平成27年度 公益財団法人せたがや文化財団決算書 事 業 報 告 書 財 務 諸 表 自 平成27年4月 1日 至 平成28年3月31日 目 次 (事業報告) 1 平成27年度事業報告総括 1 2 事業実績 10 3 事業評価 47 4 重要な契約の概要 51 5 登記事項 52 6 理事会、評議員会開催状況 53 7 役員名簿 55 8 評議員名簿 56 9 財団幹部名簿 57 (財務諸表) 1 貸借対照表 58 2 損益計算書(正味財産増減計算書) 59 3 付属明細書 72 4 財産目録 73 (監査報告) 監査報告書 76 事 業 報 告 書 1.平成 27 年度事業報告総括 (1) 財団全体の取り組み 財団全体の事業展開をみると、公益法人制度改革が進む中、平成 23 年 4 月に公益財団 法人として新たにスタートし、この間、「世田谷区第 2 期文化・芸術振興計画」に掲げる施策目 標を実現するため、区と協働して、次の「各事業部事業」として報告するように“幅広い文化・芸 術事業の展開”と“多様な文化創造活動や市民活動などの支援”により、文化・芸術の振興と 心豊かな地域社会の形成に取組んで来たといえる。 財団運営における公益目的事業比率は概ね 98%となっている。また、経常収益と経常費用は ともに 21 億 9,100 万余円となり収支相償を実現している。いずれも、「公益社団法人及び公益 財団法人の認定等に関する法律」の要請であり、このような点から、財団は適正に運営されて いると判断している。 財団全体の事業参加者・施設入場者数は、平成 26 年度と比較すると約 19 万 6 千人ほどの 減となっている。これは、キャロットタワーの 2 階にあった「ギャラリーカフェくりっく」が平成 26 年 度末で閉店となり、平成 27 年 4 月からは、世田谷区がマイナンバーカード(個人番号カード) 専用窓口を設置したことにより、それまで「ギャラリーカフェくりっく」で実施していた「公募による 区民創作品の展示事業」が展開できなかったこと、また、平成 26 年度は世田谷美術館による 大型企画展「ボストン美術館―華麗なるジャポニスム展」があったが、平成 27 年度はこのような 大型展がなかったことによるものである。 財団の運営・管理に関しては、昨年、雇用のあり方その他で労働基準監督署などから行政 指導等を受けた。財団は、この事実について重く受け止め、ホームページで公表・謝罪し、ま た、区、区議会、区民をはじめ多くの方からは様々にご意見をいただいた。財団は、指摘され た項目について対応し、その結果を各行政機関に報告したが、今後の対応のため平成 28 年 4 月当初、組織改正を行い、それとともに一層発展する財団となるために、財団内に第三者を 構成員とする委員会を設置し、課題の検討、ご意見をいただき、それを財団改革に活かしてい くこととする。 各事業部の事業参加者・施設入場者数の推移(人) 年度 生活工房 パブリック シアター 音楽事業部 美術館 文学館 合計 27 年度 140,946 220,356 14,696 347,240 152,305 875,543 26 年度 193,805 228,846 8,906 483,619 156,521 1,071,697 25 年度 195,454 207,659 9,765 350,938 138,209 902,025 24 年度 212,966 228,467 8,114 303,511 129,753 882,811 23 年度 236,680 240,672 9,785 195,609 100,406 783,152 (世田谷アートタウン「三茶 de 大道芸」は含まず) (2)各事業部事業 ≪世田谷文化生活情報センター≫ ①生活工房 公1-2「文化芸術の啓発、体験に資する展覧会」 大型展示企画としてはまず建築家坂茂(ばんしげる)氏の活動を紹介する「坂茂-紙 1 の建築と災害支援」展を開催し、紙管をはじめ様々な材料と独自の構法による建築から 日本国内および世界各地で展開してきた災害時の避難所等での試みを、会場全体に避難 所仕様の紙管によるパーテイションを設置し、写真パネルや模型などを用いて紹介した。 併せて紙管を実際に組立てる体験ワークショップを開催し、軽量で明快な構造であるこ とや力を合わせて組み立てることの大切さを経験する好機となった。もうひとつの大型 展では時間をテーマに「時間をめぐる、めぐる時間の展覧会」を開催し、国内外の四季 折々に起きる自然現象、執り行われる祭り、一日、一年などの始まりと終わりを感じ取 る感性や知恵など、多様な暮らしぶりを見つめる大空間となった。 ギャラリー企画では「地域」や「モノづくりの産地」などを意識したユニークなライン ナップとなった。地元三軒茶屋の迷宮といわれる商店街の考現学的手法による調査結果 をイラストレーターによって表現した「三軒茶屋 三角地帯 考現学」では昔を懐かし む高齢層から新たな感性で面白がる若手まで幅広い層の来場者を得ることができた。ま た和紙に着目した「WASHINOITO 未来を着る、浜井弘治の和紙のプロダクト展」では、和 紙の機能性と先端技術が融合した衣服の在り方を共有し、「MADE IN OCCUPIED JAPAN 海 を渡った陶製人形展」では戦後のモノづくりの現場を振り返る好機となった。 「働く女性 の衣装 大原女とあんこさん」の衣装展示では、試着体験の参加者から着物の心地よさ と美意識、機能性を再認識したと好評であった。 平成 23 年度から継続している「七つの海と手しごと展」ではインドネシア スンバ島 の絣織の貴重なコレクションを目の当たりにする絶好の機会となった。 公1-3「文化芸術の啓発、体験、支援などの教育普及活動」 毎年好評の小中学生を対象としたワークショップでは、他のワークショップよりも短時 間で気軽に参加できる企画を試みとして、若手デザイナー数名がサポートしてオリジナル のバッグをつくる「夏休みをいれるバッグをつくろう!」を開催し、300 名を超える参加 者でにぎわった。また経年実施しているアニメーション、分解、次世代自動車、テキスタ イル等をテーマにしたプログラムでは、参加者の兄弟姉妹からも「参加できる学年になっ たら自分もやってみたい!」と熱烈な声も多く聞くことが出来、参加者の動向や満足度を 高めるための創意工夫や、将来にわたって探究心を育む機会を提供することの重要さを再 認識することができた。 一般向けのワークショップでは、時をテーマにした展覧会に向けた企画として展開した 「時のフィールドワークショップ」が充実した内容となり、企画展にも十分にその成果を 反映することができた。また、映像をテーマに新たに立ち上げた企画「穴アーカイブ」で は、昭和 30~50 年代に普及した 8 ミリフィルムに記録された映像を区民から募集し、撮影 者本人や家族などへの聴き取り調査、デジタル化というプロセスを経て、上映会を開催し 記録と記憶の交流の場を提供することができた。 公1-4「文化芸術活動の発表の機会の提供」 第 4 回世田谷区芸術アワード“飛翔”で採択した「CASA PROJECT」の制作発表を実施し た。また、子どもワークショップにも特別枠を設け、CASA PROJECT の魅力を発信しより多 くの来場者に体験してもらう機会とした。 公1-6「文化芸術の活性化を図るための情報提供」 情報発信の柱である生活工房ホームページの運営では、facebook page や twitter など の SNS を活用しながら充実させた。Twitter などでは参加者からの感想がつぶやかれるこ とも多く、アンケート等の調査と併せ、参加者動向をつかむ機会となっている。四半期毎 2 に発行しているイベントガイドもコンパクトながら特集枠を活用するなど、生活工房のプ ログラムの魅力を伝えるツールとして充実させてきた。さらに、年報にあたる「アニュア ルレポート」は年間通じて展示会場やその他のプログラム、ホームページなどを通じて来 場者に配布できる環境を整え好評となっている。 公1-7「国際交流のための文化芸術活動」 今年度で 12 回目を迎えた留学生の研究発表展 JAPONDER ではアフリカのウガンダからの 留学生を迎え、 「結婚」をテーマにした展示や食のワークショップでウガンダの暮らしぶり の一端を体験する機会を得た。また、「DAYS JAPAN 写真展」で主催する国際フォトジャー ナリスト大賞受賞作品の展示では、国内外の紛争、貧困問題、環境問題など、21 世紀に直 面している様々な局面を見つめる機会となり毎年の開催を期待する声も多く聞かれた。 公2-1「市民活動の支援及び振興に資する事業」 生活工房施設内に設けた「市民活動支援コーナー」の運営を大きな柱として、区内で活 動する様々な団体に向けた相談事業、団体間交流を促進するプログラムなどを展開した。 「市民活動の日々展」では、コーナーの登録団体から参加する数も増え、それぞれ創意工 夫をして区内外の来場者に盛んにアピールすることができた。また恒例の「世田谷アート フリマ」も好評で、作り手との交流、作り手同士との交流も活発でにぎわった。 ②世田谷パブリックシアター 世田谷パブリックシアターは、1997 年に開場し、主劇場とシアタートラムの 2 つの劇場 と大小 3 つの稽古場を中心に、 「新しい作品とレパートリーの創造」、 「国際的な共同制作」、 「地域や、学校その他の区内施設との連携」、「人材養成・普及啓発事業」、「国内の公共劇 場との連携」等を柱に、国内外に発信する創造型の公共劇場として活動している。 公1―1「文化芸術の振興に資する展覧会、公演等の企画・実施及び調査研究 国内演劇創作事業として、主劇場で 3 本、シアタートラムで 1 本の作品を上演した。主 劇場では 6 月、野村萬斎芸術監督企画として、 「敦―山月記・名人伝―」を、7 月にはレパ ートリーの創造シリーズとして、兵庫芸術文化センター・文学座と共催で、鵜山仁演出「ト ロイラスとクレシダ」を、11 月には、マキノノゾミ作・演出で「現代能楽集Ⅷ-道玄坂綺 譚」を上演。また、シアタートラムでは、同時代演劇の創造シリーズとして、2 月に、赤 堀雅秋作・演出による「同じ夢」を上演した。これらの作品は世田谷での初演を皮切りに、 兵庫、新潟、松本、大垣、びわ湖、能登、豊橋、広島、福岡等、国内各地の創造型の公共 劇場などを巡演した。 また、昨年度より、夏休み期間、子どもの主体的参加に力点を置いたいくつかの事業を “こどもプロジェクト”と位置付け企画・実施した。主劇場では、プロミュージシャンの 指導のもと長期間のワークショップを体験した区内中学生と日野皓正 Quintet メンバーに よる、ジョイントコンサート『日野皓正 presents Jazz for Kids』、シアタートラムでは、 コンドルズのメンバーのスズキ拓朗振付・構成・演出による「鳥獣戯画」、そして読み聞か せ『お話の森』を実施した。 公1―3「文化芸術の啓発、体験、支援などの教育普及活動」 平成 28 年 3 月には、開館以来の企画『地域の物語』を実施した。1 月から 3 月にかけて ワークショップを重ね、最終日にシアタートラムで作品を発表、 『生と性をめぐるささやか な冒険<女性編>』という、女性が抱える問題や悩みなどを参加者と来場者が共有する場 として上演し、討論することもできた。6 月には昨年に引き続き、高齢者施設と障害者施 3 設を訪問して行う@ホーム公演、 『 チャチャチャのチャーリー~風に吹かれて、森の花嫁~』 を 14 ヵ所で実施し、劇場にはなかなか足を運べない多くの皆さんに楽しんで頂く機会とな った。また、区の受託事業として、学校連合行事、区内小学校全校の 6 年生約 5,700 人を 対象に、古典芸能である「狂言」鑑賞をワークショップと組み合わせた『古典芸能鑑賞教 室』を実施した。コミュニティープログラムや学校プログラムでは年間を通じて、劇場や 区内小・中学校で積み重ねている、多種多彩なワークショップ事業をさらに充実させ、人 気を集めた。広く区民全般に向けたもの、子どもたち、子育て世代、教員・教育者、これ からの演劇・ワークショップを担う人たち向けのものなど、対象に応じて形式や内容を工 夫し、ワークショップ、レクチャー、研究会などを展開した。 公1―4「文化芸術活動の発表の機会の提供」 区民が舞台に立つ機会として恒例の『フリーステージ』をゴールデンウィーク期間に実 施した。音楽部門 14 団体、バレエ部門 8 団体、ダンス部門 39 団体の区民が参加し、日頃 の舞踊や音楽の練習の成果を発表した。若い演劇人の発掘と育成を目的とした『シアター トラム ネクスト・ジェネレーション vol.8』は、第 4 回世田谷芸術アワード“飛翔”受賞 公演である、脚本・演出・美術・村井雄による、開幕ペナントレース「ROMEO and TOILET」 を上演、これからの活躍が期待される公演となった。 公1―5「地域交流のための文化芸術事業」 19 年目を迎え、秋の恒例の事業となった、世田谷アートタウン『三茶 de 大道芸』を実 施。二日間で 19 万人の人出となった。区内外の多くの人々に三軒茶屋の存在を知って頂け る好機ともなり、地域に大きな賑わいと交流を呼び、経済効果をもたらした。 公1―6「文化芸術の活性化を図るための情報提供」 ホームページや広報紙誌、マスコミ媒体等を通じて、劇場の活動を広く区民等に発信し た。また、学芸活動のアニュアルレポート、事業の紹介冊子「CarroMag」を発行した。 公1―7「国際交流のための文化芸術事業」 国際交流公演として、映像の魔術師の名を世界的に知らしめている、カナダのロバー ト・ルパージュの代表作、「Needles and Opium/針とアヘン」を招聘。感性の鋭いアー ティストや観客に多大の芸術的刺激を与えることができた。また、フランスからは、10 月 のアートタウンの時期に、ヌーボシルクの草分け的存在といわれているチャプリン一家に よるパフォーマンス「ミュルミュルミュール」を招聘。兵庫、愛知にも紹介し、チケット 代を廉価に設定することで、お大人も子供も楽しめる不思議な物語を提供できた。また、 京都造形芸術大学と共催して、日韓創作ダンス公演「原色衝動」を韓国、京都、東京で実 施。日韓二人のダンサーと、写真家・アラーキーの原色の世界が相まって、熱い衝動を観 客に放った。 ③音楽事業部 公1-1「文化芸術の振興に資する展覧会、公演等の企画・実施及び調査研究」 気軽に楽しむ演奏会として、毎年恒例の「せたがやジュニアオーケストラ 夏のコンサ ート」を実施したほか、世田谷フィルハーモニー管弦楽団と区民合唱団による「名曲コン サート」では、モーツァルトの「レクイエム」を演奏し、いずれも好評であった。 音楽愛好者向け演奏会として、池辺晋一郎音楽監督が様々な分野で活躍しているゲスト を迎え、音楽にまつわるトークと演奏を展開する「異分野とのコラボレーション」では、 4 スポーツ評論家・音楽評論家の玉木正之、プロフィギュアスケーターの八木沼純子を招い て、 「スポーツと音楽」という、一見まったく異なるテーマの意外な共通点や関係からそれ ぞれの魅力の本質を探り、注目を浴びた。一方、室内楽ではジャズとクラシックという異 なるジャンルの若手ピアニスト、中野翔太と松永貴志が、聴衆がピアノ 2 台をぐるりと囲 むスタイルでの演奏を披露し、新たな楽しみ方を提供した。さらに、世田谷区在住の世界 的チェリスト堤剛による、国際的な活躍を続けるピアニスト練木繁夫とのデュオ・コンサ ートは、円熟期の香り漂う、至福の時間を出現させた。 多様な音楽ジャンルの演奏会としては、日本の伝統芸能を取り上げ、三味線の名手・本 條秀太郎等による、唄・三味線・語りを通して、 「江戸」という世にも不思議なテーマパー クが織りなす美と音の世界に、これまであまり興味を持てなかった参加者も浸り切った。 公1-3「文化芸術の啓発、体験、支援などの教育普及活動」 教育普及では、せたがやジュニアオーケストラの夏の演奏会に来場した小中学生を対象 に、楽器体験ワークショップを実施するとともに、楽器を演奏したことのない子どもが、 楽器に触れられる、 「楽器体験ワークショップ」を催し、演奏する喜びに目覚める機会を生 み出した。 次に、今年度より取り組んだ「ゴスペルワークショップ」は、申込者が定員の 3 倍にな るほどの盛況であったが、参加者には、発表コンサートのほか、地元商店街主催の「Xmas ゴ スペルナイト in 三茶」への出演の機会も整えるなど、実施内容の充実を図り、区民の音 楽活動の促進に貢献した。 さらに、作曲家・舞台音楽家の宮川彬良による、独自の解釈で楽曲を解析しながら展開 する音楽バラエティーコンサートは、公開リハーサルや合唱のワークショップを加えたこ とで、いっそう魅力溢れるものとなった。 青少年育成としては、ジュニアオーケストラの活動が6年目を迎え、定期演奏会では、 例年より難曲に挑んだにもかかわらず、演奏のレベルの高さや技術向上を賛美、感嘆する 声が多く寄せられ、今後の励みに繋がった。 区内の小・中学校などに出向いて行う「アウトリーチ活動」は、区立 2 小学校において、 プロの演奏家による、楽器の詳しい紹介や本格的な演奏を実施し、子どもたちに、音楽へ の愛着や興味を掻き立てた。 公1-4「文化芸術活動の発表の機会の提供」 区内のアマチュアバンドを対象とした「せたがやバンドバトル」は第 4 回目を迎え、55 組の応募があった中、音源審査を通過した 10 組に敗者復活戦から勝ち上がった 2 組が加わ って、鍛練した技術を競い合い、女性のみのバンドが初めて決勝大会に進出したこともあ って、客席は大いに盛り上がった。 さらに、世田谷フィルハーモニー管弦楽団、区民合唱団、区民吹奏楽団への活動支援を行 ったほか、第 4 回世田谷区芸術アワード“飛翔”「音楽」部門で受賞した打楽器奏者の會田 瑞樹氏による、受賞記念発表会を実施した。また、本年度は、「世田谷区芸術アワード”飛 翔”」の足跡をふり返り、その意義をさらに深めるため「世田谷区芸術アワード”飛翔”歴 代受賞者コンサート」を開催した。 公1-5「地域交流のための文化芸術活動」 身近なところで音楽に触れる機会を設ける「せたがやまちかど・まちなかコンサート」で は、まちかどコンサートとして二子玉川公園などで、様々なジャンルの演奏を披露した。ま ちなかコンサートとしては、区内 6 か所の児童館、保育園に出向いて、 「うたのコンサート」 5 と題するミニコンサートを実施し、好評を博した。さらに、世田谷から音楽文化を発信する、 「せたがや音楽プロジェクト」は 2 年目を迎え、多彩なジャンルの出演者によるコンサート、 ワークショップなどを開催した。特に、音楽を自由に楽しめる喜びをテーマにした「戦後 70 年 音楽は自由をめざす」は、本プロジェクトならではの試みとして高い評価を得た。 また、商店街の一層の活性化を目指す「商店街アートプロジェクト」では、経堂・喜多見・ 三軒茶屋商店街が中心となって開催した音楽祭などに演奏者を派遣し、盛況をもたらした。 公1-6「文化芸術の活性化を図るための情報提供」 半期ごとに発刊するパンフレットにより、詳細な音楽情報を提供するとともに、エフエ ム世田谷の番組に公演前の演奏者などを出演させたほか、メールマガジン、ブログ、 Facebook、Twitter など、多様な情報発信手法の活用や、マスコミ等への情報提供の充実 を図り、広く区民等への周知を図った。さらに、本年度より区から受託し、発行した「文 化情報誌」により、音楽文化の振興や区民の音楽活動の促進が強化された。 ≪世田谷美術館≫ 公1-1「文化芸術の振興に資する展覧会、公演等の企画・実施および調査研究」 平成 27 年度もまた、世田谷美術館では美術やその周辺に広がるさまざまな文化的事象を とらえ展覧会事業を展開した。 平成 26 年度の最後期からの開催となった「東宝スタジオ展 映画=創造の現場」は、 「企 業と美術」シリーズの第 3 弾として企画したものだ。同展では 1932 年に世田谷区砧で創立 した写真科学研究所(P・C・L)を前身とする東宝スタジオを舞台に、映画製作に奔走した 多種多様なクリエイターたちの仕事を紹介した。映画という文化を支えた美術監督、衣裳 デザイナー、あるいは映画監督の絵コンテ、あるいは映画音楽の原譜などを展示した。 「速水御舟とその周辺―大正期日本画の俊英たち」は、速水御舟という伝説的な画家に 焦点をあてるとともに、その周辺にあった画家たちの仕事を介して、大正期の日本画壇の 動向を検証する機会となり、立体的に画家・速水御舟の姿をとらえることができた。 夏休み期間に開催した「金山康喜のパリ―1950 年代の日本人画家たち」では、1950 年代 にパリへ旅立った金山の画業と、同時代のパリでの時間を共有した作家たちの作品を併せ て展示することで、表現の幅を急激に広げていった戦後美術の一断面を紹介することがで きた。 「生誕 100 年 写真家・濱谷浩―もし写真に言葉があるとしたら」は、濱谷の代表的シリ ーズである〈雪国〉 〈裏日本〉などの作品群を紹介し、偉才と呼ばれた写真家の足跡を丹念 に辿った。 「スペインの彫刻家フリオ・ゴンサレス―ピカソに鉄彫刻を教えた男」は、国内では初 めて本格的にゴンサレスを紹介する機会となった。来館者には、ゴンサレスの独特な表現 世界を堪能していただく場となった。 年度最終の展覧会は「ファッション史の愉しみ―石山彰ブック・コレクションより」で、 これは神戸ファッション美術館とのコラボレーションで実現した。16 世紀以降の貴重な服 飾資料とファッション・ブックやファッション・プレートを展示し、現代のファッション 状況の源流を成した時代をつぶさに見る機会となった。 所蔵作品を活用したミュージアム コレクションは、 「渡辺豊重と平野甲賀」展、 「おもし ろいかたち・いろいろ」展、 「小泉淳作と小林敬生」展を開催し、また 3 つの分館において も各館年間 3 展を開催し、それぞれ収蔵作品の持ち味を活かし、個性あふれる展覧会事業 6 を開催した。そして調査研究の成果物としては、 『紀要』の発行をはじめ、事業総括を含め た記録である『年報』などの刊行を通じて発表した。 公1-3「文化芸術の啓発、体験、支援などの教育普及活動」 世田谷美術館は開館以来、区立小中学校との連携を深め「鑑賞教室」を実施してきた。 対象として小学生は第 4 学年、中学生は第 1 学年である。この事業の実施にあたっては東 京学芸大学との連携で、インターン生による各校への出張授業を実施し、また約 400 名が 登録する鑑賞ボランティアの参加と協力を得ている。また、同じく開館以降継続している 「美術大学」についても充実の度合いを高め、その卒業生たちが友の会や鑑賞ボランティ アに参加するなど、良き循環作用を得ている。小学生から中高年までを包括する各種事業 の展開によって、当館は生涯学習の場としての機能も果たしているといえよう。 公1-4「文化芸術活動の発表の機会の提供」 世田谷区の事業として長年にわたって開催されてきた「区民絵画展」 「区民写真展」が当 財団に移管されてしばらく時を経たが、両事業への参加者数はほぼ横ばいである。昨今は デジタル技術の進歩により、私たちの日常生活にもさまざまな変化が生じ、ウェブ環境の 向上からインターネット上での作品発表や発信も盛んである。しかし、実際に作品を描き、 題材を求めて写真を撮ることを楽しみとする区民も多いことから、両展を隔年開催としつ つも、この事業を継続してきた。また区民ギャラリーの運営も好調であり、多くの利用者 を得ており、これは当館への関心を深めてもらう契機となっている。 公1-5「地域交流のための文化芸術事業」 世田谷美術館の前庭を中心して毎年開催している「さくら祭」は、当館の春の恒例行事 として定着し、日常的に美術館活動を支援してくれている友の会会員と鑑賞ボランティア たちが交流する場ともなっている。さらに、公園への来園者が美術館に立ち寄るきっかけ となっている。そのほかに近隣で開催される「緑化まつり」「用賀サマーフェスティバル」 への支援、参加を実施してきた。また昭和女子大学などの区内にある大学とのコラボレー ションも、今後ますます大切な課題になると考えている。 