スペイン特許商標庁

ES
PCT出願人の手引-国内段階-国内編-ES
1頁
スペイン特許商標庁
(指定官庁又は選択官庁)
目
次
国内段階-概要
国内段階の手続
附 属 書
手 数 料
……………………………………………………………………………… 附属書 ES.Ⅰ
委 任 状
……………………………………………………………………………… 附属書 ES.Ⅱ
譲渡証書
……………………………………………………………………………… 附属書 ES.Ⅲ
略語のリスト
国内官庁:
スペイン特許商標庁
SPL:
スペイン特許法
SRD:
王令2245/1986,441/1994及び1123/1995
STL:
2001年12月7日スペイン商標法,2002年7月31日施行
(2015年3月26日)
PCT出願人の手引-国内段階-国内編-ES
指定官庁
ES
3頁
スペイン特許商標庁
概
要
ES
国内段階に入るための要件の概要
国内段階に入るための期間
PCT第22条(1)に基づく期間
:優先日から30箇月
PCT第39条(1)(a)に基づく期間:優先日から30箇月
要求される国際出願の翻訳文の言語1
スペイン語
要求される翻訳文1
PCT第22条に基づく場合:明細書・請求の範囲(補正され
た場合には,最初に提出したもの・補正されたものの双方,及
びPCT第19条に基づく説明書)・図面の中の説明・要約書
PCT第39条(1)に基づく場合:明細書・請求の範囲・図面の
中の説明・要約書(それらのいずれかが補正された場合には,
最初に提出したもの・国際予備審査報告の附属書により補正さ
れたものの双方)
国際出願の写しを要求されるか?
されない
国内手数料
通貨:ユーロ(EUR)
オンライン
特許及び実用新案
出願手数料
EUR
63.68
紙形式
74.92
国内手数料の免除,割引又は払戻し
な
し
国内官庁の特別の要件
(PCT規則51の2)2
国際出願の願書に記載されていない場合には,発明者の氏名3
出願人が異なる場合には,優先権の譲渡証書3
国際出願日後に出願人が変更された場合には,国際出願の譲渡
証書
出願人がスペイン又は欧州連合の他の加盟国に居住していない
場合には,代理人の選任
誰が代理人として行為できるか?
国内官庁に備え付けのリストに氏名が掲載されている弁理士
国内官庁は優先権の回復請求を認めるか
(PCT規則49の3.2)?
認める。国内官庁は当該請求に「相当な注意」の基準を適用す
る。
1 優先日から30箇月以内に提出する。期間内に提出しない場合,国内官庁は通知の日から2箇月以内に要件
を満たすよう出願人に求める。
2 PCT第22条又は第39条(1)に基づく期間内に満たされない場合,国内官庁は通知に定められた期間内
に要件を満たすよう出願人に求める。
3 対応する申立てがPCT規則4.17に基づき行われていれば,この要件を満たすことができる。
(2015年1月8日)
ES
PCT出願人の手引-国内段階-国内編-ES
5頁
国内段階の手続
ES. 01
翻訳文(補充)
国際出願の翻訳文の誤りは,出願時の国際出願の本文を基準として補充することができる
(国内段階6.002及び6.003項を参照)。
SRD Art.
31(2)
81
SPL Art.
155
ES. 02
手数料(支払方法)
概要及び本章に表示する手数料の支払方法は附属書ES.Ⅰに概説されている。
ES. 03
代理人の選任
出願人がスペイン又は欧州連合の加盟国に居住していない場合には,委任状を提出して代
理人を選任しなければならない。ただし,出願時の願書に表示されていなかった代理人が選
任された又は書類を提出した時点で,その代理人が行動する資格に関して合理的な疑義があ
る場合を除き,別個の委任状又は包括委任状の写しの提出は要求されない。見本は附属書ES.
Ⅱに示されている。
SPL Art.
161
SRD Art.
