会議の経過(PDF:81.4KB)

(別紙)
「平成27年度 加東市障害者支援地域協議会」 会議の経過
1 開 会
2 あいさつ
3 議 事
(1) 平成27年度手帳所持の状況等について
会 議 の 経 過 / 発 言 内 容
発言者
委員長
委員
今の説明について、委員の方から何かありますか。
ないです。
(2)平成27年度障害福祉サービス等の利用状況について
会 議 の 経 過 / 発 言 内 容
発言者
委員長
ご意見、ご質問はありますか。
委員
P2、(4)就労の状況で就労系のアセスメントの話が出ました。北播磨自立支援協議会、就労
支援部会の報告をします。
1つは、就労系のアセスメント。B型事業利用時に、今年度から就労移行支援事業所で評価
をするという形になっています。加東市には就労移行支援事業所がなく、今年度は、北はり
ま特別支援学校高等部の人数が多く大変だったが、加西市・小野市の就労移行支援事業所
に受けてもらっています。小野起生園では当初10名の受入れ予定が、結局19名になり、本来
すべきジョブコーチが支援できず、地域の就労支援事業に影響が出ています。各市町が地
域での就労アセスメント体制を考えるべきだと思います。例えば、他市の就労移行支援事業
所が「加東市の利用者は受け入れられません」となった場合、市はどうするのかを、事務局
に聞いてみたいです。
事務局
今年度から、高等部卒業後に直接B型を利用するにはアセスメントが必要で、就労経験のな
い方も同じ状況です。今年は北はりま特別支援学校高等部3年生が非常に多い年であった
ため小野市・加西市の事業所には大変お世話になりましたが、来年度以降は人数的には半
減に近い状態になります。また、アセスメント実施初年度で、各事業所、特別支援学校も、手
間をとっていただいた部分があると思うんですが、次年度以降ある程度落ちつくのではない
かと考えています。
ただし、北はりま特別支援学校に進学する方が増えていますので、将来的にはアセスメント
希望が増えていくと予測はしています。就労移行支援事業所が市内にできればよいのです
が、難しいと思いますので、来年度以降も引き続き近隣市の事業所の協力を得ながら、アセ
スメントを進めたいと思います。
委員
対策には、3つの方法があると思います。
まず、市内に就労移行支援施設ができる。もう一つは、現状の就労移行支援事業所、例え
ば、三木市にある就労移行支援を使う。もう一つは、西脇市の新規就労移行支援事業所を
利用する。ただ、西脇市の事業所は就職者が出ていないので、評価ができるかがわかりま
せんが。
これらを含めて各市町で主体的にどうするかを考えていただくよう、協議会から市町に投げ
かけることになるので、今のうちから意識して取り組まれたほうがいいと思いお伝えしました。
委員
教えていただきたいんですが…。
就労移行支援事業所でアセスメントの実習をされた場所はどこですか。
事務局
就労移行支援事業所で全てアセスメントされた分と、市内のB型事業所を評価の場所として
実施されたと分があります。
委員
でんでん虫の家(就労継続B型事業)も今年は大変ということで協力しましたが、これでいい
のかなっていうことはありました。
実際、就B事業所が実習という形で受け入れ、そこへ就労移行支援事業所の指導員が来ら
れてアセスメントされたが、全部ではなく、直接、就労移行に行かれて、そこでアセスメントさ
れたところもあるんでしょうか。
委員
就労移行支援事業所がない地域があるので、協議会で回避策を作らないといけない。そうで
ないと総合リハビリテーションセンターにアセスメントに行くことになり大変になります。協議会
で就労移行支援事業所で本来やるべきものをB型事業所とかけ合わせてつくったという形に
なります。各市町でも実施していることを主体的に考えていく必要があると思うので、圏域が
そういう動向になっているという話です。
委員
法律が変わった当初から、就労継続支援事業(B型事業所)は、一般就労が無理な方という
前提があるにもかかわらず、卒業してそのまま利用という、特例か猶予かが何年も続いてい
ました。事業所としてはどうなるのか、いよいよだめだという、何かそういう状態で…。
逆に親にすれば、建前はそうでも、うちの子をどこが引き受けてくれるのか、そこの不安が一
番大きいです。法律の趣旨はわかりますが、形だけが先行して、事業所側の立場からも、親
の立場からも、現実が見えてない人が法律をつくっているのかなと感じます。
委員
全くおっしゃるとおりです。国の担当官と直接やりとりしているですが、確かに矛盾してること
がいっぱいあります。
委員
法律が成立してからかなりたつのに、今頃こんなことなのかという…、事業所と親と両方の立
場から思うんです。
委員長
委員
加東市は、整備が十分に進まないものがあるわけですが、なんとかできませんか。
利用者が多く出て、やらないと仕方ないぐらいになれば…。人数がどうにかなるかならないか
の際どいところなので、整備がすすまないのだと思います。
委員長
ご意見、ありがとうございます。ちょっと難しい現状ということですね。
他に意見はありますか。
委員長
3ページ相談支援で、計画相談支援が大きく伸びてきてます。以前は相談支援は県内でワー
ストだった時期があったが、今回増えたのは事業所が増えてきたということがあるのでしょう
か。このあたりの動向というか、児童を含めての動向を教えてください。
事務局
計画相談支援動向です。市内に事業所が増えたこともあり、順調に増えています。27年4月
以降、計画相談支援がない場合は支給決定できないので、事業所を探し、新規・更新の方、
それぞれに計画相談を入れています。
