Graph Intensities

Graph Intensities(Apps Menu)
Graph Intensities 機能は、ROI にて指定された興味領域内の輝度情報を計測または、ログするた
めの機能です。
Drop-in : BTIME
このコマンドを用いることで以下の輝度値計測が行えます。
(1) ライブビデオ画像を用いた輝度変化
(2) 時系列データ、プレーン番号、Z 軸フォーカス面、スタックイメージからの異なる波長面
を対象とした輝度変化
(3) OMDR(光磁気ディスク)のフレーム面を対象とした輝度変化
輝度データは Show Region Statistics ダイアログボックスで表示できる項目に対して測定、グラ
フ化および、ログすることができます。これらには、平均輝度値、輝度値の標準偏差、総輝度値、
最大値、最小値、スレッショルドエリアが含まれます。またカラー画像に関しては、HIS 輝度値
を用います。
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操作手順:
1.
Apps メニューから Graph Intensities を選びます。Configure Graph Intensities ダイアログ
ボックスが現れます。
2.
Measure From グループから Live Video、Disk、Stack または、OMDR のいずれかを選択し
ます。
3.
Region Measurement ドロップダウンリストから計測または、グラフ化したい測定項目を選
択します。
4.
もしもスレッショルド(しきい値で選択されたピクセル)エリア内の輝度情報のみを測定し
たい場合は、Use Threshold for Region Measurements にチェックを入れます。
スレッショルドを
設定している例
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5.
手順2で Live Video を選択している場合は、
ボタンを押し、Configure
Acquisition ダイアログボックスでインターバル時間などの設定を行います。
Measure every : Live Video からの測定間隔を数字とユニット(フレーム、ミリ秒、秒、分、
時間)で選択します。
Illum
:
Illumination MetaDevice に連動された外部シャッターユニット等を選択できます。
なお外部機器制御を併用していない場合は[None]を選択します。
Force Image Acquisition :
ライブビデオ画像から直接測定するのではなく、一度フレームバ
ッファに画像を取得し、そして収録された画像から輝度値を計測します。これはデジタルカメラ
を使用している場合やインターバル時間を長く設定している場合に有効です。測定対象エリアは
デジタルカメラを使用していない場合でも、ライブビデオからではなく取得画像に設定されたエ
リアが有効になります。
Force Image Update : ライブ画像の画像更新を行うか否かの設定を行います。チェックを入
れていない場合はデータ取得を Pause ボタンなどで停止した場合に、画像更新を行います。ただ
し画像更新を行わないだけで、グラフの更新は逐次実施しています。
Use Journal for Acquisition : 選択されたジャーナルを使用します。この場合にジャーナルに
は必ずデータを取得するコマンドが含まれていなければいけません。
OK :
現在表示されているデータ取得設定を決定します。
Cancel : データ取得設定を無効にし、Configure Acquisition ダイアログボックスを閉じます。
6.
手順2で Stack を選択している場合は、イメージセレクタで使用したいスタックファイルを
選択します。
そして Mesure Regions Over グループで Time、Plane Number、Z Distance または、
Wavelength のいずれかを選択します。
7.
手順2で Disk を選択している場合は、Select Files ボタンを押し、測定したいファイルを選
びます。
8.
手順2で OMDR を選択している場合は、Select Frames ボタンを押し、First Frame と Last
Frame を Select Frames ダイアログボックスで指定します。
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9.
X Axis を選び、Configure the X-axis で Time Scale、Z Distance Range、Number of Planes
か Number of Frames、 Wavelength Range などの X 軸の指定をします。
(Measure Regions
over で選択されている項目により設定内容が異なります。
)また X 軸の Tick Marks(刻み)
の設定も行います。
10. Y Axis を選び、Configure the Y-axis で最小グレイレベルと最大グレイレベルおよび、Y 軸
の Tick Marks(刻み)の設定を行います。もしも校正後の輝度値を使用したい場合は、Use
Calibrate Gray Values を選び、OK ボタンを押します。
11. データをログしたい場合は Configure Log ボタンを選び Configure Log ダイアログボックス
で希望するログ項目の指定を行います。
選択した項目には
チェックマークが
入ります
ボタンで全項目選択・
非選択の切替を瞬時に
行うことができます
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12. Configure Graph Intensities ダイアログボックス右上部の OK ボタンを押し、輝度測定が
可能な状態にします。Graph Intensities ダイアログボックスが画面上に表示されます。
13. Region ツールを用いて対象となる画像(ライブビデオ画像など)に測定対象エリアの設定
(最小設定エリアは2×2です)を行います。
14. データのログを行いたい場合は、ここで Log メニューから Open Data Log を選び、ログの
方式(DDE を利用した Excel を代表とする表計算ソフトウェアへの直接データ吐き出しまた
は、テキストファイルとしての保存)を選択の上、ファイル名の指定を行います。
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15. Graph Intensities ダイアログボックス内の Log Data にチェックを入れます。
16.
ボタンを押し、計測をはじめます。
Stack ファイルを使用している場合は、Select Plane ダイアログボックスが現れ、
ボタンに切り替わります。なおここで Live Video を使用している場合は、
ボタンが
ボタンが
、
ボタンに替わります。
17. Configure Log にて Event にチェックが入っている場合には、New Event ボタンの右欄に書
き込まれているテキスト内容が New Event ボタンを押すたびにそのプレーン位置にイベン
ト情報としてログファイルに書き込まれると同時に、グラフ上にフラグが立ちます。
18. グラフ表示の設定を変更したい場合には、表示されているグラフ内をマウスでダブルクッリ
クし、Graph Settings ダイアログボックスを表示させ、グラフのスタイル変更などを細かく
設定変更できます。
グラフ右下の
ボタンを押すと、
Graph Settings、Print、Print Settings、
Copy Graph to Clipboard、Copy Graph to Image、
Save Graph Data、Show Graph Data、
Point Statistics の選択が可能となります
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Samples タブ:グラフ形式の選択が可能です
Graph タブ:グラフ内のタイトル名入力などが行えます
Traces タブ:グラフのライン・マーク形式の選択が可能です
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X Axis:X 軸に関する設定が行えます
Y Axis:Y 軸に関する設定が行えます
Legend:グラフの凡例の入力が行えます
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Appearance:グラフのフォアグランド・バックグランドカラーなどの設定が行えます
Print:接続されているプリンタを選択し、グラフの印刷が行えます
Print Setting:印刷時のページフォーマットが指定できます
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Copy Graph to Clipboard:グラフイメージをクリップボードにコピーします
Copy Graph to Image:グラフイメージを指定された画像イメージと組み合わせ1枚の新しい
画像を構築します
指定画像のどの部分に
グラフイメージを入れ
込むか選択できます
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Save Graph as Bitmap:表示中のグラフをビットマップ形式で保存できます
Show Graph Data:グラフのポイントごとのデータを表示します
(グラフデータ中のポイントをマウスでクリックするとグラフ中の同じポイントがハイライト
されます)
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Point Statistics:グラフのポイントごとのデータ確認が行えます
19. 測定が終了しましたら、
Graph Intensities ダイアログボックス内の
測定を終了します。
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ボタンを押し、