77
ES. 04
年
金
特許付与後,特許権の効力を維持するためには年金を支払わなければならない。産業財産
権公報(Industrial Property Bulletin)に特許付与の旨を公告した後3箇月以内に,国際
出願日から3年目及び特許付与の時点で経過しているその後の各年について支払わなければ
ならない。その次に続く年金については支払期日前3箇月以内,すなわち国際出願日の各年
の対応日が属する月の3箇月前までに支払わなければならない。期日後1箇月以内,又は期
日後3箇月以内であれば25%の割増料と共に,若しくは期日後6箇月内であれば50%の割増
料と共に支払うことができる。前記6箇月が経過した場合であっても,次の年金の期日前に
第20年目の年金を支払うことにより,特許権の効力を維持することができる。年金の額は,
附属書ES.Ⅰに示されている。
SRD Art.
4.1(d)
21(2)
ES. 05
譲渡証
国際出願の出願人と異なる出願人が出願した先の出願の優先権を出願人が主張する場合に
は,譲渡証(1件又は複数件)を提出しなければならない。詳細については,附属書ES.Ⅲ中
の譲渡証の見本(公式の様式ではない)を参照されたい。認証は要求されない。期間につい
ては概要参照。出願人が発明者でない場合には,発明者を表示し,出願人が特許に関する権
利を取得した方法を示せば十分である。
ES. 06
出願の補正
SPL Art.
41
PCT Art.
28
出願人は法律の規定により特許が付与されるまで,出願の主題の範囲を拡張しなければ,
41
国際出願を補正又は訂正することができる。補正を請求する場合は,附属書ES.Ⅰに示す修正
手数料を支払わなければならない。
SPL Art.
47
ES. 07
PCT第25条の規定に基づく検査
48
関係手続は国内段階6.018から6.021項に概説されている。PCT第25条の規定に基づく検
PCT Art.
25
査に関し,国内官庁が受理官庁若しくは国際事務局の過失を否定する場合には,その決定を
PCT Rule
51
工業所有権公報に公告した日から1箇月以内に,当該決定に対して審判を請求することがで
きる。前記1箇月の期間内に,審判手数料を支払わなければならない(額は附属書ES.Ⅰを参
照)。国内官庁が前記決定を維持した場合には,管轄裁判所に行政訴訟を提起することができ
る。
(2015年3月26日)
ES
PCT出願人の手引-国内段階-国内編-ES
6頁
SPL Art.
47
48
ES. 08
期間を遵守しなかったことによる遅滞についての許容
出願人が,国際段階における又は国内官庁に対する期間を遵守することができなかった場
117
合,権利の回復を請求することができる。回復の請求は国内官庁に書面で行い,遵守されな
STL Art.
25
かった手続を完了させなければならない。請求書には請求の根拠となる理由を記載し,関係
PCT Art.
24(2)
する事実を述べなければならない。国内官庁が権利の回復を拒否した場合,国内官庁の最終
48(2)
決定を産業財産権公報に公告した後1箇月以内に行政訴訟を提起することができる。ただ
STL 4th Additional
し,一部の事項については権利の回復の対象外となる。期間の経過前に期間延長を請求した
Provision
場合,国内官庁はその期間の半分まで延長できる。土曜日が期限となる手続は,土曜日の後
の最初の業務日までに行えば,期間を遵守したものとみなされる。
ES. 09
実用新案
SPL Art.
147(2)
PCT Art.
4(3), 43
PCT Rule
49bis.1(a),(b)
場合,出願人は第22条又は第39条で規定する行為をする時点で,国内官庁にその旨を表示す
76.5
る。
SRD Art.
41
ES. 10
国内段階の要件については基本的に特許の場合と同じである。
PCT Art.
7(2)(ii)
ES. 11
国際出願に図面が含まれていない場合,出願人はPCT第22条又は第39条(1)の規定
PCT Rule
7.2
に基づいて適用される期間内に図面を提出しなければならない。出願人が前記期間内に図面
出願人がスペインにおいて,国際出願に基づき,特許に代えて実用新案の取得を希望する
を提出しない場合,国内官庁は出願人に対し,通知に定めた期間内に図面を提出するよう求
める。国際出願を実用新案出願に変更する場合には(次項参照),変更請求に伴い図面を提出
しなければならない。
SPL Art.
