村山市過疎地域自立促進計画 ( 平 成 22 年 度 ~ 平 成 27 年 度 ) 地域と人が輝く 交流創造都市を目指して 平 成 22 年 度 山形県村山市 目 1.基 本 的 な 事 ⑴ 市 の 概 況 次 項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 ア.自然的、歴史的、社会的、経済的諸条件の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 ① 自然的条件 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 ② 歴史的条件 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 ③ 社会的条件 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 ④ 経済的条件 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 イ.過疎の状況 ① 人口の動向 ② これまでの対策 ③ 現在の課題 ④ 今後の見通し ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 ウ.社会経済的発展の方向 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ①産業の振興による活力ある地域づくり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 5 ・・・・ 5 ③地域コミュニティの創造や生活環境の整備による活き活きとした地域づくり・・・ 6 ②村山市の魅力や特色を活かした教育と交流の促進による新しい地域づくり ⑵ 人口及び産業の推移と動向 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 ① 人口の推移 ② 産業構造と就業人口 ③ 各産業別の現状と今後の動向 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 ア.行政の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 イ.財政の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 ⑶ 行財政の状況 ウ.施設整備水準等の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 ① 交通通信施設 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 ② 生活環境施設 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 ③ 教育施設 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18 ⑷ 自立促進の基本方針 ⑸ 計画期間 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2.産業の振興 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3.交通通信体系の整備、情報化及び地域間交流の促進 4.生活環境の整備 19 20 21 ・・・・・・・・・・・ 27 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33 5.高齢者等の保健及び福祉の向上及び増進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40 6.医療の確保 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 45 7.教育の振興 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 48 8.地域文化の振興等 9.集落の整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 52 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 55 1.基本的な事項 (1)市 の概 況 ア. 自然的、歴史的、社会的、経済的諸条件の概要 ① 自然的条件 村 山 市 は 、 山 形 県 の 中 央 部 に 位 置 し 、 東 西 22 ㎞ 、 南 北 15 ㎞ の 東 西 に 長 い 形 を し て お り 、 総 面 積 は 196.83k ㎡ を 有 し て い る 。 東 を 奥 羽 山 脈 、 西 を 出 羽 丘 陵 に 囲 まれた南北にひらけた村山盆地の北部で、市の中央部を日本三大急流の一つであ る最上川が蛇行しながら北へと流れており、流域には肥沃な土地が開けている。 四 季 が 明 確 で 寒 暖 の 差 が 厳 し く 、冬 に は 雪 も 多 く 特 に 山 間 部 で は 積 雪 が 2m 以 上 に 達する区域もある。 ② 歴史的条件 村 山 市 の 歴 史 は 、縄 文 式 祝 部 式 土 器 の 発 見 に よ り 、最 上 川 流 域 、葉 山・河 島 山 の 山 麓 に 先 祖 が 住 ん で い た と い わ れ て い る が 、最 上 家 4 代 満 家 の 末 弟 伊 予 守 満 国 が 応 永 年 間( 1394 年 ~ )に 楯 山 に 居 城 を 築 い て 楯 岡 殿 と 呼 ば れ た 頃 か ら 明 ら か に さ れ て い る 。そ れ か ら 、最 上 出 羽 守 義 光 の 舎 弟 甲 斐 守 義 久 が 元 和 2 年( 1616 年 )こ の 地 に 入 っ て 楯 岡 氏 と 称 し 、同 8 年 最 上 家 改 易 ま で 在 城 し た が 、そ の 後 は 、城 主 は 居 住 し ていないとされている。 こ の 地 は 山 形 県 の ほ ぼ 中 央 に 位 置 す る こ と か ら 、か ね て よ り 人 の 往 来 が 多 く 、慶 長 七 年( 1602 年 )に 開 か れ た 羽 州 街 道 の 宿 場 と し て 栄 え て き た 。ま た 、最 上 川 の 舟 運 は 、近 世 に 入 っ て 物 資 の 流 通 が 拡 大 す る 頃 か ら 活 発 に な っ て き た 。米 や 紅 花 な ど の 農 産 物 が 運 ば れ 、上 方 か ら は 塩 や 反 物 な ど が 持 ち 込 ま れ た 。明 治 時 代 に 入 り 鉄 道 が敷かれると、流通は舟運から陸路へと移動した。同時に産業も変化してきた。 明 治 11 年 に は 廃 藩 置 県 を 経 て 楯 岡 村 に 北 村 山 郡 役 所 が 設 置 さ れ 、同 25 年 に は 楯 岡町となり、政治経済の中心となって発展してきた。 昭 和 29 年 11 月 に 楯 岡 町 と 西 郷 村 、大 倉 村 、大 久 保 村 、冨 本 村 、戸 沢 村 の 1 町 5 村 が 合 併 し て 新 し い 村 山 市 が 誕 生 し 、同 年 12 月 に 袖 崎 村 、同 30 年 1 月 に 大 高 根 村 が 合 併 、同 年 4 月 に は 袖 崎 地 域 の う ち 中 五 十 沢・横 内 の 両 地 区 が 尾 花 沢 市 に 分 か れ 、 10 月 に は 大 石 田 町 か ら 新 田 ・ 西 山 地 区 が 編 入 さ れ た 。 昭 和 38 年 8 月 に は 大 久 保 の 荒小屋地区が河北町に分布され現在に至っている。 ③ 社会的条件 交 通 基 盤 は 、 市 の 中 央 部 を 国 道 13 号 線 が 南 北 に 走 り 、 そ れ に 沿 う よ う に 奥 羽 本 線 が 南 北 に 走 っ て い る 。 山 形 新 幹 線 も 平 成 11 年 に 整 備 さ れ 、 ま た 今 後 は 東 北 中 央 - 1 - 自 動 車 道 の 整 備 に あ わ せ た イ ン タ ー チ ェ ン ジ や 周 辺 整 備 な ど も 予 定 さ れ て お り 、利 便性が向上しつつある。 本 市 に お け る 人 口 は 、 昭 和 22 年 に は 42,777 人 と ピ ー ク に 達 し た が 、 昭 和 25 年 以 降 若 年 労 働 者 の 首 都 圏 流 出 と 出 生 率 の 低 下 に よ り 年 々 減 少 し 、 平 成 17 年 に は 28,192 人 と な り 、 45 年 間 に 10,865 人 ( 28% ) の 人 口 減 少 を み て い る 。 年 少 人 口 、 生 産 年 齢 人 口 の 減 少 が 著 し い 反 面 、 老 年 人 口 の 割 合 が 高 く 、 65 歳 以 上 の 高 齢 者 が 人 口 に 占 め る 割 合 を 示 す 高 齢 化 率 は 、 29.8% ( 平 成 17 年 国 勢 調 査 ) で あ り 、 県 平 均 よ り も 4.3 ポ イ ン ト 上 回 っ て い る こ と か ら 、当 市 は 、他 地 域 よ り も 少 子 高 齢 化 が 進 ん で い る こ と が 分 か る 。少 子 高 齢 化 は 、社 会 保 障 費 の 増 加 や 、生 産 力 の 低 下 、税 収 の低下等を招くことになり、地域経済にとって脅威となっている。 ④経済的条件 <農業> 農 業 に つ い て は 、 農 業 経 営 耕 地 面 積 が 3,686haで 市 総 面 積 の 18.7% を 占 め て お り 、 こ の う ち 水 田 が 2,713ha( 73.6% )と な っ て い る 。3ha未 満 の 農 家 は 減 少 し て い る 一 方 で 、3 ha以 上 の 農 家 数 は 年 々 増 加 し て い る 。農 業 就 業 人 口 は 年 々 減 少 を 続 け 、昭 和 62 年 に は 6,045人 、平 成 17年 に お い て は 3,899人 と 昭 和 62年 対 比 約 35パ ー セ ン ト の 減 少 と なっている。また農業者の高齢化が進んでいる。 農 業 産 出 額 は 、 米 が 2,930百 万 円 、 野 菜 1,800百 万 円 、 果 樹 1,780百 万 円 と な っ て い る 。水 稲 に つ い て は 、主 力 品 種 の「 は え ぬ き 」を 中 心 に 高 品 位 米 作 り に 取 り 組 ん で お り 、水 稲 以 外 は 、園 芸 作 物 の 産 地 化 が 図 ら れ つ つ あ り 、ス イ カ 、さ く ら ん ぼ 、り ん ご 、 西洋なし、里いも等の生産地としての地位を高めている。 また、畜産も全粗生産額の9%を占めており、特に肉用牛の占める割合が高い。 <工業> 工 業 に つ い て は 、 平 成 20 年 現 在 、 4 人 以 上 が 就 業 す る 事 業 所 は 105 事 業 所 、 従 業 者 総 数 は 3,320 人 、製 造 品 出 荷 額 等 は 47,017.5 百 万 円 と な っ て い る 。業 種 に つ い て は 輸 送 、 生 産 用 、 食 料 が 主 力 で 、 年 間 出 荷 額 で は 輸 送 が 25.9% 、 生 産 用 が 21.5% 、 食 料 が 12.7% を 占 め て い る 。 従 業 員 規 模 に つ い て は 、 100 人 以 上 の 従 業 員 を 持 つ 事 業 所 が 7 事 業 所 に 過 ぎ ず 、10 人 未 満 の 事 業 所 が 64 事 業 所 と 零 細 企 業 が 大 部 分 を 占 め ている。 <商業> 商 業 に つ い て は 、 商 店 数 が 全 体 で 352 店 、 そ の 従 業 員 は 1,482 人 で あ る 。 商 店 数 を 地 域 別 に 見 て み る と 楯 岡 が 全 体 の 約 半 数 に あ た る 52.6% を 占 め 、 次 い で 戸 沢 地 域 9.7% 、 大 久 保 地 域 8.8% 、 西 郷 地 域 が 8.0% な ど と な っ て い る 。 - 2 - イ. 過疎の状況 ① 人 口 の動 向 本 市 の 人 口 は 、 昭 和 22 年 の 42,777 人 を ピ ー ク に 、 高 度 経 済 成 長 期 の 都 会 的 生 活 願 望 や 第 1 次 産 業 の 低 迷 、 進 学 率 の 増 加 な ど に よ る 人 口 流 出 が 続 き 、 平 成 17 年 の 国 勢 調 査 で は 28,192 人 と な り 、 最 多 時 か ら 、 14,585 人 ( 34.1%) が 減 少 し て い る。この人口減少とともに若年層の市外への流出が高齢者比率の上昇を招き、過 疎化が一層の深刻度を増している。 本 市 の 人 口 の 動 向 は 、 昭 和 35 年 か ら 昭 和 50 年 ま で の 国 勢 調 査 毎 に 4.0% 台 ~ 6.0% 台 の 減 少 、昭 和 50 年 か ら 平 成 2 年 ま で 一 時 的 に 1% 前 後 の 減 少 と な り 減 少 傾 向 に 歯 止 め が か か っ た も の の 、 平 成 2 年 か ら は 3% 台 の 減 少 で 推 移 し て き て い る 。 ま た 、 年 代 別 に 見 る と 昭 和 35 年 か ら 平 成 17 年 ま で の 間 に 15 歳 か ら 29 歳 ま で の 若 年 人 口 が 45.7% 減 少 し た の に 対 し 、 65 歳 以 上 の 老 齢 人 口 が 309.3% の 増 加 と なっている。 ま た 、地 域 別 に み る と 、楯 岡 地 域 は 、合 併 以 来 、1 万 1 千 人 弱 の 人 口 を 維 持 し な がら推移しているのに対して、それ以外の地域での人口減少が著しいことが特徴 としてあげられる。 ② これまでの対 策 平 成 16 年 3 月 に 第 4 次 村 山 市 総 合 計 画 (10 ヵ 年 計 画 )を 策 定 し た 。 平 成 20 年 に は 社 会 状 況 の 変 化 を う け 総 合 計 画 の 改 訂 を 行 い 、「 地 域 と 人 が 輝 く 交 流 創 造 都 市 」を 将来像に掲げ、住民の定住対策を基本に、交流人口の拡大や居住環境の整備、雇用 の場の確保といった施策を中心に展開してきた。 農 林 水 産 業 の 基 盤 整 備 や 地 場 産 業 の 振 興 、観 光 施 設 等 の 整 備 、市 道・農 道 の 整 備 、 上 下 水 道 の 整 備 、消 防・防 災 施 設 の 整 備 、福 祉・保 健 施 設 の 充 実 、中 学 校 の 統 廃 合 、 文化施設、体育施設等の整備などあらゆる振興施策を実施し、住民生活に必要な社 会基盤の整備を図ってきた。 ま た 、中 心 市 街 地 の 開 発 、再 整 備 に つ い て は 、市 制 施 行 以 来 の 大 き な 課 題 で あ り 、 こ れ ま で の 総 合 計 画 に お い て も 議 論 さ れ て き た 。平 成 22 年 に は 中 心 市 街 地 に 総 合 文 化複合施設「甑葉プラザ」をオープンさせたが、この施設を起爆剤として、市街地 の活性化とともに、都市としての魅力づくりに結び付くことが期待されている。 ま た 、地 域 間 交 流 や 国 際 交 流 へ の 積 極 的 な 住 民 参 画 を 促 進 し 、活 き 活 き と し た ま ち を形成するため、これまで様々な交流事業に対し、積極的な支援を行ってきている。 - 3 - ③ 現 在 の課 題 <人 口 > ○ 昭 和 35年 39,057人 で あ っ た 人 口 は 、 平 成 2 年 に 31,589人 と 30年 間 で 約 19% 減 少 、 平 成 17年 で は 28,192人 と 15年 間 で 11% 減 少 し 、 減 少 率 も 段 々 と 緩 や か に な っ て い るが、減少の歯止めはたっていない。 ○若者の流出、出生率の低下、就業人口減少、さらには高齢化が進んでいる。 <農 業 ・ 林 業 > ○ ま す ま す 厳 し く な る 産 地 間 競 争 な ど 農 業 を 取 り 巻 く 環 境 が 変 化 し て い る 中 で 、兼 業 化の進展、労働力の高齢化、後継者・農業担い手不足の急速な進展など、地域の 営農環境は厳しさを増している。 <商 業 > ○消費者ニーズの多様化により、大型店に消費者が集まり、さらに通信販売に加え、 ネット 販売が日常化し、地元での購買割合が減少している。 <観 光 > ○年間を通じた観光客の誘致、通年型観光素材の発掘や開発が望まれている。 <福 祉 保健 医療> ○子供は、地域、市全体の宝でもある。子供を産んで、育てやすい環境の整備や母 子保健等の充実とともに、働きながらでも子育てできる環境の整備が求められて いる。また、子育ての中心となる母親たちのニーズも多様化しており、それに対 応できるような保育サービスや子育て支援の一層の充実が課題となっている。 ○ 急 速 に 進 行 す る 高 齢 化 に 向 け た 福 祉 施 設 の 充 実 や 高 齢 化 対 策・医 療 対 策・急 患 輸 送 体制の確立を含む緊急医療対策など、今後の対策を充実していくとともに、生き がいや健康の維持を目的とした施設の整備及び指導者等の育成が急務である。 <教 育 > ○ 急 激 な 少 子 化 が 進 み 、家 庭 や 地 域 社 会 の 教 育 力 の 低 下 が い わ れ る 中 、乳 幼 児 の 健 全 な育成を図るため、行政や関係機関等が連携を取りながら地域社会が一体となっ た子育て支援施策の充実や、施設の適正配置等の条件整備を進める必要がある。 ④今後の見通し 今 後 も 人 口 減 少 傾 向 は 続 い て い く と 思 わ れ る こ と か ら 、以 下 の 対 策 を 推 進 し て い く 。 ○新規学卒者や若年労働者の市外流出をくい止め、市内定住を希望する方々の受け 入れや支援策を充実させる施策 ○農業、観光業などの基幹産業の活性化施策 - 4 - ○急速に進む少子・高齢化に対する施策 ○自然環境と共生する社会的施策 ○生活道路や公共交通機関の整備に対する施策 ウ.社会経済的発展の方向 ①産業の振興による活力ある地域づくり <農 林 業 の 振 興 > ○ 良 質 米 の 生 産 地 と し て 体 制 を 強 化 す る と と も に 畜 産 、果 樹 、野 菜 等 を 複 合 部 門 の 柱 として高収益型農業や経営安定化を推進する。 ○ 栽 培・経 営 管 理 研 修 等 に よ り 経 営 の 近 代 化 等 を 推 進 し 、企 業 型 経 営 を 目 指 し た 地 域 営農組織の育成および法人化を促進する。また、経営体の育成を図るため、農地 の流動化を促進する。 ○地域特産品や有機農産物等の認証制度やマーケティング活動等によるブランドの 確立を推進するとともに、県と連携した消費宣伝活動や量販店等への販売活動等 の販売力強化を推進する。 ○消費者と直結した産地直売の推進と農業協同組合等を核とした地域内流通体制の 整備を推進する。 <産 業 の 振 興 > ○地 域 に根 ざした地 域 密 着 型 の経 営 につながる商 業 環 境 づくりと商 業 の活 性 化 を図 る。 ○新 たな産 業 の創 出 、企 業 誘 致 、新 規 企 業 の育 成 、魅 力 ある産 業 の振 興 を図 る。 ○ 地 域 の 産 業 を 担 い 、地 域 の リ ー ダ ー と な る 後 継 者 等 の 人 材 養 成 並 び に 伝 統 産 業 の 保 存継承を推進する。 ②村山市の魅力や特色を活かした教育と交流の促進による地域づくり <観 光 ・ 交 流 > ○「 徳 内 ま つ り 」や「 東 沢 バ ラ 公 園 」に 代 表 さ れ る 観 光 資 源 や 新 鮮 で お い し い 農 産 物 の観光への活用を促進し、農林業と観光との連携によるグリーン・ツーリズムの 体験型余暇活動を推進し、地元農産物の消費拡大や地域での就業機会の確保を図 る。 ○ 明 る く 活 力 あ る 地 域 を 創 っ て い く に は 、さ ま ざ ま な「 交 流 」を 活 性 化 し て い く こ と が必要である。地域の力に着目し、市民それぞれが、地域内で交流し、また、子 供 か ら お 年 寄 り ま で 、世 代 を 超 え 、お 互 い に 交 流 し 合 う こ と が 大 切 で あ る 。