平成26年度市政モニター通信(PDF文書)

平成 26 年度
いわき市市政モニター通信
総 括
この総括表は、平成 26 年度のいわき市市政モニターからいただいた、市政に
対する意見・要望と、それに対する市当局の考え方をまとめたものです。
モニター通信一覧
番号
件
名
回答部署
ページ
1
山間部におけるインターネット利用環境の整備につい
て
情報政策課
1
2
再生エネルギーの活用について
環境企画課
1
3
ゴミ処理について
環境整備課
2
4
側溝の土砂について
道路管理課
2
5
三崎公園内道路法面の枯れ松について
公園緑地課
3
6
ふるさと納税について
行政経営課
3
7
ゴミ処理について
環境整備課
4
8
防災訓練について
危機管理課
4
9
職員の能率向上と人事異動について
職員課(人事係、
職員研修室)
5
10
エネルギーの活用について
環境企画課
5
11
生涯学習について
生涯学習課
6
12
災害公営住宅建設について
住宅課
6
13
再生エネルギーの活用について
環境企画課
7
14
健康寿命延伸に向けて
保健所総務課
7
番号
件
名
回答部署
ページ
15
ゴミ分別パンフレットの全戸配布について
環境整備課
8
16
いわき産米の使用再開について
農業振興課
8
17
「家庭ごみの分け方・出し方ハンドブック」について
環境整備課
9
18
川前地区小中学校の合併について
教育政策課
9
19
施設の整備について
市民協働課
10
20
健康寿命延伸について
保健所総務課
10
21
認知症に関わる問題の解決について
長寿介護課
11~
12
22
小川町総合施設の建設について
総務課
13
23
背戸峨廊の災害復旧について
観光交流課
13
24
回覧のお知らせについて
ふるさと発信課
14
平成26年度いわき市市政モニター通信の内容
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
番号
1
山間部におけるインターネット利用環境の整備促進を図って欲しい。
【情報政策課 回答】
光ファイバーのサービスにつきましては、市としても、利用エリアの拡大に向け、サービス提供可能な
会社である㈱NTTに要望を行っておりますが、現在までのところ、市内全ての地区へはサービスの提
供が進んでいない状況であり、引続き、事業者に対し働きかけを行って参りたいと考えております。
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
番号
2
太陽光発電や風力発電、水力発電等の自然再生エネルギーの活用を進めて欲しい。
メガソーラーの設置は日本各地で進んでいる。いわき市でも、公共施設の屋根などを活用
し、太陽光発電等を推進してはいかがか。
【環境企画課 回答】
本市においては、市環境基本計画等に基づき、これまで恵まれた日照時間や、豊富な森林資源を活
用しながら、太陽光エネルギー及び木質バイオマスエネルギーを中心とした再生可能エネルギーの導
入を可能な限り推進しています。
具体的には、市民の皆様に対し「太陽光発電システム」、「太陽熱高度利用システム」及び「木質ペ
レットストーブ」の設置に係る補助を実施しているほか、再生可能エネルギー機器の公共施設への率先
導入に取り組んでいます。
このような取り組みを積み重ねることなどは、市復興ビジョンの理念に掲げる「再生可能エネルギーの
導入を推進し、原子力発電に依存しない社会」の具現化の一助になるものと考えており、今般の6月定
例市議会には関連条例案を上程し「太陽光発電に係る公共施設の屋根等貸し事業」についても取り組
むこととしております。
今後とも諸条件が整ったものから、適宜施策化を図るなど、地域資源を最大限に活用した再生可能
エネルギーの更なる導入を推進してまいりたいと考えております。
1
平成26年度いわき市市政モニター通信の内容
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
番号
3
市民のゴミ処理に対する意識が低く、分別収集が徹底されていない場所も多い。
ゴミ収集に関わる担当者が直接公民館等に出向き、市のゴミ収集の問題点や今後の方向性に
ついて積極的に説明し、協力を求めてはいかがか。
【環境整備課 回答】
ごみの適正排出を指導・周知する手段として、「市役所出前講座」につきましては、今後ともあらゆる
機会を捉え、積極的に実施して参りたいと考えております。
併せて、市外からの避難者も含め、ごみの分別・排出ルールの徹底を図るため、家庭ごみの収集カレ
ンダーの配布に加えて、特に分別のルールが守られていないアパート等の集積所利用者に対し、ごみ
