キリスト教の基礎 担当者一覧(国際経営学科) 植木 献(ウエキ ケン) 春

キリスト教の基礎
担当者一覧(国際経営学科)
※授業計画は多少変更される場合もあります。入学後必ず大学ホームページ上のシラバスを確認してください。
植木 献(ウエキ
ケン)
春学期
授業概要
この授業で扱うテーマ
1)神は存在するか、2)聖書とは何か、3)キリスト教における愛と性、4)キリスト教は誰の宗
教か
x 体系的 ○トピック的
客観的な知識を憶えることよりも、まず「私はこう思う」という自分自身の考えを言葉で表
現することを重視。
授業は上記のテーマを中心に行うが、関心に応じて時間を多くとったり、テーマ自体を省
略・変更することもある。毎回授業の最後にコメントシートを書いて提出してもらう。また、
テスト以外に 2 回の小レポートを予定している。
学習目標
キリスト教とは私にとって何か。否定的・肯定的を問わず、この問題に対して、受講者それ
ぞれが自分の考えを説得的に表現できるようになることがこのコースの目標である。これは
キリスト教が投げかける思想的課題に、現代に生きる私たちがどう応答するのかということ
でもある。
授業計画
【第1回】ガイダンス
【第2回】神は存在するか1
【第3回】神は存在するか2
【第4回】神は存在するか3
【第5回】神は存在するか4
【第6回】聖書とは何か1
【第7回】聖書とは何か2
【第8回】聖書とは何か3
【第9回】聖書とは何か4
【第 10 回】キリスト教における愛と性1
【第 11 回】キリスト教における愛と性2
【第 12 回】キリスト教における愛と性3
【第 13 回】キリスト教における愛と性4
【第 14 回】キリスト教は誰の宗教か 1
【第 15 回】キリスト教は誰の宗教か 2
授業に関する注意事項
批判的なものの見方、考え方を大切にして欲しい。それがキリスト教の理解を深めることに
なる。
教科書
教科書は使用しない。『聖書』を随時参照するため、持参すること。訳は何でもよい。聖書
はすでに持っているものがあれば、新たに買う必要はない。ただし旧約・ 新約の両方があ
るものを用意。
参考書
授業内で随時指示
成績評価の基準
配点は、テスト 50 点、レポート 30 点(15 点 x2 回)、コメントシート 20 点(提出ごとに 1 点、
特によいものは 2 点、最大で 20 点まで)の計 100 点。
またこれ以外に自主的なチャペルレポートを歓迎する(提出ごとに 1 点、特によいものは 2
点、最大で 10 点まで成績評価に加算)。
秋学期
授業概要
否定的・肯定的を問わず、キリスト教とは私にとって何か?という問いに対して、受講者そ
れぞれが自分の考えを説得的に表現できるようになることを引き続きこのコースの目標と
する。この目標は決して簡単なことではないが、言葉にしにくいものを言葉にしていく作業
こそが、新たな文化を生み出す原動力となるはずである。
学習目標
キリスト教は 2000 年の歴史の中で、様々な矛盾・葛藤を通して多様な文化を生み出してき
た。この文化形成のプロセスを追体験することが目的である。
授業計画
【第1回】ガイダンス
【第2回】フィルム・アナリシス1
【第3回】フィルム・アナリシス2
【第4回】フィルム・アナリシス3
【第5回】フィルム・アナリシス4
【第6回】キリスト教は戦争の原因か1
【第7回】キリスト教は戦争の原因か2
【第8回】キリスト教は戦争の原因か3
【第9回】キリスト教は戦争の原因か4
【第 10 回】イエス・キリストとは誰か1
【第 11 回】イエス・キリストとは誰か2
【第 12 回】イエス・キリストとは誰か3
【第 13 回】イエス・キリストとは誰か4
【第 14 回】文化形成とキリスト教1
【第 15 回】文化形成とキリスト教2
授業に関する注意事項
客観的な知識を憶えることよりも、まず「私はこう思う」という自分自身の考えを言葉で表
現することを重視。
授業は上記のテーマを中心に行うが、関心に応じてテーマ自体を省略・変更することもある。
毎回授業の最後にコメントシートを書いて提出。また、テスト以外に2回のレポートを予定
している。
教科書
教科書は使用しない。『聖書』を随時参照するため、持参すること。訳は何でもよい。聖書
はすでに持っているものがあれば、新たに買う必要はない。ただし旧約・ 新約の両方があ
るものを用意。
参考書
授業内で随時指示
