HPLCサンプル冷却ユニットのご紹介

LC Technical Note
HPLCサンプル冷却ユニットのご紹介
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GL Sciences Inc.
今回は、GL-7400HPLCシステムのオートサンプラー用
サンプル冷却ユニット（オプション）をご紹介します。
農薬や医薬品の中には、温度やマトリクスの状態により
分解や変質しやすいものがあり、試料の冷却が必要な場
合があります。
本試験用の標準物質として抗生物質の一つであるスピ
ラマイシンⅠを使用しました。温度を調節したラックに標
準液※1を設置し測定を行いました。
オートサンプラーGL-7420※2
－冷却ユニットオプション－
・4℃タイプ
（1.5mLバイアル×100本）
・10℃タイプ
（1.5mLバイアル×200本）
- 仕様・温度設定範囲1～35℃（1℃ステップ）
・冷却能力周囲温度15～25℃、湿度60％
のとき4～（室温-5）℃
・温度設定精度±4℃
・温度分布 ±2℃
サンプルラック冷却による効果
サンプルラック冷却使用（設定4℃）
Spiramycin （SPM-Ⅰ） : 10mg/L
SPM-Ⅰ
0
0
20
20
mAU
mAU
40
40
SPM-Ⅰ
6
8
Time (min)
10
12
6
8
調製直後
Time (min)
10
12
2時間後
サンプルラック冷却なし（室温24.5℃）
Spiramycin （SPM-Ⅰ） : 10mg/L
20
20
mAU
mAU
40
40
SPM-Ⅰ
0
0
SPM-Ⅰ
6
8
Time (min)
10
12
6
調製直後
HPLC条件
カラム
溶離液
: Inertsil ODS-3
(5μm, 150 x 4.6 mm I.D.)
: A) CH3CN
B) リン酸緩衝液※3
A/B = 25/75, v/v
8
Time (min)
10
12
2時間後
流量
カラム温度
検出
注入量
: 0.4 mL/min
: 40 ℃
: UV 235 nm
: 20 μL
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※1 スピラマイシンはメタノール/0.2%メタリン酸（1：1）に溶解し
調製しました。
※2 写真は10℃タイプです。
※3 リン酸緩衝液（pH2.5）は7.8gのりん酸一ナトリウムを1Lの精製水
に溶解し、リン酸でｐH2.5に調製したものを使用しました。
http://www.gls.co.jp/hplc.html
GL Sciences LC Technical Note
30
100
25
設定4℃
測定温度（℃）
面積値変動率（％）
75
50
25
4℃
冷却なし（室温24.5℃）
0
30
設定10℃
室温(24.5℃)
15
10
5
10℃
0
20
0
60
90
120
0
15
30
45
60
75
90
冷却開始からの経過時間（min）
試料をラックに設置してからの経過時間（min）
面積値の経時変化
GL-7420用冷却ユニットの冷却性能
使用装置
カラム
分析カラム： Inertsil ODS-3 5μm, 150×4.6mmI.D.
Cat.No. 5020-01731
4
HPLC装置：GL-7400 シリーズ
番号
1
2
3
4
5
品名
キャリアリザーバー
UV検出器
ポンプ
カラムオーブン
オートサンプラー
（オプション：
冷却ユニット付き）
1
2
型番
GL-7480
GL-7450
GL-7410
GL-7430
5
3
GL-7420
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