の適正な排出に関する啓発チラシの配布を継続して行っているところであり、今後におきましても、更な
る周知徹底と、指導強化に努めて参りたいと考えております。
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
番号
4
放射線の関係上、側溝の土砂を片付けることができないが、今後土砂の堆積が酷くなり、大
雨により被害が出るのではないか。
【道路管理課 回答】
震災後、原発事故により本市にも放射性物質が拡散したことから、汚染の程度に関わらず、市民総ぐ
るみ運動での側溝の土砂上げの自粛をお願いしている状況にあります。
現在、市では、道路パトロールなどにより側溝の排水不良の一因であるゴミや落葉等を除去するなどの
対策を行っております。
また、平成26年5月9日より「いわき市道路側溝相談受付センター」
(TEL 84-7523)を設置し、側溝土砂や排水不良等に関する相談を受け付けており、現地立会いをす
るなどして、相談内容の確認と、現場状況の把握を行い、側溝の部分的な補修及びゴミ等の除去など
対応可能な箇所から、順次実施しております。
今回の相談内容につきまして、緊急の対応が必要な場合は、「いわき市道路側溝相談受付センター」
または、支所の経済土木課にご相談くださるようお願いします。
なお、側溝土砂上げにつきましては、国に対し、側溝土砂の処理方法等を早期に示すよう継続的に
強く要望し、一日も早く再開できるよう取り組んで参りたいと考えております。
2
平成26年度いわき市市政モニター通信の内容
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
番号
5
三崎公園内の道路法面に植えられている松が、何本も枯れていた。安全面から、早めに対策
を講じてはどうか。
【公園緑地課 回答】
三崎公園は、斜面地を活かした多目的芝生広場や遊歩道をはじめ、本市のランドマークでもあり、
360度の大パノラマが楽しめるいわきマリンタワー、ダイナミックな景観が満喫できる潮見台などが整備さ
れているとともに、雄大な海辺の景観が楽しめる風光明媚な都市公園として、一年を通して市民の皆様
のみならず、市外のお客様も多くご利用いただいている本市を代表する都市公園のひとつであります。
しかしながら、本公園内に多く自生する松につきましては、近年、松くい虫の被害を受け立ち枯れして
いる樹木も多く見受けられますことから、行政といたしましても、当公園一帯を「森林病害虫等防除事業
計画区域」として位置付けるとともに、将来にわたり、健全な松林として維持していく「高度公益機能松
林(県指定)」としておりますことから、これまでも、薬剤散布、伐倒駆除などの松くい虫対策を実施し、
被害の拡大の防止に努めてきたところであります。
これらの努力にも関わらず被害を受けた松で、倒木などにより公園利用者に危害を与える恐れのある
松につきましては、市林務課において年2回(春と秋)に伐採などの措置を専門業者に発注して対処し
ているところであります。
今回、ご指摘いただきました松につきましては、現地調査の結果、松くい虫により被害を受けたもので
あると考えられ、また、園路に近接している場所でありますことから、本年秋に除去する計画としたいと
考えております。
今後とも、市民の皆様に親しまれ、安心して利用できる公園づくりに努めて参る所存ですので、ご理
解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
番号
6
震災等により人口が減少し、税収が落ち込んでいるとの話を聞いた。いわき市の財政状況も
良くないとも聞く。市の広報でふるさと納税の記事が掲載されていたが、ふるさと納税につい
て、もっとPRしていかなければならないと思う。
【行政経営課 回答】
ふるさと納税制度は、ふるさとに対し貢献又は応援したいという納税者の想いを実現する観点から、
平成20年度の地方税法改正において寄附金控除が拡充されたものであり、個人が地方自治体に寄附
した場合、住民税所得割額の1割を限度に、一定の金額(2,000円)を超える部分について、所得税及
び住民税から控除される制度であります。
本市におきましては、これまで、市公式ホームページにおける情報発信や、市外で実施している各種
イベントの機会を捉えたPRに努めるとともに、クレジットカード決済の導入など、寄附者の利便性の向
上に取り組んで参りましたが、今後におきましても、他自治体の事例なども参考にしながら、効果的な周
知方法や寄附者との継続的な関係づくりなど、より一層の御支援をいただけるような方策について検討
して参りたいと考えております。
3
平成26年度いわき市市政モニター通信の内容
番号