成績評価の基準
配点は、テスト 50 点、レポート 30 点(15 点 x2 回)、コメントシート 20 点(提出ごとに 1 点、
特によいものは 2 点、最大で 20 点まで)の計 100 点。
またこれ以外に自主的なチャペルレポートを歓迎する(提出ごとに 1 点、特によいものは 2
点、最大で 10 点まで成績評価に加算)。
工藤 宜延(クドウ
ヨシノブ)
春学期
授業概要
春学期はキリスト教に初めて触れた学生に焦点を当て、キリスト教全般の基礎的理解に努め
る。特に旧約聖書の読み方(その背景をなすユダヤの民の自然観・神観・歴史など)と新約
聖書(当時のユダヤの時代背景・イエスの根本思想・福音書の記述内容など)を中心に学習
する。あわせて、ユダヤ人の始祖ともいうべきアブラハムから枝分かれしたイスラム教世界
の理解をも、まさに今日的な緊急問題として見て行くことにする。
学習目標
キリスト教の学習を進めていく中で、自己の世界観を広める
他文化との接触に際しての自己のありかたを考えてみる
本をきちんと読んでいくこと・自らの考えを表現することをこころがける(新たな自己発見
の旅)
授業計画
【第1回】この授業へのガイダンス(1 年間の方針・コメントなど)
【第2回】旧約聖書というものの基礎理解・世界の中のユダヤの民
【第3回】創世記(神・世界・人間)
【第4回】ユダヤ人の始祖たち(アブラハムの系譜)
【第5回】モーセ(人と思想)
【第6回】映画『十戒』鑑賞(前編)
【第7回】映画『十戒』鑑賞(後編)
【第8回】新約聖書というものの基礎的理解
【第9回】イエスの生涯と思想①
【第 10 回 イエスの生涯と思想②
【第 11 回】イスラム教の歴史と思想
【第 12 回】パレスチナ紛争
【第 13 回】日本のキリスト教の歴史
【第 14 回】明治のキリスト者(内村鑑三ほか)
【第 15 回】平常試験と春学期の振り返り
授業に関する注意事項
授業にたいするマナー(そのつどこちらから示唆)を守る。
春学期に 1 回はチャペル・アワーに出席し、レポート提出をすること。
教科書
工藤宜延著『キリスト教の基礎』(出帆舎)
補助資料としてプリントを随時配布する。
参考書
新共同訳『聖書』(日本聖書協会発行)
成績評価の基準
授業への参加姿勢はもとより、レポート(チャペル・アワー、映画鑑賞後のレポートなど)
の評価20%、小テスト10%、学期末の筆記試験の成績70%による総合評価
秋学期
授業概要
秋学期の授業は、春学期の知見を踏まえ、さらに踏み込んだ展開をおこなう。初期のキリス
ト教会成立後、いかなる理由でイエスとその集団の教えは世界的な伝播をなし、ヨーロッパ
地域での権威を確立して行ったのかを、まず扱う。そして裏付けに映画『クオ・ヴァディス』
を鑑賞する。そしてアウグスティヌス、パスカル、ニーチェなどの思想家を取り上げる。
学習目標
われわれの足もと(日本人と日本文化)をもういちど見つめてみる。
他文化との接触に際しての自己のありかたを再考する。
文章による自己表現を高める。
授業計画
【第1回】秋学期の方針・映画『シンドラーのリスト』(部分)
【第2回】キリスト教の歴史①(原始キリスト教の成立、そのローマ世界への浸透、カトリ
ック教会の成立)
【第3回】キリスト教の歴史②(宗教改革)
【第4回】映画鑑賞『クオ・ヴァディス』①
【第5回】映画鑑賞『クオ・ヴァディス』②
【第6回】キリスト教の歴史③(西洋近代化とキリスト教、M.ウェーバーの資本主義成立
論)
【第7回】イギリス・アメリカとキリスト教①
【第8回】イギリス・アメリカとキリスト教②
【第9回】アウグスティヌス・人と思想
【第 10 回】アウグスティヌスの『告白』を読む
【第 11 回】パスカル・人と思想
【第 12 回】20 世紀の思想家たち(精神分析・マルクス主義など)
【第 13 回】ニーチェ・人と思想
【第 14 回】日本人と宗教心
【第 15 回】平常試験と 1 年間の振り返り
授業に関する注意事項
チャペル・アワーに出席し、レポートを提出すること(1 回)
授業のマナーを守ること。
教科書
工藤宜延著『キリスト教の基礎』(出帆舎)
補助資料として随時プリントを配布
参考書
新共同訳『聖書』(日本聖書協会発行)
その都度の指示をする
成績評価の基準
授業への参加姿勢(出席回数も重視)はもとより、レポート(チャペル・レポート、映画鑑
