No．薬局だより 179 号 H26 年 6 月話題の新薬スーグラ錠片頭痛について No3 選択的 SGLT2 阻害剤片頭痛を防ぐためには、日常生活において頭痛の誘因を避けることが大切です。アステラス製薬は、「スーグラ錠 25・50mg」（一般名：片頭痛の誘因 ① 過労や睡眠不足、精神的ストレスイプラグリフロジン L-プロリン）を新発売した。新規作用機序を有する経口血糖降下剤である。本剤は、腎近ハードな仕事をがんばってやり終えたときなど、緊位尿細管に存在する SGLT2 を阻害しグルコースの再吸収を抑制する。これにより、血液中の過剰なグルコース張がとけてほっとしたとたん、頭痛がはじまるというパターンが多いようです。これはストレスのかかを体外に排出することで血糖降下作用を示す。通常、成人では、50mg を 1 日 1 回朝食前又は朝食後に経口投与っている最中には緊張によって収縮していた血管が、リラックスすることによって広がるためと考えする。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら 100mg1 日 1 回まで増量することができる。られます。薬価 25mg＝136.5 円 50mg＝205.5 円 ② 女性ホルモンの分泌バランスの変化女性ホルモンの分泌量の変動と関係があるといわ副作用情報モーラステープれ、生理のはじまる 1～2 日前や、生理中によく起こります。経口避妊薬を服用した場合も、生じやすくなることがあります。 ③ 家族歴久光製薬から販売されている経皮鎮痛消炎剤「モーラステープ」は、直近約 3 年 10 ヶ月の間に同剤投与と因果遺伝的体質との関係も考えられます。特に母親が片関係が否定できない副作用として、胎児動脈管収縮関連頭痛の場合、娘が片頭痛になる確率が高いことが知 2 例、羊水過少：１例が報告された。そのため、「禁忌」られています。の項に「妊娠後期の女性」、「妊婦への投与」の項に「妊娠 ④ 特定の食べ物中期の女性に使用し，羊水過少症が起きたとの報告があ人によっては、アルコールやチョコレート、あるいるので，必要最小限の使用にとどめるなど慎重に使用すは食品の防腐剤として使われている亜硝酸塩、グルること」が追記された。タミン酸などの添加物によっても誘発されます。 ⑤ 空腹ダイエット中や、朝食を食べないで学校や会社に行発酵乳酸菌でリスク低減くと、血糖値が下がるため起こることがあります。ヨーグルトなど低脂肪の発酵乳製品を食べると、２型糖 ⑥ 人込みや騒音、まぶしい光尿病の発症リスクが下がる。英国の研究チームがそんな旅行へ行くと頭痛が起こるという話もよく聞きま研究結果をまとめた。英国在住の約４千人を調査し、２す。不規則な食事、疲労、ストレスからの解放など、型糖尿病の発症リスクと食習慣との関連を分析、その結頭痛に関連する多くの要因が絡んでいます。果、ヨーグルトなど低脂肪の発酵乳製品を食べる人は、 ⑦ 気候の変化全く食べない人に比べ発症リスクが２４％低かった。ヨ低気圧が近づくと頭痛が起こりやすいことが知らーグルトを１日８０グラム食べる人は、全く食べない人れています。また、寒さによって誘発される場合もに比べ発症リスクが２８％低かった。リスク低下の理由あります。は不明。ビタミンや乳酸菌の効果が考えられるという。 ⑧ 睡眠(寝すぎ、寝不足) ふれあい鶴見ホスピタル薬剤部ＤＩ室