米臨時雇用者の増加、人材派遣会社の業績押し上げも [3日 ロイター

2012/02/08
人材ビジネス業界関連ニュース
米臨時雇用者の増加、人材派遣会社の業績押し上げも
ロイター
[3日 ロイター] 米労働省が3日発表した1月の雇用統計は、非
農業部門雇用者数が24万3000人増と市場予想の15万人増を上
回り、9カ月ぶりの高い伸びとなった。幅広い分野で雇用者が増加し
たが、臨時雇用者の需要拡大も示す内容となり、人材派遣会社の業績
改善につながるとの期待感が高まっている。
1月の雇用統計では臨時雇用者が2万0100人増加し、前月までの
増加分も上方修正された。
このところ市場予想を上回る好決算を発表している人材派遣のマンパ
ワーグループ<MAN.N>やケリー・サービシズ<KELYA.O>などを
含むS&P1500コマーシャル・アンド・プロフェッショナル・サ
ービス指数<.15GSPHRES>はこの日、4.1%高で取引を終えた。
オランダの人材サービス大手ランスタッド<RAND.AS>を親会社に
持つ米国ランスタッド・ホールディングの首席雇用アナリストは、顧
客の需要が高まりつつあり、需要に応じた人材を見つけるのが困難に
なっていると指摘。ソフトウェアなどを含む技術系やヘルスケア、エ
ンジニアリング関連職で需要が非常に堅調だと述べた。
ランスタッドは、こうした需要拡大を背景に時間当たり賃金が上昇し
ていると指摘し、人材の獲得や定着のために雇用主側が手当てや賞与
の引き上げ圧力に直面すると予想している。
一方、人事関連ソフト会社のIQナビゲーターによると、賃金上昇は
今のところ抑制されている。同社は今週発表した報告書で、2012
年に景気拡大が続き、失業者が減少すれば、臨時雇用関連のコストに
上昇圧力がかかる可能性が高いとの見方を示した。
http://www.sap-c.co.jp
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