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
7
通りすがりの無責任者がゴミを捨てていくためかもしれないが、主要道路に面したゴミ集積
所の使用状況が極端に悪い様に感じる。
単にポスターやチラシを配布するだけでなく、職員が出かけ積極的に働きかけ、アパートの
所有者にも協力を願い、適正な管理を訴えていくべきと考える。
【環境整備課 回答】
すべてのごみ集積所を市が管理することは困難であるため、利用者(管理者)の責任において管理を
お願いすることとしております。
各管理者においては、利用者以外の不適正排出を防止するため、他地区からのごみの持ち込みを
禁止する周知看板を設置したり、夜間の不適正排出を防止するため、収集後にごみ集積所を撤去する
などの対策を講じている箇所もございます。
また、お質しの通り、主要道路に面したごみ集積所に、通りすがりの者が捨てていくといった事例も報
告されておりますが、周知看板等を設置しても効果が薄い場合には、主要道路以外へのごみ集積所の
移動も視野に入れ、各管理者又は区長等から相談を受け付けて対応しているところであります。
さらに、アパート入居者等の不適正排出も散見されますことから、アパート入居者への周知に限らず、
不動産管理会社への指導も個別に実施しております。
今後とも、住民及び不動産管理会社等への周知徹底を継続的に実施するとともに、ごみ集積所管理
者と協働で、ごみの不適正排出の未然防止に適切に対処して参りたいと考えております。
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
番号
8
昨年、市の防災訓練に参加したが、点呼も取らず、集合後すぐに解散というものだった。
市民の防災意識を確立するため、もう少し切迫感のある防災訓練を実施が必要と感じた。
【危機管理課 回答】
津波避難訓練は、一昨年度から実施しているものであり、昨年度は、サイレンを合図に最寄りの高台
等へ避難した後、避難所に移動していただき、各避難所では消防職員による防災講話や消火訓練な
どを実施することとしておりました。
ご指摘いただきました高台等での点呼等につきましては、消防団員または自主防災会の方にお願い
していたところでありますが、実施が徹底されていなかったことに関しては、今年度の訓練にあたりまし
ては、改善して参りたいと考えております。
また、集合に参加できなかった高齢者につきましては、訓練に参加いただくのが困難であることから、
避難の際に、地域の中で声かけを行っていただく等の対応をお願いしていたところであります。
今年度につきましても、小名浜地区におきましては、永崎地区で津波避難訓練を実施する予定であり
ます。
市といたしましては、ご指摘を踏まえ、有意義な訓練等にしてまいりたいと考えておりますので、今後と
もご指導のほどよろしくお願いします。
4
平成26年度いわき市市政モニター通信の内容
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
番号
9
研修を計画的に実施し、職員の能力を高め、それを適材適所に配置し人材を有効に活用する
ことが必要であると考える。
職員の能力を発揮できるような、よりよい人事異動の実現を希望する。
【職員課人事係、職員研修室 回答】
職員研修は、市民全体の奉仕者としてふさわしい品位と識見を備えた有能な職員を養成
し、市政の円滑な運営を期することを目的に実施するものです。
このため、本市では「いわき市人材育成基本方針」に基づき、職員の意識改革を図り、自立性・主体
性を高めるとともに、計画的・総合的に人材育成を進め、組織としての総合力を高めることとしており、
時代の要請に応じた能力開発・向上が可能となるよう、毎年度職員研修計画を定め、体系的かつ効果
的なカリキュラムを組みながら、研修を実施しているところです。
また、人事異動におきましては、若手職員に幅広く実務経験を積んでもらうため、一定期間に異なる
部門に配置するジョブローテーションを行うとともに、専門分野でのスペシャリストを養成するための人
事配置を行うなど、複線型の人事配置を行っているところです。また、職員採用におきましても、福祉分
野等で、専門的な知識を有する者を専門職として採用、配置しているところです。
今後も社会環境や、自治体を取り巻く環境の変化の中で、市民満足度を高め、成果重視の行財政運
営を推進し、市民に信頼される市政を実現するため、職員の能力開発につながるような実効ある研修
計画を策定・実施するとともに、職員の職務に対する適性を十分に把握しながら、組織全体としての効
率性や意識の向上を図り、職員一人ひとりの人材育成を重視した適材適所の人事配置に努めていく