42
SRD Art.
35(1)
ES. 12
出願変更
特許についての国際出願は,出願人が,概要に示す特許出願についての国内段階移行の要
件を満たした後に,実用新案出願に変更することができる。変更する場合には,附属書ES.Ⅰ
に示された変更手数料を支払わなければならない。また,調査報告に関し出願人が意見書を
提出するため指定された期間の満了前であれば,変更を請求することができる。出願が実体
審査手続中の場合には,国内官庁からの異論又は拒絶理由に応答するために出願人に与えら
れた期間内に変更請求することができる。
SRD Art.
42
ES. 13
実用新案についての国際出願は,出願人が,概要に示す実用新案出願についての国
内段階移行の要件を満たした後に,特許出願に変更することができる。変更する場合には,
附属書ES.Ⅰに示された変更手数料を支払わなければならない。また,変更は実用新案が付与
されるまで請求することができる。
(2015年3月26日)
ES
PCT出願人の手引-国内段階-国内編-ES
手
数
附属書ES.Ⅰ
料
(通貨:ユーロ)
特許及び実用新案の国内手数料
オンライン
紙形式
-出願手数料 …………………………………………………………………………………
63.68
74.92
変更手数料 ……………………………………………………………………………………
8.84
10.40
補正手数料 ……………………………………………………………………………………
19.91
23.42
先行技術報告書請求1 …………………………………………………………………………
587.78
691.50
審査請求2 ………………………………………………………………………………………
344.62
393.67
付与手数料 ……………………………………………………………………………………
年
26.46
金:
-国際出願日から起算して第3年分 ……………………………………………………
18.66
-国際出願日から起算して第4年分 ……………………………………………………
23.29
-国際出願日から起算して第5年分 ……………………………………………………
44.55
-国際出願日から起算して第6年分 ……………………………………………………
65.75
-国際出願日から起算して第7年分 ……………………………………………………
108.54
-国際出願日から起算して第8年分 ……………………………………………………
135.12
-国際出願日から起算して第9年分 ……………………………………………………
169.56
-国際出願日から起算して第10年分 ……………………………………………………
218.22
-国際出願日から起算して第11年分 ……………………………………………………
273.53
-国際出願日から起算して第12年分 ……………………………………………………
321.16
-国際出願日から起算して第13年分 ……………………………………………………
368.70
-国際出願日から起算して第14年分 ……………………………………………………
416.69
-国際出願日から起算して第15年分 ……………………………………………………
445.00
-国際出願日から起算して第16年分 ……………………………………………………
463.44
-国際出願日から起算して第17年分から第20年分,各年 ……………………………
494.90
審判手数料 ……………………………………………………………………………………
75.62
88.97
手数料の支払方法
手数料の支払は現金でユーロ建により行わなければならない。すべての支払には出願番号(判明していれば国内
番号,国内番号が不明であれば国際出願番号),出願人の氏名及び支払手数料の種類を表示しなければならない。
手数料は電子手段で支払うこともできる。詳細については https://sede.oepm.gob.es/eSede/es/index.html を
参照されたい。
1 国内官庁が国際調査報告から利益を受ける場合,この手数料は先の調査から国内官庁が受ける利益の程度に応じ
て払戻し又は減額となる。SPL第33.5条。詳細は次を参照。
www.opem.es/comun/documentos_relacionados/Noticias/2012/2012_12_19_InstruccionArt.33_y_39_LPE.pdf
2 国内官庁が国際調査報告から利益を受ける場合,この手数料は先の調査から国内官庁が受ける利益の程度に応じ
て払戻し又は減額となる。SPL第39.3条。詳細は次を参照。
www.opem.es/comun/documentos_relacionados/Noticias/2012/2012_12_19_InstruccionArt.33_y_39_LPE.pdf
(2015年1月8日)
ES
PCT出願人の手引-国内段階-国内編-ES
附属書ES.Ⅱ
(1995年1月)
ES
附属書ES.Ⅲ
(1995年1月)
PCT出願人の手引-国内段階-国内編-ES