ま た 、 地域間、都市間の交流を促進し、「出会い」を大切にしさらなる地域活性化につ - 5 - なげていかなければならない。 <交 通 ・ 通 信 > ○ 現 在 は 地 域 の 交 通 対 策 と し て 市 営 バ ス を 運 行 し て い る が 、住 民 の 日 常 生 活 の 移 動 手 段としてどのような地域公共交通が良いのかを調査、検討し、高齢者や子供たち が利用しやすい交通手段を確保する。 ③地域コミュニティの創造や生活環境の整備による活き活きとした地域づくり <地 域 > ○ 誇 り あ る 地 域 社 会 を 維 持 発 展 さ せ て い く た め 、福 祉 や 保 健 、環 境 、教 育 さ ら に は 産 業活動や消費生活等の多様な地域活動を、住民の協力・協働により促進する。 ○ 農 村 に お い て 、生 涯 現 役 と し て 活 躍 で き る よ う 、高 齢 農 業 者 の 営 農 活 動 の 支 援 や 地 域活動の支援を行い、高齢者に配慮した生活環境の整備と福祉対策の充実を進め る。 ○ 都 市 部 か ら の U・J・I タ ー ン 者 等 に 対 し て 、豊 か な 自 然 や や す ら ぎ の あ る 田 園 風 景などの魅力を活かした良好な住宅、宅地の供給を推進する。また、高齢者向け 住宅の供給や公共施設のバリアフリー化により、すべての人にやさしいまちづく りを推進する。 <子 育 て > ○ 児 童 福 祉 施 設 や 学 校 施 設 を 利 用 し た 放 課 後 児 童 ク ラ ブ の 設 置 、育 児 と 仕 事 の 両 立 を 支援する体制づくり等、地域の実情に即した子育て支援体制を確立する。 <教 育 > ○ 地 域 の 多 様 な 人 材 を 学 校 教 育 の 現 場 で 積 極 的 に 活 用 す る と と も に 、地 域 コ ミ ュ ニ テ ィ活動を通じた人づくりを積極的に促進する。 ○文化や地域特性を活かした学習活動を推進するとともに、郷土の良さを再発見し、 郷土に対する愛着と誇りを醸成するための体験型地域学習を推進する。また高齢 者と子供たちの体験交流活動により、伝統文化の継承者の育成を図る。 <生 活 環 境 > ○ 公 共 下 水 道 、農 業 集 落 排 水 事 業 へ の 加 入 促 進 、合 併 処 理 浄 化 槽 等 の 設 置 支 援 を 推 進 するとともに、公園、緑地や居住環境の整備を促進し、快適な生活環境を創出す る。 ○ 省 資 源 、省 エ ネ ル ギ ー の 推 進 、新 エ ネ ル ギ ー の 導 入 、リ サ イ ク ル の 推 進 、大 気・水 環境の保全など環境保全を積極的に推進するとともに、廃棄物の適正処理を促進 する。 - 6 - <生 涯 学 習 > ○ 生 涯 に わ た っ て 文 化 活 動 、ス ポ ー ツ 、余 暇 活 動 な ど を 楽 し め る 環 境 づ く り を 推 進 す るとともに、生涯学習に関する講座の開催や内容の充実を図る。 <医 療 > ○北村山公立病院や地域開業医との連携を密にし、地域医療体制の充実に努める。 <通 信 > ○ 高 度 情 報 通 信 シ ス テ ム を 活 用 し た 医 療・教 育 等 の 情 報 ネ ッ ト ワ ー ク の 整 備 を 促 進 す るとともに、地域情報通信基盤の整備とインターネット利用環境や光ファイバー 網の整備促進を図る。 - 7 - (2)人 口 及 び産 業 の推 移 と動 向 ① 人 口 の推 移 本 市 の 人 口 は 、 昭 和 22 年 の 42,777 人 を ピ ー ク に 、 高 度 経 済 成 長 期 の 都 会 的 生 活 願 望 や 第 1 次 産 業 の 低 迷 、進 学 率 の 増 加 な ど に よ る 人 口 流 出 が 続 き 、平 成 17 年 の 国 勢 調 査 で は 28,192 人 と な り 、 最 多 時 か ら 約 66% ま で 減 少 し て い る 。 29 歳 以 下 の 層 が 昭 和 35 年 か ら 平 成 17 年 ま で の 間 に 35.7% も 減 少 し た の に 対 し 65 歳 以 上 の 高 齢 者 が 309.3% の 伸 び を 示 し 、 急 速 な 少 子 高 齢 化 が 進 ん で い る 。 表 1― 1(1) 区 分 総 数 人口の推移(国勢調査) 昭 和 35 年 実数 0~ 14 歳 15~ 64 歳 うち 15 歳 ~ 29 歳 (a) 65 歳 以 上 (b) (a)/総 数 若年層比率 (b)/総 数 高齢者比率 区 分 総 数 0~ 14 歳 15~ 64 歳 うち 15 歳 ~ 29 歳 (a) 65 歳 以 上 (b) (a)/総 数 若年層比率 (b)/総 数 高齢者比率 人 39,057 昭 和 40 年 実数 増減率 人 % 36,423 △ 6.7 12,823 10,212 △ 20.4 7,827 △ 23.5 6,589 △ 15.8 6,108 △ 7.3 23,514 23,331 △ 0.8 22,962 △ 1.6 22,213 △ 3.3 21,740 △ 2.1 8,701 7,548 △ 13.3 7,260 △ 3.8 6,834 △ 5.9 6,205 △ 9.2 2,720 % 22.3 % 7.0 2,880 % 20.7 % 7.9 5.9 3,341 % 21.3 % 9.9 16.0 3,868 % 20.9 % 11.8 15.8 4,476 % 19.2 % 13.8 15.7 昭 和 60 年 実数 増減率 人 % 32,204 △ 0.4 ― ― 平成 2 年 実数 増減率 人 % 31,589 △ 1.9 昭 和 45 年 実数 増減率 人 % 34,130 △ 6.3 ― ― 平成 7 年 実数 増減率 人 % 30,506 △ 3.4 昭 和 50 年 実数 増減率 人 % 32,670 △ 4.3 ― ― 平 成 12 年 実数 増減率 人 % 29,586 △ 3.0 昭 和 55 年 実数 増減率 人 % 32,324 △ 1.1 ― ― 平 成 17 年 実数 増減率 人 % 28,192 △ 4.7 6,162 0.9 5,776 △ 6.3 5,027 △ 13.0 4,341 △ 13.6 3,702 △ 14.7 20,910 △ 3.8 19,916 △ 4.8 18,404 △ 7.6 17,040 △ 7.4 16,078 △ 5.6 5,169 △ 16.7 4,581 △ 11.4 4,295 △ 6.2 4,212 △ 1.9 3,974 △ 5.7 5,132 % 16.1 % 15.9 14.7 5,897 % 14.5 % 18.7 14.9 7,075 % 14.1 % 23.2 20.0 8,205 % 14.2 % 27.7 16.0 8,412 % 14.1 % 29.8 2.5 ― ― ― ― - 8 - ― ― ― ― ― ― 表 1― 1(2) 人口の推移(住民基本台帳) 平 成 12 年 3 月 31 日 平 成 17 年 3 月 31 日 平 成 21 年 3 月 31 日 区分 実数 総数 男 女 構成比 人 29,586 人 14,252 人 15,334 実数 構成比 人 28,192 人 13,471 人 14,721 % 48.2 % 51.8 増減率 実数 % 人 27,822 人 13,480 人 14,342 △ 4.7 % % 47.8 △ 5.5 % % 52.2 構成比 △ 4.0 増減率 % △ 1.3 % % 48.5 0.1 % 51.5 % △ 2.6 ② 産 業 構 造 と就 業 人 口 市 全 体 の 就 業 人 口 は 昭 和 35 年 か ら 平 成 17 年 ま で の 45 年 間 に 5,158 人 (26.2% )の 減 少 と な っ て い る 。産 業 別 人 口 を み る と 、第 1 次 産 業 で は 近 年 の 農 業 情 勢 を 反 映 し 、 45 年 間 に 10,095 人 (80.1% )の 減 少 、 第 2 次 産 業 で は 2,823 人 (202.8% )の 増 加 、 第 3 次 産 業 で は 2,102 人 (148.8% )の 増 加 と な っ て い る 。 第 1 次 産 業 の ほ と ん ど が 農 業 で あ り 、 99.4% を 占 め る 。 第 2 次 産 業 は 、 製 造 業 が 72.5% 、 建 設 業 が 27.4% を 占 め 、 第 3 次 産 業 は 、 サ ー ビ ス 業 が 18.0% 、 卸 小 売 業 が 27.8% の 割 合 と な っ て い る 。 表 1- 1(3) 区 分 産業別人口の動向(国勢調査) 昭 和 35 年 実数 総 数 第一次産業 就業人口比率 第二次産業 就業人口比率 第三次産業 就業人口比率 実数 % 昭 和 55 年 増減率 実数 % 増減率 人 18,355 △ 1.0 人 17,373 △ 7.5 人 17,839 % 2.7 % 64.1 % 62.3 ― % 54.2 ― % 47.4 ― % 35.1 ― % 14.0 % 14.2 ― % 17.8 ― % 22.8 ― % 30.9 ― % 21.9 % 23.5 ― % 28.0 ― % 29.7 ― % 33.9 ― 昭 和 60 年 実数 数 % 昭 和 50 年 増減率 △ 5.5 第三次産業 就業人口比率 総 実数 人 18,580 第二次産業 就業人口比率 分 昭 和 45 年 増減率 人 19,653 第一次産業 就業人口比率 区 昭 和 40 年 実数 平成 2 年 増減率 実数 平成 7 年 増減率 % 実数 平 成 12 年 増減率 % 実数 平 成 17 年 増減率 % 実数 増減率 % 人 17,856 % 0.1 人 16,991 △ 4.8 人 16,240 △ 4.4 人 15,655 △ 3.6 人 14,495 △ 7.4 % 30.7 ― % 23.8 ― % 19.9 ― % 18.4 ― % 17.3 ― % 36.0 ― % 40.0 ― % 41.3 ― % 40.9 ― % 38.4 ― % 33.3 ― % 35.9 ― % 38.7 ― % 40.7 ― % 44.2 ― - 9 - ③各 産 業 別 の現 状 と今 後 の動 向 [ 農業 ] 村 山 市 の 農 家 数 の 推 移 を み る と 、 全 体 数 は 減 少 し て お り 、 昭 和 53 年 の 21,643 人 か ら 平 成 17 年 で は 13,434 人 と な っ て い る 。 専 業 農 家 は 平 成 2 年 256 戸 で あ っ た が 平 成 17 年 384 戸 と 増 加 の 傾 向 に あ り 、第 1 種 兼 業 農 家 は 平 成 2 年 665 戸 で あ っ た が 平 成 17 年 422 戸 と 減 少 の 傾 向 に あ る 。積 極 的 に 農 業 に 取 り 組 む 後 継 者 が 少 し ず つ で は あ る が 増加している反面、多くの農業後継者が第 2 次、第 3 次産業へ流出し続けているた めであり、耕地の貸借傾向も強まってきている。田が経営耕地の 7 割を占め、次いで 畑 、樹 園 地 の 順 に な っ て い る 。ま た 、畑 の 面 積 の 増 加 に 伴 い 、樹 園 地 の 減 少 が み ら れ る 。 米が農業粗生産額の 4 割近くを占めている。次いで、果実、野菜、畜産の順になってい る。農家人口は総人口の約 5 割を占めている。 [ 工業 ] 村 山 市 の 事 業 所 数 は 昭 和 56 年 、 従 業 者 数 は 平 成 3 年 を ピ ー ク に 減 少 傾 向 に 転 じ て い る 。 工 業 出 荷 額 は 、 平 成 3 年 を ピ ー ク に 減 少 傾 向 に あ り 、 平 成 14 年 に は 最 も 低 く な っ た が 、 平 成 15 年 以 降 は 増 加 に 転 じ て い る 。 河 島 工 業 団 地 の 製 造 品 出 荷 額 等 は 減 少 傾 向 にあるが、金谷工業団地は増加傾向にある。 工 場 数( 従 業 員 4 人 以 上 )に つ い て は 、140 社 前 後 で 横 這 い 状 態 で あ っ た が 、平 成 9 年 度 以 降 景 気 低 迷 の 影 響 も あ り 平 成 20 年 度 で は 、 105 社 と な っ て い る 。 従 業 者 数 は 平 成 3 年 の 4,195 人 を ピ ー ク に 減 少 傾 向 に 転 じ 、平 成 20 年 で は 3,320 人 と な っ て いる。 工 業 出 荷 額 に つ い て は 、平 成 4 年 度 以 降 400 億 円 か ら 500 億 円 台 を 推 移 し て き た 。 今後は、本市の重要課題でもある雇用の場の創出を図るため、得意分野を生かし ながら、緊急の雇用対策を講じると同時に、雇用の受け皿となる地域資源を生かし た産業の振興を図る。 [ 商業 ] 村 山 市 の 商 店 数 は 、 昭 和 41 年 の 663 店 を 境 に 大 幅 な 減 少 傾 向 に あ る 。 平 成 21 年 現在では 352 店となっている。従業者数は、商店数の減少に伴って、減少している。 商品販売額は平成 9 年をピークに、減少に転じている。 本市においても、消費者のニーズは都市部の住民と変わりはなく、今後、商店の 個性化や新たな特産品の開発、また交流人口の拡大を目指す本市にとって、市外か らも積極的に誘客を図る。 - 10 - [ 観光 ] 本 市 の 観 光 は 、 全 国 有 数 の 東 沢 バ ラ 公 園 の 年 間 観 光 客 は 約 32 万 人 ( 平 成 21 年 ) で 、 む ら や ま 徳 内 ま つ り の 観 光 客 数 は 約 25 万 人 ( 平 成 21 年 ) と な っ て い る 。 多 目 的 温 泉 保 養館クアハウス碁点が最上川三難所の一つである碁点にあり、周辺にはテニスコートや 遊歩道が整備されている。全国的に有名である元祖最上川三難所そば街道があり、街道 沿 い の そ ば 畑 に は 、季 節 に な る と 白 い 花 が 咲 き 、板 そ ば ま つ り に は 約 3.6 万 人( 平 成 21 年 ) の 観 光 客 が 集 ま る な ど 、 市 内 に は 、 豊 富 な 観 光 資 源 が あ る 。 年 間 観 光 客 数 は 178 万 人となっている。 今後はさらなる交流人口の拡大をめざし、新たなイベントの開催等ソフト面での 充実を図っていかなければならない。また、観光の目玉となる新商品を開発し、地域 ブランドとして売り出したり、碁点温泉については、健康づくり・保養メニューによる 宿泊・観光コーディネートの実施や、地域資源を活かした健康食(食品開発含み)の提 供などを行い雇用確保に取り組む必要がある。 - 11 - (3)行財政の状況 ア.行政の状況 行政機構図 (平成22年4月1日現在) 総 務 課 企画財 政課 市長 市 税 保 民 務 健 課 課 課 農 林 課 副市長 ふるさといきものふれあいの里 商工文化観光課 建 設 課 環 境 課 福祉事 務所 消防本部 市 議 会 会 水 総 消 計 道 務 防 課 課 課 署 事 務 局 学校教 育課 教 育 委 員 会 事 務 局 生涯学習課 選挙管理委員会 監 査 委 員 農 業 委 員 会 庶務係・秘書係・職員係・広報広聴係 情報危機管理係 財政係・管財係・企画係・統計調査係 甑 葉 プ ラ ザ 業務係 にぎわい創造係 市 民 セ ン タ ー 市民係・安全係・国民年金係 住民税係・資産税係・納税係 保健係・国保医療係・健康指導係 保 健 セ ン タ ー 業務係 管理係・農業振興係・農村林務係 農村環境改善センター 業務係 事 務 局 事 務 局 事 務 局 ― 12 ― 観光交流係・文化係・商工労政係 東沢公園管理事務所 業務係 業務係 市 民 会 館 最上徳内記念館 業務係 森と水の文化館 業務係 農村文化保存伝承館 ふるさとふれあい学習館 管理係・維持係・工事係・都市計画係・用地係 建築係 庶務係・下水道係・環境係 庶務係・児童福祉係・生活福祉係・介護保険係 地域福祉係 保育園・児童センター・児童館 業務係 いきいき元気館 審査係・出納係 業務係・工務係 庶務係・予防係・保安係・警防係 第一隊・第二隊 大久保出張所 庶務係・議事調査係 庶務係・施設係・学事係・指導係 小学校・中学校 生涯学習係・スポーツ振興係 公 民 館 青 少 年 ホ ー ム 業務係 図 書 館 業務係 体 育 館 選挙係 庶務係 農地農政係 <行政> 本 市 は 昭 和 29 年 11 月 に 楯 岡 町 と 西 郷 村 、 大 倉 村 、 大 久 保 村 、 冨 本 村 、 戸 沢 村 の 1 町 5 村 が 合 併 し て 新 し い 村 山 市 が 誕 生 し 、 同 年 12 月 に 袖 崎 村 、 同 30 年 1 月 に大高根村が合併、同年 4 月には袖崎地域のうち中五十沢・横内の両地区が尾花 沢 市 に 分 か れ 、10 月 に は 大 石 田 町 か ら 新 田・西 山 地 区 が 編 入 さ れ た 。昭 和 38 年 8 月には大久保の荒小屋地区が河北町に分布され現在に至っている。 本市の抱える課題は、生活環境の向上、少子高齢社会への対応、地域産業の振 興,教育振興など各方面にわたっている。 本 市 の 人 口 は 、合 併 し た 当 時 は 4 万 2 千 人 を 超 え て い た が 、平 成 12 年 の 国 勢 調 査 で 、3 万 人 を 割 り 込 み 、現 在 は 、2 万 8 千 人 弱 の 人 口 ま で に 減 少 を 続 け て い る 。 本市において人口減少、少子高齢化の進行の度合いが激しく、このことは地域の コミュニティの機能を著しく低下する原因にもなっている。 人口減少に歯止めをかけるため定住対策に力を入れると同時に交流人口の拡大 による地域の活性化について、これまでにも増して目を向けなければならない。 平 成 22 年 に 図 書 館 を 中 核 機 能 と し た 総 合 文 化 複 合 施 設「 甑 葉 プ ラ ザ 」が オ ー プ ンした。この施設を活用して中心市街地の活性化や市民活動の活性化が急務とさ れている。また、市民の交流や学習活動などの拠点施設として活用し、市全域の 賑わいへとつなげていかなければならない。 地球温暖化対策をはじめ、環境問題に対する市民の関心は高い。また、この対 策を怠ると人類の存続自体にも影響を及ぼしかねない問題である。市としてはこ れまで平成20年3月に環境基本計画を策定し、公用車に電気自動車を導入した り、市の施設にグリーン電力を利用するなどの施策を行ってきたが、引き続き地 域から早急で継続した対応策を講じる必要がある。 また、財政状況等を勘案すると、行政の市民サービス水準の低下、あるいは受 益者負担の増加は免れないことから、市民と行政とがいっしょになってまちづく り を 行 う「 協 働 の ま ち づ く り 」に よ っ て 、市 政 を 運 営 し て い く こ と が 必 要 で あ る 。 これからの地域づくりのあり方として、これまで以上に、市民活動や地域のコミュニ ティ、さらには地域での支え合いを重要視すべきである。 - 13 - イ. 財 政 の 状 況 表 1― 2(1) 市 町 村 の 財 政 状 況 (単 位 : 千 円 ) 区 分 平 成 12 年 度 平 成 17 年 度 平 成 20 年 度 歳入総額 A 一般財源 国庫支出金 都道府県支出金 地方債 うち過疎債 その他 歳出総額 B 義務的経費 投資的経費 うち普通建設事業 その他 過疎対策事業費 歳 入 歳 出 差 引 額 C (A-B) 翌年度へ繰り越すべき財源D 実質収支 C―D 13,257,394 9,501,980 769,853 493,578 1,824,600 ― 667,383 12,698,066 5,364,718 3,089,658 3,052,322 4,243,690 ― 559,328 143,993 415,335 11,782,277 8,851,022 704,804 527,796 1,229,000 ― 469,655 11,110,043 5,600,129 1,632,242 1,600,272 3,877,672 ― 672,234 6,980 665,254 11,451,140 8,592,249 969,951 636,142 823,400 ― 429,398 10,910,224 5,632,329 1,679,513 1,679,454 3,598,382 ― 540,916 15,350 525,566 財政力指数 公債費負担比率 実質公債費比率 起債制限比率 経常収支比率 将来負担比率 地方債現在高 0.342 17.1 ― 12.7 83.8 ― 19,198,445 0.348 19.8 ― 11.9 88.6 ― 20,053,776 0.384 21.5 19.3 14.0 93.8 198.9 17,188,660 (注)上記の区分については、地方財政状況調による。 