考えです。
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
番号
10
ある地方公共団体では、駐車場のアイドリング禁止が明確に打ち出されていた。本市におい
ても、公的駐車場から、アイドリングストップを開始してはどうか。
【環境企画課 回答】
本市においては、市環境基本計画等において、地球温暖化対策として化石燃料の使用抑制などの
発生源対策などによる「低炭素社会づくり」を基本目標の一つに掲げ、温室効果ガス排出量の削減に
取り組むこととしております。
この低炭素社会づくりを進めるためには、省エネルギー対策の推進や新エネルギー利用の推進など
について、市としての率先行動はもとより、市民・事業者等あらゆる主体がお互いに連携・協力しながら
自主的、積極的に取り組んでいく必要があります。
このため、アイドリングストップを含むエコドライブの実践等による省エネルギーの推進の取組みにつ
いては、市ホームページや出前講座などの際にメリット等の周知を図り、あらゆる日常生活等の場面で
の実践が拡大できるように努めているところです。
ご提案の公共施設の駐車場におけるアイドリングストップについては、まずは、市民・事業者の皆様の
ご協力が必要でありますことから、広報等を実施するとともに、アイドリングストップへのご協力につい
て、ポスターを掲示するほか、本庁舎の駐車券に記載するなど、今後、各施設においても、アイドリング
ストップに係る来場者への周知に努めて参りたいと考えております。
5
平成26年度いわき市市政モニター通信の内容
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
番号
11
公民館で実施している市民講座について、受講生を待つだけではなく、各地区の集会所で出
前講座を開催してはどうか。
【教育委員会 生涯学習課 回答】
現在公民館で行っている市民講座のほかに、おおむね10名以上のグループ・団体が、集会施設等
での学習を希望する場合には、「市役所出前講座」や、学びたい内容に応じて市から講師を派遣する
「市民講師活用事業」を行っております。詳細は、最寄りの公民館または生涯学習課までお問い合わ
せください。
なお、市のホームページ上でも、市役所出前講座のメニューや申込方法、及び市民講師活用事業に
ついて掲載しておりますので、ぜひご活用ください。
また、今回のご意見については、公民館の市民講座の手法として、アウトリーチ(地域への出張サービ
ス)の視点も重要であると考えておりますことから、今後の参考とさせていただきたいと思います。
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
番号
12
災害公営住宅の建設の積極的な推進、被災された人々への継続的な支援をお願いしたい。
【住宅課 回答】
災害公営住宅の建設につきましては、市内7地区16か所において、1,513戸の災害公営住宅の整備
を進めているところであり、平成26年10月末時点において、7団地計627戸の入居を開始し、平成26年
度末までには、10団地計839戸の入居を予定しております。
また、残りの6団地674戸につきましても、平成27年度末までの入居を目指しているところであり、被災
者の皆様が1日でも早く安定した生活を確保できるよう災害公営住宅の整備を推進していきたいと考え
ておりますので、なお一層のご支援、ご協力をお願いいたします。
6
平成26年度いわき市市政モニター通信の内容
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
番号
13
新聞で公共施設の屋根貸し事業の拡大に関する記事を読んだが、大変喜ばしいことだと思
う。
再生エネルギーの活用について、更に積極的な取り組みをお願いしたい。
【環境企画課 回答】
本市太陽光発電に係る公共施設の屋根等貸し事業につきましては、公募した13施設全てにおいて、
9月5日に事業候補者を決定したところです。
現時点における今後の事業予定といたしましては、整備中の災害公営住宅や、耐震化予定の小中
学校など新たに10施設程度で実施できるものと見込んでいるところですが、再生可能エネルギーの固
定価格買取制度の動向や公共施設の整備等の状況を見極めながら、本事業を推進してまいりたいと
考えております。
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
番号
14
目標を持たせ、多くの市民を巻き込んで健康づくりを進めると、結果として大きな効果が期
待できると思う。
