論述形式のテストに挑戦 (武道) 6. 論述形式のテストに挑戦 (スポーツ) 7. 論述形式のテストに挑戦 (身体) 8. 評論を要約する (テーマを理解する) 9. 評論を要約する (主題文を特定する) 到達目標 10. 評論を要約する (400字要約) ・日本語で行われる講義の内容を理解しながら、要点をノートにまと 11. レポートを書く (武道・スポーツ) めることができる。 12. レポートを書く (身体) ・課題文を適切な長さに要約し、自分の意見を日本語で書いて表現 13. レポートを書く (健康) することができる。 14. レポートを書く (文化) 15. レポートを書く (国際交流) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・新聞のコラムや、雑誌のエッセーなどをどんどん書き写しましょう。ま 評価項目 割合 評価基準等 ずは真似からです。 ・各講義において、終了時にその授業時間に学んだことを200字程 試験 30% 期末試験を行い評価する。 度に要約しましょう。 レポート 20% 毎回の宿題の評価を総合して評価する。 平常点 50% 毎回の要約等の出来を点数化して評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) オリジナルテキストを配布する。 「出口の国語レベル別問題集 理論編」 出口汪著 株式会社ナガセ 978-4890854264 945円 その他 ─ 128 ─ 授業科目名 英語Ⅰ 配当年次 1 担当教員 川津茂生 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 授業の教材として、英語のテレビドラマを用い、標準的な英会話を 1. 英語学習の方法 学ぶ。毎回、まず、日本語でドラマを鑑賞し、つぎに、ドラマの中の会 2. 英語概要 話表現を、学ぶ。授業の終わりに、もう一度、ドラマを、英語で鑑賞す る。重点を置く、会話表現は、日常的で、標準的なものなので、集中 3. 英語ドラマ(1) 4. 英語ドラマ(2) 的に学習すれば、かなりの学習効果がある。小テストを2回実施し、 期末テストも実施する。テストは、ヒヤリングディクテーション形式を用 5. 英語ドラマ(3) いる。 6. 英語ドラマ(4) 7. 英語ドラマ(5) 8. 英語ドラマ(6) 9. 英語ドラマ(7) 到達目標 10. 英語ドラマ(8) ・英語に親しみを持ち、簡単な英会話表現を言うことができる。 11. 英語ドラマ(9) 12. 英語ドラマ(10) 13. 英語ドラマ(11) 14. 英語ドラマ(12) 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・電子辞書等の辞書を授業に持ってくることで、学習効果が、高まり 評価項目 割合 ます。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 評価基準等 50% 授業の成果を評価する、筆記試験 % 授業での質問、発言等の積極的な受講態度を評価す 50% る。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業科目名 英語Ⅱ 配当年次 1 担当教員 川津茂生 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 授業の教材として、英語のテレビドラマを用い、標準的な英会話を 1. 英語学習の方法 学ぶ。毎回、まず、日本語でドラマを鑑賞し、つぎに、ドラマの中の会 2. 英語概要 話表現を、学ぶ。授業の終わりに、もう一度、ドラマを、英語で鑑賞す る。重点を置く、会話表現は、日常的で、標準的なものなので、集中 3. 英語ドラマ(1) 4. 英語ドラマ(2) 的に学習すれば、かなりの学習効果がある。小テストを2回実施し、 期末テストも実施する。テストは、ヒヤリングディクテーション形式を用 5. 英語ドラマ(3) いる。 6. 英語ドラマ(4) 7. 英語ドラマ(5) 8. 英語ドラマ(6) 9. 英語ドラマ(7) 到達目標 10. 英語ドラマ(8) ・英語に親しみを持ち、簡単な英会話表現を言うことができる。 11. 英語ドラマ(9) 12. 英語ドラマ(10) 13. 英語ドラマ(11) 14. 英語ドラマ(12) 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・電子辞書等の辞書を授業に持ってくることで、学習効果が、高まり 評価項目 割合 ます。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 ─ 129 ─ 評価基準等 50% 授業の成果を評価する、筆記試験 % 授業での質問、発言等の積極的な受講態度を評価す 50% る。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 人間総合科目 その他 授業科目名 英語Ⅲ 配当年次 2 担当教員 川津茂生 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 授業の教材として、英語のテレビドラマと教科書の2つを用いる。テ 1. 英語概要 レビドラマは、隔週の授業で使用し、英会話に親しむとともに、状況 2. 英語ドラマ(1)―Our Very First Show 設定を踏まえた会話表現を学習する。また、隔週の間の週は、英語 学習者用に出版されている新聞News for Youから取った記事を取り 3. Why are gas prices going up? 上げた、最新の教科書を用い、総合的な英語学習をする。英語で、 4. 英語ドラマ(2)―Our Very First Night 現代世界の様々な問題を扱い、英語の世界を広げると同時に、英語 5. In Japan, chain of events leads to disaster を通して、世界について考える。また、国際人としての自覚を持つこ 6. 英語ドラマ(3)―Sisterly Love とを、目指し、将来の国際的な職業についての展望も開くように努め 7. Airport scanners expose concerns about privacy る。 8. 英語ドラマ(4)―Half a Love Story 9. Eunice Kennedy Shriver, founder of special Olympics dies 到達目標 10. 英語ドラマ(5)―A Pox in our House ・英語に親しみを持ち、基本的な英語力、特に、基礎的な文法を理 11. Young widow adopts twin orphans from Haiti 解できる。基礎的な作文能力を身につけることができる。 12. 英語ドラマ(6)―But Seriously Folks 13. Study finds people who multitask are often bad at it 14. 復習 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・電子辞書等の英語の辞書を授業に持ってくることによって、学習効 評価項目 割合 評価基準等 果が高まります。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% 授業の成果を評価する、筆記試験 % 授業での質問、発言等の積極的な受講態度を評価す 50% る。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 人間総合科目 その他 授業科目名 担当教員 英語Ⅲ 清水れい子 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 英語IIIでは、英語を英語圏の言語としてでなく、国内外で世界中 1. ことばとは何か? の人々と交流するための<多言語の中のひとつ>として位置づけ、 2. 「多言語の中の英語」という位置づけ 様々な演習を行います。日本語とは違う音のリズムや波を捉えるため 3. 様々な言語の波を味わう に、さまざまな言語を「聞き」それを「声に出し発話」します。また、自 分のこと、自分の考えを相手に伝えるためのショートスピーチの演習 4. 「ことばを歌う」ということ も行います。 5. Listening & shadowing : Meeting friends 6. Listening & shadowing: At a fast food shop 7. Listening & shadowing: Getting around 8. Presentation: 1st group 9. Presentation: 2nd group 到達目標 10. ライブの交流を楽しむ ・英語の自然な音とリズムに馴染み、必要な情報を聞きとることができ 11. Sharing time; About what I like to do る。耳で聞こえた音を、自分の口で再現し、英語で書きとることができ 12. Sharing time; About someone I respect る。簡単な考えや状況を人前で表現することができる。 13. Oral presentation 1st group 14. Oral presentation 2nd group 15. Review 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・大事なことは、難しそうに聞こえる言語でも、1)耳を開いて聞く、2) 評価項目 割合 評価基準等 口を開いて音をまねる、3)心を開いて受け入れる、という3点です。 毎回授業内容に関する小レポートを課す。また、授業中 苦手意識を持たずに、人間なら誰でも話せる<人間語>なのだとい レポート 60% の演習への取組み姿勢を評価する。 う楽な姿勢で、楽しみながら取り組みましょう。 口頭発表 40% 学期中に2回の口頭発表を英語で行う 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) なし その他 授業には、ノート、筆記用具を必ず持参すること。 ─ 130 ─ 授業科目名 英語Ⅳ 配当年次 2 担当教員 川津茂生 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 授業の教材として、英語のテレビドラマと教科書の2つを用いる。テ 1. 英語のコミュニケーション レビドラマは、隔週の授業で使用し、英会話に親しむとともに、状況 2. 英語ドラマ(1)―Danny's Very First Date 設定を踏まえた会話表現を学習する。また、隔週の間の週は、英語 学習者用に出版されている新聞News for Youから取った記事を取り 3. Search for gold poisons children in Nigeria 上げた、最新の教科書を用い、総合的な英語学習をする。英語で、 4. 英語ドラマ(2)―Just One of the Guys 現代世界の様々な問題を扱い、英語の世界を広げると同時に、英語 5. Website helps match the missing and the dead を通して、世界について考える。また、国際人としての自覚を持つこ 6. 英語ドラマ(3)―The Seven-Month itch Part1 とを、目指し、将来の国際的な職業についての展望も開くように努め 7. Math genius may say No to $ 1 million る。 8. 英語ドラマ(4)―The Seven-Month itch Part2 9. United Kingdom: Too lazy of too hardworking 到達目標 10. 英語ドラマ(5)―Mad Money ・英語に親しみを持ち、基本的な英語力、特に、基礎的な文法を理 11. The curious history behind "Curious George" 解できる。基礎的な作文能力を身につけることができる。 12. 英語ドラマ(6)―D.J.Tanner's Day Off 13. Should nurses take on doctors' roles 14. 復習 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・電子辞書等の英語の辞書を授業に持ってくることによって、学習効 評価項目 割合 評価基準等 果が高まります。 試験 50% 授業の成果を評価する、筆記試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 授業での質問、発言等の積極的な受講態度を評価す 50% る。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業科目名 担当教員 英語Ⅳ 清水れい子 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 英語IVでは、英語IIIに引き続き、英語を英語圏の言語としてでな 1. ことばとは何か? く、国内外で世界中の人々と交流するための<多言語の中のひとつ 2. 「多言語の中の英語」という位置づけ >として位置づけ、様々な演習を行います。日本語とは違う音のリズ ムや波を捉えるために、さまざまな言語を「聞き」それを「声に出し発 3. Listening & shadowing : 招待状を読みとる 4. Listening & shadowing : デートに誘う! 話」します。また、自分のこと、自分の考えを相手に伝えるための ショートスピーチの演習も行います。 5. Listening & shadowing :値切る! 6. Presentation 1st group 7. Presentation 2nd group 8. ライブの交流を楽しむ 9. Listening & shadowing:シンプルに自己紹介 到達目標 10. Listening & shadowing:多言語で自己紹介 ・英語の自然な音とリズムに馴染み、必要な情報を聞きとることができ 11. Sharing ideas-My Strength & Weakness る。耳で聞こえた音を、自分の口で再現し、英語で書きとることができ 12. Sharing ideas-My hometown(Jimoto) る。簡単な考えや状況を英語で書き表すことができる。 13. Sharing ideas-About 'Japan'/'Japanese' 14. Oral presentation 15. Review 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・大事なことは、難しそうに聞こえる言語でも、1)耳を開いて聞く、2) 評価項目 割合 評価基準等 口を開いて音をまねる、3)心を開いて受け入れる、という3点です。 毎回授業内容に関する小レポートを課す。また、授業中 苦手意識を持たずに、人間なら誰でも話せる<人間語>なのだとい レポート 60% の演習への取組み姿勢を評価する。 う楽な姿勢で、楽しみながら取り組みましょう。 平常点 40% 学期中に2回の口頭発表を英語で行う 出席点 % 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) なし 未定 その他 授業には、ノート、筆記用具を必ず持参すること。 ─ 131 ─ 人間総合科目 その他 授業科目名 担当教員 英語Ⅴ ブレット カクレハム 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 『英語Ⅰ~Ⅳ』で学んだ知識を復習するとともにそれらを活用し、 1. Why Learn English? 様々な話題や事柄について、自分の考えや意見を英語で述べること 2. Forever Single ができるように学習を進めます。 3. What's for Dinner? ペアまたは少人数のグループを作り、英語で考え・英語で学び・英 4. Last Chance 語で交流する訓練を行います。 また、 厳選した小説や新聞記事等から収集した英文を読んだり、 5. Take the Money and Run 音楽・映画等のメディアを鑑賞したりして、英語圏の文化を理解する 6. Traffic Jam とともに、ヒアリング・スピーキング能力を高めていきます。 7. The Unborn Child 8. Family Harmony 9. For the Sake of the Children 到達目標 10. Family Values ・自分の考えを英語で的確に伝え、他の人の意見も尊重し交流する 11. Taking Care of Mother ことができる。また、英語圏の文化を理解したうえで、人々との交流を 12. A Reward or a Bribe? 楽しむことができる。 13. Friends and Lovers? 14. Tom Cat's Story 15. An International Relationship 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・日頃から、英語のニュース(CNN)や、映画(字幕スーパー)を多く 評価項目 割合 評価基準等 観てください。ネイティブの英語のスピードに慣れるために非常に役 立ちます。 試験 60% 授業内容の理解度を問う。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 20% レポート(5回の予定)を課し評価する。 20% 授業の受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) Impact Issues, Longman 人間総合科目 その他 授業科目名 担当教員 英語Ⅵ ブレット カクレハム 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 『英語Ⅰ~Ⅳ』で学んだ知識を復習するとともにそれらを活用し、 1. 20 Years of Pain 様々な話題や事柄について、自分の考えや意見を英語で述べること 2. Happily Ever After ができるように学習を進めます。さらに、『英語Ⅴ』で学んだ能力をよ り向上させ、幅広い分野の話題や問題について論じる能力を高めま 3. Growing Apart 4. Flight 77 す。 過去の出来事、自分の履歴、将来のプラン等を英語で発表したり、 5. Doing the Right Thing 様々な事柄について英語で意見交換できるよう学習します。 6. The Right to Die また、 英語圏の文化を理解するとともに、厳選した小説、音楽、ビ 7. Alive or Dead? デオ等を観て、その内容を的確に解釈し、それらを楽しめる英語能 力を高めていきます。 8. Should the Dead Help the Living? 9. Hostage 到達目標 10. Helping Others ・自分の考えを英語で的確に伝え、他の人の意見も尊重し交流する 11. A Woman's Place ことができる。また、英語圏の文化を理解したうえで、人々との交流を 12. To Tell or Not to Tell 楽しむことができる。 13. Why Don't You Accept Us? 14. Finders Keepers 15. A Mother's Story 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・日頃から、英語のニュース(CNN)や、映画(字幕スーパー)を多く 評価項目 割合 評価基準等 観てください。ネイティブの英語のスピードに慣れるために非常に役 立ちます。 試験 60% 授業内容の理解度を問う。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 20% レポート(5回の予定)を課し評価する。 20% 授業の受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) Impact Issues, Longman その他 ─ 132 ─ 授業科目名 担当教員 応用英語A ブレット カクレハム 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本講義では、『英語Ⅰ~Ⅵ』で学んだ英語能力を応用して、さらな 1. Orientation るリスニング・スピーキング能力の向上を目指します。 英語圏の文化 2. Preparing for an Overseas Trip 1 や習慣をより深く理解するとともに、英語でのコミュニケーション能力 3. Preparing for an Overseas Trip 2 / TOEIC Lesson の実践力を磨き、社会の中で英語を使うシーンに積極的に関わり、 国際人として活躍することのできる英語能力を学びます。また、 英語 4. Learn about Studying Abroad 1 検定試験(TOEIC )に備え、スピーキング・ライティング・リスニング・ 5. Learn about Studying Abroad 2 / TOEIC Lesson リーディングの能力を高めます。 6. Doing a Homestay 1 7. Doing a Homestay 2 / TOEIC Lesson 8. Asking for and giving Directions 1 9. Asking for and giving Directions 2 / TOEIC Lesson 到達目標 10. Dining Out 1 ・社会の中で英語を使うシーンに、自ら自信を持って積極的に関わ 11. Dining Out 2 / TOEIC Lesson ることができる。 12. Talk about Vacation Activities 1 13. Talk about Vacation Activities 2 / TOEIC Lesson 14. Getting around Town 1 15. Getting around Town 2 / TOEIC Lesson 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・日頃から、英語のニュース(CNN)や、映画(字幕スーパー)を多く 評価項目 割合 評価基準等 観てください。ネイティブの英語のスピードに慣れるために非常に役 立ちます。 60% 授業内容の理解度を問う。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 40% 授業中に行う英会話と、受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じ印刷物を配布する。 授業科目名 担当教員 応用英語B ブレット カクレハム 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本講義では、『英語Ⅰ~Ⅵ』で学んだ英語能力を応用して、さらな 1. Orientation るリスニング・スピーキング能力の向上を目指します。 『応用英語A』 2. Hotel and Reservations 1 で学んだことをさらに進めて、英語圏の文化や習慣をより深く理解す るとともに、英語でのコミュニケーション能力の実践力を磨き、社会の 3. Hotel and Reservations 2 / TOEIC Lesson 中で英語を使うシーンに積極的に関わり、国際人として活躍すること 4. At the Airport 1 のできる英語能力を学びます。また、 英語検定試験(TOEIC )に備 5. At the Airport 2 / TOEIC Lesson え、スピーキング・ライティング・リスニング・リーディングの能力を高め 6. Going on a Day Tour 1 ます。 7. Going on a Day Tour 2 / TOEIC Lesson 8. Talking about Yourself 1 9. Talking about Yourself 2 / TOEIC Lesson 到達目標 10. Planning and Making Suggestions 1 ・社会の中で英語を使うシーンに、自ら自信を持って積極的に関わ 11. Planning and Making Suggestions 2 / TOEIC Lesson ることができる。 12. Getting Information 1 13. Getting Information 2 / TOEIC Lesson 14. Talking about your Country 1 15. Talking about your Country 2 / TOEIC Lesson 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・日頃から、英語のニュース(CNN)や、映画(字幕スーパー)を多く 評価項目 割合 評価基準等 観てください。ネイティブの英語のスピードに慣れるために非常に役 立ちます。 試験 60% 授業内容の理解度を問う。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 40% 授業中に行う英会話と、受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じ印刷物を配布する。 その他 ─ 133 ─ 人間総合科目 その他 授業科目名 担当教員 フランス語Ⅰ 多田寿康 配当年次 1 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) テキストを使用しながら、フランス語の文法事項のうち、基礎となる 1. フランス・フランス語とは 部分を学習します。文の中心をなす名詞と動詞を中心に勉強してい 2. アルファべ、読み方1 きます。 文法及び会話の授業になりますので、授業中は読み書きだけでは 3. 読み方2 4. 郵便局はどこですか? 文法編 なく、口頭練習も取り入れていきます。 フランス映画を見る機会を作りますが、フランス語の聞き取りととも 5. 郵便局はどこですか? 会話編 に、フランスの文化、フランス人の考え方、ものの見方などにも注目し 6. 学生ですか? 文法編 てください。 7. 学生ですか? 会話編 8. お腹がすきました 文法編 9. お腹がすきました 会話編 10. ステーキを食べます 文法編 11. ステーキを食べます 会話編 到達目標 ・フランス語の単語が読める。 ・簡単な日常の挨拶と会話ができる。 12. 彼女はピンクのTシャツを着ています 文法編 13. 彼女はピンクのTシャツを着ています 会話編 14. フランス語の実際 1 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・語学学習は積み重ねと慣れが大事であるので、毎日5分でもフラン 評価項目 ス語に触れる時間を作るようにすると、習得が早くなります。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 50% 授業内容の理解度 % 50% 出席点ではない。授業中の発言数を点数化する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 『ケンとジュリー』、太原孝英他、駿河台出版社、 ISBN978-4-411-00826-8、2200円+税 人間総合科目 その他 授業科目名 担当教員 フランス語Ⅱ 多田寿康 配当年次 1 単位数 1 対応資格 授業概要 後期はテキストを使用しながら、フランス語の文法事項のうち、基礎 となる部分を学習します。文の中心をなす名詞と動詞を中心に勉強 していきます。 文法及び会話の授業になりますが、授業中は読み書きだけではな く、口頭練習も取り入れていきます。 前期同様、フランス映画を見ますが、フランス語の聞き取りととも に、フランスの文化、フランス人の考え方、ものの見方などにも注目し てください。 到達目標 ・簡単なフランス語の文が読み書きできる。 ・簡単なフランス語の会話ができる。 授業計画(テーマ) 1. フランス語とフランス文化 2. シャルル・ド・ゴール空港に到着です 文法編 3. シャルル・ド・ゴール空港に到着です 会話編 4. パリの外にも行きたい 文法編 5. パリの外にも行きたい 会話編 6. フランス語の実際 2 7. 明日は何をするの? 文法編 8. 明日は何をするの? 会話編 9. 朝早く出発しなければなりません 文法編 10. 朝早く出発しなければなりません 会話編 11. フランス語の実際 3 12. ケンが私を初詣に連れて行ってくれます 文法編 13. ケンが私を初詣に連れて行ってくれます 会話編 14. まとめ 15. まとめ 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・語学学習は積み重ねと慣れが大事であるので、毎日5分でもフラン 評価項目 ス語に触れる時間を作るようにすると、習得が早くなります。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 50% 授業内容の理解度 % 50% 出席点ではない。授業中の発言回数を点数化する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 『ケンとジュリー』、太原孝英他、駿河台出版社、 ISBN978-4-411-00826-8、2200円+税 その他 ─ 134 ─ 授業科目名 担当教員 フランス語Ⅲ 多田寿康 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 「フランス語を大学で勉強しました。」と言い切るにはちょっと心細い 1. フランス語IIIの概観 かなあと感じる人、「実用性に不足があるような気がする。」人たちに 2. フランス語I・IIの復習 答えることができるのが、フランス語Ⅲです。フランス語Ⅰ、Ⅱでは現 在形のみを習いましたが、人生、昨日もあれば明日もあります。動詞 3. 名前・国籍・職業を言う の過去形、未来形、それに語彙とその使い方について学びます。具 4. 年齢を言う・家族を語る 体的な場面に応じた実用的ないい回しも必要ですし、会話の相手の 5. フランス語の実際 気持ちも理解しなければなりません。フランス語Ⅲは、フランス語Ⅱ 6. 好きなものを言う に比べてより具体的になります。 7. 持ち物を言う 8. 友達について話す 9. フランスを知る1(パリ) 到達目標 10. 尋ねる ・語彙を多く身につける。 11. 近い未来・近い過去のことを語る ・旅行や短期留学を仮定して場面に応じた疑似会話を体験する。 12. 時間天候を言う ・予定の打合せができるようになる。 13. フランスを知る2(エスプリ) 14. 数量を表す 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・ひとに自分が得た情報を語り、自分の意見を述べて、相手の意見 評価項目 割合 に耳を傾けてください。日本語でOKです。外国語で話す時の最も 重要な訓練は、会話のキャッチボールです。 試験 % レポート 平常点 授業科目名 担当教員 % 100% 小テスト取得点 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) フランス語Ⅳ 多田寿康 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 フランス語Ⅳでは、未来や過去に関する表現と、復文について学 びます。これで、フランス語で現在のみならず、未来のことや、過去 のことを話し合ったり、文章で読んだりすることの基礎の完成です。あ とは、実践と慣れが勝負です。 フランス語に慣れ、フランス語が反射的に出てくるように、授業で は練習を多くして、実力向上を図りたいと思います。 到達目標 ・相手の気持ちを理解し、自分が必要とする情報を得ることができ る。 ・相手の文化について片言ながらも意見を交わすことができる。 ・フランス語圏に旅行し無事に帰ることができる。 受講・学習上のアドバイス ・難しいことを望まずに、まず相手の文化に興味をもつことが一番。 自分の文化について深く考える。 ・フランス映画は質が高い。どんどんと見ること。 ・友だちができたら、友情の絆を大切にする。 授業計画(テーマ) 1. フランス語IIIの復習 2. 紹介する 3. 一日を語る 4. 頼む・命令する 5. フランスを知る3(人間関係) 6. 未来のことを語る 7. 過去のことを語る1 8. 過去のことを語る2 9. ふらんすを知る4(地方都市) 10. 人や物について語る 11. 比較する 12. 受け身の形を使う 13. フランス語圏 14. 仮定する 15. まとめ 評価方法 評価項目 割合 試験 % レポート % 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「新・東京ーパリ、初飛行〈新装改訂版〉」 藤田裕二他著 (駿河台出版社) 4-8086-2147-9 ¥2200+税 仏和辞典(1年生の時に買ったもの) その他 ─ 135 ─ 評価基準等 100% 小テスト取得点 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 人間総合科目 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「新・東京ーパリ、初飛行〈新装改訂版〉」 藤田裕二他著 (駿河台出版社) 978-4-411-011145-5 ¥2200+税 仏和辞典(1年生の時に買ったもの) その他 評価基準等 授業科目名 担当教員 応用フランス語A 多田寿康 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 1・2年生で習ったことの復習から始めて、新たな文法事項を学び、 1. フランス語概観 より多くのフランス語に接してもらいます。 2. フランス語の基礎の確認1:動詞 語学は数をかけていくうちにパッと目の前が開けるような時がありま 3. フランス語の基礎の確認2:動詞以外 す。そこに到達できるように授業では、こちらの説明を基に作業をし 4. フランス語でSF映画を観る てもらい、自分でできたという達成感を得てもらいたいと思います。 辞書は必ず持ってくること。 5. 挨拶 毎回口頭練習をします。短い会話文を覚えて使えるようになっても 6. 紹介 らいます。 7. 相手・第三者のことをきく また、ビデオではフランスの様子、文化、フランス語、フランス人の ものの考え方などに注目してください。 8. フランス語で恋愛映画を観る 9. 数字を使った表現1:値段 到達目標 10. 数字を使った表現2:年齢、時刻 ・フランス語の文法事項、表現の習得。一人で辞書を頼りにある程度 11. 行く・来る の長さのフランス語が読める。 12. 近い未来と近い過去 ・口頭練習で、相手に自分の話すフランス語を理解させ、相手の話 13. フランス語でアクション映画を観る すフランス語を理解できる。 14. まとめ 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・語学学習は積み重ねと慣れが大事であるので、毎日5分でもフラン 評価項目 割合 ス語に触れる時間を作るようにすると、習得が早くなります。 試験 % レポート % 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 評価基準等 100% 毎回の授業の理解度によって成績を出します。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) プリントを配布 人間総合科目 その他 辞書は特に指定をしませんが、1年生の時に買ったものを持って来てください。 授業科目名 担当教員 応用フランス語B 多田寿康 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 応用フランス語Bではやや複雑な文法事項を扱いますが、これらを 1. フランス文化について 覚えるとこなれたフランス語になってきます。 2. これまでの復習1:動詞 授業の進め方はAと同様に、こちらの文法説明の後、実際にフラン 3. これまでの復習2:数字を使った表現 ス語を自分で解釈してみる、クラスメートとフランス語でコミュニケー 4. フランス語でコメディ映画を観る ションを取ってみる、という手順になります。 辞書を持ってくること。 5. 意見1:好き ビデオも習った言葉が耳に入ってくるように効くとともに、文化、背 6. 意見2:嫌い 景、ものの考え方などにも注意してみましょう。 7. 意見3:賛成・反対 8. フランスの子供の生活 9. できる・したい 到達目標 10. 比較 ・学習事項を理解して、フランス語を使える。 11. 複合過去1:助動詞avoir 12. 複合過去2:助動詞être 13. フランスのエスプリ 14. まとめ 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・語学学習は積み重ねと慣れが大事であるので、毎日5分でもフラン 評価項目 割合 ス語に触れる時間を作るようにすると、習得が早くなります。 試験 % レポート % 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 評価基準等 100% 毎回の授業の理解度によって成績を出します。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) プリントを配布。 その他 辞書は手持ちの物を持って来てください。 ─ 136 ─ 授業科目名 担当教員 スペイン語Ⅰ 佐々木克実 配当年次 1 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) スペイン語を全くの初歩から学習する者のために、発音から始めて 1. スペイン語概観 基本的な語彙、文法というスペイン語の基礎を修得することを目的と 2. アルファベットと母音の発音 する。特に単文で現在形による文章を作っていくことが中心となる。 さらに短い会話文の暗記、発表を行い話すことを練習する。また、ビ 3. 子音の発音 4. 音節の分け方とアクセントの位置 デオ等を利用し、なるべくネイティブのスペイン語に慣れていきた い。授業は毎回その日に学習した事柄が理解できたかどうか小テス 5. 名詞の性 トを行い、次回の授業でそれをさらに復習し、一つ一つきちんと理解 6. 名詞の数 してから次の事項に進むことを心がける。 7. 「これは何ですか。」 8. 形容詞-1(形容詞の用法) 9. 形容詞―1(形容詞の性・数変化) 到達目標 10. serの活用と用法-「これは~(名詞)です。」 ・スペイン語の簡単な文章が読め、理解できる。 11. serの活用と用法-職業 ・スペイン語の簡単な文章を作ることができる。 12. serの活用と用法-「これは~(形容詞)です。」 ・スペイン語で簡単なあいさつができる。 13. 会話:あいさつ 14. 会話:自己紹介 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・常日頃から、スペイン語圏の国々の文化、スペイン語等に興味を持 評価項目 割合 評価基準等 つことがスペイン語の理解を深めることに役立ちます。 ・テレビ、ラジオのスペイン語講座を視聴することは非常に参考にな 試験 90% 毎回行う小テスト及び期末試験により評価する。 ります。 レポート % 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 10% 積極的な授業の受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「スペイン語への鍵(La llave al mundo hispánico)」 佐々木克実 弘学社 978-4-902964-48-6 2,400円 教科書は佐々木担当のスペイン語Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの授業で共通です。 授業科目名 担当教員 スペイン語Ⅱ 佐々木克実 配当年次 1 単位数 1 対応資格 授業概要 スペイン語Ⅰで学習したものを土台として、さらに基礎を習得する。 つまり、継続して語彙、基本文型を増やすことと、基本的な文法(単 文で現在形が中心となる)、会話、作文、聞き取りを学習し、話す、読 む、聞く、各能力を習得していく。また、ビデオなどを用い、スペイン 語圏の国々の文化・習慣等に関する知識も合わせて学習する。授業 では毎回その日に学習した事柄が理解できたかどうか小テストを行 い、次回の授業でそれをさらに復習し、一つ一つきちんと理解してか ら次の事項に進むことを心がける。 授業計画(テーマ) 1. スペイン語概観及びスペイン語Ⅰの復習 2. serの用法-国籍 3. serの用法-出身 4. estarの活用と用法-所在 5. estarの用法-状態 6. Hayの用法 7. 直説法現在―ar動詞の活用 8. 直説法現在―ar動詞の用法 9. 直説法現在―er動詞の活用 到達目標 10. 直説法現在―er動詞の用法 ・簡単な自己紹介がスペイン語でできる。 11. 直説法現在-ir動詞の活用と用法 ・スペイン語の基本的な文型、動詞の使い方を理解し、文章を作るこ 12. 直説法現在動詞の活用と文の作り方 とができる。 13. 時間の言い方,曜日・日付の言い方 14. 会話:レストランで 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・常日頃から、スペイン語圏の国々の文化、スペイン語等に興味を持 評価項目 割合 評価基準等 つことがスペイン語の理解を深めることに役立ちます。 ・テレビ、ラジオのスペイン語講座の視聴は非常に参考になります。 試験 90% 毎回行う小テストと期末試験により評価する。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 10% 積極的な授業の受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「スペイン語への鍵(La llave al mundo hispánico)」 佐々木克実 弘学社 978-4-902964-48-6 2,400円 その他 教科書は佐々木担当のスペイン語Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの授業で共通です。 ─ 137 ─ 人間総合科目 その他 授業科目名 スペイン語Ⅲ 佐々木克実 担当教員 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 1年次、スペイン語Ⅰ、Ⅱでは非常に基本的な文法や表現を学ん 1. スペイン語の歴史 だが、スペイン語Ⅲではそれらの基本的な文法、表現を基礎にして、 2. 復習 それらを確認しながら、さらに文法や表現の使い方を学習する。時制 3. 直説法現在形不規則動詞1-活用 としては現在形、文章としては単文の範囲の中できちんと文章を書 けるように練習する。また、実際の場面に即した会話表現も多く学習 4. 直説法現在形不規則動詞1-用法 し、使えるスペイン語の獲得を目指す。そのために、会話練習をした 5. 直説法現在形不規則動詞2-活用 り、ビデオ等を用いてネイティブのスペイン語に触れる機会を作りた 6. 直説法現在形不規則動詞2-用法 い。 7. 人称代名詞(直接目的格) 8. 直説法現在形不規則動詞3-活用 9. 直説法現在形不規則動詞3-活用と用法 到達目標 10. 直説法現在形不規則動詞3-用法 ・日常よく使われる文章を現在形で作り、また理解することができる。 11. 人称代名詞 (間接目的格) ・会話においても簡単な日常会話をすることができる。 12. 会話:バーで 13. 直説法現在形不規則動詞 4 14. gustarの用法 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・常日頃から、スペイン語圏の国々の文化、スペイン語等に興味を持 評価項目 割合 評価基準等 つことがスペイン語の理解を深めることに役立ちます。 試験 レポート 平常点 80% 数回行う小テストと期末試験により評価する。 % 20% 積極的な授業の受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「スペイン語への鍵(La llave al mundo hispánico)」 佐々木克実 弘学社 978-4-902964-48-6 2,400円 人間総合科目 その他 教科書は佐々木担当のスペイン語Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの授業で共通です。 授業科目名 スペイン語Ⅳ 担当教員 佐々木克実 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 まず、今まで学習してきたスペイン語の現在形を使って単文の中で の表現を時間をかけて復習して確実なものにしていく。そして、さら に不定詞の用法、再帰動詞など新しい文法、語彙、表現等を学習し ていく。会話もさらに高度な内容のことが言えるように練習をしてい く。ビデオ、テープなどを通じてスペイン語圏の国々の生活・習慣、 歴史などにも触れ、ことばだけではなくスペイン語の背景をも学習 し、ことばを文化として捉えることも合わせて学習する。 授業計画(テーマ) 1. スペイン語Ⅲの復習 2. 規則活用動詞 3. 目的格人称代名詞 4. 不規則動詞 1-活用 5. 不規則動詞 2-用法 6. 会話:駅で 7. 不定詞の用法 1-作り方 8. 不定詞の用法 2-用法 9. 会話:タクシーで 到達目標 10. 再帰動詞 1-活用 ・日常よく使われる文章を現在形で作り、また理解することができる。 11. 再帰動詞 2-活用と用法 ・スペイン語で日常会話をすることができる。 12. 再帰動詞 3-用法 13. 文のつなぎ方-接続詞 14. 文のつなぎ方-関係代名詞 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・常日頃から、スペイン語圏の国々の文化、スペイン語等に興味を持 評価項目 割合 つことがスペイン語の理解を深めることに役立ちます。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 評価基準等 80% 数回行う小テストと期末試験により評価する。 % 20% 積極的な授業の受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「スペイン語への鍵(La llave al mundo hispánico)」 佐々木克実 弘学社 978-4-902964-48-6 2,400円 その他 教科書は佐々木担当のスペイン語Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの授業で共通です。 ─ 138 ─ 授業科目名 担当教員 応用スペイン語A 佐々木克実 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 今までに学習したスペイン語の基礎知識を基に、実際の生活に即 した場面における会話表現を実際に会話を暗記し、それを発表しな がら学習していく科目である。また、スペイン語が話されている地域 の文化、習慣等についても学習し、スペイン語の背景も併せて理解 する。そのために、ビデオを見たり、ネイティブに来てもらって話を聞 いたりすることもある。今までスペイン語を勉強して、さらにスペイン語 について知りたいと興味を持っている学生が楽しく、興味を持って参 加できるような授業を心がけたい。 授業計画(テーマ) 1. 基本会話:あいさつ 2. 基本会話:自己紹介 3. 基本会話:訪問先で 4. スペイン語圏の文化、習慣(スペインの公用語) 5. 基本会話:道を尋ねる 6. 基本会話:駅で 7. 基本会話:レストランで 8. スペイン語圏の文化、習慣(ラテンアメリカ諸国の公用語) 9. 基本会話:パーティーで 到達目標 10. 基本会話:買い物(デパートで) ・日常の色々な場面における会話表現、語彙等を使ってスペイン語 11. 基本会話:クラスで による会話をすることができる。 12. スペイン語圏の文化、習慣(食べ物) 13. 日本のことをスペイン語で読む(日本の歴史) 14. 日本のことをスペイン語で読む(日本の文化) 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・スペイン語の映画や音楽も多数あるので、それらを見たり聞いたり 評価項目 割合 評価基準等 する機会を作る事により、さらにスペイン語の理解が深まる。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 80% 期末試験により評価する。 % 20% 積極的な授業の受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 用意したプリント等を使用する。 授業科目名 担当教員 応用スペイン語B 佐々木克実 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 応用スペイン語Aで学習したものをさらに発展させるための科目で 1. 基本会話:銀行で ある。つまり、実際の場面に即した会話とそれに必要な表現、単語を 2. 基本会話:郵便局で 暗記し、それを発表しながら学習していく。また、それらの場面表現 3. 基本会話:病院で に出てくる文法事項も会わせて学習する。さらに、スペイン語が話さ 4. スペイン語圏の文化、習慣(スペイン語の地域差) れている地域の文化、習慣等をいろいろな角度から学習していく。 必要があればビデオ等を見たり、音楽を聴いたりすることもある。ま 5. 基本会話:天候 た、ネイティブに来てもらって実際にスペイン語で会話する機会を作 6. 基本会話:劇場で り、実践してもらう。 7. 基本会話:タクシーで 8. スペイン語圏の文化、習慣(スポーツ) 9. 基本会話:学校で 到達目標 10. 基本会話:買い物(店で) ・日常の色々な場面における会話表現、語彙等を使って、さらに高 11. 基本会話 : 空港で 度で実践的なスペイン語による会話をすることができる。 12. スペイン語圏の文化、習慣(スペイン語の歴史) 13. 日本のことをスペイン語で読む(日本の政治) 14. 日本のことをスペイン語で読む(日本の教育) 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・別科生の中にもスペイン語を母語とする者がいるので、彼らと会話 評価項目 割合 評価基準等 の練習をしてネイティブのスペイン語に触れてほしい。 試験 レポート 平常点 80% 期末試験により評価する。 % 20% 積極的な授業の受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 用意したプリント等を使用する。 その他 ─ 139 ─ 人間総合科目 その他 授業科目名 担当教員 中国語入門Ⅰ 林 伯原 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 中国語(漢語ともいう)は世界の一大言語といわれており、黄河文 1. 中国語入門Ⅰ ―中国語の発音とその音節の紹介ー 明を代表する漢語はアジアや世界の文化に大きな影響を与えてい 2. 発音の練習と挨拶言葉① ―声調・単母音・複母音・挨拶言葉Ⅰ― る。中国の歴史と文化の理解をより深めるためには一定程度の中国 語の知識を身に付けていることが必要である。本授業は初めて中国 3. 発音の練習と挨拶言葉② ―声母音,音節の練習・挨拶言葉Ⅱ― 語を学習する者を対象として、中国語の発音、基本的な文法及び日 4. 発音の練習と挨拶言葉③ ―鼻音を伴う母音練習・挨拶言葉Ⅲ― 常生活で使われる一般の用語を身につけることを目指す。発音から 5. 発音の総合練習 ―単母音・複母音・声母音・鼻音の復習― 始めて、基本的な文法を学びながら、日常生活の場面でコミュニ 6. 第1課「出会い」 ―単語・本文・・練習(人称代詞・「是」の構文)― ケーションができるような口頭表現及び聴解の練習を行なう。 7. 第2課「ガールフレンド」 ―単語及び本文の学習― 8. 第2課の練習 ―指示代詞・常用副詞Ⅰ・疑問詞の応用― 9. 第3課「ランチ」 ―単語・本文・・練習(動詞述語文・反復疑問文)― 到達目標 10. 第4課「三人で」 ―単語及び本文の学習― ・中国語の基礎的文法を用いて、日常生活でのあいさつや簡単な会 11. 第4課の練習 ―形容詞述語文・常用副詞Ⅱ・助動詞の「想」― 話ができる。 12. 総合練習(1) ―単語・穴埋め問題・日本語を中国語に訳する等― 13. 第5課「テストの成績」 ―単語及び本文の学習― 14. 第5課の練習 ―比較文・形容詞の重ね型・助動詞の「要」等― 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・日頃から、興味をもって中国文化や中国旅行記などの、書籍・雑誌 評価項目 割合 評価基準等 を読んでください。中国語の力をつけるために非常に役立ちます。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% 小テストの成績によって評価する。 % 受講態度及び授業中に口頭及び黒板で提示された質 50% 問に対する回答のレベルによって評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「ビデオで学ぶ入門中国語一年生のころ(改訂版)」 相原 茂他著 朝日出版社 978-4-255-45087-2 2,625円 人間総合科目 その他 皆さんが抱いている中国語の疑問を解決したいと思いますので,遠慮なく質問にきて下さい。 授業科目名 担当教員 中国語入門Ⅱ 林 伯原 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 「中国語入門Ⅰ」で修得した知識に基づいて日常会話の能力及び 1. 前期授業の内容の総合復習 文法を高めるとともに、読解力及び作文能力の向上を目ざす。日常 2. 第6課「二人でデート」 ―単語及び本文の学習― 会話は主として年齢の言い方、時刻の言い方、年月日の言い方、場 所を表す言葉、数詞及びお金の言い方など、会話でよく使われる文 3. 第6課の練習 ―年齢の言い方・「「有」及び「在」の構文― 4. 第7課「あくる日」 ―単語及び本文の学習― 型及び慣用表現の練習を中心に、基本的な会話の内容を把握し、 実用的な口頭表現能力を向上させる。そして、文法では比較文、 5. 第7課の練習 ―年月日の言い方・時刻の言い方・文末の「了」の応用― 「有」、「在」の構文、常用の動詞、形容詞、副詞、介詞、数詞、量詞 6. 第8課「ライバル登場 ―単語及び本文の学習― の使い方を中心に練習する。 7. 第8課の練習 ―場所を表す言葉・進行の表し方・お金の言い方等― 8. 総合練習(2) ―単語・穴埋め問題・日本語を中国語に訳する等― 9. 第9課「バースディプレゼント」 ―単語及び本文の学習― 到達目標 10. 第9課の練習 ―ものの数え方(量詞)・動詞につく「了」等― ・会話でよく使われる文型や慣用表現を使うことができる。 11. 第10課「テニス」 ―単語及び本文の学習― ・基本的な日常会話ができ、簡単な文章を書くことができる。 12. 第10課の練習 ―「会」と「和」・動詞の重ね型・時量の言い方― 13. 第11課「ギョーザ作り」 ―単語及び本文の学習― 14. 第11課の練習 ―介詞「給」・二重目的語をとる動詞・助動詞「得」等― 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・よく使われる文型及び慣用表現をマスターするために,自分で興味 評価項目 割合 評価基準等 のあるジャンルの、中国語の書籍や雑誌を探して読んでください。会 話能力の向上に非常に役立ちます。 試験 50% 小テストの成績によって評価する。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 受講態度及び口頭及び黒板で提示された質問に対し 50% て回答したレベルによって評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「ビデオで学ぶ入門中国語一年生のころ(改訂版)」 相原 茂他著 朝日出版社 978-4-255-45087-2 2,625円 その他 中国語全般について皆さんが抱いている疑問を解決したいと思いますので,遠慮なく質問にきて下さい。 ─ 140 ─ 授業科目名 担当教員 ハングル入門Ⅰ 朴 周鳳 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 世界中の言語は10以上の系統に分かれ、その内韓国語は、ウラ 1. オリエンテーション及び韓国語とハングル字の理解 ル・アルタイ語系のアルタイ語族に属している。それは日本語も同様 2. ハングル字の構成、書き方と読み方 である。そのため韓国語と日本語はほぼ同じ文法で構成されてお 3. (1)よく聞いて読みなさい。 (2)読んで書きなさい。 り、学びやすいメリットを持っている。 本授業では、韓国語のハングル字から発音、基礎的な文法、基本 4. (1)よく聞いて読みなさい。 (2)読んで書きなさい。 文型などの学習に重点を置く。そして、言葉と共に韓国文化が体験 5. (1)よく聞いて読みなさい。 (2)読んで書きなさい。 できるように、写真や映像などを用いて理解を高める。 6. こんにちは。 7. いいですか。 8. ここはどこですか。 9. どなたですか。 到達目標 10. ……をください。 ・ハングル字が読める。 11. どこが悪いですか。 ・簡単な会話ができる。 12. もしもし。 ・韓国の文化や習慣を理解する。 13. いつ来ましたか。 14. これはいくらですか。 15. 期末試験及びその解説 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・毎回小テストを行い、授業の効率を高める。 評価項目 割合 評価基準等 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% 理論と会話 % 50% 毎回の出席と、授業の受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業科目名 担当教員 ハングル入門Ⅱ 朴 周鳳 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業計画(テーマ) 授業概要 近年、韓国大衆文化の人気と伴い、韓国を訪れる日本人が増えて 1. あいさつ いる中で、実際の場面を想定した韓国語の学習は、言葉の習得と共 2. 週末 に韓国文化を理解するよい方法でもある。 本授業では、ハングル入門Ⅰで習得した単語、基本文法、基本文 3. 外出 型などをもとに、日常生活で使えるより実践的な韓国語を学習するこ 4. 天候 とを目指す。 5. あつまり 6. 頼み 7. 訪問 8. 交通 9. 紹介 到達目標 10. 銀行 ・ハングル字が読める。 11. 時間 ・簡単な会話ができる。 12. レストラン・韓国料理 ・韓国の文化や習慣を理解する。 13. 買い物 14. 薬屋 15. 期末試験及び解説 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・毎回小テストを行い、授業の効率を高める。 評価項目 割合 ・場合に応じてディスカッション形式で授業を行う。 試験 50% 理論と会話 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 評価基準等 % 50% 毎回の出席と、授業の受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 ─ 141 ─ 人間総合科目 その他 授業科目名 担当教員 ドイツ語入門Ⅰ 塚脇 誠 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) ドイツ語は、スポーツに深くかかわっている言語の一つである。特 1. オリエンテーション:ドイツ語を使う国々,スポーツとドイツ語 にスポーツ運動技術の指導(法)に深く関係し、本学でも講義されて 2. トビアスの出迎え いるスポーツ運動学(Bewegungslehre)は、ドイツが発祥の地である。 3. 家に着いて 勿論、運動学に関する原文(論文・テキスト等)は、全てドイツ語で 4. トビアスの両親と ある。 本授業では、ドイツ語を学ぶ事がまったく初めてという前提のもと、 5. アウトバーン ドイツ語に慣れる事からはじめ、将来的に、スポーツと深く関わる可 6. 夏期講習会の受付 能性の高いドイツ語を、使いこなす為の基礎を築く事を目標とする。 7. デューターのアレックス 8. トビアスの両親と 9. ドイツの夕食 到達目標 10. 最初の夜 ・「話す」、「聞く」ができるようになる。 11. クラスでの自己紹介 ・更に「書く」、「読む」も、ある程度できるようになる。 12. ドイツ語の授業 ⇒相手に自分の意思・志向を伝え、相手の意思・志向を理解する会 13. 学生食堂にて 話の基礎を完成させることができる。 14. まとめ①-聞く、話す 15. まとめ②-読む、書く 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・使用テキスト 「はじめてのドイツ語」 付属のCDを用い、自宅で予 評価項目 割合 評価基準等 習・復習を含め、ドイツ語を聞く耳のトレーニングを行うと、雑音で あったドイツ語が、言語として聞こえはじめる為、学習効果がより期待 試験 50% 筆記試験、口頭(会話)試験 できる。 レポート % 平常点 授業での積極的な受講態度(音読、発言、質問等)を評 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「CDブック よくわかる はじめてのドイツ語」 獨協大学ドイツ語教育研究会著 ナツメ社 978-4816342998 1,700 円 「ポケットプログレッシブ独和・和独辞典」 小学館 978-4095060712 3,150円 人間総合科目 その他 上記以外の参考書 「デイリーコンサイス独和・和独辞典」 三省堂 978-4385119953 3,780円 授業科目名 担当教員 ドイツ語入門Ⅱ 塚脇 誠 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) ドイツ語は、スポーツに深くかかわっている言語の一つである。特 1. オリエンテーション:スポーツとドイツ語 にスポーツ運動技術の指導(法)に深く関係し、本学でも講義されて 2. 文房具を買う いるスポーツ運動学(Bewegungslehre)は、ドイツが発祥の地である。 3. カフェでひといき 勿論、運動学に関する原文(論文・テキスト等)は、全てドイツ語で 4. 道をたずねる ある。 本授業では、ドイツ語を学ぶ事がまったく初めてという前提のもと、 5. 郵便局で ドイツ語に慣れる事からはじめ、将来的に、スポーツと深く関わる可 6. 銀行で両替 能性の高いドイツ語を、使いこなす為の基礎を築く事を目標とする。 7. 1週間の予定を立てる 8. ホテルを予約する 9. 駅で 到達目標 10. ホテルのフロントで ・「話す」、「聞く」ができるようになる。 11. ドイツを発つ日、トビアスと ・更に「書く」、「読む」も、ある程度できるようになる。 12. アレックスとのお別れ ⇒相手に自分の意思・志向を伝え、相手の意思・志向を理解する会 13. お礼の手紙を書く 話の基礎を完成させることができる。 14. まとめ①-聞く、話す 15. まとめ②-読む、書く 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・使用テキスト 「はじめてのドイツ語」 付属のCDを用い、自宅で予 評価項目 割合 評価基準等 習・復習を含め、ドイツ語を聞く耳のトレーニングを行うと、雑音で あったドイツ語が、言語として聞こえはじめる為、学習効果がより期待 試験 50% 筆記試験、口頭(会話)試験 できる。 % レポート 平常点 授業での積極的な受講態度(音読、発言、質問等)を評 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「CDブック よくわかる はじめてのドイツ語」 獨協大学ドイツ語教育研究会著 ナツメ社 978-4816342998 1,700 円 「ポケットプログレッシブ独和・和独辞典」 小学館 978-4095060712 3,150円 その他 上記以外の参考書 「デイリーコンサイス独和・和独辞典」 三省堂 978-4385119953 3,780円 ─ 142 ─ 基礎専門科目 授業科目名 担当教員 武道史概説 田中 守 配当年次 2 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 武道の歴史を学ぶ意義は、一つには過去の事象とその背景となる 1. 日本武道の歩みⅠ 古代から中世への歩み ものを正しく理解することであり、もう一つはその上に立って現在そし 2. 日本武道の歩みⅡ 中世から近世への歩み て将来のあり方を考えることである。流派の発生や道統、技や道具の 変遷、社会における位置づけの変化、学校教育での取り扱い、国際 3. 近世武道の歩みⅠ 流派の成立と伝授 化の流れ等々武道の歩んできた道のりを正確に把握することが先ず 4. 近世武道の歩みⅡ おもな流派の系統Ⅰ 必要である。同時に、今の武道の抱える課題をこの歴史事実の上に 5. 近世武道の歩みⅢ おもな流派の系統Ⅱ 立ち考え、今後の武道の進むべき方向性を明らかにすることがより 6. 近世武道の歩みⅣ 武家社会と武道 重要であろう。歴史認識・現状分析・将来展望という視点で講義を進 7. 近代武道の歩みⅠ 明治維新と武道 める。 8. 近代武道の歩みⅡ 学校武道の歩みⅠ 9. 近代武道の歩みⅢ 学校武道の歩みⅡ 到達目標 10. 近代武道の歩みⅣ 国家意識と武道 ・現代武道に求められるのは、「不易流行」を自らの意思と実践で体 11. 近代武道の歩みⅤ 武徳会・警察の武道 現することである。基礎能力を養い、「昔からこう教えられているから」 12. 戦後武道の歩みⅠ 敗戦と武道禁止 ではなく、なぜそうなのかを自らの修行と指導の場で示すことができ 13. 戦後武道の歩みⅡ 学校体育への復活 る。 14. 戦後武道の歩みⅢ 格技から武道へ 15. 戦後武道の歩みⅣ 武道の将来的展望 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・特に、事前準備を必要とはしないが、高校までの歴史教科書や年 評価項目 割合 評価基準等 表等に目を通しておくと、より理解しやすい。また、歴史小説や時代 劇などにも興味を持って接すると、時代背景や人々の暮らしの様子 試験 70% 記述試験によって、講義内容の理解度を評価する。 が掴み易いだろう。 レポート % 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 30% 出席状況・受講態度などを総合評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 必要に応じて、資料を配布する。 授業科目名 担当教員 武道トレーニング論 石井兼輔 配当年次 2 単位数 2 対応資格 レポート 20% 授業内に提出(3回程度) 平常点 20% 授業態度等 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 適宜印刷物を配布する。 その他 ─ 145 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 今日武道・スポーツは、多種の目的で盛んに行われている。その 1. 武道トレーニング科学とは? 理由は、高いレベルの技術と驚異的な記録が考えられる。これらは、 2. トレーニングの原則と内容 体力トレーニングによって創り出されたと言っても過言ではない。我 が国で生まれた伝統的運動文化である武道は、日本人の身体機能 3. エネルギー供給システム と精神作用向上に大きな役割を果たしてきた。その武道も競技化が 4. エネルギーの連続体の概念 急激に進み五輪種目に導入されている。そこで本講義では、武道の 5. 無酸素・有酸素混合運動の概念 伝統的修行体系を検証し近代武道に必要なトレーニング理論を学 6. 「力」のトレーニングについて 習することを目的とする。 7. 「力」のトレーニングの実際 8. 「スピード」のトレーニングについて 9. 「スピード」のトレーニングの実際 到達目標 10. 「持久力」のトレーニングについて ・トレーニングを実践、指導するための基本的理解が出来る。 11. 「持久力」のトレーニングの実際 ・競技特性に沿って体力トレーニングの設定(履修者各自の専門種 12. 乳酸とトレーニング 目へアレンジ)ができる。 13. ウエイトトレーニング 14. 身体組成、栄養とピリオダイゼーション 15. 競技スポーツとトレーニング 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・本講義は、授業で学習した原理原則を基にあらゆる角度から競技 評価項目 割合 評価基準等 特性を考え斬新なトレーニング法を考え出すために役立ててほし い。 試験 60% 授業内の理解度を判断するための筆記試験 授業科目名 担当教員 伝統的健康論 林 伯原 配当年次 3 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 人間は古代からさまざまな病気を患い、それらを癒す手立てを考え 1. 本授業の概要について てきた。またさらに進んで、健康を維持し、生を養う思想と実践を展 2. 現代社会と伝統的健康論 開してきた。これらは歴史的経験を重ねて、現代社会にも影響を与 えたり、伝統医療や伝統的健康論として存在し、活用されている。特 3. 古代の医療と伝統的健康論(1) 4. 古代の医療と伝統的健康論(2) に近年では、先進国で非近代医学の見直しや研究が進んでいる。 この授業では、我が国における伝統的健康論の歴史と概要の理解 5. 中世の医療と伝統的健康論 を中心に述べるが、最後に現代的状況を踏まえて、伝統的健康論の 6. 近世の医療と伝統的健康論(1) 今日的意義も考えていきたい。 7. 近世の医療と伝統的健康論(2) 8. 近世の医療と伝統的健康論(3) 9. 近世の医療と伝統的健康論(4) 到達目標 10. 近世の養生論と武道 ・我が国の伝統的健康論の推移について、ポイントを説明できる。 11. 近世における西洋医学 ・伝統的健康論の特徴を考察し、今日的意義を指摘できる。 12. 近代以降の西洋的健康論と伝統的健康論 13. 伝統的健康論への国際的関心 14. 現代的健康論と伝統的健康論 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・昔に聞いた健康の言い伝えを思いだして下さい。中には迷信もあ 評価項目 割合 評価基準等 るでしょうし、合理的考えもあるでしょう。また、武道とも共通する「丹 授業内容の理解度と、今日的意義の考察力を評価す 田」のようなからだの捉え方もあります。そうした関心が授業につなが 試験 70% る。 ります。 レポート % 平常点 30% 毎回の出席と、授業の受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「癒しを生きた人々」 田邉信太郎他編著 専修大学 出版局 9784881251096 2,625円 その他 授業科目名 担当教員 武道文化論 田中 守 配当年次 2 単位数 2 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 武道の発生は、たしかに闘争の手段としての武術ではあるが、社 1. 何のための武道か---戈を止むの思想 会の変化とともに、技の学びの過程を通じての人間教育を最大の目 2. 術から道への昇華---その社会背景 標と位置づけるようになった。結果よりもそこに至る過程にこそ重きを 置くところに「道」の思想が成立し、教育・文化としての武道が成立す 3. 術から道への昇華---その思想背景 るといえる。現代武道が、「人間形成の道」を標榜するのは、この「術 4. 術から道への昇華---その術理の変化 から道への昇華」によるものである。本講義では、文化としての武道 5. 近世武芸思想---禅思想と武芸 形成過程におけるの社会的背景・思想的背景を検証する。 6. 近世武芸思想---禅思想と武芸 7. 近世武芸思想---儒教思想と武芸 8. 近世武芸思想---儒教思想と武芸 9. 近代教育と武道---開化思想と武道 到達目標 10. 近代教育と武道---嘉納治五郎と柔道 ・本講義を通して、武道が日本の伝統文化であり、他のスポーツとは 11. 近代教育と武道---学校体育と武道 一味違う「道の文化」だといわれるその所以を理解し説明できる。 12. 近代教育と武道---戦時体制下の武道思想 13. 現代教育と武道---格技の果たした役割 14. 現代教育と武道---格技から武道へ 15. 現代社会における武道の果たすべき役割 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・特に事前準備は必要としない。日ごろより、武道・スポーツの競技 評価項目 割合 評価基準等 面だけではなく、その歴史・伝統・思想・教育等々文化的側面にも興 味関心を持って取り組むことが重要である。 試験 70% 講義内容の理解度について、記述試験で評価 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 30% 出席状況、受講態度等々を総合評価 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 必要に応じて、資料を配布する。 ─ 146 ─ 授業科目名 居合道理論・実習(全日本剣道連盟居合1) 金田和久 担当教員 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 居合道は、約四百年の歴史をもつ日本の伝統文化の一つである。 1. 居合道の歴史,礼法,刀の振り方,日本刀についての解説 日本精神の象徴ともいうべき日本刀を扱い、静と動を基盤として機に 2. 抜き付けの意義についての解説 応じた刀法と身体の動きを修練し、心身を練磨する武術の道であ 3. 切り下ろしの意義についての解説 る。当授業の実習では、日本刀を使いながら「全日本剣道連盟居 4. 血振りの意義についての解説 合」一本目から十二本目までの技を通して、基本的な刀の操作と体 捌きを身につける。又、理論的に居合道のもつ独自の動作の解説を 5. 残心の意義についての解説 すると共に伝統的な専門用語や武道としての精神的な心構え等を 6. 抜き打ちの意義についての解説 講義する。 7. 虚実の変化についての考察 8. 構えについての考察 9. 大強速軽についての考察 到達目標 10. 機会についての考察 ・刀法の基本動作を実践できる。 11. 稽古についての考察 ・居合道の歴史について説明できる。 12. 試合についての考察 ・全日本剣道連盟居合の一本目から十二本目までを修得できる。 13. 勘についての考察 14. 居合道に必要なストレッチング 15. 総括 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・全日本剣道連盟居合の解説書に目を通しておくとより理解が深まり 評価項目 割合 評価基準等 ます。 ・「居合道理論・実習(居合1)」のみの受講も可能であるが、「居合道 試験 50% 実技試験等を行い評価する。 理論・実習(居合1)・(居合2)」の連続履修が望ましい。 レポート 20% 授業内容の理解度をレポートを課し評価する。 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業における質問、発言ならびに実技での積極的な受 30% 講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 全日本剣道連盟居合解説 (財)全日本剣道連盟 200円 (外国人は英語版 500円) 必要に応じ印刷物を配布する。 その他 各自で用意するもの : 稽古着,袴,帯,居合道用ゼッケン(刀は大学で用意します) 希望者は居合道一級を受審できる。更に一級合格者は一級合格3ヶ月後に初段を受審出来る。 これらは、居合道理論・実習(全日本剣道連盟居合1・2)を続けて受講した場合に受審できるものである。 授業科目名 居合道理論・実習(全日本剣道連盟居合2) 担当教員 金田和久 配当年次 3 単位数 1 対応資格 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業における質問、発言ならびに実技での積極的な受 30% 講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 全日本剣道連盟居合解説 (財)全日本剣道連盟 200円 (外国人は英語版 500円) 必要に応じ印刷物を配布する。 その他 各自で用意するもの : 稽古着,袴,帯,居合道用ゼッケン(刀は大学で用意します。) 希望者は居合道一級を受審できる。更に一級合格者は一級合格3ヶ月後に初段を受審出来る。 これらは、居合道理論・実習(全日本剣道連盟居合1・2)を続けて受講した場合に受審できるものである。 ─ 147 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 居合道は、約四百年の歴史をもつ日本の伝統文化の一つである。 1. 正確な抜き付けのメカニズムの解説 日本精神の象徴ともいうべき日本刀を扱い、静と動を基盤として機に 2. 正確な抜き打ちのメカニズムの解説 応じた刀法と身体の動きを修練し、心身を練磨する武術の道であ 3. 正確な切り下ろしのメカニズムの解説 る。当授業の実習では、日本刀を使いながら「全日本剣道連盟居 合」一本目から十二本目までの技を通して、正確な技のメカニズムを 4. 正確な血振りのメカニズムの解説 理論的に解説し、円滑に演武できるように修練していただく。又、講 5. 間合と残心の重要性を理解する 義では、武道としての指導者の心得や指導法の解説、修行の道程 6. 突き技のメカニズムと体捌きの重要性の解説 などの生涯にわたる武道のすすめ等を講義する。 7. 一対一の敵に対する対応 8. 複数の敵に対する対応,ゾーンプレスで追い込まれた時の対応 9. 指導者の心得,指導法の解説 到達目標 10. 品格Ⅰ―気位と活人剣の理解と研究 ・刀法の基本動作を実践できる。 11. 品格Ⅱ―ビジネス電話の常識と話し方 ・居合道の歴史について説明できる。 12. 生涯武道のすすめ ・全日本剣道連盟居合の一本目から十二本目までを修得できる。 13. 和についての考察 14. 修行の道程についての考察 15. 総括 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・全日本剣道連盟居合の解説書に目を通しておくとより理解が深まり 評価項目 割合 評価基準等 ます。 ・「居合道理論・実習(居合1)」のみの受講も可能であるが、「居合道 試験 50% 実技試験等を行い評価する。 理論・実習(居合1)・(居合2)」の連続履修が望ましい。 レポート 20% 授業内容の理解度をレポートを課し評価する。 授業科目名 柔道理論・実習(柔道技術研究法1) 越野忠則 担当教員 配当年次 1 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 柔道は明治15年に嘉納治五郎によって創立され、以来普及発展 1. 手技(浮落)の修得 をし、その間に五輪競技大会の正式種目ともなり、国際柔道連盟加 2. 手技(背負投)の修得 盟国数も200カ国あまりの国と地域を数えるようになった。柔道の技 3. 手技(肩車)の修得 は講道館が正式に認め名称を付けているものだけでも投技67本、 4. 腰技(浮腰)の修得 固技29本があるが、ここでは、投技を中心に学ぶ。 投技は「手技」「腰技」「足技」「真捨身技」「横捨身技」を五つに分 5. 腰技(払腰)の修得 類されている。様々な観点から攻撃防御の基本動作を学びその技 6. 腰技(釣込腰)の修得 術を高める。 7. 足技(送足払)の修得 8. 足技(支釣込足)の修得 9. 足技(内股)の修得 到達目標 10. 真捨身技(巴投)の修得 ・五つの基本技を学び、柔道の奥深さを知り、技術的にも幅を広げる 11. 真捨身技(隅返)の修得 ことができる。 12. 横捨身技(横掛)の修得 13. 横捨身技(横車)の修得 14. まとめ 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス ・毎時間DVDや資料を見ながらの実技指導になるので筆記用具等 を持参すること。 評価方法 評価項目 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 授業内容の理解度および技能の習得状況を判断する 70% ための実技試験 % 授業における質問、発言ならびに実技での積極的な受 30% 講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 授業科目名 柔道理論・実習(講道館柔道「投げの形」) 担当教員 石井兼輔 配当年次 1 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 「形」による練習法は、古くから我が国における武道修練法の1つで 1. 「形」の歴史とその意義 ある。嘉納先生は、明治15年に講道館を創立しほどなく「投の形」と 2. 「形」の基本動作と「受身」 「固の形」を制定した。これらの「形」は、「乱取りの形」と呼ばれその 3. 「投の形」における手技の理論と実際 他に現在講道館柔道では、6種類計8種類の「形」が制定されてい る。本講義では、その中の「投の形」の理論と実践を学ぶ。「投の形」 4. 「投の形」における手技の理論と実際 は、手技3本、腰技3本、足技3本、真捨て身技3本、横捨て身技3本 5. 「投の形」における腰技の理論と実際 から構成されており、いずれの技も使われている技である。「投の形」 6. 「投の形」における腰技の理論と実際 を実践することで、投げ技の基本である「崩し」「作り」「掛け」の理合 7. 「投の形」における足技の理論と実際 いを学習する。 8. 「投の形」における足技の理論と実際 9. 「投の形」における真捨身技の理論と実際 到達目標 10. 「投の形」における真捨身技の理論と実際 ・到達目標は、授業の最後に実施する発表会において、「投の形」15 11. 「投の形」における真捨身技の理論と実際 本スムースに受、取両方を実践できる。 12. 「投の形」における横捨身技の理論と実際 13. 「投の形」における横捨身技の理論と実際 14. 「投の形」における横捨身技の理論と実際 15. 「投の形」発表演武会 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・本授業を受講する学生は、ほとんどが柔道を専門種目にしていると 評価項目 考えられる。機会を見つけ積極的に実演を見て参考にしていただく と共に、本講義で学習した投げ技の理合いを理解し役立ててほし 試験 い。 レポート 平常点 割合 評価基準等 60% 実技試験による評価(授業ごとの小試験を含む) % 40% 授業態度等 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「形解説小冊子 投の形」 (財)講道館 525円 講道館柔道「投の形」(DVD) その他 ─ 148 ─ 授業科目名 柔道理論・実習(柔道技術研究法2) 矢﨑利加 担当教員 配当年次 1 単位数 1 対応資格 授業概要 授業内容は、柔道有段者を対象としたものである。柔道の競技力 向上、および指導力向上を目指す学生が、柔道競技大会等で用い られる技術を理解し、応用、実践できることをねらいとする。柔道の固 技には、国際柔道連盟が定めた抑え込み技9本、絞め技11本、関節 技9本、計29本があり、柔道競技大会等で使われる技術を応用実践 できるようにする。さらに自らの技術向上、新たな得意技を作ると共 に柔道の技術について理解を深めることを目的とする。 到達目標 ・固技の技術指導ができる。 ・競技大会等で使われる応用技術を実践できる。 受講・学習上のアドバイス ・より多くの試合を積極的に見学する。 授業計画(テーマ) 1. 柔道の決まり技の特徴 2. 柔道競技大会で用いられる固技の特徴 3. 抑え込み技の基本動作 4. 抑え込み技の基本と応用(攻め方の手順) 5. 抑え込み技の基本と応用(連絡変化) 6. 抑え込み技の基本と応用(立技から固技への移行) 7. 柔道競技大会で用いられる抑え込み技の基本と応用(四つんばいの場合) 8. 柔道競技大会で用いられる抑え込み技の基本と応用(腹ばいの場合) 9. 柔道競技大会で用いられる後方・側方からの絞め技の基本と応用 10. 柔道競技大会で用いられる正面からの絞め技の基本と応用 11. 柔道競技大会で用いられる後方・四つんばいからの関節技の基本と応用 12. 柔道競技大会で用いられる下からの関節技の基本と応用 13. 固技の新たな技を考える(抑え込み技) 14. 固技の新たな技を考える(関節技・絞め技) 15. まとめ 評価方法 評価項目 試験 割合 70% 授業内容の理解度と習得を判断する実技試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 評価基準等 % 実技での積極的な受講態度、授業内容の理解度を評 30% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 授業科目名 柔道理論・実習(講道館柔道「固の形」) 担当教員 柏崎克彦 配当年次 1 単位数 1 対応資格 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「固の形」 (講道館編集) 525円 その他 ─ 149 ─ 70% 授業の理解と技能の習得を判断する実技試験 % 実技での積極的な受講態度、授業内容の理解度を評 30% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) この授業では、講道館が定めた「固の形」の実際と理論を習得する 1. 講道館柔道の「固の形」の歴史とその意義 ことをねらいとする。具体的には、「固の形」ができるまでを歴史的に 2. 「固の形」の基本動作 検証すると共に、正しい抑え方や応じ方、絞め方、関節の極め方 3. 「固の形」における抑え技の術理とその応じ方 等、その術理と応用を学ぶ。ここで学習する技は、いずれも柔道の 代表的な固め技であり、「足緘」を除く全ての技は現在も試合や稽古 4. 「固の形」における抑え技の術理とその応じ方 で用いられている。したがって、この「固の形」を習得することは柔道 5. 「固の形」における抑え技の術理とその応じ方 の競技力向上にも役立つものである。また、現在は昇段審査会にお 6. 「固の形」における絞め技の術理とその応じ方 いて「形」の習得が義務付けられいるが、その際にも十分対応できる 7. 「固の形」における絞め技の術理とその応じ方 よう学習する。 8. 「固の形」における絞め技の術理とその応じ方 9. 「固の形」における関節技の術理とその応じ方 到達目標 10. 「固の形」における関節技の術理とその応じ方 ・「固の形」15本が実践できる。 11. 「固の形」における関節技の術理とその応じ方 ・固め技の技法が説明でき実践できる。 12. 固め技の応用技術 13. 固め技の応用技術 14. 固め技の応用技術 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・あらかじめ教科書である「固の形」に目を通しておくと理解が早い。 評価項目 割合 評価基準等 また、図書館にて形のDVDを見ることを薦める。 授業科目名 柔道理論・実習(柔道戦術研究法1) 石井兼輔 担当教員 配当年次 2 単位数 1 対応科目 授業概要 授業計画(テーマ) 近年、IJF(国際柔道連盟)のルール改正が毎年のように行われて 1. 袈裟固・横四方固・縦四方固・上四方固の基本 いる。それにともない、固技(寝技)において「マテ」のコールが年々 2. 崩袈裟固・崩上四方固・後袈裟固の基本 早くなってきている。そのことから、「固め技は試合では使いにくい」と 3. 袈裟固・横四方固・縦四方固・上四方固の逃れ方 いう傾向にある。しかし、主要な大会では「一本勝ち」の半数が固技 4. 崩袈裟固・崩上四方固・後袈裟固の逃れ方 によるものである。よって、この授業において、固技の重要性を再認 識し、攻撃・防御の基本から、現ルールに合った固技を考え理解し 5. 四つんばいの頭からの攻め方 実践する。また、立ち技から寝技への移行についてもあわせて学習 6. 四つんばいの横からと後からの攻め方 する。 7. 仰向けの相手を攻める方法 8. 仰向けからの攻め方 到達目標 ・固技の攻撃・防御を理解し、実践できる。個々の攻撃動作の確立 ができる。 9. 絞技の基本 10. 絞技からの抑技及び関節技の変化 11. 関節技の基本 12. 関節技からの抑技及び絞技の変化 13. 投げ技から固技への変化 14. 個々の攻撃動作の研究及び実習 15. 個々の攻撃動作の確立及び実践 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・柔道有段者を優先する。有段者でない場合は、下位学年で開講さ 評価項目 れる、基礎柔道指導法I、IIを前もって受講すること。 試験 評価基準等 割合 60% 実技審査の評価 レポート 20% 授業内容をまとめる(適宜) 平常点 20% 授業態度等 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて、資料を配布する。 その他 受講者は柔道衣を持参し着用すること。 授業科目名 柔道理論・実習(講道館柔道「極の形」) 担当教員 矢﨑利加 配当年次 2 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 明治39年(1906年)京都大日本武徳会本部にて、講道館の嘉納 1. 「極の形」概説 治五郎委員長と戸塚派楊心流の戸塚英美委員、四天流組討の星野 2. 九門委員、他17名の委員補、柔術10流、師範20名で構成される りょうてとり つっかけ (1) 両手取 (2) 突 掛 「日本武徳会柔術形制定委員会」により「極の形」が制定された。「極 3. い と り よこうち うしろどり の形」は、互いに坐った体制で攻防する「居取」(いどり)8本と、互い 4. 居 取 (4) 横 打 (5) 後 取 きり こみ よこ つき に立った体制で攻防する「立会」(たちあい)12本の計20本で組み 5. (7) 切 込 (8) 横 突 立てられている。「極の形」は「真剣勝負の形」として位置づけられて 6. いる。 すりあげ (3) 摺 上 つっこみ (6) 突 込 7. りょうてとり 8. (1) 両手取 つき あげ 9. 到達目標 ・「極の形」は、投げ技、固め技を応用し、それに当身技をも加え相 手のあらゆる攻撃に対していかにして対応するかの方法を身に付 け、俊敏な体捌きで最も適切な技法で相手を制圧する、理合を体得 する。 10. (4) 突 上 たち あい けあげ 立 合 (7) 蹴 上 きり こみ 11. 12. (10)切 込 そで とり (2) 袖 取 すりあげ (5) 摺 上 うしろどり (8) 後 取 ぬきかけ つっかけ (3) 突 掛 よこ うち (6) 横 打 つっこみ (9) 突 込 きりおろし (11) 抜 掛 (12) 切 下 13. 14. 「極の形」 15. まとめ 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・柔道有段者を優先する。有段者でない場合は、下位学年で開講さ 評価項目 れる、「基礎柔道指導法 I・Ⅱ」を前もって受講すること。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて資料を配布する。 その他 受講者は柔道衣を持参し着用すること。 ─ 150 ─ 割合 評価基準等 授業内容の理解度および技能の習得状況を判断する 50% ための実技試験を実施する。 % 授業における質問、発言ならびに実技での積極的な受 50% 講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業科目名 柔道理論・実習(柔道戦術研究法2) 石井兼輔 担当教員 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 競技武道・スポーツにおける競技力とは、「体力」×「技術」×「戦 1. 柔道の競技力 術」×「理論」であります。ここでは、この中の「戦術」について学ぶ事 2. 投技(相い四つ組み手の研究) が目的です。柔道の「戦術」とは、自己の体力と技術を高め試合にお いて最大限に発揮させるための作戦また、相手の体力、技術と作戦 3. 投技(ケンカ四つ組み手の研究) を自己の力に変えること、言い換えるなら「目的達成のために対戦相 4. 投技(前に投げる技の崩しの研究) 手との状況に対応した技術を選択し、それを組み合わせ試合を創る 5. 投技(後ろに投げる技の崩しの研究) 能力」であります。そして、本授業ではこの事についての実技と理論 6. 投技(連絡技返し技の研究) を学習します。 7. 投技(連絡技と返し技の研究) 8. 固技(四つん這いに対しての攻撃法) 到達目標 ・到達目標は、本授業を受講して授業内容をアレンジし自己の柔道 技術向上と技術改善を行い、実践の戦術に活用できることです。 9. 固技(腹這いに対しての攻撃法) 10. 固技(自分が下になっての返し技の研究) 11. 投技から固技への移行技術の研究 12. 捨身技から固技への移行技術の研究 13. 柔道の戦術を考える(国内大会を通して) 14. 柔道の戦術を考える(国際大会を通して) 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・選手は、技術向上と技術改善を毎日のように考えています。同時に 評価項目 練り上げた戦術を練習、そして試合に繋げられるよう試行錯誤を繰り 返しています。本授業を受講し、このような志向を持って競技に専念 試験 していただきたい。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 60% 実技審査の評価 20% 授業内容をまとめる(適宜) 20% 授業態度等 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 適宜印刷物を配布 その他 授業科目名 柔道理論・実習(講道館柔道「柔の形」) 担当教員 矢﨑利加 配当年次 2 単位数 1 対応資格 6. 第2教 理論と実際(切下・両肩押) 7. 理論と実際(斜打) 8. 理論と実際(片手取) 9. 理論と実際(片手挙) 到達目標 ・「柔の形」15本が実践できる。 10. 第3教 理論と実際(帯取) 11. 理論と実際(胸押・突上) 12. 理論と実際(打下) 13. 理論と実際(両眼突) 14. 第1教から第3教 15. まとめ② 受講・学習上のアドバイス ・「柔の形」の本に目を通しておくと、より理解が深まる。 評価方法 評価項目 試験 レポート 平常点 割合 評価基準等 70% 授業内容の理解度と習得を判断する実技試験 % 実技での積極的な受講態度、授業内容の理解度を評 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 30% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「柔の形」 財団法人講道館 「柔の形」 発行所 財団法人講道館 735円 その他 ─ 151 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 授業内容は、柔道有段者を対象としたものである。柔道の指導者 1. 「柔の形」の歴史・特徴 を目指す学生が、「柔の形」の歴史、特性を理解し、応用、実践でき 2. 第1教 理論と実際(始めの動作・突出) ることをねらいとする。「柔の形」は1887年(明治20年)に制定された 3. 理論と実際(肩押・両手取) 形で、第1教から第3教まで各5本ずつ、計15本あり、攻撃防御の方 法を緩やかな動作で行い、その理合いや自然な体捌きを身に付け、 4. 理論と実際(肩廻) 「柔の形」の演武ができるよう習得する。また、柔道の昇段審査会に 5. 理論と実際(顎押) おいても「形」の習得が必要であり、充分に対応できるよう学習する。 剣道理論・実習(しかけ技1) 授業科目名 井島 章 担当教員 配当年次 1 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 剣道の特性は、お互いに相手の動きに応じて攻防し合う対人的な 1. 剣道の特性について その1(概要と解説・「剣道指導要領」から) 競技である。したがって、「理」にかなった攻めのある対人的技能の 2. 剣道の特性について その2(概要と解説・「学校剣道の指導」から) 習得を目標にしなければならない。本授業においては、まず剣道の 3. 基本動作 剣道着・袴の着装について 礼法・剣道具の取り扱いについて 特性をより深く理解するために基本動作の内容を確認しながら対人 4. 基本動作 竹刀について 姿勢・構え方(構え方・納め方) 的技能に移行していくものとする。 基本動作では、主に着装・礼法・剣道具の取り扱い・竹刀を用いて 5. 基本動作 体さばき・素振り・発声・間合 の諸動作へ展開し、基本的な内容を確認する。 対人的技能では、 6. 基本動作 基本の打ち方・突き方・受け方 切り返し 「攻め」ということを理解しながら「しかけ技」の内容を学習し実践す 7. 対人的技能 しかけ技についての解説 る。 8. 対人的技能 一本の技(相手を「攻める」「崩す」を考えながら) 9. 対人的技能 二段・三段の技 到達目標 10. 対人的技能 払い技 ・剣道において初心者指導ができ、しかけ技の解説や実践的な示範 11. 対人的技能 出ばな技 ができる。 12. 対人的技能 引き技 13. 対人的技能 しかけ技のまとめ その1(しかけ技の組み合わせ) 14. 対人的技能 しかけ技のまとめ その2(しかけ技の実践について) 15. まとめ(実技試験・レポ―トの作成) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・(財)全日本剣道連盟の「剣道講習会資料」および「剣道指導要領」 評価項目 に基づいて授業内容を展開する。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 % 50% 与えられた課題に対して内容をまとめる。 授業に対しての積極性と質問や発言等の受講態度を評 50% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配付する。 その他 授業科目名 剣道理論・実習(木刀による「日本剣道形」1) 担当教員 岩切公治 配当年次 1 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 先師窪田清音は、「形を本とし仕合をむねとし形に立ちかえりて、そ 1. 日本剣道形について の心のごとくなり得ることこそ形の本用なればなり」と教え、剣道にお 2. 日本剣道形解説(太刀の形1本目) ける形の重要性を説いている。日本剣道形は定められた作法や手 3. 日本剣道形実習(太刀の形1本目) 順に従いながらも、攻防の中から勝敗を決する理合を教えている。 すなわち、現代の竹刀打ち剣道にあって、日本剣道形を修錬する意 4. 日本剣道形解説(太刀の形2本目) 義は、「刀法の原理」「攻防の理合」「作法の規範」を修得することに 5. 日本剣道形実習(太刀の形2本目) ある。 6. 日本剣道形解説(太刀の形3本目) 本授業においては、木刀を用いて日本剣道形 太刀の形7本を学 7. 日本剣道形実習(太刀の形3本目) 習する。 8. 日本剣道形解説(太刀の形4本目) 9. 日本剣道形実習(太刀の形4本目) 到達目標 ・日本剣道形 太刀7本が実践できる。 10. 日本剣道形解説(太刀の形5本目) 11. 日本剣道形実習(太刀の形5本目) 12. 日本剣道形解説(太刀の形6本目) 13. 日本剣道形実習(太刀の形6本目) 14. 日本剣道形解説(太刀の形7本目) 15. 日本剣道形実習(太刀の形7本目) 受講・学習上のアドバイス ・全日本剣道連盟の日本剣道形ビデオを観ておくと、イメージが出 来て理解が深まります。 評価方法 評価項目 割合 評価基準等 試験 授業内容の理解度および形の修得状況を判断するた 40% めの実技試験 レポート 30% 日本剣道形に関するレポートを課す。 平常点 30% 授業での積極的な受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「日本剣道形解説書」 全日本剣道連盟 200円 その他 ─ 152 ─ 授業科目名 剣道理論・実習(しかけ技2) 井島 章 担当教員 配当年次 1 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 剣道の特性は、お互いに相手の動きに応じて攻防し合う対人的な 1. 対人的技能 しかけ技の解説 その1(復習) 競技である。したがって、「理」にかなった攻めのある対人的技能の 2. 対人的技能 しかけ技の解説 その2(応用) 習得を目標にしなければならない。本授業においては、まず剣道の 3. 対人的技能 一本打ちの技・二段三段の技・払い技 特性をより深く理解するために基本動作の内容を確認しながら対人 4. 対人的技能 出ばな技・引き技・捲き技 的技能に移行していくものとする。基本動作では、主に着装・礼法・ 剣道具の取り扱い・竹刀を用いての諸動作へ展開し、基本的な内容 5. 対人的技能 かつぎ技・片手技・上段技 を確認する。対人的技能では、「攻め」ということを理解しながら「しか 6. 対人的技能 しかけ技のまとめ その1(しかけ技の組み合わせ) け技」の内容を学習し実践する。 7. 対人的技能 しかけ技のまとめ その2(しかけ技の間合・機会・呼吸について) 8. 対人的技能 しかけ技のまとめ その3(「打ち込み稽古」への移行) 9. 総合 基本稽古・互格稽古・引き立て稽古その1(パターンを決める) 到達目標 10. 総合 基本稽古・互格稽古・引き立て稽古その2(自由に決める) ・剣道において初心者指導ができ、しかけ技の解説や実践的な示範 11. 総合 基本稽古・互格稽古・引き立て稽古その3(立ち切る) ができる。 12. 総合 互格稽古・試合稽古(互格稽古・試合稽古の意義について) 13. 総合 互格稽古・試合稽古(指導上の留意点・元立ちの留意点) 14. 総合 互格稽古・試合稽古(班別による実践方法) 15. まとめ(実技試験・レポ―ト作成) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・(財)全日本剣道連盟の「剣道講習会資料」および「剣道指導要領」 評価項目 に基づいて授業内容を展開する。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 % 50% 与えられた課題に対して内容をまとめる。 授業に対しての積極性と質問や発言等の受講態度を評 50% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配付する。 その他 授業科目名 剣道理論・実習(木刀による「日本剣道形」2) 担当教員 岩切公治 配当年次 1 単位数 1 対応資格 8. 日本剣道形実習 (小太刀の形 3本目) 9. 日本剣道形実習 (小太刀の形 3本) 到達目標 ・日本剣道形 太刀7本と小太刀3本が実践できる。 10. 日本剣道形解説 (太刀の形 7本 小太刀の形 3本) 11. 日本剣道形実習 (太刀の形 7本 小太刀の形 3本) 12. 日本剣道形解説 (礼法にそって演武) 13. 日本剣道形実習 (礼法にそって演武 全員) 14. 日本剣道形実習 (礼法にそって演武 2組に分けて ) 15. 日本剣道形実習 (礼法にそって演武 まとめ) 受講・学習上のアドバイス ・全日本剣道連盟の日本剣道形ビデオを観ておくと、イメージが出 来て理解が深まります。 評価方法 評価項目 割合 評価基準等 試験 授業内容の理解度および形の修得状況を判断するた 40% めの実技試験 レポート 30% 日本剣道形に関するレポートを課す。 平常点 30% 授業での積極的な受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「日本剣道形解説書」 全日本剣道連盟 200円 その他 ─ 153 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 先師窪田清音は、「形を本とし仕合をむねとし形に立ちかえりて、 1. 日本剣道形解説 (太刀の形 7本) その心のごとくなり得ることこそ形の本用なればなり」と教え、剣道に 2. 日本剣道形実習 (太刀の形 7本) おける形の重要性を説いている。 日本剣道形は定められた作法 や手順に従いながらも、攻防の中から勝敗を決する理合を教えてい 3. 日本剣道形解説 (小太刀の形 1本目) る。すなわち、現代の竹刀打ち剣道にあって、日本剣道形を修錬す 4. 日本剣道形実習 (小太刀の形 1本目) る意義は、「刀法の原理」「攻防の理合」「作法の規範」を修得するこ 5. 日本剣道形解説 (小太刀の形 2本目) とにある。 6. 日本剣道形実習 (小太刀の形 2本目) 本授業においては、木刀を用いて日本剣道形 太刀の形7本・小 7. 日本剣道形解説 (小太刀の形 3本目) 太刀の形3本を学習する。 剣道理論・実習(応じ技) 授業科目名 岩切公治 担当教員 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 剣道は、互いに相手の動きに応じて攻防しあうものであり、多様に 1. 基本動作 (構え) 変化する対人的な局面に対応できる攻防の技能を身につける必要 2. 基本動作 (素振り) がある。対人的技能には、相互の攻め合いから、相手の動きや構え の変化に応じて打突する「しかけ技」、相手が先にしかけてきた打突 3. 対人的技能 しかけ技(1本打ちの技) 4. 対人的技能 しかけ技 連続技(二三段の技) に対して応じて打突する「応じ技」がある。 本授業においては、しかけ技・応じ技について学習する。また、技 5. 対人的技能 しかけ技 払い技 術内容の解説と、しかけ技から応じ技への展開についても学習す 6. 対人的技能 しかけ技 出ばな技 る。 7. 対人的技能 しかけ技 引き技 8. 対人的技能 しかけ技の応用 9. 対人的技能 応じ技解説 到達目標 10. 対人的技能 応じ技 抜き技 ・しかけ技・応じ技について説明できる。 11. 対人的技能 応じ技 すり上げ技 12. 対人的技能 応じ技 返し技 13. 対人的技能 応じ技 打ち落とし技 14. 対人的技能 応じ技の応用 (面技に対して) 15. 対人的技能 応じ技の応用 (小手技に対して) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 剣道指導要領に目を通しておくと、より理解が深まります。 評価項目 割合 評価基準等 授業内容の理解度および技の修得状況を判断するた 試験 40% めの実技試験 レポート 30% 応じ技に関するレポートを課す。 平常点 30% 授業での積極的な受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する 「剣道指導要領」 全日本剣道連盟 2,800円 その他 授業科目名 剣道理論・実習(「五行之形」1) 担当教員 丸橋利夫 配当年次 2 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 「五行之形」は、気の働きに重点をおき、足の運びなどについて 1. 