東浦小図書館 平成25年4月 東浦中図書館 平成26年6月 今年の読書感想文の課題図書や、みなさんに読んで欲しい本がワークス ペースに入っています。裏面で内容を紹介しています。 ※小学校の貸し出しカウンターの横に、NHK連続テレビ小説 「花子とアン」で今話題の村岡花子さん訳『赤毛のアン』の 今回は、 『卒業ホームラン』や『カレーライス』などの作品で、みなさ コーナーを設けました。『赤毛のアン』シリーズも読んでみてください。 んもよく知っている重松清さんの言葉を紹介します。 そんな後悔をきみには噛みしめてほしくないから、本を読みなよ、と言わせ 『はじめての文学 重松清』あとがきより てほしい。おせっかいでも、本て面白いぜ、と言わせつづけてほしい。なんど (略) でも言うけど、気に入った本やお話が、ぼくの書いたものでなくても全然かま そして、一つお願いがある。きみが読んで「面白い!」と思ったお話があ わない(ほんとうは、ちょっとだけでも気に入ってほしいけど)。書店に行っ ったら、何度でも読み返してほしい。1週間後でもいい、来年でもいい。い てみるといい。図書館でもいいや。たくさんの本がある。数えきれないほどの つか――オトナになってからでもいい。ぼくの本でなくてもかまわない。誰 お話がある。ずらりと並んだ本は、みんな、きみとの出会いを待っていて、長 の書いた、どんなお話でも、一度きり読んで「もうストーリーはわかったか いおつきあいができることを願っている。本はぼくのようにぺらぺらしゃべっ ら」で終わってしまうのは、とてももったいない。絶対にもったいない。 たりしないけど、黙って静かに書棚にたたずむ本の背表紙をじっと見つめてい (略) きっと、いまのきみが気に入ったお話には、もっとたくさんのおもしろさ がひそんでいる。それを一つずつ見つけ出していくことも読書の楽しみだ ると、いつか声が聞こえてくるかもしれない。 やあ、友だちになろうぜ-。 きみがその本に手を伸ばしたとき、一冊の本との長い友情が始まるんだ。 し、同時に、そこにはオトナになっていくことの楽しみだってあるはずだ。 ぼくは、中学生や高校生の頃、あまり本を読まなかった。オトナになって から、たくさん本を読むようになった。面白い本に巡りあったり、お気に入 りのお話を見つけたりすると、そのたびに思う。これを中学生や高校生の頃 に読んでいたら、オレどんなことを思ったかな…。気に入ったかな、それと もまだ面白さがわからずに「つまんないねえっ」と思ったかな……でも、ど んなに想像しても、時間をさかのぼって青春時代や少年時代の自分にその本 を読ませるわけにはいかない。それがすごく悔しくて、寂しくて、若いうち にもっとたくさん本を読んでおけばよかったなあ、と後悔してしまう。 ワークスペースに、リクエストボックスと用紙を用意しています。本の題名、 作者、出版社、希望する理由などを記入してリクエストしてください。 希望にそえないこともあるかもしれませんが、リクエスト してもらった本は、なるべく入れたいと思っています。
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