他市の先進事例を参考としながら、健康寿命延伸に向けた取り組みを進めるべきでは。
【保健所総務課 回答】
本市の「健康寿命延伸に向けて」の取り組みとしましては、平成14年に健康増進法に基づく市町村健
康増進計画である『健康いわき21』を策定し、生活習慣病の予防に重点を置いて、関係各課にて健康
増進事業を進めて参りました。平成26年からは、健康寿命の延伸、健康格差の縮小等を重点においた
『健康いわき21(第二次)』を策定し、関係各課においても本計画の目標に向け、関係団体等との連携
を強化し、各事業に取り組んでおります。また、本計画を市民へ周知するため、本計画書の概要版を今
年度中に市内各世帯へ配付する予定であります。
まずは、一人でも多くの市民の皆さまに『健康いわき21』計画を知っていただくことに重点を置き、各
種事業を展開して参りたいと考えておりますが、次の施策として、ご提案いただいたポイント付与の取り
組みも有効であるものと認識しております。しかしながら、ご提案いただきました取り組みにつきまして
は、ポイントの管理方法や各部署で実施している保健事業との連携方法など整理すべき課題が多々あ
ることから、今後、先進自治体の事業の現状を分析し、本市における取り組みの手法や効果等を検証
して参りたいと考えております。
7
平成26年度いわき市市政モニター通信の内容
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
番号
15
最近、ゴミの分別の仕方が悪くなってきているが、ゴミ分別パンフレットを全戸配布しても
らえないか。
【環境整備課 回答】
「家庭ごみの分け方出し方ハンドブック」につきましては、適正な分別を周知するために全戸配布して
おります。
これまでの配布経過といたしましては、冊子版として平成15年度と平成21年度に配布を行い、その後
の分別区分変更時においては、冊子版に挟み込みができる「リーフレット版」で対応して参りました。
しかしながら、前回の冊子版の全戸配布から5年が経過していることや、御指摘のありましたとおり、ご
みの分別率の低下等の現状を踏まえ、現在、冊子版の全戸配布に向けて準備を進めているところで
す。
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
番号
16
新聞報道により、学校給食でのいわき産米の使用再開を知った。
地産池消は、環境の面からも食育の面からも、優れていることは明らか。これからも、安全を
しっかり確認し、さらなる活動の再開をお願いしたい。
【農業振興課 回答】
地産地消の推進は、市の農業施策において重要なテーマであると認識しております。
本市の農産物の地消地消を推進するためには、まずは放射性物質の測定により安全・安心を確保す
ることが重要になりますので、県が実施する農産物のモニタリング調査に加え、市内のJAと連携して出
荷前の自主検査を実施しております。
調査結果については、風評払拭を目的として設置している「いわき市見せる課」のホームページ(「い
わき見える化プロジェクト 見せます!いわき情報局」)に掲載して、多くの方への正確な情報の周知に
努めているところです。
このような農産物の安全・安心を確保するための取組みを行ったうえで、生産者や市内量販店と連携
して梨やトマト、ねぎ等主要な農産物のPRフェアーを開催しているほか、市内で開催されるイベント等
に農産物の直売団体等に出展いただいて、農産物の展示・販売を実施するなど、いわき産農産物の
地産地消の取り組みを進めているところです。
また、いわき産農産物のPR広報紙である「いわきブランド農産品通信」を年4回作成し、新聞折り込み
にて市内各世帯に配布し、いわき産農産物への理解促進を図っているところです。
本市の農業は、生産者の高齢化や新たな担い手の不足等により、厳しい状況にありますが、栽培ハ
ウス等生産設備の支援や農産物のPR活動等を通じて、市民の皆様に地元産の農産物をこれまで以上
に提供できるよう農業者の方々や関係機関・団体等と連携して取り組んで参りますので、今後ともご支
援・ご協力をお願いいたします。
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平成26年度いわき市市政モニター通信の内容
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
番号
17
震災後、市外からの転入者も多く、分別方法の違いに戸惑っている人たちも多いと思う。
「家庭ごみの分け方・出し方(ハンドブック)」を再編集して、全戸配布できないか。
【環境整備課 回答】
「家庭ごみの分け方出し方ハンドブック」につきましては、分別方法等について周知し、適正な分別を