「五行之形」の由来と解説 は、特に定められたものはなく、相手との関係を真に生かす相互作 2. 「五行之形」 太刀の形 1本目解説 用の生きた使い方に生命があり、丸く角張らず、柔らかいが、内に強 いものを含んだ、極めて荘重にして迫力のある使い方をするところに 3. 「五行之形」 太刀の形 1本目実習 4. 「五行之形」 太刀の形 2本目解説 特徴があると言われている。この様な「五行之形」の修練を通して、 技術的な内容はもちろん、精神的な内容、「五行之形」の修練の意 5. 「五行之形」 太刀の形 2本目実習 義等々についても学習する。 6. 「五行之形」 太刀の形 3本目解説 本授業においては、「五行之形」の中の「太刀の形5本」を中心に行 7. 「五行之形」 太刀の形 3本目実習 うこととする。 8. 「五行之形」 太刀の形 4本目解説 9. 「五行之形」 太刀の形 4本目実習 到達目標 ・「五行之形」太刀の形5本が実践できる。 10. 「五行之形」 太刀の形 5本目解説 11. 「五行之形」 太刀の形 5本目実習 12. 「五行之形」 組太刀の礼法の解説と実習 13. 演武会の班編成と評価基準の解説 14. 班別演武会Ⅰ(演武と評価) 15. 班別演武会Ⅱ(上記演武者と評価者の交代) 受講・学習上のアドバイス ・日本剣道形をしっかり習得しておくことで、より理解が深まります。 評価方法 評価項目 割合 評価基準等 試験 「五行之形」太刀の形5本の習得状況を判断する為の実 40% 技試験 レポート 30% 「五行之形」に関するレポートを課す。 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 30% 授業での積極的な受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 ─ 154 ─ 授業科目名 剣道理論・実習(「剣道試合・審判規則」解説・実習) 岩切公治 担当教員 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 剣道の試合において、有効打突等の判定は審判の主観によるとこ 1. 剣道試合・審判について ろが大きく、試合は審判員の判定によって左右され、方向づけられ 2. 剣道試合・審判実習(現状の把握) る。また、剣道のあり方を望ましい方向に導くのも審判の重要な役割 3. 剣道試合・審判規則の解説 であると考えられる。 4. 剣道試合・審判細則の解説 本授業においては、審判を務めるのに必要不可欠な「剣道試合・ 審判規則」「剣道試合・審判細則」、および「剣道試合・審判・運営要 5. 剣道試合・審判・運営要領の解説 領の手引き」を学習し、どのような場面においても、適正公平に判断 6. 剣道試合・審判・運営要領の手引きの解説 が下せるように、実践を交えながら解説していく。 7. 剣道試合・審判実習 (審判員の宣告と旗の表示) 8. 剣道試合・審判実習 (審判員の移動・交代) 9. 剣道試合・審判実習 (審判員の位置どり) 到達目標 10. 剣道試合・審判実習 (1試合場 有効打突について) ・「剣道試合・審判規則」「剣道試合・審判細則」が理解でき、実践で 11. 剣道試合・審判実習 (1試合場 反則について) きる。 12. 剣道試合・審判実習 (3試合場 有効打突について) 13. 剣道試合・審判実習 (3試合場 反則について) 14. 剣道試合・審判実習 (大会の企画) 15. 剣道試合・審判実習 (大会の運営) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・剣道の試合のビデオを観て、審判の動きをよく観察しておくと理解 評価項目 が深まります。 割合 評価基準等 試験 授業内容の理解度および審判実技の修得状況を判断 40% するための実技試験 レポート 30% 授業に関するレポートを課す。 平常点 30% 授業での積極的な受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する 「剣道試合・審判規則 剣道試合・審判細則」 全日本剣道連盟 350円 その他 授業科目名 剣道理論・実習(「五行之形」2) 担当教員 丸橋利夫 配当年次 2 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 「五行之形」は、気の働きに重点をおき、足の運びなどについて 1. 「五行之形」 (小太刀の形について) は、特に定められたものはなく、相手との関係を真に生かす相互作 2. 「五行之形」 小太刀の形 1本目解説 用の生きた使い方に生命があり、丸く角張らず、柔らかいが、内に強 いものを含んだ、極めて荘重にして迫力のある使い方をするところに 3. 「五行之形」 小太刀の形 1本目実習 4. 「五行之形」 小太刀の形 2本目解説 特徴があると言われている。この様な「五行之形」の修練を通して、 技術的な内容はもちろん、精神的な内容、「五行之形」の修練の意 5. 「五行之形」 小太刀の形 2本目実習 義等々についても学習する。本授業においては、「小太刀の形3本」 6. 「五行之形」 小太刀の形 3本目解説 を習得した後に、「太刀の形5本」と合わせ計8本を演武する。 7. 「五行之形」 小太刀の形 3本目実習 8. 「五行之形」 小太刀の形 まとめ 9. 「五行之形」 太刀の形5本の復習 到達目標 10. 「日本剣道形」の礼法の解説と実習 ・「五行之形」(太刀の形5本・小太刀の形3本)計8本が実践できる。 11. 「日本剣道形」の礼法に沿った「五行之形」の実習 12. 演武会の班編成と評価基準の解説 13. 班別演武会Ⅰ(演武と評価) 14. 班別演武会Ⅱ(上記演武者と評価者の交代) 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス ・日本剣道形をしっかり習得しておくことで、より理解が深まります。 評価方法 評価項目 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 「五行之形」太刀の形5本、小太刀の形3本、計8本の習 40% 得状況を判断する為の実技試験 武道の修練における「形」の存在意義についてのレポー 30% トを課す。 30% 授業での積極的な受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 ─ 155 ─ 授業科目名 弓道理論・実習(弓の文化) 松尾牧則 担当教員 配当年次 1 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 弓道の歴史的変遷(狩猟から武器、そして道へ)を踏まえた上で、 1. オリエンテーション 現代弓道の特性と射術の基礎理論を学ぶ。 2. 弓の歴史(狩猟、武器、流派) 弓道を深く研究・修練してゆく上で必要となる「弓道五射六科」の考 3. 弓の歴史(文化、スポーツ) え方を学習する。 礼法を含め、基本体を学習し、礼に即した体配や射法八節を中心 4. 「五射」について とした合理的な射術のあり方について理解を深め、理論を実践しな 5. 「六科」について がら学習する。 6. 礼法・基本体 基礎理論を理解するために、弓道関係資料の講読と解説をしなが 7. 実習①(礼法、基本の姿勢、基本の動作) ら授業をすすめるが、理論を身をもって確認するために実技での実 践を交えながら、体感する授業を展開する。 8. 射術論(弓の文化) 到達目標 ・弓道の礼法・基本体から的前射法八節に至るまでの基礎を積み重 ね、礼に即した体配と射術が実現できる。 ・弓の文化的側面を理解し、説明できる。 ・現代弓道、そして将来の弓道について、考えを述べることができ る。 9. 射術論(的前、その他) 10. 実習②(巻藁前、射法八節) 11. 実習③(的前、体配、射法八節) 12. 実習④(的前、基本体型) 13. 実習⑤(的前、会…詰合・伸合、離) 14. 実習⑥(総合) 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・伝統を理解すると同時に、新しさにも目を向け、広い視野で物事を 評価項目 考えるよう心がけてください。 試験 割合 評価基準等 % レポート 50% 授業内容の理解度および応用力を評価する。 平常点 50% らびに、実技での積極的な受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 欠席1回につき平常点の10%を減点する。質問、発言な 「弓道指導の理論と実際」 入江康平、森俊男著 不昧堂 4-8293-0355-7 2,800円 担当教員作成のテキストを配布する。 その他 上記以外の参考書:「弓道教本第1巻」 日本弓道連盟編 全日本弓道連盟 1.220円 弓道専門学生を対象とした授業です。 授業科目名 弓道理論・実習(競技法) 担当教員 松尾牧則 配当年次 1 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 現代弓道の特性と射術理論、立射・座射競技について学習をす 1. 現代弓道の特性 る。競技の進め方・大会の運営に関して基本的なことを学び、実習を 2. 弓道競技について 通じて問題点を指摘し合う。これまでの弓道競技だけではなく、意見 3. 実習①(立射競技) を出し合い、新しい弓道競技の可能性を探る。 また、競技力向上・上達のための観点を知り、射技の評価がいかに 4. 実習②(座射競技) あるべきなのかを学習する。そして、自己の上達のためには自己観 5. 実習③(競射の進め方) 察能力が大きく関わっていること、他者への指導においては射形だ 6. 様々な弓道競技、新競技案 けではなく、運動の質を観察することが重要であることを理解し、実 7. 実習④(四半的) 践するために講義と実習を行う。 8. 実習⑤(大会運営法) 9. 弓道上達の観点 到達目標 10. 実習⑥(間合い) ・現代の弓道競技のみならず、将来における新たな競技としての可 11. 実習⑦(失の処理、その他) 能性も考えることができる。 12. 射技チェック法、射癖矯正法 13. 実習⑧(他者観察、自己観察) 14. 実習⑨(総合) 15. まとめ 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・伝統を理解すると同時に、新しさにも目を向け、広い視野で物事を 評価項目 割合 考えるよう心がけてください。 試験 % レポート % 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 評価基準等 欠席1回につき平常点の10%を減点する。質問、発言な 100% らびに、実技での積極的な受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「弓道指導の理論と実際」 入江康平、森俊男著 不昧堂 4-8293-0355-7 2,800円 担当教員作成のテキストを配布する。 その他 弓道専門学生を対象とした授業です。 ─ 156 ─ 弓道理論・実習(弓具) 授業科目名 松尾牧則 担当教員 配当年次 1 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 弓具について科学的に分析・研究をしてゆく。射術と密接な関係を 1. 弓道用具概論 持つ弓具(弓・矢・ゆがけ・弦・その他)について、その見方と扱い方 2. 構造と製作過程(弓) の基礎知識を得る。各弓具の製作方法や矯正・修理の方法につい 3. 実習①(弓の見方) て基礎知識を得る。 4. 構造と製作過程(矢) 実習では弓具の製作(弓・矢)・扱い方(各弓具)・矯正法(弓・矢・ ゆがけ・弦)などを体験する。伝統的な弓具を知り、安全で合目的な 5. 実習②(矢の見方) 弓具について考え、学校教育の中でも教材として安全に活用できる 6. 構造と製作過程(ゆがけ) 弓具について考えてゆく。 7. 構造と製作過程(弦、その他の弓具) 8. 実習③(弓具修理法) 9. 実習④(弓具製作・・・巻藁矢) 10. 実習⑤(弓具製作・・・的矢) 11. 実習⑥(弓具製作・・・的矢) 到達目標 ・弓具の見方について説明ができ、正しい扱い方ができる。 ・弓具の矯正・修理の方法が説明でき、実践できる。 ・弓道指導上、安全に学習するための弓具の工夫ができる。 12. 実習⑦(弓具製作・・・弓村の基礎) 13. 実習⑧(弓具製作・・・弓村) 14. 実習⑨(弓具製作・・・弓村) 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・伝統を理解すると同時に、新しさにも目を向け、広い視野で物事を 評価項目 考えるよう心がけてください。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 担当教員作成のテキストを配布する。 割合 評価基準等 % 50% 授業成果物を評価する。 欠席1回につき平常点の10%を減点する。質問、発言な 50% らびに、実技での積極的な受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「弓具の雑学事典」 松尾牧則ほか著 スキージャーナル社 ISBN 978-4-7899-2130-5 2100円 その他 弓道専門学生を対象とした授業です。 授業科目名 弓道理論・実習(弓の科学) 担当教員 松尾牧則 配当年次 1 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 弓道における射術について科学的に分析・研究をおこなってゆく。 1. 弓道の科学について これまでに学んだ射術の基礎理論から更に1歩進め、目的に合った 2. 弓道の力学 射法・射技について学習する。弓道の科学的研究資料の講読を行 い、発射のメカニズムや合理的な射術・弓具の管理について学習す 3. 弓道の力学 4. 弓道の生理学 る。必要に応じて実験・分析を行い、科学的見地から弓道を見つめ る態度を養う。「正しさ」とは何か、また正しいものの習得・確立をめざ 5. 弓道のトレーニング し、受講生相互に意見交換をしながら、考える授業を展開する。 6. 実習①(実験・実技) 7. 実習②(実験・実技) 8. 弓道の人文科学 9. 弓道古文書講読 到達目標 ・固定観念にとらわれず、自由な発想と独創的な視点により、弓道を 見つめることができる。 ・理論に基づいた合理的な射形とその働きを説明することができ、実 践できる。 10. 弓道古文書講読 11. 実習③(資料・情報収集) 12. 実習④(資料・情報の整理) 13. 実習⑤(検証実習・意見交換) 14. 実習⑥(検証実習・意見交換) 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・伝統を理解すると同時に、新しさにも目を向け、広い視野で物事を 評価項目 考えるよう心がけてください。 試験 割合 評価基準等 % レポート 50% 授業内容の理解度および応用力を評価する。 平常点 50% らびに、実技での積極的な受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 欠席1回につき平常点の10%を減点する。質問、発言な 「弓道指導の理論と実際」 入江康平、森俊男著 不昧堂 4-8293-0355-7 2,800円 担当教員作成のテキストを配布する。 その他 弓道専門学生を対象とした授業です。 ─ 157 ─ 授業科目名 弓道理論・実習(審査法) 渡邉晴美 担当教員 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) これまでに学んだ射術・弓具の基礎理論・科学的分析研究をもと 1. オリエンテーション に、礼に即した体配と射術を更に深く学習する。競技の間合い・審査 2. 弓道審査について の間合いをはっきりと区別し、使い分けられるようにする。競技におけ る座射・立射の間合いを確認した上で、審査における間合いの実習 3. 弓道評価の観点 4. 実習①(立射・座射) を行ってゆく。また、持的礼射の基礎を学習する。技とともに弓道の 礼法・射礼の意義について学習し、心気力の充実した射の実現をめ 5. 実習②(立射・座射) ざしてゆく。弓道昇段審査の受審にも対応できるように学習する。 6. 実習③(立射・座射) 7. 実習④(立射・座射) 8. 礼法・射礼 9. 実習⑤(審査の間合い) 到達目標 ・礼に即した体配ができる。 ・審査の間合いで行射できる。 ・持ち的射礼の演武が行える。 10. 実習⑥(審査の間合い) 11. 実習⑦(持的射礼) 12. 実習⑧(持的射礼) 13. 実習⑨(総合) 14. 実習⑩(総合) 15. まとめ(演武) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・伝統を理解すると同時に、新しさにも目を向け、広い視野で物事を 評価項目 考えるよう心がけてください。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 授業内容の理解度および技能の習得状況を判断する 50% ための実技試験 % 欠席1回につき平常点の10%を減点する。質問、発言な 50% らびに、実技での積極的な受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「弓道教本第1巻」 全日本弓道連盟編 全日本弓道連盟 1,220円 担当教員作成のテキストを配布する。 その他 弓道専門学生を対象とした授業です。 授業科目名 弓道理論・実習(古式射法) 担当教員 渡邉晴美 配当年次 2 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 「弓道五射六科」「弓術伝書」資料を講読し、理論学習と実習を行 1. 資料講読・・・「五射六科」について う。数矢前、敵前の用具・射法について学び、その射法を実践する。 2. 資料講読・・・「弓術伝書」について 応用として「敵前」の隊形と射法について実習をしながら、現代の射 法との違いを学んで行く。現代の競技で行われる射法とは違った各 3. 数矢前と敵前射法について 種射法を学ぶことにより、目的に応じた射術が存在することを学習す 4. 実習①(尺籐弓の製作) る。 5. 実習②(数矢前基礎) 弓道場において実習が困難な射法は、簡略な実習ならびに講義 6. 実習③(敵前基礎) により学習する。 7. 実習④(組弓隊形) 各種射法を学習することを通じて、偏らない視野の広い弓道観を 育てられるように授業を展開する。 8. 実習⑤(組弓隊形) 9. 実習⑥(敵前応用) 到達目標 10. 実習⑦(敵前組弓) ・演武としての「敵前射法」実施方法を一通り学び、演武ができる。 11. 実習⑧(数矢・敵前組弓) (古式射法等をビデオに集録する) 12. 射貫について ・現代弓道のあるべき姿を考えることができる。 13. 遠矢前について 14. 実習⑨(総合) 15. まとめ(演武・ビデオ撮影) 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・伝統を理解すると同時に、新しさにも目を向け、広い視野で物事を 評価項目 割合 考えるよう心がけてください。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 担当教員作成のテキストを配布する。 その他 弓道専門学生を対象とした授業です。 ─ 158 ─ 評価基準等 授業内容の理解度および技能の習得状況を判断する 50% ための実技試験 % 欠席1回につき平常点の10%を減点する。質問、発言な 50% らびに、実技での積極的な受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 弓道理論・実習(礼射) 授業科目名 渡邉晴美 担当教員 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) これまでに学んだ射術・弓具の基礎理論をもとに、礼に即した体配 1. 歩射の変遷と射術思想 と射術を更に深く理解・習得する。弓道における礼の意義について 2. 礼の思想と弓道の行動様式 学習する。持的礼射の復習と更に細部にわたる注意点を学ぶ。3人 で行うの1つ的礼射の基礎を学習する。通常1つ的射礼は3人で行う 3. 各種演武について が、1つ的の応用として、2名で行う場合や4名で行う場合についても 4. 実習①(持的射礼の確認) 臨機に対応できるように理解する。矢渡しの方法とその介添え、失の 5. 実習②(一つ的射礼) 処理等の基本について理解と実習を行う。 6. 実習③(一つ的射礼) 弓道の技とともに礼法・射礼の理論学習と実習を通じて、心気力の 7. 実習④(一つ的射礼) 充実した射の実現をめざしてほしい。 8. 実習⑤(一つ的射礼) 9. 介添えについて 到達目標 10. 実習⑥(矢渡し・介添え) ・弓道における礼の意義について説明できる。 11. 実習⑦(矢渡し・介添え) ・一つ的射礼の演武ができる。 12. 実習⑧(総合) ・介添えについて説明ができる。 13. 実習⑨(総合) 14. 実習⑩(総合) 15. まとめ 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・伝統を理解すると同時に、新しさにも目を向け、広い視野で物事を 評価項目 割合 考えるよう心がけてください。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 評価基準等 授業内容の理解度および技能の習得状況を判断する 50% ための実技試験。 % 欠席1回につき平常点の10%を減点する。質問、発言な 50% らびに、実技での積極的な受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「弓道教本第1巻」 全日本弓道連盟編 全日本弓道連盟 1,220円 担当教員作成のテキストを配布する。 その他 弓道専門学生を対象とした授業です。 授業科目名 弓道理論・実習(指導法) 担当教員 渡邉晴美 配当年次 2 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 本授業では「指導法」を大きなテーマとする。とくに現代弓道の的 1. 弓道指導法概論 前における指導法を中心として学習する。対象者の違いによる指導 2. 初心者指導法 の差異や射術指導における視点の置き方など、指導上留意すべき 3. 部活動指導法 ポイントについて理解する。 また、2006年に国際弓道連盟が発足しているが、海外の弓道事情 4. 弓道教室指導法 について知り、弓道の国際化について考える。国際化にともなう、指 5. 指導の留意点・ポイントについて 導のあり方、指導用語のあり方についても学ぶ。弓道の将来展望を 6. 指導プログラム作成について もって実践・指導ができる人材の育成が大切であることを学習する。 7. 実習①(初心者指導) 8. 実習②(初心者指導) 到達目標 ・指導プログラムの作成、指導テキストの作製等ができる。 ・弓道の国際化における問題点を説明でき、指導方法を提案するこ とができる。 9. 実習③(中級・上級者指導) 10. 実習④(チェックリストと評価) 11. 実習⑤(総合) 12. 海外弓道事情・国際化の視点 13. 海外の弓道指導と日本文化 14. 弓道の将来展望と異文化理解、指導法と指導用語 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス ・視野を常に広くもち、伝統を理解すると同時に新しさにも敏感な、 国際感覚をもってほしい。 ・また、将来はその指導者となってくれることを期待している。 評価方法 評価項目 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 % 授業の理解度および応用力を判断するためのレポー 50% ト。 欠席1回につき平常点の10%を減点する。質問、発言な 50% らびに、実技での積極的な受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「中学校保健体育における武道の指導法」 松尾牧則ほか著 国際武道大学附属武道・スポーツ研究所 担当教員作成のテキストを配布する。 その他 弓道専門学生を対象とした授業です。 ─ 159 ─ 空手道理論・実習(基本の技) 授業科目名 外薗大志 担当教員 配当年次 1 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 基本技は空手道の原点である。基本技の組み合わせ、基本技に 1. 空手道における基本技の重要性と運動理論、留意点 則った応用技の反復練習が空手道における強力で鋭い高水準の技 2. 基本の立ち方1(前屈立) 術を生む。 本授業では基本技の重要性と運動理論、実技上の留意点を概観 3. 基本の立ち方 2(騎馬立、後屈立) する。そのうえですべての基本技の土台となる正確な「立ち方」、「運 4. 運足1(前屈移動) 足」を学ぶ。さらにこれと 連動する各種突き技、蹴り技、打ち・当て 5. 運足2(後屈移動) 技、受け技の個別理論を学び、実技については単独練習から対人 6. 立ち方と運足の復習 練習まで発展的に学ぶ。 7. 基本の手技1(その場突き) 8. 基本の手技2(移動突き) 9. 基本の蹴り技1(前蹴り) 到達目標 10. 基本の蹴り技2(回し蹴り、横蹴り) ・空手道の基本の技、とりわけ立ち方の重要性を理解できる。 11. 基本の受け技 ・主な基本技の運動理論と留意点を理解し、実践できる。 12. 基本の打ち・当て技 13. 基本技の対人練習1(一本組手) 14. 基本技の対人練習2(三本組手・五本組手) 15. 試験及びその解説 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・参考書として掲げた「空手道」に目を通しておくと理解が深まりま 評価項目 割合 評価基準等 す。 試験 授業内容の理解度および技能の習得状況を判断する 50% ための実技試験。 レポート 平常点 % 50% 授業での積極的な受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「空手道」 実践トレーニング 香川政夫著 永岡書店 9784522423813 1,575円 その他 授業科目名 空手道理論・実習(基本技の実技・形と組手の意義と研究) 担当教員 和田光二 配当年次 1 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 基本技は空手道の原点である。基本技の組み合わせ、基本技に 1. 空手20カ条についての理解、形と組手の意義、立ち方、使用部位の名称 則った応用技の反復が空手道における強力で鋭い高水準の技を生 2. 空手道における基本技の運動理論と留意点 む。 3. 基本の立ち方と運足 本授業では主要な基本技の留意点を確認しつつ、空手道の両輪 4. 基本の突き、打ち、当て といわれる「形」と「組手」の意義について学ぶ。形については初歩 的なものの理論と実技を学び、組手についてはごく基本的なものか 5. 基本の蹴り ら段階を経て自由組手にいたる発展の過程を実技、理論両面から 6. 基本の受け 学ぶ。 7. 基本技の対人練習 8. 形の理念と組手の理念 到達目標 ・基本技の重要性を理解し、形と組手を構成する主要要素であること を説明できる。 ・形の意義と理念を説明し、初歩的な形を実践できる。 ・組手の意義を理解し、基本組手から自由組手への発展過程を説明 できる。 受講・学習上のアドバイス ・参考書として掲げた「空手道」に目を通しておくと理解が深まりま す。 9. 形「平安初段」の理論と実習 10. 形「平安弐段」の理論と実習 11. 基本一本組手の実技 12. 基本一本組手から自由一本組手への発展 13. 自由一本組手から打込みへの発展 14. 打込み 15. 試験及び解説 評価方法 評価項目 試験 レポート 平常点 割合 評価基準等 授業内容の理解度および技能の修得状況を判断する 50% ための実技試験。 % 50% 授業での積極的な受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「空手道」 実践トレーニング 香川政夫著 永岡書店 9784522423813 1,575円 その他 ─ 160 ─ 空手道理論・実習(平安形・約束組手) 授業科目名 和田光二 担当教員 配当年次 1 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 徒手空拳で全身を武器化して身を護る護身術として誕生した空手 1. 形の理念と平安形について は「空手道」という武道として確立された。空手道は「形」と「組手」の2 2. 平安初段の実技と応用 種目(2大要素)に集約される。特に形は対敵行為を単独演練すると 3. 平安二段の実技 いう、各種武道の中でも特徴的な存在といえる。 4. 平安二段の分解組手 本授業では近代空手道における最も基本的な形である「平安形」 を初段から5段まで、単独演練と「分解」と呼ばれるその対人技法を 5. 平安三段の実技 学ぶ。さらに各種約束組手の理論と空手道修練におけるその重要 6. 平安三段の分解組手 性について学び、実技に結び付けてゆく。 7. 平安四段の実技 8. 平安四段の分解組手 9. 平安五段の実技 到達目標 10. 平安五段の分解組手 ・平安形の挙動、分解を説明でき、実践できる。 11. 約束組手の理念 ・約束組手の意義を説明でき、主なものを実践できる。 12. 三本組手 13. 一本組手 1(基本技) 14. 一本組手 2(変化技) 15. 試験及びその解説 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・参考書として掲げた「空手道」に目を通しておくと理解が深まりま 評価項目 割合 す。 試験 レポート 平常点 評価基準等 授業内容の理解度および技能の習得状況を判断する 50% ための実技試験。 % 50% 授業での積極的な受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「空手道」 実践トレーニング 香川政夫著 永岡書店 9784522423813 1,575円 その他 授業科目名 空手道理論・実習(第1指定形の実技・分解、約束組手) 担当教員 外薗大志 配当年次 1 単位数 1 対応資格 8. 第1指定形「慈恩」の応用技 9. 約束組手の種類と理念 到達目標 ・第1指定形「慈恩」の特徴と技法を説明でき、実践できる。 ・各種約束組手の意義を説明でき、多くを実践できる。 10. 三本組手 11. 一本組手1(基本技) 12. 一本組手2(変化技) 13. 打込み1(先の攻撃) 14. 打込み2(先の先の攻撃) 15. 試験及びその解説 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・参考書として掲げた「空手道形教範」及び「空手道」に目を通してお 評価項目 くと理解が深まります。 試験 レポート 平常点 割合 評価基準等 授業内容の理解度および技能の修得状況を判断する 50% ための実技試験。 % 50% 授業での積極的な受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「空手道形教範」 全日本空手道連盟編 ベースボール・マガジン社 9784583036458 その他 上記以外の参考書 : 「空手道」実践トレーニング 香川政夫著 永岡書店 9784522423813 ─ 161 ─ 1,575円 2,625円 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 空手道は徒手空拳で全身のあらゆる部位を使用して身を護る武術 1. 空手20カ条についての理解、「慈恩」の特徴、立ち方、使用部位の名称 から発展した武道であり、「形」と「組手」を車の両輪とする心身操作 2. 形の理念と第1指定形について 法である。全日本空手道連盟では空手道発展の過程で伝承されて きた多くの形のうち第1指定形として8種、第2指定形として8種、計1 3. 第1指定形「慈恩」の特徴と理論 4. 第1指定形「慈恩」の挙動実習1(順番と技の意味) 6種を「指定形」として制定している。 本授業では第1指定形のうち「慈恩(ジオン)」の特徴と技法を学 5. 第1指定形「慈恩」の挙動実習2(演武上の留意点) び、単独演武から対人分解に進み、その応用たる各種約束組手へ 6. 第1指定形「慈恩」の挙動実習3(応用と復習) の展開を学ぶ。後半は約束組手について実技を中心に学習を深め 7. 第1指定形「慈恩」の分解組手実習 る。 空手道理論・実習(指定形の理論・組手への発展) 授業科目名 和田光二 担当教員 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 空手道の技法(基本技とその応用技)は「形」と「組手」(対人練習、 1. 形の理念、指定形の理念 競技)に車の両輪として集約される。「形」は対敵行為を単独演練す 2. 形と組手の連携について るもので、各種武道のなかでもひときわ特徴的な存在と位置づけら 3. 第1指定形「観空(大)」の特徴と理論 れる。 本授業では全日本空手道連盟で制定した16種の指定形のなかか 4. 第1指定形「観空(大)」の挙動実習1(順番と技の意味) ら第1指定形「観空(大)(カンクウダイ)」及び第2指定形「エンピ」の 5. 第1指定形「観空(大)」の挙動実習2(演武上の留意点) 特徴と技法を学び、単独演武から対人分解に進み、その応用たる各 6. 第1指定形「観空(大)」の分解組手実習 種組手への展開を学ぶ。後半は基本組手から自由組手の実技まで 7. 第2指定形「エンピ」の特徴と理論 意欲的に学ぶ。 8. 第2指定形「エンピ」の挙動実習1(順番と技の意味) 9. 第2指定形「エンピ」の挙動実習2(演武上の留意点) 到達目標 10. 第2指定形「エンピ」の分解組手実習 ・第1指定形「観空(大)」、第2指定形「エンピ」の特徴と技法を説明で 11. 基本組手 き、実践できる。 12. 打込1(突き技、蹴り技) ・基本的な技を駆使した自由組手を指導、実践できる。 13. 打込2(連続技) 14. 自由組手 15. 試験及びその解説 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・参考書として掲げた「空手道形教範」及び「空手道」に目を通してお 評価項目 くと理解が深まります。 試験 レポート 平常点 割合 評価基準等 授業内容の理解度および技能の習得状況を判断する 30% ための実技試験。 % 70% 授業での積極的な受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「空手道形教範」 「空手道形教範 第2指定形」 全日本空手道連 盟編 ベースボール・マガジン社 各 2,625円 その他 上記以外の参考書 : 「空手道」実践トレーニング 香川政夫著 永岡書店 9784522423813 授業科目名 1,575円 空手道理論・実習(第2指定形の実技・分解、応用組手) 担当教員 外薗大志 配当年次 2 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 空手道は徒手空拳で全身のあらゆる部位を使用して身を護る武術 から発展した武道であり、「形」と「組手」を車の両輪とする心身操作 法である。全日本空手道連盟では空手道発展の過程で伝承されて きた多くの形のうち、第1指定形として8種、第2指定形として8種、合 計16種の「指定形」を制定している。 本授業では第2指定形のうち「マツムラローハイ」,「カンクウ小」、 「セイサン」の特徴と技法を学び、単独演武から対人分解に進みその 応用技を学ぶ。後半は打込から自由組手への展開を学び、さらに自 由組手技術の向上という観点から指導上の留意点と実技を学ぶ。 到達目標 ・授業計画に示されている第2指定形の特徴と技法を説明でき、実 践できる。 ・打込から自由組手への展開を説明でき、指導、実践できる。 授業計画(テーマ) 1. 全空連第2指定形について 2. 第2指定形「マツムラローハイ」の特徴と理論 3. 第2指定形「マツムラローハイ」の挙動実習1(順番と技の意味) 4. 第2指定形「マツムラローハイ」の挙動実習2(演武上の留意点) 5. 第2指定形「カンクウ小」の特徴と理論 6. 第2指定形「カンクウ小」の挙動実習1(順番と技の意味) 7. 第2指定形「カンクウ小」の挙動実習2(演武上の留意点) 8. 第2指定形「セイサン」の特徴と理論 9. 第2指定形「セイサン」の挙動実習1(順番と技の意味) 10. 第2指定形「セイサン」の挙動実習2(演武上の留意点) 11. 打込みの基本と応用 12. 自由組手の実技と研究1(連続技の実習) 13. 自由組手の実技と研究2(得意技の修得) 14. 自由組手の実技と研究3(間合と呼吸の研究) 15. 試験及びその解説 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・参考書として掲げた「空手道形教範」及び「空手道」に目を通してお 評価項目 くと理解が深まります。 試験 レポート 平常点 割合 評価基準等 授業内容の理解度および技能の修得状況を判断する 30% ための実技試験。 % 70% 授業での積極的な受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「空手道形教範」第2指定形 全日本空手道連盟編 インフォレスト(株) 9784902566178 2,500円 その他 上記以外の参考書 : 「空手道」 実践トレーニング 香川政夫著 永岡書店 9784522423813 ─ 162 ─ 1,575円 空手道理論・実習(指定形の理論・組手応用技) 授業科目名 和田光二 担当教員 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本授業では全日本空手道連盟で制定した16種の指定形のなかか 1. 第2指定形「観空(小)」の特徴と「観空(大)」との比較 ら第2指定形「観空(小)(カンクウショウ)」、第1指定形「ジオン」の特 2. 第2指定形「観空(小)」の挙動実習1(技の順番と意味) 徴と技法を学ぶ。特に「観空(小)」については第1指定形「観空 (大)」との対比を通してより理解を深める。後半は自由組手技術向上 3. 第2指定形「観空(小)」の挙動実習2(演武上の留意点) 4. 第2指定形「観空(小)」の分解組手実習1(各種手技) に繋がる多様な打込練習についても研究する。又組手技術向上の ための補助運動についても学び、指導者としての教材とする。 5. 第1指定形「観空(小)」の分解組手実習2(各種足技) 6. 第1指定形「ジオン」の挙動実習1(技の順番と意味) 7. 第1指定形「ジオン」の挙動実習2(演武上の留意点) 8. 第1指定形「ジオン」の分解組手実習 9. 打込1(先の攻撃) 到達目標 10. 打込2(後の先の攻撃) ・第2指定形「観空(小)」の特徴と技法を「観空(大)」と対比しながら 11. 自由組手1(手技) 説明でき、実践できる。 12. 自由組手2(足技) ・第1指定形「ジオン」の特徴と技法を説明でき、実践できる。 ・一定水準の自由組手を指導、実践でき、そのために有用な補助運 13. 組手技術向上のための補助運動1(静的) 14. 組手技術向上のための補助運動2(動的) 動を指導できる。 15. 試験及びその解説 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・参考書として掲げた「空手道形教範」及び「空手道」に目を通してお 評価項目 割合 評価基準等 くと理解が深まります。 授業内容の理解度および技能の習得状況を判断する 試験 30% ための実技試験。 レポート 平常点 % 70% 毎回の出席と、授業の受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「空手道教範」、「空手道形教範」 第2指定形 全日本空手道連 盟編 ベースボールマガジン社 各 2,500円 その他 上記以外の参考書 : 「空手道」実践トレーニング 香川政夫著 永岡書店 9784522423813 授業科目名 1,575円 空手道理論・実習(形と組手の技術向上法、審判規定) 担当教員 外薗大志 配当年次 2 単位数 1 対応資格 レポート 20% 授業内容の理解度に関するレポート 平常点 50% 授業での積極的な受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「空手道」 実践トレーニング 香川政夫著 永岡書店 9784522423813 1,575円 その他 上記以外の参考書 : 「空手競技規定」 全日本空手道連盟発行 1,050円 ─ 163 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 空手道の両輪たる「形」と「組み手」の理念と、この2大要素に集約 1. 空手20カ条についての理解、試合規定について、立ち方、使用部位の名称 された発展過程を学ぶことを通じて、学校教育、部活動、さらには生 2. 形の技術向上理論と指導法1(正しい姿勢・立ち方・スピードとキレ) 涯武道としての空手道を指導するにあたって必要とされる それぞれ の技術向上理論と指導法について学ぶ。又競技としての形と組手の 3. 形の技術向上理論と指導法2(体の伸縮・技の緩急・力の強弱) 4. 形の技術向上のための補助運動 審判規定とその背景を学び、競技者と審判員双方の実技を通じて 空手道への理解を深め、将来空手道指導者として必要な知識、経 5. 組手技術向上理論と指導法1(正しい姿勢・威力とスピード) 験を身に付ける。 6. 組手技術向上理論と指導法2(間合と呼吸) 7. 組手技術向上のための補助運動1(基礎体力) 8. 組手技術向上のための補助運動2(ミット打・サンドバック) 9. 組手技術向上のための補助運動3(ゴムバンドを使用しての強化練習) 到達目標 10. 基本、形、組手、補助運動の実際と練習時間設定について ・形と組手における技術向上法についてその理論的背景を理解し、 11. 形審判規定の解説 さまざまな指導現場に即した的確な指導ができる。 12. 形審判実技 ・形と組手の審判規定を理解し、競技としての空手道指導上の主要 13. 組手審判規定の解説 点を説明できる。 14. 組手審判実技 15. 試験及びその解説 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・参考書として掲げた「空手道」及び「空手競技規定」 に目を通して 評価項目 割合 評価基準等 おくと理解が深まります。 授業内容の理解度および技能の修得状況を判断する 試験 30% ための実技試験。 授業科目名 合気道理論・実習(基本技・投げ技・固め技1) 栗林孝典 担当教員 配当年次 1 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 合気道は、開祖植芝盛平翁(1883~1969)が日本の古くから伝わる 1. オリエンテーション 武術の技法を錬磨し、さらに人格的研鑽によって精神的求道性を加 2. 基本動作(単独・相対)及び正面打ちに対する基本技法 えて完成させたものです。 〃 いたずらに力に頼り、他と相対して勝敗をあらそう格闘技ではなく互 3. いに切磋琢磨を図り自己の人格的完成を目指しながら、気と理を和 4. 正面打ちに対する基本技法 す心身一如への武道です。したがって合気道は、競技体系をとら 〃 5. ず、技法の修練をくり返すことによって人間の内面的飛躍を主眼とし 6. 1~5のまとめ ています。本授業は、合気道技法の基礎となる技を中心に研究、実 〃 7. 践します。 8. 横面打ちに対する基本技法 〃 9. 〃 到達目標 10. ・後方及び前方回転受け身が取れる。 〃 11. ・合気道の基本の技が掛けられる。 12. 8~11のまとめ ・合気道の歴史を説明できる。 〃 13. 14. 1~11のまとめ 15. 総括 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・合気道は全身運動ですから、日頃からバランスのとれた基礎体力 評価項目 割合 評価基準等 をつけるように心掛けておきましょう。 試験 80% 実技試験を行い評価する。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 実技の授業において積極的に技を反復練習する受講 20% 態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「規範合気道<基本編>」植芝吉祥丸・植芝守央共著 合気会 978-4-88293-143-0 2,600円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 授業科目名 合気道理論・実習(投げ・抑えの基本1) 担当教員 金澤 威 配当年次 1 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 合気道は、開祖植芝盛平翁(1883~1969)が日本に古くから伝わ 1. オリエンテーション る武術の技法を錬磨し、さらに人格的研鑽によって精神的求道性を 2. 基本動作 受け身、体捌き 加えて完成させた現代武道です。 他と相対して勝敗をあらそう格闘技ではなく、道を求め自己の鍛錬 3. 逆半身片手取り四方投げ(裏) 4. 逆半身片手取り四方投げ(表) のための修練をしていく武道です。したがって合気道は、競技体系 をとらず、日々、技法の修練をくり返すことによって自己の人格の成 5. 相半身片手取り一教(表) 長を目指しています。 6. 相半身片手取り一教(裏) 本授業は、片手取り(相半身,逆半身)で投げと抑えの基本技を稽 7. 相半身片手取り入身投げ(入身) 古していきます。 8. 相半身片手取り入身投げ(入身・転換) 9. 相半身片手取り四方投げ(表) 到達目標 10. 相半身片手取り四方投げ(裏) ・道場での礼法をしっかり実践できる。 11. 相半身片手取り小手返し ・稽古相手の受身を積極的に取ることができる。 12. 逆半身片手取り一教(表・裏) ・合気道の基本の投げ・抑えをしっかり実践することができる。 13. 逆半身片手取り回転投げ ・合気道の特性について説明することができる。 14. まとめ 15. 試験及びその解説 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・受身、基本動作から技へと段階を踏んで指導を進めていくので、合 評価項目 割合 評価基準等 気道理論・実習、投げ・抑えの基本1から2、様々な取り方に対する 基本の投げ・抑え1から2と順をおって履修することが望ましい。 試験 50% 実技試験を行い評価する。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じ印刷物を配布する。 % 実技での積極的な受講態度、授業内容の理解度を評 50% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「規範合気道<基本編・応用編>」植芝吉祥丸・植芝守央共著 合気会 基礎編978-4-88293-143-0、応用編 978-4-88293203-1 基礎編 2,600円 応用編 2,800円 その他 上記以外の参考書 「新版・写真で学ぶ合気道」 植芝守央著 ベースボールマガジン社 978-4583025483 2,100円 「合気道 パーフェクトマスター」植芝守央著 新星出版社 978-4405086432 1,500円 ─ 164 ─ 授業科目名 合気道理論・実習(基本技・投げ技・固め技2) 栗林孝典 担当教員 配当年次 1 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 合気道は、開祖植芝盛平翁(1883~1969)が日本の古くから伝わる 1. オリエンテーション 武術の技法を錬磨し、さらに人格的研鑽によって精神的求道性を加 2. 正面打ちに対する基本技法からの変化 えて完成させたものです。 〃 3. いたずらに力に頼り、他と相対して勝敗をあらそう格闘技ではなく 互いに切磋琢磨を図り自己の人格的完成を目指しながら、気と理を 4. 横面打ちに対する基本技法からの変化 和す心身一如への武道です。したがって合気道は、競技体系をとり 5. 〃 ません。本授業は、前期に学んだ基礎となる技を基盤として更に広く 6. 1~5のまとめ 応用・変化の技を中心に研究、実践します。 〃 7. 8. 対武器基本技法 〃 9. 到達目標 10. 各種の攻撃に対する応用技法 ・基本的な技に対して、適切に、且つ安全に受け身が取れる。 〃 11. ・合気道の基本技並びに応用技が掛けられる。 〃 12. ・合気道の特性について、説明できる。 13. 8~12のまとめ 14. 1~12のまとめ 15. 総括 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・合気道をより深く理解するために、武道のみならず、色々なスポー 評価項目 割合 評価基準等 ツにおける効率的な身体の使い方について、日頃より意識しておき ましょう。 試験 80% 実技試験を行い評価する。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 実技の授業において積極的に技を反復練習する受講 20% 態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「規範合気道<基本編>」植芝吉祥丸・植芝守央共著 合気会 978-4-88293-143-0 2,600円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 授業科目名 合気道理論・実習(投げ・抑えの基本2) 担当教員 金澤 威 配当年次 1 単位数 1 対応資格 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じ印刷物を配布する。 % 実技での積極的な受講態度、授業内容の理解度を評 50% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「規範合気道<基本編・応用編>」植芝吉祥丸・植芝守央共著 合気会 基礎編978-4-88293-143-0、応用編 978-4-88293203-1 基礎編 2,600円 応用編 2,800円 その他 上記以外の参考書 「新版・写真で学ぶ合気道」 植芝守央著 ベースボールマガジン社 978-4583025483 2,100円 「合気道 パーフェクトマスター」植芝守央著 新星出版社 978-4405086432 1,500円 ─ 165 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 合気道は、開祖植芝盛平翁(1883~1969)が日本に古くから伝わ 1. オリエンテーション る武術の技法を錬磨し、さらに人格的研鑽によって精神的求道性を 2. 逆半身片手取り四方投げ(表、裏) 加えて完成させた現代武道です。 他と相対して勝敗をあらそう格闘技ではなく、道を求め自己の鍛錬 3. 相半身片手取り入身投げ 4. 相半身片手取り一教(表、裏) のための修練をしていく武道です。したがって合気道は、競技体系 をとらず、日々、技法の修練をくり返すことによって自己の人格の成 5. 逆半身片手取り入身投げ 長を目指しています。 6. 逆半身片手取り一教(表・裏) 本授業は、投げ、抑えの基本1をふまえ片手取り、両手取りで投 7. 逆半身片手取り呼吸法 げ・抑えの基本技を稽古していきます。 8. 逆半身片手取り二教(表) 9. 逆半身片手取り二教(裏) 到達目標 10. 逆半身片手取り小手返し ・道場での礼法をしっかり実践できる。 11. 逆半身片手取り内回転投げ ・稽古相手の受身を積極的に取ることができる。 12. 両手取り四方投げ(表、裏) ・合気道の基本の投げ技、抑え技を実践することができる。 13. 両手取り天地投げ ・合気道の特性を説明することができる。 14. まとめ 15. 試験及びその解説 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・受身、基本動作から段階を踏んで指導を進めていくので、合気道 評価項目 割合 評価基準等 理論・実習、投げ・抑えの基本1から2、様々な取り方に対する基本 の投げ・抑え1から2と順をおって履修することが望ましい。 試験 50% 実技試験を行い評価する。 合気道理論・実習(応用技・徒手技法・対武器技1) 授業科目名 栗林孝典 担当教員 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 合気道は、開祖植芝盛平翁(1883~1969)が日本の古くから伝わる 1. オリエンテーション 武術の技法を錬磨し、さらに人格的研鑽によって精神的求道性を加 2. 正面打ちに対する基本技から応用技への展開 えて完成させたものです。 〃 3. 本授業は、1年次の合気道理論・実習(基本技・投げ技・固め技 〃 1)・(基本技・投げ技・固め技2)で稽古してきた基本技の稽古を続け 4. るとともに、その基本技をより細部にまで研究し進め、その基本技を 5. 横面打ちに対する基本技から応用技への展開 もとに応用・変化・自由技にまで発展させます。 〃 6. 受講者にとって、将来合気道の指導者となった場合に必要な知識と 〃 7. 素養を育てていきます。 〃 8. 〃 9. 〃 到達目標 10. ・あらゆる技に対して常に的確に反応していける受け身の技術を持 11. 各種の攻撃(相手が掴みかかって来る場合)に対する変化技 つ。 〃 12. ・基本技・変化技・応用技を自由に使いこなせるようになる。 〃 13. ・合気道の精神について説明できる。 〃 14. 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・本授業では、徒手技法だけでなく木刀や杖等、広く各種の道具を 評価項目 割合 評価基準等 用いた稽古にもなるので、そうした武具の取り扱いについても精通す るように心掛けましょう。 試験 80% 実技試験を行い評価する。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 実技の授業において積極的に技を反復練習する受講 20% 態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「規範合気道<基本編>」植芝吉祥丸・植芝守央共著 合気会 978-4-88293-143-0 2,600円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 授業科目名 合気道理論・実習(様々な取り方に対する基本の投げ・抑え1) 担当教員 金澤 威 配当年次 2 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 合気道は、開祖植芝盛平翁(1883~1969)が日本に古くから伝わ 1. オリエンテーション る武術の技法を錬磨し、さらに人格的研鑽によって精神的求道性を 2. 逆半身片手取り四方投げ・入身投げ・一教 加えて完成させた現代武道です。 他と相対して勝敗をあらそう格闘技ではなく、道を求め自己の鍛錬 3. 両手取り四方投げ(表、裏) 4. 両手取り天地投げ のための修練をしていく武道です。したがって合気道は、競技体系 をとらず、日々技法の修練をくり返すことによって自己の人格の成長 5. 両手取り呼吸法 を目指しています。 6. 両手取り一教(表、裏) 本授業は、これまで合気道理論・実習で稽古してきた内容を踏ま 7. 両手取り二教(表、裏) え、両手取りで稽古を進めていきます。 8. 両手取り入身投げ 9. 両手取り小手返し 到達目標 10. 両手取り三教(表、裏) ・稽古相手の技を身体で感じ、しっかり受身を取ることが出来る。 11. 両手取り四教(表、裏) ・道場での礼法を日常生活でも実践していくことができる。 12. 両手取り呼吸投げ ・合気道の特性を説明することができる。 13. まとめ(四方投げ、天地投げ、入身投げ、小手返し) ・合気道の基本技を指導することができる。 14. まとめ(一教、二教、三教、四教、呼吸投げ) 15. 試験及びその解説 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・受身、基本動作から技へと段階を踏んで指導を進めていくので、合 評価項目 割合 評価基準等 気道理論・実習、投げ・抑えの基本1から2、様々な取り方に対する 基本の投げ・抑え1から2と順を踏んで履修することが望ましい。 試験 50% 実技試験を行い評価する。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じ印刷物を配布する。 % 実技での積極的な受講態度、授業内容の理解度を評 50% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「規範合気道<基本編・応用編>」植芝吉祥丸・植芝守央共著 合気会 基礎編978-4-88293-143-0、応用編 978-4-88293203-1 基礎編 2,600円 応用編 2,800円 その他 上記以外の参考書 「新版・写真で学ぶ合気道」 植芝守央著 ベースボールマガジン社 978-4583025483 2,100円 「合気道 パーフェクトマスター」 植芝守央著 新星出版社 978-4405086432 1,500円 ─ 166 ─ 合気道理論・実習(応用技・徒手技法・対武器技2) 授業科目名 栗林孝典 担当教員 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 合気道は,開祖植芝盛平翁(1883~1969)が日本の古くから伝わる 1. オリエンテーション 武術の技法を錬磨し,さらに人格的研鑽によって精神的求道性を加 2. 正面打ち・横面打ちに対する基本技から応用技への展開 えて完成させたものです。 〃 3. 本授業は,1年次の合気道理論・実習(基本技・投げ技・固め技 〃 1)・(基本技・投げ技・固め技2)で稽古してきた基本技の稽古を続け 4. るとともに,その基本技をより細部にまで研究し進め,その基本技を 5. 突きに対する基本技から応用技への展開 もとに応用・変化・自由技にまで発展させていきます。 〃 6. 最終的には、受講者自身の理解度の確認の意味も踏まえて、合気 〃 7. 道の指導も体験します。 8. 応用技(相手が武器を持って攻撃してくる場合の対処法) 〃 9. 〃 到達目標 10. ・自由技や演武の場に於いて、誰とでも、如何なる状況でも自由自 11. 応用技(相手が多人数で攻撃してくる場合の対処法) 在に受け身が取れるようになる。 〃 12. ・他人に対して、適切に合気道の歴史や理念を説明し、安全に実技 〃 13. が指導できる。 〃 14. 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・合気道の指導者を目指すものとして、武道やスポーツに限らず幅 評価項目 割合 評価基準等 広く知識を持ち、また、さまざまな体育活動に興味を持つように心掛 けましょう。 試験 80% 実技試験を行い評価する。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 実技の授業において積極的に技を反復練習する受講 20% 態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「規範合気道<基本編>」植芝吉祥丸・植芝守央共著 合気会 978-4-88293-143-0 2,600円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 授業科目名 合気道理論・実習(様々な取り方に対する基本の投げ・抑え2) 担当教員 金澤 威 配当年次 2 単位数 1 対応資格 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じ印刷物を配布する。 % 実技での積極的な受講態度、授業内容の理解度を評 50% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「規範合気道<基本編・応用編>」植芝吉祥丸・植芝守央共著 合気会 基礎編978-4-88293-143-0、応用編978-4-88293203-1 基礎編 2,600円 応用編 2,800円 その他 上記以外の参考書 「新版・写真で学ぶ合気道」 植芝守央著 ベースボールマガジン社 978-4583025483 2,100円 「合気道 パーフェクトマスター」 植芝守央著 新星出版社 978-4405086432 1,500円 ─ 167 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 合気道は、開祖植芝盛平翁(1883~1969)が日本に古くから伝わ 1. オリエンテーション る武術の技法を錬磨し、さらに人格的研鑽によって精神的求道性を 2. 諸手取り呼吸法 加えて完成させた現代武道です。 他と相対して勝敗をあらそう格闘技ではなく、道を求め自己の鍛錬 3. 諸手取り一教(表、裏) 4. 諸手取り入身投げ のための修練をしていく武道です。したがって合気道は、競技体系 をとらず、日々技法の修練をくり返すことによって自己の人格の成長 5. 諸手取り四方投げ(表、裏) を目指しています。 6. 諸手取り小手返し 本授業は、これまで合気道理論・実習で稽古してきた内容を踏ま 7. 諸手取り二教(表、裏) え、諸手取り、後ろ両手首取りで稽古を進めていきます。 8. 諸手取り呼吸投げ 9. 後ろ両手首取り呼吸投げ 到達目標 10. 後ろ両手取り小手返し ・道場内での礼法を日常生活の中でも実践することができる。 11. 後ろ両手取り三教(表、裏) ・稽古相手の技を身体で感じ、しっかり受身を取ることができる。 12. 後ろ両手取り四方投げ(表、裏) ・合気道の特性について説明することができる。 13. まとめ(諸手取り) ・合気道の基本技を指導することができる。 14. まとめ(後ろ両手首取り) 15. 試験及びその解説 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・受身、基本動作から技へと段階を踏んで指導を進めていくので、合 評価項目 割合 評価基準等 気道理論・実習、投げ・抑えの基本1から2、様々な取り方に対する 基本の投げ・抑え1から2と順を踏んで履修することが望ましい。 試験 50% 実技試験を行い評価する。 授業科目名 少林寺拳法理論・実習(見習から2級までの科目の技術) 杭田 要 担当教員 配当年次 1 単位数 1 対応資格 授業概要 人格形成のための手段(自己の確立、自他共楽の精神である克己 心と協調性)である少林寺拳法の、基本的技法と理論を習得させる。 そのために、財団法人少林寺拳法連盟の定める科目表に基づき修 練させる。 対象者は、少林寺拳法経験者を対象として見習から2級までの技術 科目として、剛法、柔法の基本技(攻撃技、防御反撃技)、基本諸法 (礼儀作法、立ち居振る舞い等)を主体とした練習と確認をさせ、同 時に技法の各拳技に対する特徴の理論づけと知識を身につけるよう 授業する。 授業計画(テーマ) 1. 少林寺拳法とは何か 2. 少林寺拳法修行の在り方 3. 流水蹴 4. 内受突 5. 腕十字固 6. 小手抜 7. 寄抜(片手・両手) 8. 逆小手 9. 下受蹴 到達目標 10. 巻抜(片手・両手) ・礼儀作法、受け身、体構、体捌き、突き、蹴り等基本の動作、目的 11. 片手送小手、突天一 の理解ができる。 12. 切抜(片手・両手)、十字小手(片手・両手) ・見習いから2級までの科目表に定められた技法ができる。 13. 合掌抜、切返抜(片手・諸手) ・演舞の実演(自己の確立、自他共楽の精神)ができる。 14. 転身蹴(横・半転身)、切小手(片手・諸手) 15. 燕返、千鳥返、まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・技法的には護身術の自信を養成(判断と、動作の体得による)。 評価基準等 評価項目 割合 ・技法の楽しさを共有できる精神的ゆとりを実体験させる。 試験 30% (財)少林寺拳法連盟技術審査基準に準じる。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 30% (財)少林寺拳法連盟学科審査基準に準じる。 40% 質疑の言動と積極的な受講態度 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 授業科目名 少林寺拳法理論・実習(基本主体・拳禅一如の行) 担当教員 井上 弘 配当年次 1 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) この授業では、初心者を対象にした内容で指導する。経験者にお 1. 基本科目…開足中段構え,目打ち,振子突き,蹴り上げ いても、初心に戻り修練させる。主に授業の内容は、財団法人少林 2. 基本科目…開足中段構え,目打ち,振子突き,突き蹴りニ連 寺拳法連盟で定められた3級技術科目を中心に実習させる。また二 人一組で行なう演武ができるように技を多数組み合わせて修練させ 3. 基本科目…順突き,逆突き,上中ニ連 学科 …修行の心得 る。二人の修練の中で、お互いの上達を図る『自他共楽』の教えを体 4. 基本科目…中段構え,順突き,逆突き,順蹴り,逆蹴り 感させる。そして学科においては資格に関係なく、人生に必要な内 5. 基本科目…順突き,天地拳第一系 学科 :修行の心得(その2) 容を指導する。特に少林寺拳法の『拳禅一如』『力愛不二』の理念を 6. 基本科目…中段構え,順突き,逆突き,単独演練…天地拳第一系 理解させることを目指す。 7. 基礎科目…開足中段構え,目打ち,振子突き,突き蹴りニ連 8. 技術基本科目…中段構え,順突き,逆突き,上中ニ連突き,鈎突き 9. 基本科目…一字構え,差込足より廻し蹴り,足刀蹴り 天地拳第一系 到達目標 10. 基本科目…復習 剛法科目…流水蹴り 学科 …拳禅一如 ・礼儀作法、体構え、突き、蹴り、足捌き、体捌き等、基本科目ができ 11. 技術基本科目…復習。 〔防禦〕上受け,内受け,下受け る。 12. 単独演練 …天地拳第一系 剛法科目…下受蹴り ・3級科目が剛法3科目、柔法3科目ができる。 13. 単独演練 …天地拳第一系 剛法科目…下受蹴り 学科 …拳の三訓 ・演武ができる。 ・『自他共楽』『拳禅一如』『力愛不二』の教えを自分の人生に活かせ 14. 基本科目…復習 剛法科目…流水蹴り,下受蹴り る。 15. 技術基本科目…復習 学科 …力愛不二 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・技術においては、『はじめよう!少林寺拳法』で予習復習しておきま 評価項目 割合 評価基準等 しょう。また、常に日常生活のリズムを整えるとともに、バランスのとれ た基礎体力を養うよう心がけてください。 試験 30% 実技試験を行い評価する。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 30% 授業内容の理解度をレポート課し評価する。 指導したことを前向きに取り組んでいるか、その姿勢を 40% 見て評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「はじめよう!少林寺拳法」ベ-スボ-ル・マガジン社 9784583101514 1,680円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 ─ 168 ─ 授業科目名 少林寺拳法理論・実習(1級から初段までの科目の技術) 杭田 要 担当教員 配当年次 1 単位数 1 対応資格 授業概要 人格形成のための手段(自己の確立、自他共楽の精神である克己 心と協調性)である少林寺拳法の、基本的技法と理論を習得させる。 そのために、財団法人少林寺拳法連盟の定める科目表に基づき修 練させる。 対象者は、少林寺拳法経験者を対象として1級から初段までの技術 科目として、さらに深い剛法、柔法の技術(連攻防)、技法の運用法 を主体とした練習と確認をさせ、同時に技法の各拳技に対する特徴 の理論づけと知識を身につけるよう授業する。 到達目標 ・基本技法の正確さから連撃、連防の使いこなし、初段までの科目 表に定められた技法ができる。 ・演武の実演(武としての先・後の先・先の先・残心)ができる。 授業計画(テーマ) 1. 技術習得の心得 2. 技術運用の要諦 3. 外受蹴(連反攻) 4. 内受蹴(表・裏) 5. 上膊抜(片手・両手) 6. 上膊捕(片手・両手) 7. 押切抜 8. 逆小手(裏返投・裏固) 9. 下受順蹴 10. 襟抜 11. 袖抜・袖捕、腕巻 12. 押受突(外)、襟十字(十字固) 13. 屈身突、片胸落 14. 外受突(内・外・連反攻)、屈身蹴(連反攻) 15. 十字受蹴(連反攻)、運用法(剛法・柔法)、まとめ 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・技法的には護身術の自信を養成(判断と、連携動作の体得によ 評価項目 る)。 ・技法の楽しさを共有でき、平常心(気力・胆力)を実体験させる。(連 試験 反攻) レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 30% (財)少林寺拳法連盟技術審査基準に準じる。 30% (財)少林寺拳法連盟学科審査基準に準じる。 40% 質疑応答の言動と積極的な受講態度。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 授業科目名 少林寺拳法理論・実習(基本・法形・拳の三要) 担当教員 井上 弘 配当年次 1 単位数 1 対応資格 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 30% 授業内容の理解度をレポート課し評価する。 指導したことを前向きに取り組んでいるか、その姿勢を 40% 見て評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「はじめよう!少林寺拳法」ベ-スボ-ル・マガジン社 9784583101514 1,680円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 ─ 169 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) この授業では、初心者を対象にした内容で指導する。経験者にお 1. 基礎科目…開足中段構え,目打ち,振子突き,蹴り上げ いても、初心に戻り修練させる。主に授業の内容は、財団法人少林 2. 基礎科目…開足中段構え,目打ち,振子突き,突き蹴りニ連 寺拳法連盟で定められた3級技術科目を中心に実習させる。また二 人一組で行なう演武ができるように技を多数組み合わせて修練させ 3. 基本科目…順突き,逆突き,上中ニ連突き 学科…不殺活人 る。二人の修練の中で、お互いの上達を図る『自他共楽』の教えを体 4. 基本科目…中段構え,順突き,逆突き,順蹴り,逆蹴り,天地拳第一系 感させる。そして学科においては資格に関係なく、人生に必要な内 5. 基本科目…一字構え,差込足より廻し蹴り,足刀蹴り 流水蹴り 容を指導する。特に少林寺拳法の『拳禅一如』『力愛不二』の理念を 6. 基本科目…復習 〔防禦〕上受け,内受け,下受け 理解させることを目指す。 7. 単独演練…天地拳第一系 剛法科目…下受蹴り 8. 技術基本科目…上中蹴三連攻,差込足より蹴り上げ。復習。 9. 技術基礎科目…上受け,内受け 内受突き 学科…組手主体 到達目標 10. 基本科目…中段構え,順突き,逆突き,上中ニ連突き,鈎突き ・ 礼儀作法、体構え、突き、蹴り、足捌き、体捌き等、基本科目がで 11. 技術基本科目…復習 学科…拳禅一如 きる。 12. 基本科目…上中ニ連突き,鈎突き,足刀蹴り 学科…力愛不二 ・ 3級科目が剛法3科目、柔法3科目ができる。 13. 基本科目…復習 単独・相対演練 天地拳第一系 学科…武道の本質 ・ 演武ができる。 ・ 『自他共楽』『拳禅一如』『力愛不二』の教えを自分の人生に活か 14. 基本科目…上中蹴三連攻,復習 〔防禦〕上受け,内受け,下受け せる。 15. 基本科目…中段構え,順突き,逆突き,上中ニ連突き 上受け突き 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・技術においては、『はじめよう!少林寺拳法』で予習復習しておきま 評価項目 割合 評価基準等 しょう。また、常に日常生活のリズムを整えるとともに、バランスのとれ た基礎体力を養うよう心がけてください。 30% 実技試験を行い評価する。 試験 少林寺拳法理論・実習(2段科目の技術) 授業科目名 杭田 要 担当教員 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 人格形成のための手段(自己の確立、自他共楽の精神である克 1. 少林寺拳法の歴史と活動 己心と協調性)である少林寺拳法の、基本的技法と理論を習得させ 2. 少林寺拳法の特徴 る。そのために、財団法人少林寺拳法連盟の定める科目表に基づき 3. 天王拳(天一各種 左・右) 修練させる。 4. 地王拳(地一順・逆各種) 少林寺拳法2段の技術科目として、少林寺拳法の特徴、剛柔一 体、組手主体によるさらに深い剛法、柔法の技術(連攻防)、技法の 5. 突抜(内・外・片手・両手・諸手) 運用法を練習させ、同時に技法の各拳技に対する特徴の理論づけ 6. 下受蹴・小手投 と知識を身につけるよう授業する。 7. 上げ抜 8. 逆小手(龍投・龍固) 9. 引落 到達目標 10. 引胸落 ・基本技法の正確さから連撃、段撃、連防、段防技の使いこなし、2 11. 逆小手・送肘攻、吊上捕・吊落 段までの科目表に定められた応用変化技法ができる。 12. 上受逆手段、突天二(連反攻) ・演武の実演(武としての先・後の先・先の先・残心)ができる。 13. 開身突(表・裏)、巻落 14. 打上突(内・外・連反攻)、短刀突込下受打落蹴(連反攻) 15. 逆転身蹴(連反攻)、蹴天三(剛法・柔法)、まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・攻者の変化に対応する応用技の養成(判断と、連携動作の体得に 評価項目 割合 評価基準等 よる)。 ・技法の緻密さ、再現性の良さ、平常心(気力・胆力)を実体験させ 試験 30% (財)少林寺拳法連盟技術審査基準に準じる。 る。 レポート 30% (財)少林寺拳法連盟学科審査基準に準じる。 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 40% 質疑応答の言動と積極的な受講態度。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 授業科目名 少林寺拳法理論・実習(基本・法形・守主攻従の行) 担当教員 井上 弘 配当年次 2 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) この授業では、財団法人少林寺拳法連盟で定められた3級技術科 1. 基本科目…開足中段構え,目打ち,振子突き,蹴り上げ 目から始め、状況に応じて有段者科目も指導する。特に指導方法 2. 基本科目…順突き,逆突き,上中ニ連突き 学科:拳の三要 は、初心として根本になる基本を繰り返し行い、そして基本を元に応 用科目も修練する。守・破・離の修得段階があるが、その守の段階を 3. 基本科目…上中蹴三連攻,蹴り上げ 上受け突き 繰り返し、同時に破の段階も体感できるように指導する。また二人一 4. 基本科目…上中蹴三連攻,差込足より蹴上げ。復習。 柔法科目:小手抜 組で行なう演武では技を多数組み合わせて修練させ、お互いの上 5. 基礎科目…上受け,内受け,下受け 内受突き 学科:残心について 達を図る『自他共楽』の教えを繰り返し体感する。学科は人生に必要 6. 基本科目…中段構え,上中ニ連突き,鈎突き,差し替え足刀蹴り なこと、及び少林寺拳法の理念を深く理解することを目標にする。 7. 基本科目…復習。 単独・相対演練…天地拳第一系 8. 技術基本科目…順突き,逆突き,上中ニ連突き 柔法科目…寄り抜き 9. 基本科目…復習。上中ニ連突き,鈎突き 学科:心気力について 到達目標 10. 技術基礎科目…開足中段構え,目打ち,振子突き,突き蹴りニ連 ・ 3級科目を組み合わせて演武ができる。 11. 基本科目…上中ニ連突き,鈎突き,足刀蹴り 学科:武道の本質 ・ 基本を基にした、応用技、変化技が数技できる。 12. 基本科目…順蹴り,逆蹴り単独・相対…天地拳第一系 ・ 学習したことを自分の人生において生かすことができる。 13. 基本科目…一字構え,廻し蹴り,足刀蹴り 柔法科目の復習。 ・ 少林寺拳法の特徴、修行の心得、本質を理解し実践・説明でき 14. 技術基本科目…復習。〔防禦〕上受け,内受け,下受け る。 15. 基本科目…復習,体構えの各種 学科…少林寺拳法の特徴 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・技術においては、『はじめよう!少林寺拳法』で予習復習しておきま 評価項目 割合 評価基準等 しょう。また、常に日常生活のリズムを整えるとともに、バランスのとれ た基礎体力を養うよう心がけてください。 試験 30% 実技試験を行い評価する。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 30% 授業内容の理解度をレポート課し評価する。 指導したことを前向きに取り組んでいるか、その姿勢を 40% 見て評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「はじめよう!少林寺拳法」ベ-スボ-ル・マガジン社 9784583101514 1,680円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 ─ 170 ─ 授業科目名 少林寺拳法理論・実習(3段科目の技術) 杭田 要 担当教員 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 人格形成のための手段(自己の確立、自他共楽の精神である克己 心と協調性)である少林寺拳法の、基本的技法と理論を習得させる。 そのために、財団法人少林寺拳法連盟の定める科目表に基づき修 練させる。 少林寺拳法3段の技術科目として、少林寺拳法の特徴、「力愛不 二」、「不殺活人」、による攻防の機会と間合いについて剛法、柔法 の技術(連・段攻防)、技法の運用法を練習させ、将来の指導者とし て、意識付けを行うと同時に各拳技に対する特徴の理論づけと知識 を身につけるよう授業する。 授業計画(テーマ) 1. 拳の三訓・拳の三要 2. 当身の五要素 3. 下段返(連反攻) 4. 払受段突(連反攻) 5. 中段返(連反攻) 6. 片手投(仕掛技) 7. 片手投(各種) 8. 逆小手(逆手段・逆手固) 9. 三日月返・刈足 到達目標 10. 水月返(連反攻) ・基本技法の正確さから連撃、段撃、連防、段防技の使いこなし、3 11. 半月返・掬首投、切返小手 段までの科目表に定められた応用変化技法ができる。 12. 袖口捕・袖口巻、木葉送 ・演武の実演(武としての先・後の先・先の先・残心)ができる。 13. 木葉返、鶴立拳(各種) 14. 打上段突(内・外・連反攻)、押受蹴(内・外) 15. 送四指捕、送突倒、まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・攻者の変化に対応する応用技の養成(判断と、連携動作の体得に 評価項目 割合 評価基準等 よる)と、仕掛技の彼我の虚実運用から技法の機微、再現性の良さ、 平常心(気力・胆力)を実体験させる。 試験 30% (財)少林寺拳法連盟技術審査基準に準じる。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 30% (財)少林寺拳法連盟学科審査基準に準じる。 40% 質疑の言動と積極的な受講態度。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 授業科目名 少林寺拳法理論・実習(基本・法形・拳の三訓) 担当教員 井上 弘 配当年次 2 単位数 1 対応資格 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 30% 授業内容の理解度をレポート課し評価する。 指導したことを前向きに取り組んでいるか、その姿勢を 40% 見て評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「はじめよう!少林寺拳法」ベ-スボ-ル・マガジン社 9784583101514 1,680円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 ─ 171 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) この授業では、財団法人少林寺拳法連盟で定められた3級技術科 1. 基本科目…開足中段構え,目打ち,振子突き,蹴り上げ 目から始め、状況に応じて、有段者科目も指導する。特に指導方法 2. 基本科目…上中蹴三連攻,差込足より蹴り上げ。復習。 は、初心として根本になる基本を繰り返し行い、そして基本を元に応 用科目も修練する。守・破・離の修得段階があるが、その守の段階を 3. 基礎科目…〔防禦〕上受け,内受け,下受け 内受突き 学科:八方目 繰り返し、同時に破の段階も体感できるように指導する。また二人一 4. 基本科目…上中ニ連突き,鈎突き,差し替え足刀蹴り 上受け突き 組で行なう演武では技を多数組み合わせて修練させ、お互いの上 5. 基本科目…順突き,逆突き,上中ニ連突き 学科… 剛柔一体 達を図る『自他共楽』の教えを繰り返し体感する。学科においては人 6. 技術基本科目…復習。単独・相対演練…天地拳第一系 生に必要なこと、及び少林寺拳法の理念を深く理解することを目標 7. 基本科目…中段構え,順突き,逆突き 柔法科目…寄り抜き にする。 8. 基本科目…復習。上中ニ連突き,鈎突き 片胸落とし 9. 基本科目…上中蹴三連攻,差込足より蹴り上げ 内受け突き 到達目標 10. 基本科目…中段構え,上中ニ連突き,鈎突き,差し替え足刀蹴り ・ 3級科目を組み合わせて演武ができる。 11. 基本科目…中段構え,順突き,逆突き,順蹴り,逆蹴り。復習。 ・ 基本を基にした、応用技、変化技が数技できる。 12. 基礎科目…開足中段構え,振子突き,突き蹴りニ連 天地拳第一系 ・ 少林寺拳法の特徴、修行の心得、本質を理解し実践・説明でき 13. 基本科目…上中蹴三連攻,蹴り上げ,上受け,内受け,下受け る。 14. 技術基礎科目…順突き,逆突き,上中蹴三連攻,差込足より蹴り上げ ・ 学習したことを自分の人生において生かすことができる。 15. 基礎科目…復習。一字構え,八相構え 学科…拳禅一如・力愛不二 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・技術においては、『はじめよう!少林寺拳法』で予習復習しておきま 評価項目 割合 評価基準等 しょう。また、常に日常生活のリズムを整えるとともに、バランスのとれ た基礎体力を養うよう心がけてください。 試験 30% 実技試験を行い評価する。 授業科目名 なぎなた理論・実習(試合1「防具の着用法・基本技」) 小野恭子 担当教員 配当年次 1 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 「なぎなたの修錬により、心身ともに調和のとれた人材を育成する」 1. 概論・防具の基礎的知識 というなぎなたの理念を追求する。なぎなたの特性を理解し、基本の 2. 基本打突・受け方 大切さを認識する。 試合の理論を学び、技の研究にはげむ。気・剣・体一致の技の修得 3. 打突棒・打突台による打突練習 につとめ、210~225cmのなぎなたを使いこなし、「なぎなたらしい」動 4. 二段打ち・三段打ち きをつくる。 審判法を学び、正しい技・正しい打ちをつかむ。 5. 応じ技よりの打突 6. 防具着用しての基本打突・打ち返し 7. 有効打突の確認 8. 掛かり稽古 9. 新しい技の分析・工夫 到達目標 10. 戦術戦法論 ・なぎなたの基本動作ができる。 11. 体力トレーニングの理論と実習 ・なぎなたの特性・歴史等についての説明ができると共に、日本文化 12. 練習計画の立案 としての伝統的行動様式を実践できる。 13. 規定(試合・審判)について 14. 審判実習・大会運営 15. 試合および試合審判 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・「中学校保健体育における武道の指導法」を熟読されたい。 評価項目 割合 試験 レポート 平常点 評価基準等 授業内容の理解度および技能修得状況を判断するた 50% めの筆記・実技試験実施 % 50% 毎回の出席と受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「新・なぎなた教室」 全日本なぎなた連盟編 大修館書店 9784469162776 1,575円 その他 授業科目名 なぎなた理論・実習(演技1「しかけ応じ8本」) 担当教員 小野恭子 配当年次 1 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 なぎなたの歴史・技の成立ちを追求・研究し、より深くその特性にふ れる事を目的とする。技術的に奥の深い内容をもつなぎなたである 事をふまえ、理合いを学び、より高い技術を身につけ、「形」の修得 を行う。 日本の伝統文化である「なぎなた」を通して、日本の真価をみつ け、世界にむけて誇れる文化の修得につとめ、国際性も養う。 基本技術の組み合せである「しかけ・応じ」8本から技の理合を学 ぶ。 授業計画(テーマ) 1. 概論・基礎的知識 2. 構え・体さばき 3. 基本打突・団体基本の指導法 4. しかけ応じ1~5本目(しかけ技・応じ技の理合を学ぶ) 5. しかけ応じ1~5本目の復習 6. しかけ応じ6本目(間合・組足の研究) 7. しかけ応じ7本目(払い落しの技を研究) 8. しかけ応じ8本目(ぬき技の研究) 9. しかけ応じ6~8本目の復習 到達目標 10. しかけ応じ1~8本目の復習・留意点 ・ なぎなたの基礎知識が身につき、理合にかなった動きを理解し指 11. 演技競技規定ならびに審判規定 導できる。 12. 演技の観点について ・ しかけ応じ8本の技の理合を理解し説明できる。 13. 演技競技会・大会運営 14. 演技審判実習 15. しかけ応じの復習と指導法 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・参考書或いはビデオを見て動きを事前に知っておく事でより理合 評価項目 割合 評価基準等 が理解できる。なお、長物である用具を自由自在に操る面白さがあ り、普段の生活での身のこなしや立ち振る舞いが身につく。 試験 80% 授業内で筆記試験と実技試験を行う。 レポート 平常点 % 20% 毎回の出席と、授業の受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「新・なぎなた教室」 全日本なぎなた連盟編 大修館書店 978-4469162776 1,575円 その他 上記以外の参考書:「なぎなた競技規定集」 500円 「競技規定集付記 」500円 「大会運営の手引」 500円 なお、理論を通して深く「なぎなた」について学べる授業であり、通年で授業を履修すると初段を受験する資格が出来る。 ─ 172 ─ なぎなた理論・実習(試合2「しかけ技・応じ技」) 授業科目名 小野恭子 担当教員 配当年次 1 単位数 1 対応資格 授業計画(テーマ) 授業概要 「なぎなたの修錬により、心身ともに調和のとれた人材を育成する」 1. 基本打突 というなぎなたの理念を追求する。なぎなたの特性を理解し、基本の 2. 二段打ち・三段打ち 大切さを認識する。 3. 有効打突の確認 勝負の結果にとらわれず、試合の理論を学び,技の研究にはげ 4. 試合実習 む。気・剣・体一致の技の修得につとめ、210~225cmのなぎなたを 使いこなし、「なぎなたらしい」動きをつくる。審判法を学び、正しい 5. 技の分析 技・正しい一本をつかむ。 6. しかけ技の研究 7. 応じ技の研究 8. 試合における新しい技の工夫 9. 試合における新しい技の実践 到達目標 10. イメージトレーニング ・対人的技能を成立させるための基本的要素であるしかけ技・応じ技 11. 個人戦における戦術戦法 を習得し、試合において実践できる。 12. 団体戦における戦術戦法 13. しかけ技の理合 14. 応じ技の理合 15. 試合競技会 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・なぎなた特有の技にこだわることなく他武道の技、バイオメカニクス 評価項目 割合 評価基準等 などを参考にして技の領域を広げることが望ましい。 試験 50% 理解度・技能習得状況を判断するための筆記・実技試験 レポート 平常点 % 50% 毎回の出席と受講態度を評価 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「新・なぎなた教室」 全日本なぎなた連盟編 大修館書店 9784469162776 1,575円 その他 この授業は「なぎなた理論・実習(試合1「防具の着用法・基本技」)」を履修済み、又は同時履修者が望ましい。 授業科目名 なぎなた理論・実習(演技2「全日本なぎなたの形」5本目まで) 担当教員 小野恭子 配当年次 1 単位数 1 対応資格 レポート 平常点 % 20% 毎回の出席と、授業の受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「新・なぎなた教室」 全日本なぎなた連盟編 大修館書店 978-4469162776 1,575円 その他 上記以外の参考書:「なぎなた競技規定集」 500円 「競技規定集付記 」 500円 「大会運営の手引」 500円 「全日本なぎなたの形教習書」 3,000円 なお、「なぎなた理論・実習(演技1)」「なぎなた理論・実習(演技2)」を通年で履修すると初段審査を受験する資格ができる。 ─ 173 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) なぎなたの歴史・技の成立ちを追求・研究し、より深くその特性にふ 1. 全日本なぎなたの形の由来 れる事を目的とする。技術的に奥の深い内容を持つなぎなたである 2. 技の歴史的変遷 事をふまえ、理合いを学び、より高い技術を身につけ,「形」の修得 3. 「しかけ応じ」と「全日本なぎなたの形」について を行う。 4. 「全日本なぎなたの形」1本目(なやし技と巻き落し) 日本の伝統文化である「なぎなた」を通して、日本の真価をみつ け、世界にむけて誇れる文化の修得につとめ、国際性も養う。 5. 「全日本なぎなたの形」2本目(払いと蹲踞による胴打ち) 「全日本なぎなたの形」7本の内から1~5本目までを学ぶ。 6. 「全日本なぎなたの形」3本目(巻き上げ) なお、この授業は「なぎなた理論・実習(演技1「しかけ応じ8本」)」 7. 「全日本なぎなたの形」4本目(振り返しすね) を履修済み、又は同時履修者が望ましい。 8. 「全日本なぎなたの形」5本目(面の打ち落し) 9. 「全日本なぎなたの形」1~5本目の復習 到達目標 10. 〃 ・古流薙刀の技を取り入れて作られた「全日本の形」5本を学ぶことに 11. 「全日本なぎなたの形」1~5本目の観点ならびに指導法 より、なぎなたの理合を詳細に説明できる。 12. 〃 ・基礎なぎなたを指導する事ができ、理合を説明する事ができる。 13. 古流の研究 14. 「しかけ応じ」8本・「全日本なぎなたの形」5本の復習 15. 「しかけ応じ」8本・「全日本なぎなたの形」5本の復習 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・多くの古流薙刀の技から成り立っている「全日本の形」であるので 評価項目 割合 評価基準等 古流薙刀を知っている事でより興味深く理解する事ができる。 試験 80% 授業内で筆記試験と実技試験を行う。 なぎなた理論・実習(試合3「応用技」) 授業科目名 小野恭子 担当教員 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 「なぎなたの修錬により、心身ともに調和のとれた人材を育成する」 1. 基本打突・受け方 というなぎなたの理念を追求する。なぎなたの特性を理解し、基本の 2. 正しい打突の理合 大切さを認識する。 3. 応じ技より発展させた打突 勝負の結果にとらわれず、試合の理論を学び、技の研究にはげ 4. 新しい技の工夫 む。気・剣・体一致の技の修得につとめ、210~225cmのなぎなたを 使いこなし、「なぎなたらしい」動きをつくる。有効打突の追求により、 5. 有効打突の確認 正しい技・正しい一本をつかむ。 6. 防具の研究・用具の研究 また、審判法を学び、競技会運営を行う。 7. 試合規定・審判規定について 8. 試合実習 9. 審判実習 到達目標 10. 競技会運営について ・技能向上はどの位基本を習得したかに関わるかを認識でき、基本 11. 試合競技会(団体戦) がなければ応用はないと再確認できる。 12. 試合競技会(個人戦) ・応答技習得により、有効打突を見極められ審判ができる。 13. 技の理合・分析 14. 指導法について 15. 1~14週の復習 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・全日本なぎなた連盟の審判規定集に目を通し、授業内の試合に 評価項目 割合 評価基準等 よって実践していく。 試験 50% 理解度・技能修得状況を判断するための筆記・実技試験 レポート 平常点 % 50% 毎回の出席と受講態度を評価 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「新・なぎなた教室」 全日本なぎなた連盟編 大修館書店 9784469162776 1,575円 その他 この授業は、「なぎなた理論・実習(試合1「防具の着用法・基本技」)、(試合2「しかけ技・応じ技」)」を履修済み、又は同時履修者が望ましい。 授業科目名 なぎなた理論・実習(演技3「全日本なぎなたの形」7本目まで) 担当教員 小野恭子 配当年次 2 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) なぎなたの歴史・技の成立ちを追求・研究し、より深くその特性にふ 1. 基本打突 れる事を目的とする。技術的に奥の深い内容をもつなぎなたである 2. しかけ・応じ1~8本目 事をふまえ、理合いを学び、より高い技術を身につけ、「形」の修得 3. 日本のなぎなたと海外のなぎなたのあり方 を行う。 4. 技の理合について 「しかけ・応じ」8本と「全日本なぎなたの形」7本を学ぶ。演技の審 判実習を行う。 5. 全日本なぎなたの形 6本目の理合 なお、この授業は「なぎなた理論・実習(演技1「しかけ応じ8本」)、 6. 全日本なぎなたの形 6本目の観点 (演技2「全日本なぎなたの形」5本目まで)」を履修済み、又は同時 7. 全日本なぎなたの形7本目の理合 履修者が望ましい。 8. 全日本なぎなたの形 7本目の観点 9. しかけ応じ1~8本目の復習 到達目標 10. 全日本なぎなたの形1~7本目の復習 ・ なぎなたの基礎的知識を深く理解し説明できる。 11. 演技規定ならびに審判規定について ・ 技の理合をより理解し、長物である特徴を説明できる。 12. 演技審判の実習 ・「しかけ応じ8本」及び「全日本の形7本」を実践できる。 13. 演技競技会運営方法について 14. 演技競技会運営 15. 1~14週の復習 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・全日本なぎなた連盟では高段の者が学ぶ「全日本の形」を学ぶ事 評価項目 割合 評価基準等 で、なぎなたの興味深さが理解出来るので、古流薙刀の資料を調べ る楽しさも味わえる。 試験 80% 授業内で筆記試験と実技試験を行う。 レポート 平常点 % 20% 毎回の出席と、授業の受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「新・なぎなた教室」 全日本なぎなた連盟編 大修館書店 978-4469162776 1,575円 その他 上記以外の参考書: 「なぎなた競技規定集」 500円 「競技規定集付記」 500円 「大会運営の手引」 500円 「全日本なぎなたの形教習書」 3,000円 ─ 174 ─ 授業科目名 なぎなた理論・実習(試合4「審判法・大会運営」) 小野恭子 担当教員 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 「なぎなたの修練により、心身ともに調和のとれた人材を育成する」と 1. 基本打突・受け方 いうなぎなたの理念を踏まえ、なぎなたの特性を理解し、基本の大切 2. 正しい打突の理合 さを認識する。 3. 二段打ち技・三段打ち技の創作 勝負の結果にとらわれず、試合の理論を学び、技の研究に励む。 4. 新しい技の工夫 気・剣・体一致の技の修得に努め、有効打突の追及により、正しい 技・正しい一本をつかむ。 5. 有効打突の確認 6. 戦術戦法論 7. 個人戦・団体戦における戦術戦法論 8. 練習計画の立案 9. 対象別指導法(幼少年・中学生・高校生) 到達目標 10. 対象別指導法(大学生・社会人) ・なぎなたの普及発展は審判に関わることを認識できる。 11. 審判実習 ・審判学習により、正しいなぎなたの指導を実践できる。 12. 大会運営の実践 ・審判規定・審判員任務を遂行できる。 13. 競技会における委員の役割 14. 大会実習 15. 1~14週の復習 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・規定集を熟読することにより審判の心得を学習されたい。 評価項目 割合 評価基準等 試験 50% 理解度・技能修得状況を判断するための筆記・実技試験 % レポート 50% 毎回の出席と受講態度を評価 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「新・なぎなた教室」 全日本なぎなた連盟編 大修館書店 9784469162776 1,575円 その他 この授業は、「なぎなた理論・実習(試合1「防具の着用法・基本技」)、(試合2「しかけ技・応じ技」)、(試合3「応用技」)」を履修済み、または同 時履修者が望ましい。 授業科目名 なぎなた理論・実習(演技4「古流」) 担当教員 小野恭子 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業計画(テーマ) 1. 基本打突 2. しかけ応じ1~8本目の理合 3. しかけ応じ1~8本目 4. 全日本なぎなたの形1~5本目 5. 全日本なぎなたの形6・7本目 6. 技の歴史的変遷 7. 技の理合について 8. 間と間合について 9. 手の内と手のかよいについて 到達目標 10. 呼吸と発声について ・「しかけ応じ8本」、「全日本の形7本」を学び、手の内・手のかよい・ 11. 残心について 間と間合・呼吸・発声について学習し、理合について説明できる。 12. 全日本なぎなたの形の礼法 13. 全日本なぎなたの形 制定についての経緯 14. 古流について 15. 1~14週の復習 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・「しかけ応じ」、「全日本の形」の参考書を読み、手順を学び、知る 評価項目 割合 評価基準等 事でより深く理合を理解する事が出来る。 試験 80% 授業内で筆記試験と実技試験を行う。 レポート 平常点 % 20% 毎回の出席と、授業の受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「新・なぎなた教室」 全日本なぎなた連盟編 大修館書店 978-4469162776 1,575円 その他 上記以外の参考書:「なぎなた競技規定集」 500円 「競技規定集付記」 500円 「大会運営の手引」 500円 「全日本なぎなたの形教習書」 3,000円 なお、「なぎなた理論・実習」の総まとめになるので、参考書「新・なぎなた教室」、「全日本なぎなたの形教習書」を持参する事が望ましい。 ─ 175 ─ 基礎専門科目 授業概要 「なぎなたの修錬により、健全な心身の向上を図り、豊かな人格を 形成する」という理念に基づいて作られた「全日本なぎなたの形」7本 の理合を学び,高度な技を身につける事を目標とする。 なお、この授業は「なぎなた理論・実習(演技1「しかけ応じ8本」)、 (演技2「全日本なぎなたの形」5本目まで)」、演技3「全日本なぎな たの形」7本目まで)」を履修済み、又は同時履修者が望ましい。 授業科目名 体つくり運動実践論 配当年次 3 担当教員 前河洋一 松村さくら 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 「体つくり運動」は、平成20-21年の学習指導要領改訂で小1~高3 1. 科目ガイダンス:講義内容の理解と諸注意 まで必修の領域とし設定された内容である。自己の体に気づき、体 2. 学校体育における「体つくり運動」の位置づけと捉え方 の調子を整える等「体ほぐしの運動」と、柔軟性、巧緻性、力強い動 き、持久力を高める等「体力を高める運動」が設定されている。これら 3. 現代人の健康と体力、スポーツ習慣と生活習慣病の予防 4. 運動強度と心拍数の関係(実技) は相互に関連性を持つ。 また、体つくり運動は、人が健康に生きていくために欠くことのでき 5. 心拍数を活用した効果的な体力づくりの方法 ない基礎となる。本講義では、その具体的な実践内容に対する理解 6. 持久力向上のための運動プログラム(実技) を深め、さらには様々な道具を活用してよりよい体つくり運動の方法 7. 有酸素性運動と健康・体力との関係 を考えていくことを目標としている。 8. 生涯スポーツを通じた健康作りについて 9. 体ほぐし運動の理論;体ほぐし運動とは 到達目標 10. 体ほぐし運動の実践Ⅰ;体気づき ・体つくり運動の内容を理解できる。 11. 体ほぐし運動の実践Ⅱ;身体感覚を高める ・学校教育で使用可能なプログラムを作成できる。 12. 体ほぐし運動の実践Ⅲ;仲間と共にⅠ ・自ら、運動内容を理解し指導できる。 13. 体ほぐし運動の実践Ⅳ;仲間と共にⅡ 14. 体ほぐし運動;レポート作成指導 15. 体ほぐし運動;まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・体つくり運動は保健体育授業の中心領域であるため、教職を目指 評価項目 割合 評価基準等 す学生にとって重要である。 ・学習指導要領(中・高)保健体育編を熟読しておくこと。 試験 % ・保健指導特論とあわせて受講することが望ましい。 体つくり運動を理解し、教材として使える内容として評価 レポート 60% する。 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 講義、実習への取り組みや課題への取り組み方を評価 40% する。小テストなどで理解度を確認する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「子どものメディカルフィットネス」 都竹茂樹・梶岡多恵子 ぎょうせい、 4-324-06692-2 1,800円 必要に応じて印刷物や資料を配付する その他 持ち物;筆記用具、資料保管用ファイル、ノート、運動着、中・外用シューズ 授業科目名 担当教員 体育教材開発法 後藤 豊 中島一郎 配当年次 3 単位数 2 対応資格 基礎専門科目 授業概要 これまでの教職科目の基礎の上に学習を深める、教職としての発 展的、専門的科目に近似する。保健体育の授業における教材開発 に関わる理論・検証・実践で構成される。講義、解説、実技だけでは なく、自学、調査、発表、作業、制作といった実体験を中心とする学 習形態を採り、広く保健体育の授業に資する要因を検討し、実際に 作り上げることをねらいとする。意味あることを、いかにわかりやすく、 上手に教えるか、”工夫”を実際に形にしていくことによって生徒や授 業が現実となっていく。これらを体験的に考え、学び、習得する。 授業計画(テーマ) 1. 授業オリエンテーション 2. 保健体育授業の構成要素 3. 体育教材としての「動作や動き、運動」/実技:運動プログラムの実際 4. 創作運動プログラムの創作活動(立案) 5. 創作運動プログラムの創作活動(試行) 6. 創作運動プログラムの発表・評価(第1グループ) 7. 創作運動プログラムの発表・評価(第2グループ) 8. 創作運動プログラムの発表・評価(第3グループ)及びまとめ 9. 「体育実技授業における教材開発」(事例紹介) 到達目標 10. 「体育実技授業における教材開発」(問題点の把握) ・「運動創作」、「運動開発」、「教材作成」の各学習を通して、生徒に 11. 「体育実技授業における教材開発」(実技授業における教材作成) 対する指導に生かすことができる。 12. 「体育実技授業における教材開発」(作成教材を使用した授業実践) 13. 「体育実技授業における教材開発」(授業実践の検証) 14. 「体育実技授業における教材開発」(改善方法の検討) 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・教職に極めて近似するので、学習指導要領,同解説は理解してお 評価項目 割合 評価基準等 くことが望ましい。教職に対する意識の高い学生にとっては、より実 践的で、学校現場や授業に直結するため、得るところ大である。 試験 45% 発表,プレゼンテーション レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 【後藤・中島】 【後藤、中島】 【中島】 【中島】 【中島】 【中島】 【中島】 【中島】 【後藤】 【後藤】 【後藤】 【後藤】 【後藤】 【後藤】 【後藤・中島】 5% 教材を作成、提出する。 授業での発言・質問等の積極的な受講態度を評価する。ま 50% た、出欠席については欠席回数に応じた減点評価をする。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 中学校学習指導要領,高等学校学習指導要領, 文部科学省検定教科書(中学校・高等学校保健体育) その他 ─ 176 ─ スポーツ分析法 授業科目名 清水宣雄 廣瀬恒平 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 共通 授業概要 授業計画(テーマ) スポーツの試合において、より良い結果を得るためには、選手・ 【清水・廣瀬】 1. スポーツ分析の概要 チームのスキル・コンディションを最高の状態に調整することが重要 【廣瀬】 2. ゲーム分析の概要 である。更に、ゲーム分析・戦術分析が必要であり、その結果を基に スポーツにおけるゲーム分析 【廣瀬】 3. して、トレーニング計画や作戦が立案される。そして、選手・チームに 【廣瀬】 4. ゲーム分析の現状と課題 よる実践によって、勝敗が決定すると言っても過言ではない。 この授業においては、各種スポーツ種目において、試合内容や戦 5. データ分析ソフトについて 【廣瀬】 術を分析することで、指導的・戦術的思考の基礎を学習し、新たなト 【廣瀬】 6. データ収集 レーニング法や戦術行動を発想できるようにする。 【廣瀬】 7. データ処理 【廣瀬】 8. データを読む、活用する 【清水】 9. 戦術分析の概要 到達目標 【清水】 10. 戦史における戦術・作戦・戦略 ・実際のゲームを分析し、データ収集・活用ができる。 【清水】 11. 戦術のシミュレーション ・戦術構想を理解し、適切な戦術を構築できる。 【清水】 12. スポーツにおける戦術・作戦・戦略 【清水】 13. ゲームの理論 【清水】 14. プレイ・アルゴリズムの分析 【清水】 15. プレイ・アルゴリズムの構築 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・常に試合内容の違いに関心を持ってください。 