表 1― 2(2) 主要公共施設等の整備状況 市町村道 改良率(%) 舗装率(%) 耕地1ha 当り農道延長(m) 林野1ha 当り林道延長(m) 水道普及率(%) 水洗化率(%) 人口千人当り病院、診療所の 病床数 (床) 昭和 45 年度末 昭和 55 年度末 平成 2 年度末 平成 12 年度末 平成 20 年度末 3.5 2.1 5.8 4.4 77.4 ― 32.8 60.3 13.3 6.4 95.8 ― 56.1 78.8 7.3 8.0 96.5 40.9 66.5 85.5 10.7 9.4 99.3 59.8 71.1 88.3 14.3 10.5 99.6 86.7 2.3 1.2 0.9 0.8 0.3 (注)上記の区分については、公共施設状況調による。 - 14 - <財政> 本 市 の 財 政 力 指 数 は 0.348( 平 成 21 年 度 単 年 度 ) で 、 歳 入 総 額 に 占 め る 市 税 収 入 の 割 合 は 19.8%( 平 成 21 年 度 決 算 )と 低 く 、地 方 交 付 税 、国 ・県 支 出 金 及 び 市 債などに頼らざるを得ない財政状況となっている。 また、山形新幹線延伸関連事業や中学校統合改築事業など大型の事業を継続し て実施してきた結果、市債残高が増大し、毎年度の公債費負担が財政を圧迫して いる。さらに、下水道事業や国保医療事業、介護保険事業などへの繰出金が年々 増加し、財源の確保に苦慮している現状である。 こ の た め 、 平 成 16 年 度 に 「 村 山 市 集 中 改 革 プ ラ ン 」 を 策 定 し 、 歳 入 の 確 保 や 人 件 費 を は じ め と す る 歳 出 の 削 減 、 投 資 事 業 の 重 点 化 を 図 っ て き た 。 ま た 、 平 成 18 年度には「村山市公債費負担適正化計画」を策定し、公債費の縮減にも努めてき た。 しかしながら、長引く景気悪化の影響で市税収入等がさらに減少し、経常収支 比 率 が 90% を 超 え る な ど 、 財 政 の 硬 直 化 が 深 刻 な 課 題 と な っ て い る 。 今 後 は 、 平 成 21 年 度 に 策 定 し た 「 第 2 次 集 中 改 革 プ ラ ン 」 に 沿 っ て 徹 底 し た 行 財政改革を進めるとともに、少子化対策の推進等による定住促進や産業の振興に よる経済の活性化を図りながら、自主財源の確保に努めていくこととしている。 ウ. 施設整備水準等の状況 ① 交通通信施設 <道 路 > 本 市 に お け る 道 路 網 は 、 市 の 東 部 を 国 道 13 号 線 が 南 北 に 走 り 、 そ れ に 沿 う よ う に 奥 羽 本 線 が 走 っ て い る 。 ま た 、 市 の 西 部 を 国 道 347 号 が 最 上 川 に 沿 っ て 南 北 に 走 っ て い る 。 本 市 の 道 路 は 、 国 道 24,402m 、 県 道 66,355m 、 市 道 309,308m と な っ て い る 。本 市 の 道 路 の 舗 装 率 は 88.8% で あ り 、そ れ ぞ れ の 舗 装 率 は 国 道 100% 、 県 道 95.1% 、 市 道 は 88.3% と な っ て い る 。 今後は東北中央自動車道の整備にあわせたインターチェンジや周辺整備など、 利便性が向上しつつある。 <交 通 機 関 > 山形交通の路線バスが不採算により撤退し、代わりに大高根、西郷、戸沢、冨 本の住民が協議会方式でバスの自主運行を行ってきたが赤字額が大きくなり、代 わって市が交通弱者対策として運行を行っている。 公 共 交 通 機 関 の 中 心 は 村 山 駅 で 、 鉄 道 は 、 JR 奥 羽 本 線 が 市 を 南 北 に 通 っ て お り 、 都 市 計 画 区 域 内 に は 村 山 駅 が 、 都 市 計 画 区 域 外 に は 袖 崎 駅 が あ る 。 平 成 11 年 に は 山 形新幹線が整備されている。バスは村山駅前を発着する便を中心に市内の主要な道 - 15 - 路を走っている。 バ ス 路 線 に つ い て は 、新 庄 ~ 尾 花 沢 ~ 仙 台 間 を 結 ぶ 快 速 バ ス 48 ラ イ ナ ー が 運 行 さ れ て い る 。本 市 と 各 市 町 村 を 経 由 し て 山 形 市 ま で を 結 ぶ バ ス が 運 行 さ れ て い る 。 また、各集落を結び交通弱者の移動手段として山形交通の路線バスと市営バス 3 路線が運行されており重要な役割を果たしている。 <通 信 施 設 > 情報通信技術が急速に発達する中、本市においても、市内全域で高速通信 ( ADSL)が 可 能 に な っ た ほ か 、携 帯 電 話 も 全 て の 居 住 地 エ リ ア で 通 信 可 能 に な る など、その利便性を享受できる環境が整いつつある。しかし、光ケーブルに代表 されるような超高速ブロードバンド基盤整備に関しては、市全体における敷設率 が 4 割未満となっているため、市内全域で超高速・大容量のデータを送受信でき る環境の整備が急務となっている。このような情報通信基盤を整備・活用するこ とにより、地理的格差のない教育環境づくり、地域の特産物や観光イベントの情 報発信による産業の活性化、災害時等の緊急情報伝達システムの構築、インター ネット等を利用した行政サービスの提供など、情報通信技術を活かした新たな地 域づくりが可能となることが考えられる。 ② 生活環境施設 <水 道 施 設 > 水道施設の状況は、上水道と 3 つの簡易水道(五十沢、山の内、樽石)で給水 事業を行っている。上水道は昭和 8 年に着工された。給水対象地域は楯岡地域の み で 、そ の 後 、4 回 の 拡 張 事 業 を 行 っ て い る 。現 在 の 普 及 率 は 、上 水 道 、簡 易 水 道 合 計 で 99% と な っ て い る 。 市民に安全でおいしい水を安定的に供給するために老朽化した配水管の布設替 え や 遠 方 監 視( テ レ メ ー タ )の 更 新 、老 朽 送 水 管 耐 震 化 整 備 を 進 め て い る 。ま た 、 簡易水道の上水道化も検討されている。 <下 水 道 施 設 > 本市では、快適な生活環境や良質な水環境づくりを進めるため、公共下水道事 業、農業集落排水事業の集合処理施設と合併処理浄化槽の個別処理施設による生 活排水の処理を進めている。 公共下水道については、市街地やその周辺で生活環境の改善を図る必要がある 区 域 を 対 象 に 整 備 を 進 め 、 昭 和 62 年 度 に 一 部 の 供 用 を 開 始 し て い る 。 一 方 、 農 村 部 に つ い て は 、2 地 区 に お い て 農 業 集 落 排 水 処 理 施 設 を 整 備 し 、合 併 処 理 浄 化 槽 の 設置支援と合わせ生活排水処理の普及拡大を図っている。 生活排水処理施設の整備には、地域特性や住民の意向を考慮し各々の事業の効 率性及び経済性などを踏まえ適正な手法を選択することとしている。 - 16 - そ の 結 果 、 平 成 21 年 度 末 で 生 活 排 水 処 理 施 設 の 普 及 率 は 86.3% と な り 、 県 の 86.5% と 同 程 度 と な っ て い る 。 <し尿 ・ごみ処 理 施 設 > 東根市、天童市、河北町との一部事務組合である共立衛生処理組合が、し尿と ごみの処理事業を行っている。処理施設は、東根市野田と河北町谷地地区に整備 さ れ て お り 、 昭 和 38 年 に ご み 処 理 施 設 及 び し 尿 処 理 施 設 を 竣 工 。 以 降 、 ご み 焼 却 処 理 施 設 、 粗 大 ご み 処 理 施 設 、 最 終 処 分 場 の 整 備 を 行 い 、 平 成 22 年 に は リ サ イ ク ルセンターが竣工し、環境に配慮した広域的な廃棄物の処理にあたっている。 今後、ゴミ焼却施設の改良整備工事、し尿の下水道投入方式への変更に伴う改 造工事、粗大ごみ処理施設の改良整備工事など、施設の老朽化や時代へ対応する ための整備を行う必要がある。 <児 童 福 祉 施 設 > 本 市 に お け る 児 童 福 祉 施 設 は 、保 育 園 5 か 所 (市 立 4 か 所 、私 立 1 か 所 、定 員 340 人 )、 市 立 児 童 セ ン タ ー 5 か 所 (入 所 数 178 人 )、 私 立 認 可 外 保 育 施 設 2 か 所 (定 員 40 人 )、私 立 幼 稚 園 2 か 所 (定 員 230 人 )で あ り 、入 所 者 数 も 714 人 で 就 学 前 児 童 の 施 設 入 所 率 は 63% と 高 く 、 時 代 の 変 化 と と も に 多 様 な 保 育 サ ー ビ ス や 子 育 て 支 援 に対するニーズも高まっている。 今後、民間保育園の開設や狭隘で老朽化している既存施設の統合などにより、保 育施設の効率的な運営と機能強化を図っていく必要がある。 <高 齢 者 福 祉 施 設 > 現 在 の 老 人 福 祉 施 設 と し て は 「 養 護 老 人 ホ ー ム 村 山 光 ホ ー ム 」「 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム ふ も と 」「 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム ひ が し ざ わ 」 が あ り 、 介 護 サ ー ビ ス が 、 需 要 に 応 じてバランスよく提供されている。しかし、高齢化の進展に伴い要介護者がさら に増加するものと予測される。加えて少子化、核家族化の進展により、一人暮ら しの高齢者や高齢者のみの世帯の増加に伴い、より一層施設サービスの需要が高 まるものと見込まれることから、今後計画的に介護老人福祉施設(特別養護老人 ホーム)や介護老人保健施設、グループホームなどの施設を整備していく必要が ある。 <医 療 機 関 > 本 市 の 医 療 機 関 は 、 一 般 開 業 医 15、 歯 科 医 10、 休 日 診 療 所 が 1 つ あ り 、 病 床 数 は 8 床となっている。また、三市一町で運営されている北村山公立病院があり、 病 床 数 は 360 床 と な っ て い る 。人 口 の 割 に は 医 療 機 関 が 充 実 し て い る 。泌 尿 器 科 、 産婦人科などの専門科医がなく、近隣市町および山形圏域への依存度が高い状況 にある。 - 17 - <消 防 施 設 > 村山市消防本部は昭和30年に発足し常備消防体制が確立された。昭和51年 から現庁舎に移り、現在職員数43名で消防業務にあたっている。複雑多様化す る災害に備えるべく、消防施設整備計画に基づき消防ポンプ車、高規格救急車、 救助工作車、指揮車等の配備を図っている。 また、各地域の消火栓や防火水槽等の消防水利も年次計画に基づき、新設及び 修繕を行っている。中でも防災拠点となる消防庁舎の耐震化が急務であり、早急 な対応が求められている。 ③ 教育施設 <学 校 施 設 > 本市には、小学校が 8 校、中学校が 2 校あり、ほかに県立楯岡高等学校、県立 村山農業高等学校がある。近年の少子化に伴う高校再編により県立楯岡高等学校 は廃校、県立村山農業高等学校は村山産業高校(仮称)として新しく生まれ変わ る予定である。 小中学校については、耐震化改修工事が必要である。また、学校のプールも古 くなり改修が必要なところも出てきているので計画的に改修していく必要がある。 <社会教育施設> 平 成 19 年 に 廃 校 に な っ た 旧 山 の 内 小 学 校 の 校 舎 を 利 用 し 自 然 体 験 交 流 施 設「 や まばと」がオープンした。多くの方から利用されており、今後さらなる利用拡大 が 期 待 さ れ て い る 。 ま た 、 平 成 22 年 に 総 合 文 化 複 合 施 設 「 甑 葉 プ ラ ザ 」 が オ ー プ ン し た 。「 甑 葉 プ ラ ザ 」 に は 村 山 市 立 図 書 館 が 併 設 さ れ て お り 、 生 涯 学 習 活 動 の 新 たな拠点として様々な催し物や各種団体による学習活動が行われている。 文化発信の拠点として長年多くの市民に利用されてきた村山市民会館であるが 老朽化のため改修が必要になっている。 社会体育施設としては、市民体育館を始め各施設の老朽化が進んでおり各所で 改修が必要となっている。 各地区の集落公民館については、地域コミュニティの場として利活用が図られ ているが、老朽化が進んでいるため、整備していく必要がある。 - 18 - (4)自 立 促 進 の 基 本 方 針 本市の人口は、合併した当時は4万2千人を超えていたが、平成12年の国勢調 査で、3万人を割り込み、現在は、2万8千人弱の人口までに減少を続けている。 日本全体が人口減少社会にあるとはいうものの、地域社会の基盤維持、行政サービ スの安定的供給のためにも若年層の定住対策と交流人口の拡大が必要である。 ライフスタイル・ライフコースの多様化によって、未婚化・晩婚化が進み、少子 化が進行しているが、子育てしやすい環境づくりをして、少しでも少子化に歯止め をかけなければならない。 衛生環境や食生活環境の向上などにより、国民全体の寿命が延びている。本市で は、少子化と同時に高齢化も進展している。長寿は、人生にとって幸せなことであ り、村山市で元気で長生きできる環境をより充実させていく。 産業の分野においても少子高齢化や過疎化が進み、特に第一次産業については、 高齢化と後継者不足、米価の下落等により農業の衰退や田畑の荒廃が懸念されてい る。商業においては、郊外への大規模ショッピングセンターなどの出店により、商 店街の閉店が続いている。また、長引く不況により小規模の下請け関連企業が多い 製造業や土木建築業の第二次産業は、急速に冷え込み、雇用調整や操業調整等を行 われるなど、雇用環境は更に厳しさを増している。今後、当市の得意分野を生かし ながら、緊急の雇用対策を講じると同時に、雇用の受け皿となる地域資源を生かし た産業の振興を図ることが重要である。 本市では、地域再生計画「村山市ばらエティ豊かなまちづくり雇用創出プラン」 を 策 定 し 、 平 成 22 年 6 月 に 認 定 を 受 け た 。 こ の 計 画 を も と に 、「 村 山 市 地 域 雇 用 創 造協議会」を中心として、経済活動の主体となる人材を育成するとともに、本市が 誇る食材や地域資源を活用し、農商工の連携によるブランド創設等を行い、新たな ビジネスの創出につなげていくこととしている。 ま た 、 市 街 地 の 活 性 化 を 目 的 と し て 平 成 22年 度 に 図 書 館 を 中 核 と し た 総 合 文 化 複 合施設「甑葉プラザ」がオープンした。この施設を起爆剤として、市街地の活性化 とともに、都市としての魅力づくりに結び付けなければならない。そのために、適 切な運営方法や活用方法を十分に検討し実行に移していく。 さ ら に は 、国 道 13 号 で 、最 も J R の 駅 と 接 近 し て お り 、交 通 の 利 便 性 に 優 れ て い る「駅西エリア」の開発や東北中央自動車道の整備に合わせたインターチェンジや 周辺整備、そして高速道路の利活用による地域活性化も重要な課題となっている。 地域コミュニティ(地域社会)は地域づくりの原点であり、地域が生き生きとし て い る こ と は 、本 市 が 生 き 生 き し て い る こ と に つ な が る 。平 成 22 年 に 市 内 全 地 域 で - 19 - 「地域計画」が完成した。この「地域計画」は、地域住民と行政が一体となりつく りあげたもので、この計画に基づいて地域主体のまちづくり・地域づくり活動が進 展することが期待されている。 明るく活力ある地域を作るにはさまざまな「交流」を活性化していくことが必要 で あ る 。地 域 の 力 に 着 目 し 、市 民 そ れ ぞ れ が 、地 域 内 で 交 流 し 、ま た 、子 供 か ら お 年 寄 り ま で 、世 代 を 超 え 、お 互 い に 交 流 し 合 う こ と が 大 切 で あ る 。ま た 、地 域 間 、都 市 間 の 交 流 を 促 進 し 、「 出 会 い 」を 大 切 に し 、さ ら な る 地 域 活 性 化 に つ な げ て い か な け ればならない。 一方、それぞれの自治体の規模が縮小する中、行政組織が、より効果的で能率的 に運営できるようにするため、広域化、広域連携などを積極的に行っていくことが 求められている。現在は、消防組織の広域化などが検討されているが、ほかの分野 での行政のよりよい広域連携の在り方などについても検討していく必要がある。 本市は、特別豪雪地帯対策特別措置法で指定される豪雪地帯であるとともに、雪 と共生しながら安心して生活できるまちにしていかなければならない。ち密な除排 雪、新しい除排雪技術の導入なども行っていく。克雪利雪といった、雪を逆手に取 る取り組みも期待されている。 本市には観光に活かすことができる地域資源が数多くある。特に、県内でも有数 の 祭 に 成 長 し た 「 む ら や ま 徳 内 ま つ り 」、 日 本 有 数 の 「 東 沢 バ ラ 公 園 」、 全 国 に 先 駆 けて「そば街道」を設定した「最上川三難所そば街道」など、全国に誇れる地域資 源がある。これらを「観光まちづくり」にいかに結びつけることができるか、そし て産業としての観光に結びつけていかなければならない。 ( 5) 計 画 期 間 計 画 期 間 は 、 平 成 22 年 4 月 1 日 か ら 平 成 28 年 3 月 31 日 ま で の 6 ヵ 年 間 と す る 。 - 20 - 2.産業の振興 (1)現 況 と問 題 点 ①農 業 本 市 の 農 業 は 、水 稲 を 中 心 と し て 果 樹 、野 菜 、畜 産 等 を 組 み 合 わ せ た 複 合 経 営 を 主 体 に 営 ま れ て き た 。そ の 結 果 、良 質 米 、お い し い さ く ら ん ぼ な ど 多 品 目 で 高 品 質 な 農 産物を生産してきた。 食 の 安 全 が 問 わ れ る 中 、国 の 食 糧 自 給 を 支 え る 地 域 と し て 、自 給 率 の 向 上 も 踏 ま え 、 何 よ り 農 業 従 事 者 が 、自 信 と 益 々 の や る 気 を も っ て 農 業 に 従 事 で き る よ う な 環 境 づ く りを推進していかなければならない。 農業の振興を図るために、農業基盤整備、農村環境整備等の条件整備を行なうと ともに、農産物の販売促進、地産地消の推進及び新たな産物の創出に取り組まねば ならない。 ますます厳 しくなる産 地 間 競 争 など農 業 を取 り巻 く環 境 が変 化 している中 で、兼 業 化 の進 展 、労 働 力 の高 齢 化 、後 継 者 ・農 業 担 い手 不 足 の急 速 な進 展 など、地 域 の営 農 環 境 は厳 し さを増 している。近 年 は、消 費 者 ニーズの高 まりから、おいしいだけでなく、安 全 で安 心 して食 べられる食 品 への関 心 や環 境 にやさしい生 産 方 式 が求 められている。今 後 も継 続 した生 産 活 動 を維 持 ・発 展 させていくために、担 い手 や農 業 後 継 者 の育 成 と確 保 、地 域 農 業 経 営 の推 進 体 制 をいかに進 めていくかが課 題 となっている。 また、伝 統 があり、数 多 くの人 材 を輩 出 している県 内 でも有 数 の農 業 高 校 がここ村 山 市 に あり、このメリットを生 かし、連 携 を密 にするなど、いかに後 継 者 育 成 につなげていくかも課 題 と なっている。 畜 産 に つ い て は 、食 品 の 安 全・安 心 に 対 す る 消 費 者 の 関 心 が か つ て な い ほ ど 高 ま っ て お り 、消 費 者 へ の 的 確 な 情 報 提 供 、生 産・加 工・流 通 の 各 段 階 に お け る リ ス ク 管 理 の 徹 底 等 に よ り 、消 費 者 の 求 め る 安 全 な 畜 産 物 を 生 産・供 給 す る こ と が 求 め ら れ て い る。 ②林 業 本 市 の 林 業 は 就 業 者 の 高 齢 化 や 担 い 手 が 不 足 し て い る こ と か ら ,価 値 あ る 森 林 づ く りのための早急な対策が必要となってきている。 森林は,林産物を生産する場としての役割だけではなく,国土保全,水資源の涵 養,健康・休養の場など多面的な機能を有していることから,近年の国民の環境保 全に対する関心の高まりに応えるような森林整備が必要となってきている。 適切な間伐をはじめとした森林整備の促進や林業の担い手確保など森林経営体制 - 21 - の強化を図ると共に,地元木材の利活用の積極的な促進など総合的な対策を講じて いく必要がある。 ③工 業 本市の工業は、地場企業や工業団地立地企業により支えられてきた。しかし、長 引く景気低迷の中で、出荷額、賃金、福利厚生面などで低い水準となっており、異 業種交流や地域経済研修など交流・研修の機会を設け,側面から支援していく体制 づくりを進めていく必要がある。 地域経済の活性化や定住促進、雇用の拡大を図るためには,新たな雇用の場の確 保対策を講じていく必要があり,その手段として,優良な企業の誘致活動の展開を 進める一方,新たな起業を促進することが必要である。また、地場産業を育成する ことにより、新規学卒者等の地元就職が可能になり、貴重な人材の流出歯止めをか けることが必要である。 本市では独創的で将来性のある新製品や新商品を開発しようとする事業者を支援 す る「 徳 内 も の づ く り 支 援 事 業 」や 製 造 業 の 新 た な 設 備 投 資 に 対 す る 支 援 を 行 う「 い きいき企業支援事業」を実施している。 ④商 業 市民の生活行動圏の拡大に伴い、市民の消費行動も近隣の商業集積地への依存度 が高まり、地元の商店、商店街での消費行動が低迷・減少している。また、小売店 においても経営者の高齢化や後継者不足など,数多くの課題を抱えている現状であ る。 食料品、日用品、雑貨など日常生活必需品をはじめ、専門店などの商店は、都市 機能の重要な役割を担っており、この衰退は、都市としての機能を弱らせることに つながる。住民が利用しやすい商店・商店街の環境整備を進め、これら活動をリー ドしていく人材育成,協力体制の構築を進めていく必要がある。 ⑤観 光 本 市 は 、 魅 力 的 な 地 域 資 源 を 多 く 有 し て い る 。「 む ら や ま 徳 内 ま つ り 」 は 、 毎 年 8 月に開催される山形県を代表するまつりとなっているだけでなく、8つの地域が総 出で取り組んでおり、まちづくりの面でも有意義な効果を発揮している。今後この まつりをどう振興発展させていくか、あるいは参加者や観光客数の増加へどう結び 付けるかなどが課題となっている。 他にも市内には観光に活かすことができる地域資源が数多くある。特に、日本有 数 の 「 東 沢 バ ラ 公 園 」、 全 国 に 先 駆 け て 「 そ ば 街 道 」 を 設 定 し た 「 最 上 川 三 難 所 そ ば 街道」など、全国に誇れる地域資源がある。これらを「観光まちづくり」にいかに 結びつけることができるか、そして産業としての観光にどう結びつけられるかが課 - 22 - 題となっている。 全国各地からの観光客の誘致も必要だが、特に、来客数の多い、あるいはリピー ターとして来てくれる可能性の高い、100万都市である仙台圏域からの観光客を ターゲットにした具体的な取組みやより魅力的な観光誘致策が求められている。 (2)その対 策 ①農 業 ○農 業 基 盤 の 整 備 を 推 進 す る 。 ○有 機 栽 培 や減 農 薬 による農 業 生 産 の推 進 を図 る。 ○生 産 に関 わる安 全 対 策 と情 報 の提 供 を行 い消 費 者 に安 全 で安 心 な農 産 物 の提 供 に努 める。 ○地 産 地 消 のより一 層 の推 進 を図 る。 ○村 山 産 農 産 物 のブランド化 を推 進 し提 供 機 会 の拡 大 を図 る。 ○新 規 就 農 者 や担 い手 の育 成 と確 保 、その支 援 体 制 の強 化 を図 る。 ○地 元 農 業 高 校 と の 連 携 に よ る 後 継 者 育 成 を 図 る。 ○生 産 の組 織 化 、経 営 の共 同 化 などの地 域 全 体 での営 農 体 制 の推 進 を図 る。 ○耕作放棄地対策の推進を図る。 ②林 業 ○森林の育成と保全を図る。 ③工 業 ○新たな産業の創出、企業誘致、新規企業の育成、魅力ある産業の振興を図る。 ○技術開発・新製品開発の支援を行う。 ○販路開拓の支援を行う。 ○経営改善支援と就労環境の向上を図る。 ○産業間の連携強化を図る。 ○雇用対策の推進を図る。 ○既存企業に対する支援体制の強化・充実を図る。 ④商 業 ○魅力的な商店街の形成を図る。 ○地域に根ざした地域密着型の経営につながる商業環境づくりと商業の活性化を 図る。 ○経営者の育成や後継者不足が解消できるような支援策の展開を図る。 ○特色ある店づくりを推進し観光客を対象とした商業の展開を図る。 ○地場企業の育成支援を行う。 - 23 - ⑤観 光 ○リピーター獲得のための通年型観光を確立する。 (年間を通じてのイベントの実 施) ○広域観光、人的ネットワーク化と着地型観光、体験型観光を推進する。 ○村山らしさが得られる魅力ある観光づくり、特産品開発と情報発信を行う。 ○「村山市観光振興計画」に基づく施策を展開する。 ○観光ルートの設定、観光ネットワークの構築を図る。 (3)事 業 計 画 本計画において、産業の振興については、次のように定める。 - 24 - 事業計画(平成22年度~27年度) 事業名 自立促進 施策区分 1 産業の振興 事業内容 (施設名) (1) 基盤整備 農業 林業 (8) 事業主体 滝ノ沢地区農村災害対策事業 県 西郷名取地区県営経営体育成基盤整備事業負担金 県 新西地区県営経営体育成基盤整備事業負担金 県 長島地区県営経営体育成基盤整備事業負担金 県 活力ある園芸産地創出支援事業 市 袖崎地区基幹水利施設ストックマネジメント事業負担金 県 県営土地改良事業負担金(千座川地区基幹水利施設ストッ クマネジメント事業) 県 県営土地改良事業負担金(袖崎地区地域ため池総合整備事 業) 県 楯岡地区県営地域水田農業支援緊急整備事業負担金 県 北村地区県営河川工作物等応急対策事業負担金 県 駅西地区暗渠排水事業 市 松くい虫防除対策事業 市 森林整備促進・林業等再生事業 市 観光又はレク 余暇開発施設整備事業 リエーション 市 道の駅むらやま整備事業 市 東沢公園整備事業 市 過疎地域自 (9) 立促進特別 認定農業者支援事業 事業 市21世紀農業担い手育成事業 - 25 - 市 市 備考 事業計画(平成22年度~27年度) 自立促進 施策区分 事業名 事業内容 (施設名) 遊休農地対策事業 事業主体 市 徳内ものづくり支援事業補助金 法人等 いきいき企業支援事業補助金 法人 企業立地補助金 法人 中小企業振興資金(徳内資金)融資事業 商店街活性化事業負担金 - 26 - 法人等 団体 備考 3 . 交通通信体系の整備、情報化及び地域間交流の促進 (1)現 況 と問 題 点 ①道 路 道路は「まちの血管」といわれるように、社会生活を営む上において最も基本的 なインフラ(生産・生活・産業の基盤となる構造物)である。さらなる広域基幹道 路等の交流基盤の整備もさることながら、市内東西を結ぶ道路の整備充実が求めら れている。新たな道路網の整備とともに、すでに整備した道路や橋りょう等の安全 を守るために、維持補修を行うことも必要とされている。 広 域 的 視 点 に 立 っ た 市 道 の 整 備 を 計 画 的 に 進 め な け れ ば な ら な い 。そ れ に よ っ て 、 拠点工業地域、観光地、市街地、各集落等を結び、市全域が高速交通時代の便益が 享受できるような交通ネットワークの形成を図っていかなければならない。また、 農林道についても、複雑化する産業構造の中、農林業を支える基盤づくりとして、 整備を進めていかなければならない。 村山市内を通る高速道路は、新直轄方式で計画路線になっているものの、予定地 の 地 盤 の 関 係 で 、 整 備 が 遅 れ て い る の が 現 状 で あ る 。「 東 北 中 央 自 動 車 道 」 の 村 山 市 区間の早期の整備が望まれている。また、高速道路開通後をイメージした、高速交 通網を活用した地域活性化策も課題である。 豪 雪 地 帯 で あ る 本 市 に と っ て 、降 雪 期 の 交 通 の 確 保 は 重 要 な 課 題 で あ る 。今 後 は 、 機械除雪を主力に除雪体制を充実していかねばならないが、さらに効率的かつ経済 的に除雪を行うため、行政と市民の協働による除雪体制の確立が求められている。 橋 り ょ う に つ い て は 、 130箇 所 ( 市 道 ) の 永 久 橋 が あ り 、 老 朽 化 が 進 ん だ も の や 狭 隘なものもあるため、道路整備に併せた年次的整備が必要である。 ②農 道 本 市 農 道 は 、水 稲 を は じ め 、果 樹・畜 産 な ど 農 産 物 の 流 通 の 合 理 化 や 農 業 経 営 の 効 率化等に大きく寄与してきている。 中山間地域総合整備事業など国・県事業を有効的に活用しながら、大型機械によ る生産性の向上や作業の効率化、快適な農村環境の整備を図るため、計画的に整備 を進めていく必要がある。 ③林 道 森林は地域資源として林産物の生産だけでなく、水源涵養や環境保全、リラクゼ ーションの場など多面的な機能を有しており、これら機能を有効に発揮させ、活用 する手段としての効果的な林道整備が求められている。 - 27 - ④交通手段の確保 市内には、高齢化の進行に伴う交通弱者対策として、市営バスが運行しており、 買物や通院等に活用されている。身近な交通手段の確保が地域住民、特に高齢者や 園児・児童・生徒等の交通弱者にとって不可欠であることから、今後も効率的で利 便性の高い方策を取り入れながら交通確保対策を推進する必要がある。 し か し 、モ ー タ リ ゼ ー シ ョ ン の 進 展 や 過 疎 化 の 進 行 に よ り 、バ ス の 利 用 者 は 減 少 し て お り 、今 後 に お け る 、交 通 弱 者 対 策 、児 童 生 徒 通 学 手 段 の 確 保 な ど 地 方 交 通 対 策 に 伴う財源の確保が大きな課題となってきている。 ⑤情報化の推進 情 報 化 社 会 の 目 ま ぐ る し い 進 展 の 中 、本 市 に お い て も 、市 内 全 域 で 高 速・大 容 量 通 信 が 可 能 に な っ た ほ か 、携 帯 電 話 の 通 信 エ リ ア も 、市 内 す べ て の 居 住 地 エ リ ア で 通 話 が 可 能 に な る な ど 、そ の 利 便 性 を 享 受 で き る 環 境 が 整 い つ つ あ る 。イ ン タ ー ネ ッ ト や 携 帯 電 話 等 情 報 機 器 を 活 用 し た 情 報 交 流 が 国 内 外 問 わ ず 行 わ れ て き て お り 、住 民 の 価 値 観 も 多 様 化 し て き て い る 。住 み よ い ま ち づ く り を 進 め て い く た め に は 、行 政 情 報 を 含 め た 様 々 な 情 報 提 供 を 行 い な が ら 、地 域 住 民 の 意 見 を 広 く 求 め て い く こ と が 必 要 で あ る 。 反 面 、 市 民 サ ー ビ ス を 基 本 視 点 と し た ICT( 情 報 通 信 技 術 ) の 活 用 方 策 に つ い て 、村 山 市 が 目 指 す 方 向 性 が 示 さ れ て い な い こ と か ら 、市 に お け る 情 報 化 施 策 の 根 幹 となる「情報化推進計画」を策定し、地域情報化を推進する必要がある。 こ の よ う な 状 況 の 中 で 、行 政 内 部 に お い て も 、住 民 情 報 や 産 業 、教 育 、福 祉 、保 健 な ど 様 々 な 分 野 に お い て コ ン ピ ュ ー タ 化 が 進 ん で お り 、よ り 正 確 に 、よ り ス ピ ー デ ィ な 行 政 サ ー ビ ス の 提 供 が 可 能 な 体 制 が 整 っ て き て い る 。今 後 は 、さ ら な る 整 備 促 進 と これらのシステムを効果的に活用していくための内部体制の確立が求められている。 ⑥電気通信施設等情報化のための施設 防災行政無線施設については、災害の未然防止、緊急時における迅速な情報伝達 な ど に 効 果 を 発 揮 す る 施 設 と し て 期 待 さ れ て い る 。し か し 、設 置 か ら 3 0 年 以 上 が 経 ち老朽化が進んでいるため早めの更新が求められている。 ⑦地域間交流の促進 「交流」は地域活性化の第一歩である。住みやすく、明るくそして良好な生活環 境づくりのためには、地域の良さ、地域の力に着目し、市民それぞれが、地域内で 交 流 し 合 う こ と が 必 要 で あ る 。ま た 、総 合 文 化 複 合 施 設「 甑 葉 プ ラ ザ 」を 市 民 交 流 の 拠点施設として活用し、市全域の賑わいへとつなげていかなければならない。 本 市 の 各 地 域 に は 、「 む ら や ま 徳 内 ま つ り 」や「 東 沢 バ ラ ま つ り 」、「 そ ば 花 ま つ り 」な ど 様 々 な イ ベ ン ト が あ り 、地 域 内 外 を 問 わ ず 多 く の 交 流 客 で 賑 わ い を 見 せ て い る 。ま た 、市 内 に は 、東 沢 バ ラ 公 園 や 最 上 川 三 難 所 、碁 点 温 泉 等 の 地 域 資 源 も 充 実 し - 28 - ており、温泉や観光農園などを組み合わせた複合的交流環境も整ってきている。 今 後 は こ の よ う な 施 設 、イ ベ ン ト 、地 域 資 源 等 を 有 機 的 に 結 び 付 け 、個 人 や 団 体 の 交 流 ば か り で は な く 、地 域 間 交 流 へ と 発 展 し て い く こ と が で き る 様 々 な 環 境 を 整 え て おく必要がある。 地域の交流を促進し、地域の交流活動を引っぱっていくリーダーづくりも課題で ある。 (2)そ の 対 策 ①道 路 ○都市交流基盤の整備を行う。 ○市の東西を結ぶ新しい幹線道路の整備を行う。 ○市県道の改良と整備を行う。 ○ 東 北 中 央 自 動 車 道 の 建 設 促 進 と 早 期 開 通 、高 速 交 通 体 系 の 整 備 を 促 進 す る 。 (イ ンターチェンジの適正設置、インターチェンジへの連絡道路整備) ○緊急車両が通行できるよう生活道路の整備を行う。 ○冬期交通確保のため、除雪機械を充実させ克雪体制の強化を図る。 ○橋りょうについては、安全性や緊急性を考慮しながら、計画的に整備する。 ②農 道 ○大型機械化による生産性の向上や作業の効率化、快適な農村環境の整備を図る ため、計画的に整備を進める。 ○農林道の改良整備を行う。 ③林 道 ○森林の適正管理状況を見極め、林業生産基盤を確立していくため、計画的かつ 効果のある林道整備を進める。 ④交通手段の確保 ○公共交通機関の整備を行う。 ○地域公共交通基礎調査を行い、地域住民にとってどのような公共交通が良いの かを検討する。 ⑤情報化の推進 ○光 ファイバー網 の未 開 通 地 域 への整 備 誘 致 など、ICT 活 用 環 境 の整 備 を行 う。 ○インターネット社 会 に対 応 した情 報 化 の推 進 を図 る。 ○行 政 内 部 に お け る 住 民 情 報 や 産 業 、 教 育 、 福 祉 、 保 健 な ど 様 々 な 分 野 に お い て コンピュータ化を図り、より正確に、よりスピーディな行政サービスの提供が 可能な体制を整える。 - 29 - ○ 地 域 住 民 向 け の 情 報 研 修 、講 座 等 を 通 じ 、活 発 な 情 報 交 流 が 進 む 環 境 を 整 え る 。 ⑥電気通信施設等情報化のための施設 ○地域防災体制の確立のため、行政防災無線の更新を行う。 ○防災行政無線施設の維持管理に努める。 ⑦地域間交流の促進 ○地域情報について、パンフレット、ホームページ等で積極的に情報発信するこ とで交流活動のきっかけづくりを図る。 ○ひと・文化・モノが行き交う新たなスタイルの交流(交流連携型地域づくり) を展開すると共にスポーツ・文化・産業等の分野別の広域交流を促進する。 ○総合文化複合施設「甑葉プラザ」を交流の拠点施設として積極的に活用し、市全 域の賑わいへとつなげていく。 ○防災支援の相互協定の締結など自治体間の連携施策の推進を図る。 ○地域の交流活動リーダーの発掘と育成を図る。 (3)事 業 計 画 本計画において、交通通信体系の整備については、次のように定める。 - 30 - 事業計画(平成22年度~27年度) 自立促進 施策区分 交通通信体 系の整備、 2. 情報化及び 地域間交流 の促進 事業名 (施設名) (1) 市町村道 事業内容 特殊改良事業 徳内・シーボルトライン道路改良事業 事業主体 市 道路 特殊改良事業 市道林崎名取線 市 改良・舗装L=400m W=6.0(8.5)m 特殊改良事業 白鳥共栄線 市 改良・舗装L=1,700m W=6.0(8.5)m 楯岡名取線 市 改良・舗装L=300m W=6.0(8.0)m 特殊改良事業 東新町南八号線 市 改良・舗装L=434.6m W=6.0(16.0)m 大槇白鳥線 市 改良・舗装L=300m W=4.0(5.0)m 赤石境ノ目線 市 改良・舗装L=1,960m W=4.0(5.0)m 金谷東浦線 市 改良・舗装L=438m W=5.5(7.0)m 大淀中線 市 改良・舗装L=225m W=5.5(7.0)m 驚滝共栄線 市 改良・舗装L=220m W=4.0(5.0)m 俵町北線 市 改良・舗装L=101m W=4.0(5.0)m 杉島東前田2号線 市 改良・舗装L=220m W=4.0(5.0)m 楯岡中学校東線 市 改良・舗装L=304m W=4.0(5.0)m 葉山中グランド線 市 改良・舗装L=101m W=4.0(5.0)m 新町弓田線 市 改良・舗装L=270m W=4.0(5.0)m 特殊改良事業 楯岡中央駅西線 市 道路新設 L=350m,W=6.0(10.0)[22.0]m 特殊改良事業 楯岡長瀞線 市 道路新設 L=840m,W=6.0(8.5)[12.0]m - 31 - 備考 事業計画(平成22年度~27年度) 自立促進 施策区分 事業名 (施設名) 事業内容 事業主体 特殊改良事業 楯岡中央駅西支線 市 道路新設 L=400m,W=6.0(8.5)m 鶴ケ町西線 市 道路新設 L=300m,W=6.0(8.5)m 防衛施設周辺事業市道大高根演習場線道路整備事業 市 道路改良舗装L=2971m,W=5.5 橋りょう (2) 農道 橋りょう長寿命化事業 市 農道整備事業(長島地区) 市 電気通信施 設等情報化 (5) のための施設 防災施設の充実強化(防災行政無線更新事業) 防災行政用 無線施設 市 消防救急無線デジタル整備 市 その他の情 報化のため 光ファイバー網整備による情報化社会の推進 の施設 (6) 自動車等 市 公用車購入事業 市 過疎地域自 (10) 立促進特別 農道等補修事業 事業 市 (11) その他 生活交通路線バス対策事業 市 公共交通調査検討事業 市 林道維持管理事業 市 甑葉プラザ賑わい創造事業 市 むらやま徳内まつり振興事業 市 交通安全施設整備事業 市 - 32 - 備考 4.生活環境の整備 (1)現 況 と問 題 点 ①水道施設 本 市 の 水 道 は 、 上 水 道 1施 設 、 簡 易 水 道 3施 設 が 整 備 さ れ 、 住 民 の ラ イ フ ラ イ ン を 確 保 し て い る が 、既 設 の 配 水 管 等 の 老 朽 化 が 進 ん で お り 、重 篤 な 漏 水 等 の 恐 れ が あ る 。 そのため、計画的な更新等を行う必要がある。 ま た 、市 内 の 簡 易 水 道 に お い て は 、そ の 水 源 を 山 間 地 の 湧 水 に 委 ね て い る 状 況 に あ り 、水 質 の 悪 化 が 懸 念 さ れ て い る こ と か ら 上 水 道 と の 統 合 を 進 め て い く 。住 民 が 安 心 し て 飲 め る 飲 料 水 が 安 定 し て 確 保 で き る よ う 、関 係 機 関 と 連 携 を 図 り な が ら 取 り 組 ん でいく必要がある。 ②下水処理施設 近年、生活様式の都市化や高度化また産業活動が活発化するなかで、生活排水等 による水質汚濁が大きな社会問題となり、住民の生活環境に対する関心が高まって き て い る 。