公1-6「文化芸術の活性化を図るための情報提供」 インターネットは、もはや日常生活において不可欠な情報提供、情報共有のツールとな っている。しかし、誤った情報発信が大きな課題を生じさせることにも留意しなくてはな らないし、利便性を追求することでウェブ環境をもたない方々が存在していることへの配 慮を忘れてはならない。当館ではわかりやすい情報提供をめざし、毎年、ホームページの 改善を進めるとともに、スマートフォン対応も進めた。また、これまでの展覧会事業の詳 細を紹介できるよう、アーカイブズとの連動も模索している。 ≪世田谷文学館≫ 公1-1「文化芸術の振興に資する展覧会、公演等の企画・実施及び調査研究」 「植草甚一スクラップ・ブック」展は、映画やミステリー、ジャズ、アメリカのカウン ターカルチャーの紹介者として 1960 年代~70 年代の若者から熱狂的な支持を受けた文筆 家の独創的な生き方に着目した過去最大級の展覧会として企画した。あわせて、ご遺族か ら寄贈された 1,200 点に及ぶコレクションのうち、ノートやメモ、コラージュ、スクラッ プ・ブックなどの詳細を「植草甚一関連資料目録」として刊行した。 会期中、関連イベントの一環として開催した開館 20 周年記念事業「セタブン・マーケッ ト」では、古書、雑貨、フードの店舗 25 店に加え、これまで当館の活動にご協力いただい 7 てきた作家、デザイナー、編集者など 21 人の方々が私物を出品、近隣の区民を含めた幅広 い世代の来場者で終日賑わい、本との新たな出会いの場を創出することが出来た。 「宮西達也ワンダーランド展」は、現在最も人気のある絵本作家のひとりである宮西達 也の作品世界をアイデアスケッチやダミー絵本(草稿)、ジオラマも含めて立体的に紹介し た。全参加者の 30%は子ども世代であり、10 数回に及ぶ作家のライブ・ペインティング& ギャラリー・トークでは、展示室に家族連れの笑声が響き、展示の新しい楽しみ方を職員 も学ぶ機会となった。 「詩人・大岡信展」は詩人として、また古典文学から造形芸術にまたがる評論家として 他に追随を許さない広範な活動を行ってきた大岡信の、特に詩人としての業績を、初出品 を含む詩稿や創作ノートなど貴重な資料で掘り下げた。造形作家とコラボレーションした 作品はじめ、詩を立体的に見せる空間演出で好評を得た。 「浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる」は日本を代表する漫画家の初の大型個展とし て開催。 「描き続けている軌跡そのものを展示する」というコンセプトのもと、1,000 点を 超える原画を展示、圧倒的な質と量を誇る作家が発するエネルギーを来館者が体感するこ とができた。20 代~30 代の若い世代を中心とした反響は大きく、開館以来最高の入場者数 を更新した。 コレクション展は、「戦後 70 年と作家たち」をテーマに前期、後期の 2 回にわたって、 作家たちが激動の日々をどのように見て、生き、書いたかを収蔵コレクションを通して紹 介した。 公1-3「文化芸術の啓発、体験、支援などの教育普及活動」 教育普及事業の柱である「せたがや子ども文学館」では、 「いつでも、どこでも」子ども たちを受け入れることのできる博物館事業をめざしている。学校や地域との連携を図るア ウトリーチ事業「どこでも文学館」を、区内の小中学校、区民センターなどのべ 16 か所の 学校と施設で実施した。27 年度は、世田谷区と縁組協定を結ぶ群馬県川場村での展示を開 始したほか、企画展の成果を活かし、新たに「宮西達也と子どもたち」の展示セットを制 作した。 館内では「コトバのミュージアム」として、作家、画家、詩人、歌人など多彩なジャン ルの講師を招き、 「ことば」と隣接分野を交差させるワークショップを開催した。自然と芸 術の野外体験プログラム「子どもボランティア探偵団」では、中学、高校、大学生のボラ ンティアのべ 47 人が活躍した。 6 回目となる菅野昭正館長プロデュースによる連続講座は企画展にあわせ、詩人・大岡 信の多面的な業績を振り返る講演会と対談を、谷川俊太郎、長谷川櫂、吉増剛造ら、わが 国の詩歌界を代表する講師陣により開催した。 活動支援・共催事業では、教育委員会や文学館友の会との連携・共催事業、多摩美術大 学との共催によるリーディングシアター・講演「第 5 回 清水邦夫の劇世界を探る」に取 り組んだ。人材育成については学芸員実習や特別支援学級も含めた小中学生の職場体験受 入を実施した。 公1―4「文化芸術活動の発表の機会の提供」 第 33 回となる「せたがや文学賞」では詩、短歌、俳句、川柳、随筆の 5 部門から作品 を募集し、応募作・人数は前回平成 25 年度より減少したものの、入賞作品については高い 評価を選考委員からいただいた。 8 公1-6「文化芸術の活性化を図るための情報提供」 広報では、事業の対象となる層にあわせて、初めて Twitter を開始した。情報の即時性、 伝播性が高く、事業の内容によっては紙媒体以上の効果があった。 「開館 20 周年記念誌」は「せたがや文学賞」上位入賞作品の発表誌と 1 冊にあわせて刊 行し、文学館の 20 年の歩みを振り返った。 同じく 20 周年記念事業「金曜日の本」は、「金曜日の夕方に本を抱えて帰るときの孤独 と愉しみ」をコンセプトに、平成 25 年度に企画展を開催したクラフト・エヴィング商會の 制作による活版印刷の本(小説)と朗読レコードを出版した。 9 10 28年3月5日~21日 時という視点で世界を見つめる展覧会。人類が天体の運行から時間の 感覚、地域ごとにめぐる季節感、動植物に特有の時間の流れなど、 様々な角度から「時」を体験する空間を演出し、改めて「時」について考 える機会を提供した。 坂茂(ばん しげる) -紙の建築と災害支援 DAYS JAPAN写真展2015 地球の上に生きる -世界の未来をつくるために - 働く女性の衣装 大原女とあんこさん 無料 9月6日 5月9日 講演会「アートにみる大原女とあんこさん」 田中圭子(京都造形芸 術大学講師) 写真誌「DAYS JAPAN」が主宰した第11回「DAYS国際フォトジャーナ リズム大賞」受賞作品展。地球環境や紛争、貧困問題など、世界で起き ている現状を知り異文化への理解を深めた。関連展示: 「地球の上に 生きる2015-忘れたくない沖縄・辺野古の海のこと」(撮影:中村卓哉) 5月29日~6月21日 5月16、17日 4月25日 講演会 「大原女衣裳とあんこさんの服装あれこれ」 講師:青木美 保子(京都女子大学准教授) 体験とおはなし 「衣装を着てみませんか?」 4月24日~5月24日 無料 500 500 500 無料 1,000 500 8月29日 9月12日 無料 8月28日~10月4日 京都の大原女(おはらめ)と、伊豆大島のあんこさんはそれぞれの地 域を象徴するイメージとして定着している。観光資源になっている新旧 の衣装にまつわる歴史・変遷・特徴などを比較展示し紹介した。 腰機でベルトを織る 染織家・渡辺万知子氏の貴重なコレクションから、島に伝わる色鮮や かなイカット(織物)、ヒンギとラウほか民芸品・映像など約30点を展示し 島の暮らしぶりなども紹介した。 500 12月12日 親子体験ワークショップ「避難所をつくろう!」 1,000 無料 28年3月20日 ワークショップ「日時計をつくろう」 無料 無料 無料 利用料金 (円) 紙管をはじめ様々な材料と独自の構法による建築から、災害支援に 至るまで、世界各地でプロジェクトを進行させている建築家坂茂氏の活 動を、会場いっぱいに、紙管と紙で構成した避難所仕様のパーテイショ 11月28日~12月20日 ンを設置して写真や模型、2011年の東北大震災の避難所の様子のパ ネルなどを通じて紹介した。 28年3月19日 おはなし会「世界のはじまり、時のはじまり」 28年3月12日 実施月日 実施内容 時間をめぐる、めぐる時間の展覧 上映会「めぐる季節、約束の物語」 会 個別事業名 デザイン・ アートの展 七つの海と手しごと展 示 第6の海 「インド洋とスンバ島 講演会「スンバ島のイカットと人々のくらし」 のヒンギ/ラウ」 記録映像上映 「スンバ島の家を建てる」 事業名 2.事業実績 (1)世田谷文化生活情報センター 生活工房 3,644 20 10 15 3,500 15 38 55 8,403 28 5,908 17 60 38 4,260 実績人数 (人) 1,500 ↓ 3,500 8,000 3,000 4,000 当初計画数 (人) 生活工房ワーク ショップルーム ギャラリー セミナールーム 生活工房ワーク ショップルーム ギャラリー セミナールーム 生活工房ワーク ショップルーム ギャラリー セミナールーム 生活工房ワーク ショップルーム ギャラリー セミナールーム 生活工房ワーク ショップルーム ギャラリー セミナールーム 実施場所 11 はたこうしろう絵本原画展 「ぼくはうちゅうじん」 DAYS JAPAN写真展2015 地球の上に生きる -世界の未来をつくるために - 個別事業名 6月14日 7月18日~8月21日 講演会「ジャーナリストの視点から」 講師:広河隆一(フォトジャーナ リスト) 子どもが初めて出会う宇宙の本として作られた『ぼくはうちゅうじん』の 原画とラフスケッチを展示し、はたこうしろう氏の描く宇宙を紹介する機 会とした。子どもワークショップの「おはなしいっぱい」の期間とも合わ せ、夏休みの特別企画として開催した。 ファッションデザイナー浜井弘治氏とともに、和紙にこめられた先人の 知恵に触れつつ、最先端の素材と捉え、和紙糸と和紙プロダクトの可能 性を伝えた。 ワーク ショップ・ 講座 時をときはなつvol.3 「水に満ちた木の皮を編む」 講師:長谷川美 和子(木のヒゲ) 時のフィールドワークショップ2015 時をときはなつvol.4 「月をうつす」 竹を材料に月見にちなんだ食 器をつくるワークショップ 2,500 1,500 9月26日 無料 無料 500 500 無料 6月21日 通年 日本列島の四季折々の変化を紹介する映像を通じて、森の豊かさ、 「森・里・海の連環による豊かな 人々の暮らし、海の豊かさ、そしてそれらのつながりについて考える機 海づくり レリーフジオラマ」の上 会を提供する。(本レリーフジオラマは2012年韓国の麗水で開催された 国際博覧会の日本ゾーンで発表されたレリーフジオラマ。博覧会終了 映 後により多くの人たちに継続発信すべく当館に引き渡された。) 28年2月28日 セタガヤ・ローカルの歩き方 28年3月26日~31日 (~4月17日) 28年2月6日 都築響一のフィールド・ノート――記録し、記憶すること 28年1月30日~ 2月28日 500 28年1月17日 第二次世界大戦後、連合国の占領下にあった日本で民間貿易が再 開された昭和22年から27年にかけての5年間の輸出品には「Made in MADE IN OCCUPIED JAPAN Occupied Japan(占領下の日本製)」の刻印が義務付けられていた。本 1947-1952海を渡った陶製人形 展では、田中荘子氏(米国オキュパイド・ジャパンクラブ代表)のコレク 展 ションから、名古屋、瀬戸、有田などの産地で、製造・輸出された陶磁 器のうち約200点を里帰り展示した。 三軒茶屋 三角地帯 考現学 世田谷通りと玉川通り(国道246号)に挟まれた三軒茶屋のデルタ地 帯――通称「三角地帯」。本展ではこの三角地帯に焦点をあて、多角 的に調査し紐解きイラストレーションで記録した。 2,500 無料 無料 無料 500 500 利用料金 (円) 28年1月16日 12月26日~ 28年1月24日 8月21日 6月7日 「イラクの素顔を知る体験講座~人情あふれる“紛争地”のお話」 講 師:日本国際ボランティアセンター 池田未樹 「わからないから面白い、宇宙と虫と絵本の話」 実施月日 実施内容 WASHINOITO未来を着る、浜井 デザイン・ 弘治の和紙のプロダクト展 ワークショップ「和紙布でつくるトートバッグ」 アートの展 示 公開インタビュー「和紙布に未来はあるのか?!」 事業名 14 15 4,335 924 60 88 7,633 41 65 4,020 126 7,038 77 33 実績人数 (人) 15 15 5,000 1,500 300 4,000 1,000 ↑ 1,500 当初計画数 (人) 生活工房ワーク ショップルーム 八角堂 生活工房ギャラ リー 生活工房ギャラ リー ワークショップ ルーム セミナールーム 生活工房ギャラ リー ワークショップ 生活工房ギャラ リー ワークショップ 生活工房ワーク ショップルーム ギャラリー セミナールーム 実施場所 12 11月7日 一色邸オープンハウスでの上映会 28年2月12~26日 8月3日、4日 NHK放送技術研究所を舞台に、映像と放送の仕組みを体験する ワークショップ。前半は、コマ撮りアニメーションづくり。後半は放送スタ ジオでの番組収録。キャスターやリポーターの出演側と、カメラマンやフ ロアディレクターなどの裏方と、両方を体験した。 NHK技研×生活工房 夏のアニメーションワークショップ報告展 28年3月9日 通年 28年1月24日、31日 朗読発表会 朗読を通してことばや表現の世界を体感し、朗読の基本、表現力の向 上を図り、日常生活を豊かにすることを目的とする講座を開催した。 朗読講座「豊かなことばの世界」 (NHK日本語研修センターとの提携) ③みんなでつくってみんなで食べる日曜日のパスタ 講師: 宮浦宜子(Life on the Table) 12月27日 8月30日、9月6日 10月4日 8ミリフィルム鑑賞会―穴からみえる、ひと、くらし、世田谷 ①朝のクラフトビールとソーセージのワークショップ 講師:真田了仙(クラフトビアハウス ラッシュ・ライフ)、齋藤裕司(ファ インシュメッカー サイトウ) 6月27日 通年 昭和30~50年代にひろく普及した8ミリフィルム。デジタル化の陰で家 庭の押入れのなかで眠ったままであることも少なくない。本プロジェクト では区民から提供されたフィルムを提供してもらい、提供者や家族など を交えた聴き取り調査、デジタル化することで公開の上映会を実施し、 地域の記録を区内外の人たちと共有する機会とした。なお、地元日本 大学で社会学を専攻する学生、フィルムの提供者、ボランティアサポー ターの集い「せたがやアカカブの会」など、多くの人との関わりも構築で きた。 キックオフイベント「みえないものをみる」 9月26日 7月4日 時のドキュメンタリー上映会 「ものづくりの時」 上映作品: 「竹編のさと」「亜ヴぁーる人の絨毯」「ジャワ更紗の隠れ 里」「ジャワラ村の藍染」「ティティカカ湖のあし舟づくり」「からむしと麻」 時のドキュメンタリー上映会 「満月の夜に」 上映作品:「マンダレーの灯明祭」「チワン族の中秋節」「下園の十五 夜」「海・青き大自然 THE BLUE PLANET 7」 実施月日 実施内容 SUNDAY MORNING WORKSHOP2015 <日曜の朝 ②新年を祝う・お正月飾りづくり 講師:サナダスタジオ をちょっと贅沢に...> 穴アーカイブ an-archive 時のフィールドワークショップ 2015 個別事業名 青少年課 夏のぐるぐるアニメーションin 外講座 NHK技研 ワーク ショップ・ 講座 事業名 無料 500 無料 20,500 (4回分) 3,000 1,500 3,000 無料 無料 無料 無料 無料 無料 利用料金 (円) 7,228 46 (その他見学 35) 69 660 42 37 60 35 98 45 15 42 38 実績人数 (人) 4,500 30 50 240 20 40 30 100 50 50 当初計画数 (人) NHK技研ギャラ リー NHK技研 セミナールーム セミナールーム 生活工房ワーク ショップルーム 生活工房ギャラ リー ワークショップ ルーム セミナールーム 生活工房ワーク ショップルーム 実施場所 13 分解ワークショップ ― 家電製品の仕組みを探ろ う! 14歳のワンピース 生活工房プログラムのスケジュール、詳細、募集、関連ブログなどを掲 載し、情報を発信した。SNS (Twitter, Facebook Page)の活用と併せ未 来場者へのアプローチ、リピーターへのアピール等有効に発信、展開 した。 通年 10月10日~20日 8月、 28年3月 昭和女子大学、産業能率大学、東北芸術工科大学のインターン生を 受け入れ、コミュニティと交流、主催事業の準備の現場体験の場を提供 した。(単位取得)。(2回) 第4回世田谷区芸術アワード”飛 若手アーティストを奨励・支援する世田谷区芸術アワード飛翔「生活 翔”受賞者発表展 デザイン」部門を受賞したCASAプロジェクトの制作発表とワークショッ 「雨のち傘のちCASA プを実施した。 PROJECT」 7月24、25、26日、 8月25日 28年3月13日、 20日、27日 spoken words projectのデザイナー飛田正浩氏を講師に迎え、14歳の 中学生たちが3日間かけて、自らの心模様を洋服生地にデザインする テキスタイルデザインワークショップを実施した。また、ワンピースに仕立 てた作品を着て、プロの写真家による撮影会を開催し作品に込めた思 いを参加者全員と共有する時間をもった。 「交通の未来」をテーマに掲げ、地球環境・エネルギー問題を「自動 車」の視点から考える体験ワークショップを実施した。企画進行の日本 中学生次世代車教室2015 EV クラブで開発した「電動三輪車スイングE-3」の分解組み立て作業を 「電動三輪車E3をつくろう!」 行い、電動の仕組みを体験した。 共催:トヨタ東京自動車大学校、都 立総合工科高校 今年で15回目を迎えた。ノートパソコン、ロボットクリーナー、電子レン ジ、炊飯器といった家電製品の仕組みを、メーカーの技術者たちが「分 解博士」として作業をサポートして、親子で分解しながら調べるワーク ショップを実施した。 協力:東芝 おはなしいっぱい 11月1日 構成、出演、準備のすべてを世田谷おはなしネットワークメンバーが 8月19日~21日 行う市民の手作り企画。今年度で15回目を迎えた。幼児から小学生ま で対象年齢を分けた幅広いプログラム構成で、紙芝居、すばなし、手あ (講演会:6月16、 11月10日) そび、わらべ唄、パネルシアターなどの多彩な上演を行った。また、関 連企画として、2回の講演会を開催した。 生活工房 生活工房ウエブサイトの運営 広報 区民の表 現の場の 提供 8月2日 ② CASAのセイサク術 8月11日、12日 7月20日 実施月日 ① CASAのブンカイ術 第4回世田谷区芸術アワード”飛翔”の受賞者HOUKOさんを講師に 迎え、ワークショップを実施した。 実施内容 若手デザイナーたちが講師となり、お店屋さんのように、バッグを装飾 するための、ステンシル、シルクスクリーン、アイロンプリント、などさまざ 夏休みをいれるバッグをつくろう! まな材料・技法をサポートし、約1時間の制作時間で賑やかなお洒落な バッグを完成させるプログラムを実施した。 CASA PROJECTの工作室 個別事業名 人材育成 インターン生の受け入れ プログラム 青少年課 外講座 事業名 ― 無料 ― 4,000 3,500 1,000 無料 500 500 300 利用料金 (円) ― 4,723 3 75 99 46 1,719 336 30 31 実績人数 (人) ― 1,000 2 15 90 50 1,000 20 30 30 当初計画数 (人) ― 生活工房ワーク ショップルーム ギャラリー ― 生活工房ワーク ショップルーム 都立総合工科 高校 トヨタ東京自動 車大学校 生活工房ワーク ショップルーム 生活工房ワーク ショップルーム 生活工房ワーク ショップルーム 生活工房ワーク ショップルーム 実施場所 14 実施内容 区民団体による国際交流事業を共催した。区内外の大使館などとの 交流を通じて培った文化交流を多くの来場者とともに共有し、相互理解 の場を提供した。 DAYS JAPAN 写真展2015 国際交流inせたがや 市民活動 支援 世田谷アートフリマ2015 (春・秋2回企画) 市民活動団体支援事業 28年3月15日 4月18日、19日 9月19日、20日 作り手と区民が交流する機会をフリーマーケット形式で開催し、区内 のアーティストやクラフト作家の創作活動の発表、プレゼンテーション、 販売、交流、さらに、作家による来場者向けのワークショップを開催す る。なお、春の開催(4月)の回では、アートフリマ参加作家による「つな がり展」を併設し、作家の発表の場を設ける。 28年3月8日 8月28日~10月4日 11月14日 10月23日~11月15日 28年2月20日 ②自分たちのコミュニティの推進力を高める! 講師:五井渕利明(NPO 法人CRファクトリー 事業部長) ①自分たちのコミュニティの魅力を高める! 講師:呉哲煥 (NPO法人CRファクトリー代表理事) 「仲間・サポーターを増やすには」と題し、市民活動・NPO活動の担 い手の抱える課題を解決する一助とするためのセミナーを実施した。 七つの海と手しごと展 第6の海 「インド洋とスンバ島 (再掲) のヒンギ/ラウ」 ワークショップ「バナナなウガンダ! 新婚さんのお家ごはん」 講師:イアン・カルシガリラ、椎野若菜 日本で暮らす留学生の日頃の研究成果の発表、出身国の文化紹介 などを通じて区民との交流の機会として実施した。 (再掲) 生活工房モニター制度の実施 国際交流・ 異文化理 留学生研究発表会 解の推進 JAPONDER 2015 「アフリカと結婚 留学生に聴 く、ウガンダ共和国のこと」 通年 アンケート調査の分析並びに、特定のプログラム参加者へのモニター 調査を実施し、プログラム参加後の暮らし方の変化などを調査した。ま た、未来館者の調査を継続し、施設の活用、事業への参加などを積極 的に区民に発信するための一助とした。 5月29日~6月21日 28年3月 4月、7月、10月、 28年1月 実施月日 年間のプログラムを記録した報告書。実施概要の他に講座の内容、 展示の写真、出演者やデザイナーのコメントなどを掲載し、生活工房の 活動を一層わかりやすく紹介する冊子を発行した。(年1回) 生活工房「イベントガイド」(事業 生活工房プログラムの四半期毎のスケジュール、事業内容を紹介す 季刊紙)の発行 る冊子を発行した。(年4回) 個別事業名 生活工房「アニュアルレポート」 生活工房 の発行 事業名 ― 1,000 1,000 無料 3,000 無料 1,000 無料 ― ― ― 利用料金 (円) 13,000 14 20 8,403 19 3,633 324 3,644 9 1,500部 各10,000部 実績人数 (人) 12,000 60 8,000 20 1,000 300 1,500 ― 1,000部 各10,000部 当初計画数 (人) 生活工房ワーク ショップルーム セミナールーム ほか 市民活動支援 コーナー セミナールーム ほか 生活工房ギャラ リー ワークショップ ルーム 生活工房ワーク ショップルーム ほか 生活工房ワーク ショップルーム ほか 生活工房ワーク ショップルーム ― ― ― 実施場所 15 市民活動 支援 事業名 市民活動支援コーナーの運営 世田谷アートフリマ2015 (春・秋2回企画) 個別事業名 10月17日、18日 6月26日~7月12日 「市民活動支援コーナーの日々展2015」 登録団体による活動成果を発表する展覧会として開催し、活動の様 子を多くの区民に知ってもらう機会を提供した。 通年 4月4日~19日 実施月日 「市民活動体験喫茶パオ」 三茶de大道芸の開催期間に併せ、活動団体がブース出展をして参加 型のイベントコーナーや作品の展示・販売を行った。 様々な活動を展開している区民の団体に廉価で作業スペースを完備 した支援コーナーを提供し、活動の一助とする場を提供した。 運営:区内NPO法人IVUSA 国際学生ボランティア協会。 