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〒 100-8975
千代田区霞が関 1-2-2
中央合同庁舎 5 号館
環境省大臣 若林正俊 様
環境省大臣
若林正俊 様
拝啓 日々のご活躍、お疲れさまでございます。
さて用件ですが、18年4月13日付で茨城県健康福祉部長より
「環境省において処分方法について専門家による検討を行うと
聞いております」という回答を頂きました。また、動愛法23条で
は「動物を殺さなければならない場合には、できる限りその動
物に苦痛を与えない方法によってしなければならない。環境大
臣は関係行政機関の長と協議して、前項の方法に関し必要な
事項を定めることができる」とありますので、僭越ながら要望致
します。すでにご存じでしょうが二酸化炭素窒息死は苦痛死で
す。当方は、足をバタバタさせ、口から泡を吹いて死んでいく
姿を福島県と茨城県で目視確認済みで、毎日胸が苦しく、何を
しようとも、心から楽しめる日はありません。死亡確認もせず自
動的に焼却炉へ落とされる方法の県もあり(ネットで動画配信)、
焼却炉を開けた時に火ダルマの猫が炉から飛び出してきたとい
う目撃談もあります。通常、動物病院で行われる方法は注射安
楽死です。得策は、餌に無味無臭睡眠薬を混ぜて食べさせ睡
眠導入の後、注射を打つ方法。ちなみに福島県では処分数は
年間約5000匹。処分場は7カ所。土日祭日を除く年243日稼働で
一処分場について一日当たり2.9匹の処分ですから睡眠薬入り餌
で眠らせてからの注射安楽死への改善は物理的に可能です。
●行政獣医師のご厚意による試験結果(平 17 年)
アモバルビタール(500g 入 27000 円)をコロッケに入れて体重 10
∼ 15kg の犬で試したところ、■2 g で致死(←薬代 108 円)■ 1.5g
で麻酔が効いた状態になる(←薬代 81 円)■1 g でヨタヨタしてい
るが意識あり(←薬代 54 円)
薬代とコロッケ代を合わせても中型犬でさえ 200 円以下で
安楽死可能。コロッケではなくチーズを用いれば更に安価。
アモバルビタールは苦いがラボナという苦くない薬もある。
他には、 ●大阪府野性動物Gが17年 ガス麻酔をかけてからの
二酸化炭素処分に改善(二酸化炭素単独使用より良いはず)
●いわき市等の注射安楽死∼子猫(新生児)一匹当たり約32円。
∼・∼・∼・∼・∼・∼・∼・∼・∼・∼・∼・∼
《大臣への署名内容》
処分費削減は去勢避妊手術の徹底や、新しい飼い主への譲渡
によって果たすべきであり、一匹当たりの処分費を一円単位
で削減して、人間から見捨てられた動物に最後の最後まで苦
痛を強いるべきではないと思います。
本来、安楽死費用は飼い主負担とすべきですが、国民はアカ
の他人が処分場へ持ち込んだ命でも苦痛が軽減されるなら費
用負担をしても良いと考えています(苦痛死と安楽死のコスト差
は微々たるもの)「どうせ殺すんだから苦痛死で良い」と考える
のは一部の人で、そういう精神を次世代へ伝えてはいけないは
ずです。殺処分を減らす為に去勢避妊徹底の啓蒙と終生飼育
徹底の啓蒙を行うと同時に、苦痛死から安楽死へ改善すべきと
思いますので、お忙しい中、恐縮ですがご検討の程、
年 月 日迄にご回答下さいますようお願い致します。敬具
(大臣より回答が欲しい方は署名の後ろに○を付けてください)
署名1
署名2
ハガキ発行
動物の不妊去勢と尊厳死を考える会
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