評価項目 割合 評価基準等 ・基礎的な統計データの読み方を理解しておいてください。 ・常に勝敗の理由を自分なりに考えておいてください。 試験 50% ほぼ毎回、理解度確認の小テストを実施する。(清水) ・行動のパターン化・分類を常に意識してください。 レポート 50% 実習した内容についてレポートを課す。(廣瀬) 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 受講生を2班に分け、交替で担当者の授業を受講するので、授業計画の順番とは異なる場合がある。 競技者育成論 授業科目名 安ヶ平 浩 前河洋一 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 共通 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 授業内容の理解度及び受講者自身の考えを判断する 40% 為のレポート 授業における質問、発言など積極的な受講態度を評価 60% する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「指導者のためのサッカー強化書」ゲロ・ビザンツ/グンナー・ ゲーリッシュ著田島幸三監訳ベースボールマガジン社 その他 ─ 177 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 本授業においては世界の様々な競技者育成プログラムを検証しな 1. ガイダンス(授業概要と履修に関する説明) がら、チーム強化につながる選手育成の方法を学習する。また様々 2. アスリートとして身につけなければならないこと なスポーツ分野における具体的事例を参考として、与えられた環境 の中でいかにして成果を上げるか、またはどのように環境改善を行う 3. スポーツにおけるルールとマナー 4. タレントの発掘 かについても考えていく。 学校での部活動からプロスポーツに至る競技力向上のメカニズム 5. ジュニア選手の育成 についても理解し、国内外に目を向けて、パフォーマンスを発揮する 6. 闘えるチーム作り ための条件や方法論についても検討する。 7. 選手と指導者の関係 8. 競技成績の分析と評価 9. 競技力向上のためのトレーニング 到達目標 10. 競技者育成のプログラム ・チーム強化につながる選手育成の方法を説明できる。 11. 合宿やミーティングの活用 ・選手であることの前に身につけておくべきことを理解できる。 12. ピークパフォーマンスの導き方 13. 情報の収集と分析や活用の方法 14. 海外における競技者育成システム 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・メディアを通した映像・情報収集に努めると、より理解が深まる。 評価項目 割合 評価基準等 レクリエーション総論 授業科目名 黒川道子 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 2 R・I、R・C 授業概要 授業計画(テーマ) 「余暇」が無視する事のできない生活課題として浮上してきた現代社会に おいて、健康づくりや生きがい作り、人生再教育などを目的とした生涯学習 の果たす役割が極めて重要視されるようになってきている。この生涯学習 の一翼を担っているのがレクリエーションであり、余暇時代にふさわしい新 たなレクリエーションのビジョンが、生涯スポーツの一つの柱としても大いに 期待されている。本講義では、レクリエーションの基礎的な理解とともに、レ クリエーションによる支援、レクリエーション組織の経営についても学習す る。 1. ガイダンス授業 2. 21世紀の社会と私達の生活 3. レクリエーションとは① 4. レクリエーションとは② 5. レクリエーションとさまざまな団体 6. レクリエーションが及ぼす様々な効果 7. 生涯スポーツとレクリエーション 8. レクリエーション運動の歴史① 到達目標 ・レクリエーションに対する理解を深め、生涯にわたって充実した余暇活動 を送れるよう資質を身につけることができる。 9. レクリエーション運動の歴史② 10. レジャー・レクリエーションの現状 11. これからのレクリエーション運動 12. レクリエーション支援 13. レクリエーション支援者の役割 14. レクリエーション運動を支える組織とその役割 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・レクリエーションに関する図書をよんだり、日本レクリエーション協会ホーム 評価項目 ページ等をみるとよいでしょう。レクリエーション関連の実技科目を受講する ことも、レクリエーションに関する理解が深まります。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 90% 60点以上合格 % 10% 出席点 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 基礎レクリエーション実習 授業科目名 黒川道子 中西 純 担当教員 対応資格 配当年次 1 単位数 1 R・I、R・C 基礎専門科目 授業概要 本講義では様々なレクリエーション活動の中からニュースポーツ・ アウトドア活動・コミュニケーション種目について体験しつつその楽し みを享受し、且つそれらの基本的な知識・技術について学習する。 評価についてはレポート課題に受講状況及び出席状況を加味して 総合的に行う。 なお、「レクリエーション・インストラクター」及び「レクリエーション・コー ディネーター」の資格を取得したい者には、ぜひとも履修してほしい科目 である。 授業計画(テーマ) 1. レクリエーション概論①過去から現在まで 2. レクリエーション概論②レクリエーションの現状 3. インディアカを楽しむ 4. フライングディスクを楽しむ①基礎的・基本的技術の習得 5. フライングディスクを楽しむ②様々なゲームを楽しむ 6. ソフトバレーボールを楽しむ 7. キンボールを楽しむ 8. レクリエーション・ダンスを楽しむ 9. テント技術を楽しむ 到達目標 10. 野外炊事を楽しむ ・レクリエーションに対する理解を深め、野外活動やニュースポーツと 11. ロープ・ワークを楽しむ いったレクリエーション種目を楽しみながら、他の人に享受することが 12. コンパス・ワークを楽しむ できる。 13. イニシアティブ・ゲームを楽しむ 14. まとめ①レクリエーションとニュースポーツ 15. まとめ②レクリエーションと野外活動 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・レクリエーションに関する図書等を読んだり、日本レクリエーション 評価項目 割合 評価基準等 協会ホームページ等を見てください。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 【黒川・中西】 【黒川・中西】 【黒川・中西】 【黒川・中西】 【黒川・中西】 【黒川・中西】 【黒川・中西】 【黒川・中西】 【黒川・中西】 【黒川・中西】 【黒川・中西】 【黒川・中西】 【黒川・中西】 【黒川・中西】 【黒川・中西】 60% 授業内容の理解度判断するための筆記試験 % 40% 毎回の出席と、授業の受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 ─ 178 ─ 授業科目名 担当教員 体操競技理論・実習Ⅰ 後藤 豊 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本授業では、体操競技の「ゆか運動」「跳馬運動」を取り上げ、その 1. 体操競技特性の概要理解 基本技、および発展技の技術トレーニングを通して、技の基礎技術 2. ゆか運動の特性 を身につけることが目的とされる。その学習活動においては、技術習 3. ゆか運動の技の体系 得のみならず、運動の「観察能力」や「内観能力」、他者への「共感 4. 回転系(接転技群)の学習 能力」など、運動指導者として欠くことのできない能力の育成も目指 される。また、種目の特性や発達史、技の体系、技術、トレーニング 5. 回転系(倒立回転系技群)の学習 方法、評価法、採点法についても学習をすすめる。 6. 回転系(宙返り技群)の学習 7. 巧技系(平均立,支持,反転跳躍,柔軟技群)の学習 8. ゆか運動の評価法,採点法 9. ゆか運動の指導法 到達目標 10. 跳馬運動の特性 ・ゆか・跳馬運動の基礎技術を習得し、実践できる。 11. 跳馬運動の技の体系 ・ゆか・跳馬運動の特性などを理解し、その体系的指導法について 12. きりかえし系の学習 理解し、説明できる。 13. 回転系の学習 14. 跳馬運動の評価法,採点法 15. 跳馬運動の指導法 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・参考書「体操競技のコーチング」を参照し、「ゆか」「跳馬」の発達史 評価項目 割合 評価基準等 について理解を深めておくことが望ましい。 ・体操競技を専門とする学生の履修が望ましい。 試験 50% 実技課題達成度と授業内容理解度の評価 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 授業への積極的な参加を評価する。出欠席については 50% 欠席回数に応じた減点方式で評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「体操競技のコーチング」 金子明友著 大修館書店 9784469161748 4,200円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 授業科目名 担当教員 体操競技理論・実習Ⅱ 後藤 豊 配当年次 2 単位数 1 対応資格 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 授業への積極的な参加を評価する。出欠席については 50% 欠席回数に応じた減点方式で評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「体操競技のコーチング」 金子明友著 大修館書店 9784469161748 4,200円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 ─ 179 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 本授業では、体操競技の「鉄棒運動」「平均台運動」を取り上げ、そ 1. 体操競技の特性についての理解 の基本技、および発展技の技術トレーニングを通して、技の基礎技 2. 鉄棒運動の特性 術を身につけることが目的とされる。その学習活動においては、技術 3. 鉄棒運動の技の体系 習得のみならず、運動の「観察能力」や「内観能力」、他者への「共 4. 支持系(け上がり技群)の学習 感能力」など、運動指導者として欠くことのできない能力の育成も目 指される。また、種目の特性や発達史、技の体系、技術、トレーニン 5. 支持系(前方,後方支持回転技群)の学習 グ方法、評価法、採点法についても学習をすすめる。 6. 懸垂系(振上がり技群,ほん転逆上がり技群)の学習 7. 懸垂系(前方,後方車輪技群)の学習 8. 鉄棒運動の評価法、採点法 9. 鉄棒運動の指導法 到達目標 10. 平均台運動の特性 ・鉄棒・平均台運動の基礎技術を習得し、実践できる。 11. 平均台運動の技の体系 ・鉄棒・平均台運動の特性などを理解し、その体系的指導法につい 12. 体操系(歩走,跳躍群),バランス系(ポーズ,ターン技群)の学習 て理解し、説明できる。 13. 回転系(接転,ほん転,宙返り技群)の学習 14. 平均台運動の評価法、採点法 15. 平均台運動の指導法 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・参考書「体操競技のコーチング」を参照し、「鉄棒」「平均台」の発達 評価項目 割合 評価基準等 史について理解を深めておくことが望ましい。 ・「体操競技理論・実習Ⅰ」を履修していることが望ましい。 試験 50% 実技課題達成度と授業内容理解度の評価 授業科目名 担当教員 陸上競技理論・実習Ⅰ 前河洋一 櫻井健一 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 自己の身体能力を最大限に発揮することで記録を競う陸上競技の 1. ガイダンス(授業概要と展開方法の説明) 特性を理解し、その歴史的背景や記録の変遷、基本的技術を学 2. 陸上競技の歴史的背景 ぶ。 3. 陸上競技の施設用器具やルールの変遷 リレー種目や駅伝があるものの、個人の能力を競う陸上競技が学 4. 陸上競技における記録の変遷 校体育の中でどのように扱われているかを明確にし、競技スポーツ へと発展するための基礎的知識を養う。また、陸上競技を指導する 5. トレーニングの原則と内容 上で、ジュニア期の指導におけるポイントや注意点を理解し、将来に 6. トラック種目の特性 つながる総合的な運動能力(体力と技術)獲得の重要性とトレーニン グ方法についても触れながら、陸上競技の基礎的理論を学ぶことを 7. フィールド種目の特性 目的としている。 8. 道路競技の特性 9. 陸上競技における安全管理 到達目標 10. 学校体育における陸上競技の取り扱い ・陸上競技の歴史や記録についての基礎的知識を説明できる。 11. ジュニア期における陸上競技のトレーニングと指導 ・陸上競技の種目特性やトレーニングについて理解し、説明できる。 12. 大会の運営方法と仕組み ・学校体育における陸上競技の扱いと指導法について理解できる。 13. 科学的トレーニングの歴史と方法 14. 体調管理と調整方法 15. まとめと資料の作成、課題提出 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・陸上競技の歴史や種目特性などの一般知識を身につけるために、 評価項目 割合 評価基準等 日頃からスポーツ関係の話題に注目し、選手や記録についても関心 を持ってもらいたい。 試験 % レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 30% 定期的に課題レポートをまとめる。 欠席は減点対象となり、毎時間の知識の積み重ねが大 70% 切である。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「陸上競技マガジン」(ベースボールマガジン社) 「月刊陸上競技」(講談社) その他 教室での授業が中心。 陸上競技が専門ではなくても、陸上競技について学びたい学生であれば受講可能です。 授業科目名 担当教員 陸上競技理論・実習Ⅱ 前河洋一 櫻井健一 配当年次 2 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 走・跳・投のメカニズムについての理解を深め、自ら実践し指導す 1. ガイダンス(授業概要と展開方法の説明) るためのトレーニング方法や基礎的知識を養う。また各種目の技術 2. オリンピックと陸上競技 的な分析を行いながら、競技力向上のための効果的なトレーニング 方法や技術および戦略について認識し、トップアスリートの事例を活 3. トラック種目の技術とメカニズム 用しながら、コーチングへと発展させるための幅広い視野を持てるよ 4. フィールド種目の技術とメカニズム うにする。 5. 道路競技の技術とメカニズム 自らの競技力向上を目指すとともに、 国内外の陸上競技事情に 6. 陸上競技とスポーツを取り巻く環境 触れながら、スポーツの普及と文化的地位確立の方策についても検 7. スピード・パワーのトレーニングと指導法 討を加える。 8. スタミナのトレーニングと指導法 9. 日本における駅伝・マラソンの社会的・文化的背景 到達目標 10. 日本の陸上競技事情と学校体育 ・陸上競技各種目の技術やトレーニングについて理解し、説明でき 11. 世界の陸上競技事情とプロスポーツ る。 12. 陸上競技のデータ収集と記録の分析 ・自身の専門種目について実践し、指導できる。 ・オリンピックや世界選手権をはじめ、様々な大会についての情報を 13. 陸上競技のコーチング 14. 生涯スポーツと陸上競技の普及 集めてデータを活用できる。 15. まとめと資料の作成、課題提出 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・スポーツ関連の話題に注目し、陸上競技・マラソン・駅伝中継など 評価項目 割合 評価基準等 をテレビで見て、分析および解説する習慣を身につけて欲しい。 ・競技スポーツを多角的に捉える知的好奇心を持って受講すること 試験 % を望む。 各自で疑問や問題意識を持ち、レポートにしてまとめ 30% る。 レポート 平常点 欠席は減点対象となり、毎回の授業における内容を理 70% 解し応用できるようにして欲しい。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「Track & Field News」 「Runners World」 その他 教室での授業が中心となる。 ─ 180 ─ 水泳理論・実習Ⅰ 授業科目名 土居陽治郎 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 1 指導士、指導者 授業概要 授業計画(テーマ) 学校体育における「水泳」教材開発や健康づくりのための水中運 1. ガイダンス授業(授業概要の説明、スケジュール配布等) 動の理論的背景について実験実習等を通して学ぶ。具体的には、 2. プールを利用した体組成分析(1)〜「浮く・沈む」を通して知る身体〜 「浮く・沈む・進む」といった水泳や水中運動技術の科学的原理や保 健体育全般の目標でもある「体つくり」に関する事項を、特に食事の 3. プールを利用した体組成分析(2)〜実習:水中体重測定〜 4. プールを利用した体組成分析(3)〜実習:体組成計算と比較分析〜 観点から学習する。こうした科学的検証を実践する態度形成は、学 校体育指導者のみならず、競技者やコーチといった競技力向上分 5. 身体重心位置の測定(1)〜「浮く・沈む」に関する力学的原理 野、さらには健康づくりの実践場面でも必須課題であり、非常に重要 6. 身体重心位置の測定(2)〜実習:身体重心測定〜 なテーマである。 7. 身体重心位置の測定(3)〜実習:身体重心位置の算出〜 8. 水泳・水中運動技能の測定法 9. 水泳技能の測定法(1)〜実習:速度調節泳、閉眼泳等の測定〜 到達目標 10. 水泳技能の測定法(2)〜実習:技能構成比較分析〜 ・プールなどを利用して、身体科学に関わる実験や実習を展開でき 11. 身体をつくる栄養学入門(1)〜スポーツライフマネジメントの考え方〜 る。 12. 身体をつくる栄養学入門(2)〜実習:食事内容分析〜 ・実験を通して収集したデータを適正に分析し、考察できる。 13. 身体をつくる栄養学入門(3)〜実習:簡便健康チェック(尿検査等)〜 ・水泳のみならず、身体運動科学に対する見識を確立できる。 14. ドーピングとスポーツライフマネジメント 15. 総括(水泳・水中運動の理解は身体を知ることから) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・プールでの実験実習において、泳力はそれほど必要ありません(2 評価項目 割合 評価基準等 5mくらい泳げればよい)。 ・「基礎水泳指導法」の履修は前提条件ではありませんが、両科目と 試験 % テストは実施しない。 も履修することが望ましい。 レポート 30% 実習レポートはほぼ毎回作成します。 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 70% 実習の進め方、データの整理などを重視して評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 水泳理論・実習はⅠ~Ⅳで独立した内容になっているので、履修順序は関係ありません。 パソコン教室での実習もあることから、USBスティックメモリなどのメディアが必要。 授業科目名 担当教員 水泳理論・実習Ⅱ 土居陽治郎 配当年次 2 単位数 1 対応資格 試験 % テストは実施せず レポート 50% レポート作成のためには毎回授業で課題をこなさねばな 平常点 50% ポート作成に至らないので注意すること。 らない。授業欠席すると、課題達成が追いつかず、レ 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 水泳理論・実習はⅠ~Ⅳで独立した内容になっているので、履修順序は関係ありません。 データ分析やレポート作成用にUSBスティックメモリを必要とする。 ─ 181 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) この授業では、ビデオ映像機器とパソコンとを連結させ、主に水泳 1. ガイダンス授業(ビデオとパソコン、スケジュール) に関わる動作分析を実習する(競泳スタート動作や水球投動作な 2. 動作の撮影(プール) ど)。そこでは自身の競技力向上の基礎資料を得ることや、分析手法 3. ビデオ映像のパソコンへの取り込み を普及発展させられるような人材養成をねらいとしている。この授業 を通して、コーチング技術向上の足がかりをつかむと同時に、きちん 4. デジタル映像ファイルの扱い~分解写真の作成~ とした科学的裏づけをともなったレポート作成やプレゼン資料作成な 5. 動作分析(1)~座標の読み取り~ どによって、人に理解されやすい表現方法の獲得を目指す。 6. 動作分析(2)~距離・長さ・位置の算出~ 7. 動作分析(3)~平滑処理~ 8. 動作分析(4)~速度算出~ 9. 動作の比較、評価~力学的な考え方の適用~ 到達目標 10. 自身の動作の改善にむけて(1)~シミュレーション技法入門~ ・力学的データや用語を適切に用いて、水泳動作を解説することが 11. 自身の動作の改善にむけて(2)~発揮パワー一定でどう改善できるか~ できる。 12. 動作解説レポートの作成(1)~動作分析マニュアル書の作成~ ・ビデオ機器とパソコンとの接続や動作メカニズムを理解できる。 13. 動作解説レポートの作成(2)~動作分析結果と動作改善への提言~ ・表計算ソフトを利用し、初歩的な力学分析ができる。 14. レポート発表 15. 総括:レポート講評および動作分析から指導現場への応用について 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・自身の運動で力学的分析ができる授業としては本学唯一なので、 評価項目 割合 評価基準等 水泳を専門としない者でも興味関心ある者は受入可能。 授業科目名 バスケットボール理論・実習Ⅰ 奥山秀雄 担当教員 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本授業では、バスケットボール競技の特性と歴史を学習すると同時 1. 授業概要および履修上の注意事項等の説明と受講生数の調整 に、バスケットボール競技を通じた人間形成についても考える。ま 2. 歴史的背景 た、最新のルールを十分に理解した上で、競技を正しく・安全に行え るようにするため、テーブル・オフィシャルズや審判に関する知識と技 3. 競技の特性 4. 競技規則①(プレイの規定) 法をも習得し、ゲームのスムーズな運営ができるようにする。授業計 画の前半では、資料や映像を用いて競技の基礎的知識を広め、後 5. 競技特性②(ファウルとバイオレーション) 半では、実際のゲームを通して、受講生全員が競技と審判法を体験 6. 審判の基礎知識①(審判の合図・プレイの見方) することにより、学習した知識をより実践的なものにすることができる。 7. 審判の基礎知識②(約束と習慣) 8. ゲームの運営と実践①(グループ編成と役割) 9. ゲームの運営と実践②(主審・副審の約束と位置どり) 到達目標 10. ゲームの運営と実践③(テーブルオフィシャルの役割) ・ゲームの運営方法および最新のルールや審判法を理解し、実践と 11. ゲームの運営と実践④(オフィシャルスコアの記入法) 指導ができる。 12. 総合ドリル①(班対抗のゲーム) 13. フィードバック①(撮影した実技映像の確認と考察) 14. 総合ドリル②(班対抗のゲーム) 15. フィードバック②(撮影した実技映像の確認と考察) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・選手として活動している人も、審判の立場になってゲームを観ること 評価項目 割合 評価基準等 で、競技力を高めるポイントが明確になるでしょう。 授業内容の理解度と技能の習得状況を判断するための 試験 50% 筆記および実技試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 各回の授業テーマに対する取り組み態度および達成度 50% を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「バスケットボール指導教本」 財団法人日本バスケットボール 協会 大修館書店 978-4469264883 2,940円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 授業科目名 バスケットボール理論・実習Ⅱ 担当教員 奥山秀雄 配当年次 2 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業計画(テーマ) 授業概要 バスケットボール競技におけるチームプレイおよび戦術に関する基 1. 授業概要および履修上の注意事項等の説明と受講生数の調整 礎知識を理論的に認識し、実習によりそれらの技能を高めていく。授 2. ファスト・ブレイク①(テキストを用いた知識の習得) 業では競技の特性を考慮し、攻撃を段階ごとに分解したうえで、それ 3. ファスト・ブレイク②(ファストブレイクの実践) ぞれの攻撃方法の理解と実践を繰り返し行う。また、防御において は、マンツーマンとゾーンに対応した基本的かつ代表的なチームプ 4. セカンド・ブレイク①(テキストを用いた知識の習得) レイを学習し、実践する。また、バスケットボール選手に必要なトレー 5. セカンド・ブレイク②(セカンド・ブレイクの実践) ニングおよび怪我の予防や栄養・休養の取り方など、コンディショニ 6. ハーフコート・オフェンス①(モーションオフェンスの知識) ングに関する知識も習得する。 7. ハーフコート・オフェンス②(モーションオフェンスの実践) 8. ハーフコート・オフェンス③(ゾーンオフェンスの知識) 9. ハーフコート・オフェンス④(ゾーンオフェンスの実践) 到達目標 10. ハーフコート・ディフェンス①(システムディフェンスの知識) ・攻防におけるそれぞれの基本的なチームプレイを理解し、実践と指 11. ハーフコート・ディフェンス②(システムディフェンスの実践) 導ができる。 12. 総合ドリル①(マンツーマンディフェンスを用いたゲーム) ・競技特性に応じたコンディショニングを把握し、実践できる。 13. 総合ドリル②(ゾーンディフェンスを用いたゲーム) 14. コンディショニング①(栄養と休息について) 15. コンディショニング②(トレーニングについて) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・JABBA公認コーチの講習内容を含む内容です。基礎バスケット 評価項目 割合 評価基準等 ボール指導法と理論実習Ⅰを履修した上で履修しましょう。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業内容の理解度と技能の習得状況を判断するための 50% 筆記および実技試験 % 各回の授業テーマに対する取り組み態度および達成度 50% を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「バスケットボール指導教本」 財団法人日本バスケットボール 協会 大修館書店 978-4469264883 2,940円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 ─ 182 ─ 授業科目名 ハンドボール理論・実習Ⅰ 清水宣雄 担当教員 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 学校体育の授業レベルにおけるハンドボールの指導を目標とし 1. 基礎的ハンドボールの概要 て、基本的技術・指導法を学ぶ。 2. キャッチ 初心者に扱い易い簡易ハンドのボールを用いて、初心者に対する 3. パス キャッチ・スロー・シュートの指導法、個人戦術・基本戦術を学習す 4. シュート(スキルの学習) る。 ハンドボールの基本的ルール、ビーチハンドのルールを適用した、 5. シュート(個人戦術の学習) 簡易ハンドボールのルール・審判法を学習し、簡易ゲームを体験し 6. コンビネーションプレイ(対ゴールキーパー) ながら、その指導法を学ぶ。 7. コンビネーションプレイ(対ディフェンス) 毎回、学校体育を想定した模擬授業を行う。その授業を参考に指 導案を作成し、レポートとして提出する。 8. ルールの学習 9. ゲーム(1)ゲーム運営の学習 到達目標 10. ゲーム(2)セットプレイの学習 ・学校体育において初心者にハンドボールの指導ができる。 11. ゲーム(3)チーム戦術の学習 ・ハンドボールを単元とした指導案が作成できる。 12. ゲーム(4)速攻の学習 13. ゲーム(5)作戦の学習 14. ゲーム(6)リーグ戦運営の学習 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・毎回、指導案を作成するので、その用具を準備してください。 評価項目 割合 評価基準等 ・常に、自分が指導する立場に立つことを意識して受講してくださ い。 試験 % レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 100% 毎回の授業において指導案を提出する。 % 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じ、印刷物を配布する。 その他 受講に際し、ハンドボールの経験は問わない。 授業科目名 ハンドボール理論・実習Ⅱ 担当教員 清水宣雄 配当年次 2 単位数 1 対応資格 レポート 平常点 % % 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じ、印刷物を配布する。 その他 受講に際し、ハンドボールの経験は問わない。 ─ 183 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) ハンドボールでは主に手を使ってボールを扱うため、他の球技と比 1. 競技ハンドボールの概要 較して、初心者にも取り組みやすく、基本技術の習得が比較的容易 2. ハンドボールの特性 なため、戦術プレイを学習する教材として、また、走・跳・投の運動が 3. ハンドボールの歴史(1)世界史 バランス良く必要とされるため、発育・発達期を促す運動として最適 4. ハンドボールの歴史(2)日本史 である。 本授業では、(財)日本体育協会公認ハンドボールコーチの養成 5. ハンドボールの科学的理解(1)スローのメカニズム 講習会専門科目カリキュラムを参考として、ハンドボールの指導者と 6. ハンドボールの科学的理解(2)指導の落とし穴 して必要な専門的知識を学習する。 7. ハンドボールの科学的理解(3)ゲームの理論 主として、ハンドボールの特性に応じた基礎理論を学習する。 8. 試合運営の仕方(1)レフェリーのコンセプト 9. 試合運営の仕方(2)スコアラー・タイムキーパーの役割 到達目標 10. ハンドボールの構造的理解(1)局面の分析 ・ハンドボールの特性・大まかな歴史が説明できる 11. ハンドボールの構造的理解(2)攻撃局面に必要な技術 ・ハンドボールに関して科学的な説明ができる。 12. ハンドボールの構造的理解(3)攻撃局面に必要な戦術 ・ハンドボールの技術・戦術に関して論理的に説明できる。 13. ハンドボールの構造的理解(4)防御局面に必要な技術 14. ハンドボールの構造的理解(5)防御局面に必要な戦術 15. ハンドボールの一貫指導 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・19世紀~20世紀の大まかな歴史の流れを学習しておいてくださ 評価項目 割合 評価基準等 い。 ・日頃から、技術・戦術を科学的に考えるようにしてください。 試験 100% ほぼ毎回、理解度確認の小テストを実施する。 授業科目名 担当教員 サッカー理論・実習Ⅰ 原仲 碧 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本授業においては、サッカーの競技特性をふまえ、ゲームの目的、 1. ガイダンス(授業概要と履修に関する説明) プレーの原則、スキル等について知識を深める。プレーをする上で、 2. サッカーとは 意図のあるシンプルなプレーをするためには、ゲームの目的・プレー 3. ゲームの目的・プレーの原則 の原則にそってプレーすることの重要性を認識する。。その上で個 4. 世界のトップレベルの選手・チームとは 人スキルにフォーカスし、基本的なプレースキルの違いを、ピッチの 各ゾーンにおいて学習していくことをねらいとし、闘う姿勢、ハード 5. 世界基準のスキルとは ワークという点についても検討する。 6. アタッキングゾーンのスキルについて(ドリブル突破) 7. ディフェンディングゾーンのスキルについて(インターセプト) 8. アタッキングゾーンのスキルについて(コンビネーションプレー) 9. ディフェンディングゾーンのスキルについて(ディレイ) 到達目標 10. ミドルゾーンのスキルについて(ボールキープ) ・サッカーの本質、プレーの原則というものを説明できる。各ゾーンに 11. ミドルゾーンのスキルについて(パスの優先順位) おける基本的なスキルをプレーの原則にそって表現できる。 12. セットプレー(CK,FK他) 13. セットプレーゲームとスモールサイドゲーム 14. ゲーム(ハーフコート:8対8) 15. ゲーム(フルコート:11対11) 受講・学習上のアドバイス ・メディアを通した映像・情報収集に努めると、より理解が深まる。 評価方法 評価項目 割合 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 評価基準等 % 授業内容の理解度及び受講者自身の考えを判断する 40% 為のレポート 授業における質問、発言ならびに実技での積極的な受 60% 講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「指導者のためのサッカー強化書」ゲロ・ビザンツ/グンナー・ ゲーリッシュ著田島幸三監訳ベースボールマガジン社 その他 授業科目名 担当教員 サッカー理論・実習Ⅱ 原仲 碧 配当年次 2 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) サッカーというゲームは、スキル・チーム戦術・ゲーム戦術などが一 1. ガイダンス(授業概要と履修に関する説明) 体となって展開されていくものである。本授業においては、サッカー 2. スキル理論と戦術理論 における個人スキルとチームプレーの関係の認識を深め、チーム戦 術の中で、個人戦術をベースにしながら、いろいろなスキルを発揮で 3. チームプレーとは きることをねらいとする。また、優れたパフォーマンスを発揮するため 4. 個人戦術とスキル(守備) の土台になるコンディショニングの作り方についてもメンタル・フィジ 5. 個人戦術とスキル(攻撃) カル・メディカルの各分野において学習する。 6. グループ戦術とスキル(守備) 7. グループ戦術とスキル(攻撃) 8. チーム戦術とスキル(守備) 9. チーム戦術とスキル(攻撃) 到達目標 10. ゲーム①(ハーフコート:8対8) ・個人スキルとチームプレーの関係を説明できる。コンデイショニング 11. コンディショニング(メンタル・メディカル) の考え方を理解できる。 12. コンディショニング(フィジカル) 13. 戦術と戦略 14. ゲーム戦術 15. ゲーム②(フルコート:11対11) 受講・学習上のアドバイス ・メディアを通した映像・情報収集に努めると、より理解が深まる。 評価方法 評価項目 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 % 授業内容の理解度及び受講者自身の考えを判断する 40% 為のレポート 授業における質問、発言ならびに実技での積極的な受 60% 講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 指導者のためのサッカー強化書ゲロ・ビザンツ/グンナー・ ゲーリッシュ著田島幸三監訳ベースボールマガジン社 その他 ─ 184 ─ 授業科目名 担当教員 ラグビー理論・実習Ⅰ 廣瀬恒平 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) より良い授業のために、プレーヤー、レフリーがお互いを尊重し合 1. リーダーの役割と養成、キャプテンシー い、ラグビーを理解することが重要である。この授業では、ラグビー 2. ラグビーにおけるLAWの精神の理解 ルールの理解から、リーダーやレフリーの役割、実際のレフリングに ついても学習を進める。実習としては個人スキルであるハンドリング、 3. ルールの移り変わり 4. レフリーの使命 ランニング、コンタクト、キッキング、専門的なポジショナルスキルとし てはスクラム、ラインアウトにおけるスローイング、スクラムハーフのパ 5. レフリングの基本 スアウトなどを中心に行う。 6. レフリング実習(フォワードプレー、スクラム、ラインアウト) 7. レフリング実習(バックスプレー、ラインオフサイドなど) 8. レフリング実習(ブロークンプレー) 9. ランニング実習(ステップ、スワーブ、チェンジオブペース) 到達目標 10. コンタクト実習(フロント、サイド、リアタックル) ・チームを運営、指導していく際に必要な精神を説明できる。 11. コンタクト実習(継続のためのコンタクトプレー) ・ラグビーゲームをする上での基本的な個人スキル、ポジショナルス 12. キッキング実習(パント、プレース、ドロップキック) キルを実践できる。 13. ポジショナルスキル実習(スローイング、スクラム) 14. ポジショナルスキル実習(スクラムハーフのパスアウト) 15. ゲーム形式での確認 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・図書館にあるようなラグビー観連の雑誌を読んだり、映像を見ること 評価項目 割合 評価基準等 により、さらに理解が深まる。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 70% 数回のレポートを課し、理解度を評価する。 授業における質問ならびに実技での積極的な受講態度 30% を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「ぐんぐんうまくなる!ラグビー」 清宮克幸著 ベースボー ルマガジン社 978-4-583-10127-9C2075 1,200円 必要に応じて印刷物を配布する その他 授業科目名 担当教員 ラグビー理論・実習Ⅱ 廣瀬恒平 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業計画(テーマ) 1. チームの構成 2. ポジションとその役割 3. ポジショナルスキル(それぞれに求められるスキル) 4. ユニットプレイ(フォワード、バックス) 5. スクラム(姿勢、メカニック) 6. スクラム実習(8人でのまとまりの意識) 7. ラインアウト(キャッチとサポーティング) 8. ラインアウト(バリエーション) 9. ラック&モール(継続のための集団プレー) 到達目標 10. ラック&モール実習(倒れない意識) ・チームの構成やポジション、さらにはユニットプレーについて説明で 11. バックラインの攻撃と防御 きる。 12. バックラインの攻撃と防御実習 ・フォワード、バックスにおけるセットプレーを実践できる。 13. キック攻撃(キックの位置とバリエーション) 14. キック攻撃実習(正確なキック) 15. ゲーム形式での確認 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・図書館にあるようなラグビー観連の雑誌を読んだり、映像を見ること 評価項目 割合 評価基準等 により、さらに理解が深まる。 ・ラグビー理論・実習Ⅰからの継続履修が望ましい。 % 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 70% 数回のレポートを課し、理解度を評価する。 授業における質問ならびに実技での積極的な受講態度 30% を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「ラグビーのちから」 上野裕一編著 叢文社 978-4-7947-0576-1 2,500円 必要に応じて印刷物を配布する その他 特になし ─ 185 ─ 基礎専門科目 授業概要 チームの構成や各ポジションの役割、特性について、さらにはそれ らの移り変わりから現代ラグビーにおける考え方やその状況までを学 習する。これまでのチーム構成やポジションについて理解したうえ で、チーム状況に合わせての実際的で効果的なチームを考えてみ る。個人スキルをベースにユニットスキルであるフォワード、バックス それぞれのセットプレーに発展させ、その理論を学び実際にプレー してみる。基本的なユニットプレーになるが、その中で個人スキルの 重要性についても確認する。 授業科目名 バレーボール理論・実習Ⅰ 徳永文利 担当教員 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) バレーボールの特性、技術構造、歴史、ルール等の知識を深め 1. オリエンテーション(授業の進め方、授業内容、評価方法の説明) る。バレーボールの誕生とその社会的背景、他のスポーツとの関わ 2. バレーボールの誕生とその背景 り、発展の違いについて学習する。日本国内におけるバレーボール 3. 日本におけるバレーボールの発展 の発展については、歴史、対象年齢、地域社会構造などの観点に 絞り学習を進める。バレーボールを構成する個々の基本的な技術を 4. サーブの技術論 習得し、それを発展させた技術トレーニング方法に関して学習を進 5. サーブのトレーニング方法 め、トレーニングの計画、立案を行う。さらに技術の習得を目指す。 6. パスの技術論 7. パスのトレーニング方法 8. トスの技術論 9. トスのトレーニング方法 到達目標 10. スパイクの技術論 ・バレーボールの特性、技術構造、歴史、ルールに関する知識を高 11. スパイクのトレーニング方法 めることができる。 12. ブロックの技術論 ・個人技術のトレーニング方法を立案し、実践する能力を身につけ 13. ブロックのトレーニング方法 る。 14. バレーボールの技術論について 15. まとめ(各レポートの発表) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・バレーボール理論・実習Ⅰ〜Ⅳの連続履修が望ましい。 評価項目 割合 評価基準等 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 70% 毎時間の技術論についてのレポートを評価する。 30% 授業における質問発表の方法を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 授業科目名 バレーボール理論・実習Ⅱ 担当教員 徳永文利 配当年次 2 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) バレーボールのルールは、4年に1回開催されるオリンピック開催 1. オリエンテーション(授業の進め方、授業内容、評価方法の説明) の年毎に見直され、変更、改正が行われる。同様にオリンピックでは 2. バレーボールのルール 各国が新しい技術、戦術を駆使し、新しいチャレンジを行い世界の 3. ルールと技術、戦術の変遷(1964〜1976) 頂点を目指している。その世界トップレベルの技術戦術の変遷につ 4. ルールと技術、戦術の変遷(1976〜1988) いて学ぶ。また、対象を低学年から高学年の3段階に分け、それぞ れの技術指導にバリエーションを持ち展開していく。さらに、これらの 5. ルールと技術、戦術の変遷(1988〜2000) 技術を行うトレーニングについて準備期から試合期への移行の方法 6. ルールと技術、戦術の変遷(2000〜) について学ぶ。 7. 技術指導論(サーブ) 8. 技術指導論(サーブレシーブ) 9. 技術指導論(パス) 到達目標 10. 技術指導論(トス) ・バレーボールのルールと戦術に関する知識を高めることができる。 11. 技術指導論(スパイク) ・技術指導の問題を発見し、解決する能力を身につけることができ 12. 技術指導論(ブロック) る。 13. 技術指導論(レシーブ) 14. トレーニング計画とその観点(準備期において) 受講・学習上のアドバイス ・バレーボール理論・実習Ⅰ〜Ⅳの連続履修が望ましい。 15. トレーニング計画とその観点(試合期において) 評価方法 評価項目 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 % 70% それぞれの指導法についてのレポートを評価する。 30% 授業における質問発表の方法を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 ─ 186 ─ 授業科目名 野球理論・実習Ⅰ 配当年次 2 担当教員 岩井美樹 百武憲一 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 野球の歴史、野球の特性、ルール等の知識を深め、用具の素材を 1. ルールの説明、歴史 説明し、基礎、防御、攻撃、走塁、作戦、実戦指導を理論的に学習 2. 投・攻・守・走の基本技 する。 投手については特にフォーム、ボールの握り方や投手に必要な要 3. 投球フォームの種類とフォームの特性 4. 投球を左右する要素と条件 素と条件を学習する。 捕手については正しいキャッチングと配球について、内野手につ 5. ボールの握り方、コンビネーションの研究 いては捕球から送球への動き、日米の違い、内野手の特殊なプレー 6. 走者がある時のピッチング(セットポジション) について、外野手については捕球から送球への動き、打球の追い 7. 捕手の正しいキャッチング、ボールの配球 方、捕球上の注意点、外野手に必要な能力について学習する。 8. 「リード」と「配球」の違いについて 9. 内野手の捕球と送球の基本、日米の相違点 到達目標 10. 内野手の様々な特殊なプレー ・投、攻、守、走のレベルアップを図り、各ポジションの役割について 11. 一塁手の説明、役割 学び、日本とアメリカの違いを説明できる。 12. 二塁手と遊撃手の説明、役割 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 13. 三塁手の説明、役割 14. 外野手の捕球と送球の基本、日米の相違点 【岩井、百武】 15. 外野手に必要な能力について 【岩井、百武】 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・野球における基本的な動き(高校生レベル)を事前に理解し、実践 評価項目 できるようにしておくと理解度も高くなります。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 【岩井、百武】 評価基準等 50% 授業の理解度と技術の習得状況を判断するための実技試験 % 50% 毎回の出席と受講態度で評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 受講者各自が用意する物(硬式用グラブ、スパイク、ユニフォーム) ボールとバットは大学で準備します。 授業科目名 野球理論・実習Ⅱ 配当年次 2 担当教員 岩井美樹 百武憲一 単位数 1 対応資格 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 50% 授業の理解度と技術の習得状況を判断するための実技試験 % 50% 毎回の出席と受講態度で評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 受講者各自が用意する物(硬式用グラブ、スパイク、ユニフォーム) ボールとバットは大学で準備します。 ─ 187 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 本講義では野球の最大の魅力でもある攻撃について詳しく説明し 1. 打撃、基礎的な打ち方 実践しながら学習する。野球の攻撃力向上には打撃技術だけでなく 2. バットの選定、素材、スタンス 走塁技術の向上も重要であるため本講義では打撃だけでなく走塁 3. タイミングの関係、バッティングアイ についても学習する。 このようなことをふまえ野球における攻撃にはどのようなものがある 4. スイングの順序とそのリズム感の説明 かを学習し、また実戦で通用する攻撃の種類や方法を説明し実際に 5. スイングの分析”ため”の重要性 行いながら学習する。走塁については基本的なベースランニング法 6. 変化球の打ち方、カーブ、スライダー やスライディングも学習する。また、攻撃を中心とした理論、実習を正 7. シュート打ちについて(右対右)(左対左) しく理解し将来指導者として必要な練習指導についても学習する。 8. 長打(ロングヒット)と野手の間をねらう安打 9. 凡フライとテキサスヒットの分岐点 到達目標 10. バントの種類と特性について ・野球における攻撃面での理解を深め、大学野球レベルの技術が実 11. ベースランニングの基本 践できるようになる。 12. スライディングについて 13. 攻撃力向上のための戦術 14. 野球によく使う筋肉や関節、トレーニング法 15. 練習指導と実践指導 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・野球(高校野球レベル)における攻撃面での技術を実践できるよう 評価項目 割合 評価基準等 にしておくと理解度も高くなります。 授業科目名 担当教員 ダンス理論・実習Ⅰ 佐藤みどり 配当年次 2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) ダンスの“何を”教えるのか、“どのように”教えるのか、“いつ”教え 1. ダンス経験の有無に関する予備調査 るのか、という問題と向き合いながら、以下の項目についてダンスに 2. ダンス学習の内容と方法(理論) 必要な基本的知識と技能を獲得し、学習指導に応じ得る能力を養 3. 中・高校生のダンスウォームアップ①~ダンスの体ほぐし~ う。 4. 中・高校生のダンスウォームアップ②~軽快なリズムに乗って~ 1)ダンス学習の内容と方法(主に学校体育の場面) 2)中学・高校生を対象としたダンスウォームアップ例 5. 指導案提示によるモデル授業①~初めてのダンス授業~ 3)男女共習の考え方および適した舞踊課題 6. 指導案提示によるモデル授業②~初歩的段階の運動課題~ 競技の勝敗や運動技術の習熟のみにこだわることが、体育嫌いを 7. 指導案提示によるモデル授業③~初歩的段階の群課題~ つくる原因になるとすれば、ダンス領域では自分なりの表現や個性 を認め合うことで運動の楽しさを体験させたい。 8. 男女共習ダンス授業の考え方(理論) 9. 男女共習ダンス授業に適した舞踊課題①~スポーツ名場面集~ 到達目標 10. 男女共習ダンス授業に適した舞踊課題②~季節のデッサンから~ ・ダンス授業の導入としての体ほぐしを体験し、中・高生徒に指導が 11. 男女共習ダンス授業に適した舞踊課題③~対立する群~ できる。 12. 創作活動(ソロ作品・主題) ・学校の設備や生徒の状況に合わせたダンス授業を想定し、指導案 13. 創作活動(ソロ作品・構成) を書くことができる。 14. 実技発表会 15. まとめ(VTR鑑賞) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・自らの心とからだを柔軟にし、自然現象や生活・人間の感情など 評価項目 割合 評価基準等 を、身体の動きに置き換えてみるイメージトレーニングが有効である。 試験 レポート 平常点 50% 内容理解や技能習熟度を判断する実技試験 % 50% 実技に対する積極的な受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じ、印刷物を配布する。 「中学校保健体育科の授業モデル3・現代的なリズムのダン ス」木村清人他監修/松本富子編 明治図書 2,660円 その他 授業科目名 担当教員 ダンス理論・実習Ⅱ 佐藤みどり 配当年次 2 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 指導者として優れた指導力を発揮するためには、自らの競技力(技 1. ダンスの文化と特性(理論) 能)を高めることも重要である。出来ないことを教えるのは困難だから 2. ダンスの技能に関する考え方(理論) である。以下の項目によってダンスに必要な知識と技能を獲得し、自 3. ダンス・ストレッチとウォームアップの考え方(理論) らの踊る力を高めることをねらいとする。 1)ダンスの文化と特性・・・・・ダンスのジャンル、歴史、西洋・東洋別 4. オリジナルウォームアップ創り①ストレッチ系 にみる動きの特性に関する概観 5. オリジナルウォームアップ創り②~リズムエクササイズ~ 2)ダンスストレッチ及びダンスウォームアップの考え方と実践・・・・怪 6. 踊る力を伸ばす~①全身と部位~ 我の予防・柔軟性を高める運動 7. 踊る力を伸ばす~②視線(虚の実在)~ 3)踊る技能の開発・・・・身体軸・重心移動・身体各部位の動き 8. 踊る力を伸ばす~③体幹部の動き~ 9. 踊る力を伸ばす~④ひと流れの動き~ 到達目標 10. 踊る力を伸ばす~⑤動きのメリハリ~ ・身体各部位を自由に動かせること、またそれらの動きが一連のムー 11. 最終作品創作Ⅰ(動きのデッサン) ブメントとして連関すること(踊りとして)ができる。 12. 最終作品創作Ⅱ(テーマとの関わり) 13. 作品発表と自己評価 14. 作品発表と相互評価 15. 総まとめ(VTR鑑賞および最終調査) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・できれば、自意識を捨て(難しいことではあるが)心身を投じて取り 評価項目 割合 評価基準等 組むことが望ましい。 ・ダンスとは何か?身体表現とは何か?を考える出発点として、自ら 試験 50% 内容の理解度と技能習熟を判断する実技試験 の身体感覚を大切にすることが望ましい。 レポート % 平常点 50% 実技に対する積極的受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じ、印刷物を配布する。 「身体表現~からだ・感じて・生きる~」 柴真理子著 東京書籍 定価2,000円 その他 ─ 188 ─ スポーツトレーナー概論 授業科目名 山本利春 谷口有子 小西由里子 担当教員 対応資格 配当年次 1 単位数 2 AT 授業概要 授業計画(テーマ) スポーツトレーナーは、身体のケアや健康づくりを担当する人の総 1. トレーナーとは何か 称である。日本および諸外国のスポーツトレーナーの現状につい 2. トレーナーに求められる資質 て、その役割、資格、教育、将来展望、関連職の実情、問題点など 3. トレーナーに関わる資格 を、各分野の専門的な立場から論ずることによって、スポーツトレー ナー分野の現状や問題について理解する。様々な分野で活躍する 4. トレーナーの業務 外部の専門家も招いて、各自の考え方や体験談、スポーツトレー 5. トレーナーの役割:医科学スタッフとの連携協力 ナーに対する要望などを提言していただき、広い視野でスポーツト 6. トレーナーの役割:組織の運営と管理 レーナーの概要を認識できるようにする。 7. 日本におけるトレーナーの実情と問題点 8. プロスポーツにおけるトレーナーの実情と問題点 9. 健康づくり分野におけるトレーナーの実情と問題点 到達目標 10. 学校教育現場におけるトレーナーの重要性 ・スポーツトレーナーについての概要、実情を理解し、自分の進路に 11. トレーナーの社会的秩序と倫理 ついて考えることができる。 12. フィットネストレーナーの仕事 13. アスレティックトレーナーの仕事 14. ストレングス&コンディショニングコーチの仕事 15. スポーツ指導者の立場からトレーナーに求められるもの,問題点 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・授業を傾聴する。 評価項目 割合 評価基準等 ・授業時に配られる資料を見直す。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 【山本】 【山本】 【山本】 【山本】 【小西】 【山本】 【谷口】 【山本】 【谷口】 【小西】 【小西】 【谷口】 【小西】 【山本】 【谷口】 90% 授業内容の習得状況を判断するための試験 % 10% 毎回の講義の内容に関する小レポートを課す。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 基礎トレーニング実習Ⅰ 授業科目名 大矢 稔 井上哲朗 担当教員 対応資格 配当年次 1 単位数 1 AT、指導士、指導者、共通 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% 毎時間の出席と授業の取り組み方を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物などを配布する。 その他 ①運動に適した服装で出席すること。②屋内外用の運動靴を用意すること。③種目によって筆記用具を持参すること。 ─ 189 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 専門的強化トレーニングとしての、筋力(フリーウェイト、ダンベル、 1. ガイダンス マシン)・コーディネーション・スピード・ジャンプ・持久力の各トレーニ 2. ウォーミングアップとストレッチング ングについて、そのトレーニングの意義・目的・効果、トレーニングの 3. サーキットトレーニング(1) ―基礎理論とプログラムの作成― 具体的な実施方法、トレーニング実施上の留意点等の基礎的な知 識を学習する。さらに、これを理論化してトレーニングのプログラムの 4. サーキットトレーニング(2) ―トレーニングの実際― 組み立てを試み、実際にトレーニングを実施しながら習得を深める。 5. フリーウェイトトレーニング また、ウォームアップ、クーリングダウン、ストレッチングトスポーツマッ 6. 器具を用いたトレーニング サージについても、その基本的な内容について習得する。 7. マシントレーニング(1) ―上肢のトレーニング― 8. マシントレーニング(2) ―下肢のトレーニング― 9. スピードトレーニング(1) ―俊敏性のトレーニング― 到達目標 10. スピードトレーニング(2) ―瞬発力強化のトレーニング― ・①各トレーニングの意義・目的・効果・実施上の留意点が説明でき 11. 持久力トレーニング(1) ―体力強化トレーニング― る。 12. 持久力トレーニング(2) ―精神力強化トレーニング― ②自らトレーニングをプログラミングして実践できる。 13. ジャンプトレーニング(1) ― ジャンプ動作の獲得― 14. ジャンプトレーニング(2) ―体系的なジャンプトレーニング― 15. スポーツマッサージとパートナーストレッチ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・スポーツトレーナー学科の学生は、トレーニング論を修得済みであ 評価項目 割合 評価基準等 ること。 ・全時間出席してトレーニングを実習し、かつ毎時間の課題レポート 試験 % を期限までに提出することが評価対象の前提条件となる。 ・見学は認めない。 レポート 50% 課題レポートを期限までに提出する。 基礎トレーニング実習Ⅱ 授業科目名 井上哲朗 岡本富俊 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 1 共通 授業概要 授業計画(テーマ) スポーツトレーナーを目指す学生は机上の理論だけではなく、自ら 1. 1RMの測定①-ベンチプレス- 【井上・岡本】 も身体を鍛えなければ、将来指導者として説得力がないばかりか、 【井上・岡本】 2. 1RMの測定②-スクワット- 理論だけの指導者には選手もついていかない。そこで、スポーツト 胸部のトレーニング①-ベンチプレス- 【井上・岡本】 3. レーナー学科の学生を対象として、半年間の授業を通して身体を鍛 【井上・岡本】 えていくという実践的な授業を設定した。授業は基礎的内容であるた 4. 胸部のトレーニング②-ダンベルベンチプレス- め、普段トレーニングを行っている学生にとっては、ものたりない内容 5. 脚部のトレーニング①-スクワット- 【井上・岡本】 である。受講はスポーツトレーナー学科の学生を最優先とする。実習 【井上・岡本】 6. 脚部のトレーニング②-レッグプレス- は2班に分け、マシントレーニングとフリーウエイトトレーニングを行 【井上・岡本】 7. 背部のトレーニング①-デッドリフト- う。 【井上・岡本】 8. 背部のトレーニング②-ロウ- 【井上・岡本】 9. 肩部のトレーニング①-ショルダープレス- 到達目標 【井上・岡本】 10. 肩部のトレーニング②-ショルダーシュラッグ- ・体育学部スポーツトレーナー学科の学生として最低レベルの筋力 11. 上腕および前腕部のトレーニング①-アームカール- 【井上・岡本】 を身につける事、及びトレーニングフォームをデモンストレーションで 12. 上腕および前腕部のトレーニング②-アームエクステンション- 【井上・岡本】 きる。 【井上・岡本】 13. 腹部のトレーニング①-シットアップ- 【井上・岡本】 14. 腹部のトレーニング②-クランチ- 【井上・岡本】 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・「基礎トレーニング実習Ⅰ」、「トレーニングのプログラムデザイン」を 評価項目 割合 評価基準等 履修してから受講すること。 ・スポーツトレーナー学科の学生の受講を最優先とする。 試験 50% フォームと筋力レベルを評価するための実技試験 レポート 平常点 % 50% 欠席は減点とする。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じてプリントを配付する。 「ウイダー・トレーニング・バイブル」 窪田登監修 森永製菓 株式会社健康事業部 4-944106-23-8 3,990円 その他 トレーニングのできる服装で受講すること。 健康・体力科学実習Ⅰ 授業科目名 井上哲朗 小林啓三 立木幸敏 刈谷文彦 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 1 指導士、指導者、共通 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 体力は、競技力のほか障害予防や障害からの回復、日常生活を健 1. 健康・体力測定の重要性 やかにすごすために必要な健康の維持・増進といった観点からも重 2. 形態と身体組成Ⅰ(形態計測) 要な関わりを持っている。世界保健機関では「健康とは、単に病気あ るいは虚弱でないというだけでなく、身体的、精神的、社会的に完全 3. 形態と身体組成Ⅱ(身体組成の測定) に良好な状態である」と定義している。つまり健康は、単に身体面だ 4. 形態と身体組成まとめ けではなく、精神面から社会的行動面、さらには環境面までをも含ん 5. 有酸素性作業能力Ⅰ(最大酸素摂取量) だものとして捉えられている。以上のような体力ならびに健康の考え 6. 有酸素性作業能力Ⅱ(無酸素性作業閾値) 方から、健康運動系指導者として必要な基礎的項目を抽出し、それ 7. 有酸素性作業能力まとめ ぞれについて実習する。 8. 無酸素性作業能力Ⅰ(単発的パワー) 9. 無酸素性作業能力Ⅱ(反復的パワー) 到達目標 10. 無酸素性作業能力まとめ ・各種健康・体力に関する測定が実践できる。 11. 生活・健康調査法Ⅰ(健康調査) 12. 生活・健康調査法Ⅱ(エネルギー出納調査) 13. 生活・健康調査法まとめ 14. 健康・体力測定の評価法 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・健康運動指導士、健康運動実践指導者を目指す学生を優先す 評価項目 割合 評価基準等 る。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 【井上・小林・立木・刈谷】 【立木】 【立木】 【立木】 【刈谷】 【刈谷】 【刈谷】 【井上】 【井上】 【井上】 【小林】 【小林】 【小林】 【小林】 【井上・小林・立木・刈谷】 % 50% 項目毎に出されるレポートを提出する。 50% 積極的な受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じてプリントを配付します。 その他 運動のできる服装、靴で出席すること。電卓、定規持参すること。 ─ 190 ─ 健康・体力科学実習Ⅱ 授業科目名 谷口有子 小西由里子 稲次潤子 見波 静 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 1 指導士 授業概要 授業計画(テーマ) 今般の医療制度改革においては、生活習慣病予防が生涯を通じた 1. 運動負荷試験とは~運動負荷試験の実際~ 個人の健康づくりだけでなく、中長期的な医療費適正化対策の柱の 2. 運動負荷試験~ホルター心電図・テレメータ心電図記録の実際~ 一つとして位置づけられており、とくに特定保健指導において健康 3. 運動負荷試験~マスター2段階試験・自転車エルゴメーター~ 運動の指導者に対する期待がますます高まっている。保健医療関 4. 運動負荷試験~トレッドミル~ 係者と連携しつつ安全で効果的な運動を実施するための運動プロ グラム作成及び実践指導計画の調整等を行い、ハイリスク者も対象 5. 運動負荷試験~潜水反射試験・症例~ にした安全で効果的な運動指導を行なうことのできる専門家として必 6. 介護予防に関する測定・評価~介護予防の考え方・高齢者の疑似体験~ 要な知識、技能について実習する。授業の最後の仕上げとして、さ 7. 介護予防に関する測定・評価~介護予防における体力測定の実際~ まざまな年代の一般市民を対象とした体力測定から個別コンサル テーションまでの実習を行う。 8. 新体力テスト(20~64歳対象) 9. 新体力テスト(65~79歳対象) 到達目標 10. 個別コンサルテーション~運動コンサルテーションとは~ ・各種運動負荷試験について長所・短所を説明できる。 11. 質問紙による問診・体力測定評価・結果のフィードバックの実際 ・さまざまな対象者の身体能力を測定・評価できる。 12. 成人対象体力テスト・個別コンサルテーション実習(学生同士) ・さまざまな対象者に安全で効果的な運動プログラム作成及び運動 13. 高齢者対象体力テスト・個別コンサルテーション実習(学生同士) 指導を行なうことができる。 14. 成人対象体力テスト・個別コンサルテーション実習(一般市民) 15. 高齢者対象体力テスト・個別コンサルテーション実習(一般市民) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・実習内容の習得が容易になるよう、参考書の関連項目を予習して 評価項目 割合 評価基準等 おくことを勧める。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて資料を配布する。 【稲次】 【稲次】 【稲次】 【稲次】 【稲次】 【谷口】 【谷口】 【見波】 【見波】 【小西】 【小西】 【谷口・見波・小西】 【谷口・見波・小西】 【谷口・見波・小西】 【谷口・見波・小西】 % 授業内容の理解度を判断するために、課題レポートの 80% 内容を評価する。 授業態度(発言・質問等)および実習への積極的参加態 20% 度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 健康運動指導士養成講習会テキスト、財団法人健康・体力づ くり事業財団、社会保険研究所、定価14,000円(大学で4年次 に一括購入)、図書館に蔵書あり その他 指導士の要件科目である。 スポーツ外傷・障害論 授業科目名 担当教員 対応資格 有馬三郎 川俣達男 稲田邦匡 服部惣一 大内 洋 大島 拓 福田秀明 濱井彩乃 配当年次 2 単位数 2 AT、指導士、指導者、R・C、共通 平常点 35% 出席が2/3以上の場合に試験受験資格あり。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「スポーツ医学研修ハンドブック」基本/応用 日本体育協会 など その他 ─ 191 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 従来のスポーツでは、その指導者の経験や先輩からの指導を基に 1. 総論:スポーツ外傷と障害、メカニズムと予防 経験論的な指導を行う傾向があったが、運動を安全で有効に行うた 2. 膝関節の外傷・障害 めの指導には、やはりスポーツ医・科学的な知識が必須である。ス ポーツ外傷・障害の発生メカニズムや病態を理解することは、その対 3. 下腿の外傷・障害 処、治療を円滑に進めていくために重要なことであり、また発生を予 4. 足関節、足部の外傷・障害 防することになる。本授業では、身体の各部位に起きやすいスポー 5. 骨盤、股関節、大腿部の外傷・障害 ツ外傷・障害を各論で学習し、さらに種目の特性、年齢、性別による 6. 肘の外傷・障害 特有なスポーツ外傷・障害についての理解を深めていく。 7. 肩の外傷・障害 8. 手・手関節の外傷・障害 9. 頚部の外傷・障害 到達目標 10. 腰部の外傷・障害 ・頻度の高いスポーツ外傷・障害について理解できる。 11. 子どもに特有な外傷・障害 ・それらの知識をもとに、傷害を予防できる。 12. 女子に特有な外傷・障害 ・治療を担当する医療職との連携がスムーズになる。 13. 生涯スポーツにおける外傷・障害 ・将来のスポーツ指導などにも生かせるようになる。 14. 種目別にみた外傷・障害 15. スポーツ外傷と障害についての総合的なまとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・数多くあるどの本でも良いので、スポーツ外傷・障害についての項 評価項目 割合 評価基準等 目を予習しておくこと。 ・自分自身や友人、メディアで報道されるスポーツ選手の傷害に興 試験 60% 授業最後の試験評価を最も重視する。 味を持ち、その内容について調べる習慣をつけること。 レポート 5% 授業内で提出物ある場合はその評価を行う。 国際スポーツ文化入門 授業科目名 土居陽治郎 松井完太郎 木村寿一 酒井 誠 髙木誠一 神事 努 担当教員 対応資格 配当年次 1 単位数 1 共通 授業概要 授業計画(テーマ) この授業は、スポーツの持つ世界の広がりを多方面から紹介すると 1. スポーツの国際化を考える 【上記教員6名で担当】 ともに、学科教員との対話を通して、大学で勉強する意義や価値に 【 〃 】 2. 中学1年の英語で理解するスポーツ文化 ついての理解を深める内容です。この授業を通して、スポーツや武 3. 得点表現の違い:野球はrun、サッカーはgoal、バレーボールはpoint 【 〃 】 道、体育の持つ可能性に新たな発見ができ、今後の勉強する方向 【 〃 】 性や将来の職業選択に必ずや貢献できます。今では疑いもせずに 4. スポーツと関係する社会は広い 当たり前としているルールや用語などは、一朝一夕にできたわけで 【 〃 】 5. スポーツで夢を実現しよう:夢は生きがいに通ず はなく、多くの人たちの努力や貢献があったればこそ。将来のスポー 【 〃 】 6. スポーツでメシを食える社会:ステップアップ教育 ツ発展のための努力・貢献=「耕す」一員になってください。 7. スポーツでメシを食える社会:社会が必要とする保健体育教員像 【 〃 】 8. スポーツでメシを食える社会:スポーツを通したキャリア形成(ゲスト) 【 〃 】 【 〃 】 9. 自身の将来像を考えてみよう 到達目標 10. 大学で勉強するための工夫やヒント~ノート活用・図書館利用法~ 【 〃 】 ・自力で大学までの学習内容と大学での勉強とを結び付けることが 11. 大学で勉強するための工夫やヒント~情報機器の利用法~ 【 〃 】 できる。 12. 大学で勉強するための工夫やヒント~学生生活へのアドバイス~ 【 〃 】 ・人の話を聞いてノートが取れるようになることや、自分で調べること 13. スポーツを通じた国際交流:日常活動の延長線上の国際交流(ゲスト) 【 〃 】 ができる。 14. スポーツを通じた国際交流:別科学生とのコラボレーション 【 〃 】 ・自分の考えを文章化できる。 【 〃 】 15. 総括:スポーツ再認識 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・スポーツに関する言葉(例えばチーム名、ルール等の用語など)に 評価項目 割合 評価基準等 興味を持って臨もう。 ・スポーツに関わるシゴトに関心を持っておこう。 試験 % 試験はありません。 ・世界地図帳などを利用しておくと国際理解が進みます。 50% 授業時のレポート(ほとんど毎回)、授業でのノート記 レポート 録、授業中の発問や積極性を総合しての評価になりま 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% す。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 授業科目名 担当教員 スポーツ文化ゼミナール 土居陽治郎 松井完太郎 佐々木克実 清水宣雄 立山利治 酒井 誠 黒川道子 木村寿一 髙木誠一 神事 努 配当年次 1 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 大学では、高校までとは違い、「覚える」ことよりも「理解する」「問題 1. (全体)スポーツ文化へのアプローチ 【上記教員10名で担当】 として認識する」ということを重要視します。本や新聞に書かれた内 2. (グループ別)スポーツ文化に関する学習テーマの選定 【 〃 】 容を鵜呑みにするのではなく、「それって本当?」といった探究心が 必要とされ、それを磨くには基礎トレーニングを必要とします。そのた 3. (グループ別)スポーツ文化に関する学習テーマの掘下げ(調べる) 【 〃 】 4. (グループ別)スポーツ文化に関する学習テーマの情報整理 【 〃 】 めには、まず「読む」「聞く」「調べる」「考える」「人に伝える」といった 基礎訓練の段階を経ることが重要です。そこで、スポーツ文化に関 5. (グループ別)スポーツ文化に関する学習テーマでのグループ討議 【 〃 】 する資料をベースにしながら、チューター教員と一緒になって勉強 6. (グループ別)スポーツ文化に関する学習テーマの再調査 【 〃 】 の基礎を磨くトレーニングを行います。 7. (グループ別)スポーツ文化に関する学習テーマ発表資料作成 【 〃 】 8. (全体)スポーツ文化に関する学習テーマの発表会 【 〃 】 9. (全体)スポーツ文化に関する学習テーマ発表に対する討議 【 〃 】 【 〃 】 到達目標 10. (全体)スポーツ文化に関するゲスト講演 ・スポーツ文化に関わる事象から掘下げられるテーマを設定できる。 11. (グループ別)ゲスト講演関連資料の調査 【 〃 】 ・設定したテーマに対して、自らが調べ、まとめることができる。 【 〃 】 12. (グループ別)ゲスト講演内容についての情報整理 ・グループでの学習に積極参画し、協調性を持って学習を進めること 13. (グループ別)ゲスト講演内容に関するレポート作成 【 〃 】 ができる。 14. (全体)スポーツ文化に関する別視点からのゲスト講演 【 〃 】 15. (グループ別)総括:スポーツ文化に関する多角化視点の重要性 【 〃 】 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・日頃からニュースや新聞報道などに注意し、スポーツ全般への興 評価項目 割合 評価基準等 味関心を高めておくことが、グループ学習成功への道となります。 ・日頃からチューター教員とのコミュニケーションを取っておきましょ 試験 % 試験はありません。 う。 レポート 50% グループ内での学習態度や討議への参画、発表会など での資料作成を含め、授業中の発問や積極性を総合し 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% ての評価になります。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 ─ 192 ─ 日本スポーツ文化論 授業科目名 田中 守 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 2 共通 授業概要 授業計画(テーマ) 明治初頭、文明開化の流れの中で様々なスポーツが日本に紹介 1. スポーツ前史---蹴鞠・流鏑馬・通し矢etc. された。野球・サッカー・バレーボール・バスケットボール等々、これら 2. 文明開化と武道・スポーツ---武道の危機 が日本で定着するまで、どのような受け止め方がなされたのだろう。 3. 文明開化と武道・スポーツ---外来スポーツの隆盛 1 また、日本固有の武道とスポーツは互いにどう影響し合ったのだろ う。例えば、現代武道は「スポーツ化」したといわれるが、その一方で 4. 文明開化と武道・スポーツ---外来スポーツの隆盛 2 「野球道」などと表現されるように、スポーツの取り組みにも求道的態 5. 文明開化と武道・スポーツ---学校体育と武道 度を求めるなど、日本特有のスポーツのあり方も生み出された。本講 6. 文明開化と武道・スポーツ---嘉納治五郎と武道・スポーツ 義では、学校体育の推移も含め、日本スポーツの変遷とその背景を 7. 戦時体制下の武道・スポーツ 探る。 8. 日本人とオリンピック 9. 日本の女子スポーツ 到達目標 10. 日本的スポーツ指導 ・学校体育、そして各自が専門とするスポーツ種目について、その歴 11. 日本のプロスポーツ 史と社会背景を理解し、説明できる。 12. 企業スポーツの盛衰 13. 学生スポーツ今昔 14. JUDOと野球道 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・特に事前準備は必要としない。各自自分の専門種目については、 評価項目 割合 評価基準等 技術・戦術だけでなく、日ごろから歴史や思想等々にも興味関心を 持って取り組むこと。 試験 70% 講義内容の理解度を記述試験で評価 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 30% 出席状況・受講態度等を総合評価 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 比較スポーツ文化論 授業科目名 松井完太郎 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 2 共通 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 40% 授業への参加度を授業感想レポート評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 体験授業には運動に適した服装・シューズ・安全具(ヘルメット等)を準備すること。また授業中の実技体験への参加は任意とする。参加しない 者は見学を申し出ること。 ─ 193 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 比較文化の手法を、国家・地域間、時代間だけではなく、スポーツ 1. ガイダンス(授業のルール・評価・社会とのつながり) 種目間にも適用することで、受講生各自がそれぞれの専門種目の位 2. 比較スポーツ文化という手法(「他者」との関係で成立する「自分」) 置づけと、その今後の普及振興における課題と解決策を考える授業 3. 比較スポーツ文化という手法(「比較」をする意義 未来をつくる) となる。文化とは、人びとの生活を豊かにする営みであり、スポーツ がどのように、その営みを担っていけるのか。授業の中では様々な事 4. スケートボード文化(ニセモノが本物になる過程・用具の発達) 例をいながらに普及振興に関して行政を動かす手法と学校現場に 5. スケートボードの振興(団体の運営・インターネット利用) 浸透する手法を体験的に考え、「ニセモノが本物になる過程」を通じ 6. スケートボードの振興(行政との連携・新しいネットワークの構築) て人々の生活が豊かにする。 7. NFLの日本戦略(学校教育への浸透 フラッグフットボール) 8. NFLの日本戦略(実践する フラッグフットボール) 9. NFLの日本戦略(普及する フラッグフットボール) 到達目標 10. NFLの日本戦略(実践する フラッグフットボール) ・他のスポーツ文化を各自の専門種目文化との比較の視点から分析 11. アメリカ保健体育教員の挑戦(スピードスタックスとは) し特徴付けることができる。その位置づけからスポーツ普及の課題と 12. アメリカ保健体育教員の挑戦(スピードスタックス体験) 解決手法を見出すことができる。 13. アメリカ保健体育教員の挑戦(スピードスタックスの日本戦略) 14. 剣道・居合道・古流を考える 15. スポーツ普及は「ニセモノが本物になる過程」であるのか。 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・各自の専門種目について、その発祥、歴史、競技団体・組織、競 評価項目 割合 評価基準等 技大会の運営、普及手法、指導法について、少なくともネット上の情 報を閲覧、確認しておくことが不可欠となる。 試験 60% 授業内容の理解度を論述テストで評価する。 スポーツマネジメント入門 授業科目名 松井完太郎 馬場宏輝 担当教員 対応科目 配当年次 2 単位数 2 共通 授業概要 授業計画(テーマ) スポーツ振興の中心が学校・企業から地域に移ろうとしている「時 1. ガイダンス(授業のルール・評価・社会とのつながり) 代の転換点」に生きる体育大生としては、ただ単に指導方法の研鑽 2. スポーツマネジメントの誕生 定義思考と類型思考 を積むだけでは足りない。ニューパブリックマネジメント理論(民間の 経営手法を行政に適用し合理的な経営を図る考え方)が浸透してお 3. スポーツマネジメントの時代 社会構造のパラダイムシフト り、官民問わず、スポーツを行う場をマネジメントをする能力が求めら 4. 各自のスポーツへの熱い思いをカタチにするマネジメント れる。この講義では、社会的変化の背景と事例の考究のを行い、現 5. プログラム・組織の目的 在必要とされるマネジメント能力について考究する。 6. スポーツマネジメントのゴール Tシャツ メッセージ 7. マーケティング1,0 8. ドラッカーからの5つの質問 9. 顧客の発見 顕在する顧客 潜在する顧客 到達目標 10. 顧客の発見 組織スタッフの満足 ・マネジメントにより、組織や個人が的確な自己評価を行い、変化す 11. マーケティング1,0 から2.0へ る状況に的確に対応するの手法を学習し、スポーツ事業を具体的カ 12. マーケティング2,0 から3.0へ タチにできる。 13. スポーツマネジメントをスポーツ愛好者の手に 14. 行政サービスとしてのスポーツプログラム 15. プロスポーツのマネジメント 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・各自の専門種目について、競技団体・組織、競技大会の運営、普 評価項目 割合 評価基準等 及手法、指導法について、少なくともネット上の情報を閲覧、確認し ておくことが不可欠となる。 試験 60% 授業内容の理解度を論述テストで評価する。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 40% 授業への参加度を授業感想レポート評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 『アイデアのちから』チップ・ハース ダン・ハース、日経BP社、 978-4-8222-4688-4、購入を義務づけない。 その他 スポーツ産業論 授業科目名 土居陽治郎 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 2 共通 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) スポーツが社会に大きく広がる際に、広範囲の産業界と関わり合い 1. 授業の進め方ガイダンス(授業概要、約束、スケジュールなど) ながら発展していることを理解します。「スポーツでメシが食える」とい 2. スポーツを取り巻く社会を知ろう う分野の中で、「スポーツ施設」は特に大きな経済規模と社会的影響 力の強いところです。ここには国や地方の税金も多く注ぎ込まれてお 3. スポーツの現状についての理解~スポーツニーズの把握~ り、また、競技スポーツや生涯スポーツ等の発展に関しても大きな存 4. スポーツ施設(1)~わが国は欧米並みの環境ってホント?~ 在として位置づけられています。したがって、この授業では主にス 5. スポーツ施設(2)~公共スポーツ施設は大変革期に~ ポーツ施設を中心にして、スポーツ産業やスポーツ振興の現状およ 6. スポーツ施設(3)~民間スポーツ施設:経営の基本は利益追求~ び課題について概説し、スポーツを取り巻く社会状況への理解を促 7. スポーツ用品産業(1)~用品業界首位はゴルフ用品~ します。 8. スポーツ用品産業(2)~少子化で影響を受ける学校体育用品~ 9. スポーツ情報産業(1)~情報多角化とスポーツ・コンテンツ~ 到達目標 10. スポーツ情報産業(2)~スポーツ競技を支える情報関連産業~ ・スポーツと税金使途との関係や、消費経済社会の仕組みについて 11. スポーツ情報産業(3)~スポーツ・ゲーム産業~ 正しく理解できる。 12. 新しいスポーツ産業の動向~体育の家庭教師もビジネスに~ ・スポーツを取り巻く産業は、非常に広範囲であることを理解し、ス 13. スポーツ関連市場~プロ野球球団が優勝した際の経済効果~ ポーツと社会との関係を俯瞰できる能力が身につく。 14. 「スポーツ産業=体育系大学の就職進路先」を理解しよう 15. 総括:国内総生産の2%を占めるスポーツ関連作業の位置づけ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・授業で毎回、出席カード兼ミニクイズを課します。当日の授業内容 評価項目 割合 評価基準等 に則したクイズですが、スポーツと関係しているテレビCM、食品、新 聞・テレビ、マンガやゲームといった日常的な事柄に興味を示してお 試験 80% 授業及び社会全体への理解度(論述主体) きましょう。 レポート 10% 試験点数を補う意味も。中間レポート扱い。 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 10% 無断欠席1回で試験点数10点減点。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 本学就職部発行の「ステップアップ」冊子 その他 ①例年、単位取得率は30%程度(履修放棄30%、試験不合格30%)。 ②授業時の配布プリントは全部で70ページくらいになりますので、バインダー等の活用を推奨します。 ─ 194 ─ スポーツ組織論 授業科目名 松井完太郎 馬場宏輝 担当教員 配当年次 2 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) スポーツ組織論の基となる「組織論」とは、正に、組織の機能や運 1. スポーツ組織論について(総論) 営方法について学び、より良い組織活動ができるようになることを目 2. スポーツ組織のデザイン1: 組織の構造 指す学問で ある。その内容は、経営学的な「組織経営論」、心理学 3. スポーツ組織のデザイン2: 組織のゴール 的な「組織心理論」、社会学的な「社会組織論」などさまざまな要素 4. スポーツ組織のデザイン3: 組織の資源 で構成される。これらの知見を、スポーツ場面に活かす方法を考え る。逆に「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメ 5. スポーツ組織のデザイン4: 組織の文化 ント』を読んだら」 のビジネス書としての成功に象徴されるように、ス 6. 物語が動かすスポーツ組織1: 組織の維持 ポーツ組織は組織論の格好の学習の場である。高校におけるクラブ 活動など具体的経験が伴い学習上のアドバンテージは大きい諸君と 7. 物語が動かすスポーツ組織2: 集まり散じる人々 共に具体的に考究する。 8. 物語が動かすスポーツ組織3: 提供する経験 9. スポーツ組織のイノベーション1: スポーツを変える 到達目標 10. スポーツ組織のイノベーション2: スポーツで変わる ・「組織の運営方法」や「組織間の連携方法」について説明できる(知 11. 日本のスポーツ組織の構造と運営1: 組織階層 識の習得)。 12. 日本のスポーツ組織の構造と運営2: 社会潮流 ・上記を基に、自身が関わるスポーツ集団・組織の効率的運営方策 13. 国際スポーツ組織の構造と運営1: 組織構造 を考えることができる(知識の応用力の習得)。 14. 国際スポーツ組織の構造と運営2: 利害の衝突 15. スポーツ組織論の今後の課題(全体的な総括に代えて) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 自身がメンバーとなり関わったスポーツ組織において指導者がなし 評価項目 割合 評価基準等 たことは「戦術・トレーニング指導」だけではなく、「組織運営」であっ たこと気づくことがスタート。 試験 60% 論述式 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 40% 授業内容を確認するミニレポート 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「組織論 補訂版」 桑田幸太郎 他 有斐閣 ISBN978-4-641-12412-7 2100円+税 その他 スポーツ・体育行政学 授業科目名 馬場宏輝 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 2 AT、R・C、共通 平常点 30% 出席と受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 毎回、テーマに合わせて自作の印刷物を配布する。 「スポーツ六法」 小笠原 正ほか 信山社 978-4-7972-5609-3 2,625円 その他 ─ 195 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 世界や我が国のスポーツ・体育に関する憲章、法令、政策、方針 1. 日本のスポーツ・体育の制度及び政策の潮流 等の基礎知識や潮流を理解し、スポーツ・体育振興の基礎になって 2. 世界のスポーツ制度及び政策の潮流 いる行政の現状と課題について習得することをねらいとする。また、 具体的な行政的課題や社会的課題について現状と対策を解説し、 3. スポーツ・体育行政に関する法体系とその解説 行政の果たす役割と、官民協働、民間活力の導入など公共サービス 4. スポーツ・体育行政に関する審議会答申等の解説 のアウトソーシングや、国が進める「新しい公共」の理由と意義等を解 5. 国のスポーツ振興基本計画の解説と行政課題 説し、日本のスポーツ振興の方向性を考えさせる。 6. 「スポーツ立国戦略」の解説及び今後の進捗 最後には、スポーツ・体育行政を理解することが自分の職業選択 7. スポーツ・体育行政のリスクマネージメント に役立つことを実感させる。 8. 活動場所の条件整備(施設整備、学校開放 等) 9. 参加機会の条件整備(事業、大会、イベント 等) 到達目標 10. 総合型地域スポーツクラブ育成事業の経緯と課題 ・関係法令の基礎知識を身につけ引用できる。 11. スポーツNPO法人の現状と課題 ・最近のスポーツ・体育振興に関する国や関係団体の動向を理解で 12. 障害者スポーツの基礎知識、関係法令、行政施策 きる。 13. 行政サービスのアウトソーシング(指定管理者制度等) ・スポーツ・体育行政の課題と対策を理解できる。 14. オリンピック憲章に見るスポーツ振興の諸価値 ・職業選択に役立ち習得したことが活用できる。 15. スポーツ・体育行政論の授業総括 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・報道(新聞、ニュース、インターネット等)に常に接して社会動向や 評価項目 割合 評価基準等 行政等の発表に注意していることが重要である。 ・文部科学省や千葉県等のホームページを常に開き、新着情報など 試験 % を見ている習慣を身に付ける。 レポート 70% 講義テーマをもとに自分の考えを直筆で記述させる。 武家の思想 授業科目名 羽賀久人 担当教員 配当年次 2 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 日本人の歴史において、武家が数百年にわたり、社会的な主導権 1. 武家の思想とは を維持しつづけてきたのは事実である。武家の思想を除外して、日 2. 武士階層の形成とその精神―①武士階層形成への道 本の精神文化を論ずることは、日本の伝統的な思想の大半を葬り去 3. 武士階層の形成とその精神―②政治制度の変遷過程 ることである。武芸をもとに成立した武家の思想は、今日顧みるべき 4. 武士階層の形成とその精神―③律令国家、摂関政治、院政「兵の道」「八幡神」 価値がないものであろうか。このような立場から武家の思想を形成・ 発展・成熟するものと考え、その特質・慣習・信仰・教養などを思想史 5. 武士階層の形成とその精神―④末法思想、『平家物語』 の上から論じてみたい。まず武士階層の形成から考える。 6. 鎌倉時代の武士とその精神―①武家政権の成立と武士道、禅 7. 鎌倉時代の武士とその精神―②『御成敗式目』『徒然草』 8. 南北朝動乱期の武士とその精神 『太平記』 9. 室町時代の武士とその精神―①『風姿花伝』道について 到達目標 10. 室町時代の武士とその精神―②応仁の乱、下克上 ・武士階層がいかに成立し、いかなる社会的特質をもつか説明する 11. 戦国時代の武士とその精神―①戦国武士の心得 武家家訓 ことができる。 12. 戦国時代の武士とその精神―②『甲陽軍艦』『軍法侍用集』、南蛮文化の伝来 ・思想の特質、行動原理を説明できる。 13. 江戸時代の武士とその精神―①儒教の倫理 士道と武士道『葉隠』 ・武道の意義について指摘できる。 14. 江戸時代の武士とその精神―②知行合一と文武両道 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・高校では日本史・倫理などの科目の中で学習する内容に相当する 評価項目 割合 評価基準等 が、履修してなくても問題ない。 試験 レポート 平常点 70% 授業内容の理解度を判断する。 % 30% 出席状況と出席カードへの記載内容で判断する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じてプリントを配布する。 『武士の思想』 相良亨 ぺりかん社 978-4-8315-0349-7 2,100円 その他 スポーツ史 授業科目名 朴 周鳳 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 共通 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 歴史は、現状を理解し、将来を見通すための財産である。そこで、 1. ガイダンス及びエジプトのスポーツ 本講では、スポーツとはどのような形で始められ、どのような道すじで 2. ギリシアのオリンピア競技祭 今日のスポーツにたどりついたのかについて歴史的事実を紹介する ことにより、歴史を客観的に読み解く基礎能力を養いたい。なお、古 3. ローマ時代のスポーツ 今東西の特徴的なスポーツや活躍した人物を理解することにより、今 4. 中国古代のスポーツ 日のスポーツの価値と問題に向き合い、これからのスポーツのあり方 5. アジアの古代スポーツ を考えていきたい。 6. 中世の体育・スポーツ 7. ヨーロッパにおける学校体育の始まり 8. 日本における学校体育 9. パブリックスクールのスポーツ 到達目標 10. 近代オリンピックの始まり スポーツの展開の歴史をかえりみ、スポーツの価値と現状を理解し、 11. 嘉納治五郎による体育・スポーツの進展 人類の遺産としてのスポーツの将来を想像することができる。 12. 近代スポーツの展開と諸問題 13. 東京オリンピック(1964)の開催とその遺産 14. 現代体育・スポーツの動向 15. 試験及び解説 受講・学習上のアドバイス 評価方法 この授業は歴史の暗記ではなく、日ごろから歴史に興味を持ち、授 評価項目 割合 評価基準等 業を通して身の回りのスポーツを改めて考えてみることが大事であ スポーツについての歴史的知識と歴史学的に考察する る。 試験 50% ことの大切さに関わる理解力を試す。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「体育・スポーツ史概論 改訂2版」 木村吉次(編), 市村出版, 2011 ISBN10: 4902109190 ISBN-13: 978-4902109191 2625円 その他 ─ 196 ─ % 毎回講義の内容に関する小レポートを課す。また授業 50% での発問・発言等の積極的な態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) スポーツ社会学 授業科目名 酒井 誠 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 共通 授業概要 スポーツ社会学とは、「さまざまなスポーツ現象について、それに関 わる人、集団、関連社会事象との関係を分析し、スポーツがそれらに 及ぼす影響、逆に、それらがスポーツに及ぼす影響について考える 学問」です。もちろん、その心底には「スポーツ現象をより良くする示 唆の提示」も目指しています。そこで、この授業では、まず、前者に ついて、学会や研究者間にある通説を「知識」として習得し、そして、 それを基礎に、後者について各々に「考えて」もらいます。 授業計画(テーマ) 1. スポーツ社会学について(ガイダンス) 2. スポーツの本質と分類 3. スポーツの勝敗論 4. スポーツにおける攻撃と暴力 5. スポーツにおける「逸脱」 6. スポーツと流行 7. スぺクテーター・スポーツ 8. 中間テスト 9. スポーツモラルとコーチ 到達目標 10. スポーツにおける差別 ・「スポーツ現象と、それに関わる人、集団、関連社会事象の相互関 11. 女性とスポーツ 係」の一般論を説明できる(知識の習得)。 12. スポーツと政治 ・上記に基づき、自身が関わるスポーツの発展方策を考えることがで 13. メディアとスポーツ きる(知識応用力の習得)。 14. スポーツと経済 15. スポーツ社会学の今後の課題(総括に代えて) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・日頃より新聞やテレビのニュースを見て、「社会問題」に興味を持っ 評価項目 割合 評価基準等 てください。そして、その見識と、授業で得る知識とを包括し、スポー ツ現象の発展方策を考察してください。 試験 50% 2回(中間・期末}実施します。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 毎時、授業内容を確認する記述を求め、「知識の習得」 50% 程度を測ります。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「スポーツ研究論:社会科学の課題・方法・体系」 内海和雄 創文企画 9784921164782 2,730円 資料を配付します。 その他 この授業では「知識を覚える」と「知識を基に考える」の双方を求めます。試験では、授業で得た知識を基にあなたの考えを述べてください。 スポーツ・体育経営学 授業科目名 岩井美樹 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 R・C 、共通 授業計画(テーマ) 1. 体育・スポーツ経営管理の概念と目的 2. 勝利主義とフェアプレイの関係 3. 商業主義について 4. 体育・スポーツ経営管理の構造 5. 体育・スポーツの領域(地域スポーツの経営に重点をおく) 6. 運動者の運動者行動と運動生活 7. 体育・スポーツの事業について 8. 運動施設の整備と運営 9. 運動プログラムの提供 到達目標 10. 運動プログラムの育成 ・現代社会における体育・スポーツ経営の現状を把握し、スポーツ振 11. 関連的な体育・スポーツ事業論 興計画の立て方、経営組織作りができる.。 12. 体育・スポーツの経営過程 13. 運動事故と防止対策 14. スポーツ振興計画の立て方 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・現代社会における自分の専門種目の役割や組織を理解しておく 評価項目 割合 評価基準等 と、より理解が深まります。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% 授業内容の理解度を判断するための筆記試験 % 50% 毎回の出席と授業態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 ─ 197 ─ 基礎専門科目 授業概要 最近、学校体育、社会体育、商業スポーツなどにおける体育・ス ポーツの指導者にも体育・スポーツに関する経営管理センスや能力 が必要になってきている。 このような能力を養うためには、経営体の しくみと機能、運動者行動、体育事業の展開などについての基礎的 知識を持つことが必要である。 また、現実の経営管理にアプローチするための体育・スポーツの振 興計画の立案、予算や事務などの経営過程についての基礎的な知 識についても習得する必要である。 以上のような体育・スポーツの経営管理に関する基礎的・基本的な 事項について講義する。 スポーツ法学 授業科目名 富澤輝男 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 共通 授業概要 授業計画(テーマ) スポーツ法学は、権利としてのスポーツという発想にはじまり、ス 1. スポーツ法の法領域 ポーツ教育と法、スポーツ行政と法、スポーツ事故と法、スボー団体 2. スポーツ法と憲法 と法などかなり広範囲の法領域を有している。スポーツ法学の講義 では、これらスポーツ法学の基本問題を解説したのち、スポーツ法学 3. スポーツ法と教育法 に関連する事例を数多く取り上げて解説していく。また、事例を理解 4. スポーツ法と民法 するための基礎理論、たとえば、不法行為の法理、債務不履行の法 5. スポーツ法とスポーツ振興法 理、その他民法の基本用語、判例の読み方なども解説していく。 6. スポーツ法と行政 7. 比較スポーツ法学 8. スポーツ・ルールと法 9. スポーツ団体の規約の法律問題 到達目標 10. スポーツ事故の法的責任 ・スポーツを法的視点から考えることができるようになる。また、スポー 11. スポーツ法の事例研究1 球技関係 ツ事故を未然に防ぐ方法や事故発生後の最善の事後措置を身につ 12. スポーツ法の事例研究2 レクリエーション関係 けることができる。 13. スポーツ法の事例研究3 教育関係 14. スポーツ法の事例研究4 行政関係 15. スポーツ法の事例研究5 スポーツ団体規約関係 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・スポーツ法学の講義の最後に事例に対する意見・感想をまとめる 評価項目 割合 評価基準等 小レポートを提出してもらうが、これにより法的思考力を向上させるこ とができるようになる。 試験 70% 講義内容の理解と専門用語の理解を問う筆記試験 レポート 平常点 % 30% 講義の際の小テストなどで、理解度を試し、評価する 教科書 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「体育・スポーツ法学概論」 濱野吉生著 前野書店 2,000円 その他 授業科目名 解剖学 配当年次 1 担当教員 立木幸敏 単位数 2 対応資格 AT、指導士、指導者 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 体育学で扱う対象は人体であり、人体の構造と機能についての知 1. 骨格系;体幹の骨格 識なしには体育学は成り立たないといえる。スポーツ選手はもとより、 2. 骨格系;上肢の骨組みと関節 指導者においても人体の構造を知らなければ機能を十分に生かし た運動を行わせることができない。そこで運動に最も密接に関わる支 3. 骨格系;下肢の骨組みと関節 4. 筋系;体幹の筋の形態と運動 持運動系としての骨格と筋に重点をおいて学習する。 また、骨代謝について運動と栄養との関連を理解し、組織学的な 5. 筋系;上肢の筋の形態と運動 面からも学ぶ。さらに筋の肥大や萎縮に運動がどのように関わるかを 6. 筋系;下肢の筋の形態と運動 学ぶ。 7. 神経系;脳、脊髄の形態 8. 神経系;腕神経叢、腰・仙骨神経叢 9. 神経系;脳神経、自律神経 10. 脈管系;心臓の構造と機能 ・人体における「骨」「筋」の構造と機能について理解できる。また上級学年 11. 脈管系;大動脈、大静脈の配列とおもな分枝 で履修する「生理学」「スポーツ医学」などを理解するための基礎的知識を 12. リンパ系;胸管、脾臓、胸腺の役割 身につけることができる。 13. 呼吸器系と消化器系の構造と機能 到達目標 14. 泌尿生殖器系の構造と機能 15. 感覚器系、内分泌系の形態と役割 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・3年次後期開講の「人体基礎実習」では解剖実習を行っており、人 評価項目 体の構造をより深く理解するためには履修をすること。また「解剖学」 は「生理学・運動生理学」と共に人体の構造と機能を勉強するための 試験 車の両輪として考えられている。解剖学を履修した後、生理学・運動 生理学を履修することを推奨する。 レポート 平常点 割合 評価基準等 講義内容の理解度の修得状況を判断するための筆記 100% 試験 % % 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「入門人体解剖学(改訂第5版)」藤田恒夫著、南江堂、ISBN4524242375、 5,250円 「ネッター解剖学図譜」相磯貞和著、丸善、ISBN4621048554、 10,000円、 その他 ─ 198 ─ 授業科目名 生理学 配当年次 2 担当教員 刈谷文彦 単位数 2 対応資格 指導士 授業概要 生理学とは、人体という一つの個体が”生きていく”という生命現象 を実現するための機序を明らかにすることに目的をおいている学問 である。