こ の よ う な 中 、公 共 下 水 道 に つ い て は 、昭 和 62年 度 よ り 一 部 区 域 に お い て 供 用 を 開 始 し て い る が 、計 画 区 域 の 全 面 供 用 開 始 に 向 け 現 在 も 事 業 進 行 中 で あ る 。そ の 他 、合 併 処 理 浄 化 槽 の 設 置 の 促 進 と 農 業 集 落 排 水 事 業 を 実 施 し て い る が 、更 に 環 境 意 識 の 向 上 と と も に 雑 排 水 の 適 正 な 処 理 の た め 、公 共 下 水 道 へ の 接 続 促 進 と 引 き 続 き 合併処理浄化槽の設置支援の取り組みを進めていく必要がある。 ③廃棄・し尿物処理施設 東根市、天童市、河北町との一部事務組合である共立衛生処理組合が、し尿とご みの処理事業を行っている。処理施設は、東根市野田と河北町谷地地区に整備され て お り 、 昭 和 38 年 に ご み 処 理 施 設 及 び し 尿 処 理 施 設 を 竣 工 。 以 降 、 ご み 焼 却 処 理 施 設 、 粗 大 ご み 処 理 施 設 、 最 終 処 分 場 の 整 備 を 行 い 、 平 成 22 年 に は リ サ イ ク ル セ ン タ ーが竣工し、環境に配慮した広域的な廃棄物の処理にあたっている。 今後、ゴミ焼却施設の改良整備工事、し尿の下水道投入方式への変更に伴う改造 工事、粗大ごみ処理施設の改良整備工事など、施設の老朽化や時代へ対応するため の整備を行う必要がある。 ④消防救急施設 本 市 の 消 防 体 制 は 、 常 備 消 防 と 村 山 市 消 防 団 ( 団 員 809名 ) の 非 常 備 消 防 か ら な っ て い る 。火 災 発 生 な ど に お け る 消 防 団 へ の 情 報 伝 達 や 災 害 に 対 す る 情 報 の 収 集 及 び 伝 達については、防災行政無線を活用している。 防 火 対 象 物 の 増 加 、生 活 形 態 の 多 様 化 に 伴 い 、火 災 の 潜 在 的 危 険 性 は 増 大 し て お り 、 - 33 - 今 後 と も 消 防 体 制 の 充 実 と 自 主 防 災 組 織 の 育 成 、住 民 の 防 災 意 識 の 高 揚 を 図 り な が ら 、 各 種 災 害 に 対 応 で き る 総 合 的 、か つ 計 画 的 な 消 防・防 災 体 制 の 充 実 を 進 め る 必 要 が あ る。 消 火 栓 、防 火 水 槽 な ど の 消 防 施 設 の 老 朽 化 が 進 ん で お り 更 新 を 行 う 必 要 が あ る 。ま た 、救 急 や 救 助 は 増 加 の 一 途 に あ り 、こ れ ら の 救 命 率 の 向 上 を 目 指 す 上 で 救 急 救 助 体 制の確立と、装備の充実が必要となってきている。 ⑤克雪 本 市 は 雪 が 多 く 特 に 山 間 部 で は 積 雪 が 2m 以 上 に 達 す る 区 域 も あ る 。除 雪 機 械 の 整 備が必要とされている。 克雪から親雪・利雪へと雪に対する考え方を見直し、雪国であっても明るく、豊 かで、楽しく暮らすよう啓蒙を図っている。 ⑥住宅 本 市 は こ れ ま で 、 定 住 化 推 進 と し て 、 市 土 地 開 発 公 社 を 通 し て 、「 河 島 山 ニ ュ ー タ ウ ン 」、「 楯 岡 北 町 グ リ ー ン タ ウ ン 」、「 鶴 ヶ 町 タ ウ ン 」な ど の 宅 地 造 成・分 譲 を 行 っ て き た 。今 後 は 、分 譲 地 の 早 期 完 売 を 目 指 す と 共 に 、宅 地 需 要 の 動 向 、地 域 ニ ー ズ 等 の 把 握 に 努 め 、周 辺 環 境 と 定 住 要 件 と の 分 析 、検 証 作 業 を 進 め な が ら 、民 間 に よ る 開 発 誘導を含め、新たな宅地開発の必要性の有無を検討していく必要がある。 公 営 住 宅 に つ い て は 、鏡 清 水 住 宅 、楯 岡 中 町 住 宅 、楯 岡 新 馬 場 団 地 、楯 岡 小 谷 地 団 地 が あ り 、耐 用 年 限 を 経 過 し 老 朽 化 し た も の に つ い て は 適 宜 、計 画 的 な 更 新 を 行 っ て きた。 若 者 や 高 齢 者 等 が 安 心 し て 生 活 で き る た め の 居 住 環 境 の 整 備 を 進 め 、定 住 促 進 に 努 めていかなければいけない。 ⑦環境との共生 地 球 温 暖 化 の進 展 等 で環 境 問 題 に対 する関 心 が年 々高 まっている。本 市 で は 市 庁 舎 や 市内の小中学校などで使う電気の大半を、伐採した木材などをガス化して発電する 市内の木質バイオマス発電所「やまがたグリーンパワー」からの送電でまかなって いる。木材資源などを活用した発電は、地球環境負荷も非常に少なく、地球にやさ し い 生 活・活 動 の モ デ ル と い え る 。ま た 、本 市 は 、県 内 市 町 村 で 初 め て 電 気 自 動 車 1 台を公用車として導入した。これを機に、本市が、環境に配慮した都市として先進 的で着実な取組みが推進されるよう努めていく。 - 34 - (2)その対 策 ①水道施設 ○安 全 安 心 で安 定 的 な飲 料 水 道 水 供 給 の維 持 を図 る。 ○適 正 な価 格 での供 給 を行 う。 ○老朽化した送配水管、遠方監視、基幹水道施設の更新及び耐震化を計画的に進 める。 ○簡易水道の上水道への統合を推進する。 ②下水処理施設 ○洗剤の適正使用や油脂類の適正処理、廃油石鹸活用など生活環境や河川環境改 善の意識啓発に努める。 ○水質保全と快適な生活環境を確保するため、下水道への加入を促進すると共に 今後も合併処理浄化槽の設置支援を推進する。 ○農業集落排水施設への加入促進を図り、生活排水の浄化と良好な農業用水の確 保に努める。 ③廃棄・し尿物処理施設 ○生ごみ処理機の普及や買物袋持参、未包装商品購入の促進など、環境意識を高 めるための啓発活動を行うとともに、関係団体と連携しながら様々な取り組み を進める。 ○ゴミの適正処理と資源ゴミのリサイクルが円滑に行われるよう、可燃ゴミ、不 燃ゴミ、資源ゴミなどの基準に従い分別収集の指導強化を進める。 ④消防救急施設 ○消防自動車や消防設備の計画的更新を行うと共に、防火水槽等の消防水利施設 の整備を進める。 ○常に災害に対する啓発活動を行いながら災害意識の高揚と災害知識の普及に努 める。 ○地域住民に災害時における避難場所の周知等を行い、日頃から住民への啓発活 動を行っていく。 ○ 各地域自主防災組織の強化を図る。 ⑤克雪 ○除雪機械の整備を図る。 ○雪 とのさまざまな共 生 の取 り組 みを推 進 する。(親 雪 ・利 雪 ・遊 雪 ・活 雪 ) ○除 排 雪 体 制 ・ 設 備 の 整 備 を 図 る 。 ○高 齢 者 等 に配 慮 した雪 対 策 を図 る。 - 35 - ⑥住宅 ○土地開発公社と連携を図りながら、賃貸・分譲住宅団地の早期契約・完売に努 める。 ○若者定住に向けた宅地・住宅の供給を図る。 ○無秩序な宅地化や土地開発等を抑制し、良質な宅地等の造成・開発指導に努め る。 ⑦環境との共生 ○「環 境 基 本 計 画 」(平 成 19 年 度 策 定 )に基 づいた施 策 のさらなる展 開 を図 る。 ○環 境 教 育 の充 実 と環 境 にやさしいエネルギーの活 用 の推 進 を図 る。 (3)事 業 計 画 本計画において、生活環境の整備については、次のように定める。 - 36 - 事業計画(平成22年度~27年度) 自立促進 施策区分 3. 生活環境の 整備 事業名 事業内容 事業主体 (施設名) 水道施設 (1) 送配水管石綿管更新事業 市 他事業関連整備事業 市 電気計装設備更新事業 市 基幹水道施設老朽化緊急対策事業 市 送水ポンプ更新事業 市 簡易水道事業統合(補助) 市 五十沢簡易水道水質改善緊急対策事業(膜ろ過施設リース) 市 最上川流域下水道事業 県 村山公共下水道事業 市 村山特定環境保全公共下水道事業 市 上水道 簡易水道 (2) 下水処理施設 公共下水道 農村集落排 農業集落排水施設管理事業 水施設 その他 (4) 消防施設 市 赤石高玉地区処理施設移転事業 市 合併処理浄化槽設置整備事業 市 消防ポンプ自動車購入 市 消防ポンプ車庫建設工事 市 水槽付き消防ポンプ自動車購入 市 消防・救急資機材購入 市 - 37 - 備考 事業計画(平成22年度~27年度) 自立促進 施策区分 事業名 事業内容 事業主体 (施設名) (7) その他 小型動力ポンプ購入 市 防火水槽新設工事 市 高規格救急自動車自動車購入 市 消防庁舎耐震補強 市 消防ポンプ車庫耐震診断 市 防災センター耐震診断 市 消防庁舎冷暖房設備工事 市 小型動力ポンプ積載車購入 市 車庫シャッター更新整備 市 庁舎西側路盤整備 市 消防ポンプ自動車購入 市 救助訓練塔施設整備 市 除雪機械整備事業 市 県営急傾斜地崩壊対策事業 県 駅西地区第二土地区画整理事業 市 公的賃貸住宅新設等事業(市営住宅新設事業) 市 耐震改修促進事業 市 - 38 - 備考 事業計画(平成22年度~27年度) 自立促進 施策区分 事業名 (施設名) 事業内容 事業主体 耐震改修促進事業 市 大旦川内水対策事業 市 村山駅東口広場整備事業 市 市有財産解体事業 市 駅西地区用地取得事業 市 住宅団地整備事業(旧楯岡中跡地) 市 自然エネルギー利活用事業 市 - 39 - 備考 5.高齢者等の保健及び福祉の向上及び増進 (1)現 況 と問 題 点 ①高齢者等の保健及び福祉 本 市 の 高 齢 化 率 は 、 平 成 22年 4月 現 在 31.2% と な り 、 こ れ は 山 形 県 平 均 27.3% を 大 き く 上 回 っ て い る 。今 後 、団 塊 の 世 代 が 高 齢 期 を 迎 え る と 、高 齢 化 は 更 に 進 ん で い く ものと思われる。 <保健医療と高齢者対策> 高 齢 に な る と 心 身 の 機 能 が 衰 え 、病 気 に な る 可 能 性 が 高 く な る た め 、医 療 費 が 増 大 し 財 政 面 に 与 え る 影 響 が 年 々 増 加 傾 向 に あ る こ と か ら 、日 常 生 活 の 中 で 、住 民 が 健 康 で 快 適 に 過 ご せ る た め の 施 策 が 求 め ら れ て い る 。市 で は 、健 康 意 識 の 醸 成 と 地 域 ぐ る み の 健 康 増 進 活 動 を 推 進 し て い く た め に 、「 健 康 文 化 む ら や ま 2 1 計 画 」を 基 本 に 健 康づくりに取り組もうとする個人を社会全体として支援していくための環境整備が 必要とされている。 <介護と介護予防> 本 市 は 平 成 21年 度 に 見 直 し が 行 わ れ た 村 山 市 老 人 福 祉 計 画・第 4 期 介 護 保 険 事 業 計 画 に 基 づ き 福 祉 サ ー ビ ス の 向 上 に 努 め て い る 。平 成 12年 に ス タ ー ト し た 介 護 保 険 サ ー ビ ス は 、認 定 者 の 増 加 と と も に サ ー ビ ス 利 用 者 も 増 え 、徐 々 に 定 着 し て き た も の と 思 わ れ る 。一 方 、介 護 給 付 費 の 増 大 は 介 護 保 険 料 の 上 昇 を 招 く こ と か ら 、安 定 的 な 介 護 保険制度の運営ができるような対策が求められている。 今後は高齢者ができるだけ自立した生活を送れるように要介護状態への進行予防 や 在 宅 介 護 、権 利 擁 護 に 関 す る こ と な ど 、生 活 上 の 様 々 な 課 題 を 抱 え る 高 齢 者 に 対 し 、 地 域 の 身 近 な と こ ろ で 、包 括 的 な 支 援 が 求 め ら れ て い る 。ま た 、利 用 者 が 住 み 慣 れ た 地 域 で 、継 続 し て 生 活 が で き る よ う 支 援 す る 多 様 な サ ー ビ ス 体 系 を 形 成 す る 必 要 が あ る。 <高齢者の社会参加の促進> 少 子 高 齢 化 が 急 速 に 進 展 す る 中 、地 域 社 会 の 活 力 を 維 持・向 上 さ せ る た め に は 、高 齢 者 が 活 動 的 で 生 き が い に 満 ち た 生 活 を お く る と と も に 、豊 富 な 知 識・経 験 等 を 活 か して積極的に地域活動に参画することが必要である。 こ の た め 、仕 事 、学 習 、ス ポ ー ツ・レ ク リ エ ー シ ョ ン 活 動 、世 代 間 交 流 や ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 等 を 活 性 化 す る と と も に 、高 齢 者 活 動 の 中 心 と な る 老 人 ク ラ ブ 活 動 の 充 実 や 生 き が い と 健 康 づ く り 事 業 な ど 、社 会 生 活 が 実 践 で き る 施 策 を 推 進 し 、住 み 慣 れ た 地 域 に お い て 住 民 一 人 ひ と り が 積 極 的 に 社 会 参 画 で き る よ う 、各 地 域 の ま ち づ く り 協 議 - 40 - 会活動や福祉関係団体等との連携を図っていかなければならない。 ②児童福祉 本 市 で は 次 世 代 法 に 基 づ き 、こ れ ま で の 子 育 て 計 画 を 見 直 し 、総 合 的 に 子 育 て 支 援 を 進 め て い く た め「 村 山 市 次 世 代 育 成 支 援 対 策 行 動 計 画 」を 策 定 し た 。昨 今 、子 育 て を 取 り 巻 く 社 会 情 勢 は 厳 し く 、子 育 て 家 庭 の 孤 立 、負 担 感 の 増 大 な ど 家 庭 内 の 力 だ け で は 十 分 対 応 で き な い 状 況 に あ り 、子 育 て 家 庭 に 対 す る 社 会 全 体 で の 支 援 が 必 要 と さ れている。 このようなことから、次世代を担う子どもたちが健やかに成長するため、家族、 地域、職場、行政が連携を図り、男女が、安心して子どもを生み育てることができ る環境を整備していくことが必要である。 ③障がい者福祉 年々障がい者は増加の傾向にあり、また障がいの重度化・重複化かつ高齢化が進 んでいる。障害者自立支援法の施行により、障がい者の地域生活への移行や就労を 支援するような施策の充実が求められている。障がい者施策については、福祉部門 に限らず保健・医療・教育・雇用・住環境等、市民、行政の幅広い分野にわたる連 携が必要とされており、障がい者が暮らしやすいまちづくりの推進を図らなければ ならない。 (2)その対 策 ①高齢者等の保健及び福祉 <保健医療と高齢者対策> ○保健センター等健康づくり拠点を充実すると共に、保健師や職員の専門性を高 め、健康に関する様々な取り組みや知識などを積極的に吸収し、住民に還元し ていく仕組みづくりを進める。 <介護と介護予防> ○高齢者施設等の整備を図る。 ○介護予防事業・制度の充実を図る。 <高齢者の社会参加の促進> ○社会への貢献を実感できるような生きがいづくりを推進していく。 ○農業生産や地域活動に高齢者の知恵、技術等を活かせる活動の場や支援体制づ くりを進める。 ②児童福祉 ○多様なニーズと園児の健全育成のため、保育施設の統合・再編整備を行う。 ○保育ニーズの多様化に対応した延長保育・休日保育、乳児保育など特別保育対 策を促進し、保育制度の充実に努める。 - 41 - ○放課後児童対策事業として、学童保育事業運営体制の充実と事業の拡充に務め る。 ○図書館等を活用して親子の健康教育や情操教育の機会を積極的に設ける。 ③障がい者福祉 ○障がいの有無に関わらず、市民が相互に人格と個性を尊重し安心して暮らすこ とのできる地域社会の実現のため地域活動における取り組みや障がい者福祉に 対する相談、指導などの支援体制づくりを進める。 ○公共施設をはじめとする構造物や道路等のバリアフリー化を推進し、障がい者 にやさしい町づくりのための整備を促進する。 (3)事 業 計 画 本計画において、高齢者等の保健及び福祉の向上及び増進に関する対策は、次の とおりとする。 - 42 - 事業計画(平成22年度~27年度) 自立促進 施策区分 高齢者の保 健及び福祉 4. の向上及び 増進 事業名 事業内容 事業主体 (施設名) (1) 高齢者福祉 施設 特別養護老人ホームふもと増設事業費補助金 法人 特別養護老人ホームふもと新築事業費補助金 法人 特別養護老人ホームひがしざわ建設事業利子補給補助金 法人 地域介護・福祉空間整備事業 法人 老人ホーム その他 介護基盤緊急整備事業 市 保健センター整備事業 市 (3) 児童福祉施設 保育園整備事業 市 保育園統合整備事業 市 保育所 過疎地域自 (7) 立促進特別 児童センター給食事業 市 事業 放課後児童健全育成事業(委託分) 市 むらやまファミリーサポートセンター事業 市 子育て支援センター事業 市 子育て支援育成事業 市 特定不妊治療費助成事業 市 子育て支援医療給付事業(乳幼児医療給付事業) 市 重度心身障がい(児)者医療給付事業 市 インフルエンザワクチン接種事業 市 - 43 - 備考 事業計画(平成22年度~27年度) 自立促進 施策区分 事業名 事業内容 事業主体 (施設名) 肺炎ワクチン接種事業(乳幼児) 市 肺炎ワクチン接種事業(高齢者) 市 子宮頸がんワクチン接種事業 市 予防接種事業(ヒブワクチン任意接種) 市 ひとり親家庭等医療給付事業 市 多胎児支援事業 市 - 44 - 備考 6.医療の確保 (1)現 況 と問 題 点 本格的な少子高齢社会を迎え、介護需要の増大、生活習慣病の増加など疾病構造 の変化、家族形態の変容などを背景に、地域の保健・医療・福祉に対するニーズは 多様化してきている。 特に、医療に関しては直接生命に関わることであり、食生活の変化や利便性の高 まりによる運動不足、環境変化に伴う社会ストレス、アレルギーなど、複雑化して おり、住民にとっては、より専門的でより高度な医療へのニーズが高まってきてい る。 健康な人生を過ごすことは、市民みんなの願いであり、自分の健康は自分でつく る と い う 自 覚 の も と に 健 全 な 生 活 習 慣 を 確 立 す る と 共 に 、医 師 会 及 び 北 村 山 公 立 病 院 と の 連 携 強 化 を 行 い 、住 民 ニ ー ズ に 応 え た 医 療 体 制 づ く り が 今 後 の 大 き な 課 題 で あ る 。 市民の健康管理の援護体制を強化するなど健康づくりの啓蒙にも力を入れていか なければならない。 本 市 の 医 療 機 関 は 、 一 般 開 業 医 15、 歯 科 医 10、 休 日 診 療 所 が 1 つ あ り 、 病 床 数 は 8床となっている。また、三市一町で運営されている北村山公立病院があり、病床 数 は 360 床 と な っ て お り 、 年 々 そ の 医 療 設 備 内 容 は 充 実 し て き て い る 。 し か し 、 泌 尿器科、産婦人科などの専門科医がなく、住民が必要なときに安心して医療が受け られる医療体制づくりが求められている。 (2)その対 策 ○救急医療体制については、休日診療所の充実強化を図るために、医師会はじめ関 係機関とともに効率的な運営を実施していく。 ○ 北 村 山 公 立 病 院 や 地 域 開 業 医 と の 連 携 を 密 に し 、広 域 的 な 医 療 シ ス テ ム に よ り 適 正な地域医療体制の確立と医療格差の是正を図る。 ○保健予防については、乳幼児から高齢者まで生活習慣病の予防のための啓発活動 に取り組 むととも に、健康相談、健康教育を 行うなど 、保健予防体制を 充実させ る。 ○健康指導の充実を図り、地域住民の健康づくり活動を積極的に支援していく。 - 45 - (3)事 業 計 画 本計画において、医療の確保対策として、次のように定める。 - 46 - 事業計画(平成22年度~27年度) 自立促進 施策区分 5. 医療の確保 事業名 事業内容 事業主体 (施設名) 過疎地域自 (3) 立促進特別 休日診療所運営 事業 市 - 47 - 備考 7.教育の振興 (1)現 況 と問 題 点 ①学校教育 本 市 の 義 務 教 育 施 設 は 、小 学 校 8校 、中 学 校 2校 で 、児 童 生 徒 数 は 約 2、145人( 平 成 22年 5月 現 在 ) で あ る 。 保 育 園 5か 所 (市 立 4か 所 、 私 立 1か 所 、 定 員 340人 )、 市 立 児 童 セ ン タ ー 5か 所 (入 所 数 178人 )、 私 立 認 可 外 保 育 施 設 2か 所 (定 員 40人 )、 私 立 幼 稚 園 2 か 所 (定 員 230人 )で あ り 、 入 所 者 数 は 714人 で あ る 。 