「アートフリマつながり展2015」 実施内容 無料 ― ― 無料 利用料金 (円) 1,890 665 21,696 4,680 実績人数 (人) 20,000 ― 当初計画数 (人) 市民活動支援 コーナー 生活工房ギャラ リー 実施場所 16 国内演劇 創作事業 事業名 鵜山仁演出 「トロイラスとクレシダ」 芸術監督企画 「敦―山月記・名人伝―」 個別事業名 7月8日 兵庫県立芸術文化センター公演(2回) 8月20日 8月23日 滋賀県立芸術劇場公演(1回) 8月15日~8月16日 8月7日~8月9日 大垣市民会館公演(1回) 兵庫県立芸術文化センター公演(3回) 能登演劇堂公演(3回) 7月15日~8月2日 7月1日 まつもと市民芸術館公演(1回) 作:ウィリアム・シェイクスピア 演出:鵜山仁 幅広い観客層を取り込み、目標約9,500人を大きく超える11,070人の 来場者を得た。シェイクスピア作品の中でも上演機会が稀な作品を、公 共劇場と民間との共同制作という制作形態をとれたことで、大幅な制作 費のコスト削減の実現や劇場間の強固なネットワーク関係が構築できそ の結果豪華俳優陣をキャスティングできることが可能となり、実力派のス タッフ陣ともども、現在の日本演劇界の最高レベルの布陣で作品を立ち 上げることができた。作品は、愛、名誉、ヒエラルキーなどの人間の本質 的価値観の崩壊が鮮烈に描かれ、シェイクスピア作品を現代的視点で とらえた点からも高評価を得た。さらに劇全体をを通して戦いの連鎖の 空しさが克明に浮き彫りにされ、戦後70周年の本年に、まさに「反戦」の 意味を込めて上演できたことは公共劇場ならではの演目として評価に 値する。また公共劇場と民間との共同制作により劇場間の人材交流も 活発に行われ、人材養成にも貢献できる理想的な制作現場となった。 (19回) 能登演劇堂、兵庫県立芸術文化センター、大垣市民会館、滋賀県立 芸術劇場と巡回し、公共劇場との連携を強めた。出演者のソニンがクレ シダ役で菊田一夫演劇賞を受賞。 6月27日 6月13日~6月21日 原作:中島敦 構成・演出:野村萬斎 2005・06年に好評を博した、芸術監督・野村萬斎の構成・演出企画の 待望の再演を、新配役・新演出で実現。 戦時下の閉塞した状況の中にあっても開かれた柔軟な精神を保ち、 “私とは何か”という普遍的なテーマを問い続け、その才能を惜しまれな がら早逝した中島敦による二つの短編小説『山月記』 『名人伝』を軸 に、 同作家の複数の作品群を絡めながら、古典芸能の〈語リ〉の技法や 発想、〈謡〉や〈囃子〉とい った能狂言にある音楽劇の構造を取り入れて 舞台芸能へと変換した。(9回) またツアー公演として、新潟市民芸術文化会館、まつもと市民芸術 館、兵庫県立芸術文化センターにて巡回公演を行い、公共劇場間の 連携を強めた。 新潟市民芸術文化会館公演(1回) 実施月日 実施内容 事業実績 (2)世田谷文化生活情報センター 世田谷パブリックシアター 8,000~2,000 7,800~2,000 利用料金 (円) 629 652 1,931 1,524 11,070 1,479 754 726 4,929 実績人数 (人) 600 1,000 1,800 1,500 9,500 1,300 1,000 700 4,500 当初計画数 (人) 滋賀県立芸術 劇場 大垣市民会館 兵庫県立芸術 文化センター 能登演劇堂 パブリックシア ター 新潟市民芸術 文化会館 まつもと市民芸 術館 兵庫県立芸術 文化センター パブリックシア ター 実施場所 17 国内演劇 創作事業 事業名 実施内容 作品創造研究 (翻訳・ワークショップ) 赤堀雅秋演出 「同じ夢」 28年3月4日~6日 28年3月8日、9日 兵庫県立芸術文化センター公演(4回) 広島JMSアステールプラザ公演(2回) オリジナルの新作戯曲や国内で未紹介の海外戯曲など、次年度以降 の上演の可能性を探るため、調査研究の一環として、海外戯曲の翻 訳、ワークショップを継続的に行っている。本年度は北京人民芸術劇院 との国際共同制作に向けて注力した。 4月~28年3月 28年3月12日、13日 28年3月1日、2日 愛知県産業労働センター公演(2回) 福岡県立ももち文化センター公演(2回) 28年2月27、28日 水戸芸術館公演(2回) 28年2月24日、25日 まつもと市民芸術館公演(2回) マキノノゾミ作・演出 現代能楽集Ⅷ「道玄坂綺譚」 28年2月5日~21日 11月8日~21日 監修:野村萬斎 作・演出:マキノノゾミ 芸術監督就任以来、絶えず新たな企画を立ち上げてきた野村萬斎が 企画・監修する「現代能楽集」シリーズに、マキノノゾミを迎え、新作を上 演した。 古典の知恵と洗練を現代に還元し、現在の舞台創造に生き生きと活か すべく考え出された現代劇シリーズと、本シリーズの新展開に挑むマキ ノのコラボレーションにより、第8弾となる今作では、三島由紀夫作の近 代能楽集『卒塔婆小町』『熊野』を土台としたエンタテインメント性と文学 性を兼ね備えた作品となり、各メディアから好評を得た。(12回) 作・演出:赤堀雅秋 2013年に岸田國士戯曲賞を受賞した劇作家・演出家・俳優の赤堀雅 秋を迎え、魅力・実力ともにあふれる出演者をそろえ、現代社会を鋭い タッチで描いた新作を上演した。 人間同士の関係性から勃発する事件を、独特の視点から描く。(20回) まつもと市民芸術館、水戸芸術館、愛知県産業労働センター、兵庫 県立芸術文化センター、JMSアステールプラザ、福岡県立ももち文化セ ンターにて巡回公演を実施した。 10月3日、4日 作:アルベール・カミュ 演出:中屋敷法仁 演劇史に残る戯曲を取り上げてリーディング形式で上演するシリーズ で、今回は、アルベール・カミュの3部よりなるスペクタクル『威厳令』を 取り上げた。(2回) 9月30日 実施月日 戯曲リーディング ◆時代を築いた作家たち③ アルベール・カミュvol.2「戒厳 令」 現代芸術の世界を構成しているさまざまな分野、要素をパーツに分け 解体しながら、それぞれの成り立ちと根拠をあらためて問い直すシリー MANSAI◎解体新書 その弐 ズとして25回目の実施を行った。今回のテーマ「解析」のもとに、真鍋大 拾伍 度率いるライゾマティクスリサーチが伝統芸能にひそむデジタル的側面 「解析~伝統芸能×テクノロ を可視化、芸術監督・野村萬斎における本邦初公開のデータとともに ジー~」 トークを展開した。(1回) (聞こえにくい方向けの音声サポート導入) 個別事業名 無料 6,800~3,400 7,000~2,500 2,500~1,250 4,000~2,000 利用料金 (円) ― 1,421 1,004 2,427 1,581 641 720 4,567 5,227 405 570 実績人数 (人) 130 1,300 900 2,500 1,300 650 600 4,280 6,000 450 540 当初計画数 (人) 稽古場ほか 愛知県産業労 働センター 兵庫県立芸術 文化センター JMSアステール プラザ 福岡県立ももち 文化センター 水戸芸術館 まつもと市民芸 術館 シアタートラム パブリックシア ター シアタートラム パブリックシア ター 実施場所 18 個別事業名 こどもプロ ジェクト こどもプロジェクト③ 日野皓正presents"Jazz for Kids" こどもプロジェクト② スズキ拓朗 構成・演出・振付 おどるマンガ「鳥獣戯画」 こどもプロジェクト① 子どもとおとなのための◎読み 聞かせ 『お話の森』 国内演劇 劇作家の作業場 創作事業 事業名 7月28日~30日 各学校の夏季休業期間にあたる7~8月に実施する、“こどもプロジェ クト”の一環として行っている絵本の読み聞かせ企画で、毎年、こどもだ けでなく大人からも好評を博している。 あまり知られていない絵本を用いたり、映像・音楽・照明など趣向をこら した演出を行ったりしながら、子供たちの参加も積極的に促しての進行 で多くの親子連れを楽しませた。(5回) また巡回公演として、さぬきこどもの国 こども劇場、あうるすぽっと、 岡崎市シビックセンター、文化フォーラム春日井、越谷市サンシティ ホールでの公演も実施した。 8月15日 8月16日 ①「日野皓正 Quintet Live」 ②「Dream Jazz Band 11th Annual Concert」 日野皓正をはじめとするプロミュージシャンによるコンサートと、長期間 のワークショップを受けた区内中学生44名と日野皓正ら一流ミュージ シャンにジョイントコンサートを実施。本事業は11周年を迎え、参加した 中学生はのべ約300人。バンドの卒業生がサポートスタッフとして参加 し、年代や学校の枠を越えた人材交流と育成の場となっている。プロ ジャズミュージシャンによる長期間のワークショップを受けた区内中学生 と日野皓正ら一流ミュージシャンによるジョイントコンサートを実施した。 8月5日~9日 10月31日 越谷市サンシティホール(1回) 構成・演出:スズキ拓朗 出演:片桐ハイリ スズキ拓朗 子供たち コンドルズのメンバーとして、また振付家・演出家・ダンサー・役者とし ても魅力あふれる作品を発信し続けめざましい活躍をみせる若手アー ティスト、スズキ拓朗(第3回世田谷区芸術アワード「飛翔」受賞者)を 作・演出にむかえ、舞台をともにするこどもたちとワークショップを重ねな がら作品を創作。日本最古のマンガである「鳥獣戯画」のほか、動物が 主人公の絵本なども取り入れ、幅広い観客層が親しめる作品となった。 (6回) 8月9日 8月8日 6月5日~6日 文化フォーラム春日井(2回) 岡崎市シビックセンター(1回) あうるすぽっと(4回) 5月2日 4月~28年3月 劇作家のための、創作ワークショップ。劇作家で演出家でもある中屋 敷法仁による作業で、演劇作品を生み出すために、主題や手法を探っ たり、俳優と共同作業しながら意欲的に試行錯誤や実験をする場を提 供。また、執筆の進展に応じた発表の場も設定した。 さぬきこどもの国 こども劇場(2回) 実施月日 実施内容 4,500~2,250 (通し券8,000~ 4,000) 3,500~1,000 (ペア4,000) 2,500~無料 無料 利用料金 (円) 579 496 1,217 426 380 403 986 400 1,122 50 実績人数 (人) 670 1,400 400 320 340 950 320 1,200 100 当初計画数 (人) パブリックシア ター シアタートラム 岡崎市シビック センター 文化フォーラム 春日井 越谷市サンシ ティホール あうるすぽっと さぬきこどもの 国 こども劇場 シアタートラム 稽古場ほか 実施場所 19 音楽公演 音楽提携公演 ダンス公演 ダンス提携公演 伝統芸能 爆笑寄席●てやん亭2016 企画 ~これからの噺家と落語界~ ③古武道「古武道新年会vol.2~春の狂詩曲」(1回) ②小田原文化財団「三茶三昧~三味線音楽を聴く~」 (3回) ①和太鼓 東京打撃団「20周年記念公演」 (2回) 区民に芸術性に優れた音楽の鑑賞機会提供し世田谷区の文化振興 を図るため、優れた音楽グループ等と提携して音楽コンサートを実施。 ②シアタートラム公演(24回) ・Organ Works 「Tsura」 ・黒沢美香 「Wave」/ 「6:30AM-第2のバリエーション」/ 「この島でうまれたひと」 ・川村美紀子 「まぼろしの夜明け」 ・ARICA+山崎広太 「Ne ANTA」 ・まことクラヴ 「インフルエンデ」 ・鈴木ユキオプロジェク ト「warp mania #1」 ①パブリックシアター公演(17回) ・山海塾 「海の賑わい陸 (オカ)の静寂―めぐり」/ 「歴史いぜんの記憶―うむすな」 ・大駱駝艦 天賦典式「クレイジーキャメル」 ・ィデビアン・クルー 「ハウリング」 気鋭の若手カンパニーからベテランまで、選りすぐりのダンスカンパ ニーと提携し、現代演劇と舞踊を専門として上演する劇場のレパート リーの多様性を創出した。創作活動を支援しながら、演劇的な要素や、 音楽、美術など、異なるジャンルのアートとの出会いを提案し、世田谷 でしか生まれ得ない新しい舞台芸術の創造を支援した。 28年1月17日 10月23日~25日 5月9日 通年 28年2月11日 実施月日 席亭・プロデュース・解説:花井伸夫 出演:林家正蔵 古今亭菊之丞 母心 林家たま平 開館より続くシリーズとして、質の高い落語・漫才・講談などの寄席芸 能を通し伝統的かつ本格的な大衆演芸の魅力を伝える企画に、今公 演では世代・個性の異なる人気落語家を迎え、二人会という形で実施。 日本語による話談の素晴らしさを提供するとともに、区民向けキャン ペーンを行うなど地域の劇場としても貢献し、講評を得た。(1回) (聞こえにくい方向けの音声サポートシステム導入) 実施内容 8月20日~23日 個別事業名 劇場での音楽と読み聞かせ公演と、稽古場での楽器・リズムワーク ショップと劇場での発表を組み合わせたバラエティー豊かなこどものた こどもプロジェクト④ こどもプロ ソニーミュージックアーティスト共同主催 めの企画。ソニーミュージックアーティスト所属のOpen Reel Ensemble、 ジェクト 「SMA for キッズ 音楽とお話」 ASA-CHANG、チャラン・ポ・ランタン、渡辺満里奈、宮本笑里等が出演 し、好評を得た。(5回) 事業名 6,500~3,150 6,000~1,500 6,000~1,500 4,000~2,000 4,000~1,000 (ペア4,500) 利用料金 (円) 488 1,130 786 8,522 500 902 実績人数 (人) 2,700 8,400 400 760 当初計画数 (人) パブリックシア ター シアタートラム シアタートラム パブリックシア ター パブリックシア ター シアタートラム 実施場所 20 個別事業名 コミュニ ティプログ 演劇・ダンスワークショップ ラム 提携公演 演劇提携公演 事業名 17 27 42 ⑤台本をめぐるワークショップ「ヒロシマの孫たち」発表会+トーク ⑥2015年をふりかえる演劇ワークショップ(全1回WS×2回) 9 ③地域の物語「聞き書き」ワークショップ(全7回WS×1回) ④台本をめぐるワークショップ「ヒロシマの孫たち」(全2回WS×1回) 90 77,869 実績人数 (人) ②「A Day in the Theatre」(全1回WS×5回) 1,000~無料 9,000~1,000 9,000~1,000 利用料金 (円) 42 通年 通年 実施月日 ①劇場体験ツアー(全1回WS×2回) 講師に演出家・進行役・ダンサーなどを招き、地域の方々に向け、目 的・対象に応じたワークショップを展開。過年度に好評を得たプログラム や毎年恒例の人気プログラムなど、地域に根付く劇場として公演とは異 なる側面からも貢献した。 ③その他の会場(1回) ・日本舞台音響家協会 講座 ②シアタートラム公演(159回) ・イキウメ 「聖地X」 ・シス・カンパニー 日本文学シアターVol.2【夏目漱石 】「草枕」 ・トライストーン・エンターテイメント 「女中たち」 ・SACミュージカル 「空色勾玉」 ・はえぎわ 「ゴードンとドーソン」 ・CATproduce 「スポケーンの左手」 ・KAKUTA 「痕跡」 ・劇団俳優座 「城塞」 ・ONEOR8 「そして母はキレイになった」 ・劇団MONO 「裸に勾玉」 ①パブリックシアター公演(86回) ・日本舞台音響家協会 「舞台音響家のための公開講座≪基礎コース2015≫」 ・IT I「この子たちの夏 1945・ヒロシマ ナガサキ」 ・KERA・MA P「グッドバイ」 ・国際交流基金アジアセンター/パルコ 「DANCE DANCE ASIA東京公演~Crossing the Movements」 ・シス・カンパニー 「才原警部の終わらない明日」 ・二兎社 「書く女」 ・玉川大学芸術学部 「Theatre Arts Creathion in SePT 2016」 ・無名塾 「俺たちは天使じゃない」 気鋭の若手から長年の実績を誇るカンパニーまで、優れた演劇作品 の上演実績がある劇団・ユニット・制作会社・団体等と提携し技術補助、 広告宣伝協力等を行った。 実施内容 420 ↓ 64,000 当初計画数 (人) 稽古場ほか 音響スタジオ シアタートラム パブリックシア ター 実施場所 21 コミュニ ティプログ ラム 事業名 地域の物語 子どものためのワークショップ 演劇・ダンスワークショップ 個別事業名 作品発表(2回) ①地域の物語ワークショップ2016 『生と性をめぐるささやかな冒険』<女性編>(16回) 28年3月20、21日 28年1月10日 ~3月19 28年1月6日~ 4月1日 ③ごちゃまぜ演劇ワークショップ(5日) ・「ごちゃまぜ演劇ワークショップ ~おかしのまちづくりプロジェクト~」 ・「ごちゃまぜ演劇ワークショップ ~子どもも歩けば劇にあたる~」 区民を中心とした参加者たちが世田谷のまちを歩き、取材し、演劇や ダンスづくりを通して、自分たちの住む地域について思考するワーク ショップ、また、その過程から得たことなどを舞台作品に仕上げて劇場 で発表し、メディアからの注目も浴びた。 5月24日~ 28年2月11日 7月24日~8月19日 通年 実施月日 ②中学生のための演劇ワークショップ(21日) ・「世田谷パブリックシアター演劇部 中学生の部」第一期① ・「世田谷パブリックシアター演劇部 中学生の部」第一期② ・「世田谷パブリックシアター演劇部 中学生の部」第一期③ ・「世田谷パブリックシアター演劇部 中学生の部」第二期 部員募集説明会 ・「世田谷パブリックシアター演劇部 中学生の部」第二期 ・「世田谷パブリックシアター演劇部 中学生の部」第三期 ①夏休みこどもワークショップ(20日) ・小学生のための演劇ワークショップ(1) 低学年 仮面コース ・小学生のための演劇ワークショップ(2) 低学年 いろいろコース ・小学生のための演劇ワークショップ(3) 高学年コース ・「中学生のための演劇ワークショップ~ 本から演劇つくります~」 ・「高校生のための演劇ワークショップ~ 教えて!みんなの高校時代~」 子どもたちが演劇やダンスなど舞台芸術と出会い、また実際に体験で きる機会の提供を目的に、学校の長期休業期間等に単日・連続など 様々なワークショップを実施した。演劇やダンスの手法を用いながら子 供の自発的な表現力やコミュニケーション能力を育む機会としても注目 され、子供だけでなく親の興味を引くプログラムとなっている。 ⑦運動したくない人のためのカラダワークショップ (全1回WS×1回) 実施内容 7,000~無料 5,000~無料 1,000~無料 利用料金 (円) 360 20 721 11 実績人数 (人) 360 36 730 ↑ 420 当初計画数 (人) 稽古場 シアタートラムほ か 稽古場ほか 稽古場ほか 実施場所 22 個別事業名 小学校古典芸能鑑賞教室 [区受託] 区内施設連携プログラム 学校その 中学校演劇部支援 他区内施 設との連 携プログラ ム 学校のためのワークショップ コミュニ ティプログ 地域の物語 ラム 事業名 28年2月29日、 3月7日、 4月4日、11日 ③地域の物語ワークショップ2016 番外編 『生と性をめぐるささやかな冒険』<男性編> 9月11日、 10月16日、30日、 11月6日、13日 6月17日~7月10日 世田谷区立小学校全校の6年生を対象に、区民会館にて狂言の公演 と公演を楽しむためのワークショップを実施。能狂言の発想や技能を体 感し、日本固有の伝統芸能について関心を高める機会を提供した。(7 日 64校) 8月4日 ②ナツラボワークショップ ③都立世田谷総合高等学校「奉仕」ワークショップ 4月18日 10月30日~11月1日 ①せたがやチャイルドライン 地域住民の生活拠点となっている区内施設/団体(ボランティアセン ターや障害者支援施設等)に進行役を派遣して、演劇的手法を用いた ワークショップを施設利用者及び近隣住民に向けて実施した。 ②区大会技術支援 ①中学校演劇部夏期WS 7月23日 7月12日、14日、 9月9日 ②先生のためのプログラム2015 ・「ファミリアー」リーディング劇鑑賞+ワークショップ ・先生のためのワークショップ@世田谷区立烏山小学校有志 ・世田谷区立小学校教育研究会教科日本語研修 @松沢小学校 世田谷区立中学校教育研究会演劇教育部と連携し、区内中学校演 劇部の活動を以下3つを中心に、年間を通じて支援。夏期休業期間中 の区立中学校の全演劇部員を対象としたワークショップの実施や秋季 世田谷区立中学校演劇部合同発表会に対する、技術・制作スタッフの 派遣をはじめとし、演劇創作活動に伴う技術面の簡易講座の実施も 行った。 通年 ①「かなりゴキゲンなワークショップ巡回団」(26校 のべ294回) 世田谷区内の小中学校の児童・生徒・教員を対象に、ファシリテー ターやアーティストが学校へ出向いてワークショップを実施。演劇的手 法を用いるワークショップを実施するほか、演劇作品の鑑賞も行った。 28年1月24日 実施月日 ②地域の物語ワークショップ2016 『生と性をめぐるささやかな冒険』<女性編> 落選者対象ワークショップ 実施内容 無料 無料 無料 無料 7,000~無料 利用料金 (円) 5,656 95 510 11,134 10 6 実績人数 (人) 5,700 60 500 5,450 5 5 当初計画数 (人) 砧区民会館 世田谷区民会 館 烏山区民会館 玉川区民会館 区内施設 稽古場 各学校 区民会館ほか 各学校 ワークショップ ルームほか 稽古場 シアタートラムほ か 実施場所 23 研究育成 プログラム 実施内容 観客育成プログラム 観客育成プログラム 移動劇場「@ホーム公演」 8月30日~11月29日 12月13日~ 28年3月13日 ①≪前期≫(5回) ②≪後期≫(5回) 『舞台芸術のクリティック19』 舞台芸術に対する視野を広げ、批評的な視点を獲得するためのレク チャー及び実践を行う。 4月~28年2月 4,000 1,000~500 1,000~500 【SPT×ITIレクチャーシリーズ】 海外の演劇状況やその歴史など、広く舞台芸術について学ぶべく、 大学教授や劇作家、演出家、制作従事者など各方面で演劇と接する 方々を講師として招いてレクチャーを行った。 ・『世界の同時代演劇』(1) 「パキスタンのイスラーム文化と演劇の実情秘話」 ・『世界の同時代演劇』(2) 「ロベール・ルパージュの作品世界とその魅力」 7月29日、8月22日、 ・『世界の同時代演劇』(3) 9月15日、29日、 「アフリカ演劇に触れる-ウォレ・シヨインカの世界」 10月2日、7日 ・『世界の演劇教育』 「現代のスタニスラフスキー~本場の研究と実践」 ・『演劇と教育』(1) 「高校演劇と地域演劇」 ・『演劇と教育』(2) 「演劇教育のスタンダードを日本でどうつくるか」 ・『演劇と社会』 「演劇制作の仕事―キャリア形成のケーススタディーズ」 【世田谷パブリックシアターダンス食堂】 劇場で公演を行う振付家、ダンサー、舞踏手等が「店主」となり、ダン スについてのトーク・ワークショップを実施。27年度は笠井叡、山海塾、 山崎広太、まことクラヴが「店主」を務めた。(8回) 10,000 劇場へなかなか来ることのできない、お年寄りや障害者が生活する場 所へ、劇場から演劇を運んで上演する。観客は施設の利用者はじめ、 家族、職員、近隣に暮らす人たちなど。ふだんの生活空間そのままに、 食堂やラウンジなどをして利用して舞台をつくり、見ている人たちの目の 6月14日~6月25日 前でプロの俳優たちが演じる。6年目を迎える27年度は、第1作として好 評を得た、『チャチャチャのチャーリー』の、新たなエピソードを創作・上 演した。(14回) 無料 利用料金 (円) 無料 4月29日~8月16日 実施月日 8月25日~8月26日 世田谷区立小学校の教員を対象として、夏季研修事業のうち、次の 科目を受託し、実施。(3回) ・教科日本語 ・演劇などを活用した表現活動 (全1回WS×3日間) 中学生課外講座 才能の芽を育 日野皓正氏をはじめとするプロのミュージシャンとともに楽器の技術及 てる体験学習 び音楽の魅力を体験するワークショップを長期間かけて実施、。