すなわち、個体としての生命が維持されるためには、人体を 構成する各器官が分担する機能を発揮すると同時に、それらが相互 に連絡を取り、調和を保つ必要がある。このような身体諸機能の調和 が保たれた状態を生体恒常状態という。生命維持という目的を実現 するためには、生体恒常性が基礎になくてはならない。そこで、本講 義では、生体恒常性の基本的な生理学的機序を理解することを目 的とする。 到達目標 ・ 基礎的な生理学的専門用語を理解できるようになる。 ・ 各系における基本的な生理学的機序を理解できるようになる。 授業計画(テーマ) 1. 細胞の構造と機能 2. 情報の伝達(神経系) 3. 情報の伝達(内分泌系) 4. 感覚 5. 骨格筋の構造 6. 骨格筋の機能 7. エネルギー代謝(無酸素性代謝について) 8. エネルギー代謝(有酸素性代謝について) 9. 血液の機能 10. 免疫の機能 11. 循環系機能 12. 呼吸機能 13. 体温調節 14. 消化・吸収 15. まとめ 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・高校の生物や化学の内容を復習することで、本講義の理解が深ま 評価項目 ると思われる。 評価基準等 割合 試験 80% 定期試験 レポート 20% それを評価する(不定期) 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 15回の講義の中で数回の小レポートを課し、 % 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「運動生理学の基礎と発展(改訂版)」 春日則克・竹倉宏明 フリースペース 978-4434075698 2,625円 その他 講義資料は、各項目毎に配布しますが、将来、体育・スポーツの指導者を目指している学生は、上記参考書を含め、生理学・運動生理学の専 門書を1冊は購入しておくことをお勧めします。 発育発達論 授業科目名 担当教員 対応資格 配当年次 1 単位数 2 指導士、指導者、R・C、共通 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業中に行う小テスト並びに授業での質問などの積極的受講 10% 態度のほか、授業実施に関係する諸協力を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「からだの発達」 高石昌弘ほか 大修館書店 9784469260649 2,625円 授業毎に印刷物を配布する。 その他 上記以外の参考書: 「ヒトの成長と発達」 山口訳 メディカルサイエンス 4-89592-270-7 3,990円 ─ 199 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 健康の保持・増進には、健康づくりの三要素である栄養・運動・休 1. 発育・発達・成長・老化とは;定義と原則、発育発達論を学ぶ必要性 養のバランスが求められる。この場合、受精から出生を経て成長して 2. 人間の誕生;生殖とホルモン(下垂体性腺刺激ホルモン、性ホルモン) 老化し死に至るライフステージを考慮する必要がある。この過程で は、心と体に変化がある。身体的には、臓器や器官の構造と機能の 3. 胎児期;受精、性の決定、妊娠、胎児の発育発達、胎児期の循環系 変化である。これらは、基本的には遺伝子によって決定するが、個人 4. 胎児期;器官形成と臨界期、分娩、授乳 を取巻く環境(自然科学的・社会科学的)により修飾される。 講義で 5. 乳児期;生理的早産現象とその意義(学習の必要性、行動様式など) は、運動指導にかかわる諸事を考える上で基本的に必要とされるラ 6. 幼児期;歴年齢と生理的年齢(発育急進期、PHV尺度、骨年齢など) イフステージ別の身体的特徴を理解すると共に関連する事項につい 7. 幼児期;神経系の発育と発達〔運動を調節する能力〕 て学ぶ。 8. 少年期;体形の変化、Scammonの発育曲線、免疫系の発達 9. 少年期;基本的運動動作の発達(歩・走・跳・投、性差) 到達目標 10. 青年期;呼吸循環系の発育と発達〔運動を持続する能力〕 ・発育や老化に伴う身体諸機能(神経系、呼吸循環系、筋・骨格系、 11. 青年期;骨格筋の発育と発達〔運動を発現する能力〕 体力要素等)の発達や減退について、ライフステージ毎の特徴を説 12. 壮年期;生体の調節系と健康(homeostasis、汎適応症候群など) 明できる。 ・関連する専門用語が説明できる。[生理的早産、発育交叉、PHV、 13. 高齢期;老化とは、加齢と身体機能(一次・二次老化、年齢と体力) 14. 発育・発達に影響を及ぼす因子(自然科学的因子、社会科学的因子) 等] 15. 試験及びその解説 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・発育発達は心身両面で生じる。本授業では身体面を講義する。精 評価項目 割合 評価基準等 神面は他科目での補充を希望する。 50問の四肢択一式。60%の正解が試験合格ライン。場合 ・授業では、主要な身体の構造や機能の変化しか教授できないた 試験 50% によって合格ラインの調整あり。 め、「保健」「生物」等の関連図書の閲覧を希望する。 主だったライフステージ毎の特徴について、提示した課 レポート 40% 題の中から選択し、その課題について論述する。 スポーツ栄養学 授業科目名 作田雅子 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 2 AT、指導士、指導者、R・C、共通 授業概要 スポーツにおける食事・栄養の目的は、 ①身体づくり 、②コンディ ショニングである。そこで,身体組成や各種栄養素の役割や代謝を 理解し,目的に応じた食事が摂れるよう解説する。 さらに,持久力・筋力増強のための栄養・コンディショニングのための 栄養・ピリオダイゼーションに応じた食事について解説する。また,学 生自身が『栄養』を身近に感じられるように,講義だけではなく実際 の生活に基づいたシュミレーションや五感を使った実習等を行う。 授業計画(テーマ) 1. スポーツ選手の食事摂取の基本(ガイダンス含) 2. 水分補給 3. トレーニングとエネルギー摂取量 4. スポーツ選手の身体組成と貯蔵エネルギー 5. トレーニング期の食事管理 6. からだづくりとたんぱく質摂取 7. 骨づくりとカルシウム摂取 8. 貧血予防と鉄・たんぱく質摂取 9. スポーツ選手の栄養教育 到達目標 10. 試合前後の食事 ・アスリートの食事の基本を理解して実践をすることができ、他者へ 11. エネルギー補給 説明ができる。 12. コンディション維持とビタミン摂取 ・スポーツ栄養学の観点から、バランスの取れた食事を適量摂るため 13. サプリメントとエルゴジェニックエイド の食品選びができる。 14. スポーツ選手の栄養教育~食事計画~ 15. 総括 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・五大栄養素の名称とその働きを理解しておくと、より理解が深まりま 評価項目 割合 評価基準等 す。なお、事前に、「生命科学」、「解剖学」、「生理学」、「運動生理 学」を受講することが望ましい。 30% 授業内容の理解度を判断するための試験(小テスト) 試験 レポート 平常点 授業で学んだことを実践し、それらをまとめたレポートで 40% 理解度を評価する。 授業内課題の提出および 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 30% 質問・発言等の積極的な受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「新版 コンディショニングのスポーツ栄養学」 樋口 満 編著 市村出版 978-4902109108 2,730円 「イラスト 栄養学総論」 城田知子他著 東京教学社 978-4808260125 2,100円 その他 上記以外の参考書 : 「646食品成分表」 東京法令出版 978-4-8090-7470-7 650円 機能解剖学 授業科目名 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 2 AT、指導士、共通 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) スポーツ動作の運動学的観察、スポーツ障害の評価、原因の同 1. 総論 定、アスレティックリハビリテーションなどのトレーナー活動やトレーニ 2. 足部・足関節の構造と機能 ング方法を学ぶ際に最低限必要な人体の構造と機能について理解 する。そのために、運動器の骨、筋、靱帯、関節と身体運動とを関連 3. 膝関節の構造 4. 膝関節の機能 付けて学習する。 特に、関節の動き・各動作の主動筋筋、関節・筋の構造と作用の基 5. 股関節の構造と機能 礎知識を習得する。そして、人体構造を理解し、より効率的な動作の 6. 肩関節の構造と機能 探求、トレーニングやアスレティックリハビリテーションの方法を正しく 7. 肩甲帯の構造と機能 論じられることをねらいとする。 8. 肘関節の構造と機能 9. 前腕、手関節関節の構造と機能 到達目標 10. 頚椎、腰椎の構造と機能 ・頚部・腰・背部・肩・上腕・手・股関節・大腿・膝・下腿・足関節・足部 11. 体幹の運動と機能 の基礎解剖と運動について説明できる。また、関節の運動時に関与 12. 上肢の運動と機能 する骨、筋、靱帯を同定できる。実際のトレーニング、リハビリテー 13. 下肢の運動と機能 ションおよびスポーツ活動と関連づけて論じられる。 14. スポーツにおける関節の動きと筋肉の働き 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・日ごろから、トレーニンングや専門種目におけるスポーツ動作を運 評価項目 割合 評価基準等 動学的観点から観察・評価し、効率的な動作を探求し、意欲・関心を 持つことが望ましい。 試験 80% 最終試験の得点 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 10% 課題レポートの内容を評価する(提出は任意)。 10% 毎時間のワークシートへの取組み方を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「身体運動の機能解剖 改訂版」Clem W Thompson・R T Floyd著 医道の日本社 4-7529-3063-3 4,515円 その他 毎回の授業でワークシート作成するため、色鉛筆やペン等の筆記用具を用意すること。 ─ 200 ─ 運動生理学 授業科目名 刈谷文彦 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 2 AT、指導士、指導者、R・C、共通 授業概要 質・量ともに適切な身体運動を行うことで、身体機能は向上する。し かも、日常的に行っている主な運動様式を遂行するのに必要な身体 機能が特異的に向上することが知られている。それは、生体には、そ れぞれの器官、組織で外因性、内因性の刺激に対して適応するた めの能力が備わっているためである。本講義では、特に運動に対す る筋・神経系や呼吸循環系などの生体機能の適応メカニズムに関し て学習するとともに、その他体力、疲労などといった様々な運動能力 と密接に関係する項目についても学習する。 授業計画(テーマ) 1. 体力の概念とその分類 2. 運動(トレーニング)に対する筋の形態的適応 3. 運動(トレーニング)に対する筋の機能的適応 4. 運動時の力発揮における神経・筋系 の働き 5. 運動時における神経・筋系 の適応メカニズム 6. 運動時におけるエネルギー源とその代謝機構 7. 運動時におけるエネルギー補給の意義 8. 運動(トレーニング)における循環系の反応と適応 9. 運動(トレーニング)における呼吸系の反応と適応 到達目標 10. 運動(トレーニング)における血液成分の変化と緩衝システム ・ 運動生理学分野の基礎的な専門用語を理解できるようになる。 11. 疲労と休養 ・ 様々な体力要素の向上に関わる生理学的要因を理解できるように 12. 運動時における体温調節および環境変化に対する身体機能の適応 なる。 13. 運動時における免疫機能の変化 14. 不活動に伴う身体機能の変化 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・運動生理学は、生理学から派生した学問分野であるので、前もって 評価項目 割合 評価基準等 開講される生理学の講義を受講しておくことを強く勧める。 試験 80% 定期試験 レポート 20% それを評価する(不定期) 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 15回の講義の中で数回の小レポートを課し、 % 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「運動生理学の基礎と発展(改訂版)」 春日則克・竹倉宏明 フリースペース 978-4434075698 2,625円 その他 講義資料は、各項目毎に配布しますが、将来、体育・スポーツの指導者を目指している学生は、上記参考書を含め、生理学・運動生理学の専 門書を1冊は購入しておくことをお勧めします。 授業科目名 担当教員 バイオメカニクス 神事 努 配当年次 1 単位数 2 対応資格 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) なし。毎週プリントを配布する。 その他 ─ 201 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) スポーツや身体運動における「動き」や「力」に関する学問分野を 1. 【ガイダンス】バイオメカニクスとは? 「バイオメカニクス」と呼ぶ。スポーツの分野においては、技術の向上 2. 【筋の構造と働き】筋収縮の力学、筋収縮の様式と運動 や障害の予防にその知識が役立つことが期待される。本講義では、 3. 【使える筋肉、使えない筋肉】筋の収縮とトレーニング 解剖学、生理学等の知識を基に、ヒトの身体活動ならびにスポーツ 4. 【運動と身体の構造】動きを生み出す身体の仕組み 活動を力学的に理解する力をつける。さらに、運動学的ならびに運 動力学的な解析機器に触れることで、身体運動を定量的に評価す 5. 【運動の原因と結果①】ニュートンの運動の法則 る方法について理解する。 6. 【運動の原因と結果②】位置、速度、加速度、力 7. 【スポーツでのインパクト(衝突)】運動量の保存、力積 8. 【運動の効率】仕事、パワー、エネルギー 9. 【バイオメカニクスの測定法】映像を利用した動作分析 到達目標 10. 【バイオメカニクスの測定法】筋電計を利用した筋活動の分析 ・力学の基礎概念を理解し、並進運動と回転運動のメカニズムを説 11. 【バイオメカニクスの測定法】フォースプレートを利用した力の分析 明できるようになる。 12. 【バイオメカニクスの応用1】歩く、走る、跳ぶ ・基本動作において、運動の原因と結果について説明することがで 13. 【バイオメカニクスの応用1】投げる、打つ、蹴る きる。 14. 【バイオメカニクスの応用1】泳ぐ、滑る、漕ぐ ・バイオメカニクス的分析、評価法の基礎を理解する。 15. 【まとめ】バイオメカニクスは面白い! 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・日常からスポーツ動作に興味を持ち、競技力の高い選手の特徴に 評価項目 割合 評価基準等 ついて自分なりの仮説を立てておくこと。 言葉の定義や、その正しい使い方等、講義の内容の理 ・携帯電話の使用、授業に関係しない会話、途中入退室をしてはい 試験 90% 解度を評価する。 けない。常軌を逸した行動をとる者は以後の受講を認めない。 普段の講義の理解度を、複数回のレポート提出によっ レポート 10% て評価する。 スポーツ医学 授業科目名 高橋正人 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 2 AT、指導士、指導者、R・C、共通 授業概要 授業計画(テーマ) 本講義は、主として競技スポーツ医学を中心に進める。スポーツ医 1. スポーツ医学の定義 学の成り立ちと考え方を学んだあと、メディカルチェックの必要性を 2. スポーツ医学の歴史・分類 認識する。心電図の基礎を理解した後、運動負荷心電図について 学ぶ。また運動・スポーツと関連して不整脈や虚血性心疾患の心電 3. メディカルチェック(問診・診察) 図変化を学ぶ。運動処方、オーバートレーニング、熱中症、ドーピン 4. メディカルチェック(心拍数,血圧) グについて講義する。 5. メディカルチェック(心電図) なお、日体協競技別指導者資格、レクリエーションコーディネー 6. メディカルチェック(運動負荷心電図と虚血性心疾患) ター、アスレチックトレーナー、健康運動実践指導者、健康運動指導 7. メディカルチェック(運動負荷心電図と虚血性心疾患) 士の資格取得カリキュラムにも即した講義を行う。 8. メディカルチェック(不整脈) 9. メディカルチェック(心臓超音波検査) 到達目標 10. メディカルチェック(血液学的検査) ・競技スポーツ医学の成り立ちと考え方を理解し、メディカルチェック 11. メディカルチェック(生化学的検査) の必要性を説明できる。また、これらの知識を生かし、人々がスポー 12. 運動処方(有疾病者) ツを安全に行ない、健康な生活をおくることに寄与できる。 13. オーバートレーニング 14. 熱中症 15. ドーピングについて 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・講師が強調した箇所は、講義中に配布されるプリントに、ラインマー 評価項目 割合 評価基準等 カー等を引き整理することが重要である。さらに試験対策プリントを 自分で勉強し、最後に教材用ビデオ、DVDなどの映像で確認すること 試験 100% 試験にて学習理解度を確認する。 が理解度を深める。 レポート % 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 講義プリント(製本済)を使用する。(価格:数百円の予定) その他 スポーツの心理学 授業科目名 石塚正一 川津茂生 前川直也 担当教員 対応資格 配当年次 1 単位数 2 AT、R・C、共通 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) スポーツの身体運動的な性格もあって、スポーツ心理学というとア 1. スポーツ心理学の基礎的理解Ⅰ―心理学の視点 スリートがピークパフォーマンスを発揮するための学問であるかのよう 2. スポーツ心理学の基礎的理解Ⅱ―行動の基本様式 に思われがちである。しかし、今やスポーツは人間社会の重要な活 動として、人々の生活に潤いと喜びを与え、健康の維持や生き甲斐 3. スポーツ心理学へようこそ から経済にまで多大な影響を及ぼしている。したがってスポーツを切 4. スポーツに適した性格があるのか り口にして人間そのものを理解しよとする試みも可能である。こうした 5. なぜスポーツをするのか 観点の下に、ここでは性格、態度、攻撃行動、ストレスと不安、集団 6. スポーツに対する態度 心理、動機づけについて学ぶ。 7. スポーツ嫌いの態度をかえるには 8. スポーツにおける攻撃行動 9. スポーツは攻撃性を低減するのか 到達目標 10. 覚醒、不安とストレスはスポーツに影響するのか ・スポーツと性格、態度、攻撃行動、ストレスと不安、集団力学、動機 11. スポーツのストレス管理 づけ、運動技能の習得について説明できる 12. スポーツ行動への社会的影響 13. スポーツの社会的促進とリーダーシップ 14. 動機付けとスポーツ 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・スポーツ心理学を理解するには心理学の基礎的知識が重要です。 評価項目 割合 評価基準等 そのために第一回、第二回の授業を忘れずに聞いて下さい。また心 理学の基礎知識を補うために図書館に収蔵されている心理学関連 試験 85% 授業内容の理解を確かめる試験 書籍を利用して下さい。 レポート % 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「スポーツ心理学入門」 マット・ジャービス 著 新曜社 9784788510159 1,995円 その他 ─ 202 ─ 毎回その日の授業について質問、感想、意見を求め 15% る。その内容を評価して平常点とする。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 人体基礎実習 授業科目名 立木幸敏 刈谷文彦 石塚正一 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 共通 授業概要 授業計画(テーマ) 解剖・組織実習では人体の骨格、関節、筋、神経、その他内臓の 1. 人体骨格の基礎(組織を含む) 構造を肉眼的顕微鏡的に観察をする(立木)。運動生理学実習では 2. 骨格筋の形態、神経系の配列と支配(組織を含む) 実験あるいは測定を行って、運動が生体に及ぼす影響を理解する 3. 心肺の構造と血管配列(組織を含む) (刈谷)。 スポーツ心理学的関係については、イメージ操作や性格の理解、リ 4. 消化器系を中心とした腹部内臓(組織を含む) ラクセーションと脳波の活動について実験的に検証する(石塚)。 5. 中枢・末梢神経の形態(組織を含む) 【立木幸敏】 【立木幸敏】 【立木幸敏】 【立木幸敏】 【立木幸敏】 6. 血圧と運動 7. 筋力と筋疲労 【刈谷文彦】 8. 身体組成と基礎代謝 9. 運動と循環機能 【刈谷文彦】 到達目標 10. 運動と呼吸機能 ・解剖学、生理学、心理学の各種手法を実施することにより、目の前 11. 血液型性格を検証する の現象を科学的に捉える基礎的な態度ができる。 12. 情報は歪められる 【刈谷文彦】 受講・学習上のアドバイス ・「解剖学」「生理学」「心理学」を履修していることが望ましい。実習 は課題の解決を各自が行うので、履修に際してはより能動的に行う 態度が必要である。また、卒業後、教職、AT、健康運動指導士など 専門性の高い職種に進路を考えている学生には重要な内容と考え られる。 【刈谷文彦】 【刈谷文彦】 【石塚正一】 【石塚正一】 13. 脳の活動を測る 14. 判断が歪む 【石塚正一】 15. まとめ 【立木幸敏】 【石塚正一】 評価方法 評価項目 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 % 講義内容の理解度の修得状況を 50% 判断するためのレポート 実習における質問、発言ならびに積極的な受講態度を 50% 評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「ネッター解剖学図譜」相磯貞和著、丸善、ISBN4621048554、 10,000円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 参考書続き:「人体解剖学」藤田恒太郎著、南江堂、ISBN4524222464、9,500円、「運動生理学の基礎と発展」、春日規克編著、フリースペー ス、ISBN479523390、2,300円 トレーニング論 授業科目名 谷口有子 担当教員 対応資格 配当年次 1 単位数 2 AT、指導士、指導者、R・C、共通 レポート 平常点 % 未提出の場合、総合評価が減点される。 50% 毎回の授業の最後に行なう確認テスト(筆記試験) 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 毎回、資料を配布する。 トレーニング科学、北川薫編、文光堂、 ISBN978-8306-5164-9、定価(本体3,000円+税) その他 ─ 203 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 数多く存在する様々なトレーニング方法の中から、目的に応じた適 1. トレーニングとは ~トレーニングの定義、原理、原則など~ 切なトレーニングを選択し実施することが、スポーツにおいて成功を 2. さまざまなトレーニング方法① ~レジスタンス・トレーニングなど~ おさめるカギを握っている。そこで、スポーツの種目、トレーニングの 目的、トレーニングを実施する人の年齢などに応じた適切なトレーニ 3. さまざまなトレーニング方法② ~インターバル・トレーニングなど~ 4. さまざまなトレーニング方法③ ~サーキット・トレーニングなど~ ングの選択方法、トレーニングの内容(運動の種類、強度、時間、頻 度など)について、それらのトレーニングの基礎となる科学的根拠とと 5. 目的別トレーニングの考え方① ~ハイ・パワーのトレーニング~ もに概説する。より適切で有効なトレーニングを行うための体力測定 6. 目的別トレーニングの考え方② ~ミドル・パワーのトレーニング~ の実施方法や、それらのトレーニングへの還元方法についてもふれ 7. 目的別トレーニングの考え方③ ~ロー・パワーのトレーニング~ る。 8. 目的別トレーニングの考え方④ ~体重調節のためのトレーニング~ 9. 目的別トレーニングの考え方⑤ ~健康増進のためのトレーニング~ 到達目標 10. 対象別トレーニングの考え方① ~子どものトレーニング~ ・トレーニングの定義、原理、原則、さまざまなトレーニング方法、目 11. 対象別トレーニングの考え方② ~中高年・障害者のトレーニング~ 的に応じたトレーニング方法、対象者の特性に合ったトレーニング方 12. 対象別トレーニングの考え方③ ~性別トレーニング~ 法について説明できる。 13. 対象別トレーニングの考え方④ ~体力レベル別トレーニング~ 14. トレーニング処方 ~体力測定の有効な利用方法など~ 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・返却された確認テストを中心に、授業内容の要点をレポートにまと 評価項目 割合 評価基準等 めることによって、より理解が深まる。このレポートは、試験時に提出 を求める。 試験 50% 授業内容の理解度を判断するための筆記試験 コンディショニング論 授業科目名 山本利春 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 2 AT、指導士、指導者、共通 授業概要 スポーツにおけるコンディショニングは主に、(1)競技力の向上 (2)スポーツ傷害の予防 (3)健康の増進を目的としている。そのた めには、身体を機能的に整えるためのあらゆる知識を統合させ、科 学的な観点から「からだづくり」を行っていく必要がある。たとえば、基 礎体力づくり、疲労回復法、ストレッチング、スポーツマッサージ、体 力測定などについても目的に応じて合理的に行われることが肝要で ある。 本授業では、スポーツ医科学的な観点から身体の管理法について 実学的な知識を学ぶ。 授業計画(テーマ) 1. コンディショニング概論 2. 自己管理の必要性 3. 筋力からみたコンディショニングⅠ(筋力の役割と重要性) 4. 筋力からみたコンディショニングⅡ(筋力の評価法と強化法) 5. 身体組成からみたコンディショニング 6. 柔軟性からみたコンディショニング 7. アライメントからみたコンディショニング 8. 関節不安定からみたコンディショニング 9. 発育期における身体の特徴とコンディショニング 到達目標 10. アクティブレスト ・傷害予防、傷害改善、競技力向上の中でも特に身体に関わる内容 11. アクアコンディショニング の理解 12. ウォームアップとクールダウンの方法 ・傷害予防のためのフィジカルチェック内容とやり方の理解 ・ウォーミングアップ、クーリングダウンといった傷害予防と競技力向 13. 体力測定 14. 競技特性と体力 上に関わる理論の理解 15. 各種コンディショニングの効果 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・授業内容とそれに付随する教科書を照らし合わせ復習することで 評価項目 割合 評価基準等 理解度を高めることを望む。 ・授業はスライドを用いて行なうため、ノートは必要な内容をイメージ 試験 100% 授業と教科書の内容を確認するための筆記試験 し記載することで理解度を高めることができる。 レポート % 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「測定と評価」 山本利春 ブックハウスHD 978-4-938335-13-7 3,150円 その他 コンディショニング論 授業科目名 笠原政志 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 2 AT、指導士、指導者、共通 基礎専門科目 授業概要 スポーツにおけるコンディショニングは主に、(1)競技力の向上 (2)スポーツ傷害の予防 (3)健康の増進を目的としている。そのた めには、身体を機能的に整えるためのあらゆる知識を統合させ、科 学的な観点から「からだづくり」を行っていく必要がある。たとえば、基 礎体力づくり、疲労回復法、ストレッチング、スポーツマッサージ、体 力測定などについても目的に応じて合理的に行われることが肝要で ある。 本授業では、スポーツ医科学的な観点から身体の管理法について 実学的な知識を学ぶ。 授業計画(テーマ) 1. コンディショニング概論 2. 自己管理の必要性 3. 筋力からみたコンディショニングⅠ 4. 筋力からみたコンディショニングⅡ 5. 身体組成からみたコンディショニング 6. 柔軟性からみたコンディショニング 7. アライメントからみたコンディショニング 8. 関節不安定からみたコンディショニング 9. 発育期における身体の特徴とコンディショニング 到達目標 10. アクティブレスト ・傷害予防、傷害改善、競技力向上の中でも特に身体に関わる内容 11. アクアコンディショニング の理解 12. ウォームアップとクールダウンの方法 ・傷害予防のためのフィジカルチェック内容とやり方の理解 ・ウォーミングアップ、クーリングダウンといった傷害予防と競技力向 13. 体力測定 14. 競技特性と体力特性Ⅰ 上に関わる理論の理解 15. 競技特性と体力特性Ⅱ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・授業内容とそれに付随する教科書を照らし合わせ復習することで 評価項目 割合 評価基準等 理解度を高めることを望む。 ・授業はスライドを配布資料および教科書を用いて行なうため、ノート 試験 100% 授業と教科書の内容を確認するための筆記試験 は必要な内容をイメージし記載することで理解度を高めることができ テスト結果によってはレポート課題提出を求める場合が る。 % ある レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「測定と評価」 山本利春 ブックハウスHD 978-4-938335-13-7 3,150円 その他 ─ 204 ─ 授業科目名 運動指導の心理学 配当年次 2 担当教員 石塚正一 前川直也 単位数 2 対応資格 AT、指導士、指導者、共通 授業概要 授業計画(テーマ) これまで運動指導の場では経験と実践が重視されていた。しかし 1. 運動行動の構造と運動学習 経験だけでは限界がある。理論を学ぶことで、経験を生かすことも、 2. 運動学習の理論 新たな工夫も可能だ。かつて心理学は指導者の要求に応えられる 3. 運動学習理論からみた運動指導の原則 ほど研究の積み重ねがなかったが、現在はこうした要求に答えられ 4. 効果的な運動指導 るほど成果を積み重ねている。運動学習理論を学ぶことでこれまで の練習方法を見直し、新しく工夫する基盤も構築される。この授業で 5. フィードバックによる運動指導の実際 は運動の指導者としての創意工夫する力、応用する力を養うことをめ 6. 外発的動機づけ ざしている。 7. 内発的動機づけ 8. 運動好き、運動嫌いの心理 9. 目標設定とその効果 到達目標 10. メンタルプラクティス ・運動学習の理論を説明できる。 11. 覚醒と運動パフォーマンス ・メンタルプラクティス、メンタルトレーニングを説明できる。 12. 覚醒とピークパフォーマンス ・フィードバックを用いた運動指導について説明できる。 13. メンタルトレーニング 14. アスリートのメンタルヘルス 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・授業の理解を深めるために積極的に質問をして確認しよう。運動学 評価項目 割合 評価基準等 習にフィードバックが重要であるように、授業でもフィードバックが大 事です。授業のフィードバックに相当するのが質問でありディスカッ 試験 85% 授業内容の理解を確かめる試験 ションです。 レポート % 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 毎回その日の授業について質問、感想、意見を求め 15% る。その内容を評価して平常点とする。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「運動指導の心理学」 杉原隆著 大修館書店 9784469265323 1,995円 その他 授業科目名 運動学 配当年次 3 担当教員 後藤 豊 単位数 2 対応資格 授業計画(テーマ) 1. 運動学の概念と目的(ガイダンス授業) 2. 運動研究の歴史 3. 運動学の課題領域 4. 運動学習論の概要 5. 運動系における学習位相(運動発生) 6. 運動系における学習位相(第1位相) 7. 運動系における学習位相(第2位相) 8. 運動系における学習位相(第3位相) 9. 運動観察論の概要 到達目標 10. 運動の自己観察 ・マイネルのスポーツ運動学に基づいた運動研究の方法を理解し、 11. 運動の他者観察 実践に応用できる。 12. 運動質論の概要 13. 循環運動の局面構造 14. 非循環運動の局面構造 15. 組合せ運動の局面構造 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・自らの運動学習、運動指導経験を振り返り、そこに現れた様々な問 評価項目 割合 評価基準等 題点を確認、整理しておく。 ・各種スポーツ種目の実技授業を履修しておくことが望ましい。 試験 50% 論述試験による授業理解度の評価 レポート 平常点 % 50% 出席状況と毎時間実施の小テスト評価 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「スポーツ運動学」クルト・マイネル著 金子訳 大修館書店 9784469260663 4,515円 その他 ─ 205 ─ 基礎専門科目 授業概要 指導者養成課程に不可欠の専門領域として取り上げられるように なった運動学は、運動を教える主体と運動を学習する主体との“出 会い”における運動現象をその中心に据えた人間学的運動理論で あり,現実の運動指導に基礎を提供する実践的運動理論である。本 授業では、マイネルの「スポーツ運動学」の課題領域から「運動学習 論」「運動観察論」「運動質論」をとりあげ、主体の意味系や価値系と 切り離すことの出来ない複合現象としてのスポーツ運動について,そ の問題点と課題を浮き彫りにしながら講義をすすめていく。 救急処置法(含む実習)Ⅰ 授業科目名 山本利春 高橋正人 小峯 力 笠原政志 担当教員 対応資格 配当年次 1 単位数 3 AT、指導士、指導者、R・C、CI、共通 授業概要 スポーツ現場において事故や怪我が生じた際の適切な救急処置 の方法について学ぶ。 特に,運動中の突然死に関わる救急処置法として重要な心肺蘇生 法(気道確保,人工呼吸,心臓マッサージ等)や,スポーツ傷害発生 時の応急処置法(アイシング,止血法,固定法等)はスポーツに関わ る者には最低限必要な知識である。これらをスポーツ医科学的な観 点から,十分な科学的な裏付けを踏まえた上で認識し、実践的に応 用できるように実習を含めて学ぶ。 授業計画(テーマ) (講義テーマ) 1. 救急処置概論 2. 傷害の評価と対処法 3. スポーツ外傷の応急処置 4. RICE処置法の理論的裏付けと留意点 5. アイシングの要点(凍傷予防,機能的用具の利用) 6. 創傷の処置(消毒,感染予防) 7. 止血法の種類と方法 8. 固定法の種類と方法 9. 内科的疾患の応急処置 10. 頭頚部外傷の救急処置 11. 心肺蘇生法の意義と歴史 12. 心肺蘇生法に必要な解剖と生理 13. 心肺蘇生法の各手技とその意義 14. AEDの意義と使用方法 15. こむらがえり、鼻血などの救急処置法 評価方法 到達目標 ・上記の事柄を的確に理解し、実践できる。 受講・学習上のアドバイス ・下記教科書を熟読しておくこと。 評価項目 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 (実習テーマ) 「救急処置」 1. RICE処置 2.患部の保護・固定法 3.止血法 4.患者運搬法 「テーピング」 5.足関節のテーピング 6.膝関節のテーピング 7.テーピング後のケア 「心肺蘇生法」 8.心肺蘇生法の手順 9.気道確保の方法 10.人工呼吸の方法 11.胸骨圧迫の方法 12.AEDの使用方法 13.乳幼児の心肺蘇生法 14.特殊な状況下の心肺蘇生法 15.頚椎損傷患者の救急処置法 評価基準等 80% 授業内容の習得状況を判断するための試験 % 20% 実習への積極的な取り組み態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 『心肺蘇生法教本』(日本ライフセービング協会編:大修館書店,840円) 『スポーツアイシング』(山本利春 吉永孝徳:大修館書店,1890円) その他 希望者は,実習時に日本ライフセービング協会心肺蘇生法資格認定試験を受講できる。 授業科目名 担当教員 健康行動科学 吉岡 哲 配当年次 4 単位数 2 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) この授業では、健康と病気の問題について、社会・文化の中で生 1. 本授業の概要について 活する人間の行動に焦点を当てて理解を深めることを試みる。行動 2. 健康・病気と社会・文化の関係 といっても、狭い意味で使用するのではなく、関連する意識・価値観 3. 現代社会の中の健康とそのイメージ や社会・文化的背景も含めたものである。 具体的には、健康と病気が社会・文化のあり方と深くつながってい 4. 専門化の進展と健康の意義 ること、現代社会における健康の扱われ方の特徴、心と体の関係、 5. 心身の関係についての科学的研究 国際的視点から見たときの健康と病気のあり方の多様性、そして現 6. ストレスと現代社会 代社会を生きる我々にとっての今後の健康についての課題、などを 7. 西洋的アプローチと東洋的アプローチ 扱っていく。 8. 保健医療と文化 9. WHOと伝統医療 到達目標 10. 伝統医療の国際的状況 ・健康と社会との関係、心と体の関係、健康と文化の関係について、 11. 代替医療への関心 ポイントを説明できる。 12. 健康とスピリチュアリティ ・自らの健康観と健康行動を点検し、目標とする健康生活への今後 13. 科学の知と伝統の知 の課題を指摘できる。 14. 社会・文化変動の中の健康のあり方 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・ニュース等から、健康のどのようなことに関心がもたれているのか、 評価項目 割合 評価基準等 それはなぜなのかを考えて下さい。 授業内容の理解度と、それらを踏まえた自らの健康生 ・「伝統的健康論」では、歴史的に健康を扱っているので、履修する 試験 70% 活への考察力を評価する。 と背景知識として参考になります。 % レポート 平常点 30% 毎回の出席と、授業の受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「100問100答 医療のふしぎ」 佐藤 純一【編】 河出書房新社 9784309251479 2,100円 その他 ─ 206 ─ 衛生学・公衆衛生学 授業科目名 太田久吉 相川浩幸 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 2 指導士 授業概要 授業計画(テーマ) 衛生学・公衆衛生学は、人間の健康にかかわる要因を明らかにし、 1. 衛生学・公衆衛生学概論 疾病予防、健康の維持・増進を図ることを目的とした学問です。衛生 2. 保健衛生統計 学・公衆衛生学の取り扱う範囲は、環境保健や産業衛生、人を対象 3. 環境保健・地球環境 とした疫学研究、医療政策、国際保健まで多岐にわたります。 4. 公害・廃棄物 主に本講義では、我々を取り巻く全ての環境諸要因が、人の健康 面におよぼす影響、および疾病予防ならびに健康の維持・増進につ 5. 環境要因Ⅰ(大気、温熱、気圧、粉じん) いて、普段の生活を重ねあわせて分かり易く解説します。 到達目標 ・健康の意味と健康障害を与える諸要因との関係を説明できる。 ・生活上、および将来、親となった時の教育における基礎知識として 寄与できる。 ・これらの結果は、地球環境の改善につながることを認識できる。 【 太田 】 【 相川 】 【 相川 】 【 太田 】 6. 環境要因Ⅱ(騒音、振動、照明、放射線) 7. 母子保健 【 太田 】 8. 水と健康(上下水道) 9. 学校保健、精神保健 【 相川 】 【 太田 】 【 太田 】 10. 内分泌攪乱化学物質・シックハウス 11. 疫学 【 相川 】 12. 感染症 13. 産業保健Ⅰ(概論、有機溶剤、無機化合物) 【 太田 】 【 相川 】 14. 産業保健Ⅱ(金属、作業形態、VDT作業) 15. 試験及びその解説 受講・学習上のアドバイス ・日頃から新聞(社会面)を読んでおくと、より理解が深まります。 【 太田 】 【 太田 】 【 相川 】 【 相川、太田 】 評価方法 評価項目 割合 試験 100% 授業内容の理解度を筆記試験により評価する。 レポート 平常点 評価基準等 % % 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 図説 国民衛生の動向〈2010/2011〉 厚生統計協会 ISBN-13: 978-4875114611 1,600円 その他 授業科目名 担当教員 精神保健 森岡 剛 配当年次 3 単位数 2 対応資格 平常点 50% 毎回、講義に関する簡単な小テストを行う。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じ印刷物を配布する。 「精神保健」 林幹男、牧正興編著 建帛社 978-4-7679-3171-5 2,310円 その他 上記以外の参考書 : 「家庭のなかの子ども 学校のなかの子ども」 滝川一廣著 岩波書店 4-00-002812-X 2,200円 ─ 207 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 精神保健(mental health)とは、心の健康の保持や増進を目指すた 1. 精神保健についての基礎知識(精神保健の目的と意義、歴史) めの学問である。そこで、本講義では、心の健康とはどのようなもの 2. 精神保健の身体的基礎(脳の構造と機能) か、また、心が健康に育ったり、心の健康を維持したりするために は、どのような援助が必要なのかについて理解することを目的とした 3. 精神障害についてⅠ(統合失調症、うつ病) 講義を行う。具体的には、精神保健に関する基礎的な知識や、心の 4. 精神障害についてⅡ(神経症、人格障害) 病や心の発達について概観した後、ライフサイクルの各段階におけ 5. 精神障害についてⅢ(発達障害) る精神保健や、家庭や学校や地域などの各領域における精神保健 6. 精神発達に関する心理学諸理論Ⅰ(ピアジェの発達理論) についての学習を行う。 7. 精神発達に関する心理学諸理論Ⅱ(フロイトの精神性発達理論) 8. 心理テスト 9. 乳幼児期・児童期における精神保健 到達目標 10. 思春期・青年期における精神保健 ・精神保健の目的や意義を説明することが出来る。 11. 成人期・老年期における精神保健 ・精神的に苦しんでいる人への理解を深め、配慮することが出来る。 12. 家庭における精神保健 13. 学校における精神保健Ⅰ 14. 学校における精神保健Ⅱ 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・ひきこもりやうつ病など、心の病に関することは、新聞や雑誌やテレ 評価項目 割合 評価基準等 ビなどで広く取り上げられています。普段から、こうしたことに関心を 持ち、情報を取り入れていると、講義の内容が理解しやすくなりま 試験 50% 授業内容の理解度と学んだ知識の応用力を問う。 す。 レポート % 健康管理学 授業科目名 高橋正人 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 2 指導士、指導者 授業概要 健康管理学は健康および疾病について基本的事項を学んでもらう ことを目標とする。体育系大学として学生の興味のある分野を中心と して項目を選んだ。また健康運動実践指導者、健康運動指導士の カリキュラムともあわせながら講義を行う。まず時代の推移に伴う疾病 構造の変化(感染症・癌など)を学習する。その中でも本学は体育系 大学であり、運動・スポーツと疾病について理解することとする。その 第一として運動療法総論を理解した後、メタボリックシンドロームを中 心とした生活習慣病を中心に講義する。 授業計画(テーマ) 1. 健康,病気,体力の概念 2. 時代の推移に伴う疾病構造の変化 3. 健康づくりのための運動基準・運動指針について 4. 生活習慣病-高齢化社会との関連も 5. 生活習慣病(心疾患と呼吸器疾患) 6. メタボリックシンドローム 7. 肥満の定義及び病態 8. 肥満の運動療法 9. 糖尿病の定義及び病態 到達目標 10. 糖尿病の運動療法 ・運動・スポーツと疾病の関係を理解し、特に、運動と生活習慣病の 11. 高血圧の定義及び病態 予防について説明できる。また、これらの知識を生かし、人々が健康 12. 高血圧の運動療法 で明るい生活をおくるために寄与できる。 13. 脂質代謝異常及び高尿酸血症の定義及び病態 14. 脂質代謝異常及び高尿酸血症の運動療法 15. 婦人科療法(骨粗鬆症・貧血など) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・講師が強調した箇所は、講義中に配布されるプリントに、ラインマー 評価項目 割合 評価基準等 カー等を引き整理することが重要である。さらに試験対策プリントを 自分で勉強し、最後に教材用ビデオ、DVDなどの映像で確認すること 試験 100% 試験にて学習理解度を確認する。 が理解度を深める。 レポート % 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 講義プリント(製本済)を使用する。(価格:数百円の予定) その他 授業科目名 担当教員 学校保健 小林啓三 配当年次 3 単位数 2 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 学校保健の直接的目的は、学校教育の中で繰り広げられる健康・ 1. 学校保健とは 学校保健を学ぶ必要性 安全である。健康・安全は学校教育の基本理念である生命の尊重・ 2. 学校保健の意義と目的 学校保健の歴史 人間尊重の精神の基本となることからも、学校保健の重要性が理解 される。このことから、学校保健の内容は、学校教育当事者のすべて 3. 子どもの発育発達 (発育発達の5原則、スキャモンの発育曲線など) 4. 子どもの発育と体育 (身体機能の発育とその時期など) に正しく理解され、認識され、実践されることが求められている。 当該授業では、学校保健全般の内容を概説し、学校保健と学校体 5. 健康課題の現状と対策Ⅰ (体力の低下とその対策など) 育やスポーツとの関連性を理解するとともに日常生活と健康課題と 6. 健康課題の現状と対策Ⅱ (生活習慣と健康課題とその対策) の関連性から好ましいライフスタイルのあり方についても考える。 7. 健康課題の現状と対策Ⅲ (問題解決法、HQC法、Life skill教育など) 8. 子どもの心の発達と体育 (欲求、適応機制、メンタルヘルスなど) 到達目標 ・学校保健の領域について概説出来る。 ・学校教育における保健体育教師の役割について学校保健の観点 から概説できる。 ・児童生徒の発育・発達の特徴、生活習慣と健康、感染症の予防な ど論じることができ、また、それらの課題に対する対策を立てられる。 受講・学習上のアドバイス ・社会の現状と健康課題との関連性について興味をもつ。 ・保健体育の教科書の内容を再確認する。 ・教員免許取得に必須な他の科目との関連性に留意する。 9. 教職員の健康と教育活動 (生活習慣病、メタボリックシンドロームなど) 10. ヘルスプロモーション (概念とその変遷など) 11. 学校保健計画と学校保健活動 (学校保健安全法、保健計画など) 12. 学校健康診断と健康評価 (健診の対象・項目・事後指導など) 13. 学校環境衛生と教育活動 (関連法規、校内施設の衛生基準など) 14. 学校安全と学校安全活動、スポーツ活動中の事故防止 15. 試験及びその解説 評価方法 評価項目 割合 評価基準等 試験 筆記試験。60%の正解が試験合格ライン。場合に 50% よって調整あり。 レポート 40% 提示した課題について論述する。 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「学校保健の世界」 大澤清二他著 杏林書院 2400円+税 ISBN978-4-7644-0530-1 その他 ─ 208 ─ 授業中に行う小テスト並びに授業での質問などの 積極的態度並びに諸協力を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「学校保健ハンドブック」第5次改定版(教員養成大学保健協 議会編) ぎょうせい 「改訂 学校保健」 徳山美智子他著 東山書房 2600円+税 10% 安全教育 授業科目名 立木幸敏 川城 健 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 2 共通 授業概要 授業計画(テーマ) 授業内容は安全教育の具体的在り方を中心にとしたものである。学校で の安全教育の理論とその意味を理解することが本講義の狙いである。 特に、体育・スポーツ活動における死亡事例から事故を防ぐ手立てなど についても学ぶ。具体的には、プールでの事故防止、グラウンドや体育館 での事故防止、日射病・熱射病等の予防法について学ぶ。本講義では学 校現場における安全教育を中心に置きながら、多様な場面、多様な事例を 挙げて学習する。 1. 科目オリエンテーション;安全教育の領域とその必要性について 2. 安全教育の理論とその応用Ⅰ;日常生活・学校生活における安全点検 3. 安全教育の理論とその応用Ⅱ;潜在危険論、ドミノ理論 4. 学校における事故災害と危機管理;学校敷地内の安全と危機管理 5. 学校・スポーツ指導現場における事故災害の現状Ⅰ 6. 学校・スポーツ指導現場における事故災害の現状Ⅱ;防災教育について 7. 体育・スポーツ活動の死亡事例研究1 8. 体育・スポーツ活動の死亡事例研究2 到達目標 ・安全教育の理論を理解することができる。 ・体育・スポーツ活動の事故発生状況を理解する。 ・体育・スポーツ活動中の死亡事故防止について理解することがで きる。 ・熱中症のメカニズムを理解することができる。 9. 学校安全計画の実際と事故への対処Ⅰ;突然死の実態とメカニズム 10. 学校安全計画の実際と事故への対処Ⅱ;突然死予防対策 11. 学校安全計画の実際と事故への対処Ⅲ;日射病・熱射病対策等 12. 学校安全計画の実際と事故への対処Ⅳ;日射病・熱射病対策等 13. 学校災害給付制度と児童生徒への保障 14. 近隣地域を中心とした「ヒヤリマップ」の作成 15. スポーツ指導現場の安全(教師の注意義務・法令上の問題) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・学校保健の授業につながっていくため、保健体育指導上の安全に 評価項目 対する重要性を意識して学ぶこと。 ・学習指導要領(中・高)を読んでおくとが望ましい。 試験 割合 評価基準等 90% 講義での理解度及び知識をテストによって評価する。 レポート % 平常点 10% 毎回の出席と授業への取り組みを評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「学校保健」 大澤清二監修 家政教育社 4-7606-0355-7 2400円 その他 受講者が用意する物(筆記用具・資料保管用クリアファイルなど) 授業はパワーポイントでの提示を中心とする。 生涯スポーツ論 授業科目名 黒川道子 担当教員 対応資格 配当年次 4 単位数 2 共通 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 私たちを取り巻く環境は、刻一刻と変化を遂げている。このような状 1. 生涯スポーツの考え方 況の中で、明るく健やかな生活を送るために生涯スポーツの果たす 2. 現代におけるスポーツの価値 役割は大きい。本学の学生は、将来どのような方向に進んだとして も、職場や地域、家庭といった場において指導者として活躍していく 3. 生涯スポーツの歴史・文化 ものが大多数であろう。そこで、本講義では、まず生涯スポーツの過 4. 生涯スポーツの行政 去から現状までを理解し、生涯スポーツの行政、関連団体・組織・施 5. 生涯スポーツ関連団体・組織 設、生涯スポーツ関連産業、生涯スポーツの進め方(マネージメン 6. 生涯スポーツの現状(地域社会) ト)について概説することによって生涯スポーツに対する理解を深め 7. 生涯スポーツの現状(関連産業①) ていく。 8. 生涯スポーツの現状(関連産業②) 9. 生涯スポーツの資格・指導者 到達目標 10. クラブマネージメントの基礎① ・生涯スポーツに関する理解を深める。また、これまでの自分の経験 11. クラブマネージメントの基礎② を通してや各授業を通して学んできた事から、スポーツの持つ力・ス 12. これからの生涯スポーツ ポーツを通してできる事について自分の考えをまとめることができる。 13. まとめ① 14. まとめ② 15. まとめ③ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・新聞を1面から3面記事まで目を通す習慣をつけましょう。さまざま 評価項目 な事柄が、スポーツに関わっていることが見えてきます。 割合 評価基準等 試験 60% 60点以上合格 レポート 20% 定められたレポートを期限内に提出 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 20% 出席点 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 ─ 209 ─ 国際政治とスポーツ 授業科目名 海老澤智士 担当教員 配当年次 2 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 「スポーツは純粋に楽しむものであり、また極めるものだ。」諸君は 1. はじめに─社会科学の対象としてのスポーツ そう考えてはいないだろうか。だがこの考え方は、国際政治の力学の 2. イギリスのスポーツ─権力移譲の過程から 前には通用しないようである。国際政治の場においてスポーツは、あ る時には国家間の友好のために、また時には国家の力を誇示するた 3. イギリスのスポーツ─するスポーツから見るスポーツへ 4. ヨーロッパのスポーツ─ナショナリズムの問題から めに、主に外交の手段として利用されてきた。それは何故か。 本講義は、前半でスポーツが各国の政治的・社会的状況の中でど 5. ヨーロッパのスポーツ─ドイツ(プロイセンを中心に) のように発展してきたかを探る。後半では各論としてオリンピックを取 6. ナチズムとオリンピック り上げる。これらによってスポーツが国際政治の中で持つ意味を探り 7. スペクタクルとしてのスポーツ―アメリカ たい。 8. 冷戦期「東側」のスポーツ―ソビエト 9. 米中の政治的思惑のなかで―ピンポン外交 到達目標 10. 近代オリンピックの誕生 ・スポーツと国際政治との関係を学び、広い視野が獲得できる。 11. 両大戦とオリンピック ・オリンピックの歴史を学び、国際政治における権力関係の一端を説 12. テロリズム、人権問題とオリンピック 明できる。 ・本学の学生として、「国際的であるとはどういうことか」、また「国際平 13. 冷戦構造の中で―オリンピックモスクワ大会、ロサンゼルス大会 14. スポーツと世界平和(松前重義先生がわたしたちに託したもの) 和のために何ができるのか」ということに関心を払うことができる。 15. むすび─スポーツを通じてわたしたちに何ができるのか 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・日ごろから新聞やインターネット等にこまめに目を通し、「記録」、 評価基準等 評価項目 割合 「勝敗」、「ドーピング」といった出来事以外に、何がスポーツの本質 に迫るのか、スポーツの魅力と、それを利用する政治勢力の思惑な 試験 80% 授業内容の理解度と学んだ知識の応用力を問う。 どを探ってみよう。社会への幅広い関心が、本講義を理解するカギと なる。 % レポート ・「現代文明論」は、本講義の理解を大いに助けるので、積極的に受 講しておくことが望ましい。 平常点 20% 授業中の質疑応答における態度などを評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 『スポーツを考える―身体・資本・ナショナリズム』 多木浩二 著 ちくま新書 9784480056474 735円 特に指定しない。授業に必要なレジュメ・資料は、適宜配布する。 その他 授業中、受講者の意見、感想をたずねることがある。積極的に発言してほしい。 授業は現実の話題をもりこみ、受講者に親しみやすいものを目指したい。 なお、「授業計画」は一応の目安である。 健康体力測定・評価法(含む実習) 授業科目名 井上哲朗 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 指導士、指導者、共通 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 本講義では、体力測定の実習を含みながら健康や体力の概念に 1. ガイダンス 健康・体力と社会 ついての理解を深め、基本的な測定・評価の方法や分析手法を身 2. 健康・体力とは につける。 フィールドテストを中心に体力測定の意義、データの信頼性、妥当 3. 体力測定の意義 性、体力測定結果の分析、相関係数の算出とその意味を理解する。 4. 体力測定の方法と評価 学校教育への体力テスト活用方法を学ぶ。理論-実習を組み合わ 5. 体力測定の条件;妥当性・信頼性・客観性・簡便性・経済性・安全性等 せて進める。なお、体力テストを実施するとともに、評価方法や分析 6. 身体計測:身体組成評価と実際 の手法を身につける。 7. 運動能力測定方法の説明および実習(筋力・筋パワー) 8. 運動能力測定方法の説明および実習(敏捷性・スピード) 到達目標 ・フィールドテスト中心の体力測定の方法を理解し、実践できる。 ・データ整理の手法を理解し実践できる。 ・数値解析の基礎を理解し実践できる。 ・体力評価の考え方、活用の仕方を理解できる。 9. 運動能力測定方法の説明および実習(平衡性・巧緻性) 10. 運動能力測定方法の説明および実習(全身持久力・筋持久力) 11. 運動能力測定方法の説明および実習(柔軟性) 12. 運動能力測定方法の説明および実習(自転車エルゴメータの活用運動強度やパワー評価) 13. 結果の集計、統計処理、評価および分析Ⅰ 14. 結果の集計、統計処理、評価および分析Ⅱ 15. まとめ レポート作成の手順と方法、PCの有効活用方法等 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・学校教育で利用可能な体力テストの内容と正しい測定方法を学ん 評価項目 でおくこと。 ・データの整理-加工-分析に関する基礎知識を学習しておくこと。 試験 割合 評価基準等 % レポート 60% 体力データの整理、分析の仕方、まとめ方を評価する。 平常点 40% 測定への取り組み、役割に応じた作業を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物や資料を配付する その他 ノートPCを保有していることと、ExcelやWordの操作に習熟していること。運動着、筆記用具持参、運動靴(2足ー外用、中用)を用意 ─ 210 ─ スポーツ統計学 授業科目名 井上 哲朗 担当教員 配当年次 3 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 体育科学、及びスポーツ科学における研究・教育領域では、数値 1. スポーツ統計学とは 的資料の分析に統計処理が用いられることが多い。また、研究の場 2. 記述統計とその方法 のみならず、体力測定結果の分析やトレーニング効果の判定、指導 者が経験域を裏付けるなど、といった様々な場面で統計的手法を用 3. 正規分布と資料の得点化 いるべきことが多く存在する。そこで本講義では、体力測定結果の分 4. 資料の得点化 析、卒業研究、将来の指導場面での実践活用などを可能にすべく、 5. 統計的推測 統計学的見地からスポーツ現象を観察するための基本的なスポーツ 6. 母平均値と標本平均値の差 統計学の学習を通じて、その知識の活用方法や結果の適切な解釈 7. 対応のある2つの平均値間の差 ができる能力を養う。 8. 対応のない2つの平均値間の差 9. 相関係数 到達目標 10. 直線回帰 ・統計学的見地からスポーツ現象を観察するための基本的なスポー 11. 度数に関する検定 ツ統計学の活用方法や結果の適切な解釈ができる。 12. 重相関係数 13. 重回帰分析 14. 因子分析 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・各自関数電卓の使い方を学んでおくと、よりスムーズに受講ができ 評価項目 割合 る。 評価基準等 授業内容の理解度を判定するための試験(持ち込み 100% 可) 試験 レポート % 平常点 % 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 毎時間、印刷物を配付する。 「健康・スポーツ科学のための統計学」 出村慎一著 大修館書店 4-469-26351-6 4,200円 その他 受講者各自で√(ルート)計算機能のある電卓を用意する事。 スポーツコーチング論 授業科目名 前河洋一 徳永文利 前川直也 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 AT、R・C、共通 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 毎回の授業で自分の考えをレポートにまとめることを課 40% 題とし、表現し記述す能力を評価する。 授業で扱う内容をその場で理解することが大切であり、 30% 欠席の場合には減点対象となる。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「オシムの言葉」木村元彦(集英社文庫) 9784087463019 \649 「コーチの心得」L.レゲット(不昧堂出版)9784829302903 \2,100 「戦略の本質」野中郁次郎(日本経済新聞社)9784532194628 \945 その他 ─ 211 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 近年、コーチングはビジネスにおける業績向上のためのコミュニ 【前河、徳永、前川】 1. ガイダンス(授業概要と展開方法の説明) ケーションスキルとして注目を集めているが、目的に応じた好ましい 【徳永】 2. コーチングの意義と競技スポーツの特性 人間関係を築くことは、日常生活での行動や能力発揮にも影響を及 【徳永】 3. スポーツにおける指導者の役割 ぼすことが知られている。 【徳永】 本授業では競技力向上のための組織作りや指導法、トレーニング 4. 競技力向上のメカニズム 方法など、選手と指導者の関わり方やそれぞれの役割について検証 5. 個人指導とチーム指導の相違点 【徳永】 する。様々なコーチングスタイルや海外のコーチングシステムにも触 【前河】 6. ジュニア期のトレーニングにおける指導法と注意点 れながら、指導者として、また組織やチームを運営する立場から、自 【前河】 7. 組織作りとチームの運営 ら思考し実践する能力を養うことを目的とする。 【前河】 8. トレーニング計画の立案 【前河】 9. コンディショニングとピーキング 到達目標 【前川】 10. チームにおけるスタッフの役割 ・自らの競技経験を指導現場につなげることができる。 【前川】 11. 指導現場における安全管理 ・自分の考えや思いを相手に伝わるように表現できる。 【前川】 12. 海外のスポーツ事情と様々なコーチングの事例 ・組織やチーム作りに関する基礎的理論を理解できる。 【前川】 13. スポーツの役割と未来像 【前河、徳永、前川】 14. 理想的な指導者を目指して 【前河、徳永、前川】 15. まとめと課題の検討(試験を含む) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・自分自身のスポーツ経験を基に、選手と指導それぞれの立場に 評価項目 割合 評価基準等 立って、どうすれば上手くいくのかを常に考えて欲しい。自ら経験し、 様々な分野の知識を身につけることが不可欠です。 試験 30% 総括として理解度を評価するための試験を行う。 ダンスエクササイズ 授業科目名 松村さくら 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 1 指導士、指導者 授業概要 男女を問わず、社会体育や学校体育の指導者として必要なダンス の基礎的知識と技能を習得すると共に、心身を解放して踊ることの 楽しさを知る。予定している項目は、以下のとおりである。 ①ダンス・ストレッチとダンス・ウォームアップ ②ジャズダンス ③エアロビクスダンス なお、健康運動実践指導者の資格に関する内容としては、③エアロ ビクスダンスの項で、運動特性やその効果、運動強度を考慮したプ ログラム構成の立て方等を学び、実技の実習も行う。 授業計画(テーマ) 1. エアロビクスダンスおよびジャズダンスの基礎知識 2. ダンス・ストレッチとダンス・ウォームアップ 3. ジャズダンス入門 4. ジャズダンス(動きの練習1) 5. ジャズダンス(動きの練習2) 6. ジャズダンス(動きの練習3) 7. ジャズダンス(作品練習) 8. ジャズダンス(実技テスト) 9. エアロビクスダンス入門 到達目標 10. エアロビクスダンス(基本のステップ1) ・軽快なリズムの音楽に合わせて、基本的なステップを用いて踊るこ 11. エアロビクスダンス(基本のステップ2) とができる。 12. エアロビクスダンス(運動プログラム構成) ・大きく明確な動きで踊り、対面による指導ができる。 13. エアロビクスダンス(運動プログラム練習・模擬テスト) 14. エアロビクスダンス(実技テスト) 15. 学習のまとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・日頃からJazz音楽やJポップ等に親しみ、曲を聴きながらリズムの特 評価項目 割合 評価基準等 徴やテンポを素早くつかむ習慣をつけておくことが望ましい。 試験 レポート 平常点 60% 技能の習熟度を判断するための実技試験 % 40% 各ダンスに対する積極的な受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じ、印刷物を配布する。 「エアロビックダンスエクササイズの実技指導」 高順姫他著(社)日本エアロビックフィットネス協会 定価2,800円 その他 運動処方論 授業科目名 小西由里子 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 指導士、指導者、R・C、共通 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 本講では,健康人・半健康人のQOLやNeedsを尊重しつつ,運動 1. 運動処方の3条件と5軸 を提供すべき対象者の身体的・心理社会的状況を科学的に分析把 2. トレーニングの原理・原則 握した上で,何が対象者にとって「安全で有効な運動か」を選択でき る能力を身に付ける事を目的とし,健康づくりのための適切な運動処 3. 運動プログラム作成の理論 4. メディカル・チェック 方について学ぶ。主に中高年成人の体力測定結果を読み解き、個 人別の適切な運動の質、およびその量を、具体的に処方し、その根 5. 体力測定 拠について説明と同意を得るまでの過程を講義する。 6. 健康関連体力要素(身体組成) 7. 健康関連体力要素(筋力・筋持久力) 8. 健康関連体力要素(全身持久力) 9. 健康関連体力要素(柔軟性) 到達目標 ・健康づくりのための適切な運動処方ができる。 10. 運動の質(種類・様式) 11. 運動の量(強度) 12. 運動の量(時間) 13. 運動の量(頻度) 14. 運動プログラムの段階づけ 15. 運動プログラム作成 受講・学習上のアドバイス ・参考書に目を通しておくと、より理解しやすい。 評価方法 評価項目 割合 評価基準等 試験 運動処方の基本概念および基礎的な語句の理解力と 90% 運動処方箋の作成を試す。 レポート 10% 中間レポートを課す。 平常点 % 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「新体力テスト」(文部省・ぎょうせい \1,600) 「運動処方」(池上晴夫,朝倉書店,\4,326) その他 ─ 212 ─ 授業科目名 担当教員 基礎柔道指導法Ⅰ 配当年次 柏崎克彦 単位数 1・2 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 授業内容は柔道初心者又は初段程度の学生を対象としたもので 1. 柔道の特性と教育上のねらい あり、柔道の特性と歴史を理解し、基本動作と対人技能の基礎を確 2. 柔道の知識と態度 実に身につけそれを用いた攻防ができるようになることを目的とす 3. 基本動作と受け身 る。同時に、中学生の武道必修化を念頭に置いた教科体育におけ 4. 安全で効果的な受け身の指導方法 る柔道指導法を学習する。具体的には、礼に代表されるような武道 の伝統的な考え方を理解し、互いに尊重し合って練習や試合ができ 5. 基本となる投げ技とその指導法(大腰) るような柔道指導のあり方や効果的な実技指導の手順と指導上の留 6. 基本となる投げ技とその指導法(送り足払い) 意点等である。 7. 基本となる投げ技とその指導法(払い腰・体落とし) 8. 基本となる投げ技とその指導法(大内刈り・小内刈り) 9. 基本となる固め技とその指導法(膝車から袈裟固) 到達目標 10. 基本となる固め技とその指導法(いろいろな抑え技) ・相手の動きに応じた基本動作を習得する。 11. 基本となる固め技とその指導法(いろいろな返し方) ・受け身の効果的な指導法を理解し実践できる。 12. 基本となる固め技とその指導法(絞技・関節技) ・自由練習や簡易な試合ができる。 13. 総合練習(復習) 14. 総合練習(乱取り) 15. 試験 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・学習指導要領に目を通しておくとより理解が深まる。 評価項目 割合 評価基準等 ・「基礎柔道指導法Ⅰ」のみの受講も可能だが「基礎柔道指導法Ⅱ」 と連続履修が望ましい。 試験 70% 授業の理解と技能の習得を判断する実技試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 実技での積極的な受講態度、授業内容の理解度を評 30% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「柔道上達のプロセス」 柏崎克彦 永岡書店 9784522423820 1,575円 必要に応じて印刷物を配布 その他 授業科目名 担当教員 基礎柔道指導法Ⅰ 配当年次 石井兼輔 単位数 1・2 1 対応資格 到達目標 ・柔道指導においての指導法と知識を習得できる。 ・講道館柔道初段を取得する。(現在有段者の学生は、昇段する) 授業計画(テーマ) 1. 基礎知識と基本動作の修得と指導法 2. 基本動作と受け身の修得と指導法 3. 体捌(たいさばき)と受け身の修得と指導法 4. 大腰と受け身の修得と指導法 5. 送り足払いと大内刈りの修得と指導法 6. 大腰(横移動)の修得と指導法 7. 払い腰の修得と指導法 8. 体落としの修得と指導法 9. 固め技の修得と指導法~抑込技~ 10. 固め技の修得と指導法~絞技~ 11. 固め技の修得と指導法~関節技~ 12. 足技の修得と指導法~送り足払いと小外刈りの反復練習~ 13. 足技の修得と指導法~大内刈りと小内刈りの反復練習~ 14. 背負い投げと釣り込み腰の修得と指導法 15. 練習試合 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・受講生は、とかく柔道技術の向上に主眼をおきがちです。もちろん 評価項目 受講生の心得としては、大切な要素ですが同時に指導法の向上に も着目して学習していただきたい。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 60% 実技試験と発表内容の評価 % 40% 授業態度等 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 講道館柔道「投げ技」「固め技」DVD その他 ─ 213 ─ 基礎専門科目 授業概要 講道館柔道は明治15年(1882年)、嘉納治五郎によって創始されて 以来世界に広く普及し現在国際柔道連盟に200の国と地域が加盟し ています。嘉納は、日本の伝統的運動文化である柔道の持つ教育 的側面と競技的側面が魅力であると世界に説き普及に努めました。 本授業では、中高学習指導要領の趣旨をいかした指導に重点をお いて学習します。まず、安全に対応できるよう「受け身」を習得し、次 に基本的な「体捌き」「投げ技」「固め技」の技能を高めます。そして、 自己技術の向上だけではなく教育現場での指導法にも重点をおき ます。 授業科目名 担当教員 基礎柔道指導法Ⅰ 配当年次 越野忠則 単位数 1・2 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本授業では、学習指導要領の趣旨を生かした柔道の指導に重点 1. 基礎知識と基本動作の修得と指導法 をおいて学習します。特に柔道の武道的側面から見た特性と、安全 2. 基本動作と受け身の修得と指導法 に対応できる各種の「受け身」を学びます。また基本的な「体捌き」 3. 体捌(たいさばき)と受け身の修得と指導法 「投げ技」「固め技」を習得し、技能を高めます。さらに、今後の教育 の現場において、生徒の個に応じた柔道の学習指導方法について 4. 大腰と受け身の修得と指導法 も理解を深めることに主眼を置きます。 5. 送り足払いと大内刈りの修得と指導法 成績の評価については、毎時間小実技テストと、最終回に実技を 6. 大腰(横移動)の修得と指導法 用いた技能試験を実施し、総合的に評価します。 7. 払い腰の修得と指導法 8. 体落としの修得と指導法 9. 固め技の修得と指導法 到達目標 10. 絞め技の修得と指導法 ・柔道の基本操作を実践できる。 11. 関節技の修得と指導法 ・教育実習に行った際、柔道の授業で指導ができる。 12. 小内刈・小外刈の修得と指導法 ・夷隅地区昇段試合に参加し、段位を取得できるレベルまで到達す 13. 大内刈・足払いの修得と指導法 る。 14. 背負い投げと釣り込み腰の修得と指導法 15. 練習試合 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・「基礎柔道指導法Ⅰ」のみの受講も可能であるが、「基礎柔道指導 評価項目 割合 評価基準等 法Ⅰ」「基礎柔道指導法Ⅱ」の連続履修が望ましい。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業内容の理解度および技能の習得状況を判断する 70% ための実技試験 % 授業における質問、発言ならびに、実技での積極的な 30% 受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 受講者各自で用意する物「柔道衣・白帯」 授業科目名 担当教員 基礎柔道指導法Ⅰ 配当年次 矢﨑利加 単位数 1・2 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 授業内容は柔道初心者又は初段程度の学生を対象としたもので 1. 柔道の特性と教育上のねらい あり、柔道の特性と歴史を理解し、基本動作と対人技能の基礎を確 2. 柔道の知識と態度 実に身につけそれを用いた攻防ができるようになることを目的とす 3. 基本動作と受け身 る。同時に、中学生の武道必修化を念頭に置いた教科体育におけ 4. 安全で効果的な受け身の指導方法 る柔道指導法を学習する。具体的には、礼に代表されるような武道 の伝統的な考え方を理解し、互いに尊重し合って練習や試合ができ 5. 基本となる投げ技とその指導法(大腰) るような柔道指導のあり方や効果的な実技指導の手順と指導上の留 6. 基本となる投げ技とその指導法(送り足払い) 意点等である。 7. 基本となる投げ技とその指導法(払い腰・体落とし) 8. 基本となる投げ技とその指導法(大内刈り・小内刈り) 9. 基本となる固め技とその指導法(膝車から袈裟固) 到達目標 10. 基本となる固め技とその指導法(いろいろな抑え技) ・相手の動きに応じた基本動作を習得する。 11. 基本となる固め技とその指導法(いろいろな返し方) ・受け身の効果的な指導法を理解し実践できる。 12. 基本となる固め技とその指導法(絞技・関節技) ・自由練習や簡易な試合ができる。 13. 総合練習(復習) 14. 総合練習(乱取り) 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・学習指導要領に目を通しておくとより理解が深まる。 評価項目 割合 評価基準等 ・「基礎柔道指導法Ⅰ」のみの受講も可能だが「基礎柔道指導法Ⅱ」 と連続履修が望ましい。 試験 70% 授業の理解と技能の習得を判断する実技試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 実技での積極的な受講態度、授業内容の理解度を評 30% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「柔道上達のプロセス」 柏崎克彦 永岡書店 9784522423820 1,575円 必要に応じて印刷物を配布 その他 ─ 214 ─ 授業科目名 担当教員 基礎柔道指導法Ⅰ 配当年次 前川直也 単位数 1・2 1 対応資格 授業概要 講道館柔道は明治15年(1882年)、嘉納治五郎によって創始されて 以来世界に広く普及し現在国際柔道連盟に200の国と地域が加盟し ています。嘉納は、日本の伝統的運動文化である柔道の持つ教育 的側面と競技的側面が魅力であると世界に説き普及に努めました。 本授業では、中高学習指導要領の趣旨をいかした指導に重点をお いて学習します。まず、安全に対応できるよう「受け身」を習得し、次 に基本的な「体捌き」「投げ技」「固め技」の技能を高めます。そして、 自己技術の向上だけではなく教育現場での指導法にも重点をおき ます。 到達目標 ・柔道指導においての指導法と知識を習得できる。 ・講道館柔道初段を取得する。(現在有段者の学生は、昇段する) 授業計画(テーマ) 1. 基礎知識と基本動作の修得と指導法 2. 基本動作と受け身の修得と指導法 3. 体捌(たいさばき)と受け身の修得と指導法 4. 大腰と受け身の修得と指導法 5. 送り足払いと大内刈りの修得と指導法 6. 大腰(横移動)の修得と指導法 7. 払い腰の修得と指導法 8. 体落としの修得と指導法 9. 固め技の修得と指導法~抑込技~ 10. 固め技の修得と指導法~絞技~ 11. 固め技の修得と指導法~関節技~ 12. 足技の修得と指導法~送り足払いと小外刈りの反復練習~ 13. 足技の修得と指導法~大内刈りと小内刈りの反復練習~ 14. 背負い投げと釣り込み腰の修得と指導法 15. 練習試合 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・受講生は、とかく柔道技術の向上に主眼をおきがちです。もちろん 評価項目 受講生の心得としては、大切な要素ですが同時に指導法の向上に も着目して学習していただきたい。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 60% 実技試験と発表内容の評価 % 40% 授業態度等 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 講道館柔道「投げ技」「固め技」DVD その他 授業科目名 担当教員 基礎柔道指導法Ⅱ 配当年次 柏崎克彦 単位数 1・2 1 対応資格 到達目標 ・得意技ができる。 ・得意技を用いて自由練習ができる。 ・教科体育の柔道が指導できる。 授業計画(テーマ) 1. 柔道の特性を知る 2. 投げ技の基本 3. 投げ技の基本とその応用(いろいろな打ち込み) 4. 投げ技の基本とその応用(連絡技) 5. 投げ技の効果的な指導法 6. 固め技の基本 7. 固め技の基本とその応用(上からの攻め方) 8. 固め技の基本とその応用(投技から固技) 9. 固め技の効果的な指導法 10. 返し技 11. 得意技をつくる 12. 得意技をつくる練習方法 13. 試合運営と審判法 14. 総合練習 15. まとめ 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・学習指導要領に目を通しておくとより理解が深まる。 評価項目 ・「基礎柔道指導法Ⅰ」で学習したことを復習しておく事が望ましい。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 70% 授業の理解と技能の習得を判断する実技試験 % 実技での積極的な受講態度、授業内容の理解度を評 30% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「柔道上達のプロセス」 柏崎克彦 永岡書店 9784522423820 1,575円 必要に応じて印刷物を配布 その他 ─ 215 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業内容は、「基礎柔道指導法Ⅰ」を履修し、柔道の特性と歴史を 理解した上で、基本動作と対人技能の基礎を確実に身につけそれ を用いた攻防ができるレベルの学生を対象としたものである。自由練 習や簡易な試合ができるようになること、さらには得意技を身につけ ることを目的とする。同時に、中学生の武道必修化を念頭に置いた 教科体育における柔道指導法を学習する。具体的には、試合の運 営方法、評価の仕方、得意技を作る練習方法等である。 授業科目名 担当教員 基礎剣道指導法Ⅰ 配当年次 大矢 稔 単位数 1・2 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 授業内容は、初心者を対象としたものであり、剣道における基本動 1. 導入1 剣道の特性について 作・対人的技能を重点的に習得することをねらいとする。また、相手 2. 導入2 剣道着・袴の着装 を尊重し伝統的な行動の仕方・態度等(礼法・所作等)を身につける ことも目標とする。さらに、その技能の習得段階において、我が国固 3. 基本動作Ⅰ 姿勢と礼法 構え 足さばき 素振り 4. 基本動作Ⅱ 空間打突 (正面打ち・左右面打ち等) 有の伝統的な運動文化として継承・発展してきた剣道の特性・歴史 等々についても理解を深める。合わせて、学校体育おける剣道指導 5. 基本動作Ⅲ 2人1組で向かい合い正面打ちの練習等 のあり方、実際の指導上の留意点等についても学習する。 6. 防具の着脱 7. 対人技能への導入1 基本の打突 8. 対人技能への導入2 打ち返し 9. 対人的技能 しかけ技Ⅰ 面・小手・胴打ち 到達目標 10. 対人的技能 しかけ技Ⅱ 二・三段の技 ・剣道の基本動作を実践できる。 11. 対人的技能 しかけ技Ⅲ 払い技 ・剣道の特性・歴史等について説明できる。 12. 対人的技能 しかけ技Ⅳ 出ばな技 ・学校体育おける剣道指導のあり方、実際の指導上の留意点につい 13. 対人的技能 しかけ技Ⅴ 引き技 て説明できる。 14. 対人的技能 しかけ技の応用 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・学習指導要領(中・高)に目を通しておくと、より理解が深まります。 評価項目 割合 評価基準等 ・「基礎剣道指導法Ⅰ」のみの受講も可能であるが、「基礎剣道指導 授業内容の理解度および技能の習得状況を判断する 法Ⅰ」「基礎剣道指導法Ⅱ」の連続履修が望ましい。 試験 50% ための実技試験 レポート 平常点 % 50% 毎時間の課題に対する達成度や到達度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「剣道授業の展開」 全日本剣道連盟編 全日本剣道連盟 600円 その他 受講者各自が用意する物 「剣道着・袴・名札・面下・(小手下)」 剣道具・竹刀は大学で用意します。 授業科目名 担当教員 基礎剣道指導法Ⅰ 配当年次 丸橋利夫 単位数 1・2 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 授業内容は、初心者を対象としたものであり、剣道における基本動 1. 導入1 剣道の特性について 作・対人的技能を重点的に習得することをねらいとする。また、相手 2. 導入2 剣道着・袴の着装 を尊重し伝統的な行動の仕方・態度等(礼法・所作等)を身につける ことも目標とする。さらに、その技能の習得段階において、我が国固 3. 基本動作Ⅰ 姿勢と礼法 構え 足さばき 素振り 4. 基本動作Ⅱ 空間打突 (正面打ち・左右面打ち等) 有の伝統的な運動文化として継承・発展してきた剣道の特性・歴史 等々についても理解を深める。併せて、学校体育おける剣道指導の 5. 基本動作Ⅲ 2人1組で向かい合い正面打ちの練習等 あり方、実際の指導上の留意点等についても学習する。 6. 防具の着脱 7. 対人技能への導入1 基本の打突 8. 対人技能への導入2 打ち返し 9. 対人的技能 しかけ技Ⅰ 一本打ちの技 到達目標 10. 対人的技能 しかけ技Ⅱ 連続技 (二・三段の技) ・剣道の基本動作を実践できる。 11. 対人的技能 しかけ技Ⅲ 払い技 ・剣道の特性・歴史等について説明できる。 12. 対人的技能 しかけ技Ⅳ 出ばな技 ・学校体育おける剣道指導のあり方、実際の指導上の留意点につい 13. 対人的技能 しかけ技Ⅴ 引き技 て説明できる。 14. 対人的技能 しかけ技の応用 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・学習指導要領(中・高)に目を通しておくと、より理解が深まります。 評価項目 割合 評価基準等 ・「基礎剣道指導法Ⅰ」のみの受講も可能であるが、「基礎剣道指導 授業内容の理解度および技能の習得状況を判断する 法Ⅰ」「基礎剣道指導法Ⅱ」の連続履修が望ましい。 試験 40% ための実技試験 レポート 平常点 30% 剣道の歴史や指導法に関するレポートを課す。 30% 授業での積極的な受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「剣道授業の展開」 全日本剣道連盟編 全日本剣道連盟 600円 その他 受講者各自が用意する物 「剣道着・袴・名札・面下・(小手下)」 剣道具・竹刀は大学で用意します。 ─ 216 ─ 授業科目名 担当教員 基礎剣道指導法Ⅰ 配当年次 岩切公治 単位数 1・2 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 授業内容は、初心者を対象としたものであり、剣道における基本動 1. 導入1 剣道の特性について 作・対人的技能を重点的に習得することをねらいとする。また、相手 2. 導入2 剣道着・袴の着装 を尊重し伝統的な行動の仕方・態度等(礼法・所作等)を身につける ことも目標とする。さらに、その技能の習得段階において、我が国固 3. 基本動作Ⅰ 姿勢と礼法 構え 足さばき 素振り 4. 基本動作Ⅱ 空間打突 (正面打ち・左右面打ち等) 有の伝統的な運動文化として継承・発展してきた剣道の特性・歴史 等々についても理解を深める。併せて、学校体育おける剣道指導の 5. 基本動作Ⅲ 2人1組で向かい合い正面打ちの練習等 あり方、実際の指導上の留意点等についても学習する。 6. 防具の着脱 7. 対人技能への導入1 基本の打突 8. 対人技能への導入2 打ち返し 9. 対人的技能 しかけ技Ⅰ 面・小手・胴打ち 到達目標 10. 対人的技能 しかけ技Ⅱ 二・三段の技 ・剣道の基本動作を実践できる。 11. 対人的技能 しかけ技Ⅲ 払い技 ・剣道の特性・歴史等について説明できる。 12. 対人的技能 しかけ技Ⅳ 出ばな技 ・学校体育おける剣道指導のあり方、実際の指導上の留意点につい 13. 対人的技能 しかけ技Ⅴ 引き技 て説明できる。 14. 対人的技能 しかけ技の応用 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・学習指導要領(中・高)に目を通しておくと、より理解が深まります。 評価項目 割合 評価基準等 ・「基礎剣道指導法Ⅰ」のみの受講も可能であるが、「基礎剣道指導 授業内容の理解度および技能の習得状況を判断する 法Ⅰ」「基礎剣道指導法Ⅱ」の連続履修が望ましい。 試験 40% ための実技試験 レポート 平常点 30% 剣道の歴史や指導法に関するレポートを課す。 30% 授業での積極的な受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「剣道授業の展開」 全日本剣道連盟編 全日本剣道連盟 600円 その他 受講者各自が用意する物 「剣道着・袴・名札・面下・(小手下)」 剣道具・竹刀は大学で用意します。 授業科目名 担当教員 基礎剣道指導法Ⅱ 配当年次 大矢 稔 単位数 1・2 1 対応資格 めの実技試験 レポート 平常点 30% 剣道の指導法に関するレポートを課す。 30% 授業での積極的な受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「剣道授業の展開」 全日本剣道連盟編 全日本剣道連盟 600円 その他 受講者各自が用意する物 「剣道着・袴・名札・面下・(小手下)」 剣道具・竹刀は大学で用意します。 ─ 217 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 授業内容は、初心者を対象としたものであり、剣道における対人的 1. 基本動作 技能(しかけ技・応じ技)を習得することをねらいとする。また、相手を 2. 対人的技能 基本の打突 尊重し伝統的な行動の仕方・態度等を身につけることも目標とする。 3. 対人的技能 しかけ技 そして、その技能の習得段階において、我が国固有の伝統的な運 動文化として継承・発展してきた剣道の特性・歴史等々についても理 4. 対人的技能 しかけ技の応用 解を深める。まとめとして「剣道試合・審判規則」を理解させ、試合を 5. 対人的技能 応じ技 Ⅰ 抜き技 通しての技能の活用の仕方を習得する。更に、学校体育おける剣道 6. 対人的技能 応じ技 Ⅱ すり上げ技 指導のあり方についても学習する。 7. 対人的技能 応じ技 Ⅲ 打ち落とし技 8. 対人的技能 応じ技 Ⅳ 返し技 9. 対人的技能 応じ技の応用(約束練習から実践へ) 到達目標 10. 対人的技能 応じ技の実践(互格稽古の中での応じ技の実践) ・剣道の対人的技能を実践できる。 11. 互格稽古・試合 1 (試合審判・規則の解説を含む) ・学校体育における剣道指導のあり方、実際の指導上の留意点につ 12. 互格稽古・試合 2 (有効打突の判定について) いて説明できる。 13. 互格稽古・試合 3 (審判の実践) 14. 互格稽古・試合 4 (試合運営と役割分担) 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・学習指導要領(中・高)に目を通しておくと、より理解が深まります。 評価項目 割合 評価基準等 ・「基礎剣道指導法Ⅱ」のみの履修は不可。(「基礎剣道指導法Ⅰ」 授業内容を理解度および技能の習得状況を判断するた が履修済みであること。) 試験 40% 授業科目名 担当教員 基礎弓道指導法Ⅰ 配当年次 松尾牧則 単位数 1・2 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 弓道未経験者を対象として、弓道の基本動作と基本姿勢を身につ 1. オリエンテーション(危険防止・弓具学習) け、正しい射術の基礎、指導の基礎を学習する。 2. 射法の基礎学習(矢番え、発射の仕組み) 正規の距離での行射ではなく、近距離・中距離において的前実 3. 射法の基礎学習(基本体、矢番え、手の内) 技・指導法を習得することに重点を置く。 4. 射法八節と体験発射 簡易な競射(試合)を通じて、弓道の試合の進め方、的中判定方 法、記録方法などを学習する。 5. 近距離的前練習(基本姿勢、発射に慣れる) 飛び道具である弓矢は使用法を誤れば危険を伴うものであるの 6. 近距離的前練習(取懸け法、頬付) で、安全に関する学習を行う。 7. 近距離的前練習(狙い方) 雨天の際には、資料講読を通して、弓道への理解を深める。 8. 近距離的前練習(射法八節) 9. 近距離的前練習(簡易競射) 到達目標 10. 中距離的前練習(狙いの修正) ・基本的な射術を身につけ、弓道の技の仕組みを理解し、かつ実践 11. 中距離的前練習(強い離れ) できる。 12. 中距離的前練習(射法八節を正す) ・弓道の特性と歴史について説明できる。 13. 中距離的前練習(詰合、伸合、離、残身) ・弓具の特性、取り扱い法について説明できる。 14. 中距離的前練習(簡易競射) ・指導上の留意点について説明できる。 15. まとめ(発表会・演武) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・たんなる的中ではなく、正しい技術による的中、すなわち「正射正 評価項目 割合 評価基準等 中」を目指して学んでほしい。 ・アクセサリー類(腕時計含む)は受講時には装着できません。 試験 50% 技能習得状況を判断するための実技試験を行う。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 欠席1回につき平常点の10%を減点する。質問、発言な 50% らびに、実技での積極的な受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「もっとうまくなる!弓道」 松尾牧則著 ナツメ社 978-4816344268 1,260円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 弓具は大学で用意します。 授業科目名 担当教員 基礎弓道指導法Ⅱ 配当年次 松尾牧則 単位数 1・2 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 正規の距離(28m)での的前練習を行いながら、「基礎弓道指導法Ⅰ」 1. オリエンテーション(道場施設とマナー、危険防止) から更に進めた実技・指導法を学習する。 2. 的前射法の基礎(基本姿勢・基本動作) 弓道における基本姿勢・基本動作を復習し、弓道の競技(立射、座 3. 的前射法の基礎(基本体) 射)における作法と伝統的行動様式を含めた実技学習を行う。 武道としての弓道を理解し、安全かつ合理的な射術の習得と指導方 4. 射法八節復習(巻藁の射法) 法を学習する。応用として、基礎弓道指導法Ⅰでは扱わなかった取矢 5. 的前練習(立射の基本) の方法を学ぶ。個人競技、団体競技のあり方と運営の仕方を学習し、 役割を分担する。道場施設や道場内でのマナー、危険防止の環境づく 6. 的前練習(狙いと角見の働き) りについて理解を深める。 7. 的前練習(詰合、伸合、離、残身) 8. 的前練習(取矢の方法) 9. 的前練習(座射の基本) 到達目標 10. 的前練習(体配) ・射法八節を正しく行え、立射・座射ができる。 11. 的前練習(競技の進め方) ・弓道競技の方法、個人戦・団体戦の方式、順位決定方式等につい 12. 的前練習(個人競技) て説明できる。 13. 的前練習(団体競技) ・学校教育における弓道指導のあり方、留意点について説明でき 14. 的前練習(指導の観点) る。 15. まとめ(発表会・演武) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・「基礎弓道指導法Ⅰ」を履修済みであることを前提として授業を展 評価項目 割合 評価基準等 開する。 ・基本姿勢・基本動作による、正しい弓道の技術(射法八節)を習得 試験 50% 技能習得状況を判断するための実技試験を行う。 するように努めてほしい。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 欠席1回につき平常点の10%を減点する。質問、発言な 50% らびに、実技での積極的な受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「もっとうまくなる!弓道」 松尾牧則著 ナツメ社 978-4816344268 1,260円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 弓具は大学で用意します。 ─ 218 ─ 授業科目名 担当教員 基礎空手道指導法Ⅰ 配当年次 和田光二 単位数 1・2 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 「空手」は徒手空拳による突き、蹴り、打ち、受けなど全身のあらゆ 1. 空手道の歴史と理念 る部位を使用して外敵から身を護ることを目的として誕生した武術で 2. 空手道の運動特性について ある。沖縄を発祥の地とし、かつては門外不出の武技として伝承され ていたが、やがて我が国から全世界に発信され、急速に普及、発展 3. 基本1(礼法・立ち方・突き方) 4. 基本2(受け方) した。この過程で空手修行における教育的、文化的価値が認めら れ、人間形成の「道」としての「空手道」と呼ばれるようになった。 5. 基本3(蹴り方) 本授業では、実習体験を通じて、将来指導者として身に付けておく 6. 基本4(移動基本) べき空手道の基礎知識と基本技術を学ぶ。 7. 基本の復習 8. 形「平安初段」(順番と技の意味) 9. 形「平安初段」(演武上の留意点) 到達目標 10. 形「平安初段」(応用と復習) ・空手道の歴史について説明できる。 11. 基本一本組手1(基本技) ・空手道の基本動作、初歩の形を実践できる。 12. 基本一本組手2(変化技) ・空手道の初歩の組手(対人練習)を実践できる。 ・学校体育における空手道のあり方、指導上の留意点について説明 13. 空手道に必要な補助運動1(静的) 14. 空手道に必要な補助運動2(動的) できる。 15. 試験及びその解説 受講・学習上のアドバイス 評価方法 評価項目 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 授業内容の理解度および技能の修得状況を判断する 50% ための実技試験。 % 50% 授業での積極的な受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 授業科目名 担当教員 基礎空手道指導法Ⅰ 配当年次 外薗 大志 単位数 1・2 1 対応資格 評価項目 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 「空手」は徒手空拳による突き、蹴り、打ち、受けなど全身のあらゆ 1. 空手道の歴史と理念 る部位を使用して外敵から身を護ることを目的として誕生した武術で 2. 空手道の運動特性について ある。沖縄を発祥の地とし、かつては門外不出の武技として伝承され ていたが、やがて我が国から全世界に発信され、急速に普及、発展 3. 基本1(礼法・立ち方・突き方) 4. 基本2(受け方) した。この過程で空手修行における教育的、文化的価値が認めら れ、人間形成の「道」としての「空手道」と呼ばれるようになった。 5. 基本3(蹴り方) 本授業では、実習体験を通じて、将来指導者として身に付けておく 6. 基本4(移動基本) べき空手道の基礎知識と基本技術を学ぶ。 7. 基本の復習 8. 形「平安初段」(順番と技の意味) 9. 形「平安初段」(演武上の留意点) 到達目標 10. 形「平安初段」(応用と復習) ・空手道の歴史について説明できる。 11. 基本一本組手1(基本技) ・空手道の基本動作、初歩の形を実践できる。 12. 基本一本組手2(変化技) ・空手道の初歩の組手(対人練習)を実践できる。 ・学校体育における空手道のあり方、指導上の留意点について説明 13. 空手道に必要な補助運動1(静的) 14. 空手道に必要な補助運動2(動的) できる。 15. 試験及びその解説 受講・学習上のアドバイス 評価方法 評価基準等 授業内容の理解度および技能の習得状況を判断する 50% ための実技試験。 % 50% 授業での積極的な受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 ─ 219 ─ 授業科目名 基礎空手道指導法Ⅱ 配当年次 和田光二 担当教員 1・2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 「空手」は従手空拳による突き,蹴り,打ち、受けなど全身のあらゆ 1. 空手20カ条についての理解、「平安弐段」について、立ち方、使用部位の名称 る部位を使って外敵から身を護ることを目的として誕生した武術であ 2. 基本1(立ち方・突き方・蹴り方) る。沖縄を発祥の地とし、かつては門外不出の武技として伝承されて 3. 基本2(攻撃技・防御技) いたが、やがて我が国から全世界に発信され、急速に普及、発展し た。この過程で空手修行における教育的、文化的価値が認められ、 4. 基本3(移動基本) 人間形成の「道」としての「空手道」と呼ばれるようになった。 5. 基本の復習 本授業では,「基礎空手道指導法Ⅰ」の学習をさらに進め、空手道 6. 形「平安弐段」(順番と技の意味) の伝統的な技術と精神の理解を深め、指導者としての基礎知識を修 7. 形「平安弐段」(演武上の留意点) 得する。 8. 形「平安弐段」(応用) 9. 基本一本組手 到達目標 ・空手道の形を複数実践できる。 ・空手道の基本組手を実践できる。 ・学校体育における空手道のあり方、指導上の留意点を より深く理解し、説明できる。 10. 基本一本組手(変化技) 11. 自由一本組手1(極手の多様化) 12. 自由一本組手2(投げ技への展開) 13. 空手道に必要な補助運動 14. 演武 15. 試験及びその解説 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・「基礎空手道指導法Ⅰ」を受講したうえで受講することにより理解が 評価項目 深まります。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 授業内容の理解度および技能の修得状況を判断する 50% ための実技試験。 % 50% 授業での積極的な受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 授業科目名 担当教員 基礎合気道指導法Ⅰ 立木幸敏 配当年次 1・2 単位数 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 合気道は、開祖植芝盛平翁(1883〜1969)が日本の古くから伝 1. 合気道の特性と技術の解説 わる武術の技法を錬磨し、さらに人格的研鑽によって精神的求道性 2. 礼法と道着の着付け、基本動作(受け身、運足、体捌き) を加えて完成させたものです。いたずらに力に頼り、他と相対して勝 敗を争うことではなく、互いに切磋琢磨を図り自己の人格完成を目指 3. 基本動作、基本技(投げ技:片手取り四方投げ) 4. 基本動作、基本技(固め技:正面打ち・交叉取り第一教) しながら、気と理を和す心身一如への武道です。したがって合気道 は競技体系をとらず、日々技法の修練を繰り返すことによって人間 5. 基本動作、基本技(投げ技:正面打ち入り身投げ) の内面的飛躍を主眼としています。 6. 基本動作、基本技(固め技:片手取り第一教) 本授業は基礎動作の修練、基本技の稽古を通して合気道の基礎 7. 基本動作、基本技(呼吸法:座技呼吸法) と指導法を学びます。 8. 基本動作、基本技(呼吸法:立技呼吸法) 9. 基本技(投げ技:両手取り、交叉取り四方投げ) 到達目標 10. 基本技(投げ技:片手取り入り身投げ) ・合気道の基本が理解でき、基礎的な技ができるようになる。また安 11. 基本技(固め技:正面打ち第二教(表)) 全な受身を身につけることができる。形稽古により技の習熟をなしえ 12. 基本技(固め技:正面打ち第二教(裏)) ることを理解できる。 13. 基本技(投げ固め技:片手取り小手返し) 14. 基本技(投げ固め技:突き小手返し) 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・「基礎合気道指導法Ⅰ」のみの受講も可能であるが、基礎合気道 評価項目 割合 評価基準等 指導法Ⅰ」「基礎合気道指導法Ⅱ」の連続履修が望ましい。形稽古 講義内容の理解度及び技能の修得状況を を主体とする数少ない武道であるので、男女を問わず、安全に受講 試験 50% 判断するための実技試験 できる。 レポート % 平常点 50% 実技における積極的な受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「規範合気道1基本編」植芝守央著、出版芸術社 ISBN4882931435、2,400円 その他 受講者は道着の着用が必要。詳細はガイダンス授業で説明する。 ─ 220 ─ 1 基礎合気道指導法Ⅱ 授業科目名 配当年次 立木幸敏 担当教員 1・2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 合気道は、開祖植芝盛平翁(1883〜1969)が日本の古くから伝 1. 合気道の歴史と各種武道との比較解説 わる武術の技法を錬磨し、さらに人格的研鑽によって精神的求道性 2. 基礎合気道指導法Ⅰの復習(入り身投げ・四方投げ) を加えて完成させたものです。いたずらに力に頼り、他と相対して勝 敗を争うことではなく、互いに切磋琢磨を図り自己の人格完成を目指 3. 基礎合気道指導法Ⅰの復習(第一教・第二教) 4. 基礎合気道指導法Ⅰの復習(小手返し・呼吸法) しながら、気と理を和す心身一如への武道です。したがって合気道 は競技体系をとらず、日々技法の修練を繰り返すことによって人間 5. 基本技(投げ技:横面打ち四方投げ・片手取り回転投げ) の内面的飛躍を主眼としています。 6. 