推進するために全戸配布しております。
これまでの配布経過といたしましては、冊子版として平成15年度と平成21年度に配布を行い、その後
の分別区分変更時においては、冊子版に挟み込みができる「リーフレット版」で対応して参りました。
しかしながら、御指摘をいただいたとおり、前回の冊子版の全戸配布から5年が経過していることや、
ごみの分別率の低下等の現状を踏まえ、現在、冊子版の全戸配布に向けての準備を具体的に進めて
いるところでございます。
また、ごみの適正分別について周知・啓発する手段として、今後もあらゆる機会を捉え、「市役所出前
講座」を積極的に実施して参りたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
番号
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
18
川前地区では震災以来過疎化が進み、地区内の小中学校では、生徒より先生の人数が多いよ
うな状況です。川前地区小中学校の合併について、推し進めていただきたい。
【教育委員会 教育政策課 回答】
全国的な人口減少と少子化の傾向と同様、本市においても少子化の進行により、学校が小規模化
し、集団生活や社会性の醸成といった、学校が本来有する機能に懸念が生じるまでに児童生徒数が
減少している学校も出現しております。
こうした状況を踏まえ、市教育委員会では、次代を担う子どもたちに、よりよい教育環境を持続的に提
供していくため、平成24年9月に「学校のあり方基本方針」を策定し、各地域の実態を踏まえ、地域の
方々と協働で、各地区の「学校のあり方」を作り上げていくという取組みを進めているところです。
川前地区においては、川前地区区長会と川前町振興対策協議会が中心となり、平成22年12月に地
区内アンケートを実施し、また平成26年1月には、アンケート結果に基づき「川前地区小中学校統廃合
素案」を取りまとめるなど、地域主体で学校のあり方を検討してこられました。
市教育委員会としましても、川前地区区長会の皆様からのご提案を受け、本年4月から地区別に保護
者説明会を開催しましたが、保護者の方々からは、強い反対とともに、まずは地区内における丁寧な協
議が必要であるとのご意見が出され、保護者をはじめ地区内における情報共有・意見交換の重要性に
ついて、強く認識したところです。
こうした状況を受け、現在、川前地区区長会においては、地区ごとに保護者や地域の皆様との意見
交換を重ねられていると伺っております。
市教育委員会としては、川前地区区長会と地域の皆様との意見交換の状況をお伺いしながら、今後
とも、「学校のあり方基本方針」に基づき、「子どもたちを主役に考える」「住民の意向を尊重する」「協
働・連携を促進する」との基本的姿勢を踏まえながら、地区の実情に応じた「学校のあり方」について、
地域の皆様との協働により検討して参りたいと考えております。
9
平成26年度いわき市市政モニター通信の内容
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
番号
19
先日、小名浜市民会館を利用したが、会場の時計が止まっていた。
早期修繕をお願いしたい。
【市民協働課 回答】
小名浜市民会館が開館した昭和35年当時は、腕時計を所有する方が限られていたため、利用者全
員が時刻を確認できるように、ホールへ時計を設置したものです。
現在は、小名浜市民会館の開館当時とは状況が異なり、腕時計が広く普及しているため、アリオスな
どの施設につきましては、ホールへの時計の設置はしておりません。
小名浜市民会館のホールの時計につきましては、故障により停止したことから、10月下旬に取り外し
たところですが、ホール内の時計の再設置につきまして、検討して参りたいと考えております。
番号
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
20
高齢化の進行とともに、高齢者の孤独死も増加している。
須賀川市では、健康長寿推進事業が始まり、事業の最大目標を健康寿命の延伸と定めたとの
こと。
このような取り組みが、本市でも早期に実施されることを強く希望します。
【保健所 総務課 回答】
急速な高齢化の進行に伴う高齢者の健康面や生活面などのさまざまな問題については、ご指摘のと
おり、早急に対策を講じなければならない現状にあると考えております。
この現状に対応すべく「健康いわき21」では、高齢期のめざす姿を「心身ともに元気で生きがいを持
ち、家族や地域の中で楽しく生活できる。」とし、関係部署において、健診の受診促進、健康相談、元
