給食だより12月号

給食だより
平成26年12月 松ヶ本保育園
寒い冬の期間がやってきましたが、子ども達は元気に散歩に行ったり、園庭をかけまわっ
たりしています。空気が乾燥し、寒さも一段と厳しくなるので、風邪やインフルエンザが流行
しやすくなります。身体を温める冬野菜や、ビタミンA・Cが豊富な緑黄色野菜を摂り、感染
への抵抗力や免疫力を強めましょう!
寒さに負けない栄養素の役割!
寒くなると体調を崩しやすく、風邪などをひきやすくなります。寒さに負けな
い丈夫な体をつくるためには、栄養素の役割を知り、毎日バランスのよい
食事をするように心がけることが大切です。
【体力をつける】
たんぱく質
寒さで消耗した体力を
回復させます。また体
の抵抗力をつけ、スタ
ミナのもとにもなります。
【多く含む食品】
肉、魚、卵、大豆・大豆
製品
【抵抗力をつける】
ビタミンA
皮膚やのどの粘膜を
丈夫にし、鼻やのどか
らのウイルスや病原
菌の侵入を防ぎます。
【多く含む食品】
緑黄色野菜など
ビタミンC
寒さや風邪などに対する
抵抗力を高めてくれます。
ビタミンCは、体内に蓄え
ておくことができないの
で毎日摂ることが大切で
す。
【多く含む食品】
淡色野菜、芋類、果物など
大みそかと年越しそば
毎月の末日を「晦日(みそか)」といい、年の最
後である12月の末日は一年の最終日というこ
とで「大晦日(おおみそか)」といいます。この日
には「年越しそば」を食べる習慣があります。な
ぜ、大晦日に年越しそばをたべるようになった
かというと、「そばのように細く長く生きられます
ように」「切れやすいそばの様に、今年大変だっ
たことや嫌なことをきっぱり断ち切って、新しい
よい年にしよう」という願いが込められているそ
うです。一年を締めくくる食事として行く年を思
い起こしながら家族そろって食べる年越しそば。
くる新しい年が皆様にとってよい年になります
ように。
【体を温める】
炭水化物
外の寒さに体温を奪われてしまわな
いよう、熱をつくり体を温めます。
【多く含む食品】
ご飯(米)、パン・麺類(小麦粉)、芋
類など
脂質
炭水化物と同様、熱をつくり、体を温
めます。摂り過ぎは、生活習慣病の原
因にもなるので、注意が必要です。
【多く含む食品】
油、バターなど
保育園では26日に「年越しそば」な
らぬ「年越しにゅうめん」を食べて保
育園生活での1年を締めくくり、また
元気な笑顔で新年皆に会えるのを楽
しみにしています!
冬至
冬至とは一年中で、昼が一番短く、夜が一番長い日のことです。
今年は12月22日になります。冬至にはかぼちゃを食べて柚子
湯に入る習慣があります。
冬至にゆず湯に入るのは「冬至」を「湯治(お湯に
入って病を治すこと)」とかけ、ゆずで「融通よくいき
ましょう」という意味があったそうです。また、強い
香りには昔から邪気を払う力があると考えられて
いたことから、無病息災を願って柚子湯に入るよう
になりました。果皮に含まれるクエン酸やビタミンC
により、ひび・あかぎれを改善したり、皮の芳香油
が湯冷めを防ぐとされています。
かぼちゃの旬は夏ですが、長期保存がきく
ことから、緑黄色野菜の少ない冬にカロテン
などのビタミン類を多く含むかぼちゃを食べ、
風邪などにかからないよう抵抗力をつけよう
とした先人の知恵です。無病息災を願って
食べられます。
給食室より
食器を大切に!
和食には様々な色や形、素材から作られた
食器が使われますが、子どもには色々な食
器に触れる機会を与えてあげたいものです。
保育園では強化磁器を使用しています。強
化磁器とはいえ、乱暴に扱えば割れること
があります。 「食器は落とすと割れる」 とい
うことを理解し、 「物を大切にする心」を育
てたいと思います。