基本技(固め技:肩取り・後両手取り第一教) 本講義は「基礎合気道指導法Ⅰ」を基に、応用技の基本技の稽古 7. 基本技(固め技:座技正面打ち第一教) および応用技への展開を行います。 8. 基本技(投げ技:両手取り天地投げ) 9. 応用技(固め技:正面打ち第三教) 到達目標 10. 応用技(固め技:正面打ち第四教) ・基礎合気道指導法1で修得したことを元に、さらに基本が理解で 11. 応用技(呼吸法:片手取り・諸手取り呼吸投げ) き、基礎的〜応用的な技ができる。また安全な受身を身につけ、学 12. 応用技(突き小手返し・脇固め・短刀取り) 校教育で指導できる。 13. 2.〜12.の復習、武器取り 14. 2.〜12.の復習、多人数取り 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・「基礎合気道指導法Ⅰ」の単位取得後、受講を認める。形稽古を主 評価項目 割合 評価基準等 体とする数少ない武道であるので、男女を問わず、安全に受講でき 講義内容の理解度及び技能の修得状況を る。 試験 50% 判断するための実技試験 レポート 平常点 % 50% 実技における積極的な受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「規範合気道2応用編」植芝守央著、出版芸術社 ISBN4882932032、2,800円 その他 受講者は道着の着用が必要。詳細はガイダンス授業で説明する。 授業科目名 基礎少林寺拳法指導法Ⅰ 担当教員 配当年次 小原利勇 単位数 1・2 1 対応資格 到達目標 ・少林寺拳法の基本動作を実践できる。 ・少林寺拳法の初歩的な剛法・柔法の技を実践できる。 授業計画(テーマ) 1. 〔基本諸作の理解〕目配り,体構え,振子突,蹴上 2. 〔基礎身体運動の理解〕足位法,運歩法,体捌 3. 〔基礎身体運動の理解〕布陣法,手技,足技,受け,流水蹴 4. 〔実技修練〕手技,受身,腕十字固,立合拳固 5. 〔実技修練〕振子突連,前進突,小手技 6. 〔実技修練〕前進蹴上,逆小手,前指固 7. 〔実技修練〕二連突,移動上受,差込順蹴,廻蹴,上受蹴,上受突 8. 〔実技修練〕払受,横十字受,受身,法形復習 9. 〔実技修練〕前進,連突,段突,熊手突,外受,打上受,受身,寄技 10. 〔実技修練〕各種鈎突,単演(天地拳第一系),下受蹴,下受順蹴 11. 〔実技修練〕差替蹴上,差替足刀蹴,上段突と蹴の二連攻,巻抜 12. 〔実技修練〕単演(竜王拳第一系),片手送小手,送指捕より連行 13. 〔実技修練〕段受,連受,三連攻,単演(義和拳第一系),突天一 14. 〔実技修練〕上中上三連突,単演(得習),送巻天秤 15. 〔総復習〕1~14の総復習,質疑応答 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・参考書に目を通しておくとより理解が深まる。 評価項目 ・「基礎少林寺拳法指導法Ⅰ」のみの受講も可能であるが、「基礎少 林寺拳法指導法Ⅰ・Ⅱ」の連続受講が望ましい。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 80% 実技試験を行い評価する。 % 授業における質問、発言ならびに実技での積極的に学 20% ぼうとする受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「はじめよう少林寺拳法」 SHORINJI KENPO UNITY監修 ベースボール・マガジン社 978-4583101514 1,680 円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 ─ 221 ─ 基礎専門科目 授業概要 少林寺拳法未経験者を対象としたこの授業では財団法人少林寺 拳法連盟で定められた、見習い拳士(入会の後3級を取得するまで の期間を見習いとする)の履習する科目を中心として授業を行い、少 林寺拳法とはどのようなものであるか、その概略と、基礎的な技術を 修得することを目標とする。 授業の概要は少林寺拳法の大きな特徴である組手主体の練習体 系を中心に、ごく基礎的な技術を習得することを主眼とし、その実技 修練を通じて、武道の本質、拳禅一如、力愛不二などの、肉体、精 神の調和の取れた修練の在り方などを学ぶ。 授業科目名 基礎少林寺拳法指導法Ⅱ 配当年次 小原利勇 担当教員 1・2 単位数 1 対応資格 授業概要 少林寺拳法経験者を対象としたこの授業では、財団法人少林寺拳 法連盟で定められた、見習い拳士の課程(3級)を終了し、次の修練 課程である2級の履習する科目を中心として授業を行い、組手主 体、守主攻従、剛柔一体である少林寺拳法の特徴を理解すると供 に、さらなる技術の向上を計る。 そして、少林寺拳法は単なる武道ではなく、修練を通して自分で考 え判断し、実行出来る自己を確立し、また、自分のみならず他人も思 いやる心、すなわち自他共楽の精神を学ぶ。 到達目標 ・少林寺拳法の基本動作を実践できる。 ・少林寺拳法の剛法・柔法(逆技、固技等)を実践できる。 受講・学習上のアドバイス ・参考書に目を通しておくと、より理解が深まる。 ・「基礎少林寺拳法指導法Ⅰ」を履修しておくことが望ましい。 授業計画(テーマ) 1. 基本練習,上段突と転身,足刀蹴,廻蹴,転身蹴 2. 基本練習,二連攻,体構,内受蹴 3. 基本練習,裏拳と中段突,手刀切と中段突,切技(内・外) 4. 基本練習,肘当各種,天地拳第一系相対,十字抜(片手・両手) 5. 基本練習,逆蹴,転身蹴,半転身,逆転身,横転身蹴 6. 基本練習,差込足より蹴,差替足より蹴,半転身蹴 7. 基本練習,三連攻各種,十字小手(片手・両手) 8. 基本練習,連攻に対する防技,受身,略十字小手,単演 9. 基本練習,廻蹴に対する防技(払受・横十字受),十字受蹴 10. 基本練習,移動による攻防技,胴蹴,胴突き,両手送小手,裏固 11. 基本練習,天地拳第二系(単演・相対),切返投(片手・諸手) 12. 基本練習,受身,段反撃練習(内受・外受・打上受より),三角抜 13. 基本練習,受身各種,切小手(片手・諸手) 14. 基本練習,単演(日蓮拳第一系)段反攻練習,燕返,千鳥返 15. 総復習,1~14の復習,質疑応答 評価方法 評価項目 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 80% 実技試験を行い評価する。 % 授業における質問、発言ならびに実技での積極的に学 20% ぼうとする受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「図解コーチ少林寺拳法」(財)少林寺拳法連盟 成美堂出版 978-4415004594 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 上記以外の参考書:「少林寺拳法実践」 宗道臣 東京堂書店 授業科目名 担当教員 基礎なぎなた指導法Ⅰ 配当年次 小野恭子 1・2 単位数 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 国際なぎなた連盟発足を機に、諸外国でも武道 「なぎなた」の経 1. 概論・基礎的知識 験者が増えている。国内では女子競技として行われていたが、海外 2. 構え(自然体・中段・下段・八相・脇)・体さばき では男子の活躍がめざましく、日本国内でも男子にも門戸が開か 3. 団体基本練習 れ、選手・指導者育成に期待が高まっている。 本講義では 「なぎなたの修錬により,心身ともに調和のとれた人材 4. 打突(正面打ち・側面打ち・すね打ち・胴打ち)・受け方 を育成する」というなぎなたの理念を目標とし、なぎなたの歴史、特 5. 打ち返し・八方振り(上下振り・横振り・振り返し) 性、礼法及び基礎技術の修得をめざす。 6. 打ち返し・打突棒並びに打突台による打突練習 また、 基本の組み合せである「しかけ応じ」8本のうち、1~5本目を 7. しかけ応じ(1・2・3・4・5本目)打ち方 行う。 8. しかけ応じ(1・2・3・4・5本目)応じ方 9. しかけ応じ(1・2・3・4・5本目)打ち方、応じ方 到達目標 10. 打ち返し・しかけ応じ(演技競技) ・ なぎなたの基本動作を実践できる。 11. すね当を着用し打突練習 ・ なぎなたの特性・歴史等について説明できる。 12. すね当のみの簡易試合への導入 ・ 学校体育におけるなぎなた指導のあり方、実際の指導上の留意点 13. 防具着用の打突練習・有効打突について について説明できる。 14. 試合競技 15. 1~14週の復習 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・学習指導要領(中・高)に目を通しておくと、より理解が高まります。 評価項目 割合 評価基準等 なお、「基礎なぎなた指導法Ⅰ」のみの受講も可能であるが、「基礎 なぎなた指導法Ⅰ・Ⅱ」の連続履修が望ましい。 試験 80% 授業内で筆記試験と実技試験を行う。 レポート 平常点 % 20% 毎回の出席と、授業の受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「新・なぎなた教室」 全日本なぎなた連盟編 大修館書店 978-4469162776 1,575円 その他 なぎなた・防具は大学で用意するが、各自手ぬぐいを準備すること。受講に際しては運動しやすい服装、または道着を着用すること。 また、「基礎なぎなた指導法Ⅰ・Ⅱ」を通年で履修した者は初段審査を受験する資格を有する。 ─ 222 ─ 1 基礎なぎなた指導法Ⅱ 授業科目名 配当年次 小野恭子 担当教員 1・2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 国際なぎなた連盟発足を機に、諸外国でも武道 「なぎなた」の経験 1. 概論・基礎的知識 者が増えている。国内では女子競技として行われていたが、海外で 2. 構え(自然体・中段・下段・八相・上段・脇)・体さばき は男子の活躍がめざましく、日本国内でも男子に門戸が開かれ選 3. 団体基本練習ならびに指導法 手・指導者育成に期待が高まっている。 本講義では、「なぎなたの修錬により、心身ともに調和のとれた人材 4. 打突(正面打ち・側面打ち・すね打ち・胴打ち)・受け方 を育成する」というなぎなたの理念を目標とし、なぎなたの歴史、特 5. 打ち返し・八方振り(上下振り・横振り・振り返し) 性、礼法及び基礎技術の修得を行う。 6. 打ち返し・打突棒並びに打突台による打突練習ならびに指導法 基本の組み合わせである「しかけ応じ」8本のうち,1~5本目の演 7. しかけ応じ(1・2・3・4・5本目) 技と試合の実習をし、演技競技・試合競技として行う。 8. しかけ応じ(1・2・3・4・5本目の観点) 9. しかけ応じ(1・2・3・4・5本目)・演技競技に於ける審判について 到達目標 10. 打ち返し・しかけ応じ(演技競技) ・ なぎなたの「しかけ応じ1~5本目」と試合が出来るようになる。 11. 防具を着用し打突練習 ・ なぎなたの特性・歴史等について説明できる。 12. 試合に於ける技の研究(払い技・抜き技・応用技)・有効打突について ・ 学校体育におけるなぎなた指導のあり方、実際の指導上の留意点 13. 試合競技に於ける審判について について説明できる。 14. 試合競技 15. 1~14週の復習 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・学習指導要領(中・高)に目を通しておくと、より理解が高まります。 評価項目 割合 評価基準等 「基礎なぎなた指導法Ⅰ」で学んだ基礎を生かし、よりなぎなたの技 の深さを見つけ、感じてほしい。 試験 80% 授業内で筆記試験と実技試験を行う。 レポート 平常点 % 20% 毎回の出席と、授業の受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「新・なぎなた教室」 全日本なぎなた連盟編 大修館書店 978-4469162776 1,575円 その他 なぎなた・防具は大学で用意するが、各自手ぬぐいを準備すること。受講に際しては運動しやすい服装、または道着を着用すること。 なお、「基礎なぎなた指導法Ⅰ」を履修したのち、引き続き「基礎なぎなた指導法Ⅱ」を受講すると初段を受験出来る資格を得る。 基礎水泳指導法 授業科目名 土居陽治郎 馬場宏輝 担当教員 対応資格 配当年次 単位数 2・3 1 指導士、指導者 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% 無断欠席・用具不備などは履修継続不可 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 中学校学習指導要領「保健体育」など その他 理由が明確な見学や欠席に対しては補充授業でカバーしますが、無断欠席者は履修継続を認めません。 ─ 223 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 学校体育における水泳指導場面を想定した授業が中心。初心者 1. ガイダンス授業(授業の進め方、授業内ルール説明) の水泳指導場面では、「床に足をつけた運動」(健康づくり領域で言 2. 初心者指導~水に慣れる:水泳らしい呼吸法への理解 うところの「水中運動」)から「体を浮遊させる運動」、その次に、「水中 を進む運動」へと発展させるのが理想的で、この段階的指導につい 3. 初心者指導~『浮く』『沈む』総合学習:物質の性質への理解 4. 初心者指導~水中運動のあれこれ:ゲームやトレーニング て、身体の仕組みや機能、運動の発達系統や運動学習理論といっ た身体運動科学での知見を盛り込むと同時に、安全教育や安全対 5. 初心者指導~進むための姿勢:抵抗の小さな姿勢づくり 策(溺水者への対応や救助法の実際、さらには着衣水泳の体験学 6. 泳法指導~初心者のクロール指導 習など)を含む指導法授業を展開する。 7. 泳法指導~初心者の背泳ぎ指導(エレメンタリー・バックストローク) 8. 泳法指導~初心者の背泳ぎ指導(腕動作と呼吸との連動) 9. 泳法指導~初心者の平泳ぎ指導 到達目標 10. 泳法指導~初心者のバタフライ指導 ・中学・高校の学習指導要領に基づき、適切な学習目標を設定しそ 11. 泳法指導~初心者の横泳ぎ・立ち泳ぎ指導 の目標を評価できるような水泳指導の基盤を確立できる。 12. 水泳における安全教育~救助法・着衣水泳 ・学校等の集団で水泳指導する際の注意点や対処法について実践 13. 水中でのボールゲーム~水球、水上バスケットボール することができる。 14. 「泳ぐ」とは~10分間泳テスト:有酸素運動への理解 15. 『初心者水泳指導の留意点』レポート 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・初心者指導に力点を置いているので、自身が水泳初心者であって 評価項目 割合 評価基準等 も、授業によって上達できます。 ・「泳」とは長時間水中で運動継続できることを意味するからで、この 試験 20% 10分間泳は必須課題 授業では「速く」泳ぐことを目指しません。 レポート 30% レポートは「正しい理解」が提出の前提条件 授業科目名 担当教員 基礎鉄棒運動指導法 後藤 豊 配当年次 1・2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本授業においては、「器械運動」の特性を理解し、「鉄棒運動」の基 1. 器械運動に関する概論(ガイダンス授業) 礎技、発展技やその組み合わせなどを習得するとともに、それらの 2. 器械運動の基礎技能(柔軟体操など) 体系的、系統的学習方法を理解することが目標とされる。そこでは、 互いに技のやり方や出来映えなどを観察、指摘し合い、それを自身 3. 鉄棒運動の基礎技能1(懸垂振動系の技能など) 4. 鉄棒運動の基礎技能2(正面支持系、背面支持系の技能など) の運動習得へと繋げる活動が重要となる。更にまだ習得できていな い技、未熟な技の練習の際に、幇助器具を使用したり、幇助しあっ 5. 鉄棒運動の基礎技能のまとめと復習 たりすることなどから、協力して安全に学習を進める態度や行動につ 6. 足かけ上がり技群の基本技(片膝かけ上がりなど) いても理解を深めていく。 7. 足かけ上がり技群の発展技(け上がりなど) 8. 足かけ上がり技群のまとめと復習 9. 支持回転技群の基本技1(前転など) 到達目標 10. 支持回転技群の基本技2(後転など) ・鉄棒運動の基本技を習得し、実践できる。 11. 支持回転技群の発展技(姿勢、握り方の変化など) ・鉄棒運動の特性や、基本技、発展技の指導法について理解し、説 12. 支持回転技群のまとめと復習 明できる。 13. 足かけ回転技群の基本技(後方足裏支持回転前振り出し下りなど) 14. 足かけ回転技群の発展技(後方足裏支持回転など) 15. 足かけ回転技群のまとめと復習 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・中学、高校時の器械運動授業の内容を振り返るとともに、参考書な 評価項目 割合 評価基準等 どを参照して、鉄棒運動の特性や練習方法を理解しておくことが望 ましい。 試験 50% 実技課題達成度と授業内容理解度の評価 ・「基礎マット・とび箱運動指導法」と併せて履修することが望ましい。 レポート % 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業への積極的な参加を評価する。出欠席については 50% 欠席回数に応じた減点方式で評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「中・高校 器械運動の授業づくり」 三木四郎他編著 大修館書店 9784469266023 2,835円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 授業科目名 担当教員 基礎鉄棒運動指導法 佐藤道雄 配当年次 1・2 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 本授業においては、「器械運動」の特性を理解し、「鉄棒運動」の基 1. 器械運動に関する概論(ガイダンス授業) 礎技、発展技やその組み合わせなどを習得するとともに、それらの 2. 器械運動の基礎技能(柔軟体操など) 体系的、系統的学習方法を理解することが目標とされる。そこでは、 互いに技のやり方や出来映えなどを観察、指摘し合い、それを自身 3. 鉄棒運動の基礎技能1(懸垂振動系の技能など) 4. 鉄棒運動の基礎技能2(正面支持系、背面支持系の技能など) の運動習得へと繋げる活動が重要となる。更にまだ習得できていな い技、未熟な技の練習の際に、幇助器具を使用したり、幇助しあっ 5. 鉄棒運動の基礎技能のまとめと復習 たりすることなどから、協力して安全に学習を進める態度や行動につ 6. 足かけ上がり技群の基本技(片膝かけ上がりなど) いても理解を深めていく。 7. 足かけ上がり技群の発展技(け上がりなど) 8. 足かけ上がり技群のまとめと復習 9. 支持回転技群の基本技1(前転など) 到達目標 10. 支持回転技群の基本技2(後転など) ・鉄棒運動の基本技を習得する。 11. 支持回転技群の発展技(姿勢、握り方の変化など) ・鉄棒運動の特性や、基本技、発展技の指導法について理解する。 12. 支持回転技群のまとめと復習 13. 足かけ回転技群の基本技(後方足裏支持回転前振り出し下りなど) 14. 足かけ回転技群の発展技(後方足裏支持回転など) 15. 足かけ回転技群のまとめと復習 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・中学、高校時の器械運動授業の内容を振り返るとともに、参考書な 評価項目 割合 評価基準等 どを参照して、鉄棒運動の特性や練習方法を理解しておくことが望 ましい。 試験 50% 実技課題達成度と授業内容理解度の評価 ・「基礎マット・とび箱運動指導法」と併せて履修することが望ましい。 レポート % 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業への積極的な参加を評価する。出欠席について 50% は、欠席回数に応じた減点方式で評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「中・高校 器械運動の授業づくり」 三木四郎他編著 大修館書店 9784469266023 2,835円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 ─ 224 ─ 基礎マット・とび箱運動指導法 授業科目名 配当年次 佐藤道雄 担当教員 1・2 単位数 1 対応資格 授業概要 本授業においては、「器械運動」の特性を理解し、「マット運動」「と び箱運動」の基礎技、発展技やその組み合わせなども習得するとと もに、その体系的、系統的学習方法を理解することが目標とされる。 そこでは、互いに技のやり方や出来映えなどを観察、指摘し合い、そ れを自身の運動習得へと繋げる活動が重要となる。更にまだ習得で きていない技、未熟な技の練習の際に、幇助器具を使用したり、幇 助しあったりすることなどから、協力して、安全に学習を進める態度 や行動ついても理解を深めていく。 授業計画(テーマ) 1. 器械運動に関する概論(ガイダンス授業) 2. 器械運動の基礎技能(柔軟体操など) 3. マット運動の基礎技能1 (各種倒立など) 4. マット運動の基礎技能2 (各種巧技系技など) 5. マット運動の基礎技能のまとめと復習 6. 接転系技群の基本技、発展技 (前転、後転など) 7. はねおき系技群の基本技、発展技 (頭はね起き、首はね起きなど) 8. 倒立回転系技群の基本技 (前転とびなど) 9. 倒立回転系技群の発展技 (前転とび連続など) 到達目標 10. マット運動のまとめと復習 ・マット・とび箱運動の基本技を習得する。 11. とび箱運動の基礎技能(踏切、着手、着地技能など) ・マット運動、とび箱運動の特性や、それぞれの基本技、発展技の指 12. きりかえし系技群の基本技、発展技(かかえ込みとびなど) 導法について理解する。 13. 回転系技群の基本技(頭はねとびなど) 14. 回転系技群の発展技(前転とびなど) 15. とび箱運動のまとめと復習 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・中学、高校時の器械運動授業の内容を振り返るとともに、参考書な 評価項目 割合 評価基準等 どを参照して、マット運動、とび箱運動の特性や練習方法を理解して おくことが望ましい。 試験 50% 実技課題達成度と授業内容理解度の評価 ・「基礎鉄棒運動指導法」と併せて履修することが望ましい。 レポート % 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業への積極的な参加を評価する。出欠席について 50% は、欠席回数に応じた減点方式で評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「中・高校 器械運動の授業づくり」 三木四郎他編著 大修館書店 9784469266023 2,835円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 基礎陸上競技トラック種目指導法 授業科目名 櫻井健一 担当教員 対応資格 配当年次 単位数 1・2 1 指導士、指導者 定を行い技術点とします。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 見学者のみレポート提出を義務付けます。 実技での技術修得の度合いと積極的な受講態度を評 70% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「月刊陸上競技」 (講談社) 「陸上競技マガジン」 (ベースボール社) その他 ─ 225 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 本授業では陸上競技のトラック(走)種目を取り上げ、短距離走・ 1. ガイダンス(授業概要と展開方法の説明:教室) ハードル(障害走)・リレー競技・中距離走について、基本的な技術と 2. 陸上競技の施設用器具とルールについて トレーニングの方法および指導法について学ぶ。走ることが多いが、 3. 短距離走の基礎と基礎的指導法 競技スポーツにおいて走ることの重要性は高く、本授業で走りの基 4. 短距離走の技術とクラウチングスタートの指導法 礎を学ぶことは競技力向上にもつながるだろう。教育実習で扱われ る頻度も高いことから、教職希望の学生は履修することが望ましい。 5. クラウチングスタートの実践と短距離走の戦略 健康運動実践指導者の資格取得を目指す学生には、資格対応の 6. クラウチングスタートの実践と100m記録会 必修科目である。 7. リレーの戦術とバトンパスの技術 8. 専門的バトンパスと4×100mリレーの実践 9. ハードリングの基礎技術とインターバルの走り方(3台目まで) 到達目標 10. ハードリングの技術とインターバルの走り方(中間疾走) ・陸上競技トラック種目を行う上で最も重要な「走り」について、基礎 11. 50mハードルの記録会と審判法 知識から実践的な技術を習得し、将来、陸上競技やランニングの基 12. 中距離走の実践と800m走の記録会と審判法 礎の指導を行う事が出来るようになる。 13. エアロビックエクササイズとしてのウォーキングとジョギング 14. 運動強度と心拍数の関係 15. まとめと評価 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・陸上競技は自身の身体をコントロールする能力が必要であり、その 評価項目 割合 評価基準等 力を磨くことが大事になります。自分の身体を自分で操ることと、自身 100m走,400mリレー,50mハードル,800m走の記録測 の動きを感じる感性を磨けるようにしましょう。 試験 30% 授業科目名 基礎陸上競技フィールド種目指導法 担当教員 配当年次 眞鍋芳明 1・2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本授業は陸上競技におけるフィールド種目(跳躍および投擲種 1. 正しい立ち方,姿勢,歩き方 目)を対象とし、その段階的指導法を習得することを狙いとする。 2. 走幅跳の技術と指導法 授業内容は陸上競技初級者を対象としたものであり、陸上競技の フィールド種目において求められる用器具の使用法、安全の管理、 3. 走幅跳の記録会 4. 砲丸投の技術と指導法 ならびに各種目の基礎的技術を学ぶことで、学校体育において指 導するための能力を養う。 5. 砲丸投の記録会 学校体育授業における事故を未然に防ぐためのリスク管理方法 6. 走高跳における基礎的技術と指導法 や、段階的指導時において注意すべきポイントについて学び、安全 7. 走高跳の記録会 かつ効果的な指導が展開できることを最終到達目標とする。 8. ジャベリックスローの基礎的技術と指導法 9. ジャベリックスローの記録会 到達目標 10. 陸上競技におけるその他の種目にふれてみる(1) 〜ハンマー投げ〜 ・陸上競技のフィールド種目に関する基礎的かつ段階的指導法を実 11. 陸上競技におけるその他の種目にふれてみる(2) 〜棒高跳び〜 践できる。 12. 陸上競技における競技会ルールの学習 ・陸上競技のフィールド種目を指導する際のリスク、および段階的指 13. 各専門的投擲種目のまとめ 導の注意点について説明できる。 14. 各専門的跳躍種目のまとめ 15. 総合実習 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・陸上競技のフィールド種目では「投げる」「跳ぶ」といった非常に身 評価項目 割合 評価基準等 体に加わる負荷が高い運動を取り扱う。こうした運動を全力で行える 授業内容の理解度および段階的指導法の だけの体力を有していることは必要条件である。 試験 30% 修得度を判断するための記録会を行う。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 毎時間において具体的な指導法を体現できているかど 70% うかについて評価する. 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「日本一わかりやすい陸上の教科書」 成美堂出版 978-4-415-10500-0 1,000円(税別) その他 実技の授業であるため、受講する際は陸上競技を行える服装を原則とする。 傷害予防のため、スウェットならびに革製のスニーカーは認めな い。必ずジャージ(短パンは可)およびランニングシューズを用いること。 授業科目名 担当教員 基礎ダンス指導法 松村さくら 佐藤みどり 配当年次 単位数 2・3 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) ダンスに必要な基本的技能を習得すると共に、中学・高校におけ 1. 中学・高校におけるダンス授業の紹介 る男女共習のダンス授業を想定した初歩的段階の指導法について 2. ダンス・ストレッチとダンスウォームアップ 学ぶ。以下の三点が主なねらいである。 3. 創作ダンスへの導入課題:新聞紙で遊ぼう ①大きく伸び伸びと身体を動かし、踊る楽しさを知る。 ②個人が自由な発想を持ちながら、グループで協力して作品を創る 4. 基本的な群課題:集まる-離れる 姿勢を養う。 5. 基本的な運動課題:走るー止まる ③初心者を想定したダンス授業を体験することで、ダンス指導のポイ 6. 基本的な運動課題:伸びる-縮む ントを知る。毎時間、“運動課題”や“イメージ課題”から小作品を仕 7. 基本的な運動課題:走る-跳ぶ-転がる 上げる自主的創造的体験を積み重ねる。 8. 基本的な運動課題:捻る-回る 9. 実技テストⅠ(課題をつなげてソロ作品へ) 到達目標 10. 実技テストⅡ(課題をつなげてクラス作品へ) ・提示された毎時の課題に対して、イメージを拡げることができ、それ 11. 男女共習を想定したイメージ課題:スポーツいろいろ を身体で表現することができる。 12. 最終創作(見立ての世界~物と関わって遊ぶ~) ・仲間と協力して、創作活動ができる。 13. 最終創作(見立ての世界~作品化~) ・生徒の自主性を活かしたダンス授業が展開できる。 14. ダンス発表会 15. 学習の総まとめ(VTR鑑賞・最終調査) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・これまでのダンス経験の有無に関わらず、柔軟な思考と持ち、指導 評価項目 割合 評価基準等 者の言葉がけに素早く身体を反応(レスポンス)させることが望まし い。 試験 40% 授業内容の理解と技能習熟を判断する実技試験 ・学習指導要領(中・高)のダンス領域に眼を通しておくと、より理解 が深まる。 レポート % 平常点 60% 実技に対する積極的な受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じ、印刷物を配布する。 「ダンスの教育学全10巻」 松本千代栄編集 徳間書店 定価120,000円 (図書館蔵) その他 ─ 226 ─ 授業科目名 基礎バスケットボール指導法 配当年次 奥山秀雄 担当教員 単位数 1・2 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) (1)バスケットボールを媒介として、集団的個人的技能を互いに発 1. 授業概要および履修上の注意事項等の説明と受講生数の調整 揮することによって攻防を展開し、得点を取り合って勝敗を競い、そ 2. 班分けおよび競技特性とルール説明 の過程や結果に楽しさや喜びを味わうことができるようにする。(2) 3. ファンダメンタル①(ボールハンドリング~シュート) チームにおける自己の役割を自覚して、その責任を果たし、互いに 4. ファンダメンタル②(パス・キャッチ~シュート) 協力してゲームが出来るようにするとともに、勝敗に対して公正な態 度がとれるようにする。(3)指導者として、基礎技術の捉え方と指導 5. ファンダメンタル③(個人の技術と戦術) 内容を把握し、さらには、バスケットボールの本質との関わりの中で 6. ハーフコート・ドリル①(コンビネーションの技術と戦術2on2) 指導系統の確立を目指せるようにする。 7. ハーフコート・ドリル②(コンビネーションの技術と戦術3on3) 8. ハーフコート・ドリル③(コンビネーションの技術と戦術5on5) 9. オールコート・ドリル①(3on3・5on5・アウトナンバー) 到達目標 10. オールコート・ドリル②(班対抗ゲームの準備) ・シュートと関連させたコンビネーション・プレーおよびそれらの練習 11. 総合ドリル①(班対抗ゲームの運営と実践) 方法を習得し、指導できる。 12. 総合ドリル②(ゲームを通して審判の役割について確認する) ・ゲームを楽しみ、かつ正しく安全に運営するための指導ができる。 13. 総合ドリル③(ゲームを通して攻防のレベルを高める) 14. 総合ドリル④(ゲームを通してチーム間での勝敗を意識する) 15. パフォーマンステスト(実技試験) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・バスケットボール競技のTV放映は極めて少ないですが、本場アメリ 評価項目 割合 評価基準等 カNBAの試合はBS放送等で観ることができます。トップレベルのプ 授業内容の理解度および技能の習得状況を判断する レーを観て、競技の醍醐味を感じながら、イメージトレーニングをして 試験 40% ための実技試験 くるのも良いでしょう。 % レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 各回の授業テーマに対する取り組み態度および達成度 60% を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「バスケットボール指導教本」 財団法人日本バスケットボール 協会 大修館書店 978-4469264883 2,940円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 受講者各自で用意する物(体育館専用シューズ・水分補給用飲料水) 授業科目名 基礎ハンドボール指導法 担当教員 配当年次 清水宣雄 単位数 1・2 1 対応資格 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) ハンドボールでは主に手を使ってボールを扱うため、他の球技と比 1. 基礎ハンドボール指導法の概要 較して、初心者にも取り組みやすく、基本技術の習得が比較的容易 2. ハンドボールと学習指導要領 なため、戦術プレイを学習する教材として、また、走・跳・投の運動が 3. 動きづくり バランス良く必要とされ、発育・発達期にある生徒の運動として、学 4. キャッチ 校体育の授業に最適である。 本授業では、学校体育レベルにおけるハンドボールの指導を目標 5. パス として、初心者指導に必要なキャッチ・パス・シュートの技術、個人戦 6. シュート動作 術・基本戦術を、初心者に扱い易い簡易ハンドのボールを用いて、 7. シュート戦術 学習する。 8. 攻撃のコンビネーションプレイ 9. 防御のコンビネーションプレイ 到達目標 10. 攻防 ・基礎的ハンドボールを、安全に配慮して、プレイ・指導することがで 11. ルールと審判法 きる。 12. ゲーム(1)速攻の学習 ・パス・キャッチスキルの完成形として、二人一組3球U字型パスが往 13. ゲーム(2)戦術の学習 復20回できる。 14. ゲーム(3)作戦の学習 ・個人戦術を意識してシュートすることができる。 ・コンビネーションプレイの指導ができる。 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・常に、自分が指導する立場に立つことを意識して受講してくださ 評価項目 割合 い。 ・常に、自分の言葉で説明できるように、理解しながら受講してくださ 試験 % い。 レポート % 評価基準等 100% 授業時の取り組み方・課題の達成度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じ、印刷物を配布する。 その他 ─ 227 ─ 授業科目名 担当教員 基礎サッカー指導法 配当年次 内藤清志 1・2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) サッカーというスポーツが、今日これ程多くの人に愛され、そしてプ 1. ガイダンス(スポーツマンシップとは・・・etc) レーされている大きな理由の一つは、そのシンプルな競技性にある。 2. プレーの原則 「手を使わず相手のゴールにボールを入れる」ということである。本授 業では、サッカーの競技特性を理解し、ゲームを中心に基本的な個 3. 個人戦術→攻撃①ボール保持(パス、コントロール、ドリブル) 4. 個人戦術→攻撃②ボールなし(動きの優先順位・他) 人スキル、個人戦術、チーム戦術等を習得することをねらいとする。 また、スポーツマンシップにのっとった態度等を身につけることも、目 5. 個人戦術→守備①ボール保持の相手(ポジショニング) 標とする。合わせて、基本的なスキル、戦術を使った指導法につい 6. 個人戦術→守備②ボール保持のない相手(チャレンジの優先順位) ても学習する。 7. グループ戦術→攻撃①コンビネーションプレー(スルーパス・壁パス) 8. グループ戦術→攻撃②コンビネーションプレー(第3の動き・他) 9. グループ戦術→チャレンジ&カバー/守備 到達目標 10. ゲーム(9対9)(チーム戦術、攻撃的サッカー) (2/3コート) ・サッカーの基本的な競技特性を理解し、基本的な個人スキルを発 11. ゲーム(9対9)(チーム戦術、守備的サッカー) (2/3コート) 揮できる。個人戦術、グループ戦術をチーム戦術に結びつけ、ゲー 12. 審判・ルール ムで機能できるようにする。基本的な指導法を説明できる。 13. ゲーム(11対11)(チーム戦術、バランス)(1/2コート、フルコート) 14. ゲーム(11対11)(各チームで、コーチをおいて) (フルコート) 15. ゲーム(11対11)( 〃 ) (フルコート) 受講・学習上のアドバイス ・メディアを通した映像・情報収集に努めると、より理解が深まる。 評価方法 評価項目 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 % 授業内容の理解度及び受講者自身の考えを判断する 30% 為のレポート 授業における質問、発表ならびに実技での積極的な受 70% 講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「指導者のためのサッカー強化書」ゲロ・ビザンツ/グンナー・ ゲーリッシュ著田島幸三監訳ベースボールマガジン社 その他 授業科目名 担当教員 基礎ラグビー指導法 配当年次 安ヶ平 浩 1・2 単位数 1 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) ラグビーの特性を理解した上で、ゲームを中心とした授業を展開し 1. ラグビーボールに親しむ ていく。個人技能としては、ハンドリングとキッキングを中心に指導 2. ラグビーボールを使っての簡単なゲーム し、楕円球に慣れるための少人数でのいろいろなゲームから始め て、タグを使ったゲームに移行し、最後には正式なタグラグビーを行 3. グリッドを使っての少人数でのゲーム 4. さらに発展させた少人数でのゲーム う。 タグラグビーは身体接触の要素を排除して、ボールを持って走る、 5. ハンドリング(ロングパス)、タグゲーム 相手を抜く、パスをするといったことに重点を置いた安全なスポーツ 6. ハンドリング(ロングパス)、タグゲーム で、まだ楕円球に触れたことのない子供や女性でもすぐに楽しめる 7. ハンドリング(ライン)、タグゲーム ニュースポーツである 8. ハンドリング(変化プレー)、タグラグビー 9. キック(パント)、タグラグビー 到達目標 10. キック(パント)、タグラグビー ・ラグビーのルールやプレーを説明できる。 11. キック(プレース)、タグラグビー ・ハンドリング、キッキングを実践できる。 12. キック(プレース)、タグラグビー ・タグラグビーを理解し、実践できる。 13. キック(ドロップ)、タグラグビー 14. キック(ドロップ)、タグラグビー 15. ドロップゴールを狙う、タグラグビー 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・ラグビー関連の雑誌やDVD等に目を通しておくと理解が深まる。 評価項目 割合 評価基準等 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 70% 技能の修得状況を判断するための実技試験 % ゲームにおける個人ポイントや積極的な受講態度を評 30% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「だれでもできるタグラグビー」 鈴木秀人編著 小学館 978-4-09-840115-4 1,400円 必要に応じて印刷物を配布する その他 ─ 228 ─ 基礎ラグビー指導法 授業科目名 配当年次 廣瀬恒平 担当教員 1・2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) ラグビーの特性を理解した上で、ゲームを中心とした授業を展開し 1. ラグビーボールに親しむ ていく。個人技能としては、ハンドリングとキッキングを中心に指導 2. ラグビーボールを使っての簡単なゲーム し、楕円球に慣れるための少人数でのいろいろなゲームから始め て、タグを使ったゲームに移行し、最後には正式なタグラグビーを行 3. グリッドを使っての少人数でのゲーム 4. さらに発展させた少人数でのゲーム う。タグラグビーは身体接触の要素を排除して、ボールを持って走 る、相手を抜く、パスをするといったことに重点を置いた安全なスポー 5. ハンドリング(ロングパス)、タグラグビー(前パスあり) ツで、まだ楕円球に触れたことのない子供や女性でもすぐに楽しめ 6. ハンドリング(ロングパス)、タグラグビー(前パスあり) るニュースポーツである 7. ハンドリング(ライン)、タグラグビー(前パスあり) 8. ハンドリング(変化プレー)、タグラグビー(前パスあり) 9. キック(パント)、タグラグビー(正規ルール) 到達目標 10. キック(パント)、タグラグビー(正規ルール) ・ラグビーのルールやプレーを説明できる。 11. キック(プレース)、タグラグビー(正規ルール) ・ハンドリング、キッキングを実践できる。 12. キック(プレース)、タグラグビー(正規ルール) ・タグラグビーを理解し、実践できる。 13. キック(ドロップ)、タグラグビー(正規ルール) 14. キック(ドロップ)、タグラグビー(正規ルール) 15. ドロップゴールを狙う、タグラグビー(正規ルール) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・ラグビー関連の雑誌やDVD等に目を通しておくと理解が深まる 評価項目 割合 評価基準等 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 70% 技能の修得状況を判断するための実技試験 % ゲームにおける個人ポイントや積極的な受講態度を評 30% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「だれでもできるタグラグビー」 鈴木秀人編著 小学館 978-4-09-840115-4 1,400円 必要に応じて印刷物を配布する その他 授業科目名 基礎バレーボール指導法 担当教員 徳永文利 配当年次 単位数 1・2 1 対応資格 試験 20% 技能の習得状況を判断するため実技試験を行う。 レポート 30% 技能の記述説明をレポートによって判断する。 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% 審判ラインジャッジ等の授業態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 ─ 229 ─ 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) バレーボールの特性及び構えの基本姿勢、動きの技術を基礎とし 1. オリエンテーション(授業の進め方、授業内容、評価方法の説明) た技術構成を十分に理解する。そして、サーブ、サーブレシーブ、ト 2. バレーボールの特性及び技術構造 ス、スパイク、ブロックのゲームを構成する基本的な技術に関して学 3. 基本の構え、動きの技術、サーブ 習を進め、技術を習得していく。ゲームでは、上述した基本技術が 連続的にチームとして展開される。したがって次の発展段階として、 4. サーブ、レシーブ及びゲーム 2人あるいは3人によって連続的に技術を展開していく学習を行う。 5. トス及びゲーム さらに、安全かつ公正にゲームを進めていくためにラインジャッジ、ス 6. スパイク(クイックスパイク)、ゲーム コアラーなどゲームの進行に関わる審判技術も合わせて習得する。 7. スパイク(オープンスパイク)、ゲーム 8. ブロック及びゲーム 9. コートディフェンス、ゲーム 到達目標 10. コートディフェンス、ゲーム ・バレーボールの基本技術を学び、ゲームを安全に行うことができ 11. スパイクフォーメーション、ゲーム る。 12. スパイクレシーブフォーメーション、ゲーム ・学校体育におけるバレーボール指導のあり方や実際の指導上の留 13. スパイクレシーブフォーメーション、ゲーム 意点について説明できる。 14. スパイクカバーフォーメーション、ゲーム 15. ゲーム 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・学習指導要領(中高)に目を通すことと、ルールを理解しておくこ 評価項目 割合 評価基準等 と。 授業科目名 基礎ソフトボール指導法 配当年次 百武憲一 担当教員 1・2 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) ソフトボールは野球とよく似たルールで行われる球技であるが、オリ 1. ルール、ソフトボール誕生から日本での普及 ンピックでは2012年のロンドン大会からは野球とともに競技種目から 2. グラウンド、ダイヤモンド、用具の知識 外れることとなった。 3. 投手の基本 しかし、日本の学校体育においてソフトボールは集団で行う球技種 4. 捕手の基本 目として必要不可欠なものである。そういったことをふまえ、ソフト ボールの特性と野球の特性との違いを理解した上でゲームに発展さ 5. 内野手の基本と守備位置 せ、狭い場所でも野球の持つ面白さとスリルが満喫できるようにし、ま 6. 外野手の基本と守備位置 た、将来、指導者として必要な練習の指導法についても学習する。 7. 打撃の基本とスイング、タイミング 8. 走塁、ベースランニング 9. 基礎実技 ゲームを行いながらルールに慣れる 到達目標 10. 基礎実技 ゲームでの動きを確認する ・ゲームの中で投げる、捕る、打つ、走ることができるようになる。 11. 基礎実技 ゲームを行いながら練習で行ったことを試す ・また、ソフトボール初心者への指導ができるようになる。 12. ゲームの戦術、作戦 13. 基礎実技 ゲームを行いながら技術向上を図る 14. バッティングテスト 15. 効果的な練習方法 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・野球、ソフトボールの基本的なルールを事前に学習しておくと理解 評価項目 割合 評価基準等 が深まります。 授業内容の理解度と技能の習得状況を判断するための 試験 50% 実技試験 % レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% 毎回の出席と授業の受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 ボール、グラブ、バット、塁ベースは大学で準備します。 授業科目名 担当教員 基礎テニス指導法 配当年次 酒井 誠 1・2 単位数 対応資格 基礎専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) グランドストローク・ボレー・スマッシュ・サービス等のテニスの基本 1. テニスの起源と歴史 的な技術を学習するとともに、その練習方法についても学習する。ま 2. グリップとボールコントロール た、シングルスやダブルスのゲームを体験しながら、ゲームの運び方 (進行やセルフジャッジ)を学習する。教室では、初心者を対象とした 3. ミニゲーム 4. グランドストローク 指導方法を考えて、指導案を書くことのほかに、テニスの起源や歴 史、用具の進歩、ストロークやサービスについての力学についても学 5. ハーフコートゲーム 習する。さらに、ソフトテニスの基礎的技術やゲームについても学習 6. ボレー・サービス する。 7. シングルスのゲーム 8. ダブルスのゲーム 9. ソフトテニスの歴史 到達目標 10. ソフトテニスのボールコントロールとミニゲーム ・テニスの基本的な技術(グランドストローク・ボレー・サービス・スマッ 11. ソフトテニスのダブルス シュ等)をある程度習得し、シングルスやダブルスのゲームが出来る 12. 初心者指導の指導案 ようになる。また、テニスの授業の指導案を書くことが出来るようにな 13. テニス用具の進歩と技術 る。 14. テニスのバイオメカニクス 15. 小競技会の運営 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・基本的技術の習得やゲームの仕方等については、事前に図書館 評価項目 割合 評価基準等 でテニスの指導書や技術書などに目を通して、意欲を高めること。ま たテニスのテレビ放映を見て基本的技術のイメージを持てるようにす 試験 40% グランドストローク技能の確実性 る。 レポート 30% 技術等に関するレポート・指導案の出来ばえ 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 30% 授業への積極性(質問・発言・運動量等) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 複数あるので初回の授業時に配布する。 その他 定員は1クラス25名程度。運動用のシューズ(スパイクのないもの)を用意すること。 ─ 230 ─ 1 展開専門科目 授業科目名 担当教員 柔道指導論 柏崎克彦 配当年次 3 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) この授業では、世界199ヶ国の国と地域に普及した柔道の魅力と 1. 武道教育は何故必要か(武道教育のはたす役割) は何かを検証しながら、その魅力を伝える柔道指導のあり方につい 2. 柔道の魅力とは何か て学習する。具体的には、少年柔道指導に求められているもの、中 3. 柔道の国際化に伴う諸問題 高生の教科体育における柔道指導のあり方、部活動が求める柔道 指導のあり方、海外における柔道指導の現状と問題点、安全指導で 4. 現代社会が求める柔道指導者の役割 ある。また、柔道を指導する者の心構えや、有るべき姿、さらには、こ 5. 少年柔道指導の現状と諸問題 れからの社会にはたすべき武道教育の役割について理解を深め 6. 少年柔道指導の現状と諸問題 る。 7. 中学校における教科体育の柔道指導のあり方 8. 中学校における教科体育の柔道指導のあり方 9. 高等学校における教科体育の柔道指導のあり方 到達目標 10. 高等学校における教科体育の柔道指導のあり方 ・少年柔道や中学高校の教科体育において求められる柔道指導と 11. 学外活動における柔道指導のあり方 は何か理解し説明できる。 12. 柔道の競技化と強化の現状 ・年齢、性差を考慮し、学ぶ者の目的に応じた指導のあり方を理解し 13. 柔道の障害の発生と安全対策を考える 説明できる。 14. 指導者のリスクマネージメント 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・学習指導要領(中学・高校)と『柔道指導の手引き』に目を通してお 評価項目 割合 評価基準等 くと良い。 試験 レポート 平常点 50% 授業内容の理解度を判断する試験 % 50% 毎授業後に提出するレポートで評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「柔道指導の手引き」 文部科学省 その他 授業科目名 担当教員 剣道指導論 井島 章 配当年次 3 単位数 2 対応資格 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物・資料を配付する。 その他 ─ 233 ─ % 70% 与えられた課題に対して内容をまとめる。 授業に対しての積極性と質問や発言等の受講態度を評 30% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 剣道の指導は、学校体育の目標体系からその特性を明らかにする 1. 剣道の目的と特性及び「剣道修錬の心構え」について ことが効果的である。一般的特性は、①技能作りを追求する中で、体 2. 剣道の一般・体育の目標体系からみた特性 力を効果的に高める。②体力をほぼ全面的に高めるのに都合がよ い。③打つ・突く・かわす等の基本的な運動を中心とした緩急が要求 3. 剣道の指導に着目した特性について A(人間形成からみた特性等) 4. 剣道の指導に着目した特性について B(知的・社会的視点からみた特性等) される競技である。④精神面が大きく影響し、高度の集中力・気力・ 決断力・自主性等が要求され個人的態度を養う。⑤格闘的な性格が 5. 剣道の技能における指導の内容について その1(資料をもとに解説) 強いため、礼儀や公正な態度が重んじられ、社会的態度の育成に 6. 剣道の技能における指導の内容について その2(資料を活用し分析する) 適している等々がある。以上の内容を踏まえ、剣道の指導について 7. 剣道指導計画について その1(主な事例を参考に) 論ずる。 8. 剣道指導計画について その2(指導上の留意点について) 9. 学習指導について その1(「学校体育」を基本に) 到達目標 10. 学習指導について その2(地域活動を対象に) ・剣道における基礎的知識を身につけ、主に初心者を対象にした指 11. 剣道学習指導計画の作成について その1(「剣道指導案」の作成) 導ができる。 12. 剣道学習指導計画の作成について その2(作成の留意点について) 13. 指導実技 その1(資料をもとに展開する) 14. 指導実技 その2(内容の確認・点検) 15. 指導実技(レポ―トの作成) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・授業時にテキストとして(財)全日本剣道連盟の「剣道講習会資料」 評価項目 割合 評価基準等 を配付するので、その資料によく目を通しておくとより理解が深まる。 武道指導論 授業科目名 担当教員 松尾牧則 立木幸敏 外薗大志 小原利勇 小野恭子 配当年次 3 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 合気道、空手道、なぎなた、少林寺拳法、弓道の指導について学 1. ガイダンス 習する。各武道の目的と特性について理解を深め、合目的かつ安 2. 合気道指導論①(目的と特性) 全な指導のあり方について学習する。 学校教育における各武道授業としての指導のあり方、部活動にお 3. 合気道指導論②(指導法) 4. 少林寺拳法指導論①(目的と特性) ける各武道指導のあり方等について違いを理解する。また、社会体 育、生涯体育として、各武道を実践する者を指導する場合、その対 5. 少林寺拳法指導論②(指導法) 象年齢や集団構成により自ずと指導方法、留意点等、異なる場合が 6. なぎなた指導論①(目的と特性) あるので、対象に応じた方法について、科学的な知識、裏付けを得 7. なぎなた指導論②(指導法) ながら指導の方法を学習する。 8. 弓道指導論①(目的と特性) 9. 弓道指導論②(指導法) 到達目標 10. 空手道指導論①(目的と特性) ・自己の専門とする武道種目のみならず、他の武道種目の指導につ 11. 空手道指導論②(指導法) いても説明ができる。 12. 武道指導論総括①(授業における指導) ・自己の専門武道種目に偏らない幅広い視野をもつことができる。 13. 武道指導論総括②(部活動における指導) 14. 武道指導論総括③(地域武道団体の指導) 15. 武道指導論総括④(国際化とこれからの指導法) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・自分の専門種目だけではなく、他の種目についても積極的に学ぶ 評価項目 割合 評価基準等 よう心がけてください。 試験 % レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 【立木】 【立木】 【立木】 【小原】 【小原】 【小野】 【小野】 【松尾】 【松尾】 【外薗】 【外薗】 【松尾】 【松尾】 【松尾】 【立木】 学習内容の理解度、学習成果を判断するためのレポー 50% ト 欠席1回につき平常点の10%を減点する。質問、発言な 50% らびに、実技での積極的な受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 本授業は各武道種目の専門教員が分担して授業を進めます。 それぞれの種目の回数は限られますので、授業を続けて欠席しないようにしてください。 授業科目名 柔道史 配当年次 2 担当教員 越野忠則 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 柔道は、剣道と共に柔術・剣術と称されて武士の間では大いに隆 1. 授業の概説 盛を極めた。柔術以前の格闘技は、種々の外敵と戦うあるいは個 2. 柔術に至る格闘技の発生要因 人、民族間の激しい闘争をくりかえしていた等が発生の要因であっ 3. 柔術の発生 た。やがて角力となり相撲と武術に分かれその中かから柔術が生ま 4. 柔術の発達 れた。嘉納治五郎は概ね二つの柔術流派を基に柔道を創始した、 教育者でもあった嘉納治五郎は学校教育に柔道を取り入れそして 5. 柔術の衰退 世界中に広めるという遠大な計画を持っていたのであった。今やオリ 6. 講道館柔道の誕生 ンピック種目ともなった、近代の柔道の流れを学ぶものである。 7. 柔道の技術的発達 8. 柔道の技術的発達 到達目標 ・嘉納治五郎の柔道に対する思想及び日本の柔道史、世界の柔道 史が説明できる。 9. 柔道の思想的発達 10. 柔道の国内における発展 11. 柔道の海外における発展 展開専門科目 12. 国際柔道連盟の発足 13. オリンピック種目となった柔道 14. 女子柔道の発展 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス ・明治以降の時代背景を理解しておくと、さらに理解できる。 評価方法 評価項目 割合 試験 授業内容の理解度および習得状況を判断するた 100% めの筆記試験(100点満点) レポート % 平常点 % 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 評価基準等 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて資料を配布する。 その他 受講者はファイルを用意すること。 ─ 234 ─ 授業科目名 剣道史 配当年次 2 担当教員 丸橋利夫 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本来闘争の手段として発生した剣術が様々な経緯を経て「道」とし 1. 剣道史を学ぶにあたって てあるいは教育の一翼を担うものとして発達してきたことを充分に理 2. 古代・中世の剣術 解し、実践するためには剣道(剣術)自体がどの様にその内容が変 化してきたのかを社会との関係を通して正しく認識しておく必要があ 3. 近世初期の剣術 る。そこで、本授業では、単に歴史的事象を追うだけではなく、様々 4. 近世中期の剣術の衰退 な歴史的事象が生じた要因や先人達の努力と工夫の形跡を探求す 5. 近世末期の剣術の隆盛 ることとする。そして、そこから現代剣道が抱える諸問題を考える糸口 6. 明治維新と剣道 を探り、ひいては剣道の未来や今後の方向性をも考えていくものと 7. 明治期における剣道 する。 8. 学校教育と剣道 9. 演武会形式と優勝大会形式の始まり 到達目標 10. 第二次世界大戦と剣道 ・剣道がどの様に継承・発展してきたのかを説明できる。 11. しない競技について 12. 剣道の復活 13. 格技から武道へ 14. 今後の剣道を考える 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・吉川栄治著『宮本武蔵』、司馬遼太郎著『北斗の人』等々の歴史小 評価項目 割合 説を読んでみることをすすめます。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 評価基準等 % 60% 講義内容の理解度を評価する。 授業の感想・意見・質問等々の小レポートの提出により 40% 評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「武道のすすめ」 中林信二 島津書房 9784882180494 2,520円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 授業科目名 担当教員 柔道方法論 矢﨑利加 配当年次 2 単位数 2 対応資格 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 30% 積極的な受講態度、授業内容の理解度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「柔道のルールと審判法」 大修館書店 978-4469265606 1,575円 その他 ─ 235 ─ 展開専門科目 授業計画(テーマ) 授業概要 授業内容は、柔道の有段者を対象としたものである。また、柔道の 1. 世界柔道の現状 指導者を目指す学生が、国際柔道連盟審判規定(少年規定も含む) 2. 審判規定の変遷とその背景 を理解し、実践できることをねらいとする。全日本柔道選手権大会及 び世界柔道選手権大会等のDVDの映像を見ながら、技の評価、技 3. 国際柔道連盟試合審判規定の現状と諸問題 4. 審判員の役割 の見極め、罰則、審判動作などを学ぶ。さらに、国際柔道連盟審判 規定の変遷、現状の理解を深める。さらに、全日本柔道連盟公認審 5. 国際柔道連盟試合審判規定における技の評価と審判動作 判C級ライセンスが取得できるように学習する。 6. 国際柔道連盟試合審判規定における反則の評価 7. 国際柔道連盟公認審判規定における場内外の評価 8. 国際柔道連盟公認試合の審判事例と問題点 9. 世界選手権大会・オリンピック大会を通して見る審判事例と問題点 到達目標 10. 全日本柔道選抜体重別選手権を通して見る審判事例と問題点 ・国際柔道連盟審判規定、講道館柔道連盟審判規定を理解し、説 11. 全日本柔道選手権を通して見る審判事例と問題点 明できる。審判を実践できる。 12. 少年規定と今後の課題 13. 試合運営と諸問題 14. 審判員制度と今後の課題 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・より多くの試合を積極的に見学する。柔道の試合のテレビ、DVDな 評価項目 割合 評価基準等 どを見る。 試験 70% 授業の理解度を判断する試験 授業科目名 担当教員 剣道方法論 岩切公治 配当年次 2 単位数 2 対応資格 授業概要 剣道は、刀剣を用いて相手と生死を賭して斬り合うことに端を発 し、長い歴史の中で、いろいろと変化しながらも生き続け伝承され、 日本独自の考え方や技術の体系を持ちながら発展してきた。現代剣 道は、技術を習得する過程を通して、人間性の向上をも目指してい くことを目標に行われている。しかし、様々な問題を抱えているのが 現状である。 本授業においては、現代剣道のあり方を考えるにあたり、現在剣道 修行者の目標とされる「剣道の理念」を中心に、目指すべき方向性 について考えていくものとする。 到達目標 ・剣道の目標について説明できる。 受講・学習上のアドバイス ・剣道の歴史に関する本を読んでおくと理解が深まります。 授業計画(テーマ) 1. 剣道方法論について 2. 現代剣道の意義 3. 現代剣道の目的 4. 現代剣道の目標 (自己) 5. 現代剣道の目標 (剣道の理念) 6. 剣道と人物について 7. 近世初期から中期の剣道について 8. 近世中期から後期の剣道について 9. 近代の剣道について 10. 現代の剣道について 11. 剣道の特性について 12. 剣道の捉え方について 13. 剣道の学び方について 14. 技法の展開について 15. まとめ 評価方法 評価項目 試験 レポート 平常点 割合 評価基準等 50% 授業内容の理解度を判断する試験 % 50% 授業での積極的な受講態度と小レポートを評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する 「剣道の歴史」 全日本剣道連盟 9784990150105 3,500円 その他 授業科目名 柔道論 配当年次 3 担当教員 越野忠則 単位数 2 対応資格 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 昭和15年に嘉納治五郎によって創始された柔道は、単なる技術 1. 授業の進め方 練磨の運動とは異なり、体育、勝負、修心の3つを目的とした教育と 2. 柔道の教育学的考察 して生まれた。さらに最終目標としての「精力善用」、「自他共栄」の2 3. 柔道の歴史的考察 つの指導原理が現わされ、人生処世道として使われてきている。こ 4. 柔道の生理学的考察 のように常に人間形成の道、すなわち教育的観点が柔道の修行に 強調されている。この授業では柔道の競技化が大いに進む中、講道 5. 柔道の心理学的考察 館柔道の本来の目的は何かを明確にし、一層国際化される柔道界 6. 柔道の社会学的考察 の将来有るべき方向性を探るものである。 7. 柔道のバイオメカニクス 8. 柔道の管理経営学的考察 9. 柔道の技術論的考察 到達目標 10. 柔道の方法論的考察 ・講道館柔道の本来の目的は何か「精力善用」「自他共栄」とは何か 11. 柔道の発育発達論的考察 を理解することができる。 12. 柔道の栄養学的考察 13. 学校柔道の充実 14. 柔道普及発展の課題 15. 柔道とオリンピック 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・毎時間、資料を配布するため、教科書と合わせてノートをしっかり 評価項目 割合 作ってほしい。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 論説 柔道 (不味堂出版) その他 ─ 236 ─ 評価基準等 70% 授業内容の理解度を判断するための試験 % 授業における質問、発言等の積極的な受講態度を評価 30% する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 剣道論 授業科目名 担当教員 井島 章 田中 守 丸橋利夫 配当年次 3 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 闘争としての剣術から「道」として捉えようとした先人達の優れた英 1. 現代剣道の意義について 知により、剣道は現在において、老若男女を問わず、国内はもとより 2. 現代剣道の目的 Ⅰ ― 剣道の理念 海外においても広く普及している。 3. 現代剣道の目的 Ⅱ ― 礼法 しかし、現代剣道を考えるとき、試合過多・試合偏重による勝利至 上主義のもと、剣道の技術側面のみが優先され、道的要素・道徳的 4. 現代剣道の特性 Ⅰ ― 生涯につながる剣道 側面がないがしろにされつつあることは否定できない。そこで、本授 5. 現代剣道の特性 Ⅱ ― 交剣知愛としての剣道 業においては、現代剣道に抱える諸問題(試合のあり方、試合・審判 6. 現代剣道と人間教育 Ⅰ ― 社会で生きるための自己の確立 規則の問題等々)についての検討を通して、これからの剣道のある 7. 現代剣道と人間教育 Ⅱ ― 社会に貢献するための自己の確立 べき姿を探求することを目的とする。 8. 修行者としての心構え 9. 指導者としての心構え 到達目標 10. 競技者としての心構え ・ 現代剣道の目的について説明できる。 11. 審判員としての心構え ・ 剣道の特性について説明できる。 12. 剣道試合・審判規則について ・ 剣道を人間教育として説明できる。 13. 剣道称号・段位制度について 14. 剣道の国際化と普及について 15. 剣道とオリンピック 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・剣道の高い実技能力・審判能力及び理論構築を養うことが、より理 評価項目 割合 評価基準等 解度を深めます。したがって、剣道理論・実習における学習並びに 部活動での修錬・修行も非常に重要です。 試験 50% 授業内容の理解度を筆記試験により評価する。 レポート 平常点 20% 授業内容の理解度をレポートを課し評価する。 30% 授業内での質問、発言等積極的な受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「剣道を知る事典」 日本武道学会剣道専門分科会編 東京堂出版 978-4-490-10750-0 2,625円 その他 授業科目名 武道論 担当教員 配当年次 3 単位数 2 対応資格 平常点 30% 毎回の出席と、授業での発表や受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 講義用レジュメを配布する。 「武道思想の探究」 松前重義編 東海大学出版会 978-4-486-00981-8 C0095 1,500円 その他 ─ 237 ─ 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 武道は日本の武術を基礎とする身体文化、伝統文化として捉えら 1. 授業のすすめ方 れている。武道という言葉は総合名称であり、具体的には柔道、剣 2. 武道と人間教育について 道、なぎなた、空手道、合気道などを指す。現代武道と古武道に大 別する見方もある。またスポーツとしても愛好されている。 さらに武道 3. 『武道憲章』を読む・・・伝統性と文化性 は、近年、国際的に普及しており異文化理解の分野として注目を集 4. 「尚武の精神」を探求する めている。 5. 「心技一如の教え」について 本講では、社会変化に対応して変容する武道を過去・現在・未来 6. 武大創立者松前重義の武道観 の視点から捉え、その存在意義を考究し、「武道とは何か」を明らか にする。とくに、国際武道大学の建学の経緯と、私学としての建学の 7. 武技の極意・・・「戦わずして勝つ」の境地 精神に触れ、創立者松前重義博士の武道観、武道に寄せた理想を 8. 一対の思想・様式美・伝統美・無の文化 語り継ぐ。 9. 日本文化としての武道・・・架け橋としての役割 到達目標 10. 国際武道大学・・・建学への道 ―私学の精神と未来を拓く人づくり― ・現代社会における武道の存在意義を認識し、「武道とは何か」を自 11. なぜ武道が必要なのか・・・社会的役割について 分の言葉で表現できる。 12. 理想の人間像・・内村鑑三『代表的日本人』から 13. 「武道のすすめ」を起草する 14. 武道研究の過去・現在・未来 15. まとめ(小論文) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・柔道、剣道、なぎなたなどの現代武道団体の理念を調べて受講す 評価項目 割合 評価基準等 るとよい。 ・参考書として掲げた、「武道思想の探究」を事前に読んでから受講 試験 % すると、より授業内容が理解できます。 レポート 70% 授業内容の理解度をレポート試験で評価する。 授業科目名 修行論 配当年次 3 担当教員 丸橋利夫 単位数 2 対応資格 授業概要 例えば『剣道の理念』「剣道は剣の理法の修錬による人間形成の 道である」といわれているように、技術の習熟と人格の向上が相即し なければならないという考え方は、仏教の修行論の影響を受けてい ると考えられる。 この様に、単なる戦技あるいは武術から、平和武道=教育手段として の武道へと変化してきた過程について、仏教の修行論との比較検討 を通して、武道独自の修行論のあり方を学習する。そして、現代武道 の抱える諸問題について修行論的立場から検討を加えていきたい。 到達目標 ・仏教と武道の修行論の相違・特性について説明できる。 授業計画(テーマ) 1. 修行とは 2. 仏教における修行についてⅠ(心身一元論について) 3. 仏教における修行についてⅡ(三学について) 4. 仏教の修行の実態 5. 禅の修行の特性 6. 武道の修行論と仏教の修行論の接点 7. 武道の修行論の独自性 8. 「稽古」について 9. 武道修行の実態Ⅰ (剣客の修行の実態) 10. 武道修行の実態Ⅱ (武士道について) 11. 武道修行の実態Ⅲ (現代武道の修行の実態) 12. 現代武道の修行論Ⅰ(技術と規則) 13. 現代武道の修行論Ⅱ(試合の位置づけ) 14. 現代武道の修行論Ⅲ(武道とスポーツ) 15. まとめ 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・道場の出入りの際に何故「礼」をするのだろうか、あるいは、そもそも 評価項目 柔道・剣道等々の武道の実践の場を何故「道場」と呼ぶのだろうか。 この様な身近な事柄にも興味を持って授業に臨んで欲しい。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 % 60% 講義内容の理解度を評価する。 授業の感想・意見・質問等々の小レポートの提出により 40% 評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「武道のすすめ」 中林信二 島津書房 9784882180494 2,520円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 授業科目名 担当教員 武道書講読 田中 守 配当年次 3 単位数 2 対応資格 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 武道(武術)における伝承は、形を柱とする技の伝授、師から弟子 1. 武道伝書の性格 へと流儀の核心を口伝えに代々受け継ぐ口伝、技名を列記した印 2. 猫之妙術(佚斎樗山)Ⅰ 可状あるいは心法など口伝すべき内容を書き留めた巻物(口伝書) を授ける書伝の三種であり、それを秘事伝授することが、流派存続の 3. 猫之妙術(佚斎樗山)Ⅱ 絶対条件であった。本講義は、公開されている口伝書の他、江戸期 4. 免兵法之記(藤原敬信)Ⅰ の武芸評論や啓蒙書をテキストとして、身法・技法・心法を学び、ま 5. 免兵法之記(藤原敬信)Ⅱ た時代ごとの修行観・勝負観等を読み取ろうとするものである。 6. 免兵法之記(藤原敬信)Ⅲ 7. 登假集(寺田市右衛門正浄)Ⅰ 8. 登假集(寺田市右衛門正浄)Ⅱ 9. 登假集(寺田市右衛門正浄)Ⅲ 到達目標 10. 古今武芸得失論(近松彦之進茂矩)Ⅰ ・江戸時代に著された武芸伝書の内容を理解すること自体が目標の 11. 古今武芸得失論(近松彦之進茂矩)Ⅱ 一つでもあり、それを自身の武道修行に役立たせることができる。そ 12. 古今武芸得失論(近松彦之進茂矩)Ⅲ のためには、常に自己の修行を意識して読み進めることができる。 13. 文武問答(中江籐樹)Ⅰ 14. 文武問答(中江籐樹)Ⅱ 15. 文武問答(中江籐樹)Ⅲ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・特に事前の準備は必要としない。漢和辞典・古語辞典などを活用 評価項目 割合 評価基準等 すると、より理解が進むであろう。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% 講義内容の理解度を、記述試験で評価 % 50% 出席状況・受講態度を総合評価 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 必要なプリントを配布する。 ─ 238 ─ 海外研修 授業科目名 担当教員 石井兼輔 柏崎克彦 越野忠則 矢﨑利加 前川直也 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 柔道は、1960年に行われた東京五輪で正式種目に採用され国際 1. 海外研修の目的について 化に拍車をかかった。本授業では、海外の柔道事情を把握し交流を 2. 柔道の国際化について 目的に海外に赴き研修を行うことを目的とする。具体的には3つの方 3. 海外における柔道事情について 法がある。 4. 海外における柔道指導について ①学科が計画した海外研修に参加する場合。(柔道専修学生が対 象) 5. 研修内容について ②各種連盟が計画した海外研修(各種大会、海外交流等)に参加す 6. 渡航準備 る場合。 7. 海外研修の実践Ⅰ~渡航手続きについて~ ③学生自ら計画した海外研修の場合。 但し②③については事前に計画書を提出し、審査会を経て承認さ 8. 海外研修の実践Ⅱ~研修先の社会事情の研究~ れた場合に限るものとする。 9. 海外研修の実践Ⅲ~練習計画(演武内容検討)~ 到達目標 10. 海外研修の実践Ⅳ~安全指導について~ ・海外での柔道研修に積極的に参加できる。 11. 海外研修の実践Ⅴ~演武の練習~ ・異文化を理解し色々な人々と交流が出来る。 12. 事後処理 ・遺跡、史跡を見学しそれぞれの国の文化を理解できる。 13. レポート編集 14. 報告書作成作業 15. 報告書校正作業とまとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・研修地が決まり次第そこでの柔道普及度、社会情勢、生活必要情 評価項目 割合 評価基準等 報等々を収集し予備知識として学習する。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 100% レポートを研修終了後提出 % 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 適宜印刷物を配布 その他 海外研修 授業科目名 担当教員 井島章 丸橋利夫 岩切公治 配当年次 3 単位数 1 対応資格 【井島】 【丸橋】 【岩切】 【丸橋】 【丸橋】 【井島】 【丸橋 】 【井島 】 【岩切 】 【井島・丸橋・岩切 】 【井島・丸橋・岩切 】 【井島・丸橋・岩切 】 【岩切】 【岩切】 【井島】 研修の体験をもとに海外での剣道事情・普及等々に対 レポート 50% する意見をまとめたものを評価する。 平常点 50% 勢態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 事前・事後の活動、及び各種研修活動への積極的な姿 「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」 中野京子著 光文社新書 978-4334034696 1,029円 必要に応じて印刷物を配付する。 その他 ─ 239 ─ 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 本授業では、これまで学習してきた剣道の理論、技能を活かし、海 1. 海外研修の目的について 外の武道事情を把握し、交流を目的に集中授業にて海外に赴き研 2. 武道の国際化について 修を行うことを目的とする。具体的には、次の3通りの方法があるの 3. 海外における剣道事情について で、良く検討の上履修すること。 ①学科が計画した海外研修に参加する場合(剣道を専門とする学 4. 海外における剣道指導について 生を対象とする。) 5. 研修先の歴史・文化等について ②各種剣道連盟が主催する海外研修(各種大会・海外交流等々) 6. 研修先の剣道事情について に参加する場合。 7. 研修内容について ③学生自ら計画した海外研修の場合。 但し、上記②・③の場合は、事前に計画書を提出し、審査会を経 8. 渡航の準備と安全指導 て承認された場合に限るものとする。 9. 渡航のための各種手続き 到達目標 10. 海外研修の実践 Ⅰ(歴史・文化等についての学習) ・研修地の剣道事情 を説明できる。 11. 海外研修の実践 Ⅱ(親善試合・他) ・各種研修活動に積極的に参加できる。 12. 海外研修の実践 Ⅲ(合同実技実習・他) 13. 事後指導 14. レポート作成 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・近年オーストリア・ウィーンを中心に研修を実施しているので、 評価項目 割合 評価基準等 ウィーンを中心としたヨーロッパの歴史・文化等々にも是非興味を 持って欲しい。 試験 % 海外研修 授業科目名 松尾牧則 担当教員 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 2006年に国際弓道連盟が設立され、国際大会の開催も計画され 1. 授業ガイダンス ている。国際化によって弓道が変容してしまうのではないかと危惧す 2. 海外研修の目的と計画 る声もある。しかし、これからの弓道の発展を考えるとき、国際化の問 題を避けて通ることはできない。海外における弓道事情は、国により 3. 弓道の国際化について 4. 海外における弓道事情について①(施設・用具) 大きく異なり、それぞれの国が様々な課題を抱えているが、外国人 弓道実施者の多くは、日本文化の理解を含め弓道を学ぼうとする真 5. 海外における弓道事情について②(指導者・指導法) 摯な態度である。本授業では、これまで学習してきた弓道理論、技 6. 研修計画の具体化 能を活かし、弓道を通じて交流をすることを目的に研修を行う。 7. 研修の内容とホームステイについて 8. 渡航の準備と安全指導 9. 渡航のための各種手続き 到達目標 10. 演武計画と事前打ち合わせ ・弓道の国際化について説明ができる。 11. 渡航準備・確認とスケジュール確認 ・弓道を通じて異文化理解ができ、コミュニケーションをはかることが 12. 海外研修の実践①(交流稽古・セミナー参加・演武など) できる。 13. 海外研修の実践②(交流会、観光、ホームステイなど) 14. 事後指導 15. レポート作成 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・3方法があるので、検討の上、履修をすること 評価項目 割合 評価基準等 ①学科が計画した海外研修 ②連盟等が主催した海外研修(海外交流等) 試験 % ③学生自ら計画した海外研修 授業内容の理解度および学習成果を判断するためのレ 上記②③は計画書を提出し、審査会を経て承認された場合に限る。 レポート 50% ポート。 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 欠席1回につき平常点の10%を減点する。質問、発言な 50% らびに、実技での積極的な受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 渡航・滞在費は自己負担となります。保険は大学で加入します。 授業科目名 柔道理論・実習(柔道分析研究法1) 担当教員 柏崎克彦 配当年次 3 単位数 1 対応資格 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 授業内容は、柔道の有段者を対象としたものであり、柔道の競技 1. 講道館柔道の歴史と技術的特徴 力及び指導力の向上を目指す学生が国際的な大会等で用いられる 2. 国際柔道大会で用いられる各国の組み手の特徴を知る 技術を理解し実践できることをねらいとする。また、幾つかのグルー 3. 国際柔道大会で用いられる各国の組み手の特徴を知る プに分かれ作業を分担しあいながら自らの得意技をDVDに収録し 分析する。さらには、グループごとに各自の得意技の指導法をDVD 4. 国際柔道大会を通して見る各国の投げ技の特徴 にまとめる。このことは、自らの技を客観的により深く理解すると共に 5. 国際柔道大会を通して見る各国の投げ技の特徴 柔道の技術についての総合的な理解を深めることを目的とする。 6. 国際柔道大会を通して見る各国の投げ技の特徴 7. 国際柔道大会を通して見る各国の固め技の特徴 8. 国際柔道大会を通して見る各国の固め技の特徴 9. 国際柔道大会を通して見る各国の固め技の特徴 到達目標 10. 各自の得意技をDVD収録し技術分析を行う ・国際大会等で使われる応用技術を実践できる。 11. 各自の得意技をDVD収録し技術分析を行う ・得意技を理論的に分析できる。 12. 各自の得意技をDVD収録し技術分析を行う ・得意技を通して技術指導の実際ができる。 13. 各自の得意技をDVD収録し技術分析を行う 14. 柔道の新たな技術を考える 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・国際大会等を積極的に見学する。 評価項目 割合 評価基準等 ・多くの技術書に目を通すと理解が深まる。 ・DVD作成のための知識を身につける。 試験 % レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物等を配布する。 その他 ─ 240 ─ 50% 制作DVDを評価する。 実技での積極的な受講態度、授業内容の理解度を評 50% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業科目名 柔道理論・実習(柔道競技力向上のための指導法) 越野忠則 担当教員 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 柔道は、明治15年(1882年)嘉納治五郎によって創始された。そ 1. 組み手の研究(相四つの場合) の柔道も現在では、国際柔道連盟加盟国が195カ国を数え世界各 2. 組み手の研究(ケンカ四つの場合) 地で行われている。その格闘技の中で柔道は、他の競技より投げ技 が多いのが特徴である。この授業では、柔道競技力向上に向けてさ 3. 連絡技の研究(相四つの場合) らに自らの技能能力を高めていくことを目指し、さらに「組み手」、「連 4. 連絡技の研究(ケンカ四つの場合) 絡技」、「立ち技からの寝技」、「相四つ、ケンカ四つでの攻撃・防御」 5. 立ち技→抑技の研究 の研究を通し、いかに相手の力を利用し、最も効果のある力の使い 6. 立ち技→絞技の研究 方をするかという柔道本来の技術理念を学ぶ。 7. 立ち技→関節技の研究 8. 相四つでの防御の研究 9. ケンカ四つでの防御の研究 到達目標 10. 寝技における防御の研究 ・あらゆる相手を想定した研究を行い、オールラウンドな選手になるこ 11. 試合VTR分析と解説 とができる。 12. まとめ 13. まとめ 14. まとめ 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス ・毎時間DVDや資料を見ながらの実技指導になるので筆記用具等 を持参すること 評価方法 評価項目 割合 試験 % レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 評価基準等 授業内容の理解度および技能の習得状況を判断する 70% ための実技試験 授業における質問、発言ならびに、実技での積極的な 30% 受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 授業科目名 柔道理論・実習(柔道分析研究法2) 担当教員 越野忠則 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 基礎専門科目ですでに学んだ柔道技術研究法、柔道戦術研究法 1. 組み手の分析研究 をいかに自分の柔道に取り入れ実践に使えるかを分析研究する。世 2. 得意技の分析研究 界の柔道においてまた国内において、勝負を決するための得意技、 3. 足技の分析研究 決め技が必要なことは言うまでもない。したがって、相手から一本あ るいは、技あり、有効、効果を取る高度な技が必要になる。しかし、技 4. 連続技の分析研究 を掛ける前の段階、つまり組み手の分析研究も大きな課題である。 5. 捨て身技及び寝技への移行の分析研究 奇襲技の多い昨今、如何に自分の組み手が出来るか、如何に自分 6. 学生の各種大会のビデオ研究 の得意技に持っていくかを分析研究・実習する。 7. 学生の各種大会のビデオ研究及び実習 8. 国内におけるシニア各種大会のビデオ研究 9. 国内におけるシニア各種大会のビデオ研究及び実習 10. 世界における各種大会のビデオ研究 11. 世界における各種大会のビデオ研究及び実習 12. グループ別模擬試合による分析研究及び実習 13. グループ別模擬試合による実践的研究 14. グループ発表会及びまとめ 15. グループ発表会及びまとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・柔道有段者を優先する。有段者でない場合は、下位学年で開講さ 評価項目 れる、基礎柔道指導法I、IIを前もって受講すること。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 受講者は柔道衣を持参し着用すること。 ─ 241 ─ 割合 評価基準等 授業内容の理解度および技能の習得状況を判断する 50% ための実技試験を実施する。 % 授業における質問、発言ならびに実技での積極的な受 50% 講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 展開専門科目 到達目標 ・奇襲技の多い昨今、如何に自分の組み手が出来るか、如何に自 分の得意技に持っていくかを分析研究できる。 ・各種世界レベル大会のビデオを使用し分析研究できる。 授業科目名 柔道理論・実習(柔道審判規定とその実習) 矢﨑利加 担当教員 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業の内容は、柔道の有段者を対象とする。柔道の指導者を目指 す学生が、国際柔道連盟試合審判規定の審判法を理解し、実際に 審判が実践できるようにすることをねらいとする。いくつかのグループ に分かれて、模擬試合を行い、実際に審判を実践実習する。そし て、グループごとに作業を分担しながら自らの審判をDVDに収め分 析する。さらに、全日本柔道連盟公認C級ライセンスの資格を取得で きるように学習する。 到達目標 ・国際試合審判規定を理解できる。 ・実際に審判が実践できる。 受講・学習上のアドバイス ・国際審判規定に目を通しておくと、より理解が深まる。 授業計画(テーマ) 1. 授業の概説 2. 国際審判規定の流れ・現状・問題点 3. 国際柔道連盟試合審判規定における技の評価 4. 国際柔道連盟試合審判規定における罰則の評価 5. 国際柔道連盟試合審判規定における審判の動作 6. 国際柔道連盟試合審判規定の主審と副審の役割 7. 試合運営・審判員制度 8. 模擬試合・審判実習(審判動作) 9. 模擬試合・審判実習(技の評価) 10. 模擬試合・審判実習(罰則の評価) 11. 模擬試合・審判実習(場内・場内外) 12. 模擬試合・審判実習(位置取り) 13. 模擬試合・審判実習(主審・副審の役割) 14. 模擬試合・審判実習(少年規定) 15. まとめ 評価方法 評価項目 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 70% 授業の理解と技能の習得を判断する実技試験 % 実技での積極的な受講態度、授業内容の理解度を評 30% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 柔道のルールと審判法 大修館書店 定価\1500+税 その他 必要に応じて印刷物配布 授業科目名 柔道理論・実習(講道館柔道「古式の形」) 担当教員 石井兼輔 配当年次 4 単位数 1 対応資格 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 「古式の形」は嘉納師範が講道館柔道を創始する前に学ばれた 1. 「古式の形」の概要説明と基本動作 「起倒流の形」を慎重に吟味し改訂されたものである。この形は、そ 2. 「古式の形」における体・夢中の理論と実技 の昔、鎧を着けた武士たちが戦場において生死をかけ雌雄を決した 3. 「古式の形」における力避・水車の理論と実技 時の実際と経験を体系づけたもので、表14本、裏7本合わせて21本 4. 「古式の形」における水流・曳落の理論と実技 から構成されている。表は、勝負を離れ体を正し心に浪をたてず静 貌と静気に努め攻撃と防御を正確にし、裏は立て板に水を流すがご 5. 「古式の形」における虚倒・打砕の理論と実技 とく速く強く攻防を行うのである。本授業では、投げ技を主とした「古 6. 「古式の形」における谷落・車倒の理論と実技 式の形」を学ぶことで柔道の技術的根本原理を理解することが目的 7. 「古式の形」における錣取・錣返の理論と実技 である。 8. 「古式の形」における夕立・滝落の理論と実技 9. 「古式の形」における力避・水車の理論と実技 到達目標 10. 「古式の形」における身砕・車返・水入の理論と実技 ・授業の最後に行う発表演武会において表14本、裏7本をスムース 11. 「古式の形」における柳雪・坂落と・雪折・岩波の理論と実技 に実施することができる。 12. 「古式の形」の反復練習 13. 「古式の形」の反復練習 14. 発表演武会 15. 発表演武会 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・本授業で学ぶ「古式の形」は、柔道に携わっていても馴染みの薄い 評価項目 割合 評価基準等 方である。本授業を履修する学生は、受講前にDVDを見るか、形の 解説書を一読しておくこと。 試験 60% 実技試験による評価(授業ごとの小試験を含む) レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 40% 授業態度等 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 適宜印刷物を配布 その他 ─ 242 ─ 授業科目名 柔道理論・実習(講道館柔道「講道館護身術」「五の形」) 越野忠則 担当教員 配当年次 4 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) この授業では「講道館護身術」と「五の形」の理論と実践を学ぶ。 1. 「護身術」概要 (歴史からの変遷についてと極の形との類似点について) 「講道館護身術」は昭和31年に講道館が新たに「形」の一種として 2. 両手取 ・ 左襟取 考案したもので、その名称の通り他からの危害から身を護ることを、 その目的と説いている。次に、「五の形」は嘉納治五郎師範が明治2 3. 右襟取 ・ 片腕取 0年講道館柔道の形として制定され、柔道の攻撃防御の理合を高尚 4. 後襟取 ・ 後絞 に表現した。また、この形は五本まで作られたので「五の形」と称して 5. 抱取 ・ 斜打 いるが、「五の形」を通じて、この形の特徴である天地自然の姿を、水 6. 顎突 ・ 顔面突 の流れで表現し、その技の理念を学ぶ。 7. 前蹴 ・ 横蹴 8. 突掛 ・ 直突 ・ 斜突 到達目標 ・「講道館護身術」20本と「五の形」5本を順番に通して演舞できる。 さらに、技の名称も全て覚える。 9. 振上 ・ 振落 ・ 双手突 10. 正面付 ・ 腰構 ・ 背面付 11. 「五の形」概要 (五の形とは) 12. 実技指導と反復学習 (一本目・二本目) 13. 実技指導と反復学習 (三本目・四本目) 14. 実技指導と反復学習 (五本目) 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス ・形に関する教材(本、DVD)に目を通しておくとより理解が深まりま す。 評価方法 評価項目 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 評価基準等 割合 授業内容の理解度および技能の習得状況を判断する 70% ための実技試験 % 授業における質問、発言ならびに、実技での積極的な 30% 受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 護身術DVD その他 授業科目名 剣道理論・実習(「木刀による剣道基本技稽古法」1) 担当教員 井島 章 配当年次 3 単位数 1 対応資格 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配付する。 その他 ─ 243 ─ % 授業に対しての積極性と、質問や発言等の受講態度を 50% 評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 「剣道の理念」で特に重要なことは、「剣の理法」即ち日本刀の理法 1. 制定の趣旨・基本指針の解説 ということである。竹刀の操作は日本刀の観念で行うが、その前提と 2. 指導上の留意事項及び構成について して日本刀を知るということは非常に重要である。木刀は日本刀の代 用であることから、木刀の操作を修錬することによって剣の理法を理 3. 基本1 一本打ちの技「正面」「小手」「胴(右胴)」「突き」 解することにつながると考える。本授業では、(財)全日本剣道連盟が 4. 基本2 連続技(二・三段の技)「小手→面」 作成した「木刀による剣道基本技稽古法」を実践しその内容を理解 5. 基本3 払い技「払い面(表)」 する。そして、特に「初心者指導」にあたっては実際に指導ができる 6. 基本4 引き技「引き胴(右胴)」 ことを目的に展開していく。 7. 基本5 抜き技「面抜き胴(右胴)」 8. 基本6 すり上げ技「小手すり上げ面(裏)」 9. 基本7 出ばな技「出ばな小手」 到達目標 10. 基本8 返し技「面返し胴(右胴)」 ・(財)全日本剣道連盟が作成した「木刀による剣道基本技稽古法」の 11. 基本9 打ち落し技「胴(右胴)打ち落し面」 内容(基本1~基本9)を実践し、内容を理解するとともに指導ができ 12. 演武1(基本1~基本9)演武形式で実施(元立ち、係り手) る。 13. 演武2(基本1~基本9)演武形式で実施(集団演武・個人演武) 14. まとめ1(形の試験)(個人) 15. まとめ2(形の試験)(集団) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・基本的な「所作事」は「日本剣道形」と同じであることを理解しておく 評価項目 割合 評価基準等 こと。(財)全日本剣道連盟が作成した資料に基づき授業内容を展開 するので、資料を十分に活用すること。 50% 形の正確性を重視し実践させる。 試験 剣道理論・実習(「五輪書」解説1) 授業科目名 井島 章 担当教員 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 「五輪書」は、宮本武蔵(1584~1645)自身が二天一流について書 1. 宮本武蔵について き残したものである。元来、剣術は敵を倒すための手段として発生し 2. 五輪書について てきたが、今日の現代剣道を考えるにあたり、武蔵の「実践的求道」 は大いに活用すべきものがあると考える。以上のことから、「五輪書」 3. 地の巻について、兵法の道と云事 を講読し、武蔵が生きて戦った時代と、今日、私たちが取り組んでい 4. 兵法の道大工に~事、兵法の書~事 る「現代剣道」を対比させながら武蔵の「勝負道」から合理精神をくみ 5. 此一流二刀と~事、兵法二ツの~事 取り、また、その技術を通じての心を学び、剣道をより深く考えていく 6. 兵法に武具の~事、兵法の拍子の事、まとめ こととする。 7. 水の巻について、兵法心持の事 8. 兵法の身なりの事、兵法の目的と云事 9. 太刀の~事、足つかいの事、五方の~事 到達目標 10. 太刀の道~事、五ツの~事 ・「五輪書」の五巻(地・水・火・風・空)を講読し、内容を理解する。そ 11. 第一の事~第五の事、有構無構の~事 のことによって、「現代剣道」に活用することができる。 12. 敵に打に~事、無念無想の~事 13. 流水の~事、縁のあたりと云事 14. 石火のあたりと云事、紅葉の打と云事 15. まとめ(レポ―ト作成) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・配付した資料に基づき内容を展開していくが、何度も「読み返す」 評価項目 割合 評価基準等 習慣をぜひ身につけてもらいたい。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 50% 与えられた課題をまとめる。 授業に対しての積極性と質問や発言等の受講態度を評 50% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配付する。 その他 授業科目名 剣道理論・実習(「木刀による剣道基本技稽古法」2) 担当教員 井島 章 配当年次 3 単位数 1 対応資格 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 「剣道の理念」で特に重要なことは、「剣の理法」即ち日本刀の理法 1. 基本1~基本9 その1(解説・復習)(元立ち・係り手を交互に反復) ということである。竹刀の操作は日本刀の観念で行うが、その前提と 2. 基本1~基本9 その2(解説・復習)(お互いに確認し合う・点検) して日本刀を知るということは非常に重要である。木刀は日本刀の代 用であることから、木刀の操作を修錬することによって剣の理法を理 3. 基本1~基本9 その3(解説・復習)(仕上げ・精度を高める) 解することにつながると考える。本授業では、(財)全日本剣道連盟が 4. 基本1~基本9 集団指導 その1(指揮者としての役割について) 作成した「木刀による剣道基本技稽古法」を実践し、その内容を習得 5. 基本1~基本9 集団指導 その2(号令のかけ方や進行状況の把握について) する。そして、特に「初心者指導」にあたっては実際に指導ができる 6. 基本1~基本9 集団指導 その3(所作事の解説) ことを目的に展開していく。 7. 基本1~基本9 集団指導 その4(入場・退場の形態について) 8. 基本1~基本9 集団指導 その5(集団指導について) 9. 基本1~基本9 集団指導 その6(個別指導について) 到達目標 10. 班別発表 その1(指揮者や演武者を設定して) ・(財)全日本剣道連盟が作成した「木刀による剣道基本技稽古法」の 11. 班別発表 その2(指揮者や演武者の内容を確認) 内容(基本1~基本9)を実践し、内容を理解するとともに指導ができ 12. 班別発表 その3(演武内容の点検・評価) る。 13. 班別発表 その4(演武における指導上の留意点) 14. 形のまとめ(日本剣道形の所作事を参考に) 15. まとめ(実技試験・レポ―トの作成) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・基本的な「所作事」は「日本剣道形」と同じであることを理解しておく 評価項目 割合 評価基準等 こと。(財)全日本剣道連盟が作成した資料に基づき授業内容を展開 するので、資料を十分に活用すること。 50% 形の正確性を重視し実践させる。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配付する。 その他 ─ 244 ─ % 授業に対しての積極性と質問や発言等の受講態度を評 50% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業科目名 剣道理論・実習(「五輪書」解説2) 井島 章 担当教員 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 「五輪書」は、宮本武蔵(1584~1645)自身が二天一流について書 1. 火の巻について、場の次第と云事 き残したものである。元来、剣術は敵を倒すための手段として発生し 2. 三つの先~事、枕を~事、とをこす~事 てきたが、今日の現代剣道を考えるにあたり、武蔵の「実践的求道」 は大いに活用すべきものがあると考える。以上のことから、「五輪書」 3. けい気を~事、けんを~事、くずれを~事 を講読し、武蔵が生きて戦った時代と、今日、私たちが取り組んでい 4. 敵になる~事、四手を~事、かげを~事 る「現代剣道」を対比させながら武蔵の「勝負道」から合理精神をくみ 5. かげをおさえる~事、うつらかす~事 取り、また、その技術を通じての心を学び、剣道をより深く考えていく 6. むかつか~事、おびやかす~事、まぶる~事 こととする。 7. かどに~事、うろめかす~事、三ツの~事 8. まぎるる~事、ひしぐ~事、さんかいの~事 9. そこを抜く~事、あらたになる~事 到達目標 10. そとうごしゅ~事、いわをのみ~事、まとめ ・「五輪書」の五巻(地・水・火・風・空)を講読し、内容を理解する。そ 11. 風の巻について その1(他流に~事、他に~事) のことによって、「現代剣道」に活用することができる。 12. 風の巻について その2(他の兵法に~事) 13. 空の巻について その1(二刀一流の兵法の道~是則ち空也) 14. 空の巻について その2(空は~空也。全体のまとめ) 15. まとめ(レポ―ト作成) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・配付した資料に基づき内容を展開していくが、何度も「読み返す」 評価項目 割合 評価基準等 習慣をぜひ身につけてもらいたい。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 50% 与えられた課題をまとめる。 授業に対しての積極性と質問や発言等の受講態度を評 50% 価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配付する。 その他 授業科目名 剣道理論・実習(刃引による「日本剣道形」1) 担当教員 井島 章 丸橋利夫 配当年次 4 単位数 1 対応資格 試験 レポート 平常点 50% 実技試験等を行い評価する。 % 授業内での質問、発言等積極的な受講態度を評価す 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% る。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 日本剣道形解説書 全日本剣道連盟 200円 その他 ─ 245 ─ 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 剣道における形は、戦技攻防の理合と、実戦の経験を基にして作 1. 日本剣道形を修錬する意義・心構え られた剣道の基本的刀法である。 2. 日本剣道形 実習 1(太刀の形1本目) 江戸末期頃、「剣道を学校教育の教材に採り入れよ」という世論が 3. 日本剣道形 実習 2(太刀の形2本目) 高まり、各流各派の形を整理統合して出来たのが現在の日本剣道 4. 日本剣道形 実習 3(太刀の形3本目) 形である。 本授業では、剣道理論・実習(木刀による「日本剣道形」1・2)にお 5. 日本剣道形 実習 4(太刀の形4本目) いてすでに学習済みであるが、もう一度取り上げ、本来の形の意義 6. 日本剣道形 実習 5(太刀の形5本目) にそうよう更に繰り返し鍛錬することを目的とする。技術的な内容はも ちろん、精神的な内容や「形稽古」の意義、剣道修行のあり方につい 7. 日本剣道形 実習 6(太刀の形6本目) ても学習する。 