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社 長メッセージ
これからの百年も、
本業を通じて社会的責任を
果たしていきます。
東日本大震災で被災されました皆さまに対し、
が津波で自宅を流された方や、親戚・ご家族を亡く
心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地の
した方もおられたようです。当社からも多くの応援
一刻も早い復興をお祈りいたします。
隊が駆けつけ、SSでの混乱を避けるべく、交通整
この震災による当社製油所・石油化学工場の被
理や給油の補助などを実施しました。
害は軽微でしたが、石油製品を供給するサプライ
震災の1ヵ月後に現地を視察し、販売店や運送
チェーンは寸断されました。まだ時折吹雪も見られ
会社の方と直接お話しする機会を持ちました。多
る寒い時期であり、電気やガスが止まった被災地
くの方が、
「石油を安全に安定して供給することが、
に一刻も早く石油をお届けしようと、当社グループ
社会にとって大変重要であることが改めてわかっ
と物流協力会社ならびに販売店は一致協力して、
た」
「この仕事をやっていて良かった、誇りを感じ
さらには他の石油元売会社とも協力し、全力をあ
る」ということを語っておられました。
げてサプライチェーンの復旧に取り組みました。
私は常々、出光にとって「企業の社会的責任」と
ご存知のように、石油製品は中東の産油国か
は「石油や石油化学原料を安全かつ安定して供給
ら輸送された原油を製油所で精製して作ります。
するという責務を確実に果たしていくことだ」と社
しかし、それを日本各地のお客さまにお届けする
員に言ってきました。そのことが今回の震災でより
ためには、船やローリーで製品を運ぶ運送会社、
明確になるとともに、サプライチェーンを構成する
物流の中間基地である油槽所の業務を委託してい
協力会社や販売店の皆さまとも共有できているこ
る会社、
さらにはサービスステーション
(以下「SS」)
とを再確認しました。
を運営されている販売店といった、
さまざまな会社
で構成されたサプライチェーンが不可欠です。
当社は今年で創業百年を迎えました。
「社会か
ら尊重される社員を育て、事業を通じて社会に貢
今回の震災と津波により、多くのSSやローリー
献する」という「人間尊重」の経営理念の下で、石
が被害に遭い、
当社の太平洋岸の油槽所も停電と
油・石油化学原料の安定供給という社会的責任を
設備損傷で稼働を停止しました。その中で当社サ
果たし、それが社会からご支持いただいたからこそ、
プライチェーンの各協力会社は残された機能を最
百年間続いたのだと考えています。
これからの百年
大限に活用して、石油の供給に努めました。例えば、
もこの理念の下に、持続可能な社会の実現に向け
停電で給油器が動かないSSでは、長蛇の列で給
て社会的責任を果たしてまいります。
油を待つ車に、手回しや足こぎのポンプで一日中
給油しました。
また日本海側の被害の少なかった油
槽所から、
ローリーで危険な雪山を越えて石油を被
災地に輸送しました。これらの方の中には、
ご自身
代表取締役社長
出光グループ CSR レポート 2011
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