8月16 ドリームジャズバンド・ワーク 日には成果を発表するコンサートを行った。(27回) ショップ [区受託] 個別事業名 学校その 他区内施 教科日本語 [区受託] 設との連 携プログラ ム 事業名 100 100 185 296 1,000 54 44 実績人数 (人) 85 85 136 490 1,100 60 50 当初計画数 (人) セミナールーム ワークショップ ルームほか セミナールーム ワークショップ ルームほか セミナールーム ワークショップ ルームほか 区内特別養護 老人ホーム デイ・サービス 障害者施設 各学校ほか 池尻小学校第 二体育館 パブリックシア ターほか 実施場所 24 個別事業名 区民の表 現の場の 提供 シアタートラム ネクストジェネ レーション Vol.8 第4回世田谷区芸術アワード”飛 翔”受賞者発表公演 [区受託] フリーステージ2015 舞台技術支援 Thechnical Theatre Training 舞台技術 Program2015 者人材育 舞台技術講座33th 成プログラ ム 研究育成 専門家育成プログラム プログラム 事業名 28年2月25日 ~28日 4月29日 ③音楽部門 世田谷区を中心に活動する若手実演団体の作品のうち、公募で選出 された作品をシアタートラムで上演する企画。8回目となる今回は、第4 回世田谷区芸術アワード“飛翔”で舞台芸術部門の受賞作発表の機会 となっており、制作・技術の両面からサポートし舞台を創り上げた。(5回) 団体名:開幕ペナントレース 作品名:「ROMEO and TOILET」 5月4日、6日 4月29日 ②ダンス部門 ①ダンス部門「世田谷クラシックバレエ連盟」 世田谷区内に在住もしくは活動拠点を置く団体から公募し。ダンス部 門・音楽部門それぞれの発表機会を設ける。開館以来続くこの企画も 19回目となり、発表を行う区内のアマチュア団体だけでなく観客として 参加する市民にも劇場に親しんでもらう機会となった。 通年 5月16日~17日 ③舞台技術安全講座(1回) 劇場使用者等に対して、設備等の使用講習会の実施や、プラン・オ ペレートや機材等の支援を行う。 5月15日 5月14日 7月~8月 6月27日、28日、 10月21日、22日、 28年2月26日 4月~28年3月 実施月日 ②舞台照明入門講座(1回) ①舞台音響入門講座(1回) 次世代を担う舞台技術者やプランナー、デザイナーを対象に舞台・照 明・音響各分野で未体験者及び体験者向けの安全講座、各分野別プ ログラムを実施し、実践も交えた講座を行った。講師は世田谷パブリック シアター技術スタッフ。 ③大学生インターン ②SPTワークショップラボ ・『演劇ワークショップ:イントロダクション』 ・『地域で展開する市民参加演劇プロジェクト』 ・『地域で展開する市民参加演劇プロジェクト』作品映像上映 ・『学びの現場から』 ①演劇研究ゼミ(10回) 演劇ワークショップの進行役、研究者、また大学生インターンを対象と して様々なプログラムを実施し、劇場に携わる専門家育成の場を設ける とともに、劇場における教育普及事業の意義についても劇場内外の認 知を高める。27年度はゼミ、ワークショップなど6つのプログラムを展開し た。 実施内容 3,000~1,500 無料 ― 3,000 無料 2,000~無料 無料 利用料金 (円) 1,089 350 1,400 652 ― 64 82 73 250 実績人数 (人) 600 2,500 ― 80 80 80 390 当初計画数 (人) シアタートラム パブリックシア ター シアタートラム ― パブリックシア ター 稽古場ほか 稽古場 セミナールーム ワークショップ ルームほか 実施場所 25 10月17日、18日 第19回目の開催。三軒茶屋の活性化と地域文化向上を図るため、地 元商店街や町会等との実行委員会方式により実施。三軒茶屋の街を 舞台に、商店街の各所等で大道芸のパフォーマンスなどを行った。10 月17日が雨となり、来場者が少なかったが、10月18日は天気に恵まれ、 広範囲の会場ににぎわいをもたらした。 (文生センター全体事業) 営業・広報・宣伝活動を通じて、世田谷パブリックシアターの事業を世 田谷区内外に広く周知し、地域の劇場/創造発信型劇場としての当劇 場の存在意義を高めるブランディング活動とともに、マスコミへの情報提 供、ホームページや広報誌などによる情報発信により、主催事業への 集客を図り、財団の収益性の向上に資する活動を行った。 世田谷アートタウン 三茶de大道芸 劇場営業広報宣伝 通年 平成26年度の各事業の成果を記載したアニュアルレポートを劇場雑 誌として編集・発行した。 劇場雑誌の発行 10月9日~12日 通年 学芸で行われているワークショップ・レクチャー等の普及を進めるため の広報物の作成や宣伝等の活動を、紙媒体とウェブ媒体の両方におい て展開する。 学芸共通広報宣伝 通年 10月10日、11日 「たまがわストリートアート~Des Arts Dans La Rue」(2回) 主催:二子玉川ライズ 企画協力:せたがや文化財団/世田谷パブリックシアター 実施月日 5月21日、5月22日 再開発が進む二子玉川駅前で、街中が楽しめるアートイベントとして 企画された大道芸のイベントへ継続的な企画協力を行っており、今年 度は5月・10月の2回開催となった。5月は、二子玉川ライズの全エリアを 会場としたツアー型ダンスパフォーマンスを実施。10月は、例年同様、 国内外より招聘したアーティスト・大道芸人によるパフォーマンスが、二 子玉川ライズ内4会場で繰り広げられた。 実施内容 「MORE MORE」 主催:二子玉川ライズ 企画協力:せたがや文化財団/世田谷パブリックシアター 二子玉川大道芸イベント 個別事業名 演出:ロベール・ルパージュ 作品名:「ニードルズ アンド オピウム」 「映像のマジシャン」という異名をとるほど、1990年代から、舞台芸術 海外招聘・ ロベール・ルパージュ招聘作品 界をリードしている世界屈指の先鋭的アーティストの招聘作品。ルパー 国際共同 「Needles and Opium 針とアヘ ジュの名を日本に知らしめた本作は、詩人コクトーとジャズミュージシャ ンのマイルス・デイビスの作品・生き方に想を得て、一人のカナダ人が ン」 制作 パリを訪れたところから物語が始まる。初演では一人芝居だった作品 は、今回二人芝居となり、最新の技術も導入されるなど刺激的な進化を 遂げた上演となった。(5回) 劇場広報 地域活性 のための 文化芸術 事業 事業名 7,500~2,750 ― ― ― 無料 無料 利用料金 (円) 2,073 1,000部 ― ― 190,000 5,000 4,000 実績人数 (人) 2,000 1,000部 ― ― 200,000 20,000 当初計画数 (人) パブリックシア ター ― ― ― パブリックシア ター 三軒茶屋駅周 辺商店街ほか 二子玉川ライズ 実施場所 26 海外招聘・ 国際共同 制作 事業名 実施月日 愛知県芸術劇場公演(1回) 兵庫県立芸術文化センター公演(2回) 28年2月26日、27日 10月21日 10月10日~11日 アートタウンの関連企画として招聘する、フランスのヌーボーシルクの カンパニー公演。チャップリンとユージン・オニールの娘として生まれ、 シルクドソレイユなど、現在活躍するサーカスグループの全てに影響を 10月16日~10月18日 与えたと言われる、伝説的なアーティストによる初来日公演で、こどもか らおとなまで家族で楽しめる、不思議な時間旅行の物語。(3回) 兵庫県立芸術文化センター、愛知県芸術劇場で巡回公演を実施し た。 実施内容 この3年、日本と韓国を往復しながら作品創造に挑んできた白井剛と キム・ソンヨンの同世代ダンサー/振付家の二人が、写真家・荒木経惟 日韓共同制作ダンス の世界に挑む実験的ダンスパフォーマンス公演。京都造形芸術大学と 白井剛×キム・ソンヨン「原色衝 の共同制作を行うとともに、ワークショップの実施や韓国での公演も実 動」 現することで、国内外の観客に良質なダンスパフォーマンスとの出会い やダンスを通じた交流の機会を提供した。(2回) アートタウン関連企画 「ミュルミュルミュール」 個別事業名 4,000~1,500 4,000~1,000 利用料金 (円) 493 210 1,377 1,334 実績人数 (人) 1,100 260 1,300 1,400 当初計画数 (人) パブリックシア ター 兵庫県立芸術 文化センター 愛知県芸術劇 場 パブリックシア ター 実施場所 27 個別事業名 実施内容 せたがや音楽研究所 ・ワークショップ 作曲家宮川彬良が、奇想天外かつ独特の解釈によって、音楽にまつ わる事柄を紐解く、摩訶不思議なバラエティコンサート。 ・成果発表のコンサート ・ワークショップ ②ゴスペル 「人生の応援歌」として、多くの人に親しまれるようになってきているゴ スペルを、ワークショップ形式で学び(2コース)、その成果をコンサート で披露する。 ― 1,000 12月20日 4,500 28年2月5日、 16日、19日 通年 3,000 2,500 10月3日 28年2月20日 1,500 6,500 無料 12月5日 10月17日 ~12月3日 9月23日 ①楽器体験 楽器を演奏したことのない子どもに楽器に触れる機会を持たせ、将来 のジュニアオーケストラメンバーの育成につなげる。 4,000 10月12日 4,000 3,000 6月6日 5月16日 3,500 2,500~1,000 28年1月31日 9月19日 500 利用料金 (円) 8月1日 実施月日 「江戸」という世にも不思議なテーマパークが織りなす美と音の世界。 唄・三味線・語りを通して、レクチャーコンサートを行い、他では味わえ ない粋の世界を楽しんでいただく。(三味線:本條秀太郎ほか) 世田谷の未来を担う青少年に、音楽を通じた情操教育を行うことを目 せたがやジュニアオーケストラ運 的に「せたがやジュニアオーケストラ」を運営する。年間を通じての練習 営 や、演奏会などを開催する。 青少年育 成 せたがやジュニアオーケストラ定 「せたがやジュニアオーケストラ」の活動成果の発表として、第6回定 期演奏会 期演奏会を行う。 ワーク ショップ・ 講座 音楽ワークショップ 多様な音 楽ジャンル 日本の伝統芸能 の演奏会 音楽監督の豊富な知識や人脈を活用し、異分野との関係から広がる 音楽監督企画 音楽の一味ちがった楽しみ方を提案する。世田谷ならではの独自企画 〈異分野とのコラボレーション〉 コンサートである。 音楽愛好 者向け演 奏会 国内トップレベルの演奏家による、本格的なクラシックのソロやピアノ 室内楽演奏会 デュオ等の演奏会。区民に身近な区民施設にて楽しんでもらう。 せたがやジュニアオーケストラ夏 せたがやジュニアオーケストラが日ごろの練習の成果を披露する。ま た、幼児・親子、家族とともに一緒に楽しめるコンサートを演出する。 気軽に楽 休みコンサート しめる演奏 会 世田谷フィルハーモニー管弦楽団と世田谷区民合唱団による合同コ せたがや名曲コンサート ンサート。 事業名 事業実績 (3)世田谷文化生活情報センター 音楽事業部 766 82 56 771 279 280 78 16 235 473 106 1,287 802 実績人数 (人) 800 80 50 850 300 200 50 10 260 400 260 1,400 800 当初計画数 (人) 世田谷区民会 館 区内各所 北沢タウンホー ル 北沢タウンホー ル 世田谷区民会 館 せたがや・がや がや館ほか 三茶しゃれなあ どホールほか 松本記念音楽 迎賓館 成城ホール 成城ホール 成城ホール 昭和女子大学 人見記念講堂 世田谷区民会 館 実施場所 28 個別事業名 音楽事業 部広報 民間も含めた、音楽の催しや貸し出し施設の情報などを掲載した冊子 を頒布し、音楽文化の振興や区民の音楽活動の促進を図る。(2回) 10月1日、 28年1月3日 通年 ホームページや印刷物のほか、マスコミ等への情報提供を通じて、事 業予定・内容等について、広く区民等へ発信する。 音楽事業部広報 文化情報誌の発行 [区受託] 10月25日、 11月22日、12月6日 ― ― ― ― 6月28日、8月23日、 10月25日 商店街が企画、実施する音楽祭などに、アーティストを派遣し、盛り上 げることで、その活性化を図る。 無料 11月15日 商店街アートプロジェクト [区受託] 世田谷在住の音楽家を中心として、音楽文化を通した地域の活性化 を推進するため、コンサート、フォーラム、講演会を実施する。 無料 9月19日 ― 無料 通年 商店街や商業施設と協力し、区内各所において、小編成のバンドな せたがやまちかど・まちなかコン どによるコンサートを実施する。また、区内福祉施設などからの応募を サート 受けて、歌唱を中心とする、ミニコンサートを実施する。(6回程度) 無料 3,500~1,500 ― 1,000 ― 利用料金 (円) 7月9日 11月14日 世田谷区芸術アワード”飛翔”歴 世田谷区芸術アワード”飛翔”の足跡をふり返り、その意義をさらに深 代受賞者コンサート めるため、歴代受賞者によるコンサートを開催する。 [区受託] 通年 28年3月24日 世田谷フィルハーモニー管弦楽団、世田谷区民合唱団、世田谷区民 吹奏楽団の活動支援を行い、その活性化、発展を図る。 28年2月21日 10月19日、12月14日 実施月日 第4回世田谷区芸術アワード”飛 昨年度、世田谷区芸術アワード”飛翔”「音楽」部門で受賞した演奏家 翔”受賞者発表コンサート による、受賞記念発表会を支援する。 [区受託] 世田谷区民音楽団体の支援 [区受託] 地域活性 のための 世田谷音楽プロジェクト2015 文化芸術 [区受託] 事業 区民の表 現の場の 提供 学校と連携して、小中学生が、本格的な演奏に触れ、音楽への親し みや興味を持つ機会を提供する。(2クラス) 実施内容 区内のアマチュア演奏家に、コンテスト形式による、発表の場を提供 せたがやアマチュア・バンドバト する。これを通じて、音楽に興味を持つ区民の裾野の拡大も図る。(バ ル ンドバトル参加者300人) 子どもと学 校プログラ 学校へのアウトリーチ ム 事業名 ― ― 3,000 2,320 600 500 80 1,750 300 150 ― 585 180 実績人数 (人) 15,000部 ― ― 1,000 2,150 300 150 3団体 360 360 当初計画数 (人) ― ― 未定 三軒茶屋ふれ あい広場 iTSCOM STUDIO&HALL 二子玉川ライズ 世田谷区民会 館 北沢タウンホー ル 商店街、福祉施 設等 iTSCOM STUDIO&HALL 二子玉川ライズ 成城ホール ― 世田谷区民会 館 区立小・中学校 実施場所 29 企画展事 業 事業名 実施内容 実施月日 8月13日 記念講演会Ⅱ「パリの異邦人たち―カナヤマのことなど」 講師:野見山暁治 *手話通訳付 記念講演会「濱谷浩 その人・その写真」 講師:多田亞生 *手話通訳付 10月10日 9月19日 ~11月15日 7月25日 7月18日~9月6日 5月26日 5月23日 5月2日~7月5日 4月16日 4月12日 記念講演会Ⅰ「1950年代の日本人画家たち―金山康喜を中心に」 (友の会と共催) 講師:橋秀文 *手話通訳付 33歳で夭折した金山のわずか10年という画業をたどりつつ、パリで培 われた画家たちとの熱き友情と、新しい絵画への情熱を紹介した。藤田 嗣治をはじめ、田淵安一、野見山暁治、菅井汲、今井俊満、堂本尚郎 など、戦後の画壇に新境地をひらいた前衛画家たちの作品を合わせて 展覧し、日本の近代洋画がたどった一側面を鮮やかに切り取った。(44 日間) オープンカレッジ(世田谷美術館美術大学特別セミナー) 「技法・材料から読み解く速水御舟」 講師:荒井経 記念講演会「速水御舟、飛躍の前夜―今村紫紅と赤曜会」 講師:八柳サエ *手話通訳付 独自の写真哲学を築いてきた偉才、濱谷浩の生誕100年を機に、その 足跡の前半期にあたる約30年間の活動を詳しく紹介した。1945年の終 戦を挟んだ戦中・戦後の時期、濱谷は時代の趨勢とともに変化していっ た日本の「人と風土」に目を向け、画期的な写真を世に出した。(50日 生誕100年 写真家・濱谷浩 もし写真に言葉があるとしたら 間) 金山康喜のパリ ―1950年代の日本人画家たち 速水御舟とその周辺 ―大正期日本画の俊英たち 夭折の天才画家・速水御舟の画業を周辺の画家とともに紹介した。40 年の短い生涯を、師の松本楓湖、兄弟子の今村紫紅、同輩の小茂田 青樹らに、弟子の高橋周桑、吉田善彦を加え、多面的に振り返る展覧 会とした。(56日間) 成城映画散歩―成城界隈ロケ地を訪ねる 講師:高田雅彦 「企業と美術」シリーズの第3弾。1932年、東宝スタジオ(通称砧撮影 所)の前身となる写真化学研究所(通称P・C・L)が設立された。1937年に 東宝映画、43年に現在の東宝となり、そこで日本映画を代表する東京 (2月21日)~4月19日 東宝スタジオ展 映画=創造の 時代劇「七人の侍」や特撮映画「ゴジラ」などが製作された。本展では、 東宝スタジオの歩んだ歴史と、そこで映画製作に携わった様々なクリエ 現場 イターたちの仕事を紹介した。(17日間) 〔26年度からの継続事業〕 個別事業名 事業実績 (4)世田谷美術館 無料 1,000~500 無料 無料 1,000~500 500~無料 無料 1,200~500 無料 1,000~500 利用料金 (円) 76 9,039 212 97 12,188 148 90 18,422 26 25 7,839 実績人数 (人) 150 12,000 150 150 15,000 80 150 20,000 20 20 8,000 〔26年度: 12,000〕 当初計画数 (人) 世田谷美術館 講堂 世田谷美術館 世田谷美術館 講堂 世田谷美術館 世田谷美術館 講堂 世田谷美術館 成城周辺(東宝 スタジオ~祖 師ヶ谷大蔵) 世田谷美術館 実施場所 30 調査・研究 企画展事 業 事業名 28年1月23日 28年2月13日 ~(4月10日) 講演会Ⅱ「彫刻が生まれるとき―フリオ・ゴンサレスをめぐって」 講師:酒井忠康、塚田美紀 *手話通訳付 西洋服装史の専門家であった石山彰氏のコレクションを中心に、 ファッションブックやファッションプレートなどを紹介した。また巡回館で ある神戸ファッション美術館が所蔵する、出品作品と同時代の衣装を合 わせて展示した。(41日間) 紀要編集・発行 [指定管理] 調査・研究 収蔵品等 [指定管理] 調査・研究 企画展 通年 宮本三郎の作品に係る調査・研究を行った。 通年 通年 清川泰次の作品に係る調査・研究を行った。 学芸員による調査研究成果を美術研究に資するために『紀要』として 編集発行。 通年 通年 素朴派や世田谷ゆかりの作家等の調査・研究を行った。 向井潤吉の作品に係る調査・研究を行った。 通年 (28年4月3日) 28年度開催予定の「竹中工務店400年の夢」展、「アルバレス・ブラボ」 展、「志村ふくみ」展、「開館30周年記念 コレクションの5つの物語」展、 「花森安治の仕事」展をはじめ、次年度以降の企画展案にまつわる調 査・折衝のための出張や資料収集を中心に、企画展事業全体の中長 期の実施準備を進めた。 創作ワークショップ「ヴィクトリアン・スタイルでつくるコサージュ」 講師:浅岡三惠、山岸愛 28年2月13日 12月13日 11月28日 ~28年1月31日 これまで日本では紹介されることがほとんどなかった、20世紀の近代 彫刻を切り拓いた重要な作家、フリオ・ゴンサレス。スペイン政府の協力 を得て、国内初の本格的な回顧展を実施した。彫刻、素描、金工作品 など約100点を厳選し、具象から抽象に至る創作の足跡を丁寧に追うこ とで、「ピカソに鉄彫刻を教えた男」の魅力を提示した。(50日間) 講演会Ⅰ 「フリオ・ゴンサレス、バルセロナ・パリ―新しき造形と都市空間」 講師:木下亮 *手話通訳付 実施月日 実施内容 ファッション史の愉しみ ―石山彰ブック・コレクションより 講演会 「モダン・ファッションの起点 ポショワールのファッション・ブック」 講師:能澤慧子 *手話通訳付 スペインの彫刻家 フリオ・ゴン サレス ピカソに鉄彫刻を教えた男 個別事業名 ― ― ― ― ― ― 4,000 無料 1,000~500 無料 無料 1,000~500 利用料金 (円) 400部 ― ― ― ― ― (19) 151 7,772 94 46 9,338 実績人数 (人) 400部 ― ― ― ― ― (20) 140 11,500 140 140 12,000 当初計画数 (人) 世田谷美術館 宮本三郎記念 美術館 清川泰次記念 ギャラリー 向井潤吉 アトリエ館 世田谷美術館 及び分館 世田谷美術館 世田谷美術館 創作室 世田谷美術館 講堂 世田谷美術館 世田谷美術館 講堂 世田谷美術館 実施場所 31 収蔵品展 事業名 4月21日~7月20日 ミュージアムコレクションⅠ 〈それぞれのふたりシリーズ〉「渡辺豊重と平野甲賀」、小コーナー「宮 本三郎『大番』挿絵原画」 (79日間) 200~100 28年2月6日 ~3月21日 4月4日~7月26日 第Ⅲ期 向井潤吉 西日本紀行 (75日間) 清川泰次作品に係る作品展を年3回実施した。 第Ⅰ期 清川泰次・イン・シカゴ (98日間) 宮本三郎記念美術館収蔵品展 [指定管理] 8月8日~11月1日 11月7日~12月6日 第Ⅱ期 宮本三郎 写真家との対話 (73日間) 第3回 宮本三郎記念デッサン大賞展 (27日間) 12月19日 ~28年3月21日 4月4日~7月26日 宮本三郎作品に係る作品展を年3回実施した。 第Ⅰ期 宮本三郎の美術史教室 (98日間) 第Ⅲ期 画家と写真家のみた戦争― 宮本三郎、久永強、向井潤吉、師岡宏次 (75日間) 200~100 12月19日 ~28年3月21日 第Ⅲ期 清川泰次の生活デザイン (75日間) 200~100 200~100 200~100 200~100 200~100 8月8日~12月6日 200~100 200~100 200~100 無料 200~100 200~100 200~100 200~100 利用料金 (円) 8月8日~12月6日 第Ⅱ期 向井潤吉の民家 絵画と写真 (104日間) 清川泰次記念ギャラリー収蔵品 展 第Ⅱ期 清川泰次と昭和 (104日間) [指定管理] 向井潤吉アトリエ館収蔵品展 [指定管理] 4月4日~7月26日 28年2月28日 関連イベント 講演会「自作と淳作先生を語る」 講師:小林敬生 *手話通訳付 (世田谷美術館友の会との共催) 向井潤吉作品に係る作品展を年3回実施した。 第Ⅰ期 向井潤吉 みちのくを歩く (98日間) 12月20日 ~28年3月27日 ミュージアムコレクションⅢ 〈それぞれのふたりシリーズ〉「小泉淳作と小林敬生」、小コーナー「北 大路魯山人-器に描く」 (79日間) 8月1日~12月6日 (1月4日)~4月12日 実施月日 26年度ミュージアムコレクションⅢ 「世田谷に住んだ東宝スタジオゆかりの作家たち」、小コーナー「宮本 隆司の写真」 (11日間) 世田谷美術館の収蔵作品を、テーマを設定して公開した。年3回実施 した。 