35 財団法人兵庫県健康財団 健康指導部 管理栄養士 長谷川 幸代 今月のテーマ 紫外線対策には”食べる“も大切 陽射しが日増しに強くなっています。紫外線対策していますか? 太陽の光に含まれる紫外線は年中、私たちの身体に降り注いでいますが、その量は季節によって変 動し、5月~8月が最も多いと言われます。日中の強い陽射しの中だけでなく、毎日の通勤や家事で のわずかな時間でも紫外線を浴びることで、日焼けやシミ、シワ、皮膚の乾燥など肌トラブルを起こし、 また、大量に浴びることで皮膚がんの要因になるとも言われます。 紫外線対策として化粧品や帽子、日傘、服装などでガードすることも大切ですが、食べることからも紫 外線対策を心がけましょう。 紫外線に負けない肌づくりのために、「抗酸化ビタミンを摂りましょう」 抗酸化ビタミンとは、ビタミンA ・C ・Eのことを言います。 紫外線には皮膚細胞の活性酸素を増やす作用があり、この活性酸素が肌トラブル、肌老化を促進さ せると言われます。抗酸化ビタミンには活性酸素の働きを抑える効果があり、単独での摂取よりも組み 合わせることでより高い効果が期待できます。 ビタミンC 菜の花、赤ピーマン、柿、 オレンジなど野菜や果物 ビタミンE サーモン、うなぎ、植物 油、アーモンドなど β‐カロテン(ビタミンA) モロヘイヤ、にんじん、かぼ ちゃなど緑黄色野菜 ビタミンCは、一度にたくさん摂っても排出されてしまうので、こまめの摂取が大切です。 レシピ ガスパチョ ◆材料(2人分) 栄養価(1人分)エネルギー85kcal 材料 分量 材料 分量 トマト 300g(中2個) 玉ネギ 25g(1/8個) きゅうり 50g(1/2本) 赤パプリカ 50g(1/2個) にんにく 1」/2かけ オリーブ油 大さじ1/2 レモン汁 大さじ1/2 塩 お好みで アーモンド 2粒 ◆作り方 ①野菜類は全てざく切りにして、調味料と一緒にミキサーにかける ②冷蔵庫もしくは冷凍庫でよく冷やす ③すりおろしたアーモンドをのせて、できあがり。 お好みでタバスコを入れると、 風味が変わり、ピリ辛味で楽し めます。また、野菜の青臭さが 苦手な場合は、一晩冷蔵庫に おいたり、パイナップルやトマト ケチャップを少量入れたりする と食べやすくなります。 [国保ひょうご2010 7月号掲載]
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