市内にあるでんでん虫の会が事業所を立ち上げていただき、非常に感謝しています。また、
市外事業所で、加東市を対象エリアとした事業所も1か所ありましたので、民間事業所の力で
件数的には伸びてきている状況です。
児童の計画相談についても、わかあゆ園で相談支援事業所を立ち上げされ、わかあゆ園利
用の方に加え、なゆた利用の方も計画相談を受けていただいてるので、件数的には伸びて
きてる状況です。
80%ぐらいの方には計画がついています。あと2割の方については、更新時には必ずつけて
いく予定で、100%作成を目指しています。
委員
計画相談ですが、親以外、家族以外が子ども達の人生を考えてくれるシステムができたな
と、本当にありがたいと思います。一昔前では、親が丸抱えで養護学校入学前は就学猶予と
就学免除とかいろいろあり、ずっと家の中で、外にも出せず、そんな時代がつい最近まであっ
たわけです。今は教育の権利も保障され、今度は計画相談。親が走り回らなくても制度として
できたというのは本当にありがたいことです。
ただ、計画相談は障害福祉サービスを使ってる人に限ります。制度的には一遍には無理だと
思いますが、世の中には、障害のある方が社会の中でつながらないままとか、親が高齢で一
緒に考えてくれる公的なところが必要とか…そういう人たちにも光が届くことが必要と思いま
すので、よろしくお願いします。
委員
計画相談について、先日県の研修会があり、高齢障害者に対するケアマネジメントという内
容でした。今、手帳所持者の年齢層も高齢者の方が増えてるような現状があるようですが、
高齢の障害者が介護保険に移行されるタイミングとか、高齢者のケアマネや事業所と連携と
れるようなタイミングを、市で時間をとっていただくことはできないのかと思いまして。うちの事
業所では、高齢障害者の計画はやっていないのですが、この先高齢者の方が増えていくと思
いますので、検討いただけたらと思います。
事務局
障害福祉サービスを利用している方が65歳に到達する場合、基本的には介護保険が優先と
なりますので、介護保険制度に移行していただくことになります。当然、ケアマネがつきます
ので、計画相談の事業所の相談員と調整が必要になると思っています。個別対応で、一人
一人、65歳到達前から調整をさせていただきたいと思います。
委員
事務局
先程、訪問入浴利用者で、お一方はたしか介護保険に移行されたと説明されましたね。
はい。この方は、65歳ではなく40歳になられたので移行されたケースです。
委員
当面の間は予測は立つので、人数が増えるようであればまた考えるかもしれないけれど、個
別対応ということですね。
委員長
市内に放課後等デイサービスができないので、学校関係者からすれば、非常に気になるです
が。事業所が事業をしたいという要望も上がってこない環境もあるかと思いますが、このあた
りの動向や状況で報告できることはありますか。
事務局
放課後等デイサービスは、3人の方が市外事業所を利用されています。三田市と小野市の
事業所です。
一番の問題は、小学校入学後の支援がなくなってしまうことで、何とか放課後等デイサービ
ス事業を実施する事業所があればと思っています。まだ正式ではないが、1法人が市内で児
童発達支援からにはなりますが、事業所展開をしたいと考えておられます。現在場所を探し
ていると聞いています。
委員長
他に意見はありませんか。
委員
事務局
委員
成年後見センターが、今後、絶対必要になってくると思います。現在、育成会は会員が激減し
風前のともしびという状況です。全国手をつなぐ育成会も社会福祉法人を返業してしまいまし
た。知的障害者については、親が頑張って今の福祉制度をつくってきた経緯があるのです
が、世の中が変わり制度が整うと、皮肉なことに親の活動が衰退しています。子どもが持って
る問題は解決はしてないし、親が頑張るべきところもあるんですが、今はほとんどお母さんが
働いていて、活動を呼びかけても無理。土日はほかの兄弟の活動があるので無理。結局、
親の活動が私たち世代の次にあるかなという感じです。
また、子どももだんだんと高齢になり、担ってくれるのは兄弟になってきます。兄弟が親のか
わりに後見となり、保護者の役割をしてくれる家庭もあるでしょうが、これからは成年後見制
度を使うようになると思います。だから市に成年後見センターが必要になると思っています。
成年後見は障害者だけではなく、高齢者の任意後見制度もありますので、日本の制度の中
では重要と思っていて、親もそこを見届けないと活動が終わらないと思っています。大変なこ
とではありますが、子どもは一人の人格を持った人間ですので、社会全体でみんなの問題と
してして対応していけばいいなと思ってますので、またご検討よろしくお願いします。
今、県下でセンター持ってる市はどれぐらいありますか。
北播磨圏域では、成年後見センターをもっている市町はありません。
認知症で高齢者の成年後見関係はどうなっていますか。
事務局
成年後見になる親族がいない方については、包括支援センターで対応しています。それと同
じで、障害の方も利用する場合があるのですが、今のところ利用がない状況です。成年後見
については、国も法人後見ということで、法人で成年後見ができることになっています。成年
後見を受けていただける法人を探す形になっており、国は社会福祉協議会を想定してると聞
いています。成年後見については、今後の課題ということで、市も認識はしています。
委員長
その他意見はありませんか。
意見がないようなので、議事を終了します。
4 その他
(1)今後の予定
事務局
5 閉 会
第2回協議会の日程調整をお願いします。