(別紙) 「平成27年度 加東市障害者支援地域協議会」 会議の経過 1 開 会 2 あいさつ 3 議 事 (1) 加東市障害者基本計画に係る進捗状況について 会 議 の 経 過 / 発 言 内 容 発言者 委員長 第一章について。委員の方から何かありますか。 委員 7ページの学校施設の整備。洋式トイレは常識かもしれませんが、便座には肌が直接触れま すし、子どもの使用が乱雑でかえって汚れることがあるのでは? 事務局 学校のトイレ全部を洋式ではなく、身体に障害をお持ちのお子さん用に、一部洋式をつくると いう意味と思います。 委員 そうですね。学校内のトイレを一部洋式化するということです。 委員 タイムケアについて。この4月から小学生を受け入れるんですか。 事務局 委員 受け入れ方向で準備中です。北はりまの小学生の人数は6名程度と聞いてますので、1∼2 名の利用を見込んでいます。 計画相談の利用者で小学生がおられますが、その方にも情報提供しているんですか。 事務局 3月号広報で周知を行います。 委員長 放課後等デイサービスは中学生利用もありますが、中学生と児童の区分けや振り分けなど、 そのあたりの関係性はどうなっていくのでしょうか。 委員 タイムケアについては、保護者の就労支援という面があります。放課後等デイサービスは、 保護者の就業条件はなく、より療育に力を入れた取り組みが実施されます。タイムケアでは 一時預かりということで、見分けができていくと考えています。 委員長 北はりまの送迎車は庁舎前しかとまらないとの話があったが、具体的にはどこにとまれない のか?アフタースクールはだめなんですか? 事務局 アフタースクール前にバスがとまると、そのままアフタースクールの利用ができますが、バス の乗降場所を1つ増やすことで送迎時間が長くなるため、特別支援学校からはこれ以上ス クールバスの降車場所を増やせないと聞いています。 委員長 アフターの場所は、今のバスルートからだいぶん外れたところにあるんですか。 事務局 社小学校隣が一番近いアフタースクールになります。 委員長 6ページのインクルーシブ教育システム構築モデル事業について。3年間のモデル事業が今 年度で終了となる。今モデル事業でやっている内容に関しては、28年度以降の見込みはどう なりそうですか。 委員 3年間、国の委託事業を実施をしました。当然こういったことを進めていくべきなので、3か年 間、継続的に取り組むということで、現在、同額レベルの予算確保に努めています。 委員長 委員 第二章について。委員から何か意見はありますか。 意見です。13ページ3番の職場定着、継続就労及び離職者に対する復職への支援で、現状 の実施状況の就業・生活支援センターとの連携ケースが25年度1件、26年度0件になってま す。市役所に相談に来られた方とか、福祉サービスを使われた方について、市の福祉に関す る計上と思います。記載の必要はありませんが、センターが加東市の支援をしてないというこ とではありません。加東市の登録者も何十人もおられます。 委員 12ページ、2番の雇用主、従業員等の理解啓発の人権教育課の合理的配慮のことです。合 理的配慮を正しく理解するステップが、支援者としても支援する対象者の方が就職へ向かう 過程でも大事なのでは・・・と思います。 雇用現場で配慮いただくことはいいと思いますが、一方で給料をもらって要求水準を満たす 働きをする義務はあると思います。 支援側としては、必要な配慮を本人が伝える、もしくは本人がうまく伝えられない場合は支援 者が意思表示をする手伝いをするようになります。 また、雇用側としては、給料を支払うにあたり、これぐらいはやってほしいということを、雇用 の入り口でしっかり確認する作業が必要だと思います。 これからますます「対象者はこういう人なんです」と説明をする必要があると就業センターとし ては感じています。 委員 16ページの最後に自主製品の販売で、市内でない事業所、まほろばの販売があります。市 内に限らず、市外の販売ということについて、何か特別な理由や意味がありますか。 事務局 委員 まほろばには、加東市の方が2名利用されているからです。 わかりました。 触法障害者の就労支援について、加東市の状況は? 事務局 触法の方については、クローバーからのケース紹介で何件か相談対応をしています。現在、 服役中で退所後の生活のことや保護者支援のことなど、サービスを使うかも含めて相談をし ています。 委員 もともと軽度の発達障害ゆえに犯罪に巻き込まれるとか、知識のない方に取り調べられると か、その子の特性で聞かれたら「うん」といってしまうとか、裁判官や家庭裁判所であるとか、 あらゆるケースがあると思います。結局そういうことで犯罪者になってしまうとことが起こって しまいます。 今、触法障害者が特に増えていると思うので、退所してからの支援は必要ですが、それより もそれ以前の支援が必要と感じています。 現在、市の相談員も受けていて、そういった相談も聞いています。 身近なところで加東市の 相談が増えていくと、やはり人ごとではないと感じます。それまでの対策が大事と思うんで す。 