実施内容 美術館ミュージアム コレクション [指定管理] ミュージアムコレクションⅡ 「おもしろいかたち・いろいろ」、小コーナー「勝呂忠の世界」 (110日間) 個別事業名 1,182 612 806 795 525 901 947 2,666 1,787 1,925 140 10,862 15,683 12,121 3,471 実績人数 (人) 3,600 2,420 8,100 140 30,000 当初計画数 (人) 宮本三郎記念 美術館 宮本三郎記念 美術館 宮本三郎記念 美術館 宮本三郎記念 美術館 清川泰次記念 ギャラリー 清川泰次記念 ギャラリー 清川泰次記念 ギャラリー 向井潤吉 アトリエ館 向井潤吉 アトリエ館 向井潤吉 アトリエ館 世田谷美術館 講堂 世田谷美術館 世田谷美術館 世田谷美術館 世田谷美術館 実施場所 32 ワーク ショップ・ 講座 資料収集・ 管理 事業名 タノシサハッケンクラス 作品保管整理 [指定管理] 資料収集 [指定管理] 個別事業名 6月6日 6月13日 6月20日 6月27日 銭湯パラダイス ①江東区北砂、南砂、中央区佃島の街と銭湯 講師:町田忍 ②足立区江北、扇、関原の街と銭湯 講師:町田忍 ③新宿区旧牛込区、四谷区の街と銭湯 講師:町田忍 ④台東区浅草周辺の街と銭湯 講師:町田忍 ―建築意匠學入門― 5月30日 5月23日 ②『水の中の横浜』 講師:中川道夫 レトロ建築再生ギャラリー 完全版 講師:世田谷美術館学芸員 5月9日 ヨコハマ・パノラマウォーク―写真家と歩く横浜― PartⅡ ①『昭和/幕末 臨海行』 講師:中川道夫 ―萬KENBUN録― 都市と美術を繋ぐ街歩き講座や美術の普及を目的とした各種講座・ ワークショップを開催した(講座7回、ワークショップ2日間)。 ※「Back to Nature」は講師急逝のため中止。 通年 ③収蔵作品の貸出(当年度に作品を出庫したもの)について、館外へ の作品の貸出は16件で、内訳は作品234点(寄託1点含む)、資料0点 であった。 通年 ①世田谷区が所有している美術作品の燻蒸、修復、額装など系統的 な作品の整理、保管、管理を行った。 新収蔵品等の燻蒸:297点、野外彫刻メンテナンス:15点、 収蔵庫の環境測定年4回実施。 通年 通年 世田谷ゆかりの作家や美術界の重要な作家の作品を遺族や区民等 からの寄贈により収集した。 美術作品の収集―購入:0点、寄贈:265点 平成28年3月31日現在 15,040作品を登録し保管している。 ②経年変化や貸出に伴う収蔵品の修復、新規収蔵品の額縁新調、額 装改善、紙作品のマット装などを行った。 内訳は、修復:20点、額縁新調:8点、マット装:225点、 額装改善:5点、桐箱:20点、首彫刻クレート:16点、 宮本輸送箱:4点 実施月日 実施内容 3,000~1,000 500 1,500~1,000 ― ― ― ― 利用料金 (円) 39 48 46 36 27 45 42 ― ― ― ― 実績人数 (人) 45 45 45 45 45 45 45 ― ― ― ― 当初計画数 (人) 浅草 飯田橋~四谷 西新井大師~ 北千住 大島~月島 銀座一丁目、茅 場町ほか 桜木町~横浜 中華街 国道駅~桜木 町 世田谷美術館 世田谷美術館 世田谷美術館 世田谷美術館 実施場所 33 ワーク ショップ・ 講座 事業名 創作室活動 美術と演劇のワークショップ タノシサハッケンクラス 個別事業名 100 5月2日、9日、16日、 23日、30日、 6月6日、13日、20日、 27日、7月4日 100円ワークショップ(速水御舟とその周辺展) 「表装の美」(10回) 100 100 100 無料 9月19日、26日、 10月3日、10日、 17日、24日、31日、 11月7日、14日 11月28日、12月5日、 12日、19日、26日、 28年1月9日、16日、 23日、30日 28年2月13日、20日、 27日、3月5日、12日、 19日 28年2月13日、20日、 27日、3月5日、12日、 19日 28年3月26日、27日 100円ワークショップ(生誕100年 写真家・濱谷浩展) 「2015年○月○日のポートレート」(9回) 100円ワークショップ(スペインの彫刻家 フリオ・ゴンサレス展) 「叩け!メタルオーナメント」(9回) 100円ワークショップ(ファッション史の愉しみ展) 「ヴィクトリアン・チャーム」(6回) ファッション史の愉しみ展 「プリンセス・クリノリン・スタイル」(6回) 100円ワークショップ(さくら祭) 「オリジナルカンバッチを作ろう」 100 100 7月18日、25日、 8月1日、7日、8日、 14日、15日、21日、 22日、28日、29日、 9月5日 100円ワークショップ(金山康喜のパリ展) 「名画マグネット」(12回) 100 4月4日、11日、18日 2,000~500 2,000~500 9,000 利用料金 (円) 100円ワークショップ(東宝スタジオ展) 「特撮!謎の巨大生物出現」(3回) ①創作室講座 100円ワークショップ、展覧会関連の実技を伴うワークショップ、夏休み こども対象ワークショップ、実技講座を開催した。 28年3月13日 28年1月10日 「スペインの彫刻家フリオ・ゴンサレス― ピカソに鉄彫刻を教えた男」関連企画 美術と演劇のワークショップ「えんげきのえ」 講師:柏木陽 「ファッション史の愉しみ」関連企画 美術と演劇のワークショップ「えんげきのえ」 講師:柏木陽 9月26日、27日 実施月日 世田谷美術館×世田谷区民健康村 スケッチ探訪!川場アート漫遊記 講師:三宅一樹 実施内容 116 103 652 453 227 536 501 104 13 13 23 実績人数 (人) 1,515 15 15 20 当初計画数 (人) 世田谷美術館 創作室 世田谷美術館 創作室、企画展 示室など 群馬県川場村 世田谷区民健 康村 実施場所 34 ワーク ショップ・ 講座 事業名 分館講座室活動 美術大学 創作室活動 個別事業名 毎月第2土曜日 「月例ギャラリートーク」 担当学芸員の小テーマに沿った作品解説を毎月第2土曜日14時か ら展示室で行った。(12回) 5月17日 9月20日 28年1月16日 vol.30 オペラ「蝶々夫人」/ジャコモ・プッチーニ vol.31 オペラ「ドン・パスクワーレ」/ドニゼッティ 28年1月31日 vol.29 オペラ「トゥーランドット」/ジャコモ・プッチーニ 音と映像で楽しむクラシック講座 『画家と写真家のみた戦争』関連企画 講演会 「画家たちと戦争」 講師:椹木野衣 11月8日 11月8日 『第3回 宮本三郎記念デッサン大賞展』関連企画 講演会 「宮本三郎の故郷と美術館」 講師:二木裕子 『第3回 宮本三郎記念デッサン大賞展』関連企画 「第3回 宮本三郎記念デッサン大賞展 オープニングギャラリートーク」 講師:大橋由美子 10月11日 『宮本三郎 写真家との対話』関連企画 講演会 「時代を映すメディアの顔~雑誌表紙アートディレクション史~」 講師:鈴木芳雄 展覧会関連企画 講演会 28年1月7日~ 3月31日 美術大学ステップアップ講座 5月12日~12月15日 8月29日 ナイトツアー2015 美術大学 8月23日 8月11日~13日 8月4日~6日 実施月日 こども映画ワークショップ上映会 ことも映画ワークショップ 「金山康喜のパリ―1950年代の日本人画家たち」関連企画 こども美術大学 油絵具で静物画に挑戦! ②夏休みこどもワークショップ 実施内容 500 500 500 500 無料 無料 500 無料 20,000~10,000 60,000 500 無料 3,000 3,000 利用料金 (円) 41 45 49 51 20 18 28 54 251 60 45 80 21 24 実績人数 (人) 50 50 50 50 50 50 50 120 60 60 50 ― 20 20 当初計画数 (人) 宮本館講座室 宮本館講座室 宮本館講座室 宮本館講座室 宮本館展示室 宮本館講座室 宮本館講座室 宮本館展示室 世田谷美術館 世田谷美術館 (バックヤードを 含む) 世田谷美術館 講堂 世田谷美術館 創作室 世田谷美術館 創作室 実施場所 35 ワーク ショップ・ 講座 事業名 建築空間とパフォーマンス 分館講座室活動 個別事業名 11月15日 vol.31「“へそまがりの作家”石川達三 『戦争と検閲』の時代をどう生きたか」 講師:河原理子、石川旺 パフォーマンス・シリーズ「トランス/エントランス」vol.14 福留麻里ソロダンス 『そこで眠る、これを起こす、ここに起こされる』 その他の講座室利用(地域活動など) 製本WORKSHOP 「春のノートづくり」 講師:吉田チロル 夏のオープンワークショップ2015 「写真を使って自分だけの雑誌の表紙をつくろう!」 講師:難波達巳 実技講座 「模写でさぐる、宮本三郎の絵のひみつ!」 講師:林晃司 ワークショップ 「ニューイヤーコンサート」 出演:アコルディ弦楽四重奏団 「若手ユニットによるスタンダードジャズ」 出演:GGジャズカルテット 音広場 12月22日、23日 通年 28年3月20日 8月18日~23日 7月26日 28年1月31日 10月23日 28年2月21日 9月27日 vol.30「運転手が要らない!クルマ社会はこんなに変わる」 講師:鶴原吉郎 vol.32「童話作家の原点は『保育園』」 講師:中川李枝子 6月27日 実施月日 vol.29「額縁にもワケがある~知らなかったガクブチの世界~」 講師:飯塚深、石井亨、橋本善八 宮本三郎記念美術館と地域の会共催 人ひろば 実施内容 3,000~2,500 ― 3,000 100 2,500 1,500 1,500 500 500 500 500 利用料金 (円) 125 294 10 128 15 51 39 50 60 21 52 実績人数 (人) 180 ― 16 138 16 60 60 50 50 50 50 当初計画数 (人) 世田谷美術館 エントランスホー ル 宮本館講座室 宮本館講座室 宮本館講座室 宮本館講座室 宮本館講座室 宮本館展示室 宮本館講座室 宮本館講座室 宮本館講座室 宮本館講座室 実施場所 36 鑑賞教室 プロムナード・コンサート 企画展関連イベント 個別事業名 世田谷美術館が所蔵している美術専門書の閲覧やビデオ視聴、また レファレンスサービス等による情報提供を行った。 アートライ アートライブラリーの運営 ブラリーの [指定管理] 運営 通年 10日間 学芸員後継者育成と美術館の普及のために、博物館学実習の講義、 実習を行った。(10日間) ミュージアム・セッション 人材育成 博物館実習 プログラム 通年 8月5日 美術鑑賞教室で来館する小学校のうち、希望校に対して事前に出張 授業を行った。展覧会の内容や美術館に親しみを持っていただくことを 目的に、体験学習型の授業を主体とし、啓発、普及活動を実施した。ま た、当館が提供する資料に基づく教員自身による“自前”の事前授業も 行われた。(参加25校) 【中学生】 【小学生】 5月~28年3月 28年3月13日 田中翔平・中田雄一朗 ピアノデュオコンサート 小学校(4年生)、中学校(1年生)を対象に実施 ※美術鑑賞教室の運営には世田谷美術館ボランティアが参加 28年1月31日 11月15日 パーカッションアンサンブル:岡田知之と仲間たち 三上千草 フルート・リサイタル 9月20日 7月19日 青木ゆり ピアノ・リサイタル 蓑田莉奈 ピアノ・リサイタル 5月31日 9月5日 実施月日 橋本京子 ピアノ・リサイタル 美術館を音楽による交流の場とするとともに、若手音楽家の育成を図 ることを目的に、実力ある若手音楽家によるリサイタル形式のコンサート を行った。(6回) 「金山康喜のパリ」展 美術と音楽の対話 1950年代パリの色、パリの音―日仏作曲家の室内楽作品から 実施内容 ミュージアム・セッション2015 「ピカソもダ・ヴィンチも手で見よう ―シテ科学産業博物館の触察の冒険」 講師:オエル・コルヴェスト *通訳付 子どもと学 校プログラ ム 鑑賞教室特別プログラム ワーク ショップ・ 講座 事業名 無料 10,000 500 ― ― ― 無料 無料 無料 無料 無料 無料 6,000~3,000 利用料金 (円) 11,796 12 53 2,138 2,714 5,635 160 175 146 146 160 167 93 実績人数 (人) 13,000 20 150 3,000 2,570 5,700 140 140 140 140 140 140 150 当初計画数 (人) 世田谷美術館 世田谷美術館 世田谷美術館 講堂 区内参加校 美術館展示室 講堂 世田谷美術館 分館 世田谷美術館 講堂 世田谷美術館 講堂 世田谷美術館 講堂 世田谷美術館 講堂 世田谷美術館 講堂 世田谷美術館 講堂 世田谷美術館 講堂 ル・ジャルダン 実施場所 37 美術館広報 地域活性 のための 文化芸術 事業 区民の表 現の場の 提供 事業名 美術館だより・年報の発行 ②26年度の館全体の事業を報告する年報を作成した。 28年3月31日 ①美術館だよりを友の会とともに年3回発行し、館の活動のお知らせを 6月、10月、28年2月 した。 通年 館の案内や事業予定および事業内容等について、ホームページ、印 刷物等による情報提供を行った。 美術館広報 ― ― ― 300部 5,500部 ― 2,086 28年3月26日、 27日 美術館PRのため、砧公園の桜のお花見に合わせエントランス広場や くぬぎ広場を使って、フリーマーケット、チャリティライブ、100円ワーク ショップなどを行った。 さくら祭 ― 438 ― 通年 世田谷区立小学校鑑賞教室及び出張授業、中学校鑑賞教室、川場 村小学校出張授業、ミュージアム・ツアー、ワークショップ、イベント等の 支援を行った。 ボランティア活動 886 6,058 1,962 76,689 207 (入選数) 実績人数 (人) 946 無料 14,400 9,000~3,000 69,120~17,280 無料 利用料金 (円) 第4回世田谷区芸術アワード“飛翔”受賞記念発表 「安達裕美佳展」 10月6日~18日 通年 ③清川泰次記念ギャラリー区民ギャラリー 創作活動発表の場として、清川泰次記念ギャラリーの区民ギャラ リー貸出を行った。(利用団体数45) 若手アーティストのための世田谷区芸術アワード“飛翔”の美術部門 の第4回受賞記念発表展を実施した。区民ギャラリーを会場とし、受賞 者による新作・近作の発表・公開を支援した。 通年 ②美術館(本館)講堂 文化・芸術に関する活動・発表の場として、美術館活動に支障のな い範囲で世田谷美術館の講堂貸出を行った。(利用団体数27) ①美術館(本館)区民ギャラリー 創作活動発表の場として、世田谷美術館の区民ギャラリーA・B貸出 を行った。(利用団体数140) 通年 28年1月5日~10日 区内および川場村在住・在勤・在学者を対象に写真作品を募集し、 審査の上、入賞(39点)・入選(168点)の作品を区民ギャラリーで展示し た(応募数696点)。また、写真教室を開催し、研鑽の場を設けた。 世田谷美術館及び清川泰次記念ギャラリーにおいて、創作活動発表 の場として区民ギャラリーの貸出を行った。 実施月日 実施内容 第4回世田谷区芸術アワード”飛 第4回世田谷区芸術アワード“飛翔”受賞記念発表 翔”受賞者発表展示 「清水総二展」 区民ギャラリー等の貸出 [指定管理] 区民写真展 個別事業名 300部 4,500部 ― 5,000 455 1,000 1,000 6,000 1,600 78,000 280 当初計画数 (人) ― ― ― 世田谷美術館 世田谷美術館 ほか 世田谷美術館 区民ギャラリー 世田谷美術館 区民ギャラリー 清川泰次記念 ギャラリー 世田谷美術館 世田谷美術館 世田谷美術館 実施場所 38 企画展事 業 事業名 区内在住書家による所属会派を超えた作品展を実施した。会期中は 出品書家による鑑賞講座を2回行い、創作者からの視点ならではのみ どころを来場者に解説した。 詩人・大岡信展 第35回 世田谷の書展 無料 800~300 詩人として、また文学から造形芸術にまたがる気鋭の評論家として若く からその卓越した才能で頭角を現した大岡信(1931~)。のみならず、 古今の詩歌への造詣の深さ、フランスをはじめとした国外の詩や文芸に も通じ、言語の壁を超えた国内外の詩人、文学者との交流、「連詩」のよ 10月10日~12月6日 うな新たな詩の境地の開拓でも他に追随を許さない活動を行ってきた。 本展では、その核となる「詩」の業績を、初出品を含む詩稿、草稿、創 作ノートなど貴重な資料で掘り下げた。 28年1月5日~11日 800~無料 ― 800~300 利用料金 (円) 宮西達也ワンダーランド展 6月27、28日 4月25日~7月5日 欧米文学、映画、ジャズ、そして1960-70年代のアメリカのカウンター・ カルチャーに精通し、それらを独自の視点と斬新な文体によって評論し た植草甚一(1908-1979)の、過去最大規模の回顧展を開催した。2007 年に当館で開催した「植草甚一 マイ・フェイヴァリット・シングス」展を契 機として、その後遺族より寄贈された800点を超える資料を公開し、植草 甚一の独創的な生き方と、その魅力を再提示した。 セタブンマーケット [関連イベント] 会期中には関連イベントの一環として、開館20周年記念事業「セタブ ンマーケット」(6月27、28日)を開催した。植草甚一と結びつく要素を もった、古書・雑貨・フードの店舗合計25店が出店し、さらに、これまで 当館の活動にご協力をいただいてきた、作家・デザイナー・編集者な ど、合計21名の方々から私物を出品していただき、本との新たな出会い の場を創出した。 実施月日 実施内容 発行部数150万部を超える「ティラノサウルスシリーズ」、20万部の「ウ ルトラマンシリーズ」をはじめ、小学校の教科書掲載『にゃーご』など多く の作品を世に送り出してきた絵本作家・宮西達也(1956~)。その作品 は、子どもたちとその親世代に広く読まれてきた。本展では200点あまり の原画を中心に、アイディアスケッチやダミー絵本(草稿)から、どのよう に宮西作品が造られるかに迫った。ジオラマ等による空間演出含め、こ 7月25日~9月23日 れまでの創作活動を総括する初めての大規模展として開催した。作者 自身による合計13回に及ぶライブ・ペインティング&ギャラリートークで は来場者の笑い声が響くライブ感あふれる展示空間が出現し、好評を 得た。宮西作品のキャラクターをモチーフとした館内スタンプ・ラリー、ま た、出張展示用キットの制作など、展覧会から派生した活動も行った。 植草甚一スクラップ・ブック 個別事業名 事業実績 (5)世田谷文学館 819 2,912 8,586 3,430 7,564 実績人数 (人) 700 7,140人 14,202 11,535 当初計画数 (人) 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 実施場所 39 個別事業名 実施内容 コトバのミュージアム どこでも文学館(地域・学校・企 子どもと学 業連携) 校プログラ ム (せたがや 子ども文学 館) ①ワークショップ:セタブンマーケット「ネイチャー・コラージュ」 講師:須藤正男 小説家、抽象画家、詩人、歌人や、森林インストラクターやJAXA職員 など多彩な分野から講師を招き、「ことば」と隣接分野を交差させるワー クショップを展開した。 ■展示:のべ16か所 ■催事:5回 いつでも、どこでも子どもたちを受け入れることの出来る博物館事業を 展開した。学校や地域との連携を図るアウトリーチ事業「世界の名作の 写真展」を出張展示したほか、展示に関わるイベントを実施した。また、 館内においても企画展と連動したジュニア世代向けのイベントを行い、 この世代が利用しやすい環境を整えた。 また、絵本作家・宮西達也の作品をテーマに巡回用の展示キットを制 作した。 本年度は群馬県川場村の区民健康村への出張展示を開始した。 ■文学資料の収集:購入0点、寄贈822点 (平成28年3月31日現在98,487点の収蔵品を登録・保管) ■収蔵品の貸付:11件(302点) ■収蔵品の撮影:330点 6月27、28日 通年 通年 収蔵品展 コレクション展 [指定管理] 資料収集・ 資料収集・管理 [指定管理] 管理 通年 文学館常設展示室で、世田谷を舞台にした文学作品の関連資料と、 ゆかりの文学者の資料を展示し、区民に広く文学に親しむ機会を提供 した。本年度は「戦後70年と作家たち」Ⅰ・Ⅱを開催し、ゆかりの作家た ちがいかに激動の時代を生き抜いてきたかを、収蔵資料でたどった。 世田谷ゆかりの作家や区民等からの寄贈・寄託により、文学資料等の 収集を行った。世田谷区が所有している作品を系統的に整理し、保存 が困難な資料の修復を行った。また、保管整備の維持、向上のために 収蔵庫内を燻蒸したほか、収蔵庫・展示室および周辺部の環境調査を 2回実施した。 通年 調査・研究 調査・研究 [指定管理] 28年1月16日~ 3月31日 実施月日 文学館活動の基盤となる世田谷ゆかりの作家、ゆかりの作品の調査・ 研究を行い、成果は「世田谷文学館ニュース」60、61、62号で発表し た。また、「植草甚一スクラップ・ブック」展の開催にあわせ、「世田谷文 学館収蔵資料目録3 植草甚一関連資料」を刊行した。 『YAWARA!』『MONSTER』『20世紀少年』などで日本を代表する 漫画家・浦沢直樹。初の本格個展として開催した本展は、タイトルどお り、少年時代から現在に至るまで、「描き続けている軌跡そのものを展示 企画展事 浦沢直樹展 描いて描いて描き する」というコンセプトで挑んだ。結果、圧倒的な質と量を誇る作家が発 するエネルギーを、来館者は直に体感することができた。特に10~20代 業 まくる の若い世代の反響が大きかった。同時代を走り続ける作家と展示空間 で新たに出会い、触発され、来館者それぞれの人生の活力にしてほし いという、作家、文学館、双方の願いを実現する展覧会だった。 事業名 無料 無料 ― 200~80 ― 800~300 利用料金 (円) 200 29,672 ― 25,412 ― 39,687 実績人数 (人) 1,500 ↓ 10,000 ― 20,000 ― 12,540 当初計画数 (人) 世田谷文学館 世田谷文学館 区内小中学校 区民センター 川場村・区民健 康村など 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 実施場所 40 子どもボランティア探偵団 コトバのミュージアム 個別事業名 28年1月30日 ⑦ワークショップ「ことばとたんか」 講師:天野慶 9月22、23日 ③「ことばといのち」 「植草甚一スクラップ・ブック展」ブック・トーク 出演:クラフト・エヴィング商會 「宮西達也ワンダーランド展」ライブ・ペインティング& ギャラリートーク 出演:宮西達也 「コレクション展」ムットーニ特別上演会 7月25日 6月27、28日 6月20日 6月13日 8月20、21日 ②「ことばとヒッチ」 企画展やコレクション展のテーマと連動したトークイベント、コンサー ト、上映会、ワークショップなどを実施し、展覧会をさまざまな角度から鑑 賞し、楽しむ機会を提供した。 7月19、20日 ①「ことばとだいち」 自然と芸術の体験活動が合致したプログラムを実施した。企画には子 どもたち自身のアイディアを盛り込み、中学生・高校生・大学生のボラン ティアのべ47人が活躍した。 活動報告を「子どもボランティア探偵団展」として館内で開催した。(2 月2日~3月31日) 11月15日 11月3日 7月25日~9月23日 8月22日、23日 8月8日 実施月日 ⑥ワークショップ「ことばと詩」 講師:石津ちひろ ⑤ワークショップ「ことばとからだ」 講師:日本女子体育大学 ダンス・プロデュース研究部 ④ワークショップ「おとうさんはウルトラマンスタンプラリー」 ③ワークショップ「超ショートショート講座」 講師:田丸雅智、吉田花子 ②出張ワークショップ:世田谷ロケットⅡ 講師;大嶋龍男 実施内容 講演会等 企画展・コレクション展関連講演 「植草甚一スクラップ・ブック展」レコード・トーク 事業 会、上映会、コンサート等事業 出演:中平穂 子どもと学 校プログラ ム (せたがや 子ども文学 館) 事業名 無料 無料 500 500 無料 無料 無料 無料 利用料金 (円) 48 166 207 115 51 35 68 27 123 29 10,200 50 72 実績人数 (人) 2,000 ↓ 1,500 ↑ 1,500 当初計画数 (人) 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 高尾山 世田谷文学館 世田谷文学館 高尾山北陵 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 桜丘区民セン ター 実施場所 41 講演会等 事業 事業名 連続講座 企画展・コレクション展関連講演 会、上映会、コンサート等事業 個別事業名 28年3月12日 「浦沢直樹展」浦沢直樹バンドLIVE 10月24日 10月31日 11月7日 ④連続講座「大岡信の詩と真実」④ 出演:長谷川櫂 ⑤連続講座「大岡信の詩と真実」⑤ 出演:吉増剛造 10月17日 ②連続講座「大岡信の詩と真実」② 出演:野村喜和夫 ③連続講座「大岡信の詩と真実」③ 出演:谷川俊太郎×三浦雅士 10月10日 ①連続講座「大岡信の詩と真実」① 出演:高橋順子 館長プロデュースによる連続講座。