8. 日本剣道形 実習 7(太刀の形7本目) 9. 日本剣道形 実習 8(小太刀の形1本目) 到達目標 10. 日本剣道形 実習 9(小太刀の形2本目) ・ 剣道形の特性・歴史について説明できる。 11. 日本剣道形 実習10(小太刀の形3本目) ・ 所作・礼法について、基本動作が実践できる。 12. 日本剣道形 実習11(礼法にそって演武) ・ 呼吸・間合・理合等実践できる。 13. 日本剣道形 実習12(礼法にそって演武) 14. 日本剣道形 実習13(礼法にそって演武) 15. 日本剣道形 実習14(礼法にそって演武) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・日本剣道形解説書(全日本剣道連盟)に目を通しておくと、より理 評価項目 割合 評価基準等 解が深まる。 授業科目名 剣道理論・実習(刃引による「日本剣道形」2) 担当教員 井島 章 丸橋利夫 配当年次 4 単位数 1 対応科目 授業概要 授業計画(テーマ) 剣道における形は、戦技攻防の理合と実戦の経験を基に作られた 1. 「日本刀」について 剣道の基本的刀法である。 2. 刀の取り扱いについて 江戸末期頃、「剣道を学校教育の教材に採り入れよ」という世論が 3. 日本剣道形 実習 1(太刀の形1本目) 高まり、各流各派の形を整理統合して出来たのが現在の日本剣道 4. 日本剣道形 実習 2(太刀の形2本目) 形である。 本授業では、剣道理論・実習(木刀による「日本剣道形」1・2)にお 5. 日本剣道形 実習 3(太刀の形3本目) いて既に学習済みであるが、再度取り上げ、本来の形の意義にそう 6. 日本剣道形 実習 4(太刀の形4本目) よう更に繰り返し鍛錬することを目的とする。技術的内容は勿論、精 7. 日本剣道形 実習 5(太刀の形5本目) 神的な内容や「形稽古」の意義、剣道修行のあり方についても学習 する。また本授業は「刃引」を使用し学習する。 8. 日本剣道形 実習 6(太刀の形6本目) 9. 日本剣道形 実習 7(太刀の形7本目) 到達目標 10. 日本剣道形 実習 8(小太刀の形1本目) ・ 剣道形の特性・歴史について説明できる。 11. 日本剣道形 実習 9(小太刀の形2本目) ・ 所作・礼法について、基本動作が実践できる。 12. 日本剣道形 実習10(小太刀の形3本目) ・ 呼吸法・間合・理合等が実戦できる。 13. 日本剣道形 実習11(礼法にそって演武) ・ 刀の取り扱い、刃筋について実践できる。 14. 日本剣道形 実習12(礼法にそって演武) 15. 日本剣道形 実習13(礼法にそって演武) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・日本剣道形解説書(全日本剣道連盟)に目を通しておくと、より理 評価項目 割合 評価基準等 解が深まる。 試験 レポート 平常点 50% 実技試験等を行い評価する。 % 授業内での質問、発言等積極的な受講態度を評価す 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% る。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 日本剣道形解説書 全日本剣道連盟 200円 その他 授業科目名 担当教員 体操競技理論・実習Ⅲ 後藤 豊 配当年次 3 単位数 1 対応資格 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 本授業では、体操競技の「あん馬運動」「つり輪運動」を取り上げ、 1. 体操競技の特性についての理解 その基本技、および発展技のトレーニングを通して、技の技術習得 2. あん馬運動の特性 を目指すとともに、種目の特性や発達史、技の構造体系論、表記 3. あん馬運動の技の体系 論、技術トレーニング論、技術指導法などの専門的知識についても 理解を深め、体操競技のトレーニングを的確に実践、指導できるよう 4. 片足系(正交差,逆交差技群)の学習 になることが目的とされる。また、各種目の採点法についても学習を 5. 両足系(両足旋回,移動技群)の学習 すすめ、審判実務能力の育成も図られる。 6. 両足系(上向き転向,下向き転向技群)の学習 7. あん馬運動の評価法、採点法 8. あん馬運動の指導法 9. つり輪運動の特性 到達目標 10. つり輪運動の技の体系 ・あん馬・つり輪運動の基礎技術を習得し、実践できる。 11. 力系(静的,動的力技群)の学習 ・あん馬・つり輪運動の特性などを理解し、その体系的指導法につい 12. 振動系(反動技群)の学習 て理解し、説明できる。 13. 振動系(振動技群)の学習 14. つり輪運動の評価法、採点法 15. つり輪運動の指導法 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・参考書「体操競技のコーチング」を参照し、「あん馬」「つり輪」の発 評価項目 割合 評価基準等 達史について理解を深めておくことが望ましい。 ・「体操競技理論・実習Ⅰ・Ⅱ」を履修していることが望ましい。 試験 50% 実技課題達成度と授業内容理解度の評価 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 授業への積極的な参加を評価する。出欠席については 50% 欠席回数に応じた減点方式で評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「体操競技のコーチング」 金子明友著 大修館書店 9784469161748 4,200円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 ─ 246 ─ 授業科目名 担当教員 体操競技理論・実習Ⅳ 後藤 豊 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本授業では、体操競技の「平行棒運動」「段違い平行棒運動」を取 1. 体操競技の特性についての理解 り上げ、その基本技、および発展技のトレーニングを通して、技の技 2. 平行棒運動の特性 術習得を目指すとともに、種目の特性や発達史、技の構造体系論、 表記論、技術トレーニング論、技術指導法などの専門的知識につい 3. 平行棒運動の技の体系 ても理解を深め、体操競技のトレーニングを的確に実践、指導できる 4. 支持系(支持前振り,支持後振り,脚旋回技群)の学習 ようになることが目的とされる。また、各種目の採点法についても学習 5. 腕支持系(腕支持前振り,腕支持後振り技群等)の学習 をすすめ、審判実務能力の育成も図られる。 6. 懸垂系(懸垂前振り出し,棒下宙返り,け上がり技群等)の学習 7. 姿勢保持領域(倒立系,脚前挙支持系,水平支持系)の学習 8. 平行棒運動の評価法、採点法 9. 平行棒運動の指導法 到達目標 10. 段違い平行棒運動の特性 ・平行棒・段違い平行棒運動の基礎技術を習得し、実践できる。 11. 段違い平行棒運動の技の体系 ・平行棒・段違い平行棒運動の特性などを理解し、その体系的指導 12. 懸垂系(後方臥回転技群等),跳躍系(支持跳躍,宙返り技群等)の学習 法について理解し、説明できる。 13. 支持系(支持振上げ,前方支持回転,後方支持回転技群等)の学習 14. 段違い平行棒運動の評価法、採点法 15. 段違い平行棒運動の指導法 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・参考書「体操競技のコーチング」を参照し、「平行棒」「段違い平行 評価項目 割合 評価基準等 棒」の発達史について理解を深めておくことが望ましい。 ・「体操競技理論・実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」を履修していることが望ましい。 試験 50% 実技課題達成度と授業内容理解度の評価 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 授業への積極的な参加を評価する。出欠席については 50% 欠席回数に応じた減点方式で評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「体操競技のコーチング」 金子明友著 大修館書店 9784469161748 4,200円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 授業科目名 担当教員 陸上競技理論・実習Ⅲ 眞鍋芳明 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 本授業は陸上競技において高い競技パフォーマンスを発揮するた めに必要な各要素について、その理論的背景を学び、身体で表現 できるようになることを狙いとする。また,近年の研究によって明らか にされている最新の技術を紹介することで,走および跳種目におけ る技術特性についても学ぶ. さらに、高い競技パフォーマンスを獲得するための理論のみなら ず、学校体育における指導者として求められる高度な知識および経 験をもとにした指範能力に加え、対象者の運動レベルに適した指導 を安全かつ十分にできる能力も養うことを目的とする。 授業計画(テーマ) るための記録会を行う。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 毎時間ごとに,理論的根拠を伴った実演ができているか 70% どうか評価する. 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「基礎からの陸上競技バイオメカニクス」 ベースボールマガジン社 978-4583036106 2,310円 その他 ─ 247 ─ 展開専門科目 1. 陸上競技の概論 2. 歩行とランニング動作 3. ランニング動作と短距離走の疾走技術 4. クラウチングスタートからの短距離走 5. ロングスプリントにおける疾走技術と戦術 6. リレー競技における戦術 7. スプリントハードルの技術と指導法(1) ドリルを中心とした動き作り 8. スプリントハードルの技術と指導法(2) 5歩および3歩ハードルによる動き作り 9. 110mHおよび400mHの記録会 到達目標 10. 走幅跳における技術と指導法 ・陸上競技の短距離系種目ならびに跳躍系種目を中心とし、高い競 11. 走幅跳の記録会 技パフォーマンスを獲得するために必要な理論的背景の一部を説 12. 走高跳における技術と指導法 明できる。 13. 走高跳の記録会 14. 棒高跳の基礎的技術と指導法 15. 各種目のまとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・本授業は実技を中心に、陸上競技に関する高度な技術体系を指 評価項目 割合 評価基準等 導するものである。陸上競技を行ったことのある経験者でなければ、 授業内容の理解度および各種技術の修得度を判断す 授業内容を理解することは困難である。 30% 試験 授業科目名 担当教員 陸上競技理論・実習Ⅳ 眞鍋芳明 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本授業は、陸上競技理論・実習Ⅲに引き続き、理論的背景を基に 1. ターボジャブおよびヴォーテックスを使用したやり投の基本的技術と指導法 高い競技パフォーマンスを発揮するにはどうすればよいかを、投擲 2. やり投における力学的要素の理解 種目を中心に学び、身体で表現できるようになることを狙いとする。ま た,欧米を中心に展開されている投擲種目について,強靱な体力に 3. 円盤投の専門的技術と指導法 4. 円盤投における力学的要素の理解と記録会 支えられた,高度な技術についても学ぶ。 さらに、こうした理論のみならず、学校体育における指導者として求 5. 砲丸投の専門的技術と指導法 められる、高度な知識および経験をもとにした指範能力に加え、対 6. 砲丸投における力学的要素の理解と記録会 象者の運動レベルに適した指導を安全かつ十分にできる能力も養う 7. ハンマー投の専門的技術と指導法 ことを目的とする。 8. 競歩の実践 9. 中長距離走競技における戦術 到達目標 10. 走種目特性と日本トップ競技者の専門的技術に関する学習 ・陸上競技の投擲系種目を中心とし、高い競技パフォーマンスを獲 11. 跳躍種目特性と日本トップ競技者の専門的技術に関する学習 得するために必要な理論的背景の一部を説明できる。 12. 投擲種目特性と日本トップ競技者の専門的技術に関する学習 13. まとめ(1)走種目に関する研究と,その実践方法について 14. まとめ(2)跳躍/投擲種目に関する研究と,その実践方法について 15. 総合討議 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・本授業は陸上競技に関する高度な技術体系について実習するた 評価項目 割合 評価基準等 め,陸上競技初級者では授業内容を理解することは困難である。ま 授業内容の理解度および各種技術の修得度を判断す た,陸上競技理論実習Ⅲに続くものであるため、同授業を受講済み 試験 30% るための記録会を行う。 であることが望ましい。 レポート % 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 毎時間ごとに,理論的根拠を伴った実演ができているか 70% どうか評価する. 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「基礎からの陸上競技バイオメカニクス」 ベースボールマガジン社 978-4583036106 2,310円 その他 授業科目名 担当教員 水泳理論・実習Ⅲ 土居陽治郎 配当年次 3 単位数 1 対応資格 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 学校体育水泳にいても教材化されている「着衣水泳」の体験、さら 1. ガイダンス授業(授業内容、スケジュールの説明) には実際の救助場面を想定した実地訓練を通して、水泳における安 2. 水泳における安全教育の重要性 全教育に関する教材開発を手がけるものである。具体的には小学校 3. 水泳事故に関する情報収集と現状把握 体育授業における着衣水泳授業教材や、日本赤十字社主催の水 上安全法講習教材などをベースに、本授業内で着衣水泳や救助法 4. 着衣水泳授業の実際例~小学校教材を通して 授業を展開する。その際の様子をビデオ撮影し、その映像を上手に 5. 救助法の実際例~オリジナル教材を通して 使いながら、オリジナルの安全水泳教育の学習教材を作成すること 6. 着衣水泳の実体験 を本授業の狙いとする。 7. 救助法の実体験 8. 安全水泳教材の作成(1)~グループ分けとテーマ設定 9. 安全水泳教材の作成(2)~教材内容の検討と精査 到達目標 10. 安全水泳教材の作成(3)~「着衣水泳」「救助法」映像の抽出 ・学校体育や水泳指導の場面で、安全教育や救急処置対応を適切 11. 安全水泳教材の作成(4)~ホームページ形式での教材化 に行うことができる。 12. 安全水泳教材の作成(5)~パワーポイント形式での教材化 ・自身が実践できるだけでなく、教材として人に利用してもらえる工夫 13. 作成教材による模擬授業発表会(1)~Aグループ発表 ができる。 14. 作成教材による模擬授業発表会(2)~Bグループ発表 15. 総括:わが国の水泳教育の歴史と安全教育の必要性 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・水泳を専門としない者でも、将来学校現場や水泳・水中運動指導 評価項目 割合 評価基準等 に携わる可能性がある者は、履修が望ましい。 ・教材化に際してはホームページ形式の作品を作成するので、プー 試験 % 試験はありません。 ルでの実習以外はパソコン教室での実習となります。 ホームページ教材作成のためには毎回授業で課題をこ レポート 50% なさねばならない。授業欠席すると、課題達成が追いつ かず、教材作成に至らないので注意すること。 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% 実技実習及びその内容の映像描出力を重視して評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 命を守る着衣泳(斉藤秀俊:新潟日報事業社) その他 水泳理論・実習はⅠ~Ⅳで独立した内容になっているので、履修順序は関係ありません。 データ分析や教材作成用にUSBスティックメモリを必要とする。 ─ 248 ─ 水泳理論・実習Ⅳ 授業科目名 馬場宏輝 担当教員 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業計画(テーマ) 授業概要 この授業では、プールを含めたスポーツ施設の管理運営、ならび 1. ガイダンス授業(授業の進め方、調査内容の説明) に水泳競技団体の運営やその方向性について、実地調査等を行い 2. わが国におけるプール設置の歴史~スポーツ振興法 ながら、現状の理解と将来のあり方を学ぶものである。特にプールな どの施設においては、学校や公共プールなどの公共財という経済学 3. 学校プールと民間スイミングクラブとの関係~競技団体の対応策 的視点を有することが重要で、昨今の指定管理者制度やPFIなどと 4. 公共屋内プールの爆発的増加の背景~政府の公共事業拡大路線 いった新しい行政手段の中核となっていることや、民間企業としての 5. 指定管理者制度の実態 経営事例も豊富である。こうした社会的情報を実際に扱うことで、水 6. 公共施設における指定管理者の現状調査【実習】 泳施設やサービスに関わる従事者としての資質を高めることが授業 7. 民間施設における経営状況調査【実習】 の目的である。 8. 競技団体の運営状況調査【実習】 9. PFI事業の現状調査【実習】 到達目標 10. 【調査結果の検討】公共施設の課題と将来の方向性 ・特に公共スポーツ施設の管理運営に関して理解できる。 11. 【調査結果の検討】民間施設の課題と将来の方向性 ・スポーツ施設を経営する視点に立って、施設に関わる情報分析が 12. 【調査結果の検討】競技団体の課題と将来の方向性 できる。 13. 【調査結果の検討】公共施設のPFI事業の課題と将来の方向性 ・利用者のニーズやシーズを先取りする経営感覚を確立できる。 14. 【調査結果の総括】スポーツを公共性の高い財産にするには? 15. 水泳指導者は組織経営力を身につけなければならない 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・水泳を専門としないものでも、スポーツ施設経営に関心がある者は 評価項目 割合 評価基準等 積極的に履修されたい。 ・「スポーツ産業論」「スポーツ・体育行政学」などと関連して履修する 試験 % 試験はありません。 ことが望ましい。 レポート 30% レポートや資料作成のためには毎回授業で課題をこな さねばならない。授業欠席すると、課題達成が追いつか 70% ず、教材作成に至らないので注意すること。 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 水泳理論・実習はⅠ~Ⅳで独立した内容になっているので、履修順序は関係ありません。 データ分析や資料作成用にUSBスティックメモリを必要とする。 授業科目名 バスケットボール理論・実習Ⅲ 担当教員 奥山秀雄 配当年次 3 単位数 1 対応資格 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業内容の理解度と技能の習得状況を判断するための 50% 筆記および実技試験 % 各回の授業テーマに対する取り組み態度および達成度 50% を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「BASKETBALL Multiple Offense and Defense by DEAN SMITH」 ディーン・スミス 日本文化出版 4,000円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 ─ 249 ─ 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 授業では、オフェンスにおける組織的プレイを確立するために、ま 1. 授業概要および履修上の注意事項等の説明と受講生数の調整 ず、オフェンスの目的を明確にし、個人の能力をチームに生かすこと 2. オフェンスの考え方 を理解する。そして、より確率の高いシュートを打つために必要な チーム・オフェンスについて、その方法と理論を学習する。さらに、グ 3. チームオフェンス①(テキストを用いた知識の習得) ループ別の発表・指導形態を多く取り入れ、学生のより自発的・積極 4. チームオフェンス②(チームオフェンスの実践) 的な実習を行う。授業で取り扱うチーム・オフェンスは、中学・高校を 5. チームオフェンスの戦術①(マルティプルオフェンス) はじめ、大学のチームにおいても十分に活用できるシステムオフェン 6. チームオフェンスの戦術②(グループ編成と分担確認) スである。 7. チームオフェンスの戦術③(フリーランス・パッシングゲーム) 8. チームオフェンスの戦術④(1ー4ゲーム) 9. チームオフェンスの戦術⑤(Tゲーム) 到達目標 10. チームオフェンスの戦術⑥(ベーシックカットムーブメント) ・チームオフェンスの多様性を理解し、目的に応じた攻撃方法を実 11. チームオフェンスの戦術⑦(プレス・ダウン) 践する能力を身につけ、対象者に指導することができる。 12. 総合ドリル①(班対抗のゲーム) 13. フィードバック①(撮影した実技映像の確認と考察) 14. 総合ドリル②(班対抗のゲーム) 15. フィードバック②(撮影した実技映像の評価) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・JABBA公認コーチの講習内容を含む内容です。基礎バスケット 評価項目 割合 評価基準等 ボール指導法と理論実習Ⅰ・Ⅱを履修した上で履修しましょう。 授業科目名 バスケットボール理論・実習Ⅳ 奥山秀雄 担当教員 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 授業では、主にディフェンスにおける組織的プレイを確立するため 1. 授業概要および履修上の注意事項等の説明と受講生数の調整 に、ボール・プレッシャーを基本とした様々な手法とオールコートから 2. ディフェンスの原則 ハーフコートに至る連携的なチーム・ディフェンスについて、その方 法と理論を学習する。さらに、グループ別の発表・指導形態を多く取 3. チームディフェンスの基礎 4. プレッシャー・マンツーマン①(テキストを用いた知識の習得) り入れ、学生のより自発的・積極的な実習を行う。授業で取り扱う チーム・ディフェンスは、中学・高校をはじめ、大学のチームにおい 5. プレッシャー・マンツーマン②(班ごとの実践と発表・指導) ても十分に活用できるシステムディフェンスである。 6. ラン・アンド・ジャンプ①(テキストを用いた知識の習得) 7. ラン・アンド・ジャンプ②(班ごとの実践と発表・指導) 8. コンビネーション①(テキストを用いた知識の習得) 9. コンビネーション②(班ごとの実践と発表・指導) 到達目標 10. ゾーン・プレス①(テキストを用いた知識の習得) ・チームディフェンスの多様性を理解し、目的に応じた防御方法を実 11. ゾーン・プレス②(グループごとの実践と発表・指導) 践する能力を身につけ、対象者に指導することができる。 12. 総合ドリル①(班対抗のゲーム) 13. フィードバック①(撮影した実技映像の確認と考察) 14. 総合ドリル②(班対抗のゲーム) 15. フィードバック②(撮影した実技映像の評価) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・JABBA公認コーチの講習内容を含む内容です。基礎バスケット 評価項目 割合 評価基準等 ボール指導法と理論実習Ⅰ・Ⅱを履修した上で履修しましょう。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業内容の理解度と技能の習得状況を判断するための 50% 筆記および実技試験 % 各回の授業テーマに対する取り組み態度および達成度 50% を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「BASKETBALL Multiple Offense and Defense by DEAN SMITH」 ディーン・スミス 日本文化出版 4,000円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 授業科目名 ハンドボール理論・実習Ⅲ 担当教員 清水宣雄 配当年次 3 単位数 1 対応資格 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 学校体育の授業レベルにおけるハンドボールの指導を目標とし 1. ハンドボールの特性と指導の概要 て、実践的指導法・評価法を学ぶ。 2. 単元計画の立案 ハンドボールを単元とした単元計画を立案し、教育実習等におい 3. パス・キャッチ指導案の作成 て実践可能な、指導案を作成する。 主に手を使ってボールを扱うため、他の球技と比較して、初心者に 4. パス・キャッチの模擬授業 も取り組みやすく、基本技術の習得が比較的容易なため、戦術プレ 5. シュート指導案の作成 イの学習に適しているという、特性を生かした、学習の流れ・学習内 6. シュートの模擬授業 容及び学習活動・指導上の留意点・評価法を検討する。 7. コンビネーションプレイ指導案の作成 作成した指導案を基に、模擬授業を行い、妥当性を確認すると共 に、実践的に指導法を学ぶ。 8. コンビネーションプレイの模擬授業 9. 簡易ゲーム指導案の作成 到達目標 10. 簡易ゲームの模擬授業 ・学校体育において、初心者にハンドボールを実際に指導するため 11. ゲーム指導案の作成 の、指導方法を考案できる。 12. ゲームの模擬授業 ・授業の内容について適切な評価ができる。 13. 指導上の留意点の検討 ・ハンドボールを単元とした単元計画が作成できる。 14. 評価法の検討 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・模擬授業においては、生徒・教員の役割を正確に果たしてくださ 評価項目 割合 評価基準等 い。 ・指導案を作成するために、学習指導要領を読んでおいてください。 試験 50% 指導案を作成する能力を評価する。 ・常に、自分が指導する立場に立つことを意識して受講してくださ い。 レポート % 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じ、印刷物を配布する。 その他 受講に際し、ハンドボールの経験は問わない。 ─ 250 ─ 指導案作成・模擬授業時における取り組み方・実践力を 50% 評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業科目名 ハンドボール理論・実習Ⅳ 清水宣雄 担当教員 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) ハンドボールでは主に手を使ってボールを扱うため、他の球技と比 1. 競技ハンドボールの特性と指導の概要 較して、初心者にも取り組みやすく、基本技術の習得が比較的容易 2. 攻撃局面に必要な個人的技能の指導 (1) パス・キャッチ・フェイント なため、戦術プレイを学習する教材として、また、走・跳・投の運動が 3. 攻撃局面に必要な個人的技能の指導 (2) シュート バランス良く必要とされるため、発育・発達期を促す運動として最適 4. 防御局面に必要な個人的技能の指導 (1) フットワーク である。 本授業では、(財)日本体育協会公認ハンドボールコーチの養成 5. 防御局面に必要な個人的技能の指導 (2) インターセプト 講習会専門科目カリキュラムを参考として、ハンドボールの指導者と 6. 攻撃局面に必要な集団的技能の指導 (1) パスワーク して必要な専門的知識・指導法を学習する。 主として、ハンドボールの技術・戦術・指導法を総合実践的に学習 7. 攻撃局面に必要な集団的技能の指導 (2) 移動攻撃 する。 8. 防御局面に必要な集団的技能の指導 (1) フォロープレイ 9. 防御局面に必要な集団的技能の指導 (2) チェンジプレイ 到達目標 10. 攻撃・防御に必要な体力トレーニングの指導 ・ハンドボールの個人的技能の指導ができる 11. ゲームにおける戦術指導 ・ハンドボールの集団的技能の指導ができる。 12. スキルの評価と実際 ・ハンドボールの技術・戦術に関して論理的に説明できる。 13. ルールとレフェリング ・ハンドボールの指導計画を作成することができる。 14. 指導計画の作成 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・パス・キャッチ・シュートなど基本的なスキルを習得しておいてくださ 評価項目 割合 評価基準等 い。 指導するためのハンドボール理論についてのテストを実 ・日頃から、技術・戦術を科学的に考えるようにしてください。 試験 50% 施する。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 授業時における取り組み方・指導するためのハンドボー 50% ル理論の実践力を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じ、印刷物を配布する。 その他 受講に際し、競技レベルの経験を有することが望ましい。 授業科目名 サッカー理論・実習Ⅲ 担当教員 原仲 碧 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本授業においては、まず、日本のサッカーや世界のサッカーの現 1. ガイダンス(授業概要と履修に関する説明) 状について学習する。そして、若年層の指導の基本として、発育発 2. 世界のサッカーと日本のサッカーについて 達と指導の一貫性について理解する。コーチング法については、 3. 発育発達と指導の一貫性について コーチングの目的をしっかり認識させ、ゲームを分析する力、プラン 4. 指導者の役割 ニングする力、コーチングする力などについて学習していく。また、 コーチング法の実践では、攻撃を中心に学習していくが、常に攻撃 5. コーチング法①(女子選手の指導法) と守備の連続性・同時性を意識させなければならない。そして、指導 6. コーチング法②(育成年代のGK指導法) 者の役割、ルールや審判についても基本的な認識を深めていく。 7. 攻撃[1](シュート:4対4) 8. 攻撃[2](コントロール&パス:2ゴールゲーム) 9. 攻撃[3](1対1:スモールサイドゲーム) 10. 攻撃[4](パスの優先順位:4ゴールゲーム) 11. ゲーム 到達目標 ・コーチング法を説明できる。プランニングを実践できる。 14. 指導の実践①(監督・コーチ・GKコーチの役割を決めて→攻撃) 15. 指導の実践②(監督・コーチ・GKコーチの役割を決めて→守備) 受講・学習上のアドバイス ・メディアを通した映像・情報収集に努めると、より理解が深まる。 評価方法 評価項目 割合 評価基準等 試験 30% 授業内容の理解度を判断するための指導の実践試験 レポート 20% 為のレポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業内容の理解度及び受講者自身の考えを判断する 授業における質問、発言ならびに実技での積極的な受 50% 講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「指導者のためのサッカー強化書」ゲロ・ビザンツ/グンナー・ ゲーリッシュ著田島幸三監訳ベースボールマガジン社 その他 ─ 251 ─ 展開専門科目 12. ルールと審判 13. プランニング 授業科目名 担当教員 サッカー理論・実習Ⅳ 原仲 碧 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本授業においては、チームマネージメントの重要性を理解し、クリ 1. ガイダンス(授業概要と履修に関する説明) エイティブなコーチになるための重要な要素としての、ゲーム分析力 2. チームマネージメント を学習する。コーチング法の実践としては、現代サッカーにおいて大 きなテーマになる攻守の切り替え、そして守備を中心にトレーニング 3. ゲーム分析 していく。合わせて、育成年代のゴールキーパーの一貫指導の重要 4. 攻守の切り替え①(攻撃→守備) 性を理解し、ゴールキーパーの指導法についても学習する。また、 5. 攻守の切り替え②(守備→攻撃) 女子サッカー、サッカー界の組織、栄養についても理解を深める。 6. ゲーム①(ハーフコート:8対8) 7. ゴールキーパのトレーニング法 8. 守備[1](ゴールを守る①)(ポジショニング:1対1→4対4) 9. 守備[2](ゴールを守る②)(アプローチ:1対1→2対2) 到達目標 10. 守備[3](ゴールを守る③)(チャレンジの優先順位:1対1→4対4) ・チームマネージメント、ゲーム分析が説明できる。攻守の切り替えの 11. ゲーム②(フルコート:11対11) ポイントを理解し、実践できる。 12. サッカー界の組織と女子サッカーについて 13. 栄養について 14. 指導の実践③(監督・コーチ・GKコーチの役割を決めて→攻・守の切り換え) 15. 指導の実践④(監督・コーチ・GKコーチの役割を決めて→守・攻の切り換え) 受講・学習上のアドバイス ・メディアを通した映像・情報収集に努めると、より理解が深まる。 評価方法 評価項目 割合 評価基準等 試験 30% 授業内容の理解度を判断するための指導の実践試験 レポート 20% 為のレポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業内容の理解度及び受講者自身の考えを判断する 授業における質問、発言ならびに実技での積極的な受 50% 講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 指導者のためのサッカー強化書ゲロ・ビザンツ/グンナー・ ゲーリッシュ著田島幸三監訳ベースボールマガジン社 その他 授業科目名 担当教員 ラグビー理論・実習Ⅲ 安ヶ平 浩 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 ラグビーゲームの歴史的変遷から、ポジション、フォーメーション、 戦術等の移り変わりを理解し、現在行われているユニット、チームとし ての戦術、戦略について学習する。攻撃ではFW、BK一体となった 連続攻撃でのトライを考える。防御では、地域を意識した各種防御 法を検討する。 また、連続攻撃の中での判断を伴ったプレーが非常に重要になっ てくるので、ブロークンな状況にも取り組む。最終的には、これらのこ とをゲームの中で実際に意識しながらプレーし、その状況を確認す る。 到達目標 ・チームスキルを理解し、説明できる。 ・チームスキルを実践できる。 展開専門科目 受講・学習上のアドバイス ・ラグビー関連の雑誌やDVD等に目を通しておくと理解が深まる。 ・ラグビー理論・実習Ⅰ、Ⅱからの継続履修が望ましい。 授業計画(テーマ) 1. 戦略の歴史的変遷とその意図すること 2. ルールの変更等に関連したゲーム内容の移り変わり 3. 現代の戦略、戦術 4. これからのラグビーに求められるもの 5. チームアタックの考え方(攻撃地域とバリエーション) 6. チームアタック実習(セットプレイからの連続) 7. チームディフェンスの考え方(プレッシャーとドリフト) 8. チームディフェンスの考え方(ピラーディフェンス) 9. チームディフェンス実習(地域ごとに) 10. ブロークンプレイの考え方(状況の判断) 11. ブロークンプレイの攻防実習(連続から攻防の切り替え) 12. ゲーム(個人プレイの確認) 13. ゲーム(ユニットプレイの確認) 14. ゲーム(総合的な動きの確認) 15. ゲーム(総合的な確認) 評価方法 評価項目 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 % 70% 数回のレポートを課し、理解度を評価する。 授業における質問、発言ならびに実技での積極的な受 30% 講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「英国ラグビーとクラブ組織」 佐々木康 創文企画 78-4-921164-57-7 2.000円 必要に応じて印刷物を配布する その他 ─ 252 ─ ラグビー理論・実習Ⅳ 授業科目名 安ヶ平 浩 担当教員 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) ボールゲームの起源から英国におけるフットボールの変遷や文化 1. ボールゲームの起源とその変遷 としてのラグビーについて学習する。次にラグビーの特性とその魅 2. フットボールからラグビー、サッカーへ 力,ゲームの基本理念について学習する。さらに、日本や世界にお 3. ラグビーの特性とその魅力 ける現代ラグビーの移り変わり、ラグビーがプロ化に突き進む大きな 要因となるラグビーワールドカップを軸とする現在のラグビーの動向 4. ラグビーゲームの基本理念 までみていく。 5. 世界のラグビー(イングランドから世界へ) 実習では、ゲームに向けてのコンディショニング等についても検討 6. 日本のラグビー し、これらのことを意識した上でゲームを行い、確認していく。 7. 現代のラグビー(ワールドカップ以前) 8. 現代のラグビー(ワールドカップ以降) 9. 体力トレーニングの理論と計画の立て方 到達目標 10. 体力トレーニング実習 ・ラグビーの変遷や特性等を理解し、説明できる。 11. コンディショニングの理論 ・トレーニングやコンディショニングを実践できる。 12. コンディショニング実習(ウォーミングアップ、クーリングダウン) 13. ゲーム(総合的な確認) 14. ゲーム(総合的な確認) 15. ゲーム(総合的な確認) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・ラグビー関連の雑誌やDVD等に目を通しておくと理解が深まる。 評価基準等 評価項目 割合 ・ラグビー理論・実習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲからの継続履修が望ましい。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 70% 数回のレポートを課し、理解度を評価する。 授業における質問、発言ならびに実技での積極的な受 30% 講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「500年前のラグビーから学ぶ」 杉谷健一郎 文芸社 4-8355-8498-8 1,400円 必要に応じて印刷物を配布する その他 授業科目名 バレーボール理論・実習Ⅲ 担当教員 徳永文利 配当年次 3 単位数 1 対応資格 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 70% グループ戦術のレポートを評価する。 30% 授業における質問発表の方法を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 ─ 253 ─ 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) バレーボールでは基本的なラインナップが8通り考えられるが、そ 1. オリエンテーション(授業の進め方、授業内容、評価方法の説明) れぞれメリットとデメリットがある。また、アジア型、アメリカ型のライン 2. バレーボールのフォーメーション(基本) ナップがあり、それぞれについて歴史的な考察を進め、実践してい く。また、集団技能をディフェンス、オフェンスに分類し、それぞれに 3. バレーボールのフォーメーション(応用) ついて学習を進める。ディフェンスについては、サーブレシーブ、ブ 4. ディフェンス理論(サーブレシーブ) ロック、スパイクレシーブについて理論とトレーニング方法を学習す 5. サーブレシーブのトレーニング方法 る。オフェンスについては、サーブ、トス、スパイクについて理論とト 6. ディフェンス理論(ブロック) レーニング方法を学習する。 7. ブロックのトレーニング方法 8. ディフェンス理論(スパイクレシーブ) 9. スパイクレシーブのトレーニング方法 到達目標 10. オフェンスの理論(サーブ) ・グループ戦術に関する知識を高めることができる。 11. サーブのトレーニング方法 ・グループ戦術のトレーニング方法を立案し、実践する能力を身につ 12. トスワークの理論(トス) ける。 13. トスのトレーニング方法 14. オフェンス理論(スパイク) 15. スパイクのトレーニング方法 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・バレーボール理論・実習Ⅰ〜Ⅳの連続履修が望ましい。 評価項目 割合 評価基準等 授業科目名 バレーボール理論・実習Ⅳ 担当教員 徳永文利 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) バレーボールの競技力向上を図るためには、集団技能に関する知 1. オリエンテーション(授業の進め方、授業内容、評価方法) 識が必要である。また世界トップレベルのゲームを分析し、効果的な 2. 集団技能指導論(サーブレシーブ) ディフェンスについて考察し、戦術、戦略について検討を行う。集団 技能指導論については、サーブレシーブ、スパイク、ブロック、スパイ 3. 集団技能指導論(コンビネーションスパイク) クレシーブについて指導方法を学習する。ゲーム分析は、データバ 4. 集団技能指導論(ブロックシステム) レーを駆使し、個人の技術理論、チームのディフェンス、オフェンス 5. 集団技能指導論(スパイクレシーブ) の理論について学習する。さらに、技術分析論 は、世界のトッププ 6. ゲーム分析(個人データ) レーヤーのプレーを量的判定し、比較分析を行い学習する。 7. ゲーム分析(チームデータ) 8. ゲーム分析(チームオフェンス) 9. ゲーム分析(チームディフェンス) 到達目標 10. 技術分析論(パス) ・チーム戦術に関する知識を高めることができる。 11. 技術分析論(トス) ・チーム戦術のトレーニング方法を立案し、実践する能力を身につけ 12. 技術分析論(スパイク) る。 13. 技術分析論(ブロック) 14. 技術分析論(サーブ) 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・バレーボール理論・実習Ⅰ〜Ⅳの連続履修が望ましい。 評価基準等 評価項目 割合 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 70% チーム戦術のレポートを評価する。 30% 授業における質問発表の方法を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 授業科目名 野球理論・実習Ⅲ 配当年次 3 担当教員 岩井美樹 百武憲一 単位数 1 対応資格 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 野球は点を取られなければ負けない競技である。つまり、野球にお 1. 投手について 好投手の条件 ける防御はゲームで勝利するためには最も重要な要素になってく 2. 速球を投げるための投法、腕と肩、足と腰 る。 野球での防御力の向上に必要なものは、投手を中心とした投手力 3. 制球力を身につける為の練習法 の向上と各ポジションの守備力の向上があげられる。そのようなことを 4. 変化球について 横の変化球 ふまえ、本講義では野球における防御について詳しく説明し、学習 5. 変化球について 縦の変化球 する 6. 投球の配合について また、防御を中心とした理論、実践を正しく理解し、将来、指導者と 7. 球の速度と投球の間合いの変化について して必要な練習指導についても学習する。 8. 投手の心得 9. 捕手の役目 キャッチングとスローイング 到達目標 10. インサイドワークについて ・大学野球レベルの守備面での理解を深め、実践できる。 11. 牽制球とピックオフプレーについて 12. 内野手のフォーメーション 13. 内野手のベースカバーについて 14. 外野手 球場と守備位置の関係 15. 練習指導と実践指導 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・野球(高校野球レベル)における守備面での技術を実践できるよう 評価項目 割合 評価基準等 にしておくと理解度も高くなります。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 授業の理解度と技術の習得状況を判断するための実技 50% 試験 % 50% 毎回の出席と受講態度で評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 受講者各自が用意する物(硬式用グラブ、スパイク、ユニフォーム) ボールとバットは大学で準備します。 ─ 254 ─ 授業科目名 野球理論・実習Ⅳ 配当年次 3 担当教員 岩井美樹 百武憲一 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本講義ではⅠ.Ⅱ.Ⅲで学んできたことをふまえ、実際にゲームを 1. ゲームとデータ処理について 行い、野球技術の向上を目指す。 2. ゲーム前の準備について また、野球における監督とコーチの役割を考え、サインの出し方や 実戦における野球戦術を様々なデータの中から選び、作戦を立て、 3. 実践における作戦 4. ゲーム実習をする Part1 戦局の移り変わりとその対策についても学習する。 また、日本の野球とアメリカのベースボールとの違いや各世界大会 5. ゲーム実習をする Part2 の日本代表チームについても考察し、野球が社会に及ぼす影響や 6. 練習指導と実戦指導について 関わり方を学習する。 また、指導者としての心得や注意点を考えながら、将来、指導者と 7. 監督とコーチの役割について して必要な練習指導についても学習する。 8. 球場の広さとゲームの進め方 9. ゲーム実習をする Part3 到達目標 10. 雨天時におけるゲームについて ・野球におけるゲーム分析を行い、試合での作戦の立て方を学習 11. 作戦と戦局について し、采配ができる。また、日本の野球とアメリカの野球の違いを説明 12. 監督のサインについてとサインの種類 できる。 13. 日本の野球と米国のベースボールについて 14. W杯プロ選手とアマ合同チームについて 15. オリンピックで戦うチームを考える 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・野球(高校野球レベル)におけるゲーム分析や作戦の立て方などを 評価項目 割合 評価基準等 理解にしておくと理解度も高くなります。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 【岩井、百武】 授業の理解度と技術の習得状況を判断するための実技 50% 試験 % 50% 毎回の出席と受講態度で評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 受講者各自が用意する物(硬式用グラブ、スパイク、ユニフォーム) ボールとバットは大学で準備します。 授業科目名 担当教員 ダンス理論・実習Ⅲ 佐藤みどり 配当年次 3 単位数 1 対応資格 試験 40% 技能の習熟度を判断する実技試験 レポート 20% 授業内容の理解度を判断するために課す。 平常点 40% 実技に対する積極的な講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じ、印刷物を配布する。 「学びの身体技法」 佐藤学著 太郎次郎社 4-8118-0643-3 2,000円 その他 ─ 255 ─ 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) ダンスに必要な知識と技能を獲得し、ダンスの学習指導に応じる能 1. 中学・高等学校における発展的段階のダンス授業紹介 力を養う。指導する対象としては、学校体育の現場を想定しているの 2. 現代的なリズムのダンス(基本編)①~基本のステップを中心に~ で、受講者が高度な技能を持ち合わせたダンサーである必要はな 3. 現代的なリズムのダンス(基本編)②~空間移動を伴うステップ~ い。具体的な内容は、以下のとおりである。 4. 現代的なリズムのダンス(基本編)③~跳躍系のステップ~ 1)現代的なリズムのダンス<ダンス学習における導入をより効果的 に行うために> 5. 現代的なリズムのダンス(応用編)①~テンポアップ~ 2)グループ創作の意義と活動<仲間と関わり合いながら学習を進め 6. 現代的なリズムのダンス(応用編)②~即興的に~ る方法> 7. グループ創作の意義(理論) 3)見せ合いと相互評価<“観る”学習と、互いの個性を認め合う学 び方> 8. グループ創作活動①~大テーマ設定とイメージ~ 9. グループ創作活動②~動きのデッサン~ 到達目標 10. グループ創作活動③~作品の中核づくり~ ・多様なジャンルの音楽に合わせて、即興的に踊ることができる。 11. グループ創作活動④~始まりとラストの効用~ ・よりよい舞踊作品を創るために、仲間との建設的な共同作業ができ 12. 見せあい・相互評価 る。 13. 最終発表会のためのリハーサル 14. 作品発表と相互評価 15. まとめ(VTR鑑賞と批評) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・日頃から巷に流れる音楽に関心を持ち、この曲でどんなダンスがで 評価項目 割合 評価基準等 きるのか?など構想を練る習慣を持つことが望ましい。 ダンス理論・実習Ⅳ 授業科目名 佐藤みどり 担当教員 配当年次 3 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) “ダンスが上手い”とか“優れたダンサー”とは、どのような人を指す 1. 国内外における最新のダンス情報紹介 のであろうか。単に、高い跳躍・素早い回転・柔軟な身体を指すもの 2. ダンスに必要な技能について(理論)①身体的技能とは でないことは周知のことである。以下の項目によって、ダンスに必要 3. ダンスに必要な技能について(理論)②創作力とは な応用知識と技能を獲得し、自らの踊る力を高めることを目的とす 4. 踊る力を伸ばす~①人と関わって踊る~ る。ここで言う「踊る力」とは、踊るための総合的な能力を指し、創作 力・表現力をも内包している。 5. 踊る力を伸ばす~②物と関わって踊る~ 1)ダンスに必要な技能について 6. 踊る力を伸ばす~③空間と関わって踊る~ 2)踊る力の開発 7. 創る体験~①イメージ、発想、テーマ~ 3)創る・観る体験の仕上げ すなわち、どのような学習場面にも応じられる指導力を身につける 8. 創る体験~②独自性、動きの個性化~ ための最終段階としている。 9. 最終舞踊創作Ⅰ(動きと感情価) 到達目標 10. 最終舞踊創作Ⅱ(作品の全体構成) ・中・高のダンス授業のあらゆる場面に対応できる技能と応用力を身 11. 最終舞踊創作Ⅲ(動きを強調するには) につける。例として、ダンス発表会や文化祭等のダンス企画の指導 12. リハーサル(音響、衣裳) ができる。 13. 最終創作作品と自己評価(創る体験・仕上げ) 14. 最終創作作品と相互評価(観る体験・仕上げ) 15. 総まとめ(VTR鑑賞、最終調査) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・受講生は、基礎的なダンスの技能を既に獲得していて、さらに進ん 評価項目 割合 評価基準等 だ段階の学習内容に応じられることが望ましい。 試験 40% 技能の習熟度を判断するための実技試験 レポート 20% 授業内容の理解度を判定するためのレポート 平常点 40% 身体意識を高く持つ受講態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じ、印刷物を配布する。 「改訂新版ダンスハンドブック」ダンスマガジン編 新書館 定価1,600円 その他 スポーツ戦略論Ⅰ 授業科目名 徳永文利 岩井美樹 前河洋一 安ヶ平 浩 百武憲一 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 共通 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 現在のスポーツは、世界的規模での文化的、社会的価値を持つよ 1. ガイダンス(授業概要と展開方法の説明) うになり、ビジネスとしても巨大なマーケットに至っている。競技ス ポーツの分野においては競技力向上を目指し、パフォーマンスを最 2. スポーツを取り巻く環境と問題点 大限に発揮することが求められる。そのためのトレーニングやコーチ 3. スポーツにおける体力と技術 ング、戦術や戦略について試行錯誤しながら日々の努力を重ねてい 4. チームにおけるスタッフの役割 る。 5. 競技種目の特性とトレーニング方法 本授業では、各分野の専門家による講義を取り入れながら、スポー スカウトと育成 ツをより深く認識し、理解することを目的とし、自身の専門種目のみな 6. 7. メンタルマネジメント らず、スポーツ全般についての理解を深めることを目的とする。 8. ドーピングの現状と対策 9. スポーツにおける技術やゲーム分析と戦術 到達目標 10. 競技人口拡大のためのスポーツ戦略 ・スポーツに関する戦略的思考を説明することができ、戦略という観 11. 企業のスポーツ戦略 点からスポーツに接することができる。 12. 学校体育とスポーツ ・専門種目の枠を超えて、全ての競技スポーツについて理解すること 13. スポーツの教育的価値 ができる。 14. 社会におけるスポーツの役割 15. まとめ(授業の総括とスポーツ界の課題について) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・スポーツ戦略論Ⅰ、Ⅱの連続履修が望ましい。 評価項目 ・自分自身が競技スポーツに取り組む目的を明確にし、目標に向か う努力の過程に価値を見いだせるような取り組みを実践して欲しい。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 【徳永、岩井、前河、安ヶ平、百武】 【徳永、岩井、安ヶ平、百武】 【徳永、前河、安ヶ平、百武】 【徳永、前河、安ヶ平、岩井】 【前河、安ヶ平、徳永、百武】 【徳永、岩井、前河、百武】 【徳永、岩井、前河、百武】 【徳永、前河、安ヶ平、百武】 【徳永、安ヶ平、岩井、百武】 【岩井、前河、徳永、百武】 【岩井、前河、安ヶ平、徳永】 【徳永、岩井、前河、安ヶ平】 【徳永、安ヶ平、前河、百武】 【徳永、前河、岩井、百武】 【徳永、岩井、前河、安ヶ平、百武】 評価基準等 % 定期試験は課さない。 70% 毎回のテーマに関するレポートを評価する。 30% 欠席は減点対象となり、毎時間の授業態度も評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 日々の新聞記事やニュースに関心を持ち、社会全体の出来 事や変化を把握しておく。 その他 特別講師として、数名のゲストを予定している。 ─ 256 ─ スポーツ戦略論Ⅱ 授業科目名 徳永文利 岩井美樹 前河洋一 安ヶ平 浩 百武憲一 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 共通 授業概要 授業計画(テーマ) オリンピック、ワールドカップ、世界選手権など、プロスポーツを含 1. ガイダンス(授業概要と展開方法の説明) めたそれぞれの種目において、国際的な競技力を示す舞台の裏 2. スポーツの普及と選手育成およびチーム強化 で、様々な戦いが展開されている。 選手、指導者、チーム運営、マスコミ等、様々な立場からスポーツ 3. オリンピックとスポーツの歴史的背景 の現状を検証し、トップレベルの戦いの様子に触れ、競技スポーツを 4. 大リーグとプロ野球 多角的に捉える。 5. ワールドカップと国内リーグ 学生がスポーツに取り組む背景を、今日の日本社会ともリンクさせ バレーボールの世界戦略、Vリーグと世界大会 て、勝つためには何が必要か?についても様々な観点から考察を加 6. 7. マラソンと駅伝 え、自身の競技力向上に結びつけることを目的とする。 8. スポーツとメディアの関係 9. 選手と指導者の関係 到達目標 10. スポーツビジネスとマネジメント ・現在のスポーツを取り巻く環境について説明ができ、その問題点を 11. プロスポーツの現状と課題 指摘することができる。 12. 海外のスポーツ事情 ・専門以外の競技スポーツや種目について、社会的な背景を理解 13. スポーツイベントの運営と経営 し、世界的な視点でスポーツを捉えることができる。 14. スポーツの文化的価値と未来像 15. まとめ(授業の総括とスポーツのあり方について) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・スポーツ戦略論Ⅰ、Ⅱの連続履修が望ましい。 評価項目 ・スポーツを取り巻く環境と、スポーツに内在する様々な可能性につ いて、自分の考えを示しながら知的好奇心を持って受講することを 試験 望む。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 【徳永、岩井、前河、安ヶ平、百武】 【徳永、岩井、安ヶ平、百武】 【徳永、前河、安ヶ平、百武】 【徳永、前河、安ヶ平、岩井】 【前河、安ヶ平、徳永、百武】 【徳永、岩井、前河、百武】 【徳永、岩井、前河、百武】 【徳永、前河、安ヶ平、百武】 【徳永、安ヶ平、岩井、百武】 【岩井、前河、岩井、百武】 【岩井、前河、安ヶ平、徳永】 【徳永、岩井、前河、安ヶ平】 【徳永、安ヶ平、前河、百武】 【徳永、前河、岩井、百武】 【徳永、岩井、前河、安ヶ平、百武】 評価基準等 % 定期試験は課さない。 70% 毎回のテーマに関するレポートを評価する。 30% 欠席は減点対象となり、毎時間の授業態度も評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 日々の新聞記事やニュースに関心を持ち、社会全体の出来 事や変化を把握しておく。 その他 特別講師として、数名のゲストを予定している。 授業科目名 担当教員 身体表現論 佐藤みどり 配当年次 3 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 感情の溢れる瞬間、思わず何かをアピールしてしまう身体…言葉 1. 身体は語る①~動きは感情を隠し持っている~ によらないコミュニケーション (non-verbal communication)である。 2. 身体は語る②~身体言語(からだことば)~ 主に以下の二項目について学ぶ。 3. 舞踊の成り立ち(最古の芸術) ①我々は日頃から無意識のうちに身体でさまざまな感情を表出・表 4. 各国の舞踊Ⅰ 〔アフリカ編〕 現していることや、身近なところにダンスがあることに気づき、その意 義を知る。 5. 各国の舞踊Ⅱ 〔アジア編〕 ②世界各国の舞踊や各ジャンルのダンスを広く鑑賞し、人間が太古 6. 各国の舞踊Ⅲ 〔中南米編〕 の昔から現代に至るまで踊り続けてきたことを知ると共に、舞踊の教 7. 各国の舞踊Ⅳ~まとめ~ 育的価値にも眼を向ける。 世界各国の民族舞踊や一流ダンサーのパフォーマンスは、ビデオに 8. 芸術としての舞踊①~芸術とは~ よる鑑賞を行う。 9. 芸術としての舞踊②~鑑賞と批評~ 10. 芸術としての舞踊③~ダンサーの資質~ 11. 舞踊教育Ⅰ 〔幼・小・中学校〕 12. 舞踊教育Ⅱ 〔高校・大学〕 13. 舞踊教育Ⅲ 〔男女共習のダンス授業〕 14. 身体知~かしこいからだ~ 15. 総まとめ 〔再び身体表現とは〕 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・15~20秒程のTVコマーシャルなど、短時間でインパクトある身体 評価項目 表現の効果などに関心を寄せ、日頃から観察眼を養っておくことが 望ましい。 試験 レポート 平常点 割合 評価基準等 50% 授業内容の理解度を判断するための筆記試験 30% 中間レポートを課す。 20% 毎回の講義内容に関する小レポートを課す。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じ、印刷物を配布する。 「人はなぜおどるのか」 本田郁子他著 ポプラ社 978-4591047873 定価1,600円 その他 ─ 257 ─ 展開専門科目 到達目標 ・身体表現とは何か?と問われた際、自分なりの考えを人に説明す ることができる。 ・多種多様なジャンルのパフォーマンス(身体表現)を自分自身の感 性で鑑賞・批評することができる。 レクリエーション特論 授業科目名 中西 純 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 AT、 R・C、共通 授業概要 授業計画(テーマ) 「余暇」が無視できない生活課題として浮上してきた現代社会にお 1. レクリエーション概論 いて、健康づくりや生きがいづくり、人生再教育などを目的とした生 2. レクリエーションの基礎理論Ⅰ:レクリエーション運動 涯学習の果たす役割が極めて重要視されるようになってきた。その 生涯学習の一翼を担っているのがレクリエーションであり、余暇時代 3. レクリエーションの基礎理論Ⅱ:資格所得者の役割 にふさわしい新しいレクリエーションのビジョンが、生涯スポーツの一 4. レジャー・レクリエーションの現状 つの柱としても大いに期待されている。 5. 市民運動とレクリエーション 本講では、レクリエーションの基本的理論のうち基礎理論及び支 6. レクリエーション支援の理論Ⅰ:ライフスタイルと地域のレクリエーション 援、組織経営の各領域について、考え方や方法を実習を含めて多 7. レクリエーション支援の理論Ⅱ:少子高齢化のレクリエーション 面的に学習する。 8. 市民サービス型事業基本構想の立て方 9. 市民サービス型事業推進計画のためのマネジメント 到達目標 10. レクリエーション支援者の役割Ⅰ:支援者の役割 ・レクリエーションとは何かについて説明できる。 11. レクリエーション支援者の役割Ⅱ:レクリエーション事業論 ・レジャー・レクリエーションの現状を説明できる。 12. レクリエーション組織の経営論Ⅰ:レクリエーション事業計画 ・レクリエーション支援について説明できる。 13. レクリエーション組織の経営論Ⅱ:レクリエーション活動の安全管理 ・レクリエーション組織とマネジメントについて説明できる。 14. 市区町村レクリエーション協会のマネジメント 15. クラブマネジメントの基礎 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・下位学年で開講される「レクリエーション総論」、「基礎レクリエーショ 評価項目 割合 評価基準等 ン実習」、「ニュースポーツ理論・実習」、「野外活動理論・実習」を前 もって受講することを強く勧める。 試験 80% 授業内容の理解度を判断するための筆記試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 授業における質問・発言ならびに、積極的な受講態度 20% を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) レクリエーション・コーディネーター養成テキスト「レクリエーション・ コーディネートのすすめ方」(財)日本レクリエーション協会編 3、 500円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 受講者各自で用意する物〔A4版のファイル〕 レクリエーション・サービス論 授業科目名 中西 純 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 R・C、共通 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 「余暇」が無視できない生活課題として浮上してきた現代社会にお 1. レクリエーション概論 いて、健康づくりや生きがいづくり、人生再教育などを目的とした生 2. レクリエーション・サービスの概念 涯学習の果たす役割が極めて重要視されるようになってきた。その 3. レクリエーション・サービスの種類 生涯学習の領域で大いに期待されているのが各種レクリエーション 4. レクリエーション・サービス事業基本構想のたて方 や生涯スポーツであり、様々な人々のニーズに応えられる事業やイ ベント、プログラムの提供が強く望まれている。 5. レクリエーション・サービス事業推進計画のマネジメント 本講では、レクリエーションの基本的理論のうち各種事業やイベン 6. レクリエーション・サービス事業立案の基礎①レクリエーション事業論 ト、プログラムの提供に必要なサービス領域について、理論的かつ 7. レクリエーション・サービス事業立案の基礎②基本構想とマネジメント 実践的に学習する。 8. レクリエーション・イベントの企画①個人・グループを対象としたプログラム計画 9. レクリエーション・イベントの企画②市民を対象としたプログラム計画 到達目標 10. レクリエーション・イベントの推進 ・レクリエーション・サービスについて十分に把握、理解し説明でき 11. レクリエーション・イベントの安全 る。 12. レクリエーション・イベントの評価 ・レクリエーション・サービス事業、レクリエーション・イベントについて 13. レクリエーション・サービスとマナー①:日常生活 企画ができる。 14. レクリエーション・サービスとマナー②:社会生活 15. レクリエーション・サービスとホスピタリティ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・下位学年で開講される「レクリエーション総論」、「基礎レクリエーショ 評価項目 割合 評価基準等 ン実習」、「ニュースポーツ理論・実習」、「野外活動理論・実習」を前 もって受講することを強く勧める。 試験 80% 授業内容の理解度を判断するための筆記試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 授業における質問・発言ならびに、積極的な受講態度 20% を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) レクリエーション・コーディネーター養成テキスト「レクリエーション・ コーディネートのすすめ方」(財)日本レクリエーション協会編 3、 500円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 受講者各自で用意する物〔A4版のファイル〕 ─ 258 ─ 生涯スポーツ総合演習 授業科目名 黒川道子 担当教員 対応資格 中西 純 中島一郎 配当年次 4 単位数 2 R・C 授業概要 授業計画(テーマ) 本講では、1~3年次開講の生涯スポーツやレクリエーション関連 【黒川・中西・中島】 1. 事前活動 : 授業オリエンテーション 科目の学習を通して得た知識や技術を総合的に駆使し、主として地 2. 事前活動 : 効果的な会議の持ち方 【黒川】 域を舞台としたイベントや行事、プログラム等を履修学生自らが自主 事前活動 : マーケティング技法の実際 【黒川】 3. 的に企画・運営・指導・援助するという実践的な授業を展開する。ま 【黒川】 4. 事前活動 : ネットワーキングの実際 た、原則として「レクリエーション・コーディネーター(R・C)資格」の取 得を目指す学生のみの受講を認めるものとする。 【黒川】 5. 事前活動 : プレゼンテーションの実際 成績評価については、事前活動・準備への取り組み状況、イベント 【黒川】 6. 事前活動 : プロモーションの実際 や行事、プログラム等の実施状況、事後活動への取り組み状況など 【黒川】 7. 事前活動 : 経理・財務管理の実際 を総合的に判断して行う。 【黒川・中西・中島】 8. 事前活動 : 企画 及び 準備活動① 9. 事前活動 : 企画 及び 準備活動② グループ別活動 【黒川・中西・中島】 到達目標 【黒川・中西・中島】 10. 事前活動 : 企画 及び 準備活動③ ・生涯スポーツやレクリエーション関連のイベントやプログラム等を企 11. 事前活動 : 企画 及び 準備活動④ 【黒川・中西・中島】 画・運営することができる。 12. 演 習 : イベントや行事,プログラム等の実際(運営・指導・援助) 【黒川・中西・中島】 ・生涯スポーツやレクリエーションの指導者としての資質を涵養する。 13. 事後活動 : 反省会 及び 報告書の作成① 【黒川・中西・中島】 14. 事後活動 : 反省会 及び 報告書の作成② グループ別活動 【黒川・中西・中島】 15. 事後活動 : 反省会 及び 報告書の作成③ 【黒川・中西・中島】 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・自分が最も興味のある活動は何か、何にチャレンジしたいか、など 評価項目 割合 評価基準等 についてじっくり考えておいてほしい。 ・履修生に最も必要かつ要求される姿勢は、積極性や自主性である 試験 % ことを強く意識して授業に臨んでほしい。 レポート 20% イベントの実施要綱(企画書、進行表等) 平常点 80% [企画力、運営力、指導力、協力性]:各20点満点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 関連するイベントやプログラム等の内容に応じ、適宜資料を作成して配布す る。 「楽しいをつくる」 日本レクリエーション協会 4-931180-61-2 2,100円 その他 上記以外の参考書: 「レクリエーション・コーディネートのすすめ方(豊かに遊べる仕組みをつくる)」 日本レクリエーション協会 3,150円 冬季野外活動実習 授業科目名 黒川道子 中西 純 中島一郎 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 1 R・C、CI 授業概要 授業計画(テーマ) 自然との対話が乏しくなってきたといわれる現代社会である。しか 1. 授業オリエンテーション し、自然が私たちにもたらしてくれるものは大きい。 2. 事前学習:アウトドア活動概論 本講義では、学習場面を冬季における自然環境や施設において 3. 事前学習:実施プログラムの概要 アウトドア活動の宿泊体験学習を行い、より実践的なアウトドア活動 4. 事前学習:冬季アウトドア生活技術・マナー の技術・知識・指導法等について学習する。評価については、事前 学習状況及び実習中の受講状況を加味して総合的に行う。 また本 5. 事前学習:冬季アウトドア用具の使用法 科目は、「キャンプ・インストラクター」の資格を取得するための、「夏 6. 最終オリエンテーション 季野外活動実習」との選択必修の関係になっている。 【黒川・中西・中島】 【中島】 【黒川】 【黒川】 【中西】 【黒川・中西・中島】 7. 8. 9. 10. 宿泊体験実習(5泊6日) 【黒川・中西・中島】 11. 12. 13. 14. 15. 事後学習:まとめ及び評価 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・冬期の野外活動に関する図書やDVD等を見ておくとイメージが膨 評価項目 らむでしょう。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 【黒川・中西・中島】 評価基準等 10% 事前学習において行う試験 % 事前・事後の受講態度、実習中の取り組み方、態度を 90% 総合的に評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 スキーレベルにより班分けを行っているので、レベルに応じた内容でアルペンスキー・山岳スキー・ラングラウフといった内容が体験できる。学 外指導者も一流の先生方なのでその指導法をしっかり学んでほしい。また、雪洞での宿泊プログラムも体験してほしい。 ─ 259 ─ 展開専門科目 到達目標 ・冬期における野外活動の技術・指導法・楽しみ方を身につけ実践 できる。自然の中での実習なので、自然の厳しさ等に触れながら自 然との関わり方について考える力を身につけることができる。 コミュニケーションワーク指導実習 授業科目名 石井友光 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 1 R・C 授業概要 授業計画(テーマ) コミュニケーションワークは、皆さん自身の気づきが参加者の気づ 1. 授業ガイダンス きであり変容へと導くための根底にあたります。そこに参加者を変容 2. 自分を知るⅠ(カウンセリング実習) に導くための技術が加わります。この講座の目指すものは、自己開 発。質の高いコミュニケーションワークを立案し。展開できるスキルを 3. 自分を知るⅡ(交流分析実習) 身につけていきます。その方法はあなたが実行することにあります。 4. 対話の実習 なお本科目は、「レクリエーション・コーディネーター(R・C)」「レクリ 5. コミュニケーションの分析 エーション・インストラクター(R・I)」の資格を取得するための必修科 6. 指導案の書き方 目となっている。 7. 指導実習Ⅰ(模擬指導実習1~4) 8. 振り返り・討議 9. 指導実習Ⅱ(模擬指導実習5~8) 到達目標 10. 振り返り・討議 ・コミュニケーションワークの機能に応じたスキル選択ができる。 11. 指導実習Ⅲ(模擬指導実習9~12) ・コミュニケーションワーク展開ができるようになる。 12. 振り返り・討議 13. 指導実習Ⅳ(模擬指導実習13~16) 14. 振り返り・討議 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・コミュニケーションワークは、実行しなければ参加者の心理をつか 評価項目 割合 評価基準等 むスキルに磨きがかかりません。皆さんには実際にコミュニケーショ ンワークを立案・展開して頂き、そこで起きたことをみんなで検討し合 試験 50% 理解度を確認する。 います。 レポート % 50% 立案・展開の実施。参加者としての協力。 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「やさしいレクリエーション実践」 (財)日本レクリエーション協会 2,100円 その他 コミュニケーションワーク理論・実習 授業科目名 石井友光 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 1 R・I、 R・C、 CI 授業概要 レクリエーションの機能には、気晴らし・休養・自己開発があるとさ れている。しかし、単にゲームを知っている、ダンスを知っているとい うレベルでは、学校、職場、地域における支援活動は単なる気晴らし を援助するということになろう。この講座の目指すものは、遊びの機 能を深く認識して、参加者の行動の変容にまでつながる質の高いコ ミュニケーションワークの存在に気づくことにある。なお本科目は、「レ クリエーション・コーディネーター(R・C)」「レクリエーション・インストラ クター(R・I)」の資格を取得するための必修科目となっている。 授業計画(テーマ) 展開専門科目 1. 授業ガイダンス 2. 身体能力向上プログラム体験 3. ダンスエクササイズ体験 4. ソングⅠ(手あそび系ソング) 5. 視線交錯型コミュニケーション実習 6. 身体接触型コミュニケーション実習 7. 言語型コミュニケーション実習 8. ソングⅡ(唱歌系ソング) 9. コミュニケーションワークの展開Ⅰ(1対集団) 到達目標 10. コミュニケーションワークの展開Ⅱ(1対2~3人組) ・コミュニケーションワークの機能に気づく。 11. コミュニケーションワークの展開Ⅲ(1対グループ) ・コミュニケーションゲーム・コミュニケーションダンス・コミュニケーショ 12. コミュニケーションワークの展開Ⅳ(グループ対グループ) ンソングが数種目指導できるようになる。 13. コミュニケーションワークの展開Ⅴ(アイスブレーキング) 14. ソングⅢ(ポピュラー系ソング) 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・コミュニケーションワークは、自分自身の殻を突破しなくては良い援 評価項目 割合 評価基準等 助は望めません。まずは担当指導者の援助の仕方から心の眼を 使って学びとってください。 50% 理解度を確認する。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 50% 精一杯理解しようと実行しているか。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「やさしいレクリエーション実践」 (財)日本レクリエーション協会 2,100円 その他 ─ 260 ─ 夏季野外活動実習 授業科目名 中西 純 中島一郎 黒川道子 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 1 R・C、CI 授業概要 授業計画(テーマ) 「余暇」が無視できない生活課題として浮上してきた現代社会にお 1. 授業オリエンテーション いて、健康づくりや生きがいづくり、人生再教育などを目的とした生 2. 事前学習:野外活動概論 涯学習の果たす役割が極めて重要視されている。その生涯学習の 一翼を担っているのがレクリエーションであり、余暇時代にふさわしい 3. 事前学習:実施プログラムの概要 4. 事前学習:キャンプ生活技術・マナー 新しいレクリエーションのビジョンや実践が、生涯スポーツの一つの 柱として大いに期待されている。 5. 事前学習:キャンプ用具の使用法 本講では、教育的及び体育・スポーツ的レクリエーションである野 6. 最終オリエンテーション 外活動について、学外における夏季の自然環境下での宿泊実習を 7. 通して理論や知識を深め、実践力や応用力を養う。 8. 9. 宿泊体験実習(5泊6日) 到達目標 10. ・野外レクリエーションの種目であるカヌーおよびヨットとキャン プの3 11. 国立磐梯青少年交流の家にて実習を行う 種目を、講義や実践を通して基礎的な知識と技術を身につけること 12. ができる。 13. 14. 15. 事後学習 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・下位学年で開講される「基礎レクリエーション実習」を前もって受講 評価項目 割合 評価基準等 すること及び、同位学年の「野外活動理論・実習」を受講すること。 試験 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 【中西、中島、黒川】 【中西、中島、黒川】 【中西、中島、黒川】 【中西、中島、黒川】 【中西、中島、黒川】 【中西、中島、黒川】 【中西、中島、黒川】 % 50% 実習資料及び報告書の作成 レポート 平常点 【中西、中島、黒川】 学内事前学習及び実習の出席と、授業及び実習における質 50% 問・発言ならびに、実習での積極的な受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) キャンプ指導者入門(社)日本キャンプ協会 2,000円 その他 受講者各自で用意する物〔A4版のファイル〕 レクリエーション実技指導実習 授業科目名 黒川道子 担当教員 対応資格 中西 純 配当年次 3 単位数 1 R・C 授業概要 授業計画(テーマ) 本講義では様々なレクリエーション活動の中から「ニュースポーツ」 1. 講義:レクリエーション概論 と「野外活動」に焦点を当て、その実践的な指導法の知識・技術につ 2. 講義:指導理論及び指導実習の進め方 いて指導体験学習を行う。評価については、指導実習の評価に受 講状況及び出席状況を加味して総合的に行う。また本科目は「レクリ 3. 講義:ニュースポーツと野外活動 エーション・コーディネーター」の資格を取得するための必修科目となって 4. 講義:ニュースポーツと野外活動の指導法 いる。 下位学年で開講されている「基礎レクリエーション実習」を前 5. 実習:ニュースポーツ指導実習① もって受講することを強く勧める。 到達目標 ・ニュースポーツ及びキャンプ活動における、実践的な指導法の知 識・技術を身につけることができる。 【黒川・中西】 【黒川・中西】 【黒川・中西】 【黒川・中西】 【黒川・中西】 6. 実習:ニュースポーツ指導実習①ふりかえり授業 7. 実習:ニュースポーツ指導実習② 【黒川・中西】 8. 実習:ニュースポーツ指導実習②ふりかえり授業 9. 前半授業の総括 【黒川・中西】 【黒川・中西】 【黒川・中西】 10. 実習:アウトドア活動指導実習① 11. 実習:アウトドア活動指導実習①ふりかえり授業 【黒川・中西】 12. 実習:アウトドア活動指導実習② 13. 実習:アウトドア活動指導実習②ふりかえり授業 【黒川・中西】 14. 後半授業の総括 15. まとめ 【黒川・中西】 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 ─ 261 ─ 割合 【黒川・中西】 【黒川・中西】 評価基準等 % 40% 授業時に提出する指導案・資料を評価する。 授業における質問・発言ならびに、実技での積極的な 60% 受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 展開専門科目 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・ 「基礎レクリエーション実習」『ニュースポーツ理論・実習」『野外活 評価項目 動理論・実習」「コミュニケーションワーク理論・実習」を受講しておく ことが望ましい。また、『コミュニケーションワーク指導実習」を合わせ 試験 てとるとよい。 レポート 【黒川・中西】 野外活動理論・実習 授業科目名 中西 純 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 1 R・I、 R・C、 CI 授業概要 授業計画(テーマ) 「余暇」が無視できない生活課題として浮上してきた現代社会にお 1. 講義:レクリエーションと野外活動 いて、健康づくりや生きがいづくり、人生再教育などを目的とした生 2. 講義:キャンプの特性 涯学習の果たす役割が極めて重要視されている。その生涯学習の 一翼を担っているのがレクリエーションであり、余暇時代にふさわしい 3. 講義:キャンプの対象 4. 講義:キャンプの指導1:指導者 新しいレクリエーションのビジョンや実践が、生涯スポーツの一つの 柱としても大いに期待されている。 5. 講義:キャンプの指導2:キャンパー 本講では、教育的及び体育・スポーツ的レクリエーションである野 6. 講義:キャンプの安全 外活動の理論及び実技について、専門的かつ応用的領域を学習す 7. 実技:テント技術(設営,撤収法) る。 8. 実技:野外炊事法 9. 実技:キャンプ・クラフト①草木染め:染料収集 到達目標 10. 実技:キャンプ・クラフト②草木染め:煮染めの体験 ・組織キャンプに必要な基本的な知識・技術および指導法を身につ 11. 実技:ロープ・ワーク① けることができる。生涯スポーツやレクリエーションの指導者としての 12. 実技:コンパス・ワーク①コンパスワークの1.2.3. 資質を涵養する。 13. 実技:コンパス・ワーク②クロスベアリング 14. 実技:キャンプ用具使用法と管理法 15. 実技:サバイバル技術 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・下位学年で開講される「基礎レクリエーション実習」を前もって受講 評価項目 割合 評価基準等 することを強く勧める。 50% 授業内容の理解度判断するための筆記試験 試験 レポート 平常点 % 授業における質問・発言ならびに、実技での積極的な 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% 受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) キャンプ指導者入門(社)日本キャンプ協会 2,000円 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 受講者各自で用意する物〔A4版のファイル〕 ニュースポーツ理論・実習 授業科目名 黒川道子 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 1 R・I、R・C 授業概要 授業計画(テーマ) 私たちの生活において、「余暇」が重要なウェイトを占める時代を迎 1. 授業オリエンテーション えている。その中で中心となる活動はレクリエーション活動であるとい 2. ニュースポーツ概論 えよう。本講義では、様々なレクリエーション活動の中でも「ニュース ポーツ」に焦点を当て、その基本的な知識・技術について学習する。 3. ウォークラリーの基礎知識 評価については、定期試験に受講状況及び出席状況を加味して総 4. ウォークラリーの実践 合的に行う。なお、本科目は「レクリエーション・インストラクター」及び 5. ペタンクの基礎知識と実践 「レクリエーション・コーディネーター」の資格を取得するための必修科目と 6. フライングディスク競技の基礎知識と実践 なっている。 7. プレルボールの基礎知識と実践 8. ターゲットバードゴルフの基礎知識・技術 9. ターゲットバードゴルフの技術練習 到達目標 10. ターゲットバードゴルフ競技の実践 ・ニュースポーツを理解し、その楽しみ方・指導法を身につけることが 11. キンボールの基礎知識・技術 できる。 12. キンボールの実践① 展開専門科目 13. キンボールの実践② 14. まとめ① 15. まとめ② 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・新聞を読む事。また、日本レクリエーション協会ホームページをはじ 評価項目 めとする様々なニュースポーツ関連協会のホームページを見ることを 進める。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 80% 60点以上合格 % 20% 出席、意欲を見る。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 ─ 262 ─ 生涯スポーツ施設実習 授業科目名 黒川道子 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 R・I、R・C 授業概要 授業計画(テーマ) 本講では、生涯スポーツ関連団体・施設の現場を実際に体験する 1. 授業オリエンテーション 事によって、生涯スポーツを身近な問題として実感しつつその実情 2. 事前学習:実習内容の理解 について学び、生きた情報や知識・技術等を習得する事を主目的と 3. 事前学習:実習先の選定 及び 交渉方法 している。そこで、生涯スポーツの現場における10日間以上のボラ ンティア活動を中て授業を展開する。実習内容については、業務の 4. 事前学習:実習先の決定 及び 手続き(手紙、電話、申請、等) 補助、指導補助等施設、こどものリーダー、レクリエーション指導、ス 5. 事前学習:社会体育現場の概要 ポーツ指導・指導補助等があげられる。また、学内においては事前・ 6. 事前学習:実習先の概要 及び 実習内容の発表① 事後学習及び事前準備を行う。 事前学習:実習先の概要 及び 実習内容の発表② 7. 8. 事前学習:実習先の概要 及び 実習内容の発表③ 9. 事前学習:実習の心構え 10. 事前学習:実習の評価 到達目標 ・生涯スポーツ関連の機関・施設・団体等での現場実習から、生涯ス 11. 事前学習:実習の直前指導(実習終了後の行動 及び 手続き) ★★現場実習:実習10日間以上のボランティア実習 ポーツに関連するする知識を広げ、接客や指導法、施設管理等の 12. 事後学習:実習報告①プレゼンテーション 技術を習得し、実践できる。 13. 事後学習:実習報告② 14. 事後学習:実習報告③ 15. 事後学習:事後活動 及び まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・外部の機関・施設・団体で実習させていただくので、国際武道大学 評価項目 の学生としてはずかしくない態度・服装等で実習に望む事。将来の 仕事に結びつけて実習先を選ぶのもよいでしょう。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 50% 実習中の評価(実習先による評価) 50% 事前学習及び事後報告を評価する。 % 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 メンタルコンディショニング 授業科目名 山本 利春 久保田 真広 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 共通 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「スポーツ心理学 からだ・運動と心の接点」 中込四郎・山本 裕二・伊藤豊彦共著 培風館 978-4-563-05887-6 2,520 円 必要に応じ印刷物を配布する。 その他 ─ 263 ─ 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) メンタルコンディショニングは、身体のコンディショニングと同様に 1. メンタルトレーニングとは 競技においては不可欠なものである。それは、ピークパフォーマンス 2. 心理学とは の発揮を目的とし、心理的な要因を競技場面に適した状態に調整 3. スポーツ心理学とは することを指す。 4. スポーツ選手に必要なスポーツ心理学 本講義では心理学を理解したうえで、スポーツ心理学の基礎を踏 まえて自分自身を理解し、また高めるための心理テストや分析法を 5. スポーツ心理学と運動 理解する。さらに、競技場面で行われるリラクセーション技法やイメー 6. 発達と運動 ジトレーニング法などを実習する。これら一連の学習によってスポー 7. 目標設定 ツ選手の「こころと身体のつながり」を考える。 8. 指導者と心理的サポート 9. スポーツ選手の自立と依存 到達目標 10. スポーツ選手のライフスキルとセカンドキャリア ・メンタルコンディショニングの目的を説明できる。 11. スポーツとメンタルヘルス ・メンタルコンディショニングの基礎的な技法を実践できる。 12. メンタルトレーニングの基礎 ・知識と技法を、種々の競技種目に適用できる方法を考えることがで 13. メンタルトレーニングの応用 きる。 14. スポーツ選手の心理的問題 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・事前に心理学の基礎知識を学んでおくと応用であるスポーツ心理 評価項目 割合 評価基準等 学を理解できる。 ・事前に、競技場面で心理的に問題があった事柄を列記して授業に 試験 50% 授業内容の理解度と学んだ知識の応用力を問う。 望むと基礎的な知識や技法の応用を考えることができる。 ・事前に指定した参考書を読んでおくと、授業の内容がより深く理解 レポート 25% 課題レポート試験を実施する。 できる。 授業での質問、発言等の積極的な受講態度を評価す 平常点 25% る。 トレーニングのプログラムデザイン 授業科目名 井上 哲朗 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 2 共通 授業概要 授業計画(テーマ) 筋力トレーニングはスポーツ選手にとって必須のものと位置づけら 1. トレーニング指導者 れ、広く実施されるようになった。その効果は多くの好成績によって 2. トレーニング計画の立案 実証され、体格の劣る日本人選手が世界で活躍する機会が増えて きた。しかし、効果的な筋力トレーニングのプログラムの作成には、種 3. ニーズ分析 目、負荷、回数、セット数、インターバル、頻度、期分けなどといった 4. ピリオダイゼーション 非常に多くの条件を設定する複雑な作業が必要であり、専門的な知 5. トレーニング・プログラムの作成 識や経験も要求される。そのため、筋力トレーニングのプログラムの 6. トレーニング目的に応じた条件設定 作成には、専門のトレーニング指導者でなければ作成が非常に難し 7. 筋肥大期のトレーニングプログラムの作成 いといえる。 8. 筋力養成期のトレーニングプログラムの作成 9. パワー養成期のトレーニングプログラムの作成 到達目標 10. ピーキング期と試合期(維持期)のトレーニングプログラムの作成 ・筋力トレーニングの知識とプログラム作成ができる。 11. 小学生期のトレーニングプログラムの作成 12. 中学生期のトレーニングプログラムの作成 13. 高校期のトレーニングプログラムの作成 14. 特別な人を対象としたトレーニングプログラムの作成 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・トレーニング指導者を目指すスポーツトレーナー学科の学生を最優 評価項目 割合 評価基準等 先して講義を行うため、受講者は自らもトレーニングを実践している 者に限る。 90% 授業内容の理解度を判定するための試験 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 10% 提出物を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「トレーニング指導者テキスト実践編」 NPO法人日本トレーニング指導 者協会編著 ベースボール・マガジン社 978-4-583-10072-2 2,940円 必要に応じてプリントを配付する。 その他 スポーツ傷害の予防とリコンディショニング 授業科目名 祢津雅彦 担当教員 対応資格 配当年次 2 単位数 2 AT、共通 授業概要 本講は、スポーツ外傷および傷害の発生メカニズムや治癒過程を 理解した上で、その予防とリコンディショニング(過去のコンディショニ ングを見直し、コンディショニング不良の原因を突き止め、その原因 を除去あるいは軽減し、パフォーマンス発揮に役立つ方策を立て実 行すること)についての指導ができうることを目的に、身体各部位ある いは各外傷および傷害についての予防とリコンディショニングのポイ ントを学ぼうとするものである。 授業計画(テーマ) 展開専門科目 1. ガイダンス 2. 総論 3. スポーツ障害の予防に効果的なリコンディショニングの方法 4. 膝の障害予防とリコンディショニング 5. 足の障害予防とリコンディショニング 6. 大腿部の障害予防とリコンディショニング 7. 下腿部の障害予防とリコンディショニング 8. 下肢の障害予防対策のデモンストレーション 9. 腰の障害予防とリコンディショニング 到達目標 10. 腰の障害予防とリコンディショニング ・基礎医学用語を用いて選手の外傷・傷害の情報交換ができる。 11. 肩の障害予防とリコンディショニング ・スポーツ外傷と傷害の特性を理解し、身体の各部位の症状につい 12. 肩の障害予防とリコンディショニング て医学的に選手に説明できる。 13. 下肢の障害予防対策のデモンストレーション ・スポーツ活動時のリコンディショニングの指導ができる。 14. 上肢の障害予防対策のデモンストレーション 15. 総括 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・アスレティックトレーナーを目標とするための授業であり、十分な予 評価項目 割合 評価基準等 習および復習を行うことが必要。 ・「スポーツトレーナー概論」単位取得者であること。 試験 100% 授業内容の理解度と学んだ知識の応用力を問う。 レポート 平常点 % % 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 日体協 アスレティックトレーナー教本 第3巻 スポーツ外傷・障害の基礎知識 日体協 アスレティックトレーナー教本 第7巻 その他 「スポーツトレーナー概論」単位取得者であること。ただし、体協AT受験希望者は履修条件を満たしてなくても履修可能とする。 ─ 264 ─ アスレティックトレーナー特論Ⅰ 授業科目名 山本利春 小西由里子 眞鍋芳明 笠原政志 担当教員 対応資格 配当年次 4 単位数 2 AT 授業概要 授業計画(テーマ) アスレティックトレーナーの任務と役割を広く理解し、医科学スタッ 【山本】 1. アスレティックトレーナーの現状と課題 フとの連携・協力、あるいは健康管理に関わる組織の運営、アスレ 【山本】 2. アスレティックトレーナーの任務と役割 ティックトレーナーとしての倫理的側面などをより専門的な視点から アスレティックトレーナーに必要な資質 【山本】 3. 学ぶと共に、競技選手の評価法などのアスレティックトレーナーに特 【山本】 4. アスレティックトレーナーと倫理 化した専門知識を学ぶ。更にアスレティックトレーナーとしての職域 を知り、資質向上のための手段を学ぶことで、卒後の能力向上につ 5. 各競技団体におけるアスレティックトレーナーの活動 【山本】 なげる。 【山本】 6. 地域におけるアスレティックトレーナーの活動 本授業の履修には、「アスレティックリハビリテーションⅠ」の授業の 【眞鍋】 7. ATに必要な競技動作の観察・分析(走動作) 履修済みを条件とする。 【眞鍋】 8. ATに必要な競技動作の観察・分析(跳動作) 【笠原】 9. ATに必要な競技動作の観察・分析(投動作) 到達目標 【小西】 10. ATに必要な競技動作の観察・分析(コンタクト) ・日本体育協会公認アスレティック・トレーナー資格認定試験合格レ 11. ATに必要な競技動作の観察・分析(格闘技) 【山本】 ベルの知識と技術を社会に提供できる。 【眞鍋】 12. 遠征時に必要なコンディショニング 13. アスレティックリハビリテーションに必要な物理療法と装具 【小西】 【笠原】 14. アスレティックトレーナーの職域 【笠原】 15. アスレティックトレーナーの自己啓発 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・日本体育協会公認アスレティック・トレーナー専門科目テキストを熟 評価項目 割合 評価基準等 読しておくこと。 日本体育協会公認アスレティック・トレーナー資格 試験 100% 認定試験合格レベル レポート % 平常点 % 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 日本体育協会公認アスレティック・トレーナー専門科目テキスト 日本体育協会公認スポーツ指導者養成テキスト 共通科目 その他 アスレティックトレーナー特論Ⅱ 授業科目名 小西由里子 山本利春 眞鍋芳明 笠原政志 担当教員 対応資格 配当年次 4 単位数 2 AT レポート % 平常点 % 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 日本体育協会公認アスレティック・トレーナー専門科目テキスト 日本体育協会公認スポーツ指導者養成テキスト 共通科目 その他 ─ 265 ─ 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) アスレティックトレーナーの専門的な知識や技術を整理した上で、 1. 日本体育協会AT資格について 受傷から競技復帰までの一連のスポーツ医科学サポートのアプロー 2. 筆記テスト(AT専門科目理論試験-客観式試験-) チの具体的な方法をシミュレーションし、実際に指導できるような応 用力をケーススタディなどを通して身につける。競技復帰までのアス 3. 筆記テスト(試験結果フィードバック) レテックリハビリテーションプログラミングや傷害予防対策、緊急時対 4. 実技口頭試問 ポイントと解説(救急処置) 応計画などの立案に関する専門知識を学ぶ。 5. 実技口頭試問 ポイントと解説(評価) 本授業の履修には、「アスレティックトレーナー特論Ⅰ」の授業を履 6. 実技口頭試問 ポイントと解説(アスレティック・リハビリテーション) 修済みとする。 7. 実技口頭試問 ポイントと解説(テーピング) 8. 実技口頭試問 (救急処置) 9. 実技口頭試問 〈評価) 到達目標 10. 実技口頭試問 (アスレティック・リハビリテーション) ・日本体育協会公認アスレティック・トレーナー資格認定試験合格レ 11. 実技口頭試問 (テーピング) ベルの知識と技術を社会に提供できる。 12. 筆記テスト(AT専門科目理論試験-総合論述試験-) 13. 筆記テスト(試験結果フィードバック) 14. 総合試験 15. 総合試験結果フィードバック・総括 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・日本体育協会公認アスレティック・トレーナー専門科目テキストを熟 評価項目 割合 評価基準等 読しておくこと。 日本体育協会公認アスレティック・トレーナー資格 試験 100% 認定試験合格レベル 健康運動実践指導者特論Ⅰ 授業科目名 担当教員 谷口有子 立木幸敏 刈谷文彦 小西由里子 眞鍋芳明 配当年次 3 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 近年、人々の健康づくりに対するニーズはかつてないほどの高まり 1. 健康づくり運動の実際~健康運動実践指導とは~ 【谷口有子】 を見せている。それにともない健康運動推進の第一線で活躍する指 2. 健康づくり運動の実際~レジスタンス運動(実技)~ 【谷口有子】 導者の資質についても一層の向上が求められている。健康づくり運 健康づくり運動の実際~有酸素性運動(実技)~ 【谷口有子】 3. 動の指導は、競技スポーツのそれとは異なり、健康の維持・増進と疾 病予防の科学的・合理的知識に基づいて人それぞれの特性に合わ 4. 健康づくり運動の実際~レジスタンス運動・有酸素性運動~ 【谷口有子】 せて安全にしかも効果的に行わなければならない。若年者から高齢 5. 健康づくり運動の実際~ウォーミングアップとクーリングダウン~ 【谷口有子】 者まで幅広く利用する健康増進施設などで必要とされる実技指導能 【刈谷文彦】 6. 運動生理学~呼吸循環器系~ 力に加え医学的な基礎知識や運動生理学等の知識・技術を学習す 【立木幸敏】 7. 機能的解剖学 る。 【眞鍋芳明】 8. バイオメカニクス 【小西由里子】 9. 健康づくりのための運動と体力向上の指導法 到達目標 【小西由里子】 10. 運動障害と予防 ・健康の維持・増進と疾病予防の科学的・合理的知識に基づき、対 11. 運動障害と応急処置 【小西由里子】 象者の特性に合わせた安全で効果的な運動指導方法を説明でき 12. 運動生理学~神経系、筋骨格系、発育発達、加齢~ 【刈谷文彦】 る。 【刈谷文彦】 13. 健康づくり運動の実際~ストレッチング~ ・若年者から高齢者まで幅広い対象者に実技指導ができる。 【刈谷文彦】 14. 筆記模擬試験 【谷口有子】 15. 筆記模擬試験返却と解説 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・「健康運動実践指導者」の認定試験を受験するものは、健康運動 評価項目 割合 評価基準等 実践指導者特論Ⅱとともに、この授業を受講することが望ましい。受 験をする年度に受講することが望ましい。 100% 授業内容の理解度を判断するための筆記試験 試験 レポート % 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 健康運動実践指導者養成用テキスト、財団法人健康・体力づくり事業財団、南 光堂、定価4,500円 その他 授業科目名 担当教員 健康運動実践指導者特論Ⅱ 谷口有子 石塚正一 井上哲朗 立木幸敏 配当年次 3 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 近年、人々の健康づくりに対するニーズはかつてないほどの高まり 1. 健康づくり運動の実際~水中運動・レジスタンス~(実技) 【井上】 を見せている。それにともない健康運動推進の第一線で活躍する指 2. 健康づくり運動の実際~陸上運動・レジスタンス~(実技) 【谷口】 導者の資質についても一層の向上が求められている。健康づくり運 動の指導は、競技スポーツのそれとは異なり、健康の維持・増進と疾 3. 健康づくり運動の実際~水中運動・水中ウォーキンク~゙(実技) 【井上】 病予防の科学的・合理的知識に基づいて人それぞれの特性に合わ 4. 健康づくり運動の実際~陸上運動・エアロビックダンス~(実技) 【谷口】 せて安全にしかも効果的に行わなければならない。若年者から高齢 5. 健康づくり運動の実際~種目別実技模擬試験(レジスタンス) 【谷口、井上】 者まで幅広く利用する健康増進施設などで必要とされる実技指導能 6. 健康づくり運動の実際~種目別実技模擬試験(有酸素運動) 【谷口、井上】 力に加え医学的な基礎知識や運動生理学等の知識・技術を学習す 7. 運動指導の心理学的・社会学的基礎 【石塚】 る。 8. 体力の測定と評価 【井上】 9. 栄養摂取と運動 【立木】 展開専門科目 到達目標 ・健康の維持・増進と疾病予防の科学的・合理的知識に基づき、対 象者の特性に合わせた安全で効果的な運動指導方法を説明でき る。 ・若年者から高齢者まで幅広い対象者に実技指導ができる。 10. 健康づくり施策概論 【谷口】 11. 筆記模擬試験①~運動指導の心理学的・社会学的基礎~ 【石塚】 12. 筆記模擬試験②~体力の測定と評価~ 【井上】 13. 筆記模擬試験③~栄養摂取と運動~ 【立木】 14. 筆記模擬試験④~健康づくり施策概論~ 15. 筆記模擬試験返却と解説 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・「健康運動実践指導者」の認定試験を受験するものは、健康運動 評価項目 実践指導者特論Ⅰとともに、この授業を受講することが望ましい。受 験をする年度に受講することが望ましい。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 【谷口】 【谷口】 評価基準等 授業内容の理解度を判断するための指導実技試験・筆 100% 記試験 % % 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 健康運動実践指導者特論Ⅰと同じ その他 ─ 266 ─ 授業科目名 ストレングス&コンディショニングスペシャリスト特論 配当年次 4 担当教員 山本利春 有賀誠司 米澤和洋 単位数 2 岡田純一 岩垣光洋 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) あるスポーツ活動における体力強化を目的としたトレーニングやコ 1. ストレングス&コンディショニングスペシャリスト概論 【米沢】 ンディショニングを,スポーツ科学の知識をもとに計画,実施すること 2. ストレングス&コンディショニング(S&C)の生理学的基礎 【岩垣】 のできる専門家(スペシャリスト)として必要な能力を総合的に学ぶこ 【岡田】 3. レジスタンスエクササイズのバイオメカニクス とを目的とした授業展開とする。 【有賀】 4. レジスタンストレーニングの基礎理論 本授業は,NSCA(National Strength & Conditioning Association:本部米国)公認のストレングス&コンディショニングスペ 5. プログラムデザインの理論と実際 【山本・有賀・岡田】 シャリスト(CSCS:Certified Strength & Conditioning Specialist) 6. スピード・アジリティ・クイックネス向上のためのトレーニングの理論と実際 【山本・岩垣】 およびパーソナルトレーナー(CPT:Certified Personal Trainer)の資 【山本・米沢・有賀】 7. プライオメトリクスの理論と実際 格試験の準備をしている者を主な対象とした授業である。 