気はつらつ教室などの各種事業を実施しております。
また、年1回、関係部署より報告のあった各事業の課題や今後の方向性について、有識者よりご意見
をいただき、現状に見合った事業内容になるよう進めております。
しかしながら、現在実施している事業だけでは、十分ではないとも考えており、ご提案いただいた「須
賀川市健康長寿推進事業」などの先進自治体の事業を参考にしながら、「健康寿命の延伸」、「健康格
差の縮小」を実現できるよう、取り組んで参りたいと考えております。
10
平成26年度いわき市市政モニター通信の内容
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
番号
21-①
報道によると、年間1万人以上の認知症患者行方不明となっているとのこと。
本市においてはどのように対応していくのかを明確にし、早急に解決の方向へ向かうような
対応をお願いしたい。
【長寿介護課 回答】
近年の急速な高齢化の進行に伴い、日常生活になんらかの支援が必要な認知症高齢者は、国の推
計によりますと、いわゆる「団塊の世代」が75歳に到達する2025年には、全国高齢者人口の12.8%にあ
たる470万人になるものと見込まれており、この割合を本市にあてはめますと、2025年には約1万4千人
の市民が認知症になるものと推測されます。
このような状況を踏まえ、本市では、平成24年度から26年度までの3ヵ年を計画期間とする「第6次い
わき市高齢者保健福祉計画」の中で、重点的に取り組む施策として「認知症高齢者対策の推進」を掲
げ、そのひとつとして、認知症を正しく理解し、認知症の方やそのご家族に対し支援を行い、認知症に
なっても安心して暮らせるまちづくりを目指すこととしており、次の施策を実施しています。
1.徘徊高齢者及び家族支援に関する事業
(1)あんしん見守りネットワーク活動事業
高齢者が地域の中で孤立することなく安心して住み続けられるよう地域住民による見守り活動を展開
し、高齢者の自立した生活を支えるとともに、地域における助け合いの心を育み、住みよいまちづくりを
進めることを目的に実施しています。
地域住民と保健福祉関係機関(行政、地域包括支援センター、社会福祉協議会など)の協働により、
地域内に「高齢者見守り隊」を結成し、一人暮らし高齢者等に対するあいさつ・声かけ活動を基本とし
た高齢者の見守り活動を行っています。
市内で20か所の見守り隊が活動しています。
(2)はいかい老人SOSネットワーク事業
認知症高齢者等が徘徊により所在不明となった際に、関係者による迅速な情報共有を行うことによ
り、早期発見及び早期保護に取り組んでいます。
具体的には、あらかじめ行政、警察、郵便局等関係機関がネットワークを構築し、認知症高齢者等が
行方不明となった場合に、FAX等で速やかに情報を共有することにより、早期発見・早期保護を図るも
のです。
(3)徘徊高齢者家族支援サービス事業
徘徊の恐れのある高齢者が専用端末を利用するための初期費用の助成を行っています。
徘徊があった場合、警備会社のGPS通信システムを使用して所在を特定し、家族に本人の居場所を
知らせることで、事故の未然防止及び家族の精神的・身体的負担の軽減を図っています。
(4)行方不明者に対する国等の取り組み
認知症高齢者の徘徊の問題を受け、厚生労働省及び警察庁では、ホームページにより行方不明者
の方の公開による情報提供の取り組みを進めています。
また、各市町村においても、全国の市町村に対し行方不明者捜索の依頼をする等、行方不明者の早
期発見に向けた取り組みを進めています。
2.認知症の方やその家族を地域で支える事業
(1)認知症サポーター養成講座
認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らしていくためには、認知症に対する正しい理解の
普及啓発が必要です。
そのため、認知症サポーター養成講座を開催し、認知症の方やその家族の応援者として認知症サ
ポーターの養成を行っており、平成18年度から平成26年10月までに9,846人が認知症サポーターと
なっています。
(2)認知症に関する講演会や研修会の実施
認知症に関する講演会や研修会等を実施し、認知症に関する正しい知識の普及啓発や市民や医
療、介護等専門分野の方への研修会等を通し認知症の方への適切なケアを実施できる体制構築を
図っています。
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平成26年度いわき市市政モニター通信の内容
番号
21-②
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