詩人・大岡信の多面的な業績を振 り返る講演会・対談を5回にわたって開催した。 28年2月28日 「浦沢直樹展」トーク「浦沢解剖学」 出演:BOSE×倉本美津留×浦沢直樹 28年1月24日 「浦沢直樹展」トーク「ひとり漫勉」 出演:浦沢直樹ほか 28年1月31日 28年1月10日 「世田谷の書展」鑑賞講座② 講師:川口青澄 「浦沢直樹展」トーク&LIVE 出演:浦沢直樹ほか 28年1月8日 「世田谷の書展」鑑賞講座① 講師:田中栄子 11月7日 500 500 500 500 500 2,000 1,000 2,000 1,000 無料 無料 無料 無料 8月22日、25日、 9月23日 「宮西達也ワンダーランド展」着ぐるみ撮影会 「詩人・大岡信展」朗読会 出演:声を楽しむ朗読会 500 9月6日 「宮西達也ワンダーランド展」スペシャル対談 出演:宮西達也×真珠まり子 無料 無料 7月25日、26日、 9月6日、21日、 22日、23日 7月26日 利用料金 (円) 実施月日 「宮西達也ワンダーランド展」ライブ・ペインティング 出演:宮西達也 「宮西達也ワンダーランド展」ゲリライベント ライブ・ペインティング&スペシャル読み聞かせ(12回) 出演:宮西達也 実施内容 85 143 155 59 96 165 150 159 180 93 77 85 130 147 21 1,017 実績人数 (人) 600 ↑ 2,000 当初計画数 (人) 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 実施場所 42 個別事業名 本年度は開館20周年を記念した朗読会、講演会を計2回開催した。 実施内容 文学館友の会との共催による講演会を実施したほか、教育委員会の 読書活動推進事業に協力した。博学連携事業として、多摩美術大学と の共同研究「清水邦夫の劇世界を探る」(11月21日)を開催した。 共催事業 職場体験受入 学芸員実習 区民の表 現の場の 提供 通年 当館で収蔵している図書・雑誌、直筆原稿、台本、視聴覚資料などの 閲覧・視聴サービスを行う。ロビーでは絵本コーナーを常設。 (閲覧室利用者:7,173人、絵本コーナー利用者:7,997人) ― 区民から詩・短歌・俳句・川柳・随筆作品を募集し、上位作品を表彰し 募集:9月1日~11日 た。作品発表は「開館20周年記念誌」記事と合わせて冊子を制作、掲 表彰式:3月5日 載した。(応募点数862点) 通年 7月28日~8月2日 3月18日(刊行) 通年 通年 28年3月19日 5月30日 実施月日 文学館の普及のため、近隣中学校等の職場体験を受け入れた。 「せたがや子ども文学館」事業の一環として実施。 学芸員後継者育成のために、6日間のプログラムを組み実施した。 第4回世田谷区芸術アワード”飛 若手アーティストを奨励・支援する世田谷区芸術アワード飛翔「文学」 部門の受賞者が書き下ろす受賞記念発表作を広く一般に公開する。 翔”受賞作品発表 第4回は受賞作無しのため、発表なし。 [区受託] 世田谷文学賞 ライブラ ライブラリーの運営 リーの運営 [指定管理] 人材育成 プログラム 「金曜日の夕方に本を抱えて帰るときの孤独と愉しみ」をコンセプト 開館20周年記念企画「金曜日の に、本との接し方の原点に立ち返ることを主眼としたクラフト・エヴィング 出版事業 商會制作による活版印刷の本(小説『おるもすと』)と朗読レコード(『天 本」刊行 使も怪物も笑う夜』を出版した。 活動支援・ 共催事業 区内の団体、サークルが実施する文学講座等への協力、地域と連携 した「からすやま下町まつり」「蘆花まつり」への協力・支援を行った。博 学連携事業として、国士舘大学「国文学会大会」講師派遣を行った。 活動支援 開館20周年企画「金曜日の本」出版記念トーク 出演:クラフト・エヴィング商會 講演会等 講演会、上映会、朗読会等事業 開館20周年企画「柴崎友香 自作朗読会」 事業 事業名 1,250 566 164 61 実績人数 (人) ― ― 無料 無料 ― ― 862点 15,170 82 4 書籍:1,600 書籍:1,400部 レコード:2,000 レコード:500枚 ― ― 無料 500 利用料金 (円) ― ― ― 50 5 ― 1,000 500 700 当初計画数 (人) ― ― 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷文学館 ― 世田谷文学館 ほか 世田谷文学館 ほか 世田谷文学館 世田谷文学館 実施場所 43 文学館広 報 事業名 通年 ホームページや印刷物のほか、マスコミ等の媒体への情報提供を通 じて、館の活動や事業予定・内容等について広く区民等へ発信した。ま た、全ての企画展で来場者アンケート及び、聞き取り調査を実施し、分 析結果を館内情報共有した。 「開館20周年記念誌」を「文芸せたがや33号」記事と合わせて刊行し た。 本年度は開館20周年記念事業広報を契機に、twitterを開始。SNSに よる広報は、「セタブン・マーケット」や「浦沢直樹展」「金曜日の本」広報 においては、紙媒体以上の浸透力を発揮した。 文学館の事業活動を広く周知するため、文学館ニュースを発行した。 (年3回) 文学館広報 文学館ニュースの発行 4月、8月、12月 実施月日 実施内容 個別事業名 ― ― 利用料金 (円) 各10,000部 ― 実績人数 (人) 各10,000部 ― 当初計画数 (人) ― ― 実施場所 44 来館者サ ポート 事業名 来館者サポート 個別事業名 事業実績 (6)財団共通 通年 通年 通年 通年 通年 ②車椅子・昇降式車椅子等の貸出 ③ベビーカーの貸出 ④授乳スペースの提供 世田谷文学館 ①車椅子・昇降式車椅子等の貸出 ②ベビーカーの貸出など ― ― ― ― ― 無料 5月23日、7月25日、 8月13日、10月10日、 12月13日、 28年1月23日、 2月13日、2月28日 世田谷美術館 ①手話通訳付き講演会・講座等(8回) ― 通年 ― 通年 ⑬聴覚障害者のためのコミュニケーションボードの設置 ― 通年 ― ― 通年 通年 ― 通年 ⑫非常時の避難方法及び広域避難場所への地図の配布 ― 通年 ― ― 通年 ⑤視覚障害者のための音声案内システム付き化粧室の設置 ― ― 通年 通年 ④客席内エレベーターの利用 ⑥視覚障害者のための舞台説明会 (対象:主催公演) 3公演 ⑦盲導犬を伴っての観劇 (対象:主催公演) 3公演 ⑧視覚障害者向けの解説付きイヤホンガイド (対象:主催公演) 0公演 ⑨聞こえ難い方向けの音声サポート (対象:主催公演) 2公演 ⑩聴覚障害者のための上演台本の貸出 (対象:主催公演、要事前申込) ⑪聴覚障害者のためのオンライン手話サービス (アクセス、チケト購入方法等) 通年 ③車椅子の貸出 108(付添85) 定価の10%引き、 付添者1名無料 通年 ②車椅子スペースの利用 221(126公演) 2,000円 通年 ― ― ― ― ― 906 ― ― ― 1 26 0 7 47(付添含む) ― ― ― ― ― 通年 実績人数 (人) 様々な状況にある区民等の参加機会を増やすため、公演等において 来館者サポートを行った。 生活工房 ①車椅子の貸出 劇場 ①託児サービス 託児付き公演(474公演) 利用料金 (円) 実施月日 実施内容 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 当初計画数 (人) 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷美術館 世田谷美術館 世田谷美術館 世田谷美術館 パブリックシア ター、 シアタートラム シアターホーム ページ パブリックシア ター、 シアタートラム パブリックシア ター シアタートラム パブリックシア ター、 シアタートラム ワークショップ ルーム等 実施場所 45 世田谷文化生活情報センターの 施設維持管理 生活工房セミナールーム、ワークショップルームの貸出を行った。 [指定管理] 世田谷区内の劇団等による演劇・舞踊・音楽公演、落語など、様々な催 し物を実施した。12団体(公演回数84回) 世田谷文化生活情報センターの施設維持管理を行った。 世田谷文学館の施設維持管理 世田谷文学館の施設維持管理を行った。 [指定管理] 講義室の貸出を行った。 ③世田谷美術館講堂 27団体 ― 無料 通年 通年 ~3,000 9,000~3,000 通年 通年 76,689 69,120~ 17,280 通年 2,243 ― 1,962 6,073 ― 27,168 ― 8,000~無料 通年 29,031 ― 各299,200部 各15,900部 ― ― 登録者数 12,036 10 ― 実績人数 (人) ― 9,720~2,400 ― 無料 無料 ― ― ― 1,000~500 ― 利用料金 (円) 通年 通年 毎月25日発行 4月、7月、12月 8月2日、3日 ②ふるさと区民まつりPR活動 ③財団広報誌の発行 通年 ― 9月6日、20日、 28年2月20日 通年 実施月日 ①財団ホームページの運用 財団ホームページ等により財団及び事業内容等を紹介する。また、ふ るさと区民まつり等のイベント会場での事業PRなどの広報活動を行っ た。 世田谷区民を対象とする会員制の公演・展覧会チケット等の割引、先 行発売等、会員向けメールマガジンによる情報提供等の特典制度によ り、財団事業や施設利用者の拡大と情報提供、広報活動の強化を図っ た。 ④託児サービス(3日間) ③授乳室の利用 実施内容 財団各部の事業内容等を広く区民等に周知するため、毎月25日にタ せたがや文化・スポーツ情報ガ ブロイド版の情報紙を発行した。(12回) 新聞(主要6紙)折り込み、図書館等の区施設、区内鉄道駅広報スタン イドの発行 ド等に配布した。 財団広報 せたがやアーツカード 来館者サポート 個別事業名 世田谷美術館及び3分館(向井潤吉アトリエ館、清川泰次記念ギャラ リー、宮本三郎記念美術館)の施設維持管理、区民ギャラリー及び講堂 文化芸術 の貸出を行った。 の拠点施 設の管理 世田谷美術館及び分館の施設 ①世田谷美術館区民ギャラリー 140団体 運営 維持管理 [指定管理] ②清川泰次記念ギャラリー区民ギャラリー 45団体 財団広報 来館者サ ポート 事業名 ― ― ― ― ― ― ― ― ― 各299,200部 各15,900部 ― ― 15,000 ― ― 当初計画数 (人) 世田谷文学館 世田谷文学館 世田谷美術館 清川泰次記念 ギャラリー 世田谷美術館 ― 世田谷文化生 活情報センター 世田谷文化生 活情報センター 世田谷文化生 活情報センター ― ― 馬事公苑 ― ― 世田谷文学館 世田谷文学館 実施場所 46 実施内容 パブリックシアターDVD等の販 劇場で上演された公演等を映像化したDVDや関連商品の販売を 売 行った。 個別事業名 文学館ミュージアムショップの運 ミュージアムショップを運営し、展覧会に関連した書籍や絵はがき等 営 のグッズの販売を行った。 パブリックシアターのロビーカフェを委託により運営した。(営業回数 ロビーカフェの運営 219回) 飲食物提 世田谷美術館内のレストラン「ル・ジャルダン」は、利用者等への飲食 レストランの運営 供事業 提供サ-ビスおよび結婚式等パ-ティ-(96組)を実施した。 世田谷美術館内の地下喫茶「セタビカフェ」にて、来館者への飲食提 カフェの運営 供サ-ビスを行った。 ミュ-ジアムショップにおいて、ゆかりの作家関連商品、収蔵品のオリ 物品販売 美術館ミュージアムショップの運 ジナルグッズ等の直接販売、企画展図録、関連グッズ・書籍等の受託 事業 営 販売、他館等でのオリジナルグッズの委託販売を行った。 事業名 ― ― ― ― 通年 通年 通年 ― 4,500~500 利用料金 (円) 通年 通年 通年 実施月日 33,433 32,466 9,855 ― ― 25個 実績人数 (人) 35,000 35,000 9,800 ― ― ― 当初計画数 (人) 世田谷美術館 世田谷美術館 世田谷文化生 活情報センター 世田谷文学館 世田谷美術館 及び3分館 世田谷文化生 活情報センター 実施場所 3. 事業評価 (1)生活工房 主催事業参加者、施設利用者を合わせて年間の来場者数は 140,946 人となった。昨年の 193,805 人と比べ 72%と落ち込んだ。最大の要因は「ギャラリーカフェくりっく」の閉鎖にともなう区民 作品の展示事業が中止となったことである。 しかし、内容的には個別事業への参加率も好調で、 充実した結果となった。 今年度の展示事業では、世田谷区出身の建築家坂茂(ばんしげる)氏の仕事を災害支援に着目 して紹介する機会を得たが、会場全体に避難所で活用する紙管のパーテイションを設置すること で、日常と一変する災害時の空間を体感する好機となり、生活工房施設の特徴を非常にうまく活 用することができた象徴的な展示となった。 また、観るだけでは実感しにくい素材の展示「WASHINOITO 未来を着る、浜井弘治の和紙のプ ロダクト展」では、触れる展示を心がけ、作品と素材の両方を身近に感じてもらう好機となった。 さらに、参加型事業の試みとして新たに立ち上げた「穴アーカイブ」では押し入れに眠ってい る 8 ミリフィルムを探しています、という呼びかけにより区民から資料が集まった。しかし、デ ジタル化の波により既に廃棄してしまった方々なども多く又、撮影した本人が高齢または既に他 界しているなど、聴き取り調査でも様々な背景があぶりだされ、記録された貴重な資料を公開す ることにより、当事者以外の人々の記憶とともに今後どのように資料を地域の財産として展開し ていくか課題がみえてきた。事業の継続化によってより多くの参加者を得ていきたいところであ る。 また、子ども向けのワークショップでは、同一テーマで経年開催することにより、参加資格よ り若年の子どもたちにも期待感を持たせる結果となっていることが一層明らかになり、今後の事 業展開にも示唆的な結果となっている。 広報全般では、展示事業でのアンケート調査では、口コミによって触発されて来場するケース と施設外のポスターを目にして立ち寄るケースがあることなどが浮き彫りになり、年齢層や男女 の差などによって広報の効果を再確認することとなった。 (2)世田谷パブリックシアター 開館 18 年目、指定管理 4 年目、文化庁特別支援 5 年目(最終年)の年度にあたる。両劇場の 年間入場者総数は 155,767 人(年間公演総回数-482 回) 、また劇場事業全体については、年 間参加者・入場者総数は 220,356 人となった。国内のツアー公演数 31 回は、他の公共劇場な どとの連携が緊密になっている証左といえる。 事業収益については、収支率 128%の『同じ夢』 (赤堀雅秋作・演出) 、100%の『トロイラ スとクレシダ』 (シェイクスピア作・小田島雄志訳・鵜山仁演出)などを中心とした主催公演 が作品の高評価とともに成果を挙げた。 『トロイラスとクレシダ』は兵庫芸術文化センター・ 文学座との共同制作で注目を集め、ネットワーク事業として各地の公共劇場を巡演した。 公演事業としては、芸術監督企画の「敦―山月記・名人伝」が再演を果たし各地を巡演、 「現代能楽集Ⅷ―道玄坂綺譚」 (マキノノゾミ作・演出)も好評を得、出演の一路真輝が松尾 47 芸能賞を受賞、また「トロイラスとクレシダ」に出演のソニンは、菊田一夫演劇賞を受賞し た。 「同じ夢」は幅広い観客層に支持され連日満員となり、各地公演もいずれも大入りを果た した。各作品とも、高評価を得、舞台芸術界に貢献した。また、夏のこどもプロジェクトも プログラムの充実により、多くの観客を集め、秋の世田谷アートタウン・三茶 de 大道芸は 19 回目を数え、二日間で 19 万人の人出となり、地域の活性化に貢献した。海外からは、カ ナダの鬼才、ロバート・ルパージュの代表作「Needles and Opium/針とアヘン」を、フラ ンスからは新感覚の舞台「ミュルミュルミュール」を招聘し好評を博し、また、京都造形芸 術大学と共催して、日韓創作ダンス公演「原色衝動」を実施した。 人材養成、普及啓発事業では、「コミュニティプログラム」 「学校その他区内施設との連携 プログラム」 「研究育成プログラム」の 3 つの柱により、通年でワークショップ・レクチャー を実施、学校現場等での活動及び地域の活性化への支援など、未来の観客創造の観点も踏ま え積極的な展開を行った。 今後は、財政状況が厳しい中においても、国内外の公共劇場や民間の実演団体などと積極 的に連携して、作品創造及び人材交流の活性化、東京オリンピック・パラリンピックに向け た対応、制作形態の改革、人材育成・普及啓発事業の充実、多様な料金システムの設定、ウ ェブテクノロジーの活用等による鑑賞機会の刷新、新たな観客を育成する等、時代の流れを 的確に捉えながら事業を展開していくことが必要と考えている。 (3)音楽事業部 平成 27 年度の音楽事業参加者数は 14,696 人と、平成 22 年度以来の 1 万人を大きく上回る数字 に達した。これには、昨年度から取り組んだ「せたがや音楽プロジェクト」が企画したコンサー トに、広く関心が寄せられるようになったことや、区から昨年度より受託した「商店街アートプ ロジェクト」事業に、商店街独自の企画との相乗効果により、多くの参加者が集まったことが考 えられる。 まず、世田谷区から新たに委託され、民間も含めた音楽の催しや貸し出し施設の情報などを掲 載した「文化情報誌」を 10 月に創刊したが、主催公演等で配架すると、たちまち品切れになるほ どの好評であった。今後も着実に読者を増やしていくことで、音楽文化の振興や区民の音楽活動 の促進に繫がることが期待される。 次に、今年度より新たな事業として加わった「ゴスペルワークショップ」は、申込者が定員の 3 倍になるほどの盛況であったが、参加者には、発表コンサートのほか、地元商店街主催の「Xmas ゴスペルナイト in 三茶」への出演の機会も整えるなど、実施内容の充実を図り、区民の音楽活 動の促進に少なからず貢献することができた。 一方、 「第 4 回せたがやバンドバトル」には、昨年度に劣らない応募があり、決勝大会に、初め て女性のみで編制されたバンドが進出するなど、変わらぬ盛り上がりを見せたが、改めて、質の 高さを追求するための運営のあり方が課題であると認識された。 今後は、さらに的確に区民ニーズを捉え、より多くの区民に楽しんでもらえる、多様な演奏会、 ワークショップなどの実施に努めるとともに、教育普及事業にも力を注ぎ、豊かな感性、想像力 や創造性を備える人間形成に寄与したい。 48 (4)世田谷美術館 平成 27 年度は企画展、収蔵品展(ミュージアム コレクション) 、また各分館における展覧会事 業もバラエティに富んだラインナップで、さまざまな角度から注目を集める結果になった。 「企業 と美術シリーズ」の第 3 弾として企画した「東宝スタジオ展」では、熱烈な映画ファンをうなら せる一方で、映画づくりに情熱をかたむけた多種多様なクリエイターたちの足跡を明らかにする ことができた。 「金山康喜のパリ」展では若くして没した金山の仕事を追い求めると同時に、1950 年代のパリで活躍した日本人画家相互の交流を検証することができた。 「生誕 100 年 写真家・濱 谷浩」展では、約 200 点の作品を集め、濱谷がたゆまず見続けてきた日本の風土が育んできた生々 しい人間生活を紹介することができた。 「スペインの彫刻家フリオ・ゴンサレス」展は、国内で初 めて本格的にゴンサレスを紹介する機会となった。鉄が工業製品や軍需品の材料として扱われて いた時代、ゴンサレスが鉄を芸術世界にひきこみ、現代彫刻の一潮流を成したことを知っていた だく好機となった。 「ファッション史の愉しみ」展は、当館ではこれまでほとんど取り組んでこなかったファッショ ンの分野を開拓する画期的な企画となり、これまでにはない来館者層を取り込むことになった。 ミュージアムコレクションでは、「それぞれのふたりシリーズ」として「渡辺豊重と平野甲賀」、 「小泉淳作と小林敬生」を開催した。分野の異なる作家の作品を同一会場に並べることによって、 そこにはアートの化学反応ともいえる独特な感慨を引き起こすことになった。 教育普及事業については、マンネリズムを避け、新たなニーズの発見、あるいは社会的関心事 を掘り起こすことを目的として、大幅なプログラムの改訂を実施した。長年にわたって実施して きた都内全域を対象とした街歩きに類するプログラムを前期にて終了させ、後期からは美術館と いう場の長所や特性を再確認しつつ、そのポテンシャルを意識した事業へと転回をはかった。ま た障害者の美術鑑賞をテーマとする「ミュージアムセッション」は、その先進事例を海外に求め、 実践的で具体的なプログラム研究を行うことを通じ、当館に対する新たな社会的関心を高め、健 常者と障害者がともに協働することによって美術を鑑賞する場の拡充を重ねている。 展覧会事業、教育普及事業の展開と同時に、美術作品や周縁資料の調査及び収集においても、 世田谷という民意の高い地域性を土台として、積極的に調査研究を進め、平成 27 年度も多くの作 品、資料を収蔵することになった。これらの資料は当館の事業に資するのみならず、社会全体の 文化財を共有する足がかりとして有効な結果となっていると評価したい。 (5)世田谷文学館 開館 20 周年の記念の年であり、例年以上に新たな領域、新たな手法にチャレンジした一年とな った。 利用者数は、平成 26 年度と並び、15 万人台を記録した(26 年度:156,521 人、27 年度 152,305 人) 。27 年度最大の話題となり、開館以来の最高入場者数(39,687 人)を更新した「浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる」は、最前線で活躍する世界的な漫画家の初の本格的展覧会であり、海 外からの来場者も多く見られた。初来館率は 80%。時間指定チケットの販売委託も試行、スムー ズな会場運営の一助となった。膨大な量の作品が発するエネルギーは 10 代(全来場者の 5.9%) から 20 代(同 18.5%)の来場者の感性を刺激し、メッセージノートは 46 冊にのぼった。 「本来 展示するものではない」 (浦沢氏談)はずの漫画原画で埋め尽くされた空間は、他では経験できな 49 い感動を産み出すものとなった。文学館における展覧会の今後の可能性に大きな示唆を得たとい える。 4 本の企画展(「植草甚一スクラップ・ブック」 「宮西達也ワンダーランド展」 「詩人・大岡信展」 「浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる」 )の利用者満足度の平均値は「大変よい・よい」が 97.2% (前年度平均 95.3%)、高い満足度を示しているいっぽうで、入場者目標に届かなかった展覧会 もあった( 「宮西達也ワンダーランド展」で 60.4%、 「詩人・大岡信展」で 40.8%) 。 「詩人・大岡 信展」は全国新聞主要 5 紙の文化面全てに取り上げられ高評価であったが、集客には苦戦した。 