緊可搬ポンプ取扱いマニュアル

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可搬消防ポンプ運転マニュアル
放口バルブ ↓
真空オイルタンク↓
プラグキャップ↓
燃料タンク↓
吐出口→
圧力ゲージ →
真空ゲージ →
燃料タンク用ゲージ→
燃料コック↓
チョークレバー→
←テイクラー
運搬ハンドル
↓
ストップボタン ↓
吸入口 →
エアクリーナー→
スタータグリップ→
切替コックハンドル→
パネルライト↓
ドレンコック→
スロットルレバー→
サーチライトコンセント→
可搬式 消防ポンプ P 380 L 型。
1.
運転準備(給油)
① ガバナーケースにオイルを入れる。(自動車用モービルオイル SAE #30 70cc)
検油棒のネジ部をねじ込まない状態で、指示線まで。
② 真空ポンプ用オイルタンクにオイルを入れる。
(自動車用モービルオイル SAE #
30 150cc)
③ 混合燃料を(こし器をとらない事)入れる。(タンク容量=約 3.5 ℓ)
※ P 303 B = ガソリンとサイクル専用オイルを 30:1 に混合したものを使用。
※ P 380 L = ガソリンとサイクル専用オイルを 30:2 に混合したものを使用。
④ オイル交換
※ ガバナーオイル交換=年1回。(使用頻度にもよる)
※ 真空ポンプのオイル=使用の都度 補充する。
2.
起動と停止
① 起
A)
B)
C)
D)
E)
F)
スターターグリップを勢いよく引き起動。
②
停
A)
B)
C)
動
燃料コックを開にする。
スロットルレバーを「起動・真空」の位置にする。
チョークレバーを閉にする。
テイクラーを押し、燃料をオーバーフローさせる。
リコイルスターターを勢いよく引っ張り起動させる。
起動したらチョークレバーを開にする。
止
スロットルレバーを低速の位置にする。
ストップボタンを押し続けるとエンジンは停止する。
エンジンは停止後、燃料コックを閉止する。
1
2
燃料コック
↓
チョークレバー↓
←テイクラー
ストップボタン →
リコイルスターター→
パネルライト↓
スロットルレバー
サーチライトコンセント↓
3.
揚
→
水
① 揚水準備
A) ドレンコックを閉める。
B) 放口バルブを閉める。
C) 吸水管をポンプ吸水口に取り付ける。
D) 吸水管を水源に投入。(吸水管先端から空気を吸入しない深さまで)
② 揚 水
A) 可搬ポンプを起動させる。
B) スロットルレバーを高速の位置にする。
C) 切替えコックハンドルを右手で「吸引」に引き上げる。
D) 真空ポンプの排水パイプから水が吐出したら、左手で放口バルブを開ける。
E) 右手の切替えコックハンドルを「放水」に戻す。
F) スロットルレバーで、圧力ゲージを見ながら水圧を調節する。
③ 揚水一次停止
A) スロットルレバーを低速の位置にする。
B) 放口バルブを閉める。
C) 揚水の再開はスロットルレバーを高速にし、放口バルブを開ける事で可能。
ガバナーオイル検油棒→
吸引管の取り付け。
4.
放
水
可搬ポンプ放水の基本操法は、平成20 年度まで行われた「可搬ポンプ連合訓練」で配布
された「可搬ポンプ連合訓練実施要領の操作手順」を参照されたい。
① 基本操法は 5 名/1チームで行う。
② 点呼・ホース延長・吸水管操作・放水動作。
③ 放水中止・撤収・解散動作。
2
3
④
吸引管の取り付け動作の要点。
吸引管の取付はエアー漏れしないよう 2 名で行う。
⑤
吐出口にホースの接続動作の要点。
⑥
吐出口にホース接続後はホースを引っ張り、抜けない事を確認。
ホースの連結動作の要点。
ホースのオス金具を足で踏んで立て、メス金具を差し込む。
5.
可搬式 消防ポンプ P 381(S)・(M)型(セル式起動)。
① 始 動
A) 燃料コックを開ける。
B) スロットル ダイアルを始動にセツト。(ダイル:低速・始動・吸水・高速)
C) メイン スイッチを始動にする。(セルモーターの力でエンジン起動、その後は
運転の位置に戻る)
D) スロットル ダイアル右回しで(吸水・高速)エンジン回転アップ。
E) バッテリー充電不足の時は(A)(B)の操作の後、スターターグリップを強く引き
起動させる。
②
停
A)
B)
C)
止
スロットル ダイアルを低速にセツト。
メイン スイッチを停止にする。
燃料コックを閉める。
③
揚水・放水操作は上述 1.~4.に準じる、吐出管下部に排水コックがあるので揚水
前には閉めること。
3
4
スロットル ダイアル →
本体圧力計 →
吸引圧力計→
メイン スイッチ →
燃料コック→
スターターグリップ →
切替コックハンドル →
消防ポンプ P 381 M 型(セル式起動)
← ガバナー検油棒
台車から降ろして使用の場合
運搬ハンドルを完全に広げて固定する。
ガバナーオイル交換は 1回/年
エンジン焼きつきの原因となる
参考資料:富士ロビン株式会社の可搬式消防ポンプ取扱い説明書。
以
上
写真
4
まとめ
大森
荘三