賞後のレポートなど)の評価20%、小テスト10%、学期末の筆記試験の成績70%によ
る評価。
手塚 奈々子(テヅカ
ナナコ)
春学期
授業概要
「キリスト教の基礎A」では、イエス・キリストの背景である旧約聖書の教えとイスラエル
民族の歴史を概観し、新約聖書の福音書に書かれているイエス・キリストの生涯とその教え
を中心的に講義する。イエス・キリストの生活の座、状況、背景を交えてわかりやすく具体
的に講義する。
学習目標
「キリスト教の基礎A」では、「キリスト教の源流—イエス・キリスト—」として、学生がキ
リスト教の源であるイエス・キリストの生涯とその教えを的確に把握することを目的とする。
授業計画
【第1回】全講義のアウトライン
【第2回】キリスト教の神観
【第3回】イスラエル民族の歴史
【第4回】旧約聖書の教え
【第5回】新約聖書の構造
【第6回】イエス・キリストの誕生について
【第7回】イエス・キリストの思想と生涯(その1;愛の教え)
【第8回】イエス・キリストの思想と生涯(その2;譬え話)
【第9回】イエス・キリストの思想と生涯(その3;山上の垂訓)
【第 10 回】イエス・キリストの思想と生涯(その4;安息日問答)
【第 11 回】イエス・キリストの思想と生涯(その5;最後の晩餐)
【第 12 回】イエス・キリストの思想と生涯(その6;ゲツセマネ)
【第 13 回】イエス・キリストの思想と生涯(その7;十字架)
【第 14 回】復活について
【第 15 回】教会の成立
授業に関する注意事項
定期試験は、持ち込み不可。授業の内容で定期試験を行うので、学生は授業時によくノート
を取ること。全講義の3分の2以上出席すること。
教科書
文庫サイズの『新約聖書』(新共同訳、日本聖書協会発行、420円位)を使用する。受講
者は新約聖書を毎回授業時に持参すること。なお旧約聖書に関しては授業時にプリントで配
布する。
参考書
授業時適宜指示する。
成績評価の基準
授業への参加度(短いレポート含む)50%。試験の点数50%。
秋学期
授業概要
「キリスト教の基礎B」では、キリスト教の歴史と文化を講義する。1世紀から21世紀の
現在に至るまでのキリスト教の歴史を振り返り、どのようにキリスト教が伝わり生きられて
きたかそして生きられているかを考察する。具体的には、修道制、教会と国家の関係、キリ
スト教の各教派の特徴、様々な霊性、キリスト教芸術、日本のキリスト教について講義する。
時々ビデオを使用する。
学習目標
「キリスト教の基礎B」では、「キリスト教の展開—その歴史と文化—」として、学生が1世
紀から21世紀に至るまでのキリスト教の歴史と文化を的確に把握することを目的とする。
授業計画
【第1回】全講義のアウトライン
【第2回】原始教会
【第3回】殉教
【第4回】ミラノ寛容令
【第5回】修道制の始まり
【第6回】砂漠の修道制
【第7回】イコン崇敬
【第8回】イコンの種類
【第9回】ベネディクト会と中世のキリスト教
【第 10 回】フランチェスコ会
【第 11 回】ルネサンス
【第 12 回】宗教改革
【第 13 回】近代キリスト教
【第 14 回】日本におけるキリスト教の歴史と文化
【第 15 回】現代キリスト教
授業に関する注意事項
定期試験は、持ち込み不可。授業の内容で定期試験を行うので、学生は授業時にノートをよ
く取ること。全講義の3分の2以上出席すること。
教科書
文庫サイズの『新約聖書』
(新共同訳、日本聖書協会発行、420円位)を使用する。
『新約
聖書』以外については授業時にプリントで配布するので、学生は『新約聖書』を授業時に持
参すること。
参考書
授業時適宜指示する。
成績評価の基準
授業への参加度(短いレポート含む)50%。試験の点数50%。
永野 茂洋(ナガノ
シゲヒロ)
春学期
授業概要
キリスト教は、長年にわたって大学における学術知と、市民社会における実践的エートスを
形作って来ました。それはキリスト教についての学びに、知的で良心的な人格主体の形成と、
平和を求める民主的な市民社会の形成に不可欠な「問い」がいくつも含まれているからだと
言えます。この授業では、「聖書」と「キリスト教の歴史」を通して、その「問い」を各自
が受け止めるために必要な、キリスト教についての基本的な知識と思想を学びます。春学期
は『旧約聖書』と『新約聖書』から、創造、契約、律法、預言者、知恵、福音、十字架、復
