教養ゼミナール - 聖心女子大学

聖心女子大学キリスト教文化研究所 教養ゼミナール 2013 年度 開講講座一覧 【通年】
⽉月 10:40-‐‑‒12:10 世界の聖地紀⾏行行(巡礼⽂文明論論) 1301 9,000 円 麗麗澤⼤大学客員教授 吉澤 五郎郎 通年年 12 回: 4/8, 4/22, 5/13, 5/27, 6/10, 6/24, 7/8, 10/7, 10/21, 11/11, 11/25, 12/9 ⼈人びとはなぜ「聖地」に魅せられるのでしょうか。 キリスト教三⼤大聖地のイェルサレム、ローマ、コンポステーラをはじめ広く世界の聖地・聖域を巡りな
がら、「聖なるもの」を結ぶ通底価値と⼈人類共⽣生の調べを鑑賞します。
使⽤用テクスト: 吉澤五郎郎『旅の⽐比較⽂文明学―地中海巡礼の⾵風光』(世界思想社)他 ⽉月 13:30-‐‑‒15:00 キリスト教典礼と⾳音楽 1302 5,000 円 国際基督教⼤大学名誉教授 ⾦金金澤 正剛 通年年 6 回: 4/15, 5/20, 6/17, 10/21, 11/18, 12/16 キリスト教、それも特にカトリック教会で⾏行行われる礼拝の中で、⾳音楽がどのような役割を持っているか
を、具体例例を挙げながら⾒見見ていきたいと思います。 まずはカトリックのミサ典礼と聖務⽇日課の中の⾳音楽をとり上げますが、東⽅方正教会やプロテスタント教
会における⾳音楽も、時間が許す限り調べていきたいと思います。
使⽤用テクスト: 特にありません。毎回配付資料料を⽤用意します。 ⽕火 10:40-‐‑‒12:10 英詩講読 1303 9,000 円 本学名誉教授 道家 弘⼀一郎郎 通年年 12 回: 4/9, 4/23, 5/14, 5/28, 6/11, 6/25, 10/8, 10/22, 11/12, 11/26, 12/10, 1/14 ミルトンは、キリスト教の真理理を、詩が達し得る最⾼高の美しさで表現した詩⼈人です。 今年年はその代表作の⼀一つ、『闘⼠士サムソン』を読みます。
使⽤用テクスト: 参考書、研究社版 SAMSON
AGONISTES(教室で配付) ⽕火 13:30-‐‑‒15:00 ヨハネ福⾳音書を読む 1304 9,000 円 元本学教授 ⽥田邊 菫 通年年 12 回: 4/9, 4/16, 5/14, 5/21, 6/4, 6/18, 10/1, 10/15, 11/5, 11/19, 12/3, 12/17 ヨハネ福⾳音書を少しずつ読み、語句句の説明や多少の解説の後、参加者の感想、分かったこと、分からな
いことなどを分かち合ってお互いに理理解を助け合い、現実の体験の中に福⾳音書を浸透させることを狙い
としています。 使⽤用テクスト: 『ヨハネ福⾳音書』(翻訳はどれでもかまいません) ⽕火 15:10-‐‑‒16:40 希望の本棚 こころをやしない、あたまをやわらかくする 6 冊の本 1305 5,000 円 コーディネーター:本学哲学科教授 冨原 眞⼸弓 通年年 6 回: 5/21, 6/25, 7/16, 10/15, 11/19, 12/17 様々な分野の本学の教員が⼀一⼈人⼀一冊の本をとりあげ、受講者の皆さんと読書のたのしみを分かち合いた
いと思います。受講者には、各講師が選んだ 1 冊の本を、あらかじめじっくり読み、講義に臨臨んでいた
だくことをお願いします。さらに当⽇日の講義を聴き、受講者どうしで互いの発⾒見見を分かちあい、また読
みなおし、あらためてその魅⼒力力を味わっていただきたいと思っています。 使⽤用テクスト: 1.『トーベ・ヤンソン短篇集 ⿊黒と⽩白』冨原眞⼸弓訳、ちくま⽂文庫 2. サン=テグジュペリ『星の王⼦子さま』池澤夏樹訳、集英社⽂文庫 3.宮沢賢治全集7 銀河鉄道の夜』ちくま⽂文庫 4.こうの史代『ぼおるぺん 古事記(⼀一)天の巻』平凡社 5.安達まみ『くまのプーさん――英国⽂文学の想像⼒力力』光⽂文社新書 6.『更更級⽇日記』(現代語訳付き)原岡⽂文⼦子訳注、⾓角川ソフィア⽂文庫 ⽔水 10:40-‐‑‒12:10 アウグスティヌス『詩篇注解』を学ぶ 1306 9,000 円 ⾸首都⼤大学東京名誉教授・元本学教授 加藤 信朗 通年年 12 回: 4/10, 4/24, 5/8, 5/22, 6/12, 6/26, 7/10, 10/9, 10/23, 11/13, 11/27, 12/11 今年年度度はアウグスティヌス『詩篇注解(Enarrationes in Psalmos)』を昨年年度度に続き、第三篇から学びます。
