東近江行政組合職員の自己啓発等休業に関する条例 平 成 2 0 年 3 月

第4編
人事
(東近江行政組合職員の自己啓発等休業に関する条例)
東近江行政組合職員の自己啓発等休業に関する条例
平 成 2 0 年 3 月 1 0 日
東 近 江 行 政 組 合 条 例 第 1 号
改正
平 成 21年 1 月 14日
条例第2号
(目的)
第1条
こ の 条 例 は 、 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25年 法 律 第 261号 。 以 下 「 法 」 と い う 。) 第
26条 の 5 第 1 項 、 第 5 項 及 び 第 6 項 の 規 定 に 基 づ き 、 職 員 の 自 己 啓 発 等 休 業 ( 法 第
26条 の 5 第 1 項 に 規 定 す る 自 己 啓 発 等 休 業 を い う 。 以 下 同 じ 。) に 関 し 必 要 な 事 項
を定めるものとする。
(自己啓発等休業の承認)
第2条
任命権者は、職員としての在職期間が2年以上である職員が自己啓発等休業
を申請した場合において、公務の運営に支障がなく、かつ、当該職員の公務に関す
る 能 力 の 向 上 に 資 す る と 認 め る と き は 、 大 学 等 課 程 の 履 修 ( 法 第 26条 の 5 第 1 項 に
規 定 す る 大 学 等 課 程 の 履 修 を い う 。 以 下 同 じ 。) 又 は 国 際 貢 献 活 動 ( 法 第 26条 の 5
第 1 項 に 規 定 す る 国 際 貢 献 活 動 を い う 。 以 下 同 じ 。) の た め の 休 業 を す る こ と を 承
認することができる。
(自己啓発等休業の期間)
第3条
法 第 26条 の 5 第 1 項 の 条 例 で 定 め る 期 間 は 、 大 学 等 課 程 の 履 修 の た め の 休 業
にあっては2年(大学等課程の履修の成果をあげるために特に必要な場合として規
則 で 定 め る 場 合 は 、 3 年 )、 国 際 貢 献 活 動 の た め の 休 業 に あ っ て は 3 年 と す る 。
(大学等教育施設)
第4条
法 第 26条 の 5 第 1 項 の 条 例 で 定 め る 教 育 施 設 は 、次 に 掲 げ る 教 育 施 設 と す る 。
(1) 学 校 教 育 法 ( 昭 和 22年 法 律 第 26号 ) 第 83条 に 規 定 す る 大 学 ( 当 該 大 学 に 置 か れ
る 同 法 第 91条 に 規 定 す る 専 攻 科 及 び 同 法 第 97条 に 規 定 す る 大 学 院 を 含 む 。)
(2) 学 校 教 育 法 第 1 条 に 規 定 す る 学 校 以 外 の 教 育 施 設 で 学 校 教 育 に 類 す る 教 育 を 行
うもののうち、当該教育を行うにつき他の法律に特別の規定があるものであって
同 法 第 104条 第 4 項 第 2 号 の 規 定 に よ り 大 学 又 は 大 学 院 に 相 当 す る 教 育 を 行 う と
認められる課程を置く教育施設(自己啓発等休業をしようとする職員が当該課程
1941
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を 履 修 す る 場 合 に 限 る 。)
(3) 前 2 号 に 相 当 す る 外 国 の 大 学 ( こ れ に 準 ず る 教 育 施 設 を 含 む 。)
(奉仕活動)
第5条
法 第 26条 の 5 第 1 項 の 条 例 で 定 め る 奉 仕 活 動 は 、次 に 掲 げ る 奉 仕 活 動 と す る 。
(1) 独 立 行 政 法 人 国 際 協 力 機 構 が 独 立 行 政 法 人 国 際 協 力 機 構 法( 平 成 14年 法 律 第 136
号 ) 第 13条 第 1 項 第 4 号 に 基 づ き 自 ら 行 う 派 遣 業 務 の 目 的 と な る 開 発 途 上 地 域 に
おける奉仕活動(当該奉仕活動を行うために必要な国内における訓練その他の準
備 行 為 を 含 む 。)
(平21条例2・一部改正)
(2) 前 号 に 掲 げ る 奉 仕 活 動 の ほ か 、 国 際 交 流 の 促 進 に 資 す る 奉 仕 活 動 の う ち 職 員 と
して参加することが適当であると任命権者が認めるもの
(自己啓発等休業の承認の申請)
第6条
自己啓発等休業の承認の申請は、自己啓発等休業をしようとする期間の初日
及び末日並びに当該期間中の大学等課程の履修又は国際貢献活動の内容を明らか
にしてしなければならない。
(自己啓発等休業の期間の延長)
第7条
自己啓発等休業をしている職員は、当該自己啓発等休業を開始した日から引
き続き自己啓発等休業をしようとする期間が第3条に規定する休業の期間を超え
ない範囲内において、延長をしようとする期間の末日を明らかにして、任命権者に
対し、自己啓発等休業の期間の延長を申請することができる。
2