【山本・岩垣・米沢】 8. リコンディショニングの理論と実際 【山本・岩垣・岡田】 9. S&Cのための測定と評価 【山本・有賀・岡田・米沢・岩垣】 到達目標 10. レジスタンストレーニングの実際 【山本・有賀・岡田・米沢・岩垣】 ・CPTまたはCSCS資格合格レベルの知識と技術を身に付けること 11. グループ別エクササイズ実習と協議 ができる。 【山本・有賀・岡田・米沢・岩垣】 12. グループ別エクササイズ実習と協議 ・ストレングス&コンディショニングの実践及び指導ができる. 【山本・有賀・岡田・米沢・岩垣】 13. グループ別エクササイズ実習と協議 【山本・有賀・岡田・米沢・岩垣】 14. トレーニング施設の管理運営,メンテナンス 【山本・岩垣】 15. CSCSおよびJATIトレーニング指導者模擬試験 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・本授業の履修には,「救急処置法(含む実習)Ⅰ」「基礎トレーニン 評価項目 割合 評価基準等 グ実習」が履修済みであること,及び「ストレングス&コンディショニン 授業内容及び関連知識の習得状況を判断するための グⅠ,Ⅱ」の授業を同時履修あるいは,履修済みであることを条件と 試験 30% 試験 する。 レポート 20% 授業内容に関するレポートの提出を課す。 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% 実習への積極的な取り組み態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「ストレングス&コンディショニング」Thomas R.Baechle, Roger W.Earle 編:ブックハウスHD,12600円 その他 アスレティックリハビリテーションⅠ 授業科目名 小西由里子 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 AT、共通 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 ─ 267 ─ 50% 提出期限厳守と内容を評価する。 授業での質問・発言等の積極的な受講態度を 50% 評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 競技復帰を目的としたスポーツ選手のリハビリテーションに関連す 1. アスレティック・リハビリテーション初期メニューのポイント(ストレッチング編) るこれまでの知識を整理し、周辺実務について実習を通して学ぶ。 2. アスレティック・リハビリテーション初期メニューのポイント(レジスタンス・トレーニング編) また、傷害を受けたアスリートと現場の指導者や医療従事者との間 3. メディカル・チェック・データの分析 を円滑にコーディネートしながら、目的にあったプログラムを提供す る能力を養うために、医師や指導者、他部門スタッフとの連携につい 4. フィットネス・チェック・データの分析 てのコミュニケーション・ワークや、取り交わす文書の作成等につい 5. アスレティック・トレーナーの役割(選手と医師と指導者間) ての実習、あるいは、アスレティック・トレーナーとしてのキャリアにつ 6. アスレティック・トレーナーの自己評価 いて研究討議するものとする。 7. アスレティック・トレーナーの他者評価 8. アスレティック・トレーナーが扱う文書 9. 模擬傷害アスリート・トレーニング 到達目標 10. キャリア・ガイダンス ・アスレティック・トレーナーとしして必要な実務の遂行ができる。アス 11. アスレティック・トレーナー模擬採用試験(面接) レティック・リハビリテーション初期メニューの立案、説明、デモンスト 12. 競技特性とアスレティック・リハビリテーション①グループワーク レーション、実技指導ができる。 13. 競技特性とアスレティック・リハビリテーション②発表会 14. 競技特性とアスレティック・リハビリテーションにおけるコンサルテーション 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・本授業の履修には、「テーピング」「機能評価法I」「ストレッチング& 評価項目 割合 評価基準等 マッサージ」の授業を履修済み、「機能評価法II」を同時履修してい ることを条件とする。 試験 % アスレティックリハビリテーションⅡ 授業科目名 小西由里子 担当教員 対応資格 配当年次 4 単位数 2 AT、共通 授業概要 授業計画(テーマ) アスレティック・リハビリテーションにおける総合学習として、症例検 1. アスレティック・リハビリテーション後期メニューのポイント(ストレッチング編) 討会(受講生がアスレティック・リハビリテーションを各自担当し、評 2. アスレティック・リハビリテーション後期メニューのポイント(レジスタンス・トレーニング編) 価、トレーニング処方、トレーニング実施、ゴール達成までの一連の 過程について実習し、記録、要約を発表、討論する)を中心に行う。 3. 緊急時の対応計画と傷害の初期評価 4. 指導者とのコミュニケーション 特に、アスレティック・リハビリテーション後期メニュー(現場復帰)の 立案や再発予防のために、評価から何を問題点として取り上げた 5. 医療機関との連携 か、アスリート本人にどのように説明し同意を得たか、について吟味 6. 各種報告書の作成 し、効果を検討する。 7. 症例検討(頚) 8. 症例検討(腰) 9. 症例検討(肩) 到達目標 10. 症例検討(肘) ・アスレティック・リハビリテーション後期メニュー(現場復帰)の立案、 11. 症例検討(手) 説明、デモンストレーション、実技指導ができる。現場での予防方法 12. 症例検討(足) の立案、説明、デモンストレーション、実技指導ができる。 13. 症例検討(膝) 14. 症例検討(大腿) 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・本授業の履修には、「アスレティックリハビリテーションI」履修済みで 評価項目 割合 評価基準等 あることを条件とする。 試験 % レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% 提出期限厳守と内容を評価する。 授業での質問・発言等の積極的な受講態度を 50% 評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 ストレングス&コンディショニングⅠ 授業科目名 笠原政志 太田千尋 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 AT 授業概要 ストレングス&コンディショニングⅠでは、基礎となるウエイトトレー ニングの実技及び指導力の習得をめざす。主にストレングスの最終 課題は、クイックリフトの習得を中心に行い、その他補助エクササイズ を紹介し、その実技及び指導力も習得させる。本授業の履修には、 「トレーニング論」「コンディショニング論」「スポーツ傷害の予防とリコ ンディショニング」「機能解剖学」「基礎トレーニング実習Ⅰ」の授業を 履修済み、あるいは同時履修であることを条件とする。 展開専門科目 到達目標 ・ウエイトトレーニングができる。 ・ウエイトトレーニングのデモンストレーションをみせることができる。 ・ウエイトレーニングの指導ができる。 授業計画(テーマ) 1. ストレングス&コンディショニングの考え方・必要性 2. ウエイトトレーニング方法実践指導 3. ウエイトトレーニング方法実践指導 4. ウエイトトレーニング(下肢エクササイズ) 5. ウエイトトレーニング(下肢エクササイズ) 6. ウエイトトレーニング(下肢エクササイズ) 7. ウエイトトレーニング(上肢エクササイズ) 8. ウエイトトレーニング(上肢エクササイズ) 9. ウエイトトレーニング(上肢エクササイズ) 10. ウエイトトレーニング(パワートレーニング) 11. ウエイトトレーニング(パワートレーニング) 12. ウエイトトレーニング(パワートレーニング) 13. ダンベルを使ったトレーニング 14. ウエイトトレーニング指導実習 15. ウエイトトレーニング指導実習 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・授業ではやり方を指導することがメインとなるので、実際に負荷を斬 評価項目 新的に増加してできるようにするためには、各自でトレーニングを実 施することが望まれる。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 【笠原・太田】 【笠原・太田】 【笠原・太田】 【笠原・太田】 【笠原・太田】 【笠原・太田】 【笠原・太田】 【笠原・太田】 【笠原・太田】 【笠原・太田】 【笠原・太田】 【笠原・太田】 【笠原・太田】 【笠原・太田】 【笠原・太田】 評価基準等 70% 授業内容を確認するための実技試験 % 30% 毎回の出席と、授業の受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「トレーニング指導者テキスト実践編」 日本トレーニング指導者 協会編著 ベースボールマガジン社 9784583100722 2,940円 その他 ─ 268 ─ ストレングス&コンディショニングⅡ 授業科目名 笠原政志 太田千尋 担当教員 対応資格 配当年次 4 単位数 2 AT 授業概要 授業計画(テーマ) ストレングス&コンディショニングⅠで学んだ基礎体力強化をベー 【太田】 1. トレーニング指導の留意点 スにして競技パフォーマンスに影響する「アジリティトレーニング」、 【太田】 2. フィールドテスト 「パワートレーニング」、「スピードトレーニング」、「リカバリー」など各 測定結果の解釈の仕方とフィードバック 【太田】 3. 体力要素トレーニングを紹介する。そして、実際に実習としてやって 【笠原】 4. 柔軟性改善エクササイズ もらい、最終的にスポーツ選手の指導できる能力を身につける。 本授業の履修には、「ストレングス&コンディショニングⅠ」を同時 【笠原】 5. 柔軟性改善エクササイズ 履修あるいは、履修済みであることとする。 【太田】 6. スピードトレーニング 【太田】 7. スピードトレーニング 【太田】 8. アジリティトレーニング 【太田】 9. アジリティトレーニング 到達目標 【太田】 10. パワートレーニング ・各種レーニングができる。 【太田】 11. パワートレーニング ・各種トレーニングのデモンストレーションができる。 【太田】 12. パワートレーニング ・各種レーニングを指導することができる。 【笠原】 13. アクアエクササイズ 【太田】 14. 持久系トレーニング 【太田】 15. ストレングス&コンディショニング指導実習 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・授業ではやり方を指導することがメインとなるので、実際に負荷を斬 評価項目 割合 評価基準等 新的に増加させてできるようにするためには、各自でトレーニングを 実施することが望まれる。 試験 70% 授業内容を確認するための実技試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 30% 毎回の出席と、授業の受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「トレーニング指導者テキスト実践編」 日本トレーニング指導者 協会編著 ベースボールマガジン社 9784583100722 2,940円 その他 毎回の授業は実技を行うので、実技ができる服装とインシューズを持参すること フィットネストレーニングⅠ 授業科目名 谷口有子 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 指導士 授業内容の理解度および指導技能の習得状況を判断 試験 50% するための指導実技試験 レポート 30% ログラム内容を評価する。 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 毎回、資料を配布する。 その他 指導士の要件科目である。 ─ 269 ─ 授業内容の理解度を判断するために、作成した指導プ 毎回の受講態度(発言・質問等)と実技での積極的な受 20% 講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 健康運動指導士養成講習会テキスト、財団法人健康・体力づ くり事業財団、社会保険研究所、定価14,000円(大学で4年次 に一括購入)、図書館に蔵書あり 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 若年者から高齢者まで人それぞれの特性に合わせて、安全にしか 1. 健康・体力づくりのための運動とは も効果的に、健康・体力づくりをするためのさまざまなトレーニングの 2. 有酸素性トレーニング① ~有酸素性作業能力の評価~ 理論と指導方法を学ぶ。フィットネストレーニングの現場で多用され 3. 有酸素性トレーニング② ~有酸素性マシンの指導法~ るトレーニングの中からいくつかの種目を取り上げて行う。 最初に 4. 有酸素性トレーニング③ ~グループエクササイズの指導法~ 基本的技術と理論を学んだ後、各自で短い指導プログラムを作り、 学生同士で互いに指導を行い、その内容について改善点を検討す 5. 無酸素性トレーニング① ~筋力・筋持久力の評価~ る。実際の健康運動の指導現場に生かせる知識・技術を身につけら 6. 無酸素性トレーニング② ~ウエイトトレーニングマシンの指導法~ れるよう、少人数で行う。 7. 無酸素性トレーニング③ ~レジスタンストレーニングの指導法~ 8. バランス、コーディネーション等のトレーニングの指導法 9. ウォーミングアップ、クーリングダウンの指導法 到達目標 10. 介護予防のためのトレーニングの指導法 ・有酸素性、無酸素性作業能力を評価できる。フィットネストレーニン 11. 有酸素性トレーニングのプログラム作成 グの現場で多用されるトレーニングの正しい方法を実演でき、指導で 12. レジスタンストレーニングのプログラム作成 きる。健康体力づくりのためのトレーニングプログラムを作成できる。 13. 有酸素性トレーニングの指導練習と評価 14. レジスタンストレーニングの指導練習と評価 15. ストレッチングの指導練習と評価 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・健康運動実践指導者の受験に必要な科目を履修しておくと、より理 評価項目 割合 評価基準等 解が深まる。 フィットネストレーニングⅡ 授業科目名 谷口有子 担当教員 対応資格 配当年次 4 単位数 2 指導士 授業概要 授業計画(テーマ) 生活習慣病の予防・運動療法のための理論と指導方法を学び、 1. 健康づくりのための運動基準・運動指針について フィットネストレーニングの現場で多用される種目の中から、いくつか 2. 一般成人を対象とした運動指導とプログラム作成・指導実習 の種目を取り上げて指導プログラムを作る。そして、その指導プログ 3. 中高齢者を対象とした運動指導とプログラム作成・指導実習 ラムに基づいて実際に指導実習を行い、指導者、被指導者および 4. 女性を対象とした運動指導とプログラム作成・指導実習 観察者の立場から、その内容について改善点等を議論する。卒業 後に、スポーツクラブや病院併設の運動療法施設等の一般人・生活 5. 子供を対象とした運動指導とプログラム作成・指導実習 習慣病患者を対象とした健康づくりの現場で、即戦力となりうるレベ 6. 障害者を対象とした運動指導とプログラム作成・指導実習 ルの総合的な指導力を養うことができるよう、少人数での実習となる 7. 転倒予防の運動指導とプログラム作成・指導実習 予定である。 8. 肥満者の運動指導とプログラム作成・指導実習 9. 高血圧症の運動指導とプログラム作成・指導実習 到達目標 10. 糖尿病の運動指導とプログラム作成・指導実習 ・一般人・生活習慣病患者を対象とした健康づくりのための運動プロ 11. 虚血性心疾患の運動指導とプログラム作成・指導実習 グラムを作成・指導できる。 12. 変形性関節症の運動指導とプログラム作成・指導実習 ・他者の作成した運動プログラムや指導場面を観察してその長所や 13. 腰痛症の運動指導とプログラム作成・指導実習 改善点を指摘できる。 14. 生活習慣病予防の運動指導とプログラム作成・指導実習 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・フィットネストレーニングⅠで健康づくりのための運動指導に役立つ 評価項目 割合 評価基準等 トレーニングの理論と指導方法の基礎を学んだうえで履修することが 望ましい。 試験 40% 各自が作成した指導プログラムに基づく指導実技試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 毎回、資料を配布する。 他者の作成した運動プログラムや指導場面を観察して 40% その長所や改善点を記載した評価シート 毎回の受講態度(発言・質問等)と実技での積極的な受 20% 講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 健康運動指導士養成講習会テキスト、財団法人健康・体力づ くり事業財団、社会保険研究所、定価14,000円(大学で4年次 に一括購入)、図書館に蔵書あり その他 指導士の要件科目である。 機能評価法Ⅰ 授業科目名 小西由里子 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 AT 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) 機能評価は、コンディショニングやリ・コンディショニングにおけるト 1. 機能評価概論 レーニング・プログラムや、スポーツ傷害後のリハビリテーションを計 2. 機能評価の流れ 画・組み立てる際には必須の手続きである。これらプログラムの作成 3. 問診・視診 は、安全かつ適切な目標の設定と、現状の正確な情報収集・統合・ 4. 意識状態・高欠脳機能評価 分析の基に計画される。 本講では、その情報収集のために必要な傷害アスリートの包括的 5. アライメント な評価方法の概論および、評価に必要な各種検査測定の理論とそ 6. 肢長周径計測 の技法および得られたデータの解釈について実習を通して学ぶ。 7. 関節可動域評価法①基本理論 8. 関節可動域評価法②体幹及び下肢 9. 関節可動域評価法③頚部及び上肢 到達目標 10. 徒手筋力評価①基本理論 ・アスレティック・トレーナーとして必要な検査・測定および評価が適 11. 徒手筋力評価②頚部及び上肢 切に実行できる。 12. 徒手筋力評価③体幹及び下肢 13. 各種筋力評価法 14. 神経学的評価 15. 総合評価実習 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・本授業の履修には、「機能解剖学」「スポーツ外傷・障害論」の授業 評価項目 割合 評価基準等 を修了していることを条件とし、履修希望者多数の場合には「機能解 授業内容の理解度および技能の習得状況を判断する 剖学」「スポーツ外傷・障害論」の成績順によって人数制限する場合 試験 90% ための筆記試験と実技口頭試問を行う がある。 レポート 10% 提出期限厳守と内容を評価する。 平常点 % 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 「ROM測定」(福田修監修,三輪書店,\3800) 「新・徒手筋力検査法」(津山直一訳,協同医書出版,\6500) その他 ─ 270 ─ 機能評価法Ⅱ 授業科目名 笹谷勝巳 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 AT 授業概要 授業計画(テーマ) 機能評価は、スポーツ外傷・障害の診断や、トレーニング、リハビリ 1. ガイダンス テーションを計画・組み立てる際には必須の手法である。本講では、 2. 整形外科的機能テスト 膝関節 その情報収集のために必要な傷害アスリートの総合的な評価方法の 概論および、評価に必要な整形外科的な各種検査測定、徒手検査 3. 整形外科的機能テスト 下腿 4. 整形外科的機能テスト 足関節、足 などの理論とその技術、さらに得られたデータの解釈について実習 を通して学ぶ。各検査測定技法は、機能解剖学的知識、運動学的 5. 整形外科的機能テスト 股関節 知識、スポーツ傷害の知識を得た上での応用として展開されるもの 6. 整形外科的機能テスト 大腿 であるので、これらの基本的知識があるものとして授業を行う。講義と 7. 整形外科的機能テスト 肩関節、上腕 実習を交互に行う。 8. 整形外科的機能テスト 肘関節、前腕 9. 整形外科的機能テスト 手関節、手 到達目標 ・スポーツ外傷・障害の診断や評価ができる。 ・アスレティックリハビリテーションプログラムの効果を判定できる。 10. 整形外科的機能テスト 脊椎 11. 画像診断、各種検査法の知識 12. 整形外科的機能テスト総括 13. 筆記試験及びその解説 14. 実技口頭試問 15. 授業総括 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・受講する際には、体表解剖、骨、神経、関節とその運動、筋とその 評価項目 起始と停止や神経支配等及びスポーツ外傷・傷害についての基本 的知識が必要である。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 60% 実技と筆記試験 % 40% 出席、提出物、受講態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 整形外科徒手検査法、MEDICAL VIEW、ISBN978-4-75830614-0 スポーツ外傷・障害の理学診断、理学療法ガイド、 文光堂、ISBN978-4-8306-5135-9 必要に応じて印刷物を配布する。 その他 テーピング 授業科目名 山本利春 石山修盟 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 AT、共通 授業概要 機能解剖とスポーツ傷害の発生メカニズムを踏まえた上で、身体各 部位のテーピングの方法について理論と実際について学ぶ。さら に、各競技に特徴的なスポーツ傷害やスポーツ動作に合わせた目 的別の応用方法について学習する。 また、テーピングの素材や種 類による効果の相違、装具の応用についても実際に体験しながら学 ぶ。トレーナーが実際にテーピングを利用する際に必要となる、テー ピング物品のマネージメントについても学習する。 1. テーピングの定義と目的 2. テーピングの有効性 3. テーピングの注意点 4. 足部(足指,アーチ,踵)のテーピング 5. 足関節のテーピング 6. 下腿部のテーピング 7. 膝関節のテーピング 8. 大腿部,股関節のテーピング 9. 腰部・胸部のテーピング 10. 肩鎖関節・肩関節のテーピング 11. 肘関節・手関節・指関節のテーピング 12. 種目特性を踏まえたテーピング 13. パット,足底板,ブレースなどの応用 14. テーピングの利用とマネージメント 15. テーピングがパフォーマンスに与える影響 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・本授業の履修には、「機能解剖学」「スポーツ外傷・障害論」「救急 評価項目 処置法Ⅰ」が履修済みであることとする(人数制限あり。希望者多数 の場合には上記科目の成績順あるいは小テストにより決定する。) 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 【山本】 【山本、石山】 【山本、石山】 【山本、石山】 【山本、石山】 【山本、石山】 【山本、石山】 【山本、石山】 【山本、石山】 【山本、石山】 【山本、石山】 【山本、石山】 【山本、石山】 【山本】 【山本】 評価基準等 % 授業内容及び関連知識の習得状況を判断するための 50% レポート 50% 実習への積極的な取り組み態度を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 『スポーツテーピング』(石山修盟:成美堂出版,¥1260) その他 ─ 271 ─ 展開専門科目 到達目標 ・競技、疾患に応じて臨機応変に各種テーピングを巻くことができ る。 ・テーピングの有効性、適切な応用方法について知る。 ・テーピングを利用する上でのマネージメント能力を身につける。 授業計画(テーマ) ストレッチング&マッサージ 授業科目名 金成仙太郎 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 AT、共通 授業概要 授業計画(テーマ) スポーツ現場では、疲労回復・ケガの治療から再発予防・身体調 1. オリエンテーション・イントロダクション 整・ウォーミングアップ&クーリングダウンなど、いろいろな場面でス 2. スポーツマッサージの生理学 ポーツマッサージとストレッチングが活用されている。 3. スポーツマッサージの基本手技 本講義では、その多くの場面に応じて適確な方法を選択し、実際 4. スポーツマッサージ部位別(上肢・体幹) に施術できるようになることをねらいとする。また、機能解剖学やス ポーツ外傷・障害の知識を用いながら、身体構造の理解を深め、現 5. スポーツマッサージ部位別(下肢) 場で役に立つストレッチング&マッサージ及びコンディショニングの 6. ストレッチングの生理学 方法を学習していく。 7. セルフストレッチング 8. パートナーストレッチング 9. いろいろな器具を用いてのストレッチング 到達目標 10. ウォーミングアップとクーリングダウン時のストレッチング ・スポーツマッサージ・ストレッチングを場面に応じて適確に実践でき 11. 傷害予防とストレッチング&マッサージ る。 12. バランスコンディショニング理論とストレッチング&マッサージ 13. バランスコンディショニング理論とストレッチング&マッサージ 14. ケーススタディ実習 15. ケーススタディ実習 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・「機能解剖学」、「運動生理学」、「スポーツ外傷・障害論」の復習を 評価項目 割合 評価基準等 しておく事が、より理解を深める。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 90% 筆記試験とケーススタディ実習 % 10% 毎回の出席と授業の受講態度 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 日本体育協会公認アスレティックトレーナーテキスト 「IDストレッチング 第2版」 鈴木重行編 三輪書店 978-4895902397 4,725円 授業時にテキストを配付する。 その他 本講義の履修には「機能解剖学」「スポーツ外傷・障害論」が履修済みであること。(履修希望者多数の場合には左記科目の成績で決定) 地域トレーナー活動実習 授業科目名 井上哲朗 山本利春 小西由里子 谷口有子 笠原政志 担当教員 対応資格 配当年次 4 単位数 1 指導士 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) トレーナーの素養を高めるためには、教員となるための教育実習 1. 地域トレーナー活動実習とは 同様、現場実習が必須である。本講では地域のクラブチーム或いは 2. 各志向別実習概要 学内外の競技会でのトレーナー活動を計画、実行、報告することを 3. 外部での実習心得 通して、学内で積み重ねてきた自己の勉学についての自己評価お よび他者評価を行い、追加修正を行うべき個人や大学の課題を持ち 4. 予算調査と計画 帰り、スポーツトレーナーとは何かを学ぶ。 実習は各自の志向に合 5. 実習の企画 わせて次の3つから選択する。①アスレティックトレーナー関連実習 6. 実習先との連絡・交渉 ②フィットネストレーナー関連実習③ストレングス&コンディショニン 7. 実習計画の点検 グコーチ関連実習。 8. 中間報告 9. 現場実習 到達目標 10. 報告書の作成を学ぶ ・職業トレーナー(プロ)として現場で活動中のトレーナーのアシスタ 11. 実習活動中の資料の整理 ントとして見学・研修現場実習を積み、その責任について学ぶととも 12. 実習報告会のプレゼンテーション資料の作成 に、各種トレーナーの将来像についての確認・修正作業に役立てる 13. 実習報告書の作成 ことができる。 14. 実習報告・発表討論会 15. 講義(まとめ・総評) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・本授業の履修にはアスレティックリハビリテーションⅠ・Ⅱ又はフィッ 評価項目 割合 評価基準等 トネストレーニングⅠ・Ⅱ、又はストレングス&コンディショニングⅠ・ Ⅱのいずれかを同時履修あるいは履修済みであることとする。 % 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 実習費用は各自で負担します。また、保険に加入してもらう場合があります。 ─ 272 ─ 【井上、山本、小西、谷口、笠原】 【井上、山本、小西、谷口、笠原】 【井上、山本、小西、谷口、笠原】 【井上、山本、小西、谷口、笠原】 【井上、山本、小西、谷口、笠原】 【井上、山本、小西、谷口、笠原】 【井上、山本、小西、谷口、笠原】 【井上、山本、小西、谷口、笠原】 【井上、山本、小西、谷口、笠原】 【井上、山本、小西、谷口、笠原】 【井上、山本、小西、谷口、笠原】 【井上、山本、小西、谷口、笠原】 【井上、山本、小西、谷口、笠原】 【井上、山本、小西、谷口、笠原】 【井上、山本、小西、谷口、笠原】 20% 実習報告書を評価する。 実習先の成績、実習書、実習報告会を点数化して評価 80% する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) ライフセービング(含む実習) 授業科目名 山本利春 上野真宏 担当教員 対応資格 配当年次 1 単位数 3 共通 授業概要 授業計画(テーマ) 講義 人命救助、事故防止のライフセービング・スピリッツの概念を理解 1. ライフセービングとは し、人に尽くす心、救助力向上のための体力や技術の重要性につ いて学ぶ。また、ライフセービングを通じたジュニア教育活動および 2. 日本におけるライフセービングの歴史 ライフセービングにおける競技スポーツ活動の意義とその実際につ 3. ライフセービング・スピリッツ いて学ぶ。 4. 日本における水難事故の実情 実習では、特に水難事故の防止、事故対応、救急処置などの知識 を学び、溺者救助の方法を熟練し、海浜パトロール活動や海の安全 5. 海の特性と海辺の知識 6. 気象 管理に携わることのできる人材を育成する。 到達目標 ・日本ライフセービング協会公認ベーシック・サーフライフセーバー 取得レベルの知識と技術の習得。 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. ライフセーバーと体力 海水浴場とパトロール ライフセービングとスポーツ ジュニアライフセービング サーフレスキューの方法 応急処置 ウォーターセーフティ理論 セルフレスキュー 海辺の危険な生物 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・本授業は、海での溺者救助の実習(ベーシック・サーフ・ライフセー 評価項目 バー講習会)への参加を必須とするため、ある程度のレベルの泳力 が必要となる(50mと400mの泳力テストを義務づける)。 試験 レポート 平常点 割合 実技 1.基本的応急処置 2.海辺に特異的なケガとその処置 3.患者運搬法 4.患者の観察・体位変換 5.心肺蘇生法の実際:ダミー人形を用いた訓練 6.心肺蘇生法の実際:溺者を想定した実践的訓練 7.応急処置法の実際:熱中症,日焼けなど 8. ロープワーク 9.サーフ・トレーニング 10.レスキュー法:チューブレスキュー 11.レスキュー法:ボードレスキュー 12.ウォーターセーフティ実習(プール) 13.ウォーターセーフティ実習(海) 14.学科テスト及びその解説 15.実技テスト及びその解説 評価基準等 授業内容及び関連知識の習得状況を判断するための 20% 試験。 授業内容及び関連知識の習得状況を判断するための 20% レポート。 60% 実習への積極的な取り組み態度を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「サーフライフセービング教本」日本ライフセービング協会編、大修館書店 その他 日本ライフセービング協会公認ベーシックサーフライフセーバー講習会参加費¥23,000(テキスト含む) 本授業の履修には、「救急処置法(含む実習1)」を同時履修あるいは、履修済みであることとする。 救急処置法(含む実習)Ⅱ 授業科目名 山本利春 上野真宏 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 3 AT、共通 授業概要 指導者(トレーナー、コーチ、教師など)として必要な実践的な救急 処置の方法について学ぶ。主な内容として、1)スポーツ現場におけ る救急処置、2)基本的な応急手当の方法の修得(日本赤十字社救 急法の内容をマスターする)とする。 1)ではスポーツ現場における救急体制をはじめ、各競技種目の特 性に合わせた救急法について学ぶ。 2)では、日常生活からスポーツ活動に至までの幅広く活用できる基 本的な応急手当の知識と技術について学ぶ。 授業計画(テーマ) 1.救急法の動向と歴史 16.赤十字について 2.スポーツ現場における救急体制概論 17.救急法概論 3.競技会における救急処置体制 18.安静体位と保温 4.競技会における救急処置体制 5.各種競技種目における 特徴的な傷害と事故対応(1)概論 6. 〃 (2)グループ学習 19.心肺蘇生法 7. 22.固定法:アキレス腱断裂など 〃 (3) 〃 8.頭頸部の外傷の応急処置 9.心肺蘇生法の各種応用手段 (頚椎損傷時,感染予防等) 到達目標 ・スポーツ現場における救急体制の準備ができる。 11.救急関連器具の取り扱い ・日本赤十字社救急法救急員の資格認定レベルの知識と技術につ 12.救急法基本理論:傷と止血 いて修得し、実践できる。 20.気道内異物除去法 21.固定法:各部位骨折の固定 23.包帯法 24.止血法 10. 〃 (AED,乳幼児,2menCPR等) 25.三角巾を用いた包帯法:上肢 :下肢 27.運搬法 28.救護シミュレーション実習 14.救急法基本理論:災害時の対応と救護 29.救護シミュレーション実習 15.救急箱(ファーストエイドキット)の準備 30.まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・本授業の履修には、「救急処置法(含む実習)Ⅰ」、「スポーツ外 評価項目 傷・障害論」が履修済みであることを条件とする。(人数制限あり。希 望者多数の場合、上記科目の成績順あるいは小テストにより決定す 試験 る)。 レポート 平常点 割合 評価基準等 50% 授業内容の習得状況を判断するための試験 % 50% 実習への積極的な取り組み態度で評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 日本赤十字社救急法講習用教材 日本体育協会公認アスレティックトレーナーテキスト第8巻救 急処置 その他 ─ 273 ─ 展開専門科目 13.救急法基本理論:急病と特殊なケガ 26. 〃 アスレティックトレーナー実習Ⅰ 授業科目名 山本利春 小西由里子 眞鍋芳明 笠原政志 担当教員 対応資格 配当年次 3 単位数 2 AT 授業概要 授業計画(テーマ) アスレティックトレーナーとして必要な知識や技術を実際の現場で アスレティックトレーナーとして必要な知識や技術を学ぶため、次のとおり実習を行う。 実地的に学ぶ。特にスポーツ医科学サポート現場の見学、検査測定 1・ 見学実習Ⅰ(スポーツ現場の見学) 評価、アスレティックリハビリテーションプログラム作成、アスレティック 2・ 見学実習Ⅱ(アスレティックリハビリテーションの見学) リハビリテーション指導、選手への教育的指導などをスポーツ現場で 3・ 見学実習Ⅲ(医療現場の見学) の活動を通して身につける。 本授業の履修には、「スポーツトレーナー概論」「スポーツ傷害予防 4・ 検査・測定評価実習Ⅰ(新入生メディカルチェック) のためのリコンディショニング」「救急処置法(含む実習)Ⅰ」「スポー 5・ 検査・測定評価実習Ⅱ(スポーツ選手の運動機能評価アシスタント) ツ外傷・障害論」「機能解剖学」「コンディショニング論」の授業の履修 6・ 検査・測定評価実習Ⅲ(スポーツ選手の運動機能評価実践・実習) 済みあるいは同時履修を条件とする。 7・ アスレティックリハビリテーションプログラム作成実習Ⅰ(トレーナー相談帯同) 8・ アスレティックリハビリテーションプログラム作成実習Ⅱ(ドクター診察帯同) 9・ アスレティックリハビリテーションプログラム作成実習Ⅲ(プログラム作成) 到達目標 10・ スポーツ現場活動実習Ⅰ(スポーツ選手の応急処置実践・実習) ・アスレティックトレーナーの活動について理解し説明できる。 11・ スポーツ現場活動実習Ⅱ(スポーツ選手のテーピング実践・実習) ・選手に対する検査測定評価能力を習得できる。 12・ スポーツ現場活動実習Ⅲ(スポーツ選手のコンデ゙ィショニング指導実践・実習) ・アスレティックリハビリテーションのプログラムを作成できる。 13・ アスレティックリハビリテーション実習Ⅰ(リコンデ゙ィショニングルームでの指導実践・実習) ・スポーツ現場における実践的な活動を理解し、指導できる。 14・ アスレティックリハビリテーション実習Ⅱ(スポーツ現場での指導実践・実習) 15・ アスレティックリハビリテーション実習Ⅲ(リハビリカンファレンス) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・事前に関連知識の整理をするとともに、毎回の実習を通して経験し 評価項目 割合 評価基準等 たことを整理し、次の実習に備える。 試験 % レポート 50% 活動毎の実践報告書をもって判断をする。 50% 活動姿勢、取組態度をもって判断をする。 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 日本体育協会アスレティックトレーナー専門テキスト①~⑧ その他 アスレティックトレーナー実習Ⅱ 授業科目名 山本利春 小西由里子 眞鍋芳明 笠原政志 担当教員 対応資格 配当年次 4 単位数 2 AT 授業概要 アスレティックトレーナー実習Ⅰで実施した実習内容を踏まえて、 更に専門的な視点からスポーツ選手を対象した検査測定評価、傷 害後の競技復帰を前提としたアスレティックリハビリテーションプログ ラムの作成、スポーツ現場における実践活動の実習、アスレティック リハビリテーションの指導実習などを行う。実習の最終課題として、ア スレティックトレーナーが行う実習の総まとめとしての総合実習を行 い、アスレティックトレーナーに必要な実践的な現場経験を通じた研 修を行うものとする。 展開専門科目 到達目標 ・選手に対する検査測定評価を実践できる。 ・アスレティックリハビリテーションのプログラムを作成できる。 ・スポーツ現場における実践的な活動ができる。 ・アスレティックリハビリテーションの実践的な指導ができる。 ・アスレティックトレーナーの実践能力を獲得できる。 授業計画(テーマ) アスレティックトレーナーとして必要な知識や技術を学ぶため、次のとおり実習を行う。 1・ 検査・測定評価実習Ⅳ(新入生メディカルチェック) 2・ 検査・測定評価実習Ⅴ(スポーツ選手の運動機能評価実践) 3・ アスレティックリハビリテーションプログラム作成実習Ⅳ(医療機関受診帯同) 4・ アスレティックリハビリテーションプログラム作成実習Ⅴ(プログラムの作成) 5・ スポーツ現場実習Ⅳ(スポーツ選手の応急処置実践・実習) 6・ スポーツ現場実習Ⅴ(スポーツ選手のコンディショニング実践・実習) 7・ アスレティックリハビリテーション実習Ⅳ(アスレティックリハビリテーション指導実践・実習) 8・ アスレティックリハビリテーション実習Ⅴ(アスレティックリハビリテーション実践・実習) 9・ 総合実習(トレーナーステーション活動・事前準備) 10・ 総合実習(トレーナーステーション活動・大会救護) 11・ 総合実習(トレーナーステーション活動・合宿帯同) 12・ 総合実習(スポーツ選手の運動機能評価コーディネート) 13・ 総合実習(スポーツ選手の運動機能評価フィードバック) 14・ 総合実習(活動実習プレゼンテーションの仕方) 15・ 総合実習(活動実習プレゼンテーション) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・事前に関連知識の整理をするとともに、毎回の実習を通して経験し 評価項目 たことを整理し、次の実習に備える。 試験 割合 評価基準等 % レポート 50% 活動毎の実践報告書をもって判断をする。 平常点 50% 活動姿勢、取組態度をもって判断をする。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 日本体育協会アスレティックトレーナー専門テキスト①~⑧ その他 ─ 274 ─ スポーツコミュニケーション実習 授業科目名 木村寿一 担当教員 配当年次 松井完太郎 2・3 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本講義では、コミュニケーションがどの様な手段によって成り立って 1. ガイダンス(スポーツコミュニケーションに必要な事) いるのかを分析し、スポーツ活動におけるコミュニケーションの要因 2. 文法というハードルを乗り越える について学習する。また、日本とは表現方法の異なった諸外国のコ 3. アジアの英語文化 ミュニケーションについても学ぶ。さらに、スポーツを実践したり指導 4. スポーツ人の英語(楽しみの共有) したりする際に必要な言葉を英語に訳し、実践の場面を想定した英 語による簡単なコミュニケーションを体験する。そして、スポーツ活動 5. スポーツ人の英語(伝える内容) におけるコミュニケーションの手段や方法、その役割や重要性を理 6. スポーツ人の英語(トレーニング) 解する。 到達目標 ・スポーツ活動の場面におけるコミュニケーションの構造を説明でき る。 ・これまでの経験的なスポーツコミュニケーションの理論的理解がで きる。 ・クラブ活動や課外活動等でのスポーツ指導の実践において活用で きる。 【松井、木村】 【松井】 【松井】 【松井】 【松井】 【松井】 7. 英語でスポーツ指導(基本表現) 8. 英語でスポーツ指導(表現練習) 【松井】 9. 身体の部位、動作と体操(英語) 10. 言葉を用いないコミュニケーション 【木村】 11. 視覚を用いないコミュニケーション 12. スポーツの場面で使う英語 【木村】 13. 英語でスポーツ(ボールゲーム) 14. チームワークとリーダーシップ(実践) 【木村】 15. チームワークとリーダーシップ(理論) 【木村】 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・実践的なコミュニケーションが展開されるので、他者との積極的な 評価項目 交流が求められる。 ・英語によるコミュニケーション等では、柔軟な発想と思考力が重要。 試験 ただし難しい文法は必要としない。 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 【松井】 【木村】 【木村】 【木村】 評価基準等 50% 授業内容の理解度を判断する為の実技・筆記試験 % 1回の欠席につき5点減点、実践的なコミュニケーション 50% における積極的な発言等の受講態度 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 受講生全体をA・Bのグループに分け2名の教員がそれぞれに授業を担当する。7回目の講義終了後、教員が入れ替わり授業を担当する。 (受講受入学生数:最大80名) スポーツメディア実習 授業科目名 木村寿一 百武憲一 神事 努 担当教員 対応資格 配当年次 単位数 2・3 2 共通 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% 課題作品作成・プレゼンテーション資料(ホームページ) 作成のためには毎回授業で課題をこなさねばならない。 授業欠席すると、課題達成に至らないので注意するこ 50% と。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 USBスティックメモリ(最低1GB以上の容量)を必要とします。動作分析は野球の打撃・投球動作を予定していて、ビデオ撮影のために野球場 を利用します。実習授業なので、1回でも欠席すると授業継続が困難になることを覚悟して履修すること。 ─ 275 ─ 展開専門科目 授業概要 授業計画(テーマ) この授業は、スポーツの価値、躍動感などについてメディアを利用 1. ガイダンス授業(授業の実施方法、グループ分け) して「伝える」「広げる」ことをテーマとした実習を展開します。具体的 2. スポーツ映像の編集加工(1)~パソコンで扱う映像 には、主にスポーツ映像のコンピュータ処理を通して、プロモーショ ン的な広報映像の作成、競技力向上に直結するようなスポーツ技術 3. スポーツ映像の編集加工(2)~映像にテロップ挿入 4. スポーツ映像の編集加工(3)~効果的な音楽、効果音の挿入 の映像分析などに挑戦します。 扱う内容は、①スポーツイベントのプロモーション、②スポーツの指導 5. スポーツ映像の編集加工(4)~オープニングタイトル挿入 用教材、③野球などの動作分析、④スポーツ場面の映像による解 6. スポーツ映像の編集加工(5)~映像の結合、分離工程の理解 説、などを予定しています。 7. スポーツ映像を利用したプロモーション作品の発表 8. スポーツ技術の映像分析(1)~ビデオ撮影【ビデオカメラ特性の理解】 9. スポーツ技術の映像分析(2)~専用ソフトを利用した映像の合成 到達目標 10. スポーツ技術の映像分析(3)~専用ソフトによる分解写真の作成 ・スポーツ映像や動画を目的に応じて編集し、「伝える」ツールづくり 11. スポーツ技術の映像分析(4)~専用ソフトによるスポーツ技術比較 ができる。 12. スポーツ技術の映像分析(5)~簡単な力学的分析 ・スポーツの場面や動作を、正しく言葉で「表現する」ことができる。 13. スポーツ技術の映像分析結果発表 ・パソコンを適切に操作できる。 14. ビデオ映像に関するコンピュータ技術 15. 総括(優秀作品の発表) 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・最低限のパソコン操作スキルは身につけておくこと(例:ファイルの 評価項目 割合 評価基準等 保存、複製、削除といったファイル操作、フォルダの新規作成や名前 変更、USB機器の接続と取り外しなど) 試験 % テストはありません。 スポーツ交流実習 授業科目名 担当教員 土居陽治郎 松井完太郎 木村寿一 配当年次 3 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 武道・スポーツを通じた社会との交流活動への参画等を通じて、武 1. 実施内容の説明会(企画名・企画内容・実施場所・期間・費用等) 道・スポーツが社会を如何に豊かにしているかを理解し、また武道・ 2. 【事前指導・研修】スポーツ交流・実習計画策定手法を学ぶ スポーツが持つその社会的意義を実現化するための具体的手法を 3. 【事前指導・研修】安全マネジメント 学ぶ授業です。 4. 【事前指導・研修】受け入れ先との連絡・交渉 実習として扱う内容は次のようなものです。 ・カンボジアでのスポーツ交流事業 5. 【事前指導・研修】スポーツ交流・実習計画の点検 ・スウェーデンでのスポーツ交流事業 6. ・障害者への武道普及活動 【実習】 7. 実習内容によっては、長期間(数ヶ月)にわたる準 ・外国人研修生への武道普及活動 ・障害者への水泳普及活動 8. 備・実施を必要とするものや、実習場所における2週 ・学生による独自企画 9. 間程度の現地実習など、内容によって大きく異なり ます。 到達目標 10. ・武道・スポーツが持つ社会的意義を理解し、その意義を実現する 11. 【事後指導・研修】報告書の作成を学ぶ 手法を駆使して具体的な活動を遂行でき、その経験を職業選択に 12. 【事後指導・研修】実習活動中の写真やデータの整理 生かすことができる。 13. 【事後指導・研修】報告会用のプレゼンテーション資料作成 14. 実習報告書作成 15. 実習報告会 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・社会に出て実習を行いますので、途中で現場放棄することは許さ 評価項目 割合 評価基準等 れません。相手側の要求に応えられるように事前研修を行いますの で、しっかりと参加してください。 試験 % レポート 【土居、松井、木村】 【土居、松井、木村】 【土居、松井、木村】 【土居、松井、木村】 【土居、松井、木村】 【土居、松井、木村】 【土居、松井、木村】 【土居、松井、木村】 【土居、松井、木村】 【土居、松井、木村】 60% 実習事業の意義と過程をまとめ。 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 【土居、松井、木村】 40% レポートを通じて事業参加状況を評価する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 年度始めのオリエンテーションで詳細な説明会を開催します。説明会参加が受講の前提になります。内容によっては交通費、宿泊費、参加費 等がかかるケースがあります。 授業科目名 担当教員 スポーツマネジメント実習 土居陽治郎 松井完太郎 馬場宏輝 配当年次 3 単位数 2 対応資格 授業概要 スポーツイベントの企画・実施、スポーツ団体やスポーツ施設にお けるインターンシップ研修、さらにスポーツ関連企業の事業への参画 等を通して、スポーツの社会における位置づけや広がりを理解、体 得することを目的とし、こうした体験を通して、自身の職業開拓や進 路決定に大きな影響を与えることを期待しています。実習としては、 ①学内スポーツイベント企画、②学外スポーツイベント企画、③ス ポーツNPO法人主催事業への参画、④公共スポーツ施設(指定管 理者)やスポーツ企業・団体でのインターンシップ研修、などを予定 しています。 授業計画(テーマ) 展開専門科目 1. 実施内容の説明会(企画名・企画内容・実施場所・期間・費用等) 2. スポーツイベント企画の事前指導・研修 3. スポーツNPOに関する事前指導・研修 4. 公共スポーツ施設に関する事前指導・研修 5. スポーツ企業・団体に関する事前指導・研修 6. 【実習】 7. 実習内容によっては、長期間(数ヶ月)にわたる準 8. 備・実施を必要とするものや、実習場所における2週 9. 間程度の現地実習など、内容によって大きく異なり ます。 到達目標 10. ・実社会で通用できる最低限の段取りやマナーを身につけることが 11. 【事後指導・研修】報告書の作成を学ぶ できる。 12. 【事後指導・研修】実習活動中の写真やデータの整理 ・実習を通して、スポーツと社会との関係を理解する。 ・自身の実習体験を、報告書や報告会といった場面で人に「伝える」 13. 【事後指導・研修】報告会用のプレゼンテーション資料作成 14. 実習報告書作成 ことができる。 15. 実習報告会 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・学んだ知識を実社会で試してみたいと思う者にとっては格好の機 評価項目 割合 評価基準等 会。 ・ビジネス社会でのルールや作法についても学べます。 % 試験はありません。 試験 ・「スポーツ産業論」や「スポーツマネジメント入門」を履修しているこ とが望ましい。 レポート 50% 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% 実習までの事前指導・研修、実習、実習後の事後指導・ 研修を総合しての評価になります。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 ─ 276 ─ 授業科目名 担当教員 スポーツ調査実習 土居陽治郎 配当年次 馬場宏輝 単位数 2・3 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) スポーツと社会との関係を理解するためのツールとして、社会調査 1. スポーツ調査で何がわかるか? 法を基盤に置きながら理解を促進するための実習科目です。一般 2. 【社会情報の活用】公共スポーツ施設のエリアマーケット 的な社会調査法の代表格が調査票調査であり、自身で適切な調査 3. 【社会情報の活用】自治体情報の活用(情勢、議会録、統計資料) や分析が可能になることが一つの目標で、もう一つの目標は、社会 4. 【社会情報の活用】地図情報は利用者マーケットを推量するに最適 にある情報を適切に利用することで社会を知る手がかりを得る方法 を学ぶことです。前者の理解には統計学の初歩を学ぶ必要があり、 5. 【社会情報の活用】民間スポーツ施設の公開情報でできる経営分析 後者の場合には、種々の情報をどう結びつけるかという視点を学ぶ 6. 【社会情報の活用】スポーツ関連企業の財務情報の利用法 必要があります。前者は一次情報、後者は二次情報を扱うという分 7. 【社会情報の活用】二次情報全般の利用価値と注意 類になります。 8. 【データ分析法】エクセル操作の確認 9. 【データ分析法】社会調査の方法と注意 到達目標 10. 【データ分析法】基礎統計:データの特徴を把握する ・初歩的な統計学的思考を身につけ、処理方法をパソコン上で実践 11. 【データ分析法】平均値の比較:子どもの体力に男女差はある? できる。 12. 【データ分析法】相関分析:打率と年俸は関係がある? ・社会にある有益な情報を適切に選択し、目的に応じて編集・処理 13. 【データ分析法】クロス集計:喫煙者が多いのは男性?女性? ができる。 14. 実習レポートの作成 ・パソコンを用いて、実習した内容のレポートを作成できる。 15. 総括:スポーツと社会との関係をもっと探っていこう 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・表計算ソフトの扱いには慣れておくこと。 評価項目 割合 評価基準等 ・パソコンを所有していることが望ましい。 ・体育・スポーツ関連企業、団体で仕事をしようとする者に推奨しま 試験 % 試験はありません。 す。 レポート 50% レポート作成のためには毎回授業で課題をこなさねばな らない。授業欠席すると、課題達成に至らないので注意 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 50% すること。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 USBスティックメモリを用意してください。 展開専門科目 ─ 277 ─ 柔道指導論Ⅰ 演習タイトル 担 当 教 員 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 配当年次 3 3 4 4 単 位 数 1 1 1 2 担 柏崎克彦、矢﨑利加 キ ー ワ ー ド 柔道、指導 当 教 員 柔道指導法、武道トレーニング論、柔道理論・実習、柔道方法論、柔道論 関連授業科目名 主な演習形式 主な演習形式 演 習 概 要 □ 調査する 活動する □ その他 ( ) 社会変化の著しいなか、運動や武道・スポーツに求められるのは、単に 健康や体力の向上だけにとどまらない。心身ともに豊かで充実した人生を 送るために役立つ生涯体育・スポーツとのかかわりを十分に考慮したもの であることが指導現場にも求められている。そこで、武道を学ぶ人々が武 道のどこに楽しさや魅力を感じているかということに着目する必要があ る。その上で一人一人が内発的動機によって武道の特性を深く味わい、自 己教育力を育てることができるように指導することが大切である。 上記のことを踏まえて、それぞれの目的、年齢、性差に応じた効率のよ い柔道指導法とは何か、新しい視点に立って検討し、演習リポートにまと める。 演習Ⅱ 演習Ⅰ成績評価方法 当 教 演習Ⅲ成績評価方法 員 □ 演 習 概 主な演習形式 演習Ⅳ成績評価方法 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 配当年次 3 3 4 4 単 位 数 1 1 1 2 実験,実習する 文献,資料を調べる □ 調査する 活動する □ 演習Ⅰ成績評価方法 出席及びレポート 習 概 その他 ( 当 教 展開専門科目 演習Ⅲ 1 2 □ その他 ( ) 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅳ 本研究、実験を実施す る。演習担当教員と密 に連絡をとりながら、 よりよい資料収集を行 う。 卒業レポートの作成。 よりよい卒業レポート の作成を目指す。 最終的に担当教員の了 解の元、レポートを提 出する。 演習Ⅲ成績評価方法 出席及びレポート 演習Ⅳ成績評価方法 出席及びレポート 卒業レポート提出 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 配当年次 3 3 4 Ⅳ 4 単 位 数 1 1 1 2 井島 章 実験,実習する 文献,資料を調べる □ 調査する 活動する □ その他 ( ) 剣道の試合における変遷の過程を踏まえ、現行の「剣道試合・審判規 則」について分析し検討をしていく。また、剣道の試合の位置付け・意義 等々を考えながら、本来あるべき剣道の試合の内容を考察していきたい。 更には、「剣道試合・審判規則」をより深く確実に熟知することで、実際 の試合の場での活用ということを想定し、審判技術の向上と習得を目標に 掲げ、総合的に研究する。 習 概 要 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅳ 演習Ⅰ 研究テーマを決め、グ 研究テーマをまとめ、 卒業レポートのテーマ 卒業レポートの作成を ループごとに資料収集 プレゼンテーションを を決め、資料収集およ 行う。 を行う。グループ討議 行う。 び必要な調査を行う。 を行い意見をまとめて 発表する。 演習Ⅱ成績評価方法 1 剣道、試合の変遷、試合規則、審判規則、意義 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅰ成績評価方法 1 演習Ⅲ 研究テーマに基づき研 究方法を決定する。必 要ならば、資料収集、 実験準備を行う。 員 主な演習形式 演 演習Ⅱ 4 単 位 数 関連授業科目名 ) 要 演習Ⅰ 調査する 活動する 剣道Ⅱ 演習タイトル 柔道は、1882年(明治15年)に嘉納治五郎師範によって創始された。 現在国際柔道連盟には、200の国と地域が加盟し、オリンピックを頂点に 国際大会が各国で開催されている。 その柔道指導法には、競技力向上をねらいとした指導、学校体育におけ る指導、地域社会における指導等多種多様な指導法がある。 そこでのこの演習では、それぞれの目的に応じいろいろな側面(精神 面、技術面、体力面等)からの指導法を研究検討する。 演 出席及びレポート キ ー ワ ー ド 柔道理論・実習、武道トレーニング論、柔道史、柔道指導法 実験,実習する 文献,資料を調べる 演習Ⅱ 演習に対して意識を持 たせ、具体的に研究 テーマの方向性を考え る。 担 柔道、指導 関連授業科目名 Ⅳ 要 演習Ⅰ 石井兼輔 前川直也 キ ー ワ ー ド 4 本演習では、柔道の理論を概論し技術的には、基本動作、基本的な技 法、固技及び連続技等を学習させ、個人の体力や能力に応じた安全で効果 的な練習によって柔道技術の理解と向上を図り、将来、指導者としての資 質の向上を目的とする。 さらに柔道の競技力向上と指導者養成に必要な練習法、トレーニング 法、指導法等を多角的に研究し、先端的な科学性を備えた柔道の技術・競 技力向上を図る。 演習Ⅳ 研究リポートの中間発 研究リポートの提出と 表 発表 柔道指導論Ⅱ 演習タイトル 担 演習Ⅱ成績評価方法 リポート提出 Ⅲ 3 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅲ 初心者柔道指導法につ 年齢、性差に応じた柔 それぞれの研究テーマ 卒業研究リポートの作 いて研究しその要点を 道指導法について研究 にあった資料等の収集 成と発表を行う。 リポートにまとめる。 しその要点をリポート を行い卒業研究リポー にまとめる。 トの作成準備を進め る。 リポート提出 Ⅱ 3 競技分析、競技者の心理分析、技能分析、体力の評価 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅰ Ⅰ 配当年次 越野忠則 キ ー ワ ー ド 関連授業科目名 実験,実習する 文献,資料を調べる 柔道技能論 演習タイトル 演習Ⅳ成績評価方法 ・授業態度、および演 ・授業態度、および演 ・授業態度、および演 ・卒業レポートと発表 習への取り組み方 習への取り組み方 習への取り組み方 内容 ・学生の自己評価、相 ・学生の自己評価、相 互評価を行う。 互評価を行う。 現在実施されている 「剣道試合・審判規 則」に至るまでの試合 方法や審判規則の変遷 を調査する。その中 で、試合の意義や捉え 方を考えてみることと する。 演習Ⅰ成績評価方法 平常点・レポート ─ 278 ─ 演習Ⅱ 現行の「剣道試合・審 判規則」を中心に、規 則の内容を充分に理解 をすると共に、実際の 試合を通じて活用をし てみる。その中で起こ りうる状況に、いかに 適切に対処すべきかを 取り上げていく。 演習Ⅱ成績評価方法 平常点・レポート 演習Ⅲ 演習Ⅳ 「剣道試合・審判規 則」に関する課題を設 定し、個人あるいはグ ループごとにその内容 についての資料収集を 行う。更には、資料を 中心にしながら検討を 重ね、演習レポートに まとめるべく作業に取 りかかる。 演習Ⅲ成績評価方法 演習レポートのまとめ と仕上げに重点を置 き、今までの内容を点 検する。さらに、他の 演習レポートの内容に もふれ、総合的なまと めをする。 平常点・レポート 平常点及び演習レポー トの提出とその内容を 評価する。 演習Ⅳ成績評価方法 剣道Ⅲ 演習タイトル 担 当 教 員 習 概 要 Ⅲ Ⅳ 3 4 4 単 位 数 1 1 1 2 実験,実習する 文献,資料を調べる □ □ 調査する 活動する □ 当 教 員 ) 室町時代の能楽者世阿弥は、『風姿花伝』の中で、「稽古は強かれ、情 識はなかれとなり。」という教えを残しています。これは能楽の稽古にお いて、慢心や自分勝手な強情な心は最も戒めなければならないという教え です。この教えは、能楽のみならず、あらゆる物事の習得において、重要 な心構えの一例であると言えます。 現代剣道を考えた時、試合や昇段審査の結果のみで評価され、剣道の目 的とされる『剣道の理念』はどこか軽視されているとも感じられます。 そこで、本演習では、剣道本来の修行という考え方・心構えについて、 古の教えから学びつつ、現代剣道における試合のあり方、指導のあり方、 そして、これからの剣道のあるべき姿を意見交換しながら検討することを 目的とする。 また、各自の問題意識に沿ったテーマのもと、『演習レポート』の作成 を目指す。 主な演習形式 演 習 概 要 演習Ⅱ 『演習レポート』の書 き方を学習した後に、 各自の問題意識に沿っ て、実際に文献・資料 にあたってみる。ま た、それらをレポート にまとめる。 『演習レポート』作成 の準備その1 演習Ⅳ 演習Ⅰ成績評価方法 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ成績評価方法 出席状況、取り組み 方、レポート内容等々 により、総合評価す る。 出席状況、取り組み 方、レポート内容等々 により、総合評価す る。 出席状況、取り組み 方、レポート内容等々 により、総合評価す る。 出席状況、取り組み 方、演習レポート内容 等々により、総合評価 する。 担 当 教 員 演 習 概 要 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 配当年次 3 3 4 4 単 位 数 1 1 1 2 実験,実習する 文献,資料を調べる 調査する 活動する □ 調査する 活動する 演習Ⅱ 1 1 1 2 □ その他 ( ) ) 演習Ⅳ 資料の収集、調査等研 究レポート作成の作業 を進める。必要に応 じ、夏休み中の実地調 査も行う。 卒業研究レポートの作 成。各自の問題意識に 即したテーマについ て、”研究”レポート としての内容に仕上げ る。 演習Ⅰ成績評価方法 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅳ成績評価方法 出席、演習への取り組 出席、演習への取り組 出席、演習への取り組 卒業研究レポート み方 み方、研究計画の進捗 み方、研究内容の進捗 状況 状況 剣道技術論 演習タイトル 当 教 員 主な演習形式 演 習 概 要 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 配当年次 3 3 4 Ⅳ 4 単 位 数 1 1 1 2 大矢 稔 剣道、技術論、有効打突 剣道理論・実習 □ 実験,実習する 文献,資料を調べる □ □ 調査する 活動する その他 (ディスカッション ) 1.剣道の技術史の概観。 2.構えから有効打突に至るまでの一連の技法の経過、すなわち、 中段 の構え→間合・攻め合い→打突の機会→技の発現→打突→残心に関し て、書誌などを用いて、特に「術語」と関連させながら、剣道の技術 について考察を深める。 3.剣道の打突は運動現象である。そこで、打突の動作論に着目し、一連 の動作経過すなわち 中段の構え→打ち起こし→途中→打つ→極める →調える→残心に関して技術的な詳解をおこなう。 4.卒業研究のための研究法について概説する。 5.各自でテーマを決めて卒業研究に取り組む。 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅳ 演習Ⅰ 実際の指導現場での実 践を通して、現代剣道 の抱える諸問題につい て取り上げ、考察す る。 現代剣道の抱える諸問 題をより深く掘り下げ ながら考え、併せて将 来目指すべき剣道のあ り方・方向性について 考察する。 これまで学習してきた 内容を踏まえて、各自 が関心のあるテーマを 決定し、演習レポート 作成の準備を進める。 各自が進めてきた内容 をまとめ、演習担当教 員とディスカッション を行いながら、演習レ ポートを作成する。 演習Ⅰ成績評価方法 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅳ成績評価方法 演習に積極的に取り組 演習に積極的に取り組 演習に積極的に取り組 演習に取り組む姿勢。 む姿勢を評価する。 む姿勢を評価する。 む姿勢を評価する。 演習レポート。 演習Ⅱ 演習Ⅲ 演習Ⅳ 剣道の技術史について 理解を深める。構えか ら有効打突に至るまで の一連の経過につい て、特に「術語」と関 連させながら考える。 研究テーマの方向性を 考える。 打突の動作に着目し一 連の動作経過につい て、各局面の要点など を抽出しながら考え、 合理的な打突動作を追 求する。 研究テーマを決定す る。 担当教員と密に連絡を とりながら、研究テー マに関係する資料を収 集し、抄読を行いなが ら内容の理解を深め る。さらに、卒業レ ポートの作成手法を学 ぶ。 担当教員とディスカッ ションを行いながら、 より深みのある卒業レ ポートを作成する。 演習Ⅰ成績評価方法 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅳ成績評価方法 出席、演習への取り組 出席、演習への取り組 出席、卒業レポート作 卒業レポート み方、レポート み方、レポート 成に向けた取り組み方 ─ 279 ─ 展開専門科目 演習Ⅲ 演習Ⅲ 関連分野の先行研究の 検討や、文献の読解等 を通して、研究テーマ を決定する。 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅱ □ □ 関連授業科目名 その他 ( 剣道の目標は、「剣道の理念」にあるように、ただ単に技の修得を目指 すだけではなく、技の修錬を通して精神・こころのあり方をも求めていか なければならないと示している。しかし、実際の指導現場においては、技 術の優劣・競技力向上のみに重点がおかれ指導されているようにも感じら れる。その結果、試合に勝てなくなると剣道への目標を見失い、剣道から 離れてしまうものがいるのも現状である。そこで生涯を通して取り組むた めにはどうしたらよいのかを、競技性のみに偏ることなく、指導者として あるべき姿とあわせながら考察していく。 演習Ⅰ 実験,実習する 文献,資料を調べる キ ー ワ ー ド 剣道論、剣道方法論 □ 4 単 位 数 各自の武道修練の経験 を通じ、問題意識の所 在を明確し、研究テー マの絞込みをする。 担 岩切公治 指導者、生涯、理念、競技性 関連授業科目名 主な演習形式 各自の『演習レポー ト』のテーマに沿っ て、作成準備を進め る。 担当教員と個々に話し 合いながらより良いも のを目指す。 剣道Ⅴ キ ー ワ ー ド Ⅳ 武道に対する評価や位置づけ、社会が武道に求める内容は時代とともに 刻々変化している。現代武道は、教育としての役割と純然たるスポーツと しての性格を有しつつ、国際化・競技化が急速に進行している。そこに は、伝統性や文化性の欠如、勝利至上主義の蔓延、商業主義化への対応等 など多くの課題も発生してきている。 では、武道の本質とは何か。武道の将来は如何にあるべきなのか。 これらの問題の検討を通じて、「21世紀の日本武道への提言」を試み る。 演習Ⅰ 担当教員と個々に話し 合いながら、『演習レ ポート』の提出を目指 す。 『演習レポート』作成 については、この話し 合いが重要な意味を持 つことを理解し、より 良いレポート作成に努 力すること。 演習Ⅳ成績評価方法 演習タイトル 4 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅲ 各自の問題意識に沿っ て、実際に文献・資料 にあたってみる。ま た、それらをレポート にまとめる。 『演習レポート』作成 の準備その2 Ⅲ 3 武道概論、武道史概説、武道書講読、武道文化論 □ 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅰ Ⅱ 3 武道の伝統性・文化性、競技化と勝利至上主義、国際化 関連授業科目名 その他 ( Ⅰ 配当年次 田中 守 キ ー ワ ー ド 修行論、剣道史、剣道指導論 等など □ 武道論 演習タイトル 担 修行・試合・技術・指導法・将来像 関連授業科目名 演 Ⅱ 3 丸橋利夫 キ ー ワ ー ド 主な演習形式 Ⅰ 配当年次 体操競技 演習タイトル 担 当 教 員 主な演習形式 演 習 概 要 Ⅱ Ⅲ Ⅳ 3 3 4 4 単 位 数 1 1 1 2 体操競技、個別運動学、運動モルフォロギー 実験,実習する 文献,資料を調べる □ □ 調査する 活動する □ 当 教 員 その他 ( ) 体操競技に関する各種文献、資料を検討し、体操競技の技に関する表記 法、技術トレーニング論、運動構造論等について理解を深める。また、研 究論文作成に備え、スポーツ運動学的研究方法を学ぶとともに、研究に必 要な各種機器の取扱いについても学習をする。最終的には、各自で設定し た研究課題に関する文献、資料等を収集し、研究論文の作成、発表を行う ことが目標とされる。 また、審判技能向上に関する学習をすすめ、日本体操協会公認体操競技 1種審判員資格の取得を目指す。 演習Ⅱ 体操競技に関する各種 文献の検討により、表 記論、技術トレーニン グ論、運動構造論等に ついて理解を深める。 演習Ⅰ成績評価方法 実験,実習する 文献,資料を調べる 演 習 概 演習Ⅲ成績評価方法 野球 当 教 員 演習Ⅳ成績評価方法 1.日米野球を考える 関連授業科目名 主な演習形式 演 習 概 要 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 配当年次 3 3 4 4 単 位 数 1 1 1 2 2.技術論 3.戦術論 4.トレーニング方法 実験,実習する 文献,資料を調べる □ 調査する 活動する □ 演習Ⅰ成績評価方法 レポート、平常点 展開専門科目 ベースボールと野球の 違いについて考察す る。 文献調査・野球のト レーニング法について 考察し、日本と米国の 共通点や違いを調査す る。 演習Ⅰ成績評価方法 1 2 調査する 活動する □ その他 ( ) 演習Ⅲ 演習Ⅲ 演習Ⅱ成績評価方法 レポート、平常点 演習Ⅳ 当 教 卒業レポートの完成 演習Ⅲ成績評価方法 平常点 員 演習Ⅳ成績評価方法 卒業レポート バレーボール 演習タイトル Ⅰ Ⅱ Ⅲ 配当年次 3 3 4 Ⅳ 4 単 位 数 1 1 1 2 徳永文利 バレーボール、ゲーム分析、動作解析、指導法、コーチング ) 主な演習形式 □ 実験,実習する 文献,資料を調べる □ □ 調査する 活動する □ その他 ( ) 競技力向上のために個々の技術、相手チームの戦力や戦術を分析する。 最終的には研究対象に変化をもたせ、考察を加え、研究論文とする。 演 習 概 要 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅱ 1 関連授業科目名 その他 ( 学校体育および社会体育の領域の中で野球の普及あるいは競技力の向上 を考えた場合に米国野球や日本野球があるが、最も効果的で適切な指導方 法、日本人に適した指導はどのようなものなのかを様々な角度から総合的 に研究し、各自の研究課題に対して、ベースボールと野球の違い、日本人 に適した指導法各ポジションの研究、スポーツ障害と予防、相手チームの データ処理、フォーメーション、トレーニングについてなどの課題を明確 にする事によって、野球の走・攻・守、トレーニング効果、メンタルト レーニング等、ゲームに通用する事柄を選び、実習と授業で研究テーマを 見つけ、卒業レポートを作成する。 演習Ⅰ □ 演習Ⅱ キ ー ワ ー ド 野球理論・実習Ⅰ~Ⅳ □ 1 文献の読み方、レポー ①資料収集 テーマの決定 ト作製・プレゼンテー 参考文献の学習 工程表の作製 ションの基本を学ぶ。 ②ゲーム分析や研究を レポート作製 すすめるために必要 な機器の操作法を学 習する。 ③論文作製の基本を学 ぶ。 担 岩井美樹 百武憲一 キ ー ワ ー ド 4 単 位 数 要 演習Ⅰ 出席、及び演習への取 出席、及び演習への取 出席、及び演習への取 研究論文(卒業レポー り組み方 り組み方 り組み方 ト) 担 Ⅳ ハンドボール理論・実習で学習した技術・戦術・作戦・理論をベースと して、実戦において活用できる基本プレイ・アルゴリズムの構築を目指 す。 実戦でのプレイやゲーム分析から基本プレイを分類し、その組合せから アルゴリズムを構築していく。 演習Ⅳ スポーツ運動学的研究 各 自 の 研 究 課 題 の 設 研 究 論 文 の 作 成 、 発 方法を学習するととも 定、及び文献、資料収 表。 に、研究に必要な各種 集、検討。 機器の取扱いについて 学習する。 演習タイトル 4 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅲ 演習Ⅱ成績評価方法 Ⅲ 3 ハンドボール理論・実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅰ Ⅱ 3 ハンドボール、ゲーム分析、基本プレイ・アルゴリズム 関連授業科目名 主な演習形式 Ⅰ 配当年次 清水宣雄 キ ー ワ ー ド 基礎鉄棒運動指導法、基礎マット・とび箱運動指導法、体操競技理論・実習(Ⅰ~Ⅳ)、運動学 ハンドボール 演習タイトル 担 後藤 豊 大川昌宏 伊藤清良 キ ー ワ ー ド 関連授業科目名 Ⅰ 配当年次 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅳ 演習Ⅰ 野球の技術向上に必要 ・日本と米国、高校と 研究論文の作成。 なものは何かを考え、 大学等の戦術の違い 各自の演習課題に対し 最も効果的で適切な指 を 調 査 し 、 各 ポ ジ て演習Ⅰ~Ⅲで行って 導方法とはどういった ションの研究、相手 きたことをまとめ、担 ものかを考察する。 チームのデータ処理 当教員の了解の元提出 ・文献調査 及びデータの使い方 する。 ・自分で実際に行って を考察する。 みる。 ・文献調査 ・自分で実際に行って みる。 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅳ成績評価方法 出席、演習への取り組 出席、演習への取り組 出席、演習への取り組 出席、演習への取り組 み方。 み方。 み方。 み方及び研究論文。 バレーボールの歴史 演習Ⅰ成績評価方法 平常点 ─ 280 ─ 演習Ⅱ 演習Ⅲ バレーボールの技術 バレーボールの戦術 演習Ⅱ成績評価方法 平常点 演習Ⅲ成績評価方法 平常点 演習Ⅳ 研究論文作成 演習Ⅳ成績評価方法 平常点 バスケットボール 演習タイトル 担 当 教 員 キ ー ワ ー ド 演 習 概 要 Ⅱ Ⅲ Ⅳ 3 3 4 4 単 位 数 1 1 1 2 担 奥山秀雄 当 教 員 キ ー ワ ー ド 演習概要の中に記載 関連授業科目名 実験,実習する 文献,資料を調べる □ 調査する 活動する □ その他 ( ) 本演習では、バスケットボール競技における段階と目的に対応した指導 体制とチームづくりを確立すべく、選手および指導者としての知識と経験 を広め、さらに、バスケットボール競技の諸問題を検証し考察することに より、バスケットボール界に貢献する人材の育成を目指す。 また,本演習に加え,基礎バスケットボール指導法・バスケットボール 理論実習I~IV・トレーニング論,コーチング論・コンディショニング 論・スポーツ栄養学・救急処置法といった科目を履修することにより, JABBA公認コーチ養成の専門カリキュラム(日本バスケットボール協 会)と同等の学習が可能となる。 武道の精神文化 演習タイトル 戦術、指導法、メンタルマネージメント、ゲーム分析、コーチング科学 関連授業科目名 主な演習形式 Ⅰ 配当年次 主な演習形式 演習Ⅱ 段階に応じたチームづ くりに必要となるスキ ルおよび戦術につい て、その指導法を含め て学習する。さらに、 メンタルマネージメン トにより、強い選手と チームをつくるための ノウハウを学ぶ。 演習Ⅰ成績評価方法 出席・課題提出 当 教 演習Ⅳ成績評価方法 卒業レポートの提出と 発表 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 配当年次 3 3 4 4 単 位 数 1 1 1 2 演 習 概 □ 調査する 活動する 習 概 □ 演習Ⅰ成績評価方法 ) 1 2 □ その他 ( ) 当 教 概 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅳ 要 演習Ⅲ成績評価方法 平常点、レポート 員 主な演習形式 習 演習Ⅲ 演習Ⅳ成績評価方法 卒業レポート、発表 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 配当年次 3 3 4 Ⅳ 4 単 位 数 1 1 1 2 松尾牧則 弓道史,弓道文化,弓道科学,弓具,射術,礼法,学校弓道,弓道教室,指導法,資料収集,データベース,デジタル化 弓道理論・実習 (弓の文化)、(競技法)、(弓具)、(弓の科学)、(審査法)、(古式射法)、(礼射)、(指導法) □ 実験,実習する 文献,資料を調べる 調査する 活動する □ その他 ( ) 本演習では,弓道についてその歴史的・文化的側面から見つめ,同時に 科学的研究・論考をふまえ,現代の弓道がいかにあるべきかを考えて行 く。資料文献や研究論文などに目を通し,弓道全般の知識と諸般の問題に ついて知る。 資料・データ収集の方法,研究方法について学習し,興味のある分野に ついてはより深く追求し問題意識が明確にできるよう視野を広げてゆく。 必要に応じて資料・データ収集とデータベース化・デジタル化の作業を行 い,将来の弓道研究に役立つような活動も行う。 研究の結果・問題点をレポートとして提示発表し,相互に意見交換を行 い,卒業研究につなげてゆく。卒業研究の進展にしたがって個別指導を 行ってゆく。卒業研究とともに研究抄録の提出,卒業研究発表を行う。 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅳ 演習Ⅰ 演習Ⅳ成績評価方法 授業内におけるテスト 授業内におけるテスト 授業内におけるテスト 研究論文を評価 等で評価 等で評価 等で評価 演習Ⅱ 弓道について,その歴史的・ 文化的側面から弓道を見つめる と同時に,これまでの弓道の科 学的研究・論考の動向を学びな がら,現代の弓道がいかにある べきかを考えて行く。関連する 資料文献や研究論文など,でき るだけ多くに目を通し,弓道全 般の基礎的な知識と弓道を取り 巻く諸般の問題について知る。 演習Ⅰ成績評価方法 弓道について,その歴史的・文化的 側面から弓道を見つめると同時に,こ れまでの弓道の科学的研究・論考の動 向を学びながら,現代の弓道がいかに あるべきかを考えて行く。研究のため の資料・データ収集の方法,研究方法 について概説する。学生の興味のある 分野については文献資料・研究論文の 購読によって,より深く学習し,問題 意識が明確にできるよう視野を広げて ゆく。授業において必要な資料等は配 布する。各自の深く学びたい分野につ いても資料・データ提供や文献の案内 を行う。また必要に応じて資料・デー タ収集とデータベース化・デジタル化 の作業を行う。 出席・平常点など レポート・課題など ─ 281 ─ 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ 学生各自の問題意識を明確にし,探求 しようとする課題について関連する資 料・データの収集を行う。必要に応じて それらのデータベース化・デジタル化の 作業を行う。資料・データをもとに,各 人の課題に沿って研究の結果・問題点を レポートとして提示発表し,相互に意見 交換を行う。その過程を経てまた新たな 課題を見つけ,更なる資料・データ収集 と研究を進めてゆく。 演習Ⅲ成績評価方法 レポート・課題など 演習Ⅳ 卒業研究,抄録の書式に ついて説明する。各自の研 究テーマに沿って卒業研究 を進めてゆく。卒業研究の 進展にしたがって個別指導 を行ってゆく。卒業研究と ともに研究抄録の提出を課 する。研究抄録により卒業 研究発表の場をもうけたい と考えている。 演習Ⅳ成績評価方法 卒業研究,抄録など 展開専門科目 演習Ⅲ ラグビー理論・実習の さらに専門的な内容へ 各自の研究論文のテー 研究論文をまとめる。 内容をさらに専門的に とすすめていく。 マを決め、研究をすす 深めていく。 各自の研究課題につい める。 て検討する。 演習Ⅱ成績評価方法 調査する 活動する 弓道論 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅰ成績評価方法 □ □ 平常点、レポート 演習タイトル 演 演習Ⅱ 実験,実習する 文献,資料を調べる 演習Ⅱ 平常点、レポート 関連授業科目名 その他 ( 要 演習Ⅰ 1 資料の講読、研究テー 研究計画に従い、資料 卒業レポートの作成、 マを考える。 の収集、整理を行い研 発表 究を進め、発表をす る。 ラグビー理論・実習での学習を土台にして、ゲームやいろいろなプレイ について、さらに専門的な知識を深めていく。そして、それらをより具体 的に分析、検討し、実際の練習やゲームに生かしていくことをねらいとす る。 最終的には、それまでのラグビーに関する学習を基に各自の課題を設定 し、実験、調査等により研究論文を作成する。 演 1 要 キ ー ワ ー ド ラグビー理論・実習Ⅰ~Ⅳ 実験,実習する 文献,資料を調べる 4 単 位 数 武家の思想、武道文化論、武道書講読、修行論 □ 資料の講読 担 安ヶ平浩 廣瀬恒平 □ Ⅳ 羽賀久人 演習Ⅰ ラグビー、コーチング、ゲーム分析、技術分析、トレーニング 関連授業科目名 主な演習形式 演習Ⅲ成績評価方法 出席・課題提出 員 キ ー ワ ー ド 4 武道を日本人の精神文化の一つとし捉え、歴史的な成立過程を考えるこ とにより、いかなる背景思想を持ち、いかなる特質を有するかを思想史の 立場から考察する。武道一般に関する文献により、資料の扱い方、論文の 書き方を学ぶ。初めに武道の精神文化に関する基本的な資料を購読し、基 礎的な知識を学習する。次に各自の問題意識を基に、研究テーマを選び、 適宜に個別指導により研究し、中間発表の機会を設けて、卒業研究として まとめる。武道の古典に興味ある学生を希望する。 演習Ⅳ 演習Ⅰ・Ⅱで得た知識と 卒 業 レ ポ ー ト を 作 成 経験にバスケットボール し、発表する。 競技のコーチング科学に 関するノウハウを盛り込 みパフォーマンスの向上 およびバスケットボール 競技の発展に役立つ研究 テーマを決定し、卒業レ ポートの準備を進める。 ラグビー 演習タイトル 担 演習Ⅱ成績評価方法 出席・課題発表 Ⅲ 3 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅲ 演習Ⅰで学んだ知識を もとに指導案を作成 し、チームおよびバス ケットボール教室での 実践指導を行う。ま た、ゲーム分析の方法 やデータ処理及び活用 の仕方を学び、各自の 分析結果を発表する。 Ⅱ 3 武道、武士道、芸道、仏教、宗教 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅰ Ⅰ 配当年次 武道思想研究 演習タイトル 担 当 教 員 Ⅱ Ⅲ Ⅳ 3 3 4 4 単 位 数 1 1 1 2 武道の歴史、武道の古典、武道の技法、武道文化 関連授業科目名 実験,実習する 文献,資料を調べる □ □ 調査する 活動する □ 当 教 員 ) 主な演習形式 武道が一つの文化として発展してきた流れを踏まえながら、武道文化の 独自性とその思想について考えてみたい。 代表的な武道の古典を手掛かりとして、武道の技法、稽古法、勝負法、 教習体系等を通して、一つの人間論としての思想を考えたい。 演 習 概 要 武道の歴史を概観す る。武道の技法の特性 を、古流継承者や一流 武道家のビデオ等も見 ながら考える。 習 演習Ⅰ成績評価方法 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ成績評価方法 演習への取り組み方 レポート 演習タイトル 東洋の武術・スポーツ文化 担 当 教 員 概 関連授業科目名 演 習 概 要 □ 発表、ゼミの議論 レポート 演習Ⅳ成績評価方法 発表、ゼミでの議論 研究論文 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 配当年次 3 3 4 4 単 位 数 1 1 1 2 当 教 1 2 調査する 活動する □ その他 ( ) その他 (発表,討議) 演習Ⅳ 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅳ成績評価方法 主な演習形式 演 習 概 要 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 配当年次 3 3 4 Ⅳ 4 単 位 数 1 1 1 2 佐々木克実 異文化、武道文化、スポーツ文化、海外武道、スポーツ事業 日本スポーツ文化論、比較スポーツ文化論 □ □ 実験,実習する 文献,資料を調べる □ □ 調査する 活動する □ その他 (発表、討論する) 本演習では、色々な武道・スポーツの文化的背景を学び、異なる文化の 中で武道・スポーツの捉え方がどう変わるか、どうして変わるのかを考察 し、さらに異文化間における武道・スポーツを通した相互理解の方法を考 えていきたい。そのために、例えば、一つの武道あるいはスポーツに関す る出来事を異なる国々でどう捉えているかを新聞等で調べたり、別科生か ら自分の国の武道・スポーツ事情を聞いたりして理解を深めていきたい。 色々なスポーツに興味のある者、色々な言語、地域に興味のある者に参加 をして欲しい。授業の進め方は,学生がテーマを捜してきて発表し,それ について皆で討論をしていく形式となる。積極的な発言,参加が求められ る。 展開専門科目 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅲ 演習Ⅲ 員 関連授業科目名 演習Ⅱ □ □ 異文化におけるスポーツ 演習タイトル 担 「東洋の武術・スポーツ文化」は世界のスポーツ文化の中で重要な位置 を占めている。アジア諸国は、古代からそれぞれ中国の武術・スポーツ文 化を主体的に受容しつつ各国固有の文化もまた継承し、それらを相互に交 流させながら、近代には西洋からの影響をも受けて現在に至っている。本 演習では、東洋の武術・スポーツ文化を理解するために、中国の武術・ス ポーツ文化の流れとその中で展開された諸現象を中心に検討し、またアジ ア各国文化の比較の視点から、武術・スポーツ文化の共通点及び相違点を 考察する。学生各自にその興味に応じて課題を設定させ、論文の書き方を 学び、文献資料あるいは調査資料に基づいた研究を進め、個人研究と全員 での討論・発表を合わせて展開する。 演習Ⅰ 実験,実習する 文献,資料を調べる 演習Ⅱ 演習Ⅰ成績評価方法 東洋文化論、中国語入門Ⅰ・Ⅱ 調査する 活動する 1 レポートの質量で評価 内容の質、姿勢(積極 レポートの質量で評価 演習レポートの内容、 する。 性)で評価する。 する。 量、質等で評価する。 キ ー ワ ー ド □ 1 人間諸科学の文献を調 英文の文献を翻訳し、 文献を調べを継続し、 担 当 者 と 相 談 し な が べる。 まとめる。 担 当 者 と 相 談 し な が ら、演習レポートを完 主に図書館を利用して ら、演習レポートの骨 成させる。 実施する。 組みを作る。 東洋の文化、文化交流、比較文化 実験,実習する 文献,資料を調べる 4 単 位 数 要 演習Ⅰ 林 伯原 キ ー ワ ー ド 主な演習形式 演習Ⅳ 各自で研究テーマを決 研究を深めて発表する め、文献、ビデオ、実 とともに、論文をまと 体験を合わせて研究を める。 進めゼミで発表する。 授業への取り組み方 簡単なレポート Ⅳ 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅲ 武道の代表的な古典の 幾つかの読み所を解説 しながら読む。 ゼミ形式で議論する。 4 スポーツ社会学、日本スポーツ文化論 □ 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅱ Ⅲ 3 人間のスポーツ活動は、近年極めて大きな広がりを見せ、大きな経済的 影響をも持つに至りました。人間が人種や国や地域を超えて、何故これほ どまでにスポーツに関わるのか?人間諸科学の様々な理論と人間社会の変 化についても学習しながら、スポーツと人間とのかかわりを見つめ、人間 にとってのスポーツの本質を探求する。 演 演習Ⅰ Ⅱ 3 スポーツ、人間、人間科学 関連授業科目名 その他 ( Ⅰ 配当年次 酒井 誠 キ ー ワ ー ド 身心論 □ スポーツと人間 演習タイトル 担 朴 周鳳 キ ー ワ ー ド 主な演習形式 Ⅰ 配当年次 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅳ 演習Ⅰ 各自が興味に応じた研 究課題を設け、それに 関する論文や文献資料 を読み、論文の書き方 を学び、研究計画(目 的・方法・内容等)を 作成する。 研究課題をめぐって資 料の収集と研究を行 い、その研究成果から レポートを作成する。 研究課題の問題点を中 心に検討し、卒業論文 の下書き作成を視野に 入れて進める。 卒業論文の作成を目指 し、その問題点を再検 討して研究の成果をま とめる。 演習Ⅰ成績評価方法 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅳ成績評価方法 平常点,研究計画の提 平常点、研究レポート 平常点、卒業論文の下 卒業論文の提出、研究 出。 の中間発表。 書きの提出。 成果の発表。 演習Ⅱ 演習Ⅲ 演習Ⅳ この演習でどの様な テーマで行っていくの か大まかな方向性を考 える。 考えた方向性に従い、 具体的にどの様な武 道・スポーツ、どの地 域(文化)を選択し、 研究テーマとしていく かを検討し、決定す る。 決定したテーマに基づ き、資料を収集しそれ を検討し、研究レポー ト作成の準備をする。 研究レポートの作成。 担当教員と意見を交換 しながら、よりよい研 究レポートの作成を目 指す。 演習Ⅰ成績評価方法 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅳ成績評価方法 出席、演習への取り組 出席、演習への取り組 出席、演習への取り組 研 究 レ ポ ー ト 及 び 出 み方、レポート等を基 み方、レポート等を基 み方、レポート等を基 席、演習への取り組み に総合的に評価する。 に総合的に評価する。 に総合的に評価する。 方等を基に総合的に評 価する。 ─ 282 ─ 国際協力と武道・スポーツ 演習タイトル 担 当 教 員 キ ー ワ ー ド 関連授業科目名 主な演習形式 演 習 概 要 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 配当年次 3 3 4 4 単 位 数 1 1 1 2 担 木村寿一 当 教 員 武道・スポーツの役割、国際協力、異文化間交流、途上国の武道・スポーツ キ ー ワ ー ド 国際政治とスポーツ、比較スポーツ文化論、西洋文化論、スポーツ交流実習 関連授業科目名 □ 実験,実習する 文献,資料を調べる 調査する 活動する □ その他 ( ) 武道やスポーツの国際化が進み世界的な人的交流が盛んになった現在、 選手としてあるいは指導者として海外で活躍する日本人の数が増えてき た。中でも、青年海外協力隊員のような途上国における武道やスポーツ指 導者としての活動は、海外で国際協力に携りたいと思う日本人の若者に とっては身近なものである。 本演習では、主に、国際化社会における武道やスポーツの役割について 考えます。そして、学生自らが学習課題を設うけ、国内外での国際交流や 国際協力の実践を通して社会貢献を学んでいきます。 近現代日本社会とスポーツ 演習タイトル 主な演習形式 演 習 概 要 演習Ⅱ 【情報収集と研究テーマ の設定】 国際社会における武道や スポーツに関連する文献 や事例の情報収集をおこ なう。 また、自ら企画して、国 際交流やボランティア活 動の実践を通して、研究 テーマを考える。 演習Ⅰ成績評価方法 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅳ 担 【調査の実施】 文献調査やアンケート 調査などを実施し、新 たに必要な資料やデー タを収集する。 収集した資料やデータ を分析し考察を進め、 レポートを提出する。 卒業論文を構成する項 目を設定する。 演習Ⅲ成績評価方法 日本とヨーロッパにおける 武道・スポーツ 当 教 員 【卒業論文と研究発 表】 これまでの調査、研究 資料等をまとめ、卒業 論文を作成し提出す る。 卒業論文の内容を研究 発表する。 演習Ⅳ成績評価方法 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 配当年次 3 3 4 4 単 位 数 1 1 1 2 日本,ヨーロッパ,武道,スポーツ 演 習 概 要 1 1 1 2 実験,実習する 文献,資料を調べる □ 調査する 活動する その他 (発表、討議など) ①「近現代日本社会とスポーツ」のテーマのもと、調査・発表・討論など の活動を通じて、(1)社会人として求められるコミュニケーション能力 の育成、(2)体育大生としてふさわしい一般教養と、(3)スポーツを中心 とした明治以降の日本社会の変遷に関する知識を涵養していきます。 ②フィールド・トリップ(社会見学)を実施します。近現代史及びスポー ツ史に関する調査をグループごとに行い、関連する場所を訪れるフィー ルド・トリップの企画・発表を行います。 ③スピーチ、ディスカッション、ディベートなどのコミュニケーション活 動を行い、言語コミュニケーション能力の向上を目指します。 演習Ⅱ 演習Ⅲ 演習Ⅳ 演習Ⅰ成績評価方法 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅳ成績評価方法 ディスカッションなど 討論などへの貢献度と 企画書とプレゼンテー 卒業レポート への参加姿勢 レポート ション 非言語コミュニケーション 演習タイトル 当 教 員 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 配当年次 3 3 4 Ⅳ 4 単 位 数 1 1 1 2 望月好恵 情報伝達、人体、非言語行動、コミュニケーション 関連授業科目名 □ 実験,実習する 文献,資料を調べる □ □ 調査する 活動する □ その他 (討論 ) スポーツはもちろんのこと,ヨーロッパは日本の武道の盛んな地域でも ある。 本演習では,日本とヨーロッパにおける武道・スポーツの起源・受容・ 発展・影響について,技術的・精神的・文化的・社会的側面,国際化の問 題,身体論などの視点から考察していきたい。 3年生の演習は、スポーツまたは武道に関する本を読んで内容を理解 し、まとめる作業を通じて、レポートや論文の書き方を学ぶことが主眼と なる。また、春休み前までに卒論のテーマを選び、春休み中に参考文献リ ストを作成する。 4年生では、自分のテーマにそっての資料調査、参考文献の読解、卒論 作成が中心となる。 活字を見ると眠くなる人は来ないように。 主な演習形式 演 習 概 要 □ 演習Ⅱ 演習Ⅲ 演習Ⅰ成績評価方法 演習Ⅱ成績評価方法 ・平常点 ・課題 演習Ⅲ成績評価方法 ・平常点 ・課題 演習Ⅰ 演習Ⅳ成績評価方法 ・卒業論文 ・発表会 調査する 活動する □ その他 ( ) 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅳ ・調査,論文作成の方 ・資料の講読,発表。 ・各自のテーマに沿っ ・ 卒 業 論 文 作 成 ・ 提 法を学ぶ。 ・文献・資料調査を行 て,文献・資料調 出。 ・資料の講読,発表。 い卒業論文のテーマ 査。 ・途中経過発表及び意 ・レポート。 を決める。 ・途中経過発表及び意 見交換。 ・レポート。 見交換。 ・発表会。 ・資料の講読。 ・レポート。 □ 演習Ⅱ 演習Ⅲ 非言語コミュニケー ションに関する基礎的 文献を読む。章ごとま たは文献ごとに担当者 を決め読書会を行う。 具体的に研究テーマを 決める(例えば「相手 を威圧する身体表現」 「19世 紀ヨ ーロッパ での観相学の流行につ いて」など。)関連す る先行研究を収集・要 約する。 研究テーマに則して、 より有効な情報伝達因 子について仮説をた て、観察・実験を通し て検証を試みる。定期 的に研究の進み具合の 報告会を設け、意見交 換をして考察を深め る。 演習Ⅰ成績評価方法 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ成績評価方法 読書会のためのレジュ 研究テーマの明確性 報告会での発表 メ 関連文献の要約レポー 意見交換への参加度 発表の内容 ト ─ 283 ─ 演習Ⅳ 卒業レポートの作成に 入る。夏休み中に主要 な章のタイトル程度は 決めておく。提出前に 適宜報告会を開き、進 度の確認、意見交換を 行う。 担当教員の了解を得た 後、レポートを提出す る。 演習Ⅳ成績評価方法 卒業レポート 展開専門科目 演習Ⅰ 実験,実習する 文献,資料を調べる 二者間の対話では、ことばによるメッセージ伝達は35%にすぎず、残 りの65%は、声のトーン、ジェスチャー、相手との間の取り方など、非 言語行動によって伝えられる、とする研究者がいる。また、一般的に、非 言語行動から得られる情報は言語による情報に比べ、その人の「本当の」 人格特性、感情をよりよく表しているとも考えられている。 本演習では、非言語コミュニケーションに関する基礎的文献を読み、各 自が興味を持っている具体的な非言語行動や非言語情報について、その読 み方やより有効な伝達手段・方法を探っていく。 過去の卒論テーマ: なぎなた、フェンシング、近代オリンピック、古代オリンピック、騎士 道、武士道、サッカー、テニス、など。 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 ・平常点 ・課題 4 単 位 数 スポーツ史、スポーツ社会学、国際政治とスポーツ、日本史概論 □ キ ー ワ ー ド 関連授業科目名 主な演習形式 Ⅳ ディスカッション、ス 関心を持ったテーマに フィールド・トリップ フィールド・トリップ ピ ー チ な ど の 言 語 コ 関する調査・発表・討 の企画、プレゼンテー 実施と報告書作成 ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 活 論。 ションと調査 卒業レポート作成 動。 近現代日本社会におけ るスポーツの受容過程 に関する講読、調査、 討論 担 多田寿康 キ ー ワ ー ド 4 立山利治 演習Ⅰ 出席、情報収集量、レ 出席、研究計画書およ 出 席 、 調 査 の 進 み 具 卒業論文の提出 ポートの提出 びレポートの提出 合、レポートの提出 研究発表会での発表 演習タイトル Ⅲ 3 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅲ 【研究方法の検討】 研究の方法を検討し、 どのような種類の研究 をするのかを決定す る。 研究テーマおよび方法 の決定後、具体的な研 究計画を作成する。 Ⅱ 3 コミュニケーション、教養、近現代日本史、スポーツ 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅰ Ⅰ 配当年次 人体の構造と機能 演習タイトル 担 当 教 員 Ⅱ Ⅲ Ⅳ 3 3 4 4 単 位 数 1 1 1 2 解剖学、生理学、実験 関連授業科目名 実験,実習する 文献,資料を調べる □ 調査する 活動する □ 当 教 員 関連授業科目名 その他 ( ) 主な演習形式 体育大生として、カラダの構造(解剖学)と機能(生理学)を理解する 事は大変重要といえる。 本演習は、研究所207(解剖・組織実習室)にて行われ、1,2年生で 得た解剖・生理学の知識を発展的に学習していく。内容としては講義、論 文抄読、標本作製、実験補助などを行いながら、卒業レポート作成に至る 研究活動を通して、研究論文作成の手法を学ぶ。 演 習 概 要 演 演習Ⅱ 習 演習Ⅳ 個々の研究テーマを明 確にした上で実験を計 画し、実行する。デー タ整理を行いながら、 卒業レポート作成準備 を進める。実験によっ ては夏休み中も行う。 卒業レポートの作成を 行う。レポートは数回 の書き直しが必要とな ることが多い。担当教 員の了解の元、卒業レ ポートを提出する。 演習Ⅰ成績評価方法 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅳ成績評価方法 出席、演習への取り組 出席、演習への取り組 出席、実験への取り組 卒業レポート み方 み方 み方 体力科学 当 教 員 演 習 概 要 Ⅱ Ⅲ Ⅳ 3 3 4 4 単 位 数 1 1 1 2 概 要 実験,実習する 文献,資料を調べる □ □ 調査する 活動する □ その他 ( 展開専門科目 自分の興味のあるテー マの論文を、自ら図書 館で調べて、毎週、発 表する。 夏休み中に卒業研究 テーマを決定する。 演習Ⅰ成績評価方法 夏休み中に考えた研究 テーマに基づき、その詳 細な研究方法や測定方法 を決定する。その際、先 行研究の抄読を行い、自 分の研究主題に対する理 解を深め、より客観的な 測定を計画できるように する。 春休み中に測定を行う。 演習Ⅱ成績評価方法 □ 演習Ⅱ 1 1 1 2 調査する 活動する その他 (発表,討議など) 演習Ⅲ 演習Ⅲ トレーニング科学に関 する文献を調べ、発表 する。トレーニングプ ログラムの作成法につ いて文献を調べ、実際 にプログラムを作成す る。 演習Ⅳ 演習Ⅰ・Ⅱを通して特 に興味を持ったテーマ に関して、さらに深く 調べ、卒業研究の基礎 を固める。 実技指導実習も並行し て行う。 演習Ⅲで調べたテーマ について、卒業研究レ ポートにまとめ、発表 する。 演習Ⅰ成績評価方法 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅳ成績評価方法 文献発表、実技指導技 能の総合評価。欠席は 総合評価から減点され る。 文献発表、実技指導技 能の総合評価。欠席は 総合評価から減点され る。 研究レポートの内容、 研究発表の総合評価。 欠席は総合評価から減 点される。 スポーツへの心理学的 アプローチ 演習タイトル 当 教 員 主な演習形式 演 習 概 要 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 配当年次 3 3 4 Ⅳ 4 単 位 数 1 1 1 2 石塚正一 川津茂生 スポーツ、認知、知覚、運動、脳波 スポーツの心理学、運動指導の心理学、健康体力測定・評価法(含む実習) 実験,実習する 文献,資料を調べる □ 調査する 活動する □ その他 ( ) スポーツは心理的要因が絡み合っている。それはスポーツが人間の行う 活動であるからに他ならないのだが、それでは私たちは次のような疑問に どう答えられるだろうか。すなわち、運動スキルとは何か、どうすれば効 率よくスキルを獲得できるのか。ルールを覚え戦術を理解するにはどんな 能力が必要なのか。いかなる状況においても冷静に自己をコントロールす るためには、どうしたらよいのか。ファンがゲームに感動するのはなぜ か、あるいは落胆するのはなぜだろうか。成功する選手には特別な性格が あるのか、等々。こうした疑問に応えるために、時には最新の認知科学の 知見を取り入れ、データを統計学的に分析し、観察や実験的方法によって 仮説を検証しなければならない。ここではそれら基礎的な方法を学び、実 際に実験や観察を通してスポーツという心理的事象を理解する。 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅱ 4 単 位 数 レポート、実技指導技 能の総合評価。欠席は 総合評価から減点され る。 関連授業科目名 ) 体力測定の意義、体力の各種測定方法、およびその評価方法について学 習する。その一方で、自分自身を被検者として定期的に体力測定を行う。 また、各自興味のあるテーマに関する論文の抄読を行い、論文の書き方に ついて学ぶ。そして、3年生終了時までに卒業研究テーマを決定し、測定 を終了させる。 この演習は、本気で卒業研究に取り組む姿勢のある学生のみ受講を認め る。なお、この演習を受講希望する学生は、基礎トレーニング実習Ⅰ、ス ポーツ統計学、健康・体力科学実習Ⅰをあわせて履修することを望む。 演習Ⅰ 実験,学習する 文献,資料を調べる キ ー ワ ー ド スポーツ統計学、基礎トレーニング実習Ⅰ、健康・体力科学実習Ⅰ Ⅳ 数多く存在する様々なトレーニング方法の中から、目的に応じた適切な トレーニングを選択し実施することが、競技スポーツにおけるパフォーマ ンスの向上や、安全で効果的な健康・体力づくり運動の実践にとって、重 要なカギとなる。 