『詩篇』はアウグスティヌスが愛し精読した聖典です。4世紀末、アフリカの北北岸でアウグスティヌス
の⼼心の奥底から湧き上がっていた「信仰の⽣生命」の「何であるか」を聴講の皆様と⼀一緒に学びたいと願
っています。 使⽤用テクスト:『アウグスティヌス著作集 18/ I・『詩篇』注解(1)』(今義博ほか訳・教⽂文館)。 ラテン語原典の解説も適宜加えます。 ⽔水 13:30-‐‑‒15:00 ラテン語原典によりアウグスティヌス『告⽩白録』を学ぶ 1307 9,000 円 ⾸首都⼤大学東京名誉教授・元本学教授 加藤 信朗 通年年 12 回: 4/17, 5/15, 6/5, 6/19, 7/3, 10/2, 10/16, 11/6, 11/20, 12/4, 12/18, 1/15 今年年度度もラテン語原典によりアウグスティヌス『告⽩白録(Confessiones)』第 XII 巻を学びます。 昨年年度度に続き、第 XII 巻 xi,13 からラテン語原典で学びます。第 XII 巻の「天使論論」の頂点をなす部分で
あり、アウグスティヌスの「観想」の歩みを聴講の皆様と共に味わいたいと願っています。 「ラテン語⽂文法」初歩の⼿手ほどきも随時加えます。 使⽤用テクスト:授業で配付します。 ⽊木 10:30-‐‑‒12:00 ⽂文学と⼈人⽣生 1308 5,000 円 元本学教授 鈴鈴⽊木 秀⼦子 通年年 6 回: 4/18, 5/16, 6/20, 10/17, 11/21, 12/19 ⽂文学に凝結している⼈人間の知恵を学び、それを私たちの⽇日常⽣生活にいかに活かすべきかを、キリスト教
精神に基づいて、皆で⼀一緒に考えていきたいと思います。 使⽤用テクスト: 毎回配付資料料を⽤用意します。 ⽊木 13:30-‐‑‒15:00 新約聖書の「愛」(「アガペー」)の概念念 1309 9,000 円 元本学教授 遠藤 徹 通年年 12 回: 4/11, 4/25, 5/9, 5/23, 6/13, 6/27, 10/10, 10/24, 11/14, 11/28, 12/12, 1/16 新約聖書が説く「愛」は原語で「アガペー」ですが、それは愛と⾔言ってもどういう愛なのかという問題
はキリスト教の根本問題です。⽇日本語の古語では「めづ」「いつくしむ」「こふ」「むつむ」などがニ
ュアンスは異異にしながらも広く「愛す」の意味でしたが、古い時代のギリシア語にも同様の事情があり
ました。その微妙なニュアンスの違いを探って新約聖書を読むと、聖書が今また新たに読み直されて来
ます。その次第を⾒見見ます。 使⽤用テクスト: 『新約聖書』(新共同訳、フランシスコ会訳、新改訳、⼝口語訳いずれも可)。必要に
応じて英訳なども⾒見見ますが、それは、その他の補助⽂文献も含めて、その都度度配付します。 ⽊木 15:10-‐‑‒16:40 旧約聖書講読 シナイにおける契約と⾦金金の⼦子⽜牛事件 1310 6,000 円 本学⾮非常勤講師 加藤 久美⼦子 通年年 8 回: 4/18, 5/16, 6/20, 7/4, 10/17, 11/21, 12/19, 1/16 旧約聖書の「イスラエルの⺠民の歴史」を読み、神と⼈人との関係、および⼈人間相互の関係を考察する授業
です。今年年度度は、前年年度度のエジプト脱出の物語に続き、出エジプト記 16 章以下を取り上げ、荒野におけ
る⺠民の不不平、シナイにおける神の契約、律律法の授与、⼗十戒、⾦金金の⼦子⽜牛事件、契約の再締結などの物語を