時 代 の 変 化 が 激 し い 現 代 に あ っ て 、人 は 一 生 涯 に わ た っ て 学 び 続 け 、そ の 時 代 に 適 応 し 、自 己 の 能 力 を 伸 ば し て い く 必 要 が あ る 。そ の 基 礎 づ く り を 担 う の が 学 校 教 育 で あ る 。し か し 、子 供 た ち の 学 力 や 体 力 の 低 下 、い じ め 、不 登 校 な ど 学 校 教 育 の 現 状 は さまざまな問題を抱えている。 学 校 教 育 に お い て は 、「 確 か な 学 力 」 を 定 着 さ せ る 教 育 と と も に 、「 た く ま し く 生 きる力や豊かな心」の育成が求められている。そのためにも、その学校に誇りや楽 し さ を 感 じ ら れ る よ う に な る た め に 、「 特 色 あ る 学 校 づ く り 」や 教 職 員 の 独 自 性 や 創 造性が発揮できる学校づくりが求められている。学校・家庭・地域・行政が連携を 密にして、将来を担う子どもたちの人格形成の場として最もふさわしい環境づくり を推進していかなければならない。 ま た 、急 激 な 少 子 化 に 伴 い 、小 学 校 の 統 廃 合 を 検 討 し な け れ ば な ら な い 。検 討 を 進 め な が ら 校 舎 や 体 育 館 、プ ー ル な ど の 施 設 整 備 や 教 育 用 コ ン ピ ュ ー タ の 整 備 、A L T ( 外 国 語 指 導 助 手 )の 招 致 、体 験 学 習 の 積 極 的 支 援 な ど ハ ー ド 、ソ フ ト 両 面 か ら の 計 画的な環境整備が必要とされている。 ま た 、学 校 給 食 に つ い て は 、児 童 生 徒 に 安 心・安 全 な 給 食 を 提 供 す る 必 要 が あ る こ とから、既存の調理場の計画的な整備・改善を積極的に推進していく。 ②社会教育 誰 も が 、い つ で も 、ど こ で も 楽 し く 学 ぶ こ と が で き る よ う 、学 習 機 会 の 拡 充 と 施 設 の整備を図るとともに、学習の成果を地域社会の発展に生かす機会が必要である。 また、人々が心豊かな生活を送るためには、その基盤である地域コミュニティ活 動の充実を推進する必要がある。 地 域 住 民 が 健 康 づ く り や 生 き が い づ く り に 励 み 、心 豊 か で 充 実 し た 日 々 を 送 れ る よ う に す る た め に 、住 民 の 一 人 ひ と り が 人 間 と し て あ る べ き 姿 を 培 い 、創 造 性 や 個 性 を - 48 - 育 む こ と の で き る 学 習 環 境 と と も に 、学 習 の 成 果 が 適 切 に 評 価 さ れ る 社 会 づ く り が 必 要とされている。 ③社会体育 自 由 時 間 の 増 大 や 生 涯 を 通 じ て 健 康 で い き い き と 暮 ら し 、豊 か さ の 実 感 、自 己 啓 発 、 健 康・体 力 づ く り な ど ス ポ ー ツ に 対 す る ニ ー ズ の 多 様 化 が 進 ん で き て い る 。本 市 に は 、 村 山 市 民 体 育 館 、碁 点 テ ニ ス コ ー ト 、最 上 川 右 岸 グ ラ ン ド ゴ ル フ 場 、金 谷 運 動 場 、 楯 岡スポーツレクリエーション広場などのスポーツ施設をはじめ、体育協会などのスポ ーツ団体も充実してきている。 ま た 、体 育 指 導 委 員 を 中 心 と し た ス ポ ー ツ 指 導 者 も 子 ど も か ら お 年 寄 り ま で 誰 も が 、 気 軽 に ス ポ ー ツ に 参 加 で き る よ う 、研 修 を 積 み な が ら 指 導 普 及 に 努 め て い る 。今 後 に お い て も 、ス ポ ー ツ 施 設 の 整 備 や 指 導 者 の 養 成 等 、ス ポ ー ツ に 取 り 組 み や す い 環 境 づ く り を 進 め な が ら 、市 民 の 健 康 づ く り と と も に ス ポ ー ツ を 通 じ た 交 流 人 口 の 増 加 や こ れ に 伴 う 情 報 発 信 な ど 社 会 体 育 面 の 振 興 、さ ら に は 産 業 や 観 光 と い っ た 幅 広 い 分 野 で の取り組みまで発展していくことが期待されている。 (2)その対 策 ①学校教育 ○ 開 か れ た 学 校 づ く り を 進 め 、学 校 ・ 家 庭 ・ 地 域 が 連 携 し て 取 り 組 む 教 育 体 制 の 推 進を図る。 ○「 確 か な 学 力 」・「 た く ま し く 生 き る 力 」・「 豊 か な 心 と 体 」を 育 み 、学 ぶ 楽 し さ を 感じる特色ある学校づくりに努める。 ○食育・体育(食と運動による体づくり)の推進を図る。 ○社会力を高める体験・交流活動の充実を図る。 ○生きる力を身につけ、知識を得るための「読書活動」の推進を図る。 ○情報化、国際化の進展に合わせた情報教育、国際理解教育を実施する。 ○ 老 朽 化 し た 学 校 施 設 の 改 修・修 繕 等 に よ る 整 備 と 少 子 化 に 伴 う 学 校 の 今 後 の 在 り 方について検討する。 ②社会教育 ○生涯学習を志向する市民の育成と学ぶ市民のグループ化・組織化を図る。 ○生涯学習事業(講座学習)の充実を図る。 ○図書館のメディアセンターとしての整備・充実、学校図書館との連携を図る。 ○地域づくりを展開する際の「生涯学習」的観点の導入・連携を図る。 ○ 高 齢 者 の 生 き が い 対 策 の 場 や 地 域 児 童 生 徒 の 遊 学 の 場 、ま た 地 域 コ ミ ュ ニ テ ィ 活 動の拠点として、公民館等の修繕、整備を行う。 - 49 - ③社会体育 ○市内体育施設の老朽化が進んでいるため改修事業を推進する。 (3)事 業 計 画 本計画において、教育文化の振興については、次のように定める。 - 50 - 事業計画(平成22年度~27年度) 自立促進 施策区分 6. 教育の振興 事業名 事業内容 (施設名) (1) 学校教育関 連施設 小学校校舎等整備事業 校舎 (3) 事業主体 市 中学校校舎等整備事業 市 大久保小学校改築事業 市 大倉小学校改築事業 市 楯岡中学校整備事業 市 室内運動場 楯岡小学校屋内運動場改築事業 市 スクールバ ス・ボート スクールバス購入事業 市 その他 小学校水泳プール改修事業 市 集会施設、 体育施設等 地区公民館整備事業 市 公民館 体育施設 自治公民館整備事業 市 市民スポーツ拠点整備事業(体育館屋根改修) 市 過疎地域自 (4) 立促進特別 中学校給食事業 事業 (5) その他 市 子育て支援給食費補助事業 市 交通安全対策事業 市 移動図書館車整備事業 市 - 51 - 備考 8.地域文化の振興等 (1)現 況 と問 題 点 ①地域文化の振興等 市内には、有形無形の文化財が数多く残されており、県・市が認定した有形文化 財 は 38、 無 形 文 化 財 は 2 つ あ る が 、 ま だ 数 多 く の 文 化 遺 産 や 文 化 財 が あ る 。 私たちの社会は、先人たちが築いた数多くの文化的遺産の上に成り立っている。 私たちには、この遺産を大切に守り、そして後世に伝える義務がある。 文化的遺産や伝統文化をいかに守り伝えると同時に、発展させ、また、新たな価 値や創造を加えつつ、次世代にどう引き継いでいくかが課題となっている。音楽・ 美術・書道など、数多くの文化・芸術に携わり、活動する市民が多くいる。優れた 技能や生活文化などの文化遺産は、保存はもとより、市民によって活用されること によって活かされ、伝承に結びつくことから、その支援を行う必要がある。 ②国外文化交流 地域が独自に世界の諸地域と交流する時代を迎えるなか、本市はこれまでもドイ ツ・ヴ ュ ル ツ ブ ル ク 市 、カ ナ ダ・バ リ ー 市 な ど と の 国 際 交 流 を は じ め 、A L T 招 致 に よる語学交流を進めており、さまざまな交流に発展している。 村 山 市 に は 、国 際 交 流 協 会 と い う 名 称 の 組 織 は な い が 、「 村 山 市 国 際 ク ラ ブ 」( 通 称 MAGIC) が 、 そ の 役 割 を 担 っ て お り 、 本 市 の 国 際 交 流 の 実 践 組 織 と し て 大 き な 役 割 を 果 た し て い る 。今 後 と も 、民 間 主 導 の 国 際 交 流 が よ り 推 進 さ れ る よ う 行 政 と し て 支 援 し て い く 必 要 が あ り 、国 際 的 に 開 か れ た 地 域 社 会 の 形 成 を も 視 野 に 入 れ た 取 り 組 み を 進めていかなければならない。 (2)その対 策 ①地域文化の振興等 ○郷土の文化財の適正な管理とその活用を図るため、標示・案内標識等を整備す る。また、文化財に対する市民の関心や理解を高めるための事業を推進する。 ○優れた芸術鑑賞事業の実施や多様な文化教室の開講など文化活動に接する機会 を創出する。 ○各芸術文化団体の活動促進と育成に努める。 ○文化活動の成果発表の場づくり、機会づくりを推進する。 ②国外文化交流 ○次代を担う青少年の国際的視野を広げ国際的に活躍する人財の育成を図る。 - 52 - ○多文化共生がより推進されるよう、国際理解教育や日本語教育を行い、在住外 国人と共生できる地域づくりの推進を図る。 (3)事 業 計 画 本計画において、地域文化の振興については、次のように定める。 - 53 - 事業計画(平成22年度~27年度) 自立促進 施策区分 7. 地域文化の 振興等 事業名 (施設名) 地域文化振 (1) 興施設等 地域文化振 興施設 事業内容 市民会館ふれあい広場改修事業 過疎地域自 (2) 立促進特別 文化財に関する整備、保存事業 事業 事業主体 市 市 真下慶治記念美術館活用促進事業 市 最上徳内記念館活性化事業 市 - 54 - 備考 9.集落の整備 (1)現 状 と問 題 点 本市は、8つの地域から成っており、それらの地域ごとに地域づくり活動が展開 されている。しかし人口減少や少子・高齢化の進行、就業形態の多様化、人々の価 値観の多様化等により、地域づくり、地域社会の基盤である地域自治組織の機能が 低下し、組織運営の役員体制や各種行事の開催に支障をきたしている。平成22年 に全地域で「地域計画」が完成した。この「地域計画」は、地域住民と行政が一体 となりつくりあげたもので、この計画に基づいて地域主体のまちづくり・地域づく り活動が進展することが期待されている。行政としても地域が活性化していくため に地域の主体性を尊重しながら、積極的に取り組んでいかなければならない。また 地域づくり活動の拠点となる各地区市民センターの老朽化が進んでおり改修を進め ていかなければならない。 快 適 な 集 落 機 能 の 維 持 を 図 る た め に は 定 住 対 策 と U ・ J・ I タ ー ン 者 の 受 け 入 れ 基 盤の整備が不可欠である。また、生活に安らぎを感じ、豊かな自然環境を理解し、 活かしていく活動施策の展開や施設整備を進めていかなければならない。 (2)その対 策 ○地域で支え合うコミュニティ組織の育成と集落内の交流促進を図る。 ○地域活動の拠点となる市民センター、公民館等の整備を図る。 ○ボランティア・NPOとの協調・協働によるまちづくりを推進する。 ○市民が自然環境への理解を深められる機会の創出と保全活動の推進を図る。 ○良好な地域コミュニティづくりのための地域内交流・世代間交流の活発化を図 る。 ○各集落における、自然・文化・歴史を後世に受け継いでいく人材を育成する。 (3)事 業 計 画 本計画において、集落の整備については、次のように定める。 - 55 - 事業計画(平成22年度~27年度) 自立促進 施策区分 8. 集落の整備 事業名 事業内容 事業主体 (施設名) 過疎地域自 (2) 立促進特別 地域活動推進事業 事業 - 56 - 市 備考 事業計画(平成22年度~27年度) 過疎地域自立促進特別事業分 事業名 自立促進 施策区分 (施設名) 1. 産業の振興 (4) 事業内容 過疎地域自立促進 認定農業者支援事業 特別事業 市 遊休農地対策事業 市 徳内ものづくり支援事業補助金 法人等 いきいき企業支援事業補助金 法人 企業立地補助金 法人 商店街活性化事業負担金 4. 過疎地域自立促進 交通通信体系の整 (10) 農道等補修事業 特別事業 備、情報化及び地域 間交流の促進 高齢者の保健及び福祉の 向上及び増進 5. 医療の確保 6. 教育の振興 7. 8. 地域文化の振興等 集落の整備 団体 市 市 公共交通調査検討事業 市 林道維持管理事業 市 甑葉プラザ賑わい創造事業 市 むらやま徳内まつり振興事業 市 市 放課後児童健全育成事業(委託分) 市 むらやまファミリーサポートセンター事業 市 子育て支援センター事業 市 子育て支援育成事業 市 特定不妊治療費助成事業 市 子育て支援医療給付事業(乳幼児医療給付事業) 市 重度心身障がい(児)者医療給付事業 市 インフルエンザワクチン接種事業 市 肺炎ワクチン接種事業(乳幼児) 市 肺炎ワクチン接種事業(高齢者) 市 子宮頸がんワクチン接種事業 市 ひとり親家庭等医療給付事業 市 多胎児支援事業 市 過疎地域自立促進 (3) 休日診療所運営 特別事業 過疎地域自立促進 (4) 中学校給食事業 特別事業 (2) 法人等 生活交通路線バス対策事業 過疎地域自立促進 (7) 児童センター給食事業 特別事業 (2) 市 市21世紀農業担い手育成事業 中小企業振興資金(徳内資金)融資事業 2. 事業主体 市 市 子育て支援給食費補助事業 市 交通安全対策事業 市 過疎地域自立促進 文化財に関する整備、保存事業 特別事業 市 真下慶治記念美術館活用促進事業 市 最上徳内記念館活性化事業 市 過疎地域自立促進 地域活動推進事業 特別事業 ― 57 ― 市 備考 過疎地域自立促進計画参考資料 1.事業計画(平成22~27年度) 2.年度別事業計画(平成22年度) 1.事業計画(平成22~27年度) 1.事業計画(平成22年度~27年度) (単位:千円) 自立促進 施策区分 1. 産業の振興 事業名 (施設名) (1) 事業主体 事業内容 概算事業費 (見込み) 年 度 区 分 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 基盤整備 農業 滝ノ沢地区農村災害対策 事業 西郷名取地区県営経営体 育成基盤整備事業負担金 新西地区県営経営体育成 基盤整備事業負担金 長島地区県営経営体育成 基盤整備事業負担金 県 担い手団体育成 県 担い手団体育成 受益面積26ha 区画 整理、暗渠排水 県 区画整理、暗渠排水等 26ha 県 活力ある園芸産地創出支援 花卉加温ハウス(ストック)5棟、事業費 15,000千円の1/2 事業 市 袖崎地区県営基幹水利施 設ストックマネジメント事業 袖崎揚水機場ポンプ4基更新 負担金 県 県営土地改良事業負担金 (千座川地区基幹水利施設 ストックマネジメント事業) 県営土地改良事業負担金 (袖崎地区地域ため池総合 整備事業) 林業 農業用水施設や農村防災施設等の安 全対策 揚水機場及び用排水路等の施設の新 設又は改修 県 ため池整備 県 5,000 4,200 7,000 7,000 9,800 7,000 100,000 10,000 20,000 20,000 20,000 30,000 63,000 5,000 15,000 15,000 14,000 14,000 3,000 8,000 8,000 8,000 5,000 10,000 10,000 5,000 5,500 5,500 5,500 4,670 4,670 4,670 4,670 112,170 68,670 122,285 201,605 5,000 50,000 27,000 15,156 7,656 2,494 2,494 7,500 30,000 16,500 楯岡地区県営地域水田農業 支援緊急整備事業負担金 県 北村地区県営河川工作物等 応急対策事業負担金 県 駅西地区暗渠排水事業 市 松くい虫防除対策事業 40,000 被害木の伐採、薬剤処理 市 森林整備促進・林業等再生 森林の間伐 事業 市 7,634 7,634 3,482 3,400 82 10,000 10,000 29,512 6,162 4,670 14,400 6,900 7,500 530,487 13,757 12,000 (8) 観光又はレクリ エーション 余暇開発施設整備事業 お客様の利便性向上のために施設の バリアフリー化を図る 市 道の駅むらやま整備事業 ・安全管理上必要な改修 ・産直スペースの増設 市 東沢公園整備事業 市 55,000 97,831 37,831 25,000 35,000 720 120 120 120 120 120 120 540 90 90 90 90 90 90 (9) 過疎地域自立促 進特別事業 認定農業者支援事業 認定農業者の会の事業支援(研修費 支援、市内の認定農業者161経営体) 市21世紀農業担い手育成 農業士会の事業支援(県指導農業士、 県青年農業士、市農業士36人) 事業 -1- 市 市 備考 1.事業計画(平成22年度~27年度) (単位:千円) 自立促進 施策区分 事業名 (施設名) 事業主体 事業内容 遊休農地対策事業 要件を満たす遊休農地再利用者に助 成金を交付、遊休農地解消をはかる 40000円/10a 徳内ものづくり支援事業補 新製品開発のための研究開発に要す る経費 助金 いきいき企業支援事業補助 製造業の設備投資に対する補助 金 法人等 法人 中小企業振興資金(徳内資 金)融資事業 製造業の設備投資(土地、建物、償却 資産)の取得に対する助成 合計取得 5千万円以上 融資限度額1000万円 利率1.8% 融 資期間7年 保証料60% 利子補給制 度あり 商店街活性化事業負担金 楯岡地区の商店街が実施する集客イ ベント等に要する経費の一部負担 企業立地補助金 市 法人 法人等 団体 小 計 (うち過疎地域自立促 進特別事業分) 過疎債ソフト分 事業実施分 過疎債ソフト基 金積立分 基金取崩分 2. 交通通信体系 の整備、情報 化及び地域間 交流の促進 概算事業費 (見込み) 年 度 区 分 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 3,000 500 500 500 500 500 500 6,000 1,000 1,000 1,000 1,000 1,000 1,000 12,000 2,000 2,000 2,000 2,000 2,000 2,000 23,252 4,992 4,992 3,634 3,634 3,000 3,000 622,000 120,000 120,000 113,000 113,000 78,000 78,000 2,562 427 427 427 427 427 427 1,712,570 219,963 205,081 337,611 309,611 279,392 360,912 670,074 129,129 129,129 120,771 120,771 85,137 85,137 (1) 市町村道 道路 特殊改良事業 徳内・シー 東沢公園までの道路改良・舗装 ボルトライン道路改良事業 特殊改良事業 林崎名取 改良・舗装L=400m W=6.0(8.5)m 線 特殊改良事業 白鳥共栄 改良・舗装L=1,700m W=6.0(8.5)m 線 市 市 市 楯岡名取線 改良・舗装L=300m W=6.0(8.0)m 市 特殊改良事業 東新町南八号線 改良・舗装L=434.6m W=6.0(16.0)m 市 大槇白鳥線 改良・舗装L=120m W=4.0(5.0)m 市 赤石境ノ目線 改良・舗装L=1,960m W=4.0(5.0)m 市 金谷東浦線 改良・舗装L=438m W=5.5(7.0)m 市 大淀中線 改良・舗装L=225m W=5.5(7.0)m 市 驚滝共栄線 改良・舗装L=220m W=4.0(5.0)m 市 俵町北線 改良・舗装L=101m W=4.0(5.0)m 市 -2- 350,400 72,000 134,930 143,470 173,591 28,125 90,000 40,000 15,466 45,000 11,000 130,000 40,000 30,000 30,000 30,000 40,600 34,700 30,000 30,000 3,873 3,873 155,705 3,005 2,400 10,000 22,000 6,000 10,000 6,000 17,500 3,000 10,000 4,500 27,122 7,822 12,300 7,000 20,650 16,600 4,050 34,000 65,000 備考 1.