報道によると、年間1万人以上の認知症患者行方不明となっているとのこと。
本市においてはどのように対応していくのかを明確にし、早急に解決の方向へ向かうような
対応をお願いしたい。
3.認知症の早期発見・早期対応に関する事業
(1)認知症相談体制の充実
認知症の早期発見・早期対応を図るため、地域包括支援センター職員及び地区保健福祉センター、
保健所保健師による相談体制の構築を進めています。今後はより緊密な連絡体制の構築を図っていま
す。
(2)専門医療機関等との連携強化
認知症疾患医療センター(舞子浜病院)をはじめとする医療機関等との連携を図り、認知症の早期発
見・早期対応を進めています。
また、医療機関や介護サービス及び地域の支援機関をつなぐコーディネーターとしての役割を担える
知識・技術を習得した認知症地域支援推進員を長寿介護課内に配置し各機関との関係強化、認知症
施策のコーディネートを行っています。
今後は、認知症になっても住み慣れた地域で、安心して安全に生活をしていけるよう、より一層充実し
た事業の展開を図って参ります。
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平成26年度いわき市市政モニター通信の内容
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
番号
22
支所機能を含む小川町総合施設建設の、早期実現をお願いしたい。
【総務課 回答】
小川地区の地域総合施設の整備につきましては、長年、期成同盟会の皆様から、要望をいただいて
おりましたが、平成26年度から市総合計画・実施計画に事業を位置付け、今後、施設整備に向けて地
域の皆様と協議を進めていくこととしております。
施設整備に当たりましては、既存の支所や公民館、小・中学校、市民運動場等の公共施設の状況、
人口動態、地区の課題や特徴、更には市の財政状況等を踏まえ、実情に即した施設の機能や規模等
を整理していく必要があると考えております。
今般、小川地区においては、まちづくり構想の策定に着手されると聞き及んでおりますが、市といたし
ましては、地域づくり構想策定に係る検討の中で、地域の皆様によって整理される地域の現状や課題
を踏まえ、まちづくりに必要となる施設の機能や、施設整備の方向性について協議して参りたいと考え
ておりますので、御協力をお願いします。
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
番号
23
小川町の観光資源である背戸峨廊の災害復旧について、いまだトッカケの滝までに留まって
おり、観光客が減少するなど、寂しい状況となっている。
一日も早い復興を望みます。
【観光交流課 回答】
背戸峨廊につきましては、大震災及び大雨による崩落箇所があり、大変危険な状態にあることに加
え、余震が続いていたことから、登山者の安全が確保できないため、トッカケ滝から三連滝までの区間
の立ち入りを制限していますが、今後、地元の皆様や関係団体などと協議しながら、早期の制限解除
に向けた準備を進めて参りたいと考えております。
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平成26年度いわき市市政モニター通信の内容
番号
24
モ ニ タ ー 通 信 の 概 要 及 び 回 答 の 内 容
市の回覧物を見てみると、各戸配布しているものの中には、あまり利用価値の無いものも見
受けられる。
配布物の内容と配布方法について、吟味をお願いしたい。
【ふるさと発信課 回答】
「平成27年度市県民税申告相談受付のご案内」を、全戸配布ではなく回覧で市民の皆さんにお知ら
せしたことにつきましては、次の理由により、新たに申告が必要となる方にも回覧で十分に周知が図ら
れるものと判断したことによるものです。
① 昨年度申告された方に対し、申告書と併せて上記回覧と同じ内容のご案内を送付している。
② 広報いわき1月号において、市県民税申告相談受付についての記事を掲載し、申告期間をはじ
め、対象となる方や申告方法を掲載している。
③ 1月9日付の回覧にて地区ごとの申告会場をお知らせする旨を記載している。
今後におきましても、「回覧によるお知らせが本当に必要なのか」や「全戸配布と回覧のどちらが効果
的なのか」など、引き続き、各案件を十分に検証した上で、市民の皆さんへのお知らせを実施していき
たいと考えています。
今回は、貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。
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