目標数値の設定、従来型の展覧会をより進展させた切り口やターゲットの絞り方、広報戦略など に更なる工夫と改善が求められる。 「植草甚一スクラップ・ブック」展の関連イベントとして、また開館 20 周年記念事業として開 催した「セタブン・マーケット」は、散歩と買い物の達人であった植草甚一のライフスタイルを 体験的に紹介するための仕掛けであり、また、地域の博物館として「本」を中核に据えながら、 人と人、人と物が交流する場を作る試みへの挑戦でもあった。梅雨時の不安定な天候にもかかわ らず、各日来場者は 1,700 人を超えた(2 日間で 3,430 人) 。これは、文学館の 1 日あたりの最大 入館者数に匹敵する数字である。初めて導入した Twitter も功を奏し、来場者、出店者双方から 「楽しい」 「また参加したい」との感想が多く寄せられ、本事業は新たな事業展開への手がかりと なった。 同じく開館 20 周年記念事業として刊行した「金曜日の本」は、区内在住で平成 25 年度に企画 展を開催したクラフト・エヴィング商會の作・制作による。デジタル全盛の時代に、活版印刷の 小説と朗読レコードを出版することで、本との接し方の原点に立ち返ろうとしたものである。購 入者からは「これからも〈本〉の応援をお願いします」 (50 代女性) 、 「 〈物作り〉の原点に触れた 思い」 (20 代男性)などの声をいただいている。 教育普及事業「せたがや子ども文学館」のうち自然と芸術の野外体験プログラム「子どもボラ ンティア探偵団」は、5 年間の実績をもっていったん活動を休止し、平成 28 年度以降は小中高校 生を対象としたボランティア育成に力を注いでいくこととなった。 28 年の年明け早々、初代館長・佐伯彰一名誉館長の訃報が伝えられ、今に至る事業活動の基本 方針「ジャンルの枠にとらわれず、幅広い層に親しまれ、生き生きと活動する文学館」を職員一 同再認識する機会となった。改めてご冥福をお祈りしたい。 平成 27 年度事業報告には、「公益財団法人せたがや文化財団 定款」第8条第1項の2で規定す る事業報告の付属明細書は、事業報告の内容を補則する重要な事項がないため作成しない。 50 4.重要な契約の概要 契約件名 世田谷区文化施 設の管理運営に 関する基本協定 契約年月日 平成24年4月1日 相手方 契約の概要 世田谷区長 1 (公財)せたがや文化財団は、世田谷区立世田谷美 術館、世田谷区立世田谷文学館、世田谷区立世田 谷文化生活情報センターの指定管理者として、世田 谷区立世田谷美術館条例第18条、世田谷区立世田 谷文学館条例第18条及び世田谷区立世田谷文化 生活情報センター条例第20条の規定により、次に掲 げる業務を行う。 (1)世田谷区立世田谷美術館 ア 美術館条例第2条第2号から第8号までに規定す る事業に関する業務のうち、世田谷区が指定した 業務 イ 美術館の利用の承認等に関する業務 ウ 美術館の施設及び施設の維持管理に関する業 務 エ その他、世田谷区が必要と認める業務 (2)世田谷区立世田谷文学館 ア 文学館条例第2条第2号から第7号までに規定す る事業に関する業務のうち、世田谷区が指定した 業務 イ 文学館の利用の承認等に関する業務 ウ 文学館の施設及び設備の維持管理に関する事 務 エ その他、世田谷区が必要と認める業務 (3)世田谷区立世田谷文化生活情報センター ア センター条例第2条各号に規定する事業に関す る業務のうち、世田谷区が指定した業務 イ センターの利用の承認に関する業務のうち、世田 谷区が指定する業務 ウ センターの施設及び設備の維持管理に関する業 務 エ その他、世田谷区が必要と認める業務 2 指定期間は平成24年4月1日より平成29年3月31日 までの5年間とする。 平成27年4月1日 世田谷区文化施 設の管理に関する 年度協定 世田谷区長 1 (公財)せたがや文化財団は、世田谷区立世田谷 美術館、世田谷区立世田谷文学館、世田谷区立世 田谷文化生活情報センターの指定管理者として、世 田谷区文化施設の管理運営に関する基本協定及び 年度協定の仕様書に定める業務を行う。 2 協定期間は平成27年4月1日より平成28年3月31日 までの1年間とする。 51 5.登記事項 理事変更登記 平成27年8月11日 登記 平成27年6月15日付 理事変更(9名重任、1名退任、1名就任) 代表理事変更登記 平成27年8月11日 登記 平成27年6月15日付 代表理事変更(1名重任) 監事変更登記 平成27年8月11日 登記 平成27年6月15日付 監事変更(2名重任) 評議員変更登記 平成27年8月11日 登記 平成27年6月15日付 評議員変更(10名重任、2名退任、2名就任) 52 6.理事会・評議員会開催状況 (1) 理事会 回 開催日 議案番号 件名 第1回 平成 27 年 議案第 1 号 平成 26 年度公益財団法人せたがや文化財団事業報告につい (定時) 5 月 25 日 て 議案第 2 号 平成 26 年度公益財団法人せたがや文化財団決算について 議案第 3 号 平成27年度第1回評議員会の招集について 報告事項 理事長及び常務理事の職務執行状況報告について 平成 26 年度大規模事業等実施積立金の執行について 大規模事業等実施及び経営安定化積立金の積立てについて 第2回 平成 27 年 議案第 4 号 公益財団法人せたがや文化財団役付理事の選定について (臨時) 6 月 15 日 議案第 5 号 平成 27 年度公益財団法人せたがや文化財団補正予算(第1 次)について 第3回 平成 28 年 議案第 6 号 平成 28 年度公益財団法人せたがや文化財団事業計画及び収 (定時) 2 月 12 日 支予算について 議案第 7 号 公益財団法人せたがや文化財団職員就業規程の一部改正に ついて 議案第 8 号 平成 27年度第 2 回評議員会の招集について 報告事項 理事長及び常務理事の職務執行状況報告について 世田谷区条例改正に伴う公益財団法人せたがや文化財団職員 給与規程の一部改正について 第4回 平成 28 年 議案第 9 号 公益財団法人せたがや文化財団処務規程の一部改正につい (書面評決) 3 月 24 日 て 議案第 10 号 公益財団法人せたがや文化財団文書管理規程の一部改正に ついて 第5回 平成 28 年 議案第 11 号 平成 27 年度第 3 回評議員会の招集について (書面評決) 3 月 28 日 第6回 平成 28 年 議案第 12 号 常務理事の選定について (書面評決) 3 月 30 日 53 (2) 評議員会 回 開催日 議案番号 件名 第1回 平成 27 年 議案第 1 号 平成 26 年度公益財団法人せたがや文化財団事業報告につい (定時) 6 月 15 日 て 議案第 2 号 平成 26 年度公益財団法人せたがや文化財団決算について 議案第 3 号 公益財団法人せたがや文化財団評議員の選任について 議案第 4 号 公益財団法人せたがや文化財団理事の選任について 議案第 5 号 公益財団法人せたがや文化財団監事の選任について 議案第 6 号 平成27年度公益財団法人せたがや文化財団補正予算(第1次) について 第2回 平成 28 年 議案第 7 号 平成 28 年度公益財団法人せたがや文化財団事業計画及び収 (臨時) 2 月 22 日 支予算について 第3回 平成 28 年 議案第 8 号 理事の選任について (書面表決) 3 月 29 日 議案第 9 号 監事の選任について 54 7.役員名簿 (平成28年3月31日現在) 【理事:10 名】 【任期:平成27年6月15日から2年間】 役職名 氏 名 備 多惠子 考 公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文化生活情報センター館長事務取扱 理 事 長 永井 常務理事 酒 井 忠 康 公益財団法人せたがや文化財団 世田谷美術館館長 常務理事 菅 野 昭 正 公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文学館館長 常務理事 千 葉 信 哉 公益財団法人せたがや文化財団 事務局長 理 事 池 松 俊 雄 元日本テレビ放送網株式会社取締役 理 事 桑 島 俊 彦 東京都商店街振興組合連合会理事長 理 事 佐久間保夫 弁護士、世田谷区法曹会代表幹事 理 事 竹 内 修 司 前世田谷文学館友の会会長 理 事 名 児 耶 公益財団法人五島美術館常務理事・副館長 理 事 湯川 明 れい子 音楽評論家、作詞家 【監事:2 名】 【任期:平成27年6月15日から4年間】 監 事 鈴 木 重 雄 公認会計士・税理士 監 事 河 合 岳 夫 世田谷区会計管理者 55 8.評議員名簿 【評議員:12名】 (平成28年3月31日現在) 【任期:平成27年6月15日から4年間】 氏 名 備 考 秋 山 光 文 お茶の水女子大学名誉教授、目黒区美術館館長 朝 生 公 章 有限会社印材舎代表取締役社長 大 笹 吉 雄 演劇評論家 木 村 慶 子 医学博士、前慶應義塾大学教授 佐々木 進士 五十八 田 村 丹 健二 治 哲 夫 誠 弁護士 東京農業大学名誉教授・元学長 学校法人渋谷教育学園理事長、学校法人青葉学園理事長 元日本銀行理事 丹 羽 正 明 音楽評論家 萩 原 朔 美 多摩美術大学教授 山野井 渡 瀬 崇二 靖 夫 下馬新生自治会会長 株式会社セガワ代表取締役 56 9.財団幹部名簿 (平成28年3月31日現在) 職務名 氏 名 備 考 理事長 永 井 多惠子 事務局長 千 葉 信 哉 次長 杉 中 寛 之 世田谷文化生活情報センター館長 副館長 永 井 多惠子 小 池 正 海 生活工房室長 鈴 木 律 子 劇場部長 安 澤 哲 男 技術部長 熊 谷 明 人 音楽事業部長 小 野 村 登 世田谷美術館館長 酒 井 忠 康 副館長事務取扱 常務理事 霧 生 秋 夫 総務部長 霧 生 秋 夫 学芸部長 橋 本 善 八 世田谷文学館館長 菅 野 昭 正 副館長 理事長事務取扱 小 池 正 海 総務部長 副館長 常務理事 城 倉 茂 総務部長 城 倉 茂 学芸部長 瀬 川 ゆ き 芸術監督 野 村 萬 斎 音楽監督 池 辺 晋一郎 57 副館長事務取扱 常務理事 副館長事務取扱 財 務 諸 表 1.貸借対照表 (平成28年3月31日現在) (単位:円) 科 目 当年度 前年度 増 減 Ⅰ 資産の部 1.流動資産 ①現金預貯金 302,249,718 270,543,742 ②未収入金 232,703,080 216,286,752 ③商品 29,080,107 26,658,625 ④貯蔵品 619,950 549,319 ⑤繰延事業費 0 1,555,574 ⑥前払金 1,491,315 4,805,980 ⑦立替金 0 12,093,409 566,144,170 532,493,401 流 動 資 産 合 計 2.固定資産 (1)基本財産 ①国公債 746,320,860 746,311,530 ②預貯金 53,679,140 53,688,470 800,000,000 800,000,000 基 本 財 産 合 計 (2)特定資産 ①退職給付引当資産 207,456,940 210,374,467 207,456,940 210,374,467 特 定 資 産 合 計 (3)その他の固定資産 ①建物附属設備 34,417,777 34,417,777 0 減価償却累計額 △ 14,942,397 19,475,380 △ 12,223,402 22,194,375 △ 2,718,995 ②器具備品 77,934,050 72,267,050 5,667,000 減価償却累計額 △ 49,846,970 28,087,080 △ 43,730,628 28,536,422 △ 6,116,342 ③リース資産 58,483,714 48,698,914 9,784,800 減価償却累計額 △ 25,801,424 32,682,290 △ 10,555,088 38,143,826 △ 15,246,336 ④ソフトウエア 1,006,915 3,034,105 ⑤長期前払費用 1,900,104 0 ⑥保証金等 60,000 60,000 ⑦大規模事業等実施積立金 41,500,000 41,500,000 ⑧経営安定化積立金 250,000,000 250,000,000 ⑨事故対策積立金 90,000,000 90,000,000 464,711,769 473,468,728 そ の 他 の 固 定 資 産 合 計 1,472,168,709 1,483,843,195 固 定 資 産 合 計 2,038,312,879 2,016,336,596 資 産 合 計 Ⅱ 負債の部 1.流動負債 ①未払金 182,837,472 240,473,688 ②前受金 2,539,000 1,842,600 ③預り金 128,393,466 42,038,171 ④賞与引当金 17,857,254 16,717,052 ⑤リース債務 15,802,592 13,306,729 347,429,784 314,378,240 流 動 負 債 合 計 2.固定負債 ①退職給付引当金 207,456,940 210,374,467 ②リース債務 17,578,341 25,272,851 225,035,281 235,647,318 固 定 負 債 合 計 572,465,065 550,025,558 負 債 合 計 Ⅲ 正味財産の部 1.指定正味財産 ①世田谷区出捐金 800,000,000 800,000,000 指定正味財産合計 800,000,000 800,000,000 (うち基本財産への充当額) (800,000,000) (800,000,000) (うち特定資産への充当額) (0) (0) 2.一般正味財産 665,847,814 666,311,038 (うち基本財産への充当額) (0) (0) (うち特定資産への充当額) (207,456,940) (210,374,467) 1,465,847,814 1,466,311,038 正 味 財 産 合 計 2,038,312,879 2,016,336,596 負 債 及 び 正 味 財 産 合 計 58 31,705,976 16,416,328 2,421,482 70,631 △ 1,555,574 △ 3,314,665 △ 12,093,409 33,650,769 9,330 △ 9,330 0 △ 2,917,527 △ 2,917,527 △ 2,718,995 △ 449,342 △ 5,461,536 △ 2,027,190 1,900,104 0 0 0 0 △ 8,756,959 △ 11,674,486 21,976,283 △ 57,636,216 696,400 86,355,295 1,140,202 2,495,863 33,051,544 △ 2,917,527 △ 7,694,510 △ 10,612,037 22,439,507 0 0 (0) (0) △ 463,224 (0) (△ 2,917,527) △ 463,224 21,976,283 2.損益計算書(正味財産増減計算書) (平成27年4月1日から平成28年3月31日まで) 科 目 当年度 前年度 (単位:円) 増 減 Ⅰ 一般正味財産の部 1 経常増減の部 (1)経常収益 基本財産運用益 3,551,237 4,320,447 △ 769,210 3,551,237 4,320,447 △ 769,210 763,763 924,121 △ 160,358 763,763 924,121 △ 160,358 1,076,540,459 1,136,335,148 △ 59,794,689 事業運営収益 586,387,463 677,721,152 △ 91,333,689 区事業等受託収益 490,152,996 458,613,996 31,539,000 1,008,867,000 1,056,110,000 △ 47,243,000 1,008,867,000 1,056,110,000 △ 47,243,000 86,459,681 89,217,583 △ 2,757,902 86,459,681 89,217,583 △ 2,757,902 217,500 10,217,515 △ 10,000,015 217,500 10,217,515 △ 10,000,015 13,272,141 37,998,370 △ 24,726,229 13,272,141 37,998,370 △ 24,726,229 1,444,877 167,638 1,277,239 125,300 67,888 57,412 1,319,577 99,750 1,219,827 2,191,116,658 2,335,290,822 △ 144,174,164 2,186,232,928 2,244,205,575 △ 57,972,647 569,409,918 549,658,858 19,751,060 14,836,832 △ 522,786 15,359,618 交際費 718,544 658,527 60,017 式典費 2,335,856 1,942,246 393,610 会議費 278,953 272,526 6,427 旅費交通費 6,332,211 9,085,022 △ 2,752,811 通信運搬費 11,507,137 12,483,801 △ 976,664 消耗経費 34,699,928 39,241,006 △ 4,541,078 印刷製本費 55,512,475 54,146,273 1,366,202 保険料 6,456,499 5,189,563 1,266,936 修繕費 10,557,967 17,937,189 △ 7,379,222 9,274,748 12,614,748 △ 3,340,000 35,439,088 40,442,605 △ 5,003,517 基本財産運用益 特定資産運用益 特定資産運用益 事業収益 受取区補助金 受取区補助金 受取助成金等 受取助成金等 受取寄附金 受取寄附金 受取負担金 受取負担金 雑収益 雑収益 受取利息 経 常 収 益 計 (2)経常費用 事業費 給料手当等 退職給付費用 光熱水費 諸謝金 59 科 目 当年度 支払負担金 (単位:円) 増 減 前年度 27,218,552 88,867,935 △ 61,649,383 688,004,092 692,802,490 △ 4,798,398 使用料及び賃借料 28,444,626 35,032,144 △ 6,587,518 支払手数料 15,075,592 14,891,882 183,710 広報宣伝費 75,540,297 71,195,683 4,344,614 臨時雇賃金 131,147,067 117,020,644 14,126,423 15,900,450 17,748,400 △ 1,847,950 上演出演料 246,575,924 245,918,340 657,584 舞台費 113,074,637 126,821,981 △ 13,747,344 52,661,505 59,646,100 △ 6,984,595 7,967,297 8,438,921 △ 471,624 26,057,908 21,748,588 4,309,320 1,173,761 922,889 250,872 31,064 0 31,064 5,238,636 4,925,889 312,747 720,000 700,000 20,000 4,175,880 3,981,101 194,779 70,696 △ 2,262 72,958 5,710 6,185 △ 475 11,275 10,277 998 204,120 174,960 29,160 支払手数料 0 864 △ 864 減価償却費 50,955 54,764 △ 3,809 2,191,471,564 2,249,131,464 △ 57,659,900 △ 354,906 86,159,358 △ 86,514,264 17,025 120,858 △ 103,833 17,025 120,858 △ 103,833 17,025 120,858 △ 103,833 17,025 120,858 △ 103,833 0 7,743 △ 7,743 0 7,743 △ 7,743 0 7,743 △ 7,743 55,343 51,199 4,144 55,343 51,199 4,144 55,343 51,199 4,144 55,343 58,942 △ 3,599 委託費 租税公課 制作企画費 商品仕入 減価償却費 支払利息(リース債務) 雑費 管理費 報酬 給料手当等 退職給付費用 通信運搬費 消耗経費 委託費 経 常 費 用 計 当期経常増減額 2 経常外増減の部 (1)経常外収益 雑収益 雑収益 雑収益 経 常 外 収 益 計 (2)経常外費用 固定資産除却損 固定資産除却損 固定資産除却損 雑損 雑損 雑損 経 常 外 費 用 計 60 科 目 当年度 (単位:円) 増 減 前年度 当期経常外増減額 △ 38,318 61,916 △ 100,234 税引前当期一般正味財産増減額 △ 393,224 86,221,274 △ 86,614,498 70,000 70,000 0 当期一般正味財産増減額 △ 463,224 86,151,274 △ 86,614,498 一般正味財産期首残高 666,311,038 580,159,764 86,151,274 一般正味財産期末残高 665,847,814 666,311,038 △ 463,224 基本財産運用益 3,551,237 4,320,447 △ 769,210 一般正味財産への振替額 3,551,237 4,320,447 △ 769,210 当期指定正味財産増減額 0 0 0 指定正味財産期首残高 800,000,000 800,000,000 0 指定正味財産期末残高 800,000,000 800,000,000 0 1,465,847,814 1,466,311,038 △ 463,224 法人税、都民税及び事業税 Ⅱ 指定正味財産の部 Ⅲ 正味財産期末残高 61 (1)損益計算書(正味財産増減計算書) 内訳表 科 目 公1 公益目的事業会計 公2 文化芸術の振興、地域 文化創造活動の支援 市民活動の支援及び 及び 振興に関する事業 教育普及に関する事業 小計 Ⅰ 一般正味財産の部 1 経常増減の部 (1)経常収益 基本財産運用益 0 0 0 0 0 0 0 0 0 763,763 0 763,763 763,763 0 763,763 退職給付引当預金運用益 30,571 0 30,571 退職給付引当債権運用益 733,192 0 733,192 1,050,176,197 108,150 1,050,284,347 560,023,201 108,150 560,131,351 事業運営収益 560,023,201 108,150 560,131,351 区事業等受託収益 490,152,996 0 490,152,996 450,613,000 0 450,613,000 39,539,996 0 39,539,996 994,042,000 14,825,000 1,008,867,000 994,042,000 14,825,000 1,008,867,000 994,042,000 14,825,000 1,008,867,000 86,459,681 0 86,459,681 86,459,681 0 86,459,681 86,459,681 0 86,459,681 217,500 0 217,500 217,500 0 217,500 217,500 0 217,500 7,655,061 0 7,655,061 7,655,061 0 7,655,061 7,655,061 0 7,655,061 1,444,877 0 1,444,877 125,300 