第17号 平成28年3月15日 札幌市立手稲東中学校 札幌市西区西野2条5丁目3番1号 電話 661-3363 FAX 661-3858 ホーム ページ 別れの言葉 http: //www.teinehigashi-j.sapporo-c.ed.jp/ 卒業生代表 小林 拓斗君 日一日と雪解けが進み、北国の大地が目覚めようとしています。鳥のさえずりが実にすがすがしく感じられる 季節となりました。 私たち156名の卒業生は、今日、この学び舎を巣立ちます。 私たち卒業生のために、このように厳かで晴れやかな式典を挙行していただき、心より感謝いたします。ご来 賓の皆様、教職員の皆様、保護者の皆様、在校生の皆さん、ご臨席いただき、またあたたかな励ましのお言葉を 頂戴し、誠にありがとうございます。 時が経つのはこれ程までに速いものなのかと改めて思います。3年前、この体育館で、たくさんの方々から「入 学おめでとう」と祝福された日が、つい先日のことのようです。仲間と過ごした時間、懐かしい出来事が次々と 思いだされます。 友達ができるか、勉強についていけるか不安だった1年生。学校生活にすっかり慣れてはしゃいで過ごした2 年生。最高学年としての自覚が芽生えた3年生。 陸上競技大会、球技大会、学校祭、修学旅行、三送会などの行事はとびっきり楽しい時間でした。また、生徒 会活動、部活動、そして手稲東中学校の伝統である合唱は、みんなと団結すること、一生懸命に取り組むことの 大切さを学びました。そして、何気ない日常と思えた時間さえも、今はとてもいとおしく感じられます。そうし た記憶の宝物を得ることができたこと、そして時が経つとともにこのように成長できたのは、ともに過ごした仲 間はもちろん、教職員の皆様、在校生の皆さん、保護者の皆様、地域の皆様方からあたたかいご支援があったか らに他なりません。 教職員の皆様は私たちを熱心に、根気強く指導してくださり、人として成長させてくださいました。そのご恩 を忘れません。ありがとうございました。 保護者の皆様は義務教育修了までの長い間私たちを大切に大切に育ててくださいました。時には甘え、時には 反発した私たちに対して、その成長を待ち、私たちが悩みを抱えているときには一緒に悩んでいただき、感謝し ています。そして、新たに歩みを進める私たちを、これからもどうかよろしくお願いいたします。 在校生の皆さん。生徒会活動や部活動など、皆さんとともに汗をかきながら取り組めたことを、大変うれしく 思います。これからも、素晴らしい東中の伝統を引き継いでいってください。皆さんに期待しています。 そして卒業生の皆さん。私たちは今日、人生で一度きりの中学校生活を終えます。この3年間、本当にいろい ろなことがありました。苦しいこと、辛いこともありました。そんな時にそばにいてくれ、励ましてくれた友の 横顔。 もちろん日々の生活やいろいろな行事の中で楽しいこと、嬉しいこともありました。そんな時の真剣な表情、 素敵な笑顔が今、よみがえっています。 皆さんとの3年間をともに過ごせたことは最高でした。いっしょに過ごしてくれて、そばにいてくれて、あり がとうございました。 最後になりますが、この手稲東中学校は、私たちの誇りです。この学び舎でのたくさんの思い出を胸に、私た ちはこれからの道を歩んでいきます。お世話になった母校に感謝を伝え、私の別れの言葉とさせていただきます。 私たちをここまで成長させていただき、そしてたくさんの宝物をもたせていただき、ありがとうございました。
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