介護等体験の感想 平成28年1月14日~15日 【配属:中学部2年】 二日間という短い間でしたが、多くのことを学ぶとても貴重な体験となりました。特別支援学校で は、一般校では見ることのできない支援がたくさんなされていました。一日の流れの中で自分のするこ とが分かるような視覚的な支援や、一人一人が自立的に活動できるような言葉がけや支援など、先生方 はすごいなと思うことばかりでした。そのような支援をすることができるのは、先生方が子ども一人一 人の特性をしっかり把握・理解しているからなのだと思います。 「~に行こう」と声かけしてもなかなか動こうとしない子がいて何でだろうと考えていると、一人の 先生が本を持ってきて絵を指しながら「今日は塗り絵をするよ。きれいに塗ろうね」と言いました。す るとその子は歩き始めました。その時、この子は言葉で言われただけでは次に何をするということが分 からないでいたために動けないでいたことに気付かされ、人と関わるにはその人をしっかり理解するこ とが大事なのだということを改めて実感しました。自分ではまだまだどうやって子どもと関わればいい のかということがすぐには判断できないけれど、いつか藤岡特別支援学校の先生方のように、子ども一 人一人のことを理解して、一人一人に合った支援・指導がしっかりできるような教師になりたいと思い ました。 一般校に勤めるとしても特別支援教育についての知識を蓄えておく必要がある今、この介護等体験で 学んだことはとても貴重で今後に生かすべきことだと思います。ほめて伸ばす、一人一人を理解して個 に合った指導を行う、ということを大事にしたいと思います。二日間、大変お世話になりました。あり がとうございました。 【配属:小学部4年】 私は群馬大学で教員を目指して勉強しています。今回は教員免許取得の課程で、この藤岡特別支援学 校でお世話になりました。私は小・中学校の教員を目指しており、特別支援学校に来たのは初めてでし た。大学の講義で勉強したものの、実際に子どもたちとどう接していけばよいか、どのような支援をす ればいいかなど大きな不安を抱えていました。 しかし、二日間の経験がそんな不安を取り除いてくれました。先生方の熱心な姿勢や細かい配慮、努 力によって子どもたちは安全・安心に学校生活を送ることができるのだと知ることができました。学校 全体に充実しているバリアフリーや視覚支援などを、実際に自分の目で見ることができたのは大きな財 産です。 先生方からは、子どもの特性を知ることの大切さを教えていただきました。一人一人の特性を知らな ければ、一人一人の特性に応じた支援はできません。この学校の先生方は子どもたちのことを深く理解 していて、教師としてのあるべき姿を学ぶことができました。 この実習で学んだことを今後の大学生活に生かして行きたいと思います。一人一人に応じた支援がで きるような教員を目指して頑張って行きたいです。最後になりましたが、藤岡特別支援学校の先生方、 保護者の皆様、在校生の皆様、お忙しい中、貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。 【配属:小学部2年】 私は今まで特別支援学校の子どもたちと関わったことがほとんどなかったので、どのように接したら よいのか不安でした。しかし、とにかく子どもたちに声をかけるようにしてみると、子どもたちも徐々 に心を開いてくれて、会話をすることができるようになって行きました。会話ができない子どもであっ ても背中を叩いたりすることで、興味を示してくれるようになっていました。 今までの教育実習で自分から声をかけることの大切さを学んでいたので、その大切さを改めて学んだ ように思いました。また子どもたちは純粋でとても優しい気持ちを持っており、小さなことでも褒める と笑ってくれたり、喜んでくれたりしたので、私自身も温かい気持ちになることができました。 私はもう教育実習を終えているため、次に子どもたちと関わるのは実際の教育現場となります。今ま での子どもたちとの関わりの中で学んだことを思い出しながら、これからの大学生活での学習に取り組 んで行きたいと思います。そして私がもし教員になり、特別支援学校に配属になることがあれば、この 二日間で学んだことを活かしながら仕事をして行きたいと思います。二日間お世話になりました。あり がとうございました。 平成27年12月3日~4日 【配属:小学部重複】 12月3日、私は初めて藤岡特別支援学校に足を踏み入れました。特別支援ボランティアなどの経験 が何もない私にとっては「どんなふうに子どもと接したらよいのか?」 「子どもに受け入れてもらえな かったらどうしよう」といった不安で胸がいっぱいでした。そんな不安を抱えたまま配属になった小学 部重複クラスに行くと、めずらしそうに私を見つめる子どもたちの姿がありました。子どもたちは私の 不安とは逆に、明るい笑顔で私を迎えてくれました。先生方の指導の様子を参考にして子どもたちとコ ミュニケーションを取ってみると、一人ひとりに合わせた様々な配慮を先生方がしていらっしゃること がよく分かり、大学の講義室では得ることのできないことを学ぶことができました。将来教員になるこ とができたら、特別支援学校の配属ではなかったとしても、こうした個人の状態を把握し、それに合わ せた支援をして行くことが求められると思います。大人数の子どもたち一人ひとりを見て行くことはも ちろん大変難しいことだと思いますが、この二日間で先生方から学ばせていただいた情報共有や教師間 の連携などを応用し、教室の中の全ての子どもたちにとっての居場所を作って行くことのできる教師を 目指したいと思います。お忙しい中、介護等体験を受け入れていただき、貴重な体験をさせてくださっ た藤岡特別支援学校の校長先生並びに職員の皆様、保護者の皆様、そして在校生の皆様、二日間本当に ありがとうございました。 【配属:小学部重複】 私は群馬大学の教育学部で、教員になるための勉強をしています。私自身、小・中学校時代を思い返 してみると、同じクラスに障害のある友人がいました。近い将来、私が教壇に立つときも、そのような 子どもたちと関わって行くことになります。大学の座学では特別支援についての講義は受けたものの、 実際にどう接すればよいのかという疑問は残ったままでしたが、二日間にわたり藤岡特別支援学校で実 習を行わせていただいたおかげで、子どもたちの様子や先生方の努力など、たくさんのことを自分自身 の目で見て学ぶことができました。この学校の先生方は、子ども一人ひとりの障害の程度や、好き嫌い などを把握し、子どもたちの自立に向けて様々な支援をしていました。この「個に応じる」という対応 は、私が教員になる上でもとても大切なことだと思いました。そして、そのような先生方や友だちとの 関わりの中で、子どもたちが楽しそうに生活する様子も見ることができました。私はここで学んだこと を生かして児童生徒ひとりひとりに対応できる教員になりたいと思います。藤岡特別支援学校の先生 方、保護者の皆様、そして児童生徒のみなさん、私たちに貴重な体験をさせてくださったことに対し、 感謝の気持ちを述べさせていただきます。二日間、本当にありがとうございました。 群馬大学実習生
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