考察します。隷隸属⺠民であった⼈人々が⾃自由な⺠民の共同体になるための⻑⾧長く険しい道が、⽂文明から切切り離離さ
れた荒野において始まります。 使⽤用テクスト: 聖書(旧約聖書を含むもの) ⾦金金 13:30-‐‑‒15:00 ⽇日本⽂文化とキリスト教 1311 6,000 円 本学名誉教授 ⼭山崎 渾⼦子 通年年 8 回: 4/19, 5/17, 6/21, 7/19, 10/18, 11/15, 12/20, 1/17 様々な形でキリスト教に出会った⽇日本⼈人が、どのように価値観・⼈人⽣生観・世界観に関わる体験をし、⽂文
化的触発を⽣生んでいったのかを学びます。宣教師報告書や使節団・留留学⽣生関係書類を使いながら考えて
みたいと思います。 使⽤用テクスト: 対談 司⾺馬遼太郎郎、ドナルド・キーン『⽇日本⼈人と⽇日本⽂文化』中公⽂文庫、ほか 【前期】
⽊木 18:30-‐‑‒20:00 キリスト教⼊入⾨門講座 I イエスの⾔言葉葉と⾏行行いから学ぶ 1312 6,000 円 ⽴立立教⼤大学兼任講師 吉⽥田 新 前期 8 回: 4/18, 5/9, 5/16, 5/30, 6/13, 6/27, 7/11, 7/25 本講義ではイエスが⽣生きていた状況を念念頭に置きつつ、福⾳音書に書かれた記事を正確に読み取ることを
通して、イエスの⾔言葉葉と⾏行行いの真意を共に考えたいと思います。(講義形式で⾏行行いますが、参加者の意
⾒見見を求めながら授業を進めます。) 1.イエスはどのような世界に⽣生きていたのか 2-‐‑‒3.イエスの教えの中⼼心は何か 「神の国」について 4.「主の祈り」のこころ 5.奇跡の意味 6.イエスはなぜ、たとえ話を⽤用いたのか? 7.律律法とイエス 8.イエスの死と復復活の意味 使⽤用テクスト: 『新共同訳 聖書』 【後期】
⾦金金 10:40-‐‑‒12:10 神性と⼈人性の表現をめぐって 中世キリスト教美術の精髄 1313 5,000 円 清泉⼥女女⼦子⼤大学教授 ⾼高野 禎⼦子 後期6回: 10/4, 10/18, 11/1, 11/15, 12/6, 12/20 キリスト教が⻄西欧各地に浸透した 12〜~13 世紀、「ヨハネ黙⽰示録」を中⼼心とする宇宙的視野をもった新
たな造型芸術の世界が登場します。⼈人であり、かつまた神であるロゴス・キリストを、どのような形で
⽬目に⾒見見えるものとするか。宗教美術がもっとも重視しなくてはならなかった難解な課題とどのように向
き合ってきたのか。新約聖書の冒頭の四つの福⾳音書をはじめ、最後の審判に⾄至る救済史の流流れを辿りつ
つ、今年年度度は特に「神性」に注⽬目してみたいと思います。 主なテーマ:⽩白⾺馬のロゴス(黙⽰示録 19 章)、Maestas Domini(栄光のキリスト)、Maestas Mariae
(栄光の聖⺟母)、聖三位⼀一体、天上のエルサレム、他。イタリア、フランス、スペイン各地の美術巡礼
をしながら、楽しく有意義なキリスト教美術⼊入⾨門講座になるように⼼心がけます。 使⽤用テクスト: 授業時に適宜紹介します。 ⾦金金 18:30-‐‑‒20:00 キリスト教⼊入⾨門講座 II ⼆二つではなく⼀一つの聖書 6,000 円 カトリック教会の典礼朗読に⾒見見るイエス理理解 1314 東京教区司祭 荒川 博⾏行行 後期 8 回: 10/4, 10/18, 11/1, 11/15, 12/6, 12/20, 1/17, 1/31 キリスト教では旧約聖書と新約聖書はつながっている⼀一つの書物として理理解しています。ではなぜ、
別々ではなく、⼀一つでなければならないのか、そうであれば旧約聖書と新約聖書はどのように連関・継
続・発展しているのか。この⽴立立場を⽣生きて来たカトリック教会のミサ典礼での聖書朗読を⼿手がかりにし
て、神であるイエスについて何が問題とされてきたのかを共に⾒見見いだしたいと考えます。 使⽤用テクスト:⽇日本聖書協会『新共同訳聖書続編付き』(旧約聖書・旧約聖書続編・新約聖書の揃ったも
の)