事務局 昨年12月、加東警察に行きまして、生活安全課長、他数名と面談し、知的障害や障害をお持 ちの方への犯罪時の取り調べ方法などについて、配慮をお願いしてきました。 また、毎年、加古川刑務所の協会に出席していますが、そちらでの理解や、出所してからの 協会関係・保護司など、その辺にも、理解いただきたいと依頼をしています。 加東警察にも手をつなぐ育成会の冊子を配付しました。 委員 事務局 委員 事務局 委員 県の育成会が作成したピンクの冊子ですね。 県の育成会が警察に行く際は福祉課職員と一緒に行くように…と勧められていたようです。 その冊子はうちの事業所内で配付したんですが、保護者の知識は意外となかったです。 警察はあの冊子を何冊か欲しいと言っていました。1冊しかないので。 できれば購入していただければ…。 地元の加東警察だけではなく、せめて市内駐在所全部に配ってほしいと話していましたが、 できなかったので。是非あれを活用していただきたいです。 事務局 冊子にはいろいろ詳しく書いてあって、わかりやすいと言われてました。 委員長 このあたりの意見は、次の策定する計画の趣旨の中には必要かなと感じます。 委員長 第三章について、何か意見はありますか。 委員 事務局 23ページ、医療体制の充実で、北はりまネットと絆ネットの状況なんですが。1年前と比べる と増えてるんですか、減ってるんですか。 昨年度に比べ連携患者が70から81に増加、うち疾病連携が17から20に増加しています。 委員長 確認ですが、21ページの5番。退院後の障害者生活支援センターや市相談員において、退 院後の生活支援は実施しているとありますが、これは相談はしているが、サービスには至っ てないということですか。 事務局 そうです。地域移行、地域定着は0件になるんですが、退院時の相談やサービス調整には対 応しています。 委員長 第四章について、何か意見はありますか。 委員長 27ページの3、一時的支援の充実で、医療処置は必要だか重身に該当しない…というのは、 身体や知的の障害がなく、医療的なもののみが必要な子どもということですか。 事務局 重身では、肢体1・2級、療育Aが関係します。例えば、療育手帳A判定でなくてB判定で、重 度心身障害に該当しないケースがあります。吸引や酸素吸入など医療が必要な方の短期入 所の利用が難しいです。 委員長 確かに要件が入ると難しいですが、実際、大丈夫なんでしょうか。 事務局 入院を検討したり、他の家族や協力者等で対応できないかを調整したり、その都度どんな条 件であれば受け入れができるか等の調整を図りながら対応しています。どの市町にも同じ課 題があるようです。 委員長 30ページの広報のところ。しおりを充実という話です。リーフレットやパンフレット作成のこと は、前から課題となっています。今後の方向性として、これはやる必要がある。ネットを使うと か。市のしおりはネットで公開していますよね。 事務局 障害者福祉のしおりは、ホームページで公示しています。以前からサービスマップの話を指 摘いただいています。市では、現在、作成はできてない状況ですが、北播磨地域の5市1町 の自立支援協議会で、圏域内の事業所を網羅した「北はりマップ」というものを作成していま す。マップについては、インターネット等では公開はしておらず、各市町、相談支援の事業 所、協力いただいた事業所に配付し、活用しています。 委員長 市内単独で事業所がないサービスも多いので、地域内の情報をまとめたものがあるといいの かなと思いました。サービスマップは、今後検討いただきたいと思います。 委員 33ページ、3番の日常生活用具給付。人工内耳用スピーチプロセッサ−がここに入っていま すが、補装具ではないですか。 事務局 人工内耳の最初の手術の埋め込みと、手術のときの外部装置は医療保険の対象となりま す。ただし、外部装置の更新については、治療対象にならず、補装具でもなく医療でもないと いうところです。外部装置は、1セット60万円、70万円と高額になりますので、一部助成という ことで、日常生活用具のほうで対応したということです。ちなみに、補聴器は補装具になりま す。 委員 わかりました。 32ページの意思疎通支援事業の要約筆記者2名のうち1名が私なんです。要約筆記は大変 高度な技術が要ります。現任研修をぜひとも実施していただきたい。 27年度は手話通訳登録者の現任研修と一緒に実施されましたが、実務ではなくて講義でし た。技術的な現任研修をしていただきたいです。 事務局 要約筆記者の登録は2名で、市内で要約筆記派遣チームが組めない状況です。 今年度の研修は実務ではなく知識研修となりましたが、来年度は実務研修を含め計画してい ます。手話と要約筆記が同時にできる研修で、講演会の現場に入ってもらうような研修を考 えています。 委員 事務局 現場実習みたいなものですね。 そうです。県から講師を呼ぶことも考えていますが、まだ未定となっています。研修内容につ いて要望があればお知らせください。 委員 先日の統一試験で、加東市から2名は合格すると思います。手書きとパソコンがありますが、 手書きから入った人はパソコン技術の習得が難しいです。今回、パソコンができる人で募集さ れたので、パソコンができる人が集まって試験を受けられ、先にパソコンで合格される。