0 125,300 125,300 0 125,300 1,319,577 0 1,319,577 1,319,577 0 1,319,577 2,140,759,079 14,933,150 2,155,692,229 基本財産運用益 基本財産運用益 特定資産運用益 特定資産運用益 事業収益 事業運営収益 指定管理受託収益 区事業受託収益 受取区補助金 受取区補助金 受取区補助金 受取助成金等 受取助成金等 受取助成金 受取寄附金 受取寄附金 受取寄附金 受取負担金 受取負担金 受取負担金 雑収益 雑収益 雑収益 受取利息 受取利息 経 常 収 益 計 62 (平成27年4月1日から平成28年3月31日まで) (単位:円) 収1 収益事業等会計 収2 物品販売事業 飲食物提供事業 内部取引 消去 法人会計 小計 合計 0 0 0 3,551,237 3,551,237 0 0 0 3,551,237 3,551,237 0 0 0 3,551,237 3,551,237 0 0 0 0 763,763 0 0 0 0 763,763 0 0 0 0 30,571 0 0 0 0 733,192 22,618,240 3,637,872 26,256,112 0 1,076,540,459 22,618,240 3,637,872 26,256,112 0 586,387,463 22,618,240 3,637,872 26,256,112 0 586,387,463 0 0 0 0 490,152,996 0 0 0 0 450,613,000 0 0 0 0 39,539,996 0 0 0 0 1,008,867,000 0 0 0 0 1,008,867,000 0 0 0 0 1,008,867,000 0 0 0 0 86,459,681 0 0 0 0 86,459,681 0 0 0 0 86,459,681 0 0 0 0 217,500 0 0 0 0 217,500 0 0 0 0 217,500 301,498 5,315,582 5,617,080 0 13,272,141 301,498 5,315,582 5,617,080 0 13,272,141 301,498 5,315,582 5,617,080 0 13,272,141 0 0 0 0 1,444,877 0 0 0 0 125,300 0 0 0 0 125,300 0 0 0 0 1,319,577 0 0 0 0 1,319,577 22,919,738 8,953,454 31,873,192 3,551,237 63 0 2,191,116,658 科 目 公1 公益目的事業会計 公2 文化芸術の振興、地域 文化創造活動の支援 市民活動の支援及び 及び 振興に関する事業 教育普及に関する事業 小計 (2)経常費用 事業費 2,150,142,486 13,672,013 2,163,814,499 566,766,997 1,542,902 568,309,899 14,781,071 2,237 14,783,308 交際費 715,412 0 715,412 式典費 2,335,856 0 2,335,856 会議費 278,953 0 278,953 旅費交通費 6,323,569 0 6,323,569 通信運搬費 9,476,104 1,559,088 11,035,192 消耗経費 32,927,722 1,190,895 34,118,617 印刷製本費 55,108,939 0 55,108,939 保険料 6,355,299 101,200 6,456,499 修繕費 10,539,094 18,873 10,557,967 3,768,360 0 3,768,360 諸謝金 35,439,088 0 35,439,088 支払負担金 26,118,552 1,100,000 27,218,552 680,964,412 7,039,680 688,004,092 使用料及び賃借料 25,628,540 1,059,826 26,688,366 支払手数料 14,764,506 0 14,764,506 広報宣伝費 75,313,092 0 75,313,092 臨時雇賃金 128,559,656 0 128,559,656 15,440,777 1,555 15,442,332 上演出演料 246,575,924 0 246,575,924 舞台費 113,074,637 0 113,074,637 52,661,505 0 52,661,505 0 0 0 25,050,561 55,757 25,106,318 1,173,761 0 1,173,761 99 0 99 経 常 費 用 計 2,150,142,486 13,672,013 2,163,814,499 当期経常増減額 △ 9,383,407 1,261,137 △ 8,122,270 給料手当等 退職給付費用 光熱水費 委託費 租税公課 制作企画費 商品仕入 減価償却費 支払利息(リース債務) 雑費 管理費 報酬 給料手当等 退職給付費用 通信運搬費 消耗経費 委託費 減価償却費 64 (単位:円) 収益事業等会計 収2 収1 物品販売事業 法人会計 小計 飲食物提供事業 内部取引 消去 合計 16,728,192 5,690,237 22,418,429 2,186,232,928 1,075,287 24,732 1,100,019 569,409,918 52,413 1,111 53,524 14,836,832 3,132 0 3,132 718,544 0 0 0 2,335,856 0 0 0 278,953 8,642 0 8,642 6,332,211 471,945 0 471,945 11,507,137 565,059 16,252 581,311 34,699,928 403,536 0 403,536 55,512,475 0 0 0 6,456,499 0 0 0 10,557,967 235,711 5,270,677 5,506,388 9,274,748 0 0 0 35,439,088 0 0 0 27,218,552 0 0 0 688,004,092 1,616,834 139,426 1,756,260 28,444,626 311,086 0 311,086 15,075,592 227,205 0 227,205 75,540,297 2,587,411 0 2,587,411 131,147,067 329,429 128,689 458,118 15,900,450 0 0 0 246,575,924 0 0 0 113,074,637 0 0 0 52,661,505 7,967,297 0 7,967,297 7,967,297 842,240 109,350 951,590 26,057,908 0 0 0 1,173,761 30,965 0 30,965 31,064 5,238,636 5,238,636 720,000 720,000 4,175,880 4,175,880 70,696 70,696 5,710 5,710 11,275 11,275 204,120 204,120 50,955 50,955 16,728,192 5,690,237 22,418,429 5,238,636 0 2,191,471,564 6,191,546 3,263,217 9,454,763 △ 1,687,399 0 △ 354,906 65 科 目 公1 公益目的事業会計 公2 文化芸術の振興、地域 文化創造活動の支援 市民活動の支援及び 及び 振興に関する事業 教育普及に関する事業 小計 2 経常外増減の部 (1)経常外収益 雑収益 雑収益 雑収益 17,025 0 17,025 17,025 0 17,025 17,025 経 常 外 収 益 計 17,025 17,025 0 17,025 4,800 0 4,800 4,800 0 4,800 (2)経常外費用 雑損 雑損 雑損 4,800 4,800 経 常 外 費 用 計 4,800 0 4,800 当期経常外増減額 12,225 0 12,225 △ 9,371,182 1,261,137 △ 8,110,045 4,675,251 0 4,675,251 0 0 0 当期一般正味財産増減額 △ 4,695,931 1,261,137 △ 3,434,794 一般正味財産期首残高 550,131,716 10,874,009 561,005,725 一般正味財産期末残高 545,435,785 12,135,146 557,570,931 他会計振替額 0 0 0 基本財産運用益 0 0 0 一般正味財産への振替額 0 0 0 当期指定正味財産増減額 0 0 0 指定正味財産期首残高 0 0 0 指定正味財産期末残高 0 0 0 545,435,785 12,135,146 557,570,931 税引前当期一般正味財産増減額 他会計振替額 法人税、都民税及び事業税 Ⅱ 指定正味財産の部 Ⅲ 正味財産期末残高 66 (単位:円) 収益事業等会計 収2 収1 物品販売事業 飲食物提供事業 内部取引 消去 法人会計 小計 合計 0 0 0 0 17,025 0 0 0 0 17,025 0 0 0 0 17,025 0 0 0 0 50,543 0 50,543 0 55,343 50,543 0 50,543 0 55,343 50,543 0 55,343 50,543 0 17,025 50,543 0 50,543 0 0 55,343 △ 50,543 0 △ 50,543 0 0 △ 38,318 6,141,003 3,263,217 9,404,220 △ 1,687,399 0 △ 393,224 △ 3,052,962 △ 1,622,289 △ 4,675,251 0 0 0 45,710 24,290 70,000 0 0 70,000 3,042,331 1,616,638 4,658,969 △ 1,687,399 0 △ 463,224 95,087,031 5,214,547 100,301,578 5,003,735 0 666,311,038 98,129,362 6,831,185 104,960,547 3,316,336 0 665,847,814 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3,551,237 0 3,551,237 0 0 0 3,551,237 0 3,551,237 0 0 0 0 0 0 0 0 0 800,000,000 0 800,000,000 0 0 0 800,000,000 0 800,000,000 98,129,362 6,831,185 104,960,547 803,316,336 0 1,465,847,814 67 財務諸表に対する注記 1. 重要な会計方針 (1) 有価証券の評価基準及び評価方法 満期保有目的の債券については、取得価額と債券金額の差が金利の調整と認められるため償却 原価法を採用している。 (2) 棚卸資産の評価基準及び評価方法 商品については、最終仕入原価法を採用している。 (3) 固定資産の評価方法 有形固定資産については定額法により減価償却を実施している。 無形固定資産については定額法により減価償却を実施している。 (4) 引当金の計上基準 退職給付引当金については、職員に対する退職給付金の支給に備えるため、職員退職手当支給 規程に基づく期末要支給額を計上している。 賞与引当金については、職員に対する賞与の支給に備えるため、支給見込額のうち当期に帰属す る額を計上している。 (5) リース取引の処理方法 平成20年4月以降の所有権移転外ファイナンス・リース取引については、「リース取引に関する会 計基準」等を適用し、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理から通常の売買取引にかかる 方法に準じた会計処理に変更し、リース資産として計上している。 また、リース資産の減価償却の方法はリース期間定額法によっている。 なお、20年3月以前の所有権移転外ファイナンス・リース取引については、通常の賃貸借取引に係 る方法に準じた会計処理によっている。 (6) 消費税等の会計処理 消費税及び地方消費税の会計処理は税込み方式によっている。 68 2. 基本財産及び特定資産の増減額及びその残高 基本財産及び特定資産の増減額及びその残高は、次のとおりである。 (単位:円) 科 目 前期末残高 当期増加額 当期減少額 当期末残高 基本財産 国 定 公 期 普 預 通 貯 預 小 債 746,311,530 73,200 63,870 746,320,860 金 50,000,000 0 0 50,000,000 金 3,688,470 0 9,330 3,679,140 800,000,000 73,200 73,200 800,000,000 210,374,467 14,881,557 17,799,084 207,456,940 計 特定資産 退職給付引当資産 小 計 210,374,467 14,881,557 17,799,084 207,456,940 合 計 1,010,374,467 14,954,757 17,872,284 1,007,456,940 3. 基本財産及び特定資産の財源等の内訳 基本財産及び特定資産の財源等の内訳は、次のとおりである。 (単位:円) 科 目 当期末残高 (うち指定正味財 (うち一般正味財 (うち負債に対応 産からの充当額) 産からの充当額) する額) 基本財産 国 定 普 公 期 通 小 預 貯 預 債 746,320,860 (746,320,860) ― ― 金 50,000,000 (50,000,000) ― ― 金 3,679,140 (3,679,140) ― ― 800,000,000 (800,000,000) ― ― 計 特定資産 退職給付引当資産 207,456,940 ― ― (207,456,940) ― ― (207,456,940) ― (207,456,940) 小 計 207,456,940 合 計 1,007,456,940 (800,000,000) 69 4. 満期保有目的の債券の内訳並びに帳簿価額、時価及び評価損益 満期保有目的の債券の内訳並びに帳簿価額、時価及び評価損益は、次のとおりである。 (単位:円) 科 目 帳 簿 価 額 時 価 評 価 損 益 静岡県公債 平成 22 年第 9 回 200,172,800 208,160,000 7,987,200 神奈川県公債 第 48 回 5 年 299,963,400 300,390,000 426,600 静岡県公債 平成 25 年第 4 回 146,184,660 146,000,000 △184,660 東京都公債 第 741 回 100,000,000 103,201,700 3,201,700 利付国債 10 年 100,542,726 106,512,700 5,969,974 18,933,055 19,024,740 91,685 865,796,641 883,289,140 17,492,499 埼玉の川・愛県債 合 計 5. 補助金等の内訳並びに交付者、当期の増減額及び残高 補助金等の内訳並びに交付者、当期の増減額及び残高は、次のとおりである。 (単位:円) 者 当期増加額 当期減少額 当期末残高 平成27年度 世田谷区 付 前期末残高 補 助 金 等 の 名 称 交 世田谷区 0 1,008,867,000 1,008,867,000 0 文化庁 0 70,319,881 70,319,881 0 平成 27 年度 芸術文化 独立行政法人 日本 0 2,861,000 2,861,000 0 振興基金 芸術文化振興会 地域の文化・ 芸術活動 財団法人 地域創造 0 600,000 600,000 0 劇場・音楽堂等スタッフ 公益社団法人 全国 0 222,600 222,600 0 交流研修事業 公立文化施設協会 特定求職者雇用開発助 東京労働局 0 1,000,000 1,000,000 0 25 件 0 11,456,200 11,456,200 0 計 0 1,095,326,681 1,095,326,681 0 補助金 劇場・音楽堂等活性化 事業 支援事業 成金 民間助成金 合 70 貸借対照 表上の 記載区分 6. 関連当事者との取引の内容 関連当事者との取引の内容は、次のとおりである。 (単位:円) 属性 法人等 住所 の名称 資産 事業の内容 総額 又は職業 関係内容 議決 取引の 取引金額 科目 期末 内容 権の 役員 事業 所有 割合 基本財 世田谷 東京都 ― ― ・ 財団法人せ ― 補助 財政支援 1,008,867,000 受取補 産の出 区 世田谷 たがや文化 金事 資 区 財団に対す 業の る補助金交 委託 0 助金等 付 業務 指定管理 ・ 世田谷区文 委託 化施設の管 450,613,000 区受託 0 事業収 益 理運営関す る基本協定 ・ 事業の業務 業務 事業の業 委託等 務委託、 事業収 実施委託 益 委託 7. 指定正味財産から一般正味財産への振替額 指定正味財産から一般正味財産への振替額の内訳は、次のとおりである。 (単位:円) 内 訳 金 額 経常収益への振替額 基本財産受取利息 合 3,551,237 計 3,551,237 8. その他 平成23年4月1日に公益財団法人に移行している。 71 39,539,996 区受託 0 3.附属明細書 1. 基本財産及び特定資産の明細 基本財産及び特定資産については、財務諸表の注記2.基本財産及び特定資産の増減額及びその残 高に記載をしているため、記載を省略する。 2. 引当金の明細 賞与引当金 (単位:円) 科 目 賞与引当金 期首残高 16,717,052 当期増加額 17,857,254 当期減少額 目的使用 期末残高 その他 16,717,052 0 17,857,254 退職給付引当金 (単位:円) 科 目 退職給付引当金 期首残高 210,374,467 当期増加額 14,881,557 72 当期減少額 目的使用 17,799,084 期末残高 その他 0 207,456,940 4.財産目録 (平成28年3月31日現在) 貸借対照表科目 (流動資産) 現金 預貯金 場所・物量等 手元保管 運転資金として 5,861,967 三菱東京UFJ銀行三軒茶屋支 三菱東京UFJ銀行世田谷支店 みずほ銀行世田谷支店 三井住友銀行成城支店 三井住友銀行自由が丘支店 りそな銀行世田谷支店 昭和信用金庫三軒茶屋支店 昭和信用金庫烏山支店 世田谷信用金庫用賀支店 世田谷信用金庫駒沢支店 世田谷信用金庫烏山支店 世田谷桜丘三郵便局 東京中央農協千歳支店 JA世田谷目黒 ゆうちょ銀行 昭和信用金庫 本店 オリックス銀行 住信SBIネット銀行 楽天銀行 大和ネクスト銀行 新銀行東京 運転資金として 115,316,412 14,316 6,016,335 202,204 115,538,081 9,276 428,208 1,000 52,018,106 1,095,341 4,836,962 175,038 524,260 1,000 56,898 16,601 55,013 37,987 42,280 1,433 1,000 区受託料、助成金、 チケット収入など 232,703,080 29,080,107 未収入金 商品 各館ショップ等 ミュージアムショップ 等の商品 貯蔵品 手元保管 収入印紙、郵券等 前払金 流動資産合計 (固定資産) 基本財産 使用目的等 (単位:円) 金額 翌年度諸経費等 619,950 1,491,315 566,144,170 投資有価証券 静岡県公債 平成22年第9回 神奈川県公債第48回5年 静岡県公債 平成25年第4回 東京都公債 第741回 基本財産による果実 を法人全体の管理費 に充てるため指定さ れた財産 200,172,800 299,963,400 146,184,660 100,000,000 定期預貯金 東京中央農協千歳支店 世田谷目黒農協本店 昭和信用金庫本店 りそな銀行世田谷支店 基本財産による果実 を法人全体の管理費 に充てるため指定さ れた財産 20,000,000 10,000,000 10,000,000 10,000,000 普通預金 三菱東京UFJ銀行世田谷支店 基本財産による果実 を法人全体の管理費 に充てるため指定さ れた財産 3,679,140 73 貸借対照表科目 特定資産 退職給付引当資産 その他の 固定資産 場所・物量等 ・有価証券 利付国債 埼玉の川・愛県債 ・定期預金 東京中央農協千歳支店 昭和信用金庫本店 住信SBIネット銀行 新銀行東京本店 ・普通預金 三井住友銀行自由が丘支店 使用目的等 職員に対する退職金 の支払いに備えた積 立資産 (単位:円) 金額 100,542,726 18,933,055 50,000,000 10,000,000 10,000,000 10,000,000 7,981,159 建物附属設備 スポットライト、パーテーション等 公益目的事業の用 に供している。 19,475,380 器具備品 映像・音響システム、電動車椅 子、展示ケース等 公益目的事業の用 に供している。 28,087,080 リース資産 サーバー、パソコン等一式 主に公益目的事業 の用に供している。 32,682,290 ソフトウェア 財団会計システム、美術館・文 学館収蔵品管理システム等 主に公益目的事業 の用に供している。 1,006,915 長期前払費用 翌々年度以降事業経費の前払 公益目的事業の用 い に供している。 1,900,104 敷金・保証金 駐車場保証金 大規模事業等実施積立金 ・定期預金 三菱東京UFJ銀行世田谷支店 オリックス銀行 経営安定化積立金 事故対策積立金 公益目的事業の用 に供している。 公益目的事業に充 当する積立資産 ・定期預金 世田谷信用金庫烏山支店 昭和信用金庫烏山支店 住信SBIネット銀行 楽天銀行 オリックス銀行 東京中央農協千歳支店 JA世田谷目黒 新銀行東京本店 公益目的事業に充 当する積立資産 ・定期預金 世田谷信用金庫用賀支店 世田谷信用金庫駒沢支店 住信SBIネット銀行 公益目的事業に充 当する積立資産 固定資産合計 資産合計 60,000 15,000,000 26,500,000 30,000,000 20,000,000 20,000,000 40,000,000 20,000,000 20,000,000 70,000,000 30,000,000 30,000,000 30,000,000 30,000,000 1,472,168,709 2,038,312,879 74 貸借対照表科目 (流動負債) 未払金 場所・物量等 使用目的等 (単位:円) 金額 今年度事業費等 175,126,501 未払法人税等 70,000 未払消費税等 2,281,600 未払社会保険料等 5,359,371 前受金 翌年度事業のチケッ ト代等 2,539,000 預り金 源泉所得税、住民 税、社会保険料等 チケット代 区への補助金返還 受託販売商品の業 者支払い分等 40,447,230 賞与引当金 職員の賞与支払い に備えた引当金 17,857,254 リース債務 リース会計処理に伴 う負債(1年以内に支 払うもの) 15,802,592 流動負債合計 (固定負債) 15,697,958 55,000,000 17,248,278 347,429,784 退職給付引当金 職員に対する退職金 支払いに備えた引当 金 207,456,940 リース債務 リース会計処理に伴 う負債(1年を超えて 支払うもの) 17,578,341 固定負債合計 負債合計 正味財産 225,035,281 572,465,065 1,465,847,814 75 76
© Copyright 2024 Paperzz