German Reading 初級編 科目責任者 寺 田 雄 介 学年・学期 1学年・3学期 Ⅰ.前 文 本学の「ドイツ語」(語学選択)の授業は,コミュニケーション能力の向上を主眼に据えたインタラクティブな教授 法を採用しています。一方の「German Reading」(人文自然選択)では,文構造や初歩的な文法に着目しながら,平易 なドイツ語を「読む」行為に焦点を当てます。 講読テクストには,Der Mond war Zeugeの後半部分を用います。私立探偵の Patrick Reich が,博物館で起こっ た事件を調査して解決へと導く推理小説です。ドイツ語学習者のために編纂されたテクストで,GER(外国語学習,教 授,評価のためのヨーロッパ共通参照枠)の A2∼B1 レベルに相当します。前半部分に関しては日本語訳を用意してお きますので,スムーズに物語の世界に入り込むことができることでしょう。「入門編」と合わせて履修することで,一 作品を通読することになります。 この「初級編」は「ドイツ語」を選択している学生のみ履修可能ですので,注意してください。3学期にもなると, ドイツ語の四技能もかなり向上していることと思います。文章を正確に読むことはもちろんですが,ある程度まとまっ た量を読み通す力も養います。 Ⅱ.担当教員 寺 田 雄 介(語学・人文教育部門) Ⅲ.一般学習目標 「読む」行為を通してドイツ語の音声・語彙・文法の定着を図り,ドイツ語の文章を正確に理解できるようにするの が,この授業の目標です。 Ⅳ.行動目標 1.ドイツ語を正確に,かつ一定のスピードで発音できるようになる。 2.平易なドイツ語の文章を,辞書を用いながら独力で読み進めることができる。 Ⅴ.講義の学習内容 回数 月 日 曜日 時限 講 義 テ 1 11 9 水 5 オリエンテーション,これまでのあらすじ 2 16 水 5 Kapitel 7-1 3 30 水 5 Kapitel 7-2, Kapitel 8 4 12 7 水 5 Kapitel 9 5 14 水 5 Kapitel 10-1 4 水 5 Kapitel 10-2 7 11 水 5 Kapitel 11 8 18 水 5 Kapitel 12-1 ー マ 担 当 者 寺 田 雄 介 6 1 −159− 一 学 年 回数 月 日 曜日 時限 講 9 1 25 水 4 Kapitel 12-2 10 2 水 4 Kapitel 12-3,まとめ 義 テ ー マ 担 当 者 寺 田 雄 介 1 Ⅵ.評価基準 授業への積極的な参加すなわち平常点(50%)と提出物のクオリティー(50%)を鑑みて,総合的に評価します。 Ⅶ.教科書・参考図書・AV資料 教科書:コピーしたものを配布します。Der Mond war Zeuge ─ Ein Fall Claire Patrick Reich, Volker Borbein und Marie- Cornelsen Verlag, Berlin, 2009(ISBN:978-3-589-01503-0) 辞書:担当教員が貸し出します。 Ⅷ.質問への対応方法 授業中に積極的に質問してください。あるいは研究室(基礎棟3階,語学・人文教育部門室)まで来ていただいても 結構です。 −160−
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