自己啓発等休業の期間の延長は、規則で定める特別の事情がある場合を除き、1
回に限るものとする。
3
第2条の規定は、自己啓発等休業の期間の延長の承認について準用する。
(自己啓発等休業の承認の取消事由)
第8条
法 第 26条 の 5 第 5 項 の 条 例 で 定 め る 事 由 は 、 次 に 掲 げ る 事 由 と す る 。
(1) 自 己 啓 発 等 休 業 を し て い る 職 員 が 、 正 当 な 理 由 な く 、 そ の 者 が 在 学 し て い る 課
程を休学し、若しくはその授業を頻繁に欠席していること又はその者が参加して
いる奉仕活動の全部若しくは一部を行っていないこと。
(2) 自 己 啓 発 等 休 業 を し て い る 職 員 が 、 そ の 者 が 在 学 し て い る 課 程 を 休 学 し 、 停 学
にされ、又はその授業を欠席していること、その者が参加している奉仕活動の全
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部又は一部を行っていないことその他の事情により、当該職員の申請に係る大学
等課程の履修又は国際貢献活動に支障が生ずること。
(報告等)
第9条
自己啓発等休業をしている職員は、任命権者から求められた場合のほか、次
に掲げる場合には、当該職員の申請に係る大学等課程の履修又は国際貢献活動の状
況について任命権者に報告しなければならない。
(1) 当 該 職 員 が 、 そ の 申 請 に 係 る 大 学 等 課 程 の 履 修 又 は 国 際 貢 献 活 動 を 取 り や め た
場合
(2) 当 該 職 員 が 、 そ の 在 学 し て い る 課 程 を 休 学 し 、 停 学 に さ れ 、 若 し く は そ の 授 業
を欠席している場合又はその参加している奉仕活動の全部若しくは一部を行っ
ていない場合
(3) 当 該 職 員 の 申 請 に 係 る 大 学 等 課 程 の 履 修 又 は 国 際 貢 献 活 動 に 支 障 が 生 じ て い る
場合
2
任命権者は、自己啓発等休業をしている職員から前項の報告を求めるほか、当該
職員と定期的に連絡を取ることにより、十分な意思疎通を図るものとする。
(職務復帰後における号給の調整)
第 10条
自己啓発等休業をした職員が職務に復帰した場合において、他の職員との均
衡上必要があると認められるときは、当該自己啓発等休業の期間を大学等課程の履
修又は国際貢献活動のためのもののうち、職員としての職務に特に有用であると認
め ら れ る も の に あ っ て は 100分 の 100以 下 、 そ れ 以 外 の も の に あ っ て は 100分 の 50以
下の換算率により換算して得た期間を引き続き勤務したものとみなして、その職務
に復帰した日及びその日後における最初の職員の昇給を行う日として規則で定め
る日又はそのいずれかの日に、昇給の場合に準じてその者の号給を調整することが
できる。
(退職手当の取扱い)
第 11条
東 近 江 行 政 組 合 職 員 の 退 職 手 当 に 関 す る 条 例 ( 昭 和 58年 中 部 地 域 消 防 組 合 条
例第5号)第7条の4第1項及び第8条第4項の規定の適用については、自己啓発
等休業をした期間は、同条例第7条の4第1項に規定する現実に職務に従事するこ
とを要しない期間に該当するものとする。
2
自己啓発等休業をした期間についての東近江行政組合職員の退職手当に関する条
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例第8条第4項の規定の適用については、同項中「その月数の2分の1に相当する
月 数 ( 地 方 公 務 員 法 第 55条 の 2 第 1 項 た だ し 書 に 規 定 す る 事 由 又 は こ れ に 準 ず る 事
由 に よ り 現 実 に 職 務 に 従 事 す る こ と を 要 し な か っ た 期 間 に つ い て は 、 そ の 月 数 )」
と あ る の は 、「 そ の 月 数 ( 地 方 公 務 員 法 第 26条 の 5 第 1 項 に 規 定 す る 自 己 啓 発 等 休
業の期間中の大学等課程の履修又は国際貢献活動の内容が公務の能率的な運営に
特に資するものと認められることその他規則で定める要件に該当する場合につい
て は 、 そ の 月 数 の 2 分 の 1 に 相 当 す る 月 数 )」 と す る 。
(規則への委任)
第 12条
この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。
付
則 ( 平 成 20年 3 月 10日 条 例 第 1 号 )
こ の 条 例 は 、 平 成 20年 4 月 1 日 か ら 施 行 す る 。
付
則 ( 平 成 21年 1 月 14日 条 例 第 2 号 )
この条例は、公布の日から施行する。
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