事業計画(平成22年度~27年度) (単位:千円) 自立促進 施策区分 事業名 (施設名) 橋りょう 事業主体 事業内容 杉島東前田2号線 改良・舗装L=220m W=4.0(5.0)m 市 楯岡中学校東線 改良・舗装L=304m W=4.0(5.0)m 市 葉山中グランド線 改良・舗装L=101m W=4.0(5.0)m 市 新町弓田線 改良・舗装L=270m W=4.0(5.0)m 市 特殊改良事業 楯岡中央駅西線 特殊改良事業 楯岡長瀞線 特殊改良事業 楯岡中央駅西支線 道路新設 L=350m,W=6.0(10.0) [22.0]m 市 道路新設 L=840m,W=6.0(8.5) [12.0]m 市 道路新設 L=400m,W=6.0(8.5)m 市 鶴ケ町西線 道路新設 L=300m,W=6.0(8.5)m 市 防衛施設周辺事業 市道大高根演習場線道路 道路改良舗装L=2971m W=5.5 整備事業 市 橋りょう長寿命化事業 市 予防的な修繕 概算事業費 (見込み) 年 度 区 分 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 47,183 1,733 12,450 22,000 11,000 32,008 2,008 24,000 6,000 5,600 5,600 45,100 2,700 5,400 9,000 209,900 20,000 32,000 50,400 55,000 52,500 100,000 5,000 5,000 25,000 25,000 40,000 100,000 5,000 5,000 25,000 25,000 40,000 58,000 2,500 2,500 2,000 17,000 34,000 23,000 5,000 281,153 26,845 35,372 45,053 60,000 60,050 53,833 143,780 3,780 25,000 30,000 30,000 30,000 25,000 10,601 5,445 3,973 1,183 310,000 10,000 150,000 150,000 420,400 4,400 5,000 229,000 99,000 83,000 (2) 農道 農道整備事業(長島地区) 土地購入 市 電気通信施設等 (5) 情報化のための 施設 防災行政用無線 防災施設の充実強化(防災 市防災行政無線を更新 施設 行政無線更新事業) 消防救急無線デジタル整備 市 デジタル無線 市 その他の情報化 光ファイバー網整備による情 市が光ケーブルを敷接し、民間事業者 に貸し出し、市内全域で提供できる環 のための施設 報化社会の推進 境を整備 市 300,000 300,000 (6) 自動車等 公用車購入事業 公用車の買い替え(エコカー・軽自動車 への切り替え) 市 14,000 1,500 6,500 1,500 1,500 1,500 1,500 2,420 2,420 2,420 2,420 20,110 20,110 過疎地域自立促 (10) 進特別事業 農道、用排水路等維持管理経費(原材 料、機械借り上げ) 生活交通手段確保のため、市営バス 生活交通路線バス対策事業 運行、尾花沢市へ分担金、民間業者補 助 生活交通空白地帯解消などに向けた 公共交通調査検討事業 公共交通整備のための検討 農道等補修事業 -3- 市 市 市 14,288 2,188 2,420 120,660 20,110 20,110 20,110 20,110 28,000 3,000 5,000 10,000 10,000 備考 1.事業計画(平成22年度~27年度) (単位:千円) 自立促進 施策区分 事業名 (施設名) 事業主体 事業内容 林道維持管理事業 甑葉プラザ賑わい創造事業 市管理林道の維持管理、林道草刈等 の委託料、修繕料、建設機械借上げ 料、原材料 関係団体、施設利用者などによる各種 事業 むらやま徳内まつり振興事業 まつり実行委員会への負担金 概算事業費 (見込み) 年 度 区 分 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 市 市 7,698 1,283 1,283 1,283 1,283 1,283 1,283 30,486 7,686 5,200 4,400 4,400 4,400 4,400 60,000 10,000 10,000 10,000 10,000 10,000 10,000 35,500 8,000 5,500 5,500 5,500 5,500 5,500 3,350,198 269,603 510,088 605,319 732,679 454,963 777,546 261,132 44,267 44,013 48,213 48,213 38,213 38,213 33,000 7,000 114,400 24,400 団体 (11) その他 交通安全施設整備事業 カーブミラー、ガードレール、区画線、 標識等の設置 市 小 計 (うち過疎地域自立促 進特別事業分) 過疎債ソフト分 事業実施分 過疎債ソフト基 金積立分 基金取崩分 3. 生活環境の整 備 (1) 水道施設 石綿管更新 上水道 送配水管石綿管更新事業 上水道Φ50~350mm L=48,317m 市 簡易水道Φ50~150mm L=7,701m 簡易水道 他事業関連整備事業 下水道・市道・県道工事に伴う、配水管 (給水管)移設工事・消火栓新設工事 市 電気計装設備更新事業 テレメータ子局、中央監視室に設置さ れている親局の更新 市 基幹水道施設老朽化緊急 二次滅菌装置(タテオカ) 対策事業 市 送水ポンプ更新事業 送水ポンプ更新 湯野沢、富並 市 簡易水道事業統合(補助) 簡易水道事業の上水道につなぐ 市 五十沢簡易水道水質改善 クリプト・ジアルジア 緊急対策事業(膜ろ過施設 膜ろ過設備1式、付帯工1式 リース) 3,000 10,000 3,000 10,000 34,000 14,000 14,000 14,000 14,000 104,000 26,000 18,000 30,000 30,000 19,000 5,000 5,000 5,000 4,000 5,000 5,000 15,000 50,000 58,000 10,000 257,000 65,000 69,000 市 12,600 3,150 3,150 3,150 3,150 99,661 18,191 29,850 16,330 14,550 15,650 5,090 357,024 37,024 20,000 55,000 95,000 95,000 55,000 (2) 下水処理施設 最上川流域下水道事業 公共下水道 村山公共下水道事業 事業計画面積A=1,154ha、計画人口 25,160人、管渠延長(汚水、雨水) 2.68Km/楯岡、大倉、西郷、戸沢(稲 下) 公共下水道整備/(事業計画面積A= 720.1ha)計画人口15,510人、管渠延長 (汚水、雨水)144,000m 楯岡、大倉、西郷、戸沢(稲下) -4- 県 市 備考 1.事業計画(平成22年度~27年度) (単位:千円) 自立促進 施策区分 事業名 (施設名) 事業主体 事業内容 概算事業費 (見込み) 年 度 区 分 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 特環公共下水道事業/事業計画面積A 村山特定環境保全公共下 =284.6ha、画人口7,100人、管渠延長 (汚水)51000m(大槙、湯野沢、名取、 水道事業 農村集落排水施 農業集落排水施設管理事 設 業 その他 長善寺、白鳥、大久保) 袖崎(赤石、高玉、本飯田、土生田)の 農集排施設の管理業務委託、電気料、 施設消耗品、その他 高速道事業実施主体からの移転依頼 によるもの(補償費あり) 赤石高玉地区処理施設移 転事業 合併処理浄化槽設置整備 6-7人槽 20基(純単分 5基) 事業 市 市 市 市 275,160 123,160 92,000 54,000 2,000 2,000 2,000 73,034 13,334 12,500 11,800 11,800 11,800 11,800 163,600 5,800 157,800 7,938 7,938 7,938 7,938 46,305 6,615 7,938 (4) 消防施設 消防ポンプ自動車購入 消防ポンプ車庫建設工事 水槽付き消防ポンプ自動車 購入 消防・救急資機材購入 小型動力ポンプ購入 防火水槽新設工事 老朽化による更新消防力充実を図る H25 袖崎第7分団車(H10)の更新 老朽化したポンプ車庫を整備し、消防 団活動の活性化図る H23外宿、H24弓田、H26大久保出張所 水槽付き消防ポンプ自動車 Ⅱ型水槽 2t 4WD 備蓄空気ボンベ購入・無線機更新・救 助資機材更新・救急資器材更新 H23(二日町・大高根)、H25(湯沢、西 郷中組) H22土海在家、H23中央二、H24湯沢、 H25金谷、H26大久保(東)H27南新町 (40t以上の防火水槽の整備) 高規格救急自動車自動車 老朽化により高規格救急車を更新 購入 昭和51年3月建設から32年経過し庁 消防庁舎耐震補強 舎の耐震補強が必要とされている 防災センター耐震診断 老朽化したポンプ車庫を耐震診断し(H 24楯岡、H25西郷、H26戸沢、H27袖 崎)し、計画的に整備を行う 老朽化した防災センター(S56.12)を耐 震診断し、整備を行う 消防庁舎冷暖房設備工事 昭和51年3月新築から34年が経過した 冷暖房設備の更新 小型動力ポンプ積載車購入 計画的に更新を図る必要がある(初年 度購入が平成12年式で樽石に配属) 昭和51年3月建築から35年経過し老朽 化が著しいシャッター整備を行う。 消防庁舎建設から35年が経過し舗装 面の損傷が目立っており、庁舎西側の 舗装整備を行う 消防ポンプ車庫耐震診断 車庫シャッター更新整備 庁舎西側路盤整備 市 市 市 市 市 市 市 市 市 市 市 市 市 市 消防ポンプ自動車購入 消防ポンプ自動車 CD-I型 3t車級 市 救助訓練塔施設整備 現在の訓練などの安全性が著しく低下 している為、安全市の高い訓練塔の整 備を行うもの 市 -5- 18,000 18,000 14,000 4,000 48,000 48,000 10,430 1,115 9,300 26,600 40,000 5,118 4,000 2,731 3,100 4,200 4,400 6,000 668 3,100 4,400 4,400 3,100 4,600 4,600 52,000 886 2,228 12,500 399 40,000 52,000 886 399 2,228 12,500 3,700 3,700 7,040 7,040 1,870 1,870 39,900 39,900 7,340 7,340 備考 1.事業計画(平成22年度~27年度) (単位:千円) 自立促進 施策区分 事業名 (施設名) 事業主体 事業内容 概算事業費 (見込み) 年 度 区 分 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 (7) その他 除雪機械整備事業 県営急傾斜地崩壊対策事 業 駅西地区第二土地区画整 理事業 冬期間の円滑な交通確保のための除 雪機械の整備 市 楯岡小学校裏(H14-24) 県 公的賃貸住宅新設等事業 (市営住宅新設事業) 土地区画整理事業A=5ha 宅地開発、公共施設(道路、公園、調 査) H23雇用促進住宅(80戸)の取得 H24-26民間活力による市営住宅の新 設 耐震改修促進事業 一般住宅の耐震工事に補助する 市 大旦川内水対策事業 大旦川流域の内水について、国及び 山形県と連携し、被害軽減を図る 市 駅東口の駅前広場整備 市 村山駅東口広場整備事業 市有財産解体事業 駅西地区用地取得事業 住宅団地整備事業 (旧楯岡中跡地) 自然エネルギー利活用事 業 旧西郷・葉山・大高根・袖崎の各中学 校、山ノ内小プール、旧ひばり保育園、 西郷児センター、文化財収蔵センター の解体工事 土地開発公社・土地開発基金が先行 取得している公共用地の取得 旧楯岡中学校跡地(約13,500㎡)を最 も有効活用するための住宅団地形成。 初年度は調査費 木質バイオマス発電で作られた電気の 市施設での利用、施設整備。太陽光発 電装置設置への助成等 市 市 高齢者の保健 及び福祉の向 上及び増進 5,121 18,600 33,000 11,100 1,850 1,850 1,850 15,000 10,000 5,000 202,455 1,850 1,850 1,850 142,455 60,000 2,000 2,000 2,000 2,000 2,000 297,000 30,000 27,000 80,000 80,000 80,000 62,000 50,000 12,000 12,000 2,000 市 市 市 市 小 計 4. 56,721 67,908 36,415 31,493 110,000 20,000 10,000 20,000 63,350 1,350 35,000 27,000 60,000 64,800 20,000 20,000 20,000 1,200 1,200 1,200 1,200 2,820,912 320,725 854,254 491,785 389,884 472,587 291,677 18,398 3,142 3,112 3,081 3,051 3,021 2,991 81,241 16,842 16,546 16,246 15,948 15,659 22,260 4,397 4,122 3,847 3,573 3,298 (うち過疎地域自立促 進特別事業分) 過疎債ソフト分 事業実施分 過疎債ソフト基 金積立分 基金取崩分 (1) 高齢者福祉施設 老人ホーム 特別養護老人ホームふもと 増設事業費補助金 特別養護老人ホームふもと 新築事業費補助金 特別養護老人ホームひがし ざわ建設事業利子補給補 助金 社会福祉医療事業団償還補助金 法人 社会福祉医療事業団償還補助金 法人 債務負担行為に基づきH20年から利 子補給 法人 -6- 3,023 備考 1.事業計画(平成22年度~27年度) (単位:千円) 自立促進 施策区分 事業名 (施設名) その他 事業主体 事業内容 地域介護・福祉空間整備事 小規模特養・小規模老健施設新設 業 法人 概算事業費 (見込み) 年 度 区 分 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 158,932 5,562 157,626 14,000 157,626 11,000 11,000 109,620 43,750 介護基盤緊急整備事業 施設整備に対する補助 市 保健センター整備事業 保健センターの改修 市 保育園整備事業 保育園の省エネ改修工事 市 保育園統合整備事業 しろはと保育園、新町保育園の統合整 備 市 7,900 児童センター給食事業 市内4か所の小学校から5か所の児童 センターへの給食提供 市 28,920 4,820 4,820 4,820 4,820 4,820 4,820 放課後児童クラブ運営委託 市 129,091 22,741 21,270 21,270 21,270 21,270 21,270 育児等に対する相互援助活動支援 市 子育て不安等相談指導事業 子育て支援事業民間委託 市 市 市 24,510 16,918 47,286 6,000 4,085 5,238 7,881 1,000 4,085 2,336 7,881 1,000 4,085 2,336 7,881 1,000 4,085 2,336 7,881 1,000 4,085 2,336 7,881 1,000 4,085 2,336 7,881 1,000 400,157 40,129 61,388 62,688 73,247 74,547 88,158 479,850 82,990 79,372 79,372 79,372 79,372 79,372 34,482 5,747 5,747 5,747 5,747 5,747 5,747 28,728 5,472 5,814 5,814 5,814 5,814 19,040 6,800 4,080 2,720 2,720 2,720 108,000 21,600 21,600 21,600 21,600 21,600 2,930 3,463 3,463 3,463 3,463 14,000 (3) 児童福祉施設 保育所 7,900 (7) 過疎地域自立促 進特別事業 放課後児童健全育成事業 (委託分) むらやまファミリーサポート センター事業 子育て支援センター事業 子育て支援育成事業 特定不妊治療費助成事業 子育て支援医療給付事業 (乳幼児医療給付事業) 重度心身障がい(児)者医 療給付事業 インフルエンザワクチン接 種事業 肺炎球菌ワクチン接種事業 (乳幼児) 肺炎球菌ワクチン接種事業 (高齢者) 子宮頸がんワクチン接種事 業 予防接種事業(ヒブワクチン 任意接種) ひとり親家庭等医療給付事 業 多胎児支援事業 0歳~6歳児(就学前)医療費自己負 担分助成 市 医療費自己負担助成 市 ワクチンの接種への助成 市 小児の肺炎球菌感染症を予防 市 冬季の入院患者の減、緊急医療の負 担軽減、医療費抑制 市 子宮頸がんの予防、医療費の軽減 市 かかりつけ医による個別接種 市 母子及び父子家庭の生活の安定と自 立の促進 ふたご以上の保護者への育児支援 小 計 (うち過疎地域自立促 進特別事業分) 過疎債ソフト分 事業実施分 過疎債ソフト基 金積立分 基金取崩分 -7- 市 市 17,106 324 61,058 4,522 1,877,025 10,358 457 384,339 10,140 813 273,434 10,140 813 367,903 10,140 813 266,880 10,140 813 311,336 10,140 813 273,133 1,405,668 185,770 235,654 235,109 244,308 245,608 259,219 475,100 60,600 82,900 82,900 82,900 82,900 82,900 備考 1.事業計画(平成22年度~27年度) (単位:千円) 自立促進 施策区分 5. 事業名 (施設名) 概算事業費 (見込み) 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 過疎地域自立促 進特別事業 医療の確保 (3) 教育の振興 小 計 (うち過疎地域自立促 進特別事業分) 過疎債ソフト分 事業実施分 過疎債ソフト基 金積立分 基金取崩分 (1) 学校教育関連施 休日診療所運営 6. 事業主体 事業内容 年 度 区 分 校舎 8,301 8,301 8,301 8,301 8,301 8,301 8,301 8,301 8,301 8,301 8,301 8,301 8,301 8,301 8,301 8,301 8,301 8,301 校舎等整備 市 73,223 23,223 10,000 10,000 10,000 10,000 10,000 中学校校舎等整備事業 施設設備の整備 市 53,784 3,784 10,000 10,000 10,000 10,000 10,000 市 846,000 16,000 30,000 400,000 400,000 市 30,000 市 47,100 楯岡中学校整備事業 その他 49,806 49,806 小学校校舎等整備事業 大倉小学校改築事業 スクールバス・ ボート 市 49,806 大久保小学校改築事業 屋内運動場 休日診療所運営 校舎・屋内運動場の全面改築 屋内運動場補強工事実施設計/工事/ 校舎実施設計・工事 用地再取得(土地開発基金へ)、校舎 南側屋外環境整備工事 楯岡小学校屋内運動場改 屋内運動場の全面改築 築事業 10,000 27,100 20,000 20,000 市 84,120 スクールバス購入事業 遠距離生徒の通学利用/小中学校の 総合学習に利用/バス購入費 市 小学校水泳プール改修事 業 既存プールを利用した改修工事 市 84,120 34,000 69,558 34,779 34,779 14,000 20,000 (3) 集会施設、体育 施設等 公民館 体育施設 自治公民館整備事業 地区公民館の補修等/H23 戸沢地区 公民館 設計委託、H24戸沢地区公 民館改修 自治公民館整備への補助金交付 新築・補修・敷地購入等 市民スポーツ拠点整備事 業(体育館屋根改修) 体育館の屋根修繕、音響改修、シャ ワー設備 中学校給食事業 子育て支援給食費補助事 業 中学校給食への市補助 小中学校に3人以上在学している児童 生徒に、3人目以降の給食費を無料化 する 幼児向けカモシカ教室、小中高向け自 転車教室、高齢者向け交通安全教室、 街頭啓発活動 市 移動図書館車の更新 市 地区公民館整備事業 市 団体 市 136,991 4,758 15,431 102,702 5,900 2,900 5,300 20,500 2,000 8,500 2,500 2,500 2,500 2,500 27,048 27,048 145,059 25,715 24,882 23,901 23,603 24,139 22,819 27,042 4,507 4,507 4,507 4,507 4,507 4,507 19,672 2,484 3,916 4,114 4,916 2,121 2,121 過疎地域自立促 (4) 進特別事業 交通安全対策事業 市 市 (5) その他 移動図書館車整備事業 -8- 13,734 13,734 備考 1.