野付幼稚園・野付小学校・野付中学校12年連携の郷土学習「野付学」の活動紹介5 野付中学校では、水産学習を始め長い間、様々な特色ある郷土学習に取り組んで 中学校の 来ました。また、野付幼稚園、野付小学校でもそれぞれで特色ある教育活動に取り組 野付学3 を幼小中一貫の12年の流れで再構築し、新たな計画として別紙の野付幼稚園・野付 んで来ましたが、平成27年度に野付小学校が以前より取組みまとめていた「野付学」 小学校・野付中学校の12年間を通した「野付学」年間指導計画にまとまめました。 その野付中学校の部分の活動を紹介いたします。 地場産業を理解する為に取り組む活動 野付・尾岱沼は、ホタテ、ホッカイシマエビ、アサリなどはブランド化する程の豊富な水産資源に恵まれています。 その地元食材を活用する体験を通して、地場産業を理解しその活用を学ぶ事も「野付学」の重要な活動の一つです。 地元食材・サケ調理実習 地元食材を使った調理実習を家庭科の授業で行っていま す。「野付学」として中1が地元食材であるサケを使って、 野付漁協女性部の皆さんの指導を受けて、様々な調理に挑戦 しています。これまでのメニューでは、サケを使った料理で は石狩鍋、竜田揚げ、フリッターなど。他にはホタテを使っ たフライなどを作っています。ここで生徒たちは、大きな鮭 を初めて捌いたり、男子は本格的な料理を作ったりと地元食材を活用した楽しい活動となっています。出来た料理は、最後にみんな で食べて美味しくいただきます。 地元食材・ホタテ燻製作り 野付・尾岱沼を代表する食材であるホタテを使って、中3 は毎年、ホタテ燻製作りを行います。この活動も野付漁協指 導部の皆さんの協力を得て行っています。 まず、大量のホタテの貝剥きの方法から生徒は学び、貝柱、 ヒモ、ウロの各部位に分離する方法を学びます。そのあと、 野付中学校に伝わる秘伝の調理液に漬け込み、最後に本校 水産室にある燻製器で一晩、スモークした後に真空パック処理をして完成です。毎年、非常に好評で給食の時間に全校生徒で味わい 楽しみます。 「野付学」修了証の授与式 ≪中3≫ 幼小中の12年間を通して学なぶ「野付学」ですが中3 の二学期の終業式に、野付半島ネイチャーセンターのセン ター長から「野付学」の修了証が一人一人に手渡されます。 「野付学」は、郷土を愛し逞しく生き抜く人間の育成を 目指していますが、その為には、幼小中の連携はもちろん 保護者の皆様、野付漁協、野付半島ネイチャーセンターを 始めとする地域の皆様方のご支援・ご協力がなければ成り 立たない活動でもあります。今後ともよろしくお願いいた します。 ポスター作成:野付中学校
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