JECC-関連機関図 - 日本エネルギー学会

JECC研究組織の関係図
②自動車用エンジンの開発の現状
と各種燃料に対する燃焼の最適化
上部組織:IEA ETC プログラム
CERT:
「燃焼における省エネルギー
と排出物低減」国際共同課題研究
EC:執行委員会
TLM:課題担当者会議
TCP:特定目的多国間共同研究
連絡調整組織:JECC
名誉主査:前田昌信(慶応大)
主査:小保方富夫(群馬大)
研究委員:5 名
企業委員:9 社(電力・ガス)
研究実施組織:JSME RC213
主査:森吉泰生(千葉大)
幹事:手崎衆(富山大)
委員:19 名
企業委員:23 社
米、英、スウェーデン、
伊、ノルウェイ、日本、
独、加、スイス、ベル
ギー、フィンランド
微粒子,水素燃焼,
噴霧燃焼,予混合自着
火機関,燃焼炉
日中ワークショップ
「自動車原動機の清浄燃
料利用および燃焼と排気
の制御」 群馬大学と西安
交通大学及び関連研究者
を集合した研究会
熱流体分科会
中国・インド・韓国・台
湾等の研究者による講演
研究分担組織:各委員所属大学組織
群馬大学とその関連の既存組織及び新構想組織
1)
NPO 法人北関東産官学研究会(HiKaLo)
会長:根津紀久雄名誉教授
群馬地区技術交流研究会,
会長:久米原宏之教授
熱流体分科会,主査:小保方富夫教授
2) アジアクリーンエネルギーセンター構想
群馬大学工学部長:宝田恭之教授
主組織
連携組織
説明
⑤ アジアにおける自動
車用エンジンでの石油代
替燃料の利用促進の提案
③ アジア地域における
自動車用エンジンの利
用形態の現状と動向
④ アジア地域の道路と
運転条件に合わせた効
率的運転モードの提案
日本,台湾,中国,韓国,ベトナム,タイ,マレ
ーシア,インドネシア,フィリッピン,インドな
どを連携した組織であり,組織の目的は
1) 石油代替燃料の製造・輸送技術開発
2) 開発技術の普及と教育活動
3) 各国の排出ガスモニタリング
4) 各国の排出ガス規制の最適化
① アジア地域
における石油代
替燃料の需給の
現状と動向
各組織の活動概要
1) 燃焼改善と排出物低減研究日本委員会:JECC,Japan National Committee for IEA/CERT
Implementing Agreement on Energy Conservation and Emissions Reduction in Combustion.
申請母体であり、日本エネルギー学会内に設置されている。1983 年(昭和 58 年)に当時の
通産省の認可を得た国際研究協力団体であり、IEA に参加している。現在の組織は、名誉主
査:前田昌信(慶應義塾大学)、主査:小保方富夫(群馬大学)ほか研究者委員5名、企業委
員とオブザーバー9名で構成されており、次項の IEA 執行委員会(EC)と課題担当者会議(TLM)
には、毎年 3-4 名の委員を派遣している。
2) IEA(国際エネルギー機関)のエネルギー技術協力プログラムETC: Energy Technology
Collaboration Programme の一課題:「燃焼における省エネルギーと排出物低減」(Energy
Conservation and Emission Reduction in Combustion)
。1977 年に IEA に加入が認められた
プロジェクト研究班であり、米国、英国、スウェーデン、イタリア、ノルウェイ、日本、カ
ナダ、ドイツ、スイス、ベルギー、フィンランドの 11 カ国が参加しており、現在の議長はグ
ルダー(カナダ)である。タスクシアー方式により5分野、約 60 課題の共同研究を実施し、
課題担当者会議(TLM)を毎年開催して報告と評価を行っている。
3) IEA 燃焼研究戦略会議(IEA Combustion Strategy Group Meeting)。特定目的多国間共同研
究。数年の準備の後、2005 年から発足したもので、次の 5 課題を中心にして、各国から参加
を募集し、集中的に共同研究を行うものである。1. Particulates、2. Hydrogen Fueled
Internal Combustion Engines、3.Internal Combustion Engine (ICE) Sprays、4. Homogeneous
Charge Compression Ignition (HCCI)、5. Boilers and Furnaces。
4) 日本機械学会:RC213「レーザ計測と数値的診断法による能動的制御燃焼技術の国際協力研究
分科会」。主査:森吉泰生(千葉大学)ほか研究者委員 18 名、企業委員 23 名で構成されてお
り、2004 年から 2 年計画で実施中。1976 年に発足した P-SC 1: 内燃機関におけるレーザ計
測に関する調査研究分科会を継承し、1979 年に開始した RC-56: 燃焼に関するレーザ計測研
究分科会から継続する研究分科会であり、燃焼のレーザ計測とシミュレーション研究を統括
する日本の代表的研究組織であり、各研究班の代表が JECC に参加して一体で運営されている。
5) (NPO 法人)北関東産官学研究会専門部会群馬地区技術交流研究会熱流体分科会(主査:群
馬大学教授小保方富夫)
。1987 年(昭和 62 年)、群馬大学と地域の技術者・研究者の交流会
として発足し、2001 年より北関東産官学研究会傘下に合流し、活動を続けている。その分科
会の一つである熱流体分科会は、毎年内外の研究者を招待し、研究・報告会を実施している。
平成 17 年度第一回講演会は、平成17年5月23日(月)に群馬大学地域共同研究センター
で開催される。講師:アンナ大学助教授 ナガラジャン博士,
(機械工学科内燃機関部門長)。
講演題目:インドの自動車事情と技術開発動向(Automobile Scenario and Technological
developments in India)
。概要:インドの自動車事情と技術開発動向,自動車の国際共同生
産などの紹介。エタノール予混合自着火機関など、大学での研究内容の説明。その他、イン
ド工科大学(IIT)Babu 教授ら、SAE-India を中心としたインドの研究者との連携がある。
6) 「自動車原動機の清浄燃料利用および燃焼と排気の制御」に関する日中ワークショップが
2004 年に西安市で開催された。このワークショップは本調査研究の目的によく一致した内容
であり、日本学術振興会(JSPS)と中国国家自然科学基金(NSFC)の支援を得て3回目を実
施したものである。過去3回の日中ワークショップの参加者、中国エンジン研究者メールリ
ストなどの利用によるアンケート調査が可能であり、上海交通大学の黄震教授、西安交通大
学の黄佐華教授等に取りまとめをお願いする。なお、第1回は西安市で 1999 年に“Sino-Japan
Workshop on Combustion and Its Latest Measuring Techniques”、第 2 回は桐生市で 2001
年に“Japan-China Workshop on Combustion and Its Latest Measuring Techniques”とし
て開催された。