事業計画(平成22年度~27年度) (単位:千円) 自立促進 施策区分 7. 地域文化の振 興等 事業名 (施設名) 事業主体 事業内容 小 計 (うち過疎地域自立促 進特別事業分) 過疎債ソフト分 事業実施分 過疎債ソフト基 金積立分 基金取崩分 地域文化振興施 (1) 設等 地域文化振興施 市民会館ふれあい広場改修 設 事業 過疎地域自立促 (2) 進特別事業 文化財に関する整備、保存 事業 ふれあい広場の改修、駐車場の 整備 市内の指定文化財の保護及び啓 発推進 真下慶治記念美術館活用 計画的な額の購入、定期的な企 画展、常設展の展示替え 促進事業 最上徳内記念館活性化事 常設展の充実、特別展、企画展の実施 業 8. 小 計 (うち過疎地域自立促 進特別事業分) 過疎債ソフト分 事業実施分 過疎債ソフト基 金積立分 基金取崩分 過疎地域自立促 集落の整備 (2) 地域活動推進事業 進特別事業 小 計 (うち過疎地域自立促 進特別事業分) 過疎債ソフト分 事業実施分 過疎債ソフト基 金積立分 基金取崩分 総 計 地域専門員配置、各地区街づくり協議 会活動支援 (うち過疎地域自立促進特別事業分) 過疎債ソフト分 事業実施分 過疎債ソフト基 金積立分 基金取崩分 -9- 市 市 市 市 市 概算事業費 (見込み) 年 度 区 分 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 1,614,097 177,639 155,115 242,503 475,426 486,167 77,247 191,773 32,706 33,305 32,522 33,026 30,767 29,447 22,300 22,300 8,269 8,269 2,312 997 315 1,000 121,344 15,000 16,344 15,000 15,000 45,000 15,000 69,000 200,925 11,500 27,497 11,500 36,428 11,500 26,500 11,500 26,500 11,500 57,500 11,500 26,500 192,656 27,497 28,159 26,500 26,500 57,500 26,500 138,000 138,000 23,000 23,000 23,000 23,000 23,000 23,000 23,000 23,000 23,000 23,000 23,000 23,000 138,000 23,000 23,000 23,000 23,000 23,000 23,000 11,763,533 1,431,067 2,065,701 2,102,922 2,232,281 2,093,246 1,838,316 2,909,109 450,670 501,561 494,416 504,119 488,526 469,817 497,400 82,900 82,900 82,900 82,900 82,900 82,900 備考 2.年度別事業計画(平成22年度) 2.年度別事業計画 (単位:千円) 財 源 内 訳 区分 事業名 事業主体 事業内容 概 算 事業費 国庫支出金 都道府県支出金 地方債 過疎債 1. 産業の振興 (1) 一般財源 その他特定財源 基金取崩分 基盤整備 農業 滝ノ沢地区農村災害対策事 農業用水施設や農村防災施設等の安 全対策 業 県 活力ある園芸産地創出支援 事業 市 花卉加温ハウス(ストック)5棟、事業費 15,000千円の1/2 袖崎地区県営基幹水利施 設ストックマネジメント事業 袖崎揚水機場ポンプ4基更新 負担金 松くい虫防除対策事業 2,500 7,656 1,250 550 3,190 700 4,466 県 2,494 楯岡地区県営地域水田農業 支援緊急整備事業負担金 北村地区県営河川工作物等 応急対策事業負担金 林業 5,000 被害木の伐採、薬剤処理 県 7,634 県 3,400 市 森林整備促進・林業等再生 森林の間伐 事業 市 2,400 2,400 94 7,634 3,000 6,162 2,210 6,900 6,900 400 905 3,047 (8) 観光又はレクリ エーション 余暇開発施設整備事業 お客様の利便性向上のために施設の バリアフリー化を図る 市 東沢公園整備事業 市 13,757 37,831 13,757 1,300 36,531 (9) 過疎地域自立 促進特別事業 認定農業者支援事業 認定農業者の会の事業支援(研修費支 援、市内の認定農業者161経営体) 市 市21世紀農業担い手育成 農業士会の事業支援(県指導農業士、 県青年農業士、市農業士36人) 事業 遊休農地対策事業 要件を満たす遊休農地再利用者に助 成金を交付、遊休農地解消をはかる 40000円/10a 新製品開発のための研究開発に要す る経費 市 徳内ものづくり支援事業補 助金 いきいき企業支援事業補助 製造業の設備投資に対する補助 金 企業立地補助金 法人等 法人 製造業の設備投資(土地、建物、償却 資産)の取得に対する助成 法人 中小企業振興資金(徳内資 融資限度額1000万円 利率1.8% 融資 期間7年 金)融資事業 商店街活性化事業負担金 市 楯岡地区の商店街が実施する集客イベ ント等に要する経費の一部負担 法人等 団体 小 計 120 120 90 90 500 500 1,000 1,000 2,000 2,000 4,992 4,992 120,000 427 219,963 (うち過疎地域自立促 進特別事業分) 129,129 基金積立分 -10- 120,000 427 12,910 5,345 5,400 2,400 120,550 75,758 120,000 9,129 2.年度別事業計画 (単位:千円) 財 源 内 訳 区分 事業名 事業主体 事業内容 概 算 事業費 国庫支出金 都道府県支出金 地方債 過疎債 2. 交通通信体系 の整備、情報 化及び地域間 交流の促進 一般財源 その他特定財源 基金取崩分 (1) 市町村道 道路 橋りょう 特殊改良事業 徳内・シー 東沢公園までの道路改良・舗装 ボルトライン道路改良事業 市 特殊改良事業 林崎名取線 改良・舗装L=400m W=6.0(8.5)m 市 特殊改良事業 東新町南八号線 改良・舗装L=434.6m W=6.0(16.0)m 市 大槇白鳥線 改良・舗装L=120m W=4.0(5.0)m 市 赤石境ノ目線 改良・舗装L=1,960m W=4.0(5.0)m 市 金谷東浦線 改良・舗装L=438m W=5.5(7.0)m 市 大淀中線 改良・舗装L=225m W=5.5(7.0)m 市 驚滝共栄線 改良・舗装L=220m W=4.0(5.0)m 市 俵町北線 改良・舗装L=101m W=4.0(5.0)m 市 杉島東前田2号線 改良・舗装L=220m W=4.0(5.0)m 市 楯岡中学校東線 改良・舗装L=304m W=4.0(5.0)m 市 葉山中グランド線 改良・舗装L=101m W=4.0(5.0)m 市 防衛施設周辺事業 大高根演習場線 道路改良舗装L=2971m W=5.5 市 橋りょう長寿命化事業 予防的な修繕 市 農道整備事業(長島地区) 土地購入 市 公用車購入事業 公用車の買い替え(エコカー・軽自動車 への切り替え) 市 農道等補修事業 農道、用排水路等維持管理経費(原材 料、機械借り上げ) 市 生活交通路線バス対策事業 生活交通手段確保のため、市営バス運 行、尾花沢市へ分担金、民間業者補助 市 公共交通調査検討事業 生活交通空白地帯解消などに向けた公 共交通整備のための検討 市 林道維持管理事業 市管理林道の維持管理 市 72,000 55,899 16,100 16,100 1 28,125 14,040 14,000 14,000 85 30,000 30,000 30,000 3,873 3,217 656 3,005 6,000 3,000 3,000 5 5,900 100 3,000 3,000 3,000 7,822 7,800 7,800 16,600 16,600 16,600 1,733 1,700 1,700 33 2,008 2,000 2,000 8 5,600 5,600 5,600 26,845 17,845 3,780 2,079 22 9,000 1,701 (2) 農道 5,445 5,445 (6) 自動車等 (10) 1,500 1,500 過疎地域自立 促進特別事業 -11- 2,188 20,110 3,000 1,283 2,188 739 3,000 16,371 3,000 1,283 2.年度別事業計画 (単位:千円) 財 源 内 訳 区分 事業名 事業主体 事業内容 概 算 事業費 国庫支出金 都道府県支出金 地方債 過疎債 甑葉プラザ賑わい創造事業 関係団体、施設利用者などによる各種 事業 市 むらやま徳内まつり振興事業 まつり実行委員会への負担金 団体 一般財源 その他特定財源 基金取崩分 7,686 7,686 10,000 10,000 (11) その他 交通安全施設整備事業 カーブミラー、ガードレール、区画線、標 識等の設置 市 小 計 8,000 269,603 (うち過疎地域自立促 進特別事業分) 8,000 98,980 44,267 739 108,800 99,800 739 11,000 50,084 3,000 40,528 基金積立分 3. 生活環境の整 備 (1) 水道施設 上水道 簡易水道 送配水管石綿管更新事業 石綿管更新 上水道Φ50~350mm L=48,317m 簡易水道Φ50~150mm L=7,701m 市 他事業関連整備事業 下水道・市道・県道工事に伴う、配水管 (給水管)移設工事・消火栓新設工事 市 電気計装設備更新事業 テレメータ子局、中央監視室に設置され ている親局の更新 市 五十沢簡易水道水質改善 クリプト・ジアルジア 緊急対策事業(膜ろ過施設 膜ろ過設備1式、付帯工1式 市 7,000 7,000 24,400 6,700 3,150 17,700 3,150 (2) 下水処理施設 最上川流域下水道事業 公共下水道 村山公共下水道事業 村山特定環境保全公共下 水道事業 農村集落排水 農業集落排水施設管理事 施設 業 その他 赤石高玉地区処理施設移 転事業 合併処理浄化槽設置整備 事業 事業計画面積A=1,154ha、計画人口 25,160人、管渠延長(汚水、雨水) 2.68Km/楯岡、大倉、西郷、戸沢(稲下) 公共下水道整備/(事業計画面積A= 720.1ha)計画人口15,510人、管渠延長 (汚水、雨水)144,000m 楯岡、大倉、西郷、戸沢(稲下) 特環公共下水道事業/事業計画面積A =284.6ha、画人口7,100人、管渠延長 (汚水)51000m(大槙、湯野沢、名取、 長善寺、白鳥、大久保) 袖崎(赤石、高玉、本飯田、土生田)の 農集排施設の管理業務委託、電気料、 施設消耗品、その他 高速道事業実施主体からの移転依頼 によるもの(補償費あり) 6-7人槽 20基(純単分 5基) 県 18,191 91 市 37,024 17,000 16,200 8,000 1,995 1,829 123,160 53,700 62,500 31,200 6,240 720 市 市 市 市 -12- 18,100 13,334 13,334 5,800 6,615 5,800 2,205 4,410 2.年度別事業計画 (単位:千円) 財 源 内 訳 区分 事業名 事業主体 事業内容 概 算 事業費 国庫支出金 都道府県支出金 地方債 一般財源 その他特定財源 過疎債 基金取崩分 (4) 消防施設 消防・救急資機材購入 備蓄空気ボンベ購入・無線機更新・救 助資機材更新・救急資器材更新 市 防火水槽新設工事 H22土海在家、H23中央二、H24湯沢、 H25金谷、H26大久保(東)H27南新町 (40t以上の防火水槽の整備) 市 除雪機械整備事業 冬期間の円滑な交通確保のための除 雪機械の整備 市 楯岡小学校裏(H14-24) 県 土地区画整理事業A=5ha 宅地開発、公共施設(道路、公園、調 査) 市 一般住宅の耐震工事に補助する。 市 1,115 1,115 4,200 4,200 4,200 (7) その他 県営急傾斜地崩壊対策事 業 駅西地区第二土地区画整 理事業 耐震改修促進事業 駅西地区用地取得事業 旧西郷・葉山・大高根・袖崎の各中学 校、山ノ内小プール、旧ひばり保育園、 西郷児センター、文化財収蔵センターの 解体工事 土地開発公社・土地開発基金が先行取 得している公共用地の取得 住宅団地整備事業 (旧楯岡中跡地) 旧楯岡中学校跡地(約13,500㎡)を最も 有効活用するための住宅団地形成。初 年度は調査費 市有財産解体事業 5,121 3,400 1,721 1,850 1,850 10,000 10,000 2,000 551 150 1,299 市 市 36,415 36,415 20,000 20,000 1,350 1,350 市 小 計 320,725 76,856 150 101,000 43,400 35,269 107,450 (うち過疎地域自立促 進特別事業分) 基金積立分 4. 高齢者の保健 及び福祉の向 上及び増進 (1) 高齢者福祉施 設 老人ホーム その他 特別養護老人ホームふもと 増設事業費補助金 特別養護老人ホームふもと 新築事業費補助金 特別養護老人ホームひがし ざわ建設事業利子補給補 助金 地域介護・福祉空間整備事 業 社会福祉医療事業団償還補助金 法人 社会福祉医療事業団償還補助金 法人 債務負担行為に基づきH20年から利 子補給 法人 小規模特養・小規模老健施設新設 法人 介護基盤緊急整備事業 施設整備に対する補助 市 保育園整備事業 保育園の省エネ改修工事 市 3,142 3,142 16,842 16,842 4,397 4,397 5,562 5,562 157,626 157,626 11,000 11,000 (3) 児童福祉施設 保育所 -13- 2.年度別事業計画 (単位:千円) 財 源 内 訳 区分 事業名 事業主体 事業内容 概 算 事業費 国庫支出金 都道府県支出金 地方債 一般財源 その他特定財源 過疎債 基金取崩分 (7) 過疎地域自立 促進特別事業 児童センター給食事業 市内4か所の小学校から5か所の児童 センターへの給食提供 市 放課後児童健全育成事業 放課後児童クラブ運営委託 (委託分) むらやまファミリーサポート 育児等に対する相互援助活動支援 センター事業 子育て不安等相談指導事業 子育て支援センター事業 子育て支援事業民間委託 子育て支援育成事業 特定不妊治療費助成事業 子育て支援医療給付事業 0歳~6歳児(就学前)医療費自己負担 分助成 (乳幼児医療給付事業) 重度心身障がい(児)者医 医療費自己負担助成 療給付事業 インフルエンザワクチン接種 ワクチンの接種への助成 事業 予防接種事業(ヒブワクチン 任意接種) 市 市 市 市 市 市 市 市 かかりつけ医による個別接種 市 母子及び父子家庭の生活の安定と自 ひとり親家庭等医療給付事業 立の促進 ふたご以上の保護者への育児支援 多胎児支援事業 市 市 小 計 (うち過疎地域自立促 進特別事業分) 4,820 22,741 4,085 5,238 7,881 1,000 14,944 2,000 4,000 4,000 820 6,400 6,400 1,397 1,500 1,500 3,500 200 3,500 200 585 438 431 800 4,800 3,950 40,129 16,552 13,200 13,200 10,377 82,990 41,483 27,800 27,800 13,707 5,747 1,994 1,300 1,300 2,453 324 10,358 457 384,339 185,770 324 4,772 2,700 2,700 180,138 84,545 60,600 60,600 2,886 457 59,056 5,950 84,545 60,600 60,600 34,675 基金積立分 5. 医療の確保 (3) 過疎地域自立 促進特別事業 休日診療所運営 休日診療所運営 市 小 計 (うち過疎地域自立促 進特別事業分) 8,301 8,301 6,000 6,000 2,301 2,301 8,301 6,000 2,301 基金積立分 6. 教育の振興 (1) 学校教育関連 校舎 屋内運動場 小学校校舎等整備事業 校舎等整備 市 23,223 中学校校舎等整備事業 施設設備の整備 市 3,784 楯岡小学校屋内運動場改 築事業 屋内運動場の全面改築 市 84,120 23,223 3,784 26,357 57,600 57,600 163 (3) 集会施設、体育 施設等 公民館 地区公民館整備事業 自治公民館整備事業 地区公民館の補修等/H23 戸沢地区 公民館 設計委託、H24戸沢地区公民 館改修 自治公民館整備への補助金交付 新築・補修・敷地購入等 市 団体 -14- 4,758 2,000 512 4,246 2,000 2.年度別事業計画 (単位:千円) 財 源 内 訳 区分 事業名 事業主体 事業内容 概 算 事業費 国庫支出金 都道府県支出金 地方債 過疎債 体育施設 市民スポーツ拠点整備事業 体育館の屋根修繕、音響改修、シャ ワー設備 (体育館屋根改修) 市 一般財源 その他特定財源 27,048 基金取崩分 20,437 6,611 過疎地域自立 (4) 促進特別事業 中学校給食事業 子育て支援給食費補助事 業 交通安全対策事業 中学校給食への市補助 小中学校に3人以上在学している児童 生徒に、3人目以降の給食費を無料化 する 幼児向けカモシカ教室、小中高向け自 転車教室、高齢者向け交通安全教室、 街頭啓発活動 市 市 市 小 計 (うち過疎地域自立促 進特別事業分) 25,715 20,000 20,000 5,715 4,507 2,300 2,300 2,207 216 216 79,900 79,900 216 22,300 22,300 2,484 177,639 26,869 32,706 20,437 2,268 50,217 10,190 基金積立分 7. 地域文化の振 興等 (2) 過疎地域自立 促進特別事業 文化財に関する整備、保存事 市内の指定文化財の保護及び啓 業 発推進 真下慶治記念美術館活用 計画的な額の購入、定期的な企 画展、常設展の展示替え 促進事業 最上徳内記念館活性化事 業 常設展の充実、特別展、企画展の実施 市 市 市 小 計 (うち過疎地域自立促 進特別事業分) 997 997 15,000 3,400 11,600 11,500 27,497 700 4,100 10,800 23,397 27,497 4,100 23,397 基金積立分 8. 集落の整備 過疎地域自立 地域活動推進事業 促進特別事業 小 計 (うち過疎地域自立促 進特別事業分) (2) 地域専門員配置、各地区街づくり協議 会活動支援 市 23,000 23,000 23,000 23,000 23,000 23,000 基金積立分 総 計 (うち過疎地域自立促 進特別事業分) 基金積立分 -15- 1,431,067 395,753 90,995 355,700 286,100 197,356 391,263 450,670 5,950 85,500 82,900 82,900 133,100 143,220
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