その 方たちは、手書きの試験も受けることはできますが、今年、兵庫県下には手書きの講習がな いんです。 加東市単体では無理と思いますが、そういう方にも絶対手書きは必要です。病院受診とかは 手書きをやるので。また考えていただきたいと思います。 委員長 第五章について意見はありますか。 委員長 41ページのGISとの連動とは何ですか? 事務局 地図情報のシステムになります。該当する方を地図情報に落とし込み、例えば浸水エリアと 重ね合わせることで避難の必要な方を抽出するということを考えています。 委員 独自システムを入れているということですね。 事務局 統合型GISといいまして、いろんな地図情報を持っています。情報を重ね合わせることで、い ろんな情報が一元管理できるようになっています。 委員長 次、第六章について意見はありますか。 委員 47ページの人権教育で、講師にエスペランサと書いてありますが、個人の名前なんですか。 事務局 エスペランサはグループの名前です。クローン病関係でグループ結成して、人権関係の講演 を行っています。ラテン語で夢、希望という意味です。 委員 事務局 委員 事務局 49ページ。障害手帳取得者に対して障害者福祉のしおり等で障害者団体を紹介するという のは、どういう団体を紹介されていますか。 身障協と育成会情報等を紹介しています。 おひさまうさきっずとかは?全国組織である等、何か条件がありますか。 おひさまうさきっずは手帳交付時には紹介していません。要望のあった団体を中心にしてい ます。 逆に相談で団体を教えてほしいという場合は、紹介しています。 委員 ニーズがないわけではなく、育成会に加入する理由はあるんです。 以前は何の制度もなく、親たちが組織をつくり育成会ができたという歴史があります。今、イ ンターネット情報があり、若いお母さんは自分で調べられるけど、つながりは欲しい。でも育 成会には魅力がないんです。 でんでん虫の会では、30年以上やってる任意団体があります。利用者や保護者、任意の職 員とかでいろいろと活動しています。人数は40人近くあり、育成会行事の何倍にもなっていま す。社会参加やレクリエーション活動をしており、皆、楽しんでいますので、そういう団体があ ることを、知っていただけたらと思います。 知的障害者関係の団体活動が育成会だけではないということを紹介させていただいて、何か あればのぞきに来ていただければと思います。 委員 51ページ1番、ボランティアコーディネーター確保です。いろんな種類がありますが、質の確 保に対して、年に1回でもよいのでボランティア研修を行ってほしいと思います。利用者ニー ズに対してボランティア活動をするにはどうすればよいかという研修を年1回でも実施すれ ば、ボランティアの目標が定まる思うんですが。 事務局 市がボランティアの研修を持つということですか。 委員 障害者支援のためのボランティア養成をするのであれば、その後のフォローという形で、何か 後々支援を続けていけるような形を行政に考えてほしいという意味だと思います。 委員 研修ですが、ボランティアというだけではなくて。 実際に「ボランティアしてる人はわかってる…」ということが疑問視されていますので。 委員 いろんなボランティアがあって、今そういう声があるということです。 特に障害者関係でいうと手話や要約筆記であったり、取り組みにをしていかなければ…とは 思っていますが、市のほうにも支援してほしいというような話だと思います。 委員長 今の関連ですけが、ボランティア養成で、全体に対しての統一的な研修の場があればとい う、そういう話と理解してよろしいんですか。それぞれの団体に対して個別に何か教えたい等 の研修を行うというのはあまり現実的ではないと思うので。登録団体に対して全体を通じて何 かそういった研修を…という意味ですね。 委員 研修か研鑽かどちらかですね。 委員長 最後に、何か全体を通して意見はありませんか。 委員長 5ページ、サポートファイル。サポートファイルを活用されてるのは耳にします。たくさんの作 成者がいることはわかるんですが、このままの調子で作成して大丈夫なのかと気になるとこ ろです。数が増えると追いつかないこともあり得るかなと思いますので。 事務局 健康課保健師には、同時期に30人以上の作成を依頼しているので業務に影響が出ていま す。必要な情報の見直しや様式変更で、サポートファイルを継続できる形を考えないといけな いと思っています。 サポートファイルに関する学校巡回では、実際に先生方が参考にしている内容が、小さい頃 の情報よりも最新情報であったことから、市で使用している経過記録やエピソード記録を活用 して必要な内容をセレクトし、記入するようにしたいと思います。 委員長 その他、意見がなければこれで審議を終わります。 4 その他 (1)今後の予定 事務局 5 閉 会 障害者支援地域協議会業務に、来年度より策定を開始する障害者基本計画の策定委員会 業務を入れることで一本化を図ることについて説明。
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