活、贖罪、終末など、キリスト教に特有の概念や考え方について理解を深めて行きます。ま
た、このクラスでは、生きたキリスト教の姿を知るための校外体験学習として、半期に2回
教会での日曜礼拝に参加し、簡単なレポートを提出してもらいます(信教の自由については
配慮されますので心配はいりません)。成績評価は平常点と学期末レポートによって評価し
ます。
学習目標
キリスト教とはどのような特色をもつ宗教であるかを理解する。そのために、既存の「宗
教」についての先入見や理解の枠組みをはずして、キリスト教が本来問うている「問い」を
各自ができるかぎり明晰に捉えていく。聖書についての基礎知識を得る。生きたキリスト教
の姿を体験的に知る。
授業計画
【第1回】オリエンテーション「キリスト教の基礎」は何を学ぶ授業なのか
【第2回】現代日本における「宗教」と宗教:”Religio”まで遡って考える
【第3回】旧約聖書とはどのような書物か
【第4回】「創造」:自然と共に生きる人間
【第5回】「契約」:多文化多民族世界を生きる人間
【第6回】「律法」:法によって生きる人間
【第7回】「預言者」:法を越えて生きる人間
【第8回】「知恵」:時代の閉塞状況を生きる人間
【第9回】中間考察・リアクションペーパーへの応答
【第 10 回】新約聖書とはどのような書物か
【第 11 回】「ナザレのイエス」:宗教アイデンティティの乗り越え
【第 12 回】「十字架」:パウロの「福音」の理解
【第 13 回】「ガリラヤ」:福音書の「福音」の理解
【第 14 回】「教会」:偽パウロ書簡とパウロ主義批判
【第 15 回】まとめ・価値の転倒を生きる人間
授業に関する注意事項
聖書をほぼ毎回参照しますので必ず持参してください。この科目は、自分と異質なものの考
え方、思想に触れる機会でもあります。柔軟な姿勢で授業に臨んでくださればと思います。
質問は大歓迎です。学期を通して、それぞれ授業テーマとその課題に取り組み、学期末のレ
ポートに備えてください。
教科書
授業用のレジュメと資料を使用します。また、
『新共同訳聖書』
(日本聖書協会、旧約聖書と
新約聖書の両方が入っているもの)を教科書の代わりに用います。『新共同訳聖書』以外の
聖書を持っている場合にはそれでも構いません。「新約聖書」のみのものは不可とします。
参考書
武藤一雄・平石善司編『キリスト教を学ぶ人のために』世界思想社、1985 年。
秋田稔『聖書の思想―キリスト教思想の根柢』 (塙新書 23)、塙書房、1968 年。
リチャード・ボウカム『イエス入門』新教出版社、2013 年。
ドロテー・ゼレ『ナザレの人イエス』日本基督教団出版局、2014 年。
青野太潮『最初期キリスト教思想の軌跡—イエス・パウロ・その後』新教出版社、2013 年。
本田哲郎『釜が崎と聖書』岩波現代文庫、2015 年。
成績評価の基準
リアクションペーパー等の授業時の提出物 20%、礼拝レポート 40%、学期末レポート 40%
秋学期
授業概要
新約聖書時代から現代に至るキリスト教の歴史の中で、キリスト教という宗教の思想的特色
がよく現れている事柄を取り上げて、春学期に追求した「問い」についての議論を深めてい
きます。市民社会の形成とキリスト教との関わりを一貫したテーマとしたいと考えています。
春学期と同じく、このクラスでは、学期中に2回教会の日曜礼拝に出席し、説教、祈り、讃
美歌や教会音楽、教会建築などに直に接することを通して、現在の日本のキリスト教のあり
方についての体験的な理解を深めていきます(信教の自由については配慮されますので心配
はいりません)。成績評価は平常点と学期末レポートによって評価します。
学習目標
キリスト教が近代社会の形成に果たした役割と現在キリスト教が直面している問題から見
えてくる、私たちが考えるべき現代世界と人間の課題について理解を深める。キリスト教主
義大学としての明治学院大学が拠って立つ価値観とは何かをキリスト教の歴史の流れの中
で理解する。
授業計画
【第1回】秋学期オリエンテーション:キリスト教の歴史から何を学ぶのか
【第2回】古代におけるキリスト教の急速な拡大とキリスト教教義の形成
【第3回】中世における修道院運動と禁欲のエートス
【第4回】俗権と教権の対立とその遺産
【第5回】宗教改革:ルターの罪理解と聖書理解
【第6回】宗教改革:カルヴィニズムと再洗礼派
【第7回】17-18 世紀のキリスト教:啓蒙主義とキリスト教