本演習では、トレーニングの目的、トレーニングを実施する人の特性に 応じた適切なトレーニング方法やトレーニングプログラムの作成方法、よ り適切で有効なトレーニングを行うための体力測定の利用方法などについ て文献を調べて発表したり、簡単なトレーニング実験を行い、その結果を まとめる。さらには、学生同士や、一般人を対象とした実技指導実習など の実践的活動を通してさまざまなトレーニングの実技指導のスキルアップ を目指す。 簡単なトレーニング実 験を行いレポートにま とめる。トレーニング の実技指導法の基礎を 習得する。 担 体力、筋力、パワー、測定方法、評価方法 関連授業科目名 主な演習形式 Ⅰ 配当年次 井上哲朗 キ ー ワ ー ド 4 トレーニング論、運動処方論、基礎トレーニング実習Ⅰ・Ⅱ、健康・体力科学実習Ⅰ・Ⅱ 演習Ⅰ 論文抄読などを行い 個々の研究テーマの方 向性を考える。また、 担当教員の研究を手伝 いながらその研究手法 を学ぶ。 担 Ⅲ 3 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅲ 担当教員の実験補佐、 そのデータ整理などを 行い卒業レポート作成 のノウハウを学ぶ。 また、パソコンを利用 した文献検索なども学 ぶ。 演習タイトル Ⅱ 3 谷口有子 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅰ Ⅰ 配当年次 キ ー ワ ー ド 体力トレーニング、トレーニングプログラムの作成、トレーニングの指導方法 解剖学、生理学、機能解剖学、運動生理学、人体基礎実習 トレーニング科学 演習タイトル 担 立木幸敏 キ ー ワ ー ド 主な演習形式 Ⅰ 配当年次 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅳ 演習Ⅰ 測定で得られたデータ を解析し、結果の検討 を行う。同時に参考文 献の収集なども行い、 卒業レポートの作成準 備を進める。 卒業レポートの作成を 行う。 レポートの内容によっ ては、数回の書き直し の必要となることもあ る。 担当教員の了解の上、 卒業レポートを提出す る。 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅳ成績評価方法 出席、演習への取り組 出席、演習への取り組 出席、演習への取り組 出席、演習への取り組 み方、およびレポート み方、およびレポート み方、およびレポート み 方 、 お よ び 卒 業 レ ポート 心理学の基礎を学ぶた めに、典型的な実験を 行う。そのデータを用 いて統計的分析を行い レポートを作成する。 夏休み中に研究テーマ の方向を考える。 演習Ⅰ成績評価方法 演習Ⅱ 夏休み中に考えた研究 テーマに基づき研究計 画を決定する。参考の ために先行研究の抄読 を行い、自己の研究 テーマの理解を深める とともに、より具体的 研究計画を立てる。必 要ならば春休みに予備 実験を行う。 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ 研究計画に基づき、実験 や観察・調査を行う。担 当教員と連絡をとりなが らデータの解析・解釈を 検討する。あわせて参考 文献の収集を行い、卒業 レポートの作成の準備を する。研究計画の進行に よっては夏休み中に実験 をおこなうこともある。 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅳ 卒業レポートを作成す る。演習担当教員と検 討しながら、より良い 卒業レポートの作成を 目指す。内容によって は数回の書き直しが必 要となる。レポートの 提出には担当教員の了 解を得なければならな い。 演習Ⅳ成績評価方法 出席、演習への取り組 出席、演習への取り組 出席及び実験への取り 卒業レポート み、レポート み、抄読の発表内容 組み ─ 284 ─ 応用生理学 演習タイトル 担 当 教 員 習 概 要 Ⅲ Ⅳ 3 4 4 単 位 数 1 1 1 2 実験,実習する 文献,資料を調べる □ □ 調査する 活動する □ 当 教 員 ) 本演習では、発育発達論、(運動)生理学、(スポーツ)栄養学といっ た自然科学的アプローチによって究明される身体の機能的・形態的変化に 起因するメカニズムの検討に主題をおき、演習を行う。 演習生各自(グループでも可)が、研究テーマを設定し実験を行うが、 その準備手段として、個々のテーマに関する文献の抄読や、コンピュータ でのデータ処理の手法を学ぶ。 本演習では、生体の自然科学的現象に興味を持ち、担当教員とディス カッションしながら、自発的に演習を進めていける学生の受講を希望す る。 主な演習形式 演習Ⅱ 簡単な実験を計画し、 そのデータを用いて統 計処理を施し、レポー トを作成する。夏休み 中に実験テーマのおお まかな方向性を考え る。 演習Ⅰ成績評価方法 担 当 教 本実験を実施する。演習 担当教員と密に連絡を取 りながら、得られたデー タの解釈などを検討す る。同時に参考文献の収 集なども行い、卒業レ ポートの作成準備を進め る。長期にわたる実験の 場合は、夏休みにかかる 場合もありえる。 演習Ⅲ成績評価方法 障害科学 員 キ ー ワ ー ド 演 習 概 主な演習形式 演習Ⅰ 卒業レポートの作成。演 習担当教員とディスカッ ションを行いながら、よ り良い卒業レポートの作 成を目指す。レポートの 内容によっては数回の書 き直しが必要となるこも ある。担当教員の了解の もと、レポートを提出す る。 演習Ⅳ成績評価方法 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 配当年次 3 3 4 4 単 位 数 1 1 1 2 担 当 教 習 概 □ その他 ( ) 要 主な演習形式 演習Ⅰ成績評価方法 演習Ⅱ成績評価方法 予備研究結果発表 □ その他 ( ) 演習Ⅲ成績評価方法 卒論中間発表の内容 卒論計画書の内容 演習Ⅳ 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅳ成績評価方法 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 配当年次 3 3 4 Ⅳ 4 単 位 数 1 1 1 2 山本利春 笠原政志 パフォーマンスの向上、傷害予防、リコンディショニング、トレーナー活動 コンディショニング論、救急処置法(含む実習)Ⅰ、機能解剖学 実験,実習する 文献,資料を調べる 調査する 活動する □ その他 ( ) 習 概 要 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅳ 演習Ⅰ 演習Ⅳ成績評価方法 卒業論文、抄録作成 卒業論文発表 コンディショニングに 関する講義。 トレーナー活動への参 加。 コンディショニングに 関連した、実験実習及 び調査・視察。 夏休み研究課題あり。 演習Ⅰ成績評価方法 演習への取り組み。 ─ 285 ─ 演習Ⅱ コンディショニングに 関する講義。 トレーナー活動への参 加。 コンディショニングに 関連した実験・実習及 び研究論文の抄読。 卒業研究テーマの決 定。 演習Ⅱ成績評価方法 演習への取り組み。 レポート課題。 演習Ⅲ コンディショニングに 関する講義。 トレーナー活動への参 加。 卒業研究テーマに関連 した文献・資料の収集 と研究計画の検討。 演習Ⅲ成績評価方法 演習への取り組み。 演習Ⅳ コンディショニングに 関する講義。 トレーナー活動への参 加。 卒業研究レポート作成 及び研究発表会での報 告。 演習Ⅳ成績評価方法 演習への取り組み。 卒業研究レポート。 展開専門科目 演習Ⅲ 研 究 倫 理 、 情 報 収 集 自 分 の 研 究 主 題 を 絞 予備実験を実施し、中 卒業論文の作成。 等、卒業研究ガイダン り、調査計画を作成。 間発表会を行う。 演習担当教員とディス ス、文献抄読会(抄録 カッションを行いなが 作成)を行う。 ら、より良い卒業論文 の完成を目指す。 文献抄読内容 2 身体を機能的に整えるために、解剖学、トレーニング科学、栄養学、理 学療法学、運動生理学、体力測定評価など様々な知識を統合させ、科学的 な観点から人をサポートしていく方法と思想を学ぶ。 体育人として、また身体教育の専門家として、人の身体のしくみを理解 することは勿論、スポーツ科学を生かす知恵を備えるべく、トレーナー活 動やライフセービング活動、教育活動などを通じた実学的な学習を積むこ とを課す。 演 演習Ⅱ 調査する 活動する コンディショニング科学 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅰ 1 演習Ⅲ 員 本演習では、スポーツ選手および一般人の疾病や障害について学び、そ の身体的・心理社会的要因を分析・研究・調査する。また、リハビリテー ションあるいは予防対策等についても広く研究し、健康管理能力を養う。 「障害を科学することにより、健康を知ること」が目的である。 演 □ 演習Ⅱ成績評価方法 演習タイトル 関連授業科目名 調査する 活動する 実験,実習する 文献,資料を調べる 演習Ⅱ 演習Ⅰ成績評価方法 運動処方論、機能評価法、アスレティックリハビリテーション □ 1 臨床スポーツ医学の基 演習Ⅰに同じ(場合に 特定テーマごとに専門 実験・調査を行い、レ 礎 知 識 の 習 得 を め ざ よっては演習Ⅲの前倒 書、文献を輪読し、実 ポートにまとめる。 す。一般的教科書の輪 し) 験、調査への資料とす 読を行う。 る。(場合によっては Ⅳの前倒し) キ ー ワ ー ド 実験,実習する 文献,資料を調べる 1 出席、演習への取り組 出席、演習への取り組 出席、演習への取り組 出席、レポート内容 み方 み方 み方 小西由里子 □ 4 単 位 数 要 スポーツ傷害、心身障害、身体的・心身社会的発生要因、リハビリテーション、予防対策 関連授業科目名 Ⅳ 臨床スポーツ医学の基礎知識をまず習得する。特に内科学的内容を中心 とする。しかし、その背景となる生理学、解剖学も十分に理解しておくこ とが必要である。この後、特定のテーマについてさらに勉強をすすめ、具 体的な実験や調査を行う。そしてそれをレポートにまとめる練習を行う。 テーマとしては特にドーピングの問題、スポーツ選手のメディカルチェッ クの問題を扱っている。また、内分泌学的分野も重視したい。スポーツ医 学または健康管理学の試験に合格している者が望ましい。 演習Ⅳ 出席、演習への取り組 出席、演習への取り組 出席及び実験への取り 卒業レポート み方及びレポート み方、抄読の内容及び 組み方 実験計画 演習タイトル 4 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅲ 夏休み中に考えた実験 テーマに基づき、その 詳細な実験方法を決定 する。その際、先行研 究の抄読を行い、自分 の研究主題に対する理 解を深め、より客観的 な実験を計画できるよ うにする。春休みに予 備実験を行う。 演習Ⅱ成績評価方法 Ⅲ 3 スポーツ医学、健康管理学 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅰ Ⅱ 3 スポーツ医学、内科学、健康管理学、ドーピング、薬物 関連授業科目名 その他 ( Ⅰ 配当年次 高橋正人 キ ー ワ ー ド 生理学、運動生理学、発育発達論、スポーツ栄養学 スポーツ医学 演習タイトル 担 適応、身体機能、発育発達、栄養、運動 関連授業科目名 演 Ⅱ 3 刈谷文彦 キ ー ワ ー ド 主な演習形式 Ⅰ 配当年次 福祉レクリエーション 演習タイトル 担 当 教 員 習 概 要 Ⅲ Ⅳ 3 4 4 単 位 数 1 1 1 2 実験,実習する 文献,資料を調べる 調査する 活動する □ 当 教 員 キ ー ワ ー ド レクリエーション関連科目 その他 ( ) 我が国では高齢社会が急速に進展しつつあり、ノーマライゼーションや QOLの思想に基づく福祉の充実が国家的な課題となっている。一方、レ クリエーションは、高齢者や障害者の健康・生きがいづくりや充実した生 活設計のための有効な手段として大きく貢献している。 そこで本演習では、高齢者や障害者に焦点を当て、福祉領域におけるレ クリエーションの可能性について追求してみたい。具体的には、まず福祉 レクリエーションに関する理論的側面を通常授業において学習し、さらに 学内外における様々なボランティア活動に学生自らが自主的に参加するこ とによって、理論と実践の融合化を図っていきたい。従って、ボランティ ア精神に満ちた積極的な学生であることが履修の絶対条件となる。 社会体育 演習タイトル 担 高齢者、障害者、レクリエーション、健康と運動・スポーツ 関連授業科目名 演 Ⅱ 3 中島一郎 キ ー ワ ー ド 主な演習形式 Ⅰ 配当年次 演習Ⅱ 福祉レクリエーション や障害者スポーツ等に 関する理論と実際につ いて学習する。また、 学内外において関連す る各種のボランティア 活動(ゼミ必修指定の もの&個人的なもの) に参加し、報告発表を 行う。 演習Ⅰ成績評価方法 担 当 教 員 関連授業科目名 主な演習形式 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅳ成績評価方法 演 習 概 要 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 配当年次 3 3 4 4 単 位 数 1 1 1 2 調査する 活動する □ その他 ( ) 「生涯スポーツ」はスポーツを人生の伴侶として、どのような年齢期に おいてもスポーツ活動を楽しみ、自分のレクリエーションとすることに よって、豊な人生を送ることを理想とする。そのためには人々に具体的な 動機づけの方法と、実践方法としてのプログラムの提供が必要である。 したがって、本演習では、「生涯スポーツ」についての考え方を理解 し、様々な活動を体験し学習する。また、各種団体が企画している講習会 等への参加の機会も提供していきたい。将来的には「生涯スポーツ」につ いて企画・運営・管理できるような指導者を育成したいと考えている。ま た、PCを利用したデータ処理の方法や、入力の仕方もあわせて学ぶ。 展開専門科目 演習Ⅱ 1 1 2 主な演習形式 演 習 概 要 実験,実習する 文献,資料を調べる 調査する 活動する □ その他 ( ) 21世紀にはいり、社会の変化と共にスポーツ・体育を取り巻く環境も 変貌の様相を示している。特に、週休2日制や少子化にともない学校体 育・スポーツは変わっていかざるをえない状況となってきている。これま での社会-学校という垣根が取り払われていかなければならないときを向 かえているようである。 本演習では、現代社会における体育・スポーツの必要性および価値等に ついて実践を通して考えていきながら、将来の地域社会における体育・ス ポーツの指導者となる人材の育成を目指したいと考えている。そのために も、様々な活動を経験するため野外実習や各種イベント・講習会への参加 の機会を数多く提供していきたい。 演習Ⅱ 演習Ⅲ 「生涯スポーツ」とは 何かを調査し、理解す る。また、コンピュー タを使用し入力方法や データの処理方法を学 ぶ。 簡単なアンケートを作 成し、演習内で調査す る。そのデータをPC に入力し、単純集計、 クロス集計の方法を学 ぶ。あわせて、結果や 考察の導き方も勉強す る。 質問紙調 査を実 施する学生 は、演習レポート用の質問紙 を作成し、実施する。また、 実験を行う学生は、実験計画 書を作成し、実行する。 演習レポートの作成準備を進 める。演習担当教員と連絡を 密にしながら、得られたデー タの解析などを行う。 演習Ⅰ成績評価方法 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅲ 社会体育を含む生涯ス ポーツ全般について学 ぶ。 また、地域の社会体育 の現状について調査・ 分析を行いレポートに まとめる。 実習として野外活動を 行う。 アンケートの手法につ いて学び、実際にアン ケートを作成し調査を 行う。結果を統計処理 し、レポートとしてま とめる。 演習Ⅰ成績評価方法 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅳ 自分の興味のあるテー 卒業レポートを作成す マを決める。テーマが る。 決まったら詳細な研究 計画をたて、研究を進 めていく。 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅳ成績評価方法 出席、演習への取り組 出席、演習への取り組 出席、卒業レポート計 卒業レポート み方及びレポート み方及びレポート 画 スポーツビジネス 演習タイトル 当 教 員 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 配当年次 3 3 4 Ⅳ 4 単 位 数 1 1 1 2 土居陽治郎 馬場宏輝 スポーツ・マネジメント、スポーツ産業、スポーツ振興、マーケティング、データベース 関連授業科目名 スポーツ・体育行政学、スポーツ・体育経営学、スポーツマネジメント入門、スポーツ産業論・スポーツ調査実習 主な演習形式 演 習 概 要 □ 実験,実習する 文献,資料を調べる 調査する 活動する □ その他 ( ) スポーツは身体運動の要素を持った文化的側面と、その価値を高めたり 利用したりする事業(ビジネス)的な側面を兼ね備えている。 本演習においては、主として我が国におけるスポーツビジネスの現状を 把握するとともに、21世紀型のスポーツ振興施策とスポーツビジネスと の関係について深く学びながら、スポーツビジネス現場で活用できる実践 的問題解決能力の養成に努める。具体的にはスポーツ用品の製造・販売に 関すること、スポーツ・メディアに関すること、フィットネス産業に関わ ること、地域型のスポーツクラブ経営に関すること、さらには学校体育と 社会との関わりなどをテーマに取り組むものである。 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅰ 1 レクリエーション特論、ニュースポーツ理論・実習、生涯スポーツ論、レクリエーション基礎実技 キ ー ワ ー ド 基礎レクリエーション実習、野外活動理論・実習、ニュースポーツ理論・実習、夏季野外活動実習、冬季野外活動実習 実験,実習する 文献,資料を調べる 4 単 位 数 担 中西 純 生涯スポーツ、レクリエーション、余暇活動、野外活動、発育発達 Ⅳ 黒川道子 演習Ⅰ 前半は演習Ⅰに同じ。 演習レポート作成に向 演習レポート作成に向 後半は演習レポート作 けて、個別指導を行っ けて、個別指導を行っ 成に向けての準備を進 ていく。 ていく。 めていく。 生涯スポーツ キ ー ワ ー ド 4 関連授業科目名 演習Ⅳ 出席状況、ボランティ 出席状況、ボランティ 演習レポートの作成状 完成した演習レポート ア体験報告 ア体験報告 況 の評価 演習タイトル Ⅲ 3 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅲ 演習Ⅱ成績評価方法 Ⅱ 3 生涯スポーツ、地域スポーツ指導者、学校体育・スポーツ、社会体育・スポーツ、スポーツライセンス 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅰ Ⅰ 配当年次 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅳ 演習Ⅰ 演習レポートの作成。演 習担当教員と連絡を密に し、ディスカッションし ながら、より良い演習レ ポートの作成を目指す。 レポートの内容によって は、数回の書き直しが必 要となることもある。担 当教員の了解の元、レ ポートを提出する。 演習Ⅳ成績評価方法 出席、演習への取り組 出席、演習への取り組 出席、演習への取り組 出席、演習への取り組 み方、及びレポート み方、及びレポート み方、及びレポート み方、及び演習レポー ト コンピュータを用いた データ分析の初歩を学 びながら、スポーツ マーケティングに関す る実際の問題を扱う。 必要な情報はどこにあ るのか、どうやってま とめていけばよいかの ノウハウをしっかりと 身につける。 演習Ⅰ成績評価方法 演習Ⅱ スポーツビジネスの現 状について、文献調査 だけではなく、実際の 現場にも足を運びなが ら、今日的課題につい ての意識を深める。具 体的には民間・公共ス ポーツ施設見学、地域 スポーツクラブの調査 など。 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ 演習Ⅳ スポーツ用品の製造・ 販売、スポーツとメ ディアに関わるビジネ スの現状を考えるが、 その過程で、斬新なア イデアに満ちたトレー ニング機器やスポーツ 広報誌(新聞)などの 試作を手掛けてみる。 スポーツビジネスを自 分で手掛けるならば、 という視点で、現状や 将来のスポーツに関わ る課題を深く掘り下げ たテーマ論文(作品) 作成を行う。 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅳ成績評価方法 ゼ ミ 参 加 度 と 課 題 レ ゼミ参加度、中間課題 ゼミ参加度と試作品の 論文(作品)の出来映 ポート 論文の提出 出来映え え、及び発表会の成否 ─ 286 ─ スポーツプロジェクトの デザイン 演習タイトル 担 当 教 員 キ ー ワ ー ド 関連授業科目名 主な演習形式 演 習 概 要 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 配当年次 3 3 4 4 単 位 数 1 1 1 2 担 松井完太郎 関連授業科目名 実験,実習する 文献,資料を調べる 調査する 活動する その他 (発表、討議など ) 私たちは少子高齢化をひとつの背景として時代・社会の大きな転換点に 生きている。体育・武道・スポーツの領域も大きな転換期にある(スポー ツ立国戦略参照)。国際武道大学に学び、体育・武道・スポーツの状況に 責任を取ろうと決意している者にとって、興奮すべき機会の到来と認識す べきである。 当該演習では、これまで立案、経営、マネジメントと表現されてきたこ とを、デザインとして捉え直し、モックアップを作り、運用しながら微調 整していく実際の技術について実習する。たとえば、障害者武道に関する 講習会・研修、武道・スポーツを通じた国際交流事業などの企画立案・経 営を通して、地域・行政・企業・民間団体などと如何に連携するかを体験 し、マネジメントの方法を学び、履修者各自の将来の活動の方向性を探る ものである。 研究・活動報告書ならびに研究・活動発表の基となる実践活動を行うた めには、ある程度の投資(時間・費用)と、状況を変革するボランティア 精神が必要となることは言うまでもない。 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅱ 演習Ⅲ プロジェクトの実施を 通じて得た知見を体系 化し、プレゼンテー ション準備実施。(発 表時間10分。誤差30 秒 ま で 。 質 疑 応 答 10 分に耐えなければ不合 格。周到な準備と練習 が不可欠。) 演習Ⅰ成績評価方法 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅳ成績評価方法 参加活動度、ならびに 参加活動度、ならびに 参加活動度、ならびに 参加活動度、ならびに 研究・活動報告書1を 研究・活動報告書2を 研究・活動報告書3を 研究・活動報告書と発 総合的に評価する。 総合的に評価する。 総合的に評価する。 表を総合的に評価す る。 ランニングとスポーツ 教 員 主な演習形式 演 習 概 要 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 配当年次 3 3 4 4 単 位 数 1 1 1 2 陸上競技理論実習Ⅰ・Ⅱ、スポーツコーチング論、 スポーツ戦略論Ⅰ・Ⅱ、体つくり運動実践論 実験,実習する 文献,資料を調べる 調査する 活動する □ 演習Ⅰ成績評価方法 出席、レポート提出 ウォーキングやランニン グについてそのメカニズ ムを科学的に分析し、ト レーニングの方法を理解 するとともに、健康づく りや生涯スポーツとの関 わりを検討する。 (ランニングに関する基 礎知識)(競技力向上の 検討) 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ 競技力向上や健康づく りのメカニズムを理解 し、スポーツとランニ ングの技術や指導法を 身につける。 (スポーツ及びランニ ングの専門的知識と技 能)(競技力向上の実 践) 要 ) 4 Ⅳ 4 単 位 数 1 1 1 2 黒田敦子 生涯スポーツ論、レクリエーション □ 実験,実習する 文献,資料を調べる 調査する 活動する □ その他 ( ) いつの時代にも、人間は生活に縛られている。その一方、何にも束縛さ れず、自由にあそびを楽しみたいという気持ちを持っている。このあそび を享受しようという気持ちの中から、芸術や学問や、スポーツが生まれて きている。あそびは時代とともに変化し、スポーツも時代に応じて変化し てきている。日本や外国の素朴なあそびがスポーツへと発展していくあり さまを、広く文化的、社会的側面から考えてみたい。また、その逆にス ポーツがあそびとして生活の中に取り入れられていくありさまについても 考えてみたい。 演習Ⅱ 演習Ⅲ 演習Ⅳ 各自テーマについて発 各自テーマについて発 各自テーマを決定し、 卒 業 レ ポ ー ト を ま と 表し、議論する。 表し、議論する。 卒業レポートの作成作 め、担当教員の了解の 業を始める。 もとに、提出する。 演習Ⅰ成績評価方法 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅳ成績評価方法 出 席 、 発 表 内 容 、 レ 出 席 、 発 表 内 容 、 レ 資料収集、必要に応じ 卒業レポート ポート ポート て実施調査等、卒業レ ポート作成への取り組 み 陸上競技指導法 演習タイトル 当 教 員 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 配当年次 3 3 4 Ⅳ 4 単 位 数 1 1 1 2 眞鍋芳明 神事 努 キ ー ワ ー ド コーチング論,トレーニング法,技術解析,パフォーマンス向上,プレゼンテーション 主な演習形式 演 習 概 要 基礎陸上競技トラック指導法,基礎陸上競技フィールド指導法,陸上競技理論・実習1~4 実験,実習する 文献,資料を調べる 調査する 活動する □ その他 ( ) 陸上競技は歩・走・跳・投で構成されるシンプルな競技であるため,研 究題材として取り扱われることが多く,様々な科学的知見が得られてい る.本演習では,陸上競技を科学的視点から捉え,自らが興味をもった各 種研究論文,および雑誌記事等をまとめることで,競技パフォーマンス向 上のための鍵を探る. また,本演習ではPCを利用したプレゼンテーションを行い,自らが調 査,研究した結果を公表し,さらにはVTRにて撮影した自らの動きを評 価するスキルも学ぶことで,コーチングに必要な指導能力,そして実社会 に出てから求められる,自己表現力を養う. 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅳ 演習Ⅰ 研究論文の作成。 ・ホノルルマラソンへ の参加。 ・ランニング及び生涯 スポーツの普及、ま たは競技力向上に努 める。 (ランニングの実践及 び指導)(競技力向上 の評価と課題の検討) 演習Ⅳ成績評価方法 各個人もしくはグルー プ毎に,各種研究論文 および雑誌記事を抄読 し,PC等を利用して プレゼンテーションを 行う. 出席、レポート提出、 出席、研究計画・概要 課題への取り組み 調査報告会 提出 研究論文の提出と発表 出席状況,演習への取 り組み方,プレゼン テーションの評価を総 合して判断する. 演習Ⅲ成績評価方法 Ⅲ 3 演習Ⅰ成績評価方法 ─ 287 ─ 演習Ⅱ 演習Ⅲ 演習Ⅳ 各研究論文から得た知 見をもとに,自らの動 きやトレーニングを評 価し,そのプレゼン テーションを行う. 演習1および2で得た 知識と経験をもとにし て,卒業演習レポート のテーマを決定し,作 製に取りかかる.ま た,続く演習4では卒 業演習レポートの発表 会があるので,その準 備も開始する. 卒業演習レポートを完 成させ,その概要につ いてプレゼンテーショ ン(発表会)を行う. 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅳ成績評価方法 出席状況,演習への取 出席状況,卒業演習レ 卒業演習レポートの内 り 組 み 方 , プ レ ゼ ン ポートへの取り組み方 容,および発表会の評 テーションの評価を総 を総合して判断する. 価 を 総 合 し て 判 断 す 合して判断する. る. 展開専門科目 近代スポーツが発展し てきた歴史的・文化的 背景について学び、今 日のスポーツを取り巻 く環境について考察す る。 (スポーツに関する基 礎知識) 演習Ⅱ 概 関連授業科目名 その他 ( 1)近代オリンピック誕生から1世紀を経て、スポーツを取り巻く環境は 様々な変化を見せた。海外ではスポーツが文化的価値を持ち、ビジネス としても大きな市場となっている。一方国内では企業スポーツが崩壊の 危機にあり、地域密着型スポーツクラブへの移行が叫ばれている。 2)ランニングは参加型・観戦型スポーツとして、老若男女に門戸が開か れ気軽に取り組めるスポーツの代表と言える。また、オリンピックを頂 点とする競技指向から、生涯スポーツや健康づくりとしても行える幅広 いスポーツである。 3)本演習では、スポーツに関する様々な情報を集めながら、その中でも 特にランニングやウォーキングについて追求することが狙いである。余暇活 動の充実や健康づくりのために、あるいは競技力向上のために、ランニ ングに限らず、スポーツを社会に普及させ、指導できる人材の育成を目 指す。 4)ホノルルマラソンへの参加を通じ、海外のスポーツイベントを体験す る。また、機会があれば様々なランニング研修を行う。 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅰ 習 Ⅱ 3 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 担 前河洋一 スポーツ文化、オリンピック・パラリンピック、持久力トレーニング、ホノルルマラソン 関連授業科目名 演 Ⅰ 配当年次 あそび、生活、自由、ルール、模倣、美、社会、文化 演習Ⅰ 演習Ⅱにおいてデザイ ンしたスポーツプロ ジェクトの実施・調整 を図る。また各自の計 画の可能性を探る。 演習タイトル 主な演習形式 演習Ⅳ 実際のスポーツプロ ジェクトの成功・失敗 を受けて、事後処理と 次年度の準備活動を行 う。 当 員 スポーツマネジメント入門、スポーツ交流実習、スポーツ・体育行政学 基礎的な調査・考究と ともに、スポーツプロ ジェクトなどのデザイ ンについて考える。 キ ー ワ ー ド 教 キ ー ワ ー ド 演習Ⅰ 担 当 少子高齢化、スポーツ立国戦略、スポーツNPO、スポーツ行政、マネジメント、デザイン □ あそびとスポーツ 演習タイトル 教育心理学 演習タイトル 担 当 教 員 キ ー ワ ー ド 演 習 概 要 Ⅱ Ⅲ 3 3 4 Ⅳ 4 単 位 数 1 1 1 2 髙見令英 佐藤記道 教育相談、パーソナリティと適応、学習過程と学習指導、障害児の心理 関連授業科目名 主な演習形式 Ⅰ 配当年次 教育心理学、教育相談、生徒指導論 実験,実習する 文献,資料を調べる □ 調査する 活動する □ その他 ( ) 本演習は、心理学的アプローチによって教育上の問題を解決する力を高 めることを目的としています。 教育心理学の独自性は、心理学の大きな特徴である「仮説検証」の方法 論によって、教える人(教師)や教えられる人(学習者)の心理を明らか にし、教える内容(教材)や教え方(指導法)を検討するところにありま す。本演習では、教育心理学の領域のなかから各自が興味のある問題を取 り上げて、仮説を立て、その検証を試みます。 なお、教育心理学が扱う領域には、教育相談、パーソナリティと適応、 子どもの発達、学習過程と学習指導、学級集団、教育評価、障害児の心理 などがあります。 また、本演習を受講するには、以下の要件を満たしている必要がありま す。 (1)教職課程を履修登録していること。 (2)教育心理学(1年次開講)を修得済みであること。 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅰ 演習Ⅱ 演習Ⅲ 演習Ⅳ 各自が、興味のある テーマについて文献調 査を行い、その成果を 授業時に発表します。 引き続き、各自が、文 献調査を行って研究史 をまとめるとともに、 研究計画を立てて、そ の内容をデザイン発表 会において発表しま す。 各自が、演習Ⅱで作成 した研究計画に基づい て、調査・実験を行 い、研究の途中経過を 中間発表会において報 告します。 各自が、調査・実験結 果を考察して、卒業研 究レポートにまとめ、 研究の成果を最終発表 会において発表しま す。 演習Ⅰ成績評価方法 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅳ成績評価方法 出席状況、研究発表を 出席状況、研究発表を 出席状況、研究発表を 出席状況、研究発表、 総合して評価します。 総合して評価します。 総合して評価します。 卒業研究レポートを総 合して評価します。 発達・社会化・教育の社会学 演習タイトル 担 当 教 員 習 概 要 Ⅲ 3 4 Ⅳ 4 単 位 数 1 1 1 2 人間形成、発達、社会化、教育、社会学、フィールドワーク 関連授業科目名 演 Ⅱ 3 髙木 誠一 キ ー ワ ー ド 主な演習形式 Ⅰ 配当年次 教育原理、教育社会学 展開専門科目 実験,実習する 調査する その他 (発表、討議など) 文献,資料を調べる 活動する 人間形成の発達的側面、社会化的側面、教育的側面を、フィールドワークによ り、社会学的に研究する。まずは、人間形成における発達的側面、社会化的側 面、教育的側面の理解のため、観察対象が存在するフィールドにアクセスし、参 与し、活動するなかで、具体的な対象を観察する。観察された事実に基づいて、 問題意識を高め、問題の所在を明らかにする。次に問題を解くための理論や方法 を検討し、仮説を立てる。フィールドに戻り、フィールドで実際に何が起こって いるのかを観察し、記録し、その観察記録を考察するなかで、問題が、理論に よってどの程度、説明や解決に導かれるのか、既存の理論では説明や解決が困難 であれば、それは何なのか、なぜなのかを明らかにする。 フィールドにおいて観察する対象は、乳児・幼児・園児・児童・生徒・学生等 の「子どもの人間形成」や教師・保育士・警察官・消防士・会社員等の「職業人 の人間形成」である。観察からの発見を大切にする。言語、動作、技能、技術、 態度、役割等の獲得が、相互行為によってどのように実現し、どのように人間が 形成されてゆくのかを観察する。相互行為過程を観察することによって、人間形 成の発達的側面、社会化的側面、教育的側面の謎を探求していく。自ら観察対象 に働きかけ、実験的な相互行為を試し、アクションリサーチの手法によって、状 況により善い変化を起こそうとしてもよい。 演習Ⅰ~Ⅳの演習内容 演習Ⅰ 演習Ⅱ 演習Ⅲ 演習Ⅳ 興味のある観察対象を 決定する。 フィールドにアクセス する。 問題の所在を明らかに する。 研究論文等を読み、問 題を解くための理論や 方法を検討し、仮説を 立てる。 卒業論文のテーマを決 定し、研究計画に基づ き中間レポートを作成 する。 調査を実施する。 フィールドで実際に何 が起こっているのかを 観察し、記録し、その 観察記録を考察する。 人間形成の発達的側 面、社会化的側面、教 育的側面の問題に対 し、観察された諸事実 から、一定の解答を見 いだす。 演習Ⅰ成績評価方法 演習Ⅱ成績評価方法 演習Ⅲ成績評価方法 演習Ⅳ成績評価方法 ゼミ参加度とレポート ゼ ミ 参 加 度 と 中 間 レ ゼミ参加度とレポート 卒業論文と卒業論文発 を評価する。 ポートを評価する。 を評価する。 表会での発表を評価す る。 ─ 288 ─ 教 職 科 目 授業科目名 担当教員 教職入門 川城 健 配当年次 1 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 教職入門は、教職課程の初学者を対象とした授業であり、教職に 1. 教職入門について 関する科目のなかで導入科目として位置づけられている。授業で 2. 教師をめざす動機と理想の教師像について は、教職の意義や教師に求められる資質、教員免許および教員採 用制度、教師の服務義務や身分保障など教職に関する基礎的な事 3. 教師になるには -教員養成・教員免許・教員採用制度 4. 教師に求められること -教師の服務義務・職務内容、身分保障 項についての学習から始まり、生徒指導や教科指導など教育諸活 動についての学習へと展開していく。これらの学習を通じて、各自が 5. 教育の役割と教師の専門性(1) -動機づけ理論 自分の教職への適性について考え、卒業後の進路として教職を選 6. 教育の役割と教師の専門性(2) -学習理論 択することについての自覚を深めることを期待する。 7. 学校教育に関わる諸問題(1) -いじめ・不登校・暴力行為 8. 学校教育に関わる諸問題(2) -学力低下 9. 生徒指導(1) -学級経営 到達目標 10. 生徒指導(2) -教育相談との関連 ・教師の使命や職務内容について説明できる。 11. 生徒指導(3) -進路指導 ・生徒指導や教科指導における指導の要点を指摘できる。 12. 教科指導(1) -教授学の基礎理論 ・教職への適性について、自己理解を深め、客観的な態度で自己分 13. 教科指導(2) -授業の概略 析できる。 14. 教科指導(3) -教科指導の実践に学ぶ 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・授業内でレポートを作成する機会があるため、携帯可能な辞書(例 評価項目 割合 評価基準等 えば電子辞書)の持参を薦める。 ・普段から教育に関わる新聞記事やニュースなどに着目すると、授 試験 % 業内容がより分かりやすくなる。 授業内に実施するレポート課題(6回程度実施)と期末 レポート 80% に実施するレポート課題に対する評価 平常点 20% 授業の受講態度についての評価 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業教材(プリント)は適宜作成、配布する。 「新しい時代の教職入門」 秋田喜代美・佐藤学編著 有斐閣アルマ 4-641-12241-3 1,860円 その他 授業科目名 担当教員 教師教育特論 川城 健 配当年次 1 単位数 2 対応資格 授業概要 教師教育特論は、教職課程の初学者を対象とした授業であり、教 職に関する科目のなかで導入科目として位置づけられている。 授業では、教職の意義や教師に求められる資質、教員免許及び 教員採用制度、教師の服務義務や身分保障など基礎的な事項につ いて学習するとともに、あわせて生徒指導や教科指導など教育諸活 動について概観していく。 これらの学習を通じて、各自が自分の教職への適性について考 え、卒業後の進路として教職を選択することについて自覚を深めるこ とを期待する。 授業計画(テーマ) 1. 今日の教職観について 2. 教師をめざす理由と理想の教師像について 3. 教師になるには -教員養成・教員免許・教員採用制度 4. 教師に求められること -教師の服務義務・職務内容、身分保障 5. 教育の役割と教師の専門性(1) -動機づけ理論 6. 教育の役割と教師の専門性(2) -学習行動の基礎理論 7. 学校教育に関わる諸問題(1) -いじめ・不登校・暴力行為 8. 学校教育に関わる諸問題(2) -学力低下 9. 生徒指導(1) -学級経営 到達目標 10. 生徒指導(2) -教育相談 ・教師の使命や職務内容について説明できる。 11. 生徒指導(3) -進路指導 ・教職への適性について、自己理解を深め、自己分析した内容を説 12. 教科指導(1) -教授学の基礎理論 明できる。 13. 教科指導(2) -授業の概略 14. 教科指導(3) -教科指導の実践事例 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・授業で文章を作成する機会があるので、携帯可能な辞書(例えば 評価項目 割合 評価基準等 電子辞書)の持参を薦める。 ・普段から教育に関わる新聞記事やニュースなどに着目すると、授 試験 % 業内容がより分かりやすくなる。 授業内レポート(6回程度実施)と期末レポートに対する レポート 80% 評価。 平常点 20% 出席状況についての評価(減点方式)。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業教材(プリント)は適宜作成、配布する。 「新しい時代の教職入門」 秋田喜代美・佐藤学編著 有斐閣アルマ 4-641-12241-3 1,860円 その他 ─ 291 ─ 教職科目 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業科目名 担当教員 教育原理 髙木誠一 配当年次 1 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 教育原理は、「教育の理念並びに教育に関する歴史及び思想」、 1. 教育の理念 1 子どもの個人としての尊重、教育の機会均等 「教育課程の意義及び編成の方法」について学びます。 2. 教育の理念 2 教育の目的及び理念、目標 教育原理は、人文・社会科学の視座から、教育の原理を理解する ことを通じて、教育を受ける者から、教育をする者への認識の転換を 3. 教育の理念 3 普通教育、公の性質、人格形成 4. 教育の歴史と思想 1 近代学校の構想 コメニウス 授業の目的としています。 本授業は、「人間形成」概念を軸に、教育的事実を教材としなが 5. 教育の歴史と思想 2 近代への教育的対応 ロック ら、教育という営みの基本的な構造を理解することを目標とします。 6. 教育の歴史と思想 3 近代への教育的対応 ルソー 教育の原理は、自生的社会秩序の形成と意図的社会秩序の形成 7. 教育の歴史と思想 4 学校教育を支える思想 ペスタロッチ、フレーベル、ヘルバルト という二つの原理から構成されています。それぞれの原理の理解を 進めていく過程を通して、教師という仕事の意味を学んでいきます。 8. 教育の歴史と思想 5 現代の教育思想 デュルケーム、デューイ 9. 教育の歴史と思想 6 現代の教育思想 フーコー、ルーマン、ハーバーマス 到達目標 10. 教育課程の意義 1 近代日本の教育課程 ・教育原理の基本的な概念について理解し、識別することができる。 11. 教育課程の意義 2 現代日本の教育課程 12. 教育課程の意義 3 教育課程の思想と構造 13. 教育課程編成の方法 1 教育課程の編成と評価 14. 教育課程編成の方法 2 社会における教育課程 15. 教育原理のまとめ、試験及びその解説 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・教育は人間形成にかかわる営みであり、その本質を理解するため 評価項目 割合 評価基準等 には、「なぜ人間形成という営みが存在するのか」という問いに向き 合うことが大切です。 試験 80% 授業内容の修得度を評価する。 レポート 平常点 % 20% 毎回講義の内容に関する小レポートを課す。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 『教育思想史』 今井康雄編 有斐閣 ¥2,310 9784641123847 『新しい時代の教育課程 (第3版)』 田中耕治他著 有斐閣 ¥1,995 9784641124318 その他 授業科目名 担当教員 教育心理学 髙見令英 配当年次 1 単位数 2 対応資格 授業概要 教育心理学は、教育のさまざまな場面で起きる出来事を心理学的 なアプローチで解明しようとする学問です。本講座では、学校におい て起きる問題や発見される課題、あるいは家庭や学校の周辺で起き る問題や発見される課題を解決するための能力を培うことを目的とし ます。そのために、心理学的視点と方法において究明されてきた教 育に関するさまざまな課題を題材として、それらの研究成果を知識と して身につけるだけでなく、実際の教育現場において、児童生徒を 理解し、指導していくために必要な心理学的基礎を学んでいただき ます。 授業計画(テーマ) 1. ガイダンス・教育心理学とは 2. 発達(乳幼児・小学生) 3. 発達(中学生・高校生) 4. 学習 5. 記憶 6. 動機づけ 7. 知能と学力 8. パーソナリティ 9. 適応 到達目標 10. 教育評価 ・児童生徒理解のための基礎理論・技法を理解し、それを用いた実 11. 生徒指導・教育相談 践ができる。 12. しつけ・発達相談・進路指導 ・児童生徒の教授法、指導法の理論・技法を理解し、それに基づい 13. 統合教育・障害理解 た実践ができる。 14. 問題行動(いじめ、不登校、ひきこもり、非行など) ・児童生徒の問題行動等に対して適切に対応できる。 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・報道等において取り上げられる学校、家庭に関わる情報を興味を 評価項目 割合 評価基準等 持って読むようにして下さい。また、文部科学省あるいは教育委員会 から提供される情報に自らアプローチし、興味のあるものを探して読 試験 60% 授業内容の理解の程度を測定・評価します。 むようにして下さい。 レポート 40% 毎時間、課題に対する考えを書いていただきます。 平常点 % 教職科目 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「ヒューマンサービスに関わる人のための 改訂教育心理学」 高見令英他編著 文化書房博文社 978-4-8301-1152-5 2,100円 「教育心理学」 佐藤泰正他編 学芸図書 978-4-7616-0370-0 1,470円 その他 ─ 292 ─ 授業科目名 担当教員 教育社会学 髙木誠一 配当年次 2 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 教育社会学は、「教育に関する社会的、制度的又は経営的事項」 1. 社会化の理論と実際 1 人間形成の始点 発達・社会化・教育 について学びます。 2. 社会化の理論と実際 2 家族集団と子どもの社会化 教育社会学の視座から、教育の社会的構造を理解することを通じ て、教育現象のマクロ的側面とミクロ的側面の関連性を認識すること 3. 社会化の理論と実際 3 仲間集団と子どもの社会化 4. 社会化の理論と実際 4 青年期・成熟期の社会化 を授業の目的としています。 本授業は、教育社会学の基礎を習得することによって、教育実践 5. 教育制度・組織の理論と実際 1 就学前教育の社会学 における洞察力の向上を目標とします。教育実践は、マクロ的側面と 6. 教育制度・組織の理論と実際 2 初等教育の社会学 ミクロ的側面の双方から支えられているということを学習します。 7. 教育制度・組織の理論と実際 3 中等教育の社会学 8. 教育制度・組織の理論と実際 4 高等教育の社会学 9. 教育変動の理論と実際 1 選抜・配分の社会学 教育と社会階層 到達目標 10. 教育変動の理論と実際 2 教育問題の社会学 ・教育社会学の基本的な概念について理解し、説明することができ 11. 教育変動の理論と実際 3 教育改革の社会学 る。 12. 教育変動の理論と実際 4 職業的社会化の社会学 13. 教育調査の理論と実際 1 量的調査 14. 教育調査の理論と実際 2 質的調査 15. 教育社会学のまとめ、試験及びその解説 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・教育社会学の理解にとって、教育と社会の関連性を常に意識する 評価項目 割合 評価基準等 ことが大切です。 試験 レポート 平常点 80% 授業内容の修得度を評価する。 % 20% 毎回講義の内容に関する小レポートを課す。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 『子どもの発達社会学』 住田正樹・高島秀樹編著 北樹出版 ¥2,310 9784779302602 『現代教育社会学』 岩井八郎・近藤博之編 有斐閣 ¥2,310 9784641183827 その他 授業科目名 担当教員 教育制度 髙木誠一 配当年次 2 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 教育制度は、「教育に関する社会的、制度的又は経営的事項」に 1. 社会化の理論と実際 1 人間形成の始点 発達・社会化・教育 ついて学びます。 2. 社会化の理論と実際 2 家族集団と子どもの社会化 教育制度は、教育社会学の視座から、教育の社会的構造を理解 3. 社会化の理論と実際 3 仲間集団と子どもの社会化 することを通じて、教育現象のマクロ的側面とミクロ的側面の関連性 4. 社会化の理論と実際 4 青年期・成熟期の社会化 を認識することを授業の目的としています。 本授業は、教育社会学の基礎を習得することによって、教育実践 5. 教育制度・組織の理論と実際 1 就学前教育の社会学 における洞察力の向上を目標とします。 6. 教育制度・組織の理論と実際 2 初等教育の社会学 教育の制度は、公教育の原理を背景とし、教育法規によって基本 7. 教育制度・組織の理論と実際 3 中等教育の社会学 的な枠組みがつくられ、その運用によって日々の教育という制度的 営みが形作られています。そこで展開される教育実践は、マクロ的側 8. 教育制度・組織の理論と実際 4 高等教育の社会学 面とミクロ的側面の双方から支えられているということを学習します。 9. 教育変動の理論と実際 1 選抜・配分の社会学 教育と社会階層 到達目標 10. 教育変動の理論と実際 2 教育問題の社会学 ・教育制度の基本的な概念について理解し、識別することができる。 11. 教育変動の理論と実際 3 教育改革の社会学 12. 教育変動の理論と実際 4 職業的社会化の社会学 13. 教育調査の理論と実際 1 量的調査 14. 教育調査の理論と実際 2 質的調査 15. 教育制度のまとめ、試験及びその解説 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・教育の制度的側面の理解にとって、教育と社会の関連性を常に意 評価項目 割合 評価基準等 識することが大切です。 試験 レポート 平常点 80% 授業内容の修得度を評価する。 % 20% 毎回講義の内容に関する小レポートを課す。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて印刷物を配布する。 『子どもの発達社会学』 住田正樹・高島秀樹編著 北樹出版 ¥2,310 9784779302602 『現代教育社会学』 岩井八郎・近藤博之編 有斐閣 ¥2,310 9784641183827 その他 ─ 293 ─ 教職科目 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業科目名 担当教員 保健体育科教育法Ⅰ 大川 昌宏 配当年次 3 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 中・高等学校保健体育科教職科目の最も基礎的科目である。中・ 1. 授業オリエンテーション 高等学校における保健体育科保健分野、科目保健を中心に学習指 2. 保健教育の意義 現代の健康問題と学校 導要領に基づいて学習する。保健学習の実際、授業・教材づくり等 学校現場や教育実習に密着した内容としながら保健と体育が融合し 3. 保健授業における教材、教具 4. 保健教育の基礎 学習指導要領、保健体育科保健分野 た授業実践の素養を養う。学校現場・生徒の実態から、体力測定、 健康診断、環境衛生などの測定とそれらを授業や指導に生かすこ 5. 保健教育の基礎 学習指導要領、保健体育科科目保健 と、総合的学習の時間・道徳・特活・部活動との関連等幅広い分野 6. 授業づくりの視点と方法-PCソフトの活用と応用 に貢献する保健教育の意義も学ぶ。また諸外国の学校教育など国 7. 教材づくりの視点と方法-視聴覚教材や自作教材 際的視野も広げる。 8. 保健授業の実際-写真や映像、実物教材の有効な使い方 9. 学習指導案の書き方 到達目標 10. 学習指導案作成実習 ・保健教育に関する基礎的理解、学習指導要領、同解説の内容を 11. 現代的課題に対応した保健教育-薬物乱用防止教育、喫煙防止教育- 習得する。学習指導の方法、教材教具、学習指導案の作成、その工 12. 体力測定、健康診断、環境衛生検査などを保健教育、指導に生かす 夫などの素養を身につける。尚、中高生の学習内容≑検定教科書の 13. 保健教育と総合的学習の時間の関連,感染症・性(エイズ)教育 理解は大前提である。 14. マルチメディアによる保健の授業、教育実習の実際 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・出席は最低限必要である。また、現在の教育界、社会的要請、状 評価項目 割合 評価基準等 況・動向を鑑みても、またその職責の重大さからも、教職を強く志す 高い意識、まじめにしっかり学習する意欲と態度、地道に取り組む継 試験 70% 学内規定に準ずる。 続性が必要である。 レポート 30% 授業中に課題や小テストを実施する。 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 適宜、授業中に資料を配付する。 % 出席は最低条件。まじめに受講すること。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 中学校学習指導要領,高等学校学習指導要領, 「保健体育科教育法」大修館,「保健科教育」杏林書院 文部科学省「中学校・高等学校学習指導要領解説 保健体育編」 文部科学省検定教科書(中学校・高等学校保健体育) その他 授業科目名 担当教員 保健科教育法 大川昌宏 配当年次 3 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 中・高等学校保健体育科教職科目の最も基礎的科目である。中・ 1. 授業オリエンテーション 高等学校における保健体育科保健分野、科目保健を中心に学習指 2. 保健教育の意義 現代の健康問題と学校 導要領に基づいて学習する。保健学習の実際、授業・教材づくり等 学校現場や教育実習に密着した内容としながら保健と体育が融合し 3. 保健授業における教材、教具 4. 保健教育の基礎 学習指導要領、保健体育科保健分野 た授業実践の素養を養う。学校現場・生徒の実態から、体力測定、 健康診断、環境衛生などの測定とそれらを授業や指導に生かすこ 5. 保健教育の基礎 学習指導要領、保健体育科科目保健 と、総合的学習の時間・道徳・特活・部活動との関連等幅広い分野 6. 授業づくりの視点と方法-PCソフトの活用と応用 に貢献する保健教育の意義も学ぶ。また諸外国の学校教育など国 7. 教材づくりの視点と方法-視聴覚教材や自作教材 際的視野も広げる。 8. 保健授業の実際-写真や映像、実物教材の有効な使い方 9. 学習指導案の書き方 到達目標 ・保健教育に関する基礎的理解、学習指導要領、同解説の内容を 習得する。学習指導の方法、教材教具、学習指導案の作成、その工 夫などの素養を身につける。尚、中高生の学習内容≑検定教科書の 理解は大前提である。 10. 学習指導案作成実習 11. 現代的課題に対応した保健教育-薬物乱用防止教育、喫煙防止教育- 12. 体力測定、健康診断、環境衛生検査などを保健教育、指導に生かす 13. 保健教育と総合的学習の時間の関連,感染症・性(エイズ)教育 14. マルチメディアによる保健の授業、教育実習の実際 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・出席は最低限必要である。また、現在の教育界、社会的要請、状 評価項目 況・動向を鑑みても、またその職責の重大さからも、教職を強く志す 高い意識、まじめにしっかり学習する意欲と態度、地道に取り組む継 試験 続性が必要である。 レポート 平常点 割合 評価基準等 70% 学内規定に準ずる。 30% 授業中に課題や小テストを実施する。 % 出席は最低条件。まじめに受講すること。 教職科目 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 文部科学省「中学校・高等学校学習指導要領解説 保健体育編」 文部科学省検定教科書(中学校・高等学校保健体育) 中学校学習指導要領,高等学校学習指導要領, 「保健体育科教育法」大修館,「保健科教育」杏林書院 その他 ─ 294 ─ 授業科目名 担当教員 保健体育科教育法Ⅱ 中島一郎 伊藤清良 配当年次 3 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本講では、中学校・高等学校における体育科教育について、学習 1. 授業オリエンテーション & 教職情報 指導要領で求められている基本的な理論や知識等を学習する。 2. 新しい体育の方向 & 教育現場情報 また、教育実習も見据えつつ、様々な教育問題や教育界の動きに ついての情報提供などを通して、教師としての姿勢や心構えも含め 3. 総則と体育 & 教育現場情報 4. 体育の目標 & 教育現場情報 た優れた保健体育科教員の育成を目指して授業を展開する。 5. 体育の内容 & 教育現場情報 6. 体育の学習指導 & 教育現場情報 7. 体育の学習評価 & 教育現場情報 8. 選択制授業・男女共習授業 & 教育現場情報 9. 体育の指導計画①:総論(ビデオ学習含む) 到達目標 10. 体育の指導計画②:単位時間計画/導入段階 ・学習指導要領で示された体育科教育の基本的理論について、お 11. 体育の指導計画③:単位時間計画/展開段階 おむね(8割以上)理解できる。 12. 体育の指導計画④:単位時間計画/整理段階 ・単位時間計画(指導案)を略案レベルで作成できる。 ・教員を目指す者としての姿勢や心構えを平常の受講態度等を通し 13. 学校教育の現場(ビデオ学習含む) 14. 夏休み中の教育実習事前活動について て示すことができる。 15. まとめ 及び 評価 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・普段から、テレビや新聞等のマスコミで取り上げられる教育関連の 評価項目 割合 評価基準等 問題について関心を抱くように心がけること。 ・出身校あるいは教育実習校にできるだけ出向き、教育実習等の各 試験 80% 筆記試験80点以上 種情報を入手するよう努めること。 レポート 20% 指導案(略案)の出来栄え & 授業課題 平常点 % 減点法(欠席、遅刻、受講態度等) 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「教師を目指す学生必携 保健体育科教育法」 杉山重利・高橋健夫・ 園山和夫(編) 大修館書店 978-4-469-26692-4 2,730円 ・中学校学習指導要領解説(保健体育編)/文部科学省 ・高等学校学習指導要領解説(保健体育編)/文部科学省 その他 指定された時間割の授業で履修すること。 授業科目名 担当教員 体育科教育法 中島一郎 伊藤清良 配当年次 3 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本講では、中学校・高等学校における体育科教育について、学習 1. 授業オリエンテーション & 教職情報 指導要領で求められている基本的な理論や知識等を学習する。 2. 新しい体育の方向 & 教育現場情報 また、教育実習も見据えつつ、様々な教育問題や教育界の動きに 3. 総則と体育 & 教育現場情報 ついての情報提供などを通して、教師としての姿勢や心構えも含め 4. 体育の目標 & 教育現場情報 た優れた保健体育科教員の育成を目指して授業を展開する。 5. 体育の内容 & 教育現場情報 6. 体育の学習指導 & 教育現場情報 7. 体育の学習評価 & 教育現場情報 8. 選択制授業・男女共習授業 & 教育現場情報 9. 体育の指導計画①:総論(ビデオ学習含む) 到達目標 10. 体育の指導計画②:単位時間計画/導入段階 ・学習指導要領で示された体育科教育の基本的理論について、お 11. 体育の指導計画③:単位時間計画/展開段階 おむね(8割以上)理解できる。 12. 体育の指導計画④:単位時間計画/整理段階 ・単位時間計画(指導案)を略案レベルで作成できる。 ・教員を目指す者としての姿勢や心構えを平常の受講態度等を通し 13. 学校教育の現場(ビデオ学習含む) 14. 夏休み中の教育実習事前活動について て示すことができる。 15. まとめ 及び 評価 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・普段から、テレビや新聞等のマスコミで取り上げられる教育関連の 評価項目 割合 評価基準等 問題について関心を抱くように心がけること。 ・出身校あるいは教育実習校にできるだけ出向き、教育実習等の各 試験 80% 筆記試験80点以上 種情報を入手するよう努めること。 レポート 20% 指導案(略案)の出来栄え & 授業課題 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 減点法(欠席、遅刻、受講態度等) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 ─ 295 ─ 教職科目 「教師を目指す学生必携 保健体育科教育法」/杉山重利・高橋健夫・園山和 ・中学校学習指導要領解説(保健体育編)/文部科学省 ・高等学校学習指導要領解説(保健体育編)/文部科学省 夫(編)/大修館書店/978-4-469-26692-4/2,730円 授業科目名 保健体育科教育法Ⅲ 大川 昌宏 担当教員 配当年次 3 単位数 2 対応資格 授業概要 本講義は、学校教育における教科保健体育の学習指導やこれに 関連する指導全般の基礎的な理解を深め、授業や教材つくりに取り 組む。保健も体育もでき、両方を分けることなく指導できるのが保健 体育科の教員であり、その素養を身に付け、実践力の養成と同時に それを支える基礎的学習も重要である。 保健体育教員、体育学部の学生として必要とされる体力を評価し、 また指導にあたることができるよう新体力テストを自ら行い、その理解 を深める。 授業計画(テーマ) 1. ガイダンス: 授業概要 2. 体育の指導内容の体系化 3. 保健の指導内容の体系化 4. 感染症の指導内容の体系化 5. 感染症の指導内容の体系化の実際 6. 学習プリント・ワークシートつくりの実際 7. 学習プリント・ワークシートを適用した指導 8. 学習評価の在り方 9. 新体力テストの意義と方法 到達目標 10. 新体力テストの実際 ・教員になるための基礎的教養、保健体育教員としての素養。 11. 新体力テストにおける評価 ・学習指導要領・解説と検定教科書の理解をベースにした授業つく 12. 新体力テストの活用 り。 13. 体育実技の学習内容の体系化 ・授業に活用できる教材作成。 14. 「学習カード」や「学習資料」作成の実際 15. まとめ:教員になるための基礎的教養 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・将来教員となること、教員志望が前提である。 評価項目 割合 評価基準等 ・教育実習やその準備などで学校現場に関わることに異論が出ない 教員、保健体育科教員に求められる基礎的教養 ようにすること。 試験 50% 保健体育科教員としての体力(新体力テスト) ・教員になるための取り組み、勉強を継続すること。 ・全国各地、多数校で開催されている公開授業の参観を推奨しま レポート 40% レポート、課題の提出とその完成度 す。 受講態度、行動が学校現場に相応しいものであること。 平常点 10% 出席は前提条件。 教科書(書名,著者,出版社,ISBNコード,備考) 適宜、授業中に資料を配付する。 参考書(書名,著者,出版社,ISBNコード,備考) 「評価規準作成,評価方法等の工夫改善のための参考資料 (中学校 保健体育)&(高等学校 保健体育)」 国立教育政策研究所 文部科学省「中学校学習指導要領解説 保健体育編」 東山書房 文部科学省「高等学校学習指導要領解説 保健体育編・体育編」 東山書房 文部科学省検定教科書「中学校,高等学校 保健体育」 その他 *学校現場に則し、実践力につながる展開にする。 *新体力テストの実施は必須で、その成績は保健体育科教員、体育学部学生としての水準を要する。 授業科目名 保健指導特論 担当教員 大川昌宏 配当年次 3 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本講義は、学校教育における教科保健体育の学習指導やこれに 1. ガイダンス授業:今後の予定;受講資格についての説明 関連する指導全般に亘り、その基礎的な知識・理解を深めていくこと 2. 生きる力の育成と新しい学習指導要領 ともに単元計画や学習指導案作成能力を養うことが目的である。 3. 中学校・高等学校における保健体育学習指導計画 部活動と保健体育学習指導との関連、部活動指導と学習指導の 相違点、他の教育課程と保健体育との関連についても言及する。さ 4. 保健体育年間指導計画と単元計画 らに、補講期間を活用して保健体育教員並びに体育学部の学生と 5. 保健体育学習指導計画作成の留意点と教材・教具の活用 して必要とされる体力を評価するために、新体力テストを実施する。 6. フィッシュボーンダイヤグラムを利用した授業設計の手法 最終的な評価はレポート及びこの新体力テストの結果、平常点を加 7. フィッシュボーンを応用した単元計画作成の実際 味して行う。 8. 保健体育科における学習指導案作成の方法と実際Ⅰ 9. 保健体育科における学習指導案作成の方法と実際Ⅱ 到達目標 10. 保健体育科学習に用いる「学習カード」や「学習資料」作成の実際 ・中・高保健体育領域の内容を理解できる。 11. 教師に必要な指導技術と子ども理解の方法 ・単元計画、学習指導案を作成できる。 12. 保健と体育、体育理論の融合による学習指導の工夫 ・必要な教材を収集し、授業で使用できる編集能力を養うことができ 13. 現代の子供のライフスタイルと体力問題;体力評価の方法やソフトの活用 る。 14. レポート作成の手順と新体力テストの実施方法の説明 15. まとめ;レポート提出と評価 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・将来、教師として教壇に立つことを前提に受講すること。 評価項目 割合 評価基準等 ・中高保健体育の教科書を読んでおくこと。 講義内で定期的に基礎学力(漢字)テストの実施、 試験 30% 体力テストの実施等によって評価する。 レポート 60% ポート内容作成状況を評価する。 平常点 10% 出席状況を厳しく評価する。 単元計画、学習指導案、教材資料等、指示されたレ 教職科目 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「学習指導要領(中学校保健体育編)」 文部科学省 「学習指導要領(高等学校保健体育編)」 文部科学省 「中学校保健体育教科書」 東京書籍、学習研究社他 「高等学校保健体育教科書」 大修館、第一学習社他 その他 *どの講義でも随時映像教材や情報機器を用いた講義を展開する. *上記の講義時間以外に、1日間の予定で新体力テスト(受講生全員)を補充的講義として実施する. *新体力テストの結果は体育学部学生の水準で評価する。:一定基準を満たさない場合は不可となる. ─ 296 ─ 授業科目名 担当教員 保健体育科教育法Ⅳ 中島一郎 伊藤清良 配当年次 3 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本講では、中学校・高等学校における体育科教育について、学習 1. 授業オリエンテーション & 教職情報 指導要領で求められている領域別(運動7領域、1知識領域)の内容 2. 「体つくり運動」領域の内容 & 教育現場情報 について学習し、指導案(本案)に反映させることができるようにす 3. 「器械運動」領域の内容 & 教育現場情報 る。 また、教育実習も見据えつつ、様々な教育問題や教育界の動きに 4. 「陸上競技」領域の内容 & 教育現場情報 ついての情報提供などを通して、教師としての姿勢や心構えも含め 5. 「水泳」領域の内容 & 教育現場情報 た優れた保健体育科教員の育成を目指して授業を展開する。 6. 「球技」領域の内容 & 教育現場情報 7. 「武道」領域の内容 & 教育現場情報 8. 「ダンス」領域の内容 & 教育現場情報 9. 「体育理論」領域の内容 & 教育現場情報 到達目標 10. 指導案〔本案〕の作成について ・領域別に学習した基本的な理論・知識について、指導案〔本案〕の 11. 体育授業の指導法・指導技術について 作成過程で総合的に発揮できる。 12. 学校体育と障害者スポーツについて(ビデオ学習含む) ・教員を目指す者としての姿勢や心構えを平常の受講態度等を通し 13. 学校体育と地域スポーツについて(ビデオ学習含む) て示すことができる。 14. 教育現場情報(ビデオ学習含む) 15. まとめ及び春休み中の事前活動 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・「教員を本当に目指す」という強い意志と覚悟をもって受講するこ 評価項目 割合 評価基準等 と。 ・教育や体育を題材として扱う新聞やテレビ等のマスコミに興味・関 試験 % 心をって注視すること。 ・専門的な内容だけでなく一社会人としての教育も行うので、責任を レポート 100% 指導案(本案)の出来栄え/50点 授業課題/50点 持って授業に臨むこと。 平常点 % 減点法(欠席、遅刻、受講態度等) 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「教師を目指す学生必携 保健体育科教育法」 杉山重利・高橋健夫・ 園山和夫(編) 大修館書店 978-4-469-26692-4 2,730円 ・中学校学習指導要領解説(保健体育編)/文部科学省 ・高等学校学習指導要領解説(保健体育編)/文部科学省 その他 指定された時間割の授業で履修すること。 授業科目名 担当教員 体育指導特論 中島一郎 伊藤清良 配当年次 3 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本講では、中学校・高等学校における体育科教育について、学習 1. 授業オリエンテーション & 教職情報 指導要領で求められている領域別(運動7領域、1知識領域)の内容 2. 「体つくり運動」領域の内容 & 教育現場情報 について学習し、指導案(本案)に反映させることができるようにす 3. 「器械運動」領域の内容 & 教育現場情報 る。 また、教育実習も見据えつつ、様々な教育問題や教育界の動きに 4. 「陸上競技」領域の内容 & 教育現場情報 ついての情報提供などを通して、教師としての姿勢や心構えも含め 5. 「水泳」領域の内容 & 教育現場情報 た優れた保健体育科教員の育成を目指して授業を展開する。 6. 「球技」領域の内容 & 教育現場情報 7. 「武道」領域の内容 & 教育現場情報 8. 「ダンス」領域の内容 & 教育現場情報 9. 「体育理論」領域の内容 & 教育現場情報 到達目標 10. 指導案〔本案〕の作成について ・各領域別に学習した基本的な理論・知識について、学習指導案 11. 体育授業の指導法・指導技術について 〔本案〕 の作成過程で総合的に発揮できる。 12. 学校体育と障害者スポーツについて(ビデオ学習含む) ・教員を志す者としての姿勢や心構えを、平常の受講態度等を通し 13. 学校体育と地域スポーツについて(ビデオ学習含む) て示せる。 14. 教育現場情報(ビデオ学習含む) 15. まとめ及び春休み中の事前活動 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・「教員を本当に目指す」という強い意志と覚悟をもって受講するこ 評価項目 割合 評価基準等 と。 ・教育や体育を題材として扱う新聞やテレビ等のマスコミに興味・関 試験 % 心をって注視すること。 ・専門的な内容だけでなく一社会人としての教育も行うので、責任を レポート 100% 指導案(本案)の出来栄え/50点 授業課題/50点 持って授業に臨むこと。 平常点 % 減点法(欠席、遅刻、受講態度等) 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) その他 ─ 297 ─ 教職科目 「教師を目指す学生必携 保健体育科教育法」/杉山重利・高橋健夫・園山和 ・中学校学習指導要領解説(保健体育編)/文部科学省 ・高等学校学習指導要領解説(保健体育編)/文部科学省 夫(編)/大修館書店/978-4-469-26692-4/2,730円 授業科目名 担当教員 道徳教育の研究 佐藤記道 配当年次 2 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本授業では、受講生が道徳の授業を構想できるようになることを目 1. 道徳教育の必要性と生きる力 的としています。 2. 道徳教育の変遷と現状 授業では、道徳教育の目標や内容、学校の道徳教育における「道 3. 道徳性の発達 -ピアジェとコールバーグの道徳意識の発達理論 徳の時間」とそれ以外の教育活動で行う道徳的指導の役割の違い など基本的な事柄について学び、また道徳授業の多様な指導方法 4. 道徳教育の目標と内容 について学習をしていきます。 5. 道徳の時間の特質 -生徒指導との違いを中心に そして、最終的に各自が読み物資料を共感的に活用した場合の 6. 各教科における道徳的指導 「道徳の時間」の指導案を作成できるようになることを目指します。 7. 道徳の時間の授業展開(1) -読み物資料の活用 8. 道徳資料の活用類型 9. 価値の一般化と類型 到達目標 10. 道徳の時間の授業展開(2) -エンカウンターの活用 ・共感的に読み物資料を活用した場合の「道徳の時間」の学習指導 11. 道徳の時間の授業展開(3) -モラルスキルトレーニングの活用 案を作成できる。 12. 道徳の時間の学習指導案の作成(1) -資料の活用の仕方 ・道徳教育の目標や内容について説明できる。 ・道徳の時間と全ての教育活動で行う道徳的指導との関連について 13. 道徳の時間の学習指導案の作成(2) -価値の一般化の仕方 14. 道徳の時間の学習指導案の作成(3) -価値観の類型の生かし方 説明できる。 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・中学校で使用していた道徳の教科書(正式には副読本という)や 評価項目 割合 評価基準等 「心のノート」があると、指導案の作成に役立ちます。 試験 % レポート 平常点 80% 指導案についての評価。 20% 授業時に課す小論や小テストの評価。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業教材(プリント)は適宜作成、配布します。 「道徳授業の基本構想」 青木孝頼著 文溪堂 4-89423-095-X 1,500円 その他 授業科目名 特別活動論 担当教員 配当年次 1 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 学校における正式な教育課程に位置付けられている特別活動を 1. 授業オリエンテーション 中・高等学校の学習指導要領・同解説に基づいて、基礎的基本的 2. 特別活動とは何か 事項を学習する。学校現場における特別活動の実際、現実の生徒、 学校を理解し指導力の養成に資する。総合的学習の時間、道徳、教 3. 学級活動、ホームルーム活動-実際の様子を紹介する 科との関連、地域との交流等幅広い分野に関わる特別活動を学ぶこ 4. 生徒会活動-生徒委員会活動の実態を紹介する とは,教職理解に重要である。また、部活動は正式の教育課程上に 5. 学校行事-実際の様子を紹介する は位置付けられていないが、教育的活動として存在することも学ぶ。 6. 儀式的行事とその実際 諸外国の学校の様子等国際的視野も広げる。 7. 学芸的行事とその実際 8. 健康安全・体育的行事とその実際 9. 旅行・集団宿泊的行事とその実際 到達目標 10. 勤労生産・奉仕的行事とその実際 ・特別活動に関する基礎的・基本的理解、即ち学習指導要領、同解 11. 指導計画の作成 説の内容を習得する。その学校現場における実際も理解する。 12. 内容の取り扱いと国旗国歌 13. 特別活動の実際-学校現場における実例 14. 特別活動を担当する教師 15. まとめ 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・出席は最低条件である。現在の教育界、社会的状況や動向・要請 評価項目 割合 評価基準等 を鑑みても、またその職責の重大さからも、教職を強く志す高い意 識、まじめにしっかり学習する意欲と態度、地道に取り組む継続性が 試験 70% 学内規定に準ずる。 必要である。 レポート 30% 授業中に課題や小テストを実施する。 平常点 % 出席は最低条件。まじめに受講すること。 教職科目 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 中学校学習指導要領解説特別活動編,高等学校学習指導要領解説特別活 動編 中学校学習指導要領,高等学校学習指導要領 その他 ─ 298 ─ 授業科目名 担当教員 教育方法論 佐藤記道 配当年次 2 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 効果的な授業を行うためには、教師が教える内容について理解し 1. 教育方法論の意義と役割について ているだけでは不十分であり、学習者の状態を知り、それぞれの学 2. 動機づけ(1) -動機づけの基本的な考え方 習者に応じた教え方をすることが求められます。 3. 動機づけ(2) -動機づけ理論 教育方法論では、効果的な授業を設計するために必要な視点を 身につけることを目的として、人はどのような時にやる気がわくのか、 4. 学習過程(1) -行動主義的学習理論 人の学習はどのように起きるのか、どのようなことに配慮して授業を構 5. 学習過程(2) -認知主義的学習理論 成すればよいかといったテーマを中心に学習していきます。 6. 学習過程(3) -状況主義的学習理論 7. 知識の獲得と理解について 8. スキルの獲得と問題解決について 9. 授業過程 到達目標 ・学習者の学習動機について説明できる。 ・学習が成立する仕組みについて説明できる。 ・授業過程、授業設計の手順について説明できる。 10. 個別指導 11. 教育評価 12. 授業設計(1) -授業設計の基本的な考え方 13. 授業設計(2) -授業の計画 14. 授業設計(3) -授業の評価 15. 試験及びその解説 評価方法 ・教師がどのようなことを考えながら授業を構成しているのか、ポイン 評価項目 トをおさえることが大切です。 試験 レポート 平常点 割合 評価基準等 80% 授業内容の修得度についての評価。 % 20% 授業時に課す小論や小テストの評価。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 授業教材(プリント)は適宜作成、配布する。 「学習と教育の心理学 増補版」 市川伸一著 岩波書店 978-4-00-003918-5 2,600円(税別) その他 授業科目名 担当教員 生徒指導論 佐藤記道 配当年次 2 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 子どもたちには児童生徒として獲得しておかなければならない課 1. 生徒指導とは 題があります。例えば、学習習慣を身につけることや、学校で友人を 2. 生徒指導の意義と課題 つくったり、自分の将来を設計してみることなどです。子どもたちがそ 3. 青年期の発達課題と心理 れらの課題を達成するために、学校において必要な援助を行うこと 4. 生徒指導で対応する子どもの問題行動 が生徒指導の役割ということになります。 本授業では、生徒指導の目的や内容など基本的な事柄について 5. 学校における生徒指導の体制 学び、また教育相談や進路指導、チーム援助等の基本原理につい 6. 生徒指導と教育相談 て学習していきます。 7. 学級担任による教育相談 8. 生徒指導と進路指導 到達目標 ・生徒指導の意義と課題について説明できる。 ・青年期の発達課題及び心理特性について説明できる。 ・教育相談、進路指導、チーム援助、構成的グループエンカウンター のそれぞれの基本原理について説明できる。 9. 学級担任による進路相談 10. 生徒理解の方法 11. 心理教育的援助サービスの内容と方法 12. チーム援助の理論と方法 13. 構成的グループエンカウンター(1) -基本原理 14. 構成的グループエンカウンター(2) -実践事例 15. 試験及びその解説 評価方法 受講・学習上のアドバイス ・授業のなかで頻繁に登場する教育用語(例えば生徒理解、自己理 評価項目 解、自己指導能力など)の意味を正しく捉えることが大切です。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 割合 評価基準等 80% 授業内容の修得度についての評価。 % 20% 授業時に課す小論や小テストの評価。 授業教材(プリント)は適宜作成、配布する。 その他 ─ 299 ─ 教職科目 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「学校心理学が変える新しい生徒指導」 山口豊一編著 石隈利紀監 学事出版 4-7619-1132-8 2,100円(税込) 教育相談 授業科目名 髙見令英 担当教員 配当年次 2 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 多様な価値観の創出と急速に変化する社会状況の中で、心の不 1. ガイダンス・カウンセリングとは 安定さを訴え、あるいは抱える児童生徒が急速に増加してきていま 2. カウンセラーとクライエント・カウンセリングの場 す。このような状況の中で、教師として、児童生徒の相談に適切に対 3. カウンセリングの構造 応できる教育相談に関する基礎的な知識とカウンセリング・マインド を身につけることは将来教職を希望する者に不可欠なことであるとい 4. 面接の契約 えます。本講座では、実際の教育現場において発生している事柄を 5. カウンセリングにおけるクライエントの活動 題材として、基礎的なカウンセリング理論の理解およびケーススタ 6. カウンセリングにおけるカウンセラーの活動 ディ等を通して、実践的な方法を学ぶことを目的としています。 7. 関係調整と自己開示 8. 自己定位と自己探索 9. アセスメント 到達目標 10. 自己理解の促進 ・基本的なカウンセリング理論を理解し実践できる。 11. 目標設定と行動調整 ・児童生徒の相談に対して、適切な対応を考え、実践できる。 12. カウンセリングの終結 13. 事例研究の進め方 14. カウンセリングのさまざまな立場とプロセス 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・現在学校や社会でおきている出来事を客観的に把握できるように 評価項目 割合 評価基準等 して下さい。また、各年齢段階の子ども達におきている特徴的な出 来事や問題を把握するようにして下さい。 60% 授業内容の理解の程度を測定・評価します。 試験 レポート 平常点 40% ケースに対する考えを記述していただきます。 % 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 指定のテキストはありません。 「教師のための学校カウンセリング」 小林正幸他編 有斐閣アルマ 9784641123595 2,205円 その他 教育実習事前事後指導 授業科目名 担当教員 髙木誠一 髙見令英 中島一郎 佐藤記道 大川昌宏 伊藤清良 配当年次 4 単位数 1 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 教育実習事前指導は、教育実習の意義と課題、教育実習の準備 1. 教育実習の意義と目的,方法 と心得、学習指導の実際、教師の意味と役割などの講義を行うことに 2. 教育実習における留意点 よって、教育実習への認識枠組を形成することを目的とする。 3. 教育実習における理論と実践1 生徒心理の視点から 教育実習事後指導は、 教育実習の成果をまとめ、教育実習につ 4. 教育実習における理論と実践2 学習指導の視点から いての反省点及び授業の問題点等について振り返ることによって、 教育実習の意義について、その認識を深めることを目的とする。 5. 教育実習における理論と実践3 学校現場の視点から 教育実習事前事後指導は、教育実習と連動し、教育実習の一環と 6. 教育実習における理論と実践4 授業つくりの視点から して行われる授業であり、必要とされる全ての指導を受講することが 7. 教育実習における理論と実践5 集団指導の視点から 単位認定の前提となる。 8. 教育実習における理論と実践6 教育社会学の視点から 9. 教育実習における理論と実践7 道徳教育の視点から 到達目標 10. 教育実習に密接な知識と教養 ・教師としての基礎的能力(基礎学力・指導力)を身につけることがで 11. 教育実習を振り返る1 自らの取り組み きる。 12. 教育実習を振り返る2 学校現場の実際 ・学習指導案や単元計画を作成、授業で活用することができる。 13. 教職に求められる資質と自らの適性 ・教材研究能力を高め、授業でその力を発揮することができる。 14. 教員免許状を支える資質 15. 教員免許とその更新制度 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・将来、保健体育教師を目指す意欲を持つこと。 評価項目 割合 評価基準等 ・複数免許取得に関心のある者は、本学の単位を確実に取得するこ と。 % 試験 ・実技能力、各種目の指導力を高めること。 ・学習指導要領を熟読しておくこと。 レポート 50% 教育実習日誌や課題レポートの提出で評価する。 平常点 50% 講義の内容に関する課題を評価する。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて資料等を配布する。 「中学校学習指導要領」「高等学校学習指導要領」 教職科目 その他 中学校教諭一種免許状(保健体育)の取得希望者は、「教育実習Ⅰ」「教育実習Ⅱ」「教育実習事前事後指導」を履修すること。 高等学校教諭一種免許状(保健体育)のみの取得希望者は、「教育実習Ⅰ」「教育実習事前事後指導」を履修すること。 ─ 300 ─ 教育実習Ⅰ 授業科目名 髙木誠一 髙見令英 中島一郎 佐藤記道 大川昌宏 伊藤清良 担当教員 配当年次 4 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 教育実習Ⅰは、中学校・高等学校教員免許状の取得希望者に対して、 中学校・高等学校における生徒の発達特性の理解の上に、学習内容の系 統性、発達段階を考慮した学習指導法について理解を深め、学級経営及 び特別活動の実践力を高め、中学校・高等学校教員としての資質・能力の 育成を図ることを目的とする。 「教職に関する科目」「教科に関する科目」等の学びを通して取得した理 論・知識・技能を教育現場で確認するとともに、実際に生徒に接し教育指 導にあたることによって、教師としての適性を把握し、現場での教育の在り 方や方法等を学ぶことを内容とする。 教育実習Ⅰは、大学と実習校との相互連携に基づき、実習校において実施さ れる実習である。 実習生が行う活動は、主に次の三つがある。 (1)観 察 実際に教育活動がどのように行われているのかを観察し、教育計画や指導方 法、生徒の活動、等への認識を深める。 (2)参 加 教員の教育活動の補助をしながら、教職についての理解を深める。 (3)授業実習 指導案の作成と授業計画を立案の上、実際に授業をする。 なお、実習校では上記事項のほか、各学校の実情に応じた指導計画が編成 され、その指導計画にしたがって実習を行う。 以上の主に三つの実習体験を通して、理論と実践との往還を試み、総合的な 実践的指導力を育むこととなる。 到達目標 ・教師としての基礎的能力(基礎学力・指導力)を身につけることがで きる。 ・学習指導案や単元計画を作成、授業で活用することができる。 ・教材研究能力を高め、授業でその力を発揮することができる。 受講・学習上のアドバイス ・将来、保健体育教師を目指す意欲を持つこと。 ・複数免許取得に関心のある者は、本学の単位を確実に取得するこ と。 ・実技能力、各種目の指導力を高めること。 ・学習指導要領を熟読しておくこと。 評価方法 評価項目 割合 試験 % レポート % 評価基準等 教育実習校からの評価表を基に、教職課程部会によっ 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 100% て、総合的に判定する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて資料等を配布する。 「中学校学習指導要領」「高等学校学習指導要領」 平常点 その他 中学校教諭一種免許状(保健体育)の取得希望者は、「教育実習Ⅰ」「教育実習Ⅱ」「教育実習事前事後指導」を履修すること。 高等学校教諭一種免許状(保健体育)のみの取得希望者は、「教育実習Ⅰ」「教育実習事前事後指導」を履修すること。 教育実習Ⅱ 授業科目名 担当教員 髙木誠一 髙見令英 中島一郎 佐藤記道 大川昌宏 伊藤清良 配当年次 4 単位数 2 対応資格 授業概要 教育実習Ⅱは、中学校教員免許状の取得希望者に対して、中学 校における生徒の発達特性の理解の上に、学習内容の系統性、発 達段階を考慮した学習指導法について理解を深め、学級経営及び 特別活動の実践力を高め、中学校教員としての資質・能力の育成を 図ることを目的とする。 「教職に関する科目」「教科に関する科目」等の学びを通して取得 した理論・知識・技能を教育現場で確認するとともに、実際に生徒に 接し教育指導にあたることによって、教師としての適性を把握し、現 場での教育の在り方や方法等を学ぶことを内容とする。 到達目標 ・教師としての基礎的能力(基礎学力・指導力)を身につけることがで きる。 ・学習指導案や単元計画を作成、授業で活用することができる。 ・教材研究能力を高め、授業でその力を発揮することができる。 受講・学習上のアドバイス ・将来、保健体育教師を目指す意欲を持つこと。 ・複数免許取得に関心のある者は、本学の単位を確実に取得するこ と。 ・実技能力、各種目の指導力を高めること。 ・学習指導要領を熟読しておくこと。 授業計画(テーマ) 教育実習Ⅱは、大学と実習校との相互連携に基づき、実習校において実施さ れる実習である。 実習生が行う活動は、主に次の三つがある。 (1)観 察 実際に教育活動がどのように行われているのかを観察し、教育計画や指導方 法、生徒の活動、等への認識を深める。 (2)参 加 教員の教育活動の補助をしながら、教職についての理解を深める。 (3)授業実習 指導案の作成と授業計画を立案の上、実際に授業をする。 なお、実習校では上記事項のほか、各学校の実情に応じた指導計画が編成 され、その指導計画にしたがって実習を行う。 以上の主に三つの実習体験を通して、理論と実践との往還を試み、総合的な 実践的指導力を育むこととなる。 評価方法 評価項目 試験 % レポート % 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 必要に応じて資料等を配布する。 割合 評価基準等 教育実習校からの評価表を基に、教職課程部会によっ 100% て、総合的に判定する。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「中学校学習指導要領」「高等学校学習指導要領」 中学校教諭一種免許状(保健体育)の取得希望者は、「教育実習Ⅰ」「教育実習Ⅱ」「教育実習事前事後指導」を履修すること。 高等学校教諭一種免許状(保健体育)のみの取得希望者は、「教育実習Ⅰ」「教育実習事前事後指導」を履修すること。 ─ 301 ─ 教職科目 その他 教職実践演習(中・高) 授業科目名 担当教員 髙木誠一 髙見令英 中島一郎 佐藤記道 大川昌宏 伊藤清良 配当年次 4 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本授業は、履修学生の教科に関する科目、教職に関する科目の履修状 況を踏まえ、教員として必要な知識・技能を修得したことを確認するため に、演習形式を中心に講義や実習等、多様な形態を導入して行います。 ァ. 履修カルテを作成し、学習過程や内容の整理・蓄積を図ります。 ィ. 知識技能の修得度を確認するために、模擬授業や学校での出前授 業を実施します。 ゥ. 学校教育活動全体の流れを理解するために、課外活動等にも参加さ せ指導にあたります。 ェ. 教員としての資質-使命感や責任感、教育的愛情、対人関係能力、 教科指導力等-を見極めます。 1. 授業概要の説明 ・履修カルテの配布・グループ分け発表 2. 4年間の学習成果と教員としての資質 3. 知識・技能の整理と活用及び再確認(小テスト等) 4. 模擬授業による振り返り 模擬授業の実践とグループ討議 ① 5. 模擬授業による振り返り 模擬授業の実践とグループ討議 ② 6. 模擬授業による振り返り 模擬授業の実践とグループ討議 ③ 7. 模擬授業による振り返り 模擬授業の実践とグループ討議 ④ 8. 教員としての資質を確認する①-集団の動かし方ほか 9. 教員としての資質を確認する②-コミュニケーションの実際ほか 到達目標 10. 学校教育課題に対する討論会-生徒の問題行動への対処ほか ・ 4年間の教職及び教科科目履修後の集大成として、学んだ知識や 11. ロールプレーイングを通して生徒指導の実際を疑似体験する 技能の定着を図ると共に、それらを学校教育で活用、応用できる。 12. 学級担任の役割と職務の理解、学級経営指導案の作成 13. 学校現場訪問①-授業見学、授業体験、部活動指導の体験など 14. 学校現場訪問②-授業見学、授業体験、部活動指導の体験など 15. 教師としての資質、能力の確認、まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・講義形式でなく、演習・実習が中心となります。したがって、設定さ 評価項目 割合 評価基準等 れた時間以上に多様な活動や取り組みが求められます。真剣に取り 小テスト、論述形式の試験、模擬授業、学習指導案作成能 組むことと基礎的な知識・技能を活用できることが最低条件となりま 試験 100% 力、実践的指導力等を総合的に勘案して評価する。 す。 レポート % 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 適宜、授業中に資料を配布する。 % 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「新教育基本法」 「中学校・高校学習指導要領」(保健体育編・特別活動編等) その他 複数教員が担当し、グループ別に指導を行います。 1教員あたり30~35名を予定しています。 教育実習プレセミナー 授業科目名 担当教員 髙木誠一 髙見令英 中島一郎 佐藤記道 大川昌宏 伊藤清良 配当年次 3 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 本講座は、教育実習を履修する際に必要な基礎的な課題や指導 1. 教育実習プレセミナーのイントロダクション の実際について、より具体的に学ぶことを目的としています。学生自 2. 教育実習の意義と目標 身が教育実習生としての心構えやあり方を明確にし、より実践的な 能力を身につけることをねらいとしています。そのために、教科教育 3. 教師(教育実習生)に求められる資質・能力 4. 模擬授業1(心身の機能の発達と心の健康:中学校課題1) 法で学んだ内容を、中学校・高等学校の学習指導要領に沿って実 際の教育場面で展開する際に必要な事柄を模擬授業を通してト 5. 模擬授業2(健康と環境:中学校課題2) レーニングします。なお、当該講座は教育実習Ⅰ・Ⅱと併せて体系 6. 模擬授業3(傷害の防止:中学校課題3) 的に学習する必要があることを理解して下さい。 7. 模擬授業4(健康な生活と疾病の予防:中学校課題4) 8. 模擬授業5(現代社会と健康:高等学校課題1) 9. 模擬授業6(健康の保持増進と疾病の予防:高等学校課題2) 到達目標 10. 模擬授業7(精神の健康:高等学校課題3) ・学習指導要領に定められている目標を達成することができる授業 11. 模擬授業8(交通安全、応急手当:高等学校課題4) ができる。 12. 模擬授業9(生涯を通じる健康:高等学校課題5) ・指導案の作成、教材開発等、実際の授業に必要な事柄を理解し、 13. 模擬授業10(社会生活と健康1:高等学校課題6) 授業を実施することができる。 14. 模擬授業11(社会生活と健康2:高等学校課題7) 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・中学校学習指導要領、高等学校学指導要領に書かれている内容 評価項目 割合 評価基準等 を理解しておいてください。 試験 レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) % 100% 指導案の作成と模擬授業によって評価します。 % 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 教職科目 指定のテキストはありません。実習を予定している学校で使用しているテキスト 中学校学習指導要領解説。高等学校学習指導要領解説。 を用意しておいて下さい。 その他 履修上の注意:複数の教員が「教育実習プレセミナー」を担当します。「教育実習プレセミナー」の担当教員については、必ず、掲示を確認し てください。 ─ 302 ─ 介護理論 授業科目名 担当教員 髙見令英 佐藤記道 配当年次 3 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) わが国における高齢化の進行は、欧米諸国を凌駕する速度で進 1. ガイダンス・介護理論を学ぶにあたって 行しており、「要介護老人を介護するのは老人」であるという話が現 2. 高齢者の特性 実味を帯び、将来の不安を増幅しています。また、障害者の現状 は、障害者数の増加とともに障害の程度の重度化・重複化が顕著に 3. 高齢者介護の基本的考え方 4. 特別支援教育 なりつつあります。学校教育においては、分離教育を主とする特殊 教育からインクルージョンを目指した特別支援教育へと変化してきま 5. 知的障害児・者の特性 した。 6. 知的障害児・者支援の基本的考え方 本講座では、ノーマライゼーションの考え方を基礎として、各種障 害の生理・病理・心理特性を学び、援助技術の基礎的な事柄の習得 7. 視覚障害児・者の特性 を目的とします。 8. 視覚障害児・者支援の基本的考え方 9. 聴覚障害児・者の特性 到達目標 10. 聴覚障害児・者支援の基本的考え方 ・各種障害の生理・病理・心理特性を理解する。 11. 運動障害児・者の特性 ・障害の特性を理解した上で、それに対応した基礎的な援助を行うこ 12. 運動障害児・者支援の基本的考え方 とができる。 13. 情緒障害児・者の特性 14. 情緒障害児・者支援の基本的考え方 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・普段の生活の中にある高齢者や障害者等とのふれあいを意識して 評価項目 割合 評価基準等 日常の生活の中に取り込んでください。わが国における高齢者や障 害者の実情を各種報道を通して理解するようにしてください。 試験 60% 授業内容の理解の程度を測定・評価します。 レポート 平常点 30% ケースに対する考えを記述していただきます。 10% 出席状況と授業態度を評価します。 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「特別支援教育概説 改訂版」 佐藤泰正編 学芸図書 978-4-7616-0425-7 2,310円(税込) 「インクルージョン時代の障害理解と生涯発達支援」 高橋智編 日本文化化学社 978-4-8210-7339-9 2,940円 その他 履修登録上の注意:112001~112150(前期・髙見)、112151~112300(前期・佐藤)、 112301~112450(後期・髙見)、112451~(後期・佐藤) 授業科目名 担当教員 介護理論Ⅰ 髙見令英 配当年次 3 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) わが国における高齢化の進行は、欧米諸国を凌駕する速度で進 1. ガイダンス・介護理論を学ぶにあたって 行しており、「要介護老人を介護するのは老人」であるという話が現 2. 聴覚・言語障害者の生活 実味を帯び、将来の不安を増幅しています。また、障害者の現状 は、障害者数の増加とともに障害の程度の重度化・重複化が顕著に 3. 聴覚・言語障害者の介護 4. 聴覚・言語障害のある高齢者の介護 なりつつあります。学校教育においては、分離教育を主とする特殊 教育からインクルージョンを目指した特別支援教育へと変化してきまし 5. 肢体不自由(運動機能障害)者の生活 た。本講座では、ノーマライゼーションの考え方を基礎として、各種 6. 肢体不自由(運動機能障害)者の介護 障害の生理・病理・心理特性を学び、援助技術の基礎的な事柄の習 7. 運動機能障害のある高齢者の介護 得を目的とします。 8. 精神障害者の生活 9. 精神障害者の介護 到達目標 10. 精神障害のある高齢者の介護 ・各種障害の生理・病理・心理特性を理解する。 11. 内部障害(内蔵機能障害)者の介護 ・障害の特性を理解した上で、それに対応した基礎的な援助を行うこ 12. 高齢者介護の基本的な考え方 とができる。 13. 虚弱高齢者の基本的理解と介護 14. 寝たきり高齢者の基本的理解と介護 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・普段の生活の中にある高齢者や障害者等とのふれあいを意識して 評価項目 割合 評価基準等 日常の生活の中に取り込んでください。わが国における高齢者や障 害者の実情を各種報道を通して理解するようにしてください。 試験 60% 授業内容の理解の程度を測定・評価します。 レポート 平常点 40% ケースに対する考えを記述していただきます。 % 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 指定のテキストはありません。 「インクルージョン時代の障害理解と生涯発達支援」高橋智編 日本文化科学社 978-4-8210-7339-9 2,940円 その他 ─ 303 ─ 教職科目 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 介護理論Ⅱ 授業科目名 佐藤記道 担当教員 配当年次 3 単位数 2 対応資格 授業概要 授業計画(テーマ) 今日では、特別な教育的ニーズをもつ子どもの割合は全体の約一 1. WHOの障害観について 割近くになると言われており、特別支援学校に限らず、普通学校に 2. 特別支援教育とは おいても、こうした子どもたちのニーズに応える教育サービスの提供 3. 知的障害児・者の特性 が求められています。 本授業では、知的障害、視覚障害、情緒障害(選択性緘黙、不登 4. 知的障害児の教育 校)、発達障害(LD、AD/HD、HFA)を取り上げて、各障害の特性や 5. 知的障害児・者の支援方法について 教育制度について学習するとともに、それぞれの支援方法について 6. 視覚障害児・者の特性 考察を試みます。 7. 視覚障害児の教育 8. 視覚障害児・者の支援方法について 9. 情緒障害児・者の特性 10. 情緒障害児の教育 ・各障害の特性について説明できる。 11. 情緒障害児・者の支援方法について ・特別支援学校の教育課程や教育制度について説明できる。 12. 発達障害児・者の特性 ・簡単な点字の読み書きができる。 13. 発達障害児の教育 14. 発達障害児・者の支援方法について 15. 試験及びその解説 受講・学習上のアドバイス 評価方法 中学校教諭一種免許状の取得を希望している学生は、在学期間 評価項目 割合 評価基準等 中に一週間の介護等体験を行うことが義務づけられており、本学で 介護等体験を履修するには、事前に「介護理論ⅠおよびⅡ」を修得 試験 80% 授業内容の修得度についての評価。 しておく必要がある。 % レポート 平常点 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 20% 授業時に課す小論や小テストの評価。 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 「理解と支援の特別支援教育 <2訂版>」 中村満紀男・前川久男・四日市章編 コレール社 978-4-87637-713-8 2,625円(税込) 「特別支援教育概説 改訂版」 佐藤泰正編 学芸図書 978-4-7616-0425-7 2,310円(税込) その他 介護等体験 授業科目名 髙見令英 佐藤記道 担当教員 対応資格 配当年次 4 単位数 2 R・I 授業概要 授業計画(テーマ) 教育職員免許法に係る特例法により、小学校,中学校の免許状を 【髙見、佐藤】 1. 介護等体験事前指導(体験日程の前月) 取得しようとする者は、特別支援学校及び社会福祉施設等におい 【髙見、佐藤】 2. 特殊教育諸学校 介護等体験(1日目) て、7日間の介護等体験を行うことが義務づけられました。社会状況 【髙見、佐藤】 3. 特殊教育諸学校 介護等体験(2日目) は、高齢化の進行、障害者の増加、学校におけるさまざまな問題の 【髙見、佐藤】 発生など課題が山積しているといえます。このような困難な課題を解 4. 介護等体験事後指導(体験日程の次月) 決するために共通して必要なことは、他者を受容し他者と共感し、人 5. 介護等体験事前指導(体験日程の前月) 【髙見、佐藤】 間理解を深めることではないでしょうか。本講座を履修する皆さんに 【髙見、佐藤】 6. 社会福祉施設等 介護等体験(1日目) は、介護等体験を人間理解を深める契機にしていただきたいと考え 【髙見、佐藤】 7. 社会福祉施設等 介護等体験(2日目) ています。 【髙見、佐藤】 8. 社会福祉施設等 介護等体験(3日目) 【髙見、佐藤】 9. 社会福祉施設等 介護等体験(4日目) 到達目標 【髙見、佐藤】 10. 社会福祉施設等 介護等体験(5日目) ・介護理論Ⅰ及びⅡで学んだ内容を生かして、体験施設において 11. 介護等体験事後指導(体験日程の次月) 【髙見、佐藤】 適切に活動することができる。 【髙見、佐藤】 12. 介護等体験日誌の作成 ・介護等体験を通して柔軟な人間理解の基礎を形作る。 【髙見、佐藤】 13. 介護等体験日誌の作成 【髙見、佐藤】 14. 介護等体験日誌の作成 【髙見、佐藤】 15. まとめ 受講・学習上のアドバイス 評価方法 ・わが国における高齢者の状況、障害者の状況等を毎日の生活の 評価項目 割合 評価基準等 中で情報収集してください。 ・現在の学校(特別支援学校等を含む)の状況を把握しておいてくだ 試験 % さい。 レポート 50% 体験によって何を学び取ったかを評価します。 平常点 50% 体験を適切に終了できたかを評価します。 教職科目 教科書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 参考書(書名、著者、出版社、ISBNコード、備考) 指定のテキストはありません。 「現場で役立つ特別支援教育ハンドブック」 下司昌一編 日本文化科学社 978-4-8210-7328-3 4,830円 その他 ─ 304 ─
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