【第8回】19 世紀のキリスト教:キルケゴールの思想とキリスト教批判
【第9回】19 世紀のキリスト教:ドストエフスキーの文学とキリスト教
【第 10 回】20 世紀のキリスト教:バルトとボンヘッファー
【第 11 回】アジア・日本のキリスト教:カトリック教会の対抗改革と日本伝道
【第 12 回】アジア・日本のキリスト教:プロテスタント諸教派の海外伝道と日本伝道
【第 13 回】戦後日本のキリスト教と平和思想
【第 14 回】戦後日本のキリスト教と戦責告白
【第 15 回】まとめ・グローバルエキュメニズム:アジア・アフリカ・南米のキリスト教と
の対話に向けて
授業に関する注意事項
聖書を毎回持参ください。質問を歓迎します。学期を通じて、講義で取り上げたテーマや課
題の中から、自分の関心が喚起されたものについて、各自主体的に取り組み取り組み、学期
末のレポートに備えてください。
教科書
授業用のレジュメと資料を使用します。また、
『新共同訳聖書』
(日本聖書協会、旧約聖書と
新約聖書の両方が入っているもの)を教科書の代わりに用います。『新共同訳聖書』以外の
聖書を持っている場合にはそれでも構いません。新約聖書のみのものは不可とします。
参考書
武藤一雄・平石善司編『キリスト教を学ぶ人のために』世界思想社、1985 年。
小田垣雅也『キリスト教の歴史』講談社学術文庫、1995 年。
坂口ふみ『個の誕生—キリスト教教理を作った人々』岩波書店、1996 年。
菊地栄三・菊地伸二『キリスト教史』教文館、2005 年。
栗林輝夫他『総説キリスト教史 3 近・現代篇』日本基督教団出版局、2007 年。
成績評価の基準
リアクションペーパー等の授業時の提出物 20%、教会体験レポート 40%、学期末レポート
40%
山吉 智久(ヤマヨシ トモヒサ)
春学期
授業概要
聖書における代表的な物語を読み,そこで展開されている思想史的,宗教史的問題を知るこ
とで,聖書が西欧キリスト教の社会や文化形成に与えた影響,延いては今日のわれわれにも
与える意義について学ぶ.
学習目標
自ら主体的に考えて問題を発見し,解決の糸口を探し出す文章読解の力、またそれを説得的
な言葉で表現する力を身につける.
授業計画
【第1回】ガイダンス
【第2回】わたしたちの身の回りにあるキリスト教文化
【第3回】様々なキリスト教のシンボル
【第4回】旧約聖書の構成と内容
【第5回】天地創造(創世記 1 章)
【第6回】エデンの園(創世記 2-3 章)
【第7回】カインとアベル(創世記 4 章)
【第8回】洪水物語・バベルの塔(創世記 6-11 章)
【第9回】映画に描かれた創世記
【第 10 回】族長時代(創世記 12-50 章)
【第 11 回】出エジプト(出エジプト記)
【第 12 回】レポート課題の説明
【第 13 回】映画に描かれた出エジプト
【第 14 回】王国の歴史
【第 15 回】まとめ
授業に関する注意事項
私語を慎むこと.
教科書
聖書(旧約聖書と新約聖書)
参考書
配布資料
成績評価の基準
授業への積極的な参加 30%
読書レポート 10%
期末レポート 60%
秋学期
授業概要
聖書における代表的な物語を読み,そこで展開されている思想史的,宗教史的問題を知るこ
とで,聖書が西欧キリスト教の社会や文化形成に与えた影響,延いては今日のわれわれにも
与える意義について学ぶ.
学習目標
自ら主体的に考えて問題を発見し,解決の糸口を探し出す文章読解の力、またそれを説得的
な言葉で表現する力を身につける.
授業計画
【第1回】ガイダンス
【第2回】預言者の活動とその特質
【第3回】因果応報の原理とその破れ(ヨブ記とコヘレトの言葉)
【第4回】新約聖書の構成と内容 / 共観福音書と二資料説
【第5回】イエス時代の背景(ローマ帝国とユダヤ教)
【第6回】イエスの生涯
【第7回】譬え話を読む
【第8回】奇跡物語を考える
【第9回】史的イエス探究の課題と意義
【第 10 回】映画でみるイエス
【第 11 回】原始キリスト教の発生と展開
【第 12 回】レポート課題の説明
【第 13 回】パウロの生涯と思想
【第 14 回】映画でみるキリスト教
【第 15 回】まとめ
授業に関する注意事項
私語を慎むこと.
教科書
聖書(旧約聖書と新約聖書)
参考書
配布資料
成績評価の基準
授業への積極的な参加 30%
読書レポート 10%
期末レポート 60%